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JP2013187129A - 電子機器 - Google Patents

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JP2013187129A
JP2013187129A JP2012052972A JP2012052972A JP2013187129A JP 2013187129 A JP2013187129 A JP 2013187129A JP 2012052972 A JP2012052972 A JP 2012052972A JP 2012052972 A JP2012052972 A JP 2012052972A JP 2013187129 A JP2013187129 A JP 2013187129A
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housing
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opening
substrate
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Seishi Hashimoto
精嗣 橋本
Tetsuo Okazaki
哲夫 岡崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】設計自由度が高い電子機器を提供する。
【解決手段】一つの実施の形態に係る電子機器は、筐体と、基板と、第1の部材と、第2の部材と、電子部品とを具備する。前記筐体は、開口部が設けられた壁部を有する。前記基板は、前記筐体に収容される。前記第1の部材は、少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置する。前記第2の部材は、前記開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、少なくとも一部が変位可能である。前記電子部品は、前記基板に実装され、変位した前記第2の部材の一部によって押される。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
テレビ受像機のような電子機器は、例えばボタンのような操作部を有する。ボタンは筐体に設けられた開口部から露出しており、該開口部の周辺に浸水抑制のための構造が設けられることがある。
特開2009−289639号公報
上記のような電子機器には、いまだ改良の余地がある。
本発明の目的は、設計自由度が高い電子機器を提供することにある。
一つの実施の形態に係る電子機器は、筐体と、基板と、第1の部材と、第2の部材と、電子部品とを具備する。前記筐体は、開口部が設けられた壁部を有する。前記基板は、前記筐体に収容される。前記第1の部材は、少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置する。前記第2の部材は、前記開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、少なくとも一部が変位可能である。前記電子部品は、前記基板に実装され、変位した前記第2の部材の一部によって押される。
第1の実施の形態に係るテレビ受像機を示す斜視図。 第1の実施形態のテレビ本体の一部を図1のF2−F2線に沿って示す断面図。 第1の実施形態のテレビ本体の側壁周辺を示す平面図。 第1の実施形態の側壁の周辺を筐体の内部から示す斜視図。 第1の実施形態の支持部材の取付方法を示す斜視図。 第2の実施の形態に係る支持部材の取付方法を示す斜視図。 第3の実施の形態に係る支持部材の取付方法を示す断面図。 第4の実施の形態に係る支持部材の取付方法を示す断面図。 第5の実施の形態に係るスレートコンピュータを分解して示す斜視図。 第5の実施形態のスレートコンピュータの一部を図9の反対側から示す斜視図。 第6実施形態に係るテレビジョン受像機を示す正面図。 図11中に示された表示ユニットを示す斜視図。 図11中に示された表示ユニットを分解して示す斜視図。 図13中に示されたシーリング部材を示す斜視図。 図11中に示された表示ユニットの断面図。 図11中に示された表示ユニットの断面図。 図13中に示されたベースの内面を示す平面図。 図17中に示されたベースの内面の一部を拡大して示す平面図。 図13中に示されたマスクの内面を示す斜視図。 図19中に示されたマスクの内面の一部を拡大して示す斜視図。 図11中に示された表示ユニットを分解して示す斜視図。 図21中に示されたスピーカモジュールの取付構造を示す斜視図。 図21中に示されたスピーカモジュールの取付構造を示す断面図。 図21中に示されたスピーカモジュールの取付構造を示す平面図。 図21中に示されたスピーカモジュールの第1位置を示す斜視図。 図21中に示されたスピーカモジュールの第2位置を示す斜視図。 図21中に示されたスピーカモジュールを示す斜視図。 図21中に示されたスピーカモジュールの取付方法の流れを示す図。 第6実施形態に関連した取付構造を示す断面図。 第6実施形態の構造が適用可能な電子機器を示す斜視図。 第7実施形態に係るスピーカモジュールの第1位置を示す断面図。 第7実施形態に係るスピーカモジュールの第2位置を示す断面図。 第8実施形態に係るスピーカモジュールの第1位置を示す断面図。 第8実施形態に係るスピーカモジュールの第2位置を示す断面図。 第9実施形態に係るスピーカモジュールの取付構造を示す断面図。 第10実施形態に係る押圧部品の取付構造を示す断面図。
以下に、第1の実施の形態について、図1から図5を参照して説明する。なお、本明細書において、手前側(即ちユーザ側)を前方向、ユーザから見て遠い側を後方向、ユーザから見て左側を左方向、ユーザから見て右側を右方向、ユーザから見て上方を上方向、ユーザから見て下方を下方向と定義する。さらに、複数の表現が可能な各要素について一つ以上の他の表現の例を付すことがあるが、これは他の表現が付されていない要素について異なる表現がされることを否定するものではないし、例示されていない他の表現がされることを制限するものでもない。
図1は、テレビ受像機(以下、「テレビ」と称する)10を示す斜視図である。テレビ10は、電子機器の一例である。図1に示すように、テレビ10は、テレビ本体(テレビ、テレビ受像機、本体、表示装置)12と、スタンド13とを備えている。スタンド13は、テレビ本体12に回動可能に連結されている。スタンド13は、テレビ台のような載置面(外部面、平面、面)に載置され、テレビ本体12を支持している。
テレビ本体12は、筐体(キャビネット、外装部、壁)15と、ディスプレイモジュール(表示装置、表示部、電子部品、部品)16とを備えている。ディスプレイモジュール16は、例えば液晶ディスプレイである。なお、ディスプレイモジュール16はこれに限らず、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイであっても良い。ディスプレイモジュール16は、筐体15に収容されている。
筐体15は、前面21と、側面(外面、表面、側壁、壁部、壁)22を有している。該側面22は、ユーザから見て右側に位置する。前面21に、矩形状のディスプレイ開口26が設けられている。ディスプレイ開口26は、画像が表示されるディスプレイモジュール16の表示面を露出させる。
側面22は、前面21と交差するように設けられている。側面22の一部は、前面21から後方に向かうに従ってテレビ本体12の中央部に近づくように傾斜している。側面22には、インターフェース部27が設けられている。インターフェース部27は、側面22から突出するように形成され、前面21と略直交する側壁(外面、表面、壁部、壁)28を有している。側壁28は、壁部の一例である。
側壁28には、例えば電源ボタン、チャンネル切り替えボタン、音量調節ボタンのような、複数のボタン(スイッチ、部品、部材、入力部)31と、カード開口32と、複数の端子開口33とが設けられている。ボタン31は、操作部および第3の部材の一例である。カード開口32は、例えばB−CASカードのようなカードが挿入される開口部である。端子開口33は、例えばUSB端子や、HDMI端子が挿入される開口部である。
筐体15は、前面21の反対側に位置する後面や、前面21と交差するように設けられた下面をさらに有する。前記後面には、例えば複数の通気口が設けられるとともに、スタンド13が固定されている。前記下面には、例えば音声を流すための複数のスピーカー開口が設けられている。
図2は、図1のF2−F2線に沿ってテレビ本体12の一部を示す断面図である。図2に示すように、筐体15は、フロントカバー35と、リアカバー36とを有している。フロントカバー35およびリアカバー36は、例えば樹脂によってそれぞれ形成されている。フロントカバー35は、筐体15の前面21を形成している。リアカバー36は、筐体15の側面22、前記後面、および前記下面をそれぞれ形成している。
筐体15の前面21に、透光性のパネル37が取り付けられている。ディスプレイ開口26は、パネル37によって覆われている。ディスプレイモジュール16は、パネル37越しに外部に露出される。
筐体15の内部に、メイン基板38と、モジュール基板(回路板、配線板、部品、ユニット)39とが収容されている。モジュール基板39は、基板の一例である。
メイン基板38は、例えば矩形状に形成されたプリント配線板である。メイン基板38に、画像を処理するためのLSIのような複数の電子部品が実装されている。メイン基板38は、例えばスペーサを介して、ディスプレイモジュール16に取り付けられている。
モジュール基板39は、例えばプリント配線板である。モジュール基板39は、側壁28と略直交するとともに前面21に面するように配置されている。モジュール基板39は、メイン基板38よりも小さい矩形状に形成されている。モジュール基板39は、メイン基板38よりも側壁28に近い。モジュール基板39は、例えばケーブルによってメイン基板38に接続されている。
図3は、側壁28の周辺を示す平面図である。図3に二点鎖線で示すように、モジュール基板39に、例えば複数のスイッチ(部品)41A,41B、カードスロット、および複数のコネクタがそれぞれ実装されている。スイッチ41Aは、電子部品の一例である。二つのスイッチ41Bは、他の電子部品の一例である。
前記カードスロットは、カード開口32を介して外部に開口しており、例えばB−CASカードのようなカードが挿入される。前記コネクタは、端子開口33を介して外部に開口しており、例えばUSB端子やHDMI端子が挿入される。
複数のスイッチ41A,41Bは、複数のボタン31にそれぞれ対応して並んで配置されている。図2に示すように、スイッチ41A,41Bは、部品本体(筐体、ケース、固定された部分)42と、押込部(端部、被操作部、感圧部、部分)43とをそれぞれ有している。部品本体42は、例えば半田付けによってモジュール基板39に固定されている。部品本体42に、側壁28に向いて設けられた開口が設けられている。
押込部43は、部品本体42の前記開口から側壁28に向かって突出している。押込部43は、外部から押圧を受けると部品本体42の内部に向かって弾性的に移動する。押込部43の一部が部品本体42の内部に押し込まれることで、スイッチ41A,41Bは操作される。言い換えると、スイッチ41A,41Bは、押込部43に押圧を受けて操作される。押込部43に作用する押圧力が解放されると、押込部43は弾性的に所定の位置に戻る。
インターフェース部27は、側壁28と、この側壁28と略直交する方向に延びた底壁(壁部、壁、底面、固定面、取付面)46とを有している。底壁46は、フロントカバー35に対向している。底壁46は、モジュール基板39の少なくとも一部に面して配置されている。
側壁28に、複数の開口部(開口、孔、穴、挿通部、露出部)47A,47Bが設けられている。開口部47Bは、他の開口部の一例である。開口部47A,47Bは、複数のボタン31の形状にそれぞれ対応して形成されている。例えば、電源ボタンであるボタン31に対応する開口部47Aは略正方形状に形成され、チャンネル切り替えボタンまたは音量調節ボタンであるボタン31に対応する開口部47Bは略矩形状に形成される。開口部47A,47Bに、対応するボタン31がそれぞれ挿通され、筐体15の外部に露出している。
ボタン31は、露出部(操作部、挿通部、部分)51と、フランジ部(係合部、係止部)52と、突部(押圧部、突出部、嵌入部、操作部、部分)53とをそれぞれ有している。露出部51は、対応する開口部47A,47Bに挿通され、筐体15の外部に露出されている。フランジ部52は、筐体15の内部に位置する露出部51の端部に設けられ、筐体15の内部から側壁28に面している。フランジ部52は、筐体15の内側から側壁28に係止される。突部53は、露出部51から筐体15の内部に向かって突出している。突部53の先端は、対応するスイッチ41A,41Bの押込部43の先端に面している。突部53の先端は、フランジ部52よりも側壁28から離れている。
複数のボタン31に対応して、筐体の内部に複数のキーパッド(パッキン、閉塞部材、部材)56A,56Bがそれぞれ配置されている。キーパッド56Aは、浸水抑制部材および第2の部材の一例である。キーパッド56Bは、第4の部材の一例である。キーパッド56A,56Bは、例えば弾性を有するシリコンゴムによって形成される。なお、キーパッド56A,56Bはこれに限らず、エラストナーや、他の合成ゴムによって形成されても良い。キーパッド56A,56Bは、互いに一体に形成された接触部57および変位部58をそれぞれ有している。
接触部57は、ボタン31のフランジ部52の縁部を囲むとともに、フランジ部52が設けられた露出部51の端部を覆うように形成される。接触部57は、対応する開口部47A,47Bの周囲で側壁28に水密に当接する。なお、接触部57はこれに限らず、例えば水密より弱く側壁28に接しても良い。接触部57は、ボタン31が挿通された開口部47A,47Bをそれぞれ覆う。これにより、図3に示すように、キーパッド56Aが開口部47Aを塞ぎ、キーパッド56Bが開口部47Bを塞ぐ。なお、接触部57は、複数の開口部47A,47Bを覆っても良い。
図2に示すように、露出部51の端部を覆う接触部57の一部57aは、フランジ部52の縁部を囲む接触部57の他の一部57bよりも薄く形成されている。すなわち、露出部51の端部を覆う一部57aは、フランジ部52の縁部を囲む一部57bよりも変形しやすい。
変位部58は、接触部57の一部57aに囲まれて設けられている。変位部58は、接触部57の一部57aから、筐体15の内部に向かって突出している。変位部58に、ボタン31に向いた凹部58aが設けられている。凹部58aに、ボタン31の突部53の一部が嵌っている。なお、ボタン31の突部53は、凹部58aの側面と接触して凹部58aに嵌り込んでいても良いし、凹部58aの側面との間に隙間を介して凹部58aの中に収まっていても良い。
変位部58は、接触部57の一部57aよりも厚く形成されている。変位部58がボタン31の突部53に押されると、変位部58は弾性的に変位する。すなわち、変位部58が突部53に押されることで、変位部58を囲む接触部57の一部57aが弾性的に変形する。これにより、変位部58が突部53に押された方向に変位する。このように、変位部58は、変位可能な第2の部材の一部の一例である。
変位部58は、ボタン31の突部53と、対応するスイッチ41A,41Bの押込部43との間に位置している。言い換えると、ボタン31の突部53は、変位部58に接し(面し)ている。このため、ボタン31が例えばユーザに押されると、突部53が変位部58を変位させ、変位部58が押込部43を押す。すなわち、ボタン31が押されると、変位した変位部58からの押圧を受けてスイッチ41A,41Bが操作される。
図4は、筐体15の内部から側壁28の周辺を示す斜視図である。図4に示すように、筐体15の内部に支持部材(支持部、当接部、押圧部、部品、部材、部分)61が配置されている。支持部材61は、第1の部材の一例である。支持部材61は、例えばL字状に曲げられた金属板によって形成されている。支持部材61は、それぞれ矩形状に形成された押圧部(支持部、当接部、壁部、部分)62および取付部(固定部、部分)63を有している。押圧部62は、第1の部分の一例である。取付部63は、第2の部分の一例である。
図2に示すように、押圧部62の少なくとも一部は、側壁28とモジュール基板39との間に位置し、側壁28に面している。押圧部62は、複数のキーパッド56A,56Bに接し(面し)、接触部57の一部57bに当接している。このため、図3に示すように、キーパッド56A,56Bの接触部57は、側壁28と押圧部62との間に介在する。言い換えると、押圧部62は、キーパッド56A,56Bの接触部57よりもモジュール基板39に近い。
図2に示すように、押圧部62に、複数のキーパッド56A,56Bの変位部58がそれぞれ挿入された複数の挿通口(開口、穴、切欠き、凹部)65が設けられている。挿通口65は、挿通部の一例である。図4に示すように、複数の挿通口65は、押圧部62の長手方向に並んでいる。それぞれの挿通口65は、変位部58に対応する部分から取付部63に向かって延びている。変位部58は、挿通された挿通口65の中で変位できる。
取付部63は、押圧部62と略直交しており、側壁28から離れる方向に延びている。取付部63は、底壁46に接している。取付部63に、複数の切欠き部66が設けられている。切欠き部66は、それぞれ挿通口65に連続している。図2に示すように、側壁28に面する切欠き部66の縁部66aは、キーパッド56の変位部58の先端よりも側壁28から離れている。
図4に示すように、取付部63から、延出部68が延びている。延出部68は、取付部63の長手方向の一方の端部から、取付部63の長手方向に延びている。延出部68に、円形状の軸孔(係合孔、開口、凹部)71が設けられている。軸孔71は、孔の一例である。図3に示すように、軸孔71は、延出部68に近い押圧部62の一方の端部62aよりも、取付部63の中央部から離れている。
取付部63に、複数の固定孔72が設けられている。複数の固定孔72は、取付部63の長手方向に並んで配置されている。固定孔72は、例えば押圧部62に向かって延びる長円状にそれぞれ形成されている。なお、図4に示すように、固定孔72は、切欠き部66に連続しても良く、また切欠きであっても良い。延出部68に最も近い固定孔72は、延出部68から最も遠い固定孔72よりも短い長円状に形成される。
底壁46に、係合部(引掛け部、仮留部、ガイド部)74が設けられている。係合部74は、係部の一例である。係合部74は、複数の突出部(ピン、凸部、挿通部)76,77を有している。突出部76,77は、底壁46からそれぞれ突出している。一つの突出部76は、軸孔71に挿通されている。複数の突出部77は、複数の固定孔72に挿通されている。言い換えると、突出部76,77は、軸孔71および固定孔72に係合されて(係って)いる。
軸孔71および固定孔72に挿通された突出部76,77は、取付部63に溶着される。これにより、取付部63は、底壁46に固定される。なお、取付部63はこれに限らず、例えばネジによって底壁46に固定されても良い。
図4に示すように、側壁28に、固定部(取付部、押圧部、部分)81が設けられている。固定部81は、第1の嵌合部82と、第2の嵌合部83とを有している。第1および第2の嵌合部82,83は、一対の嵌合部の一例である。
図3に示すように、第1の嵌合部82は、基部85と、爪部86とを有している。基部85は、側壁28から筐体15の内部に向かって突出している。基部85は、押圧部62の一方の端部62aに接している。爪部86は、基部85の先端から、側壁28に沿って第2の嵌合部83に向かって延びている。キーパッド56Aの接触部57および支持部材61の押圧部62は、側壁28と爪部86との間に挟まれる。
第2の嵌合部78は、基部87と、爪部88とを有している。基部87は、側壁28から筐体15の内部に向かって突出している。基部87は、押圧部62の他方の端部62bに接している。基部87は、弾性変形可能に形成されている。爪部88は、基部87の先端から、側壁28に沿って第1の嵌合部82に向かって延びている。キーパッド56Bの接触部57および支持部材61の押圧部62は、側壁28と爪部88との間に挟まれる。
押圧部62は、第1および第2の嵌合部82,83の間に挟まれている。キーパッド56A,56Bの接触部57および支持部材61の押圧部62が側壁28と爪部86,88との間に挟まれる。これにより、固定部81が支持部材61を固定し、押圧部62がキーパッド56A,56Bの接触部57を側壁28に押圧する。
以下に、図5を参照して、支持部材61の取付方法の一例について説明する。なお、支持部材61の取付方法は以下の方法に限らない。図5は、支持部材61の取付方法を示す斜視図である。
まず、ボタン31に、対応するキーパッド56A,56Bをそれぞれ取り付ける。すなわち、ボタン31の突部53を変位部58の凹部58aに挿入し、フランジ部52の縁部を接触部57の一部57bで囲む。
次に、筐体15の内側から、開口部47A,47Bにボタン31をそれぞれ取り付ける。ボタン31の露出部51を開口部47A,47Bに挿通すると、フランジ部52が側壁28に当接する。ボタン31に取り付けられたキーパッド56A,56Bの接触部57が、側壁28に接する。
キーパッド56Aの接触部57は、側壁28と、第1の嵌合部82の爪部86との間に位置する。キーパッド56Bの接触部57は、側壁28と、第2の嵌合部83の爪部88との間に位置する。これにより、キーパッド56A,56Bは爪部86,88によって仮留めされる。
次に、支持部材61を筐体15に取り付ける。図5に矢印Dで示すように、支持部材61を底壁46に対して略垂直に移動させる。言い換えると、リアカバー36が開口する方向から、支持部材61を底壁46に近づける。これにより、支持部材61の軸孔71および固定孔72に、突出部76,77が挿入され、取付部63が底壁46に当接する。このとき、押圧部62の一方の端部62aは第1の嵌合部82に係合される。すなわち、押圧部62の一方の端部62aが側壁28と爪部86との間に挿入される。
一方、押圧部62の他方の端部62bは第2の嵌合部83から外れている。言い換えると、支持部材61は、側壁28に対して傾斜した状態で底壁46に近づけられる。このため、押圧部62とキーパッド56A,56Bとの間に隙間が生じている。
取付部63に、挿通口65に連続する切欠き部66が設けられているため、移動する支持部材61は、キーパッド56A,56Bの変位部58を避ける。このため、支持部材61を底壁46に向かって容易に近づけることができる。
次に、図5の矢印T1で示すように、軸孔71に挿通された突出部76を軸として、側壁28に向かって支持部材61を回動させる。突出部77が挿通された固定孔72が、押圧部62に向かって延びる長円状に形成されるため、支持部材61は回動可能である。支持部材61が回動する方向は、側壁28と交差する方向である。すなわち、係合部74は、支持部材61が側壁28と交差する方向に回動可能に支持部材61と係合する。
支持部材61が回動すると、押圧部62の端部62bが第2の嵌合部83を乗り越える。例えば、押圧部62の端部62bが第2の嵌合部83を押圧することで、第2の嵌合部83の基部87が弾性変形する。基部87が弾性変形した第2の嵌合部83が押圧部62を避けることで、回動する押圧部62の端部62bがキーパッド56Bに当接する。これにより、押圧部62の端部62bがキーパッド56Bの接触部57と第2の嵌合部83の爪部88とに挟まれる。
上記のように押圧部62の端部62bが第2の嵌合部83に嵌合することで、押圧部62が固定部81に固定される。これにより、押圧部62がキーパッド56A,56Bの接触部57を側壁28に押圧する。
次に、軸孔71および固定孔72にそれぞれ挿通された突出部76,77を、取付部63に溶着する。これにより、取付部63が底壁46に固定され、支持部材61が強固に筐体15に固定される。
前記構成のテレビ10によれば、開口部47A,47Bを覆うキーパッド56A,56Bが、支持部材61によって側壁28に向かって押圧される。これにより、筐体15の内部に水のような液体や、砂塵が侵入することを抑制できる。
支持部材61がキーパッド56A,56Bを押圧するため、スイッチ41A,41Bが実装されるモジュール基板39の位置は、キーパッド56A,56Bに対して自由となる。これにより、例えばモジュール基板39のような基板によってキーパッド56A,56Bを押さえたり、開口部47A,47Bが設けられる位置で筐体15を分割したりする必要がなくなる。したがって、テレビ10の設計自由度が向上する。
ボタン31がユーザに押されると、ボタン31にかかる押圧力が支持部材61に作用する。該押圧力が支持部材61に受け止められるため、モジュール基板39が外力を受けて損傷することを抑制できる。
モジュール基板39は、側壁28と交差するように配置される。言い換えると、モジュール基板39は、底壁46に面している。これにより、モジュール基板39を底壁46と略平行に筐体15に取り付けることができ、テレビ10の組み立てが容易になる。
押圧部62に、キーパッド56A,56Bの変位部58の一部が挿通する挿通口65が設けられている。これにより、モジュール基板39に実装されたスイッチ41A,41Bとキーパッド56A,56Bの接触部57との間に押圧部62を介在させたとしても、変位部58がスイッチ41A,41Bを押すことができる。
固定部81の第1および第2の嵌合部82,83は、基部85,87と爪部86,88とをそれぞれ有している。これにより、支持部材61の固定にネジが不要となり、テレビ10の部品点数および製造コストを低減できる。さらに、狭いスペースに支持部材61を取り付けることができて設計自由度が向上するとともに、テレビ10の組み立てが容易になる。
係合部74は、支持部材61が側壁28と交差する方向に移動可能に支持部材61と係合する。これにより、支持部材61の取り付けが容易となる。さらに、支持部材61を取り付ける際に、キーパッド56A,56Bが座屈することを抑制できる。
詳しく説明すると、支持部材61を底壁46に対して略垂直に移動させるときに支持部材61がキーパッド56A,56Bに接触していると、キーパッド56A,56Bが支持部材61に押圧されたり、引っ張られたりする。しかし、本実施形態の支持部材61は、押圧部62とキーパッド56A,56Bとの間に隙間が生じるように底壁46に近づけられた後、回動して固定部81に固定できる。このため、キーパッド56A,56Bが支持部材61に押圧されたり、引っ張られたりすることを抑制できる。したがって、キーパッド56A,56Bが座屈することを抑制できる。
支持部材61の延出部68に、軸孔71が設けられている。支持部材61は、軸孔71に挿通された突出部76を軸に回動できる。これにより、支持部材61を固定部81に取り付ける際にぶれることを抑制できる。
固定部81に固定された一つの支持部材61が、複数のキーパッド56A,56Bを側壁28に押圧する。これにより、部品点数および工程を低減でき、製造コストを低減できる。
開口部47A,47Bは、側壁28に設けられている。このように、本実施形態のテレビ10によれば、筐体15の側壁であっても、浸水が抑制されたボタン31を設けることができる。なお、開口部47A,47Bは側壁28に限らず、例えば底壁46に設けられても良い。この場合、支持部材61の押圧部62は底壁46に面し、取付部63は例えば側壁28に取り付けられる。すなわち、開口部47A,47Bの配置が自由であり、テレビ10の設計自由度が向上する。
ボタン31を開口部47A,47Bに取り付ける際、キーパッド56A,56Bは第1および第2の嵌合部82,83の爪部86,88によって仮留めされる。これにより、テレビ10の組み立てが容易になる。
次に、図6を参照して、第2の実施の形態について説明する。なお、以下に開示する実施形態において、第1の実施形態のテレビ10と同一の機能を有する構成部分には同一の参照符号を付す。さらに、当該構成部分については、その説明を一部または全て省略することがある。
図6は、第2の実施の形態に係る支持部材61の取付方法を示す斜視図である。図6に示すように、第2の実施形態の支持部材61は、平坦な金属板によって形成されている。底壁46に面する支持部材61の下端部に、凹部(切欠き、溝、窪み、スリット)91が形成されている。
底壁46に、凹部91に対応する凸部(リブ、突出部)92が設けられている。凸部92は、係合部の一例である。凸部92は、底壁46から側壁28に亘って設けられたリブである。凸部92は、支持部材61が側壁28と交差する方向に回動可能なように、支持部材61の凹部91に係合している。
支持部材61は、例えば以下のように固定部81に取り付けられる。まず、支持部材61の凹部91に凸部92を係合させるとともに、押圧部62の一方の端部62aを第1の嵌合部82に嵌合させる。次に、第1の嵌合部82に嵌合した押圧部62の端部62aを軸に、支持部材61を回動させる。押圧部62の他方の端部62bが第2の嵌合部83を乗り越えて、第2の嵌合部83の爪部88とキーパッド56Bの接触部57との間に挟まれる。これにより、支持部材61が固定部81に固定される。
前記構成のテレビ10によれば、平坦な板状に形成された支持部材61によって、キーパッド56A,56Bを側壁28に押圧することができる。これにより、支持部材61を小型化でき、テレビ10の材料費を低減できる。さらに、筐体15の内部の空間を広く確保することができ、設計自由度が向上する。
次に、図7を参照して、第3の実施の形態について説明する。図7は、第3の実施の形態に係る支持部材61の取付方法を示す断面図である。図7に示すように、底壁46に一対の係合部74が設けられている。一対の係合部74は、底壁46から突出した基部95と、基部95から側壁28に向かって延びた爪部96とをそれぞれ有している。一対の係合部74は、支持部材61の取付部63の長手方向の両端部にそれぞれ接している。言い換えると、一対の係合部74の間に、取付部63が挟まれている。
支持部材61の取付部63は、一対の軸部97を有している。一対の軸部97は、例えば押圧部62から離れた取付部63の端部にそれぞれ設けられる。一対の軸部97は、取付部63の長手方向の両端部から、取付部63の長手方向にそれぞれ延びている。軸部97は、係合部74に係合している。
本実施形態において、第1および第2の嵌合部の基部85,87は、ともに弾性変形可能に形成されている。すなわち、支持部材61の押圧部62は、第1の嵌合部82を乗り越えることができるとともに、第2の嵌合部83を乗り越えることもできる。
支持部材61は、例えば以下のように固定部81に取り付けられる。まず、取付部63の軸部97を、係合部74に係合させる。次に、図7の矢印T2に示すように、軸部97を軸として支持部材61を回動させる。支持部材61の押圧部62の両端部62a,62bが、第1および第2の嵌合部82,83をそれぞれ乗り越える。これにより、第1の嵌合部82の爪部86とキーパッド56Aの接触部57との間に、押圧部62の一方の端部62aが挟まれる。また、第2の嵌合部83の爪部88とキーパッド56Bの接触部57との間に、押圧部62の他方の端部62bが挟まれる。したがって、支持部材61が固定部81に固定される。
前記構成のテレビ10によれば、底壁46に設けられた係合部74に係合する取付部63の軸部97を軸として、支持部材61が回動する。これにより、支持部材61とキーパッド56A,56Bとが離れた状態で、支持部材61を係合部74に係合させることができる。したがって、支持部材61によってキーパッド56A,56Bが座屈することを抑制できる。
次に、図8を参照して、第4の実施の形態について説明する。図8は、第4の実施の形態に係る支持部材61の取付方法を示す断面図である。図8に示すように、底壁46に係合部74が設けられている。第4の実施形態の係合部74は、複数の突出部77を有している。第3の実施形態と同様に、本実施形態において、第1および第2の嵌合部82,83の基部85,87は、ともに弾性変形可能に形成されている。
支持部材61は、例えば以下のように固定部81に取り付けられる。まず、支持部材61をキーパッド56A,56Bから離した状態で、支持部材61を底壁46に対して略垂直に移動させる。これにより、支持部材61の固定孔72に、突出部77が挿入され、取付部63が底壁46に当接する。
次に、図8の矢印Sに示すように、長円状の固定孔72に沿って、支持部材61を側壁28に略直交する方向に移動させる。支持部材61の押圧部62の両端部62a,62bが、第1および第2の嵌合部82,83をそれぞれ乗り越える。これにより、第1の嵌合部82の爪部86とキーパッド56Aの接触部57との間に、押圧部62の一方の端部62aが挟まれる。また、第2の嵌合部83の爪部88とキーパッド56Bの接触部57との間に、押圧部62の他方の端部62bが挟まれる。したがって、支持部材61が固定部81に固定される。
前記構成のテレビ10によれば、支持部材61を側壁28に略直交する方向に移動させることで、支持部材61を固定部81に固定できる。これにより、テレビ10の構造が簡単になり、製造コストが低減する。
支持部材61は、キーパッド56A,56Bから離れた状態で、底壁46に対して移動できる。これにより、支持部材61がキーパッド56A,56Bを座屈させることを抑制できる。
次に、図9および図10を参照して、第5の実施の形態について説明する。図9は、第5の実施の形態に係るスレートコンピュータ(パーソナルコンピュータ、タブレットPC)101を分解して示す斜視図である。図10は、図9の反対側からスレートコンピュータの一部を示す斜視図である。スレートコンピュータ101は、電子機器の一例である。
図9に示すように、スレートコンピュータ101は、筐体15を備えている。筐体15は、筐体15の前面21を形成するフロントカバー35と、リアカバー36とを有している。リアカバー36は、筐体15の側面を形成する側壁28と、筐体15の背面を形成する底壁46と、筐体15の他方の側面を形成する他の側壁103とを有している。
図10に示すように、側壁28には、例えば電源ボタンおよび音量調節ボタンのような複数のボタン31が設けられている。第1の実施形態と同様に、ボタン31は側壁28に設けられた開口部47A,47Bに挿通されており、該開口部47A,47Bはキーパッド56A,56Bに塞がれている。キーパッド56A,56Bは、支持部材61の押圧部62によって、側壁28に押圧されている。
図9に示すように、他の側壁103は、側壁28の反対側に位置している。他の側壁103に、複数の開口部104が設けられている。開口部104にそれぞれ対応して、筐体15の内部に複数のスピーカー105が収容されている。スピーカー105は、筐体15の内側から他の側壁103に当接し、対応する開口部104を塞いでいる。
前記構成のスレートコンピュータ101によれば、第1の実施形態と同様に、開口部47A,47Bを覆うキーパッド56A,56Bが、支持部材61によって側壁28に押圧される。これにより、筐体15の内部に水のような液体や、砂塵が侵入することを抑制できる。
キーパッド56A,56Bの変位部58に押されるスイッチ41A,41Bが実装されるモジュール基板39の位置は、キーパッド56A,56Bに対して自由となる。これにより、例えばモジュール基板39のような基板によってキーパッド56A,56Bを押さえたり、開口部47A,47Bが設けられる位置で筐体15を分割したりする必要がなくなる。したがって、スレートコンピュータ101の設計自由度が向上する。
上記のように、電子機器はテレビ10やスレートコンピュータ101に限らず、例えば、ポータブルコンピュータ、PDA(携帯情報端末)、携帯電話、およびスマートフォンのような他の種類の電子機器であっても良い。
次に、図11ないし図28を参照して、第6の実施の形態について説明する。図11ないし図28は、第6の実施形態に係るテレビジョン受像機201を開示している。テレビジョン受像機201は、「電子機器」の一例である。なお本実施形態および下記の実施形態に係る構造は、テレビジョン受像機に限らず、例えばノートブック型ポータブルコンピュータ(ノートPC)やスレート型ポータブルコンピュータ(スレートPC、タブレット)、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機などを含む種々の電子機器に広く適用可能である。
図11に示すように、テレビジョン受像機201は、表示ユニット202(メインユニット)と、該表示ユニット202を支持するスタンド203(支持部)とを有する。表示ユニット202は、筐体204を有する。筐体204には、表示装置205および回路基板206(図13参照)が収容されている。
表示装置205は、表示画面207を含む第1面205a(表示面)と、該第1面205aとは反対側に位置した第2面205b(背面)とを有する。第1面205aには、タッチセンサ(タッチパネル)が設けられている。タッチセンサは、入力部(入力受付部、操作部)の一例である。
図11ないし図13に示すように、筐体204は、第1壁211(後壁)と、第2壁212(周壁、側壁)と、第3壁213(前壁)とを有した扁平な箱状に形成されている。第1壁211は、表示装置25および回路基板26と略平行に延びている(略平行に広がる)。第1壁211は、表示装置25の第2面205bおよび回路基板26に面する。
第3壁213は、第1壁211とは反対側に位置する。第3壁213は、第1壁211と略平行に延びている(略平行に広がっている)。第3壁213は、表示装置25の第1面205aに面する。表示装置25は、第1壁211と第3壁213との間に位置する。
第3壁213は、表示画面207が露出する開口部213aが設けられている。第3壁213には、例えば透光性のパネル214が設けられている(図15参照)。パネル214は、例えばガラス部材またはプラスチック部材である。パネル214は、第3壁213に支持され、開口部213aを覆う。表示画面207は、パネル214を通して外部に露出されている。
第2壁212は、第1壁211および第3壁213とは交差した方向に延びている。第2壁212は、筐体204の厚さ方向に延び、第1壁211の端部(周端部、周縁部)と第3壁213の端部(周端部、周縁部)とに亘る。第2壁212は、例えば第1壁211および第3壁213の全周に設けられている。なお、筐体204の厚さ方向とは、第1壁211から第3壁213(または第3壁213から第1壁211)に向かう方向である。
図13ないし図15に示すように、第3壁213は、第1壁211よりも大きい。このため、第2壁212は、円弧状に形成されて第1壁211の端部と第3壁213の端部との間を繋いでいる。第2壁212は、筐体204の外側に膨らむ曲面(表面、外面)を有する。第2壁212は、第1壁211から第3壁213に向いて進むに従い筐体204の外側に広がる。
図13に示すように、筐体204は、ベース215(下カバー、第1カバー、第1筐体部材、第1部材)と、マスク216(上カバー、第2カバー、第2筐体部材、第2部材)とを有する。ベース215は、第1壁211と第2壁212とを含む。マスク216は、第3壁213を含む。マスク216がベース215に取り付けられることで、筐体204が構成されている。
ベース215は、椀状に形成され、第1壁211と交差した方向(筐体204の厚さ方向、第1壁211とは反対側)に開放されている(開口されている)。第2壁212の内周面(後述の内面212a)は、ベース215の内部を外部に露出させる開口部215aを規定している。
図13に示すように、表示ユニット2の組立てでは、ベース215の第1壁211が外部載置面(例えば組立台)に置かれ、ベース215の内部に部品を取り付けられ、マスク216がベース215に取り付けられる。このため、第1壁211は、「下壁」または「底壁」と呼称してもよい。第3壁213は、「上壁」と呼称してもよい。なお以下では、説明の便宜上、第1壁211を底壁211、第2壁212を側壁212、および第3壁213を上壁213、と読み替えて説明する。
本実施形態に係るテレビジョン受像機201は、例えば防水性を有する。このため、テレビジョン受像機201は、防水性を実現するために以下に示す種々の構造を有する。なおこれらの構造は、防水を目的としたものに限らず、他の目的で設けられてもよい。
(筐体のシーリング構造)
まず、筐体204のシーリング構造について説明する。図13に示すように、ベース215とマスク216との間には、シーリング部材217(弾性部、弾性部材、介在部材、閉塞部材、パッキング、部材、部品)が設けられている。シーリング部材217の一例は、ガスケット(ケースガスケット)である。シーリング部材217は、例えばゴム製である。シーリング部材217は、ベース215とマスク216との間に挟まれ(圧縮され、変形され)、ベース215とマスク216との間を液密に塞ぐ。
詳しく述べると、図13ないし図15に示すように、筐体204の側壁212は、内面212a(内周面、第1面)と、外面212b(表面、外周面、第2面)と、取付面212c(接続面、支持面、第3面)とを有する。内面212aは、筐体204の内部に露出する。外面212bは、内面212aとは反対側に位置し、筐体204の外部に露出する。
取付面212cは、内面212aおよび外面212bとは交差した方向に延び、内面212aと外面212bとに亘る。取付面212cは、第1壁211と略平行である。取付面212cは、マスク216の端部(周端部、周縁部)に面する。すなわち、取付面212cは、第1壁211と交差した方向(例えば略直交した方向)で、マスク216の端部に面する。取付面212cは、マスク216の端部に接し、マスク216の端部を支持する。
取付面212cは、例えばベース215の全周に設けられている。取付面212cには、シーリング部材217が取り付けられる溝218(取付部、支持部、保持部、収容部、係合部、凹部)が設けられている。溝218は、マスク216の端部に面し、マスク216に覆われる。溝218は、例えばベース215の全周に設けられ、ベース215の周端部(周縁部)に沿う環状(枠状)に形成されている。溝218は、開口部215aの外側に位置し、開口部215aを囲む。
図15に示すように、溝218は、底面218a(支持面、取付面、奥部、第1面)、第1側面218b(第1起立面、第1周面、第2面)、および第2側面218c(第2起立面、第2周面、第3面)を有する。底面218aは、取付面212cと略平行である。底面218aは、第1端部と、該第1端部とは反対側に位置した第2端部とを有する。第1側面218bは、底面218aの第1端部から起立し、底面218aの第1端部と取付面212cとの間を繋ぐ。第2側面218cは、底面218aの第2端部から起立し、底面218aの第2端部と取付面212cとの間を繋ぐ。
図13および図14に示すように、シーリング部材217は、溝218に対応した形状を有する。すなわち、シーリング部材217は、ベース215の周端部(周縁部)に沿う環状(枠状)に形成されている。シーリング部材217は、溝218に取り付けられる。シーリング部材217は、開口部215aの外側に位置し、開口部215aを囲む。
図13ないし図15に示すように、シーリング部材217は、パッキング部221(介在部、閉塞部、遮断部、圧縮部、第1部分)と、複数の突出部222(突起、鍔部、張出部、支持部、第2部分)とを有する。パッキング部221は、線状に延びている。パッキング部221は、シーリング部材217の本体部を構成し、ベース215の周端部に沿う環状(枠状)に形成されている。
パッキング部221は、開口部215aの外側に位置し、開口部215aを囲む。パッキング部221は、ベース215とマスク216との間に挟まれて、ベース215とマスク216との間で圧縮(圧縮変形)される。パッキング部221は、ベース215とマスク216との間を液密に塞ぐ。
図15に示すように、パッキング部221は、円形よりも五角形に近い断面を有する。パッキング部221は、該パッキング部221の厚さ方向に、第1端部221aと、第2端部221bとを有する。第1端部221aは、溝218の底面218aに面し、溝218の底面218aに接する。第2端部221bは、第1端部221aとは反対側に位置する。第2端部221bは、マスク216に面し、マスク216に接する。
図15に示すように、第1端部221aは、2つの突起部と、その間に設けられた凹部とを有する。2つの突起部は、溝218の底面218aに接し、溝218の底面218aに支持される。2つの突起部の間に凹部が設けられているため、2つの突起部は、弾性変形しやすい。このため、第1端部221aは、溝218の底面218aに密接(密着)しやすい。これは、テレビジョン受像機201の液密性(防水性)を高める。
第2端部221bは、圧縮変形されていない状態では、楔形(山形)に形成されている。すなわち、第2端部221bは、マスク216に近付く従い細くなる。図16に示すように、第2端部221bは、マスク216に接し、マスク216に支持される。第2端部221bは、マスク216によって押圧され、マスク216の内面に沿って変形(弾性変形)される。これにより、第2端部221bとマスク216との間が確実に液密に塞がれる。ここで、第2端部221bは、楔形に形成されているため弾性変形しやすい。このため、第2端部221bはマスク216に密接(密着)しやすい。これは、テレビジョン受像機201の液密性(防水性)を高める。
図13および図14に示すように、突出部222は、パッキング部221に部分的に設けられている。複数の突出部222は、パッキング部221が延びた方向(パッキング部221の周方向)に互いに離れている。
図15に示すように、パッキング部221は、第1端部221aと第2端部221bとに亘る側面221c(内周面、内面)を有する。側面221cは、溝218の第1側面218bに面する。突出部222は、側面221cに設けられ、該側面221cからパッキング部221の内側に突出している。突出部222は、溝218の底面218aと略平行な方向に板状に延びている。
ここで、マスク216がベース215に取り付けられる方向(筐体204の厚さ方向)を、第1方向D1と定義する。さらに、第1方向D1とは交差した方向(例えば略直交した方向)を、第2方向D2と定義する。突出部222は、第2方向D2に突出している。
図15に示すように、突出部222は、側面221cの略中央部から突出している。突出部222と第2端部221bとの間には、第1段差部223aが設けられている。このため、突出部222は、第2端部221bよりも、溝218の底面218aの近くに位置する。突出部222は、第2端部221bよりも、第1端部221aの近くに位置する。換言すれば、突出部222は、第2端部221bよりも、取付面212c(マスク216)離れている。
突出部222と第1端部221aとの間には、第2段差部223bが設けられている。このため、突出部222は、第1端部221aよりも、マスク216の近くに位置する。突出部222は、第1端部221aよりも、第2端部221bに近い。換言すれば、突出部222は、第1端部221aよりも、溝218の底面218aから離れている。突出部222と溝218の底面218aとの間には、隙間C1が設けられている。
シーリング部材217が溝218に取り付けられる時にシーリング部材217(パッキング部221)に捩れや倒れが生じると、突出部222が溝218の底面218aに接する。これにより、シーリング部材217(パッキング部221)の大きな捩れや倒れが抑制される。
図14に示すように、溝218は、第1部分225aと、第2部分225bとを有する。第1部分225aは、パッキング部221の外形に合わせて設けられ、パッキング部221が収容される。第2部分225bは、突出部222に対応している。第2部分225bは、突出部222の外形に合わせて設けられ、突出部222が収容される。第2部分225bに位置した溝218の底面218aは、「突出部に面した第1部分」の一例である。
側壁212は、第1領域226a(第1部分)と、第2領域226b(第2部分)とを有する。第1領域226aは、突出部222が設けられていない部分に対応している。第1領域226aは、パッキング部221と略平行に延びている。第2領域226bは、突出部222に対応している。第2領域226bは、第1領域226aに比べて、筐体204の内側に突出した隆起部227(張出部、突出部)を有する。これにより、第2領域226bの取付面212cは、第1領域226aの取付面212cに比べて広くなっている。溝218の第2部分225bは、上記幅が広くなった第2領域226bの取付面212cに設けられている。
図13に示すように、パッキング部221は、4つのコーナー部228(角部、円弧部、曲線部)と、この4つのコーナー部228の間に延びた4つの直線部229とを有する。また、パッキング部221は、一つの直線部229の途中に、筐体204の内側に折れ曲がった屈折部230を有する。
コーナー部228および屈折部230は、それぞれ、パッキング部221の形状が直線状から変化した経路変化部(非直線部)の一例である。複数の突出部222は、上記経路変化部の両側に分かれて位置している。換言すれば、上記経路変化部は、複数の突出部222の間に位置する。また、いくつかの突出部222は、直線部229に設けられている。なお、突出部222は、コーナー部228の途中や屈折部230の途中に設けられてもよい。
図14に示すように、側壁212の内面212aには、マスク216が係合する係合部231(受け部、爪部、支持部、取付部)が設けられている。突出部222は、例えば係合部231の近傍に設けられている。係合部231は、側壁212の第1領域226a(すなわち隆起部227がが存在しない領域)に設けられている。
係合部231は、側壁212の内面212aと略平行な方向(内面212aに沿う方向)で、隆起部227と直線上に並んでいる。換言すれば、係合部231の一部は、隆起部227の一部よりも、側壁212の外面212bの近くに位置する。係合部231と隆起部227とが側壁212の互いに別の領域に設けられていることで、側壁212を薄くすることができる。これは、テレビジョン受像機201の小型化に寄与する。
図15、図16、図19、図20に示すように、マスク216の内面は、平面部232(押圧部、接触部、接続部、第1部分)と、複数の支持部233(突起、突出部、支持部、第2部分)とを有する。平面部232は、マスク216の全周に設けられている。平面部232は、パッキング部221に面し、パッキング部221に接触する。平面部232は、溝218の底面218aに向けてパッキング部221を押圧し、パッキング部221を支持する。これにより、パッキング部221は、平面部232と溝218の底面218aとの間で圧縮される。
支持部233は、シーリング部材217の突出部222に対応した位置に部分的に設けられている。複数の支持部233は、マスク216の周端部の周方向に分かれて設けられている。支持部233は、例えばマスク216の内面に設けられた突起(リブ)である。支持部233は、マスク216から突出部222に向いて突出し、突出部222に面する。支持部233は、溝218の底面218aとは反対側から突出部222に面する。支持部233は、「突出部に向かい合う第2部分」の一例である。支持部233の先端部は、溝218の内部に入り込み、溝218の内部で突出部222に面する。
図15に示すように、支持部233と平面部232との間には、第3段差部233aが設けられている。第3段差部233aの段差幅t1(厚さ)は、シーリング部材217の第1段差部223aの段差幅t2(厚さ)よりも小さい。
図6に示すように、支持部233は、突出部222から僅かに離れるか、または突出部222に軽く接する。支持部233は、突出部222に向かい合うことで、シーリング部材217(パッキング部221)の捩れや倒れを規制する。すなわち、シーリング部材217に捩れや倒れが生じ、溝218の底面218aから離れる方向に突出部222が移動する場合、支持部233は、突出部222を押さえ、シーリング部材217(パッキング部221)の捩れや倒れを抑制する。支持部233は、マスク216がベース215に取り付けられる時にマスク216とベース215との間で生じるシーリング部材217(パッキング部221)の捩れや倒れを抑制する。
このような構成によれば、電子機器の組立性の向上を図ることができる。
ベースとマスクとの間に介在されるシーリング部材は、マスクをベースに取り付ける時に、マスクとベースとの間で潰される(圧縮変形される)。これにより、マスクとベースとの間の液密が確保される。
ここで、マスクがベースに真っ直ぐ上から取り付けられる場合は、シーリング部材に捩れや倒れは生じにくい。しかしながら、組立作業の誤差や作業者の習熟度によって、ベースに対して斜めに傾いた方向からマスクが取り付けられることが想定される。この場合、マスクとベースとの間でシーリング部材に捩れや倒れが生じやすい。シーリング部材に捩れや倒れが生じると、マスクとベースとの間でシーリング部材が適切に潰されず、シーリング部材の機能が十分に発揮できなくなる可能性がある。
そこで本実施形態では、テレビジョン受像機201のシーリング部材217は、パッキング部221と、該パッキング部221に部分的に設けられた突出部222とを有する。ベース215は、突出部222に面した第1部分(例えば溝218の底面218a)を有する。マスク216は、前記第1部分とは反対側から突出部222に面した第2部分(例えば支持部233)を有する。このような構成によれば、ベース215やマスク216によって突出部222が支持され、パッキング部221が回転しにくい。これにより、シーリング部材217の捩れや倒れを抑制し、テレビジョン受像機201の組立性の向上を図ることができる。
さらに言えば、上記のような支持部233を設けることで、パッキング部221の幅W(横幅)(図14参照)を小さくしても(薄くしても)、シーリング部材217に捩れや倒れが生じにくくなる。このため、幅Wが小さなシーリング部材217を採用することができる。これは、テレビジョン受像機201の小型化に寄与する。
本実施形態では、マスク216は、ベース215とは反対側から突出部222に面した支持部233を有する。このような構成によれば、支持部233によって突出部222が支持され、パッキング部221の回転が規制される。これにより、シーリング部材217の捩れや倒れを抑制することができる。
本実施形態では、突出部222は、環状のパッキング部221の内側に設けられている。このため、側壁212の内面212aに沿って、隆起部227と係合部231とを略直線上に配置することができる。これにより、テレビジョン受像機201の小型化を図ることができる。
本実施形態では、突出部222と溝218の底面218aとの間には、隙間C1が設けられている。このような構成によれば、突出部222がマスク216とベース215との間に挟まれ、この突出部222が邪魔になって、パッキング部221がマスク216とベース215との間で十分に圧縮されないという事態を避けることができる。すなわち、突出部222と溝218の底面218aとの間に隙間C1(遊び、余裕部)を設けることで、パッキング部221がマスク216とベース215との間で適正に圧縮されることを促すことができる。
本実施形態では、突出部222は、パッキング部221の第2端部221bよりも、溝218の底面218aの近くに位置する。すなわち、パッキング部221の第2端部221bと突出部222との間には段差部223aが設けられている。このような構成によれば、突出部222がマスク216の平面部232とベース215との間に挟まれ、この突出部222が邪魔になって、パッキング部221がマスク216とベース215との間で十分に圧縮されないという事態をさらに確実に避けることができる。
本実施形態では、支持部233の先端部は、溝218の内部に入り込み、溝218の内部で突出部222に面する。このような構成によれば、シーリング部材217に捩れや倒れが生じる場合に支持部233が突出部222をさらに確実に押さえることができる。
本実施形態では、パッキング部221の第2端部221bは、マスク216に近付くに従い細くなる楔形である。このような形状によれば、第2端部221bが弾性変形しやすく、第2端部221bとマスク216との接触が密になりやすい。
一方で、第2端部221bが楔形であると、ベース215に対してマスク216が斜めに傾いた方向から取り付けられた場合、シーリング部材217に捩れや倒れが生じやすい。しかしながら、本実施形態の構成によれば、支持部233によって突出部222を支持することでシーリング部材217の捩れや倒れを抑制することができる。換言すれば、突出部222と支持部233とが設けられているため、捩れや倒れを抑制しつつ第2端部221bの形状を楔形にして、マスク216とパッキング部221との接触を密にすることができる。
本実施形態では、複数の突出部222は、パッキング部221の経路変化部の両側に分かれて位置する。このような構成によれば、捩れや倒れが特に生じやすい経路変化部をさらに確実に支持することができる。また、突出部222が経路変化部の途中ではなくその両側に設けられることで、経路変化部(例えばコーナー部228)の近くにボスのような筐体構造を設けることができる。これは、テレビジョン受像機201の小型化に寄与する。
本実施形態では、突出部222および支持部233は、ベース215の周端部に対して部分的に設けられている。これにより、突出部222および支持部233が設けられていない領域(例えば領域226a)を利用して、ベース215とマスク216との係合部231(連結部)を設けることができる。このため、本実施形態に係る構成によれば、突出部222および支持部233がベース215の周端部の全周に設けられる場合に比べて、テレビジョン受像機201の小型化を図ることができる。
なお、テレビジョン受像機201は、上記構成に限定されるものではない。例えば、シーリング部材217は、ベース215に代えて、マスク216に取り付けられてもよい。すなわち、マスク216に溝218が設けられてシーリング部材217が取り付けられ、ベース215に支持部233が設けられてもよい。この場合、マスク216は、「第1部材」の一例である。ベース215は、「第2部材」の一例である。また、シーリング部材217が取り付けられる取付部は、溝でなくてもよい。シーリング部材217は、環状のものに限定されない。
突出部222は、溝218の底面218aと略平行な方向に延びたものに限定されない。突出部222は、例えば底面218aと交差した方向に延びてもよい。突出部222は、パッキング部221の外周面から外側に突出してもよい。パッキング部221や突出部222、支持部233の形状や構造は、上記に限定されるものではない。
(スピーカ取付構造)
次に、スピーカ取付構造について説明する。図21に示すように、筐体204内には、一対のスピーカ241が収容されている。なお、一対のスピーカ241の取付構造は略同じであるので、一方のスピーカ241の取付構造を代表して詳しく説明する。
図12、図22、図23に示すように、筐体204の側壁212には、開口部242が設けられている。開口部242は、スピーカ241からの音が出る放音部(放音口)である。開口部242は、底壁211と略平行に設けられ、側壁212を側方に貫通している。図21ないし図23に示すように、スピーカ241は、筐体204の内部で開口部242に対向している。
筐体204の側壁212の内面212aには、スピーカ241が取り付けられる取付部243(隆起部)が設けられている。取付部243は、側壁212の内面212aから筐体204の内側に突出している。これにより、取付部243は、筐体204の厚さ方向に延びた取付面243aを有する。すなわち取付面243aは、円弧状の側壁212とは交差した方向に延びている。取付部243は、側壁212と一体に開口部242(放音口)が設けられている。
図22および図23に示すように、スピーカ241と開口部242(側壁212)との間には、防水シート244、2枚のクッション245,246、および3枚の両面テープ247,248,249が設けられている。防水シート244(液密シート、防水部、遮断部、遮蔽部、シート、部材)は、取付面243aとスピーカ241との間に位置する。防水シート244には、穴部は設けられていない。防水シート244は、スピーカ241からの振動を外部に伝えるために、例えば比較的硬い素材で構成されている。
防水シート244と取付面243aとの間には、第1クッション245(第1弾性部、第1介在部材)が設けられている。防水シート244とスピーカ241との間には、第2クッション246(第2弾性部、第2介在部材)が設けられている。クッション245,246は、押圧されて変形可能な部材であり、例えばスポンジ部材またはゴム部材である。防水シート244の両側にクッションがそれぞれ設けられることで、防水シート244が前後に振動可能になる。第1および第2クッション245,246は、それぞれ、開口部242(放音口)に対応した開口部が設けられている。
第1クッション245と取付面243aとの間には、防水性の第1両面テープ247が設けられている。第1クッション245と防水シート244との間には、防水性の第2両面テープ248が設けられている。防水シート244と第2クッション246との間には、第3両面テープ249が設けられている。第1ないし第3両面テープ247,248,249は、それぞれ、開口部242(放音口)に対応した開口部が設けられている。
防水シート244、クッション245,246、および両面テープ247,248,249は、互いに貼り合わされ、スピーカ241が取り付けられる前に、取付面243aに取り付けられて筐体204に支持されている。互いに貼り合わされて一体となった防水シート244、クッション245,246、および両面テープ247,248,249は、シーリング部250の一例を構成する。シーリング部250は、「弾性部」の一例である。
図24ないし図26に示すように、筐体204は、第1支持部251(第1突起、第1取付部、第1仮留部、第1仮固定部)と、第2支持部252(第2突起、第2取付部、第2仮留部、第2仮固定部)とを有する。第1支持部251および第2支持部252は、それぞれ、筐体204の内面から突出した突起であり、例えば円柱状のピンである。第1支持部251および第2支持部252は、例えば取付部243(開口部242)の両側に分かれて位置する。
第1支持部251および第2支持部252は、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)に突出している。第1支持部251および第2支持部252は、例えば取付面243aと略平行に突出している。本実施形態では、第1支持部251および第2支持部252は、底壁211とは略直交した方向(すなわち筐体204の厚さ方向)に突出している。なお、第1支持部251および第2支持部252は、底壁211とは斜めに交差した方向に突出してもよい。第1支持部251は、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)から部品(モジュール、ユニット)が係合可能である。
図24ないし図26に示すように、筐体204は、第1固定部253および第2固定部254を有する。第1固定部253および第2固定部254は、それぞれ、筐体204の内面から突出した突起部であり、例えばボスである。第1固定部253および第2固定部254は、それぞれ、穴255が設けられている。穴255は、例えばねじ穴またはねじ挿通穴である。穴255は、有底穴でもよく、貫通穴でもよい。穴255は、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)に開口している。
第1固定部253は、第1支持部251の近傍に位置する。第1支持部251は、第1固定部253と取付部243との間に位置する。第2固定部254は、第2支持部252の近傍に位置する。第2支持部252は、第2固定部254と取付部243との間に位置する。なお、第1支持部251は、第1固定部253よりも外側に位置してもよい。第2支持部252は、第2固定部254よりも外側に位置してもよい。
図27に示すように、スピーカ241には、ホルダ256(スピーカホルダ、保持部、ケース、取付部材)が取り付けられている。ホルダ256およびスピーカ241は、スピーカモジュール257(スピーカユニット)として一体である。筐体204(ベース215)は、「第1部材」の一例である。スピーカモジュール257は、「第2部材」、「モジュール」、「ユニット」、「部品」、「部材」のそれぞれ一例である。
図24ないし図27に示すように、ホルダ256は、第1部分256a、第2部分256b、および第3部分256cを有する。第1部分256aは、スピーカ241を保持した保持部(支持部)である。第1部分256aは、スピーカ241の外形を囲む。第1部分256aは、シーリング部250(弾性部)に向かい合う。
第1部分256aは、第1端部と、該第1端部とは反対側に位置した第2端部とを有する。第2部分256bは、第1部分256aの第1端部に設けられ、スピーカ241から離れる方向に延びている。第3部分256cは、第1部分256aの第2端部に設けられ、スピーカ241から離れる方向に延びている。すなわち、第2部分256bおよび第3部分256cは、第1部分256aの両側に分かれて位置する。
図24ないし図27に示すように、第2部分256bは、例えば底壁211と略平行な板状に形成されている。第2部分256bは、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)で、第1支持部251および第1固定部253に向かい合う。第2部分256bは、第1傾向部261(第1取付部、第1係り部)が設けられている。
第1傾向部261は、第1支持部251に係合する。第1傾向部261は、例えば第1支持部251が通される穴(丸穴、貫通穴、挿通孔)である。なお、第1傾向部261は、穴に限らず、ホルダ256に設けられた凹部(窪み)でもよい。第1傾向部261は、底壁211とは交差した方向から第1支持部251に係合される(取り付けられる、通される)。第1傾向部261は、例えば取付面243aと略平行な方向から第1支持部251に係合される。第1支持部251は、該第1支持部251に第1傾向部261が係合されることで、スピーカモジュール257を支持する。
図25および図26に示すように、スピーカモジュール257は、第1支持部251に支持された状態で、第1支持部251を軸(中心、回動中心、支点)として、第1位置P1と第2位置P2とに亘り回動可能である。
図25に示すように、第1位置P1(仮固定位置、仮置き位置)は、側壁212から離れた位置である。第1位置P1では、スピーカモジュール257は、側壁212とは交差した方向に向き、側壁212に対して傾いている。第1位置P1では、スピーカモジュール257は、シーリング部250から離れている。スピーカモジュール257とシーリング部250との間には、隙間C2が設けられている。第1位置P1では、シーリング部250は、非圧縮の状態である。
スピーカモジュール257は、第1支持部251に支持された状態で、該第1位置P1から第2位置P2(本固定位置)まで移動可能である。本実施形態では、スピーカモジュール257は、第1傾向部261が第1支持部251に係合された状態で第1支持部251を軸として回転されることで、底壁211と略平行な方向で第1位置P1から第2位置P2に移動される。
図26に示すように、第2位置P2は、第1位置P1よりも、側壁212(開口部242、シーリング部250)の近くに位置する。第2位置P2では、スピーカモジュール257は、側壁212と略平行に位置する。スピーカモジュール257は、開口部242の正面に位置し、開口部242に面する。
シーリング部250は、スピーカモジュール257が第1位置P1から第2位置P2に移動する間に、スピーカモジュール257と側壁212との間に挟まれる。第2位置P2では、スピーカモジュール257は、シーリング部250に接しており、シーリング部250を側壁212に向けて押圧する。これにより、シーリング部250は、スピーカモジュール257と側壁212との間で圧縮(圧縮変形)され、スピーカモジュール257と側壁212との間を液密に塞ぐ。シーリング部250は、開口部242の周りを液密に塞ぐ。
図24ないし図27に示すように、第3部分256cは、例えば底壁211と略平行な板状に形成されている。第3部分256cは、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)で、第2固定部254に向かい合う。第3部分256cは、第2係合部262(第2取付部、第2係り部)が設けられている。
第2係合部262は、第2位置P2で、第2支持部252に接する(係合する)。これにより、スピーカモジュール257は、第2位置P2で回動が規制され、第2位置P2で位置決めされる。第2支持部252は、「位置決め部」の一例である。
スピーカモジュール257(第2部分256b)は、第2支持部252に面した端部を有する。第2係合部262は、該端部に設けられている。第2係合部262の一例は、第2支持部252に向いて開口したU字形の切欠き部である。第2係合部262は、筐体204の厚さ方向とは交差した方向(例えば底壁211と略平行な方向)で、第2支持部252に係合する(第2支持部252が挿入される)。
第2係合部262の一例は、例えば第2支持部252に掛かる(引っ掛かる)フック263(爪部、係り部、仮留め部)を有する。第2係合部262(フック263)は、第2位置P2で第2支持部252に係合し、第2支持部252に仮固定さえる。これにより、スピーカモジュール257は、第2位置P2に仮固定される。なお、第2係合部262は、フック263に代えて、例えば第2支持部252の直径よりも狭い幅狭部(係り部、仮留め部)を有して第2支持部252に仮固定されてもよい。
図24ないし図27に示すように、ホルダ256の第2部分262bは、第1穴264(第1挿通穴、第1貫通孔、第1固定穴、第1孔、第1取付穴)を有する。第1穴264は、第2位置P2で、第1固定部253の穴255に面する。ホルダ256の第1穴264および第1固定部253の穴255には、第1固定部材265(第1固定部、第1取付部材、第1支持部材)が取り付けられる。
第1固定部材265は、例えばねじである。第1固定部材265は、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)から第1穴264および第1固定部253の穴255に挿入される。第1固定部材265は、例えば取付面243aと略平行な方向から第1穴264および第2固定部253の穴255に挿入される。
本実施形態では、マスク216の内面は、第1固定部253に向かい合う第3固定部269(図19、図20参照)を有する。第3固定部269は、ねじ穴255を有する。図26に示すように、第1固定部材265は、例えば筐体204の外側から第1固定部253の穴255(挿通穴)およびホルダ256の第1穴264に通され、マスク216の第3固定部269のねじ穴255に固定(係合、螺合)される。これにより、第2位置P2でスピーカモジュール257が筐体204に固定される。
なお、上記構成に代えて、第1固定部253の穴255は、ねじ穴でもよい。第1固定部材265は、筐体204の内側からホルダ256の第1穴264に通され、第1固定部253の穴255に固定(係合、螺合)されてもよい。
図24ないし図27に示すように、ホルダ256の第3部分256cは、第2穴266(第2挿通穴、第2貫通孔、第2固定穴、第2孔、第2取付穴)を有する。第2穴266は、第2位置P2で、第2固定部254の穴255に面する。ホルダ256の第2穴266および第2固定部254の穴255には、第2固定部材267(第2固定部、第2取付部材、第2支持部材)が取り付けられる。
第2固定部材267は、例えばねじである。第2固定部材267は、底壁211とは交差した方向(例えば略直交した方向)から第2穴266および第2固定部254の穴255に挿入される。第2固定部材267は、例えば取付面243aと略平行な方向から第2穴266および第2固定部254の穴255に挿入される。
本実施形態では、第2固定部254の穴255は、ねじ穴である。第2固定部材267は、筐体204の内側からホルダ256の第2穴266に通され、第2固定部254の穴255に固定(係合、螺合)される。これにより、第2位置P2でスピーカモジュール257が筐体204に固定される。
図26に示すように、本実施形態では、第1固定部材265および第2固定部材267は、段付きねじである。段付きねじは、ねじ部268aと、非ねじ部268b(胴部、円柱部)とを有する。非ねじ部268bには、ねじ山は設けられていない。このため、非ねじ部268bは、ねじ部268aに比べて、部品公差が小さい。
ホルダ256の第1穴264には、第1固定部材265の非ねじ部268bが挿入される。ホルダ256の第2穴266には、第2固定部材267の非ねじ部268bが挿入される。第1および第2の固定部材265,67の非ねじ部268bが穴264,266に挿入されることで、ホルダ256の位置が正確に定まる。これにより、シーリング部材217の圧縮量(つぶし量)を、精度良く制御することができる。
スピーカモジュール257は、筐体204の第1位置P1に仮置き(仮固定)され、該第1位置P1から移動された第2位置P2で筐体204に固定(本固定)される。次に、図25、図26、図27を参照して、スピーカモジュール257の取付方法の一例について説明する。
まず、スピーカモジュール257が取り付けられる前に、シーリング部250が側壁212に取り付けられる(図27中のS1)。なお、シーリング部250は、側壁212に代えて、スピーカモジュール257に取り付けられてもよい。
ここで、上記とは別の観点の第1方向Xおよび第2方向Yを定義する。第1方向Xは、底壁211とは交差した方向である。本実施形態では、第1方向Xは、底壁211と略直交した方向である。なお、第1方向Xは、底壁211とは斜めに交差した方向でもよい。
図25に示すように、スピーカモジュール257は、第1方向Xから第1支持部251に取り付けられる(図27中のS2)。スピーカモジュール257は、側壁212に取り付けられたシーリング部250に接しないように(シーリング部250を剥がさないように)、側壁212から離れた第1位置P1に取り付けられる。スピーカモジュール257は、第1位置P1で第1支持部251に支持される。
スピーカモジュール257は、第1支持部251に支持された状態で、第1位置P1から第2位置P2に移動される(図27中のS3)。本実施形態では、スピーカモジュール257は、第1支持部251を軸として、第2方向Yに回転させられる。第2方向Yは、第1方向Xとは交差した方向である。第2方向Yは、第1位置P1からシーリング部250(側壁212)に近付く方向である。本実施形態では、第2方向Yは、底壁211と略平行な方向である。第2方向Yは、シーリング部250(側壁212)と交差した方向(例えば略直交した方向)である。
シーリング部250は、スピーカモジュール257が第1位置P1から第2位置P2に移動する間に、スピーカモジュール257と側壁212との間で挟まれ、スピーカモジュール257と側壁212との間で圧縮される(図27中のS4)。これにより、開口部242周りが液密に塞がれる。
スピーカモジュール257が第2位置P2まで移動されると、第2係合部262が第2支持部252に接し、スピーカモジュール257の移動が規制される(図27中のS5)。これにより、スピーカモジュール257は、第2位置P2に位置決めされる。本実施形態では、第2係合部262は、第2支持部252に掛かるフック263を有する。このため、第2位置P2に移動されたスピーカモジュール257は、第2位置で第2支持部252に係り、第2位置P2で保持される。
次に、第2固定部材267がホルダ256の第2穴266に通され、第2固定部254の穴255に係合される(図27中のS6)。これにより、スピーカモジュール257は、筐体204に固定(本固定)される。さらに本実施形態では、ベース215とマスク216とが合わされた後、第1固定部材265が第1固定部253の穴255およびホルダ256の第1穴264に通され、マスク216の第3固定部269の穴255に係合される。これにより、ベース215、マスク216、およびスピーカモジュール257が共締めされる。
このような構成によれば、テレビジョン受像機201の組立性の向上を図ることができる。
例えば表示画面を同じ面にスピーカの放音口を設ける場合、該放音口によってデザイン性が制約され、例えば狭額縁の電子機器の実現が困難になる。そのため、筐体の側壁に放音口を設け、側壁の内面にスピーカを取り付けることが考えられる。
比較のため、図28に、側壁271と略平行な方向からスピーカモジュール272が取り付けられる電子機器273を示す。この電子機器273は、側壁271とスピーカモジュール272との間で圧縮されるシーリング部274を有する。この場合、側壁271と略平行な方向からスピーカモジュール272を取り付けようとすると、スピーカモジュール272がシーリング部274の端部に引っ掛かり、シーリング部274が側壁271から剥がれるか、傾いて圧縮される可能性がある。このため、このような構造を有した電子機器273の組立性は、低くなる傾向にある。
一方で、本実施形態では、テレビジョン受像機201は、筐体204と、筐体204の第1位置P1に仮置きされ、該第1位置P1から移動された第2位置P2で筐体204に固定されたスピーカモジュール257を有する。このような構成によれば、2段階による取付けになるため、種々の問題を解決してテレビジョン受像機201の組立性を向上させることができる。
例えば本実施形態では、テレビジョン受像機201は、スピーカモジュール257が第2位置P2から第1位置P1に移動される間に、スピーカモジュール257と側壁212との間に挟まれるシーリング部250を有する。このような構成によれば、シーリング部250を適切な方向から押圧しやすく、シーリング部250の剥がれや捩れなどを抑制することができる。これにより、テレビジョン受像機201の組立性を向上させることができる。
本実施形態では、スピーカモジュール257は、第1方向Xから第1支持部251に係合され、第1方向Xとは交差する第2方向Yで第1位置P1から第2位置P2に移動される。このような構成によれば、スピーカモジュール257がシーリング部250を押圧した方向と、スピーカモジュール257を筐体204に取り付ける方向とを別にすることができる。このため、例えば底壁211と交差した方向から第1支持部251にスピーカモジュール257を取り付けることができる。これは、テレビジョン受像機201の組立性を向上させることができる。
本実施形態では、スピーカモジュール257が第2位置P2に移動された後に筐体204に取り付けられ、スピーカモジュール257を第2位置P2に固定した固定部材265,267をさらに備える。このような構成によれば、スピーカモジュール257を第2位置P2でさらに強固に固定することができる。
本実施形態では、固定部材267は、底壁211とは交差した方向から筐体204に取り付けられる。このような構成によれば、例えば底壁211と交差した方向から固定部材267を筐体204に取り付けることができる。これは、テレビジョン受像機201の組立性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、第1支持部251は、底壁211とは交差した方向に突出した第1突起である。スピーカモジュール257は、前記第1突起が係合する第1傾向部261が設けられ、第1傾向部261が前記第1突起に係合された状態で前記第1突起を軸として回動されることで、底壁211と略平行な方向で第1位置P1から第2位置P2に移動される。このような構成によれば、スピーカモジュール257を、底壁211と略平行な方向に安定して移動させることができる。これは、テレビジョン受像機201の組立性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、筐体204、位置決め部(例えば第2支持部252)を有する。スピーカモジュール257は、第2位置P2で前記位置決め部に係合して仮固定される第2係合部262が設けられている。このような構成によれば、スピーカモジュール257の位置が第2位置で正確に定まる。これは、テレビジョン受像機201の組立性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、前記位置決め部は、底壁211とは交差した方向に突出した第2突起である。第2係合部262は、前記第2突起に面したスピーカモジュール257の端部に設けられ、前記第2突起に向いて開口した切欠き部である。このような構成によれば、第2位置P2まで回転移動されたスピーカモジュール257が前記位置決め部に係合しやすい。これは、テレビジョン受像機201の組立性をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態は、例えば図30に示すような電子機器281にも適用可能である。電子機器281は、例えばスレートPCである。なお、上述したように、本実施形態および下記の実施形態は、種々の電子機器に広く適用可能である。
本実施形態では、スピーカの取付構造について説明した。なお、本実施形態に係る取付構造が適用可能な部品は、スピーカに限定されるものではない。上記取付構造は、例えばコネクタやカメラ、スイッチ、LED、マイク、レシーバーなどを含む種々の部品に広く適用可能である。
また、本実施形態は、側壁212に対して部品を取り付ける場合を説明したが、本実施形態に係る取付構造は、これに限定されるものではない。上記取付構造は、底壁211や上壁213、またはその他の部分に対して部品を取り付ける場合にも適用可能である。第1位置P1から第2位置P2への部品の移動方向は、底壁211と略平行な方向に限らない。第1位置P1から第2位置P2への部品の移動は、回転移動に限らず、スライド移動や、その他の移動でもよい。また第2支持部252は、省略可能である。
次に、図31および図32を参照して、第7の実施の形態について説明する。図31に示すように、筐体204には、支持部251と固定部253とが設けられている。支持部251は、例えば底壁211と略平行に突出した円柱状のピンである。スピーカモジュール257は、傾向部261と、穴264とが設けられている。スピーカモジュール257は、底壁211とは交差する第1方向Xから支持部251に取り付けられる。スピーカモジュール257は、側壁212から離れた第1位置P1で、支持部251に支持される。
図32に示すように、スピーカモジュール257は、傾向部261が支持部251に支持された状態で、第1位置P1から第2位置P2に移動される。本実施形態では、スピーカモジュール257は、傾向部261が支持部251に支持された状態で支持部251を軸として回転されることで、第1位置P1から第2位置P2に移動される。スピーカモジュール257は、第1方向Xとは交差する第2方向Yで、第1位置P1から第2位置P2に移動される。
シーリング部250は、スピーカモジュール257が第1位置P1から第2位置に移動させる間に、スピーカモジュール257と側壁212との間に挟まれて圧縮される。固定部材265は、スピーカモジュール257を第2位置P2で固定する。固定部材265は、底壁211とは交差した方向(例えば側壁212と略平行な方向)から筐体204に取り付けられる。
このような構成によれば、上記第6実施形態と同様に、テレビジョン受像機201の組立性の向上を図ることができる。
次に、図33および図34を参照して、第8の実施の形態について説明する。図33に示すように、筐体204には、支持部251が設けられている。本実施形態に係る支持部251は、筐体204に設けられた載置面(取付面、仮置き面、スライド面、ガイド)である。スピーカモジュール257は、上記載置面の上に置かれることで、支持部251に支持される。スピーカモジュール257は、底壁211とは交差する第1方向Xから支持部251に置かれる。スピーカモジュール257は、側壁212から離れた第1位置P1で、支持部251に支持される。
図34に示すように、スピーカモジュール257は、支持部251に支持された状態で、第1位置P1から第2位置P2に移動される。本実施形態では、スピーカモジュール257は、支持部251に載せられた状態で、第1位置P1から第2位置P2に向いて(側壁212に向いて)スライド移動される。
本実施形態では、例えばスピーカモジュール257の背後に固定部材265が取り付けられる。固定部材265は、底壁211とは交差した方向(例えば側壁212と略平行な方向)から筐体204に取り付けられる。固定部材265は、例えば楔形の形状を有する。固定部材265が取り付けられることで、スピーカモジュール257は、側壁212に向けて押されて、第2位置P2に移動する。固定部材265は、スピーカモジュール257を第2位置P2で固定する。
このような構成によれば、上記第6実施形態と同様に、テレビジョン受像機201の組立性の向上を図ることができる。
次に、図35を参照して、第9の実施の形態について説明する。図35に示すように、側壁212は、第1開口部283と、蓋284とが設けられている。蓋284は、側壁212に着脱可能に取り付けられ、第1開口部283を覆う。蓋284は、例えば防水性の両面テープ285によって側壁212に固定される。蓋284は、第2開口部242(放音部、放音口)が設けられている。蓋284は、側壁212の一部である。
シーリング部250は、スピーカモジュール257に取り付けられている。スピーカモジュール257は、筐体204の内部に取り付けられる。蓋284は、スピーカモジュール257が取り付けられた後に、側壁212に取り付けられる。蓋284が側壁212に取り付けられることで、シーリング部250は、蓋284とスピーカモジュール257との間に挟まれて圧縮される。
このような構成によれば、シーリング部250が剥がれたり傾いたりすることを抑制することができる。これにより、テレビジョン受像機201の組立性を向上させることができる。
次に、図36を参照して、第10の実施の形態について説明する。上記第6ないし第9の実施形態では、防水性を目的とした部品の取付構造について説明した。なお、上記取付構造は、防水性を目的としたものに限定されるものではなく、種々の目的のものに広く適用可能である。本実施形態では、上記取付構造を例えば発熱部品の押圧部品に適用したものである。
図36に示すように、回路基板26は、発熱部品286を有する。発熱部品286は、例えばCPUやグラフィックチップであるが、これらに限定されるものではない。発熱部品286には、受熱部材287(または放熱部材287)が取り付けられている。発熱部品286と受熱部材287との間には、熱伝導部材288(伝熱部材)が介在されている。熱伝導部材288は、例えば熱伝導シートまたは熱伝導性グリスである。熱伝導部材288は、弾性部の一例である。
テレビジョン受像機201は、押圧部材289(押圧部、押圧部品)を有する。受熱部材287は、発熱部品286と押圧部材289との間に位置する。押圧部材289は、受熱部材287を発熱部品286に向けて押圧する。熱伝導部材288は、受熱部材287と発熱部品286との間に挟まれる。これにより、発熱部品286と受熱部材287との熱接続が強固になる。
図36に示すように、回路基板26は、支持部251と、固定部253とが設けられている。支持部251は、例えば回路基板26と略平行に突出した円柱状のピンである。固定部253は、例えば回路基板26に設けられたスタッドである。押圧部材289は、傾向部261と、穴264とが設けられている。
押圧部材289は、受熱部材287から離れた第1位置P1で、支持部251に支持される。押圧部材289は、傾向部261が支持部251に支持された状態で、第1位置P1から受熱部材287に近付く第2位置P2に移動される。本実施形態では、押圧部材289は、傾向部261が支持部251に支持された状態で支持部251を軸として回転されることで、第1位置P1から第2位置P2に移動される。
熱伝導部材288は、押圧部材289が第1位置P1から第2位置に移動させる間に、受熱部材287と発熱部品286との間(すなわち押圧部材289と発熱部品286との間)に挟まれて圧縮される。固定部材265は、押圧部材289を第2位置P2で固定する。
このような構成によれば、上記第6実施形態と同様に、テレビジョン受像機201の組立性の向上を図ることができる。さらに、本実施形態によれば、ねじのような固定部材の数を減らすことができる。これは、テレビジョン受像機201の低コスト化に寄与する。
また、第6ないし第10実施形態に係る取付構造は、シーリング部250や熱伝導部材288を挟み込むものに限らず、例えばコネクタと筐体204の導体部との間にEMI(Electro Magnet Interference)対策用の導電性部材を挟みこむ構造にも適用可能である。
以上述べた少なくとも一つの電子機器によれば、第1の部材の少なくとも一部が壁部と基板との間に位置し、第2の部材が開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、設計自由度が高まる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…テレビ受像機、15…筐体、28…側壁、31…ボタン、39…モジュール基板、41A,41B…スイッチ、46…底壁、47A,47B…開口部、56A,56B…キーパッド、58…変位部、61…支持部材、62…押圧部、63…取付部、65…挿通口、71…軸孔、74…係合部、76,77…突出部、81…固定部、82…第1の嵌合部、83…第2の嵌合部、85,87…基部、86,88…爪部、101…スレートコンピュータ。
一つの実施の形態に係る電子機器は、筐体と、基板と、第1の部材と、第2の部材と、係合部と、電子部品とを具備する。前記筐体は、開口部が設けられた壁部を有する。前記基板は、前記筐体に収容される。前記第1の部材は、少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置する。前記第2の部材は、前記開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、少なくとも一部が変位可能である。前記係合部は、前記筐体に設けられ、前記第1の部材が前記壁部に向かって回動できるように前記第1の部材と係合する。前記電子部品は、前記基板に実装され、変位した前記第2の部材の一部によって押される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲の内容を付記する。
[1]底壁と、少なくとも一部が前記底壁と交差する方向に延びるとともに開口部が設けられた側壁と、を有した筐体と、
前記筐体の内部で前記底壁の少なくとも一部に面して配置された基板と、
少なくとも一部が前記側壁と前記基板との間に位置し、前記側壁に面するとともに挿通部が設けられた支持部材と、
前記開口部を覆うように前記側壁に接して前記側壁と前記支持部材との間に介在した接触部と、前記挿通部で弾性的に変位可能な変位部と、を有し、前記開口部を塞いだ浸水抑制部材と、
前記開口部に挿通されて前記変位部に接した操作部と、
前記筐体に設けられ、前記浸水抑制部材を前記側壁に押圧するように前記支持部材を固定した固定部と、
前記筐体に設けられ、前記支持部材が前記側壁と交差する方向に移動可能に前記支持部材に係った係部と、
前記基板に実装され、前記変位部に面するとともに弾性変形した前記変位部からの押圧を受けて操作される電子部品と、
を具備した電子機器。
[2]開口部が設けられた壁部を有した筐体と、
前記筐体に収容された基板と、
少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置し、前記壁部に面した第1の部材と、
前記開口部を覆うように前記壁部に接して前記壁部と前記第1の部材との間に介在し、前記開口部を塞ぐとともに少なくとも一部が弾性的に変位可能な第2の部材と、
前記筐体に設けられ、前記第2の部材を前記壁部に押圧するように前記第1の部材を固定した固定部と、
前記基板に実装され、弾性変形した前記第2の部材の一部からの押圧を受けて操作される電子部品と、
を具備した電子機器。
[3]前記基板が前記壁部と交差するように配置された[2]に記載の電子機器。
[4]前記開口部に挿通されて弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部に面した第3の部材をさらに具備した[2]または[3]に記載の電子機器。
[5]前記第1の部材に、弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部が入る挿通部が設けられ、
前記電子部品は、弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部に面する[2]または[4]に記載の電子機器。
[6]前記固定部は、前記壁部から突出した基部と、前記基部から前記壁部に沿う方向に延びた爪部とをそれぞれ有した一対の嵌合部を有し、
前記第1の部材および前記第2の部材は、前記壁部と前記爪部との間に挟まれた[2]または[5]の電子機器。
[7]前記筐体に設けられ、前記第1の部材が前記壁部と交差する方向に移動可能に前記第1の部材と係合した係合部をさらに具備した[2]または[6]に記載の電子機器。
[8]前記第1の部材が、前記第2の部材に接する第1の部分と、前記第1の部分と交差するとともに前記係合部に係合される第2の部分と、を有した[7]に記載の電子機器。
[9]前記係合部は、前記筐体から突出した突出部を有し、
前記第1の部材は、前記第2の部分に前記突出部が挿通される孔が設けられ、該孔に挿通された突出部を軸に回動可能である[8]に記載の電子機器。
[10]前記壁部に設けられた他の開口部を覆うように前記壁部に接して前記壁部と前記第1の部材との間に介在し、前記他の開口部を水密に塞ぐとともに少なくとも一部が弾性的に変位可能な第4の部材と、
前記基板に実装され、弾性変形した前記第4の部材の一部によって操作される他の電子部品と、
をさらに具備し、
前記固定部は、前記第2の部材と前記第4の部材とを前記壁部に押圧するように前記第1の部材を固定する[2]または[9]に記載の電子機器。
[11]前記筐体は前記基板の少なくとも一部が面する底壁を有し、
前記壁部は前記底壁と交差するように設けられた[2]または[10]に記載の電子機器。
[12]開口部が設けられた壁部を有した筐体と、
前記筐体に収容された基板と、
少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置した第1の部材と、
前記開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、少なくとも一部が変位可能な第2の部材と、
前記基板に実装され、変位した前記第2の部材の一部によって押される電子部品と、
を具備した電子機器。

Claims (12)

  1. 底壁と、少なくとも一部が前記底壁と交差する方向に延びるとともに開口部が設けられた側壁と、を有した筐体と、
    前記筐体の内部で前記底壁の少なくとも一部に面して配置された基板と、
    少なくとも一部が前記側壁と前記基板との間に位置し、前記側壁に面するとともに挿通部が設けられた支持部材と、
    前記開口部を覆うように前記側壁に接して前記側壁と前記支持部材との間に介在した接触部と、前記挿通部で弾性的に変位可能な変位部と、を有し、前記開口部を塞いだ浸水抑制部材と、
    前記開口部に挿通されて前記変位部に接した操作部と、
    前記筐体に設けられ、前記浸水抑制部材を前記側壁に押圧するように前記支持部材を固定した固定部と、
    前記筐体に設けられ、前記支持部材が前記側壁と交差する方向に移動可能に前記支持部材に係った係部と、
    前記基板に実装され、前記変位部に面するとともに弾性変形した前記変位部からの押圧を受けて操作される電子部品と、
    を具備した電子機器。
  2. 開口部が設けられた壁部を有した筐体と、
    前記筐体に収容された基板と、
    少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置し、前記壁部に面した第1の部材と、
    前記開口部を覆うように前記壁部に接して前記壁部と前記第1の部材との間に介在し、前記開口部を塞ぐとともに少なくとも一部が弾性的に変位可能な第2の部材と、
    前記筐体に設けられ、前記第2の部材を前記壁部に押圧するように前記第1の部材を固定した固定部と、
    前記基板に実装され、弾性変形した前記第2の部材の一部からの押圧を受けて操作される電子部品と、
    を具備した電子機器。
  3. 前記基板が前記壁部と交差するように配置された請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記開口部に挿通されて弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部に面した第3の部材をさらに具備した請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記第1の部材に、弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部が入る挿通部が設けられ、
    前記電子部品は、弾性的に変位可能な前記第2の部材の一部に面する請求項2または4に記載の電子機器。
  6. 前記固定部は、前記壁部から突出した基部と、前記基部から前記壁部に沿う方向に延びた爪部とをそれぞれ有した一対の嵌合部を有し、
    前記第1の部材および前記第2の部材は、前記壁部と前記爪部との間に挟まれた請求項2または5の電子機器。
  7. 前記筐体に設けられ、前記第1の部材が前記壁部と交差する方向に移動可能に前記第1の部材と係合した係合部をさらに具備した請求項2または6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の部材が、前記第2の部材に接する第1の部分と、前記第1の部分と交差するとともに前記係合部に係合される第2の部分と、を有した請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記係合部は、前記筐体から突出した突出部を有し、
    前記第1の部材は、前記第2の部分に前記突出部が挿通される孔が設けられ、該孔に挿通された突出部を軸に回動可能である請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記壁部に設けられた他の開口部を覆うように前記壁部に接して前記壁部と前記第1の部材との間に介在し、前記他の開口部を水密に塞ぐとともに少なくとも一部が弾性的に変位可能な第4の部材と、
    前記基板に実装され、弾性変形した前記第4の部材の一部によって操作される他の電子部品と、
    をさらに具備し、
    前記固定部は、前記第2の部材と前記第4の部材とを前記壁部に押圧するように前記第1の部材を固定する請求項2または9に記載の電子機器。
  11. 前記筐体は前記基板の少なくとも一部が面する底壁を有し、
    前記壁部は前記底壁と交差するように設けられた請求項2または10に記載の電子機器。
  12. 開口部が設けられた壁部を有した筐体と、
    前記筐体に収容された基板と、
    少なくとも一部が前記壁部と前記基板との間に位置した第1の部材と、
    前記開口部を覆うとともに前記第1の部材によって前記壁部に押圧され、少なくとも一部が変位可能な第2の部材と、
    前記基板に実装され、変位した前記第2の部材の一部によって押される電子部品と、
    を具備した電子機器。
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