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JP2013246913A - 電池パック - Google Patents

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JP2013246913A JP2012118195A JP2012118195A JP2013246913A JP 2013246913 A JP2013246913 A JP 2013246913A JP 2012118195 A JP2012118195 A JP 2012118195A JP 2012118195 A JP2012118195 A JP 2012118195A JP 2013246913 A JP2013246913 A JP 2013246913A
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Yasuhiro Yamagami
康博 山上
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】パッケージの大型化を招くことなく、高い耐燃性を有する電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは、素電池100、PTC素子101、キャップ21を有する。キャップ21は、モールディング樹脂部であって、厚みt21が難燃UL94−V1未満の厚みである。PTC素子101は、素子部1010と、素子部1010における素子本体を包被する耐燃シート1014とを有している。耐燃シート1014は、絶縁性を有するシート材であって、難燃UL94−VTM1以上の耐燃性を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電池パックに関し、特に、外装体内に素電池とともにPTC素子などの安全部品が収納されてなる電池パックに関する。
携帯電話機などのモバイル機器や電動アシスト自転車などの車両などの電源として電池パックが用いられている。従来技術に係る電池パックの構成の一例について、図14を用い説明する。
図14に示すように、従来技術の一例としての電池パックは、コアパック90に対し、樹脂モールディングにより形成されるキャップ921と、樹脂成型品であるボトムカバー906とが接合され、素電池900の外周面と、キャップ921およびボトムカバー906の側周面の一部を覆うように外装ラベル922が被着されてなる。
コアパック90は、扁平直方体形状をした素電池900と、その封口板900aの主面に沿って配されたPTC(Positive Temperature Coefficient)素子901および回路基板902を主な構成要素として有する。安全部品としてのPTC素子901は、素電池900の封口板900aに対して絶縁板903を介して配され、負極端子900bに一方の素子リードが接続されている。そして、PTC素子901のもう一方の素子リードは、リード板904を介して回路基板902に接続されている。
また、回路基板902は、リード板905およびクラッド板907を介して、素電池900における封口板900aのX軸方向右側端部に接続されている。ここで、クラッド板907は、アルミニウム(Al)からなる封口板900aとニッケル(Ni)メッキ鋼鈑などからなるリード板905との間の良好な接合性(高い溶接強度)を確保するためのものである。
なお、キャップ921の一部には、テストポイント用ラベル923が貼着されている。これは、出荷前のテスト終了後にキャップ921の窓部から露出する回路基板902のテストポイントを隠すためのものであって、水没判定機能が付加されることもある。
特開2010−108754号公報 特開2010−146835号公報
しかしながら、従来技術に係る電池パックの構成では、UL2054−LISTED認証をクリアできるような高い耐燃性を確保することが困難であった。具体的には、電池パックに対し、より一層の小型化・軽量化が求められている現在において、例え耐燃性の材料でキャップ921を形成したとしても、UL2054−LISTED認証をクリアするために、キャップ921外面からPTC素子901までの肉厚を確保することは実質的に困難である。このため、従来技術に係る電池パックでは、小型化・軽量化をすすめながら、耐燃性に関しUL2054−LISTED規定をクリアすることは困難であった。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、パッケージの大型化を招くことなく、高い耐燃性を有する電池パックを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、次の構成を採用することとした。
本発明に係る電池パックは、素電池と、当該素電池と外部との電力流通路中に介挿され、電力流通路の開閉制御を行う安全部品と、素電池の少なくとも一部と安全部品とを少なくとも収納する外装体とを備える。本発明に係る電池パックでは、安全部品が、素子本体と当該素子本体を挟んで接合された2つの素子リード部とからなる素子部と、素子部における少なくとも素子本体の外装体側表面を包被する保護部材とからなり、保護部材が、絶縁性および耐燃性を有する材料からなる、ことを特徴とする。
本発明に係る電池パックでは、安全部品において、少なくとも素子本体の外装体側表面が保護部材で包被されている。そして、保護部材は、耐燃性(難燃性)を有するので、上記従来の電池パックよりもパッケージの大型化を抑制しながら、高い耐燃性を実現することができる。即ち、保護部材が耐燃性を有することから、電池パック全体としての耐燃性を外装体で確保しようとする場合に比べて、安全部品の表面から外装体の表面までの最も薄い部分の厚みを薄くすることが可能となる。
従って、本発明に係る電池パックは、パッケージの大型化を招くことなく、高い耐燃性を有する。
本発明に係る電池パックは、次のようなバリエーション構成を採用することもできる。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、保護部材が、シート材であって、UL94VTM試験におけるVTM−1以上の耐燃性を有する、という構成を採用することができる。このようにシート材である保護部材で安全部品を包被する構成とすれば、電池パックの製造に係る工数を低減することが可能となる。
本発明に係る電池パックは、安全部品において、素子部がその外観において対向する2面を有し、2つの素子リードのうちの一方が2面の内の一方の面側から延出し、他方がもう一方の面側から延出しており、保護部材が、2面を結ぶ方向の仮想軸を中心に、素子本体を一周以上巻回した状態で包被している、という構成を採用することもできる。このように素子部の周囲を保護部材で巻回するようにすれば、製造に係る煩雑な工程を経ることなく、確実に高い耐燃性を確保することができる。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、外装体がモールディング樹脂部であって、外装体における、保護部材(シート材)の表面からの最薄箇所が、UL94V試験におけるV−1未満の厚みである、という構成を採用することができる。これにより、パッケージの大型化抑制と耐燃性の確保とをより確実に実行することができる。逆にいえば、上記最薄箇所の厚みをUL94V試験におけるV−1以上の厚みとすることができない場合であっても、本発明に係る電池パックでは、安全部品の少なくとも一部を保護部材で包被することによって高い耐燃性(例えば、UL2054−LISTED規定をクリアできる耐燃性)を確保することができる。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、外部と安全部品との電力流通路中に、回路基板に構成された回路が介挿されており、安全部品と回路基板とが、素電池の外面の一部に沿った第1方向と当該第1方向に対して交差する第2方向の両方向における応力および衝撃力を緩和する領域を有するリード板により互いに接続されている、という構成を採用することもできる。
従来技術に係る電池パックでは、できるだけ部品点数を削減し、また、各部品のサイズも小型化が図られた結果、安全部品と回路基板との間を接続する素子リードの長さが短くなっている。このため、パッケージ外部から応力がかかったり、衝撃力がかかったりした場合、安全部品に直接的にストレスが加わり、故障する場合があった。
これに対して、本発明に係る電池パックでは、安全部品と回路基板とを接続するリード板に第1方向および第2方向の両方向における応力および衝撃力を緩和する領域が設けられているので、パッケージ外部から応力がかかったり、衝撃力がかかったりした場合にも、安全部品に直接的にストレスが加わることを抑制することができ、安全部品の故障を抑制することができる。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、素電池が、正負極端子の少なくとも一方が設けられた封口板を有し、当該封口板が素電池の外面の上記一部に該当するものであって、安全素子が封口板の主面に沿って配されており、回路基板が、平面視において短冊状をしているとともに、安全素子を挟んだ状態で封口板の主面に沿って配されている。そして、安全部品と回路基板との接続に供されているリード板は、回路基板の長手方向に延伸する延伸部と、封口板の主面に交差する方向にバネ性を有するようにコの字状に曲折された曲折部とを有し、延伸部が第1方向に応力および衝撃力を緩和する領域であり、曲折部が第2方向に応力および衝撃力を緩和する領域である、という構成を採用することができる。
ここで、リード板における延伸部は、その板厚方向への撓みを以って応力を緩和する機能を有し、曲折部は、曲折により付与されたバネ性により応力を緩和する機能を有する。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、安全部品と回路基板との接続に供されているリード板が、一枚の金属板を曲折加工して構成されている、という構成を採用することができる。これにより部品点数の増加を抑えることができ、製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明に係る電池パックは、上記構成において、素電池に対し、第2の素電池が隣接配置されており、素電池および第2の素電池が、ともに有底筒状の外装缶と、当該外装缶の開口部を塞ぐように接合された封口板とで外装が構成されており、且つ、外装缶の開口縁が封口板の外面よりも突出しており、素電池と第2の素電池との配置形態が、互いの封口板の法線方向が平行となる形態であり、素電池の封口板と第2の素電池の封口板とが、各一部に接合された第2のリード板により接続されている。そして、第2のリード板が、素電池および第2の素電池の各外装缶の突出部分を回避するように曲折加工されている、という構成を採用することもできる。
このように、各素電池における外装体の突出部分を回避するように曲折加工された第2のリード板を用いることにより、接合時におけるリード板の撓みや傾きを抑制することができ、封口板との接合状態が安定する。また、素電池の充放電サイクルに伴う素電池の膨れが生じた場合にも、曲折部分のバネ性により素電池の膨れに伴う歪を吸収することができ、リード板に対するストレスを小さく抑えることができる。このため、接合外れやクラックの発生といった問題の発生を抑制することができる。
なお、素電池間の接合について、各素電池における外装体の底面同士ではなく、封口板同士を接合することとしているので、製造時における工程の煩雑化を抑えることができる。即ち、封口板からは正極または負極の端子が突設されており、当該端子にもリード板を接合することが必要となるが、本発明のように封口板をもう一方の極の接合箇所とすることによって、同じ方向から接合作業を行うことができる。このため、外装体の底面をもう一方の極の接合箇所とする場合に比べて、製造コストの低減を図ることが可能となる。
本発明に係る電池パックは、素電池における外装缶の底壁外面と、前記第2の素電池における前記外装缶の底壁外面との間が接続されておらず、第2のリード板における曲折加工された部分が素電池における外装缶の底壁外面と、第2の素電池における外装缶の底壁外面との間が拡がりに対応する屈曲自在性を有する、という構成を採用することができる。これにより、充放電サイクルにより素電池の外装体が膨れた場合にあっても、第2のリード板にクラックなどを生じ難く、また、製造時におけるコストの低減を図ることができる。
本発明に係る電池パックは、第2のリード板が、封口板の法線方向において、クランク状に曲折加工されている、という構成を採用することができる。このような形状を採用することにより、封口板に接合した際の第2のリード板の応力を低減することができ、また、バネ性の付与により、上述のように充放電サイクルに伴う外装体の膨れが発生の場合にも、第2のリード板の接合部の外れやクラックの発生といった問題発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る電池パック1の外観構成を示す模式斜視図である。 電池パック1の構成の内、ボトムカバー106が取着されたコアパック10の外観構成を示す模式斜視図である。 コアパック10の構成を示す模式展開斜視図である。 (a)および(b)は、PTC素子101の構成を示す模式斜視図である。 PTC素子101における耐燃シート1014とキャップ21との関係を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電池パック2の外観構成を示す模式斜視図である。 電池パック2の内部構成を示す模式展開斜視図である。 (a)は、電池パック2におけるコアブロック30の外観構成を示す模式斜視図であり、(b)は、PTC素子311の構成を示す模式展開斜視図である。 コアブロック30の一部を示す模式斜視図である。 リード板304の構成を示す模式斜視図である。 コアブロック30の一部を示す模式斜視図である。 (a)は、コアブロック30における素電池300,307,310とリード板305との接続形態を示す模式側面図であり、(b)は、比較例に係るリード板805を用いた場合の素電池300,307,310への接続形態を示す模式側面図である。 コアブロック30における素電池300,307,310の底壁外面300c,307c,310c側の構成を示す模式斜視図である。 従来技術に係る電池パックの構成を示す模式展開斜視図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を用い説明する。なお、以下で示す具体例は、本発明の構成およびその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、本発明は、発明の本質とする構成部分以外について、以下の具体例に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.電池パック1の外観構成
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る電池パック1は、扁平角形の素電池の外周に被着された外装ラベル22と、モールディング樹脂部であるキャップ21とにより外装が構成されている。
キャップ21は、電池パック1におけるY軸方向左下側の端部に形成されており、3つの窓部が開口されている。各窓部からは、外部接続端子102aが露出している。なお、キャップ21の構成材料としては、例えば、PA(ポリアミド樹脂)、PC(ポリカーボネート樹脂)、PC+ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)などを採用することができる。
また、キャップ21の一部(X軸方向の左側の部分)にテストポイント用ラベル23が貼着されている。なお、テストポイント用ラベル23は、水没判定機能も有している。
なお、本実施の形態では、一例として、モールディング樹脂部であるキャップ21を採用しているが、これに限らず、例えば、予め成型されたキャップ部品や、ホットメルト成型部品などを用いることもできる。
2.コアパック10の構成
図2に示すように、コアパック10に含まれる素電池100は、X軸方向およびY軸方向の各寸法に比べて、Z軸方向の寸法が小さい、扁平角形の外観形状を有し、Y軸方向左下側の端部(封口板)に対して、PTC素子101や回路基板102が取り付けられている。
図2および図3に示すように、PTC素子101は、絶縁板103を間に介した状態で、素電池100の封口板100aに沿った状態で配されている。そして、PTC素子101と回路基板102とは、コの字状に曲折加工されたリード板104により接続されている。なお、PTC素子101のもう一方の素子リードは、素電池100の封口板100aから突設された負極端子100bに接続されている。
また、図3に示すように、素電池100における封口板100aには、そのX軸方向右側部分にクラッド板107が接合されており、当該クラッド板107に対してコの字状に曲折加工されたリード板105が接続されている。リード板105の他端部は、回路基板102に接続されている。
図3に示すように、素電池100に対しては、その底壁外面100cとX軸方向右側の側壁外面100dを覆うように、平面視でL字状をしたボトムカバー106が取り付けられている。
図2に戻って、回路基板102には、3つの外部接続端子102aが設けられており、各々が上記のようにキャップ21の窓部から露出する。また、回路基板102には、テストポイント102bが設けられており、出荷前のテストが終了した後、上記のように、テストポイント用ラベル23で覆われる。
なお、本実施の形態では、安全部品の一例としてPTC素子101を採用しているが、これに限らず、例えば、ブレーカー素子、温度ヒューズ素子、電流ヒューズ素子などを採用することもできる。
3.PTC素子101の構成
図4(a)に示すように、本実施の形態に係る電池パック1では、PTC素子101が素子部1010と、その一部を包被する耐燃シート1014との組み合わせを以って構成されている。素子部1010は、扁平な直方体形状を有する素子本体部1011と、素子本体部1011をY軸方向に挟み、素子本体部1011のX軸方向の両側に延出された素子リード1012,1013とから構成されている。
耐燃シート1014は、UL94VTM試験におけるVTM−1以上の耐燃性を有する。具体的に、本実施の形態に係る耐燃シート1014は、UL難燃グレードがVTM−0グレード認証のシート材であって、例えば、ポリアミド系の樹脂を構成材料とし、0.025[mm]〜0.05[mm]の範囲の厚みを有する。
なお、耐燃シート1014の構成材料については、ポリアミド系の樹脂以外に、ポリイミド系あるいはポリエステル系の樹脂などを用いることもできる。また、UL難燃グレードについては、上記のように、少なくともVTM−1グレード以上であればよい。
図4(a)に示すように、素子部1010の素子本体1011に対する耐燃シート1014は、素子リード1012,1013が延出する方向の軸(X軸)を中心とし、一周以上巻回され、一部でオーバーラップを有する。図4(b)に示すように、耐燃シート1014で巻回された状態では、素子リード1012,1013がX軸方向の両側に向けて延出された状態となる。
4.効果
本実施の形態に係る電池パック1では、安全部品であるPTC素子101において、素子部1010における素子本体の外表面が保護部材である耐燃シート1014で包被されている。
耐燃シート1014は、上記のように高い耐燃性(難燃性)を有するので、上記従来の電池パックよりもパッケージの大型化を抑制しながら、高い耐燃性を実現することができる。即ち、PTC素子101における素子本体1011を高い耐燃性(難燃性)を有する耐燃シート1014で包被しているので、同じ耐燃性をキャップ21だけで確保しようとする場合に比べて、PTC素子101の表面からキャップ21の表面までの最も薄い部分の厚みt21(矢印A部分)を薄くすることが可能となる。
従って、本発明に係る電池パックは、パッケージの大型化を招くことなく、高い耐燃性を有する。
また、本実施の形態では、耐燃シート1014として厚みが0.025[mm]〜0.05[mm]と非常に薄く、柔軟性に優れたシート材を用いているので、容易に素子本体1011の周囲を巻回することができる。
ここで、素子本体1011の外周を、耐燃シート1014の代わりに断熱シートで覆うという構成を考えた場合、素子本体1011の外周を包被することは実質的に困難である。即ち、断熱シートには、例えば、セラミックスやガラスウォールなどの材料が用いられるが、これらの材料からなるシートは、厚みを同じくした場合にも耐燃シートと比べて柔軟性が低い。このため、耐燃シート1014の代わりに断熱シートを用いようとしても、例え、厚みの薄いシート材を採用した場合にも、素子本体1011の外周を包被することは実質的に不可能であると考えられる。よって、断熱シートを用いても、パッケージの小型化・軽量化を図りながら、高い耐燃性を確保することは困難である。
なお、本実施の形態では、耐燃シート1014として、UL94VTM試験におけるVTM−1以上の耐燃性を有するシート材を用いることとしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。即ち、キャップ21と耐燃シート1014とで、要求される耐燃性(例えば、UL2054−LISTED規定をクリアできる耐燃性)を確保することができればよい。このため、キャップ21における厚みt21との関係で必要とされる耐燃性のグレードのシート材を用いればよい。
[実施の形態2]
1.電池パック2の外観構成
図6に示すように、本発明の実施の形態に係る電池パック2は、有底角筒状の外装ケース41と板状の外装ケース42とで外装が構成されている。Z軸方向下側の外装ケース41には、そのY軸方向左側の側壁に3つの窓部が開設され、各窓部からは外部接続端子302aが露出している。
また、外装ケース41には、テストポイント用ラベル43が貼着されており、テストポイント用ラベル43が水没判定機能を有する点は、上記同様である。
2.電池パック2の内部構成
本実施の形態に係る電池パック2では、外装ケース41と外装ケース42とで構成される外装内に、3つの素電池300,307,310が収納されている。3つの素電池300,307,310は、同じ扁平角形の外観形状を有し、例えば、リチウムイオン電池である。各素電池300,307,310間には、スペーサ303が介挿されており、素電池310と外装ケース41の底壁内面との間には、両面粘着テープ314が介挿されている。
各素電池300,307,310の封口板300a,307a,310aからは負極端子300b,307b,310bが突設されており、各々にPTC素子301,308,311が接続されている。素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aとPTC素子301,308,311との間には、絶縁板303が介挿されており、負極端子300b,307b,310bとPTC素子301,308,311との接続は、絶縁板303に開設された窓部を通しなされている。
PTC素子301,308,311の各々における素子リード同士は、リード板304により接続され、リード板304は、回路基板302の導電ランド(図示を省略)に接続されている。
一方、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aには、クラッド板306,309,312が接合されており、これらクラッド板306,309,312は、リード板305を介して回路基板302の導電ランド(図示を省略)に接続されている。回路基板302には、外部接続端子302aの他、テストポイント302bが設けられている。
電池パック2は、上記のような、素電池300,307,310およびPTC素子301,308,311および回路基板302などを構成要素とするコアブロック30が、Z軸方向下側の外装ケース41の内部空間41aに収納され、開口が外装ケース42で封口された構成となっている。なお、電池パック2においても、外装ケース41のY軸方向左側の側壁外面に対し、テストポイント用ラベル43が貼着される。
3.コアブロック30の構成
図8(a)に示すように、コアブロック30は、3つの素電池300,307,310がその厚み方向(Z軸方向)に積層されており、Y軸方向の左手前側の各封口板300a,307a,310a(図7を参照)にPTC素子301,308,311が配されている。
各PTC素子301,308,311は、X軸方向右側に向けて延設されており、右端部分でリード板304に接続されている。リード板304は、曲折により折り返され、X軸方向の左側に少し戻った箇所で回路基板302に接続されている。
素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310a同士は、X軸方向左端部分でリード板305により接続されている。
4.PTC素子301,308,311の構成
PTC素子301,308,311の構成について、図8(a)の矢印B部分に示すPTC素子311を一例に説明する。
図8(b)に示すように、本実施の形態に係る電池パック2においても、上記実施の形態1と同様に、PTC素子311は、素子本体3111と素子リード3112,3113とからなる素子部3110、素子部3110における素子本体3111の外周を包被する耐燃シート3114で構成されている。
耐燃シート3114は、上記実施の形態1と同様に、UL94VTM試験におけるVTM−1以上の耐燃性を有する。具体的に、本実施の形態に係る耐燃シート3114についても、UL難燃グレードがVTM−0グレード認証のシート材であって、例えば、ポリアミド系の樹脂を構成材料とし、0.025[mm]〜0.05[mm]の範囲の厚みを有する。
耐燃シート3114の構成材料についても、上記同様に、ポリイミド系あるいはポリエステル系の樹脂などを用いることもできる。また、UL難燃グレードについては、上記のように、少なくともVTM−1グレード以上であればよい。
図8(b)に示すように、素子部3110の素子本体3111に対する耐燃シート3114は、素子リード3112,3113が延出する方向の軸(X軸)を中心とし、一周以上巻回され、一部でオーバーラップを有する。
なお、PTC素子308,311についても、同様の構成を有する。
以上の構成により、本実施の形態に係る電池パック2においても、パッケージの大型化や重量の増加を抑制しながら、高い耐燃性を実現することができる。
5.リード板304を具備することによる効果
(1)従来技術とその問題点
従来技術に係る電池パックにおいても、PTC素子などの安全部品と回路基板との間は、リード板の介挿により接続されているが、電池パックの使用時における外部応力や衝撃力などにより安全部品にストレスが直接加わり、故障の原因となっている。具体的には、電池パックの使用時において、ケース内で素電池が動く場合があり、その際の応力が安全部品の素子本体に直接加わり、安全部品の故障に繋がる場合がある。特に、電池パックの小型化・軽量化に伴い、間に介挿されるリード板のサイズが小型化され、これに伴い応力および衝撃力が安全部品に直接掛り易い構成となってきている。
(2)本実施の形態
図9に示すように、本実施の形態に係る電池パック2では、安全部品であるPTC素子301,308,311と回路基板302との間を接続するリード板304に矢印Cおよび矢印Dの両方向における応力および衝撃力を緩和する領域が設けられている。
具体的に、図10に示すように、リード板304は、各PTC素子301,308,311の素子リードが接続される素子接続部304aと、回路基板302の長手方向に延伸する延伸部304bと、封口板300a,307a,310aの主面に交差する方向(Y軸方向)にバネ性を有するようにコの字状に曲折された曲折部304cとを有し、延伸部304bが矢印Fの方向に応力および衝撃力を緩和する領域であり、曲折部304cが矢印Eの方向に応力および衝撃力を緩和する領域となっている。リード板304における延伸部304bは、その板厚方向への撓みを以って応力および衝撃力を緩和する機能を有し、曲折部304cは、曲折により付与されたバネ性により応力および衝撃力を緩和する機能を有する。
以上のような構成のリード板304を採用することにより、本実施の形態に係る電池パック2では、パッケージ外部から応力がかかったり、衝撃力がかかったりした場合にも、安全部品であるPTC素子301,308,311に直接的にストレスが加わることを抑制することができ、素子の故障を抑制することができる。
なお、本実施の形態に係る電池パック2では、延伸部304bの延伸長さが7[mm]〜14[mm]程度確保されており、これにより外部からの応力や衝撃力に対して十分な耐性が付与されている。
また、本実施の形態に係る電池パック2では、リード板304が、一枚の金属板を曲折加工して構成されており、板厚は、例えば、0.1[mm]〜0.2[mm]程度である。これにより十分なバネ性を付与しながら、製造コストの上昇を抑えることができる。
ここで、本実施の形態では、PTC素子301,308,311の各素子本体3111,・・を耐燃シート3114,・・で包被する構成とともに、図9および図10に示すリード板304を具備する構成を示したが、リード板304を具備することにより奏される上記効果については、PTC素子301,308,311の構成とは切り離して考えることができる。即ち、PTC素子301,308,311における各素子本体3111,・・を耐燃シート3114,・・で包被しなくても、リード板304を具備することにより、パッケージ外部から応力がかかったり、衝撃力がかかったりした場合にも、安全部品であるPTC素子301,308,311に直接的にストレスが加わることを抑制することができ、素子の故障を抑制することができる。
6.リード板305の構成とこれにより奏される効果
図11に示すように、リード板305は、Y軸方向に凹凸を有するように曲折加工されてなる。これは、次のような理由からである。
各素電池300,307,310は、有底筒状の外装缶の開口を塞ぐように封口板300a,307a,310aが接合されて外装が構成されている。そして、図11に示すように、各外装缶の開口縁と封口板300a,307a,310aの外面との間には、段差がある。段差は、例えば、0.2[mm]程度である。
本実施の形態に係る電池パック2では、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310a間を接続するリード板305が、外装缶における開口縁が突出した部分を避けるようにY軸方向に曲折加工されている。
このような形態のリード板305を具備することにより、各素電池300,307,310の封口板300a,307a,310aとリード板305とが面で接触することになり、当該接触部分で接合されているので、封口板300a,307a,310aとリード板305との接合箇所に歪が残留し難く、溶接外れなどの不具合を生じ難い。
また、リード板305は、その曲折加工によりZ軸方向におけるバネ性が付与され、素電池300,307,310の相互の間隔が矢印Gの方向に拡がろうとした場合にも、リード板305はそのバネ性により溶接外れなどの不具合の発生を回避可能である。
具体的には、図12(a)に示すように、素電池300,307,310の各外装缶の開口縁300e,307e,310eと封口板300a,307a,310aとの間には段差があり、矢印H1,H2の部分を避けることができるように、リード板305にY軸方向右向きに凹んだ部分(凹部305f,305g)が設けられている(矢印I1,I2)。なお、リード板305においては、コの字状に曲折加工された曲折部305eを介して、回路基板302との接続に供される接続部305dが形成されている。
以上のような構成を採用することにより、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aに対して、リード板305の各接続部305a,305b,305cは略面接触することになり、当該面接触された状態で溶接接合される。よって、リード板305の各接合部305a,305b,305cの周囲に大きな残留歪が残ることはなく、溶接の不具合を生じ難い。また、素電池300,307,310の相互の間隔が拡がろうとした場合にも、曲折部305f,305gのバネ性により、溶接外れを生じ難い。
一方、図12(b)に示すように、曲折加工がされていないリード板805を用いる場合には、接続部805aの3箇所で、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aに接続されることになる。このとき、各素電池300,307,310の外装缶における開口縁300e,307e,310eが、リード板805の対応する部分に当接し、さらに撓んだ状態で各箇所の溶接がなされることになる(矢印J1,J2と矢印K1,K2)。
このように、図12(b)に示す比較例では、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aに接合した状態でのリード板805に歪が残り、溶接状態が不安定となる。よって、素電池300,307,310との接合が外れてしまう事態も考えられ、問題を有する。
また、図12(b)に示す比較例では、リード板805において、素電池300,307,310の各封口板300a,307a,310aとの接合に係る箇所の周辺に歪が残留し、当該歪は曲折部805eや接続部805dにも波及することも考えられる。このため、回路基板との接合などに際しても、その寸法精度が低下するおそれがある。
以上のように、リード板305を採用する本実施の形態に係る電池パック2では、リード板305の撓みを低減した状態で封口板300a,307a,310aへの接合が可能となり、電池パック2に使用時においても溶接外れなどの問題を生じ難い。
また、溶接に起因する歪を軽減できるので、回路基板302などとの接合に係る寸法精度も高く維持することができる。
ここで、本実施の形態では、PTC素子301,308,311の各素子本体3111,・・を耐燃シート3114,・・で包被する構成とともに、図11および図12(a)に示すリード板305を具備する構成を示したが、リード板305を具備することにより奏される上記効果については、PTC素子301,308,311の構成とは切り離して考えることができる。
また、同様に、各PTC素子301,308,311に接続されるリード板304との関係においても、切り離して考えることができる。即ち、リード板305の構成を採用することを以って、上記効果を奏することが可能である。
7.リード板305の接続箇所とその効果
図11に示すように、本実施の形態に係る電池パック2では、素電池300,307,310の各正極端子同士の接続に、各封口板300a,307a,310a同士をリード板305で接合することにより行っている。このため、図13に示すように、各素電池300,307,310の底壁外面300c,307c,310c同士は接合されていない。このため、正極同士の接続に関し、素電池300,307,310の各底壁外面300c,307c,310c同士を接合する場合に比べて、リード板接合のための製造コストを低減することができる。即ち、素電池300,307,310の正極同士の接続に際し、各素電池300,307,310の底壁外面300c,307c,310c同士を接合する場合には、PTC素子301,308,311や回路基板302などの取り付け工程に対して、素電池300,307,310をZ軸を中心に回転させることが必要となり、そのための装置も必要となる。このため、このような構成を採用するとした場合には、製造コストの上昇を招くことになる。
[その他の事項]
上記実施の形態1,2では、素電池100,300,307,310について、扁平角形の外観形状を有する電池を採用したが、本発明では、素電池の外観形状について、これに限定を受けるものではない。例えば、円筒形の外観形状を有する素電池であってもよいし、金属ラミネートシートを用い外装体が形成された形態の電池を用いてもよい。
また、素電池の種類については、特に限定を受けるものではなく、例えば、リチウムイオン電池などの非水電解質電池や、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などのアルカリ電池などを採用することも可能である。
また、上記実施の形態1では、一つの素電池100を備え、上記実施の形態2では、3つの素電池300,307,310を備える構成を一例として採用したが、電池パックに具備される素電池の数は、これに限定されるものではない。例えば、2つの素電池を具備する構成とすることもでき、4つ以上の素電池を具備する構成とすることもできる。
また、上記実施の形態1では、キャップ21をモールディング樹脂部とし、上記実施の形態2では、予め成形された外装ケース41,42で外装を構成することとした。しかし、本発明において、外装の構成について、これに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態2の外装ケース41,42の代わりにモールディング樹脂で外装を構成することとしてもよいし、逆に、上記実施の形態1のキャップ21の代わりに、予め成形された樹脂部品やホットメルト成型部品で外装を構成することとしてもよい。
また、上記実施の形態1,2では、PTC素子101,301,308,311において、耐燃シート1014,3114で素子本体1011,3111を一周以上包被することとしたが、包皮の形態については、これに限定を受けるものではない。例えば、素子本体1011,3111の少なくとも外側表面を覆うように配すればよい。
また、上記実施の形態1,2では、安全部品の一例としてPTC素子101,301,308,311を採用したが、本発明では、これに限定を受けるものではない。例えば、NTC(Negative Temperature Coefficient)素子や、ブレーカー素子、温度ヒューズ素子、電流ヒューズ素子などを安全素子として採用することもできる。その場合においても、耐燃シートで素子本体を包被することで、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態2では、リード板304について、矢印Fの方向での応力については、延伸部304bの撓みにより吸収を図ることとしたが(図10を参照)、曲折部304cと同様の構成を、矢印Fの方向の応力対策として設けることもできる。また、応力や衝撃力を吸収するための曲折構成については、必ずしもコの字状とする必要はなく、例えば、アコーディオン状に曲折することとしてもよい。この場合にもバネ性を付与することができ、応力や衝撃力を十分に吸収することで、安全部品の素子本体への直接的なストレスを軽減することが可能となる。
本発明は、高い安全性を有し、携帯電話機などを始めとするモバイル機器や、電動アシスト自転車などの車両などの電源として好適な電池パックを実現するのに有用である。
1,2.電池パック
10.コアパック
21.キャップ
22.外装ラベル
23,43.テストポイント用ラベル
30.コアブロック
41,42.外装ケース
100,300,307,310.素電池
101,301,308,311.PTC素子
102,302.回路基板
103,303.絶縁板
104,105,304,305.リード板
106.ボトムカバー
107,306,309,312.クラッド板
313.スペーサ
314.両面粘着テープ
1010,3110.素子部
1011,3111.素子本体
1012,1013,3112,3113.素子リード
1014,3114.耐燃シート

Claims (10)

  1. 素電池と、当該素電池と外部との電力流通路中に介挿され、前記電力流通路の開閉制御を行う安全部品と、前記素電池の少なくとも一部と前記安全部品とを少なくとも収納する外装体とを備え、
    前記安全部品は、素子本体と当該素子本体を挟んで接合された2つの素子リード部とからなる素子部と、前記素子部における少なくとも前記素子本体の前記外装体側表面を包被する保護部材とからなり、
    前記保護部材は、絶縁性および耐燃性を有する材料からなる
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 前記保護部材は、シート材であって、UL94VTM試験におけるVTM−1以上の耐燃性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記安全部品では、前記素子部がその外観において対向する2面を有し、前記2つの素子リードのうちの一方が前記2面の内の一方の面側から延出し、他方がもう一方の面側から延出しており、
    前記保護部材は、前記2面を結ぶ方向の仮想軸を中心に、前記素子本体を一周以上巻回した状態で包被している
    ことを特徴とする請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記外装体は、モールディング樹脂部であって、
    前記外装体における前記シートの表面からの最薄箇所が、UL94V試験におけるV−1未満の厚みである
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電池パック。
  5. 外部と前記安全部品との電力流通路中には、回路基板に構成された回路が介挿されており、
    前記安全部品と前記回路基板とは、前記素電池の外面の一部に沿った第1方向と当該第1方向に対して交差する第2方向の両方向における応力を緩和する領域を有するリード板により互いに接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の電池パック。
  6. 前記素電池には、正負極端子の少なくとも一方が設けられた封口板を有し、当該封口板が前記素電池の外面の一部に該当するものであって、
    前記安全素子は、前記封口板の主面に沿って配されており、
    前記回路基板は、平面視において短冊状をしているとともに、前記安全素子を挟んだ状態で前記封口板の主面に沿って配されており、
    前記安全部品と前記回路基板との接続に供されている前記リード板は、前記回路基板の長手方向に延伸する延伸部と、前記封口板の主面に交差する方向にバネ性を有するようにコの字状に曲折された曲折部とを有し、
    前記延伸部が前記第1方向に応力および衝撃力を緩和する領域であり、前記曲折部が前記第2方向に応力および衝撃力を緩和する領域である
    ことを特徴とする請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記安全部品と前記回路基板との接続に供されている前記リード板は、一枚の金属板を曲折加工して構成されている
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電池パック。
  8. 前記素電池に対しては、第2の素電池が隣接配置されており、
    前記素電池および前記第2の素電池は、ともに有底筒状の外装缶と、当該外装缶の開口部を塞ぐように接合された封口板とで外装が構成されており、且つ、前記外装缶の開口縁が前記封口板の外面よりも突出しており、
    前記素電池と前記第2の素電池との配置形態は、互いの封口板の法線方向が平行となる形態であり、
    前記素電池の前記封口板と前記第2の素電池の前記封口板とは、各一部に接合された第2のリード板により接続されており、
    前記第2のリード板は、前記素電池および前記第2の素電池の各外装缶の前記突出部分を回避するように曲折加工されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の電池パック。
  9. 前記素電池における前記外装缶の底壁外面と、前記第2の素電池における前記外装缶の底壁外面との間は、接続されておらず、
    前記第2のリード板における前記曲折加工された部分は、前記素電池における前記外装缶の底壁外面と、前記第2の素電池における前記外装缶の底壁外面との間が拡がりに対応する屈曲自在性を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電池パック。
  10. 前記第2のリード板は、前記封口板の法線方向において、クランク状に曲折加工されている
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の電池パック。
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