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JP2013209112A - 多孔体及びポンプ容器 - Google Patents

多孔体及びポンプ容器 Download PDF

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JP2013209112A
JP2013209112A JP2012080118A JP2012080118A JP2013209112A JP 2013209112 A JP2013209112 A JP 2013209112A JP 2012080118 A JP2012080118 A JP 2012080118A JP 2012080118 A JP2012080118 A JP 2012080118A JP 2013209112 A JP2013209112 A JP 2013209112A
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liquid
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Akito Onodera
明人 小野寺
Tomoko Okada
知子 岡田
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Abstract

【課題】目詰まりの防止が可能であって、液状物に応じて調整が容易な、泡状の液体を供給する多孔体、及び、ポンプ容器を提供すること。
【解決手段】ポンプ容器1は、液状物200を供給するポンプ部17と、往復動することでポンプ部17を駆動し、ポンプ部17から供給された液状物200の吐出流路34を有するノズル16と、ポンプ部17の液状物200を吐出する吐出部に設けられ、ポンプ部17で吐出された液状物200を空気と混合する混合部48と、吐出流路34に設けられ、吐出流路34の流路幅よりもその形状が小さく形成された複数の粒体101、及び、粒体101を吐出流路34内に配置するカバー102を有し、空気と混合した液状物200を通過させることで、液状物200に泡を発生させる多孔体18と、を備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、泡状の液体を供給する多孔体及びポンプ容器に関する。
液状物を貯留する容器体と、一方向に往復動することで液状物をノズルから吐出するポンプ体とを備える、所謂ハンドポンプと呼ばれるポンプ容器が知られている。このようなポンプ容器は、容器体にシャンプー、ハンドソープ、洗顔料及びシェービングクリーム等の液状物を貯留し、ポンプ体により適量の液状物をノズルから吐出可能に形成されている。
また、このようなポンプ容器として、液状物に空気を混合する混合部を備え、空気と混合された液状物をスポンジ状又は網目状に形成された多孔体を通過させることで、液状物に泡を発生させて泡状としてノズルから吐出させる技術も知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平10−156232号公報 特開平10−324357号公報
上述した多孔体を用いたポンプ容器では、以下の問題があった。即ち、上述したポンプ容器は、ポンプ体を操作して液状物を吐出した場合、その一部がノズル内に残存する。このとき、液状物が多孔体に付着した状態で残存することがある。残存する液状物は、時間の経過とともに、その粘度が増大して液状からジェル状に変化する虞や、乾燥による固体化の虞がある。このため、液状物が多孔体に付着した状態で乾燥すると、多孔体の孔部が閉塞される所謂目詰まりが発生し、泡質の低下や、泡の発生が困難となる虞がある。
また、液状物によって発泡性が異なることから、良質な泡を発生させるために、液体に応じて多孔体の目の粗さ等を調整する必要がある。このため、液状物に適した多孔体の形状を求めるために、多孔体を調整する必要があり、開発コストの増大や設計変更の困難等の問題があり、多孔体の調整が容易なポンプ容器の要望もあった。
そこで、本発明は、目詰まりの防止が可能であって、液状物に応じて調整が容易な、泡状の液状物を供給する多孔体、及び、ポンプ容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のポンプ容器及び多孔体は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、ポンプ容器は、液状物を供給するポンプ部と、往復動することで前記ポンプ部を駆動し、前記ポンプから供給された前記液状物の吐出流路を有するノズル部と、前記ポンプ部の前記液状物を吐出する吐出部に設けられ、前記ポンプ部で吐出された前記液状物を空気と混合する混合部と、前記吐出流路に設けられ、前記吐出流路の流路幅よりもその最大寸法が小さく形成された複数の粒体、及び、前記粒体を前記吐出流路内に配置するカバーを有し、前記空気と混合した前記液状物を通過させることで、泡を発生させる多孔体と、を備える。
本発明の一態様として、多孔体は、空気が混合された液状物を通過させるノズルの吐出流路の流路幅よりもその最大寸法が小さく形成された複数の粒体と、前記吐出流路の一部に固定される筒部、及び、前記筒部の開口端を閉塞可能に設けられ、前記粒体よりも狭い開口幅を有する開口が形成された蓋部を具備し、その内部に前記複数の粒体を収納可能に形成されたカバーと、を備える。
本発明によれば目詰まりの防止が可能であって、液状物に応じて調整が容易な、泡状の液状物を供給する多孔体、及び、ポンプ容器を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るポンプ容器の構成を示す断面図。 同ポンプ容器に用いられるポンプ体の構成を断面で示す斜視図。 同ポンプ体に用いられる要部構成を示す斜視図。 同ポンプ体に用いられる要部構成を一部断面で示す斜視図。 同ポンプ容器に用いられる粒体の一例と比較例との関係を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係るポンプ容器の構成を示す断面図。 同ポンプ容器に用いられる粒体の一例と比較例との関係を示す説明図。 本発明の第3の実施形態に係るポンプ容器の構成を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るポンプ容器1の構成を、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るポンプ容器1の構成を示す断面図、図2はポンプ容器1に用いられるポンプ体3の構成を断面で示す斜視図、図3はポンプ体3に用いられる要部構成、具体的にはポンプ体3に用いられる多孔体18の第1カバー104の構成を示す斜視図、図4はポンプ体3に用いられる要部構成、具体的にはポンプ体3に用いられる多孔体18の第2カバー105の構成を一部断面で示す斜視図、図5はポンプ容器1に用いられる多孔体18の一例と比較例との関係を示す説明図である。
図1に示すように、ポンプ容器1は、容器体2と、ポンプ体3と、管体4と、を備えている。ポンプ容器1は、容器体2内に貯留された液状物200を、ポンプ体3により泡状で吐出する所謂ハンドポンプである。なお、液状物200は、容器体2内に貯留される内容物であって、例えば、シャンプー、ハンドソープ、洗顔料及びシェービングクリーム等の界面活性剤を含有する液体が用いられる。
容器体2は、その内部に液状物200を貯留可能に形成されている。容器体2は、ガラス、陶器及び樹脂材料等により形成されている。容器体2は、有底筒状に形成されている。容器体2は、その上端の一部が突出して開口する開口部10を有する第1固定部11を備えている。第1固定部11は、その外周面に雄螺子部12が形成されている。
図1及び図2に示すように、ポンプ体3は、支持部15と、ノズル16と、ポンプ部17と、多孔体18と、を備えている。ポンプ体3は、支持部15により容器体2に固定される。
支持部15は、容器体2の第1固定部11に固定される第1被固定部21と、ノズル16を挿通する第1案内部22と、ポンプ部17の一部が固定される第2固定部23と、を備えている。支持部15は、樹脂材料により、第1被固定部21、第1案内部22及び第2固定部23が、樹脂材料により一体に形成されている。
第1被固定部21は、端面24を有する円筒状に形成されるとともに、その内周面に第1固定部11の雄螺子部12と螺合する雌螺子部25が形成されている。第1被固定部21は、その端面24の外面に第1案内部22が一体に設けられる。
また、第1被固定部21は、その端面24の内面に第2固定部23が一体に設けられる。第1被固定部21は、その端面24により、開口部10を覆う。第1案内部22は、第1被固定部21の端面24の一部を開口する円筒状に形成されている。
第2固定部23は、円筒状に形成され、ポンプ部17の一部を固定可能に形成されている。具体的には、第2固定部23は、その外周面が、ポンプ部17の後述するシリンダ41と嵌合可能に形成されている。このような支持部15は、第1被固定部21を第1固定部11に固定することで、端面24により開口部10を閉塞可能に形成されている。
ノズル16は、第1案内部22に挿通可能な内筒部31と、その内部に第1案内部22を挿通可能な外筒部32と、内筒部31及び外筒部32の一端部に一体に形成された吐出ヘッド33と、を備えている。ノズル16は、内筒部31、外筒部32及び吐出ヘッド33が、樹脂材料により一体に形成されている。また、ノズル16は、内筒部31及び吐出ヘッド33内に、液状物200を通過させる吐出流路34が形成される。
内筒部31は、その外径が第1案内部22の内径よりも若干小径に形成されている。内筒部31は、吐出ヘッド33により一端側が閉塞される。内筒部31は、その内部に、吐出流路34の一部を構成する円柱状の第1流路部35が形成されている。
外筒部32は、その内径が第1案内部22の外径よりも若干大径に形成されている。外筒部32は、吐出ヘッド33により、内筒部31とともに一端側が閉塞される。即ち、外筒部32は、その内周面が内筒部31と対向し、その内周面と内筒部31の外周面との隙間に、第1案内部22を挿通可能に形成されている。また、外筒部32は、その一端部に一体に形成された吐出ヘッド33が第1案内部22の端部と当接する長さに形成されている。
吐出ヘッド33は、外筒部32よりも大径に形成された円盤状であって、その外周の一部が突出して形成されている。吐出ヘッド33は、その内筒部31及び外筒部32間に位置する一部が第1案内部22の端部と当接することで、ノズル16の移動量を規制可能に形成されている。
また、吐出ヘッド33は、その内部に、内筒部31の第1流路部35と連通するとともに、第1流路部35の軸心方向に交差する方向、さらに言えば、略直交方向に延設され、吐出流路34の他部を構成する第2流路部39が形成されている。
第2流路部39は、第1流路部35の端部と連通するとともに、その端部が吐出ヘッド33の外周の突出する部位から開口することで、吐出口40を構成する。第2流路部39は、第1流路部35よりも、その流路断面積が小さく形成されている。吐出口40は、例えば、その開口面積(流路断面積)が、第2流路部39の他部の流路断面積よりも若干大径に形成されている。また、吐出口40は、略四角形に開口して形成される。
ポンプ部17は、シリンダ41と、ピストン42と、弁部43と、付勢部材44と、を備えている。また、ポンプ部17は、第1空気室45、第2空気室46、液室47及び混合部48を備えている。
シリンダ41は、第1シリンダ部51と、第1シリンダ部51に一体に形成された第2シリンダ部52と、第2固定部23に固定される第2被固定部53と、第2シリンダ部52に設けられた管体4の取付部54と、第2シリンダ部52及び取付部54間に設けられた弁部43の一部を成す第1弁座55と、を備えている。
シリンダ41は、第1シリンダ部51、第2シリンダ部52、第2被固定部53、取付部54及び第1弁座55が、樹脂材料により一体に形成されている。シリンダ41は、第1シリンダ部51及び第2シリンダ部52が同軸上に配置される。
第1シリンダ部51は、円筒状に形成されている。第1シリンダ部51は、一方の端部側に第2シリンダ部52が形成されるとともに、他方の端部に第2被固定部53が形成される。第1シリンダ部51は、その内周面に、ピストン42の一部が摺動可能に形成されている。第1シリンダ部51は、その内径が、第2固定部23の内径と同一径に形成されている。
また、第1シリンダ部51は、その周面の一部に、第1シリンダ部51内と容器体2内を連通する孔部51aが形成されている。孔部51aは、ポンプ部17が支持部15を介して容器体2に固定された際に、容器体2の内部に位置するとともに、容器体2に貯留される液状物200の液面よりも高い位置となる、第1シリンダ部51の周面に配置される。孔部51aは、第1シリンダ部51内を摺動するピストン42の一部により第1シリンダ部51内の空間と容器体2の内部空間とが遮断可能に形成されている。
第2シリンダ部52は、第1シリンダ部51よりもその径が小径に形成されている。第2シリンダ部52は、その内周面に、ピストン42の一部が摺動可能に形成されている。第2シリンダ部52は、その軸心方向の長さが、ピストン42の摺動可能な長さが略同一長さに形成されている。また、第2シリンダ部52は、その端部に第1弁座55及び取付部54が設けられる。
第2被固定部53は、第1シリンダ部51の端部に形成されている。第2被固定部53は、円筒状であって、その内径が第1シリンダ部51の内径よりも若干大径に形成され、第2固定部23の外周面に嵌合可能に形成されている。第2被固定部53は、第1シリンダ部51と連続する連続部53aが、第1シリンダ部51の上端から傾斜して形成される。第2被固定部53は、第2固定部23に固定されたときに、その連続部53aが第2固定部23から離間して配置される。即ち、連続部53aは、第2固定部23の端部と第1シリンダ部51の端部とを離間して配置させる。
取付部54は、第1弁座55を介して第2シリンダ部52に設けられる。取付部54は、その内径が、管体4の外径と略同一径、又は、若干小径に形成され、管体4を嵌合可能に形成されている。
第1弁座55は、第2シリンダ部52の端部に設けられ、第2シリンダ部52の軸心方向と直交する方向に延設された円環状の平面部55aと、平面部55aの内周縁に設けられ、平面部55aから取付部54に向かって漸次縮径するテーパ面状の斜面部55bと、を備えている。
ピストン42は、内筒部31に固定されるロッド部61と、ロッド部61に設けられた第1ピストン部62と、ロッド部61に固定された第2ピストン部63と、を備えている。ピストン42は、ロッド部61及び第1ピストン部62が、樹脂材料により一体に形成されている。ピストン42は、内筒部31にロッド部61が固定されることで、ノズル16の往復動に追従して往復動可能に形成されている。
ロッド部61は、円筒状に形成され、その一方の端部の外周面に形成された、内筒部31の内周面に嵌合固定される第1嵌合部65と、第1嵌合部65の内周面に設けられた突起部66と、その他方の端部側の周面に設けられ、第2ピストン部63が嵌合固定される第2嵌合部67と、を備えている。
第1嵌合部65は、その外径が、内筒部31の内径と同一径又は若干大径に形成されている。また、第1嵌合部65は、その内径の端部が他部よりも大径に形成されている。突起部66は、第1嵌合部65の内周面に設けられた円環状の突起であり、液状物200を通過可能に構成されている。また、突起部66は、後述する弁部43の第2弁体92と当接可能に形成され、第2弁体92の移動を規制可能に形成されている。
第2嵌合部67は、第2ピストン部63が嵌合することで、第2ピストン部63を固定可能に形成されている。また、第2嵌合部67は、その一部に、嵌合されたロッド部61の両端部間を連通する溝部67aが形成されている。
第1ピストン部62は、第1シリンダ部51の内周面と摺動可能な第1摺動部71と、第1摺動部71をロッド部61に一体に連結する連結部72と、連結部72に設けられた孔部73と、を備えている。
第1摺動部71は、その両端が第1シリンダ部51の内周面と摺動可能に形成された円筒状に形成される。具体的には、第1摺動部71は、第1シリンダ部51の内径よりも若干小径に形成され、第1シリンダ部51の内周面とその外周面との間に微小な隙間を形成する胴部71aと、胴部71aの両端に設けられ、第2固定部23及び第1シリンダ部51の内径よりも若干大径に形成され、第2固定部23及び第1シリンダ部51の内周面と摺動可能な端部71bと、を備えている。
胴部71aは、その一端から他端までの長さが、第1シリンダ部51の孔部51aから第1シリンダ部51の端部までの長さと略同一又は若干長く形成されている。端部71bは、その外径が、第2固定部23及び第1シリンダ部51の内径よりも若干大径であって、且つ、連続部53aの中途部の内径よりも小径に形成されている。即ち、端部71bは、第2固定部23及び第1シリンダ部51間の隙間を通過する際に、連続部53aと離間して通過可能に形成されている。
連結部72は、ロッド部61及び胴部71aを一体に連結している。連結部72は、孔部73に隣接して設けられた円筒状の溝部74を備えている。孔部73は、連結部72の溝部74の外周側に隣接して設けられる。孔部73は、溝部74の周方向の一部に設けられる。
第2ピストン部63は、円筒状に形成される。第2ピストン部63は、ロッド部61に固定され、その外周面が第2シリンダ部52の内周面と摺動可能に形成されている。具体的に説明すると、第2ピストン部63は、ロッド部61の第2嵌合部67に固定される第2被嵌合部81と、第2シリンダ部53の内周面と摺動する第2摺動部82と、を備えている。また、第2ピストン部63は、第2被嵌合部81が設けられた端部の内周面に設けられた第2弁座83と、その内周面であって第2弁座83よりも他方の端部側に設けられた第1座面部84と、第2被嵌合部81及び第2摺動部82間に設けられた第3弁座85と、を備えている。
第2被嵌合部81は、ロッド部61の第2嵌合部67の内周面に嵌合可能に形成されている。第2摺動部82は、円筒状に形成され、その外径が第2シリンダ部52の内径と略同一又は若干大径に形成され、第2シリンダ部52の内周面と摺動可能に形成されている。
第2弁座83は、第2ピストン部63の第2被嵌合部81側端部の内周面に設けられた、第2摺動部82側に向かって漸次縮径するテーパ面状の斜面により構成される。第1座面部84は、第2ピストン部63の第2摺動部82側の内径が第2被嵌合部81側の内径よりも大径となることで形成され、付勢部材44の一方の端部を支持可能に形成されている。
第3弁座85は、第2摺動部82の第2被嵌合部81側の端部に設けられ、第2摺動部82の当該端部の外周面から円環状に突出して形成された突出部であって、第2被嵌合部81側の端面により構成される。
弁部43は、第1弁座55と、第2弁座83と、第3弁座85と、第1弁体91と、第2弁体92と、第3弁体93と、第2弁体92の移動を案内する第2案内部94と、を備えている。弁部43は、ピストン42の往復動により、第1弁体91、第2弁体92及び第3弁体93が開閉可能に形成されている。
第1弁体91は、金属材料又は樹脂材料等により形成された球体である。第1弁体91は、第1弁座55の斜面部55bに配置され、その表面が、斜面部55bの面の一部に円周状に接触する。また、第1弁体91は、取付部54からの液状物200の流れにより、斜面部55bから離間可能に形成されている。
第2弁体92は、樹脂材料で形成された、所謂ポペット弁である。第2弁体92は、その外周面が第2弁座83と当接する弁体部92aと、弁体部92aの端部に設けられた軸体92bと、を備えている。弁体部92aは、その外周面が漸次縮径するテーパ面状の斜面により形成され、第2弁座83に当接する当接面を成す。弁体部92aは、その傾斜角度が、第2弁座83の傾斜角度と同一角度に形成されている。また、弁体部92aは、先端側の端面の一部が、第2弁座83と接触せずに、第2ピストン部63の内部空間に対向する。
軸体92bは、弁体部92aの先端に一体に構成されている。また、軸体92bは、その先端部、さらに言えば弁体部92aが設けられた端部と相対する端部に設けられ、その軸心方向に直交し、弁体部92aに対向する端面に有する突起部92cが、その先端に形成されている。
第3弁体93は、連結部72に固定される固定体93aと、固定体93aの端部の外周側に設けられた第1開閉弁93bと、固定体93aの端部の内周側に設けられた第2開閉弁93cと、を備えている。
第3弁体93は、固定体93a、第1開閉弁93b及び第2開閉弁93cが、ゴム部材等の弾性変形が可能な樹脂材料により一体に形成されている。固定体93aは、例えば、円筒状に形成され、連結部72に設けられた溝部74に嵌合されることで固定される。
第1開閉弁93bは、連結部72に当接することで、孔部73を閉塞可能に形成されている。第2開閉弁93cは、第2ピストン部63の第3弁座85と当接することで、第2嵌合部67の溝部67aを閉塞可能に形成されている。
第2案内部94は、樹脂材料で形成され、第1弁座55の平面部55aに配置される。具体的には、第2案内部94は、円筒状に形成されている。第2案内部94は、一方の端部の外周部から円環状に突出して形成され、平面部55aと略同一径に形成された第2座面部94aと、一方の端部側に設けられ、第2案内部94の軸心方向に沿って設けられた複数の溝部94bと、他方の端部に設けられ、第2弁体92の突起部92cの弁体部92a側に形成された端面と当接することで、第2弁体92の移動を規制する突起部94cと、を備えている。
付勢部材44は、金属材料により構成されたスプリングである。付勢部材44は、第2ピストン部63の内周面に設けられた第1座面部84と、第2案内部94の第2座面部94aとに支持される。付勢部材44は、第1座面部84及び第2座面部94aを介して第2ピストン部63及び第2案内部94を互いに離間する方向に付勢する。
第1空気室45は、第1シリンダ部51、第1ピストン部62、第2ピストン部63により形成され、第1ピストン部62の往復動でその容積が可変する。第1空気室45は、孔部73を介して第2空気室46と連続するとともに、ロッド部61の第2嵌合部67の溝部67aにより、混合部48と連続する。
第2空気室46は、第1被固定部21の端面24、第2固定部23、第1シリンダ部51、ロッド部61、及び、第1ピストン部62により形成され、第1ピストン部62の往復動でその容積が可変する。第2空気室46は、第1案内部22及び内筒部31間の隙間により、外気と連通する。また、第2空気室46は、第1ピストン部62の第2空気室46に位置する端部71bが第2固定部23及び第1シリンダ部51の隙間に位置することで、その端部71bが第1シリンダ部51及び第2被固定部53間の連続部53aと離間して対向することで、第2空気室46が胴部71a及び第1シリンダ部51の隙間、及び、第1シリンダ部51の孔部51aを介して容器体2内の空間と連通する。
液室47は、第2シリンダ部52、第2ピストン部63、第1弁体91及び第2弁体92により形成され、第2ピストン部63の往復動で、その容積が可変する。液室47は、第1弁体91が斜面部55bから離間することで、取付部54及び管体4を介して容器体2の内部と連通する。また、液室47は、第2弁体92の弁体部92aが第2ピストン部63の第2弁座83から離間することで、混合部48と連通する。
混合部48は、ロッド部61、ロッド部61の突起部66、第2ピストン部63、及び第2弁体92により構成された、空気及び液状物200を混合して二次側に通過させる混合室である。混合部48は、ポンプ部17の吐出部に設けられ、突起部66を介して吐出流路34と連通する。
多孔体18は、吐出流路34に設けられ、空気を含有する液状物200が通過することで、液状物200を泡状に発泡可能に形成されている。多孔体18は、吐出流路34内に複数設けられた粒体101と、複数の粒体101を吐出流路34内に配置させるカバー102と、を備えている。
粒体101は、その最大寸法が、吐出流路34の流路幅の最小幅よりも小さい形状に形成されている。なお、ここで、粒体の最大寸法とは、その粒体を任意の方向から寸法を測定した場合の最大の長さである。粒体101は、例えば、球状、楕円球状、円柱状、多面体状及び小片状等に形成されている。また、粒体101は、その一部に連通孔等の穴が形成されていてもよい。例えば、粒体101は、ビーズが用いられる。また、複数の粒体101は、同一形状、又は、複数の異なる形状が用いられる。
粒体101は、複数の異なる形状が用いられる場合には、複数の異なる形状が混合されて吐出流路34内に配置されるか、又は、各形状の粒体101が、複数の層を形成して吐出流路34内に配置される。粒体101は、複数の異なる形状の複数の層を形成して配置する場合には、一次側から二次側に向かって漸次その外形が小さくなる粒体101とすることが望ましい。このような複数の粒体101は、吐出流路34内に、液状物200の通過時に、若干移動可能な数が設けられる。
カバー102は、例えば、内筒部31の内部、さらに言えば、内筒部31に固定されたロッド部61の端部に固定された第1カバー104と、吐出ヘッド33の吐出口40に設けられた第2カバー105と、を備えている。
図3に示すように、第1カバー104は、その内周面内に、複数の粒体101が配置可能な円筒状に形成され、ロッド部61の内周部に嵌合される円筒部111と、円筒部111の内周面を仕切る仕切部112と、を備えている。仕切部112は、空気を含む液状物200が通過可能な複数の開口部112aが形成されている。開口部112aは、その最大幅が、吐出流路34内に配置される粒体101の最小幅よりも小さく形成されるとともに、粒体101が当接しても、その開口が閉塞されずに、少なくとも一部が開口する形状に形成される。なお、第1カバー104は、吐出流路34内に一体に形成することもできる。
図4に示すように、第2カバー105は、その内部に複数の粒体101が配置可能な、吐出口40の内部形状と略同一形状であって若干大きく形成された筒部114と、筒部114の端部に設けられた仕切板115と、を備えている。筒部114は、吐出口40に嵌合可能に形成されている。仕切板115は、空気を含む液状物200が通過可能な複数の開口部115aが形成されている。開口部115aは、その最大幅が、吐出流路34内に配置される粒体101の最小幅よりも小さく形成されるとともに、粒体101が当接しても、その開口が閉塞されずに、少なくとも一部が開口する形状に形成される。なお、第2カバー105は、吐出流路34内に一体に形成することもできる。
次に、このように構成されたポンプ容器1の動作について説明する。
先ず、図1に示すように、ポンプ容器1は、常時、付勢部材44により、第2ピストン部63が第2シリンダ部52に設けられた第2案内部94と離間する方向に付勢されることで、ノズル16及びピストン42が上死点に維持される。
ノズル16及びピストン42が上死点に位置すると、第1空気室45及び液室47は、その容積が最大となる。また、ノズル16及びピストン42が上死点に位置すると、第1弁体91、第2弁体92及び第3弁体93は閉状態が維持され、第1空気室45及び第2空気室46、第1空気室45及び液室47、第1空気室45及び混合部48、並びに、液室47及び混合部48が遮断される。
次に、ノズル16を容器体2に近接させる方向に押圧すると、上死点から下死点に向かってピストン42が移動する。具体的には、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が下死点に向かって移動し、第1空気室45及び液室47の容積が漸次減少する。また、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が下死点に向かって移動すると、第2空気室46の容積が漸次増加する。
このとき、第1空気室45内の空気が、第1ピストン部62により圧縮されて、大気圧よりも高くなると、第3弁体93は、第2開閉弁93cが第1空気室45内の空気により押圧され、第3弁座85から離間する方向に移動して開状態となる。同時に、第1開閉弁93bは閉状態となる。これにより、溝部67aが第1空気室45と連通し、第1空気室45内の空気が混合部48に移動する。
また、液室47内の液状物200が、第2ピストン部63により圧縮されて、大気圧よりも高くなると、第1弁体91は、液室47内の液状物200により斜面部55bに押圧される。また、第2弁体92は、液室47内の液状物200により、第2ピストン部63の移動方向とは逆方向、換言すると、第2弁座83から離間する方向に押圧され、第2弁座83から弁体部92aが離間して開状態となる。これにより、液室47が混合部48と連通し、液室47内の液状物200が混合部48に移動する。これら第1空気室45の空気及び液室47の液状物200の移動により、混合部48で液状物200中に空気が混合する。
その後、下死点に第1ピストン部62及び第2ピストン部63が到達すると、第1空気室45及び液室47の容積が最小となるとともに、第2空気室46の容積が最大となる。また、付勢部材44は、第2ピストン部63の第1座面部84により押圧されて圧縮する。
ノズル16及びピストン42が下死点に移動後、ノズル16の押圧を解除すると、圧縮した付勢部材44が復元力により伸張し、第1座面部84を介して第2ピストン部63を付勢する。これにより、ノズル16及びピストン42が上死点に向かって移動する。
具体的には、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が、上死点に向かって移動し、第1空気室45及び液室47の容積が漸次増加する。また、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が上死点に向かって移動すると、第2空気室46の容積が漸次減少する。
このとき、第1空気室45内の空気が第1ピストン部62により膨張し、第1空気室45内の圧力が第2空気室46内の圧力よりも低くなると、第3弁体93は、第1開閉弁93bが第2空気室46内の空気により押圧されて連結部72から離間する方向に移動し、開状態となる。同時に、第2開閉弁93cは閉状態となる。これにより、第1空気室45及び第2空気室46が連通し、第2空気室46内の空気が第1空気室45内に移動する。
また、第2ピストン部63が移動して、第2弁体92が弁座83に接触して閉状態となり、液室47の容積が増加すると、液室47内の圧力が容器体2内の圧力よりも小さくなり、管体4内の液状物200の圧力により第1弁体91が斜面部55bから離間して開状態となる。これにより、容器体2内の液状物200が液室47内に移動する。
その後、上死点に第1ピストン部62及び第2ピストン部63が到達すると、第1空気室45及び液室47の容積が最大となるとともに、第2空気室46の容積が最小となる。
このような上死点及び下死点間のピストン42の往復動により、容器体2内の液状物200及び空気が混合部48に供給される。また、混合部48で空気と混合した液状物200は、吐出流路34内で複数の粒体101間の隙間を通過するとともに、液状物200の移動により粒体101が移動し、液状物200及び空気で形成される泡が粒体101により微細化されることで、均質な泡が形成される。これにより、液状物200が、泡状となり、吐出口40から吐出される。
次に、このように構成されたポンプ容器1の実施例を、図5を用いて以下に説明する。なお、本実施例は、下記実施例1乃至実施例11に、それぞれ異なる形状の粒体101を一種類だけ用いたポンプ容器1により、容器体2内の液状物200を吐出させて泡状とする。なお、ポンプ容器1としては、吐出量が0.8gのものを用いた。
また、これら実施例1乃至実施例11のポンプ容器1により吐出された液状物200の泡の状態を以下の比較例1及び比較例2と比較を行い、泡の状態を評価する。
なお、液状物200は、アニオン界面活性剤(主成分:ラウリル硫酸ナトリウム)0.7重量%水溶液を用いた。
(実施例1)
粒体101は、楕円球状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成される。粒体101は、幅が1.5mmに、高さが0.9mm〜1.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例1においては、粒体101は、吐出流路34に837個配置された。
(実施例2)
粒体101は、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例2においては、粒体101は、吐出流路34に238個配置された。
(実施例3)
粒体101は、円柱状に形成されている。粒体101は、例えば、実施例2の円筒状の粒体101の穴を閉塞したものである。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例3においては、粒体101は、吐出流路34に220個配置された。
(実施例4)
粒体101は、楕円球状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、その幅が2.0mm〜2.2mmに、高さが約1.5mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例4においては、粒体101は、吐出流路34に351個配置された。
(実施例5)
粒体101は、楕円球状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が3.0mmに、高さが約1.9mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例5においては、粒体101は、吐出流路34に128個配置された。
(実施例6)
粒体101は、球状に形成されている。粒体101は、発泡ポリスチレンにより形成されている。粒体101は、その直径がφ3.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例6においては、粒体101は、吐出流路34に98個配置された。
(実施例7)
粒体101は、算盤珠状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、アクリルにより形成されている。粒体101は、幅が約4.0mmに、高さが約4.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例7においては、粒体101は、吐出流路34に48個配置された。
(実施例8)
粒体101は、立方体状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が4.0mmに、高さが4.0mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例8においては、粒体101は、吐出流路34に25個配置された。
(実施例9)
粒体101は、三角柱に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約5mm、高さが3.5mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例9においては、粒体101は、吐出流路34に29個配置された。
(実施例10)
粒体101は、平板状の小片状に形成されている。粒体101は、ポリエチレンレテフタレート(PET)により形成されている。粒体101は、その幅が約3.5mm、高さが約1.7mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例10においては、粒体101は、吐出流路34に85個配置された。
(実施例11)
粒体101は、柱状の小片状に形成されている。粒体101は、ポリエチレンレテフタレート(PET)により形成されている。粒体101は、実施例10の粒体101の幅を約半分にしたもので、その幅が約1.8mm、高さが約1.7mmに形成されている。粒体101は、吐出流路34内の第1カバー104及び第2カバー105間に配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例11においては、粒体101は、吐出流路34に170個配置された。
(比較例1)
粒体101は用いない。なお、吐出口40に、第2カバー105のみを設ける構成とした。
(比較例2)
粒体101は用いず、吐出流路34に、従来の技術において用いられるネットを二つ設けた。ネットは、例えば、ポリエステル繊維により形成され、一次側のネットが二次側のネットよりも目が粗く形成されている。例えば、一次側のネットは♯100のものが、二次側のネットは♯200のものが用いられる。また、これらネットは、スペーサ等に設けられ、第1カバー104の代わりに、ロッド部61に固定される。なお、二つのネットは、例えば、14.7mm離間してスペーサに配置される。
次に、実施例1乃至実施例11の評価方法について説明する。
粒体101に実施例1乃至実施例11の粒体101を用いたポンプ容器1、及び、ポンプ容器1に粒体101を用いず比較例1及び比較例2の構成としたポンプ容器のノズル16を複数回押圧し、容器体2内の液状物200を数回吐出口40から吐出させる。なお、液状物200は、同一のものを用いる。
容器体2内の液状物200を数回吐出口から吐出させた後、評価対象となる泡状の液状物200を吐出するために、一回ノズル16を押圧する。このとき、吐出された液状物200の泡のきめの細かさ等の状態を目視により評価する。
なお、泡の状態は、液状物200の泡のきめの細かさ等に応じて、不良、普通、やや良好、良好として判断する。ここで、不良とは、泡の状態が比較例1で吐出した液状物200の状態とし、ポンプ容器1を製品として提供するのに好ましくない状態とする。良好とは、従来の技術であるネットを用いた比較例2で吐出した液状物200の状態とし、製品として提供可能な状態とする。普通とは、良好の泡の状態よりも劣るが、使用上問題のない状態を示す。やや良好とは、良好の泡の状態よりもやや劣るが、泡の状態が良質であって、使用上問題のない状態を示す。
(実施例1)
泡の状態は良好であった。
(実施例2)
泡の状態は良好であった。
(実施例3)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例4)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例5)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例6)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例7)
泡の状態は普通であった。
(実施例8)
泡の状態は普通であった。
(実施例9)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例10)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例11)
泡の状態は良好であった。
これら実施例によれば、全ての実施例1乃至実施例11において、製品とすることが可能な泡質の液状物200を吐出することができた。
このように構成されたポンプ容器1によれば、複数の粒体101を吐出流路34内に設けることで、粒体101により液状物200中に含まれる空気が攪拌されて均質な泡となり、液状物200を泡状とすることが可能となる。
また、ポンプ容器1は、液状物200の粘度や性質等の状態に応じて吐出流路34内に設ける粒体101の形状及び数等を変えることで、良質な泡を吐出することが可能となる。
このため、液状物200を変更する場合においても、粒体101を変更して泡の状態を確認することで、当該変更する液状物200に適した多孔体18とすることが可能となる。例えば、上述した実施例1乃至実施例12においては、使用した液状物200においては、ポンプ装置1は、実施例1、実施例2又は実施例11の粒体101を用いることで、良好な状態の泡状の液状物200を吐出することが可能となることが認められる。
このように、液状物200の変更に伴う多孔体18の調整、ポンプ容器1の設計変更が容易となる。また、ポンプ容器1の設計変更は、液状物200に応じて粒体101を変更するだけでよく、他の構成品を共有することが可能となる。これらのことから、ポンプ容器1の製造コストを低減することが可能となる。
また、ポンプ容器1によれば、液状物200は、複数の粒体101により形成される隙間を通過する構成であることから、粒体101間の隙間が比較的大きい。また、複数の粒体101は、液状物200の流れにより移動する。
これらのことから、吐出流路34内に液状物200が残存し、時間の経過とともに、液状物200がジェル化又は固体化しても、粒体101間の隙間が比較的大きく、且つ、粒体101は移動する。このため、ジェル化又は固体化した液状物200による目詰まりの発生を防止するとともに、発生しても、粒体101が動くことにより、目詰まりを除去することが可能となる。これにより、ポンプ容器1は、液状物200は、粘度が高い液体を用いることが可能となる。
上述したように本発明の第1の実施形態に係るポンプ容器1によれば、泡状の液状物200を吐出可能であって、目詰まりの防止及び多孔体18の調整が容易となる。
(第2の実施形態)
以下、図6及び図7を用いて本発明の第2の実施形態に係るポンプ容器1Aを説明する。図6は本発明の第2の実施形態に係るポンプ容器1Aの構成を示す断面図、図7はポンプ容器1Aに用いられる多孔体18Aの一例と比較例との関係を示す説明図である。なお、図6中、上述した第1の実施形態のポンプ容器1と同等の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、第2の実施形態に係るポンプ容器1Aは、容器体2と、ポンプ体3Aと、管体4と、を備えている。ポンプ体3Aは、支持部15と、ノズル16と、ポンプ部17と、多孔体18Aと、を備えている。
多孔体18Aは、吐出流路34に設けられ、通過する空気が含有する液状物200が通過することで、液状物200を泡状に発泡可能に形成されている。多孔体18Aは、複数の粒体101と、複数の粒体101をその内部に配置するカバー102Aと、を備えている。
複数の粒体101は、同一形状、又は、複数の異なる形状が用いられる。粒体101は、複数の異なる形状が用いられる場合には、複数の異なる形状が混合されてカバー102A内に配置されるか、又は、各形状の粒体101が、複数の層を形成してカバー102A内に配置される。粒体101は、複数の異なる形状の複数の層を形成して配置する場合には、一次側から二次側に向かって漸次その外形が小さくなる粒体101とすることが望ましい。
カバー102Aは、例えば、内筒部31の内周部及びロッド部61の内周部に嵌合される円筒部(筒部)116と、円筒部116の両端を閉塞する蓋部117と、を備えている。カバー102Aは、円筒部116の内部に複数の粒体101を収納可能に形成されている。
蓋部117は、空気を含む液状物200が通過可能な複数の開口部が形成される。蓋部117の開口部は、その最大幅が、円筒部116内に配置される粒体101の最小幅よりも小さく形成されるとともに、粒体101が当接しても、その開口が閉塞されずに、少なくとも一部が開口する形状に形成される。
このように構成されたポンプ容器1Aは、上死点及び下死点へのピストン42の往復動により、容器体2内の液状物200及び空気が混合部48に供給される。また、混合部48で空気と混合した液状物200は、吐出流路34内に供給されて、カバー102A内の複数の粒体101間の隙間を通過するとともに、液状物200の移動により粒体101が動くことで、液状物200中の空気が粒体101により攪拌される。これにより、液状物200中の空気が均質な泡が形成され、液状物200は泡状となり、吐出口40から吐出される。
次に、このように構成されたポンプ容器1の実施例を、図7を用いて以下に説明する。なお、本実施例は、下記実施例12乃至実施例16の複数の粒体101を一種類だけ用いて、容器体2内の液状物200を吐出させて泡状とする。
また、これら実施例12乃至実施例16のポンプ容器1Aにより吐出された液状物200の泡の状態を、比較例として、上述した実施例2のポンプ容器1により吐出された液状物200と比較を行い、泡の状態を評価する。
なお、液状物200は、上述した実施例1乃至実施例11で用いたものと同一のものを用いた。
(実施例12)
粒体101は、上述した実施例2と同一の、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。
粒体101は、吐出流路34内のカバー102Aに配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。カバー102Aは、内径がφ5.5mm、内部高さが15mmに形成されている。なお、本実施例12においては、粒体101は、このカバー102A内に、26個配置された。
(実施例13)
粒体101は、上述した実施例2と同一の、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。
粒体101は、吐出流路34内のカバー102Aに配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。カバー102Aは、内径がφ5.5mm、内部高さが15mmに形成されている。なお、本実施例13においては、粒体101は、このカバー102A内に、10個配置された。
(実施例14)
粒体101は、上述した実施例2と同一の、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。
粒体101は、吐出流路34内のカバー102Aに配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。カバー102Aは、内径がφ5.5mm、内部高さが30mmに形成されている。なお、本実施例14においては、粒体101は、このカバー102A内に、52個配置された。
(実施例15)
粒体101は、上述した実施例2と同一の、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。
粒体101は、吐出流路34内のカバー102Aに配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。なお、本実施例15においては、カバー102Aは、内径がφ5.5mm、内部高さが30mmに形成されている。また、粒体101は、このカバー102A内に、26個配置された。
(実施例16)
粒体101は、上述した実施例2と同一の、円筒状に形成され、その中心を連通する穴が設けられている。粒体101は、ガラスにより形成されている。粒体101は、幅が約1.5mm、高さが3.0mmに形成されている。
粒体101は、吐出流路34内のカバー102Aに配置可能であって、且つ、液状物200の流れにより、複数の粒体101が若干移動可能な数が用いられる。カバー102Aは、内径がφ5.5mm、内部高さが30mmに形成されている。なお、本実施例16においては、粒体101は、このカバー102A内に、10個配置された。
次に、評価方法について説明する。
実施例12乃至実施例16の粒体101及びカバー102Aを用いたポンプ容器1A、及び、比較例である上述した実施例2の構成としたポンプ容器1により、複数回ノズル16を押圧し、容器体2内の液状物200を数回吐出口から吐出させる。なお、液状物200は、同一のものを用いる。
容器体2内の液状物200を数回吐出口40から吐出させた後、評価対象となる泡状の液状物200を吐出するために、一回ノズル16を押圧する。このとき、吐出された液状物200の泡のきめの細かさ等の状態を目視により評価する。
なお、泡の状態は、液状物200の泡のきめの細かさ等に応じて、不良、普通、やや良好、良好として判断する。ここで、不良とは、上述した比較例1で吐出した液状物200の状態とし、製品として提供できない状態とする。良好とは、実施例2で吐出した液状物200の状態とし、製品として提供可能な状態とする。
(実施例12)
泡の状態は良好であった。
(実施例13)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例14)
泡の状態はやや良好であった。
(実施例15)
泡の状態は普通であった。
(実施例16)
泡の状態は普通であった。
このように構成されたポンプ容器1Aによれば、複数の粒体101を吐出流路34内に固定するカバー102A内に設けることで、粒体101により液状物200より発生した泡が微細化されて均質な泡となり、液状物200を泡状とすることが可能となる。
また、ポンプ容器1Aは、液状物200に応じて、粒体101の形状、カバー102Aの形状及びカバー102A内の粒体の数等を変えることで、液状物200に応じて良質な泡状態とすることが可能となる。このため、液状物200を変更する場合においても、多孔体18を変更(調整)して泡の状態を確認することで、当該変更する液状物200に適した多孔体18Aとすることが可能となり、液状物200の変更に伴う多孔体18Aの調整、ポンプ容器1Aの設計変更が容易となる。
また、ポンプ容器1Aは、多孔体18A以外の他の構成品を共有することが可能となり、ポンプ容器1Aの製造コストを低減することが可能となる。
また、ポンプ容器1Aによれば、液状物200は、複数の粒体101により形成される隙間を通過する構成であることから、粒体101間の隙間が比較的大きい。また、複数の粒体101は、液状物200の流れにより移動する。これらのことから、吐出流路34内に液状物200が残存しても、目詰まりの発生を防止することが可能となる。これにより、ポンプ容器1Aは、液状物200は、粘度が高い液体を用いることが可能となる。
また、粒体101は、カバー102Aに収容されており、このカバー102Aを内筒部31及びロッド部61に固定する構成であるから、カバー102Aの着脱が容易となる。このため、カバー102Aは、ポンプ容器1Aが長期的に使用される場合や、液状物200を変更する場合に取替え可能なカートリッジとして用いることも可能となる。
上述したように本発明の第2の実施形態に係るポンプ容器1Aによれば、泡状の液状物200を吐出可能であって、目詰まりの防止及び多孔体18Aの調整が容易となる。
(第3の実施形態)
以下、図8を用いて本発明の第3の実施形態に係るポンプ容器1Bを説明する。図8は本発明の第3の実施形態に係るポンプ容器1Bの構成を示す断面図である。なお、図8中、上述した第1の実施形態のポンプ容器1及び第2の実施形態のポンプ容器1Aと同等の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、第3の実施形態に係るポンプ容器1Bは、容器体2と、ポンプ体3Bと、管体4と、を備えている。ポンプ体3Bは、支持部15と、ノズル16と、ポンプ部17と、第1多孔体18Aと、第2多孔体18Bと、を備えている。
第1多孔体18Aは、上述した第2の実施形態のポンプ容器1Aに用いられる多孔体18Aと同様の構成である。
第2多孔体18Bは、吐出流路34に設けられ、通過する空気が含有する液状物200が通過することで、液状物200を泡状に発泡可能に形成されている。多孔体18Bは、複数の粒体101と、複数の粒体101をその内部に配置するカバー102Bと、を備えている。
複数の粒体101は、同一形状、又は、複数の異なる形状が用いられる。粒体101は、複数の異なる形状が用いられる場合には、複数の異なる形状が混合されてカバー102B内に配置されるか、又は、各形状の粒体101が、複数の層を形成してカバー102B内に配置される。また、第2多孔体18Bのカバー102B内に配置される複数の粒体101は、第1多孔体18Aのカバー102A内に配置される複数の粒体101と同一形状、又は、異なる形状のいずれでもよい。
なお、粒体101は、複数の異なる形状の複数の層を形成して配置する場合には、一次側から二次側に向かって漸次外形が小さくなる粒体101とすることが望ましい。また、第1多孔体18A及び第2多孔体18Bで異なる形状の粒体101を用いる場合には、第2多孔体18Bで用いられる粒体101は、第1多孔体18Aで用いられる粒体101の外形よりも小さい形状とすることが望ましい。
カバー102Bは、例えば、吐出口40に嵌合される第2カバー(筒部)105と、第2カバー105の開口端を閉塞する蓋部118と、を備えている。蓋部118は、空気を含む液状物200が通過可能な複数の開口部が形成される。蓋部118の開口部は、その最大幅が、第2カバー105内に配置される粒体101の最小幅よりも小さく形成されるとともに、粒体101が当接しても、その開口が閉塞されずに、少なくとも一部が開口する形状に形成される。
このように構成されたポンプ容器1Bは、上死点及び下死点へのピストン42の往復動により、容器体2内の液状物200及び空気が混合部48に供給される。また、混合部48で空気と混合した液状物200は、吐出流路34内に供給されて、第1多孔体18Aを通過することで、液状物200中の空気が粒体101により攪拌される。また、第1多孔体18Aを通過した液状物200は、さらに、第2多孔体18Bを通過することで、第2カバー105内に収容された複数の粒体101でさらに液状物200中の空気が攪拌されて、均質な泡が形成され、液状物200は泡状となり、吐出口40から吐出される。
このように構成されたポンプ容器1Bは、上述したポンプ容器1,1Aと同様に、泡状の液状物200を吐出可能であって、目詰まりの防止、並びに、第1多孔体18A及び第2多孔体18Bの調整が容易となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。上述した例では、ポンプ容器1,1A,1Bは、ノズル16を使用者が操作する、所謂ハンドポンプと呼ばれる構成を説明したがこれに限定されない。例えば、公衆トイレ、病院又は飲食店等の公共施設において、使用者の手をセンサで検知することで、ノズルを駆動する駆動機構が設けられた、液体の石鹸や消毒液の供給に用いられる所謂自動的な動作を行う液体ディスペンサに用いられる構成であってもよい。
また、上述した例では、第1弁体91は球体を用いる構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第1弁体91は、ポペット弁を用いる構成であってもよい。また、第2弁体92をポペット弁でなく、球体を用いる構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…ポンプ装置、2…容器体、3…ポンプ体、4…管体、15…支持部、16…ノズル、17…ポンプ部、18…多孔体、41…シリンダ、42…ピストン、43…弁部、44…付勢部材、45…空気室、46…空気室、47…液室、48…混合部、51…第1シリンダ部、52…第2シリンダ部、61…ロッド部、62…第1ピストン部、63…第2ピストン部、101…粒体、102…カバー、200…液状物。

Claims (13)

  1. 液状物を供給するポンプ部と、
    往復動することで前記ポンプ部を駆動し、前記ポンプから供給された前記液状物の吐出流路を有するノズル部と、
    前記ポンプ部の前記液状物を吐出する吐出部に設けられ、前記ポンプ部で吐出された前記液状物を空気と混合する混合部と、
    前記吐出流路に設けられ、前記吐出流路の流路幅よりもその最大寸法が小さく形成された複数の粒体、及び、前記粒体を前記吐出流路内に配置するカバーを有し、前記空気と混合した前記液状物を通過させることで、泡を発生させる多孔体と、
    を備えることを特徴とするポンプ容器。
  2. 前記カバーは、前記吐出流路の端部にそれぞれ設けられ、前記粒体よりも狭い開口幅の開口を有することを特徴とする請求項1に記載のポンプ容器。
  3. 前記複数の粒体は、2種類以上の異なる形状からなることを特徴とする請求項1に記載のポンプ容器。
  4. 前記複数の粒体は、前記吐出流路の一次側に設けられる前記粒体が、前記吐出流路の二次側に設けられる前記粒体よりも、その最大寸法が小さいことを特徴とする請求項3に記載のポンプ容器。
  5. 前記粒体は、その内部を連通する穴部を有することを特徴とする請求項3に記載のポンプ容器。
  6. 前記カバーは、
    前記吐出流路の一部に固定される筒部と、
    前記筒部の開口端を閉塞可能に設けられ、前記粒体よりも狭い開口幅を有する開口が形成された蓋部と、を備え、
    その内部に前記複数の粒体を収納可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ容器。
  7. 前記複数の粒体は、2種類以上の異なる形状からなることを特徴とする請求項6に記載のポンプ容器。
  8. 前記複数の粒体は、前記吐出流路の一次側に設けられる前記粒体が、前記吐出流路の二次側に設けられる前記粒体よりも、その形状が小さいことを特徴とする請求項6に記載のポンプ容器。
  9. 前記粒体は、その内部を連通する穴部を有することを特徴とする請求項6に記載のポンプ容器。
  10. 空気が混合された液状物を通過させるノズルの吐出流路の流路幅よりもその最大寸法が小さく形成された複数の粒体と、
    前記吐出流路の一部に固定される筒部、及び、前記筒部の開口端を閉塞可能に設けられ、前記粒体よりも狭い開口幅を有する開口が形成された蓋部を具備し、その内部に前記複数の粒体を収納可能に形成されたカバーと、
    を備えることを特徴とする多孔体。
  11. 前記複数の粒体は、2種類以上の異なる形状からなることを特徴とする請求項10に記載の多孔体。
  12. 前記複数の粒体は、前記吐出流路の一次側に設けられる前記粒体が、前記吐出流路の二次側に設けられる前記粒体よりも、その形状又は幅が小さいことを特徴とする請求項11に記載の多孔体。
  13. 前記粒体は、その内部を連通する穴部を有することを特徴とする請求項10に記載の多孔体。
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