JP2013236234A - 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理後のデータを画像に加えたデータを作成する際の効率性を向上させる。
【解決手段】画像から二値画像を生成する生成手段と、生成手段で生成された二値画像と二値画像の生成元の画像とを圧縮する圧縮手段と、圧縮手段で圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する外部装置に送信する送信手段と、送信手段で送信した二値画像に対して画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を外部装置から受信する受信手段と、受信手段で受信した所定の画像処理が施された二値画像の情報と、圧縮手段で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成手段とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】画像から二値画像を生成する生成手段と、生成手段で生成された二値画像と二値画像の生成元の画像とを圧縮する圧縮手段と、圧縮手段で圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する外部装置に送信する送信手段と、送信手段で送信した二値画像に対して画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を外部装置から受信する受信手段と、受信手段で受信した所定の画像処理が施された二値画像の情報と、圧縮手段で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成手段とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像を処理する画像処理装置、画像処理システム及びプログラムに関する。
従来、カラー画像を読み取ってOCR(Optical Character Recognition)処理する装置において、1枚のカラー画像から白黒二値画像を生成して、白黒二値画像に対して処理を行っていた。
例えば、原画像を二値画像とカラー画像とに分離し、画像処理(例えば圧縮)をしたカラー画像と、二値画像に対してOCR処理を施した結果とを合成する技術がある(例えば特許文献1参照)。
ここで、従来の画像処理装置(例えばMFP(Multifunction Peripheral))には、スキャンした原画像にOCR(文字認識)処理を施し、原画像を圧縮したデータに文字認識後の文字データのレイヤを加え、特定のファイルフォーマットでラップしてファイルとして出力する機能がある。
典型的なファイルフォーマットはPDFであり,この場合のファイルはサーチャブルPDFと呼ばれることが多い。以降では、簡単のためこのファイルを「OCR_PDF」とも呼ぶ。
OCR_PDFの作成及びユーザへの送信過程については、従来技術にもあるように、以下の手順が実行される。
(A1)カラーの原画像から二値画像を生成
(A2)カラー画像を圧縮
(A3)二値画像に対してOCR処理
(A4)圧縮したカラー画像と、OCR処理結果とをファイルフォーマットでラップしてOCR_PDFを生成
(A5)OCR_PDFをユーザのPC(Personal Computer)に転送
つまり、上記処理は、主に以下の3つの処理を含む。
・原画像の圧縮
・OCR処理
・ファイルフォーマットのラップ処理
この3つの処理時間の比は次の通りである。
ファイルフォーマットラップ処理<原画像の圧縮<<OCR処理
OCR処理は、一般的な画像処理と比べて処理負荷が大きいため、OCR_PDFを作成するのに、OCR処理の処理時間が支配的になってしまう。
(A1)カラーの原画像から二値画像を生成
(A2)カラー画像を圧縮
(A3)二値画像に対してOCR処理
(A4)圧縮したカラー画像と、OCR処理結果とをファイルフォーマットでラップしてOCR_PDFを生成
(A5)OCR_PDFをユーザのPC(Personal Computer)に転送
つまり、上記処理は、主に以下の3つの処理を含む。
・原画像の圧縮
・OCR処理
・ファイルフォーマットのラップ処理
この3つの処理時間の比は次の通りである。
ファイルフォーマットラップ処理<原画像の圧縮<<OCR処理
OCR処理は、一般的な画像処理と比べて処理負荷が大きいため、OCR_PDFを作成するのに、OCR処理の処理時間が支配的になってしまう。
そのため、MFPではなく、ネットワーク上のサーバなどを用いてOCR処理を行い、OCR処理時間を削減することができる。また、サーバでは、OCR処理に限らず、処理負荷が大きい画像処理を行わせてもよい。
このとき、サーバで処理負荷が大きい画像処理を行わせる場合、サーバに余計な処理をさせない、テータ転送量を考慮する、など画像処理後のデータを画像に加えたデータ(例えばOCR_PDF)を効率良く作成することが要求される。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像処理後のデータを画像に加えたデータを作成する際の効率性を向上させることができる画像処理装置、画像処理システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の画像処理装置は、画像から二値画像を生成する生成手段と、前記生成手段で生成された二値画像と該二値画像の生成元の画像とを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段で圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する外部装置に送信する送信手段と、前記送信手段で送信した二値画像に対して前記画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を前記外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記所定の画像処理が施された二値画像の情報と、前記圧縮手段で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成手段とを備える。
本発明によれば、画像処理後のデータを画像に加えたデータを作成する際の効率性を向上させることができる。
まず、処理負荷が大きい画像処理を、MFPではなく、処理能力の高いサーバに処理させる場合の典型例について説明する。この典型例の処理手順は以下の通りである。なお、以降では、画像処理としてOCRを例に説明するが、この限りではない。
(B1)MFPが、カラーの原画像をスキャンし、スキャンされたカラー画像を圧縮
(B2)MFPが、圧縮後のカラー画像をサーバに送信
(B3)サーバが、圧縮されたカラー画像を伸長し、二値画像を生成
(B4)サーバが、二値画像にOCR処理を施す
(B5)サーバが、伸長後のカラー画像を圧縮
(B6)サーバが、圧縮後のカラー画像とOCR結果とをファイルフォーマットでラップしてOCR_PDFを生成
(B7)サーバが、OCR_PDFをユーザのPCに送信
しかし、上記の典型例には、次の4つの問題点がある。
・(B1)において、OCR対象の二値画像を精度良く生成するために、その原画像のカラー画像をなるべく低い圧縮率で圧縮する必要がある。圧縮率が低ければ低いほど、圧縮後のデータサイズは大きくなる。
・(B2)において、(B1)の結果、サーバに転送するデータ量が多くなる。
・(B3)において、二値画像生成のために、圧縮されたカラー画像を伸長する必要がある。
・(B5)において、OCR_PDFのファイルサイズを実用的な小ささにするために、カラー画像の再度の圧縮が必要となる。(B2)で圧縮されたカラー画像自体は、OCR_PDFで使えない場合が多い。
(B1)MFPが、カラーの原画像をスキャンし、スキャンされたカラー画像を圧縮
(B2)MFPが、圧縮後のカラー画像をサーバに送信
(B3)サーバが、圧縮されたカラー画像を伸長し、二値画像を生成
(B4)サーバが、二値画像にOCR処理を施す
(B5)サーバが、伸長後のカラー画像を圧縮
(B6)サーバが、圧縮後のカラー画像とOCR結果とをファイルフォーマットでラップしてOCR_PDFを生成
(B7)サーバが、OCR_PDFをユーザのPCに送信
しかし、上記の典型例には、次の4つの問題点がある。
・(B1)において、OCR対象の二値画像を精度良く生成するために、その原画像のカラー画像をなるべく低い圧縮率で圧縮する必要がある。圧縮率が低ければ低いほど、圧縮後のデータサイズは大きくなる。
・(B2)において、(B1)の結果、サーバに転送するデータ量が多くなる。
・(B3)において、二値画像生成のために、圧縮されたカラー画像を伸長する必要がある。
・(B5)において、OCR_PDFのファイルサイズを実用的な小ささにするために、カラー画像の再度の圧縮が必要となる。(B2)で圧縮されたカラー画像自体は、OCR_PDFで使えない場合が多い。
そこで、上記の問題点を解消し、画像処理後のデータを画像に加えたデータ(例えばOCR_PDF)を生成する処理を効率良く行う各実施例について、以下、図面に基づいて説明する。
[実施例1]
<システム>
図1は、実施例1における画像処理システムの一例を示す図である。図1に示す画像処理システム1は、画像処理装置(例えばMFP)10、PC20、サーバ20、及びサーバ40等を有する。接続されるサーバの数は、2つに限られず、1つや3つ以上であってもよい。
<システム>
図1は、実施例1における画像処理システムの一例を示す図である。図1に示す画像処理システム1は、画像処理装置(例えばMFP)10、PC20、サーバ20、及びサーバ40等を有する。接続されるサーバの数は、2つに限られず、1つや3つ以上であってもよい。
画像処理装置10は、原稿をスキャナにより読み取ってカラーの画像を生成する。画像処理装置10は、カラー画像から白黒の二値画像を生成し、二値画像を例えばサーバ20に送信する。このとき、二値画像が複数のページを有する場合は、ページ毎に異なるサーバに送信してもよい。
画像処理装置10は、二値画像に対してOCR処理が実行された処理結果の情報をサーバ20から受信する。画像処理装置10は、受信した処理結果の情報と、圧縮したカラー画像とを合成し、画像ファイルを生成する。画像処理装置10は、画像ファイルをユーザのPC20に送信してもよい。
サーバ20、30は、例えば処理能力の高い情報処理装置であり、処理負荷が大きい画像処理を実行することができる。ここでの画像処理は、例えばOCR処理などである。サーバ20、30は、画像処理装置10から受信した二値画像を伸長し、伸長後の二値画像に対してOCR処理を施す。サーバ20、30は、OCR後のデータを画像処理装置10に送信する。次に、各装置の詳細について説明する。
<ハードウェア>
図2は、実施例1における画像処理装置10のハードウェアの一例を示すブロック図である。図2に示す例では、画像処理装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。画像処理装置10は、例えば複合機等である。
図2は、実施例1における画像処理装置10のハードウェアの一例を示すブロック図である。図2に示す例では、画像処理装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。画像処理装置10は、例えば複合機等である。
コントローラ11は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、HDD(Hard Disk Drive)114、及びNVRAM(Non Volatile RAM)115等を有する。
ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。また、RAM112は、例えばスキャナ12により読み取られた画像や、圧縮された画像を記憶したり、OCR後のデータ(例えばテキストデータ)を記憶したりする。
CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、上述した機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。NVRAM115には、各種の設定情報等が記憶される。
スキャナ12は、原稿から原画像を読み取るためのハードウェアである。例えば原画像は、カラーの画像データである。プリンタ13は、印刷データを印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。
操作パネル15は、ユーザからの入力の受け付けを行うためのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段等を備えたハードウェアである。ネットワークインタフェース16は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない)に接続するためのハードウェアである。ネットワークインタフェース16は、データの送受信を行う各サーバやユーザのPC20のアドレスを保持する。
SDカードスロット17は、SDカード80に記憶されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像処理装置10では、ROM113に記憶されたプログラムだけでなく、SDカード80に記憶されたプログラムもRAM112にロードされ、実行されうる。
なお、他の記録媒体(例えば、CD−ROM又はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等)によってSDカード80が代替されてもよい。すなわち、SDカード80の位置付けに相当する記録媒体の種類は、所定のものに限定されない。この場合、SDカードスロット17は、記録媒体の種類に応じたハードウェアによって代替されればよい。
図3は、実施例1におけるサーバ30のハードウェアの一例を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ30は、CPU31、RAM32、ROM33、HDD34、ネットワークインタフェース35、表示部36、及び外部記録装置I/F部37等を有する。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
ROM33には、各種のプログラム(例えばOCR処理プログラム)やプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。また、ROM33は、例えば認識辞書メモリを有し、OCR処理で使用する認識辞書データを記憶する。
RAM32は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。また、RAM32には、例えばOCR後のデータ(例えばテキストデータ)や画像処理装置10から受信したデータを記憶したりする。
CPU31は、RAM32にロードされたプログラムを処理することにより、上述した機能を実現する。HDD34には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。
ネットワークインタフェース35は、ネットワークを介して接続された通信機能を有する機器とサーバ30とのインターフェースである。ネットワークは、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。ネットワークインタフェース35は、データの送受信を行う画像処理装置10のアドレスを保持する。
表示部36は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU31から入力される表示データに応じた表示が行われる。
外部記録装置I/F部37は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体38(例えば、フラッシュメモリなど)とサーバ30とのインターフェースである。
また、記録媒体38に、所定のプログラムを格納し、この記録媒体38に格納されたプログラムは外部記録装置I/F部37を介してサーバ30にインストールされ、インストールされた所定のプログラムはサーバ30により実行可能となる。
また、サーバ40やPC20は、サーバ30と同様のハードウェアを有するため、その説明を省略する。
<機能>
次に、画像処理装置10の機能について説明する。図4は、実施例1における画像処理装置10の機能の一例を示すブロック図である。画像処理措置10は、二値画像生成手段201、圧縮手段203、指定手段205、送信手段207、受信手段209、及びファイル生成手段211を有する。なお、図示しないが、画像処理装置10は、MFPとしての一般的な機能も有する。
次に、画像処理装置10の機能について説明する。図4は、実施例1における画像処理装置10の機能の一例を示すブロック図である。画像処理措置10は、二値画像生成手段201、圧縮手段203、指定手段205、送信手段207、受信手段209、及びファイル生成手段211を有する。なお、図示しないが、画像処理装置10は、MFPとしての一般的な機能も有する。
また、二値画像生成手段201、圧縮手段203、指定手段205、ファイル生成手段211は、例えばCPU111やワークメモリとしてのRAM112などにより実現されうる。また、送信手段207や受信手段209は、例えばネットワークインタフェース16などにより実現されうる。
二値画像生成手段201は、スキャナ12により読み取られた画像から二値画像を生成する。例えば、読み取られた画像はカラー画像(以下、原画像とも呼ぶ)であり、二値画像は白黒の二値画像である。二値画像生成手段201は、原画像と、生成した二値画像とを圧縮手段203に出力する。
圧縮手段203は、二値画像生成手段201で生成された二値画像と、この二値画像の生成元の画像とを圧縮する。圧縮手段203は、原画像に対して、例えば周知のJPEG(Joint Photographic Exerts Group)により圧縮を行えばよい。また、圧縮手段203は、二値画像に対して、例えばMR(Modified Read)、MH(Modified Huffman)、MMR(Modified Modified Read)などのロスレスの圧縮を行えばよい。
圧縮手段203は、圧縮した二値画像を指定手段205に出力し、圧縮した原画像をファイル生成手段211に出力する。
指定手段205は、圧縮された二値画像に対して、OCR処理の対象言語を指定する。例えば、指定手段205は、OCR処理の対象言語をユーザに指定させ、指定された対象言語を圧縮された二値画像のヘッダに付与し、この二値画像を送信手段207に出力する。圧縮された二値画像は、圧縮後の二値画像ともいう。
なお、指定手段205は、必ずしも必要な機能ではない。指定手段205がない場合は、圧縮手段203は、圧縮された二値画像を送信手段207に出力する。
送信手段207は、圧縮手段203で圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する装置としてのサーバ30に送信する。また、送信手段207は、圧縮された二値画像が複数のページを有する場合、各ページに対して複数のサーバから送信先を選択してもよい。送信手段207は、例えばページ毎に異なる送信先を選択してもよい。
なお、送信手段207は、予め送信先が設定されていてもよいし、ユーザによりその都度送信先を選択させるようにしてもよい。送信先の選択手段は、送信手段207とは別の機能としてもよい。
受信手段209は、サーバ30又は各サーバから、送信手段207で送信した二値画像に対して、後述する画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を受信する。受信手段209は、受信された情報をファイル生成手段211に出力する。受信された二値画像の情報は、例えばOCR処理後のテキストデータである。
ファイル生成手段211は、受信手段209で受信した所定の画像処理が施された二値画像の情報と、圧縮手段203で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成する。ファイル生成手段211は、受信された情報と圧縮された原画像とを1つのファイルフォーマットにする。
1つのファイルフォーマットとは、例えば、以下のファイルをいう。
・レイヤ分離された画像フォーマットに、現像の文字位置とOCRテキストデータの文字位置とが同じになるように重ね合わせた画像ファイル
・OCRテキストデータを現像の次のページに添付した画像ファイル
・OCRテキストデータをコメントとして原画像に追加した画像ファイル
また、画像ファイルは、例えば上述したOCR_PDFである。
・レイヤ分離された画像フォーマットに、現像の文字位置とOCRテキストデータの文字位置とが同じになるように重ね合わせた画像ファイル
・OCRテキストデータを現像の次のページに添付した画像ファイル
・OCRテキストデータをコメントとして原画像に追加した画像ファイル
また、画像ファイルは、例えば上述したOCR_PDFである。
画像処理装置10は、生成した画像ファイルを、ユーザのPC20に送信したりしてもよい。
以上により、画像処理装置10は、二値画像に対するOCR処理を短縮させることができる。また、圧縮された二値画像のサイズはカラー画像と比べてかなり小さいので、サーバへのデータ転送量を減らすことができる。また、OCR処理の対象言語を指定する場合は、OCRの精度を維持することができる。
OCR処理では、自動で対象言語を認識することもできるため、対象言語を指定しなくてもよく、この場合は二値画像だけを送信すればよい。
次に、サーバの機能について説明する。図5は、実施例1におけるサーバ30の機能の一例を示すブロック図である。図5に示すサーバ30は、受信手段301、伸長手段303、画像処理手段305、及び送信手段307を有する。なお、サーバ30は、図示しないがサーバとしての一般的な機能も有する。
また、伸長手段303や画像処理手段305は、例えばCPU31及びワークメモリとしてのRAM32などにより実現されうる。受信手段301や送信手段307は、例えばネットワークインタフェース35などにより実現されうる。
受信手段301は、画像処理装置10から、圧縮された二値画像を受信する。受信手段301は、圧縮された二値画像を伸長手段303に出力する。
伸長手段303は、圧縮された二値画像を取得し、圧縮された二値画像を伸長する。伸長の方法は、画像処理装置10の圧縮に対応する伸長方法である。伸長手段303は、伸長後の二値画像を画像処理手段305に出力する。
画像処理手段305は、伸長後の二値画像を取得し、伸長後の二値画像に対して画像処理を行う。この画像処理は、例えばOCR処理である。画像処理手段305は、画像処理した二値画像の情報を送信手段307に出力する。二値画像の情報とは、例えばOCR処理後のテキストデータである。
送信手段307は、画像処理された二値画像の情報(例えばOCR処理後のテキストデータ)を画像処理装置10に送信する。
以上により、サーバ側では、カラー画像の圧縮、伸長を行う必要がないため、不必要な処理を行う必要がない。
<ファイルフォーマット>
次に、実施例1におけるファイルフォーマットについて説明する。図6は、ファイルフォーマットの一例を示す図である。図6に示す例は、OCR_PDFのファイルフォーマットの一例である。
次に、実施例1におけるファイルフォーマットについて説明する。図6は、ファイルフォーマットの一例を示す図である。図6に示す例は、OCR_PDFのファイルフォーマットの一例である。
図6に示すファイルフォーマットには、固有の値であるマジックナンバを有するヘッダに続き、画像データのレイヤ、OCR処理後のテキストデータのレイヤが格納されている。
画像データのレイヤは、解像度と圧縮後の画像符号そのものを含む。実施例1では、画像圧縮方式として周知のJPEGを採用する。原稿が複数ページの場合には、画像データのレイヤ部分にページ分だけの「解像度と圧縮後の画像符号」のペアが含まれ、テキストレイヤ部分も複数ページ分のデータを含む。
なお、後述するが、テキストレイヤには、ページごとに解像度と文字の座標(画素位置)が与えられている。そのため、適切な表示装置を用いれば、画像データ中の特定の文字と同じ位置に、テキストレイヤ中のテキストを重ねて表示することが可能になる。このように、画像データ中の文字とテキストとを同じ位置に重ねて表示する場合には、一般にはテキストの色は透明にすることが多い。
<OCR処理>
次に、サーバ側のOCR処理について説明する。以下に、文字認識処理の手順を説明する。
(C1)段組認識
(C2)段組位置認識
(C3)行認識
(C4)行位置認識
(C5)文字位置認識
(C6)文字認識
つまり、画像処理手段305は、初めに段組認識を実行する。段組認識は、主走査方向(紙面水平方向)及び副走査方向(紙面垂直方向)共に、二値画像の文字が存在しない部分(白領域)が一定間隔以上存在した場合を段の区切りとして認識する。
次に、サーバ側のOCR処理について説明する。以下に、文字認識処理の手順を説明する。
(C1)段組認識
(C2)段組位置認識
(C3)行認識
(C4)行位置認識
(C5)文字位置認識
(C6)文字認識
つまり、画像処理手段305は、初めに段組認識を実行する。段組認識は、主走査方向(紙面水平方向)及び副走査方向(紙面垂直方向)共に、二値画像の文字が存在しない部分(白領域)が一定間隔以上存在した場合を段の区切りとして認識する。
次に、画像処理手段305は、段組位置認識を実行する。段組位置認識は、二値画像の画像情報に、画素単位で座標を与え、認識された段組が画像中に占める座標を求める。
図7は、段組を説明するための図である。図7に示す原稿中の「1.0 Introduction」で始まる段組を例にすると、図7に示すように「1.0 Introduction」で始まる段組が完全に含まれる長方形の領域(例えば外接矩形)が求められる。
画像処理手段305は、その外接矩形の領域の左上の座標(bsx,bsy)と右下の座標(bex,bey)とを認識する。ここでの座標は、画素位置であり、スキャンで生成された画素数そのものを用い、スキャン時の解像度とは無関係である。
次に、画像処理手段305は、行認識を実行する。行認識は、認識された段組ごとに行い、副走査方向に、二値画像の文字が存在しない部分(白領域)が一定間隔以上存在した場合を行の区切りとして認識する。
次に、画像処理手段305は、行位置認識を実行する。行位置認識は、段組位置認識と同様にして、二値画像の画像情報に、画素単位で座標を与え、認識された行が画像中に占める座標を求める。
例えば、図7に示した原稿中の「AAA Corporation」で始まる行を例にする。図8は、行位置認識を説明するための図である。図8に示すように「AAA Corporation」で始まる行が完全に含まれる長方形の領域(例えば外接矩形)が求められる。
画像処理手段305は、その外接矩形の領域の左上の座標(lsx,lsy)と右下の座標(lex,ley)を認識する。
次に、画像処理手段305は、文字位置認識を実行する。文字位置認識は、認識された行ごとに行い、副走査方向に、二値画像の文字が存在しない部分(白領域)が一定間隔以上存在した場合を文字の区切りとして認識する。
次に、画像処理手段305は、行位置認識と同様にして、区切られた文字が画像中に占める座標を求める。例えば、図8に示した原稿中の「AAA Corporation」で始まる行を例にする。
図9は、文字位置認識を説明するための図である。図9に示すように「A」の1文字だけが完全に含まれる長方形の領域(例えば外接矩形)が求められる。
画像処理手段305は、その外接矩形の領域の左上の座標(csx,csy)と右下の座標(cex,cey)を認識する。
最後に、画像処理手段305は、文字認識を実行する。文字認識アルゴリズムは、公知のテンプレートマッチングを利用する。例えば、認識辞書メモリには、言語種ごとに、文字認識に使用するテンプレートデータ(認識辞書データとも呼ぶ)が格納されている。画像処理手段305は、後述するターゲット言語と一致する認識辞書データを用いる。
<テキストレイヤの生成>
文字認識処理の後には、テキストレイヤ生成処理が行われる。テキストレイヤは、複数の文字オブジェクトの集合を有し、1つの文字オブジェクトは図10に示す要素を含む。
文字認識処理の後には、テキストレイヤ生成処理が行われる。テキストレイヤは、複数の文字オブジェクトの集合を有し、1つの文字オブジェクトは図10に示す要素を含む。
図10は、文字オブジェクトの要素の一例を示す図である。図10に示す例では、文字オブジェクトは、文字開始識別子と文字終了識別子との間に挟まれた、オペランドとオペコードからで構成される。
図11は、訳語オブジェクトの具体例を示す図である。図11に示す例では、
Tf:フォントオペレータ
rg:色オペレータ
Td:配置オペレータ
Tj:テキストオペレータ
である。
Tf:フォントオペレータ
rg:色オペレータ
Td:配置オペレータ
Tj:テキストオペレータ
である。
図11に示すTfに対しては、フォント番号とフォントサイズが指定される。例えば、図11に示す「/F1」(フォント番号1番)は明朝体を指し、「/F2」(フォント番号2番)はゴシック体を示すとする。
図11に示す「8」は、フォントサイズである。フォントサイズの算出には、文字位置の座標に加え、スキャン時の解像度が用いられる。
図11に示す「rg」に対しては、文字語の色としてRGB各々の画素値が順に指定可能である。ただし、実施例においては、文字色を透明にしたいため、その場合は「−1 −1 −1 」を指定する規約となっている。
図11に示す「Td」に対しては、文字を配置する外接矩形の左上の画素の座標(図9で言えば(csx,csy))が指定される。座標の原点は、例えば画像の左上とする。
図11に示す「Tj」に対しては、()内に、文字として配置するテキストが指定可能である。図11に示す例では、「R」という文字が指定されている。
なお、文字オブジェクトが複数ある場合には、続く文字オブジェクト内でフォント又は色についてのオペランド及びオペコードを省略することが可能である。省略された場合は、直前の文字オブジェクトの値が適用される。
<二値画像のデータ形式>
図12は、サーバに送信する二値画像の形式の一例を示す図である。図12に示す二値画像のヘッダは、原画像の横画素数、縦画素数、解像度、ターゲット言語(対象言語)、頁番号を含む。また、図12に示す二値画像の圧縮方式は、例えばMMRである。
図12は、サーバに送信する二値画像の形式の一例を示す図である。図12に示す二値画像のヘッダは、原画像の横画素数、縦画素数、解像度、ターゲット言語(対象言語)、頁番号を含む。また、図12に示す二値画像の圧縮方式は、例えばMMRである。
このようなデータの形式の二値画像が、画像処理装置10からサーバ30に送信される。また、ターゲット言語については必ずしも指定する必要はない。
<OCR処理後のテキストデータ形式>
図13は、サーバから送信されるOCR処理後のテキストデータ形式の一例を示す図である。図13に示すヘッダは、原画像の横画素数、縦画素数、解像度、ターゲット言語、頁番号を含む。また、ヘッダに続く部分の形式は、図10や図11で説明したデータ形式である。
図13は、サーバから送信されるOCR処理後のテキストデータ形式の一例を示す図である。図13に示すヘッダは、原画像の横画素数、縦画素数、解像度、ターゲット言語、頁番号を含む。また、ヘッダに続く部分の形式は、図10や図11で説明したデータ形式である。
よって、図13に示したテキストデータは、図6に示すテキストレイヤそのものとして用いることができる。また、原画像が複数のページを有する場合には、テキストレイヤ中に、ページ分だけのテキストデータが含まれる。
<動作>
次に、実施例1における画像処理システム1の動作について説明する。図14は、実施例1における画像処理の一例を示すフローチャートである。
次に、実施例1における画像処理システム1の動作について説明する。図14は、実施例1における画像処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すステップS101で、二値画像生成手段201は、スキャナ12により読み取られたカラーの画像から二値画像を生成する。
ステップS102で、圧縮手段203は、カラー画像及び二値画像に対して圧縮処理を行う。
ステップS103で、送信手段207は、圧縮後の二値画像を、画像処理手段を有する装置としてのサーバ20に送信する。また、送信手段207は、圧縮後の二値画像が複数のページを有する場合、各ページに対して複数のサーバから送信先を選択してもよい。
ステップS104で、受信手段301は、画像処理装置10から、圧縮後の二値画像を受信する。伸長手段303は、圧縮後の二値画像を受信手段301から取得し、圧縮後の二値画像を伸長する。画像処理手段305は、伸長後の二値画像を取得し、伸長後の二値画像に対して画像処理を実行する。この画像処理は、例えばOCR処理である。
ステップS105で、送信手段307は、画像処理後の二値画像の情報(例えばOCR処理後のテキストデータ)を画像処理装置10に送信する。
ステップS106で、受信手段209は、サーバ30から、画像処理後の二値画像の情報を受信する。ファイル生成手段211は、受信手段209により受信された情報と圧縮後のカラー画像とに基づき画像ファイルを生成する。
ステップS107で、画像処理装置10は、生成した画像ファイルを、ユーザのPC20に送信する。
なお、ステップS103で、二値画像を送信する際に、ユーザにより指定された対象言語をヘッダに含めてもよい。
以上、実施例1によれば、画像処理後のデータを画像に加えたデータを作成する際の効率性を向上させることができる。例えば、画像処理装置10では、ボトルネックとなるOCR処理をサーバに行わせるためOCR処理時間を軽減することができる。
また、二値画像の圧縮後のサイズは、カラー画像に比べて小さいのでトラフィックを圧迫しなくすむ。また、二値画像の圧縮はロスレスなので、伸長後の二値画像は劣化が生じない。また、圧縮された二値画像の送信先を、例えばページ毎に変えることで、OCR処理時間をさらに短縮することができる。また、対象言語を指定することで、OCR処理の精度を落とさなくてすむ。
[実施例2]
次に、実施例2における画像処理システムについて説明する。実施例2では、画像処理装置側の処理量を少なくするため、ラップ処理や画像ファイルの送信処理もサーバ側に行わせる。
次に、実施例2における画像処理システムについて説明する。実施例2では、画像処理装置側の処理量を少なくするため、ラップ処理や画像ファイルの送信処理もサーバ側に行わせる。
<システム>
実施例2における画像処理システムの構成は、図1に示す画像処理システム1と同様であるため、同じ符号を用いる。実施例2では、画像処理装置10は、読み取った原画像から二値画像を生成し、原画像と二値画像とを圧縮する。画像処理装置10は、圧縮後の原画像と圧縮後の二値画像とをサーバ30に送信する。
実施例2における画像処理システムの構成は、図1に示す画像処理システム1と同様であるため、同じ符号を用いる。実施例2では、画像処理装置10は、読み取った原画像から二値画像を生成し、原画像と二値画像とを圧縮する。画像処理装置10は、圧縮後の原画像と圧縮後の二値画像とをサーバ30に送信する。
サーバ30は、受信した圧縮後の二値画像に対して伸長処理を行い、伸長後の二値画像に対して画像処理を実行する。サーバ30は、画像処理された二値画像の情報と、受信した圧縮後の原画像とをラップして画像ファイルを生成する。サーバ30は、生成された画像ファイルを、ユーザのPC20に送信する。
<ハードウェア>
実施例2における画像処理装置10、各サーバのハードウェアは、それぞれ図2、3に示すハードウェアと同様であるため、同じ符号を用いる。
実施例2における画像処理装置10、各サーバのハードウェアは、それぞれ図2、3に示すハードウェアと同様であるため、同じ符号を用いる。
<機能>
図15は、実施例2における画像処理装置10の機能の一例を示すブロック図である。図15に示す機能のうち、図4に示す機能と同様のものは同じ符号を付す。以降では、実施例1と異なる機能を主に説明する。
図15は、実施例2における画像処理装置10の機能の一例を示すブロック図である。図15に示す機能のうち、図4に示す機能と同様のものは同じ符号を付す。以降では、実施例1と異なる機能を主に説明する。
なお、二値画像生成手段201や圧縮手段401は、例えばCPU111やワークメモリとしてのRAM112などにより実現されうる。送信手段403は、例えばネットワークインタフェース16などにより実現されうる。
圧縮手段401は、圧縮後のカラー画像についても、圧縮後の二値画像同様、サーバに送信するため、送信手段403に出力する。
送信手段403は、圧縮後のカラー画像、圧縮後の二値画像ともに、予め設定されているサーバ30に送信する。これにより、画像処理装置10側では、処理負荷を低減することができる。
図16は、実施例2におけるサーバ30の機能の一例を示すブロック図である。図16に示す機能のうち、図5に示す機能と同様のものは同じ符号を付す。以下では、実施例1と異なる機能を主に説明する。実施例2におけるサーバ40もサーバ30と同様の機能を有する。
なお、伸長手段303、画像処理手段305、及びファイル生成手段503は、例えばCPU31及びワークメモリとしてのRAM32などにより実現されうる。また、受信手段501や送信手段505は、例えばネットワークインタフェース35などにより実現されうる。
受信手段501は、画像処理装置10から圧縮後のカラー画像と、圧縮後の二値画像とを受信する。受信手段501は、圧縮後のカラー画像をファイル生成手段503に出力し、圧縮後の二値画像を伸長手段303に出力する。
ファイル生成手段503は、基本的には実施例1のファイル生成手段311と同様の処理を行う。ファイル生成手段503は、画像処理後の二値画像の情報(例えばOCR処理後のテキストデータ)と、圧縮後のカラー画像とをファイルフォーマットでラップし、1つの画像ファイルを生成する。ファイル生成手段503は、生成した画像ファイルを送信手段505に出力する。
送信手段505は、ファイル生成手段503から取得した画像ファイルを、ユーザのPC20に送信する。これにより、カラー画像を伸長する必要がなく、また、カラー画像の再圧縮も必要ない。また、サーバに送信するカラー画像は、圧縮率を上述した典型例よりも高めに設定することができる。
<動作>
次に、実施例2における画像処理システムの動作について説明する。図17は、実施例2における画像処理の一例を示すフローチャートである。
次に、実施例2における画像処理システムの動作について説明する。図17は、実施例2における画像処理の一例を示すフローチャートである。
図17に示すステップS201で、二値画像生成手段201は、スキャナ12により読み取られたカラーの画像から二値画像を生成する。
ステップS202で、圧縮手段401は、カラー画像及び二値画像に対して圧縮処理を行う。
ステップS203で、送信手段403は、圧縮後のカラー画像と圧縮後の二値画像とを、画像処理手段を有する装置としてのサーバ30に送信する。
ステップS204で、受信手段501は、画像処理装置10から、圧縮後のカラー画像及び圧縮後の二値画像を受信する。伸長手段303は、圧縮後の二値画像を受信手段501から取得し、圧縮された二値画像を伸長する。画像処理手段305は、伸長後の二値画像を取得し、伸長後の二値画像に対して画像処理を実行する。この画像処理は、例えばOCR処理である。
ステップS205で、ファイル生成手段503は、画像処理後の二値画像の情報と圧縮後のカラー画像とに基づき画像ファイルを生成する。
ステップS206で、送信手段505は、生成した画像ファイルを、ユーザのPC20に送信する。
なお、ステップS203で、二値画像を送信する際に、ユーザにより指定された対象言語をヘッダに含めてもよい。
以上、実施例2によれば、画像処理後のデータを画像に加えたデータを作成する際の効率性を向上させることができる。例えば、画像処理装置10では、ボトルネックとなるOCR処理や画像ファイル生成処理などをサーバに行わせるため、画像処理装置10の処理を削減することができる。実施例2は、画像処理装置10が廉価版のMFPなどの場合に好適である。
[変形例]
各実施例に記載の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
各実施例に記載の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、各実施例の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、各実施例の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、各実施例の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
各実施例の画像処理装置やサーバで実行されるプログラムは、前述した各手段を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがROMなどからプログラムを読み出して実行することにより上記各手段のうち1又は複数の各手段がRAM上にロードされ、1又は複数の各手段がRAM上に生成されるようになっている。
なお、本発明は、上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 画像処理装置
16 ネットワークインタフェース
20 PC
30、40 サーバ
31 PCU
32 RAM
36 ネットワークインタフェース
111 CPU
112 RAM
201 二値画像生成手段
203、401 圧縮手段
205 指定手段
207、403 送信手段
209 受信手段
211、503 ファイル生成手段
301、501 受信手段
303 伸長手段
305 画像処理手段
307、505 送信手段
16 ネットワークインタフェース
20 PC
30、40 サーバ
31 PCU
32 RAM
36 ネットワークインタフェース
111 CPU
112 RAM
201 二値画像生成手段
203、401 圧縮手段
205 指定手段
207、403 送信手段
209 受信手段
211、503 ファイル生成手段
301、501 受信手段
303 伸長手段
305 画像処理手段
307、505 送信手段
Claims (6)
- 画像から二値画像を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された二値画像と該二値画像の生成元の画像とを圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段で圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する外部装置に送信する送信手段と、
前記送信手段で送信した二値画像に対して前記画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を前記外部装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記所定の画像処理が施された二値画像の情報と、前記圧縮手段で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成手段と
を備える画像処理装置。 - 前記所定の画像処理が施された二値画像の情報は、前記画像処理手段が行ったOCR処理後のテキストデータである請求項1記載の画像処理装置。
- 前記圧縮された二値画像に対して、OCR処理の対象言語を指定する指定手段をさらに備える請求項2記載の画像処理装置。
- 前記送信手段は、
前記圧縮された二値画像が複数のページを有する場合、各ページに対して複数の前記装置から送信先を選択する請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像処理装置。 - ネットワークを介して接続される第1装置と第2装置とを備える画像処理システムであって、
前記第1装置は、
画像から二値画像を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された二値画像と該二値画像の生成元の画像とを圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段で圧縮された二値画像を、前記第2装置に送信する送信手段と、
所定の画像処理が施された二値画像の情報を前記第2装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記所定の画像処理が施された二値画像の情報と、前記圧縮手段で圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成手段とを備え、
前記第2装置は、
前記圧縮された二値画像を受信する受信手段と、
前記圧縮された二値画像を伸長した二値画像に対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記所定の画像処理が施された二値画像の情報を前記第1装置に送信する送信手段と
を備える画像処理システム。 - 画像から二値画像を生成する生成ステップと、
生成された前記二値画像及び該二値画像の生成元の画像を圧縮する圧縮ステップと、
圧縮された二値画像を、所定の画像処理を施す画像処理手段を有する外部装置に送信する送信ステップと、
送信した二値画像に対して前記画像処理手段により所定の画像処理が施された二値画像の情報を前記外部装置から受信する受信ステップと、
受信した前記所定の画像処理が施された二値画像の情報と、圧縮された生成元の画像とに基づいた画像ファイルを生成するファイル生成ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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-
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- 2012-05-08 JP JP2012107117A patent/JP2013236234A/ja active Pending
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