JP2013255447A - 細胞単離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】熟練度に依存する手技によることなく、一定の細胞単離結果を自動的に得られるようにする。
【解決手段】細胞単離装置100は、容器20に収容された組織と液体をピペット10により撹拌し、当該組織から細胞を単離する。ピペット10が装着されるノズル40は、ポンプ42に接続されている。制御部80は、ポンプ42の動作を制御してノズル40より空気を吐出・吸入することにより、ピペット10に撹拌を行なわせる。ユーザは操作部94を通じて制御の条件を入力する。当該条件として、ノズル40からの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吸入量、空気の吐出量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の少なくとも1つが可変とされている。
【選択図】図3
【解決手段】細胞単離装置100は、容器20に収容された組織と液体をピペット10により撹拌し、当該組織から細胞を単離する。ピペット10が装着されるノズル40は、ポンプ42に接続されている。制御部80は、ポンプ42の動作を制御してノズル40より空気を吐出・吸入することにより、ピペット10に撹拌を行なわせる。ユーザは操作部94を通じて制御の条件を入力する。当該条件として、ノズル40からの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吸入量、空気の吐出量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の少なくとも1つが可変とされている。
【選択図】図3
Description
本発明は、病理解析や再生医療などを行なう場合において用いられる細胞単離装置に関する。
細胞検査士や病理医によって組織切片による迅速診断が行われている。凍結切片による標本は不完全となることも多く、また一断面しか見ることの出来ない組織切片による診断では、判断が難しい症例もある。そこで組織中の細胞を単離した後にフローサイトメータにより解析を行うことで、組織中の細胞をくまなく解析することが可能となり、その解析結果は、より正確な診断の一助となりうる。組織からの細胞単離には、組織のミンスと濾過といった複数の工程と、安定した解析のための熟練した技術と、技術者の一定時間の拘束とが必要である。そのため、この細胞単離から測定までの手技の自動化が求められている。
特許文献1には、細胞培養を行なうために必要な組織をミンスする器具が記載されている。この器具は、上部開口と下部開口の各々に金網を設けた筒体を備えている。この金網上に組織片を載置し、筒体を遠心分離に供することで組織がミンスされる。
特許文献1に記載の構成によれば、ミンスを自動的に行なうことが可能であるが、切片作成や染色といった手技を自動化することはできない。また単離細胞を含む細胞浮遊液の回収を自動化することも想定されていない。
よって本発明は、熟練度に依存する手技によることなく、一定の細胞単離結果を自動的に得られるようにする技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる態様は、容器に収容された組織と液体をピペットにより撹拌し、当該組織から細胞を単離する細胞単離装置であって、
ピペットが装着されるノズルと、
前記ノズルに接続されたポンプと、
前記ポンプの動作を制御して前記ノズルより空気を吐出・吸入することにより、ピペットに前記撹拌を行なわせる制御部と、
前記制御の条件をユーザが入力する条件入力部とを備え、
前記制御の条件として、前記ノズルからの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吸入量、空気の吐出量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の少なくとも1つが可変とされている。
ピペットが装着されるノズルと、
前記ノズルに接続されたポンプと、
前記ポンプの動作を制御して前記ノズルより空気を吐出・吸入することにより、ピペットに前記撹拌を行なわせる制御部と、
前記制御の条件をユーザが入力する条件入力部とを備え、
前記制御の条件として、前記ノズルからの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吸入量、空気の吐出量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の少なくとも1つが可変とされている。
このような構成によれば、ある条件で採取された組織に対して複数の異なる条件で撹拌処理を実行し、良好な細胞単離結果を得るための最適な制御条件を求めることが可能となる。また既にそのような最適条件が知られている組織に対して細胞単離処理を行なう場合には、条件入力部を通じて撹拌処理の条件を当該条件に一致するように設定することにより、良好な細胞単離結果を得ることができる。したがって熟練度に依存する手技によることなく、一定の細胞単離結果を自動的かつ効率的に得ることができる。
前記ノズルを通じてピペットの内圧を検知する圧力センサをさらに備える構成としてもよい。
硬めの組織は、ピペットに吸引された際に、先端部による粉砕が十分に行なわれず、詰まりを起こしやすい。このような場合にピペットの内圧が異常上昇するため、上記の構成によれば当該事態を確実に把握することができる。
ここで前記制御部は、前記圧力センサにより検知された内圧に基づいて前記制御の条件を変更可能とされている構成としてもよい。
このような構成によれば、組織に無理な負荷をかけずに確実な単離を実行できる。さらに、組織がピペットに詰まることに起因するポンプの故障等の不具合を未然に防止し、かつそのような組織に対してより適切な撹拌条件を設定することができる。
細胞処理液を収容する処理液収容部をさらに備え、前記制御部は、前記ポンプの動作を制御して前記処理液収容部に収容された細胞処理液を前記ノズルより吐出させる構成としてもよい。
このような構成によれば、容器の細胞処理液の注入と、撹拌による細胞単離処理とを、ノズルに同一のピペットを接続したままで遂行することができる。さらに各工程を自動化することができるため、大幅な作業効率の向上が可能である。
細胞浮遊液を収容する回収液収容部をさらに備え、前記制御部は、前記ポンプの動作を制御して、前記撹拌により得られた細胞浮遊液を前記ノズルより回収し、前記回収液収容部に収容させる構成としてもよい。
このような構成によれば、撹拌による細胞単離処理と、懸濁液を濾過することによる単離細胞の回収処理とを、ノズルに同一のピペットを接続したままで遂行することができる。さらに各工程を自動化することができるため、大幅な作業効率の向上が可能である。
組織と液体を収容した容器を支持する支持部と、前記支持部に容器が支持されているかを検知する容器センサとをさらに備える構成としてもよい。
この場合、容器センサから検出信号が出力されない限りポンプを動作させないように構成できる。このような構成によれば、ピペットがノズルに装着されていない状態で細胞処理液がノズルから吐出されたり、ポンプの空吸引動作が行なわれたりする不具合を回避することができる。
前記支持部に支持された容器を覆う遮光部材をさらに備える構成としてもよい。
このような構成によれば、例えば細胞単離処理時において試薬に含まれる蛍光染料色素の退色を防ぐことができ、フローサイトメータなどの細胞解析装置による蛍光分析における正確性を担保することができる。
前記支持部の近傍に設けられた温度センサをさらに備える構成としてもよい。
このような構成によれば、細胞単離処理の結果を評価するにあたり、処理が行なわれる環境温度を評価パラメータに加えることができ、撹拌条件を設定する際の一助となる。
ここで前記支持部の近傍の温度を調節する温度調節部をさらに備え、前記制御部は、前記温度センサにより検知された温度に基づいて、前記温度調節部の動作を制御可能とされている構成としてもよい。
このような構成によれば、細胞処理液が酵素を含む場合など、反応が行なわれる支持部近傍の温度を一定に保ち、当該反応を安定した状態で進行させることができる。
添付の図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る細胞単離装置100について以下詳細に説明する。なお各図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、細胞単離装置100は、本体ハウジング90にフロントパネル91が装着されて、箱形の外観を呈している。フロントパネル91の一部は本体ハウジング90の内部に向けて凹んでおり、容器収容部92を区画形成している。容器収容部92の内部には、ノズル40と支持部50が配置されている。
容器収容部92の側方には、容器収容部92を開閉する遮光カバー93が設けられている。遮光カバー93が閉じられることにより、容器収容部92内に外部から進入する光を遮断することができる。
容器収容部92の上方には、表示部とボタン群を備える操作部94が設けられている。操作部94は、細胞単離装置100における各部の動作について設定をしたり、確認をしたりするためのものである。
図2に容器収容部92の構成を拡大して示す。ノズル40は、容器収容部92の上部に配置されている。ノズル40は、細胞単離装置100の前後方向に回動可能とされており、図2においては、ノズル40の先端に形成された開口40aが前方を向くように回動された状態が示されている。
支持部50は、容器収容部92の下部に配置されている。支持部50は、支持台51とホルダ52とを備えており、後述する細胞単離器具1を支持するためのものである。
図3は、細胞単離装置100の内部構成を示す機能ブロック図である。本体ハウジング90の内部には、ポンプ42が配置されている。ノズル40は、通路41を介してバルブ43に接続されている。ポンプ42は、通気路44およびバルブ43を介して通路41と連通している。ポンプ42およびバルブ43は周知の構成を有するものであり、詳細な説明は割愛する。
本体ハウジング90の内部には、さらに処理液収容部71および回収液収容部72が設けられている。処理液収容部71には、後述する細胞処理液31が収容されている。回収液収容部72は、後述する回収された細胞浮遊液33を収容するための空間である。処理液収容部71は、第1分岐路45を介してバルブ43と接続されている。回収液収容部72は、第2分岐路46を介してバルブ43と接続されている。
制御部80は、CPU等の演算素子、およびRAMやROM等のメモリを備える演算処理回路であり、細胞単離装置100の動作全般を制御する。以降に述べる制御部80の各種動作・機能は、回路素子等のハードウェアの動作、演算素子に格納されたプログラム等のソフトウェアの動作、あるいはこれらの組合せにより実現されうる。
制御部80は、ポンプ42およびバルブ43と通信制御可能に接続されている。制御部80は、ポンプ42の動作を制御することにより、通路41を加圧状態または減圧状態とすることができる。また制御部80は、バルブ43の動作を制御することにより、第1分岐路45が通路41と連通した状態、第2分岐路46が通路41と連通した状態、双方が通路41と連通していない状態を選択的に切り替えることができる。
図4に細胞単離器具1を分解した状態を示す。細胞単離器具1は、ピペット10と、容器20とを備えて構成されている。いずれも細胞毒性のない樹脂材料等により形成されている。ピペット10は、本体11と、フィルタ12と、蓋体13とを備えている。
本体11は、先端部11aが先細り形状とされた中空の円筒状部材である。本体11の先端(下端)には開口11bが形成され、上端面11cには開口11dが形成されている。開口11bと開口11dは、本体11の内部に形成された通路14(図6参照)により連通されている。
本体11の上端部には、保持部材15が設けられている。保持部材15は大径部15aと小径部15bを有し、大径部15aと小径部15bの境界には段部15cが画成されている。大径部15aは上端面11cを含んでいる。
蓋体13は、大径部13aと小径部13bを有する円筒状の部材であり、大径部13aと小径部13bの境界には段部13cが画成されている。大径部13aを含む上端面には開口が形成され、小径部13bを含む下端面にも開口が形成されている。両開口は、蓋体13の内部に形成された通路16により連通されている。
フィルタ12は、細胞毒性のない材料により形成され、単離された細胞(裸核化された細胞)を含む液体が通過可能な程度の目開きを有する。本実施形態では、フィルタ12として目開き50μmのナイロンメッシュが用いられ、開口13eを覆うように蓋体13に接着または溶着されている。
フィルタ12および蓋体13の小径部13bが開口11dに挿入されて本体11に装着され、蓋体13の段部13cは本体11の上端面11cに接着または溶着される。この状態において、本体11の通路14と蓋体13の通路16とがフィルタ12を介して連通する。
容器20は、上端面20aに開口20bを有し、下端部が丸底の円筒状の部材である。容器20は透明であり、中空の内部空間20cが視認可能とされている。内部空間20cは開口20bに連通している。
ピペット10は、細胞単離に供される組織30を内部空間20cに収容した容器20に装着される。具体的には、容器20の上端面20aが保持部材15の段部15cに当接するまで、ピペット10の本体11が容器20の開口20bから内部空間20cへ挿入される。この状態において、保持部材15の小径部15bの外周面が容器20の内面に当接する。
すなわち保持部材15は、容器20の上端部に嵌合されてピペット10の先端部10aを容器20の内部空間20cにおける所定の位置に配置する。具体的には、本体11の先端(開口11b)は容器20の中心軸C1上に配置され、内部空間20cの底と一定の間隔を介して対向する。
上記のように構成された細胞単離器具1を、図2に示したノズル40の先端部に装着すると、蓋体13内の通路16と本体ハウジング90内の通路41とが気密液密的に連通する。この状態でノズル40を後方へ回動させると、図5に示すように、細胞単離器具1が容器収容部92内に収容される。このとき容器20の下端部が支持台51により支持されるとともに、容器20の側部がホルダ52により保持され、容器20の変位が防止される。
ユーザにより操作部94を通じて細胞単離処理の開始指示が入力されると、制御部80は、バルブ43を制御して通路41と第1分岐路45を連通させる。次いで制御部80は、ポンプ42を制御して通路41を加圧状態とすることにより、処理液収容部71に収容されている細胞処理液31を、ノズル40から吐出させる。
細胞処理液31は、ピペット10内の通路14を通じて、容器20の内部空間20cに注入される。その量は、注入された細胞処理液31に少なくともピペット10の先端部11aが浸るように、予め定められる。
内部空間20cの底には、界面活性剤、RNA(リボ核酸)除去剤、および蛍光染料色素を含んだ試薬21が、乾燥あるいは凍結乾燥された状態で収容されている。細胞処理液31の投入により、試薬21が当該細胞処理液31中に溶解する。
なお細胞処理液31としては、PBS(リン酸緩衝液)等の浸透圧が生体と同じであるものが望ましい。後述する撹拌による細胞単離処理と併行して、界面活性剤による組織細胞の裸核化、RNA除去剤によるRNA除去、および蛍光染料色素による裸核化されたDNA細胞核の染色を遂行することができる。これにより後述の細胞単離装置に回収された後、蛍光分析装置(フローサイトメータ)等による測定が可能な状態となり、迅速な診断を実現できる。
次いで制御部80は、バルブ43を制御して第1分岐路45と第2分岐路46のいずれもが通路41と連通していない状態とする。そして制御部80は、ポンプ42を制御して加圧状態と減圧状態を交互に通路41に形成する。加圧状態においては、通路41を通じてノズル40から空気が吹き出し、減圧状態においては、通路41を通じてノズル40から空気が吸入される。
すなわち制御部80は、ポンプ42の動作を制御してノズル40より空気を吐出・吸入することにより、ピペット10に容器20内の組織30および組織処理液31(試薬21を含む)を撹拌させる。
図6の(a)は、減圧状態を形成している状態を示している。ピペット10には所定の吸引力が作用し、容器20内の組織処理液31はピペット10に吸い上げられる。組織処理液31の一部は通路14内を上昇し、組織30はピペット10の先端(開口11b)に吸着される。このとき、ピペット10の先端との衝突によって組織の一部が粉砕される。
図6の(b)は、加圧状態を形成している状態を示している。ピペット10には所定の圧力が加わり、通路14内の組織処理液31は開口11bから噴射されて容器20の内部空間20cに戻される。このとき開口11bに吸着していた組織30は、噴射の衝撃で組織の一部を粉砕されつつ組織処理液31内に戻される。
上記の吸い込みと噴き出しを繰り返し行なうことにより、組織30は次第に細かく粉砕され、ミンスされた状態となる。一定時間の撹拌処理を行なうことにより、単離された細胞を含んだ懸濁液32(図7参照)を得ることができる。
単離された細胞は病理解析に供されるが、懸濁液32中には単離細胞以外にもミンスされた不要な組織片が浮遊している。単離された細胞のみを解析に供するために、単離細胞よりも大きな組織片を濾過する工程が必要となる。
そこで制御部80は、バルブ43を制御して通路41と第2分岐路46を連通させる。次いで制御部80は、ポンプ42を制御して通路41を撹拌処理時よりも高い減圧状態とすることにより、撹拌処理時よりも大きな吸引力をピペット10に作用させる。
すると図7に示されるように、容器20内の懸濁液32はピペット10に吸い込まれ、通路14内を上昇する。ポンプ42が吸引を継続すると、懸濁液32は通路14と通路16を隔てているフィルタ12に到達する。懸濁液32がフィルタ12を通過することによって不要な組織片が濾過され、所望の単離細胞を含む細胞浮遊液33が通路16に得られる。さらに吸引動作を継続することにより、細胞浮遊液33は、通路41と第2分岐路46を経由して回収液収容部72に回収される。回収された細胞浮遊液33は、フローサイトメータによる蛍光分析等の解析処理に供される。
なお細胞処理液の供給と細胞浮遊液の回収に共用される通路41は、細胞処理液で細胞浮遊液が薄まらない構造とされている。例えば通路41の長さをできる限り短くする、通路41の径をできる限り細くする、テフロン(登録商標)等の撥水性の素材で通路41を形成あるいは内面をコーティングする等により、そのような構造を得ることができる。
つまり、細胞単離器具1への細胞処理液31の注入と、撹拌による細胞単離処理と、懸濁液32を濾過することによる単離細胞の回収処理とを、ノズル40に同一の細胞単離器具1を接続したままで遂行することが可能である。さらに各工程を自動化することができるため、大幅な作業効率の向上が可能である。
細胞単離処理に供される組織30は、採取された身体の部位によって硬さ等が異なり、一定条件下の撹拌処理によっては、細胞単離の結果に相違が生ずることがある。そこで本実施形態の細胞単離装置100においては、制御部80が行なうポンプ42の動作制御の条件を、ユーザが入力設定可能に構成されている。
具体的には、本発明の条件入力部としての操作部94を通じて制御条件が入力される。制御条件としては、ノズル40からの空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吐出量、空気の吸入量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、吐出・吸入の回数が可変とされている。
このような構成によれば、ある条件で採取された組織30に対して複数の異なる条件で撹拌処理を実行し、良好な細胞単離結果を得るための最適な制御条件を求めることが可能となる。また既にそのような最適条件が知られている組織30に対して細胞単離処理を行なう場合には、操作部94を通じて撹拌処理の条件を当該条件に一致するように設定することにより、良好な細胞単離結果を得ることができる。したがって熟練度に依存する手技によることなく、一定の細胞単離結果を自動的かつ効率的に得ることができる。
また硬めの組織は、ピペット10に吸引された際に、先端部による粉砕が十分に行なわれず、詰まりを起こしやすい。このような場合、ポンプ42による減圧が過剰となり、故障等の原因になりうる。
そこで本実施形態においては、図3に示すように、通路41の一部から第3分岐路47が延出し、圧力センサ61に接続されている。すなわちピペット10の内圧がノズル40を通じて圧力センサ61により検知される構成とされている。
圧力センサ61と制御部80は通信可能に接続されており、ピペット10の内圧は制御部80により監視されている。例えばピペット10が組織30による詰まりを起こした場合、当該内圧が異常上昇するため、制御部80は当該事態を確実に把握することができる。このとき制御部80は、詰まり解消処理を実行する。
詰まり解消処理とは、具体的には、制御部80はポンプ42の動作を一旦停止させ、過剰な減圧状態を解消する。次いで通路41がやや強めの加圧状態となるようにポンプ42の動作を制御し、ピペット10に詰まった組織30を除去する。そして一定時間経過後に所定の撹拌処理を再開する。
組織30の詰まりが頻繁に発生する場合、あるいは上記の詰まり解消処理によっても詰まり状態が解消しない場合、制御部80は、操作部94の表示部等を通じて視覚的または聴覚的なアラームを出力し、ユーザに撹拌条件の変更または試料の交換を促す。撹拌処理の再実行はせずに、ポンプ42の動作を停止させた時点でアラーム出力を行なうこととしてもよい。
ユーザは操作部94を通じて撹拌条件の再設定を行なう。例えば、空気の吐出・吸入速度を大きくして継続時間を短くし、吐出・吸入の回数を増やすといった変更がされうる。このような構成によれば、組織に無理な負荷をかけずに確実な単離を実行できる。また組織30がピペット10に詰まることに起因する故障等の不具合を未然に防止し、かつそのような組織30に対してより適切な撹拌条件を設定することができる。
また図3に示すように、支持部50の支持台51には、細胞単離器具1の容器20が支持されているかを検知する容器センサ62が設けられている。容器センサ62は、制御部80と通信可能に接続されている。
本実施形態においては、容器センサ62は圧力センサによって構成されている。すなわち図5に示すように細胞単離器具1が容器収容部92に収容され、容器20の下端部が支持台51に接触すると、容器センサ62がその圧力を検出して制御部80へ検出信号を出力する。
制御部80は、当該検出信号が入力されない限りポンプ42とバルブ43を動作させないように構成されている。このような構成によれば、細胞単離器具1が容器収容部92に収容されていない状態で細胞処理液31がノズル40から吐出されたり、ポンプ42の空吸引動作が行なわれたりする不具合を回避することができる。
図1を参照して述べたように、フロントパネル91には遮光カバー93が設けられている。本発明の遮光部材としての遮光カバー93は、図1に二点鎖線で示す容器収容部92を閉塞する位置において、支持部50に支持された細胞単離器具1の容器20を覆う。したがって細胞単離処理時において試薬21に含まれる蛍光染料色素の退色を防ぐことができ、後段の蛍光分析における正確性を担保することができる。
さらに図3に示すように、液体収容部92の内部における支持部50の近傍には、当該箇所を含む容器収容部92の温度を調節するための温度調節部63が設けられている。温度調節部63は、サーミスタ、ペルチエ素子、空冷ファン等によりなる周知の構成であり詳細な説明は省略する。温度調節部63には温度センサ64が接続されている。温度調節部63および温度センサ64は、制御部80と通信可能に接続されている。
温度センサ64は、検知した支持部50近傍の温度を示す信号を制御部80へ出力する。この構成によれば、細胞単離処理の結果を評価するにあたり、処理が行なわれる環境温度を評価パラメータに加えることができ、撹拌条件を設定する際の一助となる。
制御部80は、温度センサ64により検知された温度に基づいて温度調節部63の動作を制御し、支持部50近傍の温度を所定の温度に保つように構成されている。細胞処理液31が酵素を含む場合など、反応が行なわれる支持部50近傍の温度を一定に保つことにより、当該反応を安定した状態で進行させることができる。
上記の実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
圧力センサ61が検知するピペット10の内圧に基づいて、撹拌処理に係るポンプ42の動作制御条件を制御部80が自動的に変更する構成としてもよい。
ユーザが操作部94を通じて変更することのできる、または制御部80が自動的に変更することのできる条件は、前記ノズルからの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吐出量、空気の吸入量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の全てである必要はなく、これらのうち少なくとも1つが可変とされていればよい。
容器センサ62は、支持台51に設けられた圧力センサであることを要しない。組織30、細胞処理液31、および試薬21に光学的な影響を与えない限りにおいて、透過型あるいは反射型の光学センサを支持台51またはホルダ52のいずれかに設け、容器20が支持部50に装着されたことを光学的に検出する構成としてもよい。
本発明の条件入力部としての操作部94は、必ずしもフロントパネル91に設けられたマンマシンインターフェースであることを要しない。制御部80を外部のコンピュータと通信可能に構成し、当該コンピュータ上で動作するアプリケーションを通じて撹拌処理を実行するためのポンプ42の制御条件を設定あるいは変更可能としてもよい。
細胞処理液31の注入について自動化が不要であれば、処理液収容部71および第1分岐路45を省略してもよい。この場合、バルブ43の構成は適宜に変更される。
撹拌処理後の細胞浮遊液33の回収について自動化が不要であれば、回収液収容部72および第2分岐路46を省略してもよい。この場合、バルブ43の構成は適宜に変更される。
本発明の遮光部材としての遮光カバー93は、細胞単離処理において求められる遮光条件に応じて、適宜の光学的特性を有するように材料、色、形状を適宜選択することができる。また細胞単離処理中の遮光が必須でなければ、遮光カバー93は省略してもよい。
圧力センサ61、容器センサ62、温度調整部63、温度センサ64の少なくとも1つは、コスト等の要請に応じて適宜に省略してもよい。
10:ピペット、40:ノズル、42:ポンプ、50:支持部、61:圧力センサ、62:容器センサ、63:温度調節部、64:温度センサ、71:処理液収容部、72:回収液収容部、80:制御部、93:遮光カバー、94:操作部、100:細胞単離装置
Claims (9)
- 容器に収容された組織と液体をピペットにより撹拌し、当該組織から細胞を単離する細胞単離装置であって、
ピペットが装着されるノズルと、
前記ノズルに接続されたポンプと、
前記ポンプの動作を制御して前記ノズルより空気を吐出・吸入することにより、ピペットに前記撹拌を行なわせる制御部と、
前記制御の条件をユーザが入力する条件入力部とを備え、
前記制御の条件として、前記ノズルからの、空気の吐出速度、空気の吸入速度、空気の吸入量、空気の吐出量、空気の吐出継続時間、空気の吸入継続時間、吐出と吸入のインターバル、および吐出・吸入回数の少なくとも1つが可変とされている、細胞単離装置。 - 前記ノズルを通じてピペットの内圧を検知する圧力センサをさらに備える、請求項1に記載の細胞単離装置。
- 前記制御部は、前記圧力センサにより検知された内圧に基づいて前記制御の条件を変更可能とされている、請求項2に記載の細胞単離装置。
- 細胞処理液を収容する処理液収容部をさらに備え、
前記制御部は、前記ポンプの動作を制御して前記処理液収容部に収容された細胞処理液を前記ノズルより吐出させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の細胞単離装置。 - 細胞浮遊液を収容する回収液収容部をさらに備え、
前記制御部は、前記ポンプの動作を制御して、前記撹拌により得られた細胞浮遊液を前記ノズルより回収し、前記回収液収容部に収容させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の細胞単離装置。 - 組織と液体を収容した容器を支持する支持部と、
前記支持部に容器が支持されているかを検知する容器センサとをさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の細胞単離装置。 - 前記支持部に支持された容器を覆う遮光部材をさらに備える、請求項6に記載の細胞単離装置。
- 前記支持部の近傍に設けられた温度センサをさらに備える、請求項6または7に記載の細胞単離装置。
- 前記支持部の近傍の温度を調節する温度調節部をさらに備え、
前記制御部は、前記温度センサにより検知された温度に基づいて、前記温度調節部の動作を制御可能とされている、請求項8に記載の細胞単離装置。
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