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JP2013183491A - 風力発電制御装置 - Google Patents

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JP2013183491A
JP2013183491A JP2012044168A JP2012044168A JP2013183491A JP 2013183491 A JP2013183491 A JP 2013183491A JP 2012044168 A JP2012044168 A JP 2012044168A JP 2012044168 A JP2012044168 A JP 2012044168A JP 2013183491 A JP2013183491 A JP 2013183491A
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Shuzo Fukutome
修蔵 福留
Masahiro Mochizuki
正浩 望月
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Abstract

【課題】固定的な想定能力に依らない風車の回転速度制御を行うことで、効率のよい風力発電を実現する。
【解決手段】PC制御部23は、所定期間において風車11の回転速度が変化した割合を示す回転変化率を判定する。そして、PC制御部23は、判定された回転変化率に基づき、発電機12から取出される発電電力を従前の値から回転変化率の3乗の変化率で変化させることで、風車11の回転速度を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、風車を原動機とする風力発電機による発電電力を制御する風力発電制御装置に関する。
小規模な独立電源として従来利用されてきた、比較的小型の風力発電装置を電力事業者の商用電力系統に連携させて利用するための技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。風力発電装置を商用電力系統に連携させることで、自家発電した電力を現地で利用するだけでなく、余剰電力が発生した場合には、その余剰電力を商用電力系統側に供給(逆潮流)することができる。これにより、風力エネルギの利用効率を一層向上させることができるとされている。
特開2002−101559号公報
以上のような情勢において、風力発電でより多くの電力を得るための運用制御が重要な課題となっている。風車を原動機とする風力発電機からより多くの電力を得るには、発電電力をできるだけ大きくしつつも失速を回避し、なおかつ、風車に更なる高速回転を促すといった、高度な回転速度制御が必要となる。
従来、風車の回転速度を制御する一方法として、風車によって駆動される発電機の回転負荷を変化させる、すなわち、発電機から取り出す発電電力を変化させることによって行う方法がある。この制御方法における時々の発電電力値は、その時点の風車の回転速度に対して一義的に決められた設計上の発電電力値が用いられてきた。この設計上の発電電力値は、風車及び発電機の機械設計及び電気設計から求められた、回転速度と発電電力の相関関係に基づいて予め設計された値である。
しかしながら、上記のような固定的な想定能力に基づく制御方法は、風車の機械部分の経年劣化(摩耗や変形等)によってもたらされる回転能力の低下や、風車の個体性能差を反映した最適な制御を行うことが困難である。そのため、設計上で想定した最適な回転速度制御が常に行われるとは限らず、発電能力を十分に引出すことができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、固定的な想定能力に依らない風車の回転速度制御を行うことで、効率のよい風力発電を実現することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、風車を原動機とする発電機を制御する風力発電制御装置に関する。本発明の風力発電制御装置は、判定手段と、回転速度制御手段とを備えることを特徴とする。判定手段は、所定期間において風車の回転速度が変化した割合を示す回転変化率を判定する。そして、回転速度制御手段は、判定手段により判定された回転変化率に基づき、発電機から取出される発電電力を従前の値から回転変化率の3乗の変化率で変化させることで、風車の回転速度を制御する。
回転する風車に対してかけられる負荷は、風車の回転速度の3乗に比例する。風車にかれられる負荷とは、風車を失速させずにかけられる負荷を意味し、回転する風車が持つエネルギに相当する。したがって、例えば、風車の回転速度が1.2倍に加速した場合、風車にかけられる負荷は1.2倍の3乗で約1.7倍に増加することになる。このとき、風車にかける負荷、すなわち風車を原動機とする発電機から取出される発電電力を約1.7倍に増大させることで、風車が持つエネルギと発電電力として取出されるエネルギとが均衡する。このため、発電電力を増大させつつ風車の回転速度を維持することができる。
一方、風車の回転速度が低下したならば、その回転変化率の3乗の変化率で発電電力を減少させることで、風車の負荷を軽減し、失速を回避する。このようにして、敢えて発電電力を抑制することで、風車の回転速度を維持することに努め、その後の加速の機会に備えることができる。
このような制御方法は、従来の固定的な想定能力に基づく制御ではなく、風車の回転速度の変化率に基づいて行う相対的な制御である。よって、風車の機械設計や個体性能差、経年劣化等による性能のばらつきに左右されることなく、風況に応じて風車の回転速度及び発電電力の最適な制御を行うことができ、発電能力を十分に引出すことができる。
さらに、発電電力の値を風車の回転変化率の3乗変動よりも大きくしたり小さくしたりすることで、風車11を任意に増速させたり減速させたりできる。
例えば、請求項2に記載のように構成することで、風車の回転速度を維持する制御の他に、回転速度を増加させる制御を行うことができる。具体的には、風車の回転速度を維持する制御を行うときには、回転速度制御手段は、発電電力を従前の値から回転変化率の3乗の変化率で変化させる。一方、風車を加速させる制御を行うときには、回転速度制御手段は、従前の発電電力を回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも小さい値に発電電力を変更する。
上述の例ように、風車の回転速度が1.2倍に加速したときに、例えば、発電機による発電電力を1.3倍(<1.23)に増大させた場合、風車が持つエネルギに対して負荷(発電電力として取出されるエネルギ)が小さくなる。この場合、風車が持つエネルギが保存されるため、発電電力を増大させつつ風車に更なる加速を促すことができる。
あるいは、請求項3に記載のように構成することで、風車の回転速度を維持する制御の他に、回転速度を減速させる制御を行うことができる。具体的には、風車の回転速度を維持する制御を行うときには、回転速度制御手段は、発電電力を回転速度の回転変化率の3乗の変化率で変化させる。一方、風車を減速させる制御を行うときには、回転速度制御手段は、従前の発電電力を回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも大きい値に発電電力を変更する。
上述の例ように、風車の回転速度が1.2倍に加速したときに、例えば、発電機による発電電力を2.2倍(>1.23)に増大させた場合、風車が持つエネルギに対して負荷(発電電力として取出されるエネルギ)が過大になる。この場合、風車が持つエネルギに対して過負荷状態になるため、風車を減速させることができる。
ところで、本発明の風力発電制御装置では、風車の回転速度を調節するために風況の変化に応じて発電電力が積極的にコントロールされる。このため、風力発電システムを電力事業者の商用電力系統に連携させて利用するための電力変換を行うパワーコンディショナへの入力電力がより変動しやすくなる。
そこで、請求項4に記載のように、補助電源と電力補填手段とを更に備える構成にすることが考えられる。補助電源は、発電機による発電電力の不足分を補うための電源である。そして、電力補填手段は、風車の回転速度の低下に伴い、回転速度制御手段によって発電電力を抑制する制御が行われたときに、その抑制された分の電力の一部又は全部に相当する電力を補助電源からの電力供給によって補って、発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに送出する。このようにすることで、風車の回転速度の低下に伴い発電機による発電電力が抑制される場合において、パワーコンディショナに送出される電力も対応して低下することを抑制できる。
なお、発電機による発電電力を補う補助電源としては、請求項5に記載のように、商用電力系統から供給される商用電源又は蓄電装置(バッテリやキャパシタ等)を採用することが考えられる。
つぎに、請求項6に記載の風力発電制御装置は、電力制限手段を更に備えることを特徴とする。この電力制限手段は、風車の回転速度の増加に伴い、回転速度制御手段によって発電電力を増加させる制御が行われるときに、増加する発電電力が、発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに対して送出できる電力の性能上限を超える場合、回転速度制御手段において発電電力を増加させつつ、その発電電力の一部をパワーコンディショナとは別の電力使用手段に使用させる。
このような構成によれば、風車の回転を抑制するために発電電力を増加させたいが、そうした場合にパワーコンディショナに対して出力できる電力の性能上限を超えてしまう状況であっても、発電電力を増加させて風車の回転を抑制しつつ、パワーコンディショナに対して送出する電力を抑制できる。また、発電電力の余剰分については、抵抗器や蓄電装置等の別の電力使用手段に供給することで消費又は蓄電することができる。
ところで、本発明は、請求項7に記載のように、風車の回転変化率に代えて、所定期間において風速が変化した割合を示す風速変化率の判定結果に基づいて、発電機による発電電力を変化させて風車の回転速度を制御する構成としてもよい。
風車の回転速度と風速とは互いに相関関係にあるので、風車の回転変化率に代えて、風速変化率を用いて発電電力の制御を行うことでも、回転変化率を用いる場合と同様の作用が得られる。一方、風力計が備える風車と発電機を駆動する風車とを比べれば、風力計の風車の方がはるかに軽量であり、その分、風況の変化に対する反応が俊敏である。そのため、実際には風車の回転速度の変動よりも風速の変動の方がより早く検出可能である。よって、風車の回転変化率に代えて、風速変化率に基づいて発電電力の制御を行うことで、風況の変化に対する制御のレスポンスを早くできるといったメリットがある。
つぎに、請求項8に記載の風力発電制御装置は、平準化電源と電力平準化手段とを更に備えることを特徴とする。平準化電源は、発電電力を平準化させるための電力を補填するための電源である。そして、電力平準化手段は、回転速度制御手段によって変動制御される発電電力が所定の平準化基準電力に対して不足する場合、発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに対して送出される電力が平準化基準電力に沿うように、その不足分の電力を平準化電源からの電力供給によって補って、パワーコンディショナに送出する。
このように構成することで、発電機による発電電力が平準化基準電力に満たない状況であっても、パワーコンディショナに送出される電力を平準化電源によって補填して平準化できる。これにより、短絡的な発電電力の変動に対して、パワーコンディショナの電力変換の処理能力を超えて出力電圧や周波数に変動の影響が表れることを抑制できる。
ところで、風力発電システムを商用電力系統に連携させて利用するための電力変換を行うパワーコンディショナには、許容できる入力電圧範囲及び入力電流範囲が決められている(例えば、直流100V〜300V、2A〜30A)。さらに、許容できる入力電圧・電流の短期的な変動範囲(例えば±10%)が決められている。パワーコンディショナに入力される電力に短期的に大きな変動が起こると、パワーコンディショナの電力変換の処理能力を超えてしまい、パワーコンディショナからの出力電圧や周波数に変動の影響が表れる場合がある。短期的な変動が甚だしい場合は、パワーコンディショナがトリップし、商用電力系統への電力供給をやめてしまう事態も考えられる。このような問題を回避するためには、パワーコンディショナに送出される発電電力を、できる限り平準化することが肝要である。
この問題を解決するためになされた請求項9に記載の発明は、風車を原動機とする発電機による発電電力を制御して、その発電電力をパワーコンディショナに送出する風力発電制御装置に関する。本発明の風力発電制御装置は、平準化電源と電力平準化手段とを備えることを特徴とする。平準化電源は、発電機による発電電力を平準化させるための電力を補填するための電源である。そして、電力平準化手段は、発電機による発電電力が所定の平準化基準電力に対して不足する場合、パワーコンディショナに対して送出される電力が平準化基準電力に沿うように、その不足分の電力を平準化電源からの電力供給によって補って、パワーコンディショナに送出する。
このように構成することで、発電機による発電電力が平準化基準電力に満たない状況であっても、パワーコンディショナに送出される電力を平準化電源によって補填して平準化できる。これにより、短絡的な発電電力の変動に対して、パワーコンディショナの電力変換の処理能力を超えて出力電圧や周波数に変動の影響が表れることを抑制できる。
さらに、請求項10に記載のように構成するとよい。すなわち、発電機による発電電力が平準化基準電力を超える場合、電力平準化手段は、パワーコンディショナに対して送出される電力が平準化基準電力に沿うように、その超過分の発電電力をパワーコンディショナとは別の電力使用手段に使用させる。このように構成することで、発電機による発電電力が平準化基準電力を超えてしまう状況であっても、超過分の発電電力を抵抗器や蓄電装置等の別の電力使用手段に供給することで、パワーコンディショナに送出される電力を平準化できる。
さらに、請求項11に記載のように、平準化基準電力を風況の変動に応じて段階的に変動させて設定する設定手段を更に備えるように構成するとよい。平準化基準電力は、例えば、現在の風況において見込まれる最適な発電電力に基づいて設定することが考えられる。その他にも、パワーコンディショナの性能特性を加味した平準化基準電力を設定するようにしてもよい。
風力発電システム1の概略構成を示すブロック図。 回転速度制御の手順を示すフローチャート。 パワーコンディショナ入力電力制御の手順を示すフローチャート。 発電電力と平準化基準電力との関係を示すグラフ。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[風力発電システム1の構成の説明]
実施形態の風力発電システム1は、風車を原動機とする発電機を備えた風力発電装置を商用電力系統に連携させて電力供給を行う発電システムである。図1に示すように、風力発電システム1は、風車11、発電機12、機械式ブレーキ13等からなる風力発電装置と、これを制御するための発電制御装置20及びブレーキ制御装置30等を備える。
本実施形態では、回転軸が風向きに対して垂直な直線翼垂直軸風車を風車11として例示する。ただし、本発明は、前述の直線翼垂直軸風車に限らず様々な形式の風車について適用可能である。発電機12は、風車11を原動機とする三相同期発電機であり、風車11の回転エネルギによって交流電力を発電する。ここでは、発電機の界磁に外部電源を必要としない永久磁石同期発電機を想定している。発電機12により発電された交流の発電電力は、配線用遮断器41を介して発電制御装置20及びブレーキ制御装置30に送られる。
機械式ブレーキ13は、風車11の回転軸に摩擦による制動をかけることで風車11の回転速度を減じたり停止させる制動装置であり、故障やメンテナンス、緊急時等における手動停止の際に用いられる。機械式ブレーキ13を作動させるための電源は、配線用遮断器42を通じて商用電力系統から供給されるようになっている。
発電制御装置20は、整流器21、バックアップ電源22、PC制御部23、パワーコンディショナ24、通信制御部25、スイッチ26等の各部構成を備える。
整流器21は、発電機12によって発電された三相交流の発電電力を、直流電力に変換し平滑化する交流入力直流出力の電力変換装置である。整流器21により直流変換された発電電力は、逆流防止ダイオードを通してPC制御部23に入力される。
バックアップ電源22は、充電式バッテリやキャパシタ等からなる蓄電装置と、これを充電するための充電装置とからなる補助電源装置である。バックアップ電源22の出力側は逆流防止ダイオードを通してPC制御部23に接続しており、蓄電された電力が必要に応じてPC制御部23に供給される。バックアップ電源22への充電は、PC制御部23から供給される余剰分の発電電力、又は、配線用遮断器44を介して商用電力系統から供給される電力で賄われる。バックアップ電源22を充電する電力の供給元は、スイッチ26によって自動的に切替えられる。なお、バックアップ電源22は、バッテリやキャパシタ等の蓄電装置に代えて商用電源を用いてもよい。その場合、蓄電装置を充電する設備は不要である。
PC制御部23は、直流入力直流出力の電力変換装置と、その動作を制御する電子回路とからなる電力制御装置である。PC制御部23は、整流器21において直流電力に変換された発電電力や、バックアップ電源22から補填した電力を、パワーコンディショナ24の入力定格やMTTP(Maximum Power Tracker Point:最大電力点追従)特性に適した電圧・電流の直流電力に調整し、パワーコンディショナ24に送出する。PC制御部23は、変動の激しい発電電力を入力するため、広範囲の電圧・電流を受入れることのできる回路構成となっている。
さらに、PC制御部23は、本発明における特徴的な機能として、ある単位期間に風車11の回転速度が変化した割合である回転変化率を判定し、判定した回転変化率に応じて、発電機12から取出される発電電力を増減させる。PC制御部23は、発電電力の増減により発電時の回転負荷が変動することを利用して、風車11に対して任意の制動(加減速)を与え、風車11の回転速度を制御する。
例えば、風車11の回転速度を維持する制御を行うときには、発電機12から取出される発電電力を従前の値から風車11の回転変化率の3乗の変化率で変化させる。もし、風車11の回転速度が増加したならば、その回転変化率の3乗の変化率で発電電力を増大させることで、風車が持つエネルギ発電電力として取出されるエネルギとが均衡する。このため、発電電力を増大させつつ風車の回転速度を維持することができる。あるいは、風車11の回転速度が低下したならば、その回転変化率の3乗の変化率で発電電力を減少させることで、風車11の負荷が軽減され、回転速度を維持できる。
また、風車11を加速させる制御を行うときには、従前の発電電力を回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも小さい値に発電電力を変更する。このようにすると、風車11が持つエネルギに対して発電電力として取出されるエネルギが小さくなるため、風車に加速を促すことができる。また、風車11を減速させる制御を行うときには、従前の発電電力を回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも大きい値に発電電力を変更する。このようにすると、風車11が持つエネルギに対して発電電力として取出されるエネルギが過大になるため、風車11を過負荷状態にして回転を減速させることができる。
あるいは、本発明における別の特徴的な機能として、PC制御部23は、刻々と変動する発電電力を平準化基準電力に合わせて平準化して送出する制御を行う。平準化基準電力は、風況に応じて見込まれる発電電力や、パワーコンディショナ24の性能特性に合わせて、PC制御部23によって段階的に設定される。
例えば、発電電力が平準化基準電力に対して不足する場合には、不足する分の電力をバックアップ電源22から補填することで、パワーコンディショナ24に送出する電力を平準化基準電力に沿うように調節する。あるいは、発電電力が平準化基準電力に対して過大になる場合には、余剰分の発電電力をパワーコンディショナ24とは別の電力使用機器に使用させることで、パワーコンディショナ24に送出する電力を平準化基準電力に沿うように調節する。
このとき、パワーコンディショナ24に送出されない余剰分の発電電力は、スイッチ26をPC制御部23側に切替えて、バックアップ電源22の充電に使用する。また、バックアップ電源22に供給できる上限を超えてなお余る分の発電電力については、ブレーキ抵抗33に通電して、熱として消費する。具体的には、PC制御部23が、ブレーキ作動のための制御信号を通信制御部25を通じてブレーキ制御部32に送信する。そして、ブレーキ制御部32は、通信制御部34を通じてPC制御部23から受信した制御信号に従って、発電機12からの発電電力の一部をブレーキ抵抗33に通電する。
パワーコンディショナ24は、風力発電システム1を商用電力系統に接続して系統連携を行うための直流入力交流出力の電力変換装置である。パワーコンディショナ24の出力側は配線用遮断器43を介して商用電力系統に接続されている。パワーコンディショナ24は、PC制御部23から入力される直流電力を、商用電力と同じ電圧、周波数及び位相の交流電力に変換して、商用電力系統に電力供給(逆潮流)を行う。その他にも、出力を最大化できる最適な入力電圧・電流(最大電力点あるいは最適動作点)に追従して動作点を変化させるMTTP制御を行う機能や、風力発電システム1を商用電力系統に安全に接続するために必要な系統連携保護を行う機能を備える。
通信制御部25は、PC制御部23とブレーキ制御部32との間でデータ通信を行うための通信インタフェースである。通信制御部25は、ブレーキ制御装置30側の通信制御部34とパラレルI/Oポートを介して接続されており、これによりPC制御部23とブレーキ制御部32との間でデータ通信が可能となっている。
ブレーキ制御装置30は、発電ブレーキにより風車11に制動を与えるための制動装置である。
回転数センサ31は、風車11の回転速度を計測するための電気式の回転計である。風車11の回転速度は、すなわち発電機12の回転子の回転速度であり、発電機12による発電電力の周波数に比例する。回転数センサ31は、発電機12の発電電力の周波数から風車11の回転速度を検出する。
ブレーキ制御部32は、発電運転中に風車11に発電ブレーキによる制動をかけることで風車11の回転速度を減じる制御回路である。ブレーキ制御部32は、通信制御部34を介してPC制御部23から受信した制御信号に従って、指定された大きさの発電電力をブレーキ抵抗33に通電することで、通電した電力分の発電負荷に相当する制動力を得る。ブレーキ抵抗33は、ブレーキ制御部32から入力された電力を熱に変換して消費する抵抗器である。
ブレーキ制御部32による発電ブレーキは、風車11の速度を抑制するためにPC制御部23が発電電力を増大させるときに、パワーコンディショナ24やバックアップ電源22に供給できる電力の上限を超えてもなお余る分の発電電力を消費して、目的の制動力を得るために用いられる。
通信制御部34は、ブレーキ制御部32とPC制御部23との間でデータ通信を行うための通信インタフェースである。通信制御部34は、発電制御装置20側の通信制御部25とパラレルI/Oポートを介して接続されており、これによりブレーキ制御部32とPC制御部23との間でデータ通信が可能となっている。
無停電電源装置(UPS)35は、ブレーキ制御装置30が作動するための電力を供給するブレーキ専用の電源装置である。無停電電源装置35は、商用電力系統から電力を受ける装置と、商用電力系統からの電力を蓄電する装置とを備え、そこからブレーキ制御装置30が作動するための電力を供給する。無停電電源装置35に入力されている商用電力が断になった場合、蓄電装置に蓄えていた電力をブレーキ制御装置30に供給する。これにより、風力発電システム1に接続されている商用電力系統からの電力供給が何らかの理由で途絶えた場合でも、発電ブレーキの機能を直ちに喪失してしまうことがないようになっている。
風速計50は、風車11の設置場所付近の風速を計測するための計器である。風速計50による計測結果は、例えば、風速変化率(単位期間に風速が変化した割合)を判定するために用いられたり、平準化基準電力を設定する判断材料となる風況変化の判定に用いられる。
[回転速度制御の手順の説明]
つぎに、発電運転時にPC制御部23が行う風車11の回転速度制御の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
S100では、PC制御部23は、回転数センサ31による風車11の回転速度の計測結果に基づいて、単位期間に風車11の回転速度が変化した割合である回転変化率を判定する。単位期間は、例えば1msとする。また、回転速度に応じてこの単位時間を変えるように構成してもよい。S100の判定の結果、風車11の回転速度が上昇した場合(S100:速度上昇)、S102に進む。一方、風車の回転速度が低下した場合(S100:速度低下)、S108に進む。なお、S100においては、回転数センサ31による風車11の回転速度の計測結果に代えて、風速計50による風速の計測結果に基づく風速変化率を判定してもよい。あるいは、回転数センサ31の計測結果と風速計50の計測結果とを組合せて、回転速度及び風速の変化率を判定してもよい。
風車11の回転速度が上昇した場合に進むS102では、風車11の回転変化率に応じて発電機12から取出される発電電力を上げる制御を行う。具体的には、風車11の回転速度を維持するか、あるいは加速又は減速するかによって、以下のとおりに発電機12から取出される発電電力を上げる大きさを変える。
風車11の回転速度が上昇しているときに回転速度を維持する制御を行う場合、発電機12から取出される発電電力を従前の値から風車11の回転変化率の3乗の増加率で上げる。風車11の回転速度を維持する制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度で回転しているときが挙げられる。
風車11の回転速度が上昇しているときに減速させる制御を行う場合、従前の発電電力を回転変化率の3乗の増加率で上げた値よりも、更に大きい値まで発電電力を上げる。風車11を減速させる制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度を超える速度で回転しているときが挙げられる。
風車11の回転速度が上昇しているときに更に加速させる制御を行う場合、従前の発電電力を回転変化率の3乗の増加率で上げた値よりも小さい値になるように発電電力を上げる。風車11を加速させる制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度未満で回転しているときが挙げられる。
S104では、S102において上げられたときの発電電力が、パワーコンディショナ24の定格入力電力の上限値を超えるか否かを判定する。発電電力がパワーコンディショナ24の定格入力電力の上限値を超えない場合(S104:NO)、増加させた発電電力をパワーコンディショナ24へ送出する。
一方、発電電力がパワーコンディショナ24の定格入力電力の上限値を超える場合(S104:YES)、発電電力の一部をバックアップ電源22の充電やブレーキ抵抗33への放流に回して消費し、パワーコンディショナ24の定格入力電力以下の発電電力をパワーコンディショナ24へ送出する(S106)。
一方、S100の判定結果において風車11の回転速度が低下した場合に進むS108では、風車11の回転変化率に応じて発電機12から取出される発電電力を抑制する制御を行う。具体的には、風車11の回転速度を維持するか、あるいは加速又は減速するかによって、以下のとおりに発電機12から取出される発電電力を抑制する。
風車11の回転速度が低下しているときに回転速度を維持する制御を行う場合、発電機12から取出される発電電力を従前の値から風車11の回転変化率の3乗の減少率で下げる。風車11の回転速度を維持する制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度で回転しているときが挙げられる。
風車11の回転速度が低下しているときに更に減速させる制御を行う場合、従前の発電電力を回転変化率の3乗の低下率で下げた値よりも、大きい値になるように発電電力を下げる。風車11を減速させる制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度を超える速度で回転しているときが挙げられる。
風車11の回転速度が低下しているときに加速させる制御を行う場合、従前の発電電力を回転変化率の3乗の低下率で下げた値よりも更に小さい値になるように発電電力を下げる。風車11を加速させる制御を行う状況としては、例えば、風車11が現状において定格速度未満で回転しているときが挙げられる。
S110では、S108において抑制される分の電力の一部又は全部を、バックアップ電源22から補填して、発電電力と補填される電力との合計電力をパワーコンディショナ24へ送出する。ここでは、パワーコンディショナ24の定格入力電力の上限値を超えない範囲でバックアップ電源22から電力を補填する。
[パワーコンディショナ入力電力制御の手順の説明]
つぎに、発電運転時にPC制御部23が行うパワーコンディショナ入力電力制御の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
S200では、発電機12から取出している現在の発電電力と、現在設定されている平準化基準電力とを比較する。平準化基準電力は、パワーコンディショナ24への入力電力の目標値であり、現在の風況に応じて見込まれる最適な発電電力や、パワーコンディショナ24の入力定格や入力電力の変動への対応能力に合わせて、PC制御部23によって段階的に設定される。
平準化基準電力に対して発電電力が超過する場合(S200:発電電力超過)、S202に進む。S202では、平準化基準電力より超過する分の発電電力をバックアップ電源22の充電やブレーキ抵抗33への放流に回して消費し、平準化基準電力に相当する分の発電電力をパワーコンディショナ24へ送出する。
一方、平準化基準電力に対して発電電力が不足する場合(S200:発電電力不足)、S204に進む。S204では、平準化基準電力に対して不足する分の電力をバックアップ電源22から補填することで、発電電力と補填される電力との合計電力を平準化基準電力に等しくし、その合計電力をパワーコンディショナ24へ送出する。
一方、発電電力が平準化基準電力に等しい場合(S200:過不足なし)、S208に進む。S208では、全発電電力をパワーコンディショナ24へ送出する。
上述のパワーコンディショナ入力電力制御の具体例について、図4のグラフを参照しながら説明する。このグラフは、発電機12から取出される発電電力と平準化基準電圧との関係の時間的推移のモデルである。このグラフで示されるとおり、発電機12から取出される発電電力は、波打つように短期間のうちに比較的大きく上下する。これは、風況の変化による風車11の回転速度の変化に対応して、PC制御部23が発電電力を積極的にコントロールすることによる。これに対し、平準化基準電力は、発電電力の短期的な変動がパワーコンディショナ24からの出力電力の波形に影響しないように、発電電力の変動よりも長期の間隔で、風況の変化に応じて段階的に変動するように設定される。
例えば、時刻t1〜t2の期間において、平準化基準電力は一定に保たれている。この期間のうち、時刻t1〜ta,tb〜tcの期間においては、発電電力が平準化基準電力を下回っている。したがって、この期間では、PC制御部23は、平準化基準電力に対して不足する分の電力をバックアップ電源22から補填して、平準化基準電力に相当する分の電力をパワーコンディショナ24に送出する。
一方、時刻ta〜tb,tc〜t2の期間においては、発電電力が平準化基準電力を超過している。したがって、この期間では、PC制御部23は、平準化基準電力に対して超過する分の発電電力をバックアップ電源22への蓄電又はブレーキ抵抗33への放流に回し、平準化基準電力に相当する分の電力をパワーコンディショナ24に送出する。時刻t2で平準化基準電力が切替えられた以降も、上記と同様にする。
以上のようにして、PC制御部23が、平準化基準電力を基準にして不足する電力の補填、及び超過する発電電力の蓄電又は放流を行うことで、パワーコンディショナ24への入力電力が平準化され、商用電力系統への安定した電力供給が可能になる。
[効果]
実施形態の風力発電システム1によれば、以下の効果を奏する。
従来の固定的な想定能力に基づく制御ではなく、風車11の回転変化率に対して発電電力を3乗変動させるといった相対的な制御を行うことができる。これにより、風車11の機械設計や個体性能差、経年劣化等に左右されることなく、風況に応じて風車11の回転速度及び発電電力の最適な制御を行うことができ、発電機12の発電能力を十分に引出せる。また、発電電力を回転変化率の3乗変動よりも大きくしたり小さくしたりすることで、風車11を任意に増速させたり減速させたりできる。
変動する発電電力に対して、平準化基準電力に満たない分の電力を補填したり、超過す分の発電電力を蓄電又は放流することで、パワーコンディショナ24への入力電力を平準化できる。これにより、短絡的な発電電力の変動に対して、パワーコンディショナ24の電力変換の処理能力を超えて出力電圧や周波数に変動の影響が表れることを抑制できる。
1…風力発電システム、11…風車、12…発電機、13…機械式ブレーキ、20…発電制御装置、21…整流器、22…バックアップ電源、23…PC制御部、24…パワーコンディショナ、25…通信制御部、26…スイッチ、30…ブレーキ制御装置、31…回転数センサ、32…ブレーキ制御部、33…ブレーキ抵抗、34…通信制御部、35…無停電電源装置(UPS)、41,42,43,44…配線用遮断器、50…風速計。

Claims (11)

  1. 風車を原動機とする発電機を制御する風力発電制御装置であって、
    所定期間において前記風車の回転速度が変化した割合を示す回転変化率を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された回転変化率に基づき、前記発電機から取出される発電電力を従前の値から前記回転変化率の3乗の変化率で変化させることで、前記風車の回転速度を制御する回転速度制御手段と、
    を備えることを特徴とする風力発電制御装置。
  2. 請求項1に記載の風力発電制御装置において、
    前記回転速度制御手段は、前記風車の回転速度を維持する制御を行うときには、発電電力を従前の値から前記回転変化率の3乗の変化率で変化させ、前記風車を加速させる制御を行うときには、従前の発電電力を前記回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも小さい値に発電電力を変更すること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の風力発電制御装置において、
    前記回転速度制御手段は、前記風車の回転速度を維持する制御を行うときには、発電電力を前記回転速度の前記回転変化率の3乗の変化率で変化させ、前記風車を減速させる制御を行うときには、従前の発電電力を前記回転変化率の3乗の変化率で変化させた値よりも大きい値に発電電力を変更すること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の風力発電制御装置において、
    前記発電機による発電電力の不足分を補うための補助電源と、
    前記風車の回転速度の低下に伴い、前記回転速度制御手段によって発電電力を抑制する制御が行われたときに、その抑制された分の電力の一部又は全部に相当する電力を前記補助電源からの電力供給によって補って、前記発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに送出する電力補填手段と、
    を更に備えることを特徴とする風力発電制御装置。
  5. 請求項4に記載の風力発電制御装置において、
    前記補助電源は、商用電力系統から供給される商用電源又は蓄電装置であること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の風力発電制御装置において、
    前記風車の回転速度の増加に伴い、前記回転速度制御手段によって発電電力を増加させる制御が行われるときに、増加する発電電力が、前記発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに対して送出すべき電力の上限を超える場合、前記回転速度制御手段において発電電力を増加させつつ、その発電電力の一部を前記パワーコンディショナとは別の電力使用手段に使用させる電力制限手段を更に備えること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の風力発電制御装置において、
    前記判定手段に代えて、所定期間において風速が変化した割合を示す風速変化率を判定する風速判定手段を備え、
    前記回転速度制御手段は、前記判定手段による回転変化率の判定結果に代えて、前記風速判定手段により判定された風速変化率の判定結果に基づいて、前記発電機による発電電力を変化させて前記風車の回転速度を制御すること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の風力発電制御装置において、
    前記発電機による発電電力を平準化させるための電力を補填する平準化電源と、
    前記回転速度制御手段によって変動制御される発電電力が所定の平準化基準電力に対して不足する場合、前記発電機による発電電力の出力先であるパワーコンディショナに対して送出される電力が前記平準化基準電力に沿うように、その不足分の電力を前記平準化電源からの電力供給によって補って、前記パワーコンディショナに送出する電力平準化手段と、
    を更に備えることを特徴とする風力発電制御装置。
  9. 風車を原動機とする発電機による発電電力を制御して、その発電電力をパワーコンディショナに送出する風力発電制御装置であって、
    前記発電機による発電電力を平準化させるための電力を補填する平準化電源と、
    前記発電機による発電電力が所定の平準化基準電力に対して不足する場合、前記パワーコンディショナに対して送出される電力が前記平準化基準電力に沿うように、その不足分の電力を前記平準化電源からの電力供給によって補って、前記パワーコンディショナに送出する電力平準化手段と、
    を備えることを特徴とする風力発電制御装置。
  10. 請求項9に記載の風力発電制御装置において、
    前記電力平準化手段は、前記発電機による発電電力が前記平準化基準電力を超える場合、前記パワーコンディショナに対して送出される電力が前記平準化基準電力に沿うように、その超過分の発電電力を前記パワーコンディショナとは別の電力使用手段に使用させること
    を特徴とする風力発電制御装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の風力発電制御装置において、
    前記平準化基準電力を、風況の変動に応じて段階的に変動させて設定する設定手段を更に備えること
    を特徴とする風力発電制御装置。
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