JP2013192676A - エアマッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバッグの膨張と収縮によって人体をマッサージするエアマッサージ機について、製造に際してのエアバッグの取り付け作業を簡単化できるうえに、多くの施療パターンを得られるようにする。
【解決手段】エアの供給と排出がなされる給排気口22を有して膨張収縮するエアバッグ21と、該エアバッグ21を載置するマット部31と、前記給排気口22に対する給排気を制御する制御部51を有したエアマッサージ機11において、前記エアバッグ21に、溶着部26を介して配設されてそれぞれ独立した複数の気室23を備え、これら気室23ごとに前記給排気口22を形成し、これら給排気口22に対する給排気を前記気室23ごとに行うように前記制御部51が構成する。これによって、取り付けるべきエアバッグ21の数を低減し、気室23同士の一体性・連続性を利用した施療パターンを得る。
【選択図】図1
【解決手段】エアの供給と排出がなされる給排気口22を有して膨張収縮するエアバッグ21と、該エアバッグ21を載置するマット部31と、前記給排気口22に対する給排気を制御する制御部51を有したエアマッサージ機11において、前記エアバッグ21に、溶着部26を介して配設されてそれぞれ独立した複数の気室23を備え、これら気室23ごとに前記給排気口22を形成し、これら給排気口22に対する給排気を前記気室23ごとに行うように前記制御部51が構成する。これによって、取り付けるべきエアバッグ21の数を低減し、気室23同士の一体性・連続性を利用した施療パターンを得る。
【選択図】図1
Description
この発明は、エアバッグの膨張収縮で人体をマッサージするエアマッサージ機に関し、より詳しくは、製造に際してエアバッグの取り付けが容易であるとともに多くの態様のマッサージができるようなエアマッサージ機に関する。
エアバッグを用いたマッサージ機には、マット型のものや椅子型のもの、人体の局部に適用する型のものなどがある。これらに用いられるエアバッグは、いずれも、エアが供給される空間を一つだけ有するものである。それぞれのエアバッグにはエアの供給と排気を行う給排気口が形成され、エアバッグ全体が膨張収縮する。
このようなエアバッグは、例えば下記特許文献1などに開示されているように、人体における施療すべき箇所に対応するようにそれぞれ配設される。
しかし、製造に際しては多数のエアバッグを一つずつ所定の箇所に配設しなければならないため、作業性はよくない。様々な施療ができるようにしようとしてエアバッグの数を増やせば増やすほど、生産性が低下する。
また、エアバッグは予め定められた位置に備えられているため、人体の大きさに応じてエアバッグのみの位置を変更することはできない。エアバッグの位置を変更するには、エアバッグを固定している部分と一緒に変更しなければならず、装置が大掛かりになってしまう。エアバッグの膨張収縮の制御で人体の大きさの違いに対応させることも考えられるが、エアバッグの位置は予め決まっており、適切に対応させることは困難である。
そこで、この発明は、製造に際してのエアバッグの取り付け作業を簡単化できるうえに、多くの施療パターンを得られるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、エアの供給と排出がなされる給排気口を有して膨張収縮するエアバッグと、該エアバッグを載置するマット部と、前記給排気口に対する給排気を制御する制御部を有したエアマッサージ機であって、前記エアバッグが、溶着部を介して配設されてそれぞれ独立した複数の気室を有し、これら気室ごとに前記給排気口が形成され、これら給排気口に対する給排気を前記気室ごとに行うように前記制御部が構成されたエアマッサージ機である。
この構成によると、エアバッグは複数の気室を有するので、製造に際して取り付けるべきエアバッグの数は低減される。また、エアバッグに形成された複数の気室にはそれぞれに給排気口が設けられており、制御部が気室ごとに給排気を行うので、エアバッグでは部分的に膨張収縮が行われる。このため、気室同士の一体性・連続性を利用した施療パターンが可能で、気室の数に応じて、エアバッグの膨張収縮に様々な態様が得られる。そのうえ、複数の気室はエアバッグ上で一体であるので、エアバッグの位置を変更できるように構成することが容易であって、人体の大きさ等に応じた柔軟な対応が可能となる。
この発明によれば、製造に際して取り付けるべきエアバッグの数を低減できるので、作業の簡単化が図れ、生産性を向上できる。より多くの態様の施療ができるように気室の数を増やしても、エアバッグの取り付け作業は容易であるとともに、エアバッグの部分的な膨張収縮には気室同士の一体性・連続性を利用して様々な態様が得られ、従来に比して多くのパターンでのマッサージが可能になる。
また、膨張収縮する複数の気室はエアバッグ上で一体であるので、エアバッグの位置を変更できるようにすれば、施療位置を容易に変更できる。つまり、人体の大きさ等に応じて所望のマッサージができるようにすることが簡単である。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、エアマッサージ機11の制御構成を示す説明図であり、図2は、エアマッサージ機11の一例としてのマット型のエアマッサージ機11aの内部構造を示す平面図、図3はそのエアマッサージ機11の内部構造を示す側面図である。
図1は、エアマッサージ機11の制御構成を示す説明図であり、図2は、エアマッサージ機11の一例としてのマット型のエアマッサージ機11aの内部構造を示す平面図、図3はそのエアマッサージ機11の内部構造を示す側面図である。
これらの図に示すように、エアマッサージ機11は、膨張収縮するエアバッグ21と、このエアバッグ21を載置するマット部31と、該マット部31を覆う被覆部材41と、前記エアバッグ21に設けられた給排気口22に対する給排気を制御する制御部51を有している。
前記エアバッグ21は溶着部26を介して配設されてそれぞれ独立した複数の気室23を有する。具体的には、図4に示したように上下2枚のシート部24,25を有し、これらシート部24,25の間に前記気室23を有する。エアバッグ21は図1、図2に示したように平面視方形状で、人体の上半身をのせる上半身用のエアバッグ21aと、下半身をのせる下半身用のエアバッグ21bを備えている。
各エアバッグ21a,21bは、たてよこに直線状に延びる複数本の前記溶着部26で碁盤割りされた構造であり、前記気室23が碁盤目状に形成されている。エアバッグ21が方形状であるので前記各気室23も方形状である。
エアバッグ21を構成する上下2枚のシート部24,25は、図5(a)に示したように別部材からなるものであってもよく、図5(b)に示したように1枚のシートを折り曲げたものであってもよく、図5(c)に示したようにチューブ状をなすものであってもよい。
図6に示したように、少なくとも一方のシート部24に対して事前に真空成形を行って、シート部24における気室形成位置に膨出部24aを形成すると、後工程で前記溶着部26を形成したときに、容積の大きい気室23を得ることができる。
前記溶着部26は、気室23の間の部分がすべて溶着されて形成されるほか、気室23のきわだけが溶着されており、気室23間の中間部分が溶着されずに形成されるものであってもよい。
溶着部26の幅、つまり隣接する気室23同士の間の長さは、収縮時と膨張時の気室23の大きさ等に応じて適宜設定される。
前記マット部31は、周知のウレタン等の材料が適宜用いられて、人体の全身が寝られる適宜の大きさの平面視長方形状に形成されている。
前記被覆部材41も、周知の適宜の材料が適宜用いられて、前記マット部31を被覆できる大きさに形成されている。
前記制御部51は、マイクロコンピュータなどで構成され、操作パネル52からの入力に従って、予め記憶させたプログラムに基づいてエア生成手段53と、このエア生成手段53から送られるエアを分配する分配器54の動作を制御するものである。
前記エアバッグ21は、前記マット部31の上面に取り付けられ、前記被覆部材41で覆われる。また、図7に示したように、前記気室23のうち隣接する気室23同士の間、すなわち溶着部26には、この溶着部26を前記気室23の接離方向で伸縮するように変形する緩衝部27が形成されている。この緩衝部27は、折り曲げによる折り目状の折り返し部27aを有する構造であり、エアバッグ31をマット部31に取り付ける際に、気室23同士が近接するように寄せて取り付けることで得られる。
また、前記緩衝部27を形成する場合に、給排気口22に接続されるホース55を通すための挿通穴32をマット部31に形成しておく。
このように、エアバッグ21をマット部に取り付ける際に緩衝部27を形成するほか、図8、図9に示したように緩衝部27をあらかじめ形成しておいてもよい。図8は、前記溶着部26を形成するときに同時に緩衝部27を形成する例である。すなわち、上下2枚のシート部24,25を溶着装置で溶着するときに、断面波型となる上型61と下型62で成形する。この成形により、気室23が成形されるとともに成形による折り目状の折り返し部27aを複数有する緩衝部27と溶着部26が形成される。
図9は、一旦得られた溶着部26に成形を行って、成形による折り目状の折り返し部27aを複数有する緩衝部27を形成する例を示している。すなわち、溶着部26を、ジャバラ加工をするのと同様の上型63と下型64で断面波状に成形したのち、この波状をなす成形部分を、気室23同士間の距離を狭める方向に圧縮して上下方向に潰して傾ける変形を行う。
なお、図1、図2等の図示においては、エアバッグ21の気室23間の溶着部26のみを図示し、エアバッグ21の外周縁にあらわれ得る溶着部26の図示は省略した。以下の説明でも同じである。
また、各エアバッグ21における前記気室23の数は適宜設定される。また、各エアバッグ21の大きさは、所望するマッサージの態様や形成する気室23の数などに応じて適宜設定される。
前記すべての気室23には、図1に示したように少なくとも1個ずつの給排気口22が設けられる。形成位置は上下2枚のシート部24,25のうち、下側のシート部25である。前記給排気口22には、図4に示したように前記ホース55が1本ずつ固定され、すべてのホース55が前記分配器54に接続される(図1参照)。分配器54は、ホース55ごとにエアを供給し、排出する。
つまり、前記制御部51の制御動作により、すべての給排気口22ごとに給排気がなされ、この結果、給排気、つまり膨張収縮が気室23ごとに行われる。前記制御部51による制御動作は、所望するマッサージが行えるように適宜設定される。
また、前記上半身用のエアバッグ21aは、前述の如く前記ホース55で一定の位置に固定された状態であるのに対して、前記下半身用のエアバッグ21bは、図2、図3に示したように、マット部31上における上下方向での位置を変更可能にする移動手段28を備えている。この移動を可能にするため、前記ホース55は長さに余裕を持たせて敷設されている。
前記移動手段28は、図10に示したようにエアバッグ21に一端が固定された連結部としての平紐状の連結部材28aと、この連結部材28aの先端に設けられた係合部としての環状の係合環28bと、前記マット部31の側面に複数設けられて前記係合環28bが係合する被係合部としての被係合突起28cで構成される。
前記連結部材28aは、図2、図3に示したように、方形状のエアバッグ21の四隅に固定されている。この固定は、上下2枚のシート部24,25同士を溶着して一体化した部分に行うとよい。また、連結部材28aは、伸縮性のあるものであると、エアバッグ21を張った状態でマット部31の上に置けるので、載置状態の安定性が得やすくてよい。
前記被係合突起28cは茸形状をなしており、マット部31に対してインサート成形等により一体化される。被係合突起28cは、茸形状をなしているので、前記係合環28bの係合状態が確実に得られる。また、被係合突起28cは、前記係合部を環状に形成して係合環28bとするのではなく、直線状にした状態のままであってもよい。この場合には、係合部を被係合突起28cに対して巻きつけたり縛り付けたりしてもよく、被係合部に形成された貫通穴(図示せず)に通してから縛り付けたりしてもよい。このように、本実施の一形態では、エアバッグ21の上方からピン(図示せず)をマット部31に差し込むように固定する構成ではないため、エアバッグ21をマット部31に固定するピンなどが使用者の体に当たることなく、エアバッグ21をマット部31に固定することが可能である。
被係合突起28cは、エアバッグ21の必要な上下動範囲(マット部31の長手方向での移動範囲)を考慮して、マット部31の左右両側面に必要な適宜の個数備えられる。
このような移動手段28を備えているため、マット部31の上面には、図2に示したように前記ホース55と給排気口22部分が移動する溝部33が形成されている。この溝部33はマット部31の長手方向に直線状に延びている。
また、マット部31を被覆する被覆部材41には、図11に示したように左右両側における前記被係合突起28cが形成された箇所に対応する部分に、開閉可能な開口部42が形成されている。この開口部42には、たとえばスライドファスナなどの閉鎖手段が設けられ、移動手段28を操作しないときには閉じた状態を保持できるように構成されている。
以上のような構成のエアマッサージ機11では、製造に際しては、独立して膨張収縮する複数の気室23が一度の溶着で形成できるので製造が容易であるうえに、マット部31に対する取り付けは、取り付けるべきエアバッグ21の枚数が少ないので、多数のエアバッグを別々に取り付ける場合に比して容易で、作業性がよい。このため、生産性を高めることができる。
また、エアマッサージ機11の使用においては、操作パネル52からなされた入力に従って、制御部51がエア生成手段53と分配器54を駆動制御して、上半身側のエアバッグ21aと下半身側のエアバッグ21bにおいて個々の気室23ごとにエアの供給と排気をして気室23の膨張収縮を行う。気室23の膨張収縮によって、エアマッサージ機11の上に寝る人体の各部は押圧刺激を受ける。
マッサージは、人体のたとえば首、肩、背中、ふくらはぎ等、所望の部位に対応する部分の気室23が、適宜のパターンで膨張収縮をするように行う。このとき、人体の大きさに応じて、肩やふくらはぎ等の位置がずれるが、前述のように気室23は碁盤目状に多数配設されているので、制御部51に人体の身長情報と膨張収縮すべき気室23の識別符号とを対応させて記憶させておくことにより、人体の大きさに応じたマッサージが適切にできる。
また、気室23は碁盤目状に配設されているので、たとえば左右方向(短手方向)や長手方向の一方側から波が伝播するように膨張収縮を繰り返すなど、気室23同士の一体性・連続性を利用した新規なマッサージも可能である。このため従来に比して多くの施療パターンを得られる。
マッサージに際して、エアバッグ21の各気室23はそれぞれ独立して膨張収縮するが、隣接する気室23間の溶着部26を有する部分には緩衝部27が形成されているので、図12に示したように、一つの気室23が膨張しても、この膨張による歪みが隣の気室23に波及しないように、緩衝部27によって歪みが吸収される。このため、気室23の位置がマッサージごとにずれたりすることを抑えられ、所望の施療ができる。
また、下半身用のエアバッグ21bを移動可能にする移動手段28を備えるので、図13に示したように、施療を受ける人体に大きさに応じて、下半身用のエアバッグ21bの位置を有効なマッサージができるように移動させることができる。この移動は、被覆部材41の左右両側の開口部42をあけて、連結部材28aと被係合突起28cの係合を解除して、エアバッグ21を所望位置にずらして連結部材28aを留めなおして行う。独立して膨張収縮する複数の気室23を有しているにもかかわらず一度の操作で移動ができ、作業は簡単である。
しかも、一度の操作ですべての気室23が同時に移動するので、気室ごとに移動することを仮定した場合とは異なって、気室23相互間の位置関係がずれることもなく、移動後も所定のマッサージが可能である。そのうえ、移動させるときに、たとえば頭部は一定の位置で、下半身用のエアバッグ21bの上半身用のエアバッグ21a側の気室23が臀部に対応するように移動すると設定しておけば、下半身用のエアバッグ21bにおける制御動作を移動に伴って変更する必要性はなく、制御部51の設定が容易である。
また、被係合突起28cはマット部31の側面に形成されているので、施療の邪魔になることや、施療中に係合が外れたりすることを回避できる。
以下、その他の例について説明する。この説明において前記の構成と同一または同等の部位については前記と同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
前記の移動手段28ではエアバッグ21の段階的な移動ができるが、連続的な移動を可能にするためには、例えば図14に示したような移動手段28を備えるとよい。この移動手段28は、両端に巻取り軸28dを有し、これらの回転によってマット部31上を長手方向に移動するシート部材28eの上に前記下半身用のエアバッグ21bと同一構造の下半身用のエアバッグ21bを固定して構成される。エアバッグ21bの固定は、エアバッグ21bにおける気室23間の溶着部26のうち外周側の部分を、前記シート部材28eに対して、気室23の膨張を阻害しないように紐等の適宜手段(図示せず)で留めて行う。
前記巻取り軸28dは、マット部31内に回転可能に収容され、巻取り軸28dの両端はマット部31の側面から被覆部材41を通して突出するハンドル28fで正逆回転可能である。
このような移動手段28を有するエアマッサージ機11では、移動方向に位置する巻取り軸28dのハンドル28fを回転すれば、エアバッグ21bの移動ができる。この構成では連続的な調整が可能であるので、人体の大きさに応じてより適切なマッサージが行える。
また、エアマッサージ機11は、マット型のエアマッサージ機11a以外のものであってもよい。
図15は椅子型のエアマッサージ機11bの例を示す。このエアマッサージ機11bは、座部12と背凭れ部13と脚のせ部14を有する。これら各部12,13,14にはマット部31(脚のせ部14のみ図示。その他は図示省略)が内蔵され、これらマット部31は被覆部材41によって被覆されている。
座部12と背凭れ部13には、前記マット型のエアマッサージ機11aの上半身用のエアバッグ21aと同様の構造のエアバッグ21が備えられる一方、脚のせ部14には、脚を掴んで揉む動作ができるように、図16、図17(a)に示したような構造の脚用のエアバッグ21cが備えられる。
このエアバッグ21cは、左右一対設けられ、いずれも、左右方向に三列の気室23を有する。上下方向(脚の長手方向に対応す方向)に並ぶ気室23の数は適宜設定される。左右に配設された気室23のうち、左右両側の気室23a,23bは脚を掴み、中間の気室23cは脚の裏側を押圧する作用を果たすものである。また、左右の気室23a,23bの外側部分は、脚を掴む作用を果たすためにはマット部31から離れて上昇しなければならないので、拘束されない自由端となる必要がある。このため、前記移動手段28としての連結部材28aの一端は、エアバッグ21の上下両縁における左右の気室23a,23bと中間の気室23cの間に形成された溶着部26に固定される。
左右一対のエアバッグ21cにそれぞれ固定された連結部材28aのうち、左の気室23aと中間の気室23cの間の溶着部26に固定された連結部材28aの先端は、マット部31の左側面に設けられた被係合突起28cに着脱可能に係合される。右の気室23bと中間の気室23cの間の溶着部26に固定された連結部材28aの先端は、マット部31の右側面に設けられた被係合突起28cに着脱可能に係合される。
また、前述のように脚を掴むような作用を果たしやすくするため、脚用のエアバッグ21cを保持するマット部31には、図17(b)に示したように中間の気室23cに対応する部分に、左右の気室23a,23bに対応する部分よりも高さが低い凹所34を形成するとよい。
このような構成の椅子型のエアマッサージ機11bでは、座部12と背凭れ部13において、例えば左右方向や上下方向(身体の長手方向)で波が伝播するごとく膨張と収縮を繰り返すようなマッサージなど所望の部分を適宜マッサージでき、脚のせ部14でも同様に所望の部分を適宜マッサージできる。そのうえ、図18に示したように脚Xを左右から挟むマッサージと脚Xの裏側を押圧するマッサージをすることができる。制御部51による制御で、左右の気室23a,23bに先にエアを供給してその状態を維持したまま中央の気室23cにエアを供給し排出する動作を行うことで、脚Xを掴んでふくらはぎ等をマッサージするようなことができる。
脚のせ部14の脚用のエアバッグ21cは、図19に示したように、一つのエアバッグ21で構成することもできる。つまり、左右に配設された左右方向三列ずつの気室23のうち、中間の気室23c部分同士を上下両側において一体化部29で連設する。この一体化部は、エアバッグを形成するのと同じ材料で構成するほか、別の部材で構成することもできる。後者の場合には溶着等の適宜手段で一体化するとよい。
この構成では、前記移動手段28を構成する連結部材28aを前記一体化部29の左右両側に固定すればよいので、移動手段28の構成部材の部品点数を低減できるうえに、移動操作に際して係脱する連結部材28aの数を少なくできるので作業性を向上できる。
以上の例では、方形状のエアバッグ21において気室23を碁盤目状に配設して、方形状の気室23を備えた例を示したが、例えば人体の被施療箇所に対応する形状となるように気室23は適宜の形状に形成できる。また以上の例では、給排気口22は一つの気室23に一個形成して、一つの給排気口22に対する給排気で気室23ごとに膨張収縮がなされるようにしたが、一つの気室23に複数の給排気口22を備えて気室23ごとの膨張収縮が行えるようにしてもよい。
図20はその一例を示し、人体の頭部と頸部をマッサージする気室23d,23eが平面視方形でない形状に形成されている。また頸部に対応する気室23eは左右に長く形成され2個の給排気口22を有する。
このように構成されたエアマッサージ機11では、前述のように多様な態様のマッサージができる上に、人体の頭部に適した特別な形状とすることによって、頭部の位置決めや良好なマッサージができるようになる。また、給排気口22を一つの気室23に複数設けることによって、エアの供給排出の量を変えずとも、膨張収縮の速さを変えることができる。
この発明の構成と前述の構成との対応において、
この発明の連結部は、前記連結部材28aに対応し、
以下同様に、
係合部は、係合環28bに対応し、
被係合部は、被係合突起28cに対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
この発明の連結部は、前記連結部材28aに対応し、
以下同様に、
係合部は、係合環28bに対応し、
被係合部は、被係合突起28cに対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
例えば移動手段の移動範囲を、上半身に対応する位置から下半身に対応する位置までなどと広くしてもよく、移動する方向は、長手方向のみならず左右方向などであってもよい。
11…エアマッサージ機
11a…マット型のエアマッサージ機
11b…椅子型のエアマッサージ機
21…エアバッグ
22…給排気口
23…気室
26…溶着部
27…緩衝部
27a…折り返し部
28…移動手段
28a…連結部材
28b…係合環
28c…被係合突起
31…マット部
11a…マット型のエアマッサージ機
11b…椅子型のエアマッサージ機
21…エアバッグ
22…給排気口
23…気室
26…溶着部
27…緩衝部
27a…折り返し部
28…移動手段
28a…連結部材
28b…係合環
28c…被係合突起
31…マット部
Claims (5)
- エアの供給と排出がなされる給排気口を有して膨張収縮するエアバッグと、該エアバッグを載置するマット部と、前記給排気口に対する給排気を制御する制御部を有したエアマッサージ機であって、
前記エアバッグが、溶着部を介して配設されてそれぞれ独立した複数の気室を有し、
これら気室ごとに前記給排気口が形成され、
これら給排気口に対する給排気を前記気室ごとに行うように前記制御部が構成された
エアマッサージ機。 - 前記エアバッグを前記マット部上で移動する移動手段が備えられた
請求項1に記載のエアマッサージ機。 - 前記移動手段が、前記エアバッグに一端が固定された連結部と、該連結部の先端に設けられた係合部と、前記マット部に複数設けられて前記係合部が係合する被係合部で構成された
請求項2に記載のエアマッサージ機。 - 前記気室のうち隣接する気室同士の間に、該部分を気室の接離方向で伸縮するように変形する緩衝部が形成された
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のエアマッサージ機。 - 前記緩衝部が、折り曲げ又は成形による折り目状の折り返し部を有する構造である
請求項4に記載のエアマッサージ機。
Priority Applications (1)
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JP2012061589A JP2013192676A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | エアマッサージ機 |
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JP2012061589A JP2013192676A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | エアマッサージ機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220343211A1 (en) * | 2021-04-21 | 2022-10-27 | EMC IP Holding Company LLC | Method, electronic device, and computer program product for training model |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002369848A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-24 | Matsushita Electric Works Ltd | エアーマッサージ機 |
JP2006043063A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Sanyo Electric Co Ltd | エアーマッサージ装置 |
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2012
- 2012-03-19 JP JP2012061589A patent/JP2013192676A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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