JP2013224211A - 皿分別装置 - Google Patents
皿分別装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013224211A JP2013224211A JP2013024863A JP2013024863A JP2013224211A JP 2013224211 A JP2013224211 A JP 2013224211A JP 2013024863 A JP2013024863 A JP 2013024863A JP 2013024863 A JP2013024863 A JP 2013024863A JP 2013224211 A JP2013224211 A JP 2013224211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dish
- tableware
- moving
- unit
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 65
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000004851 dishwashing Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Abstract
【課題】食器皿の種別ごとに分別する皿分別装置を提供する。
【解決手段】皿分別装置100は、食器皿(飲食物容器)3をまとめて投入する皿投入部160と、皿投入部160で投入された食器皿3を一枚ずつ搬送する搬送部110と、食器皿3の種別毎に設けられ、食器皿3を種別ごとに分別するとともに、分別された食器皿3をストッカに保持する皿排出部130A〜Cと、食器皿3の種別を識別する識別部120と、食器皿3を載置して一の皿排出部130から隣接する皿排出部130に移動させる移動部140と、を有し、皿排出部130の各々は、識別部120により識別された食器皿3の種別に対応する皿排出部130に、食器皿3が移動部140により移動されたときに、食器皿3の底を皿排出部130の出口側に押し出す押し出し手段としての押出しピストン150A〜Cを備える。
【選択図】図2
【解決手段】皿分別装置100は、食器皿(飲食物容器)3をまとめて投入する皿投入部160と、皿投入部160で投入された食器皿3を一枚ずつ搬送する搬送部110と、食器皿3の種別毎に設けられ、食器皿3を種別ごとに分別するとともに、分別された食器皿3をストッカに保持する皿排出部130A〜Cと、食器皿3の種別を識別する識別部120と、食器皿3を載置して一の皿排出部130から隣接する皿排出部130に移動させる移動部140と、を有し、皿排出部130の各々は、識別部120により識別された食器皿3の種別に対応する皿排出部130に、食器皿3が移動部140により移動されたときに、食器皿3の底を皿排出部130の出口側に押し出す押し出し手段としての押出しピストン150A〜Cを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、飲食店等で使用される飲食物を載置するための食器皿を、その種別ごとに識別して分別する皿分別装置に関する。
従来、食器皿洗浄装置にて洗浄された食器皿は、食器皿分別装置において、裏面に設けられている金属マークを検出することで皿の種別が検出されるとともに、皿案内ローラにより移動され、該当する種別に対応する皿停止位置に送られたときに、皿停止装置の皿停止部材により停止されるように制御されている。また、停止された食器皿は、押上用ピストンに押されて積み重ねストッカに保持される。このような食器皿分別装置を用いることで、洗浄された食器皿を皿の種別ごとに仕分けしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の食器皿分別装置にあっては、種別に対応する皿停止装置では、皿停止部材を上方に移動させることで、皿案内ローラにより滑り落ちてくる食器皿を停止位置に停止させなければならず、皿停止部材の移動タイミングが遅れると、食器皿を停止位置に停止させることができなくなる場合があった。また、皿停止部材により食器皿を停止位置に停止させた際にも、停止位置からずれた位置に停止してしまい、押上用ピストンによる押し上げがうまくいかないことがあった。このため食器皿の仕分けができなくなるという問題が生じていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、種別の異なる食器皿の仕分けを確実に行うことができる皿分別装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の皿分別装置は、
複数種の食器皿を、当該食器皿の種別毎に設けられる皿排出部に分別する皿分別装置であって、
前記食器皿の種別を識別する識別部と、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動させる移動部と、を有し、
前記皿排出部は、前記識別部により識別された前記食器皿の種別に対応する皿排出部に、前記食器皿が前記移動部により移動されたときに、当該食器皿を当該皿排出部の出口側に押し出す押し出し手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、皿排出部は、食器皿の種別毎に設けられており、移動部は、食器皿を載置して一の皿排出部から隣接する皿排出部に確実に移動させることができる。その後、押し出し手段は、識別部により識別された前記食器皿の種別に対応する皿排出部に、前記食器皿が前記移動部により移動されたときに、当該食器皿を前記皿排出部の出口側に押し出すことができるので、食器皿を停止位置である皿排出部に確実に停止させて、押し出すことができる。これにより、食器皿の停止位置が皿排出部からずれてしまうことがなく、移動部と押し出し手段とのタイミング制御もより簡単になり、食器皿の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。この場合、食器皿の種別に対応しない皿排出部に食器皿が移動されたときには、移動部により、次の皿排出部に移動させることができ、食器皿は、種別に対応する皿排出部まで次々と移動されていくことになる。
複数種の食器皿を、当該食器皿の種別毎に設けられる皿排出部に分別する皿分別装置であって、
前記食器皿の種別を識別する識別部と、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動させる移動部と、を有し、
前記皿排出部は、前記識別部により識別された前記食器皿の種別に対応する皿排出部に、前記食器皿が前記移動部により移動されたときに、当該食器皿を当該皿排出部の出口側に押し出す押し出し手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、皿排出部は、食器皿の種別毎に設けられており、移動部は、食器皿を載置して一の皿排出部から隣接する皿排出部に確実に移動させることができる。その後、押し出し手段は、識別部により識別された前記食器皿の種別に対応する皿排出部に、前記食器皿が前記移動部により移動されたときに、当該食器皿を前記皿排出部の出口側に押し出すことができるので、食器皿を停止位置である皿排出部に確実に停止させて、押し出すことができる。これにより、食器皿の停止位置が皿排出部からずれてしまうことがなく、移動部と押し出し手段とのタイミング制御もより簡単になり、食器皿の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。この場合、食器皿の種別に対応しない皿排出部に食器皿が移動されたときには、移動部により、次の皿排出部に移動させることができ、食器皿は、種別に対応する皿排出部まで次々と移動されていくことになる。
本発明の皿分別装置は、
前記移動部は、前記食器皿を載置し、間隔が隔てられて設けられた二つの棒状の移動手段を備え、
前記押し出し手段は、前記皿排出部ごとに備えられ、前記二つの棒状の移動手段の隙間から前記食器皿の底部をそれぞれ押し出すことを特徴としている。
この特徴によれば、二つの棒状の移動手段に、食器皿を載置して移動させ、押し出し手段は、前記皿排出部ごとに備えられ、二つの棒状の移動手段の隙間から前記食器皿の底部をそれぞれ押し出すことができるので、押し出し手段の押出しの際に、移動手段が邪魔にならないので、例えば、食器皿の移動と押出しとを交互に行うことができ、食器皿の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。
前記移動部は、前記食器皿を載置し、間隔が隔てられて設けられた二つの棒状の移動手段を備え、
前記押し出し手段は、前記皿排出部ごとに備えられ、前記二つの棒状の移動手段の隙間から前記食器皿の底部をそれぞれ押し出すことを特徴としている。
この特徴によれば、二つの棒状の移動手段に、食器皿を載置して移動させ、押し出し手段は、前記皿排出部ごとに備えられ、二つの棒状の移動手段の隙間から前記食器皿の底部をそれぞれ押し出すことができるので、押し出し手段の押出しの際に、移動手段が邪魔にならないので、例えば、食器皿の移動と押出しとを交互に行うことができ、食器皿の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。
本発明の皿分別装置は、
前記種別毎の皿排出部は、一列に配設されており、
前記移動部は、前記隣接する皿排出部への食器皿の移動を、前記一の皿排出部の全てにおいて同時に行うことを特徴としている。
この特徴によれば、移動部は、前記隣接する皿排出部への食器皿の移動を、同時に、前記一の皿排出部の全てにおいて行うことができるので、一列に配設されている皿排出部において、複数の食器皿を次々と移動させることができる。
前記種別毎の皿排出部は、一列に配設されており、
前記移動部は、前記隣接する皿排出部への食器皿の移動を、前記一の皿排出部の全てにおいて同時に行うことを特徴としている。
この特徴によれば、移動部は、前記隣接する皿排出部への食器皿の移動を、同時に、前記一の皿排出部の全てにおいて行うことができるので、一列に配設されている皿排出部において、複数の食器皿を次々と移動させることができる。
本発明の皿分別装置は、
前記移動部は、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動し、当該隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る移動ギア手段と、
前記移動ギア手段が、前記一の皿排出部から前記隣接する皿排出部に移動する際に、当該移動ギア手段を上方に持ち上げ、前記隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る際に、当該移動ギア手段を下方に下げるリフト手段と、
前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に、前記皿排出部に位置する食器皿を保持するガイド部材とを備え、
前記押し出し手段は、前記食器皿の押し出しを、前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に行うことを特徴としている。
この特徴によれば、移動ギア手段は、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動(前進)し、このとき、リフト手段は、当該移動ギア手段を上方に持ち上げており、また、リフト手段が、移動ギア手段を下方に下げてから、移動ギア手段は、隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る(後退する)ように動作する。これにより、移動ギア手段は、前進移動するときには上方において移動し、後退するときには下方において移動する。前記押し出し手段は、前記食器皿の押し出しを、前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に行うことができる。移動ギア手段が、後進するときには、ガイド部材が皿排出部に位置する食器皿を保持するので、食器皿が後退することがなく、食器皿を次々と前進させることができる。
前記移動部は、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動し、当該隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る移動ギア手段と、
前記移動ギア手段が、前記一の皿排出部から前記隣接する皿排出部に移動する際に、当該移動ギア手段を上方に持ち上げ、前記隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る際に、当該移動ギア手段を下方に下げるリフト手段と、
前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に、前記皿排出部に位置する食器皿を保持するガイド部材とを備え、
前記押し出し手段は、前記食器皿の押し出しを、前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に行うことを特徴としている。
この特徴によれば、移動ギア手段は、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動(前進)し、このとき、リフト手段は、当該移動ギア手段を上方に持ち上げており、また、リフト手段が、移動ギア手段を下方に下げてから、移動ギア手段は、隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る(後退する)ように動作する。これにより、移動ギア手段は、前進移動するときには上方において移動し、後退するときには下方において移動する。前記押し出し手段は、前記食器皿の押し出しを、前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に行うことができる。移動ギア手段が、後進するときには、ガイド部材が皿排出部に位置する食器皿を保持するので、食器皿が後退することがなく、食器皿を次々と前進させることができる。
本発明の皿分別装置は、
前記移動ギア手段は、前記皿排出部の少なくとも二つに亘って配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、移動ギア手段は、前記皿排出部の少なくとも二つに亘って配設されるため、移動ギア手段により皿排出部に位置する複数の食器皿を同時に移動させることができる。
前記移動ギア手段は、前記皿排出部の少なくとも二つに亘って配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、移動ギア手段は、前記皿排出部の少なくとも二つに亘って配設されるため、移動ギア手段により皿排出部に位置する複数の食器皿を同時に移動させることができる。
本発明の皿分別装置は、
前記ガイド部材は、前記皿排出部の全てに亘って配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、リフト手段により移動ギア手段が下方に下げられた際に、ガイド部材が、全ての皿排出部に位置する食器皿を同時に保持することができる。
前記ガイド部材は、前記皿排出部の全てに亘って配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、リフト手段により移動ギア手段が下方に下げられた際に、ガイド部材が、全ての皿排出部に位置する食器皿を同時に保持することができる。
本発明の皿分別装置は、
前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿が皿排出部に配置されたときに、皿排出部に位置するこの食器皿に対して、皿移動規制部が前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制するため、食器皿が皿排出部の位置に留まり、皿排出部の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出し手段による食器皿の押上の失敗を防ぎ、食器皿の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿の押上の失敗後の食器皿の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿が皿排出部に配置されたときに、皿排出部に位置するこの食器皿に対して、皿移動規制部が前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制するため、食器皿が皿排出部の位置に留まり、皿排出部の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出し手段による食器皿の押上の失敗を防ぎ、食器皿の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿の押上の失敗後の食器皿の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
本発明の皿分別装置は、
前記リフト手段による前記移動ギアの動作に連動されるとともに、前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、皿移動規制部の動作タイミングを、前記リフト手段による前記移動ギアの動作タイミングに連動されるようにしておくことで、皿移動規制部と移動ギアとの両者の動作タイミングを簡単に合わせることができる。例えば、移動部の動作タイミングにおける食器皿が移動されていない移動ギア手段がリフト手段により下がるタイミングに合わせて規制することができ、食器皿が押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出し手段による食器皿の押上の失敗を防ぎ、食器皿の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿の押上の失敗後の食器皿の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
前記リフト手段による前記移動ギアの動作に連動されるとともに、前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、皿移動規制部の動作タイミングを、前記リフト手段による前記移動ギアの動作タイミングに連動されるようにしておくことで、皿移動規制部と移動ギアとの両者の動作タイミングを簡単に合わせることができる。例えば、移動部の動作タイミングにおける食器皿が移動されていない移動ギア手段がリフト手段により下がるタイミングに合わせて規制することができ、食器皿が押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出し手段による食器皿の押上の失敗を防ぎ、食器皿の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿の押上の失敗後の食器皿の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
本発明に係る皿分別装置を備える食器皿搬送システムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る皿分別装置を備える食器皿搬送システムにつき、図1から図13を参照して説明する。
図1は、実施例における皿分別装置の構成図を示し、図2に、図1に示す皿分別装置のA−A断面矢視図を示し、図3及び図4に、実施例における皿分別装置の移動部の平面図を示している。また、図5〜図13には、実施例における皿分別装置の動作説明図を示している。
図1において、皿分別装置100は、食器皿(飲食物容器)3をまとめて投入する皿投入部160と、皿投入部160で投入された食器皿3を一枚ずつ搬送する搬送部110と、食器皿3の種別毎に設けられ、食器皿3を種別ごとに分別するとともに、分別された食器皿3をストッカ133A〜Cに保持する皿排出部130A〜Cと、食器皿3の種別を識別する識別部120と、食器皿3を載置して一の皿排出部130から隣接する皿排出部130に移動させる移動部140と、を有し、皿排出部130の各々は、識別部120により識別された食器皿3の種別に対応する皿排出部130に、食器皿3が移動部140により移動されたときに、食器皿3の底を皿排出部130の出口側に押し出す押し出し手段としての押出しピストン150A〜Cを備える。また、皿排出部130は、押出しピストン150A〜Cにより押し出された食器皿3を積層するストッカ133A〜Cと、ストッカ133A〜C内に保持するための三つの保持片132とを備えている。なお、皿排出部130Aの位置から隣接する皿排出部130Bの位置への方向(図6に示す矢印の方向)の移動を以下前進といい、前進と逆方向の移動を後退という。また、各モータの制御は、図示しない制御装置により制御される。
食器皿3の種別としては、食器皿3に載置する飲食物の値段等によりあらかじめ定められており、模様や色分けにより飲食客が識別可能であり、また、食器皿3に埋め込まれているRFID(Radio Frequency Identification)により電波による個体識別が可能となっており、個体識別子に食器皿3の種別情報を含めておく。識別部120では、アンテナ121を備え、アンテナ121により食器皿3の電波を受信することで、食器皿3の種別の識別が可能となっている。本実施例においては、A皿、B皿、C皿の3種類の種別がある場合を例にしているが、2種類としてもよいし、または4種類以上設けてもよい。
食器皿3の種別に対応して、皿排出部130A〜Cの押出しピストン150A〜Cが設けられており、識別部120は、搬送部110により搬送されてきた食器皿3の種別を識別し、図示しない制御装置により、識別された種別に対応する押出しピストン150A〜Cに押出しが指示される。移動部140は、載置した食器皿3を、皿排出部130Aの位置から隣接する皿排出部130Bの位置に前進移動させるとともに、皿排出部130Bの位置にある食器皿3を隣接する皿排出部130Cに前進移動させる。押出しピストン150A〜Cは、識別部120により識別された食器皿3の種別に対応する皿排出部130A〜Cに、食器皿3が移動部140により移動されたときに、食器皿3を皿排出部A〜Cの出口側であるストッカ133A〜C内に押し出すことで、食器皿3の種別ごとに仕分けを行っている。
つぎに、皿分別装置100の移動部140と押出しピストン150A〜Cとの構成および動作を詳細に説明する。
図2に示すように、移動部140は、食器皿3を載置し、間隔が隔てられて設けられた二つの棒状の移動手段として移動ギア141、142と、移動ギア141、142を駆動する駆動ギア144と、駆動ギアを駆動する移動ギア用モータ143とを備える。また、移動部140は、全ての皿排出部に亘って配設され、食器皿3の側方裏面を支持するガイド部材151を備えることができる。図3及び図4に示すように、移動ギア141、142は、皿排出部の一つ分(1ピッチ分)の移動距離を備え、皿排出部の二つ分である皿排出部130AおよびB、または、皿排出部130BおよびCに亘るような長さを備えて配設されている。移動部140は、移動ギア141、142を移動ギア用モータ143および駆動ギア144により駆動させることで、例えば、図9及び図10に示すように、移動ギア141、142上に載置した食器皿3を、皿排出部130Aの位置から隣接する皿排出部130Bの位置に1ピッチ分移動させるとともに、同時に皿排出部130Bの位置にある食器皿3を隣接する皿排出部130Cに1ピッチ分移動させる。これにより、皿排出部130A、Bに位置する複数の食器皿を同時に前進移動させることができる。また、移動部140は、リフト手段としてのスライドレール145、146と、リフトレバー147とを備えている。スライドレール145、146とリフトレバー147とは、連結されており、また、スライドレール145、146は、移動ギア141、142に連結されている。移動部140は、食器皿3を前進移動させる際に、リフトレバー147でスライドレール145、146を持ち上げることで、移動ギア141、142を上方に持ち上げて、移動ギア用モータ143を回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を前進移動させることで、移動ギア141、142上に載置されている食器皿3を1ピッチ移動させることができる。移動部140は、リフトレバー147でスライドレール145、146を下方に下げることで、移動ギア141、142を下方に下げて、移動ギア用モータ143を逆回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を後退移動させる。この場合、移動ギア141、142を下方に下げることで、食器皿3は、ガイド部材151上に保持されて載置されることとなり、移動ギア141、142上から離れる。このため、移動ギア141、142が後退する際には、食器皿3は移動せず、そのまま前進移動後の皿排出部130に留まる。移動部140の移動ギア141、142は、このようにして、前進移動と後退移動とを交互に続けることで、皿排出部130A、Bに位置する複数の食器皿を同時に1ピッチ分前進移動させることができる。
また、押出しピストン150A〜Cは、図2に示すように、押出し用モータ131A〜Cと、この押出し用モータ131A〜Cにそれぞれ接続される駆動ギアと、駆動ギアに接続され、押出しピストン150を押し出すように駆動するリンク部とを備える。押出しピストン150A〜Cは、移動部140の移動ギア141、142が、後退移動しているときに、移動されてきた食器皿3を皿排出部A〜Cの出口側であるストッカ133A〜C内に押し出す。
つぎに、皿分別装置100における食器皿3の移動の様子を、図1および図5〜図13を参照して説明する。
図1に示すように、皿投入部160に積層されて投入された食器皿3は、搬送部用モータ111により駆動される搬送部110のスクリュウ112により一枚ずつ搬送される。識別部120上を食器皿3が通過すると、アンテナ121で食器皿3のRFIDの電波を受信し、識別部120が、食器皿3の種別を識別する。図示しない制御装置は、食器皿3の種別に対応する押出しピストン150A〜Cに押出しを指示する。その後、スクリュウ112の終端に位置する皿排出部130Aの位置に食器皿3が搬送されると、図5に示すように、食器皿3が、移動ギア141、142の上面に載置される。つぎに、移動ギア用モータ143を回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を前進移動させることで、移動ギア141、142上に載置されている食器皿3を1ピッチ前進移動させる。これにより、図6に示すように、食器皿3が、皿排出部130Aから皿排出部130Bに前進移動する。その後、リフトレバー147でスライドレール145、146を下方に下げることで、図7に示すように、移動ギア141、142を下方に下げて、移動ギア用モータ143を逆回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を後退移動させる。この場合、移動ギア141、142を下方に下げることで、図7および図8に示すように、食器皿3は、ガイド部材151上に載置されることとなり、移動ギア141、142上から離れる。このため、移動ギア141、142が後退する際には、食器皿3は移動せず、そのまま前進移動後の皿排出部130に留まる。移動ギア141、142が下方に下げられているため、後退する場合には、食器皿3に接触することなく移動することができる。また、移動ギア141、142が後退したときには、つぎの食器皿3が、皿排出部130Aの押出しピストン150A上に搬送されている。その後、リフトレバー147でスライドレール145、146を持ち上げることで、移動ギア141、142が上方に持ち上げられて、皿排出部130Aおよび皿排出部130Bにある食器皿3を載置し、移動ギア用モータ143を回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を前進移動させることで、移動ギア141、142上に載置されている食器皿3を1ピッチ移動させることができる。これにより、図10に示すように、食器皿3が、皿排出部130Aから皿排出部130Bに前進移動するとともに、食器皿3が、皿排出部130Bから皿排出部130Cに前進移動する。その後、食器皿3が、その種別に対応する皿排出部130Cまで搬送されると、図11に示すように、押出しピストン150Cは、移動部140の移動ギア141、142が、後退移動しているときに、食器皿3を皿排出部Cの出口側であるストッカ133C内に押し出して持ち上げる。皿排出部Cのストッカ133Cの下端部には保持片132が三つ備えられており、食器皿3が押出しピストン150により上昇する場合には、保持片132が跳ね上がるように軸支して構成されており、押出しピストン150が下降する際には、食器皿3の周縁部分に保持片132が引っ掛かり食器皿3が保持されるように構成されている。これにより、押出しピストン150が下降しても、積層された食器皿3は、皿排出部の保持片132により保持される。
以上説明したような動作を連続して行うことで、皿排出部130A、Bに位置する食器皿3を、1ピッチ分前進移動させ、皿排出部130B、Cにそれぞれ移動させることができ、食器皿3の種別に対応する皿排出部130まで移動されると、押出しピストン150により押し出されて皿排出部130のストッカ133A〜Cに保持される。図12に示すように、食器皿3が、その種別に対応する皿排出部130Bまたは皿排出部130Cまで搬送されると、図13に示すように、押出しピストン150Bおよび押出しピストン150Cは、移動部140の移動ギア141、142が、後退移動しているときに、食器皿3を皿排出部Bおよび皿排出部Cの出口側であるストッカストッカ133B、C内に押し出して持ち上げる。なお、スクリュウ112の終端に位置する皿排出部130Aに対応する種別の食器皿3がスクリュウ112から搬送され、食器皿3がガイド部材151上に載置された場合には、移動ギア141、142が後退移動しているときに、皿排出部Aの押出しピストン150Aが、食器皿3を皿排出部Aの出口側であるストッカ133A内に押し出して持ち上げることで、食器皿3は、皿排出部Aの保持片132に保持される。
以上説明したように、移動部140は前進と後退とを交互に行うとともに、押出しピストン150による押出しは、移動部140の後退のタイミングに行うことで、移動部140と押出しピストン150とのタイミング制御もより簡単になり、食器皿3の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。
<追加の実施例>
つぎに、上記実施例に示した皿分別装置の構成に、食器皿を支持する皿移動規制部170を追加した場合の構成を、追加の実施例として説明する。図14及び図15に、追加の実施例における皿分別装置100Aの構成及び動作説明図を示す。図14(a)及び15(a)に、皿分別装置100Aの移動部の平面図の一部を示し、図14(b)及び図15(b)に、皿分別装置100Aの動作説明図を示している。追加の実施例における皿分別装置100Aの構成は、皿移動規制部170の構成とそのリンク部分を除いて上記実施例に示した皿分別装置100の構成と動作は同様であるので、異なる部分について説明する。
つぎに、上記実施例に示した皿分別装置の構成に、食器皿を支持する皿移動規制部170を追加した場合の構成を、追加の実施例として説明する。図14及び図15に、追加の実施例における皿分別装置100Aの構成及び動作説明図を示す。図14(a)及び15(a)に、皿分別装置100Aの移動部の平面図の一部を示し、図14(b)及び図15(b)に、皿分別装置100Aの動作説明図を示している。追加の実施例における皿分別装置100Aの構成は、皿移動規制部170の構成とそのリンク部分を除いて上記実施例に示した皿分別装置100の構成と動作は同様であるので、異なる部分について説明する。
追加の実施例においては、図1に示したスクリュウ112の終端に位置する皿排出部130Aの位置に食器皿3が搬送されて配置されたときや、移動部140により皿排出部130B又は130Cの位置食器皿3を移動させたときに生じる食器皿3の位置ずれを防止するために、食器皿3の移動を規制する皿移動規制部170を設けている。皿移動規制部170は、皿排出部130B、Cには設けなくとも、皿排出部130Aにのみ対応させて備えることで、図1に示したスクリュウ112の終端に位置する皿排出部130Aの位置に食器皿3が搬送されて配置されたときに生じる前進方向(この前進方向は移動部140の移動方向と同じである)への食器皿3の位置ずれを防止することができる。本追加の実施例においては、皿移動規制部170は、皿排出部130ごとに設ける場合を例にしているので、皿排出部130A、Bにそれぞれ対応させて皿移動規制部170A、170Bとしている。皿移動規制部170を皿排出部130ごとに設けることで、食器皿3が各皿排出部130に配置されたときに、皿移動規制部170が、食器皿3の前進方向(移動部140による移動方向)への移動を規制するため、食器皿3が皿排出部130の位置に留まり、皿排出部130の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出しピストン150A〜Cによる食器皿3の押上の失敗を防ぎ、食器皿3の押上をスムーズに行うことができる。
皿移動規制部170の構成は、図14(a)及び(b)に示すように、食器皿3に当接する当接部171と、当接部171を支持して上下に移動させるための支持部172と、支持部172を上下に駆動させる駆動軸173とを備える。駆動軸173は、リフトレバー147に連結されており、リフトレバー147によりスライドレール145、146が下方に下げられて移動ギア141、142が下方に下げられるとき、すなわち、移動部140により食器皿3が移動されていないときに、皿移動規制部170は、リフトレバー147により駆動軸173が駆動されて支持部172を介して当接部171を下方から上方に移動させ、当接部171の先端部分が食器皿3の糸底の側面に当接されることで、食器皿3の前進方向への移動を規制している。また、リフトレバー147でスライドレール145、146が持ち上げられ、移動ギア141、142が上方に持ち上げられるときに、皿移動規制部170は、リフトレバー147により駆動軸173が駆動されて支持部172を介して当接部171を食器皿3の当接位置の上方から下方に移動させている。これにより、図15(a)及び(b)に示すように、移動ギア141、142により食器皿3が前進方向への移動されているときには、当接部171は、食器皿3の前進を邪魔しないような下方位置に退避される。
皿移動規制部170の当接部171A、Bの先端部は、図14(a)に示すように、食器皿3の前進側の一部に当接して食器皿3の前進移動を規制できるような形状であればよく、例えば、糸底の側面の一部と同様な形状に形成しておくことで、食器皿3の糸底の側面部分に当接しやすくすることができる。皿移動規制部170の支持部172の移動方向としては、下方から上方に移動するもののほか、上方から下方に移動させることで食器皿3の移動を規制するものでもよい。上方から下方に移動させて規制する場合には、当接部171が、上方位置にあるときに、食器皿3の前進を邪魔しないような位置としておき、また、駆動軸173も上方に設けておく。また、皿移動規制部170を食器皿3の前進移動に邪魔にならないような側方側に設けるようにし、支持部172を横方向の水平方向に平行移動させて食器皿3の前進移動を規制するような構成にしてもよい。この場合駆動軸もそれに合わせて移動方向を設定しておく。
つぎに、皿分別装置100Aにおける食器皿3の移動と移動規制の様子を、図14及び図15を参照して説明する。
図14(a)及び図14(b)に示すように、上述した実施例と同様に、図示しない搬送部110のスクリュウ112により食器皿3が一枚ずつ搬送され、食器皿3は、ガイド部材151の皿排出部130Aの押出しピストン150A上に載置される。そのとき、皿移動規制部170A、Bは、リフトレバー147により駆動軸173A、Bが駆動されて支持部172A、Bを介して当接部171A、Bを下方から上方に移動させ、当接部171A、Bの先端部分が食器皿3の糸底の側面に当接されることで、食器皿3の前進方向への移動を規制する。一方、移動部140は、移動規制のタイミングに連動し、リフトレバー147でスライドレール145、146を下方に下げ、移動ギア141、142を下方に下げて、移動ギア用モータ143を逆回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を後退移動させる。またこのときに、食器皿3が、その種別に対応する皿排出部130Aにある場合には、押出しピストン150Aは、移動部140の移動ギア141、142が後退移動し、皿移動規制部170Aが移動を規制しているときに、食器皿3を皿排出部Aの出口側であるストッカ133A内に押し出して持ち上げる。このとき、皿移動規制部170Aは、押出しピストン150Aの押上方向に対しては移動を規制しない。このように、皿移動規制部170A、Bは、食器皿3の前進方向への移動のみを規制し、それ以外の方向への規制は行わないように構成されている。
つぎに、リフトレバー147により駆動軸173A、Bが駆動されて支持部172A、Bを介して当接部171A、Bが食器皿3の当接位置の上方から下方に移動され、食器皿3の移動規制が解除される。移動規制の解除タイミングに連動し、リフトレバー147によりスライドレール145、146が持ち上げられ、移動ギア141、142が上方に持ち上げられて、皿排出部130Aおよび皿排出部130Bにある食器皿3を載置し、図15(a)及び(b)に示すように、移動ギア用モータ143を回転させて駆動ギア144を介して移動ギア141、142を前進移動させることで、移動ギア141、142上に載置されている食器皿3が1ピッチ前進移動される。
その後は、上述した移動規制部170A、Bによる移動規制、移動ギア141、142の後退移動及び押出しピストン150A〜Bの押上と、移動規制部170A、Bによる移動規制の解除及び移動ギア141、142による食器皿3の前進移動とを繰り返していく。この際に、リフトレバー147による移動ギア141、142の上下の動作に連動して、移動規制部170A、Bが移動規制解除と移動規制とを行うことで、皿移動規制部170A、Bと移動ギア141、142との両者の動作タイミングを簡単に合わせることができる。
以上説明したような動作を連続して行うことで、食器皿3が皿排出部130に配置されたときに、皿排出部130に位置するこの食器皿3に対して、皿移動規制部170が、前進方向(移動部140の移動方向)への食器皿3の移動を規制するため、食器皿3が皿排出部130の位置に留まり、皿排出部130の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出しピストン150による食器皿3の押上の失敗を防ぎ、食器皿3の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿3の押上の失敗後の食器皿3の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
また、移動部140は前進と後退とを交互に行うとともに、皿移動規制部170による食器皿3の移動規制と押出しピストン150による押出しは、移動部140の後退のタイミングに行うことで、移動部140と皿移動規制部170と押出しピストン150とのタイミング制御もより簡単になり、食器皿3の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。
皿移動規制部170を皿排出部130Aにのみ対応させて備える場合には、スクリュウ112の終端に位置する皿排出部130Aの位置に食器皿3が搬送されて配置されたときに生じる食器皿3の位置ずれを防止することができる。また、皿移動規制部170を皿排出部130ごとに設ける場合には、食器皿3が各皿排出部130に配置されたときに、皿移動規制部170が、食器皿3の前進方向(移動部140による移動方向)への移動を規制するため、食器皿3が皿排出部130の位置に留まり、皿排出部130の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出しピストン150A〜Cによる食器皿3の押上の失敗を防ぎ、食器皿3の押上をスムーズに行うことができる。なお、図14および図15においては、皿排出部130A、130Bにおける構成のみを示しているが皿排出部130Cにおいても皿移動規制部170を設けてもよいし、いずれか一つの皿排出部130に対して皿移動規制部170を設けるようにしてもよい。
上述した皿分別装置100、100Aは、単体で構成しているが、例えば、皿洗浄装置または皿搬送装置の内部に設けるようにしてもよい。
上記実施例と追加の実施例によれば、皿排出部130は、食器皿3の種別毎に設けられており、移動部140は、食器皿3を載置して皿排出部130AまたはBから隣接する皿排出部130BまたはCに確実に移動させることができる。その後、押出しピストン150は、識別部により識別された食器皿3の種別に対応する皿排出部130に、食器皿3が移動部140により移動されたときに、食器皿3を皿排出部130の出口側に押し出すことができるので、食器皿3を停止位置である皿排出部130に確実に停止させて、押し出すことができる。これにより、食器皿3の停止位置が皿排出部130からずれてしまうことがなく、移動部140と押出しピストン150とのタイミング制御もより簡単になり、食器皿3の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。この場合、食器皿3の種別に対応しない皿排出部130に食器皿3が移動されたときには、移動部140により、次の皿排出部130に移動させることができ、食器皿3は、種別に対応する皿排出部130まで次々と移動されていくことになる。
また、二つの棒状の移動手段である移動ギア141、142に、食器皿3を載置して移動させ、押出しピストン150は、二つの棒状の移動ギア141、142の隙間から食器皿3の底部を押し出すことができるので、押出しピストン150の押出しの際に、移動ギア141、142が邪魔にならないので、例えば、食器皿3の移動と押出しとを交互に行うことができ、食器皿3の種別毎の仕分けを確実に行うことができる。
移動部140は、隣接する皿排出部130への食器皿3の移動を、同時に、皿排出部130AおよびBの全てにおいて行うことができるので、一列に配設されている皿排出部130において、複数の食器皿3を次々と移動させることができる。
さらに、移動ギア141、142は、皿排出部130AまたはBから隣接する皿排出部130BたまはCに移動(前進)し、このとき、スライドレール145、146とリフトレバー147とは、移動ギア141、142を上方に持ち上げており、また、スライドレール145、146とリフトレバー147とが、移動ギア141、142を下方に下げてから、移動ギア141、142は、隣接する皿排出部130BまたはCから皿排出部130AまたはBに戻る(後退する)ように動作する。押出しピストン150は、スライドレール145、146とリフトレバー147とにより移動ギア141、142が下方に下げられた際に、皿排出部130に位置する食器皿3を保持するとともに、皿排出部130が、食器皿3の種別に対応する皿排出部130の場合には、食器皿3を皿排出部130に押し出すことができる。これにより、移動ギア141、142は、前進移動するときには上方において移動し、後退するときには下方において移動する。このため、後進するときにはガイド部材151が食器皿3を保持するので、食器皿3が後退することがなく、食器皿3を次々と前進させることができる。
移動ギア141、142は、皿排出部130の少なくとも二つに亘って配設されるため、移動ギア141、142により皿排出部130に位置する複数の食器皿3を同時に移動させることができる。
また、ガイド部材151は、全ての皿排出部に亘って配設されるようにしているが、皿排出部130ごとにガイド部材151を備えるようにしてもよい。さらに、移動ギア141、142が前進するときに、ガイド部材151により食器皿3の側方裏面などがガイドされるようにしてもよい。これにより、皿排出部130AまたはBから隣接する皿排出部130BたまはCへの移動(前進)を補助することができる。
追加の実施例によれば、皿排出部130に位置する食器皿3に対して、移動部140の移動方向への食器皿3の移動を規制する皿移動規制部170を有するため、食器皿3が皿排出部130に配置されたときに、皿排出部130に位置するこの食器皿3に対して、皿移動規制部170が移動部140の移動方向への食器皿3の移動を規制するため、食器皿3が皿排出部130の位置に留まり、皿排出部130の押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出しピストン150による食器皿3の押上の失敗を防ぎ、食器皿3の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿3の押上の失敗後の食器皿3の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
追加の実施例によれば、リフトレバー147による移動ギア141、142の動作に連動されるとともに、皿排出部130に位置する食器皿3に対して、移動部140の移動方向への食器皿3の移動を規制する皿移動規制部170を有するため、皿移動規制部170の動作タイミングを、例えば、移動部140の動作タイミングにおける食器皿3が移動されていない移動ギア手段が下がるタイミングに合わせて規制することで、食器皿3が押出し位置に対して位置ずれしてしまうことがないので、押出しピストン150による食器皿3の押上の失敗を防ぎ、食器皿3の押上をスムーズに行うことができる。また、食器皿3の押上の失敗後の食器皿3の位置ずれによる前進移動のつまりも防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、皿排出部130は、少なくとも食器皿3の種別ごとに設けられるが、同じ種別の皿排出部130を複数設けるようにしてもよい。この場合、同じ種別の皿排出部130それぞれに分別する枚数が均等となるように食器皿3を交互に分別するように制御してもよい。
また、前記実施例と追加の実施例では、食器皿3は丸形状のもので説明したが、それ以外の四角形状や多角形状の皿であってもよい。この場合、皿移動規制部170の当接部171の形状は皿の形状に合うような構成とすることができる。
押出しピストン150A〜Cは、スライドレール145、146と、リフトレバー147により移動ギア141、142が下方に下げられた際に、皿排出部130A〜Cに位置するに位置する食器皿3を載置するようにしてもよい。
3 食器皿(飲食物容器)
100、100A 皿分別装置
110 搬送部
111 搬送部用モータ
112 スクリュウ
120 識別部
121 アンテナ
130A〜C 皿排出部
131A〜C 押出し用モータ
132 保持片
133A〜C ストッカ
140 移動部
141、142 移動ギア
143 移動ギア用モータ
144 駆動ギア
145、146 スライドレール
147 リフトレバー
150A〜C 押出しピストン
151 ガイド部材
160 皿投入部
170A、B 皿移動規制部
171A、B 当接部
172A、B 支持部
173A、B 駆動軸
100、100A 皿分別装置
110 搬送部
111 搬送部用モータ
112 スクリュウ
120 識別部
121 アンテナ
130A〜C 皿排出部
131A〜C 押出し用モータ
132 保持片
133A〜C ストッカ
140 移動部
141、142 移動ギア
143 移動ギア用モータ
144 駆動ギア
145、146 スライドレール
147 リフトレバー
150A〜C 押出しピストン
151 ガイド部材
160 皿投入部
170A、B 皿移動規制部
171A、B 当接部
172A、B 支持部
173A、B 駆動軸
Claims (8)
- 複数種の食器皿を、当該食器皿の種別毎に設けられる皿排出部に分別する皿分別装置であって、
前記食器皿の種別を識別する識別部と、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動させる移動部と、を有し、
前記皿排出部は、前記識別部により識別された前記食器皿の種別に対応する皿排出部に、前記食器皿が前記移動部により移動されたときに、当該食器皿を当該皿排出部の出口側に押し出す押し出し手段を備えることを特徴とする皿分別装置。 - 前記移動部は、前記食器皿を載置し、間隔が隔てられて設けられた二つの棒状の移動手段を備え、
前記押し出し手段は、前記皿排出部ごとに備えられ、前記二つの棒状の移動手段の隙間から前記食器皿の底部をそれぞれ押し出すことを特徴とする請求項1に記載の皿分別装置。 - 前記種別毎の皿排出部は、一列に配設されており、
前記移動部は、前記隣接する皿排出部への食器皿の移動を、前記一の皿排出部の全てにおいて同時に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の皿分別装置。 - 前記移動部は、
前記食器皿を載置し、一の皿排出部から隣接する皿排出部に移動し、当該隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る移動ギア手段と、
前記移動ギア手段が、前記一の皿排出部から前記隣接する皿排出部に移動する際に、当該移動ギア手段を上方に持ち上げ、前記隣接する皿排出部から前記一の皿排出部に戻る際に、当該移動ギア手段を下方に下げるリフト手段と、
前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に、前記皿排出部に位置する食器皿を保持するガイド部材とを備え、
前記押し出し手段は、前記食器皿の押し出しを、前記リフト手段により前記移動ギア手段が下方に下げられた際に行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の皿分別装置。 - 前記移動ギア手段は、前記皿排出部の少なくとも二つに亘って配設されることを特徴とする請求項4に記載の皿分別装置。
- 前記ガイド部材は、前記皿排出部の全てに亘って配設されることを特徴とする請求項4に記載の皿分別装置。
- 前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の皿分別装置。
- 前記リフト手段による前記移動ギアの動作に連動されるとともに、前記皿排出部に位置する前記食器皿に対して、前記移動部の移動方向への当該食器皿の移動を規制する皿移動規制部を有することを特徴とする請求項4に記載の皿分別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013024863A JP2013224211A (ja) | 2012-03-23 | 2013-02-12 | 皿分別装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067116 | 2012-03-23 | ||
JP2012067116 | 2012-03-23 | ||
JP2013024863A JP2013224211A (ja) | 2012-03-23 | 2013-02-12 | 皿分別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013224211A true JP2013224211A (ja) | 2013-10-31 |
Family
ID=49594565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013024863A Pending JP2013224211A (ja) | 2012-03-23 | 2013-02-12 | 皿分別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013224211A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016016361A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社石野製作所 | 皿選別装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53142781A (en) * | 1977-05-19 | 1978-12-12 | Bwg Bergwerk Walzwerk | Movableebeam type conveyer for stripp coil or similar heavy articles to be transported |
JPH01316147A (ja) * | 1988-06-13 | 1989-12-21 | Hitachi Electron Eng Co Ltd | ワーク搬送装置 |
JP2540601Y2 (ja) * | 1990-03-12 | 1997-07-09 | 株式会社石野製作所 | 飲食物容器洗浄仕分け装置 |
-
2013
- 2013-02-12 JP JP2013024863A patent/JP2013224211A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53142781A (en) * | 1977-05-19 | 1978-12-12 | Bwg Bergwerk Walzwerk | Movableebeam type conveyer for stripp coil or similar heavy articles to be transported |
JPH01316147A (ja) * | 1988-06-13 | 1989-12-21 | Hitachi Electron Eng Co Ltd | ワーク搬送装置 |
JP2540601Y2 (ja) * | 1990-03-12 | 1997-07-09 | 株式会社石野製作所 | 飲食物容器洗浄仕分け装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016016361A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社石野製作所 | 皿選別装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3068712B1 (en) | A palletizing installation and a method for palletizing | |
US8590135B2 (en) | Device and method for loading and unloading a machining machine for machining boards | |
EP4257518A2 (en) | Automated storage and retrieval system comprising a relay module and a method of operating such a system | |
EP2103556B1 (de) | Palettiervorrichtung | |
KR101003722B1 (ko) | 트레이 반송 시스템 | |
DE102012204030B4 (de) | Vorrichtung zur Übergabe von Artikellagen zwischen benachbarten Modulen | |
US9938090B2 (en) | Container raising/lowering conveyance apparatus | |
RU2683713C2 (ru) | Транспортировочное устройство для подъема/опускания контейнеров | |
CN106315216A (zh) | 一种托盘自动堆叠机 | |
US20150284192A1 (en) | Device and method for stacking and de-stacking goods carriers | |
US20170073199A1 (en) | Container Raising/Lowering Conveyance Apparatus | |
RU2683893C2 (ru) | Транспортировочное устройство для подъема/опускания контейнеров | |
CN106395393B (zh) | 轮胎码垛机及轮胎的码垛方法 | |
JP2013224211A (ja) | 皿分別装置 | |
CN109625810A (zh) | 载具自动循环装置 | |
JP7230359B2 (ja) | 食器回収システムおよび昇降装置 | |
CN107499627B (zh) | 电梯导轨半自动打包生产线 | |
US20060182551A1 (en) | Storage and retrieval unit and high-bay store having such a unit | |
US20030091411A1 (en) | Automated storage extraction system | |
US10124957B2 (en) | Shelf storage and retrieval system for a shelf warehouse, shelf warehouse with a shelf storage and retrieval system of this type and method for storing/retrieving clothes rails in or from a shelf warehouse of this type | |
JP5852025B2 (ja) | 皿取出し装置 | |
KR101515352B1 (ko) | 트레이 순환장치 | |
JP2015062552A (ja) | 皿分別装置 | |
CN210884293U (zh) | 出餐输送系统 | |
JP2006188337A (ja) | 食器皿移動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150324 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150714 |