JP2013189173A - 自動車車体用構造部材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の成形体11は、第1の縦壁部11a,第1の稜線部11b,底部11c,第2の稜線部11d及び第2の縦壁部11eを有することによりハット型の断面形状を有する。第2の成形体21は、第1の縦壁部21a,第1の稜線部21b,底部21c,第2の稜線部21d及び第2の縦壁部21eを有することにより溝型の断面形状を有する。第1の縦壁部21aは第1の縦壁部11aに密着し、第1の稜線部21bは第1の稜線部11bに密着し、底部21cは底部11cの少なくとも一部に密着し、第2の稜線部21dは第2の稜線部11dに密着し、かつ、第2の縦壁部21eは第2の稜線部11eに密着する。第1の縦壁部21aの断面周長又は第2の縦壁部21eの断面周長は、第1の縦壁部11aの断面周長又は第2の縦壁部11eの断面周長の30〜80%である。
【選択図】図1
Description
周知のように、殆ど全ての自動車車体1は、軽量および高剛性を両立させるために、モノコックボディ(ユニットコンストラクションボディ)により構成される。モノコックボディは、通常、板厚2.0mm以下の鋼板から通常プレス成形された多数の成形部材を、例えばスポット溶接により、所定の形状に組み合わせ接合することによって、構成される。このような多くの構成部材(以下、自動車車体用構造部材という)には、例えば、Bピラー2、サイドシル3、ルーフレールサイド4、バンパーリインフォースメント5、ドアービーム(図示を省略する)、またはベルトライン6があり、それらは、要求される車体剛性を確保するため、単一または幾つかの成形体、例えばプレス成形体またはロール成形体から構成され、例えば、ハット型の横断面形状を有する長尺の自動車車体用構造部材として構成される。
図17は、板状のブランクを断面ハット型にプレス成形した成形体7の例を示す説明図である。特に、図17は、成形体7と平面状のクロージングプレート8とが組み合わされて構成された自動車車体用構造部材9の一例であるフロントサイドメンバーの構造を模式的に示す説明図である。
近年、このような自動車車体用構造部材の性能向上と軽量化を高次元で両立するために、板厚や強度が異なる鋼板を補強部材として、成形体における補強を要する部位に部分的に接合することが行われ始めている。
(A)補強部材を、本体をなす成形体の稜線部全面にだけ部分的に接合した自動車車体用構造部材は、3点曲げ荷重を主に負担する稜線部の剛性が高まるために、耐荷重は確かに増加するが、本体をなすパネルの縦壁部は全く剛性が向上していないため、縦壁部を起点として早期に座屈が発生するため、単位重量当りの耐荷重は増加しない。
(E)上記C項に記載した効果は、補強部材をなす成形体の縦壁部の断面周長と、本体をなす成形体の縦壁部の断面周長とが特定の範囲にある場合に、特に顕著に奏される。
(1)金属板の成形体である第1の成形体と、金属板の成形体であって第1の成形体との接合部を有する第2の成形体とを備える長尺の自動車車体用構造部材であって、
第1の成形体は、少なくとも、第1の縦壁部と、第1の縦壁部に連続する第1の稜線部と、第1の稜線部に連続する底部と、底部に連続する第2の稜線部と、第2の稜線部に連続する第2の縦壁部とを有することによりハット型の断面形状を有すること、
第2の成形体は、第1の縦壁部と、第1の縦壁部に連続する第1の稜線部と、第1の稜線部に連続する底部と、底部に連続する第2の稜線部と、第2の稜線部に連続する第2の縦壁部とを有することにより溝型の断面形状を有すること、
接合部によって、第2の成形体における第1の縦壁部は第1の成形体における第1の縦壁部に密着し、第2の成形体における第1の稜線部は第1の成形体における第1の稜線部に密着し、第2の成形体における底部は第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着し、第2の成形体における第2の稜線部は第1の成形体における第2の稜線部に密着し、かつ、第2の成形体における第2の縦壁部は第1の成形体における第2の稜線部に密着すること、および
第2の成形体における第1の縦壁部の断面周長、および/または、第2の成形体における第2の縦壁部の断面周長は、第1の成形体における第1の縦壁部の断面周長、および/または、第1の成形体における第2の縦壁部の断面周長の30〜80%であること
を特徴とする自動車車体用構造部材。
第1の成形体要素は、第1の成形体における第1の縦壁部、第1の成形体における第1の稜線部、および第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着して接合されること、および
第2の成形体要素は、第1の成形体における第2の縦壁部、第1の成形体における第2の稜線部、および第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着して接合されること
を特徴とする(1)項に記載された自動車車体用構造部材。
(7)接合部は、第1の成形体の長手方向へ断続的または連続的に設けられることを特徴とする(1)項から(6)項までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
(9)接合部は、スポット溶接部、シーム溶接部、レーザ溶接部またはプラズマ溶接部であることを特徴とする(1)項から(8)項までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
(11)第1の成形体はBピラーアウターパネルである(1)項から(10)項までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
(14)接合された第1のブランクおよび第2のブランクを、Ac3点以上の温度に加熱した状態でプレス成形を行うことを特徴とする(13)項に記載された自動車車体用構造部材の製造方法。
1.本発明に係る自動車車体用構造部材
図1(a)は、本発明に係る自動車車体用構造部材であるBピラー10の構造の一例を模式的に示す説明図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。
本体である第1の成形体11は、素材である鋼板のプレス成形体であり、Bピラーアウターパネルである。第1の成形体11は、少なくとも、第1の縦壁部11aと、第1の稜線部11bと、底部11cと、第2の稜線部11dと、第2の縦壁部11eとを有する。第1の稜線部11bは第1の縦壁部11aに連続する。底部11cは第1の稜線部11bに連続する。第2の稜線部11dは底部11cに連続する。さらに、第2の縦壁部11dは第2の稜線部11dに連続する。
本発明において、「底部11c」とは自動車車体に装着された際に車体の最も外側に位置する面部を意味し、「第1の稜線部11b」、「第2の稜線部11d」とは底部11cに連続する小さな曲率半径の部分を意味し、「第1の縦壁部11a」とは第1の稜線部11bに連続するとともに底部11cと交差する方向に設けられる部分を意味し、「第2の縦壁部11e」とは第2の稜線部11dに連続するとともに底部11cと交差する方向に設けられる部分を意味する。
また、第1〜4の稜線部11b、11d、11f、11hの曲率半径も通常のものでよく、例えば3〜25mm程度が例示される。
第1の成形体11は以上のように構成される。
補強部材である第2の成形体21は、鋼板のプレス成形体である。
第2の成形体21は、第1の縦壁部21aと、第1の稜線部21bと、底部21cと、第2の稜線部21dと、第2の縦壁部21eとを有する。第1の縦壁部21aが第1の稜線部21bに連続し、第1の稜線部21bは底部21cに連続し、底部21cは第2の稜線部21dに連続し、さらに、第2の稜線部21dは第2の縦壁部21eに連続する。これにより、第2の成形体21は、溝型の横断面形状を有する。
図2(b)は、溶接部40を、第1の稜線部11bの延在方向に千鳥配置した場合であり、単位面積当りの溶接部40の位置数をより増加できるために成形部材の性能を向上できる。
図2(d)は、溶接部40を、第1の縦壁部11aの延在方向の同一断面に配置した場合であり、一方向への成形性や変形を制御し易い効果がある。
図3(a)は、溶接部41を、第1の稜線部11bの延在方向へ連続して直線状に形成した場合を示す。
図3(c)は、溶接部41を、第1の稜線部11bの延在方向へ連続して、かつ途中で位置を変更して直線状に形成した場合を示す。
図3(e)は、溶接部41を、第1の稜線部11bの延在方向へC字状に連続して離間して形成した場合を示す。
図3(g)は、断面方向へのステッチ状の溶接部41を、第1の稜線部11bの延在方向へ連続して離間して形成した場合を示す。
図3(i)は、溶接部41を、第1の縦壁部11aの延在方向へ連続して直線状に形成した場合を示す。
図4(a)〜図4(d)は、溶接部が、線状の溶接部と点状の溶接部との組み合わせである場合を模式的に示す説明図である。なお、点状の溶接部は、スポット溶接により形成してもよいし、あるいはレーザ溶接により形成してもよい。また、線状の溶接部は、レーザ溶接により形成してもよいし、あるいはシーム溶接により形成してもよい。
組み立て後のBピラー10の一面あるいは一部に対して外観上の意匠性、すなわち溶接ビードや抵抗溶接による電極痕跡等の凹凸が残存しない外観上の美麗さが要求される場合には、図5(a)〜図5(c)に例示される方法を用いることが好ましい。
第2の成形体21は、第1の成形体の長手方向の中央部を含む長手方向に30〜80%の領域に設けられることが好ましい。これは、この比率が80%を超えると3点曲げ変形時に曲げモーメントが大きくなる中央断面以外に補強が付与されるために重量当たり性能が低下し、逆に30%未満であると補強部材の効果が十分に発揮されないからである。
図6(a)及び図6(b)は、いずれも、本発明に係る自動車車体用構造部材であるBピラー10が3点曲げ変形する際の変形の状況を模式的に示す説明図であり、図6(a)は、第2の成形体21の第1の縦壁部21aの断面周長、および/または、第2の縦壁部21eの断面周長が、第1の成形体11の第1の縦壁部11aの断面周長、および/または、第2の縦壁部11eの断面周長の20%の場合であり、図6(b)は、第2の成形体21の第1の縦壁部21aの断面周長、および/または、第2の縦壁部21eの断面周長が、第1の成形体11の第1の縦壁部11aの断面周長、および/または、第2の縦壁部11eの断面周長の50%の場合である。
[第3の成形体31]
第3の成形体31は、鋼板のプレス成形体であり、Bピラーインナーパネルである。第3の成形体31は、本体である第1の成形体11を補強する機能を担うものであるので、場合によっては、プレス成形体でなくてもよく、図1(b)に示すようなクロージングプレートであってもよい。
第3の成形体31は、この種のBピラーでは周知慣用のものであるので、これ以上の説明は省略する。
また、図示例で稜線部は、全体が対称となるように設けられているが、非対称であってもよい。
図9(a)は、その軸方向へ負荷される衝撃荷重を負担するBピラー44を示し、溶接部40〜42が稜線部Rθの断面周長の50%に含まれる範囲(図中、1/2Rθで示す)に少なくとも存在することが好ましい。
さらに、図9(d)は、同一断面上にそれぞれの負荷方向に応じた溶接部を個々に設けて負担するBピラー47をそれぞれ示す。
2.本発明に係る自動車車体用構造部材の製造方法
本発明に係る自動車車体用構造部材であるBピラーは、特定の製造方法により製造されるものではなく、例えば、上記第1の成形体11および第2の成形体21を個別に所定の形状にそれぞれプレス成形し、プレス成形後の第1の成形体11および第2の成形体21を所定の位置に配して密着させて隙間なく重ね合わせ、その後に例えば溶接等の適宜手段によって製造してもよいが、第1の成形体11および第2の成形体21それぞれの寸法精度を十分に高める必要があり、量産性が良好であるとはいえない。そこで、高い生産性と良好な品質を確保できる製造方法を、以下に説明する。
この際、第2のブランクを溶接された第1のブランクを、Ac3点以上の温度に加熱した後にプレス成形を行うことが好ましい。いわゆる熱間プレス成形によれば、第1の成形体11および第2の成形体21のいずれにもプレス成形による破断やしわの発生を抑制しながら、所望の形状に確実に成形することができるからである。
図10は、本発明に係るBピラー10の数値実験モデルを示す説明図であり、図10(a)は三面図、図10(b)は断面図である。
図10及び図11(b)に示すように、Bピラー10は、第1の成形体11、第2の成形体21、および第3の成形体31からなる。これら構成部材11,21,31のスペックを以下に列記する。
第2の成形体21:熱間プレス用鋼板、板厚1.6mm
第3の成形体31:590MPa級ハイテン、板厚1.2mm
第2の成形体21のハット断面部と第1の成形体11の部品長手方向の比率:66%
スポット打点は、縦壁部11a,11eに部品長手方向へ40mm間隔で、底部11cに部品長手方向へ40mm間隔で、稜線部11b,11dに部品長手方向へ40mm間隔で、それぞれ形成し、縦壁部11a,11eと底部11cの位相は合わせ、縦壁部11a,11e,底部11cと稜線部11b,11dの位相は半波長ずらした。
図13(a)及び図13(b)に示す本発明に係る片ハット断面部材10の数値実験モデルを作成し、3点曲げ解析を行った。解析には、汎用の動的陽解法有限要素解析コードを使用した。素材の変形特性には、Cowper−Symonds型のひずみ速度依存性を考慮した。要素サイズは、2.5mm相当とした。
第2の成形体21:熱間プレス用非めっき鋼板、板厚1.6mm、幅120mm、長さ600mm
第3の成形体31:780MPa級非めっき鋼板、板厚1.8mm、幅120mm、長さ600mm
図14(a)は、本発明例1〜4のスポット打点位置を示す説明図であり、図14(b)は本発明例5のスポット打点位置を示す説明図である。
さらに、本発明例4,5の、圧潰ストロークと単位重量当たり圧潰荷重との関係を対比して図15にグラフで示す。
2 Bピラー
3 サイドシル
4 ルーフレールサイド
5 バンパーリインフォースメント
6 ベルトライン
7 成形体
7a 一の面
7b 他の一の面
7c 稜線部
8 クロージングプレート
9 自動車車体用構造部材(フロントサイドメンバー)
10 自動車車体用構造部材(Bピラー)
11 第1の成形体(本体、Bピラーアウターパネル)
11a 第1の縦壁部
11b 第1の稜線部
11b−1 軸圧壊性能を要求される部分
11b−2 曲げ変形性能を要求される部分
11c 底部
11d 第2の稜線部
11e 第2の縦壁部
11f 第3の稜線部
11g 第1のフランジ部
11h 第4の稜線部
11i 第2のフランジ部
11j 第5の稜線部
11k 第1の面部
11l 第6の稜線部
11m 第2の面部
21 第2の成形体(補強部材)
21a 第1の縦壁部
21b 第1の稜線部
21c 底部
21d 第2の稜線部
21e 第2の縦壁部
21−1 第1の成形体要素
21−2 第2の成形体要素
22 接合部
26 一の面
27 他の一の面
28 第1、第2の稜線部(稜線部)
29 一の面(フランジ)
30 第3、第4の稜線部
31 第3の成形体(本体、Bピラーインナーパネル)
32 他の一の面
33 第4、第5の稜線部
35 第2の成形体
40〜42 溶接部
44〜47 Bピラー
70 レーザ溶接機
71、72 シーム溶接用電極
72 シーム溶接用電極
73 片側シーム溶接用電極
74 フラットなバック電極
Claims (16)
- 金属板の成形体である第1の成形体と、金属板の成形体であって前記第1の成形体との接合部を有する第2の成形体とを備える長尺の自動車車体用構造部材であって、
前記第1の成形体は、少なくとも、第1の縦壁部と、該第1の縦壁部に連続する第1の稜線部と、該第1の稜線部に連続する底部と、該底部に連続する第2の稜線部と、該第2の稜線部に連続する第2の縦壁部とを有することによりハット型の断面形状を有すること、
前記第2の成形体は、第1の縦壁部と、該第1の縦壁部に連続する第1の稜線部と、該第1の稜線部に連続する底部と、該底部に連続する第2の稜線部と、該第2の稜線部に連続する第2の縦壁部とを有することにより溝型の断面形状を有すること、
前記第2の成形体における第1の縦壁部は前記第1の成形体における第1の縦壁部に密着して接合され、前記第2の成形体における第1の稜線部は前記第1の成形体における第1の稜線部に密着し、前記第2の成形体における底部は前記第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着し、前記第2の成形体における第2の稜線部は前記第1の成形体における第2の稜線部に密着し、かつ、前記第2の成形体における第2の縦壁部は前記第1の成形体における第2の稜線部に密着すること、および
前記第2の成形体における第1の縦壁部の断面周長、および/または、該第2の成形体における第2の縦壁部の断面周長は、前記第1の成形体における第1の縦壁部の断面周長、および/または、該第1の成形体における第2の縦壁部の断面周長の30〜80%であること
を特徴とする自動車車体用構造部材。 - 前記第2の成形体は、第1の成形体要素および第2の成形体要素により構成されること、
前記第1の成形体要素は、前記第1の成形体における第1の縦壁部、前記第1の成形体における第1の稜線部、および前記第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着して接合されること、および
前記第2の成形体要素は、前記第1の成形体における第2の縦壁部、前記第1の成形体における第2の稜線部、および前記第1の成形体における底部の少なくとも一部に密着して接合されること
を特徴とする請求項1に記載された自動車車体用構造部材。 - 前記第1の成形体の板厚と前記第2の成形体の板厚の比率は0.5〜1.5であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記第2の成形体の第1の縦壁部の断面周長(h1)および/または第2の縦壁部の断面周長(h2)と、該第1の縦壁部の板厚(t1)および/または第2の縦壁部の板厚(t2)とは、0.2(t2/t1)+0.2<h2/h1<0.2(t2/t1)+0.4の関係を満足することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記第2の成形体は、前記第1の成形体の長手方向の一方の端部から該第1の成形体の全長の30%となる位置から、前記一方の端部から該第1の成形体の全長の80%となる位置までの範囲に設けられることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記第2の成形体は、前記第1の成形体の内面または外面に設けられることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記接合部は、前記第1の成形体の長手方向へ断続的または連続的に設けられることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記接合部は、前記第2の成形体の長手方向の一部または全部に設けられることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記接合部は、スポット溶接部、シーム溶接部、レーザ溶接部またはプラズマ溶接部であることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記金属板は鋼板である請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 前記第1の成形体はBピラーアウターパネルである請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材。
- 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材の製造方法であって、
前記第1の成形体の素材である第1のブランクにおける前記第1の縦壁部の一部、前記第1の稜線部、前記底部、前記第2の稜線部、および前記第2の縦壁部の一部となる位置に密着させて、前記第2の成形体の素材である第2のブランクを溶接により接合し、接合された第1のブランクおよび第2のブランクにプレス成形またはロール成形を行うこと
を特徴とする自動車車体用構造部材の製造方法。 - 前記金属板は鋼板である請求項12に記載された自動車車体用構造部材の製造方法。
- 前記接合された第1のブランクおよび第2のブランクを、Ac3点以上の温度に加熱した状態で前記プレス成形を行うことを特徴とする請求項13に記載された自動車車体用構造部材の製造方法。
- 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材の製造方法であって、
前記第1の成形体の素材である第1のブランクにプレス成形またはロール成形を行うことによって、少なくとも、前記第1の縦壁部、前記第1の稜線部、前記底部、前記第2の稜線部および前記第2の縦壁部を有する前記第1の成形体を製造するとともに、前記第2の成形体の素材である第2のブランクにプレス成形またはロール成形を行うことによって、前記第1の縦壁部、前記第1の稜線部、前記底部、前記第2の稜線部および前記第2の縦壁部を有する前記第2の成形体を製造した後に、
該第1の成形体と該第2の成形体とを所定の位置で重ね合わせて接合すること
を特徴とする自動車車体用構造部材の製造方法。 - 前記第1の成形体はBピラーアウターパネルである請求項12から請求項15までのいずれか1項に記載された自動車車体用構造部材の製造方法。
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