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JP2013221590A - 車両の制御装置 - Google Patents

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JP2013221590A JP2012094436A JP2012094436A JP2013221590A JP 2013221590 A JP2013221590 A JP 2013221590A JP 2012094436 A JP2012094436 A JP 2012094436A JP 2012094436 A JP2012094436 A JP 2012094436A JP 2013221590 A JP2013221590 A JP 2013221590A
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Toshiya Yamashita
俊哉 山下
Atsushi Honda
敦 本多
Naoki Itatsu
直樹 板津
Atsushi Muto
敦 武藤
Isamu Yasuhachi
勇 八壽八
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Abstract

【課題】ロックアップクラッチをスリップさせて車両を走行させる際に、ロックアップクラッチの耐熱性の低下を防止する。
【解決手段】エンジン10と、エンジン10と駆動輪とを切り離すクラッチC1が設けられた自動変速機16と、エンジン10と自動変速機16との間に設けられロックアップクラッチ26を備えたトルクコンバータ14とを有する車両に搭載され、クラッチC1とロックアップクラッチ26を制御する制御装置において、クラッチC1とロックアップクラッチ26とを係合させた状態からクラッチC1とロックアップクラッチ26とをスリップさせる場合、クラッチC1をスリップさせてからロックアップクラッチ26をスリップさせる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロックアップクラッチが設けられた流体継手と、動力伝達のために摩擦係合装置が設けられた自動変速機とを備えた車両の制御装置に関する。
ロックアップクラッチが設けられたトルクコンバータと、動力伝達のために摩擦係合装置が設けられた自動変速機とを備えた車両が知られている。そして、ロックアップクラッチを係合させ摩擦係合装置のフォワードクラッチを係合させて走行している状態からロックアップクラッチをスリップさせる内容が特許文献1に開示されている。
特開2004−263733号公報
ところで、ロックアップクラッチのスリップ量を増加させると車両ショックを抑制しやすくなるが、スリップによって発生する摩擦熱によりロックアップクラッチの耐熱性の悪化が背反として生じる。
ここで、特許文献1にはフォワードクラッチのスリップとロックアップクラッチのスリップを併用しスリップ量を分担させる内容が開示されているが、フォワードクラッチとロックアップクラッチとをどのようなタイミングでスリップさせるかの記載はない。
例えば、ロックアップクラッチを先にスリップさせてからフォワードクラッチをスリップさせると、フォワードクラッチをスリップさせる際にロックアップクラッチのタービン側の回転速度が変化する。そのため、ロックアップクラッチのスリップ制御を精度良く行うことが困難となり、ロックアップクラッチの耐熱性を向上させることができない。この理由はロックアップクラッチのスリップ制御がトルクコンバータのポンプ側の回転速度とトルクコンバータのタービン側の回転速度のスリップ量の制御であり、制御対象の一方であるタービン側の回転速度が変化している際にはスリップ量の制御が難しくなるためである。また、ロックアップクラッチはフォワードクラッチに比べて径が大きく、応答性や制御性においてフォワードクラッチよりも劣るので制御対象の一方の回転速度が変化する際のスリップ量の制御がフォワードクラッチに比べて困難となる。
本発明は、以上の事情を鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ロックアップクラッチの設けられたトルクコンバータと、フォワードクラッチが設けられた自動変速機とを備えた車両において、ロックアップクラッチおよびフォワードクラッチを係合させた状態からロックアップクラッチをスリップさせる際に、ロックアップクラッチの耐熱性を向上させる車両の制御装置を提供することである。
かかる目的を達成するために第1の発明に係る制御装置は、エンジンと、前記エンジンと駆動輪とを切り離すクラッチが設けられた自動変速機と、前記エンジンと前記自動変速機との間に設けられロックアップクラッチを備えたトルクコンバータとを有する車両に搭載され、前記クラッチと前記ロックアップクラッチを制御する制御装置であって、前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させた状態から前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせる場合、前記クラッチをスリップさせてから前記ロックアップクラッチをスリップさせることを特徴とする。
第2の発明に係る制御装置は、第1の発明において、前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせた状態から、前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させる場合、前記ロックアップクラッチを係合させてから前記クラッチを係合させることを特徴とする。
第3の発明に係る制御装置は、エンジンと、前記エンジンと駆動輪とを切り離すクラッチが設けられた自動変速機と、前記エンジンと前記自動変速機との間に設けられロックアップクラッチを備えたトルクコンバータとを有する車両に搭載され、前記クラッチと前記ロックアップクラッチを制御する制御装置であって、前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせた状態から前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させる場合、前記ロックアップクラッチを係合させてから前記クラッチを係合させることを特徴とする。
第1の発明によれば、ロックアップクラッチのタービン側の回転速度の変化が抑制され、ロックアップクラッチのスリップ量を制御しやすくなる。したがって、クラッチおよびロックアップクラッチのスリップ制御を精度良く実行できるので、ロックアップクラッチの耐熱性を向上させることができる。
第2の発明によれば、クラッチとロックアップクラッチとを係合させた状態へ戻す場合、ロックアップクラッチのタービン側の回転速度の変化が抑制されロックアップクラッチのスリップ量を制御しやすくなる。よって、第1の発明に加えてロックアップクラッチを係合させる際のロックアップクラッチのスリップ制御も精度良く実行できるので、ロックアップクラッチの耐熱性をさらに向上させることができる。
第3の発明によれば、ロックアップクラッチのタービン側の回転速度の変化が抑制されロックアップクラッチのスリップ量を制御しやすくなる。したがって、第2の発明によるとクラッチおよびロックアップクラッチのスリップ制御を精度良く実行できるので、ロックアップクラッチの耐熱性を向上させることができる。
本発明の一実施例である制御装置が適用された車両の原動機および駆動系の要部を説明する図である。 図1の自動変速機の構成を説明する骨子図である。 図2に示す自動変速機において、その複数の油圧式摩擦係合装置の作動の組み合わせにより達成されるギヤ段を説明する図である。 図2に示す自動変速機のギヤ段などを制御する油圧制御回路の要部構成を説明する図である。 図1の車両に設けられた電子制御装置による制御機能の要部すなわちクラッチおよびロックアップクラッチのスリップ制御機能を説明する機能ブロック線図である。 図5の電子制御装置による制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図5の電子制御装置による制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図5の電子制御装置による制御作動の要部を説明するタイムチャートである。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例の車両の制御装置が適用された車両用動力伝達装置の構成を説明する図であり、図2はその自動変速機16の構成を説明する骨子図である。図において、動力源としてのエンジン10の出力は、トルクコンバータ14を介して自動変速機16に入力され、図示しない差動歯車装置および車軸を介して一対の駆動輪へ伝達されるようになっている。
上記トルクコンバータ14は、エンジン10に連結されたポンプ翼車20と、自動変速機16の入力軸22に連結されたタービン翼車24と、それらポンプ翼車20およびタービン翼車24の間を直結するためのロックアップクラッチ26と、一方向クラッチ28によって一方向の回転が阻止されているステータ翼車30とを備えている。上記ロックアップクラッチ26は、振動吸収のためにタービン翼車24に設けられ、自動変速機16内の摩擦係合装置よりも十分に大径のダンパ(緩衝装置)26aと、入力軸22に対して相対回転可能に設けられてはいるが、そのダンパ26aに連結されることによってその入力軸22に対して相対回転角度範囲が限定された状態で設けられ、摩擦板26bが外周部において環状に配設された円板状のクラッチピストン26cとを備えた大径単板クラッチである。
上記自動変速機16は、ハイおよびローの2段の切り換えを行う第1変速機32と、後進変速段および前進4段の切り換えが可能な第2変速機34とを備えている。第1変速機32は、サンギヤS0、リングギヤR0、およびキャリアK0に回転可能に支持されてそれらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされている遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置36と、サンギヤS0とキャリアK0との間に設けられたクラッチC0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およびハウジング38間に設けられたブレーキB0とを備えている。
第2変速機34は、サンギヤS1、リングギヤR1、およびキャリアK1に回転可能に支持されてそれらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わされている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置40と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリアK2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成る第2遊星歯車装置42と、サンギヤS3、リングギヤR3、およびキャリアK3に回転可能に支持されてそれらサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされている遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置44とを備えている。
上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに一体的に連結され、リングギヤR1とキャリアK2とキャリアK3とが一体的に連結され、そのキャリアK3は出力軸46に連結されている。また、リングギヤR2がサンギヤS3および中間軸48に一体的に連結されている。そして、リングギヤR0と中間軸48との間にクラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS2とリングギヤR0との間にクラッチC2が設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング38に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2とハウジング38との間には、一方向クラッチF1およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が入力軸22と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
キャリアK1とハウジング38との間にはブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウジング38との間には、ブレーキB4と一方向クラッチF2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
以上のように構成された自動変速機16では、例えば図3に示す作動表に従って後進ギヤ段と変速比γが順次小さくなる第1速ギヤ段乃至第5速ギヤ段の前進5段のうちのいずれかの変速段に切り換えられる。図3において「○」は係合状態を表し、空欄は解放状態を表し、「◎」はエンジンブレーキのときの係合状態を表し、「△」は動力伝達に関与しない係合を表している。
車両の発進時に用いられる第1速ギヤ段では、図3から明らかなように、クラッチC0およびクラッチC1が係合させられる。クラッチC0は、上記第1変速機32を構成するHL遊星歯車装置36の回転要素を一体回転させるために係合させられ、クラッチC1は自動変速機16内の動力伝達経路であるHL遊星歯車装置36のリングギヤR0と中間軸48との間に直列に配設され、動力伝達のために係合させられる。このクラッチC1は、作動油によって常時潤滑され且つ動力伝達のために摩擦係合させられる相互に重ねられた複数枚の摩擦板を有する湿式多板型クラッチから構成されている。
図4は、上記トルクコンバータ14のロックアップクラッチ26や自動変速機16の作動を制御する油圧制御回路56の要部を説明する図である。この図4において、エンジン10に機械的に連結されてそれにより直接回転駆動される機械式オイルポンプ60は、オイルタンクとして機能するオイルパン62内に還流した作動油をストレーナ64を介して吸入し、リリーフ型の第1調圧弁66へ圧送する。この第1調圧弁66は、電子制御装置90からの指令に従って作動するリニヤソレノイド弁SLTからのスロットル開度油圧信号に従って、自動変速機16の入力トルクに応じた大きさとなるように第1ライン圧PL1を調圧する。このライン油圧PL1は、第1クラッチC1、第2クラッチC2などの油圧式摩擦係合装置の油圧源であるので、その油圧式摩擦係合装置の滑りが発生しない範囲で可及的に低い圧に調圧される。また、第2調圧弁68は、上記第1調圧弁66からリリーフされた作動油を元圧として第2ライン圧を調圧する。ロックアップコントロール弁70は、その第2ライン圧PL2を元圧とし、電子制御装置90からの指令に従ってロックアップクラッチ26を係合状態、解放状態、スリップ状態とするための油圧を出力する。
上記ライン油圧PL1が供給されるマニュアル弁72は、シフト操作装置として機能するシフト操作レバー73に機械的に連結されることによりその操作位置たとえばP位置、R位置、N位置、D位置、S位置、L位置に連動して切換位置が変化させられるものであり、その切換位置に対応するポートからライン油圧PL1が出力される。シフト操作レバー73が前進走行ポジション(レンジ)すなわちD位置、S位置、L位置へ操作されている場合は、第1クラッチC1および第2クラッチC2などへ向かってライン油圧PL1が出力される。前進走行中には、第4速および第5速時に第2クラッチC2にライン油圧PL1が供給されるように、第2クラッチC2は図示しないシフト弁を介してマニュアル弁72に連結されている。また、第1クラッチC1とマニュアル弁72との間には、エンジン10の停止状態からの自動復帰やN→Dシフト発進時などに際してより速やかに発進を行うための油路が設けられている。すなわち、ファーストアプライ(速やかな供給)時には、第1クラッチC1には大オリフィス74と電磁弁76により開閉制御される切換弁78を経由してライン油圧PL1がマニュアル弁72から供給されるが、非ファーストアプライ(通常の供給)時には、第1クラッチC1には大オリフィス74と小オリフィス80とを経由してライン油圧PL1がマニュアル弁72から供給される。上記小オリフィス80と並列に設けられたチェック弁82は、第1クラッチC1にライン油圧PL1が供給されるときは閉じられるが、第1クラッチC1から作動油が排出されるときには開かれることにより、第1クラッチC1が速やかに解放される。上記第1クラッチC1に接続されたC1アキュムレータ84およびその接続路に設けられたオリフィス86は、通常のN→Dシフト時や発進時などにおいて第1クラッチC1を滑らかに係合させるためのものである。
図5は、図1の車両に設けられた電子制御装置90による制御機能の要部すなわちクラッチおよびロックアップクラッチのスリップ制御機能を説明する機能ブロック線図である。この電子制御装置90は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェースなどから成る所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。電子制御装置90は、自動変速機16のギヤ段を切り換えるために油圧制御回路56内のシフト弁を駆動するシフトソレノイドを制御する信号、ロックアップクラッチ26を開閉制御するために油圧制御回路56内のロックアップコントロール弁70を制御する信号、ライン圧を調圧するためのリニヤソレノイド弁SLTを制御する信号などを出力して、油圧制御回路56などの制御を実行する。
電子制御装置90には、図6に示す各センサから、ユーザのアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度ACCを表す信号、出力軸46の回転速度NOUTに対応する車速Vを表す信号などがそれぞれ供給される。
電子制御装置90のスリップ制御判定部96は、例えば、アクセル開度ACCと車速Vより走行中に車両の加速が要求される場合にロックアップクラッチ26をスリップさせるか否かを判定する。そして、クラッチ制御部100およびロックアップクラッチ制御部98に対してスリップ量を指示する信号を出力する。ロックアップクラッチ制御部98は、スリップ制御判定部96から受け取ったスリップ量に応じて油圧制御回路56に対してロックアップクラッチ26の係合圧を指令する信号を出力する。クラッチ制御部100はスリップ制御判定部96から受け取ったスリップ量に応じて油圧制御回路56に対してクラッチC1の係合圧を指令する信号を出力する。
図6は、図5の電子制御装置90による制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数ミリ秒乃至十数ミリ秒程度の所定の周期で繰り返し実行される。
図6のフローチャートはクラッチC1およびロックアップクラッチ26が係合させられている場合に実行される。まず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、ロックアップクラッチ26のスリップが要求されているか否かが判定される。このS1の判定が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定される場合はS2において、クラッチC1のスリップを開始する。
次いで、S3ではクラッチC1がスリップ状態であるか否かが判定される。このS3が否定される場合はクラッチC1がスリップ状態となるまでS3の判定を繰り返す。一方、S3の判定が肯定される場合、S4に進みロックアップクラッチ26のスリップを開始するとともに本ルーチンを終了させる。なお、クラッチC1のスリップ検出は、例えば、クラッチ制御部100およびクラッチ制御部96から油圧制御回路56に対してスリップ指令信号が出力されたこと、あるいは、出力されてから所定時間経過したことを検出してスリップを判断することができる。また、クラッチC1の入力側の回転速度である自動変速機16の入力回転速度に変速比を乗じて求められる自動変速機16の出力回転速度の理論値と、車速センサ94によって検出される自動変速機16の実際の出力回転速度とを比較してクラッチC1のスリップを判断することもできる。
図7は、図5の電子制御装置90による制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数ミリ秒乃至十数ミリ秒程度の所定の周期で繰り返し実行される。
図7のフローチャートはクラッチC1およびロックアップクラッチ26がスリップさせられている場合に実行される。まず、S5において、ロックアップクラッチ26の係合が要求されているか否かが判定される。このS5の判定が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定される場合はS6において、ロックアップクラッチ26の係合を開始する。
次いで、S7ではロックアップクラッチ26が係合状態であるか否かが判定される。このS7が否定される場合はロックアップクラッチ26が係合状態となるまでS7の判定を繰り返す。一方、S7の判定が肯定される場合、S8に進みクラッチC1の係合を開始するとともに本ルーチンを終了させる。なお、ロックアップクラッチ26の係合の判断は、例えば、クラッチ制御部100およびロックアップクラッチ制御部98から油圧制御回路56に対して係合指令信号が出力されたこと、あるいは、出力されてから所定時間経過したことを検出して係合を判断することができる。また、ロックアップクラッチ26のポンプ側の回転速度であるエンジン回転速度NEとロックアップクラッチ26のタービン側の回転速度である自動変速機16の入力回転速度の回転速度を比較してロックアップクラッチ26の係合を判断することもできる。
図8は、図5の電子制御装置90による制御作動の要部を説明するタイムチャートである。
まず、図8の時刻t0では、クラッチC1およびロックアップクラッチ26を係合させて車両が走行している状態であり、図6のフローチャートのS1が否定される場合に相当する。
次に、時刻t1において例えばユーザの加速要求によってアクセルペダルが踏み込まれアクセル開度ACCが増加するとロックアップクラッチのスリップが要求される。すると、クラッチC1のスリップを開始する。
そして、クラッチC1がスリップ状態となると時刻t2にてロックアップクラッチ26のスリップを開始しクラッチC1およびロックアップクラッチ26をスリップさせて走行する。アクセル開度ACCが減少しロックアップクラッチ26の係合が要求される、すなわち、スリップの終了が要求される時刻t3ではロックアップクラッチ26の係合を開始する。次いで、ロックアップクラッチ26が係合されると時刻t4にてクラッチC1を係合させる。
このように、クラッチC1をスリップさせてからロックアップクラッチ26をスリップさせることで、ロックアップクラッチ26のタービン側の回転速度の変化が抑制され、ロックアップクラッチ26のスリップ量が制御しやすくなる。したがって、クラッチC1およびロックアップクラッチ26のスリップ制御を精度良く実行できるので、ロックアップクラッチ26の耐熱性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、別の態様でも実施され得る。
例えば、クラッチC1とロックアップクラッチ26を係合させた状態からロックアップクラッチ26を開放させる場合、クラッチC1を先にスリップさせクラッチC1をスリップさせた状態でロックアップクラッチ26を開放させるようにしてもよい。このようにすることで、ロックアップクラッチ26のタービン側の回転速度の変化が抑制され、ロックアップクラッチ26のスリップ量を制御しやすくなる。
10:エンジン
14:トルクコンバータ
16:自動変速機
26:ロックアップクラッチ
C1:クラッチ
56:油圧制御回路

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンと駆動輪とを切り離すクラッチが設けられた自動変速機と、前記エンジンと前記自動変速機との間に設けられロックアップクラッチを備えたトルクコンバータとを有する車両に搭載され、前記クラッチと前記ロックアップクラッチを制御する制御装置であって、
    前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させた状態から前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせる場合、前記クラッチをスリップさせてから前記ロックアップクラッチをスリップさせること
    を特徴とする制御装置。
  2. 前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせた状態から、前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させる場合、前記ロックアップクラッチを係合させてから前記クラッチを係合させること
    を特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. エンジンと、前記エンジンと駆動輪とを切り離すクラッチが設けられた自動変速機と、前記エンジンと前記自動変速機との間に設けられロックアップクラッチを備えたトルクコンバータとを有する車両に搭載され、前記クラッチと前記ロックアップクラッチを制御する制御装置であって、
    前記クラッチと前記ロックアップクラッチとをスリップさせた状態から前記クラッチと前記ロックアップクラッチとを係合させる場合、前記ロックアップクラッチを係合させてから前記クラッチを係合させること
    を特徴とする制御装置。
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