JP2013249198A - シート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排出シート積載手段に積載されるシートの枚数が増えた場合でも、シートの移動を確実に規制することができるシート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿束MSを積載する原稿載置台2と、原稿積載台2に積載する原稿Sを一枚ずつ分離給送する給紙分離部1と、給紙分離部1により分離給送された原稿Sを所定の目標箇所へ搬送する第一搬送路11、第二搬送路12、第三搬送路13、第四搬送路14と、これら搬送路から排出されたシートを積載する排紙トレイ28と、排紙トレイ28に積載される原稿Sの移動を規制すべく、原稿搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともに原稿搬送方向下流側の他端が原稿Sに当接する規制手段30とを備え、規制手段30は、排紙トレイ28上の原稿枚数に応じて、原稿搬送方向上流側の一端から原稿搬送方向下流側の他端までの距離が可変である。
【選択図】図2
【解決手段】原稿束MSを積載する原稿載置台2と、原稿積載台2に積載する原稿Sを一枚ずつ分離給送する給紙分離部1と、給紙分離部1により分離給送された原稿Sを所定の目標箇所へ搬送する第一搬送路11、第二搬送路12、第三搬送路13、第四搬送路14と、これら搬送路から排出されたシートを積載する排紙トレイ28と、排紙トレイ28に積載される原稿Sの移動を規制すべく、原稿搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともに原稿搬送方向下流側の他端が原稿Sに当接する規制手段30とを備え、規制手段30は、排紙トレイ28上の原稿枚数に応じて、原稿搬送方向上流側の一端から原稿搬送方向下流側の他端までの距離が可変である。
【選択図】図2
Description
本発明は、積載されたシートを一枚ずつ給送するシート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
スキャナ、コピー、ファクシミリ、プリンタ或いはこれらの複合機などの画像形成装置においては、セットされた原稿シートを読取装置に搬送する箇所や、給紙トレイに収納された記録シートを画像形成部に搬送する箇所など、種々のところにシート搬送装置が用いられている。例えば、特許文献1には、原稿テーブルに積載された原稿束から原稿を一枚ずつ搬送して読取位置に給送し、画像を連続的に読み取った後に排紙トレイに排出する自動原稿搬送装置が開示されている。この自動原稿搬送装置の排紙トレイ上には、一端が排紙トレイの上方にある部材に回動可能に支持され、他端が原稿排出方向下流側から原稿排出方向上流側に向かって垂れ排紙トレイ上の原稿に当接する一対のガイド部材が設けられている。そして、一方のガイド部材の先端を他方のガイド部材よりも原稿排出方向下流側に垂らすように設け、両ガイド部材が排紙トレイ上の原稿を互いに異なる位置で押圧できるようにしている。これにより、原稿の先端や後端にカールがある原稿でも、ほぼ平坦な状態で原稿排出部に排出することが可能となる。
しかしながら、上記自動原稿搬送装置においては、排紙トレイ上に積載される原稿の枚数が増えるにつれ、上記両ガイド部材は支点を中心に他端側が上方向に持ち上げられることになる。その結果、ガイド部材の他端と原稿との間の角度が小さくなり、ガイド部材が水平に近づくことで、排紙トレイ上に搬送される原稿はガイド部材に沿って移動しやすくなってしまう。すなわち、ガイド部材の他端と原稿との間の角度が小さくなるほど、ガイド部材の原稿の移動を規制する効果が小さくなってしまう。そのため、排紙トレイ上に積載される原稿の枚数が多くなると、新たに排紙される原稿は、原稿を搬送する搬送部材の搬送力によりそのまま排紙トレイ上に留まらずに排紙トレイ上から飛び出しやすくなる虞がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、排出シート積載手段に積載されるシートの枚数が増えた場合でも、シートの移動を確実に規制することができるシート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、シートを積載するシート積載手段と、該シート積載手段に積載するシートを一枚ずつ分離給送する分離給送手段と、該分離給送手段により分離給送されたシートを所定の目標箇所へ搬送する搬送手段と、該搬送手段から排出されたシートを積載する排出シート積載手段とを備えるシート搬送装置において、上記排出シート積載手段に積載されるシートの移動を規制すべく、シート搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともにシート搬送方向下流側の他端が該排出シート積載手段上のシートに当接する規制手段を備え、該規制手段は、上記排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離が可変であることを特徴とする。
本発明によれば、規制手段は、排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変えることができる。排出シート積載手段上に積載されるシート枚数が増えると、規制手段はシート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を短くして、規制手段の他端と原稿シートとの間の角度を積載されるシート枚数に関係なく略一定に保つことができるのである。これにより、排出シート積載手段上に積載されるシート枚数が増えても、規制手段は同じ角度でシートの移動を規制し、シートの飛び出しなどを抑制することができる。
本発明によれば、規制手段は、排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変えることができる。排出シート積載手段上に積載されるシート枚数が増えると、規制手段はシート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を短くして、規制手段の他端と原稿シートとの間の角度を積載されるシート枚数に関係なく略一定に保つことができるのである。これにより、排出シート積載手段上に積載されるシート枚数が増えても、規制手段は同じ角度でシートの移動を規制し、シートの飛び出しなどを抑制することができる。
本発明によれば、排出シート積載手段に積載されるシートの枚数が増えた場合でも、シートの移動を確実に規制することができるシート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置である複写機、及びこれに搭載される原稿搬送装置の実施形態について具体的に説明する。図1は、本実施形態に係る複写機の概略構成を示す斜視図である。図2は、複写機に搭載される原稿搬送装置の概略構成を示す構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る複写機は、シートたる原稿を搬送する自動原稿搬送装置(一般的にADF(オート・ドキュメント・フィーダー)と呼ばれている)100と、原稿の画像を読み取る画像読取部を備えたスキャナ101と、スキャナ101により読み取られた原稿の画像を記録媒体たる記録紙に記録する画像形成ユニット102を備えている。自動原稿搬送装置100は、スキャナ101上に図示しない開閉機構(例えばヒンジ)を介して開閉自在に取り付けられ、スキャナ101は、画像形成ユニット102の上部に固定されている。また、この複写機は、画像形成ユニット102に様々なサイズの記録紙を供給するために多段に配設された給紙トレイ103を備えている。また、この複写機は、画像形成ユニット102により画像を形成された記録紙を排出する排紙トレイ104、ユーザーによる入力操作及びユーザーへの報知を行う報知手段たる操作部105なども備えている。なお、画像形成ユニット102の構成については、従来公知の電子写真方式、インクジェット方式などの方式を採用することができ、その詳細な説明は省略する。
以下、本実施形態に係る原稿搬送装置の構成について説明する。上記自動原稿搬送装置100は、シートたる原稿Sを給紙分離する分離給送手段たる給紙分離部1、搬送手段たる後述する複数のローラ対が配置され、原稿Sの搬送路となる第一搬送路11、第二搬送路12、第三搬送路13、第四搬送路14、装置外に排出された原稿Sをスタックする排出部15とから主に構成される。
この自動原稿搬送装置100の給紙分離部1には、原稿Sが複数枚重なって束となった原稿束MSが差し込んでセットされるシート積載手段たる原稿積載台2、原稿束MSの搬送方向とは直交する方向(以下、幅方向という)の位置決めを行うサイドフェンス3、原稿束MSの原稿搬送方向最下流側端部(以下、先端という)が突き当てられるストップ爪4が設けられている。そして、この給紙分離部1には、セットされた原稿束MSを呼び出す給紙ローラ5、給紙ローラ5により送り出された原稿束MSを最上位から順次一枚ずつ分離して給紙する給紙ベルト6とリバースローラ7などが設けられている。
給紙ローラ5は、通常は原稿載置台2と所定間隔をあけて待機しており、原稿載置台2に原稿束MSがセットされたことを図示しないセンサが検知し、且つ操作部105で読取開始の指示がされた場合に、待機位置から下降して(図中、点線で示す)原稿束MSの最上位面に接触する位置に移動するよう制御され、図示しないソレノイドで駆動される。
給紙ベルト6は、駆動ローラと従動ローラによって張架され、図示しない給紙モータの正転に伴う駆動ローラの回転によって図中時計回り方向に無端移動せしめる。リバースローラ7は、給紙ベルト6の下部張架面に当接し、図示しない給紙モータの正転によって図中時計回りに回転駆動される。給紙ベルト6とリバースローラ7との当接部においては、給紙ベルト6の表面が原稿搬送方向に移動する。これに対し、リバースローラ7の表面は、原稿搬送方向とは逆方向に移動しようとするが、リバースローラ7の駆動伝達部には不図示のトルクリミッターが設けられており、原稿搬送方向に向かう力がトルクリミッターのトルクよりも大きいとリバースローラ7は原稿搬送方向に表面移動するように回転する。リバースローラ7は、給紙ベルト6に所定の圧力で当接して分離ニップを形成しており、給紙ベルト6に直接当接している際、あるいは当接部に原稿Sが1枚だけ挟み込まれている際には、給紙ベルト6又は原稿Sに連れ回る。但し、当接部に複数枚の原稿Sが挟み込まれた際には、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなるように設定されているため、連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿Sには、リバースローラ7によって原稿搬送方向とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿Sから最上位の原稿Sだけが分離される。これにより重送が防止される。
上記給紙分離部1の原稿搬送方向下流側には、分離された一枚の原稿を後述する読取位置60に向けて搬送する第一搬送路11が設けられている。この第一搬送路11には、搬送路内に導入された原稿Sを読取位置60まで搬送する入口ローラ16、入口従動ローラ17、原稿の先端を検知する突き当てセンサ18やレジストセンサ19などが設けられている。
上記読取位置60の原稿搬送下流側には、第二搬送路12が設けられている。この第二搬送路12には、出口ローラ20、出口従動ローラ21、排紙ローラ22、排紙下従動ローラ23、排紙センサ24などが設けられている。また、上記第二搬送路12の排紙ローラ22の原稿搬送方向下流側には、排紙部15が設けられている。この排紙部15には、排紙ローラ22から排紙された原稿Sをスタックする排紙トレイ28、排紙トレイ28上の原稿Sの移動を規制する規制手段たる押さえ部材(後述する)などが設けられている。
また、上記第二搬送路12の排紙ローラ22の原稿搬送方向下流側には、第二搬送路12によって搬送された原稿Sをスイッチバックさせて、原稿後端から再び第一搬送路11に向けて搬送する第三搬送路13が設けられている。この第三搬送路13には、反転ローラ24、反転従動ローラ25、切換爪26などが設けられている。反転ローラ24は、単独で正転と逆転を切り替えるための駆動手段を有しており、正転により排紙ローラ22から排紙された原稿Sを第三搬送路13に導入し、その後逆転して第三搬送路13内の原稿Sを第四搬送路14に搬送する。切換爪26は、第二搬送路12によって搬送された原稿Sの搬送先を排紙トレイ28又は第三搬送路13に切り替えるように、揺動可能に支持されている。そして、切換爪26は、図中点線位置に切り替わることにより排紙ローラ22から排紙された原稿Sを第三搬送路13へ導き、原稿Sが第三搬送路13に導入されると、実線位置に切り替わることにより第三搬送路13でスイッチバックされた原稿Sを後端から第四搬送路14に導く。第四搬送路14には、排紙ローラ22、排紙上従動ローラ27などが設けられている。第四搬送路14は、排紙ローラ22排紙上従動ローラ27により第三搬送路13によってスイッチバックされた原稿Sを第一搬送路11に合流させる。
上記スキャナ101は、読取位置60で原稿Sの画像を読み取るための読取部61を有している。読取部61は、光源、反射ミラー、CCDなどの画像読取センサなどを有し、搬送される原稿に接触するようにスキャナ101のケーシング上壁に固定されたコンタクトガラス62の直下に配設され、ている。そして、自動原稿搬送装置100によって搬送される原稿Sが読取位置60を通過する際に、読取部61は光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、読取部61は光源や反射ミラーなどからなる光学系を移動させることなく、原稿Sを走査する。
次に、原稿載置台2に載置された原稿Sが排紙トレイ28に排出されるまでの原稿搬送装置の動作について説明する。
(片面モード)
原稿載置台2に載置された原稿束MSの片面のみの複写を行う片面モードが設定された場合について説明する。片面モードが設定された状態で操作部105に設けられたスタートキーが押下されたとき、図示しないセンサからの検知信号により原稿載置台2上に原稿束MSがセットされているか否かがチェックされる。なお、原稿束MSは、読み取りを行う画像面が原稿載置台2上で上向きとなるように、先端をストップ爪4に突き当てた状態で積載されている。図示しないセンサにより原稿セットが検知されると、ストップ爪4が下方向に待避し(図中2点斜線で示す)、モータが正回転して給紙ローラ5が下降し(図中2点斜線で示す)原稿束Sに押圧される。そして、給紙ローラ5が図中時計方向に回転し原稿を送りだす。給紙ローラ5により第一搬送路11に送りだされた原稿Sは、給紙ベルト6とリバースローラ7にて順次一枚ずつ分離される。次いで、原稿Sの先端がレジストセンサ19に検知されると、読取位置60において読取開始タイミングがとられ、原稿Sの先端にあわせて読取位置60で読取部61により読取が開始される。また、レジストセンサ19により原稿の後端が検知されると、読取部61において読取終了のタイミングがとられ、原稿Sの後端にあわせて読取が終了される。
(片面モード)
原稿載置台2に載置された原稿束MSの片面のみの複写を行う片面モードが設定された場合について説明する。片面モードが設定された状態で操作部105に設けられたスタートキーが押下されたとき、図示しないセンサからの検知信号により原稿載置台2上に原稿束MSがセットされているか否かがチェックされる。なお、原稿束MSは、読み取りを行う画像面が原稿載置台2上で上向きとなるように、先端をストップ爪4に突き当てた状態で積載されている。図示しないセンサにより原稿セットが検知されると、ストップ爪4が下方向に待避し(図中2点斜線で示す)、モータが正回転して給紙ローラ5が下降し(図中2点斜線で示す)原稿束Sに押圧される。そして、給紙ローラ5が図中時計方向に回転し原稿を送りだす。給紙ローラ5により第一搬送路11に送りだされた原稿Sは、給紙ベルト6とリバースローラ7にて順次一枚ずつ分離される。次いで、原稿Sの先端がレジストセンサ19に検知されると、読取位置60において読取開始タイミングがとられ、原稿Sの先端にあわせて読取位置60で読取部61により読取が開始される。また、レジストセンサ19により原稿の後端が検知されると、読取部61において読取終了のタイミングがとられ、原稿Sの後端にあわせて読取が終了される。
読取位置60通過後の原稿Sは第二搬送路12を搬送されて、排紙ローラ22より排紙トレイ28に排紙されて、画像面を下に積載されていく。以下、図示しないセンサが原稿載置台2上に原稿束MSを検知しなくなるまで上述の動作を繰り返し行うことにより、原稿載置台2の原稿束MSについての片面原稿処理が終了する。なお、片面モードの時は切換爪26が常に図中実線位置にある。各ローラを駆動する各モータは常に駆動されているが、出口ローラ20の線速を給紙ベルト6の線速に対して早く設定することで紙間を形成する。原稿束MSの読取が終了すると、モータが逆転し給紙ローラ5が上昇して図中実線で示す待機位置に移動する。
(両面モード)
原稿載置台2に載置された原稿束MSの両面の複写を行う両面モードが設定された場合について説明する。なお、原稿載置台2に載置された原稿束MSの上向きの面を表面といい、下向きの面を裏面という。両面モードが設定された状態で操作部105に設けられたスタートキーが押下されたとき、図示しないセンサからの検知信号により原稿載置台2上に原稿束MSがセットされているか否かがチェックされる。図示しないセンサにより原稿セットが検知されると、ストップ爪4が下方向に待避し、モータが正回転して給紙ローラ5が下降し原稿束MSに押圧される(図2中、2点斜線で示す)。そして、給紙ローラ5が図中時計方向に回転し原稿Sを送りだす。給紙ローラ5により第一搬送路11に送りだされた原稿Sは、給紙ベルト6とリバースローラ7にて順次一枚ずつ分離される。
原稿載置台2に載置された原稿束MSの両面の複写を行う両面モードが設定された場合について説明する。なお、原稿載置台2に載置された原稿束MSの上向きの面を表面といい、下向きの面を裏面という。両面モードが設定された状態で操作部105に設けられたスタートキーが押下されたとき、図示しないセンサからの検知信号により原稿載置台2上に原稿束MSがセットされているか否かがチェックされる。図示しないセンサにより原稿セットが検知されると、ストップ爪4が下方向に待避し、モータが正回転して給紙ローラ5が下降し原稿束MSに押圧される(図2中、2点斜線で示す)。そして、給紙ローラ5が図中時計方向に回転し原稿Sを送りだす。給紙ローラ5により第一搬送路11に送りだされた原稿Sは、給紙ベルト6とリバースローラ7にて順次一枚ずつ分離される。
次いで、原稿Sの先端がレジストセンサ19に検知されると、読取部61において読取開始のタイミングがとられ、原稿Sの先端にあわせて原稿表面の読取が開始される。また、原稿Sの先端がレジストセンサ19で検知されると、切換爪26は図中点線位置に移動し、反転ローラ24は正転方向(図中時計回り方向)に回転する。さらに原稿Sの先端が図示しないセンサで検知されると、給紙ローラ4及び給紙ベルト6は、クラッチなどにより駆動が解除され、次原稿を給紙せずに待機しておく。そして、原稿Sの後端がレジストセンサ12により検知されると、読取終了のタイミングがとられ、原稿Sの後端にあわせて読取が終了される。その後、原稿Sは排紙ローラ22により図中点線位置にある切換爪26上の第三搬送路13に搬送される。レジストセンサ19からある時間T後(原稿後端が排紙ローラ22と排紙従動ローラ23の当接部を完全に抜けるだけの時間を経過した後)に、切換爪26は図中点線位置から実線位置に切り替わり、反転ローラ24は逆転方向(図中反時計回り方向)に回転し、原稿を第四搬送路14へ導く。
次いで、第四搬送路14に導入された原稿Sは第一搬送路11へ送り込まれる。そして原稿Sの先端がレジストセンサ19に検知されると、表面の読み取りと同様に、原稿Sの裏面の読取動作が行われる。またレジストセンサ19が原稿の先端を検知すると、再び切換爪26は図中実線位置から点線位置に移動し、反転ローラ25を正転方向に回転させる。この時、入口ローラ19と反転ローラ25は相反する方向へ回転しているが、反転ローラ25の軸上にトルクリミッタを設けることにより、入口ローラ19に従うようになっている。裏面の読取動作が終了した原稿は、再び第二搬送路12及び第三搬送路13に搬送されてスイッチバックされ、第四搬送路14から第一搬送路11へ送り込まれるが、このとき読取動作は行わない。またレジストセンサ19により原稿の先端が検知されても、切換爪26は実線位置の状態のまますることで、原稿は表面を下向きにして排紙トレイ28に排紙される。原稿後端の3回目の通過がセンサレジストセンサ19によって検知された時点で、図示しないセンサで原稿載置台2に原稿束MSを検知していたとき、次原稿の給紙動作が行われる。以下、図示しないセンサが原稿を検知しなくなるまで上述の動作を繰り返し行うことにより、原稿載置台2の原稿束MSについての両面原稿処理が終了する。
なお、本実施形態に係る複写機においては、原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、上述したような原稿搬送装置100による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、原稿搬送装置100を開いて、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにしてスキャナ101の上部の図示しないコンタクトガラス上に載せ、その後に原稿搬送装置100を閉じる。そして、スキャナ101に設けられる、光源や反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる図示しない移動読取部によってそのページの画像を読み取らせることも可能となっている。
次に、比較例となる複写機の自動原稿搬送装置について説明しておく。図19は、比較例となる自動原稿搬送装置(排紙トレイへの原稿積載枚数が少ない時)の構成を示す構成図である。図20は、比較例となる自動原稿搬送装置(排紙トレイへの原稿積載枚数が多い時)の構成を示す構成図である。なお、図19及び図20中、図2で示す部材と同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
図19及び図20に示す自動原稿搬送装置200には、排紙トレイ28上に、排出される原稿Sの飛び出しを押さえるための押さえ部材201が設置されている。この押さえ部材201は、略角柱状に形成され、シート搬送方向上流側の一端が支点201aを中心に回動可能に装置本体側に支持され、シート搬送方向下流側の他端(自由端)が原稿搬送方向下流側から原稿搬送方向上流側に向かって垂れ、他端が排紙トレイ28上に排出される原稿Sを押圧している。
しかしながら、図20に示すように、自動原稿給送装置200においては、排紙トレイ28上に積載される原稿Sの枚数が増えるにつれ、押さえ部材201が支点201aを中心に他端側が矢印A方向に持ち上げられることになる。その結果、押さえ部材201の他端と原稿Sとの間の角度θが小さくなる。この角度θがゼロに近づくほど(押さえ部材201が水平に近づくほど)、押さえ部材201が原稿Sを規制する(移動を止める)効果が小さくなってしまう。そのため、排紙トレイ28上に積載される原稿Sの枚数が増えると、新たに排紙される原稿Sは、原稿Sを搬送する出口ローラ22、排紙ローラ24等の搬送部材の搬送力によりそのまま排紙トレイ28上に留まらずに排紙トレイ28上から飛び出してしまう虞がある。
そこで、本実施形態に係る自動原稿搬送装置100は、排紙トレイ28上に積載される原稿Sの枚数が増えた場合にも、このような押さえ部材の原稿の移動を規制する機能が損なわれることがないように、後述する規制手段30を設置している。以下、本実施形態に係る自動原稿搬送装置100の特徴部となる規制手段30について詳しく説明する。図3は、押さえ部材と収納部材との構成を示す斜視図である。図4は、収納部材と押さえ部材の構成を示す要部拡大斜視図である。図5は、収納部材と押さえ部材の構成を示す側面図である。図6は、収納部材と押さえ部材の構成を示す上面図である。この規制手段30は、図2及び図6に示すように、第一規制部材たる押さえ部材32と、押さえ部材32を収納可能な第二規制部材たる収納部材31とから構成される。上記収納部材31は、略角筒状に形成され、原稿搬送方向上流側端部に支点31aを備え、支点31aを中心に矢印A方向に回動可能に装置本体側に支持される。また、収納部材31の上面には、長手方向に沿って切り欠き部31bが設けられている。
上記押さえ部材32は、収納部材31の内寸に沿って略角柱状に形成され、図中矢印B、B’方向に移動可能に収納部材31内に収納され、原稿搬送方向下流側端部(以下、先端部という)32aが排紙トレイ28上の原稿Sに当接して原稿Sを押圧する。押さえ部材32の先端部32aは、原稿Sに対しての押圧が分散されるように、角が削られて丸みを帯びている。ここで、押さえ部材32は、図中矢印B、B’方向に移動可能な状態で収納部材31に収納されることから、原稿搬送方向上流側の一端となる収納部材31の支点31aから原稿搬送方向下流側の他端となる押さえ部材32の先端部32aまでの距離は可変である。そして、押さえ部材32の上面であって原稿搬送方向上流側端部には、ストッパ部32bが突設され、収納部材31の切り欠き部31bから露出する。これにより、押さえ部材32の移動範囲は、ストッパ部32bが収納部材31の切り欠き部31bに沿って移動可能な範囲に規制され、矢印B’方向への移動はストッパ部32bが収納部材31の切り欠き部端部31cに突き当たることで規制される。
図7(a)(b)は、収納部材に押さえ部材を装着する際の様子を説明する斜視図である。図7に示すように、押さえ部材32を収納部材31に装着する際には、収納部材31の支点31aがある端部側に設けられて開口部31dに、押さえ部材32の先端部32aを矢印C方向に挿入することにより行えばよい。
次に、収納部材と押さえ部材の動作について説明する。図8〜図12は、原稿が排紙トレイに排出される際の収納部材と押さえ部材の動作を説明する構成図である。図8に示すように、原稿Sが排紙トレイ28上に排出される以前は、押さえ部材32は押さえ部材32の先端と排紙トレイ28との角度θがθ1となる状態で自重により当接している。ここで、収納部材31の回動範囲は、押さえ部材32は押さえ部材32の先端と排紙トレイ28との角度θが角度θ1以下となるように、図示しない部材により規制されている。この状態で、一枚目の原稿Saは、その先端が収納部材31又は押さえ部材32に規制されながら排紙トレイ28上に案内されることになる。そして、図9に示すように、収納部材31と押さえ部材32は、支点31aを中心に矢印A方向に逃げながら排紙ローラ22から排出される原稿Saに当接している。図10に示すように、原稿Saが排出トレイ28にスタックされると、収納部材31及び押さえ部材32は、矢印A’方向に復帰し、押さえ部材32は、原稿Saの厚み分だけ矢印B方向に移動する。すなわち、押さえ部材32は、収納部材31に収納される。続いて、図11に示すように、2枚目の原稿Sbが排出される時も、図8及び図9と同様に、2枚目の原稿Sbの先端が収納部材31又は押さえ部材32に規制されながら排紙トレイ28上に案内されることになる。このように、複数枚の原稿Sの排出が続くと、図12に示すように、排紙トレイ28上に原稿束MSがスタックされることになる。このとき、上述したように、押さえ部材32は原稿束MSの厚み分だけ、矢印B方向に移動、すなわち収納部材31に収納される。これにより、図12に示すように複数枚の原稿Sが排紙トレイ28上にスタックされているときも、押さえ部材32が排紙トレイ28上の原稿束MSに角度θ1の状態で当接することになる。つまり、図8に示すように排紙トレイ28上に原稿がないときも、また図9乃至図12のように排紙トレイ28上に原稿Sが一枚から複数枚スタックされている状態でも、押さえ部材32は排紙トレイ28又は排紙トレイ28上の原稿Sに同じ角度θ1で当接することができる。
このように、本実施形態に係る収納部材31及び押さえ部材32は、押さえ部材32が排紙トレイ28上の原稿Sに当接する角度θを、排紙トレイ28上の原稿Sの枚数に関係なく一定の角度θ1に保つことができる。これにより、排紙トレイ28上に積載される原稿Sの枚数が増えても、押さえ部材32は原稿Sの移動を同じ角度で規制でき、原稿の移動を確実に規制することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る収納部材31及び押さえ部材32は、原稿搬送方向上流側にある収納部材31の内部に、原稿搬送方向下流側にある押さえ部材32が収納される構成であることが好ましい。図13は、他の実施形態に係る原稿搬送装置の構成を示す構成図である。図14は、図13で示すX部の構成を示す部分拡大構成図である。図13及び図14に示すように、原稿搬送方向下流側にある第二押さえ部材(収納部材)34の内部に、原稿搬送方向上流側にある第一押さえ部材33が収納される構成とした場合には、第一押さえ部材33と第二押さえ部材34との間にできる段差Dに、排出される原稿Saが引っ掛かり、原稿Saが破損したりジャムが発生したりする虞がある。
次に、別の実施例となる規制手段の構成について説明する。図15は、別の実施例となる規制手段の構成を示す斜視図である。図16は、図15に示す規制手段の構成を示す側面図である。図17は、図15に示す規制手段の構成を示す上面図である。図15乃至図17に示す規制手段40は、第一押さえ部材たる押さえ部材42と、第二押さえ部材たる収納部材41とから構成される。収納部材41は、底面と上面とが解放されるようにして、断面形状が略コの字状に形成される一対の長尺部材41a、41bが向き合って立設され、原稿搬送方向上流側端部で連結されて構成される。この一対の長尺部材41a、41bの連結部には、装置本体側に支持される支点41cを備えている。また、一対の長尺部材41a、41bには、原稿搬送方向に沿って切り欠き部41d、41eがそれぞれ設けられている。押さえ部材42は、収納部材41の内寸に沿って略角柱状に形成され、図中矢印B、B‘方向に移動可能に収納部材41に収納され、収納部材41の支点41cから先端部42aまでの距離が可変に構成されている。押さえ部材42の先端部42aは、原稿Sに対して押圧が分散されるように、角が削られて丸みを帯びている。そして、押さえ部材42の両側面であって原稿搬送方向上流側端部には、収納部材41の切り欠き部41d、41eから突出可能なストッパ部42b、42cがそれぞれ設けられている。これにより、押さえ部材42の移動範囲は、ストッパ部42b、42cが収納部材41の切り欠き部41d、41eに沿って移動可能な範囲に規制され、矢印B、B’方向への移動はストッパ部42b、42cが収納部材41の切り欠き部41d、41eの端部41fに突き当たることで規制される。
このように構成される規制手段40は、上述したように、押さえ部材42が排紙トレイ28上の原稿Sを自重により押圧すると共に、排紙トレイ28上の原稿Sの厚み分だけ矢印B方向に移動、すなわち収納部材41に収納される。これにより、押さえ部材42が排紙トレイ28上の原稿Sに当接する角度θを、排紙トレイ28上の原稿Sの枚数に関係なく一定の角度θ1に保つことができるので、押さえ部材42の原稿Sの移動を規制する機能を一定に保つことができる。
次に、別の実施例となる規制手段の構成について説明する。図18は、別の実施例となる規制手段の構成を示す構成図である。図18に示す規制手段50は、第一規制部材たる押さえ部材52と、第二規制部材たる収納部材51とから構成される。収納部材51は、底面と上面とが解放されるようにして、断面形状が略コの字状に形成される一対の長尺部材51a、51bが向き合って立設され、原稿搬送方向上流側端部で連結されて構成される。この一対の長尺部材51a、51bの連結部には、装置本体側に支持される支点51cを備えている。また、一対の長尺部材51a、51bには、原稿搬送方向に沿って図示しない切り欠き部がそれぞれ設けられている。押さえ部材52は、収納部材51の内寸に沿って略角柱状に形成され、図中矢印B、B’方向に移動可能に収納部材51に収納され、収納部材51の支点51cから先端部52aまでの距離が可変に構成されている。押さえ部材52の先端部52aは、原稿Sに対して押圧が分散されるように、角が削られて丸みを帯びている。そして、押さえ部材52の両側面であって原稿搬送方向上流側端部には、収納部材51の切り欠き部から突出可能なストッパ部52b、52cがそれぞれ設けられている。これにより、押さえ部材52の移動範囲は、ストッパ部52b、52cが収納部材51の切り欠き部に沿って移動可能な範囲に規制され、矢印B、B’方向への移動はストッパ部52b、52cが長尺部材51a、51bの切り欠き部の端部に突き当たることで規制される。
ここで、図18に示す規制手段50は、収納部材51の原稿搬送方向上流側端部と押さえ部材52の原稿搬送方向上流側端部とが、弾性部材たる圧縮スプリング53により連結されている。この押さえ部材52は、矢印B’方向への移動を自重のみではなく、圧縮スプリング53の反発力を利用している。圧縮スプリング53の反発力も利用することにより、排紙トレイ28上の原稿への押圧力を増すことをできる。
このように構成される規制手段50は、上述したように、押さえ部材52が排紙トレイ28上の原稿Sを自重と圧縮スプリング53により押圧すると共に、排紙トレイ28上の原稿Sの厚み分だけ、矢印B方向に移動、すなわち収納部材51に収納される。これにより、押さえ部材52が排紙トレイ28上の原稿Sに当接する角度θを、排紙トレイ28上の原稿Sの枚数に関係なく一定の角度θ1に保つことができるので、押さえ部材42の原稿Sの移動を規制する機能を一定に保つことができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
原稿Sなどのシートを積載する原稿載置台2などのシート積載手段と、シート積載手段に積載するシートを一枚ずつ分離給送する給紙分離部1などの分離給送手段と、分離給送手段により分離給送されたシートを所定の目標箇所へ搬送する第一搬送路11、第二搬送路12、第三搬送路13、第四搬送路14などの搬送手段と、搬送手段から排出されたシートを積載する排紙トレイ28などの排出シート積載手段とを備えるシート搬送装置において、排出シート積載手段に積載される積載シートの移動を規制すべく、シート搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともにシート搬送方向下流側の他端がシートに当接する規制手段30、40、50などの規制手段を備え、規制手段は、排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離が可変である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えると、規制手段は、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を短くして、規制手段の他端と原稿シートとの間の角度を略一定に保つ。これにより、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段はシートの移動を同じ角度で規制し、シートの飛び出しを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)のシート搬送装置において、規制手段は、押さえ部材32、42、52などの第一規制部材と第一規制部材を収納可能な収納部材31、41、51などの第二規制部材とからなり、第一規制部材が第二規制部材に収納されることにより、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変える。
これによれば、第一規制部材を第二規制部材に収納するという簡易な構成により、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変えることができる。
(態様C)
(態様B)のシート搬送装置において、上記規制手段は、上記第二規制部材が上記第一規制部材に対してシート搬送方向上流側に配置される。
これによれば、第一規制部材に対してシート搬送方向上流側に配置される第二規制部材に第一規制部材が収納されるので、排紙されるシートが第一規制部材と第二規制部材との間にできる段差に引っ掛かることがない。
(態様D)
原稿シートを搬送する自動原稿搬送装置100などの原稿シート搬送手段と、原稿シート搬送手段によって搬送される原稿シートの画像を読み取る読取部61などの読取手段とを備えた画像読取装置において、上記原稿シート搬送手段として、(態様A)乃至(態様C)のいずれかの態様に記載のシート搬送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段によるシートを規制する機能が損なわれることがない。
(態様E)
記録シートを搬送する記録シート搬送手段と、記録シート搬送手段によって搬送される記録シートに画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、上記記録シート搬送手段として、(態様A)乃至(態様C)のいずれかの態様に記載のシート搬送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段によるシートを規制する機能が損なわれることがない。
(態様A)
原稿Sなどのシートを積載する原稿載置台2などのシート積載手段と、シート積載手段に積載するシートを一枚ずつ分離給送する給紙分離部1などの分離給送手段と、分離給送手段により分離給送されたシートを所定の目標箇所へ搬送する第一搬送路11、第二搬送路12、第三搬送路13、第四搬送路14などの搬送手段と、搬送手段から排出されたシートを積載する排紙トレイ28などの排出シート積載手段とを備えるシート搬送装置において、排出シート積載手段に積載される積載シートの移動を規制すべく、シート搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともにシート搬送方向下流側の他端がシートに当接する規制手段30、40、50などの規制手段を備え、規制手段は、排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離が可変である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えると、規制手段は、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を短くして、規制手段の他端と原稿シートとの間の角度を略一定に保つ。これにより、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段はシートの移動を同じ角度で規制し、シートの飛び出しを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)のシート搬送装置において、規制手段は、押さえ部材32、42、52などの第一規制部材と第一規制部材を収納可能な収納部材31、41、51などの第二規制部材とからなり、第一規制部材が第二規制部材に収納されることにより、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変える。
これによれば、第一規制部材を第二規制部材に収納するという簡易な構成により、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変えることができる。
(態様C)
(態様B)のシート搬送装置において、上記規制手段は、上記第二規制部材が上記第一規制部材に対してシート搬送方向上流側に配置される。
これによれば、第一規制部材に対してシート搬送方向上流側に配置される第二規制部材に第一規制部材が収納されるので、排紙されるシートが第一規制部材と第二規制部材との間にできる段差に引っ掛かることがない。
(態様D)
原稿シートを搬送する自動原稿搬送装置100などの原稿シート搬送手段と、原稿シート搬送手段によって搬送される原稿シートの画像を読み取る読取部61などの読取手段とを備えた画像読取装置において、上記原稿シート搬送手段として、(態様A)乃至(態様C)のいずれかの態様に記載のシート搬送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段によるシートを規制する機能が損なわれることがない。
(態様E)
記録シートを搬送する記録シート搬送手段と、記録シート搬送手段によって搬送される記録シートに画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、上記記録シート搬送手段として、(態様A)乃至(態様C)のいずれかの態様に記載のシート搬送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、排出シート積載手段上のシート枚数が増えても、規制手段によるシートを規制する機能が損なわれることがない。
なお、本実施形態では、本発明のシート搬送装置を原稿搬送装置100に用いた例で説明したが、本発明のシート搬送装置の図2乃至図18に示した構成は、画像形成装置に併設される画像形成後のシート(記録紙)の後処理を行うフィニッシャーなどの後処理装置にも適用することができる。
1 給紙分離部
2 原稿載置台
3 サイドフェンス
4 ストップ爪
5 給紙ローラ
6 給紙ベルト
7 リバースローラ
11 第一搬送路
12 第二搬送路
13 第三搬送路
14 第四搬送路
15 排紙部
28 排紙トレイ
30、40、50 規制手段
31、41、51 収納部材
32、42、52 押さえ部材
60 読取位置
61 読取部
2 原稿載置台
3 サイドフェンス
4 ストップ爪
5 給紙ローラ
6 給紙ベルト
7 リバースローラ
11 第一搬送路
12 第二搬送路
13 第三搬送路
14 第四搬送路
15 排紙部
28 排紙トレイ
30、40、50 規制手段
31、41、51 収納部材
32、42、52 押さえ部材
60 読取位置
61 読取部
Claims (5)
- シートを積載するシート積載手段と、該シート積載手段に積載するシートを一枚ずつ分離給送する分離給送手段と、該分離給送手段により分離給送されたシートを所定の目標箇所へ搬送する搬送手段と、該搬送手段から排出されたシートを積載する排出シート積載手段とを備えるシート搬送装置において、
上記排出シート積載手段に積載されるシートの移動を規制すべく、シート搬送方向上流側の一端が回動可能に支持されるとともにシート搬送方向下流側の他端が該排出シート積載手段上のシートに当接する規制手段を備え、該規制手段は、上記排出シート積載手段上のシート枚数に応じて、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離が可変であることを特徴とする。 - 請求項1のシート搬送装置において、
上記規制手段は、第一規制部材と該第一規制部材を収納可能な第二規制部材とからなり、該第一規制部材が該第二規制部材に収納されることにより、シート搬送方向上流側の一端からシート搬送方向下流側の他端までの距離を変えることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項2のシート搬送装置において、
上記規制手段は、上記第二規制部材が上記第一規制委部材に対してシート搬送方向上流側に配置されることを特徴とするシート搬送装置。 - 原稿シートを搬送する原稿シート搬送手段と、該原稿シート搬送手段によって搬送される原稿シートの画像を読み取る読取手段とを備えた画像読取装置において、
上記原稿シート搬送手段として、請求項1乃至3のいずれかの1項に記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像読取装置。 - 記録シートを搬送する記録シート搬送手段と、該記録シート搬送手段によって搬送される記録シートに画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
上記記録シート搬送手段として、請求項1乃至3のいずれかの1項に記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127461A JP2013249198A (ja) | 2012-06-04 | 2012-06-04 | シート搬送装置、並びにこれを用いる画像読取装置及び画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210349415A1 (en) * | 2020-05-07 | 2021-11-11 | Kyocera Document Solutions Inc. | Document conveyance device, document reading device and image forming apparatus |
-
2012
- 2012-06-04 JP JP2012127461A patent/JP2013249198A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210349415A1 (en) * | 2020-05-07 | 2021-11-11 | Kyocera Document Solutions Inc. | Document conveyance device, document reading device and image forming apparatus |
US11650532B2 (en) * | 2020-05-07 | 2023-05-16 | Kyocera Document Solutions Inc. | Document conveyance device, document reading device and image forming apparatus |
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