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JP2013226178A - 治療デバイス組立体及び治療方法 - Google Patents

治療デバイス組立体及び治療方法 Download PDF

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JP2013226178A
JP2013226178A JP2012098473A JP2012098473A JP2013226178A JP 2013226178 A JP2013226178 A JP 2013226178A JP 2012098473 A JP2012098473 A JP 2012098473A JP 2012098473 A JP2012098473 A JP 2012098473A JP 2013226178 A JP2013226178 A JP 2013226178A
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Katsuki Ebata
勝紀 江畑
Tetsuya Fukuoka
徹也 福岡
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Terumo Corp
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Abstract

【課題】生体管腔内手技により、閉塞部が発生した生体管腔に対して、閉塞部の前後の流路を連通させるバイパスを形成することができる治療デバイス組立体及び治療方法を提供する。
【解決手段】治療デバイス組立体10は、血管壁に刺通可能な穿刺部28を先端に有する管状の穿刺デバイス14と、血管に対して配置可能なバイパス管30とこのバイパス管30を離脱可能に保持するバイパス管送達カテーテル32とを含むバイパス管送達デバイス16と、バイパス管30の端部と血管とを固定可能な固定部材50とこの固定部材50を離脱可能に保持する固定部材送達カテーテル57とを含む固定部材送達デバイス18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体管腔内手技により、閉塞部が生じた生体管腔に対してバイパスを形成するための治療デバイス組立体及び治療方法に関する。
心筋に血液を送る冠動脈が狭くなったり塞がったりすると、そこから先の心筋が酸素不足に陥り、狭心症や心筋梗塞を引き起こす。狭心症や心筋梗塞を外科的に治療する方法としては、血管の狭窄部をバルーンで広げるバルーン拡張術(経皮的血管形成術:PCI)や、他の血管又は人工血管を移植して血液の迂回路(バイパス)を作る血管バイパス術がある。他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の改善についても同様に行われることがある。
この種の治療に適用される従来の心臓血管バイパス術は、開胸したり血管を切断し縫合吻合したりするため侵襲の度合いが高く、患者の体への負担が大きい。これに対して、バルーンを用いた経皮的血管形成術は、細いシースを刺すだけで行えるため、低侵襲であり、患者の体への負担も小さい。
しかしながら、血管が100%狭窄した慢性完全閉塞病変(CTO病変)に対するPCIの場合、病変が完全に塞がっているためガイドワイヤを通すことが困難であり、仮にガイドワイヤをうまく通せたとしてもその次のバルーンを通すのが困難であることから、通常病変の治療に比べて圧倒的に時間がかかるうえ、高い難易度が要求される。また、CTO病変に対するPCIでは、通常病変の場合よりも再狭窄を起こす確率が高いといった問題もある。一方、血管バイパス術によれば、新たに血液の迂回路を作るため、治療後において血流を確実に確保できるという利点があるものの、上述したように従来の血管バイパス術を行うには、開胸する必要があるため、侵襲度合いが高いという問題がある。
下記特許文献1には、血管内手技により、心筋組織に潅流路を形成することで、冠動脈に生じた閉塞部を治療する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1の方法は、閉塞部の前後の血管を連通させるバイパスを形成するものではない。
また、下記特許文献2には、心臓壁に導管を配置することで冠動脈の閉塞部を治療する方法が開示されている。しかしながら、特許文献2の方法は、閉塞部の前後の血管を連通させるバイパスを形成するものではない。
特開2000−41988号公報 特開2009−34529号公報
本発明は上述した課題を考慮してなされたものであり、生体管腔内手技により、閉塞部が発生した生体管腔に対して、閉塞部の前後の流路を連通させるバイパスを低侵襲で形成することができる治療デバイス組立体及び治療方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、生体管腔内手技より閉塞部を有する生体管腔にバイパスを形成するための治療デバイス組立体であって、線状のガイド手段が挿通可能な内腔を有し、生体管壁に刺通可能な穿刺部を先端に有する管状の穿刺デバイスと、前記生体管腔に対して配置可能なバイパス管と、前記バイパス管を離脱可能に保持し前記ガイド手段が挿通可能な内腔が設けられたバイパス管送達カテーテルとを有するバイパス管送達デバイスと、前記バイパス管の少なくとも一端と前記生体管腔とを固定可能な固定部材と、前記固定部材を離脱可能に保持し前記ガイド手段が挿通可能な内腔が設けられた固定部材送達カテーテルとを有する固定部材送達デバイスと、を備えることを特徴とする。
このように構成された治療デバイス組立体によれば、穿刺デバイス、バイパス管送達デバイス及び固定部材送達デバイスを順に使用することにより、閉塞部を迂回する形で、バイパス管を生体管腔に配置及び固定することができる。これにより、閉塞部の前後の流路を連通するバイパスが形成され、閉塞部が発生した生体管腔部分の生体液の流れを回復することができる。よって、本発明によれば、閉塞部による生体管腔の閉塞を低侵襲で治療することができる。
上記の治療デバイス組立体において、前記バイパス管送達カテーテルは、拡張及び収縮が可能な拡張部を有し、前記拡張部が前記バイパス管内で拡張した状態で、前記拡張部により前記バイパス管が保持され、前記拡張部が収縮した状態で、前記拡張部が前記バイパス管から抜け出ることが可能であるとよい。
上記の構成によれば、拡張部がバイパス管内で拡張及び収縮が可能であるため、バイパス管を生体管腔の目的位置に送達するまでは、拡張状態を維持することによりバイパス管を確実に保持することができる。また、バイパス管を生体管腔の目的位置に送達した後、拡張部の収縮によって拡張部からバイパス管を解放したうえで、拡張部を含むバイパス管送達カテーテルを後退させることにより、バイパス管送達カテーテルをバイパス管から抜去することが可能である。よって、バイパス管の両端が生体管腔内に配置され且つバイパス管の途中部位が生体管腔の外側に配置された状態で、バイパス管を生体管腔の目的位置に確実に配置することができる。
上記の治療デバイス組立体において、前記拡張部は、拡張用流体の流入出によって拡縮動作するバルーンと、前記バルーンの先端部を被覆し、前記バルーンよりも硬質に構成され且つ先細り形状に構成された先端カバーとを有するとよい。
上記の構成によれば、バイパス管送達カテーテルを生体管腔の外から内に送り込む際に、バイパス管送達カテーテルの先端を構成する先端カバーが生体管壁を通過しやすいため、バイパス管送達デバイスを迅速且つスムーズに目的部位へと送達できる。
上記の治療デバイス組立体において、前記生体管腔内で前記穿刺デバイスを前記生体管腔に向かって案内するガイド部を有するガイドデバイスをさらに備えるとよい。
上記の構成によれば、ガイドデバイスに沿って穿刺デバイスを前進させることにより、穿刺デバイスの先端が生体管壁に向かって案内されるため、穿刺デバイス先端を生体管壁の内から外へとスムーズに刺通させることができる。
上記の治療デバイス組立体において、前記ガイドデバイスは、前記生体管腔内で拡張可能であり前記ガイド部が設けられた拡張体を有し、前記拡張体は、前記生体管腔内で拡張した際に、前記生体管壁を外側に押圧するとよい。
上記の構成によれば、拡張した拡張体により生体管壁を外側に押圧することで、穿刺デバイスによる穿刺部分を圧迫し、これにより、穿刺部分からの生体液の漏出を好適に防止又は抑制することができる。
本発明に係る方法発明は、生体管腔内手技より閉塞部を有する生体管腔にバイパスを形成するための治療方法であって、前記生体管腔内を通して、先端に穿刺部を有する管状の穿刺デバイスを、前記生体管腔に生じた閉塞部の手前側まで送達する穿刺デバイス送達ステップと、前記穿刺デバイスを、前記生体管腔の外側を経由して前記閉塞部を迂回する形で、前記生体管腔に配置する穿刺デバイス配置ステップと、前記生体管腔に配置された前記穿刺デバイスの内腔を通して、線状のガイド手段を前進させることにより、前記ガイド手段を前記生体管腔の外側を経由して前記閉塞部を迂回する形で配置するガイド手段配置ステップと、前記ガイド手段の位置を保持した状態で、前記穿刺デバイスを前記生体管腔外へと抜去する穿刺デバイス抜去ステップと、バイパス管とバイパス管送達カテーテルとを有するバイパス管送達デバイスを、前記バイパス管送達カテーテルにより前記バイパス管が保持された状態で、前記ガイド手段に沿って前進させ、前記バイパス管の両端が前記生体管腔内に位置し且つ前記バイパス管の途中部位が前記生体管腔外に位置する状態とするバイパス管送達デバイス配置ステップと、前記バイパス管の位置を保持した状態で、前記バイパス管を前記バイパス管送達カテーテルから離脱させるとともに、前記バイパス管送達カテーテルを後退させることにより前記バイパス管から前記バイパス管送達カテーテルを抜去するバイパス管送達カテーテル抜去ステップと、固定部材と固定部材送達カテーテルとを有する固定部材送達デバイスを、前記固定部材送達カテーテルにより前記固定部材が保持された状態で、前記ガイド手段に沿って前進させ、前記バイパス管の端部に前記固定部材が来るように前記固定部材送達デバイスを配置する固定部材送達デバイス配置ステップと、前記固定部材により、前記バイパス管の前記端部と前記生体管腔とを固定する固定ステップと、を含むことを特徴とする。
このような治療方法によれば、閉塞部の前後の流路を迂回する生体液のバイパス流路が形成され、閉塞部が発生した生体管腔部分の生体液の流れを回復することができる。よって、本発明によれば、閉塞部による生体管腔の閉塞を低侵襲で治療することができる。
上記の治療方法において、前記閉塞部の手前側の前記生体管腔内に、前記穿刺デバイスを案内可能なガイド部を有するガイドデバイスを配置するガイドデバイス配置ステップをさらに含み、前記穿刺デバイス配置ステップでは、前記穿刺デバイスを前進させることにより、前記ガイドデバイスの前記ガイド部のガイド作用下に、前記穿刺デバイスの先端を前記生体管腔内から前記生体管腔外へと送り出すとよい。
上記の方法によれば、ガイドデバイスに沿って穿刺デバイスを前進させることにより、穿刺デバイスの先端が生体管壁に向かって案内されるため、穿刺デバイス先端を生体管腔の内から外へとスムーズに刺通させることができる。
上記の治療方法において、前記ガイドデバイスは、前記生体管腔内で拡張可能な拡張体を有し、前記ガイドデバイス配置ステップでは、前記生体管腔内での前記拡張体の拡張により、前記生体管壁を内側から押圧するとよい。
上記の方法によれば、拡張した拡張体により生体管壁を内側から押圧することで、穿刺デバイスによる穿刺部分を圧迫し、これにより、穿刺部分からの生体液の漏出を好適に防止又は抑制することができる。
本発明の治療デバイス組立体及び治療方法によれば、生体管腔内手技により、閉塞部が発生した生体管腔に対して、閉塞部の前後を連通するバイパスを低侵襲で形成することができる。
本発明の一実施形態に係る治療デバイス組立体を示す一部省略側面図である。 図2Aは、ガイドデバイスの先端部を示す斜視図であり、図2Bは、図2AにおけるIIB−IIB線に沿った縦断面図である。 穿刺デバイスの先端部の縦断面図である。 バイパス管送達デバイスの一部省略縦断面図である。 拡張部が収縮した状態のバイパス管送達デバイスの先端部を示す一部省略縦断面図である。 固定部材送達デバイスの一部省略縦断面図である。 図7Aは、固定部材送達デバイスにおいて固定部材を拡張させた状態を示す縦断面図であり、図7Bは、変形例に係る固定部材送達デバイスの先端部を示す側面図である。 図8Aは、血管内でガイドデバイスの先端部を閉塞部の手前側に配置した様子を示す図であり、図8Bは、ガイドデバイスにより穿刺デバイスの穿刺部を血管壁に向けてガイドする様子を示す図であり、図8Cは、穿刺デバイスの穿刺部を血管壁の内から外に刺通する様子を示す図である。 図9Aは、穿刺デバイスを血管の外壁に沿って前進させる様子を示す図であり、図9Bは、穿刺デバイスの穿刺部を血管壁の外から内に刺通する様子を示す図であり、図9Cは、穿刺デバイスをさらに前進させる様子を示す図である。 図10Aは、穿刺デバイスに沿わせてガイドワイヤを前進させた状態を示す図であり、図10Bは、閉塞部を迂回する形でガイドワイヤを血管に配置した状態を示す図であり、図10Cは、ガイドワイヤに沿わせてバイパス管送達デバイスを配置した状態を示す図である。 図11Aは、バイパス管からバイパス管送達カテーテルを抜去した状態を示す図であり、図11Bは、固定部材送達デバイスをバイパス管に挿通させた状態を示す図であり、図11Cは、バイパス管の両端に固定部材を配置した状態を示す図である。
以下、本発明に係る治療デバイス組立体及び治療方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る治療デバイス組立体10の構成を示す一部省略側面図である。この治療デバイス組立体10は、生体管腔内手技により、閉塞部を有する生体管腔に対して、閉塞部の前後の流路を連通するバイパスを形成するために使用される医療機器である。
図1に示すように、治療デバイス組立体10は複数のデバイスからなる。本実施形態において、治療デバイス組立体10は、ガイドデバイス12と、穿刺デバイス14と、バイパス管送達デバイス16と、固定部材送達デバイス18とを備える。使用時において、これらのデバイスは、生体管腔内等に順次挿通され、生体管腔内の目的部位まで送達される。以下、各デバイスの構成を説明する。
ガイドデバイス12は、血管等の生体管腔内で拡張及び収縮可能なバルーンにより構成された拡張体20と、この拡張体20に一端が連結された長尺で細径のチューブ24と、このチューブ24の他端に連結された拡張用ポート26を有する。
図2A及び図2Bに示すように、拡張体20は、その内部に対する拡張用流体(例えば、造影剤、生理食塩水等)の供給及び排出により拡張及び収縮が可能な袋状に構成される。図示した拡張体20は、略直方体状であるが、他の任意の形状(円筒形等)を採用し得る。拡張した状態の拡張体20の外周部には、溝状のガイド部22が設けられる。このガイド部22は、ガイドデバイス12の長手方向に沿って延在し、その途中部位から先端にかけてガイド部22の外周面側に寄る傾斜部22aを有する。
拡張体20は、その内部に対する拡張用流体の供給及び排出により拡張及び収縮が可能な程度の柔軟性を有し、且つ実用上適度な強度を有するものであれば、特にその構成材料は限定されない。拡張体20の構成材料は、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら2種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料が挙げられる。拡張体20には、X線透視下で認識可能なように、X線(放射線)非透過性を有する材質(例えば、金、白金、タングステン等)で構成されたX線非透過性マーカが設置されていてもよい。
チューブ24は、拡張用流体の通路となる内腔を有し、一端が拡張体20の基端に連結される。チューブ24の内腔は、拡張体20の内部と連通する。このチューブ24は、血管等の生体管腔に挿入されて当該生体管腔内を走行する際に生体管腔の湾曲に容易に追従できる程度の柔軟性を有することが好ましい。
チューブ24を構成する材料としては、金属や樹脂が挙げられる。金属としては、例えば、Ni−Ti系合金のような擬弾性合金(超弾性合金を含む)、形状記憶合金、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等、SUSの全品種)、コバルト系合金、金、白金のような貴金属、タングステン系合金、炭素系材料(ピアノ線を含む)等が挙げられる。樹脂としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら2種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料又はこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料が挙げられる。チューブ24はこれらの金属や樹脂から形成された複合物からなる多層チューブ等を適用することができる。
チューブ24の他端には、拡張用ポート26が設けられる。拡張用ポート26に図示しない圧力印加装置を接続し、当該拡張用ポート26及びチューブ24を介して拡張体20内に拡張用流体を導入することより、図2A及び図2Bに示すように拡張体20が拡張する。一方、拡張体20内から拡張用流体を排出すると、図2Bにおいて仮想線で示すように拡張体20が収縮する。
ガイドデバイス12の寸法は、治療対象部位に応じて適宜選択されるが、例えば、冠動脈に生じた閉塞部(CTO病変等)の治療に使用される場合には、拡張体20、チューブ24及び拡張用ポート26を含む全長が500〜2000mm、拡張体20の全長が5〜100mm程度、拡張体20の太さ又は幅(円筒形の場合には外径)が0.5〜20mm程度、チューブ24の外径が0.5〜10mm程度に設定される。
ガイドデバイス12はこのように構成されているため、後述するように、血管内で拡張体20を拡張させた状態にして、ガイド部22に沿って穿刺デバイス14を前進させることにより、穿刺デバイス14の穿刺部28を血管壁に向かうように案内することができる。また、ガイドデバイス12は、血管内で拡張した際に、血管壁を外側に押圧する機能を有する。
図1に示すように、穿刺デバイス14は、血管等の生体管腔を貫通可能な穿刺部28が先端部に形成された管状体である。穿刺デバイス14は、蛇行する血管等の生体管腔の湾曲に容易に追従できる柔軟性(可撓性)を有するとともに、生体管腔を穿刺及び貫通可能な剛性を有することが好ましい。この場合、穿刺デバイス14の構成材料は、上述したガイドデバイス12を構成するチューブ24の構成材料として例示したいずれか一種以上の材料を採用し得る。
穿刺デバイス14の先端付近には、X線透視下で認識可能なように、X線(放射線)非透過性を有する材質(例えば、金、白金、タングステン等)で構成されたX線非透過性マーカが設置されていてもよい。
図3に示すように、穿刺デバイス14の先端に設けられた穿刺部28は、穿刺部28を構成する管体の周方向の一部が他部より突出することで鋭角に形成されている。すなわち、穿刺部28の先端面は傾斜面29をなしており、先端開口29aが傾斜面29に沿って斜めに形成される。なお、穿刺部28の形状は、これに限定されないことは勿論である。
弾性変形していない自然状態で、穿刺部28は、当該穿刺部28よりも基端側の部分(以下、胴体部15という)に対して傾斜方向に指向する。穿刺デバイス14において、胴体部15の軸線に対する穿刺部28の軸線の傾斜角度は、例えば、1〜45°程度に設定され、好ましくは5〜20°程度に設定される。このように、穿刺部28が胴体部15に対して斜めに形成されることで、後述するように、穿刺デバイス14を、閉塞部を迂回する形で生体管腔に配置する手技において、穿刺部28を生体管壁の外側から生体管壁に穿刺して、穿刺部28を生体管腔内に送り込む操作を容易に行うことができる。
穿刺デバイス14の寸法は、治療対象部位に応じて適宜選択され、例えば、冠動脈に生じたCTO病変等の閉塞部の治療に使用される場合には、全長が600〜2500mm程度、外径が0.3〜10mm程度に設定される。
図1及び図4に示すように、バイパス管送達デバイス16は、生体管腔に対して配置可能なバイパス管30と、バイパス管30を離脱可能に保持しガイドワイヤ(ガイド手段)が挿通可能な内腔42aが設けられたバイパス管送達カテーテル32とを備える。バイパス管送達デバイス16は、バイパス管30を生体管腔の目的部位まで送達し、当該目的部位にバイパス管30を配置するためのデバイスである。
バイパス管30は、可撓性を有し、且つ生体の代替物として適用可能な材質で構成された人工血管である。このような材質としては、例えば、ポリエステル繊維、ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)、ポリウレタン等の人工素材を用いることができる。この場合、バイパス管30は、内皮細胞やタンパク質等の生体素材によって内周面をコーティングした混成素材(ハイブリッド人工血管)を用いてもよい。さらに、組織工学や遺伝子工学によって形成された人工血管を適用することもできる。
バイパス管30は、閉塞部が発生した血管等の生体管腔に適したバイパスとして適切に機能するように、その寸法及び形状が設定される。バイパス管30が冠動脈に対して適用される場合、バイパス管30は、例えば、全長が10mm〜200mm程度、外径が1mm〜10mm程度、肉厚が1mm〜3mm程度に設定される。
図4に示すように、バイパス管送達カテーテル32は、細径で長尺な管状のシャフト34と、シャフト34の内側に配置された内管42と、シャフト34の外側に配置された外管44と、シャフト34の先端部に設けられた拡張部36と、シャフト34の基端部に設けられたハブ46とを備える。
シャフト34は、長尺なバイパス管送達カテーテル32の大部分を構成する可撓性を有する管状部材であり、バルーン38の後端とハブ46の先端とを連結するように延在する。シャフト34の内側には、ガイドワイヤ74(図8A参照)が挿通されるワイヤ用ルーメン42aを内部に形成した内管42が配置される。内管42と、当該内管42を囲繞して配置されたシャフト34とにより、同心二重管が構成される。
内管42とシャフト34との間には、バルーン38の拡張用流体を供給するための拡張用ルーメン43が軸方向に延在して形成される。当該拡張用ルーメン43は、バルーン38の内部と連通している。シャフト34は、例えば、外径が1〜3mm程度であり、肉厚が100〜500μm程度であり、長さが500〜2000mm程度のチューブ24である。
内管42は、バルーン38、シャフト34及びハブ46の内側を軸方向に延在する可撓性を有する管状部材であり、その先端が拡張部36の先端面で開口し、その基端がハブ46の基端で開口する。内管42は、例えば、外径が0.5〜2mm程度であり、肉厚が100〜500μm程度であり、長さが700〜2200mm程度のチューブ24である。
バイパス管送達カテーテル32では、内管42の先端開口部を入口として挿入されたガイドワイヤ74が、内管42の内腔42aを先端側から基端側へと挿通され、ハブ46の基端から導出される「オーバーザワイヤタイプ」のカテーテルとして構成されている。
外管44は、バルーン38及びシャフト34の外側を軸方向に延在する可撓性を有する管状部材であり、その先端内周部が、拡張したバルーン38の基端側外周部によって支持される。外管44は、例えば、外径が2〜10mm程度であり、肉厚が100〜1000μm程度であり、長さが500〜2000mm程度のチューブ24である。
なお、バイパス管送達カテーテル32は、シャフト34の長手方向の途中部分にガイドワイヤ74が導出される開口部を設けた、いわゆる「ラピッドエクスチェンジタイプ」のカテーテルとして構成されてもよい。この場合、外管44には、ガイドワイヤ74を導出するための長孔(スリット)が、外管44の軸線に沿って設けられる。
これらシャフト34、内管42及び外管44は、操作者が基端側を把持及び操作しながら、長尺なシャフト34を血管等の生体管腔内へと円滑に挿通させることができるように、適度な可撓性と適度な剛性を有する構造であることが好ましい。そこで、シャフト34、内管42及び外管44は、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら2種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料の多層チューブ等で形成するとよい。
シャフト34の先端に設けられた拡張部36は、拡張及び収縮が可能である。拡張部36がバイパス管30の内側で拡張した状態で、拡張部36によりバイパス管30が保持される。拡張部36が収縮した状態で、拡張部36がバイパス管30から抜け出ることが可能である。本実施形態において、拡張部36は、拡張用流体の流入出によって拡縮動作するバルーン38と、このバルーン38の先端部を被覆する先端カバー40とを有する。
バルーン38は、内圧の変化により拡張及び収縮が可能に構成されており、図4では、バイパス管30の内側で拡張した状態のバルーン38が示されている。バルーン38は、拡張用ルーメン43を介して内部に注入される拡張用流体により筒状(円筒状)に拡張する。バルーン38は、その先端内周部が内管42の外周面に液密に接合され、その基端がシャフト34の先端部に液密に接合される。バルーン38と内管42、及びバルーン38とシャフト34とは、それぞれ液密に固着されればよく、例えば接着や熱融着によって接合される。バルーン38の構成材料は、例えば、上述した拡張体20の構成材料として例示したものから選択され得る。
図4に示すように、バルーン38の全長は、バイパス管30の全長よりも長いとよく、バルーン38の両端がバイパス管30の両端から突出した状態で、バイパス管30が拡張したバルーン38により保持されるのがよい。これにより、バルーン38の外周面でバイパス管30が全長にわたって支持されるため、バイパス管30を目的部位に送達するまでバルーン38により安定的に保持することができる。
図5に示すように、バルーン38が収縮した状態では、バルーン38を含む拡張部36の外径はバイパス管30の内径よりも小さい。従って、後述するように、バイパス管30を血管の目的部位に配置した後、バルーン38を含む拡張部36を収縮させることにより、拡張部36によるバイパス管30の保持を解除することができる。そして、バイパス管30の保持を解除した状態で、拡張部36を含むバイパス管送達カテーテル32を後退させることにより、バイパス管30からバイパス管送達カテーテル32を抜去することができる。
バルーン38は、シャフト34と同様に適度な可撓性が必要とされるとともに、バイパス管30を確実に保持できる程度の強度が必要であり、その材質は、例えば、上記にて例示したシャフト34の構成材料と同一でよく、あるいは他の材質であってもよい。
内管42のうち、バルーン38内に位置する部分には、X線非透過マーカが設けられてもよい。X線非透過マーカは、X線(放射線)非透過性を有する材質(例えば、金、白金、タングステン等)によって構成され、生体内でバルーン38の位置をX線造影下で視認するためのものである。なお、X線非透過マーカは、1つに限らず、複数設けられてもよく、内管42のうちバルーン38が設けられた箇所よりも基端側に配置されてもよい。
バルーン38の先端部を被覆する先端カバー40は、バルーン38よりも硬質に構成された中空筒状部材であり、且つ先端に向かって縮径するテーパ部を有する。先端カバー40は、バルーン38よりも硬質ではあるが、バルーン38の拡縮動作に追従して伸縮する程度の柔軟性を有する。従って、図4に示すように、バルーン38が拡張してその外周部でバイパス管30を保持した状態では、先端カバー40の内径とバイパス管30の内径とは略一致する。一方、図5に示すように、バルーン38が収縮した際には、バルーン38の収縮に伴って先端カバー40も収縮(縮径)することにより、先端カバー40の外径がバイパス管30の内径よりも小さくなる。
先端カバー40の構成材料としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら2種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料又はこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料が挙げられる。
図4に示すように、シャフト34の基端に設けられたハブ46には、ハブ本体46aから分岐したバルーン拡張ポート46bが設けられ、当該バルーン拡張ポート46b内に設けられた内腔とバルーン38の内部とは、拡張用ルーメン43を介して連通している。
ハブ46の構成材料は、特に限定されないが、比較的硬質の樹脂材料、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)が挙げられる。
バルーン拡張ポート46bは、図示しないインデフレータ等の拡張用流体供給手段を接続可能である。バルーン拡張ポート46bに当該拡張用流体供給手段を接続し、拡張用流体供給手段を作動させることで、当該拡張用流体供給手段から拡張用流体(例えば、造影剤)をハブ46及び拡張用ルーメン43を介してバルーン38まで送液可能となっている。
図6に示すように、固定部材送達デバイス18は、バイパス管30の少なくとも一端部と生体管腔とを固定可能な固定部材50と、固定部材50が載置された長尺なシャフト52と、シャフト52に対して軸線方向に摺動可能であり固定部材50を収納可能な管状のシース54と、シース54の基端に設けられるシース駆動用ハンドル56とを備える。シャフト34、シース54及びシース駆動用ハンドル56により、固定部材50を離脱可能に保持しガイドワイヤ74が挿通可能な内腔52aが設けられた固定部材送達カテーテル57が構成される。
本実施形態において、固定部材50は、自己拡張機能を有し、中空筒形状に構成される。固定部材50は、Ti−Ni合金等の超弾性合金等からなる線材をリング状やZ状に形成した骨格を複数配列して全体として中空筒状に形成した構成や、超弾性合金等からなる線材をメッシュ状に編んで全体として中空筒状に形成した構成でもよい。
図6において、固定部材50は、シャフト34に設けられたマウント部53とシース54とによって形成された空間に収容され、拡張が規制されて折り畳まれた状態(収縮状態)となっている。シース54がシャフト34に対して後退移動し、内部に収容された固定部材50がシース54による規制から解放されると、図7Aに示すように、固定部材50は自己拡張機能により拡張・展開する。
シャフト52は、全長にわたって、ガイドワイヤ74が挿通される内腔52aが貫通形成された可撓性を有する柔軟なチューブ状部材である。シャフト52の先端には、先細り形状のノーズ部52b(ノーズコーン)が設けられる。シャフト52の先端部近傍、すなわちノーズ部52bの基端側には、固定部材50を載置するためのマウント部53が設けられる。マウント部53は、先端側の段差を形成する前部壁53aと、基端側の段差を形成する後部壁53bとにより、シース54によって縮径状態にある固定部材50を軸線方向に位置決め保持することができる。
シース54は、シャフト52の外面側に軸線方向に摺動可能に配置される可撓性を有する薄肉且つ柔軟なチューブ状部材である。シース駆動用ハンドル56は、シース54を基端方向に移動操作する際に使用者が把持する部分であり、シース54の基端部に連結されシース54よりも大径であり、シャフト52に対してシース54と一体的に軸線方向に変位可能である。
シャフト52とシース54の構成材料は特に限定されないが、長尺なシャフト52及びシース54を生体の血管へと円滑に挿通させることができるように、適度な可撓性と適度な剛性を有することが好ましい。そこで、シャフト52とシース54の構成材料は、上述したバイパス管送達デバイス16のシャフト34の構成材料として例示した一種以上の材料を採用し得る。
シース54は、シース駆動用ハンドル56の位置を基準として、図6に示す初期位置(使用開始前位置)から基端方向(近位方向)に移動可能である。初期位置では、シース54は、シャフト52に対する可動範囲の最も先端側に配置されている。固定部材送達カテーテル57では、この初期位置において、シース54がシャフト52のマウント部53を完全に覆い、マウント部53に配置された固定部材50を全長にわたって圧縮で収納している。
図7Aに示すように、シース54は、当該シース54の最先端部がシャフト52に設けられたマウント部53の後部壁53bよりも基端側まで後退可能である。シース54が後部壁53bよりも基端側まで後退すると、固定部材50は、シース54から完全に放出された状態となる。
上記のように構成された固定部材送達デバイス18に代えて、図7Bに示す変形例に係る固定部材送達デバイス60が採用されてもよい。この固定部材送達デバイス60は、バイパス管30の少なくとも一端部と生体管腔とを固定可能な固定部材62と、固定部材62を離脱可能に保持し且つガイドワイヤが挿通可能な内腔が設けられた固定部材送達カテーテル64とを備える。
固定部材62は、固定部材送達カテーテル64のバルーン66により内側から押し広げられることにより拡張可能に構成された中空筒状部材であり、バルーン66の外周上に装着される。固定部材62を構成する材料としては、生体適合性を有する金属が好ましく、例えば、ステンレス鋼等の鉄ベース合金、タンタル(タンタル合金)、プラチナ(プラチナ合金)、金(金合金)、コバルトベース合金、コバルトクロム合金、チタン合金、ニオブ合金等が挙げられる。
固定部材送達カテーテル64は、長尺で可撓性を有するシャフト68と、シャフト68の先端に設けられ拡張及び収縮可能なバルーン66とを備える。バルーン66は、拡張用流体の流入出により拡縮動作するものである。図7Bに示すように、バルーン66は、初期状態では収縮しており、収縮状態の固定部材62を内側から保持する。バルーン66内に拡張用流体が導入されることによりバルーン66が拡張すると、固定部材50が内側から押し広げられ、拡張(拡径)する。図7Bでは、拡張状態の固定部材62を仮想線で示している。このときの固定部材62の変形は、塑性変形であるため、その後にバルーン66が収縮しても、固定部材62はほとんど収縮することがなく、実質的に拡張時の形状を保持する。
本実施形態に係る治療デバイス組立体10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下では、治療デバイス組立体10の使用方法(治療方法)との関係で、治療デバイス組立体10の作用及び効果について説明する。治療デバイス組立体10を用いた治療方法は、以下の工程を有する。
(1) ガイドデバイス配置ステップ
ガイドデバイス配置ステップでは、図8Aに示すように、閉塞部72の手前側(中枢側)の生体管腔内にガイドデバイス12を配置する。閉塞部72は、生体管腔内の液体の流れを阻害する部位である。閉塞部72が発生する生体管腔として例えば血管、消化管、気管、胆管、リンパ管、耳鼻腔、涙腺などがある。図8A等に示した閉塞部72は、その部位で生体管腔を完全に閉塞していることから、当該閉塞部72よりも末梢側(図8A等で右側)へは一切液体が流れない状態となっている。以下、生体管腔が血管70(特に、冠動脈)である場合で説明する。
ガイドデバイス配置ステップでは、具体的には、先ず、血管70内でガイドワイヤ74を挿通したカテーテル69を走行させ、カテーテル69の先端を閉塞部72の手前位置まで到達させる。その後、拡張体20を収縮させた状態のガイドデバイス12を、カテーテル69に挿入し、カテーテル69の先端から血管70内へ送り出す。そして、ガイドデバイス12の先端部を構成する拡張体20が、閉塞部72のやや手前(中枢側)に来るように、ガイドデバイス12の位置を調整する。血管70に対するガイドデバイス12の位置を調整したら、図8Aに示すように、拡張体20への拡張用流体の供給により、拡張体20を拡張させる。拡張体20の拡張により、先端側に向かって外側に寄るように傾斜した傾斜部22aを含むガイド部22が形成されるとともに、拡張体20の外周部によって血管70の壁(以下、血管壁という)が外側に押圧される。
(2) 穿刺デバイス送達ステップ
穿刺デバイス送達ステップでは、図8Bに示すように、カテーテル69及び血管70内を通して、穿刺デバイス14を閉塞部72の手前側まで送達する。具体的には、ガイドワイヤ74を前進させ、ガイドワイヤ74の先端部をガイドデバイス12のガイド部22に進入させる。次に、ガイドワイヤ74を穿刺デバイス14の内腔に挿通させた状態で、穿刺デバイス14をガイドワイヤ74に沿わせて前進させることで、穿刺デバイス14の穿刺部28をガイド部22に進入させる。
(3) 穿刺デバイス配置ステップ
穿刺デバイス配置ステップでは、穿刺デバイス14を、血管70の外側を経由して閉塞部72を迂回する形で、血管70に配置する。具体的には、図8Bの状態から穿刺デバイス14をさらに前進させることにより、ガイド部22に設けられた傾斜部22aのガイド作用下に、穿刺部28を血管壁に寄せていき、穿刺デバイス14の先端を血管70内から血管70外へと送り出す(図8C参照)。このように、ガイド部22の作用により、穿刺デバイス14の先端が血管壁に向かって案内されるため、穿刺デバイス14先端を血管壁の内から外へとスムーズに刺通させることができる。また、拡張した拡張体20により血管壁を内側から押圧することで、穿刺デバイス14による穿刺部分を圧迫し、これにより、穿刺部分からの出血を好適に防止又は抑制することができる。
次に、血管70外へと出た穿刺部28を血管70に沿って前進させる(図9A参照)。次に、閉塞部72よりも末梢側で穿刺デバイス14の穿刺部28を血管70外から血管70内に送り込む(図9B参照)。この場合、穿刺デバイス14を手元側で周方向に回転操作することにより、胴体部15に対して傾斜した穿刺部28を血管70側に向かせたうえで、穿刺デバイス14を前進させる。このように、穿刺デバイス14において穿刺部28が胴体部15に対して傾斜していることにより、穿刺部28を血管壁の外側から血管壁に穿刺して、穿刺部28を血管70内に送り込む操作を容易に行うことができる。図9Cに示すように、穿刺デバイス14の先端部分がある程度まで血管70内に挿入された状態となるまで、穿刺デバイス14をさらに前進させる。
(4) ガイド手段配置ステップ
ガイド手段配置ステップでは、閉塞部72を迂回する形で血管70に配置された穿刺デバイス14の内腔を通して、ガイドワイヤ74(ガイド手段)を前進させることにより、血管70の外側を経由して閉塞部72を迂回する形でガイドワイヤ74を配置する(図10A参照)。この場合、穿刺デバイス14が、閉塞部72を迂回する形で血管70に配置されているため、穿刺デバイス14に挿通されたガイドワイヤ74を前進させるだけで、ガイドワイヤ74が穿刺デバイス14に沿って、血管70の内から外へ送り出され、血管70の外側で血管70に沿って閉塞部72の奥側まで前進させられた所で、血管70の外から内へと送り込まれる。
(5) 穿刺デバイス抜去ステップ
穿刺デバイス抜去ステップでは、ガイドワイヤ74の位置を保持した状態で、穿刺デバイス14を血管70外へと抜去する。具体的には、閉塞部72を迂回する形で血管70に配置されたガイドワイヤ74の位置を保持した状態で、ガイドワイヤ74に沿って穿刺デバイス14を後退させることで、先ず、穿刺部28を、血管壁の内から外へ移動させ、血管70の外側を一旦経由して、血管壁の外から内へと移動させる。そして、さらに穿刺デバイス14を後退させることにより、カテーテル69から穿刺デバイス14を抜去する(図10B参照)。
(6) バイパス管送達デバイス配置ステップ
バイパス管送達デバイス配置ステップでは、バイパス管送達カテーテル32によりバイパス管30が保持された状態のバイパス管送達デバイス16を、ガイドワイヤ74に沿って前進させ、バイパス管30の両端が血管70内に位置し且つバイパス管30の途中部位が血管70外に位置する状態とする(図10C参照)。具体的には、バイパス管送達カテーテル32によりバイパス管30が保持された状態のガイドデバイス12を、カテーテル69に挿入するとともに、ガイドワイヤ74をバイパス管送達デバイス16の内腔42a(図4参照)に挿通させた状態で、カテーテル69内でバイパス管送達デバイス16を前進させ、カテーテル69の先端から血管70内へ送り出す。
そして、バイパス管送達デバイス16をさらに前進させることにより、バイパス管送達デバイス16がガイドワイヤ74に沿って、血管70の内から外へ送り出され、血管70の外側で血管70に沿って閉塞部72の奥側まで前進させられた所で、血管70の外から内へと送り込まれる。この場合、バイパス管送達カテーテル32の先端を構成する先端カバー40が先細り形状であるため、バイパス管送達カテーテル32が血管壁を通過しやすい。
(7) バイパス管送達カテーテル32抜去ステップ
バイパス管送達カテーテル32抜去ステップでは、図11Aに示すように、バイパス管30の位置を保持した状態で、バイパス管30をバイパス管送達カテーテル32から離脱させるとともに、バイパス管送達カテーテル32を後退させることによりバイパス管30からバイパス管送達カテーテル32を抜去する。本実施形態では、拡張部36を構成するバルーン38を収縮させると、バルーン38の外径がバイパス管30の内径よりも小さくなることにより、バルーン38を含む拡張部36によるバイパス管30の保持が解除される(図5参照)。そして、拡張部36を縮小させた状態で、バイパス管送達カテーテル32を後退させることにより、バイパス管送達カテーテル32をバイパス管30から抜き取る。そして、さらに穿刺デバイス14を後退させることにより、カテーテル69からバイパス管送達カテーテル32を抜去する。
(8) 固定部材送達デバイス配置ステップ
固定部材送達デバイス配置ステップでは、図11Bに示すように、固定部材送達カテーテル57により固定部材50が保持された状態の固定部材送達デバイス18を、ガイドワイヤ74に沿って前進させ、バイパス管30の一端部に固定部材50が来るように固定部材送達デバイス18を配置する。
具体的には、固定部材送達カテーテル57により固定部材50が保持された状態の固定部材送達デバイス18を、カテーテル69に挿入するとともに、ガイドワイヤ74を固定部材送達デバイス18の内腔に挿通させた状態で、カテーテル69内で固定部材送達デバイス18を前進させ、カテーテル69の先端から血管70内へ送り出す。そして、固定部材送達デバイス18をさらに前進させることにより、固定部材送達デバイス18がガイドワイヤ74に沿って、血管70の内から外へ送り出され、血管70の外側で血管70に沿って閉塞部72の奥側まで前進させられた所で、血管70の外から内へと送り込まれる。この場合、バイパス管30の一端部から固定部材50の一部が出るように、固定部材送達デバイス18の位置を調整する。図11Bでは、閉塞部72よりも末梢側にあるバイパス管30の一端部に固定部材50が位置する。
(9) 固定ステップ
固定ステップでは、図11Cに示すように、固定部材50により、バイパス管30の少なくとも一端部と血管70とを固定する。なお、以下では、バイパス管30の先端部側(末梢側)に配置される固定部材50を「固定部材50a」と呼び、バイパス管30の基端側(手前側/中枢側)に配置される固定部材50を「固定部材50b」と呼んで区別する場合がある。
本実施形態では、具体的には、シース54をシャフト52に対して後退させると、シース54の後退に伴って固定部材50が弾性復元力によって拡張することにより、固定部材50aの外周部がバイパス管30の一端部と血管70とに押圧接触する。これにより、バイパス管30の先端部と、閉塞部72よりも末梢側の血管70とが固定部材50aによって固定される。このように固定部材50aが配置されたら、固定部材送達カテーテル57をバイパス管30、血管70及びカテーテル69から抜去する。次に、同様の方法で、バイパス管30の基端部と血管70とを固定部材50bにより固定する。なお、バイパス管30の基端部側に固定部材50bを配置した後に、バイパス管30の先端部側に固定部材50aを配置してもよい。あるいは、バイパス管30のいずれか一方の端部のみに固定部材50を配置してもよい。
以上説明したように、治療デバイス組立体10及びこれを用いた治療方法によれば、穿刺デバイス14、バイパス管送達デバイス16及び固定部材送達デバイス18を順に使用することにより、閉塞部72を迂回する形で、バイパス管30を血管70等の生体管腔に配置及び固定することができる。これにより、閉塞部72の手前側と末梢側とを連通するバイパスが形成され、閉塞部72が発生した生体管腔内の生体液の流れ(血流等)を回復することができる。よって、本発明によれば、閉塞部72による生体管腔内の閉塞を低侵襲で治療することができる。
本実施形態の場合、拡張部36がバイパス管30内で拡張及び収縮が可能であるため、バイパス管30を生体管腔の目的位置に送達するまでは、拡張状態を維持することによりバイパス管30を確実に保持することができる。また、バイパス管30を生体管腔の目的位置に送達した後、拡張部36の収縮によって拡張部36からバイパス管30を解放したうえで、拡張部36を含むバイパス管送達カテーテル32を後退させることにより、バイパス管送達カテーテル32をバイパス管30から抜去することが可能である。よって、バイパス管30の両端が生体管腔内に配置された状態で、バイパス管30を生体管腔の目的位置に確実に配置することができる。
本実施形態の場合、先端カバー40がバルーン38よりも硬質で且つ先細り形状に構成されるため、バイパス管送達カテーテル32を生体管腔の外から内に送り込む際に、バイパス管送達カテーテル32の先端を構成する先端カバー40が生体管壁を通過しやすい。よって、バイパス管送達デバイス16を迅速且つスムーズに目的部位へと送達できる。
本実施形態の場合、生体管腔内で穿刺デバイス14を生体管腔に向かって案内するガイド部22を有するガイドデバイス12をさらに備える。この構成によれば、ガイドデバイス12に沿って穿刺デバイス14を前進させることにより、穿刺デバイス14の先端が生体管壁に向かって案内されるため、穿刺デバイス14先端を生体管壁の内から外へとスムーズに刺通させることができる。
本実施形態の場合、ガイドデバイス12は、生体管腔内で拡張可能でありガイド部22が設けられたバルーンにより構成された拡張体20を有し、拡張体20は、生体管腔内で拡張した際に、生体管壁を外側に押圧する。この構成によれば、拡張した拡張体20により生体管壁を外側に押圧することで、穿刺デバイス14による穿刺部分を圧迫し、これにより、穿刺部分からの生体液(血液等)の漏出を好適に防止又は抑制することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…治療デバイス組立体 12…ガイドデバイス
14…穿刺デバイス 16…バイパス管送達デバイス
18、60…固定部材送達デバイス 20…拡張体
28…穿刺部 30…バイパス管
32…バイパス管送達カテーテル 38…バルーン
40…先端カバー 50、62…固定部材
57、64…固定部材送達カテーテル

Claims (8)

  1. 生体管腔内手技より閉塞部を有する生体管腔にバイパスを形成するための治療デバイス組立体であって、
    線状のガイド手段が挿通可能な内腔を有し、生体管壁に刺通可能な穿刺部を先端に有する管状の穿刺デバイスと、
    前記生体管腔に対して配置可能なバイパス管と、前記バイパス管を離脱可能に保持し前記ガイド手段が挿通可能な内腔が設けられたバイパス管送達カテーテルとを有するバイパス管送達デバイスと、
    前記バイパス管の少なくとも一端と前記生体管腔とを固定可能な固定部材と、前記固定部材を離脱可能に保持し前記ガイド手段が挿通可能な内腔が設けられた固定部材送達カテーテルとを有する固定部材送達デバイスと、を備える、
    ことを特徴とする治療デバイス組立体。
  2. 請求項1記載の治療デバイス組立体において、
    前記バイパス管送達カテーテルは、拡張及び収縮が可能な拡張部を有し、
    前記拡張部が前記バイパス管内で拡張した状態で、前記拡張部により前記バイパス管が保持され、
    前記拡張部が収縮した状態で、前記拡張部が前記バイパス管から抜け出ることが可能である、
    ことを特徴とする治療デバイス組立体。
  3. 請求項1又は2記載の治療デバイス組立体において、
    前記拡張部は、
    拡張用流体の流入出によって拡縮動作するバルーンと、
    前記バルーンの先端部を被覆し、前記バルーンよりも硬質に構成され且つ先細り形状に構成された先端カバーを有する、
    ことを特徴とする治療デバイス組立体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の治療デバイス組立体において、
    前記生体管腔内で前記穿刺デバイスを前記生体管腔に向かって案内するガイド部を有するガイドデバイスをさらに備える、
    ことを特徴とする治療デバイス組立体。
  5. 請求項4記載の治療デバイス組立体において、
    前記ガイドデバイスは、前記生体管腔内で拡張可能であり前記ガイド部が設けられた拡張体を有し、
    前記拡張体は、前記生体管腔内で拡張した際に、前記生体管壁を外側に押圧する、
    ことを特徴とする治療デバイス組立体。
  6. 生体管腔内手技より閉塞部を有する生体管腔にバイパスを形成するための治療方法であって、
    前記生体管腔内を通して、先端に穿刺部を有する管状の穿刺デバイスを、前記生体管腔に生じた閉塞部の手前側まで送達する穿刺デバイス送達ステップと、
    前記穿刺デバイスを、前記生体管腔の外側を経由して前記閉塞部を迂回する形で、前記生体管腔に配置する穿刺デバイス配置ステップと、
    前記生体管腔に配置された前記穿刺デバイスの内腔を通して、線状のガイド手段を前進させることにより、前記ガイド手段を前記生体管腔の外側を経由して前記閉塞部を迂回する形で配置するガイド手段配置ステップと、
    前記ガイド手段の位置を保持した状態で、前記穿刺デバイスを前記生体管腔外へと抜去する穿刺デバイス抜去ステップと、
    バイパス管とバイパス管送達カテーテルとを有するバイパス管送達デバイスを、前記バイパス管送達カテーテルにより前記バイパス管が保持された状態で、前記ガイド手段に沿って前進させ、前記バイパス管の両端が前記生体管腔内に位置し且つ前記バイパス管の途中部位が前記生体管腔外に位置する状態とするバイパス管送達デバイス配置ステップと、
    前記バイパス管の位置を保持した状態で、前記バイパス管を前記バイパス管送達カテーテルから離脱させるとともに、前記バイパス管送達カテーテルを後退させることにより前記バイパス管から前記バイパス管送達カテーテルを抜去するバイパス管送達カテーテル抜去ステップと、
    固定部材と固定部材送達カテーテルとを有する固定部材送達デバイスを、前記固定部材送達カテーテルにより前記固定部材が保持された状態で、前記ガイド手段に沿って前進させ、前記バイパス管の端部に前記固定部材が来るように前記固定部材送達デバイスを配置する固定部材送達デバイス配置ステップと、
    前記固定部材により、前記バイパス管の前記端部と前記生体管腔とを固定する固定ステップと、を含む、
    ことを特徴とする治療方法。
  7. 請求項6記載の治療方法において、
    前記閉塞部の手前側の前記生体管腔内に、前記穿刺デバイスを案内可能なガイド部を有するガイドデバイスを配置するガイドデバイス配置ステップをさらに含み、
    前記穿刺デバイス配置ステップでは、前記穿刺デバイスを前進させることにより、前記ガイドデバイスの前記ガイド部のガイド作用下に、前記穿刺デバイスの先端を前記生体管腔内から前記生体管腔外へと送り出す、
    ことを特徴とする治療方法。
  8. 請求項7記載の治療方法において、
    前記ガイドデバイスは、前記生体管腔内で拡張可能な拡張体を有し、
    前記ガイドデバイス配置ステップでは、前記生体管腔内での前記拡張体の拡張により、前記生体管壁を内側から押圧する、
    ことを特徴とする治療方法。
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JP2019058282A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 テルモ株式会社 治療方法
CN115227357A (zh) * 2022-08-11 2022-10-25 哈尔滨医科大学 一种具有扩压功能的胸腔穿刺引流导管

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