JP2013254352A - 管理装置、管理システム、及び管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの所在場所に応じてソフトウェアの配信時期を異ならせること。
【解決手段】管理装置は、国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信部と、前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定部と、前記特定部によって特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定部と、前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信部とを有する。
【選択図】図4
【解決手段】管理装置は、国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信部と、前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定部と、前記特定部によって特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定部と、前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信部とを有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、ソフトウェアの管理装置、管理システム、及び管理プログラムに関する。
グローバル企業によって製造される画像形成装置等の機器は、世界各国において販売される。このような機器に関して開発されたソフトウェアについても、例えば、インターネット等を経由して、世界各国に配信可能とされている。
従来、ソフトウェアを配信するための配信システムは、システム管理の簡易化等を目的として、グローバルな市場に対して一元的に構築されていた。したがって、世界各国の機器ユーザは、同一の配信システムにアクセスし、ソフトウェアのダウンロードを行っている。
一方、機器の保守サービスや営業活動等は、世界中に配置された拠点によって管轄される。拠点ごとに管轄地域が定められ、当該管轄地域は、例えば、アジア、北米、欧州等といったように、1以上の国に跨る。
配信対象とされるソフトウェアに関する営業体制やサポート体制の整備等については、拠点ごとに所要期間等が異なりうる。したがって、各拠点からは、ソフトウェアの配信開始時期を、拠点ごとに独自に設定したいという要望がある。
拠点からの上記のような要望に対する対応策として、拠点ごとに配信システムを構築することが考えられる。
しかしながら、拠点ごとに配信システムが構築された場合、配信システムの構築費用が増加するとともに、その保守作業も繁雑になるという問題がある。
また、ユーザは、自らがいずれの拠点に属するかを意識して、配信システムにアクセスする必要性が生じる。例えば、配信システムの画面上で、自らが属する拠点をユーザに入力又は選択させる必要性が生じる。しかし、ユーザは、自らが属する拠点を意識している可能性は低い。したがって、ユーザが属する拠点を選択させるといったユーザインタフェースは、ユーザにとって使いづらいものであると考えられる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ユーザの所在場所に応じてソフトウェアの配信時期を異ならせることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、管理装置は、国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信部と、前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定部と、前記特定部によって特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定部と、前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信部とを有する。
ユーザの所在場所に応じてソフトウェアの配信時期を異ならせることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における配信システムの構成例を示す図である。図1の配信システム1において、管理装置10は、複数のユーザ環境E等と、インターネット等の広域的なネットワークN1を介して通信可能に接続されている。
管理装置10は、各ユーザ環境Eにおいて利用されるソフトウェアを一元的に管理するコンピュータである。管理装置10は、各ユーザ環境Eに設置されたクライアント装置20からの要求に応じ、管理しているソフトウェアを配信する。なお、「ソフトウェア」とは、プログラムに限られない。静止画像、動画、音声データ等、ライセンスの対象となりうる電子的な情報であれば、ソフトウェアの内容は特定のものに限定されない。
ユーザ環境Eは、それぞれ企業又は個人宅等、ソフトウェアが導入される機器30が設置される場所である。ユーザ環境Eは、世界各国に存在する。すなわち、管理装置10は、世界各国のユーザ環境に対して、一元的にソフトウェアの配信等を行う。
図1に示されるユーザ環境Eには、1以上の機器30、クライアント装置20、及びルータR1等が設置されている。機器30、クライアント装置20、及びルータR1等は、ユーザ環境E内のLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等であるネットワークN2を介して通信可能に接続されている。ネットワークN2は、ルータR1を介してネットワークN1に接続される。なお、ルータR1は、ルータ及びプロキシサーバとして機能する装置である。
クライアント装置20は、管理装置10のクライアントとして機能するコンピュータである。例えば、クライアント装置20は、管理装置10よりソフトウェアのオブジェクト(実体)をダウンロードし、当該ソフトウェアを機器30にインストールする。なお、本実施の形態において、単に、ソフトウェアというとき、ソフトウェアのオブジェクトのことをいう。
なお、機器30は、クライアント装置20の機能を有していてもよい。この場合、クライアント装置20は、必ずしも必要ではない。
図2は、第一の実施の形態における管理装置のハードウェア構成例を示す図である。図2の管理装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
管理装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って管理装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、クライアント装置20も、図2に示されるハードウェアと同様のハードウェアを有していてもよい。但し、クライアント装置20は、ユーザによって直接操作されるため、マウス又はキーボート等の入力装置や、液晶ディスプレイ等の表示装置を備えているのが望ましい。
図3は、第一の実施の形態のクライアント装置の機能構成例を示す図である。図3において、クライアント装置20は、国名コード推定部21、情報受付部22、ダウンロード部23、及びインストール制御部24等を有する。これら各部は、クライアント装置20にインストールされた1以上のプログラムが、クライアント装置20のCPUに実行させる処理により実現される。クライアント装置20は、また、変換情報記憶部25、国名一覧記憶部26、及び国名コード記憶部27等を利用する。これら各記憶部は、クライアント装置20の補助記憶装置、又はクライアント装置20にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
国名コード推定部21は、クライアント装置20が設置されているユーザ環境Eが属する国の国名コードを推定する。国名コードとは、国名ごとの識別子(識別コード)をいい、本実施の形態では、ISO 3166−1 alpha−2に準拠した国名コードが用いられる。但し、ISO 3166−1 alpha−3のような3文字、又はISO 3166−1 numericのような数値等、その他の体系の国名コードが利用されてもよい。また、国名コードに相当する識別子が、独自に定義されてもよい。国名コードの推定には、クライアント装置20のOS(Operating System)より取得可能な、国コード、ロケールID、又は言語コードと、変換情報記憶部25が記憶する情報とに基づいて行われる。すなわち、変換情報記憶部25には、国コード、ロケールID、又は言語コードと、国名コードとの対応情報が記憶されている。
情報受付部22は、ソフトウェアのダウンロード指示を、ユーザより受け付ける。当該指示において、例えば、ダウンロード対象のソフトウェアのソフトウェアID、当該ソフトウェアのインストール先の機器30の機器ID、及びユーザ環境Eが属する国の国名等が指定される。
ソフトウェアIDとは、本実施の形態において、ソフトウェア識別子の一例である。機器IDとは、各機器30の識別情報である。国名とは、国の名前を示す文字列をいい、ユーザが各国を明確に識別可能な文字列をいう。情報受付部22は、例えば、国名一覧記憶部26に記憶されている国名の一覧を含む表示部品(以下、「国名リスト」という。)を表示させ、国名リストを介して国名の選択を受け付ける。この際、情報受付部22は、国名コード推定部21によって推定された国名コード、又は国名一覧記憶部26が記憶する国名コードに対応する国名が選択された状態で国名リストを表示させる。
情報受付部22は、国名リストにおいて選択された国名に対応する国名コードを、国名一覧記憶部26を参照して特定する。すなわち、国名一覧記憶部26には、国名ごとに、当該国名に対応する国名コードが記憶されている。情報受付部22によって特定された国名コードは、国名コード記憶部27に記憶される。すなわち、国名コード記憶部27は、過去に国名リストを介して選択された国名に対応する国名コードを記憶する。
ダウンロード部23は、情報受付部22が受け付けたソフトウェアIDに係るソフトウェアのダウンロード要求(取得要求)を管理装置に送信し、ダウンロード要求に応じて返信されるソフトウェアを受信する。ダウンロード要求には、ソフトウェアIDの他に、情報受付部22によって特定された国名コードも指定される。
インストール制御部24は、ダウンロード部23によってダウンロード(取得)されたソフトウェアに関して、情報受付部22が受け付けた機器IDに対応する機器30に対するインストール処理を制御する。
図4は、第一の実施の形態の管理装置の機能構成例を示す図である。図4において、管理装置10は、要求受信部11、グループID特定部12、配信可否判定部13、及び応答返信部14等を有する。これら各部は、管理装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。管理装置10は、また、グループ情報記憶部15、配信管理情報記憶部16、及びソフトウェア記憶部17等を利用する。これら各部は、補助記憶装置102、又は管理装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
要求受信部11は、クライアント装置20から送信されるダウンロード要求を受信する。グループID特定部12は、グループ情報記憶部15を参照して、ダウンロード要求に指定されている国名コードに対応するグループIDを特定する。グループ情報記憶部15は、国名コードとグループIDとの対応情報を記憶する。グループIDとは、世界中に配置された機器30に関する保守サービスや営業活動等の拠点ごとの識別情報である。各拠点の管轄地域は、1以上の国に跨る。したがって、管轄地域は、必ずしも国と一対一に対応しない。
配信可否判定部13は、ダウンロード要求に係るソフトウェアについて、グループID特定部12によって特定されたグループIDに係るグループに対する配信の可否を、配信管理情報記憶部16を参照して判定する。配信管理情報記憶部16は、グループIDとソフトウェアIDとの組み合わせごとに、配信開始時期等、配信期間を制限するための配信管理情報を記憶する。
応答返信部14は、配信可否判定部13によって配信が可能であると判定された場合に、ダウンロード要求に係るソフトウェアを、ダウンロード要求元のクライアント装置20に返信する。配信可否判定部13によって配信が不可能であると判定された場合、応答返信部14は、配信が不可能であることを示す情報を返信する。ソフトウェア記憶部17は、ソフトウェアIDに対応付けてソフトウェアを記憶する。
以下、クライアント装置20及び管理装置10のそれぞれが実行する処理手順について説明する。
図5は、第一の実施の形態においてクライアント装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図5の処理は、クライアント装置20のユーザによる指示入力に応じて開始される。
ステップS101において、情報受付部22は、国名コード記憶部27より国名コードを取得する。国名コード記憶部27に国名コードが記憶されており、国名コードを取得できた場合(S102でNo)、情報受付部22は、当該国名コードを既定の国名コードとする。
国名コード記憶部27に国名コードが記憶されておらず、国名コードが取得できない場合(S102でYes)、国名コード推定部21は、例えば、クライアント装置20のOSに設定されている国コード、ロケールID、又は言語コード等と、変換情報記憶部25とに基づいて、国名コードを推定する(S103)。
図6は、変換情報記憶部の構成例を示す図である。例えば、変換情報記憶部25は、図6に示されるような、国コード変換テーブル25Ta、ロケールID変換テーブル25Tb、及び言語コード変換テーブル25Tc等のうちの一以上の一つのテーブルを記憶する。
国コード変換テーブル25Taは、国コードに対応付けて国名コードを記憶する。ロケールID変換テーブル25Tbは、ロケールIDに対応付けて国名コードを記憶する。言語コード変換テーブル25Tcは、言語コードに対応付けて国名コードを記憶する。
したがって、国名コード推定部21は、クライアント装置20のOSに設定されている、国コード、ロケールID、及び言語コードのうちの一以上を、国コード変換テーブル25Ta、ロケールID変換テーブル25Tb、又は言語コード変換テーブル25Tcに当てはめることにより、国名コードを推定する。国名コード推定部21によって推定された国名コードは、既定の国名コードとされる。なお、変換情報記憶部25に記憶される情報は、例えば、クライアント装置20を情報受付部22として機能させるプログラム内に定義されてもよい。
続いて、情報受付部22は、国名選択画面を表示装置に表示させる。
図7は、第一の実施の形態の国名選択画面の表示例を示す図である。図7において、国名選択画面510は、国名リスト511を含む。国名リスト511は、例えば、国名の一覧を選択肢として含むリストボックスである。図7に示されるように、国名リスト511には、国名コードの一覧ではなく、国名の一覧が表示される。すなわち、ユーザにとって国名コードは理解しにくい場合がある。そこで、情報受付部22は、国名コードの代わりに、国名の一覧を選択肢として表示させる。国名リスト511の初期状態では、既定の国名コードに対応する国名が選択されている。国名コードと国名との対応関係は、国名一覧記憶部26を参照して特定される。
図8は、国名一覧記憶部の構成例を示す図である。図8に示されるように、国名一覧記憶部26は、国名コードごとに、当該国名コードに対応する国名を示す文字列が記憶されている。
なお、国名リストにおいて選択候補として表示される国名の一覧は、国名一覧記憶部26より取得されてもよい。また、言語ごとに、当該言語によって国名が表現された国名一覧記憶部26が用意されてもよい。この場合、例えば、OSより取得されるロケールID又は言語コード等に基づいて、使用される国名一覧記憶部26が選択されてもよい。また、国名一覧記憶部26に記憶される情報は、例えば、クライアント装置20を情報受付部22として機能させるプログラム内に定義されてもよい。
続いて、情報受付部22は、国名リスト511を介して、国名の選択を受け付ける(S104)。すなわち、ユーザは、国名リスト511に含まれている国名の一覧の中から、現在の所在地が属する国の国名を選択する。但し、該当する国名が、既定の国名コードに対応する国名(すなわち、既に選択状態の国名)である場合は、国名リスト511における選択は行われずに、国名選択画面510に対する入力が確定されてもよい。入力の確定は、例えば、国名選択画面510のOKボタン512の押下等によって行われる。
国名選択画面510に対する入力が確定されると、情報受付部22は、国名リスト511において選択されている国名に対応する国名コードを、国名コード記憶部27に記憶する(S105)。選択された国名に対応する国名コードは、例えば、国名一覧記憶部26(図8)を参照して特定される。
続いて、情報受付部22は、インストール設定画面を表示装置に表示させ、インストール設定画面を介して、ダウンロード対象(すなわち、インストール対象)のソフトウェアのソフトウェアID、及びインストール先の機器30の機器ID等の入力を受け付ける(S106)。
続いて、ダウンロード部23は、ステップS106において入力されたソフトウェアIDと、ステップS104において選択された国名コードとを含むダウンロード要求を、管理装置10に送信する(S107)。管理装置10からエラーを示す応答が返信された場合、又は通信エラー等が発生した場合(S108でNo)、図5の処理は異常終了する。
管理装置10からソフトウェアIDに対応するソフトウェアが返信された場合(S108でYes)、ダウンロード部23は、返信されたソフトウェアの受信処理を実行する(S109)。ソフトウェアの受信に失敗した場合(S110でNo)、図5の処理は異常終了する。
ソフトウェアの受信に成功した場合(S110でYes)、インストール制御部24は、受信されたソフトウェアに関して、インストール先として指定された機器30へのインストール処理を実行する(S111)。
図9は、第一の実施の形態において管理装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、要求受信部11は、ソフトウェアID及び国名コード等を含むダウンロード要求を受信する。ダウンロード要求に含まれているソフトウェアID、国名コードのそれぞれを、以下、「対象ソフトウェアID」、「対象国名コード」という。
続いて、グループID特定部12は、グループ情報記憶部15を参照して、対象国名コードに対応するグループIDを特定する(S202)。
図10は、グループ情報記憶部の構成例を示す図である。図10において、グループ情報記憶部15は、国名コードごとに、当該国名コードに係る国が属するグループ(管轄地域)に対応するグループIDを記憶する。したがって、グループID特定部12は、対象国名コードを含むレコードをグループ情報記憶部15より検索し、検索されたレコードに含まれているグループIDを、当該国名コードに対応するグループIDとして特定する。特定されたグループIDを、以下、「対象グループID」という。
例えば、対象国名コードを含むレコードが無い等の理由により、グループIDの特定に失敗した場合(S203でNo)、応答返信部14は、エラーを示す応答を、ダウンロード要求の送信元のクライアント装置20に返信する(S209)。
グループIDの特定に成功した場合(S203でYes)、配信可否判定部13は、対象グループID及び対象ソフトウェアIDの組み合わせに対応する配信管理情報を、配信管理情報記憶部16より取得する(S204)。
図11は、第一の実施の形態の配信管理情報記憶部の構成例を示す図である。図11において、配信管理情報記憶部16は、グループID及びソフトウェアIDの組み合わせごとに、配信管理情報を記憶する。配信管理情報には、例えば、開始日、終了日、及び有効性等の情報が含まれる。
開始日及び終了日は、当該グループIDに係る管轄地域における、当該ソフトウェアIDに係るソフトウェアの配信の開始日又は終了日である。すなわち、開始日及び終了日によって、ソフトウェアの配信期間が特定される。有効性は、当該グループIDに係る管轄地域における、当該ソフトウェアIDに係るソフトウェアの配信について、有効であるか無効であるかを示す情報である。有効性は、例えば、開始日及び終了日に基づく期間において、一時的に、配信を停止したい場合等に用いられる。
該当する配信管理情報の取得に失敗した場合(S205でNo)、応答返信部14は、エラーを示す応答を、ダウンロード要求の送信元のクライアント装置20に返信する(S209)。
該当する配信管理情報の取得に成功した場合(S205でYes)、配信可否判定部13は、当該配信管理情報に基づいて、対象ソフトウェアIDに係るソフトウェアの配信の可否を判定する(S206)。具体的には、当該配信管理情報の有効性が有効を示す値であって、現在日時が、当該配信管理情報の開始日及び終了日の期間に含まれる場合、配信は可能であると判定される。一方、当該配信管理情報の有効性が無効を示す値である場合、又は現在日時が、当該配信管理情報の開始日及び終了日の期間外である場合、配信は不可能であると判定される。
配信は不可能であると判定された場合(S206でNo)、応答返信部14は、エラーを示す応答を、ダウンロード要求の送信元のクライアント装置20に返信する(S209)。
配信は可能であると判定された場合(S206でYes)、応答返信部14は、対象ソフトウェアIDに対応するソフトウェアを、ソフトウェア記憶部17より取得する(S207)。続いて、応答返信部14は、取得されたソフトウェアを、ダウンロード要求の送信元のクライアント装置20に返信する(S208)。
上述したように、第一の実施の形態によれば、ユーザは、自らが所在する国名を選択することで、当該ユーザに対応するグループ(管轄地域)が自動的に判定され、当該管轄地域に関する配信管理情報が、当該ユーザに対するソフトウェアの配信の可否判断に適用される。換言すれば、ユーザは、自らの管轄地域がいずれであるか等を調査する必要はない。したがって、ユーザの操作負担を増加させることなく、管轄地域ごとにソフトウェアの配信時期を異ならせることができる。
次に、第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では、世界各国に跨って活動を行う団体又は組織等の企業ユーザの利便性を考慮する。このような企業ユーザでは、或るソフトウェアの使用を、世界各国において同時期に開始したいという要求が発生しうる。このような要求に対応するための仕組みが、第二の実施の形態において実現される。
なお、第二の実施の形態では第一の実施の形態と異なる点について説明する。したがって、特に言及されない点については、第一の実施の形態と同様でもよい。
クライアント装置20の処理手順は、ほぼ、図5に示される通りでよい。但し、国名選択画面510として、例えば、図12に示されるような画面が表示される。
図12は、第二の実施の形態の国名選択画面の表示例を示す図である。図12に示される国名選択画面510aは、更に、企業コード入力領域513を有する。企業コード入力領域513は、企業コードの入力を受け付けるための領域である。企業コードとは、企業ユーザに対して予め与えられている識別子である。したがって、企業ユーザは、国名選択画面510aにおいて、企業コード入力領域513に対して企業コードを入力することができる。
企業コード入力領域513に対して、企業コードが入力された場合、図5のステップS107において、ダウンロード部23は、国名コードの代わりに当該企業コードが指定されたダウンロード要求を、管理装置10に送信する。一方、企業コード入力領域513に対して、企業コードが入力されない場合、図5のステップS107において、ダウンロード部23は、第一の実施の形態と同様に、国名コードが指定されたダウンロード要求を、管理装置10に送信する。
第二の実施の形態において、管理装置10が実行する処理手順は、例えば、図13に示される様に変更される。
図13は、第二の実施の形態において管理装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、要求受信部11は、ダウンロード要求を受信する。この際、要求受信部11は、ダウンロード要求に企業コードが含まれている場合であっても、当該企業コードを国名コード(対象国名コード)と同様に扱う。すなわち、要求受信部11は、ダウンロード要求に含まれている識別子が、企業コードであるのか否かに関しての判定は行わない。
続いて、グループID特定部12は、グループ情報記憶部15を参照して、対象国名コードに対応するグループIDを特定する(S202)。対象国名コードが企業コードである場合、該当するグループIDの特定は失敗する。したがって、この場合(S203でNo)、配信可否判定部13は、対象国名コードは企業コードであると推定して、当該企業コードと対象ソフトウェアIDとの組み合わせに対応する配信管理情報を、配信管理情報記憶部16より取得する(S210)。
図14は、第二の実施の形態の配信管理情報記憶部の構成例を示す図である。図14に示される配信管理情報記憶部16において、グループIDが「ZZZ」であるレコードは、企業コードに対応するレコードである。すなわち、「ZZZ」は、或る企業の企業コードである。このように、第二の実施の形態の配信管理情報記憶部16は、グループIDとソフトウェアIDとの組み合わせごと、又は企業コードとソフトウェアIDとの組み合わせごとに、配信管理情報を記憶する。
以降の処理手順については、第一の実施の形態と同様でよい。
上述したように、第二の実施の形態では、ユーザが所属する企業の企業コードが入力された場合、当該ユーザがいずれの国に所在しているかに拘わらず、当該ユーザに対するソフトウェアの配信に関しては、当該企業コードに対応した配信管理情報が適用される。したがって、当該企業の各ユーザが、同一の企業コードを入力することで、各ユーザの国の異同に拘わらず、当該企業に所属する各ユーザに対して、同一の配信管理情報を適用することができる。その結果、当該企業は、世界各国において、統一したルールで、ソフトウェアの使用を開始することができる。
なお、上記各実施の形態において、クライアント装置20の機能は、機器30に実装されてもよい。すなわち、図5等の処理手順は、機器30が実行してもよい。
また、クライアント装置20や機器30においてWebブラウザが利用される場合のように、クライアント装置20や機器30において、基本的にユーザインタフェースの表示と、当該ユーザインタフェースを介した入力の管理装置10に対する通知とのみが行われる場合、国名コード推定部21及び情報受付部22等が実行する処理は、管理装置10において実行されてもよい。また、変換情報記憶部25、国名一覧記憶部26、及び国名コード記憶部27等は、補助記憶装置102、又は管理装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現されてもよい。この場合、国名コードの推定のために必要とされる情報(国コード、ロケールID、又は言語コード)等は、クライアント装置20又は機器30から管理装置10に送信されればよい。管理装置10では、当該情報と変換情報記憶部25等を用いて、国名コードを推定すればよい。また、管理装置10は、国名選択画面510又は510aに相当するWebページを生成し、クライアント装置20又は機器30に送信してもよい。この際、国名と国名コードとの対応関係は、国名一覧記憶部26を参照して行われればよい。
また、管理装置10は、複数のコンピュータから構成されるコンピュータシステムであってもよい。すなわち、管理装置10が有する各部は、複数のコンピュータに分散されてもよい。
なお、本実施の形態において、国名コード又は企業コードは、第一の識別子の一例である。グループIDは、第二の識別子の一例である。要求受信部11は、受信部の一例である。グループID特定部12は、特定部の一例である。配信可否判定部13は、判定部の一例である。応答返信部14は、返信部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 配信システム
10 管理装置
11 要求受信部
12 グループID特定部
13 配信可否判定部
14 応答返信部
15 グループ情報記憶部
16 配信管理情報記憶部
17 ソフトウェア記憶部
20 クライアント装置
21 国名コード推定部
22 情報受付部
23 ダウンロード部
24 インストール制御部
25 変換情報記憶部
26 国名一覧記憶部
27 国名コード記憶部
30 機器
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス
10 管理装置
11 要求受信部
12 グループID特定部
13 配信可否判定部
14 応答返信部
15 グループ情報記憶部
16 配信管理情報記憶部
17 ソフトウェア記憶部
20 クライアント装置
21 国名コード推定部
22 情報受付部
23 ダウンロード部
24 インストール制御部
25 変換情報記憶部
26 国名一覧記憶部
27 国名コード記憶部
30 機器
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス
Claims (4)
- 国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信部と、
前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定部と、
前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信部とを有する管理装置。 - 前記判定部は、前記特定部によって前記第二の識別子が特定されない場合に、前記取得要求に指定された前記第一の識別子及びソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する請求項1記載の管理装置。
- 国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信部と、
前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定部と、
前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信部とを有する管理システム。 - コンピュータに、
国ごとの第一の識別子及びソフトウェア識別子を含むソフトウェアの取得要求を受信する受信手順と、
前記取得要求に指定された前記第一の識別子に対応付けて第一の記憶部が記憶する、ソフトウェアの配布に関して定義された地域ごとの第二の識別子を特定する特定手順と、
前記特定手順において特定された前記第二の識別子及び前記取得要求に指定されたソフトウェア識別子の組み合わせに対応付けて第二の記憶部が記憶する期間が到来しているか否かに基づいて、当該ソフトウェア識別子に係るソフトウェアの配信の可否を判定する判定手順と、
前記ソフトウェアの配信が可能であると判定された場合に、当該ソフトウェアを返信する返信手順とを実行させる管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012129526A JP2013254352A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 管理装置、管理システム、及び管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012129526A JP2013254352A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 管理装置、管理システム、及び管理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=49951808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012129526A Pending JP2013254352A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | 管理装置、管理システム、及び管理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013254352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110644A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
JP2017151523A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 富士通株式会社 | ソフトウェア自動収集プログラム、装置、及び方法 |
JP2017174384A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-28 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法およびプログラム |
-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012129526A patent/JP2013254352A/ja active Pending
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