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JP2013256468A - 動物の寄生虫防除剤 - Google Patents

動物の寄生虫防除剤 Download PDF

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JP2013256468A
JP2013256468A JP2012133691A JP2012133691A JP2013256468A JP 2013256468 A JP2013256468 A JP 2013256468A JP 2012133691 A JP2012133691 A JP 2012133691A JP 2012133691 A JP2012133691 A JP 2012133691A JP 2013256468 A JP2013256468 A JP 2013256468A
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JP2012133691A
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Akira Numata
昭 沼田
Hirotaka Furukawa
裕貴 古川
Yuji Iwawaki
裕二 岩脇
Hodaka Imanaka
穂高 今仲
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

【課題】哺乳動物、鳥類等に寄生する有害な節足動物や線虫類の新規な防除剤を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩より選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する組成物。

[式中、Bは、下記の構造式で表されるピラゾール環を表し、

は、−N(−O)m2又は−CRを表し、Aは、複素環、(Zで置換されたフェニル等を表し、R、R、Rはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル等を表し、Zはハロゲン原子、C〜Cアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル等を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽としての哺乳動物、鳥類等に寄生する有害な外部もしくは内部寄生虫防除剤に関するものである。
特許文献1〜17及び非特許文献1及び2には、ある種のピラゾール誘導体が開示されているが、本発明に係わる動物の寄生虫防除剤については具体的に開示されていない。
国際公開第2011/045224号 国際公開第2010/006713号 国際公開第2008/046527号 国際公開第2008/016131号 国際公開第2007/027842号 国際公開第2006/107771号 国際公開第2006/044502号 国際公開第2005/121099号 国際公開第2004/072033号 国際公開第2004/029043号 国際公開第2008/011131号 国際公開第2003/051833号 米国特許出願公開第2003/144309号明細書 国際公開第2002/092573号 欧州特許出願公開第1104760号 米国特許出願公開第3254093号明細書 特開2010−006717号公報
テトラへドロン レター 2002年,43巻,2171頁 ジャーナル オブ メディシナル ケミストリ− 2008年,51巻,2267頁
伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽としての哺乳動物、鳥類等に寄生する外部もしくは内部寄生虫の駆除は、対象となる哺乳動物、鳥類等の健康維持の目的で、さらに、対象となる哺乳動物、鳥類等が家畜・家禽である場合には、安全な食料や高品質な羊毛・羽毛等生活資材の安定生産という目的からも重要な課題である。このような観点から、従来、有害な外部もしくは内部寄生虫の駆除を目的とする寄生虫防除剤の開発が進み、有効な薬剤が今日まで実用に供されてきた。
しかしながら、こうした薬剤の長年にわたる使用により、近年、寄生虫が薬剤抵抗性を獲得し、従来用いられてきた薬剤による駆除が困難となる場面が増えてきている。このような状況下、高度な寄生虫防除活性を有するのみならず、低毒性且つ低残留性の新規な寄生虫防除剤及び有効な防除方法の開発が常に期待されている。
本発明者らは、上記の課題解決を目標に鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で表されるピラゾール誘導体及びその塩、或いはそれらから選ばれる2種以上の混合物からなる有効成分と界面活性剤、固体担体及び液体担体から選ばれる1種又は2種以上の構成成分、さらに必要ならば、有効量の公知の寄生虫防除剤の1種又は2種以上の付加成分とからなる組成物の有効量を、哺乳動物、鳥類等に経口投与又は非経口投与することにより、優れた寄生虫防除活性を示すことを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記〔1〕〜〔19〕に関するものである。
〔1〕
一般式(1):

[式中、Bは、下記の構造式で表されるピラゾール環を表し、

は、−N(−O)m2又は−CRを表し、
は、D1−1〜D1−105、(Zで置換されたフェニル又は(Zで置換されたナフチルを表し、
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル又はC〜Cハロアルキルスルホニルを表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル又はC〜Cハロアルキルスルホニルを表し、n1が2以上の整数を表すとき、各々のRは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、シアノ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル又はジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルを表し、
但しAがD1−57のとき、Rは、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニルを除く、
D1−1〜D1−105は、それぞれ下記の構造式で表される環を表し、




は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
或いは、AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表すとき、Xの結合する炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合する炭素原子が隣接する場合には、XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、若しくは、AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、Rがメチレンを表す時、Rは、Rが結合する炭素原子とAの結合する炭素原子及びAを形成する2つの炭素原子と共に5員環を形成してもよく、このときRは、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、更に、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されてもよく、或いは、AがD1−6、D1−15、D1−25、D1−27、D1−40、D1−44、D1−47、D1−50、D1−73、D1−86又はD1−93を表す場合、X1aはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、X1aが結合する窒素原子とRが結合する炭素原子及びAが結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
D2−1〜D2−102は、それぞれ下記の構造式で表される環を表し、




は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR6a)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR6a、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、qが2以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X1a)−,−CHN(X1a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X1a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X1a)CH=N−,−N(X1a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はZによって任意に置換されていてもよく、或いは、qが1以上の整数を表すとき、Zの結合する炭素原子と式(B)のピラゾール4位と結合する炭素原子が隣接する場合には、ZはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Zの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
及びR5aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OH,−OR11、−SH、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−N(R13a)R13、−C(O)R12、−C(O)OH、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−C(O)N(R13a)N(R13a)R13、−C(O)N(R13a)OR11、−C(R12)=NOH、−C(R12)=NOR11、−C(R12)=NN(R13a)R13、−C(=NOR11a)N(R13a)R13、−C(=NR13b)OR11a、−C(=NR13b)SR11a、−C(=NR13b)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−ON(R13a)R13、−N(R13a)OR11、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
は、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11a、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
6aは、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
は、水素原子又はR6aを表し、
及びR8aは、各々独立して水素原子、シアノ、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11a、−C(O)R12、−N(R13a)R13、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−C(R12)=NOR11、−C(R12)=NN(R13a)R13、−C(=NOR11a)N(R13a)R13、−C(=NR13b)OR11a、−C(=NR13b)SR11a、−C(=NR13b)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又は、RはR8aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、又はRはR8aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R及びR8aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
8bは、水素原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
8cは、水素原子、−OR20、−S(O)20又は−N(R22a)R22を表し、
8dは、C〜Cアルキル、−OR20、−S(O)20又は−N(R22a)R22を表すか、或いは、R8cとR8dは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8c及びR8dが結合する炭素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基又はC〜Cハロアルキルチオ基によって任意に置換されてもよく、
8e及びR8fは、各々独立してR23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、或いは、R8eとR8fは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8e及びR8fが結合する硫黄原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基又はC〜Cハロアルキルチオ基によって任意に置換されてもよく、
、R9a及びR9bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、フェニル又は(Zq2で置換されたフェニルを表し、
10は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
11は、シアノ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、−S(O)15a、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表し、
11aは、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
12は、水素原子又はR11aを表し、
13及びR13aは、各々独立して水素原子、シアノ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、−S(O)15、−N(R17a)R17、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−C(R16)=NOR15a、−C(R16)=NN(R17a)R17、−C(=NOR15a)N(R17a)R17、−C(=NR17b)OR15a、−C(=NR17b)SR15a、−C(=NR17b)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表すか、又は、R13はR13aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、或いは、R13はR13aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR13aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
13bは、水素原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−S(O)15、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
14及びR14aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cシクロアルキル、R18で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R18で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OH,−OR15、−SH、−S(O)15、−S(=NR17b)R15a、−S(O)(=NR17b)R15a、−N(R17a)R17、−C(O)R16、−C(O)OH、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−C(O)N(R17a)N(R17a)R17、−C(O)N(R17a)OR15a、−C(R16)=NOH、−C(R16)=NOR15a、−C(R16)=NN(R17a)R17、−C(=NOR15a)N(R17a)R17、−C(=NR17b)OR15a、−C(=NR17b)SR15a、−C(=NR17b)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−ON(R17a)R17、−N(R17a)OR15a、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
15は、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−S(O)20、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)SR20、−C(S)OR20、−C(S)SR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表し、
15aは、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
16は、水素原子又はR15を表し、
17及びR17aは、各々独立して水素原子、シアノ、−CHO、−S(O)20、−N(R22a)R22、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)SR20、−C(S)OR20、−C(S)SR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−C(R21a)=NOR20、−C(R21a)=NN(R22a)R22、−C(=NOR20)N(R22a)R22、−C(=NR22b)OR20a、−C(=NR22b)SR20a、−C(=NR22b)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表すか、又は、R17はR17aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、或いは、R17はR17aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R17及びR17aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
17bは、水素原子、シアノ、ニトロ、−CHO、−S(O)20、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
18及びR19は、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cハロシクロアルケニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルケニルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、OR23、S(O)23又はC(O)R23を表し、
20、R20a、R21及びR21aは、各々独立してフェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、R23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル又はC〜Cハロシクロアルケニルを表し、
22及びR22aは、各々独立して水素原子、シアノ、−CHO、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、R23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、−OR23、−S(O)23又は−C(O)R23を表し、
22bは、R22又はニトロを表し、
23は、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH又はR24を表し、t1、t2又はt4が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
2aは、水素原子、シアノ、−OH、−NH、−CHO又はR24を表し、X2aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX2aとXは、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X2a及びXのそれぞれが結合する原子と共に6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
2bは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH、−CHO又はR24を表し、u1、u2、u4、u5、u6、u7、u8又はu9が2以上の整数を表すとき、各々のX2bは互いに同一であっても、又は互いに相異なってもよく、更に、2つのX2bが同一の炭素上に置換している場合、2つのX2bは一緒になってオキソ、チオキソ、イミノ、C〜Cアルキルイミノ、C〜Cアルコキシイミノ又はC〜Cアルキリデンを形成してもよく、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH又はR24を表し、q2が2以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに異なってもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X2a)−,−CHN(X2a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X2a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X2a)CH=N−,−N(X2a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
24は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、R28で任意に置換された(C〜C)アルキル、R28で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R28で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R28で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R28で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OR25、−S(O)25、−C(O)OR25、−C(O)R26、−N(R27a)R27、−C(O)N(R27a)R27、−C(S)N(R27a)R27、−S(O)N(R27a)R27、フェニル、C〜Cアルキル又はハロゲン原子で任意に置換されたフェニルを表し、
25、R26及びR27aは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキルを表し、
27は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル
を表し、
28は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜C6アルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノを表し、
n1、p1、t1及びu1は、各々独立して0〜3の整数を表し、
p2、t2及びu2は、各々独立して0〜2の整数を表し、
p3及びt3は、各々独立して0〜1の整数を表し、
p4、t4及びu4は、各々独立して0〜4の整数を表し、
p5及びu5は、各々独立して0〜5の整数を表し、
p6及びu6は、各々独立して0〜6の整数を表し、
u7は、各々独立して0〜7の整数を表し、
p8は、1〜4の整数を表し、
u8は、0〜8の整数を表し、
u9は、0〜9の整数を表し、
q及びq2は、各々独立して1〜5の整数を表し、
m1、m2、m3及びm4は、各々独立して0又は1の整数を表し、
rは、0〜2の整数を表す。]で表されるピラゾール誘導体又はその塩を有効成分として含有する動物の寄生虫防除組成物。
〔2〕
(1)Aが、D1−1〜D1−5、D1−8〜D1−14、D1−18〜D1−24、D1−28〜D1−38、D1−41、D1−43、D1−46、D1−48、D1−49、D1−52〜D1−68、D1−70〜D1−72、D1−74〜D1−76、D1−79、D1−82〜D1−85、D1−88、D1−89、D1−91、D1−92又はD1−94〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表す場合、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
(但し、1つ以上のXは、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−C(R12)=NOH及び−C(R12)=NOR11からなる群より選ばれる置換基で任意に置換された(C〜C12)アルキル表す。)
(2)Aが、D1−6、D1−7、D1−15〜D1−17、D1−25〜D1−27、D1−39、D1−40、D1−42、D1−44、D1−45、D1−47、D1−69,D1−73,D1−77、D1−78、D1−80、D1−81、D1−86、D1−87、D1−90又はD1−93を表し、且つp1、p2、p3、p4又はp5が1以上の整数を表す場合、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4又はp5が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、更に、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されてもよい
(但し、1つ以上のX又はX1aは、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−C(R12)=NOH及び−C(R12)=NOR11からなる群より選ばれる置換基で任意に置換された(C〜C12)アルキルを表す。)
上記〔1〕記載の寄生虫防除組成物。
〔3〕
(1)AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表し、更にXの結合するA上の炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合、
(1−1)XはRと一緒になってメチレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に5員環を形成し、このときメチレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
(1−2)XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
更に、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、残りのXは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p4、p5、p6又はp8が3以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
(2)AがD1−6、D1−15、D1−25、D1−27、D1−40、D1−44、D1−47、D1−50、D1−73、D1−86又はD1−93を表す場合、
1aは、Rと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、X1aが結合する窒素原子とRが結合する炭素原子及びAが結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
(3)Aが、(Zで置換されたフェニル又は(Zで置換されたナフチルを表し、且つqが1以上の整数を表し、更にZの結合するA上の炭素原子と式(B)のピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合には、ZはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Zの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
更に、qが2以上の整数を表すとき、残りのZは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR6a)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR6a、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、qが3以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X1a)−,−CHN(X1a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X1a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X1a)CH=N−,−N(X1a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はZによって任意に置換されていてもよい上記〔1〕記載の寄生虫防除組成物。
〔4〕
、R及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
n1及びm1は、0の整数を表す上記〔2〕記載の寄生虫防除組成物。
〔5〕
がD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表し、更にXの結合するA上の炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合には、XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
更に、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、
残りのXは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表す上記〔3〕記載の寄生虫防除組成物。
〔6〕
は、−CRを表し、
及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
Bは、B−1乃至B−6の何れかで表される環を表し、

は、−O−、−S(O)r1−、−C(X1b)X1c−を表し、
1b及びX1cは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又はX1bとX1cは一緒になってオキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基を形成してもよく、
1d及びX1fは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又はX1dとX1fは一緒になってオキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基を形成してもよく、
nは、1〜2の整数を表し、
n1は、0の整数を表し、
r及びr1は、各々独立して0〜2の整数を表す上記〔5〕記載の寄生虫防除組成物。
〔7〕
1b及びX1cは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基を表し、
1d及びX1fは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基を表し、
は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル、Rで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、Rで任意に置換された(C〜C)アルキニル、フェニル、(Zq2で置換されたフェニル、D2−32、D2−33、D2−34、D2−36、D2−37又はD2−38を表し、
1aは、水素原子、C〜Cアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル又はR5aで任意に置換された(C〜C)アルキニルを表し、
及びR5aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−OH,−OR11、−SH、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−N(R13a)R13、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(R12)=NOH又は−C(R12)=NOR11を表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−OR25又は−S(O)25を表し、
は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−OR25又は−S(O)25を表し、
11及びR11aは、各々独立してC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
12、R13、R13a及びR13bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
25は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
t1及びt4は、各々独立して0〜2の整数を表し、
q2は、1〜2の整数を表し、
nは、1の整数を表す上記〔6〕記載の寄生虫防除組成物。
〔8〕
及びRは、水素原子を表し、
Bは、B−1a、B−2a、B−2b、B−3a乃至B−5aのいずれかで表される環を表し、

は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキル又はD2−37を表し、
1aは、水素原子又はR5aで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
は、−S(O)11を表し、
5aは、ハロゲン原子、シアノ、−OR11又は−S(O)11を表し、
11は、C〜Cアルキルを表し、
m1及びt1は、0を表す上記〔7〕記載の寄生虫防除組成物。
〔9〕
及びRは、水素原子を表し、
(1)Aが、D1−14、D1−31、D1−34、D1−35、D1−52、D1−57又はD1−68を表し、p1、p3、p4又はp8が1の整数を表す場合、
は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
は、−S(O)11を表し、
11は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
rは、0〜2の整数を表し、
(2)Aが、D1−15又はD1−17を表し、p2が1の整数を表す場合、
は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
1aは、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表すか、或いは、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5員環を形成してもよく、
は、−S(O)11を表し、
11は、C〜Cアルキルを表し、
rは、0〜2の整数を表し、
(3)Aが、D1−15、D1−16又はD1−17を表し、p2が0の整数を表す場合、
1aは、R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)Rを表し、
5aは、−S(O)11、−C(R12)=NOR11、−S(=NR13b)R11a又は−S(O)(=NR13b)R11aを表し、
は、R14で任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
11は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−C(O)R16を表し、
11a、R12、R15及びR16は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
13bは、シアノを表し、
14は、−S(O)15を表し、
rは、0〜2の整数を表す上記〔4〕記載の寄生虫防除組成物。
〔10〕
動物に経口投与する上記〔1〕乃至〔9〕から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
〔11〕
動物に非経口投与する上記〔1〕乃至〔9〕から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
〔12〕
動物に非経口投与する方法が、注射による投与又は経皮投与である上記〔11〕に記載の寄生虫防除組成物。
〔13〕
動物が哺乳動物である上記〔1〕乃至〔12〕から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
〔14〕
哺乳動物がウサギ、モルモット、ハムスター、スナネズミ、マウス、ラット、リス、サル、イヌ、フェレット、ネコ、ヤク、ウシ、スイギュウ、ヤギ、ヒツジ、レイヨウ、シカ、トナカイ、イノシシ、ブタ、ラクダ、アルパカ、リャマ、ロバ、ウマ又はカンガルーである上記〔13〕に記載の寄生虫防除組成物。
〔15〕
寄生虫が動物の外部寄生性無脊椎動物である上記〔1〕乃至〔14〕の何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
〔16〕
動物の外部寄生性無脊椎動物がハエ、アブ、ヌカカ、ブユ、カ、ノミ、ハジラミ、シラミ、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニ、ヒメダニ、マダニ、サシダニ又はオオサシダニである上記〔15〕に記載の寄生虫防除組成物。
〔17〕
上記〔1〕乃至〔9〕から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除組成物の有効量を動物に経口投与する寄生虫防除方法。
〔18〕
上記〔1〕乃至〔9〕から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除組成物の有効量を動物に非経口投与する寄生虫防除方法。
〔19〕
非経口投与方法が注射による投与又は経皮投与である上記〔18〕に記載の寄生虫防除方法。
〔20〕
動物が哺乳動物である、上記〔17〕乃至〔19〕から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除方法。
〔21〕
哺乳動物がウサギ、モルモット、ハムスター、スナネズミ、マウス、ラット、リス、サル、イヌ、フェレット、ネコ、ヤク、ウシ、スイギュウ、ヤギ、ヒツジ、レイヨウ、シカ、トナカイ、イノシシ、ブタ、ラクダ、アルパカ、リャマ、ロバ、ウマ又はカンガルーである上記〔20〕に記載の寄生虫防除方法。
〔22〕
寄生虫が動物の外部寄生性無脊椎動物である上記〔17〕乃至〔21〕の何れか1項に記載の寄生虫防除方法。
〔23〕
動物の外部寄生性無脊椎動物がハエ、アブ、ヌカカ、ブユ、カ、ノミ、ハジラミ、シラミ、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニ、ヒメダニ、マダニ、サシダニ又はオオサシダニである上記〔22〕に記載の寄生虫防除方法。
本発明は、伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽としての哺乳動物、鳥類等の外部もしくは内部寄生虫に対して優れた防除効果を発揮する寄生虫防除剤を提供する。
本発明における「動物」とは、伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽、さらには研究・実験動物として用いられる脊椎動物を表し、より具体的には哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類等を意味する。
本発明における「伴侶動物・愛玩動物」とは、人の心を和ませたり楽しませる、その姿や鳴き声を鑑賞する、生活していく上での伴侶とする等の人間生活を充実させる目的や、視覚障害者、聴覚障害者、運動機能に障害を持つ人の手助けをさせる目的等で飼育されているウサギ、スナネズミ、リス、サル、イヌ、フェレット、ネコ等の哺乳類、ジュウシマツ、ブンチョウ、カナリア、オカメインコ、セキセイインコ等の鳥類、カメ、イグアナ、トカゲ、ヘビ等の爬虫類、金魚、熱帯魚等の鑑賞魚類を意味する。
本発明における「家畜・家禽」とは、食肉、ミルク、バター、卵、毛皮、皮革、羽毛、羊毛等を生産する目的で、或いは農耕等の使役目的で人為的に繁殖・飼育されているウサギ、乳牛、肉牛、水牛、山羊、羊、豚、ラクダ、馬、ロバ等の哺乳類、アヒル、ガチョウ、七面鳥、ニワトリ等の鳥類を意味する。
本発明における「研究・実験動物」とは、医薬品・動物薬・農薬等の研究開発、学問としての試験・研究、教育、その他科学上の使用のため、合目的に繁殖・生産されているウサギ、モルモット、ハムスター、スナネズミ、マウス、ラット、サル、イヌ、フェレット、ミニブタ等の哺乳類を意味する。
本発明における「有害生物」又は「寄生虫」とは、宿主となる動物の体表や各器官に寄生することで宿主動物の健康な成長を損ね、時に重篤な疾病を伝播し、場合によっては死に至らしめる有害な無脊椎動物を表し、より具体的には皮膚組織、体毛、羽毛を直接加害又は皮膚から吸血するアブ、ハエ、カ、ブユ、ヌカカ、ノミ、ハジラミ、シラミ、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニ、ヒメダニ、マダニ、サシダニ、オオサシダニ等の節足動物に代表される外部寄生虫及び胃、腸、肺、静脈、リンパ組織、皮下組織等の器官に寄生する毛細線虫、鞭虫、旋毛虫、回虫、蟯虫、糞線虫、鉤虫、住血線虫、肺虫、円虫、腸結節虫、毛様線虫、メジナ虫、糸状虫等の線虫類、鉤頭虫類、条虫類、吸虫類、胞子虫類、繊毛虫類、鞭毛虫類等の内部寄生虫とを意味する。
本発明における「防除」又は「駆除」とは、忌避、行動異常誘発、交配攪乱、摂食・吸血阻害、生育阻害、致死等の効果発現により寄生虫の感染・増殖を防ぎ、宿主となる動物を寄生虫の加害から防ぐことを意味する。
本発明における「防除方法」とは、寄生虫を防除するために寄生虫防除剤組成物を動物に経口投与、非経口投与又は成形製品による投与等の方法を用いて投与することを意味し、非経口投与としては皮下注射、筋肉内注射、腹腔内注射又は静脈内注射等の注射による投与、埋設(Inplants)等による投与、薬浴又は浸漬、洗浄、スプレー、滴下(Pour-on)、スポッティング(Spot-on)及びダスティング(dusting)等の経皮投与、経鼻投与及び坐剤投与等が挙げられ、成形製品による投与としてはネック・カラー(Neck collars)、ホルター(Halters)、テール・バンド(Tail bands)、リム・バンド(Limb bands)及びイヤー・タグ(Ear tags)等の標識装置を用いた投与等が挙げられる。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体には、置換基の種類によってはE−体及びZ−体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含するものである。また、本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体は、1個又は2個以上の不斉炭素原子の存在に起因する光学活性体が存在するが、本発明は全ての光学活性体又はラセミ体を包含する。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体のうちで、常法に従って酸付加塩にすることができるものは、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水素酸の塩、硝酸、硫酸、燐酸、塩素酸、過塩素酸等の無機酸の塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸の塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸等のカルボン酸の塩又はグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸の塩とすることができる。
或いは、本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体のうちで、常法に従って金属塩にすることができるものは、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属の塩、カルシウム、バリウム、マグネシウムといったアルカリ土類金属の塩又はアルミニウムの塩とすることができる。
次に、本明細書において示した各置換基の具体例を以下に示す。ここで、n−はノルマル、i−はイソ、s−はセカンダリー及びtert−はターシャリーを各々意味し、Phはフェニルを意味する。
本明細書におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。尚、本明細書中「ハロ」の表記もこれらのハロゲン原子を表す。
本明細書におけるC〜Cアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cシクロアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよい。例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロシクロアルキルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよく、ハロゲン原子による置換は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方であってもよく、さらに、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2,2−ジフルオロシクロプロピル基、2,2−ジクロロシクロプロピル基、2,2−ジブロモシクロプロピル基、2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル基、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロピル基、2,2−ジブロモ−1−メチルシクロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルケニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルケニルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2,2−ジクロロビニル基、2−フルオロ−2−プロペニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、2,3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリクロロ−2−プロペニル基、1−(トリフルオロメチル)エテニル基、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル基、3−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cシクロアルケニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の、且つ1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよく、さらに、二重結合はendo−又はexo−のどちらの形式であってもよい。例えば1−シクロペンテン−1−イル基、2−シクロペンテン−1−イル基、1−シクロヘキセン−1−イル基、2−シクロヘキセン−1−イル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロシクロアルケニルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の、且つ1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよく、さらに、二重結合はendo−又はexo−のどちらの形式であってもよい。また、ハロゲン原子による置換は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方であってもよく、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていても良い。例えば2−フルオロ−1−シクロペンテニル基、2−クロロ−1−シクロペンテニル基、3−クロロ−2−シクロペンテニル基、2−フルオロ−1−シクロヘキセニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキリデンの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、二重結合によって結合した炭化水素基を表し、例えばメチリデン基、エチリデン基、プロピリデン基、1−メチルエチリデン基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキニルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていても良い。例えば2−クロロエチニル基、2−ブロモエチニル基、2−ヨードエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−基を表し、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、s−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルコキシの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−O−基を表し、例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2,−テトラフルオロエトキシ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルチオの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−S−基を表し、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルチオの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−S−基を表し、例えばジフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、クロロジフルオロメチルチオ基、ブロモジフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルチオ基、ヘプタフルオロプロピルチオ基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルチオ基、ノナフルオロブチルチオ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルスルフィニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−S(O)−基を表し、例えばメチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、n−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニル基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィニル基、s−ブチルスルフィニル基、tert−ブチルスルフィニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルスルフィニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−S(O)−基を表し、例えばジフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルフィニル基、クロロジフルオロメチルスルフィニル基、ブロモジフルオロメチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルスルフィニル基、ノナフルオロブチルスルフィニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルスルホニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−SO−基を表し、例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、s−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルスルホニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−SO−基を表し、例えばジフルオロメチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、クロロジフルオロメチルスルホニル基、ブロモジフルオロメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルスルホニル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチルスルホニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルアミノの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたアミノ基を表し、例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、i−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、i−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるジ(C〜Cアルキル)アミノの表記は、水素原子が両方とも、それぞれ同一でも又は互いに相異なっていてもよい炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたアミノ基を表し、例えばジメチルアミノ基、エチル(メチル)アミノ基、ジエチルアミノ基、n−プロピル(メチル)アミノ基、i−プロピル(メチル)アミノ基、ジ(n−プロピル)アミノ基、ジ(n−ブチル)アミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルイミノの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−N=基を表し、例えばメチルイミノ基、エチルイミノ基、n−プロピルイミノ基、i−プロピルイミノ基、n−ブチルイミノ基、i−ブチルイミノ基、s−ブチルイミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシイミノの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルコキシ−N=基を表し、例えばメトキシイミノ基、エトキシイミノ基、n−プロピルオキシイミノ基、i−プロピルオキシイミノ基、n−ブチルオキシイミノ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−C(O)−基を表し、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、2−メチルブタノイル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−C(O)−基を表し、例えばフルオロアセチル基、クロロアセチル基、ジフルオロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロジフルオロアセチル基、ブロモジフルオロアセチル基、トリクロロアセチル基、ペンタフルオロプロピオニル基、ヘプタフルオロブタノイル基、3−クロロ−2,2−ジメチルプロパノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cシクロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるシクロアルキル−C(O)−基を表し、例えばシクロプロピルカルボニル基、2−メチルシクロプロピルカルボニル基、シクロブチルカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロシクロアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロシクロアルキル−C(O)−基を表し、例えば2,2−ジクロロシクロプロピルカルボニル基、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロピルカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−C(O)−基を表し、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、 n−プロピルオキシカルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルコキシカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−O−C(O)−基を表し、例えばクロロメトキシカルボニル基、2−クロロエトキシカルボニル基、2,2−ジフルオロエトキシカルボニル基、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルアミノカルボニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えばメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、n−プロピルカルバモイル基、i−プロピルカルバモイル基、n−ブチルカルバモイル基、i−ブチルカルバモイル基、s−ブチルカルバモイル基、tert−ブチルカルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルアミノカルボニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数a〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えば2−フルオロエチルカルバモイル基、2−クロロエチルカルバモイル基、2,2−ジフルオロエチルカルバモイル基、2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルの表記は、水素原子が両方とも、それぞれ同一でも又は互いに相異なっていてもよい炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたカルバモイル基を表し、例えばN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジ(n−プロピル)カルバモイル基、N,N−ジ(n−ブチル)カルバモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルアミノスルホニルの表記は、水素原子の一方が炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基によって置換されたスルファモイル基を表し、例えばメチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、n−プロピルスルファモイル基、i−プロピルスルファモイル基、n−ブチルスルファモイル基、i−ブチルスルファモイル基、s−ブチルスルファモイル基、tert−ブチルスルファモイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシ(C〜C)アルキルの表記は、それぞれ前記の意味である任意のC〜Cアルコキシ基によって、炭素原子に結合した水素原子が置換された炭素原子数がd〜e個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアレニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に3個の炭素の間に2個の二重結合が連続した−C=C=C−の部分構造を持つ不飽和炭化水素基を表し、例えばプロパジエニル基、1,2−ブタジエニル基、1,2−ペンタジエニル基、3−メチル−1,2−ブタジエニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルケニルスルフィニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルケニル−S(O)−基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)アルキル、R5aによって任意に置換された(C〜C)アルキル、R14によって任意に置換された(C〜C)アルキル、R14aによって任意に置換された(C〜C)アルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキル、R23によって任意に置換された(C〜C)アルキル又はR28によって任意に置換された(C〜C)アルキル等の表記は、任意のR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)アルキル基上の置換基R、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28が2個以上存在するとき、それぞれのR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28は互いに同一でも異なってもよい。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R5aによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R14によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R14aによって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R18によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R23によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル又はR28によって任意に置換された(C〜C)シクロアルキル等の表記は、任意のR、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるシクロアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)シクロアルキル基上の置換基R、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28が2個以上存在するとき、それぞれのR、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28は互いに同一でも異なってもよく、さらに置換位置は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方にあってもよい。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)アルケニル、R5aによって任意に置換された(C〜C)アルケニル、R14によって任意に置換された(C〜C)アルケニル、R14aによって任意に置換された(C〜C)アルケニル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23によって任意に置換された(C〜C)アルケニル又はR28によって任意に置換された(C〜C)アルケニル等の表記は、任意のR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルケニル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)アルケニル基上の置換基R、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28が2個以上存在するとき、それぞれのR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28は互いに同一でも異なってもよい。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、R5aによって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、R14によって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、R14aによって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、R18によって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、R19によって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル又はR23によって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル又はR28によって任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル等の表記は、任意のR、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるシクロアルケニル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)シクロアルケニル基上の置換基R、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28が2個以上存在するとき、それぞれのR、R5a、R14、R14a、R18、R19、R23又はR28は互いに同一でも異なってもよく、さらに置換位置は環構造部分であっても、側鎖部分であっても、或いはそれらの両方にあってもよい。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)アルキニル、R5aによって任意に置換された(C〜C)アルキニル、R14によって任意に置換された(C〜C)アルキニル、R14aによって任意に置換された(C〜C)アルキニル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキニル又はR23によって任意に置換された(C〜C)アルキニル又はR28によって任意に置換された(C〜C)アルキニル等の表記は、任意のR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28によって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキニル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)アルキニル基上の置換基R、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28が2個以上存在するとき、それぞれのR、R5a、R14、R14a、R19、R23又はR28は互いに同一でも異なってもよい。
本明細書における
〔RはR8aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R及びR8aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、〕
〔R13はR13aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR13aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、〕
〔R17はR17aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R17及びR17aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、〕
等の表記の具体例として、例えばアジリジン、アゼチジン、アゼチジン−2−オン、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、オキサゾリジン、オキサゾリジン−2−オン、オキサゾリジン−2−チオン、チアゾリジン、チアゾリジン−2−オン、チアゾリジン−2−チオン、イミダゾリジン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−チオン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、ピペリジン−2−チオン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−チオン、モルホリン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−チオン、チオモルホリン、ペルヒドロピリミジン−2−オン、ピペラジン、ホモピペリジン、ホモピペリジン−2−オン、ヘプタメチレンイミン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
本明細書における
〔R8cとR8dは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8c及びR8dが結合する炭素原子と共に5〜7員環を形成してもよいことを表し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、〕
等の表記の具体例として、例えばチアゾリジン−2−イリデン、2,3−ジヒドロチアゾール−2−イリデン、イミダゾリジン−2−イリデン、2,3−ジヒドロイミダゾール−2−イリデン、2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イリデン、1,2−ジヒドロピリジン−2−イリデン、2,3−ジヒドロピリダジン−3−イリデン、1,2−ジヒドロピラジン−2−イリデン、1,2−ジヒドロピリミジン−2−イリデン、6H−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアジン−2−イリデン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
本明細書における
〔R8eとR8fは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8e及びR8fが結合する硫黄原子と共に5〜7員環を形成してもよいことを表し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、〕
等の表記の具体例として、例えばテトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェノン、テトラヒドロチオピラン、チオピラン−4−オン、1,4−チオキサン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体において、Rで表される置換基の範囲として、例えば下記の各群が挙げられる。
すなわち、RI:水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル。
II:ハロゲン原子、C〜Cアルキル。
III:ハロゲン原子。
IV:C〜Cアルキル。
V:水素原子。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体において、Aで表される置換基の範囲として、例えば下記の各群が挙げられる。
すなわち、AI:D1−14、D1−15、D1−16、D1−17、D1−31、D1−34、D1−35、D1−52、D1−57、D1−68。
II:D1−15、D1−16、D1−17。
III:D1−14、D1−31、D1−34、D1−35、D1−52,D1−57。
IV:D1−14。
V:D1−17。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体において、Xで表される置換基の範囲として、例えば下記の各群が挙げられる。
I:Rで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、Rは−S(O)11を表し、R11はC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、rは0〜2の整数を表す。]、D2−37。
II:Rで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、Rは−S(O)11を表し、R11はC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、rは0〜2の整数を表す。]。
III:Rで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、Rはハロゲン原子を表す。]。
IV:D2−37。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体において、X1aで表される置換基の範囲として、例えば下記の各群が挙げられる。
1aI:水素原子、C〜Cアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、R5aはハロゲン原子、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a又は−S(O)(=NR13b)R11aを表し、R11はC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、rは0〜2の整数を表し、R11aはC〜Cアルキルを表し、R13bはシアノを表す。]、D2−37。
1aII:R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、R5aは−S(O)11を表し、R11はC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、rは0〜2の整数を表す。]。
1aIII:R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、R5aはハロゲン原子を表す。]。
1aIV:R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、R5aは−S(=NR13b)R11a又は−S(O)(=NR13b)R11aを表し、R11aはC〜Cアルキルを表し、R13bはシアノを表す。]。
1aV:D2−37。
1aVI:C〜Cアルキル。
1aVII:R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル[ここで、R5aは−C(R12)=NOR11を表し、R11はC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、R12はC〜Cアルキルを表す。]。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体において、Bで表される置換基の範囲として、例えば下記の各群が挙げられる。
BI:B−1〜B−6[ここで、Aは−O−、−S(O)−、−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
BII:B−1、B−2、B−4、B−5[ここで、Aは−O−、−S(O)−、−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
BIII:B−3、B−6[ここで、Aは−O−、−S(O)−、−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
BIV:B−1及びB−3[ここで、Aは−O−、−S(O)−、−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
BV:B−1[ここで、Aは−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表す。]。
BVI:B−3[ここで、Aは−C(X1b)X1c−を表し、X1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表す。]。
BVII:B−4[ここで、Aは−CH−を表し、nは1の整数を表す。]。
BVIII:B−1[ここで、Aは−O−を表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表す。]。
BIX:B−3[ここで、Aは−O−、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表す。]。
BX:B−1[ここで、Aは−S(O)−を表し、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
BXI:B−3[ここで、Aは−S(O)−、X1d及びX1fは水素原子を表し、nは1の整数を表し、rは0〜2の整数を表す。]。
これらの本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体における各置換基の範囲を示す各群は、それぞれ任意に組み合わせることができ、それぞれピラゾール誘導体の範囲を表す。R、A、X及びX1aの組み合わせの例としては、例えば以下の第1表に示す組合せが挙げられる。また、R、B、X及びX1aの組み合わせの例としては、例えば以下の第2表に示す組合せが挙げられる。但し、第1表及び第2表の組み合わせは例示のためのものであって、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
〔第1表〕 〔第1表〕(続き)
―――――――――――――― ――――――――――――――
R3 A2 X1 X1a R3 A2 X1 X1a
―――――――――――――― ――――――――――――――
R3I A2I X1I X1aI R3II A2V X1II X1aIV
R3I A2II X1II X1aI R3II A2V X1II X1aV
R3I A2II X1II X1aII R3II A2V X1II X1aVI
R3I A2II X1II X1aIII R3III A2I X1I X1aI
R3I A2II X1II X1aIV R3III A2II X1II X1aI
R3I A2II X1II X1aV R3III A2II X1II X1aII
R3I A2II X1II X1aVI R3III A2II X1II X1aIII
R3I A2II --- X1aII R3III A2II X1II X1aIV
R3I A2II --- X1aIV R3III A2II X1II X1aV
R3I A2II --- X1aVII R3III A2II X1II X1aVI
R3I A2III X1II --- R3III A2II --- X1aII
R3I A2IV X1II --- R3III A2II --- X1aIV
R3I A2V X1II X1aI R3III A2II --- X1aVII
R3I A2V X1II X1aII R3III A2III X1II ---
R3I A2V X1II X1aIII R3III A2IV X1II ---
R3I A2V X1II X1aIV R3III A2V X1II X1aI
R3I A2V X1II X1aV R3III A2V X1II X1aII
R3I A2V X1II X1aVI R3III A2V X1II X1aIII
R3II A2I X1I X1aI R3III A2V X1II X1aIV
R3II A2II X1II X1aI R3III A2V X1II X1aV
R3II A2II X1II X1aII R3III A2V X1II X1aVI
R3II A2II X1II X1aIII R3IV A2I X1I X1aI
R3II A2II X1II X1aIV R3IV A2II X1II X1aI
R3II A2II X1II X1aV R3IV A2II X1II X1aII
R3II A2II X1II X1aVI R3IV A2II X1II X1aIII
R3II A2II --- X1aII R3IV A2II X1II X1aIV
―――――――――――――― ――――――――――――――
〔第1表〕(続き) 〔第1表〕(続き)
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R3 A2 X1 X1a R3 A2 X1 X1a
―――――――――――――― ――――――――――――――
R3II A2II --- X1aIV R3IV A2II X1II X1aV
R3II A2II --- X1aVII R3IV A2II X1II X1aVI
R3II A2III X1II --- R3IV A2II --- X1aII
R3II A2IV X1II --- R3IV A2II --- X1aIV
R3II A2V X1II X1aI R3IV A2II --- X1aVII
R3II A2V X1II X1aII R3IV A2III X1II ---
R3IV A2III X1II --- R3IV A2IV X1II ---
R3II A2V X1II X1aIII R3V A2II X1II X1aVI
R3IV A2V X1II X1aI R3V A2II --- X1aII
R3IV A2V X1II X1aII R3V A2II --- X1aIV
R3IV A2V X1II X1aIII R3V A2II --- X1aVII
R3IV A2V X1II X1aIV R3V A2IV X1II ---
R3V A2III X1II --- R3V A2V X1II X1aI
R3IV A2V X1II X1aV R3V A2V X1II X1aII
R3IV A2V X1II X1aVI R3V A2V X1II X1aIII
R3V A2I X1I X1aI R3V A2V X1II X1aIV
R3V A2II X1II X1aI R3V A2V X1II X1aV
R3V A2II X1II X1aII R3V A2V X1II X1aVI
R3V A2II X1II X1aIII ――――――――――――――
R3V A2II X1II X1aIV
R3V A2II X1II X1aV
――――――――――――――
〔第2表〕 〔第2表〕(続き)
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B X1 X1a B X1 X1a
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BI X1I X1aI BIII X1III ---
BI X1I X1aII BIII X1IV ---
BI X1I X1aIII BIV X1I X1aI
BI X1I X1aIV BIV X1I X1aII
BI X1I X1aV BIV X1I X1aIII
BI X1I X1aVI BIV X1I X1aIV
BI X1II X1aI BIV X1I X1aV
BI X1II X1aII BIV X1I X1aVI
BI X1II X1aIII BIV X1II X1aI
BI X1II X1aIV BIV X1II X1aII
BI X1II X1aV BIV X1II X1aIII
BI X1II X1aVI BIV X1II X1aIV
BI X1III X1aI BIV X1II X1aV
BI X1III X1aII BIV X1II X1aVI
BI X1III X1aIII BIV X1III X1aI
BI X1III X1aIV BIV X1III X1aII
BI X1III X1aV BIV X1III X1aIII
BI X1III X1aVI BIV X1III X1aIV
BI X1IV X1aI BIV X1III X1aV
BI X1IV X1aII BIV X1III X1aVI
BI X1IV X1aIII BIV X1IV X1aI
BI X1IV X1aIV BIV X1IV X1aII
BI X1IV X1aV BIV X1IV X1aIII
BI X1IV X1aVI BIV X1IV X1aIV
BII --- X1aI BIV X1IV X1aV
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〔第2表〕(続き) 〔第2表〕(続き)
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B X1 X1a B X1 X1a
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BII --- X1aII BIV X1IV X1aVI
BII --- X1aIII BV --- X1aI
BII --- X1aIV BV --- X1aII
BII --- X1aV BV --- X1aIII
BII --- X1aVI BV --- X1aIV
BIII X1I --- BV --- X1aV
BIII X1II --- BV --- X1aVI
BVI X1I --- BIX X1I ---
BVI X1II --- BIX X1II ---
BVI X1III --- BIX X1III ---
BVI X1IV --- BIX X1IV ---
BVII --- X1aI BX --- X1aI
BVII --- X1aII BX --- X1aII
BVII --- X1aIII BX --- X1aIII
BVII --- X1aIV BX --- X1aIV
BVII --- X1aV BX --- X1aV
BVII --- X1aVI BX --- X1aVI
BVIII --- X1aI BXI X1I ---
BVIII --- X1aII BXI X1II ---
BVIII --- X1aIII BXI X1III ---
BVIII --- X1aIV BXI X1IV ---
BVIII --- X1aV ――――――――――――
BVIII --- X1aVI
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本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体は、以下の方法で製造することができる。
製造法A

一般式(2−1)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物と、NHNHを反応させることにより、一般式(2−2)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
本反応では,NHNHは、一般式(2−1)で表される化合物1当量に対して0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
このようにして得られた一般式(2−2)で表される化合物と、一般式(8)[式中X1aは前記と同じ意味を表し、Jはハロゲン原子、−OH、−OSOMe、−OSOCF等の脱離基を表す。]で表される化合物を反応させることにより、一般式(3)[式中A、R、R、R、X1a及びn1は前記と同じ意味を表す。]及び一般式(4)[式中A、R、R、R、X1a及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を得ることができる。
一般式(8)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の公知の方法に準じて容易に合成することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
また、必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を、又は、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィン等を使用する光延反応を使用することができる。
また一般式(2−1)で表される化合物と、公知の一般式(6)[式中X1aは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を反応させることにより、一般式(3)及び一般式(4)で表されるピラゾール誘導体を合成することもできる。
本反応では一般式(2−1)で表される化合物1当量に対して、一般式(6)で表される化合物を、0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
また一般式(2−1)で表される化合物と、公知の一般式(7)[式中Xは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物とを反応させることにより、一般式(5)[式中A、R、R、R、X及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
本反応では一般式(2−1)で表される化合物1当量に対し、一般式(7)で表される化合物は、0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができる、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いても良い。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法B

一般式(17)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表し、Jはハロゲン原子、−OSOMe、−OSOCF等の脱離基を表す。]で表される化合物と、一般式(11)[式中Aは前記と同じ意味を表す。]を、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(9)[式中A、A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
一般式(11)で表される化合物の量は、一般式(17)で表される化合物1当量に対して0.8〜5当量の範囲で、用いることができる。
ここで用いられる一般式(11)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の方法に準じて容易に合成することができる。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、パラジウム−炭素、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒又は金属銅、酢酸銅(1価)、酢酸銅(2価)、酸化銅(1価)、酸化銅(2価)、ヨウ化銅等の銅触媒が挙げられる。触媒の使用量は、一般式(17)で表される化合物1当量に対して0.001〜1.0当量、好ましくは、0.01〜0.5当量、さらに好ましくは0.05〜0.2当量の範囲で、用いることができる。
使用する塩基としては、例えば、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン化合物、例えば水酸化ナトリウム水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。塩基の使用量は、一般式(17)で表される化合物1当量に対して0.1〜10.0当量の範囲で用いることができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法C

一般式(12)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表し、R50は、水素原子又は同一又は異なってもよいC〜Cアルキルを表すか、2つのR50が一緒になって−CHCH−又は−C(CHC(CH−を形成してもよい。]で表される化合物を、公知の一般式(13)[式中A及びJは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物と、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(9)で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
一般式(13)で表される化合物、は一般式(12)で表される化合物1当量に対して0.8〜5当量の範囲で用いることができる。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、パラジウム−炭素、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒又は金属銅、酢酸銅(1価)、酢酸銅(2価)、酸化銅(1価)、酸化銅(2価)、ヨウ化銅等の銅触媒が挙げられる。触媒の使用量は、一般式(12)で表される化合物1当量に対して、0.001〜1.0当量、好ましくは、0.01〜0.5当量、さらに好ましくは0.05〜0.2当量の範囲である。
使用する塩基としては、例えば、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン化合物、例えば水酸化ナトリウム水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。塩基の使用量は一般式(12)で表される化合物1当量に対して、0.1〜10.0当量の範囲である。
本反応は、無溶媒で実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、0℃〜使用する溶媒の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法D

一般式(20)[式中A、R、R及びn1は前記と同じ意味を表し、Aは酸素原子、硫黄原子、−C(R51a)R51−を表し、R51及びR51aは各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、nは0〜3の整数を表す。]で表される化合物と、NHNHを反応させることにより、一般式(21)[式中A、A、R、R、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
本反応では,NHNHは、一般式(20)で表される化合物1当量に対して0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
こうして得られた一般式(21)で表される化合物と、一般式(8)で表される化合物を反応させることにより、一般式(22)[式中A、A、R、R、X1a、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]及び一般式(23)[式中A、A、R、R、X1a、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を得ることができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
また、必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を又は、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィン等を使用する光延反応を使用することができる。
また一般式(20)で表される化合物と、公知の一般式(6)で表される化合物とを反応させることにより、一般式(22)及び一般式(23)で表されるピラゾール誘導体を合成することもできる。
本反応では一般式(20)で表される化合物1当量に対して、一般式(6)で表される化合物を、0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
また一般式(20)で表される化合物と、公知の一般式(7)で表される化合物とを反応させることにより、一般式(24)[式中A、A、R、R、X、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
本反応では一般式(20)で表される化合物1当量に対し、一般式(7)で表される化合物は、0.5〜50当量の範囲で用いることができる。
必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸又は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の塩基を使用することができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができる、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いても良い。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
製造法E

一般式(30)[式中R、R及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を、一般式(16)[式中A、R及びn1は前記と同じ意味を表し、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、−B(OH)基又は−B(OR50基(式中R50は、同一又は異なってもよいC〜Cアルキルを表し、或いは、2つのGが一緒になって−CHCH−又は−C(CHC(CH−を形成してもよい)を表す。]で表される化合物と、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(31)[式中A、R、R、R、X及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
一般式(16)で表される化合物の量は、一般式(30)で表される化合物1当量に対して0.8〜5当量の範囲で、用いることができる。
ここで用いられる一般式(16)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の方法に準じて容易に合成することができる。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、パラジウム−炭素、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒又は金属銅、酢酸銅(1価)、酢酸銅(2価)、酸化銅(1価)、酸化銅(2価)、ヨウ化銅等の銅触媒が挙げられる。触媒の使用量は、一般式(30)で表される化合物1当量に対して0.001〜1.0当量、好ましくは、0.01〜0.5当量、さらに好ましくは0.05〜0.2当量の範囲で、用いることができる。
使用する塩基としては、例えば、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン化合物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。塩基の使用量は、一般式(30)で表される化合物1当量に対して0.1〜10.0当量の範囲で用いることができる。
本反応は、無溶媒も実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
次いで、一般式(31)で表される化合物を濃塩酸中で、脱保護することにより、一般式(32)[式中A、R、R、R、X及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
本反応は、無溶媒も実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
こうして得られた一般式(32)で表される化合物と、一般式(8)で表される化合物を反応させることにより、一般式(33)[式中A、R、R、R、X、X1a及びn1は前記と同じ意味を表す。]及び一般式(34)[式中A、R、R、R、X、X1a及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表されるピラゾール誘導体を得ることができる。
本反応は、無溶媒でも実施することができるが、溶媒を用いてもよい。例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−60℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
また、必要ならば塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を、又は、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィン等を使用する光延反応を使用することができる。
製造法F

一般式(39)[式中A、R、X1a及びnは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物と一般式(16)で表される化合物を、製造法Eと同様の方法で反応させることにより、一般式(22)で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
製造法G

一般式(41)[式中A、R、X及びnは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物と一般式(16)で表される化合物とを、製造法Eと同様の方法で反応させることにより、一般式(24)で表されるピラゾール誘導体を合成することができる。
製造法A乃至製造法Gの反応は必要であれば窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で実施しても良い。
製造法A乃至製造法Gの反応において、反応終了後の反応混合物は、直接濃縮、又は有機溶媒に溶解し、水洗後濃縮、又は氷水に投入、有機溶媒抽出後濃縮といった通常の後処理を行ない、目的のピラゾール誘導体を得ることができる。また、精製の必要が生じたときには、再結晶、カラムクロマトグラフ、薄層クロマトグラフ、液体クロマトグラフ分取等の任意の精製方法によって分離、精製することができる。
製造法Aで用いられる一般式(2−1)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式1

一般式(14)[式中R及びRは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物は、ジャーナル ヘテロサイクリック ケミストリー 1986年,23巻,275頁等の公知の方法により合成することができる。
すなわち、一般式(14)で表される化合物を、文献既知の公知の方法、例えばジャーナル オブ オーガニック ケミストリー 2004年,69巻,5578頁等に記載の方法に準じて、公知化合物である一般式(16)で表される化合物と、パラジウムなどの遷移金属触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(15)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表す。]の化合物を製造することができる。
さらに一般式(15)で表される化合物を、文献既知の公知の方法に準じてN、N‘−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMFDMA)と反応させることにより、一般式(2−1)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造することができる。
製造法Cで用いられる一般式(12)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式2

一般式(17)[式中A、R、R、R、J及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物は、ジャーナル ヘテロサイクリック ケミストリー 1981年,18巻,9頁等の公知の方法により合成することができる。
すなわち、一般式(17)で表される化合物を、文献既知の公知の方法、例えばジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー 2004年,41巻,931頁等に記載の方法に準じて、B(OR50[式中R50は水素原子又は同一又は異なってもよくC〜Cアルキルを表すか、或いは、2つのR50が一緒になって−CHCH−又は−C(CHC(CH−を形成してもよい。]又は−[B(OR50[式中R50は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を、パラジウムなどの遷移金属触媒触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(12)[式中A、R、R、R及びn1は前記と同じ意味を表し、R50は、水素原子又は同一又は異なってもよいC〜Cアルキルを表すか、2つのR50が一緒になって−CHCH−又は−C(CHC(CH−を形成してもよい。]で表される化合物を製造することができる。
ここで用いられるB(OR50又は−[B(OR50で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の公知の方法に準じて容易に合成することができる。
製造法Dで用いられる一般式(20)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式3

一般式(18)[式中A及びRは前記と同じ意味を表し、nは0〜3の整数を表す。]で表される化合物は、テトラへドロン 2006年,62巻,11704頁等の公知の方法により合成することができる。
すなわち、一般式(18)で表される化合物を、上記反応式1と同様に公知の一般式(16)で表される化合物と、パラジウムなどの遷移金属触媒及び塩基の存在下で反応させることにより、一般式(19)[式中A、A、R、R、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]の化合物を容易に製造することができる。
さらに一般式(19)で表される化合物を、文献既知の公知の方法に準じてN、N‘−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMFDMA)と反応させることにより、一般式(20)[式中A、A、R、R、n及びn1は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を容易に製造することができる。
製造法Eで用いられる一般式(30)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式4

すなわち、一般式(25)[式中R、R及びR50は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を、文献既知の公知の方法、例えばヘテロサイクルズ 1988年,27巻,2443頁等に記載の方法に準じて、公知の一般式(26)で表される化合物[式中Jは前記と同じ意味を表す。]と反応させることにより、一般式(27)[式中R、R及びR50は前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造することができる。一般式(25)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の公知の方法に準じて合成することができる。
次いで、一般式(27)で表される化合物と一般式(28)[式中X及びJは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を、製造法Cと同様の方法で反応させることにより、一般式(29)[式中R、R及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を合成することができる。
引き続き、一般式(29)で表される化合物を文献既知の公知の方法、例えばテトラへドロン 2008年,64巻,7745頁等に記載の方法により、一般式(30)[式中R、R及びXは前記と同じ意味を表す。]を合成することができる。
反応式4で用いられる一般式(25)及び(28)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。また、それ以外のものも文献記載の公知の方法にに準じて容易に合成することができる。
製造法Fで用いられる一般式(39)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式5

すなわち、一般式(18)とエチルビニルエーテルを文献既知の公知の方法、例えばヘテロサイクルス 2003年,60巻,879頁等に記載の方法に準じて反応させることにより、一般式(35)[式中A、R及びnは前記と同じ意味を表し、EEは−CH(CH)OCHCHを表す。]で表される化合物を合成することができる。
次いで、一般式(35)で表される化合物を、文献既知の公知の方法に準じてN、N‘−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMFDMA)と反応させることにより、一般式(36)[式中A、R、n及びEEは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を容易に製造することができる。
引き続き、一般式(36)で表される化合物から上記製造法Aと同様の方法を用いて、一般式(37)[式中A、R、n及びEEは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物及び一般式(38)[式中A、R、X1a、n及びEEは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を合成することができる。
さらに、一般式(38)で表される化合物から文献既知の公知の方法、例えばバイオオーガニック アンド メディシナル ケミストリー レター 2009年,19巻,3247頁等に記載の方法に準じて酸と反応させることにより、一般式(39)[式中A、R、X1a及びnは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を合成することができる。
製造法Gで用いられる一般式(41)で表される化合物は、例えば以下のようにして合成することが出来る。
反応式6

すなわち、一般式(36)と一般式(7)で表される化合物を、上記製造法Aと同様の方法を用いて反応させることにより、一般式(40)[式中A、R、X、n及びEEは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を合成することができる。
次いで、一般式(40)で表される化合物を、上記反応式5と同様の方法を用いて反応させることにより、一般式(41)[式中A、R、X及びnは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を合成することができる。
本発明に包含される化合物としては、具体的に例えば第3表乃至第10表に示す化合物が挙げられる。但し、第3表乃至第10表の化合物は例示のためのものであって、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中、Meと記載される置換基はメチル基を表し、以下、Etとの記載はエチル基を表し、n−Pr及びPr−nはノルマルプロピル基を、i−Pr及びPr−iはイソプロピル基を、c−Pr及びPr−cはシクロプロピル基を、n−Bu及びBu−nノルマルブチル基を、s−Bu及びBu−sはセカンダリーブチル基を、i−Bu及びBu−iはイソブチル基を、t−Bu及びBu−tはターシャリーブチル基を、c−Bu及びBu−cはシクロブチル基を、n−Pen及びPen−nはノルマルペンチル基を、c−Pen及びPen−cはシクロペンチル基を、n−Hex及びHex−nはノルマルヘキシル基を、c−Hex及びHex−cはシクロヘキシル基を、Heptはヘプチル基を、Octはオクチル基を、Phはフェニル基をそれぞれ表す。また、表中、D2−7a、D2−32a、D2−32b,D2−33a,D2−34a,D2−34b,D2−37a,D2−37b,D2−81a,D2−82a,D2−108a及びD2−108bは下記の構造式を表し、D2−32b及びD2−37bの各構造式に記された番号は、Xの置換位置を表し、D2−108bの構造式に記された番号は、Zを表す。

第3表



〔第3表〕
――――――――――――――――――――――
X1 X1a
――――――――――――――――――――――
H H
SMe H
H Me
H Et
H n-Pr
H i-Pr
H t-Bu
H CH2C≡CH
H CH2CHF2
H CH2CH(OEt)2
H CH2C(Me)=NOMe
H CH2CN
H CH2C(O)OMe
H CH2C(O)NHMe
H CH2OMe
H CH2OCH2CF3
H CH2SMe
H CH2S(O)Me
H CH2S(O)2Me
H CH2SEt
H CH2S(O)Et
H CH2S(O)2Et
H CH2SPr-i
H CH2S(O)Pr-i
H CH2S(O)2Pr-i
H CH2SCH2CF3
H CH2S(O)CH2CF3
H CH2S(O)2CH2CF3
H CH2S(=NCN)Me
H CH2S(O)(=NCN)Me
――――――――――――――――――――――
〔第3表〕(続き)
――――――――――――――――――――――
X1 X1a
――――――――――――――――――――――
H CH2S(=NNO2)Me
H CH2S(O)(=NNO2)Me
H CH2CH2SMe
H CH2CH2S(O)Me
H CH2CH2S(O)2Me
H CH2SC(O)Me
H CH2SCN
H C(O)NHEt
H C(O)NHCH2CF3
H C(O)N(Me)Et
H C(S)NHEt
H C(O)Me
H C(O)OEt
H C(O)SMe
H C(O)CH2SMe
H C(O)CH2CH2SMe
H S(O)2Me
H S(O)2{D2-108b(4-Me)}
H S(O)2NMe2
H D2-32a
H D2-33a
H D2-34a
H D2-37a
H D2-81a
H D2-82a
H D2-108b(2-CF3)
H D2-32b(3-Cl)
H D2-32b(5-Cl)
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
H CH2CH2CH2CH2SMe
H CH2CH2CH2CH2S(O)Me
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Me
H CH2CH2CH2CH2SEt
――――――――――――――――――――――
〔第3表〕(続き)
――――――――――――――――――――――
X1 X1a
――――――――――――――――――――――
H CH2CH2CF3
H CH2CF3
Me CH2CF3
OH CH2CF3
OMe CH2CF3
SMe CH2CF3
NH2 CH2CF3
NHC(O)CH3 CH2CF3
NHC(O)CF3 CH2CF3
H D2-32b(6-Cl)
H D2-34b(2-Cl)
H D2-37b(4,6-bisCF3)
H CH2(D2-7a)
H CH2(D2-32a)
H CH2(D2-108a)
OH H
OCH2CF3 H
OCH2CF3 Me
NHC(O)Me CH2CF3
CH2SMe H
CH2S(O)Me H
CH2S(O)2Me H
-OCH2CH2-
H CH2CH2CH2SMe
H CH2CH2CH2S(O)Me
H CH2CH2CH2S(O)2Me
H CH(Me)CH2CH2SMe
H CH(Me)CH2CH2S(O)Me
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Me
H CH2CH(Me)CH2SMe
――――――――――――――――――――――
〔第3表〕(続き)
――――――――――――――――――――――
X1 X1a
――――――――――――――――――――――
H CH2CH(Me)CH2S(O)Me
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Me
H CH2CH2CH(Me)SMe
H CH2CH2CH(Me)S(O)Me
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
H CH2CH2CH2SEt
H CH2CH2CH2S(O)Et
H CH2CH2CH2S(O)2Et
H CH(Me)CH2CH2SEt
H CH(Me)CH2CH2S(O)Et
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Et
H CH2CH(Me)CH2SEt
H CH2CH(Me)CH2S(O)Et
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Et
H CH2CH2CH(Me)SEt
H CH2CH2CH(Me)S(O)Et
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Et
H CH2CH2CH2SPr-n
H CH2CH2CH2S(O)Pr-n
H CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
H CH(Me)CH2CH2SPr-n
H CH(Me)CH2CH2S(O)Pr-n
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Pr-n
H CH2CH(Me)CH2SPr-n
H CH2CH(Me)CH2S(O)Pr-n
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Pr-n
H CH2CH2CH(Me)SMe
H CH2CH2CH(Me)S(O)Me
H CH2CH2CH2CH2S(O)Et
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Et
H CH2CH2CH2CH2SPr-n
H CH2CH2CH2CH2S(O)Pr-n
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
―――――――――――――――――――
第4表

〔第4表〕
―――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2
―――――――――――――――――――――――――
H H
Me H
CH2OH H
CH2Cl H
CF2CF3 H
SMe H
S(O)Me H
S(O)2Me H
SEt H
S(O)Et H
S(O)2Et H
CH2SMe H
CH2S(O)Me H
CH2S(O)2Me H
C(O)NHEt H
C(O)NHCH2CF3 H
C(O)OEt H
D2-32a H
H Me
H CH2OH
H CH2Cl
H CF2CF3
H SMe
H S(O)Me
H S(O)2Me
H SEt
H S(O)Et
H S(O)2Et
H CH2SMe
H CH2S(O)Me
―――――――――――――――――――――――――
〔第4表〕(続き)
―――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2
―――――――――――――――――――――――――
H CH2S(O)2Me
H C(O)NHEt
H C(O)NHCH2CF3
H C(O)OEt
H D2-32a
Me Me
CH2CH2CH2SMe H
CH2CH2CH2S(O)Me H
CH2CH2CH2S(O)2Me H
CH(Me)CH2CH2SMe H
CH(Me)CH2CH2S(O)Me H
CH(Me)CH2CH2S(O)2Me H
CH2CH(Me)CH2SMe H
CH2CH(Me)CH2S(O)Me H
CH2CH(Me)CH2S(O)2Me H
H CH2CH2CH(Me)SMe
H CH2CH2CH(Me)S(O)Me
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
H CH2CH2CH2SEt
H CH2CH2CH2S(O)Et
H CH2CH2CH2S(O)2Et
H CH(Me)CH2CH2SEt
H CH(Me)CH2CH2S(O)Et
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Et
H CH2CH(Me)CH2SEt
H CH2CH(Me)CH2S(O)Et
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Et
H CH2CH2CH(Me)SEt
H CH2CH2CH(Me)S(O)Et
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Et
H CH2CH2CH2SPr-n
H CH2CH2CH2S(O)Pr-n
H CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
H CH(Me)CH2CH2SPr-n
―――――――――――――――――――――――――
〔第4表〕(続き)
―――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2
―――――――――――――――――――――――――
CH2CH2CH(Me)SMe H
CH2CH2CH(Me)S(O)Me H
CH2CH2CH(Me)S(O)2Me H
CH2CH2CH2SEt H
CH2CH2CH2S(O)Et H
CH2CH2CH2S(O)2Et H
CH(Me)CH2CH2SEt H
CH(Me)CH2CH2S(O)Et H
CH(Me)CH2CH2S(O)2Et H
CH2CH(Me)CH2SEt H
CH2CH(Me)CH2S(O)Et H
CH2CH(Me)CH2S(O)2Et H
CH2CH2CH(Me)SEt H
CH2CH2CH(Me)S(O)Et H
CH2CH2CH(Me)S(O)2Et H
CH2CH2CH2SPr-n H
CH2CH2CH2S(O)Pr-n H
CH2CH2CH2S(O)2Pr-n H
CH(Me)CH2CH2SPr-n H
CH(Me)CH2CH2S(O)Pr-n H
CH(Me)CH2CH2S(O)2Pr-n H
CH2CH(Me)CH2SPr-n H
CH2CH(Me)CH2S(O)Pr-n H
CH2CH(Me)CH2S(O)2Pr-n H
CH2CH2CH(Me)SMe H
CH2CH2CH(Me)S(O)Me H
CH2CH2CH(Me)S(O)2Me H
CH2CH2CH2CH2SMe H
CH2CH2CH2CH2S(O)Me H
CH2CH2CH2CH2S(O)2Me H
CH2CH2CH2CH2SEt H
〔第4表〕(続き)
―――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2
―――――――――――――――――――――――――
CH2CH2CH2CH2S(O)Et H
CH2CH2CH2CH2S(O)2Et H
CH2CH2CH2CH2SPr-n H
CH2CH2CH2CH2S(O)Pr-n H
CH2CH2CH2CH2S(O)2Pr-n H
H CH2CH2CH2SMe
H CH2CH2CH2S(O)Me
H CH2CH2CH2S(O)2Me
H CH(Me)CH2CH2SMe
H CH(Me)CH2CH2S(O)Me
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Me
H CH2CH(Me)CH2SMe
H CH2CH(Me)CH2S(O)Me
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Me
H CH(Me)CH2CH2S(O)Pr-n
H CH(Me)CH2CH2S(O)2Pr-n
H CH2CH(Me)CH2SPr-n
H CH2CH(Me)CH2S(O)Pr-n
H CH2CH(Me)CH2S(O)2Pr-n
H CH2CH2CH(Me)SMe
H CH2CH2CH(Me)S(O)Me
H CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
H CH2CH2CH2CH2SMe
H CH2CH2CH2CH2S(O)Me
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Me
H CH2CH2CH2CH2SEt
H CH2CH2CH2CH2S(O)Et
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Et
H CH2CH2CH2CH2SPr-n
H CH2CH2CH2CH2S(O)Pr-n
H CH2CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
―――――――――――――――――――――――――
第5表

〔第5表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2 X1-3
――――――――――――――――――――――――――――――――
Cl H H
NO2 H H
Me H H
Et H H
CF3 H H
CH=NOMe H H
SMe H H
S(O)Me H H
S(O)2Me H H
SCF3 H H
S(O)CF3 H H
S(O)2CF3 H H
CH2SMe H H
CH2S(O)Me H H
CH2S(O)2Me H H
OMe H H
OCF3 H H
C(O)NHMe H H
C(O)NHCH2CF3 H H
C(O)Me H H
NHC(O)Me H H
H Cl H
H NO2 H
H Me H
H Et H
H CF3 H
H CH=NOMe H
H SMe H
H S(O)Me H
H S(O)2Me H
H SCF3 H
H S(O)CF3 H
H S(O)2CF3 H
H CH2SMe H
H CH2S(O)Me H
H CH2S(O)2Me H
――――――――――――――――――――――――――――――――
〔第5表〕(続き)
――――――――――――――――――――――――――――――――
X1-1 X1-2 X1-3
――――――――――――――――――――――――――――――――
H OMe H
H OCF3 H
H C(O)NHMe H
H C(O)NHCH2CF3 H
H C(O)Me H
H NHC(O)Me H
H H Cl
H H NO2
H H Me
H H Et
H H CF3
H H CH=NOMe
H H SMe
H H S(O)Me
H H S(O)2Me
H H SCF3
H H S(O)CF3
H H S(O)2CF3
H H CH2SMe
H H CH2S(O)Me
H H CH2S(O)2Me
H H OMe
H H OCF3
H H C(O)NHMe
H H C(O)NHCH2CF3
H H C(O)Me
H H NHC(O)Me
――――――――――――――――――――――――――――――――
第6表



〔第6表〕
――――――――――――――――――
A3 X1a
――――――――――――――――――
CH2 H
CH2 Me
CH2 Et
CH2 CH2CN
CH2 CH2CF3
CH2 CH2OCH3
CH2 CH2SCH3
CH2 CH2S(O)CH3
CH2 CH2S(O)2CH3
CH2 D2-37a
CHMe CH2CF3
CHMe H
CHMe Me
CHMe Et
CHMe CH2CN
CHMe CH2OCH3
CHMe CH2SCH3
CHMe CH2S(O)CH3
CHMe CH2S(O)2CH3
CHMe D2-37a
C(Me)2 H
C(Me)2 Me
C(Me)2 Et
C(Me)2 CH2CN
C(Me)2 CH2CF3
―――――――――――――――――――
〔第6表〕(続き)
――――――――――――――――――
A3 X1a
――――――――――――――――――
C(Me)2 CH2OCH3
C(Me)2 CH2SCH3
C(Me)2 CH2S(O)CH3
C(Me)2 CH2S(O)2CH3
C(Me)2 D2-37a
O H
O Me
O Et
O CH2CN
O CH2CF3
O CH2OCH3
O CH2SCH3
O CH2S(O)CH3
O CH2S(O)2CH3
O D2-37a
S H
S Me
S Et
S CH2CN
S CH2CF3
S CH2OCH3
S CH2SCH3
S CH2S(O)CH3
S CH2S(O)2CH3
S D2-37a
――――――――――――――――――
第7表


〔第7表〕
――――――――――――――――――
A3 X1
――――――――――――――――――
CH2 H
CH2 Me
CH2 Et
CH2 CH2CN
CH2 CH2CF3
CH2 CH2OCH3
CH2 CH2SCH3
CH2 CH2S(O)CH3
CH2 CH2S(O)2CH3
CH2 D2-37a
CHMe CH2CF3
CHMe H
CHMe Me
CHMe Et
CHMe CH2CN
CHMe CH2OCH3
CHMe CH2SCH3
CHMe CH2S(O)CH3
CHMe CH2S(O)2CH3
CHMe D2-37a
C(Me)2 H
C(Me)2 Me
C(Me)2 Et
C(Me)2 CH2CN
C(Me)2 CH2CF3
C(Me)2 CH2OCH3
――――――――――――――――――
〔第7表〕(続き)
――――――――――――――――――
A3 X1
――――――――――――――――――
C(Me)2 CH2SCH3
C(Me)2 CH2S(O)CH3
C(Me)2 CH2S(O)2CH3
C(Me)2 D2-37a
O H
O Me
O Et
O CH2CN
O CH2CF3
O CH2OCH3
O CH2SCH3
O CH2S(O)CH3
O CH2S(O)2CH3
O D2-37a
S H
S Me
S Et
S CH2CN
S CH2CF3
S CH2OCH3
S CH2SCH3
S CH2S(O)CH3
S CH2S(O)2CH3
S D2-37a
――――――――――――――――――
第8表



〔第8表〕
――――――――――――――――――――――――――――――
A3 X1a
――――――――――――――――――――――――――――――
CH2 H
CH2 Me
CH2 Et
CH2 CH2CN
CH2 CH2CF3
CH2 CH2OCH3
CH2 CH2SCH3
CH2 CH2S(O)CH3
CH2 CH2S(O)2CH3
CH2 D2-37a
――――――――――――――――――――――――――――――
第9表


〔第9表〕
――――――――――――――――――――――――――――――
A3 X1a
――――――――――――――――――――――――――――――
CH2 H
CH2 Me
CH2 Et
CH2 CH2CN
CH2 CH2CF3
CH2 CH2OCH3
CH2 CH2SCH3
CH2 CH2S(O)CH3
CH2 CH2S(O)2CH3
CH2 D2-37a
――――――――――――――――――――――――――――――
第10表

〔第10表〕
――――――――――――――
X1−1
――――――――――――――
CH2CF3
CH2SCH3
CH2S(O)CH3
CH2S(O)2CH3
CH2CH2CH2SMe
CH2CH2CH2S(O)Me
CH2CH2CH2S(O)2Me
CH(Me)CH2CH2SMe
CH(Me)CH2CH2S(O)Me
CH(Me)CH2CH2S(O)2Me
CH2CH(Me)CH2SMe
CH2CH(Me)CH2S(O)Me
CH2CH(Me)CH2S(O)2Me
CH2CH2CH(Me)SMe
CH2CH2CH(Me)S(O)Me
CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
CH2CH2CH2SEt
CH2CH2CH2S(O)Et
CH2CH2CH2S(O)2Et
CH(Me)CH2CH2SEt
CH(Me)CH2CH2S(O)Et
CH(Me)CH2CH2S(O)2Et
CH2CH(Me)CH2SEt
CH2CH(Me)CH2S(O)Et
CH2CH(Me)CH2S(O)2Et
CH2CH2CH(Me)SEt
――――――――――――――
〔第10表〕(続き)
――――――――――――――
X1−1
――――――――――――――
CH2CH2CH(Me)S(O)Et
CH2CH2CH(Me)S(O)2Et
CH2CH2CH2SPr-n
CH2CH2CH2S(O)Pr-n
CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
CH(Me)CH2CH2SPr-n
CH(Me)CH2CH2S(O)Pr-n
CH(Me)CH2CH2S(O)2Pr-n
CH2CH(Me)CH2SPr-n
CH2CH(Me)CH2S(O)Pr-n
CH2CH(Me)CH2S(O)2Pr-n
CH2CH2CH(Me)SMe
CH2CH2CH(Me)S(O)Me
CH2CH2CH(Me)S(O)2Me
CH2CH2CH2CH2SMe
CH2CH2CH2CH2S(O)Me
CH2CH2CH2CH2S(O)2Me
CH2CH2CH2CH2SEt
CH2CH2CH2CH2S(O)Et
CH2CH2CH2CH2S(O)2Et
CH2CH2CH2CH2SPr-n
CH2CH2CH2CH2S(O)Pr-n
CH2CH2CH2CH2S(O)2Pr-n
――――――――――――――
これらの一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩を有効成分として含有する寄生虫防除剤は、伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽類に寄生する外部もしくは内部寄生虫としての節足動物や線虫類、鉤頭虫類、条虫類、吸虫類、胞子虫類、繊毛虫類及び鞭毛虫類等の寄生性無脊椎動物を有効に駆除できる。
有害な寄生性無脊椎動物の駆除に本発明の寄生虫防除剤を用いることができる動物としては、具体的に例えば、フサオマキザルTufted capuchin(Cebus apella)等のオマキザル科(Cebidae)、カニクイザルCrab-eating macaque(Macaca fascicularis)、アカゲザルRhesus macaque(Macaca mulatta)等のオナガザル科(Cercopithecidae)、チンパンジーChimpanzee(Pan troglodytes)、ヒトHuman(Homo sapiens)等のヒト科(Hominidae)、アナウサギEuropean rabbit(Oryctolagus cuniculus)等のウサギ科(Leporidae)、チンチラLong-tailed chinchilla(Chinchilla lanigera)等のチンチラ科(Chinchillidae)、モルモットGuinea pig(Cavia porcellus)等のテンジクネズミ科(Caviidae)、ゴールデンハムスターGolden hamster(Mesocricetus auratus)、ヒメキヌゲネズミDjungarian hamster(Phodopus sungorus)、モンゴルキヌゲネズミChinese hamster(Cricetulus griseus)等のキヌゲネズミ科(Cricetidae)、スナネズミMongolian gerbil(Meriones unguiculatus)、ハツカネズミHouse mouse(Mus musculus)、クマネズミBlack rat(Rattus rattus)等のネズミ科(Muridae)、シマリスChipmunk(Tamias sibiricus)等のリス科(Sciuridae)、ヒトコブラクダDromedary(Camelus dromedarius)、フタコブラクダBactrian camel(Camelus bactrianus)、アルパカAlpaca(Vicugna pacos)、リャマLlama(Lama glama)等のラクダ科(Camelidae)、ブタPig(Sus scrofa domesticus)等のイノシシ科(Suidae)、トナカイReindeer(Rangifer tarandus)、アカシカRed deer(Cervus elaphus)等のシカ科(Cervidae)、ヤクYak(Bos grunniens)、ウシCattle(Bos taurus)、アジアスイギュウWater buffalo(Bubalus arnee)、ヤギGoat(Capra hircus)、ヒツジSheep(Ovis aries)等のウシ科(Bovidae)、イエネコCat(Felis silvestris catus)等のネコ科(Felidae)、イエイヌDog(Canis lupus familiaris)、アカギツネRed fox(Vulpes vulpes)等のイヌ科(Canidae)、ヨーロッパミンクEuropean mink(Mustela lutreola)、アメリカミンクAmerican mink(Mustela vison)、フェレットFerret(Mustela putorius furo)等のイタチ科(Mustelidae)、ロバDonkey(Equus asinus)、ウマHorse(Equus caballus)等のウマ科(Equidae)、アカカンガルーRed kangaroo(Macropus rufus)等のカンガルー科(Macropodidae)等に属する哺乳類(Mammalia)、
ダチョウOstrich(Struthio camelus)等のダチョウ科(Struthionidae)、アメリカレアAmerican rhea(Rhea americana)等のレア科(Rheidae)、エミューEmu(Dromaius novaehollandiae)等のエミュー科(Dromaiidae)、ライチョウPtarmigan(Lagopus muta)、シチメンチョウWild turkey(Meleagris gallopavo)、ウズラJapanese quail(Coturnix japonica)、ニワトリChicken(Gallus gallus domesticus)、コウライキジCommon pheasant(Phasianus colchicus)、キンケイGolden pheasant(Chrysolophus pictus)、インドクジャクIndian peafowl(Pavo cristatus)等のキジ科(Phasianidae)、ホロホロチョウHelmeted guineafowl(Numida meleagris)等のホロホロチョウ科(Numididae)、マガモMallard(Anas platyrhynchos)、アヒルDomesticated duck(Anas platyrhynchos var.domesticus)、カルガモSpot-billed duck(Anas poecilorhyncha)、ハイイロガンGreylag goose(Anser anser)、サカツラガンSwan goose(Anser cygnoides)、オオハクチョウWhooper swan(Cygnus cygnus)、コブハクチョウMute swan(Cygnus olor)等のカモ科(Anatidae)、カワラバトRock dove(Columba livia)、キジバトOriental turtle dove(Streptopelia orientalis)、コキジバトEuropean turtle dove(Streptopelia turtur)等のハト科(Columbidae)、キバタンSulphur-crested cockatoo(Cacatua galerita)、モモイロインコGalah(Eolophus roseicapilla)、オカメインコCockatiel(Nymphicus hollandicus)等のオウム科(Cacatuidae)、コザクラインコRosy-faced lovebird(Agapornis roseicollis)、ルリコンゴウインコBlue-and-yellow macaw(Ara ararauna)、コンゴウインコScarlet Macaw(Ara macao)、セキセイインコBudgerigar(Melopsittacus undulatus)、ヨウムAfrican grey parrot(Psittacus erithacus)等のインコ科(Psittacidae)、キュウカンチョウCommon hill myna(Gracula religiosa)等のムクドリ科(Sturnidae)、ベニスズメRed avadavat(Amandava amandava)、キンカチョウZebra finch(Taeniopygia guttata)、ジュウシマツBengalese finch(Lonchura striata var. domestica)等のカエデチョウ科(Estrildidae)、カナリアDomestic canary(Serinus canaria domestica)、ゴシキヒワEuropean goldfinch(Carduelis carduelis)等のアトリ科(Fringillidae)等に属する鳥類(Aves)、
エボシカメレオンVeiled chameleon(Chamaeleo calyptratus)等のカメレオン科(Chamaeleonidae)、グリーンイグアナGreen iguana(Iguana iguana)、グリーンアノールCarolina anole(Anolis carolinensis)等のイグアナ科(Iguanidae)、ナイルオオトカゲNile monitor(Varanus niloticus)、ミズオオトカゲWater monitor(Varanus salvator)等のオオトカゲ科(Varanidae)、オマキトカゲSolomon islands skink(Corucia zebrata)等のトカゲ科(Scincidae)、スジオナメラBeauty rat snake(Elaphe taeniura)等のナミヘビ科(Colubridae)、アカオボアBoa constrictor(Boa constrictor)等のボア科(Boidae)、インドニシキヘビIndian python(Python molurus)、アミメニシキヘビReticulated python(Python reticulatus)等のニシキヘビ科(Pythonidae)、カミツキガメCommon snapping turtle(Chelydra serpentina)等のカミツキガメ科(Chelydridae)、キスイガメDiamondback terrapin(Malaclemys terrapin)、アカミミガメPond slider(Trachemys scripta)等のヌマガメ科(Emydidae)、ニホンイシガメJapanese pond turtle(Mauremys japonica)等のイシガメ科(Geoemydidae)、ヨツユビリクガメCentral Asian tortoise(Agrionemys horsfieldii)等のリクガメ科(Testudinidae)、スッポンSoft-shelled turtle(Pelodiscus sinensis)等のスッポン科(Trionychidae)、アメリカアリゲーターAmerican alligator(Alligator mississippiensis)、クロカイマンBlack caiman(Melanosuchus niger)等のアリゲータ科(Alligatoridae)、シャムワニSiamese crocodile(Crocodylus siamensis)等のクロコダイル科(Crocodylidae)等に属する爬虫類(Reptilia)、
コイCarp(Cyprinus carpio)、キンギョGoldfish(Carassius auratus auratus)、ゼブラフィッシュZebrafish(Danio rerio)等のコイ科(Cyprinidae)、クーリーローチKuhli loach(Pangio kuhlii)等のドジョウ科(Cobitidae)、ピラニア・ナッテリーRed piranha(Pygocentrus nattereri)、ネオンテトラNeon tetra(Paracheirodon innesi)等のカラシン科(Characidae)、シナノユキマスMaraena whitefish(Coregonus lavaretus maraena)、ギンザケCoho salmon(Oncorhynchus kisutsh)、ニジマスRainbow trout(Oncorhynchus mykiss)、マスノスケChinook salmon(Oncorhynchus tshawytscha)、タイセイヨウサケAtlantic salmon(Salmo salar)、ブラウントラウトBrown trout(Salmo trutta)等のサケ科(Salmonidae)、タイリクスズキSpotted sea bass(Lateolabrax maculatus)等のスズキ科(Percichthyidae)、キンギョハナダイSea goldie(Pseudanthias squamipinnis)、クエLongtooth grouper(Epinephelus bruneus)、マハタConvict grouper(Epinephelus septemfasciatus)等のハタ科(Serranidae)、ブルーギルBluegill(Lepomis macrochirus)等のサンフィッシュ科(Centrarchidae)、シマアジWhite trevally(Pseudocaranx dentex)、カンパチGreater amberjack(Seriola dumerili)、ブリJapanese amberjack(Seriola quinqueradiata)等のアジ科(Carangidae)、マダイRed sea bream(Pagrus major)等のタイ科(Sparidae)、ナイルティラピアNile tilapia(Oreochromis niloticus)、スカラレ・エンゼルAngelfish(Pterophyllum scalare)等のシクリッド科(Cichlidae)、クロマグロPacific bluefin tuna(Thunnus orientalis)等のサバ科(Scombridae)、トラフグJapanese pufferfish(Takifugu rubripes)等のフグ科(Tetraodontidae)等に属する真骨魚類(Actinopterygii)等が挙げられ、これらのうち特にラクダ科、イノシシ科、ウシ科、ネコ科、イヌ科及びウマ科等に属する哺乳類に寄生する寄生虫の駆除において本発明の寄生虫防除剤は優れた効果を発揮し、とりわけネコ科及びイヌ科哺乳動物の外部寄生虫の駆除に卓効を示すが、本発明の寄生虫防除剤を用いて寄生性無脊椎動物を駆除することができる対象動物はこれらのみに限定されるものではない。
本発明の寄生虫及び衛生害虫防除剤を用いて駆除できる有害な寄生性無脊椎動物及び衛生害虫としては、具体的に例えば、アルゼンチンアリArgentine ant(Linepithema humile)、グンタイアリArmy ant(Eciton burchelli, E. schmitti)、クロオオアリJapanese carpenter ant(Camponotus japonicus)、イエヒメアリPharaoh ant(Monomorium pharaonis)、ブルドックアント類Bulldog ant(Myrmecia spp.)、ファイヤーアント類Fire ant(Solenopsis spp.)、オオスズメバチAsian giant hornet(Vespa mandarina)、キイロスズメバチJapanese yellow hornet(Vespa simillima)等の膜翅目(Hymenoptera)昆虫、
ツェツェバエTsetse fly(Glossina morsitans, G. palpalis)、ウマシラミバエForest fly(Hippobosca equina)、ヒツジシラミバエSheep ked(Melophagus ovinus)、ヒメイエバエLesser house fly(Fannia canicularis)、シープヘッドフライSheep headfly(Hydrotaea irritans)、スウィートフライSweat fly(Morellia simplex)、フェイスフライFace fly(Musca autumnalis)、イエバエHousefly(Musca domestica)、オーストラリアブッシュフライAustralian bush fly(Musca vetustissima)、ノサシバエHorn fly(Haematobia irritans)、サシバエStable fly(Stomoxys calcitrans)、オオクロバエ(Calliphora lata)、ホホアカクロバエBottle fly(Calliphora vicina)、旧世界ラセンウジバエOld World screw-worm fly(Chrysomya bezziana)、ブロウフライBlow fly(Chrysomya chloropyga)、オビキンバエOriental latrine fly(Chrysomya megacephala)、アメリカオビキンバエNew World screw-worm fly(Cochliomyia hominivorax)、クロキンバエBlack blow fly(Phormia regina)、ルリキンバエNorthern blowfly(Protophormia terraenovae)、ヒツジキンバエAustralian sheep blowfly(Lucilia cuprina)、ミドリキンバエGreen bottle fly(Lucilia illustris)、ヒロズキンバエCommon green bottle fly(Lucilia sericata)、ボットフライBot flies(Cuterebra spp.)、ヒトヒフバエHuman botfly(Dermatobia hominis)、アトアカウマバエHorse nose bot fly(Gasterophilus haemorrhoidalis)、ウマバエHorse bot fly(Gasterophilus intestinalis)、アカウマバエThroat bot fly(Gasterophilus nasalis)、ウシヒフバエWarble fly(Hypoderma bovis)、キスジウシバエCommon cattle grub(Hypoderma lineatum)、ヒツジバエSheep nasal bot fly(Oestrus ovis)、フレッシュフライFlesh fly(Sarcophaga carnaria)、センチニクバエFlesh fly(Sarcophaga peregrina)、スプレイドディアーフライSplayed deerfly(Chrysops caecutiens)、メクラアブDeer fly(Chrysops suavis)、コモンホースフライCommon horse fly(Haematopota pluvialis)、グリーンヘッドホースフライGreenhead horse fly(Tabanus nigrovittatus)、ウシアブHorse fly(Tabanus trigonus)、ニワトリヌカカBiting midge(Culicoides arakawae)、トクナガクロヌカカBlack gnat(Leptoconops nipponensis)、キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、ブラックフライBlack fly(Simulium ochraceum)、ガンビエハマダラカAfrican malaria mosquito(Anopheles gambiae)、シナハマダラカ(Anopheles hyrcanus sinesis)、オオツルハマダラカ(Anopheles lesteri)、ネッタイシマカYellow fever mosquito(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカAsian tiger mosquito(Aedes albopictus)、チカイエカHouse mosquito(Culex pipiens molestus)、アカイエカHouse mosquito(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、オオチョウバエMoth fly(Telmatoscopus albipunctatus)等の双翅目(Diptera)昆虫、
ニワトリノミHen flea(Ceratophyllus gallinae)、スナノミChigoe flea(Tunga penetrans)、イヌノミDog flea(Ctenocephalides canis)、ネコノミCat flea(Ctenocephalides felis)、ニワトリフトノミSticktight flea(Echidnophaga gallinacea)、ヒトノミHuman flea(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミOriental rat flea(Xenopsylla cheopis)等の隠翅目(Siphonaptera)昆虫、
トコジラミBed bug(Cimex lectularius)、ベネズエラサシガメBlood-sucking bug(Rhodnius prolixus)、メキシコサシガメKissing bug(Triatoma dimidiata)、ブラジルサシガメKissing bug(Triatoma infestans)等の半翅目(Hemiptera)昆虫、
ニワトリツノハジラミBody louse(Menacanthus cornutus)、ウスイロニワトリハジラミSmall body louse(Menacanthus pallidulus)、ニワトリオオハジラミChicken body louse(Menacanthus stramineus)、ニワトリハジラミChicken shaft louse(Menopon gallinae)、ハバビロナガハジラミChicken head louse(Cuclotogaster heterographa)、カクアゴハジラミBrown chicken louse(Goniodes dissmilis)、ヒメニワトリハジラミFluff louse(Goniodes gallinae)、マルハジラミLarge hen louse(Goniodes gigas)、ニワトリナガハジラミWing louse(Lipeurus caponis)、ウシハジラミCattle chewing louse(Damalinia bovis)、ネコハジラミCat louse(Felicola subrostrata)、イヌハジラミDog biting louse(Trichodectes canis)、ウシジラミShort-nosed cattle louse(Haematopinus eurysternus)、ウシジラミTail switch louse(Haematopinus quadripertusus)、ブタジラミLarge pig louse(Haematopinus suis)、スイギュウジラミBuffalo louse(Haematopinus tuberculatus)、イヌジラミDog sucking louse(Linognathus setosus)、ウシホソジラミLong-nosed cattle louse(Linognathus vituri)、ラビットロウズRabbit louse(Haemodipsus ventricosus)、ケブカウシジラミLittle blue cattle louse(Solenopotes capillatus)、ヒトジラミHead louse(Pediculus humanus)、ハツカネズミジラミMouse louse(Polyplax serratus)、ケジラミCrab louse(Pthirus pubis)等の咀顎目(Psocodea)昆虫、
チャバネゴキブリGerman cockroach(Blattella germanica)、ワモンゴキブリAmerican cockroach(Periplaneta americana)、クロゴキブリSmoky-brown cockroach(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリJapanese cockroach(Periplaneta japonica)等の網翅目(Blattaria)昆虫、
ダイコクシロアリDaikoku dry-wood termite(Cryptotermes domesticus)、アメリカカンザイシロアリWestern dry-wood termite(Incisitermes minor)、イエシロアリFormosan subterranean termite(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリJapanese subterranean termite(Reticulitermes speratus)、タイワンシロアリBlack-winged subterranean termite(Odontotermes formosanus)等の等翅目(Isoptera)昆虫、
チョウモドキ(Argulus coregoni)、チョウJapanese fishlouse(Argulus japonicus)、ウミチョウ(Argulus scutiformis)等のチョウ目(Arguloida)甲殻類、
ウオジラミSea louse(Caligus curtus, C. elongatus)、サーモンローズSalmon louse(Lepeophtheirus salmonis)等のシフォノストム目(Siphonostomatoida)甲殻類、
オカダンゴムシPill bug(Armadillidium vulgare)、ワラジムシCommon rough woodlouse(Porcellio scaber)等の等脚目(Isopoda)甲殻類、
サヤアシニクダニStorage mite(Glycyphagus destructor)、イエニクダニHouse itch mite(Glycyphagus domesticus)、ケナガコナダニCheese mite(Tyrophagus putrescentiae)、ヒシガタウモウダニFeather mite(Pterolichus obtusus)、ニワトリウモウダニFeather mite(Megninia cubitalis)、コナヒョウヒダニAmerican house dust mite(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニHouse dust mite(Dermatophagoides pteronyssinus)、ウシショクヒヒゼンダニChorioptic mange mite(Chorioptes bovis)、イヌミミヒゼンダニDog ear mite(Otodectes cynotis)、ウシキュウセンヒゼンダニPsoroptic mite(Psoroptes communis)、ウサギキュウセンヒゼンダニRabbit ear mite(Psoroptes cuniculi)、ヒツジキュウセンヒゼンダニSheep scab mite(Psoroptes ovis)、センコウヒゼンダニItch mite(Sarcoptes scabiei)、ネコショウセンコウヒゼンダニCat mange mite(Notoedres cati)等のコナダニ亜目(Astigmata)ダニ類、
イエササラダニ(Haplochthonius simplex)等のササラダニ亜目(Oribatida)ダニ類、
ミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)、ウサギツメダニRabbit fur mite(Cheyletiella parasitovorax)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、イヌニキビダニDog follicle mite(Demodex canis)、ネコニキビダニCat follicle mite(Demodex cati)、ニキビダニFace mite(Demodex folliculorum)、ナンヨウツツガムシ(Eutrombicula wichmanni)、ミヤガワタマツツガムシTrombiculid mite(Helenicula miyagawai)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、フトゲツツガムシ(Leptotrombidium pallida)、タテツツガムシTsutsugamushi mite(Leptotrombidium scutellare)等のケダニ亜目(Prostigmata)ダニ類、
イングリッシュファウルティックEnglish fowl tick(Argas persicus)、カズキダニSoft tick(Ornithodoros moubata)、回帰熱ティックRelapsing fever tick(Ornithodoros turicata)、スピノウズイヤーティックSpinose ear tick(Otobius megnini)、ローン・スターマダニLone star tick(Amblyomma americanum)、メキシコ湾岸マダニGulf coast tick(Amblyomma maculatum)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、フタトゲチマダニBush tick(Haemaphysalis longicornis)、オオトゲチマダニ(Haemaphysalis megaspinosa)、トルトイスティックTortoise tick(Hyalomma aegyptium)、メディトレニアンティックMediterranean tick(Hyalomma marginatum)、オウシマダニTropical cattle tick(Boophilus microplus)、タネガタマダニ(Ixodes nipponensis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、西部クロアシダニWestern black-legged tick(Ixodes pacifcus)、シュルツェマダニTaiga tick(Ixodes persulcatus)、ヒツジダニCastor bean tick(Ixodes ricinus)、クロアシダニBlack-legged tick(Ixodes scapularis)、トロピカルホースティックTropical horse tick(Anocentor nitens)、ロッキー山脈森林マダニRocky Mountain wood tick(Dermacentor andersoni)、西海岸マダニPacific Coast tick(Dermacentor occidentalis)、アミメカクマダニOrnate cow tick(Dermacentor reticulatus)、アメリカンドッグティックAmerican dog tick(Dermacentor variabilis)、リピセントール属(Rhipicentor spp.)、アメリカンキャトルティックAmerican cattle tick(Rhipicephalus annulatus)、クリイロコイタマダニBrown dog tick(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ亜目(Metastigmata)ダニ類、
ワクモRed mite(Dermanyssus gallinae)、イエダニTropical rat mite(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニNorthern fowl mite(Ornithonyssus sylviarum)等のトゲダニ亜目(Mesostigmata)ダニ類、
チャコウラナメクジTerrestrial slug(Limax marginatus)、ナメクジSlug(Meghimatium bilineatum)等のマイマイ目(Stylommatophora)腹足類、
腎虫Giant kidney worm(Dioctophyma renale)、有環毛細線虫Thread worms(Capillaria annulata)、捻転毛細線虫Cropworm(Capillaria contorta)、肝毛細線虫Capillary liver worm(Capillaria hepatica)、穿通毛細線虫(Capillaria perforans)、フィリピン毛細線虫(Capillaria philippinensis)、豚毛細線虫(Capillaria suis)、牛鞭虫Whipworm(Trichuris discolor)、羊鞭虫Whipworm(Trichuris ovis)、豚鞭虫Pig whipworm(Trichuris suis)、ヒト鞭虫Human whipworm(Trichuris trichiura)、犬鞭虫Dog whipworm(Trichuris vulpis)、旋毛虫Pork worm(Trichinella spiralis)等のエノプルス目(Enoplida)線虫、
乳頭糞線虫Intestinal threadworm(Strongyloides papillosus)、猫糞線虫(Strongyloides planiceps)、豚糞線虫Pig threadworm(Strongyloides ransomi)、ヒト糞線虫Threadworm(Strongyloides stercoralis)、ミクロネマ属(Micronema spp.)等の桿線虫目(Rhabditida)線虫、
ブラジル鉤虫Hookworm(Ancylostoma braziliense)、犬鉤虫Dog hookworm(Ancylostoma caninum)、ズビニ鉤虫Old World hookworm(Ancylostoma duodenale)、猫鉤虫Cat hookworm(Ancylostoma tubaeforme)、狭頭鉤虫The Northern hookworm of dogs(Uncinaria stenocephala)、牛鉤虫Cattle hookworm(Bunostomum phlebotomum)、羊鉤虫Small ruminant hookworm(Bunostomum trigonocephalum)、アメリカ鉤虫New World hookworm(Necator americanus)、シアトストーマム属(Cyathostomum spp.)、シリコシクラス属(Cylicocyclus spp.)、シリコドントフォラス属(Cylicodontophorus spp.)、シリコステファナス属(Cylicostephanus spp.)、ロバ円虫(Strongylus asini)、無歯円虫(Strongylus edentatus)、馬円虫Blood worm(Strongylus equinus)、普通円虫Blood worm(Strongylus vulgaris)、羊縮小線虫Large-mouthed bowel worm(Chabertia ovina)、インド腸結節虫Nodular worm(Oesophagostomum brevicaudatum)、コロンビア腸結節虫Nodule worm(Oesophagostomum columbianum)、豚腸結節虫Nodule worm(Oesophagostomum dentatum)、アメリカ腸結節虫Nodular worm(Oesophagostomum georgianum)、腸結節虫Nodular worm(Oesophagostomum maplestonei)、豚盲結虫Nodular worm(Oesophagostomum quadrispinulatum)、牛腸結節虫Nodular worm(Oesophagostomum radiatum)、山羊腸結節虫Nodular worm(Oesophagostomum venulosum)、スクリジャビン開嘴虫(Syngamus skrjabinomorpha)、鶏開嘴虫Gapeworm(Syngamus trachea)、豚腎虫Swine kidney worm(Stephanurus dentatus)、クーペリアCattle bankrupt worm(Cooperia oncophora)、紅色毛様線虫Red stomach worm(Hyostrongylus rubidus)、皺胃毛様線虫Stomach hair worm(Trichostrongylus axei)、蛇状毛様線虫(Trichostrongylus colubriformis)、東洋毛様線虫Oriental trichostrongylus(Trichostrongylus orientalis)、捻転胃虫Red stomach worm(Haemonchus contortus)、牛捻転胃虫Cattle stomach worm(Mecistocirrus digitatus)、オステルターグ胃虫Brown stomach worm(Ostertagia ostertagi)、糸状肺虫Common lungworm(Dictyocaulus filaria)、牛肺虫Bovine lungworm(Dictyocaulus viviparus)、細頸毛円虫Thin-necked intestinal worm(Nematodirus filicollis)、豚肺虫Swine lungworm(Metastrongylus elongatus)、犬肺虫Lungworm(Filaroides hirthi)、肺毛細線虫Lungworm(Crenosoma aerophila)、キツネ肺虫Fox lungworm(Crenosoma vulpis)、広東住血線虫Rat lung worm(Angiostrongylus cantonensis)、住血線虫French heartworm(Angiostrongylus vasorum)、プロトストロンギラス属(Protostrongylus spp.)等の円虫目(Strongylida)線虫、
ヒト蟯虫Pinworm(Enterobius vermicularis)、馬蟯虫Equine pinworm(Oxyuris equi)、ウサギ蟯虫Rabbit pinworm(Passalurus ambiguus)等の蟯虫目(Oxyurida)線虫、
豚回虫Pig roundworm(Ascaris suum)、馬回虫Horse roundworm(Parascaris equorum)、犬小回虫Dog roundworm(Toxascaris leonina)、犬回虫Dog intestinal roundworm(Toxocara canis)、猫回虫Feline roundworm(Toxocara cati)、牛回虫Large cattle roundworm(Toxocara vitulorum)、アニサキス属(Anisakis spp.)、シュードテラノーバ属(Pseudoterranova spp.)、鶏盲腸虫Caecal worm(Heterakis gallinarum)、鶏回虫Chicken roundworm(Ascaridia galli)等の回虫目(Ascaridida)線虫、
メジナ虫Guinea worm(Dracunculus medinensis)、ドロレス顎口虫(Gnathostoma doloresi)、剛棘顎口虫(Gnathostoma hispidum)、日本顎口虫(Gnathostoma nipponicum)、有棘顎口虫Reddish‐coloured worm(Gnathostoma spinigerum)、犬胃虫Dog stomach worm(Physaloptera canis)、猫胃虫Cat stomach worm(Physaloptera felidis, P. praeputialis)、ラーラ胃虫Feline/canine stomach worm(Physaloptera rara)、東洋眼虫Eye worm(Thelazia callipaeda)、ロデシア眼虫Bovine eyeworm(Thelazia rhodesi)、大口馬胃虫Large mouth stomach worm(Draschia megastoma)、小口胃虫Equine stomach worm(Habronema microstoma)、ハエ胃虫Stomach worm(Habronema muscae)、美麗食道虫Gullet worm(Gongylonema pulchrum)、類円豚胃虫Thick stomach worm(Ascarops strongylina)、牛パラフィラリアParafilaria(Parafilaria bovicola)、多乳頭糸状虫(Parafilaria multipapillosa)、沖縄糸状虫(Stephanofilaria okinawaensis)、バンクロフト糸状虫Bancroft filaria(Wuchereria bancrofti)、マレー糸状虫(Brugia malayi)、頸部糸状虫Neck threadworm(Onchocerca cervicalis)、ギブソン糸状虫(Onchocerca gibsoni)、咽頭糸状虫Cattle filarial worm(Onchocerca gutturosa)、回旋糸状虫(Onchocerca volvulus)、指状糸状虫Bovine filarial worm(Setaria digitata)、馬糸状虫Peritoneal worm(Setaria equina)、唇乳頭糸状虫(Setaria labiatopapillosa)、マーシャル糸状虫(Setaria marshalli)、犬糸状虫Dog heartworm(Dirofilaria immitis)、ロア糸状虫African eye worm(Loa loa)等の旋尾線虫目(Spirurida)線虫、
鎖状鉤頭虫(Moniliformis moniliformis)、大鉤頭虫Giant thorny-headed worm(Macracanthorhynchus hirudinaceus)等の鉤頭虫類、
広節裂頭条虫Fish tapeworm(Diphyllobothrium latum)、日本海裂頭条虫(Diphyllobothrium nihonkaiense)、マンソン裂頭条虫Manson tapeworm(Spirometra erinaceieuropaei)、大複殖門条虫(Diplogonoporus grandis)等の擬葉目(Pseudophyllidea)条虫、
有線条虫(Mesocestoides lineatus)、有輪条虫Chicken tapeworm(Raillietina cesticillus)、棘溝条虫Fowl tapeworm(Raillietina echinobothrida)、方形条虫Chicken tapeworm(Raillietina tetragona)、胞状条虫Canine tapeworm(Taenia hydatigena)、多頭条虫Canine tapeworm(Taenia multiceps)、羊条虫Sheep measles(Taenia ovis)、豆状条虫Dog tapeworm(Taenia pisiformis)、無鉤条虫Beef tapeworm(Taenia saginata)、連節条虫Tapeworm(Taenia serialis)、有鉤条虫Pork tapeworm(Taenia solium)、猫条虫Feline tapeworm(Taenia taeniaeformis)、単包条虫Hydatid tapeworm(Echinococcus granulosus)、多包条虫Small fox tapeworm(Echinococcus multilocularis)、ヤマネコ包条虫(Echinococcus oligarthrus)、フォーゲル包条虫(Echinococcus vogeli)、縮小条虫Rat tapeworm(Hymenolepis diminuta)、小型条虫Dwarf tapeworm(Hymenolepis nana)、瓜実条虫Double-pored dog tapeworm(Dipylidium caninum)、楔状条虫(Amoebotaenia sphenoides)、漏斗状条虫(Choanotaenia infundibulum)、ウズラ条虫(Metroliasthes coturnix)、大条虫Equine tapeworm(Anoplocephala magna)、葉状条虫Cecal tapeworm(Anoplocephala perfoliata)、乳頭条虫Dwarf equine tapeworm(Paranoplocephala mamillana)、ベネデン条虫Common tapeworm(Moniezia benedeni)、拡張条虫Sheep tapeworm(Moniezia expansa)、スティレシア属(Stilesia spp.)等の円葉目(Cyclophyllidea)条虫、
壷型吸虫(Pharyngostomum cordatum)、ビルハルツ住血吸虫Blood fluke(Schistosoma haematobium)、日本住血吸虫Blood fluke(Schistosoma japonicum)、マンソン住血吸虫Blood fluke(Schistosoma mansoni)等の有壁吸虫目(Strigeidida)吸虫、
移睾棘口吸虫(Echinostoma cinetorchis)、浅田棘口吸虫(Echinostoma hortense)、巨大肝蛭Giant liver fluke(Fasciola gigantica)、肝蛭Common liver fluke(Fasciola hepatica)、肥大吸虫(Fasciolopsis buski)、平腹双口吸虫(Homalogaster paloniae)等の棘口吸虫目(Echinostomida)吸虫、
大陸槍型吸虫(Dicrocoelium chinensis)、槍型吸虫Lancet liver fluke(Dicrocoelium dendriticum)、アフリカ槍型吸虫African lancet fluke(Dicrocoelium hospes)、小型膵蛭(Eurytrema coelomaticum)、膵蛭Pancreatic fluke(Eurytrema pancreaticum)、宮崎肺吸虫(Paragonimus miyazakii)、大平肺吸虫(Paragonimus ohirai)、ウエステルマン肺吸虫Lung fluke(Paragonimus westermani)等の斜睾吸虫目(Plagiorchiida)吸虫、
アンフィメルス属(Amphimerus spp.)、肝吸虫Chinese liver fluke(Clonorchis sinensis)、猫肝吸虫Cat liver fluke(Opisthorchis felineus)、タイ肝吸虫Southeast Aasian liver fluke(Opisthorchis viverrini)、シュードアンフィストーマム属(Pseudamphistomum spp.)、メトロキス属(Metorchis spp.)、パラメトロキス属(Parametorchis spp.)、異形吸虫Intestinal fluke(Heterophyes heterophyes)、横川吸虫(Metagonimus yokokawai)、前腸異形吸虫(Pygidiopsis summa)等の後睾吸虫目(Opisthorchiida)吸虫、
赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica, E. invadens)等のアメーバ類、
フタゴバベシア(Babesia bigemina)、牛バベシア(Babesia bovis)、大形馬バベシア(Babesia caballi)、犬バベシア(Babesia canis)、猫バベシア(Babesia felis)、ギブソン犬バベシア(Babesia gibsoni)、大型ピロプラズマ(Babesia ovata)、サイタウクスゾーン・フェリス(Cytauxzoon felis)、熱帯ピロプラズマ病タイレリア(Theileria annulata)、仮性沿岸熱タイレリア(Theileria mutans)、小型ピロプラズマ(Theileria orientalis)、東沿岸熱タイレリア(Theileria parva)等のピロプラズマ目(Piroplasmida)胞子虫類、
ヘモプロテウス・マンソニ(Haemoproteus mansoni)、鶏ロイコチトゾーン(Leucocytozoon caulleryi)、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)、四日熱マラリア原虫(Plasmodium malariae)、卵形マラリア原虫(Plasmodium ovale)、三日熱マラリア原虫(Plasmodium vivax)等の住血胞子虫目(Haemosporida)胞子虫類、
カリオスポラ属(Caryospora spp.)、エイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、エイメリア・ボビス(Eimeria bovis)、エイメリア・ブルネッチ(Eimeria brunetti)、エイメリア・マクシマ(Eimeria maxima)、エイメリア・ネカトリクス(Eimeria necatrix)、エイメリア・オビノイダリス(Eimeria ovinoidalis)、ウサギ肝コクシジウム(Eimeria stiedae)、鶏盲腸コクシジウム(Eimeria tenella)、犬イソスポーラ(Isospora canis)、猫イソスポーラ(Isospora felis)、豚イソスポーラ(Isospora suis)、ティゼリア・アレニ(Tyzzeria alleni)、ティゼリア・アンセリス(Tyzzeria anseris)、ティゼリア・パーニシオサ(Tyzzeria perniciosa)、ウェニョネラ・アナティス(Wenyonella anatis)、ウェニョネラ・ガガリ(Wenyonella gagari)、犬クリプトスポリジウム(Cryptosporidium canis)、猫クリプトスポリジウム(Cryptosporidium felis)、ヒトクリプトスポリジウム(Cryptosporidium hominis)、シチメンチョウクリプトスポリジウム(Cryptosporidium meleagridis)、ネズミクリプトスポリジウム(Cryptosporidium muris)、小形クリプトスポリジウム(Cryptosporidium parvum)、サルコシスチス・カニス(Sarcocystis canis)、クルーズ肉胞子虫(Sarcocystis cruzi)、サルコシスチス・フェリス(Sarcocystis felis)、ヒト肉胞子虫(Sarcocystis hominis)、サルコシスチス・ミーシェリアナ(Sarcocystis miescheriana)、サルコシスチス・ニューロナ(Sarcocystis neurona)、サルコシスチス・テネラ(Sarcocystis tenella)、サルコシスチス・オバリス(Sarcocystis ovalis)、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)、犬ヘパトゾーン(Hepatozoon canis)、猫ヘパトゾーン(Hepatozoon felis)等の真コクシジウム目(Eucoccidiorida)胞子虫類、
大腸バランチジウム(Balantidium coli)等の前庭目(Vestibuliferida)繊毛虫類、
ヒストモナス(Histomanas meleagridis)、腸トリコモナス(Pentatrichomonas hominis)、口腔トリコモナス(Trichomonas tenax)等のトリコモナス目(Trichomonadida)鞭毛虫類、
ランブル鞭毛虫(Giardia intestinalis)、ジアルディア・ムリス(Giardia muris)、シチメンチョウヘキサミタ(Hexamita meleagridis)、ヘキサミタ・パルバ(Hexamita parva)等のディプロモナス目(Diplomonadida)鞭毛虫類、
ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)、幼児リーシュマニア(Leishmania infantum)、大形リーシュマニア(Leishmania major)、熱帯リーシュマニア(Leishmania tropica)、ガンビアトリパノソーマ(Trypanosoma brucei gambiense)、ローデシアトリパノソーマ(Trypanosoma brucei rhodesiense)、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)、媾疫トリパノソーマ(Trypanosoma equiperdum)、エバンストリパノソーマ(Trypanosoma evansi)等のキネトプラスト目(Kinetoplastida)鞭毛虫類等が挙げられ、これらのうち特に膜翅目昆虫、双翅目昆虫、隠翅目昆虫、半翅目昆虫、咀顎目昆虫、網翅目昆虫、等翅目昆虫、チョウ目甲殻類、シフォノストム目甲殻類、等脚目甲殻類、コナダニ亜目ダニ類、ササラダニ亜目ダニ類、ケダニ亜目ダニ類、マダニ亜目ダニ類、トゲダニ亜目ダニ類等に属する外部寄生虫及び衛生害虫としての節足動物の駆除に本発明の寄生虫及び衛生害虫防除剤は優れた効果を発揮し、とりわけハエ・カ等の双翅目昆虫、イヌノミ・ネコノミ等の隠翅目昆虫、コナダニ亜目ダニ類、ケダニ亜目ダニ類、マダニ亜目ダニ類に対して卓効を示すが、本発明の寄生虫及び衛生害虫防除剤によって駆除される有害な無脊椎動物はこれらのみに限定されるものではない。
本発明の寄生虫及び衛生害虫防除剤をこれらの有害な無脊椎動物の駆除に用いる場合、有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩、或いはそれらから選ばれる1種又は2種以上の混合物をそのまま用いることもできるが、通常、適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤および分解防止剤等を添加して、液剤(soluble concentrate)、乳剤(emulsifiable concentrate)、水和剤(wettable powder)、水溶剤(water soluble powder)、顆粒水和剤(water dispersible granule)、顆粒水溶剤(water soluble granule)、懸濁剤(suspension concentrate)、乳濁剤(concentrated emulsion)、サスポエマルジョン(suspoemulsion)、マイクロエマルジョン(microemulsion)、粉剤(dustable powder)、粒剤(granule)、錠剤(tablet)および乳化性ゲル剤(emulsifiable gel)等、投与経路に適した任意の剤型に製剤して実用に供することができる。
本発明の寄生虫及び衛生害虫防除剤を動物の寄生虫防除剤として用いる場合、有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩、或いはそれらから選ばれる1種又は2種以上の混合物を薬学的又は獣医学的に許容される1種又は2種以上の賦形剤及び投与経路に適した助剤よりなる担体と共に製剤した寄生虫防除剤組成物とし、保護すべき対象動物に直接投与するか、或いは、畜舎等の動物の飼育環境に散布処理することにより、有害な寄生性無脊椎動物を有効に駆除することができる。
本発明の寄生虫防除剤を有害な寄生虫から保護すべき対象動物に直接投与する場合、経口投与、非経口投与又は成形製品を用いた投与等の方法を用いて投与することができ、非経口投与としては、例えば薬浴又は浸漬、シャンプー、スプレー、滴下(Pour-on)、スポッティング(Spot-on)及びダスティング(dusting)等の経皮投与、皮下注射、筋肉内注射、腹腔内注射又は静脈内注射等の注射による投与、埋設(Inplants)等による投与、経鼻投与及び坐剤による投与等が挙げられ、成形製品による投与としてはネック・カラー(Neck collars)、ホルター(Halters)、テール・バンド(Tail bands)、リム・バンド(Limb bands)及びイヤー・タグ(Ear tags)等の標識装置を用いた投与等が挙げられる。これらの投与方法のうち特に経口投与及び薬浴又は浸漬、滴下、スポッティング等の経皮投与が本発明の寄生虫防除剤の投与方法として好ましいが、本発明の投与方法はこれらのみに限定されるものではない。
本発明の寄生虫防除剤を用いて有害な寄生性無脊椎動物を駆除する場合、有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩の好ましい投与量は、防除すべき対象寄生虫の種類、投与される対象動物の種又は投与方法などにより左右されるが、通常は投与する対象動物の体重当たり0.01〜100mg/kgであり、好ましくは0.01〜50mg/kgである。
本発明の寄生虫防除剤の投与により有害な寄生性無脊椎動物を駆除する場合、その投与間隔は、防除すべき対象寄生虫の種類、投与される対象動物の種又は投与方法などにより左右されるが、通常は毎日〜年1回の範囲で任意に設定することができ、好ましくは週1回〜6ヶ月に1回であり、より好ましくは月1回〜3ヶ月に1回である。
本発明の寄生虫防除剤を経口投与する場合の剤型としては、例えば錠剤(Tablets)、固型剤(Chewables)、カプセル剤(Capsules)、丸剤(Pills)、大丸剤(Boluses)、顆粒剤(Granules)、散剤(Powders)等の固体調製物;ペースト剤(Pastes)、ゲル剤(Gels)等の半固体調製物;ドリンク剤(Drinks)等の液体調製物などが挙げられ、経皮投与する場合の剤型としては、例えば粉剤(Powders)等の固体調製物;クリーム剤(Cream)、軟膏剤(Salve and Ointment)、ペースト剤(Pastes)、ゲル剤(Gels)等の半固体調製物;スプレー剤(Spray)、エアゾール剤(Aerosols)、液剤(Solutions and Emulsions)、懸濁剤(Suspensions)、ローション剤(Lotions)等の液体調製物などが挙げられ、注射により投与する場合の剤型としては、例えば液剤(Solutions and Emulsions)、懸濁剤(Suspensions)等の液体調製物などが挙げられ、経鼻投与する場合の剤型としては、例えばエアゾール剤(Aerosols)等の液体調製物などが挙げられ、畜舎等の動物の飼育環境に散布処理する場合の剤型としては、例えば水和剤(Wettable powders)、粉剤(Dusts)、粒剤(Granules)などの固体調製物;乳剤(Emulsions)、フロアブル剤(Suspension concentrates)などの液体調製物などが挙げられるが、本発明の寄生虫防除剤に用いられる製剤はこれらの剤型のみに限定されるものではない。
固体調製物は、そのまま経口投与するか、或いは水で希釈して経皮投与又は畜舎等の動物の飼育環境に散布処理するなどして用いることができる。
経口投与で用いられる固体調製物は、一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩と1種又は2種以上の経口投与に適した賦形剤及び結合剤、さらに必要ならば滑沢剤、崩壊剤、染料及び顔料などの生理学的に許容しうる添加剤とを混合し、所望の形状に成形することにより調製できる。賦形剤及び結合剤としては、例えばラクトース、シュクロース、マンニトール、ソルビトール等の糖又は糖誘導体、トウモロコシ澱粉、コムギ澱粉、コメ澱粉、ジャガイモ澱粉等の澱粉、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース又はセルロース誘導体、ゼイン、ゼラチン等のタンパク質又はタンパク質誘導体、ハチミツ、アラビアゴム糊、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分子化合物などが挙げられ、滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウムなどが挙げられ、崩壊剤としては、例えばセルロース、寒天、アルギン酸、架橋ポリビニルピロリジノン、炭酸塩などが挙げられ、さらに、経口投与で用いられる固体調製物のうち、特にチュアブル剤などの固型剤の場合、投与する動物の好む味、食感、風味を付与する添加物も用いられるが、本発明の寄生虫防除剤組成物の固体調製物に用いられる担体及び添加剤はこれらのみに限定されるものではない。
液体調製物は、そのまま経皮又は注射によって投与するか、或いは飼料に混和して経口投与、水で希釈して経皮投与又は畜舎等の動物の飼育環境に散布処理するなどして用いることができる。
経皮投与、特に活性化合物を動物の皮膚の局所に投与し上皮全体に移動、さらに上皮内に浸透させ、そして動物の全身的に防除効果を発揮させる滴下及びスポッティング等で用いられる液剤、懸濁剤等の液体調製物は、一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩と1種又は2種以上の局所投与に適した媒体、さらに必要ならば吸収促進剤、界面活性剤、懸濁化剤、分散剤、安定化剤等の可溶化剤、展着剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤及び着色剤などの生理学的に許容しうる添加剤を加え、溶解、懸濁又は乳化させることにより調製できる。局所投与に適した媒体としては、例えば水、エタノール、1-プロパノール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ベンジルアルコール、フェニルエタノール、フェノキシエタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等のアルコール類、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸ベンジル、カプロン酸の鎖長C12〜C18の飽和脂肪族アルコールとのエステル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジブチル、フタル酸ジブチル、イソフタル酸ジイソプロピル等のエステル類、N、N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン等のアミド類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、流動パラフィン、軽質流動パラフィン等の脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、DMSO(ジメチルスルホキシド)、ごま油等の植物油、オレイン酸エチル、脂肪酸トリグリセリド等の合成油、シリコーン油などが挙げられ、吸収促進剤としては、例えばミリスチン酸イソプロピル、ペラルゴン酸ジプロピレングリコール、脂肪酸トリグリセリド等の脂肪酸エステル類、DMSO(ジメチルスルホキシド)、シリコーン油などが挙げられる。
注射による投与で用いられる液剤、懸濁剤等の液体調製物は、一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩と親油性又は親水性の媒体及び必要ならば懸濁化剤、分散剤、安定化剤等の可溶化剤、緩衝用の酸、塩基又はそれらの塩、等張化剤、増粘剤、酸化防止剤及び保護剤などの生理学的に許容しうる添加剤を加え、溶解、懸濁又は乳化させることにより調製できる。親油性媒体としては、例えばごま油等の植物油、オレイン酸エチル、脂肪酸トリグリセリド等の合成油、リポソームなどが挙げられ、親水性媒体としては、例えば水、プロピレングリコールなどが挙げられる。
液体調製物に用いられる界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、脂肪族アルコール硫酸エステル、モノアルキルポリグリコールオルトリン酸エステルモノエタノールアミン塩、ジアルキルポリグリコールオルトリン酸エステルモノエタノールアミン塩等の陰イオン性界面活性剤、例えば塩化セチルトリメチルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤、例えばN-ラウリル-β-イミノジプロピオン酸二ナトリウム、レシチン等の両性界面活性剤、及び、例えばモノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸グリセリン、ステアリン酸ポリオキシエチル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル等の非イオン性界面活性剤などが挙げられ、可溶化剤としては、例えばプロピレングリコール、オレイン酸、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチル化されたヒマシ油、ポリオキシエチル化されたソルビタンエステル、エチレンジアミンなどが挙げられ、展着剤としては、例えばジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、カプリル酸の鎖長C12〜C18の飽和脂肪族アルコールとのエステル、カプリン酸の鎖長C12〜C18の飽和脂肪族アルコールとのエステル、オレイン酸、オレイン酸エチル、脂肪酸トリグリセリド、シリコーン油などが挙げられ、緩衝剤としては、例えばリン酸塩などが挙げられ、等張化剤としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリンなどが挙げられ、増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ソルビトール、デキストランなどが挙げられ、酸化防止剤としては、例えば亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェロールなどが挙げられ、防腐剤及び保護剤としては、例えばブタノール、ベンジルアルコール、トリクロロブタノール、フェノール、p−ヒドロキシ安息香酸エステルなどが挙げられるが、本発明の寄生虫防除剤組成物の液体調製物に用いられる媒体及び添加剤はこれらのみに限定されるものではない。
半固体調製物は、皮膚上に塗布するか又は塗り広げるか、或いは体腔中に導入することにより投与できる。
クリーム剤、軟膏剤、ペースト剤、ゲル剤等の半固体調製物は、通常、寄生虫防除剤組成物を投与部位に保持させる目的で、前記の液体調製物にさらに生理学的に許容しうる固着剤を加え調製できる。固着剤としては、例えばアカシアゴム、アルギン酸、ベントナイト、セルロース、キサンタンガム、コロイダルマグネシウムアルミニウムシリケートなどが挙げられるが、本発明の寄生虫防除剤組成物の半固体調製物に用いられる固着剤はこれらのみに限定されるものではない。
次に本発明の寄生虫防除剤組成物の配合例を示す。但し本発明の寄生虫防除剤組成物の配合例は、これらのみに限定されるものではない。なお、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
〔固体調製物〕
ピラゾール誘導体 0.01〜80部
固体担体 5〜99.99部
界面活性剤 0〜15部
その他 0〜5部
その他として、例えば滑剤、崩壊剤等が挙げられる。
〔液体調製物〕
ピラゾール誘導体 1〜50部
液体担体 40〜99部
界面活性剤 0〜50部
その他 0〜10部
その他として、例えば懸濁化剤、分散剤、安定化剤、展着剤等が挙げられる。
以下に、本発明の寄生虫防除剤組成物の製剤例をより具体的に示すが、本発明の寄生虫防除剤組成物の製剤はこれらのみに限定されるものではない。
なお、以下の配合例において、「部」は重量部を意味する。
〔配合例1〕水和剤調製物
ピラゾール誘導体No.1-048 25部
ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1部
n−ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 10部
アルキルアリール ポリグリコールエーテル 12部
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩 3部
エマルジョン型シリコーン 1部
二酸化ケイ素 3部
カオリン 45部
〔配合例2〕水溶性濃厚剤調製物
ピラゾール誘導体No.1-048 20部
ポリオキシエチレンラウリルエーテル 3部
ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 3.5部
ジメチルスルホキシド 37部
2−プロパノール 36.5部
〔配合例3〕噴霧用液剤
ピラゾール誘導体No.1-048 2部
ジメチルスルホキシド 10部
2−プロパノール 35部
アセトン 53部
〔配合例4〕経皮投与用液剤
ピラゾール誘導体No.1-048 5部
ヘキシレングリコール 50部
イソプロパノール 45部
〔配合例5〕経皮投与用液剤
ピラゾール誘導体No.1-048 5部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 50部
ジプロピレングリコール 45部
〔配合例6〕経皮投与(滴下)用液剤
ピラゾール誘導体No.1-048 2部
軽質流動パラフィン 98部
〔配合例7〕経皮投与(滴下)用液剤
ピラゾール誘導体No.1-048 2部
軽質流動パラフィン 58部
オリーブ油 30部
ODO−H 9部
信越シリコーン 1部
本発明の寄生虫防除方法に於いては、有効量の一般式(1)で表されるピラゾール誘導体又はその塩を活性成分として単独で投与することもできるが、必要に応じて他の殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤、抗菌剤等と製剤時又は投与時に混合して投与することもできる。
他の殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤或いは抗菌剤等と混合して投与することにより、混合した薬剤相互の相加・相乗作用による防除スペクトラムの拡大、寄生虫防除効果の向上、投与薬量の低減による寄生虫防除コストの軽減、さらには、より長期間にわたる寄生虫防除効果の持続等の効果が期待できる。特に、作用機作の異なる他種の殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤と混合して投与することは、寄生虫の薬剤抵抗性獲得を防ぐ観点から極めて有効な防除方法である。この際、同時に複数の公知殺虫剤、公知殺ダニ剤、公知駆虫剤或いは公知抗菌剤との組み合わせも可能である。
一般式(1)で表されるピラゾール誘導体と混合使用できる殺虫剤、殺ダニ剤、駆虫剤或いは抗菌剤の種類として、その一般名を具体的に例示すれば次の通りであるが、必ずしもこれらのみに限定されるものではない。
殺線虫剤:アルドキシカルブ(aldoxycarb)、カズサホス(cadusafos)、デービーシーピー(DBCP)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、デーエスピー(DSP)、エトプロホス(ethoprophos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェンスルホチオン(fensulfothion)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォスチエタン(fosthietan)、イミシアホス(imicyafos)、イサミドホス(isamidofos)、イサゾホス(isazofos)、オキサミル(oxamyl)及びチオナジン(thionazin)など。
殺ダニ剤:アセキノシル(acequinocyl)、アクリナトリン(acrinathrin)、アミトラズ(amitraz)、BCI−033(試験名)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、チノメチオネート(chinomethionat)、クロロベンジラート(chlorobezilate)、クロフェンテジン(clofentezine)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、サイヘキサチン(cyhexatine)、ジコフォール(dicofol)、ジエノクロール(dienochlor)、デーエヌオーシー(DNOC)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、S−1870(試験名)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spyromesifen)、NNI−0711(試験名)、CL900167(試験名)及びテブフェンピラド(tebufenpyrad)など。
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミピリド(acetamipirid)、アラニカルブ(alanycarb)、アルディカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、バチルスチューリンゲシス(bacillus thuringiensis)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフルトリン(benfluthrin)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルアントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロチアニジン(clothianidin)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ−シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、ベータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、ゼタ−シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアクロデン(diacloden)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、エンペントリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、アルファ−エンドスルファン(alpha-endosulfan)、イーピーエヌ(EPN)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカーブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロニカミド(flonicamid)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、フルフィプロール(flufiprole)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フロメトキン(flometoquin)など。
殺虫剤(続き):ハロフェノジド(halofenozide)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イソフェンホス(isofenphos)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、レピメクチン(lepimectin)、ルフェヌウロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メタクリホス(methacrifos)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタルカルブ(metalcarb)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロール(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メチルブロマイド(methyl bromide)、モノクロトホス(monocrotophos)、ムスカルーレ(muscalure)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペンタクロロフェノール(pentachlorophenol(PCP))、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、フェントエート(phenthoate)、フォキシム(phoxim)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロチオホス(prothiofos)、プロパホス(propaphos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレトリン(pyrethrins)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、レスメトリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、SI−0405(試験名)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロテトラマート(spirotetramat)、スルホキサフロール(sulfoxaflor)、スルホテップ(sulfotep)、SYJ−159(試験名)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラメトリン(tetramethrin)、d−T−80−フタルスリン(d-tetramethrin)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)、バミドチオン(vamidothion)及びME−5343(試験名)など。
駆虫剤:アクリフラビン(acriflavine)、アルベンダゾール(albendazole)、アトバコン(atovaguone)、アジスロマイシン(azithromycin)、ビチオノール(bithionol)、ブロムフェノホス(bromofenofos)、カルニダゾール(carnidazole)、クロロキン(chloroquine)、クラズリル(clazuril)、クリンダマイシン(clindamycin hydrochloride)、クロルスロン(clorsulon)、クロサンテル(closantel)、クマホス(coumaphos)、シミアゾル(cymiazol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジエチルカルバマジン(diethylcarbamazine)、ジミナゼン(diminazene)、ジソフェノール(disophenol)、ヨウ化ジチアザニン(dithiazanine iodide)、ドキシサイクリン(doxycycline hydrochloride)、ドラメクチン(doramectin)、エモデプシド(emodepside)、エプリノメクチン(eprinomectin)、フェバンテル(febantel)、フェンベンダゾール(fenbendazole)、フルベンダゾール(flubendazole)、フラゾリドン(furazolidone)、グリカルピラミド(glycalpyramide)、イミドカルブ(imidocarb)、イベルメクチン(ivermectin)、レバミゾール(levamisole)、メベンダゾール(mebendazole)、メフロキン(mefloquine)、メラルソミン二塩酸塩(melarsamine hydrochloride)、メトロニダゾール(metronidazole)、メチリジン(metyridine)、ミルベマイシンオキシム(milbemycine oxime)、モネパンテル(monepantel)、酒石酸モランテル(morantel tartrate)、モキシデクチン(moxidectin)、ナイカルバジン(nicarbazin)、ニクロサミド(niclosamide)、ニトロキシニル(nitroxynil)、オキシベンダゾール(oxybendazole)、オキシクロザニド(oxyclozanide)、パマキン(pamaquine)、フェノチアジン(phenothiazine)、アジピン酸ピペラジン(piperazineadipate)、クエン酸ピペラジン(piperazine citrate)、リン酸ピペラジン(piperazinephosphate)、プラジクアンテル(praziquantel)、プリマキン(primaquine)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポクスル(propoxur)、パモ酸ピランテル(pyrantel pamoate)、ピリメタミン(pyrimethamine)、サントニン(santonin)、セラメクチン(selamectin)、スルファジメトキシン(sulfadimethoxine)、スルファドキシン(sulfadoxine)、スルファメラジン(sulfamerazine)、スルファモノメトキシン(sulfamonomethoxine)、スルファモイルダプソン(sulfamoildapsone)、チニダゾール(tinidazole)、トルトラズリル(toltrazuril)、トリブロムサラン(tribromsalan)及びトリクラベンダゾール(triclabendazole)など。
抗菌剤:アモキシシリン(amoxicillin)、アンピシリン(ampicillin)、セファピリン(cefapirin)、セファゾリン(cefazolin)、セフキノム(cefquinome)、セフチオフル(ceftiofur)、クロルテトラサイクリン(chlortetracycline)、クラブラン酸(clavulanic acid)、ダノフロキサシン(danofloxacin)、ジフロキサシン(difloxacin)、ジニトルミド(dinitolmide)、エンロフロキサシン(enrofloxacin)、フロルフェニコール(florfenicol)、リンコマイシン(lincomycin)、ロメフロキサシン(lomefloxacin)、マルボフロキサシン(marbofloxacin)、ミロキサシン(miloxacin)、ミロサマイシン(mirosamycin)、ノルフロキサシン(norfloxacin)、オフロキサシン(ofloxacin)、オルビフロキサシン(orbifloxacin)、オキソリニック酸(oxolinicacid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ペニシリン(penicillin)、チアンフェニコール(thiamphenicol)、フマル酸チアムリン(tiamulinfumarate)、リン酸チルミコシン(tilmicosin phosphate)、酢酸イソ吉草酸タイロシン(acetylisovaleryltylosin)、リン酸タイロシン(tylosin phosphate)、ツラスロマイシン(tulathromycin)及びバルネムリン(valnemulin)など。
抗真菌剤:ケトコナゾール(ketoconazole)及びミコナゾール硝酸塩(miconazolenitrate)など。
以下に本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体の合成例、試験例を実施例として具体的に述べることで、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
[合成例]
合成例1
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体1−001)
工程1
1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}エタノンの製造
3−ヨードピリジン12.6gのN,N−ジメチルホルムアミド100ml溶液に、1−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノン7.08gのN,N−ジメチルホルムアミド20ml溶液及び炭酸セシウム46.3gを添加した。反応容器中を窒素ガスで置換した後に、ヨウ化銅(1価)2.3gを添加し、室温にて30分攪拌した。攪拌終了後、120℃にて15時間攪拌を継続した。反応完結後、該反応混合物を室温まで放冷した。放冷後に該反応混合物中に析出した不溶物を、減圧下セライトろ過により除去した後、ろ液に酢酸エチル200mlを添加した。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル〔1:1〜1:9のグラジエント(体積比、以下同じである)〕にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、目的物7.8gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.98(d,J=3.3Hz,1H),8.60(d,J=4.8Hz,1H),8.33(s,1H),8.05−8.10(m,1H),7.43(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),2.58(s,3H),2.50(s,3H)。
工程2
3−(ジメチルアミノ)−1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}プロペン−2−エン−1−オンの製造
1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}エタノン7.7gに、t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン10.8gを添加し、60℃にて1時間攪拌した。反応完結後、該反応混合物にジイソプロピルエーテル5mlを添加した。添加後に該反応混合物中に析出した固体をろ過により取り出し、目的物7.9gを淡黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.98(d,J=3.3Hz,1H),8.56(d,J=4.8Hz,1H),8.27(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.77(d,J=18.0Hz,1H),7.42(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),5.47(d,J=18.0Hz,1H),3.05(brs,6H),2.61(s,3H)。
工程3
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾールの製造
3−(ジメチルアミノ)−1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}プロペン−2−エン−1−オン7.9gのエタノール25ml溶液に、ヒドラジン1水和物1.7gを添加し、エタノール還流下にて1時間攪拌した。反応完結後、減圧下で溶媒を約半量留去し、ジイソプロピルエーテル5mlを添加した。添加後に該反応混合物中に析出した固体をろ過により取り出し、目的物6.2gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.00(d,J=3.3Hz,1H),8.53(d,J=4.8Hz,1H),8.20(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.66(d,J=1.8Hz,1H),7.40(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.51(d,J=1.8Hz,1H),2.58(s,3H),(NHに相当するプロトンピークは検出されなかった)。
工程4
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾールの製造
60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)404mgのN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、氷冷下にて3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール1.9gのN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液を徐々に添加し、30分攪拌した。攪拌終了後、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル2.97gを添加し、同温にて2時間攪拌した。反応完結後、酢酸エチル30mlと水30mlを添加し、有機層を分取した。得られた有機層を水、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:1〜1:9のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製した。更に酢酸エチル25mlで晶析を行うことにより、目的物2.4gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.00(d,J=3.3Hz,1H),8.52(d,J=4.8Hz,1H),8.21(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.55(d,J=1.8Hz,1H),7.40(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.51(d,J=1.8Hz,1H),4.75(q,J=9.3Hz,2H),2.57(s,3H)。
合成例2
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1−(ピリジン−4−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体1−018)
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール200mgのジメチルスルホキシド2ml溶液に、4−ブロモピリジン塩酸塩259mg及び炭酸セシウム667mgを添加した。反応容器中を窒素ガスで置換した後に、ヨウ化銅(1価)51mgを添加し、室温にて30分攪拌した。攪拌終了後、130℃にて10時間攪拌を継続した。反応完結後、該反応混合物を室温まで放冷した。放冷後に該反応混合物中に析出した不溶物を、減圧下セライトろ過により除去した後、ろ液に酢酸エチル5mlを加えた。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に析出した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的物173mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.00−9.10(m,1H),8.67(d,J=6.0Hz,2H),8.50−8.60(m,1H),8.29(s,1H),8.08(d,J=1.8Hz,1H),8.05−8.15(m,1H),7.69(d,J=6.0Hz,2H),7.41(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.70(d,J=1.8Hz,1H),2.66(s,3H)。
合成例3
2−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの製造(ピラゾール誘導体9−001)
工程1
3−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジンの製造
3−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン5gのアセトニトリル100ml溶液に室温にてN−ヨードスクシンイミド8.14g及びトリフルオロ酢酸5mlを順次添加し、同温度にて15時間撹拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣に2N水酸化ナトリウム水溶液100mlを添加した。添加終了後に該反応混合物中に析出した固体をろ過により取り出し、目的物10.5gを淡黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.97(d,J=2.4Hz,1H),8.57(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.05−8.15(m,1H),8.02(s,1H),7.78(s,1H),7.46(dd,J=4.8,8.1Hz,1H)。
工程2
3−{4−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル}ピリジンの製造
3−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン5gのジメチルスルホキシド50ml溶液に、ビスピナコラトジボラン5.6g、酢酸カリウム6.1g及びPdCl(dppf){[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(2価)ジクロリド}0.75gを順次添加した。反応容器を窒素ガスで置換した後、120℃で3.5時間撹拌した。反応終了後、反応液に水100mlを加え、酢酸エチルにて抽出(200ml×1)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル1:1にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物3.0gを褐色樹脂状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.01(d,J=2.7Hz,1H),8.56(dd,J=1.5,4.5Hz,1H),8.27(s,1H),8.00−8.10(m,1H),8.01(s,1H),7.41(ddd,J=0.6,4.8,8.4Hz,1H),1.35(s,12H)。
工程3
2−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの製造
3−{4−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル}ピリジン400mgの1,2−ジメトキシエタン20ml溶液に、2−ブロモ−5−トリフルオロメチルピリジン367mg、炭酸カリウム511mg、水5ml及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物50mgを順次加え、80℃にて3時間撹拌した。反応終了後、水30mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルにて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物190mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.09(d,J=2.7Hz,1H),9.00(d,J=2.4Hz,1H),8.86(brs,1H),8.61(s,1H),8.26(s,1H),8.13(ddd,J=1.5,2.7,8.4Hz,1H),7.90−8.00(m,1H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),7.45−7.50(m,1H)。
融点163−164℃。
合成例4
3−[4−{4−(トリフルオロメチル)フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンの製造(ピラゾール誘導体6−001)
3−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン300mgの1,2−ジメトキシエタン20ml溶液に4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸500mg、炭酸カリウム300mg、水5ml及びPdCl(dppf)90mgを順次添加し、80℃にて3時間撹拌した。反応終了後、水30mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル1:1にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物150mgを淡赤色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.06(d,J=2.4Hz,1H),8.61(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.26(s,1H),8.05−8.15(m,1H),8.09(s,1H),7.67(s,4H),7.46(dd,J=4.8,8.1Hz,1H)。
融点141−144℃。
合成例5
7−(ピリジン−3−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ル及び7−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ルの製造(ピラゾール誘導体7−001及びピラゾール誘導体8−001)
工程1
2−(ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−2H−インダゾ−ル−4(5H)−オンの製造
3−ヨードピリジン11.9gのN,N−ジメチルホルムアミド80ml溶液に、6,7−ジヒドロ−1H−インダゾ−ル−4(5H)−オン5.2g及び炭酸セシウム29.0gを添加した。反応容器中を窒素ガスで置換した後に、ヨウ化銅(1価)1.5gを添加し、室温にて30分攪拌した。攪拌終了後、120℃にて15時間攪拌を継続した。反応完結後、反応混合物を室温まで放冷した。放冷後に該反応混合物中に析出した不溶物をセライトろ過により除去した後、ろ液に酢酸エチル200mlを添加した。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル1:1にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物2.1gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.00(d,J=2.4Hz,1H),8.61(dd,J=1.8,4.8Hz,1H),8.38(s,1H),8.03(ddd,J=1.8,2.4,8.1Hz,1H),7.43(dd,J=4.8,8.1Hz,1H),2.95(t,J=6.6Hz,2H),2.57(dd,J=6.3,6.9Hz,2H),2.19(dtd,J=6.3,6.6,6.9Hz,2H)。
工程2
5−{(ジメチルアミノ)メチレン}2−(ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−2H−インダゾ−ル−4(5H)−オンの製造
2−(ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−2H−インダゾ−ル−4(5H)−オン1.0gのN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液に、t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン0.98gを添加し、室温にて一晩攪拌した。攪拌終了後、t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン0.98gを添加し、室温にて一晩攪拌を継続した。反応完結後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的物1.1gを桃色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.03−8.99(m,1H),8.55(dd,J=1.2,4.8Hz,1H),8.35(s,1H),8.01(ddd,J=1.2,2.7,8.1Hz,1H),7.60(s,1H),7.40(ddd,J=0.6,4.8,8.1Hz,1H),3.14(s,6H),3.03(t,J=7.2Hz,2H),2.90(t,J=7.2Hz,2H)。
工程3
7−(ピリジン−3−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ル及び7−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ルの製造
5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−2−(ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−2H−インダゾ−ル−4(5H)−オン1.1gのエタノール10ml溶液に、ヒドラジン一水和物0.20gを添加し、エタノール還流下にて2時間攪拌した。反応完結後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解させ、該反応溶液に0℃にて60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)305mgを添加した。添加終了後、室温まで昇温し、同温度にて30分攪拌した後、該反応溶液にトリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル2.97gを添加し、同温度にて2時間攪拌した。反応完結後、該反応混合物に酢酸エチル20ml及び水20mlを添加し、有機層を分取した。得られた有機層を水、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:1〜1:3のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、7−(ピリジン−3−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ル99.5mg(融点:216−218℃)の白色固体と、7−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4,5,7−テトラヒドロピラゾロ[3,4−e]インダゾ−ル15.6mg(融点:123−132℃)の白色固体をそれぞれ得た。
合成例6
3−{3’−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−1’−イル}ピリジン 1−オキシドの製造(ピラゾール誘導体17−001)
3’−メチル−1’−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール140mgのジクロロメタン3ml溶液に、65重量%メタクロロ過安息香酸(35重量%のメタクロロ安息香酸を含有)96mgを添加し、室温にて1時間攪拌した。反応完結後、該反応混合物に飽和亜硫酸ナトリウム水溶液5mlを添加し、クロロホルム(5ml×3)で抽出した。得られた有機層を、水、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を、クロロホルム−メタノール(99:1〜9:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、目的物80mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.72(t,J=1.5Hz,1H),8.11(s,1H),8.08(dd,J=1.5,6.0Hz,1H),7.50−7.65(m,2H),7.31(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.50(d,J=1.6Hz,1H),4.74(q,J=8.4Hz,2H),2.53(s,3H)。
合成例7
3−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−5−(メチルチオ)イソキサゾールの製造(ピラゾール誘導体21−001)
工程1
1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−3,3−ビス(メチルチオ)−2−プロペン−1−オンの製造
1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}エタノン0.2gのテトラヒドロフラン10ml溶液に、室温にて二硫化炭素80mgを添加した。添加終了後、該反応溶液を0℃まで冷却し、60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)80mgのテトラヒドロフラン懸濁液5mlを滴下した。滴下終了後、50℃まで昇温し、同温度にて2時間撹拌した。攪拌終了後、該反応溶液を室温まで冷却し、ヨウ化メチル0.3gを適下し、室温にて3日間撹拌を継続した。反応終了後、該反応混合物に水30mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル4:6にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物0.9gを淡黄色の固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.98(d,J=2.4Hz,1H),8.58(dd,J=1.5Hz,4.5Hz,1H),8.29(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.42(ddd,J=0.6,4.8,8.1Hz,1H),6.47(s,1H),2.64(s,3H),2.56(s,3H),2.53(s,3H)。
工程2
3−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−5−(メチルチオ)イソキサゾールの製造
ナトリウムメトキシド289mgのメタノール5ml溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩247mgを分割して添加し、更に1−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−3,3−ビス(メチルチオ)−2−プロペン−1−オン272mgを添加した後、メタノール還流にて7時間攪拌した。反応終了後、該反応混合物を室温まで放冷し、水5mlを添加し、酢酸エチル(5ml×3)で抽出した。得られた有機層を、水、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥して、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:3〜1:9のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、目的物91mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.99(d,J=2.7Hz,1H),8.56(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.24(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.42(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.27(s,1H),2.64(s,3H),2.57(s,3H)。
合成例8
5−(3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(メチルチオメチル)−1,2,4−オキサジアゾールの製造(ピラゾール誘導体22−001)
工程1
N’−(3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニルオキシ)−2−(メチルチオ)アセトイミドアミドの製造
3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 塩酸塩400mgのN,N−ジメチルホルムアミド5mlの懸濁溶液に、N’−ヒドロキシ−2−(メチルチオ)アセトイミドアミド284mg、トリエチルアミン997mg、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩566mg及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール10mgを順次添加し、室温にて一晩攪拌した。反応終了後、水5mlを添加し、酢酸エチル(5ml×3)で抽出した。得られた有機層を、水、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥して、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:3〜1:9のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、目的物350mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.98(d,J=3.0Hz,1H),8.60(d,J=3.9Hz,1H),8.46(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.43(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),5.22(brs,2H),3.36(s,2H),2.61(s,3H),2.14(s,3H)。
工程2
5−(3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(メチルチオメチル)−1,2,4−オキサジアゾールの製造
N’−(3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニルオキシ)−2−(メチルチオ)アセトイミドアミド300mgのテトラヒドロフラン1ml溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1M テトラヒドロフラン溶液)3mlを添加し、室温にて15時間攪拌した。反応完結後、水5mlを添加し、酢酸エチル(5ml×3)で抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥して、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:3〜1:9のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィー(山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep)にて精製し、目的物243mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.02(d,J=2.4Hz,1H),8.62(d,J=1.5Hz,1H),8.61(s,1H),8.05−8.15(m,1H),7.45(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),3.77(s,2H),2.69(s,3H),2.22(s,3H)。
合成例9
8−(ピリジン−3−イル)−2−(ピリミジン−2−イル)−6,8−ジヒドロ−5H−ピラゾロ[3,4−h]キナゾリンの製造(ピラゾール誘導体16−001)
5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−2−(ピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ−2H−インダゾ−ル−4(5H)−オン300mgのエタノール溶液に、ナトリウムエトキシド(30重量%エタノール溶液)0.5ml及びピリミジン−2−カルボキシイミダミド塩酸塩195mgを順次添加し、70℃にて24時間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣に水5ml及び飽和食塩水5mlを添加し、クロロホルム(5ml×3)にて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。得られた固体を酢酸エチルで洗浄し、目的物154mgを淡黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.07(d,J=2.7Hz,1H),9.04(d,J=5.1Hz,2H),8.80(s,1H),8.80(s,1H),8.59(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.08(ddd,1.2,2.7,8.4Hz,1H),7.46(d,J=4.8Hz,1H),7.44(dd,J=4.8,4.8Hz,1H),3.22−3.11(m,4H)。
合成例10
5−(メチルチオメチル)−3−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−4,5−ジヒドロイソキサゾールの製造(ピラゾール誘導体18−001)
工程1
1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−アルデヒドの製造
3−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン3.0gのテトラヒドロフラン30ml溶液に、窒素雰囲気下0℃にて、1M 臭化エチルマグネシウム テトラヒドロフラン溶液14mlを滴下した。同温度にて1時間撹拌した後、N,N−ジメチルホルムアミド1.2gを添加した。添加終了後、室温まで昇温し、同温度にて15時間撹拌を継続した。反応終了後、水50mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(100ml×1)した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル4:6にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物0.6gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ10.01(s,1H),9.04(d,J=2.8Hz,1H),8.66(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.50(s,1H),8.23(s,1H),8.05−8.15(m,1H),7.48(dd,J=4.8,8.1Hz,1H)。
工程2
5−(メチルチオメチル)−3−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−4,5−ジヒドロイソキサゾールの製造
1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−アルデヒド300mgのメタノール10ml溶液に、室温にてヒドロキシルアミン塩酸塩130mgの水3ml溶液を添加した。添加終了後、該反応溶液を60℃にて2時間撹拌した後に、減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣に、N,N−ジメチルホルムアミド10ml及びN−クロロスクシンイミド290mgを添加し、75℃で2時間撹拌した。攪拌終了後、該反応溶液を室温まで冷却し、アリルメチルスルフィド300mg、炭酸水素カリウム1g及び水0.5mlを順次添加し、室温にて15時間撹拌を継続した。反応終了後、水30mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル3:7にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物0.24gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.02(d,J=2.7Hz,1H),8.60(d,J=4.8Hz,1H),8.28(s,1H),8.05−8.15(m,1H),8.02(s,1H),7.42(ddd,J=0.6,4.8,8.1Hz,1H),4.85−5.00(m,1H),3.44(dd,J=10.2,16.8Hz,1H),3.25(dd,J=8.1,17.7Hz,1H),2.80−2.90(m,2H),2.65−2.80(m,1H),2.23(s,3H)。
合成例11
3−メチル−5−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}イソキサゾールの製造(ピラゾール誘導体14−001)
工程1
3−[4−{(トリメチルシリル)エチニル}−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンの製造
3−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン1.0gのN,N−ジメチルホルムアミド20ml溶液に、室温にてトリメチルシリルアセチレン725mg、ヨウ化銅(1価)50mg、ジクロロビストリフェニルホスフィンパラジウム(2価)50mg及びトリエチルアミン745mgを順次添加した。添加終了後、該反応溶液を窒素雰囲気下80℃にて5時間撹拌した。反応終了後、水30mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル4:6にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物0.4gを淡黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.97(brs,1H),8.60(d,J=3.6Hz,1H),8.09(s,1H),8.04(d,J=8.1Hz,1H),7.84(s,1H),7.43(dd,J=4.8,8.1Hz,1H),0.25(s,9H)。
工程2
3−(4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジンの製造
3−[4−{(トリメチルシリル)エチニル}−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジン350mgのテトラヒドロフラン10ml溶液に、1M テトラブチルアンモニウムフルオリド テトラヒドロフラン溶液2.9mlを添加し、室温にて15時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物を減圧下にて濃縮した後、水20mlを添加し、クロロホルムにて抽出(20ml×1)した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル3:7にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的物200mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.97(d,J=2.4Hz,1H),8.55−8.60(m,1H),8.11(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.86(s,1H),7.43(dd,J=4.8,8.1Hz,1H),3.13(s,1H)。
工程3
3−メチル−5−{1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}イソキサゾールの製造
アセトアルドキシム260mgのジメトキシエタン5ml溶液に、N−クロロスクシンイミド590mgを添加し、70℃にて2時間撹拌した。攪拌終了後、該反応溶液を室温まで冷却し、3−(4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン250mg、炭酸水素カリウム370mg及び水0.5mlを順次添加し、室温にて15時間撹拌を継続した。反応終了後、水20mlを添加し、酢酸エチルにて抽出(50ml×1)した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル2:8にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物0.2gを淡黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.05(d,J=2.4Hz,1H),8.62(dd,J=1.5,4.8Hz,1H),8.34(s,1H),8.05−8.15(m,1H),8.05(s,1H),7.46(dd,J=4.5,8.1Hz,1H),6.24(s,1H),2.36(s,3H)。
合成例12
4,4−ジメチル−2−[3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロオキサゾールの製造(ピラゾール誘導体15−001)
工程1
N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−3−メチル−1−(ピリジン−3イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アミドの製造
3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 塩酸塩500mgのジクロロメタン10ml懸濁液に、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール223mg、トリエチルアミン253mg、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩480mg及び4−ジメチルアミノピリジン15mgを順次添加し、室温にて24時間撹拌した。反応終了後、水10mlを添加し、酢酸エチル20mlで抽出した。有機層を分取し、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1)〜酢酸エチル−メタノール(4:1)のグラジエントにて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物155mgを無色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.95(d,J=3.0Hz,1H),8.57(d,J=3.6Hz,1H),8.27(s,1H),8.02(dd,J=9.9,2.7Hz,1H),7.41(dd,J=8.1,4.8Hz,1H),5.89(brs,1H),5.50(brs,1H),3.58(s,2H),2.55(s,3H),1.29(s,6H)。
工程2
N−(1−クロロ−2−メチルプロパン−2−イル)−3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アミドの製造
N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アミド130mgのジクロロメタン3ml溶液に、塩化チオニル68mgを添加し、室温にて1時間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液5mlを添加し、酢酸エチル10mlで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥した。減圧下にて溶媒を留去し、目的物145mgを黄色油状物として得た。
工程3
4,4−ジメチル−2−{3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}−4,5−ジヒドロオキサゾールの製造
N−(1−クロロ−2−メチルプロパン−2−イル)−3−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アミド145mgのエタノール3ml溶液に、1M 水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを添加し、室温にて20時間攪拌した。反応終了後、水5mlを添加し、酢酸エチル10mlで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムの順で洗浄・乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1)〜酢酸エチル−メタノール(4:1)のグラジエントにて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物35mgを無色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.95(d,J=2.7Hz,1H),8.74(dd,J=1.2,6.0Hz,1H),8.33(s,1H),8.02(dd,J=4.2,8.1Hz,1H),7.39(dd,J=4.2,8.1Hz,1H),4.04(s,2H),2.56(s,3H),1.37(s,6H)。
合成例13
3−[4−{1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンの製造(ピラゾール誘導体12−001)
工程1
N−{(ジメチルアミノ)メチレン}−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの製造
1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド1.0gのN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.90gを添加し、100℃で2時間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体を、ジイソプロピルエーテル5mlで洗浄し、目的物0.89gを桃色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.02(d,J=2.4Hz,1H),8.64(s,1H),8.57(d,J=4.5Hz,1H),8.52(s,1H),8.24(s,1H),8.11−8.02(m,1H),7.48−7.37(m,1H),3.20(s,3H),3.18(s,3H)。
工程2
3−{4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル}ピリジンの製造
ヒドラジン一水和物114mgの酢酸5ml溶液に、N−{(ジメチルアミノ)メチレン}−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド0.89gを添加し、90℃で2時間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた固体を、酢酸エチル5mlで洗浄し、目的物0.24gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.15(d,J=2.4Hz,1H),9.02(brs,1H),8.55−8.50(m,1H),8.44−8.35(m,1H),8.33−8.26(m,1H),8.19(brs,1H),7.54(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),(NHに相当するプロトンピークは検出されなかった)。
工程3
3−[4−{1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル}−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンの製造
60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)52mgのN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液に、0℃にて3−{4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル}ピリジン0.24gを添加した後、室温にて30分攪拌した。攪拌終了後、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル316mgを添加し、室温にて30分攪拌を継続した。反応終了後、該反応混合物を氷水に投入し、析出した固体をろ過により取り出した。得られた固体を、n−ヘキサン:酢酸エチル[1:1]の混合溶液5mlで洗浄し、目的物96mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.05(d,J=2.4Hz,1H),8.58(dd,J=1.2,4.8Hz,1H),8.51(brs,1H),8.26(s,1H),8.20(s,1H),8.10(ddd,J=1.2,2.4,8.4Hz,1H),7.44(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),4.80(q,J=4.8Hz,2H)。
合成例14
3’−クロロ−1−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体1−060及びピラゾール誘導体2−006)
工程1
3−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−アミドの製造
3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸2.0gのジクロロメタン20ml溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.7g、N−メチル−N−メトキシアミン1.1g及びトリエチルアミン4.1gを順次添加し、室温にて15時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に水50mlを添加し、酢酸エチル80mlにて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた残渣に酢酸エチル10mlを加え、析出した固体をろ過にて除去した。得られたろ液から減圧下にて溶媒を留去して、目的物2.5gを黄色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.96(d,J=2.4Hz,1H),8.63(dd,J=4.8,1.5Hz,1H),8.39(s,1H),8.06(ddd,J=8.4,2.7,1.5Hz,1H),7.50−7.40(m,1H)、3.70(s,3H),3.37(s,3H)。
工程2
1−{3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}エタノンの製造
3−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−アミド2.5gのテトラヒドロフラン20ml溶液を0℃に冷却し、3mol/L メチルマグネシウムブロミド3.7mlを滴下した後、室温にて15時間攪拌した。攪拌終了後、1N塩酸20mlを添加し、反応を停止させた。該反応溶液に、2N 水酸化ナトリウム水溶液20mlを添加し、酢酸エチル50mlにて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:9)にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物1.1gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.99(d,J=2.7Hz,1H),8.66(dd,J=4.8,1.5Hz,1H),8.46(brs,1H),8.05(ddd,J=8.4,2.7,1.5Hz,1H),7.47(ddd,J=8.5,4.8,0.9Hz,1H),2.61(s,3H)。
融点;82−83℃。
工程3
1−{3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−プロペン−1−オンの製造
1−{3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル}エタノン1.1gのN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール5ml溶液に、t−ブチル−ビス(ジメチルアミノ)メタン5mlを添加し、室温にて3日間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去し、目的物1.2gを白色固体として得た。
工程4
3’−クロロ−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1H’−3,4’−ビピラゾールの製造
1−{3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−プロペン−1−オン1.4gのエタノール5ml溶液に、ヒドラジン一水和物0.25gを添加し、90℃にて2時間撹拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物にn−ヘキサン20mlを添加し、析出した固体を濾取し、目的物0.9gを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.81(d,J=2.4Hz,1H),8.40−8.30(m,1H),7.90−7.80(m,1H),7.41(d,J=2.1Hz,1H),7.30−7.10(m,2H),6.53(d,J=2.1Hz,1H),(NHに相当するプロトンピークは検出されなかった)。
工程5
3’−クロロ−1−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造
60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)160mgのN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液に、0℃にて3’−クロロ−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1H’−3,4’−ビピラゾール800mgを添加した。室温にて5分撹拌した後、メチルチオメチルクロリド410mgを添加し、同温度にて15時間撹拌を継続した。反応終了後、該反応混合物を氷水に投入し、酢酸エチル50mlで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル(1:9)にて溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。目的物0.8gを淡黄色固体として得た[3’−クロロ−1−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール/3’−クロロ−2−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾール=1/1]。
3’−クロロ−1−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾールのH NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.05−8.95(m,1H),8.57(dd,J=4.8,1.5Hz,1H),8.36(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.66(d,J=2.4Hz,1H),7.50−7.35(m,1H),6.80(d,J=2.1Hz,1H),5.17(s,2H),2.18(s,3H)。
3’−クロロ−2−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールのH NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ9.05−8.95(m,1H),8.62(dd,J=4.8,1.5Hz,1H),8.32(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.59(d,J=2.1Hz),7.50−7.35(m,1H),6.55(d,J=1.8Hz,1H),5.19(s,2H),2.26(s,3H)。
融点95−100℃。
合成例15
3’−クロロ−1−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体1−061及びピラゾール誘導体2−007)
3’−クロロ−1−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルチオ)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの混合物250mgの酢酸5ml溶液に、30重量%過酸化水素水102mgを添加し、室温にて4時間撹拌した。反応終了後、飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液5mlを添加した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mlを添加し、更に酢酸エチル30mlで抽出した。得られた有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体を、酢酸エチル10mlで洗浄し、目的物100mgを白色固体として得た[3’−クロロ−1−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール/3’−クロロ−2−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾール=1/1]。
融点;154−160℃。
合成例16
3’−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルスルホニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体1−062及びピラゾール誘導体2−008)
3’−クロロ−1−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール及び3’−クロロ−2−(メチルスルフィニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの混合物200mgの酢酸5ml溶液に、30重量%過酸化水素水163mg及びタングステン酸ナトリウム二水和物10mgを順次添加し、室温にて4時間撹拌した。反応終了後、飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液5mlを添加した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mlを添加し、更に酢酸エチル30mlで抽出した。得られた有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。溶媒を留去した後に得られた固体を、n−ヘキサン:酢酸エチル(1:1)の混合溶液5mlで洗浄し、目的物70mgを白色固体として得た[3’−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール/3’−クロロ−2−(メチルスルホニル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾール=1/1]。
融点;165−170℃。
合成例17
2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造(ピラゾール誘導体2−013)
工程1
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−1−トシル−1H−ピラゾールの製造
1H−ピラゾール−4−ボロン酸 ピナコールエステル450mgのジクロロメタン4.6ml溶液に、トリメチルアミン 塩酸塩22mg、N,N−ジイソプロピルエチルアミン749mg及びp−トルエンスルホニルクロリド663mgを順次添加し、室温にて20時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液6mlを添加し、クロロホルム15mlにて抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル(9:1〜1:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物567mgを淡黄色固体として得た。
融点;140−141℃。
工程2
2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’−トシル−1’H,2H−3,4−ビピラゾールの製造
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−1−トシル−1H−ピラゾール540mg及び1−tert−ブチル−3−(メチルチオメチル)−1H−ピラゾール−5−イル トリフルオロメタンスルホネ−ト620mgの1,4−ジオキサン3.9ml及び水1.3ml溶液に、リン酸三カリウム115mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物126mgを順次添加した。添加終了後、反応容器中を窒素ガスで置換した後に、室温にて一晩撹拌した。反応終了後、該反応混合物に水4mlを添加し、酢酸エチル12mlで抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル(9:1〜1:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物510mgを無色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,300MHz)δ8.08(s,1H),7.92(d,J=8.7Hz,2H),7.69(s,1H),7.36(d,J=8.7Hz,2H),6.10(s,1H),3.64(s,2H),2.45(s,3H),2.10(s,3H),1.45(s,9H)。
工程3
2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造
メタノール8.4ml及びテトラヒドロフラン4.2mlの混合溶液に、2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’−トシル−1’,2H−3,4−ビピラゾール510mg及び炭酸セシウム1.23gを順次添加し、室温にて2時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に水10mlを添加し、酢酸エチル30mlで抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル(9:1〜3:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物96.2mgを白色固体として得た。
融点;119−120℃。
工程4
2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’−(ピリジン−3−イル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾールの製造
2−tert−ブチル−5−(メチルチオメチル)−1’H,2H−3,4’−ビピラゾール82mgのN,N−ジメチルホルムアミド0.3mlの溶液に、3−ブロモピリジン67mg、ヨウ化銅(1価)19mg、炭酸セシウム290mg及びtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン27mgを順次添加した。添加終了後、反応容器内を窒素ガスで置換した後、140℃にて2時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に水5mlを添加し、酢酸エチル15mlで抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル(9:1〜3:2のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物101mgを白色固体として得た。
融点;77−78℃。
合成例18
2−{(メチルチオ)メチル}−7−(ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの製造(ピラゾール誘導体7−007)
工程1
5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オンの製造
ジャーナル ヘテロサイクリック ケミストリー 1984年,21巻,1437頁記載の方法に従って合成した4−{(ジメチルアミノ)メチレン}−2H−チオピラン−3,5−(4H,6H)−ジオン24.8gのメタノール400ml溶液に、ヒドラジン一水和物6.73gを添加し、室温にて1時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物から減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルにて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、目的物10gを黄色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ7.95(s,1H),3.79(s,2H),3.33(s,2H)(NHのピークは観測されなかった。)
工程2
2−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オン及び1−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(1H)−オンの製造
5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オン8.9gのテトラヒドロフラン100ml溶液に、エチルビニルエーテル25.0g及び濃塩酸0.2mlを順次添加し、テトラヒドロフラン還流下にて16時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物から減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルにて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、目的物12gを黄色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ8.04−7.88(m,1H),5.63−5.40(m,1H),4.09−3.80(m,2H),3.50−3.30(m,4H),1.68−1.41(m,3H),1.22−1.14(m,3H)。
工程3
5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−2−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オン及び5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−1−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(1H)−オンの製造
2−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オン及び1−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(1H)−オンの混合物12gに、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール120mlを添加し、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール還流下にて3時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物から減圧下にてN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを留去した。得られた残渣を酢酸エチルにて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、目的物14gを黄色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ7.96−7.70(m,2H),5.53−5.33(m,1H),4.05−3.70(m,2H),3.39−3.35(m,2H),3.18−3.16(m,6H),1.60−1.58(m,3H),1.11−1.08(m,3H)。
工程4
7−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール及び6−(1−エトキシエチル)−5,6−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの製造
5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−2−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(2H)−オン及び5−{(ジメチルアミノ)メチレン}−1−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロチオピラノ[3,4−c]ピラゾール−4(1H)−オンの混合物14gのメタノール150ml溶液に、ヒドラジン一水和物5gを添加し、メタノール還流下にて2時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物から減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン−酢酸エチル(3:1〜1:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物11gを黄色油状物として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ7.87−7.78(m,1H),7.46−7.44(m,1H),5.69−5.47(m,1H),4.27−4.06(m,2H),3.51−3.39(m,2H),1.72−1.69(m,3H),1.20−1.17(m,3H),(NHに相当するプロトンピークは検出されなかった)。
工程5
7−(1−エトキシエチル)−2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール、7−(1−エトキシエチル)−1−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール、6−(1−エトキシエチル)−2−{(メチルチオ)メチル}−5,6−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール及び6−(1−エトキシエチル)−1−{(メチルチオ)メチル}−5,6−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの製造
7−(1−エトキシエチル)−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール及び6−(1−エトキシエチル)−5,6−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの混合物6.8gのテトラヒドロフラン100ml溶液に、0℃にて60重量%水素化ナトリウム(鉱油中に分散)1.2gを添加し、30分間撹拌した。攪拌終了後、該反応混合物にクロロメチルメチルスルフィド2.87gを添加し、室温にて2時間撹拌を継続した。反応終了後、該反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液100mlを添加し、酢酸エチル400mlにて抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、目的物13gを黄色油状物として得た。
工程6
2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール及び1−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの製造
工程5で得られた7−(1−エトキシエチル)−2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール、7−(1−エトキシエチル)−1−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール、6−(1−エトキシエチル)−2−{(メチルチオ)メチル}−5,6−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール及び6−(1−エトキシエチル)−1−{(メチルチオ)メチル}−5,6−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの混合物13gに、約4M塩化水素の酢酸エチル溶液100mlを添加し、室温にて16時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物から減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣に水100mlを添加し、さらに炭酸水素ナトリウムを添加して、該反応混合物のpHを7とした後、酢酸エチル:テトラヒドロフラン(2:1)の混合溶液400mlで抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をジクロロメタン−テトラヒドロフラン(100:1〜5:1のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール1.1gを黄色固体として及び1−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール1.1gを黄色固体として得た。
2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールのH NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ7.86(s,1H),7.44(s,1H),5.10(s,2H),4.02(s,2H),2.16(s,3H),(NHのピークは観測されなかった。)、
1−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−1H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールのH NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ7.80(s,1H),7.38(s,1H),5.23(s,2H),3.99(s,2H),2.18(s,3H),(NHのピークは観測されなかった。)。
工程7
2−{(メチルチオ)メチル}−7−(ピリジン−3−イル)−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾールの製造
2−{(メチルチオ)メチル}−5,7−ジヒドロ−2H−チオピラノ[3,2−c:5,4−c’]ジピラゾール500mgの1−メチル−2−ピロリドン10ml溶液に、3−ヨードピリジン516mg、ヨウ化銅(1価)160mg、trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン 塩酸塩451mg及び炭酸セシウム1.71gを順次添加した。添加終了後、反応容器内をアルゴンガスで置換した後、160℃にて30分撹拌した。反応終了後、放冷して室温まで冷却し、該反応混合物を水100mlに添加し、酢酸エチル600mlで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水次いで無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール/テトラヒドロフラン/ジクロロメタン(0.5ml/2ml/20ml)の混合溶媒で再結晶し、得られた固体を酢酸エチル6mlで洗浄して、目的物300mgを白色固体として得た。
H NMR(CDCl,MeSi,400MHz)δ9.01(d,J=2.4Hz,1H),8.57(d,J=4.8Hz,1H),8.26(d,J=8.4Hz,1H),8.05(d,J=8.4Hz,1H),7.50(s,1H),7.44(dd,J=8.4,4.8Hz,1H),5.15(s,2H),4.09(s,2H),2.21(s,3H)。
本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体は、前記製造法及び実施例に準じて製造することができる。合成例1〜18と同様に製造したピラゾール誘導体の例を第11表乃至第30表に示し、それらの物性値を第31表及び第32表に示すが、本発明の寄生虫防除剤の有効成分である一般式(1)で表されるピラゾール誘導体はこれらのみに限定されるものではない。なお、表中、D2−7a、D2−32a、D2−32b、D2−33a、D2−34a、D2−34b、D2−37a、D2−37b、D2−81a、D2−82a、D2−108a、D2−108bで表される構造は下記の構造を表し、D2−32b、D2−34b、D2−37bの構造式に記された番号は、Xの置換位置を表し、D2-108bの構造式に記された番号は、Zの置換位置を表す。*1は樹脂状を表す。
また、第31表及び第32表の記号は下記の意味を表す。
s:シングレット、d:ダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、qui:クインテット、m:マルチプレット、brs:ブロードピーク。

第11表

〔第11表〕
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No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
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1-001 Me H H CH2CF3 152-153
1-002 Me H H D2-37a 217-218
1-003 Me H H H 167-168
1-004 Me H H C(O)NHCH2CF3 164-165
1-005 Me H H D2-32a 176-178
1-006 Me H H D2-37b(4,6-bisCF3) 209-210
1-007 Me H H CH2SCH3 107-108
1-008 Me H H CH2S(O)2CH3 153-155
1-009 H H H H 168-170
1-010 H H H CH2CF3 170-173
1-011 Me H H C(O)CH3 190-198
1-012 Me H H C(O)N(Me)CH2CH3 142-144
1-013 Me H H C(O)OCH2CH3 150-151
1-014 H H H D2-37a 250-255
1-015 Me H H D2-108b(2-CF3) 82-84
1-016 Me H H D2-32b(3-Cl) 160-162
1-017 Me H H D2-33a 190-192
1-018 Me H H D2-34a 184-186
1-019 Me H H D2-34b(2-Cl) 201-205
1-020 Me H H CH2(D2-32a) 119-122
1-021 Me H H CH2S(O)(=NCN)CH3 124-128
1-022 Me H H CH2CN 156-159
1-023 Me H H D2-32b(6-Cl) 203-206
1-024 Me H H D2-32b(5-Cl) 244-246
1-025 Me H H CH2S(=NCN)CH3 179-183
1-026 Me H H CH2CH3 82-84
1-028 Me H H S(O)2CH3 142-144
1-029 Me H H S(O)2{D2-108b(4-Me)} 149-152
1-031 Me H H C(O)SCH3 202-205
1-032 Me H H CH2(D2-108a) 126-128
1-033 Me H H CH2SC(O)CH3 118-122
1-034 Me H H CH2OCH3 92-94
――――――――――――――――――――――――――――――――――
〔第11表〕(続き)
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No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
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1-035 Me H H C(S)NHCH2CH3 178-180
1-036 Me H H CH2(D2-7a) 156-160
1-037 Me H H C(O)NHCH2CH3 *1
1-038 Me H H CH2CH(OCH2CH3)2 87-90
1-039 Me H H CH2CHF2 105-107
1-040 Me H H SO2N(CH3)2 116-118
1-041 Me H H C(O)NHC(O)OCH3 177-179
1-042 Me H H CH2CH2CH3 84-85
1-043 Me H H CH(CH3)2 95-96
1-045 Me H OMe CH2CF3 146-147
1-046 Me H H CH2SCH2CF3 128-131
1-048 Me H H CH2SCH2CH3 87-88
1-049 Me H H CH2C(O)NHCH3 186-190
1-050 Me H H CH2OCH2CF3 144-145
1-052 Me H H CH2C≡CH 134-136
1-053 Me H SCH3 H 141-142
1-054 H H H CH2SCH3 81-86
1-055 Me H OH CH2CF3 190-191
1-058 Me H SMe CH2CF3 154-155
1-059 Cl H H CH2CF3 161-162
1-060 Cl H H CH2SCH3 95-100(*2)
1-061 Cl H H CH2S(O)CH3 154-160(*3)
1-062 Cl H H CH2S(O)2CH3 165-170(*4)
1-063 H H CH2SCH3 Me 64-65(*5)
1-064 H H CH2S(O)CH3 Me 245-246(*6)
1-065 H H CH2S(O)2CH3 Me 156-157(*7)
1-066 H H CH2SCH3 CH2CF3 73-74(*8)
1-067 Me H H CH(CH3)SCH2CH3 *1
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*2は合成例14に記載した通り、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−060とピラゾール誘導体2−006の混合物であり、その割合は1−060/2−006=1/1である。
*3は合成例15に記載した通り、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−061とピラゾール誘導体2−007の混合物であり、その割合は1−061/2−007=1/1である。
*4は合成例16に記載した通り、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−062とピラゾール誘導体2−008の混合物であり、その割合は1−062/2−008=1/1である。
*5は、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−063とピラゾール誘導体2−009の混合物であり、その割合は1−063/2−009=3/1である。
*6は、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−064とピラゾール誘導体2−010の混合物であり、その割合は1−064/2−010=7/3である。
*7は、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−065とピラゾール誘導体2−011の混合物であり、その割合は1−065/2−011=3/1である。
*8は、構造の異なる異性体であるピラゾール誘導体1−066とピラゾール誘導体2−012の混合物であり、その割合は1−066/2−012=3/1である。
第12表

〔第12表〕
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No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
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2-002 Me H OCH2CF3 CH3 94-96
2-003 Me H OCH2CF3 H 181-183
2-004 Me H OH H 260(decomp.)
2-005 H H H CH2SCH3 85-95
2-012 H H CH2SCH3 CH2CF3 73-74(*8)
2-013 H H CH2SCH3 Bu-t 77-78
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第13表

〔第13表〕
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No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
3-001 H H H CH2CF3 157-159
3-002 H H H D2-37a 270(decomp.)
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第14表

〔第14表〕
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No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
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4-001 Me H CF2CF3 97-102
4-002 H H CF2CF3 97-100
4-003 H H C(O)OCH2CH3 129-132
4-004 H H C(O)NHCH2CF3 168-173
4-005 H H H 116-118
4-006 H H D2-32a 198-200
4-007 H H SCH3 124-125
4-008 H H S(O)CH3 150-152
4-009 H H S(O)2CH3 175-178
4-010 H H CH2SCH3 104-106
4-011 H H SCH2CH3 59-60
4-012 H H CH2OH 135-137
4-013 H H CH2Cl 247-250
4-014 H H CH2S(O)CH3 141-142
4-015 H H CH2S(O)2CH3 164-166
4-016 H H CH2SCH2CF3 89-91
4-017 H H S(O)CH2CH3 111-112
4-018 Cl H CH2SCH3 92-93
4-019 Cl H CH2S(O)2CH3 144-146
4-020 Cl H CH2S(O)CH3 120-122
4-022 Me H CH2S(O)2CH3 121-122
―――――――――――――――――――――――――――――――
第15表

〔第15表〕
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
5-001 H H C(O)OCH2CH3 73-76
5-002 H H C(O)NHCH2CF3 152-156
5-003 H H I 200-203
―――――――――――――――――――――――――――――
第16表

〔第16表〕
――――――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 Z1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――――
6-001 H H 4-CF3 141-144
6-002 H H 3-CF3 150-156
6-003 H H 2-CF3 52-53
6-004 H H 4-SCH3 125-127
6-005 H H 4-OCF3 122-128
6-006 H H 4-OCH3 113-115
6-007 H H 4-C(O)NHCH2CF3 220(decomp.)
6-008 H H 4-CH=NOCH3 152-154
6-009 H H 4-S(O)2CH3 189-192
6-010 H H 4-CH3 133-134
6-011 H H 4-Cl 145-147
6-012 H H 4-C(O)CH3 136-139
6-013 H H 4-SCF3 180-184
―――――――――――――――――――――――――――――
第17表

〔第17表〕
――――――――――――――――――――――――――
No. R4 A3 X1a m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――
7-001 H CH2 CF2CF3 216-218
7-002 H CH2 CH2SCH3 146-149
7-003 H CH2 CH2OCH3 132-136
7-004 H CH2 CH2CN 163-167
7-007 H S CH2SCH3 175-177
7-008 H CH2 CH2S(O)CH3 190-195
7-009 H CH2 CH2S(O)2CH3 246-247
7-010 H C(CH3)2 CH2S(O)CH3 *1
7-011 H C(CH3)2 CH2S(O)2CH3 *1
―――――――――――――――――――――――――――
第18表

〔第18表〕
――――――――――――――――――――――――――
No. R4 A3 X1a m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――
8-001 H CH2 CF2CF3 123-132
8-002 H CH2 CH2SCH3 145-146
8-003 H CH2 CH2OCH3 125-126
――――――――――――――――――――――――――
第19表

〔第19表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1-1 X1-2 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――――――――
9-001 H H CF3 H 163-164
9-002 H H SCH3 H 127-128
9-003 H H H SCH3 93-95
――――――――――――――――――――――――――――――――
第20表

〔第20表〕
――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――
10-001 H H H 155-156
――――――――――――――――――――――
第21表

〔第21表〕
――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――
11-001 H H H 142-145
――――――――――――――――――――――
第22表

〔第22表〕
―――――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――
12-001 H H H CH2CF3 187-189
―――――――――――――――――――――――――――
第23表

〔第23表〕
――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――
13-001 H H H 95-97
――――――――――――――――――――
第24表

〔第24表〕
――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――
14-001 H H Me 103-105
――――――――――――――――――――――
第25表

〔第25表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1-1 X1-2 m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――
15-001 Me H Me Me *1
―――――――――――――――――――――――――
第26表

〔第26表〕
――――――――――――――――――――――――――――
No. R4 A3 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――――――
16-001 H CH2 D2-37a 216-219
16-002 H CH2 CH2SCH3 128-132
16-003 H C(CH3)2 CH2SCH3 151-154
16-007 H CH2 CH2S(O)CH3 122-124
16-009 H C(CH3)2 CH2S(O)CH3 165-169
16-011 H CH(CH3) CH2S(O)CH3 200-202
――――――――――――――――――――――――――――
第27表

〔第27表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 X1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――
17-001 Me H H CH2CF3 200-206
―――――――――――――――――――――――――
第28表

〔第28表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1-1 X1-2 m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――
18-001 H H CH2SCH3 H 94-96
―――――――――――――――――――――――――
第29表

〔第29表〕
―――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――
21-001 Me H SCH3 113-114
―――――――――――――――――――――
第30表

〔第30表〕
――――――――――――――――――――――――
No. R3 R4 X1 m.p.(℃)
――――――――――――――――――――――――
22-001 Me H CH2SCH3 126-128
――――――――――――――――――――――――
〔第31表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――
No.
プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値(CDCl中):σ(ppm)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1−037;
8.99(d,J=2.7Hz,1H),8.53(d,J=4.8Hz,1H),8.26(d,J=1.8Hz,1H),8.24(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.39(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),7.16(brs,1H),6.54(s,1H),3.53(qui,J=7.2Hz,2H),2.59(s,3H),1.31(t,J=7.2Hz,3H)
2−001;
9.00(d,J=3.3Hz,1H),8.57(d,J=4.8Hz,1H),8.21(s,1H),8.00−8.10(m,1H),7.58(d,J=1.8Hz,1H),7.43(dd,J=4.8,8.4Hz,1H),6.37(d,J=1.8Hz,1H),5.14(s,2H),2.36(s,3H),2.29(s,3H)
15−001;
8.95(d,J=2.7Hz,1H),8.74(dd,J=1.2,6.0Hz,1H),8.33(s,1H),8.02(dd,4.2,8.1Hz,1H),7.39(dd,4.2,8.1Hz,1H),4.04(s,2H),2.56(s,3H),1.37(s,6H)
1−067;
8.98(d,J=2.7Hz,1H),8.49(dd,J=4.8,1.5Hz,1H),8.19(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.72(d,J=2.7Hz、1H),7.37(dd,J=8.4,4.8Hz,1H),6.46(d,J=2.7Hz,1H),5.56(q,J=6.9Hz,1H),2.55(s,3H),2.35−2.50(m,2H),1.80(d,J=6.9Hz,3H),1.19(t,J=7.5Hz,3H)
1−068;
9.00(brs,1H),8.55−8.50(m,1H),8.22(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.80−7.70(m,1H),7.45−7.30(m,1H),6.45−6.40(m,1H),5.44(q,J=6.9Hz,1H),2.59(s,3H),2.05(s,3H),1.83(d,J=6.9Hz,3H)
7−010;
9.05−8.95(m,1H),8.55−8.45(m,1H),8.20(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.48(s,1H),7.43(dd,J=8.4,4.8Hz,1H),5.33(d,J=13.5Hz,1H),5.20(d,J=13.5Hz,1H),2.83(s,2H),2.57(s,3H),2.10(s,6H)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
〔第32表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――
No.
プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値(DMSO−d6中):σ(ppm)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
7−011;
9.05−8.95(m,1H),8.55−8.45(m,1H),8.21(s,1H),8.10−8.00(m,1H),7.50(s,1H),7.43(dd,J=8.4,4.8Hz,1H),5.33(s,2H),2.95(s,3H),2.84(s,2H),2.02(s,6H)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
第31表及び第32表のプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMe4Si(テトラメチルシラン)を用い、300MHzにて測定した。
[試験例]
次に、本発明の寄生虫防除剤の有用性について、以下の試験例において具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
試験例1 ネコノミ(Cat flea)に対する効果試験
ピラゾール誘導体3.5mgを3.5mlのアセトンに溶解し、1000ppm濃度の薬液を調製した。この薬液350μlを内壁表面積35cmのガラス製容器の底面と側面とに塗布した後、アセトンを揮発させてピラゾール誘導体の薄膜をガラス容器内壁に作成した。用いたガラス容器の内壁は35cmなので、処理薬量は10μg/cmとなる。これにネコノミ(Ctenocephalides felis)成虫(雌雄混合)を5頭放虫し、蓋をして25℃の恒温室に収容した。4日後に行動異常が認められた虫数を調査し、下記の計算式からefficacy(%)を算出した。尚、試験は2連制で行なった。
efficacy(%)=(化合物由来の行動異常が認められた虫数/放虫数)×100
その結果、供試した化合物の内、下記の化合物が80%以上のefficacy(%)を示した。
ピラゾール誘導体化合物No.:1−046、1−048、1−050、1−052、1−054、1−058〜1−067、2−002〜2−004、2−013、4−003、4−006、4−007、4−010、4−012〜4−014、4−016〜4−020、6−013、7−001〜7−004、7−008、8−002、8−003、9−002、9−003、16−001、18−001、22−001
試験例2 マダニ(American dog tick)に対する効果試験
ピラゾール誘導体3.5mgを3.5mlのアセトンに溶解し、1000ppm濃度の薬液を調製した。この薬液を350μlを内壁表面積35cmのガラス製容器の底面と側面とに塗布した後、アセトンを揮発させてピラゾール誘導体の薄膜をガラス容器の内壁に作成した。用いたガラス容器の内壁は35cmなので、処理薬量は10μg/cmとなる。
これにAmerican dog tick(Dermacentor variabilis)第1若虫(雌雄混合)を5頭放虫し、蓋をして25℃の恒温室に収容した。4日後に行動異常が認められた虫数を調査し、試験例1と同様の計算式からefficacy(%)を算出した。尚、試験は2連制で行なった。
その結果、供試した化合物の内、下記の化合物が80%以上のefficacy(%)を示した。
ピラゾール誘導体化合物No.:1−048、1−052、1−054、1−058〜1−060、1−067、2−002、2−013、6−013、7−004、9−002、9−003、16−001、
本発明の寄生虫防除剤は、伴侶動物・愛玩動物や家畜・家禽としての哺乳動物、鳥類等に寄生する、有機燐系化合物、カーバメート系化合物又はピレスロイド系化合物等の既存の寄生虫防除剤に対して抵抗性の発達した半翅目(カメムシ目)、双翅目(ハエ目)、隠翅目(ノミ目)、ハジラミ目及びシラミ目等の昆虫類、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ及びニキビダニ等のダニ類、ヒメダニ及びマダニ等のマダニ類、サシダニ及びオオサシダニ等のサシダニ類、エノプリダ目、回虫目、蟯虫目、桿線虫目、円虫目、カマラヌス目及び旋尾線虫目等の線虫類等に属する外部もしくは内部寄生虫を、哺乳動物、鳥類等の対象動物にほとんど悪影響を与えることなく、有効に防除することができる。

Claims (23)

  1. 式(1):


    [式中、Bは、下記の構造式で表されるピラゾール環を表し、


    は、−N(−O)m2又は−CRを表し、
    は、D1−1〜D1−105、(Zで置換されたフェニル又は(Zで置換されたナフチルを表し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル又はC〜Cハロアルキルスルホニルを表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル又はC〜Cハロアルキルスルホニルを表し、n1が2以上の整数を表すとき、各々のRは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
    及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、シアノ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル又はジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルを表し、
    但しAがD1−57のとき、Rは、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニルを除く、
    D1−1〜D1−105は、それぞれ下記の構造式で表される環を表し、








    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
    或いは、AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表すとき、Xの結合する炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合する炭素原子が隣接する場合には、XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、若しくは、AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、Rがメチレンを表す時、Rは、Rが結合する炭素原子とAの結合する炭素原子及びAを形成する2つの炭素原子と共に5員環を形成してもよく、このときRは、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、更に、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されてもよく、或いは、AがD1−6、D1−15、D1−25、D1−27、D1−40、D1−44、D1−47、D1−50、D1−73、D1−86又はD1−93を表す場合、X1aはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、X1aが結合する窒素原子とRが結合する炭素原子及びAが結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    D2−1〜D2−102は、それぞれ下記の構造式で表される環を表し、








    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR6a)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR6a、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、qが2以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X1a)−,−CHN(X1a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X1a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X1a)CH=N−,−N(X1a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はZによって任意に置換されていてもよく、或いは、qが1以上の整数を表すとき、Zの結合する炭素原子と式(B)のピラゾール4位と結合する炭素原子が隣接する場合には、ZはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Zの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    及びR5aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OH,−OR11、−SH、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−N(R13a)R13、−C(O)R12、−C(O)OH、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−C(O)N(R13a)N(R13a)R13、−C(O)N(R13a)OR11、−C(R12)=NOH、−C(R12)=NOR11、−C(R12)=NN(R13a)R13、−C(=NOR11a)N(R13a)R13、−C(=NR13b)OR11a、−C(=NR13b)SR11a、−C(=NR13b)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−ON(R13a)R13、−N(R13a)OR11、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    は、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11a、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    6aは、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    は、水素原子又はR6aを表し、
    及びR8aは、各々独立して水素原子、シアノ、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11a、−C(O)R12、−N(R13a)R13、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−C(R12)=NOR11、−C(R12)=NN(R13a)R13、−C(=NOR11a)N(R13a)R13、−C(=NR13b)OR11a、−C(=NR13b)SR11a、−C(=NR13b)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又は、RはR8aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、又はRはR8aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R及びR8aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
    8bは、水素原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R14で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R14で任意に置換された(C〜C)アルキニル、−S(O)11、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)SR11a、−C(S)OR11a、−C(S)SR11a、−C(S)SR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(S)N(R13a)R13、−S(O)N(R13a)R13、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    8cは、水素原子、−OR20、−S(O)20又は−N(R22a)R22を表し、
    8dは、C〜Cアルキル、−OR20、−S(O)20又は−N(R22a)R22を表すか、或いは、R8cとR8dは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8c及びR8dが結合する炭素原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基又はC〜Cハロアルキルチオ基によって任意に置換されてもよく、
    8e及びR8fは、各々独立してR23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、或いは、R8eとR8fは一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、R8e及びR8fが結合する硫黄原子と共に5〜7員環を形成してもよく、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基又はC〜Cハロアルキルチオ基によって任意に置換されてもよく、
    、R9a及びR9bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、フェニル又は(Zq2で置換されたフェニルを表し、
    10は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    11は、シアノ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、−S(O)15a、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表し、
    11aは、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    12は、水素原子又はR11aを表し、
    13及びR13aは、各々独立して水素原子、シアノ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、−S(O)15、−N(R17a)R17、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−C(R16)=NOR15a、−C(R16)=NN(R17a)R17、−C(=NOR15a)N(R17a)R17、−C(=NR17b)OR15a、−C(=NR17b)SR15a、−C(=NR17b)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表すか、又は、R13はR13aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、或いは、R13はR13aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR13aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
    13bは、水素原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R14aで任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R14aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−S(O)15、−C(O)R16、−C(O)OR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    14及びR14aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cシクロアルキル、R18で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R18で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OH,−OR15、−SH、−S(O)15、−S(=NR17b)R15a、−S(O)(=NR17b)R15a、−N(R17a)R17、−C(O)R16、−C(O)OH、−C(O)OR15a、−C(O)SR15a、−C(S)OR15a、−C(S)SR15a、−C(O)N(R17a)R17、−C(S)N(R17a)R17、−C(O)N(R17a)N(R17a)R17、−C(O)N(R17a)OR15a、−C(R16)=NOH、−C(R16)=NOR15a、−C(R16)=NN(R17a)R17、−C(=NOR15a)N(R17a)R17、−C(=NR17b)OR15a、−C(=NR17b)SR15a、−C(=NR17b)N(R17a)R17、−S(O)N(R17a)R17、−ON(R17a)R17、−N(R17a)OR15a、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    15は、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−S(O)20、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)SR20、−C(S)OR20、−C(S)SR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10又は−P(S)(OR10を表し、
    15aは、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
    16は、水素原子又はR15を表し、
    17及びR17aは、各々独立して水素原子、シアノ、−CHO、−S(O)20、−N(R22a)R22、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)SR20、−C(S)OR20、−C(S)SR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−C(R21a)=NOR20、−C(R21a)=NN(R22a)R22、−C(=NOR20)N(R22a)R22、−C(=NR22b)OR20a、−C(=NR22b)SR20a、−C(=NR22b)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表すか、又は、R17はR17aと一緒になって=C(R8c)R8d、=S(R8e)R8f又は=S(=O)(R8e)R8fを形成するか、或いは、R17はR17aと一緒になってC〜Cのアルキレン鎖を形成することにより、R17及びR17aが結合する窒素原子と共に3〜8員環を形成してもよく、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル基、C〜Cアルコキシ基、−CHO基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル基、フェニル基、(Zq2によって置換されたフェニル基、D2−1〜D2−102、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されてもよく、
    17bは、水素原子、シアノ、ニトロ、−CHO、−S(O)20、−C(O)R21、−C(O)OR20、−C(O)N(R22a)R22、−C(S)N(R22a)R22、−S(O)N(R22a)R22、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cアルキル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R19で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、R19で任意に置換された(C〜C)アルキニル、C〜Cシクロアルキル又はR19で任意に置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
    18及びR19は、各々独立してハロゲン原子、シアノ、ニトロ、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cハロシクロアルケニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルケニルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cハロアルキルアミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、OR23、S(O)23又はC(O)R23を表し、
    20、R20a、R21及びR21aは、各々独立してフェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、R23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル又はC〜Cハロシクロアルケニルを表し、
    22及びR22aは、各々独立して水素原子、シアノ、−CHO、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル、D2−1〜D2−102、R23で任意に置換された(C〜C)アルキル、R23で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R23で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R23で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cハロシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、−OR23、−S(O)23又は−C(O)R23を表し、
    22bは、R22又はニトロを表し、
    23は、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH又はR24を表し、t1、t2又はt4が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
    2aは、水素原子、シアノ、−OH、−NH、−CHO又はR24を表し、X2aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX2aとXは、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X2a及びXのそれぞれが結合する原子と共に6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
    2bは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH、−CHO又はR24を表し、u1、u2、u4、u5、u6、u7、u8又はu9が2以上の整数を表すとき、各々のX2bは互いに同一であっても、又は互いに相異なってもよく、更に、2つのX2bが同一の炭素上に置換している場合、2つのX2bは一緒になってオキソ、チオキソ、イミノ、C〜Cアルキルイミノ、C〜Cアルコキシイミノ又はC〜Cアルキリデンを形成してもよく、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−NH、−C(O)NH、−C(S)NH、−S(O)NH又はR24を表し、q2が2以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに異なってもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X2a)−,−CHN(X2a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X2a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X2a)CH=N−,−N(X2a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基又はC〜Cアルキルスルホニル基によって任意に置換されてもよく、
    24は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、R28で任意に置換された(C〜C)アルキル、R28で任意に置換された(C〜C)アルケニル、R28で任意に置換された(C〜C)アルキニル、R28で任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、R28で任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、−OR25、−S(O)25、−C(O)OR25、−C(O)R26、−N(R27a)R27、−C(O)N(R27a)R27、−C(S)N(R27a)R27、−S(O)N(R27a)R27、フェニル、C〜Cアルキル又はハロゲン原子で任意に置換されたフェニルを表し、
    25、R26及びR27aは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキルを表し、
    27は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル
    を表し、
    28は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cシクロアルキルカルボニル、C〜Cハロアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cハロアルコキシカルボニル、C〜C6アルキルアミノスルホニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、ジ(C〜Cアルキル)アミノを表し、
    n1、p1、t1及びu1は、各々独立して0〜3の整数を表し、
    p2、t2及びu2は、各々独立して0〜2の整数を表し、
    p3及びt3は、各々独立して0〜1の整数を表し、
    p4、t4及びu4は、各々独立して0〜4の整数を表し、
    p5及びu5は、各々独立して0〜5の整数を表し、
    p6及びu6は、各々独立して0〜6の整数を表し、
    u7は、各々独立して0〜7の整数を表し、
    p8は、1〜4の整数を表し、
    u8は、0〜8の整数を表し、
    u9は、0〜9の整数を表し、
    q及びq2は、各々独立して1〜5の整数を表し、
    m1、m2、m3及びm4は、各々独立して0又は1の整数を表し、
    rは、0〜2の整数を表す。]で表されるピラゾール誘導体又はその塩を有効成分として含有する動物の寄生虫防除組成物。
  2. (1)Aが、D1−1〜D1−5、D1−8〜D1−14、D1−18〜D1−24、D1−28〜D1−38、D1−41、D1−43、D1−46、D1−48、D1−49、D1−52〜D1−68、D1−70〜D1−72、D1−74〜D1−76、D1−79、D1−82〜D1−85、D1−88、D1−89、D1−91、D1−92又はD1−94〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表す場合、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
    (但し、1つ以上のXは、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−C(R12)=NOH及び−C(R12)=NOR11からなる群より選ばれる置換基で任意に置換された(C〜C12)アルキル表す。)
    (2)Aが、D1−6、D1−7、D1−15〜D1−17、D1−25〜D1−27、D1−39、D1−40、D1−42、D1−44、D1−45、D1−47、D1−69,D1−73,D1−77、D1−78、D1−80、D1−81、D1−86、D1−87、D1−90又はD1−93を表し、且つp1、p2、p3、p4又はp5が1以上の整数を表す場合、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4又はp5が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
    1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、更に、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−、−CHCHCHCH−、−CH=CHCH=CH−、−N=CHCH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CH−CH=N−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合する水素原子は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されてもよい
    (但し、1つ以上のX又はX1aは、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−C(R12)=NOH及び−C(R12)=NOR11からなる群より選ばれる置換基で任意に置換された(C〜C12)アルキルを表す。)
    請求項1記載の寄生虫防除組成物。
  3. (1)AがD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表し、更にXの結合するA上の炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合、
    (1−1)XはRと一緒になってメチレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に5員環を形成し、このときメチレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    (1−2)XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    更に、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、残りのXは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p4、p5、p6又はp8が3以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
    (2)AがD1−6、D1−15、D1−25、D1−27、D1−40、D1−44、D1−47、D1−50、D1−73、D1−86又はD1−93を表す場合、
    1aは、Rと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、X1aが結合する窒素原子とRが結合する炭素原子及びAが結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1〜3個含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    は、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のXは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、更に、2つのXが隣接する場合には、隣接する2つのXは、−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−CHCHCHS−又は−OCHCHS−を形成することにより、それぞれのXが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はXによって任意に置換されてもよく、
    (3)Aが、(Zで置換されたフェニル又は(Zで置換されたナフチルを表し、且つqが1以上の整数を表し、更にZの結合するA上の炭素原子と式(B)のピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合には、ZはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Zの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、且つハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    更に、qが2以上の整数を表すとき、残りのZは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR6a)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR6a、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、qが3以上の整数を表すとき、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、更に、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CHCHCH−,−CHCHO−,−CHOCH−,−OCHO−,−CHCHS−,−CHSCH−,−CHCHN(X1a)−,−CHN(X1a)CH−,−CHCHCHCH−,−CHCHCHO−,−CHCHOCH−,−CHOCHO−,−OCHCHO−,−OCHCHS−,−CHCH=CH−,−OCH=CH−,−SCH=CH−,−N(X1a)CH=CH−,−OCH=N−,−SCH=N−,−N(X1a)CH=N−,−N(X1a)N=CH−,−OCHCH=CH−,−N=CHCH=CH−,−CH=NCH=CH−,−N=NCH=CH−,−CH=NN=CH−,−N=CHCH=N−又は−N=CHN=CH−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はZによって任意に置換されていてもよい請求項1記載の寄生虫防除組成物。
  4. 、R及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
    n1及びm1は、0の整数を表す請求項2記載の寄生虫防除組成物。
  5. がD1−1、D1−2、D1−5〜D1−17、D1−19、D1−20、D1−22〜D1−26、D1−28、D1−29、D1−36〜D1−40、D1−42、D1−43、D1−46、D1−48、D1−52〜D1−57、D1−59〜D1−63、D1−67〜D1−70、D1−74、D1−80〜D1−87、D1−94〜D1−96、D1−98、D1−99又はD1−103〜D1−105を表し、且つp1、p2、p3、p4、p5、p6又はp8が1以上の整数を表し、更にXの結合するA上の炭素原子と式(B)で表されるピラゾール4位と結合するA上の炭素原子が隣接する場合には、XはRと一緒になってC〜Cアルキレン鎖又はC〜Cアルケニレン鎖を形成することにより、Xの結合する炭素原子とRの結合する炭素原子及びAの結合する炭素原子と共に6〜8員環を形成し、このときアルキレン鎖又はアルケニレン鎖は、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、更にハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基によって任意に置換されてもよく、
    更に、p1、p2、p4、p5、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、
    残りのXは、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、Rで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−SH、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OH、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)OR、−S(O)N(R8a)R、−ON(R8a)R、−N(R8a)OR、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表し、
    1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、アジド、−SCN、−SF、C〜C12アルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキル、C〜C12シクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルキル、C〜C12アルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルケニル、C〜C12シクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)シクロアルケニル、C〜C12アルキニル、R5aで任意に置換された(C〜C12)アルキニル、C〜C12アレニル、−OH、−OR、−S(O)、−S(=NR8b)R6a、−S(O)(=NR8b)R6a、−N(R8a)R、−C(O)R、−C(O)OR6a、−C(O)SR6a、−C(S)OR6a、−C(S)SR6a、−C(O)N(R8a)R、−C(S)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)N(R8a)R、−C(O)N(R8a)OR、−C(O)C(O)OR6a、−C(R)=NOH、−C(R)=NOR、−C(R)=NN(R8a)R、−C(=NOR)N(R8a)R、−C(=NR8b)OR6a、−C(=NR8b)SR6a、−C(=NR8b)N(R8a)R、−S(O)N(R8a)R、−Si(R9a)(R9b)R、−P(O)(OR10、−P(S)(OR10、−P(フェニル)、−P(O)(フェニル)、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表す請求項3記載の寄生虫防除組成物。
  6. は、−CRを表し、
    及びRは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子又はC〜Cアルキルを表し、
    Bは、B−1乃至B−6の何れかで表される環を表し、


    は、−O−、−S(O)r1−、−C(X1b)X1c−を表し、
    1b及びX1cは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又はX1bとX1cは一緒になってオキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基を形成してもよく、
    1d及びX1fは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基、フェニル、ナフチル、(Zq2で置換されたフェニル、(Zq2で置換されたナフチル又はD2−1〜D2−102を表すか、又はX1dとX1fは一緒になってオキソ基、チオキソ基、イミノ基、C〜Cアルキルイミノ基又はC〜Cアルコキシイミノ基を形成してもよく、
    nは、1〜2の整数を表し、
    n1は、0の整数を表し、
    r及びr1は、各々独立して0〜2の整数を表す請求項5記載の寄生虫防除組成物。
  7. 1b及びX1cは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基を表し、
    1d及びX1fは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、−NH基、C〜Cアルキルアミノ基、ジ(C〜C)アルキルアミノ基を表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル、Rで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、Rで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、Rで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル、Rで任意に置換された(C〜C)アルキニル、フェニル、(Zq2で置換されたフェニル、D2−32、D2−33、D2−34、D2−36、D2−37又はD2−38を表し、
    1aは、水素原子、C〜Cアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、R5aで任意に置換された(C〜C)シクロアルキル、C〜Cアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C)アルケニル、C〜Cシクロアルケニル、R5aで任意に置換された(C〜C)シクロアルケニル、C〜Cアルキニル又はR5aで任意に置換された(C〜C)アルキニルを表し、
    及びR5aは、各々独立してハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、−OH,−OR11、−SH、−S(O)11、−S(=NR13b)R11a、−S(O)(=NR13b)R11a、−N(R13a)R13、−C(O)R12、−C(O)OR11a、−C(O)N(R13a)R13、−C(R12)=NOH又は−C(R12)=NOR11を表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−OR25又は−S(O)25を表し、
    は、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−OR25又は−S(O)25を表し、
    11及びR11aは、各々独立してC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
    12、R13、R13a及びR13bは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
    25は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    t1及びt4は、各々独立して0〜2の整数を表し、
    q2は、1〜2の整数を表し、
    nは、1の整数を表す請求項6記載の寄生虫防除組成物。
  8. 及びRは、水素原子を表し、
    Bは、B−1a、B−2a、B−2b、B−3a乃至B−5aのいずれかで表される環を表し、


    は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキル又はD2−37を表し、
    1aは、水素原子又はR5aで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    1b及びX1cは、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    は、−S(O)11を表し、
    5aは、ハロゲン原子、シアノ、−OR11又は−S(O)11を表し、
    11は、C〜Cアルキルを表し、
    m1及びt1は、0を表す請求項7記載の寄生虫防除組成物。
  9. 及びRは、水素原子を表し、
    (1)Aが、D1−14、D1−31、D1−34、D1−35、D1−52、D1−57又はD1−68を表し、p1、p3、p4又はp8が1の整数を表す場合、
    は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    は、−S(O)11を表し、
    11は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    rは、0〜2の整数を表し、
    (2)Aが、D1−15又はD1−17を表し、p2が1の整数を表す場合、
    は、Rで任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    1aは、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表すか、或いは、X1aの隣接位にXが存在する場合には、隣接するX1aとXは、−CHCHO−を形成することにより、X1a及びXのそれぞれが結合する原子と共に5員環を形成してもよく、
    は、−S(O)11を表し、
    11は、C〜Cアルキルを表し、
    rは、0〜2の整数を表し、
    (3)Aが、D1−15、D1−16又はD1−17を表し、p2が0の整数を表す場合、
    1aは、R5aで任意に置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)Rを表し、
    5aは、−S(O)11、−C(R12)=NOR11、−S(=NR13b)R11a又は−S(O)(=NR13b)R11aを表し、
    は、R14で任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    11は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−C(O)R16を表し、
    11a、R12、R15及びR16は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
    13bは、シアノを表し、
    14は、−S(O)15を表し、
    rは、0〜2の整数を表す請求項4記載の寄生虫防除組成物。
  10. 動物に経口投与する請求項1乃至請求項9から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
  11. 動物に非経口投与する請求項1乃至請求項9から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
  12. 動物に非経口投与する方法が、注射による投与又は経皮投与である請求項11に記載の寄生虫防除組成物。
  13. 動物が哺乳動物である請求項1乃至請求項12から選ばれる何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
  14. 哺乳動物がウサギ、モルモット、ハムスター、スナネズミ、マウス、ラット、リス、サル、イヌ、フェレット、ネコ、ヤク、ウシ、スイギュウ、ヤギ、ヒツジ、レイヨウ、シカ、トナカイ、イノシシ、ブタ、ラクダ、アルパカ、リャマ、ロバ、ウマ又はカンガルーである請求項13に記載の寄生虫防除組成物。
  15. 寄生虫が動物の外部寄生性無脊椎動物である請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の寄生虫防除組成物。
  16. 動物の外部寄生性無脊椎動物がハエ、アブ、ヌカカ、ブユ、カ、ノミ、ハジラミ、シラミ、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニ、ヒメダニ、マダニ、サシダニ又はオオサシダニである請求項15に記載の寄生虫防除組成物。
  17. 請求項1乃至請求項9から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除組成物の有効量を動物に経口投与する寄生虫防除方法。
  18. 請求項1乃至請求項9から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除組成物の有効量を動物に非経口投与する寄生虫防除方法。
  19. 非経口投与方法が注射による投与又は経皮投与である請求項18に記載の寄生虫防除方法。
  20. 動物が哺乳動物である、請求項17乃至請求項19から選ばれる何れか1項記載の寄生虫防除方法。
  21. 哺乳動物がウサギ、モルモット、ハムスター、スナネズミ、マウス、ラット、リス、サル、イヌ、フェレット、ネコ、ヤク、ウシ、スイギュウ、ヤギ、ヒツジ、レイヨウ、シカ、トナカイ、イノシシ、ブタ、ラクダ、アルパカ、リャマ、ロバ、ウマ又はカンガルーである請求項20に記載の寄生虫防除方法。
  22. 寄生虫が動物の外部寄生性無脊椎動物である請求項17乃至請求項21の何れか1項に記載の寄生虫防除方法。
  23. 動物の外部寄生性無脊椎動物がハエ、アブ、ヌカカ、ブユ、カ、ノミ、ハジラミ、シラミ、ウモウダニ、ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニ、ヒメダニ、マダニ、サシダニ又はオオサシダニである請求項22に記載の寄生虫防除方法。
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