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JP2013509310A - 精密旋削工具 - Google Patents

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Abstract

本発明は、回転軸を中心に回転駆動可能な工具本体と、工具スライドと、前記工具本体に変位可能に搭載された伝達機構を介して前記工具スライドに連結された補償スライドとを備えた精密旋削工具に関する。前記工具スライドは、前記回転軸に対して直角に位置合わせされた調節軸に沿って、精密調節機構により変位可能である。前記補償スライドは、いかなる不均衡も補償するために、前記工具スライドの移動とは反対に、前記調節軸に平行に位置合わせされた補償軸に沿って、前記伝達機構により自動的に変位可能である。前記工具スライドは、前記工具本体から調節方向に突出する端部に搭載面を有し、この搭載面に歯板担体が搭載可能である。前記工具スライドの走行距離が相当大きいときでも簡単な仕方で調節距離を読み取ることができるようにするため、本発明に従い、前記精密旋削工具が、表示部を備えた電子距離測定システムと、エネルギー供給装置とを有し、前記工具スライドの調節距離を、前記距離測定システムにより検出し、前記表示部に表示することができる、ということが提案される。

Description

本発明は、回転軸を中心に回転駆動可能な工具本体と、工具スライドと、前記工具本体に変位可能に搭載された伝達機構を介して前記工具スライドに連結された補償スライドとを備えた精密旋削工具であって、前記工具スライドが、前記回転軸に対して直角に位置合わせされた調節軸に沿って、精密調節機構により変位可能であり、前記補償スライドが、いかなる不均衡も補償するために、前記工具スライドの移動とは反対に、前記調節軸に平行に位置合わせされた補償軸に沿って、前記伝達機構により自動的に変位可能であり、前記工具スライドが、前記工具本体から調節方向に突出する端部に搭載面を有し、該搭載面に歯板担体が搭載されるように適合される、精密旋削工具に関する。
このタイプの精密旋削工具は、DE 42 42 063 C2とEP 0 804 984 B1より公知である。これらの精密旋削工具を用いて、主に、許容誤差範囲の狭い内腔が機械加工される。その目的のため、これら精密旋削工具は、機械工具のスピンドルに締め付けることができる。内腔は、歯板担体に固定される歯板により、金属除去の仕方で、機械加工することができる。所望の旋回ないし内腔径を設定するために、工具スライドは、工具本体の回転軸に関して径方向に調節することができる。伝達機構を介して工具スライドに連結された補償スライドが、工具スライドの調節中に反対方向への移動を行い、これら2つのスライドの相対移動により精密旋削工具が全体として均衡を保つよう、それぞれの質量がシフトされる。
DE 42 42 063 C2より公知の精密旋削工具の場合、微動ねじを用いて補償スライドを変位させる結果、伝達機構を介して工具スライドの調節が行われる。従って、補償スライドは、工具スライドを調節するための駆動部を形成する。
EP 0 804 984 B1より公知の精密旋削工具の場合、工具スライドは、調節ねじを含む精密調節機構を用いて直接調節される。
DE 42 42 063 C2 EP 0 804 984 B1
公知の精密旋削工具の場合、工具スライドの調節は、副尺付きのスケールで読み取ることができる。しかしながら、スケールの読み取りは多少の熟練を要する。
工具スライドの径方向の調節をデジタル表示部から読み取ることができる精密旋削工具も公知である。しかしながら、このような精密旋削工具は、これまで、工具本体の軸から離れる方を向いた工具スライドの長手方向側面に、歯板担体を、側方からのみ搭載することを可能にする。他方、これにより、前記旋回ないし内腔径は、僅かな程度のみ調節可能となる。前記工具スライドで達成可能な全走行距離は、非常に限られている。また、このタイプの精密旋削工具は、これまで、相当に大きな外径を特徴としている。また、このような精密旋削工具の場合、達成可能な切削速度はあまり高くない。
本発明の目的は、前記工具スライドの走行距離が相当大きいときでも、簡単な仕方で前記調節距離を読み取ることができるよう、冒頭に明記したタイプの精密旋削工具を更に改良することである。
この目的は、本発明に従い、前記した一般的なタイプの精密旋削工具において、前記精密旋削工具が、表示部を備えた電子距離測定システムと、前記距離測定システムにエネルギーを供給するエネルギー供給装置とを含み、前記工具スライドの調節距離を、前記距離測定システムにより検出し、前記表示部に表示することができる、という点で達成される。
本発明に係る前記精密旋削工具は、前記歯板担体が、前記工具本体から調節方向に突出する前記工具スライドの前記端部に搭載され、前記調節距離が前記表示部で直接読み取り可能であることを特徴とする。前記工具本体から調節方向に突出する前記工具スライドの前記端部への搭載は、前記工具スライドが、相当大きな調節距離、好ましくは5mmより大きな調節距離、特に7〜9mmの調節距離に亘って調節されることを可能にする。前記調節距離は、前記表示部において、使用者により、簡単な仕方で読み取ることができる。特に、前記調節距離が、前記表示部に、マイクロメートル単位で直接表示されるようにしてもよい。
前記電子距離測定システムに必要なエネルギーは、前記工具本体上又は前記工具本体内に配置された前記エネルギー供給装置により与えられる。前記電子距離測定システムを外部のエネルギー源に接続する必要はない。
本発明に係る前記精密旋削工具は、好ましくは60mm未満の外径、特に最大55mmの外径を有する工具本体を特徴とする。前記工具本体の外径が最大50mmの場合、特に好適であると判明している。比較的小さい外径にもかかわらず、前記工具スライドは、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも7mmまで、径方向に調節することができる。
本発明に係る前記精密旋削工具の有利な実施形態では、前記工具スライドの調節距離が、非接触で検出することができる。例えば、前記調節距離の光学的検出を行うことができる。
使用者によって予め決定可能なゼロ位置から、前記工具スライドの現在位置までの前記調節距離を表す差分値が、前記距離測定システムの前記表示部に表示可能であると、好適である。
前記距離測定システムにより非接触で検出可能な測定スケールが、前記工具スライド上に配置されるようにしてもよい。好適には、前記測定スケールが光学的に検出することができ、前記測定スケールにより反射される光が、センサにより検出し、電子評価装置で評価することができる。
前記エネルギー供給装置は、好ましくは、前記工具本体に挿入可能な少なくとも1つの電池を含む。
本発明に係る前記精密旋削工具の特に好ましい実施形態では、締付装置が、前記工具スライドを所望の位置に確実に締め付けるために、前記工具本体に配置され、前記締付装置が、締付力を付与するためにユーザにより作動されるように適合される締付本体を有し、前記締付力が、前記工具スライド上に横たわる力伝達要素を介して、前記工具スライドに伝達可能である。このような構成により、前記工具スライドが、使用者により所望の位置に確実に締付可能となる。この目的のため、前記工具スライドは、締付ねじ等の締付本体から力伝達要素を介して前記工具スライドに伝達される締付力の作用を受ける。従って、前記工具スライドの締め付けは、前記締付本体により直接もたらされるのではなく、むしろ、少なくとも1つの力伝達要素が、前記締付本体と前記工具スライドの間に配置される。前記力伝達要素は、前記工具スライドにぴったり接している。前記締付装置のこのような構成により、締付力が前記工具スライドに作用することで前記工具スライドが誤って調節される危険なしに、前記工具スライドを確実に締め付けることが可能となることが示される。使用者は、前記精密調節機構を用いて、前記工具スライドを前記所望の位置に移動させることができる。使用者は、前記工具スライドが到達した位置を、前記表示部上で直接読み取ることができる。前記工具スライドが所望の終端位置に到達すると、前記工具スライドは前記締付装置により確実に締め付けることができ、締付力が前記工具スライドに作用することで前記工具スライドが誤って調節される危険も実際上ない。
前記力伝達要素が、前記調節軸を中心に旋回しないように前記工具スライドを固定する固定要素を形成すると、特に好適である。このような構成の前記力伝達要素は、締付力を付与するように作用するだけでなく、回転しないように固定する装置の機能も果たしており、そのため、前記工具スライドが確実に締め付けられると、前記工具スライドが前記調節軸を中心に回転しないことが保証される。従って、回転しないように固定するための別の装置は省くことができる。
前記工具スライドは、好ましくは、略円筒状に設計される。これにより、前記工具スライドの製造及び組立が簡単になる。
前記力伝達要素は、好適には、調節可能なように前記工具本体に保持される。調節可能に搭載することで、前記力伝達要素は間隙を空けて前記工具本体に搭載することが可能となり、前記間隙は調節することができる。前記間隙を調節することにより、前記工具スライド自体が、略円筒状の設計である場合にも、調節中であろうと、或いは、所望の終端位置での締め付け中であろうと、いかなる回転運動もしないことを、簡単な仕方で保証することができる。また、前記力伝達要素の調節可能な搭載により、前記力伝達要素が、前記工具スライドを、所望の位置での締め付け中に、径方向に移動させないことが保証される。
好ましくは、前記力伝達要素が、間隙を空けて前記工具本体に保持され、前記間隙が、調節要素により調節可能である。調節要素として、例えば調節ねじを使用することができる。
前記力伝達要素が、前記工具片にぴったり接している、楔面を備えた楔状片として設計されると、特に有利である。
前記楔状片が、前記工具本体において、その回転軸と平行に調節可能であると、特に好適である。その結果、前記工具スライドに関して前記楔状片の最適位置の調節が簡単になることが示される。
前記楔状片が、カバーにより覆われた前記工具本体の凹部に保持され、前記楔状片と相互作用する調節要素が、調節可能なように前記カバーに搭載されると、有利である。
これにより、間隙を空けて前記工具本体に保持される前記楔状片及び前記楔状片と相互作用する前記調節要素の構造スペースを特に小さくすることが可能となる。
好適には、前記工具スライド及び前記補償スライドが、前記締付装置により同時に且つ確実に締め付けられるように適合される。前記精密旋削工具の使用中、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が相当大きな遠心力を受ける。前記遠心力が前記工具スライドの位置の変化をもたらさないよう、前記工具スライドの終端位置において、前記工具スライド自体だけでなく前記補償スライドもまた確実に締め付けることができると、好適である。前記有利な実施形態では、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が、前記締付装置により同時に且つ確実に締め付け可能である。これにより、両スライドを、一回の締付工程で、前記所望の終端位置に確実に固定することが可能となる。
前記締付装置は、好ましくは、前記締付本体により締付力の作用を受けるように適合され、第1の長手方向部位において前記力伝達要素に締付力を付与し、第2の長手方向部位において前記補償スライドに締付力を付与する締付ボルトを有する。
前記締付ボルトが、その第1の長手方向部位において前記力伝達要素に直接当接すると、特に有利である。とりわけ、前記締付ボルトが前記力伝達要素と面で当接する、特に平面で当接することが特に好適である、と判明している。
前記締付ボルトは、好ましくは、その第2の長手方向部位において前記補償スライドに直接当接する。従って、前記補償スライドが前記締付ボルトにより締付力の作用を直接受けるのに対し、前記工具スライドは、前記力伝達要素が前記締付ボルトと前記工具スライドの間に配置されているため、前記締付ボルトにより締付力の作用を間接的に受けるのみである。
前記締付ボルトと前記力伝達要素が、カバーにより覆われた前記工具本体の共通の凹部に配置され、前記カバーに、前記力伝達要素と相互作用する調節要素が調節可能なように搭載されると、構造スペースを可及的に小さくする観点において特に有利である。
既に説明したように、前記力伝達要素は、第1の楔面を備えた、前記工具スライドにぴったり接している楔状片の形態に設計することができる。前記楔状片は、好ましくは、第2の楔面を有し、この第2の楔面に前記締付ボルトがぴったり接している。
前記楔状片は、好ましくは、前記楔状片を介して前記締付ボルトにより前記工具スライドに付与される前記締付力に対して、直角に調節することができる。これにより、使用者が前もって前記締付本体を開放しておくと、前記工具スライドが前記精密調節機構により簡単な仕方で前記工具本体の回転軸に関して径方向に調節可能となるよう、前記楔状片を位置決めすることが可能となる。ただし、前記工具スライドは、前記締付本体の作動の結果、簡単な仕方で所望の終端位置に確実に締め付け可能であり、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が前記締付ボルトによりロックされる。
前記楔状片の前記間隙は、好ましくは、前記締付ボルトと前記楔状片のための前記共通の凹部を覆う前記カバーに搭載される調節ねじにより、回転可能なように調節することができる。
既に説明したように、前記工具スライドの位置は、前記電子距離測定システムを用いて検出することができる。エネルギーの供給は、前記エネルギー供給装置によりもたらされる。このエネルギー供給装置は、好ましくは、液密な仕方で閉鎖可能な前記工具本体の電池室に配置される。
前記電池室は、例えば、カバーで覆われ、少なくとも1つの封止要素が前記カバーと前記工具本体の間に配置されるようにしてもよい。
前記工具本体は、好適には、機械工具のスピンドルに非回転接続するためのシャフトを含み、前記電池室は、前記シャフトから離れる方を向いた、前記工具本体の外面にて接近可能である。
別の方法として、前記電池室は、前記工具本体のケーシング面にて接近可能であるようにしてもよい。このような設計では、前記電池室は、有利には、前記工具本体の前記シャフトと前記補償シャフトの間に配置される。
前記電子距離測定システムは、好ましくは、前記伝達機構の高さに位置決めされ、前記伝達機構を介して前記工具スライドは前記補償スライドに連結される。
有利な一実施形態における前記伝達機構は、前記工具スライド及び前記補償スライドの歯列と噛み合う歯車又は歯付ローラを含む。
有利な一実施形態における前記補償スライドは、前記工具本体の凹部を貫通する案内ボルト上を変位するために保持される。
前記案内ボルトにより、前記補償スライドを補償軸に沿って簡単に案内することが可能になる。
前記案内ボルトは、有利には、前記補償軸と同軸に位置合わせされる。
前記補償スライドを収容する前記凹部が、その2つの端部にてそれぞれカバーにより閉鎖された前記工具本体の通路を形成し、前記案内ボルトが、前記2つのカバーを互いに接続すると、特に有利である。これにより、前記精密旋削工具の製造及び組立が簡単になる。
前記補償スライドが、前記補償スライドを収容する前記工具本体の凹部の壁に当接する弾性体の案内要素により周方向に包囲されると好適である。
前記弾性体の案内要素は、好ましくは、前記補償スライドの環状溝に配置される。
前記弾性体の案内要素は、例えば、前記補償スライドを周方向に包囲する封止リングの形態に設計されるようにしてもよい。
本発明をより詳しく説明するため、図面を参照しつつ、本発明の好ましい一実施形態を以下に説明する。
本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態の斜視図。 図1における精密旋削工具の側面図。 図2における線3−3に沿った精密旋削工具の断面図。 図3における細部Xの拡大図。 図3における線5−5に沿った断面図であり、精密旋削工具の工具スライドが内側終端位置を占める。 図5に係る断面図であり、工具スライドが外側終端位置を占める。 図3に係る断面図であり、本発明に係る精密旋削工具の第2実施形態を示す断面図。
参照番号10を全体として付した本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態を、図1〜6に概略的に示す。この精密旋削工具は、略円柱状の工具本体12を含み、工具本体12からシャフト14が突出しており、シャフト14は、例えばチャックにより、機械工具の回転駆動スピンドルに締め付けることができる。そのため、精密旋削工具10は、機械工具のスピンドルと一緒に、共通の回転軸16を中心に回転する。
シャフト14から離れる方を向いた工具本体12の外面18に隣接して、工具本体12は前方凹部20を有し、前方凹部20は回転軸16に対して直角に工具本体12を貫通し、工具スライド22が前方凹部20に挿入される。工具スライド22は、回転軸16に対して直角に位置合わせされた調節軸24に沿って調節することができる。この目的のため、精密調節機構が使用され、この精密調節機構は、前方凹部20の一端にて保持されるカバー26と、カバー26に回転するように搭載されるスピンドル28とを有する。スピンドル28は、工具本体12の長手方向の内腔30に入り込み、長手方向の内腔30に配置された雌ねじ(図示しない)と相互作用する。スピンドル28が旋回すると、工具スライド22は、調節軸24に沿って径方向に調節することができる。
工具スライド20は、端部32が前方凹部20から突出しており、端部32は、調節軸24に関して外面であり、カバー26から離れる方を向き、歯板ホルダ36が搭載可能な搭載面34を形成する。歯板ホルダ36は、工作物の金属切削機械加工用の歯板38を担持する。
前方凹部20から距離をおいて、工具本体12は、前方凹部20と平行に走り且つ補償スライド42を収容する後方凹部40を有する。後方凹部40は、工具本体12の通路を形成し、この通路は、その2つの端部にて、それぞれ第1カバー48と第2カバー50により閉鎖されている。補償スライド42は長手方向の内腔44を有し、案内ボルト46が内腔44を貫通している。案内ボルト46は、第1カバー48と第2カバー50を接続する。補償スライド42は、補償軸52と同軸に位置合わせされた案内ボルト46に沿って移動することができる。補償軸52は、工具スライド22の調節軸24と平行に伸びている。
工具スライド22は、伝達機構54を介して補償スライド42に連結されている。伝達機構54は、歯付ローラ56を含む。歯付ローラ56は、前方凹部20と後方凹部40の間に配置された工具本体12の中央凹部60に、回転軸16に対して直角に且つ補償軸24に対して直角に位置合わせされた歯付ローラの軸62を中心に回転可能なように搭載される。歯付ローラ26は、一方で、工具スライド22の外側に配置された第1の歯列64と噛み合い、他方で、補償スライド42の外側に配置された第2の歯列66と噛み合う。工具スライド22が、スピンドル28により調節軸24に沿って移動されると、補償スライド42は、工具スライド22の移動とは反対方向である補償軸52に沿った補償移動を行い、工具スライド22及び補償スライド42の質量が、精密旋削工具10が全体として常に自動的に均衡が保たれるようにシフトされる。
補償スライド42は、その周縁に沿って環状溝68を有し、環状溝68には弾性ガイド要素が封止リング70の形態にて配置され、封止リング70は、補償スライド42が移動されると後方凹部40の壁に沿ってスライドし、補償スライド42を案内する。
中央凹部60は、歯付ローラ56上に広がっており、工具本体12のケーシング面74の領域にデジタル表示部76を有する電子距離測定システム72を収容し、使用者は、デジタル表示部76上で、工具スライド22の調節距離を、マイクロメートル単位で読み取ることができる。ここで、上記調節距離は、使用者により予め決められた工具スライド22のゼロ位置と、工作物を加工するために工具スライド22が占める実際の位置との差分値に対応する。この調節距離を検出するために、工具スライド22の位置が、電子距離測定システム72により非接触で検出される。この目的のため、工具スライド22は、電子距離測定システム72に面する外側に、電子距離測定システム72により光学的に走査される測定テープ78を有する。ここで、測定テープ78により反射される光は電子距離測定システム72のセンサにより検出され、対応するセンサ信号は電子距離測定システム72の電子評価装置により評価される。このような電子距離測定システム72は、それ自体、当業者に知られているため、より詳細な説明は本件において必要でない。工具スライド22の調節距離は、電子距離測定システム72により非接触で検出し、表示部76に表示することができる。
電子距離測定システム72にエネルギーを供給する目的のため、精密旋削工具10はエネルギー供給装置80を有する。この装置は、電池室82に配置され、電池室82に挿入可能な少なくとも1つの電池84を含む。少なくとも1つの電池84は、それ自体公知であるために図示していない電気接続線を介して、導電的な仕方で電子距離測定システム72に接続される。電池室は、図1〜6に示した実施形態では、シャフト14から離れる方を向いた工具本体12の外面18内に開放され、封止リング86を介在させて、液密な仕方でカバー88により閉鎖される。カバー88を解除することにより、電池室82は、少なくとも1つの電池84を交換するために接近可能となる。
工具スライド22は、電子距離測定システム72及びエネルギー供給装置80から離れる方を向いた下面に平坦領域が配置されていることを除けば、円柱状の設計を有する。第1の楔面92を備えた楔状片90の形態である力伝達要素が、平坦な下面にぴったり接している。楔状片90は、工具スライド22と締付ボルト94の間に配置され、締付ボルト94は、工具本体12の回転軸16と平行に位置合わせされ、第1の長手方向部位96において、第1の楔面92から離れる方を向いた、楔状片90の第2の楔面98にぴったり接している。締付ボルト94は、第2の長手方向部位100において、補償スライド42に面で当接する。
締付ねじ102の形態である締付本体を用いて、締付ボルト94は、工具スライド22と補償スライド42の両方に同時に締付力を付与することができ、締付ねじ102が作動する結果、両スライドは同時に且つ確実に締め付けることが可能である。締付ねじ102は、工具本体12の径方向の内腔104を貫通し、長手方向の凹部106内に開放され、凹部106は、締付ボルト94だけでなく楔状片90も収容し、外面18にてカバー108により閉鎖される。
調節ねじ110の形態である調節要素は、カバー108に回転可能に搭載される。調節ねじ110は、調節面112により、工具本体12の外面18に面する楔状片90の上面114上に当接する。楔状片90の位置は、調節ねじ110が旋回される結果、工具本体12の回転軸16と平行に調節することができる。これにより、楔状片90の間隙を、調節ねじ110により、次のようにして設定することが許容される。即ち、一方では、所望の旋回ないし内腔径を調節するために締付ねじ102が一旦解放されると、スピンドル28が回転する結果、工具スライド20が径方向に調節可能となることが保証されるが、他方では、締付ねじ102が固く締められると、工具スライド22と補償スライド42を同時に且つ確実に締め付けることができるように設定することである。
工具スライド22の締め付け中、締付力が、締付ねじ102から締付ボルト94及び楔状片90を介して、工具スライド22に付与される。工具スライド22に楔状片90が面で当接することにより、工具スライド22が、調節軸24の方向に移動したり、締め付け中に調節軸24を中心に傾斜することのないことが保証される。それ故、工具スライド22を締め付けることで、調節軸24に沿ってその位置が変化することはなく、従って、表示部76に表示される調節距離が変化することもない。
楔状片90は、締付力を工具スライド22に自らを介して伝達可能な力伝達要素の機能を果たすだけでなく、同時に、楔状片90は、その第1の楔面92が工具スライド22の平坦な下面に面で当接することで回転しないように固定する装置も形成する。これにより、工具スライド22が、調節軸24に沿って調節中、調節軸24を中心に回転運動を行わないことが保証される。
楔状片90は、カバー108により閉鎖される工具本体12の長手方向凹部106に、締付ボルト94と一緒に配置される。これにより、精密旋削工具10の非常にコンパクトな設計が可能となり、補償スライド42と伝達機構54による均衡の補償を使用し、デジタル表示部76を備えた電子距離測定システム72を使用しているにも関わらず、工具本体12の外形を比較的小さく保つことができる。工具本体12の外径は、60mm未満、例えば50〜55mmとすることができる。工具本体12の外径は、50mm未満としてもよい。工具本体12の外径は、特に、45mm未満、例えば42mmとすることもできる。工具本体12の比較的小さい外径にも関わらず、工具スライド22により達成可能な走行距離、即ち、工具スライド22がカバーする調節距離は、5mmより大きく、例えば7〜9mmである。
図5には、内端位置における工具スライド22が示されており、工具スライド22は前方凹部29にほぼ完全に入り込んでいるため、搭載面34は、工具本体12の外側平坦領域116の高さに位置決めされる。工具スライド22のこの位置は、最小の旋回ないし内腔径に対応する。スピンドル28を回転させることにより、工具スライド22は、前方凹部20から、カバー26側から離れる方を向いた方向に、搭載面34が図6に示す(最大の旋回ないし内腔径に対応する)外端位置を占めるまで、移動することができる。工具スライド22の、図5に示す内端位置と図6に示す外端位置との間の距離の差が、工具スライド22が走行可能な距離に対応する。この距離は、少なくとも5mm、好ましくは7〜9mmである。
工具スライド22により走行される距離は、特に、調節軸24に関して、工具スライド22の長さの概ね3分の1とすることができる。
精密旋削工具10は、補償スライド42が反対方向に移動することで、工具スライド22の全調節距離に亘って均衡が保たれる。これにより、工作物の極めて精密な機械加工が可能となり、工具本体12の比較的小さい構造上の大きさで、非常に高い切削速度を達成することができる。
図1〜6に示した本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態の場合、電池室が工具本体12の外面18の領域に配置される。しかしながら、電池室82のこのような位置決めは、絶対に必要というわけではない。参照番号120を全体として付した本発明に係る精密旋削工具の第2実施形態を、図7に示す。精密旋削工具120は、上で説明した精密旋削工具10と略同一の設計を有する。それ故、図7では、図1〜6に示した構成要素と同一の構成要素については、同じ参照番号を使用する。これらの構成要素に関しては、重複を避けるため、前の説明が参照される。
精密旋削工具120が精密旋削工具10と異なるのは、外面に配置された電池室82に代えて、側面に配置された電池室122が使用され、後方凹部40とシャフト14の間の領域において長手方向凹部106の下方に配置される、という点である。電池室122も、少なくとも1つの電池84を収容し、カバー124により液密となるように閉鎖することができる。カバー124は、封止リング126を介在させて、側面に配置される。電池室120に配置された少なくとも1つの電池84は、図示していない電気接続線を介して、導電的な仕方で電子距離測定システム72に接続される。
図7に示す精密旋削工具120は、工具本体12の特に小さい外径を特徴とする。この外径は、例えば45mm未満、特に42mmとすることができる。非常に小さい構造スペースにも関わらず、精密旋削工具120は工具スライド22の相当大きな走行距離を表示し、精密旋削工具120は、反対方向に移動する補償スライド42を使用する結果、工具スライド22の全調節距離に亘って均衡が保たれ、従って、工作物を極めて精密に機械加工するために使用することができる。
前記力伝達要素が、前記工具スライドにぴったり接している、楔面を備えた楔状片として設計されると、特に有利である。
工具スライド22は、端部32が前方凹部20から突出しており、端部32は、調節軸24に関して外面であり、カバー26から離れる方を向き、歯板ホルダ36が搭載可能な搭載面34を形成する。歯板ホルダ36は、工作物の金属切削機械加工用の歯板38を担持する。
工具スライド22は、伝達機構54を介して補償スライド42に連結されている。伝達機構54は、歯付ローラ56を含む。歯付ローラ56は、前方凹部20と後方凹部40の間に配置された工具本体12の中央凹部60に、回転軸16に対して直角に且つ補償軸24に対して直角に位置合わせされた歯付ローラの軸62を中心に回転可能なように搭載される。歯付ローラ56は、一方で、工具スライド22の外側に配置された第1の歯列64と噛み合い、他方で、補償スライド42の外側に配置された第2の歯列66と噛み合う。工具スライド22が、スピンドル28により調節軸24に沿って移動されると、補償スライド42は、工具スライド22の移動とは反対方向である補償軸52に沿った補償移動を行い、工具スライド22及び補償スライド42の質量が、精密旋削工具10が全体として常に自動的に均衡が保たれるようにシフトされる。
調節ねじ110の形態である調節要素は、カバー108に回転可能に搭載される。調節ねじ110は、調節面112により、工具本体12の外面18に面する楔状片90の上面114上に当接する。楔状片90の位置は、調節ねじ110が旋回される結果、工具本体12の回転軸16と平行に調節することができる。これにより、楔状片90の間隙を、調節ねじ110により、次のようにして設定することが許容される。即ち、一方では、所望の旋回ないし内腔径を調節するために締付ねじ102が一旦解放されると、スピンドル28が回転する結果、工具スライド22が径方向に調節可能となることが保証されるが、他方では、締付ねじ102が固く締められると、工具スライド22と補償スライド42を同時に且つ確実に締め付けることができるように設定することである。
精密旋削工具120が精密旋削工具10と異なるのは、外面に配置された電池室82に代えて、側面に配置された電池室122が使用され、後方凹部40とシャフト14の間の領域において長手方向凹部106の下方に配置される、という点である。電池室122も、少なくとも1つの電池84を収容し、カバー124により液密となるように閉鎖することができる。カバー124は、封止リング126を介在させて、側面に配置される。電池室122に配置された少なくとも1つの電池84は、図示していない電気接続線を介して、導電的な仕方で電子距離測定システム72に接続される。
本発明は、回転軸を中心に回転駆動可能な工具本体と、工具スライドと、前記工具本体に変位可能に搭載された伝達機構を介して前記工具スライドに連結された補償スライドとを備えた精密旋削工具であって、前記工具スライドが、前記回転軸に対して直角に位置合わせされた調節軸に沿って、精密調節機構により変位可能であり、前記補償スライドが、いかなる不均衡も補償するために、前記工具スライドの移動とは反対に、前記調節軸に平行に位置合わせされた補償軸に沿って、前記伝達機構により自動的に変位可能であり、前記工具スライドが、前記工具本体から調節方向に突出する端部に搭載面を有し、該搭載面に歯板担体が搭載されるように適合される、精密旋削工具に関する。
このタイプの精密旋削工具は、DE 42 42 063 C2とEP 0 804 984 B1より公知である。これらの精密旋削工具を用いて、主に、許容誤差範囲の狭い内腔が機械加工される。その目的のため、これら精密旋削工具は、機械工具のスピンドルに締め付けることができる。内腔は、歯板担体に固定される歯板により、金属除去の仕方で、機械加工することができる。所望の旋回ないし内腔径を設定するために、工具スライドは、工具本体の回転軸に関して径方向に調節することができる。伝達機構を介して工具スライドに連結された補償スライドが、工具スライドの調節中に反対方向への移動を行い、これら2つのスライドの相対移動により精密旋削工具が全体として均衡を保つよう、それぞれの質量がシフトされる。
DE 42 42 063 C2より公知の精密旋削工具の場合、微動ねじを用いて補償スライドを変位させる結果、伝達機構を介して工具スライドの調節が行われる。従って、補償スライドは、工具スライドを調節するための駆動部を形成する。
EP 0 804 984 B1より公知の精密旋削工具の場合、工具スライドは、調節ねじを含む精密調節機構を用いて直接調節される。
DE 42 42 063 C2 EP 0 804 984 B1 DE 10 2007 004 383 A1 WO 91/03345 A1 EP 1 716 950 A2 JP 1171707 A DE 195 45 802 C2 EP 0 804 983 B1 DD 30 315 B1 US 5,611,651 A US 5,909,986 A US 2010/0054882 A1
「ADVERTISEMENT」、MACHINES PRODUCTION、SOFETEC. BOULOGNE/SEINE、FR、1990年12月12日、No. 546、pp. 89、91、XP000169111、ISSN: 0047-536X
公知の精密旋削工具の場合、工具スライドの調節は、副尺付きのスケールで読み取ることができる。しかしながら、スケールの読み取りは多少の熟練を要する。
工具スライドの径方向の調節をデジタル表示部から読み取ることができる精密旋削工具も公知である。しかしながら、このような精密旋削工具は、これまで、工具本体の軸から離れる方を向いた工具スライドの長手方向側面に、歯板担体を、側方からのみ搭載することを可能にする。他方、これにより、前記旋回ないし内腔径は、僅かな程度のみ調節可能となる。前記工具スライドで達成可能な全走行距離は、非常に限られている。また、このタイプの精密旋削工具は、これまで、相当に大きな外径を特徴としている。また、このような精密旋削工具の場合、達成可能な切削速度はあまり高くない。
本発明の目的は、前記工具スライドの走行距離が相当大きいときでも、簡単な仕方で前記調節距離を読み取ることができるよう、冒頭に明記したタイプの精密旋削工具を更に改良することである。
この目的は、本発明に従い、前記した一般的なタイプの精密旋削工具において、前記精密旋削工具が、表示部を備えた電子距離測定システムと、前記距離測定システムにエネルギーを供給するエネルギー供給装置とを含み、前記工具スライドの調節距離を、前記距離測定システムにより検出し、前記表示部に表示することができる、という点で達成される。
本発明に係る前記精密旋削工具は、前記歯板担体が、前記工具本体から調節方向に突出する前記工具スライドの前記端部に搭載され、前記調節距離が前記表示部で直接読み取り可能であることを特徴とする。前記工具本体から調節方向に突出する前記工具スライドの前記端部への搭載は、前記工具スライドが、相当大きな調節距離、好ましくは5mmより大きな調節距離、特に7〜9mmの調節距離に亘って調節されることを可能にする。前記調節距離は、前記表示部において、使用者により、簡単な仕方で読み取ることができる。特に、前記調節距離が、前記表示部に、マイクロメートル単位で直接表示されるようにしてもよい。
前記電子距離測定システムに必要なエネルギーは、前記工具本体上又は前記工具本体内に配置された前記エネルギー供給装置により与えられる。前記電子距離測定システムを外部のエネルギー源に接続する必要はない。
本発明に係る前記精密旋削工具は、好ましくは60mm未満の外径、特に最大55mmの外径を有する工具本体を特徴とする。前記工具本体の外径が最大50mmの場合、特に好適であると判明している。比較的小さい外径にもかかわらず、前記工具スライドは、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも7mmまで、径方向に調節することができる。
本発明に係る前記精密旋削工具の有利な実施形態では、前記工具スライドの調節距離が、非接触で検出することができる。例えば、前記調節距離の光学的検出を行うことができる。
使用者によって予め決定可能なゼロ位置から、前記工具スライドの現在位置までの前記調節距離を表す差分値が、前記距離測定システムの前記表示部に表示可能であると、好適である。
前記距離測定システムにより非接触で検出可能な測定スケールが、前記工具スライド上に配置されるようにしてもよい。好適には、前記測定スケールが光学的に検出することができ、前記測定スケールにより反射される光が、センサにより検出し、電子評価装置で評価することができる。
前記エネルギー供給装置は、好ましくは、前記工具本体に挿入可能な少なくとも1つの電池を含む。
本発明に係る前記精密旋削工具の特に好ましい実施形態では、締付装置が、前記工具スライドを所望の位置に確実に締め付けるために、前記工具本体に配置され、前記締付装置が、締付力を付与するためにユーザにより作動されるように適合される締付本体を有し、前記締付力が、前記工具スライド上に横たわる力伝達要素を介して、前記工具スライドに伝達可能である。このような構成により、前記工具スライドが、使用者により所望の位置に確実に締付可能となる。この目的のため、前記工具スライドは、締付ねじ等の締付本体から力伝達要素を介して前記工具スライドに伝達される締付力の作用を受ける。従って、前記工具スライドの締め付けは、前記締付本体により直接もたらされるのではなく、むしろ、少なくとも1つの力伝達要素が、前記締付本体と前記工具スライドの間に配置される。前記力伝達要素は、前記工具スライドにぴったり接している。前記締付装置のこのような構成により、締付力が前記工具スライドに作用することで前記工具スライドが誤って調節される危険なしに、前記工具スライドを確実に締め付けることが可能となることが示される。使用者は、前記精密調節機構を用いて、前記工具スライドを前記所望の位置に移動させることができる。使用者は、前記工具スライドが到達した位置を、前記表示部上で直接読み取ることができる。前記工具スライドが所望の終端位置に到達すると、前記工具スライドは前記締付装置により確実に締め付けることができ、締付力が前記工具スライドに作用することで前記工具スライドが誤って調節される危険も実際上ない。
前記力伝達要素が、前記調節軸を中心に旋回しないように前記工具スライドを固定する固定要素を形成すると、特に好適である。このような構成の前記力伝達要素は、締付力を付与するように作用するだけでなく、回転しないように固定する装置の機能も果たしており、そのため、前記工具スライドが確実に締め付けられると、前記工具スライドが前記調節軸を中心に回転しないことが保証される。従って、回転しないように固定するための別の装置は省くことができる。
前記工具スライドは、好ましくは、略円筒状に設計される。これにより、前記工具スライドの製造及び組立が簡単になる。
前記力伝達要素は、好適には、調節可能なように前記工具本体に保持される。調節可能に搭載することで、前記力伝達要素は間隙を空けて前記工具本体に搭載することが可能となり、前記間隙は調節することができる。前記間隙を調節することにより、前記工具スライド自体が、略円筒状の設計である場合にも、調節中であろうと、或いは、所望の終端位置での締め付け中であろうと、いかなる回転運動もしないことを、簡単な仕方で保証することができる。また、前記力伝達要素の調節可能な搭載により、前記力伝達要素が、前記工具スライドを、所望の位置での締め付け中に、径方向に移動させないことが保証される。
好ましくは、前記力伝達要素が、間隙を空けて前記工具本体に保持され、前記間隙が、調節要素により調節可能である。調節要素として、例えば調節ねじを使用することができる。
前記力伝達要素が、前記工具スライドにぴったり接している、楔面を備えた楔状片として設計されると、特に有利である。
前記楔状片が、前記工具本体において、その回転軸と平行に調節可能であると、特に好適である。その結果、前記工具スライドに関して前記楔状片の最適位置の調節が簡単になることが示される。
前記楔状片が、カバーにより覆われた前記工具本体の凹部に保持され、前記楔状片と相互作用する調節要素が、調節可能なように前記カバーに搭載されると、有利である。
これにより、間隙を空けて前記工具本体に保持される前記楔状片及び前記楔状片と相互作用する前記調節要素の構造スペースを特に小さくすることが可能となる。
好適には、前記工具スライド及び前記補償スライドが、前記締付装置により同時に且つ確実に締め付けられるように適合される。前記精密旋削工具の使用中、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が相当大きな遠心力を受ける。前記遠心力が前記工具スライドの位置の変化をもたらさないよう、前記工具スライドの終端位置において、前記工具スライド自体だけでなく前記補償スライドもまた確実に締め付けることができると、好適である。前記有利な実施形態では、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が、前記締付装置により同時に且つ確実に締め付け可能である。これにより、両スライドを、一回の締付工程で、前記所望の終端位置に確実に固定することが可能となる。
前記締付装置は、好ましくは、前記締付本体により締付力の作用を受けるように適合され、第1の長手方向部位において前記力伝達要素に締付力を付与し、第2の長手方向部位において前記補償スライドに締付力を付与する締付ボルトを有する。
前記締付ボルトが、その第1の長手方向部位において前記力伝達要素に直接当接すると、特に有利である。とりわけ、前記締付ボルトが前記力伝達要素と面で当接する、特に平面で当接することが特に好適である、と判明している。
前記締付ボルトは、好ましくは、その第2の長手方向部位において前記補償スライドに直接当接する。従って、前記補償スライドが前記締付ボルトにより締付力の作用を直接受けるのに対し、前記工具スライドは、前記力伝達要素が前記締付ボルトと前記工具スライドの間に配置されているため、前記締付ボルトにより締付力の作用を間接的に受けるのみである。
前記締付ボルトと前記力伝達要素が、カバーにより覆われた前記工具本体の共通の凹部に配置され、前記カバーに、前記力伝達要素と相互作用する調節要素が調節可能なように搭載されると、構造スペースを可及的に小さくする観点において特に有利である。
既に説明したように、前記力伝達要素は、第1の楔面を備えた、前記工具スライドにぴったり接している楔状片の形態に設計することができる。前記楔状片は、好ましくは、第2の楔面を有し、この第2の楔面に前記締付ボルトがぴったり接している。
前記楔状片は、好ましくは、前記楔状片を介して前記締付ボルトにより前記工具スライドに付与される前記締付力に対して、直角に調節することができる。これにより、使用者が前もって前記締付本体を開放しておくと、前記工具スライドが前記精密調節機構により簡単な仕方で前記工具本体の回転軸に関して径方向に調節可能となるよう、前記楔状片を位置決めすることが可能となる。ただし、前記工具スライドは、前記締付本体の作動の結果、簡単な仕方で所望の終端位置に確実に締め付け可能であり、前記工具スライドと前記補償スライドの両方が前記締付ボルトによりロックされる。
前記楔状片の前記間隙は、好ましくは、前記締付ボルトと前記楔状片のための前記共通の凹部を覆う前記カバーに搭載される調節ねじにより、回転可能なように調節することができる。
既に説明したように、前記工具スライドの位置は、前記電子距離測定システムを用いて検出することができる。エネルギーの供給は、前記エネルギー供給装置によりもたらされる。このエネルギー供給装置は、好ましくは、液密な仕方で閉鎖可能な前記工具本体の電池室に配置される。
前記電池室は、例えば、カバーで覆われ、少なくとも1つの封止要素が前記カバーと前記工具本体の間に配置されるようにしてもよい。
前記工具本体は、好適には、機械工具のスピンドルに非回転接続するためのシャフトを含み、前記電池室は、前記シャフトから離れる方を向いた、前記工具本体の外面にて接近可能である。
別の方法として、前記電池室は、前記工具本体のケーシング面にて接近可能であるようにしてもよい。このような設計では、前記電池室は、有利には、前記工具本体の前記シャフトと前記補償シャフトの間に配置される。
前記電子距離測定システムは、好ましくは、前記伝達機構の高さに位置決めされ、前記伝達機構を介して前記工具スライドは前記補償スライドに連結される。
有利な一実施形態における前記伝達機構は、前記工具スライド及び前記補償スライドの歯列と噛み合う歯車又は歯付ローラを含む。
有利な一実施形態における前記補償スライドは、前記工具本体の凹部を貫通する案内ボルト上を変位するために保持される。
前記案内ボルトにより、前記補償スライドを補償軸に沿って簡単に案内することが可能になる。
前記案内ボルトは、有利には、前記補償軸と同軸に位置合わせされる。
前記補償スライドを収容する前記凹部が、その2つの端部にてそれぞれカバーにより閉鎖された前記工具本体の通路を形成し、前記案内ボルトが、前記2つのカバーを互いに接続すると、特に有利である。これにより、前記精密旋削工具の製造及び組立が簡単になる。
前記補償スライドが、前記補償スライドを収容する前記工具本体の凹部の壁に当接する弾性体の案内要素により周方向に包囲されると好適である。
前記弾性体の案内要素は、好ましくは、前記補償スライドの環状溝に配置される。
前記弾性体の案内要素は、例えば、前記補償スライドを周方向に包囲する封止リングの形態に設計されるようにしてもよい。
本発明をより詳しく説明するため、図面を参照しつつ、本発明の好ましい一実施形態を以下に説明する。
本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態の斜視図。 図1における精密旋削工具の側面図。 図2における線3−3に沿った精密旋削工具の断面図。 図3における細部Xの拡大図。 図3における線5−5に沿った断面図であり、精密旋削工具の工具スライドが内側終端位置を占める。 図5に係る断面図であり、工具スライドが外側終端位置を占める。 図3に係る断面図であり、本発明に係る精密旋削工具の第2実施形態を示す断面図。
参照番号10を全体として付した本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態を、図1〜6に概略的に示す。この精密旋削工具は、略円柱状の工具本体12を含み、工具本体12からシャフト14が突出しており、シャフト14は、例えばチャックにより、機械工具の回転駆動スピンドルに締め付けることができる。そのため、精密旋削工具10は、機械工具のスピンドルと一緒に、共通の回転軸16を中心に回転する。
シャフト14から離れる方を向いた工具本体12の外面18に隣接して、工具本体12は前方凹部20を有し、前方凹部20は回転軸16に対して直角に工具本体12を貫通し、工具スライド22が前方凹部20に挿入される。工具スライド22は、回転軸16に対して直角に位置合わせされた調節軸24に沿って調節することができる。この目的のため、精密調節機構が使用され、この精密調節機構は、前方凹部20の一端にて保持されるカバー26と、カバー26に回転するように搭載されるスピンドル28とを有する。スピンドル28は、工具本体12の長手方向の内腔30に入り込み、長手方向の内腔30に配置された雌ねじ(図示しない)と相互作用する。スピンドル28が旋回すると、工具スライド22は、調節軸24に沿って径方向に調節することができる。
工具スライド22は、端部32が前方凹部20から突出しており、端部32は、調節軸24に関して外面であり、カバー26から離れる方を向き、歯板ホルダ36が搭載可能な搭載面34を形成する。歯板ホルダ36は、工作物の金属切削機械加工用の歯板38を担持する。
前方凹部20から距離をおいて、工具本体12は、前方凹部20と平行に走り且つ補償スライド42を収容する後方凹部40を有する。後方凹部40は、工具本体12の通路を形成し、この通路は、その2つの端部にて、それぞれ第1カバー48と第2カバー50により閉鎖されている。補償スライド42は長手方向の内腔44を有し、案内ボルト46が内腔44を貫通している。案内ボルト46は、第1カバー48と第2カバー50を接続する。補償スライド42は、補償軸52と同軸に位置合わせされた案内ボルト46に沿って移動することができる。補償軸52は、工具スライド22の調節軸24と平行に伸びている。
工具スライド22は、伝達機構54を介して補償スライド42に連結されている。伝達機構54は、歯付ローラ56を含む。歯付ローラ56は、前方凹部20と後方凹部40の間に配置された工具本体12の中央凹部60に、回転軸16に対して直角に且つ補償軸24に対して直角に位置合わせされた歯付ローラの軸62を中心に回転可能なように搭載される。歯付ローラ56は、一方で、工具スライド22の外側に配置された第1の歯列64と噛み合い、他方で、補償スライド42の外側に配置された第2の歯列66と噛み合う。工具スライド22が、スピンドル28により調節軸24に沿って移動されると、補償スライド42は、工具スライド22の移動とは反対方向である補償軸52に沿った補償移動を行い、工具スライド22及び補償スライド42の質量が、精密旋削工具10が全体として常に自動的に均衡が保たれるようにシフトされる。
補償スライド42は、その周縁に沿って環状溝68を有し、環状溝68には弾性ガイド要素が封止リング70の形態にて配置され、封止リング70は、補償スライド42が移動されると後方凹部40の壁に沿ってスライドし、補償スライド42を案内する。
中央凹部60は、歯付ローラ56上に広がっており、工具本体12のケーシング面74の領域にデジタル表示部76を有する電子距離測定システム72を収容し、使用者は、デジタル表示部76上で、工具スライド22の調節距離を、マイクロメートル単位で読み取ることができる。ここで、上記調節距離は、使用者により予め決められた工具スライド22のゼロ位置と、工作物を加工するために工具スライド22が占める実際の位置との差分値に対応する。この調節距離を検出するために、工具スライド22の位置が、電子距離測定システム72により非接触で検出される。この目的のため、工具スライド22は、電子距離測定システム72に面する外側に、電子距離測定システム72により光学的に走査される測定テープ78を有する。ここで、測定テープ78により反射される光は電子距離測定システム72のセンサにより検出され、対応するセンサ信号は電子距離測定システム72の電子評価装置により評価される。このような電子距離測定システム72は、それ自体、当業者に知られているため、より詳細な説明は本件において必要でない。工具スライド22の調節距離は、電子距離測定システム72により非接触で検出し、表示部76に表示することができる。
電子距離測定システム72にエネルギーを供給する目的のため、精密旋削工具10はエネルギー供給装置80を有する。この装置は、電池室82に配置され、電池室82に挿入可能な少なくとも1つの電池84を含む。少なくとも1つの電池84は、それ自体公知であるために図示していない電気接続線を介して、導電的な仕方で電子距離測定システム72に接続される。電池室は、図1〜6に示した実施形態では、シャフト14から離れる方を向いた工具本体12の外面18内に開放され、封止リング86を介在させて、液密な仕方でカバー88により閉鎖される。カバー88を解除することにより、電池室82は、少なくとも1つの電池84を交換するために接近可能となる。
工具スライド22は、電子距離測定システム72及びエネルギー供給装置80から離れる方を向いた下面に平坦領域が配置されていることを除けば、円柱状の設計を有する。第1の楔面92を備えた楔状片90の形態である力伝達要素が、平坦な下面にぴったり接している。楔状片90は、工具スライド22と締付ボルト94の間に配置され、締付ボルト94は、工具本体12の回転軸16と平行に位置合わせされ、第1の長手方向部位96において、第1の楔面92から離れる方を向いた、楔状片90の第2の楔面98にぴったり接している。締付ボルト94は、第2の長手方向部位100において、補償スライド42に面で当接する。
締付ねじ102の形態である締付本体を用いて、締付ボルト94は、工具スライド22と補償スライド42の両方に同時に締付力を付与することができ、締付ねじ102が作動する結果、両スライドは同時に且つ確実に締め付けることが可能である。締付ねじ102は、工具本体12の径方向の内腔104を貫通し、長手方向の凹部106内に開放され、凹部106は、締付ボルト94だけでなく楔状片90も収容し、外面18にてカバー108により閉鎖される。
調節ねじ110の形態である調節要素は、カバー108に回転可能に搭載される。調節ねじ110は、調節面112により、工具本体12の外面18に面する楔状片90の上面114上に当接する。楔状片90の位置は、調節ねじ110が旋回される結果、工具本体12の回転軸16と平行に調節することができる。これにより、楔状片90の間隙を、調節ねじ110により、次のようにして設定することが許容される。即ち、一方では、所望の旋回ないし内腔径を調節するために締付ねじ102が一旦解放されると、スピンドル28が回転する結果、工具スライド22が径方向に調節可能となることが保証されるが、他方では、締付ねじ102が固く締められると、工具スライド22と補償スライド42を同時に且つ確実に締め付けることができるように設定することである。
工具スライド22の締め付け中、締付力が、締付ねじ102から締付ボルト94及び楔状片90を介して、工具スライド22に付与される。工具スライド22に楔状片90が面で当接することにより、工具スライド22が、調節軸24の方向に移動したり、締め付け中に調節軸24を中心に傾斜することのないことが保証される。それ故、工具スライド22を締め付けることで、調節軸24に沿ってその位置が変化することはなく、従って、表示部76に表示される調節距離が変化することもない。
楔状片90は、締付力を工具スライド22に自らを介して伝達可能な力伝達要素の機能を果たすだけでなく、同時に、楔状片90は、その第1の楔面92が工具スライド22の平坦な下面に面で当接することで回転しないように固定する装置も形成する。これにより、工具スライド22が、調節軸24に沿って調節中、調節軸24を中心に回転運動を行わないことが保証される。
楔状片90は、カバー108により閉鎖される工具本体12の長手方向凹部106に、締付ボルト94と一緒に配置される。これにより、精密旋削工具10の非常にコンパクトな設計が可能となり、補償スライド42と伝達機構54による均衡の補償を使用し、デジタル表示部76を備えた電子距離測定システム72を使用しているにも関わらず、工具本体12の外形を比較的小さく保つことができる。工具本体12の外径は、60mm未満、例えば50〜55mmとすることができる。工具本体12の外径は、50mm未満としてもよい。工具本体12の外径は、特に、45mm未満、例えば42mmとすることもできる。工具本体12の比較的小さい外径にも関わらず、工具スライド22により達成可能な走行距離、即ち、工具スライド22がカバーする調節距離は、5mmより大きく、例えば7〜9mmである。
図5には、内端位置における工具スライド22が示されており、工具スライド22は前方凹部29にほぼ完全に入り込んでいるため、搭載面34は、工具本体12の外側平坦領域116の高さに位置決めされる。工具スライド22のこの位置は、最小の旋回ないし内腔径に対応する。スピンドル28を回転させることにより、工具スライド22は、前方凹部20から、カバー26側から離れる方を向いた方向に、搭載面34が図6に示す(最大の旋回ないし内腔径に対応する)外端位置を占めるまで、移動することができる。工具スライド22の、図5に示す内端位置と図6に示す外端位置との間の距離の差が、工具スライド22が走行可能な距離に対応する。この距離は、少なくとも5mm、好ましくは7〜9mmである。
工具スライド22により走行される距離は、特に、調節軸24に関して、工具スライド22の長さの概ね3分の1とすることができる。
精密旋削工具10は、補償スライド42が反対方向に移動することで、工具スライド22の全調節距離に亘って均衡が保たれる。これにより、工作物の極めて精密な機械加工が可能となり、工具本体12の比較的小さい構造上の大きさで、非常に高い切削速度を達成することができる。
図1〜6に示した本発明に係る精密旋削工具の第1実施形態の場合、電池室が工具本体12の外面18の領域に配置される。しかしながら、電池室82のこのような位置決めは、絶対に必要というわけではない。参照番号120を全体として付した本発明に係る精密旋削工具の第2実施形態を、図7に示す。精密旋削工具120は、上で説明した精密旋削工具10と略同一の設計を有する。それ故、図7では、図1〜6に示した構成要素と同一の構成要素については、同じ参照番号を使用する。これらの構成要素に関しては、重複を避けるため、前の説明が参照される。
精密旋削工具120が精密旋削工具10と異なるのは、外面に配置された電池室82に代えて、側面に配置された電池室122が使用され、後方凹部40とシャフト14の間の領域において長手方向凹部106の下方に配置される、という点である。電池室122も、少なくとも1つの電池84を収容し、カバー124により液密となるように閉鎖することができる。カバー124は、封止リング126を介在させて、側面に配置される。電池室122に配置された少なくとも1つの電池84は、図示していない電気接続線を介して、導電的な仕方で電子距離測定システム72に接続される。
図7に示す精密旋削工具120は、工具本体12の特に小さい外径を特徴とする。この外径は、例えば45mm未満、特に42mmとすることができる。非常に小さい構造スペースにも関わらず、精密旋削工具120は工具スライド22の相当大きな走行距離を表示し、精密旋削工具120は、反対方向に移動する補償スライド42を使用する結果、工具スライド22の全調節距離に亘って均衡が保たれ、従って、工作物を極めて精密に機械加工するために使用することができる。

Claims (15)

  1. 回転軸を中心に回転駆動可能な工具本体と、工具スライドと、前記工具本体に変位可能に搭載された伝達機構を介して前記工具スライドに連結された補償スライドとを備えた精密旋削工具であって、
    前記工具スライドが、前記回転軸に対して直角に位置合わせされた調節軸に沿って、精密調節機構により変位可能であり、
    前記補償スライドが、いかなる不均衡も補償するために、前記工具スライドの移動とは反対に、前記調節軸に平行に位置合わせされた補償軸に沿って、前記伝達機構により自動的に変位可能であり、
    前記工具スライドが、前記工具本体から調節方向に突出する端部に搭載面を有し、該搭載面に歯板担体が搭載されるように適合される、
    精密旋削工具において、
    該精密旋削工具(10;120)が、表示部(76)を備えた電子距離測定システム(72)と、前記距離測定システム(72)にエネルギーを供給するエネルギー供給装置(80)とを含み、
    前記工具スライド(22)の調節距離が、前記距離測定システム(72)により検出され、前記表示部(76)に表示されるように適合されること、
    を特徴とする精密旋削工具。
  2. 請求項1に記載の精密旋削工具であって、前記距離測定システム(72)により非接触で検出可能な測定スケール(78)が、前記工具スライド(22)に配置されること、を特徴とする精密旋削工具。
  3. 請求項1又は2に記載の精密旋削工具であって、
    締付装置が、前記工具スライド(22)を所望の位置に確実に締め付けるために、前記工具本体(12)に配置され、
    前記締付装置が、締付力を付与するためにユーザにより作動可能な締付本体(102)を有し、
    前記締付力が、前記工具スライド(22)上に横たわる力伝達要素(90)を介して、前記工具スライド(22)に伝達可能であること、
    を特徴とする精密旋削工具。
  4. 請求項3に記載の精密旋削工具であって、前記力伝達要素(90)が、前記調節軸(24)を中心に旋回しないように前記工具スライド(22)を固定する固定要素を形成すること、を特徴とする精密旋削工具。
  5. 請求項3又は4に記載の精密旋削工具であって、前記力伝達要素(90)が、調節可能なように前記工具本体(12)に保持されること、を特徴とする精密旋削工具。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、
    前記力伝達要素(90)が、間隙を空けて前記工具本体(12)に保持され、
    前記間隙が、調節要素(110)により調節可能であること、
    を特徴とする精密旋削工具。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、前記力伝達要素が、前記工具スライド(22)上に横たわる、楔面(92)を備えた楔状片(90)として設計されること、を特徴とする精密旋削工具。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、前記工具スライド(22)及び前記補償スライド(42)が、前記締付装置により同時に且つ確実に締め付けられるように適合されること、を特徴とする精密旋削工具。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、
    前記締付装置が、前記締付本体(102)により締付力の作用を受ける締付ボルト(94)を有し、
    前記締付ボルト(94)が、第1の長手方向部位(96)において前記力伝達要素(90)に締付力を付与し、第2の長手方向部位(100)において前記補償スライド(42)に締付力を付与すること、
    を特徴とする精密旋削工具。
  10. 請求項9に記載の精密旋削工具であって、前記締付ボルト(94)が、その第1の長手方向部位(96)において前記力伝達要素(90)に直接当接すること、を特徴とする精密旋削工具。
  11. 請求項9又は10に記載の精密旋削工具であって、前記締付ボルト(94)が、その第2の長手方向部位(100)において前記補償スライド(42)に直接当接すること、を特徴とする精密旋削工具。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、前記エネルギー供給装置(80)が、液密となるように閉鎖可能な前記工具本体(12)の電池室(82)に配置されること、を特徴とする精密旋削工具。
  13. 請求項12に記載の精密旋削工具であって、
    前記工具本体(12)が、機械工具のスピンドルに非回転接続するシャフト(14)を有すること、及び
    前記電池室(82)が、前記シャフト(14)から離れる方を向いた、前記工具本体(12)の外面(18)にて接近可能であること、
    を特徴とする精密旋削工具。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の精密旋削工具であって、前記補償スライド(42)が、前記工具本体(12)の凹部(40)を貫通する案内ボルト(46)上を変位するために保持されること、を特徴とする精密旋削工具。
  15. 請求項14に記載の精密旋削工具であって、
    前記凹部(40)が、両端にてそれぞれカバー(48,50)により閉鎖された前記工具本体(12)の通路を形成し、
    前記案内ボルト(46)が、前記カバー(48,50)を互いに接続すること、
    を特徴とする精密旋削工具。
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