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JP2013188404A - 消火装置 - Google Patents

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JP2013188404A
JP2013188404A JP2012057953A JP2012057953A JP2013188404A JP 2013188404 A JP2013188404 A JP 2013188404A JP 2012057953 A JP2012057953 A JP 2012057953A JP 2012057953 A JP2012057953 A JP 2012057953A JP 2013188404 A JP2013188404 A JP 2013188404A
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Japan
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piping
discharge
fire
fire extinguishing
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JP2012057953A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakagashira
徹男 中頭
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NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK
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NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK
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Abstract

【課題】比較的簡単な構成に基づいて、水ポンプにおける呼び水導入を効果的に行うと共に、消火泡あるいは消火水を選択的に放出する機能を有する、消火装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、水ポンプ10と、水ポンプ10に接続された水潤滑式コンプレッサ20とを備えた消火装置1であって、水ポンプ10には、吸水配管部13と、第一吐出配管部11と、第二吐出配管部12とが設けられており、第一吐出配管部11はノズル部30に接続され、第二吐出配管部12は水潤滑式コンプレッサ20に接続されており、第一吐出配管部11とノズル部30との間には消火原液配管部41が接続され、消火原液配管部41とノズル部30との間には水潤滑式コンプレッサ20に連通しているコンプレッサ吐出配管部24が接続されていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、消火装置に関するもので、例えば、消防車に搭載して使用可能な消火装置に関するものである。
従来技術にかかる消火装置としては、水ポンプにて圧送した水を消火水として放水することによって消火を行うものや、水ポンプにて圧送した水に消火原液を混入させて消火泡として放出することによって消火を行うものが知られている。
上述した消火装置を構成する水ポンプは、通常の使用時において、消火水や消火泡を放出する前に、水ポンプに呼び水を導入して、水ポンプ内を呼び水にて満たす必要がある。このような水ポンプの呼び水に関する技術としては、例えば、特許文献1等に示す技術が知られている。
また、近年の消火装置としては、上述したように、水ポンプにて圧送した水に消火原液を混入させて消火泡として放出する装置が知られているが、実際の消火作業を行う場合には、その出火箇所や出火状態に応じて、消火泡を放出した方がよい場合もあれば、消火水を放出した方がよい場合もある。
すなわち、従来技術にかかる消火装置は、水ポンプにおける呼び水導入を行う構成が必要となったり、消火泡の生成を行うための構成が必要となったりするため、装置の煩雑化が避けられないという問題があった。
特開平7−42675号公報
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであって、比較的簡単な構成に基づいて、水ポンプにおける呼び水導入を効果的に行うと共に、消火泡あるいは消火水を選択的に放出する機能を有する、消火装置を提供することを課題とする。
本発明の第一態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、水ポンプと、前記水ポンプに接続された水潤滑式コンプレッサとを備えた消火装置であって、前記水ポンプには、吸水配管部と、第一吐出配管部と、第二吐出配管部とが設けられており、前記第一吐出配管部はノズル部に接続され、前記第二吐出配管部は前記水潤滑式コンプレッサに接続されており、前記第一吐出配管部と前記ノズル部との間には消火原液配管部が接続され、前記消火原液配管部と前記ノズル部との間には前記水潤滑式コンプレッサに連通しているコンプレッサ吐出配管部が接続されていることを特徴としている。
また、本発明の第二態様は、上記課題を解決するためになされたものであり、水ポンプと、前記水ポンプに接続された水潤滑式コンプレッサとを備えた消火装置であって、前記水ポンプには、吸水配管部と、第一吐出配管部と、第二吐出配管部とが設けられており、前記水潤滑式コンプレッサには、第一吸引配管部と、第二吸引配管部と、第三吸引配管部と、コンプレッサ吐出配管部とが設けられており、前記第一吐出配管部はノズル部に接続され、前記第一吐出配管部と前記ノズル部との間には消火原液配管部が接続されており、前記第二吐出配管部は、前記水潤滑式コンプレッサの第一吸引配管部と第三吸引配管部に接続され、前記第一吸引配管部の上流側の前記第二吐出配管部には第一バルブ部が設けられ、前記第一吸引配管部と前記第三吸引配管部との間の前記第二吐出配管部には第二バルブ部が設けられており、前記第三吸引配管部は、外気に連通すべく構成されており、前記コンプレッサ吐出配管部は、前記消火原液配管部と前記ノズル部との間の前記第一吐出配管部に接続されていることを特徴としている。
本発明によれば、比較的簡単な構成に基づいて、水ポンプにおける呼び水導入を効果的に行うと共に、消火泡あるいは消火水を選択的に放出する機能を有する、消火装置を得ることができる。
本発明の第一実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示したものである。 本発明の第一実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示し、具体的には、「呼び水時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。 本発明の第一実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示し、具体的には、「放水時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。 本発明の第一実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示し、具体的には、「泡放射時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。 本発明の第二実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示したものである。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示したものである。また、図2〜図4は、本発明の第一実施形態にかかる消火装置の適切な使用状態における駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。具体的には、図2は、「呼び水時」における流体配管部の開閉状態等を示し、図3は、「放水時」における流体配管部の開閉状態等を示し、図4は、「泡放射時」における流体配管部の開閉状態等を示している。
この図1に示すように、本実施形態にかかる消火装置1は、水ポンプ10、水潤滑式コンプレッサ20、ノズル部30、および消火原液槽40等を複数の流体配管部を接続して構成されている。また、各構成要素を接続している流体配管部には、複数のバルブ部(第一バルブ部61〜第四バルブ部64)、および複数の逆止弁(第一逆止弁71〜第四逆止弁74)等が設けられている。
水ポンプ10には、第一吐出配管部11、第二吐出配管部12、および吸水配管部13が設けられている。水ポンプ10に設けられている吸水配管部13の一方端部は、水源Sから水を吸水可能な位置に設けられている。また、水ポンプ10に設けられている第一吐出配管部11は、ノズル部30に接続されている。さらに、水ポンプ10に設けられている第二吐出配管部12は、水潤滑式コンプレッサ20に接続されている。
水ポンプ10とノズル部30とを接続している第一吐出配管部11には、第一逆止弁71が設けられている。また、この第一逆止弁71の下流側には、消火原液槽40に連通する消火原液配管部41が接続され、この消火原液配管部41には第四逆止弁74が設けられている。さらに、この第一吐出配管部11における消火原液配管部41との接続箇所の下流側には、水潤滑式コンプレッサ20に連通するコンプレッサ吐出配管部24が接続され、このコンプレッサ吐出配管部24には第三逆止弁73が設けられている。また、水ポンプ10に設けられた第二吐出配管部12には、第一バルブ部61が設けられている。
水潤滑式コンプレッサ20には、第一吸引配管部21、第二吸引配管部22、第三吸引配管部23、およびコンプレッサ吐出配管部24が設けられている。本実施形態にかかる水潤滑式コンプレッサ20は、吸引および圧入(圧送)される水によってロータ軸受けの潤滑と、ロータ間の密閉とを行うことができ、潤滑水と密閉水とを分けて密閉水側で吸気させることにより、安定的に高い真空状態を発生させることが可能となる。
水潤滑式コンプレッサ20の潤滑水吸引部に設けられている第一吸引配管部21の一方端部は、水ポンプ10に連通している第二吐出配管部12における第一バルブ部61の下流側に接続されている。この第二吐出配管部12における第一吸引配管部21の下流側には、第二バルブ部62が設けられており、この第二バルブ部62の下流側は、第三吸引配管部23に接続されている。
水潤滑式コンプレッサ20の外気吸気部に設けられている第二吸引配管部22の一方端部は、外気を吸引可能に構成されており、この第二吸引配管部22には、第三バルブ部63が設けられている。
水潤滑式コンプレッサ20の密閉水吸引部に設けられている第三吸引配管部23の一方端部は、水槽50に連通している軸受け潤滑配管部51に接続されており、軸受け潤滑配管部51には、第二逆止弁72が設けられている。
水潤滑式コンプレッサ20の水吐出部に設けられているコンプレッサ吐出配管部24の一方端部は、第一吐出配管部11における消火原液配管部41が接続されている箇所の下流側に接続されており、このコンプレッサ吐出配管部24には、第三逆止弁73が設けられている。このコンプレッサ吐出配管部24における第三逆止弁73設置箇所の上流側には、ドレン配管部52が接続されている。
上述したように、第一吐出配管部11の下流側端部には、ノズル部30が設けられている。このノズル部30は、例えば、その口径(直径)が16mmから23mm程度に構成されている。そして、このノズル部30は、外部に開放されている。
消火原液槽40には、上述したように、消火原液配管部41が設けられており、その一方端部は、第一吐出配管部11における第一逆止弁71の設置箇所の下流側に接続され、この消火原液配管部41には、第四逆止弁74が設けられている。
この消火原液槽40に貯留されている消火原液としては、例えば、界面活性剤があげられる。
水槽50には、軸受け潤滑配管部51、ドレン配管部52、および覆水配管部53が設けられている。
水槽50に設けられている軸受け潤滑配管部51は、上述したように、水潤滑式コンプレッサ20に設けられている第三吸引配管部23に接続されており、この軸受け潤滑配管部51には、第二逆止弁72が設けられている。水槽50に設けられているドレン配管部52の一方端部は、上述したように、コンプレッサ吐出配管部24における第三逆止弁73の上流側に接続されている。このドレン配管部52には、第四バルブ部64が設けられている。水槽50に設けられている覆水配管部53の一方端部は、水槽50外部に開放された状態に構成されている。
本実施形態にかかる消火装置1は、以上のように構成されており、その構成上の特徴に基づき、「呼び水時」「放水時」および「泡放射時」の際に、次のように機能する。以下、図2〜図4を用いて具体的に説明する。
本実施形態にかかる消火装置1を用いて、消火水を放水する場合、あるいは消火泡を放射する場合のいずれの場合でも、水ポンプ10を駆動させる必要がある。そして、この水ポンプ10を駆動させ、放水および泡放射する場合には、まず、水ポンプ10内を呼び水にて満たさなければならない。本実施形態においては、この呼び水が水潤滑式コンプレッサ20を用いて水ポンプ10内に導入されるべく構成されている。
図2は、本実施形態にかかる消火装置1の「呼び水時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。
この図2に示すように、本実施形態にかかる消火装置1は、水ポンプ10を呼び水にて満たす場合、第二吐出配管部12に設けられた第一バルブ部61、およびドレン配管部52に設けられた第四バルブ部64を「開」状態とする。そして、第二吐出配管部12に設けられた第二バルブ部62、および第二吸引配管部22に設けられた第三バルブ部63を「閉」状態とする。
本実施形態においては、この図2に示すような状態にそれぞれのバルブ部61〜64を開閉操作して、水潤滑式コンプレッサ20を駆動させる。そうすると、水潤滑式コンプレッサ20の潤滑水吸引部(第一吸引配管部21)から、水ポンプ10(に接続された吸水配管部13および第二吐出配管部12)を介して水源Sの水、密閉水吸引部(第三吸引配管部23)から水槽50中の水が吸引され、吸引された水は、水潤滑式コンプレッサ20の水吐出部からドレン配管部52を介して水槽50に戻される。このとき、水潤滑式コンプレッサ20は、軸受け潤滑配管部51に設けられた第二逆止分72を開放可能な負圧を発生させるべく駆動する。
このように、本実施形態においては、図2の状態にて水潤滑式コンプレッサ20を駆動させることにより、水ポンプ10内を呼び水にて満たすことが可能となり、以上のような第二吐出配管部12および第一吸引配管部21は、呼び水配管として機能する。
次に、本実施形態にかかる消火装置1を用いて放水を行う場合(放水時)における、消火装置1を構成する各装置の駆動状態を説明する。図3は、本実施形態にかかる消火装置1の「放水時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。
この図3に示すように、本実施形態にかかる消火装置1においては、ノズル部30から消火水を放出する場合、図2にて説明したように水ポンプ10内を呼び水にて満たした後、全てのバルブ部61〜64を「閉」状態として、水ポンプ10を駆動させる。
本実施形態にかかる消火装置1によれば、図3に示すような状態にそれぞれのバルブ部61〜64を開閉操作して、水ポンプ10を駆動させる。そうすると、吸水配管部13を介して水源Sの水が吸水され、この吸水された水が水ポンプ10にて圧送される(第一逆止弁71を開放する圧力にて圧送される)。つまり、本実施形態によれば、水ポンプ10を駆動させることによって、第一吐出配管部11に設けられている第一逆止弁71を開放する圧力にて水源Sの水が圧送され、吸水配管部13および第一吐出配管部11を介して、ノズル部30から消火水を放出することができる。すなわち、本実施形態にかかる消火装置1は、この図3に示す状態にて、ノズル部30を消火必要箇所に向けて、消火水を放出することができる。
次に、本実施形態にかかる消火装置1を用いて泡放射を行う場合(泡放射時)における、消火装置1を構成する各装置の駆動状態を説明する。図4は、本実施形態にかかる消火装置1の「泡放射時」における装置の駆動状態(流体配管部の開閉状態等)を示したものである。
この図4に示すように、本実施形態にかかる消火装置1においては、ノズル部30から消火泡を放出する場合、図2にて説明したように水ポンプ10内を呼び水にて満たした後、第一バルブ部61、第二バルブ62、および第三バルブ部63を「開」状態とし、第四バルブ部64を「閉」状態とする。そして、水ポンプ10および水潤滑式コンプレッサ20を駆動させる。
本実施形態においては、この図4に示すような状態にそれぞれのバルブ部61〜64を開閉操作して、水ポンプ10および水潤滑式コンプレッサ20を駆動させる。そうすると、吸水配管部13を介して水源Sの水が吸水され、この吸水された水が水ポンプ10にて、第一吐出配管部11および第二吐出配管部12に圧送される。
この図4の状態において、第一吐出配管部11側では、水ポンプ10の駆動力にて、第一吐出配管部11に設けられている第一逆止弁71を開放する圧力にて、吸水配管部13および第一吐出配管部11を介して、水源Sの水がノズル部30に向けて圧送される。この際、消火原液槽40に連通されている消火原液配管部41を介して、第一吐出配管部11に消火原液が混入される。ここで、消火原液配管部41に設けられている第四逆止弁74は、水ポンプ10の吐出圧力および水潤滑式コンプレッサ20の吐出圧力にて得られる負圧で開放されるべく構成されている。
次いで、第二吐出配管部12側では、水ポンプ10の駆動力にて、吸水配管部13および第二吐出配管部12を介して、水源Sの水が水潤滑式コンプレッサ20に向けて圧送され、水潤滑式コンプレッサ20の駆動力にて、第二吐出配管部12から吐出された水と共に、第二吸引配管部22を介して吸引される外気とが吸気され、水と外気とが混合された状態で、この混合流体(水と外気とが混合された流体)が、コンプレッサ吐出配管部24に設けられている第三逆止弁73を開放する圧力にて、第一吐出配管部11に向けて圧送される。
本実施形態にかかる消火装置1によれば、第一吐出配管部11を介して圧送される水および消火原液と、コンプレッサ吐出配管部24を介して圧送される混合流体とが、第一吐出配管部11にてミキシングされることによって「消火泡」が構成され、第一吐出配管部11を介して、ノズル部30から消火泡を放出することができる。すなわち、本実施形態にかかる消火装置1は、この図4に示す状態にて、ノズル部30を消火必要箇所に向けて、消火泡を放出することができる。
さて、上述したように、本実施形態にかかる消火装置1は、図1〜図4に示すように構成され機能するため、次のような作用効果を得ることができる。以下、具体的な作用効果等について説明する。
本実施形態にかかる消火装置1は、以上のような構成に基づき、各バルブ部61〜64、水ポンプ10、および水潤滑式コンプレッサ20の操作を適切に行うことにより、呼び水導入作業、放水作業、および泡放射作業のそれぞれの作業を、効果的に行うことができる。より具体的には、水潤滑式コンプレッサ20を用い、各図に示したような箇所に各バルブ部61〜64および各逆止弁71〜74を設けているため、比較的簡単な構成に基づいて、水ポンプにおける呼び水導入を効果的に行うと共に、消火泡あるいは消火水を選択的に放出する機能を有する消火装置1を得ることができる。
また、本実施形態にかかる消火装置1は、水ポンプ10を呼び水で満たすための揚水装置として水潤滑式コンプレッサ20を使用し、図1等に示したような適切な箇所に各バルブ部61〜64および各逆止弁71〜74を設けているため、従来の消火装置等にて必要であった止水弁や気水分離装置を必要としない。つまり、このような構成とすることにより、消火装置1の構成を簡略化することができる。
また、オイル潤滑式コンプレッサを用いる場合には、潤滑油乳化抑制のために高温運転が必要となるが、本実施形態にかかる消火装置1は、水潤滑式コンプレッサ20を使用するため、このような高温運転が不要である。さらに、本実施形態にかかる消火装置1であれば、オイルセパレータも不要である。よって、このような構成とすることにより、消火装置1の構成を簡略化することができる。
また、本実施形態にかかる消火装置1によれば、第二吐出配管部12を呼び水配管として利用しているため、揚水完了(図2の状態)から消火泡の放射(図4の状態)までの間において、必要最小限のバルブ操作にて、消火泡の放射作業を行うことができる。特に水ポンプ10と水潤滑式コンプレッサ20との間に設けられた第一バルブ部61については開閉操作が不要である(開放状態のままで作業を行うことができる)。したがって、このような構成によれば、比較的簡単な構成にて、しかも短時間で泡放射作業を行うことができる、消火装置1を得ることができる。
また、本実施形態にかかる消火装置1は、水潤滑式コンプレッサ20を使用しているため、気体であっても液体であっても吸引することができる。したがって、必要に応じて、不凍液等を吸引させることにより、呼び水装置(水潤滑式コンプレッサ20等)の凍結を防止することもできる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図5は、本発明の第二実施形態にかかる消火装置の概略構成図を示したものである。
この図5に示すように、本実施形態にかかる消火装置2は、基本的に第一実施形態と同様の構成を有しており、混合器80を有する点のみが異なる。
すなわち、本実施形態にかかる消火装置2は、第一実施形態と略同様の構成等を有するため、第一実施形態と同様の作用効果を有する。
加えて、本実施形態にかかる消火装置2は、第一吐出配管部11とコンプレッサ吐出配管部との接続箇所に混合器80を設けているため、より機能性の高い泡(消火泡)を形成することができる。
<その他の実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態においては、水ポンプ10と水源Sとを吸水配管部13にて接続する構成について説明したが、本発明この構成に限定されない。したがって、例えば、水ポンプと水槽50とを吸水配管部13にて接続し、水槽50内の水を利用する構成としてもよい。このような構成によれば、消防車が消火箇所に到着した際、水源S等を必要とすることなく、スムーズに消火処理を行うことができる。
また、上記実施形態においては、軸受け潤滑配管部51に第二逆止弁72を設ける構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。したがって、例えば、軸受け潤滑配管部51に軸受け潤滑バルブを設け、必要に応じてこの軸受け潤滑バルブを「開」とし、水潤滑式コンプレッサ20の軸部の冷却を行う構成としてもよい。
このような構成とした場合、上述した本実施形態にかかる消火装置1は、水ポンプ10を呼び水にて満たす場合、第二吐出配管部12に設けられた第一バルブ部61、ドレン配管部52に設けられた第四バルブ部64、および軸受け潤滑配管部51に設けられた軸受け潤滑バルブを「開」状態とする。そして、第二吐出配管部12に設けられた第二バルブ部62、および第二吸引配管部22に設けられた第三バルブ部63を「閉」状態とする。
さらに、上記実施形態等においては、軸受け潤滑配管部51に第二逆止弁72を設ける構成、あるいは軸受け潤滑配管部51に軸受け潤滑バルブを設ける構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。したがって、例えば、本発明においては、軸受け潤滑バルブに代えて、軸受け潤滑配管部51に加圧ポンプを設ける構成とし、必要に応じてこの加圧ポンプを作動させて、水潤滑式コンプレッサ20の軸部に冷却水を送水する構成としてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されず、必要に応じて、消火原液槽40に接続されている消火原液配管部41に加圧ポンプを設ける構成としてもよい。このような構成によれば、消火原液配管部41に設けられた加圧ポンプにて消火原液を圧送することにより、第一吐出配管部11に消火原液が混入される。
さらに、本発明は上記実施形態等に限定されず、例えば、第一吐出配管部11と消火原液配管部41との接続箇所にエジェクタを設ける構成としてもよい。このような構成によれば、水ポンプ10の吐出圧力および水潤滑式コンプレッサ20の吐出圧力を利用して、消火原液を混入させることができる。
本発明にかかる消火装置は、その使用箇所を特に限定されない。したがって、所定の場所に固定された消火装置として使用しても、また、消防車等に搭載して使用してもよい。
本発明にかかる消火装置は、上述したように、比較的簡単な構成であるため、消防車等に搭載する場合には、コスト削減を実現すると共に、車載スペースの有効活用を実現することができる。
1…消火装置(第一実施形態にかかる消火装置)
2…消火装置(第二実施形態にかかる消火装置)
10…水ポンプ
11…第一吐出配管部
12…第二吐出配管部
13…吸水配管部
20…水潤滑式コンプレッサ
21…第一吸引配管部
22…第二吸引配管部
23…第三吸引配管部
24…コンプレッサ吐出配管部
30…ノズル部
40…消火原液槽
41…消火原液配管部
50…水槽
51…軸受け潤滑配管部
52…ドレン配管部
53…覆水配管部
61…第一バルブ部
62…第二バルブ部
63…第三バルブ部
64…第四バルブ部
71…第一逆止弁
72…第二逆止弁
73…第三逆止弁
74…第四逆止弁
80…混合器
S…水源

Claims (2)

  1. 水ポンプと、前記水ポンプに接続された水潤滑式コンプレッサとを備えた消火装置であって、
    前記水ポンプには、吸水配管部と、第一吐出配管部と、第二吐出配管部とが設けられており、
    前記第一吐出配管部はノズル部に接続され、前記第二吐出配管部は前記水潤滑式コンプレッサに接続されており、
    前記第一吐出配管部と前記ノズル部との間には消火原液配管部が接続され、前記消火原液配管部と前記ノズル部との間には前記水潤滑式コンプレッサに連通しているコンプレッサ吐出配管部が接続されている
    ことを特徴とする消火装置。
  2. 水ポンプと、前記水ポンプに接続された水潤滑式コンプレッサとを備えた消火装置であって、
    前記水ポンプには、吸水配管部と、第一吐出配管部と、第二吐出配管部とが設けられており、
    前記水潤滑式コンプレッサには、第一吸引配管部と、第二吸引配管部と、第三吸引配管部と、コンプレッサ吐出配管部とが設けられており、
    前記第一吐出配管部はノズル部に接続され、前記第一吐出配管部と前記ノズル部との間には消火原液配管部が接続されており、
    前記第二吐出配管部は、前記水潤滑式コンプレッサの第一吸引配管部と第三吸引配管部に接続され、前記第一吸引配管部の上流側の前記第二吐出配管部には第一バルブ部が設けられ、前記第一吸引配管部と前記第三吸引配管部との間の前記第二吐出配管部には第二バルブ部が設けられており、
    前記第三吸引配管部は、外気に連通すべく構成されており、
    前記コンプレッサ吐出配管部は、前記消火原液配管部と前記ノズル部との間の前記第一吐出配管部に接続されている
    ことを特徴とする消火装置。
JP2012057953A 2012-03-14 2012-03-14 消火装置 Pending JP2013188404A (ja)

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JP2016063898A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社モリタホールディングス 消防車

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