JP2013174488A - 揮発性物質濃縮方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】静電噴霧法を用いる分析装置は、化学物質回収部と化学物質検出部とを分離した構成になっており、極微量の化学物質が、損失する。
【解決手段】容器と注入口と冷却部と霧化電極と対向電極部と中間電極と液検出部と検出電極とを具備する。本発明の検出方法では、気体試料を霧化電極の表面に第1凝縮液として凝縮させる。第1凝縮液は、帯電微粒子化され、第2凝縮液が対向電極の表面に得られる。得られた第2凝縮液と検出電極とを接触させ、対向電極と検出電極との間に直流電圧を印加する。生じた電流値に基づいて化学物質を検出することが可能である。
【選択図】図3A
【解決手段】容器と注入口と冷却部と霧化電極と対向電極部と中間電極と液検出部と検出電極とを具備する。本発明の検出方法では、気体試料を霧化電極の表面に第1凝縮液として凝縮させる。第1凝縮液は、帯電微粒子化され、第2凝縮液が対向電極の表面に得られる。得られた第2凝縮液と検出電極とを接触させ、対向電極と検出電極との間に直流電圧を印加する。生じた電流値に基づいて化学物質を検出することが可能である。
【選択図】図3A
Description
本発明は、静電噴霧装置を利用した揮発性物質濃縮方法に関するものである。
近年、非侵襲で生体から試料を採取し、試料中に含有される極微量の化学物質を分析することにより、疾病を早期に診断する手法が確立されつつある。生体から採取される試料は、尿、呼気、皮膚表面から放散されるガス、汗または唾液である。例えば、特許文献1は、尿中に含有されるヒアルロン酸およびヒアルロニダーゼの量から膀胱癌をスクリーニングする方法を開示している。特許文献1によると、膀胱癌患者の尿中ヒアルロン酸量は、正常人に比べて高くなる。特許文献1に開示される方法は、非侵襲で膀胱癌を簡便に検査し得る。呼気も疾病を診断する上で重要な試料の一つである。呼気中には水、窒素、酸素および二酸化炭素のほかに、肺胞において毛細血管とのガス交換により排出される揮発性有機化合物または揮発性硫黄化合物のような代謝成分が微量に含有されている。代謝成分は、例えば、アルコール、ケトン、アルデヒド、アミン、芳香族炭化水素、脂肪酸、イソプレンまたはメルカプタン、およびこれら代謝成分の誘導体である。呼気中に含有される微量の代謝成分と疾病との間には、何らかの関連性があると考えられており、疾病と呼気中の代謝成分との間に相関関係があることを示す研究成果も公表されている(非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3および非特許文献4)。
尿または呼気は、血液と異なり、被験者に身体的および精神的な苦痛を与えることなく試料を採取できる。このため、尿または呼気を試料とする診断方法は、在宅診断、術後経過の観察または疾病予防への応用が期待されている。
しかし、非侵襲的に採取されるがゆえに、尿または呼気中に含有される疾病との関連性を示唆されている化学物質、すなわち診断マーカの濃度は、血液中の診断マーカの濃度と比較して低いことが知られている。尿中ではng/mL、呼気中ではppmからpptのオーダーしか診断マーカは存在しないことが、特許文献1および非特許文献4に開示されている。そのため従来の分析装置は、非侵襲的に採取された試料に含有される化学物質を濃縮する機構を備えていた。例えば、特許文献2に開示されている呼気分析装置は、分析装置内で呼気を冷却および凝縮させた後、得られた凝縮液を分析していた(特許文献2)。
特許文献1に記載されている呼気分析装置は、被験者が吹き込んだ呼気を冷却し、その凝縮液を採取する。この呼気分析装置は、濃縮部品、回収ウェル、注入口、排出口、湾曲、および流路構造体を備える。呼気は注入口から呼気分析装置へ注入され、排出口から排出される。呼気の凝縮液は、湾曲を有する濃縮部品の外周面に生成される。濃縮部品の表面の大半は疎水的であるため、生成された凝縮液の液滴は、濃縮部品の下端へ移動する。一定量以上の液滴が蓄積された時、液滴は回収ウェルへ落下する。このような構成であれば、分析に必要な量の凝縮液を得るまでに時間を要するが、装置の取り扱いは比較的簡便である。このため、このような呼気分析装置を用いる呼気成分の分析は、一般的に用いられている手法の一つである。
さらに、別の手法として、特許文献3は、静電噴霧を用いた濃縮方法の例を開示している。この手法は、不揮発性の希薄生体分子溶液を静電噴霧することで、ミスト中の溶媒を気化させ、溶液に含有される生体分子を濃縮するものである。この手法は、尿に含有されている不揮発性成分の濃縮および分析にも利用し得る。
特許文献3に記載されている生体分子溶液の濃縮手段を示す静電噴霧装置は、巨大生体分子を含む不揮発性物質の堆積物を静電噴霧によって形成させる。この堆積物は、不揮発性物質の堆積物と他の物質との相互作用を測定するために使用される。
特許文献3は、生体分子の静電噴霧法による堆積は、希薄生体分子溶液の微量濃縮の手段として利用できることも開示している。
特許文献4は、静電噴霧を利用して、呼気または尿中の揮発性成分をさらに簡便に分析する装置を開示している。この分析装置では、呼気中の水蒸気および化学物質を霧化電極部に凝縮させた後、静電噴霧により帯電微粒子化させる。帯電微粒子が霧化電極部から化学物質検出部へ移動する間に、化学物質は濃縮される。その結果、呼気または尿中の揮発性成分を効率的に分析できる。
THE LANCET 353巻 pp.1930−1933(1999)
ANALYTICAL BIOCHEMISTRY 247巻 pp.272−278 (1997)
The American Journal of Cardiology pp.1593−1594 (2004)
Respiratory Physiology&Neurobiology 145巻 pp.295−300(2005)
従来の静電噴霧法を用いる分析装置は、静電気力により、化学物質検出部へ帯電微粒子を回収する。化学物質検出部への(1)帯電微粒子の衝突によるダメージ、および(2)高電圧印加による電気的ダメージを防ぐため、静電噴霧法を用いる分析装置は、化学物質回収部と化学物質検出部とを分離した構成になっていた。そのため、回収された帯電微粒子からなる凝縮液(特許文献4[0130]〜[0134])は、シリンジまたはキャピラリのような搬送手段により搬送されていた。しかしながら、シリンジまたはキャピラリのような搬送手段を使って、化学物質回収部から化学物質検出部へ凝縮液を搬送する時に、シリンジ内部に一部の凝縮液が残留していた。そのため、1μL程度しかない凝縮液に含有されている極微量の化学物質が、搬送中に損失するという課題があった。本発明は、上記従来の課題を解決し、気体試料に含有される極微量の化学物質を簡便かつ効率的に検出する方法であって、帯電微粒子の回収時に発生する化学物質検出用の電極へのダメージを低減し、かつ検出時に発生する化学物質の損失を抑制することを目的とする。
上記従来の課題を解決する本発明は、分析装置を用いて気体試料に含有される化学物質を検出する方法であって、以下の工程(a)〜(k)を具備する方法:
前記分析装置を用意する工程(a)、
ここで前記分析装置は、
容器と、前記容器に設けられ容器内へ掃気気体を注入する注入口と、前記容器に設けられ、注入された掃気気体を速やかに排出する排出口と、前記容器の外部に設けられ気体試料凝縮液もしくは気体試料溶解液を保持でき開口部を具備するサンプルケースと、前記容器の外部に設けられ、サンプルケースの開口部を塞ぐことのできるサンプルケースカバーと、前記容器の外部に設けられ、サンプルケースを上下に移動、及び温度の昇降を制御できるヒータと、前記容器に設けられ、サンプルケースの開口部、及びサンプルケースカバーと密着させることで、密封できる開放部と、前記容器の内部に設けられた霧化電極と、 前記霧化電極を冷却する冷却部と、前記容器の内部に設けられた対向電極と、前記霧化電極と前記対向電極との間に配置された中間電極とを具備し、前記液体試料はさらに水を含有し、前記サンプルケース開放部を容器の開放部の鉛直下に配置する工程(b)、 前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部と密着させ、サンプルケースと容器内を密封し、前記ヒータによりサンプルケースの温度を上昇させることで液体試料から取り出した揮発物質を、静電噴霧により濃縮し、対向電極上に第2凝縮液を得る工程(c)、 前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部から放す工程(d)、 検出電極を前記容器の開口部鉛直下に移動する工程(e)、 前記回収電極を移動し、第2凝縮液を検出電極に接触させ、前記対向電極と前記検出電極との間に直流電圧を印加し、生じた電流値に基づいて前記化学物質を検出する工程(g)、 サンプルケースカバーを前記容器の開放部と密着させることで容器を密封し、注入口から掃気気体を注入し、排出口から掃気気体を速やかに排出することで、容器101内部に残留する揮発物質を取り除く工程(h)、 サンプルケースカバーによって、サンプルケースに蓋をする工程(i)、 新たなサンプルケースカバーを容器の開放部の鉛直下に配置する工程(j)、 工程(b)〜工程(j)の動作を前記液体試料の数に応じて繰り返す工程(k)、に関する。
前記分析装置を用意する工程(a)、
ここで前記分析装置は、
容器と、前記容器に設けられ容器内へ掃気気体を注入する注入口と、前記容器に設けられ、注入された掃気気体を速やかに排出する排出口と、前記容器の外部に設けられ気体試料凝縮液もしくは気体試料溶解液を保持でき開口部を具備するサンプルケースと、前記容器の外部に設けられ、サンプルケースの開口部を塞ぐことのできるサンプルケースカバーと、前記容器の外部に設けられ、サンプルケースを上下に移動、及び温度の昇降を制御できるヒータと、前記容器に設けられ、サンプルケースの開口部、及びサンプルケースカバーと密着させることで、密封できる開放部と、前記容器の内部に設けられた霧化電極と、 前記霧化電極を冷却する冷却部と、前記容器の内部に設けられた対向電極と、前記霧化電極と前記対向電極との間に配置された中間電極とを具備し、前記液体試料はさらに水を含有し、前記サンプルケース開放部を容器の開放部の鉛直下に配置する工程(b)、 前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部と密着させ、サンプルケースと容器内を密封し、前記ヒータによりサンプルケースの温度を上昇させることで液体試料から取り出した揮発物質を、静電噴霧により濃縮し、対向電極上に第2凝縮液を得る工程(c)、 前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部から放す工程(d)、 検出電極を前記容器の開口部鉛直下に移動する工程(e)、 前記回収電極を移動し、第2凝縮液を検出電極に接触させ、前記対向電極と前記検出電極との間に直流電圧を印加し、生じた電流値に基づいて前記化学物質を検出する工程(g)、 サンプルケースカバーを前記容器の開放部と密着させることで容器を密封し、注入口から掃気気体を注入し、排出口から掃気気体を速やかに排出することで、容器101内部に残留する揮発物質を取り除く工程(h)、 サンプルケースカバーによって、サンプルケースに蓋をする工程(i)、 新たなサンプルケースカバーを容器の開放部の鉛直下に配置する工程(j)、 工程(b)〜工程(j)の動作を前記液体試料の数に応じて繰り返す工程(k)、に関する。
本発明の化学物質分析方法によれば、サンプルケースを直接容器の底面に設けた開口部に押し付けることにより、気体試料による汚染箇所を容器の内部だけにすることができる。濃縮工程の後に、検出電極の位置へ凝縮液を移動するので、帯電微粒子の衝突による検出電極のダメージを低減しうる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における分析装置の構成図を示す。
図1は、本発明の実施の形態1における分析装置の構成図を示す。
本発明の化学物質分析方法が、特許第4620186号に記載されている分析方法と最も異なる点は、複数のサンプルケースを連続的に静電噴霧し、外部に具備した複数の検出部によって、第2凝縮液を回収することにより化学物質の連続検出が可能になる点である。
<工程(a)>
以下に、分析装置100について説明する。
以下に、分析装置100について説明する。
分析部99の構造は、特許文献第4620186号に記載されている容器101の機能と形状、材質と相当する。
図3Aに示されるように、注入口102は、容器101に連通するように設けられている。注入口102は、容器101内へ掃気気体を注入するために用いられる。注入口102は、容器101へ掃気気体を速やかに注入できる位置に設けられることが好ましい。すなわち、注入口102は、容器101の側面に設けられることが好ましい。本発明では、注入口102の形状、寸法または材料は限定されない。注入口102の形状は、図3Aに示されるように直管状であっても良いし、途中に分岐が設けられても良い。注入口102は、1個であっても良いし、複数個であっても良い。
図3Aに示されるように、排出口103は、容器101に注入された掃気気体を排出するために用いられる。排出口103は、容器101に注入された掃気気体を速やかに排出し得る位置に設けられることが好ましい。排出口103は、注入口102の反対側となる側面に設けられることが好ましい。本発明では、排出口103の形状、寸法または材料は限定されない。排出口103の形状は、図3に示されるように直管状であっても良いし、途中に分岐が設けられても良い。排出口103は、1個であっても良いし、複数個であっても良い。
冷却部104については特許文献4620186号の機能、形状に相当する。変更点として、冷却部104の位置は、容器101の側面部であることが最も好ましいが、底面部や天井部でも良いし、これらを組み合わせて複数の冷却部104を設けても良い。
霧化電極105については特許文献4620186号の機能に相当する。変更点として、霧化電極105は、容器101の側面に設けられることが好ましい。霧化電極105は、容器101の底面に設けられても良い。容器101の側面に設けられる場合、霧化電極105は、容器101の側面から10mm以上離れていることが好ましい。容器101の側面に設けられる場合、霧化電極105の先端は、上方を向いていることが好ましい。
霧化電極105は、容器101に設けられた方向にスライドできることが好ましい。霧化電極105は、容器101に設けられた方向を軸に回転出来ても良い。霧化電極105は、自動でスライドすることが好ましいが、半自動または手動で行われても良い。
中間電極106については、特許文献4620186号の中間電極106に相当する。
対向電極107については、特許文献4620186号の機能に相当する。変更点として、対向電極107は、容器101に設けられた方向にスライドできることが好ましい。対向電極107は、自動でスライドできることが好ましいが、半自動または手動で行われても良い。
第2冷却部108については、特許文献4620186号の第2冷却部108に相当する。
開放部53は容器101の底面より濃縮室52に通じるように設けられている。開放部53は、後述するサンプルケース32が圧着できるように設けてある。開放部53は、容器101とサンプルケース32で密閉され凝縮できる位置に設けられることが好ましい。開放部53の周りにはサンプルケース32とサンプルケースカバー33を導入しやすいように導入形状が設けてあることが好ましい。開放部53の形状は円形、正方形、長方形、奇形が好ましい。開放部53の位置は底面が最も好ましいが、側部や天井部に設けられていても良い。
図4に示されるように、本発明の実施の形態1における、複数の検出電極109、検出センサー14を設けたセンサーディスク13の上面視を示す。図4において、図1〜図3と同じ構成要素については同じ符号を用いその説明を省略する。
検出電極109は、検出センサー14上に設けられている。検出センサー14は、センサーディスク13上に設けられている。センサーディスク13は可動である。センサーディスク13は、自動で移動することが好ましいが、手動、または半自動で移動しても良い。センサーディスク13は、分析装置100と脱着可能であることが好ましい。検出センサー14は、センサーディスク13に固定されていることが好ましい。検出センサー14は、センサーディスク13に脱着できても良い。検出センサー14が脱着可能な場合、検出センサー14の脱着は、手動で行われることが好ましいが、自動または半自動で行われても良い。検出電極109はセンサーディスク13に直接取り付けられていても良い。
センサーディスク13は、センサー回転中心505を中心に回転できることが好ましい。センサーディスク13を回転することにより、検出電極109を容易に移動させることができる。
センサーディスク13の形状は、円盤状であることが最も好ましい。センサーディスク13の形状は、多角形、台形、平行四辺形、長方形、楕円形、星形またはおむすび形でも良い。センサーディスク13の取扱いの利便性の観点から、センサーディスク13の直径は5mm以上300mm以下であることが好ましい。
センサーディスク13を移動させるために、センサーディスク13に駆動部を設けることが好ましい。センサーディスク13は自動で移動させられることが最も好ましい。センサーディスク13は、手動または半自動で移動させられても良い。センサーディスク13を移動させるために、センサーディスク13に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には、電磁石、モータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。
検出電極109の位置は対向電極107がスライドする面直方向に設けられることが好ましい。検出電極109の位置はできる限り対向電極107の近傍に設けられることが好ましいが、離れた位置に設けられても良い。センサーディスク13の取付け機構には、サンプルケース32内部の化学物質が点着しないように、カバーを設けることが好ましいが、設けられていなくても良い。検出電極109に点着する時はカバーが自動で移動することが望ましいが、手動、または半自動で移動しても良い。
検出センサー14は、センサーディスク13に1個設けられても良いし、複数個設けられても良い。複数個の検出センサー14をセンサーディスク13に設ける場合、同一種類の支持体を複数個設けても良いし、複数種類の支持体を設けても良い。検出センサー14は、センサー回転中心505の周りに設けることが好ましい。図4に示されるように、2個以上の検出センサー14は、センサー回転中心505を中心として円周上に設けられることが好ましい。2個以上の検出センサー14は、センサー回転中心505から等距離の位置に設けられることが好ましい。2個以上の検出センサー14は、等間隔で設けられることが好ましいが、異なる間隔で設けられても良い。
センサーディスク通り穴16はセンサーディスク13上に設けられている。センサーディスク通り穴16は、1個でも良いし複数個でも良い。センサーディスク通り穴16は、センサー回転中心505の周りに設けられることが好ましい。センサーディスク通り穴16は、センサー回転中心505を中心として円周上に設けられることが好ましい。2個以上のセンサーディスク通り穴16は、センサー回転中心505から等距離の位置に設けられることが好ましい。2個以上のセンサーディスク通り穴16は、等間隔で設けられることが好ましい。2個以上のセンサーディスク通り穴16は、異なる間隔で設けられても良い。検出センサー14は、センサーディスク通り穴16と交互に設けられることが好ましい。2個以上のセンサーディスク通り穴16は、同じ大きさであっても良いし、異なる大きさであっても良い。センサーディスク通り穴16は、サンプルケース32とサンプルケースカバー33が通過出来得る直径であることが好ましい。
図5(a)に示されるように、サンプルケース32は、液体試料62を蓄積させておく容器として機能する。サンプルケース32を通じて、物質の出入りは行われない。サンプルケース32は、静電噴霧を行う容器として機能する。
サンプルケース32の形状は、直方体、多面体、紡錘形、球形または流路形が好ましい。サンプルケース32の形状は、上面部が鍔形状であることが好ましい。サンプルケース32の容積は、10pl以上100ml以下が好ましい。サンプルケース32の容積は、1ml以上30ml以下がより好ましい。
サンプルケース32の材料は、吸着ガスまたは内蔵ガスの少ない材料であることが望ましい。サンプルケース32の材料は、金属であることが最も好ましい。金属はステンレスであることが好ましいが、アルミ、真ちゅうまたは黄銅でも良い。サンプルケース32の材料は、金属以外の無機材料でも良い。サンプルケース32の材料は、ガラス、シリコン、アルミナ、サファイア、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス、窒化シリコン、アルミナまたはシリコンカーバイドでも良い。サンプルケース32は、シリコン基板に二酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸化タンタルを被覆した材料で構成されても良い。
サンプルケース32の材料は、有機材料でも良い。有機材料は、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン、PEEKまたはテフロン(登録商標)が好ましい。サンプルケース32の材料に有機材料を用いる場合、サンプルケース32の外周面には金属薄膜をコーティングすることがより好ましい。金属薄膜は、ガスバリア性に優れる材料が好ましい。サンプルケース32の材料は、1種類の材料であっても良いし、複数の種類を組み合わせた材料であっても良い。
サンプルケース32は、堅固であることが好ましい。サンプルケース32は、エアーバック、バルーン、フレキシブルチューブまたはシリンジのように柔軟であっても良い。
図5(b)に示されるように、サンプルケースカバー33は、静電噴霧分析後、容器101内を掃気する為の密閉容器として機能する。サンプルケースカバー33は、静電噴霧、分析が終わったサンプルケース32内に残った液体試料62を放出させないようにする蓋として機能する。サンプルケースカバー33を通じて、物質の出入りは行われない。
サンプルケースカバー33の形状は、直方体、多面体、紡錘形、球形または流路形が好ましい。サンプルケースカバー33の形状は、上端部に鍔形状であることが好ましい。サンプルケースカバー33の容積は、5pl以上50ml以下が好ましい。サンプルケースカバー33の容積は、0.5ml以上10ml以下がより好ましい。
サンプルケースカバー33の材料は、吸着ガスまたは内蔵ガスの少ない材料であることが望ましい。サンプルケースカバー33の材料は、金属であることが最も好ましい。金属はステンレスであることが好ましいが、アルミ、真ちゅうまたは黄銅でも良い。サンプルケースカバー33の材料は、金属以外の無機材料でも良い。サンプルケースカバー33の材料は、ガラス、シリコン、アルミナ、サファイア、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス、窒化シリコン、アルミナまたはシリコンカーバイドでも良い。サンプルケースカバー33は、シリコン基板に二酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸化タンタルを被覆した材料で構成されても良い。
サンプルケースカバー33の材料は、有機材料でも良い。有機材料は、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン、PEEKまたはテフロン(登録商標)が好ましい。サンプルケースカバー33の材料に有機材料を用いる場合、サンプルケースカバー33の外周面には金属薄膜をコーティングすることがより好ましい。金属薄膜は、ガスバリア性に優れる材料が好ましい。サンプルケースカバー33の材料は、1種類の材料であっても良いし、複数の種類を組み合わせた材料であっても良い。
サンプルケースカバー33は、堅固であることが好ましい。サンプルケースカバー33は、エアーバック、バルーン、フレキシブルチューブまたはシリンジのように柔軟であっても良い。
図3Bに示されるように、注入口102および排出口103には、バルブ112aおよびバルブ112bがそれぞれ設けられていることが好ましい。バルブ112aおよび112bにより容器101を閉鎖可能にすることが好ましい。本発明では、バルブ112aおよび112bの材料、位置および種類は限定されない。バルブ112aおよびバルブ112bは、掃気気体の流れを制御するバルブであっても良い。バルブ112aおよびバルブ112bは、逆止弁でも良い。バルブ112aおよびバルブ112bは、ストップバルブでも良い。
図6は、本発明の実施の形態1における、複数のサンプルケース32とサンプルケースカバー33を配置、保持する機能を設けたサンプルケースベース31の上面図を示す。サンプルケースベース31は、サンプルケース32を配置、保持する機能を有する。サンプルケースベース31は、回転中心506を中心にして、サンプルケースベース31を回転させることが好ましい。サンプルケースベース31を回転することにより、サンプルケースベース31上に配置、保持されているサンプルケース32とサンプルケースカバー33を容易に移動させることができる。サンプルケースベース31は円盤形状であることが最も好ましい。サンプルケースベース31は、多角形、台形、平行四辺形、長方形、楕円形、星形またはおむすび形でも良い。
サンプルケースベース31が円盤形状である場合、サンプルケースベース31の直径は、10mm以上100mm以下であることが好ましい。取り扱いを容易とするため、サンプルケースベース31の直径は、10mm以上400mm以下であることがより好ましい。
サンプルケースベース31の材料は、無機材料でも良いし、有機材料でも良い。サンプルケースベース31の材料は、絶縁性を有することが好ましい。無機材料としては、ガラス、シリコン、アルミナ、サファイア、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス、窒化シリコンまたはシリコンカーバイトであることが好ましい。サンプルケースベース31の材料は、シリコン基板に二酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸化タンタルを被覆した無機材料であっても良い。有機材料としては、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン、PEEKまたはテフロン(登録商標)が好ましい。サンプルケースベース31の材料は、一種類であっても良いし、複数種類の材料を組み合わせた材料であっても良い。
サンプルケースベース31の表面は、撥水性であることが好ましいが、親水性であっても良い。
サンプルケースベース31を移動させるために、サンプルケースベース31に駆動部を設けることが好ましい。サンプルケースベース31は自動で移動させられることが最も好ましい。サンプルケースベース31は、手動または半自動で移動させられても良い。サンプルケースベース31を移動させるために、サンプルケースベース31に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には、電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。
サンプルケースベース31には、1個ずつのサンプルケース32とサンプルケースカバー33を配置、保持できることが好ましい。サンプルケースベース31には、2個ずつ以上のサンプルケース32とサンプルケースカバー33を配置、保持できても良い。サンプルケース32には、複数種類の液体試料62が蓄積されることが好ましい。サンプルケース32には、1種類であっても良い。サンプルケース32には、複数種類の液体試料62の中に同一種類の液体試料62があっても良い。
セット穴34は、回転中心506の周りに設けることが好ましい。2個ずつ以上のセット穴34は、回転中心506を中心として円周上に設けられることが好ましい。2個ずつ以上のセット穴34は、回転中心506から等距離の位置に設けられることが好ましい。2個ずつ以上のセット穴34は、等間隔で設けられることが好ましいが、異なる間隔で設けられても良い。2個ずつ以上のセット穴34は、同じ形状であっても良いし、異なる形状であっても良い。
サンプルケースベースカバー22は、サンプルケースベース31を覆うことができる。サンプルケースベースカバー22は、サンプルケースベース31に配置、保持されているサンプルケース32の液体試料62が放出されないよう、密閉する機能を有する。サンプルケースベースカバー22には、サンプルケースベース31を密閉させる為のパッド24を設けることが好ましい。パッド24は、サンプルケースベースカバー22とサンプルケースベース31と接触する部分に取付けることが好ましい。パッド24は、サンプルケースベースカバー22の全体に取付けられていることが、最も好ましいが最小限の範囲で取付けられていても良い。
サンプルケースベースカバー22は、上下方向に移動できることが最も好ましい。サンプルケースベースカバー22は、左右方向に移動できても良いが、回転移動しても良い。サンプルケースベースカバー22を移動させるために、サンプルケースベースカバー22に駆動部を設けることが好ましい。サンプルケースベースカバー22は自動で移動させられることが最も好ましい。サンプルケースベースカバー22は、手動または半自動で移動させられても良い。サンプルケースベースカバー22を移動させるために、サンプルケースベースカバー22に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には、電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。
サンプルケースベースカバー22の形状は、円盤形状であることが最も好ましい。サンプルケースベースカバー22の形状は、多角形、台形、平行四辺形、長方形、楕円形。星形、またはおむすび形でも良い。サンプルケースベースカバー22の形状は、サンプルケースベース31の形状と同形状が最も好ましい。サンプルケースベースカバー22の形状は、サンプルケースベース31の形状より大きい形状であっても良い。サンプルケースベースカバー22の直径は、10mm以上100mm以下であることが好ましい。取り扱いを容易とするため、サンプルケースベースカバー22の直径は、10mm以上400mm以下であることがより好ましい。
サンプルケースベースカバー22の材料は、無機材料でも良いし、有機材料でも良い。サンプルケースベースカバー22の材料は、絶縁性を有することが好ましい。無機材料としては、ガラス、シリコン、アルミナ、サファイア、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス、窒化シリコンまたはシリコンカーバイトであることが好ましい。サンプルケースベースカバー22の材料は、シリコン基板に二酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸化タンタルを被覆した無機材料であっても良い。有機材料としては、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン、PEEKまたはテフロン(登録商標)が好ましい。サンプルケースベースカバー22の材料は、一種類であっても良いし、複数種類の材料を組み合わせた材料であっても良い。
パッド24の材料は、吸着ガス、内蔵ガスの少ない材料であることが望ましい。パッド24の材料は、金属以外の有機材料であることが最も好ましい。有機材料は、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン、PEEKまたはテフロン(登録商標)が好ましい。パッド24の材料に有機材料を用いる場合、パッド24の外周面には金属皮膜をコーティングすることがより好ましい。金属皮膜は、ガスバリア性に優れている材料が好ましい。パッド24の材料は、金属でも良い。金属はステンレスであることが好ましいが、アルミ、真鍮または黄銅でも良い。パッド24の材料は、無機材料であっても良い。パッド24の材料は、ガラス、シリコン、アルミナ、サファイア、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス、窒化シリコン、またはシリコンカーバイトでも良い。
パッド24は、エアーバック、バルーン、フレキシブルチューブまたはシリンジのように柔軟であっても良い。
サンプルケースベースカバー22には、開放部53の直下に当たる位置にサンプルケースベースカバー通り穴23が設けられている。サンプルケースベースカバー通り穴23は、サンプルケース32とサンプルケースカバー33が通過できる機能を有する。サンプルケースベースカバー通り穴23の形状は、サンプルケース32とサンプルケースカバー33の形状と同形状とすることが最も好ましい。サンプルケースベースカバー通り穴23の形状は、円形状が好ましいが、多角形、台形、平行四辺形、長方形、楕円形。星形、またはおむすび形でも良い。
ヒータ34は、サンプルケース32に蓄積されている液体試料62の温度を上昇させる機能を有する。ヒータ34は、サンプルケース32を上昇、下降させる機能を有する。ヒータ34は、サンプルケースカバー33を上昇、下降させる機能を有する。ヒータ34は、サンプルケース32とサンプルケースカバー33を導入できる形状であることが好ましい。
ヒータ34は、サンプルケース32とサンプルケースカバー33の形状と同形状であることが好ましいが、異なる形状であっても良い。
ヒータ34は、熱電部が内側に設けられていることが好ましい。熱電部は、ラバーヒーターであっても良いしシリコンベルトヒータ、マイクロヒータ、小型セラミックヒータ、コードヒータまたはリボンヒータでも良い。
ヒータ34には、断熱部が外側に設けられていることが好ましい。断熱部は、熱伝導率の低い材料であることが好ましい。断熱部の材料は、ゴム、セラミックス、ガラスが好ましい。断熱部は、エアーギャップでも良い。エアーギャップの内容物は、空気または窒素であることが好ましい。
ヒータ34を移動させるために、ヒータ34に駆動部を設けることが好ましい。ヒータ34は自動で移動させられることが最も好ましい。ヒータ34は、手動または半自動で移動させられても良い。ヒータ34を移動させるために、ヒータ34に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には、電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。サンプルケース32とサンプルケースカバー33の移動量は、ステッピングモータまたはストッパにより制御されることが好ましい。
液体試料62を蓄積したサンプルケース32とサンプルケース33を配置、保持したサンプルケースベース31は、装置内に配置準備されることが好ましい。液体試料62を蓄積したサンプルケース32とサンプルケース33を配置、保持したサンプルケースベース31には、サンプルケースベースカバー22が蓋をした状態で準備されていることが好ましい。
センサーディスク13には、検出センサー14が設けられていることが好ましい。センサーディスク13は、装置内に配置準備されることが好ましい。
図7A〜図7Rは、実施の形態1における化学物質分析方法の工程動作の説明図を示す。図7A〜図7Rにおいては、図1〜図6と同じ構成要素について同じ符号を用いているため、それらの説明を省略する。
図2は工程(a)の準備段階を表す。
<工程(b)>
図7Aは、工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階を表す。工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階では、工程(a)の準備段階よりサンプルケースベースカバー22が上昇しサンプルケースベース31から離脱する。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31から速やかに離脱し次の動作に移行することが好ましい。
図7Aは、工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階を表す。工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階では、工程(a)の準備段階よりサンプルケースベースカバー22が上昇しサンプルケースベース31から離脱する。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31から速やかに離脱し次の動作に移行することが好ましい。
図7Bは、工程(b)のサンプルケースベース移動段階を表す。工程(b)のサンプルケースベース移動段階では、サンプルケースベース31が回転しサンプルケース32がヒータ34の上部に配置される。配置されるサンプルケース32は、サンプルケースカバー33の両隣のサンプルケース32であることが好ましい。配置されるサンプルケース32は、サンプルケースカバー33の両隣のサンプルケース32でなくても良い。サンプルケースベース31が回転移動するために、ステッピングモータであることが最も好ましい。サンプルケースベース31が回転移動するために、電磁石、モータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラでも良い。
図7Cは、工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階を表す。工程(b)のサンプルケースベースカバー移動段階では、サンプルケースベースカバー22が、下降しサンプルケースベース31に再びサンプルケースベースカバー22が蓋をして密閉することが好ましい。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベース31が移動後、速やかにサンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31に降着し蓋をすることが好ましい。
<工程(c)>
図7Dは、工程(c)のヒータ上昇、温度上昇段階を表す。工程(c)のヒータ上昇、温度上昇段階では、ヒータ34が上昇し液体試料62を蓄積したサンプルケース32を上昇させることが好ましい。ヒータ34は、サンプルケース32を上昇させながら液体試料62を蓄積したサンプルケース32の温度を上昇させることが好ましい。ヒータ34は、サンプルケース32を上昇させてから液体試料62を蓄積したサンプルケース32の温度を上昇させても良い。
図7Dは、工程(c)のヒータ上昇、温度上昇段階を表す。工程(c)のヒータ上昇、温度上昇段階では、ヒータ34が上昇し液体試料62を蓄積したサンプルケース32を上昇させることが好ましい。ヒータ34は、サンプルケース32を上昇させながら液体試料62を蓄積したサンプルケース32の温度を上昇させることが好ましい。ヒータ34は、サンプルケース32を上昇させてから液体試料62を蓄積したサンプルケース32の温度を上昇させても良い。
温度が上昇した液体試料62は、特許文献4620186号に相当する方法で気体試料に変化させることが好ましい。液体試料62はすべて気体試料に変化することが好ましい。液体試料62はすべて気体試料に変化しなくても良い。
ヒータ34を降温させ、特許文献4620186号に相当する方法で第2凝縮液206を対向電極107の先端に回収されることが好ましい。第2凝縮液206を対向電極107に回収されても良い。
<工程(d)>
図7Eは、工程(d)のヒータ下降段階を表す。工程(d)のヒータ下降段階では、ヒータ34が下降しサンプルケース32を元のサンプルケースベース31の位置に戻すことが好ましい。サンプルケースベースカバー22は、サンプルケースベース31から速やかに離脱しサンプルケースベース31が移動できる状態となることが好ましい。
図7Eは、工程(d)のヒータ下降段階を表す。工程(d)のヒータ下降段階では、ヒータ34が下降しサンプルケース32を元のサンプルケースベース31の位置に戻すことが好ましい。サンプルケースベースカバー22は、サンプルケースベース31から速やかに離脱しサンプルケースベース31が移動できる状態となることが好ましい。
図7Fは、工程(d)のサンプルケースベース移動段階を表す。工程(d)のサンプルケースベース移動段階では、サンプルケースカバー33がサンプルケースベース31の移動によりヒータ34の上部に配置されることが好ましい。液体試料62の放出を極力避けるため、サンプルケースカバー33は、静電噴霧後のサンプルケース32の両隣のサンプルケースカバー33をヒータ34の上部に配置することが最も好ましい。サンプルケースベース31に配置された任意のサンプルケースカバー33がサンプルケースベース31の移動によりヒータ34の上部に配置されることが好ましい。サンプルケースカバー33は、サンプルケース32に蓋としているものは使用しないことが重要である。
図7Gは、工程(d)のサンプルケースベースカバー閉蓋段階を表す。工程(d)のサンプルケースベースカバー閉蓋段階では、サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベース31が移動後、速やかにサンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31に降着し蓋をすることが好ましい。
<工程(e)>
図7Hは、工程(e)のセンサーディスク検出電極配置移動段階を表す。工程(e)のセンサーディスク検出電極配置移動段階では、センサーディスク13が移動し対向電極107の直下に検出センサー14上の検出電極109が配置されることが好ましい。センサーディスク13は、ヒータ34が通過後速やかに移動することが好ましい。センサーディスク13は、ヒータ34が下降してから移動しても良い。
図7Hは、工程(e)のセンサーディスク検出電極配置移動段階を表す。工程(e)のセンサーディスク検出電極配置移動段階では、センサーディスク13が移動し対向電極107の直下に検出センサー14上の検出電極109が配置されることが好ましい。センサーディスク13は、ヒータ34が通過後速やかに移動することが好ましい。センサーディスク13は、ヒータ34が下降してから移動しても良い。
<工程(f)>
図7Iは、工程(f)の対向電極、霧化電極移動段階を表す。工程(f)の対向電極、霧化電極移動段階では、対向電極107が第2凝縮液206を回収した状態で下降することが好ましい。対向電極107の先端がセンサーディスク13に設けられた検出センサー14の検出電極109近傍に移動することが好ましい。対向電極107の移動は、自動であることが好ましい。対向電極107の移動は、手動または半自動でも良い。対向電極107を移動させるために、対向電極107に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。
図7Iは、工程(f)の対向電極、霧化電極移動段階を表す。工程(f)の対向電極、霧化電極移動段階では、対向電極107が第2凝縮液206を回収した状態で下降することが好ましい。対向電極107の先端がセンサーディスク13に設けられた検出センサー14の検出電極109近傍に移動することが好ましい。対向電極107の移動は、自動であることが好ましい。対向電極107の移動は、手動または半自動でも良い。対向電極107を移動させるために、対向電極107に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストンまたはローラであることが好ましい。
対向電極107に回収されていた第2凝縮液206を、検出電極109へ移動させることが好ましい。第2凝縮液206を、重力により検出電極109へ移動させることが好ましい。第2凝縮液206を移動させるため、対向電極107は、下方を向いていることが好ましい。第2凝縮液206を、静電気により、検出電極109へ移動させても良い。第2凝縮液206を、表面張力により、検出電極109へ移動させても良い。第2凝縮液206を、毛細管現象により、検出電極109へ移動させても良い。
霧化電極105は、対向電極107が下降と同時に移動軌跡上から移動することが好ましい。霧化電極105は、対向電極107が下降する前に移動軌跡上から移動しても良い。霧化電極105は、センサーディスク13が移動すると同時に移動しても良い。
回収電極の移動は、自動であることが好ましい。霧化電極105の移動は、手動または半自動でも良い。霧化電極105を移動させるために、霧化電極105に駆動部を備えることが好ましい。駆動部には、電磁石、ステッピングモータ、プランジャ、ばね、エアピストン、カムまたはローラであることが好ましい。
<工程(g)>
図7Jは、工程(g)の、対向電極、霧化電極戻り移動段階を表す。工程(g)の対向電極、霧化電極移動段階では、対向電極107が上昇し元の位置まで戻ることが好ましい。対向電極107に回収された第2凝縮液206が付着していないことが好ましい。対向電極107に回収された第2凝縮液206が付着していても良い。
図7Jは、工程(g)の、対向電極、霧化電極戻り移動段階を表す。工程(g)の対向電極、霧化電極移動段階では、対向電極107が上昇し元の位置まで戻ることが好ましい。対向電極107に回収された第2凝縮液206が付着していないことが好ましい。対向電極107に回収された第2凝縮液206が付着していても良い。
霧化電極105は、対向電極107が上昇すると同時に元の位置に移動し戻ることが好ましい。霧化電極105は、対向電極107が上昇し元の位置に戻り終えた後に元の位置に移動し戻っても良い。
<工程(h)>
図7Kは、工程(h)のセンサーディスク通り穴配置移動段階を表す。工程(h)のセンサーディスク通り穴配置移動段階では、センサーディスク13が移動しセンサーディスク通り穴16が濃縮室52の直下に配置されることが好ましい。センサーディスク13は、対向電極107が上昇と同時に移動することが好ましい。センサーディスク13は、対向電極107が上昇し終えた後に移動しても良い。
図7Kは、工程(h)のセンサーディスク通り穴配置移動段階を表す。工程(h)のセンサーディスク通り穴配置移動段階では、センサーディスク13が移動しセンサーディスク通り穴16が濃縮室52の直下に配置されることが好ましい。センサーディスク13は、対向電極107が上昇と同時に移動することが好ましい。センサーディスク13は、対向電極107が上昇し終えた後に移動しても良い。
図7Lは、工程(h)のサンプルケースカバー移動段階を表す。工程(h)のサンプルケースカバー移動段階では、ヒータ34が上昇しサンプルケースカバー33を上昇させることが好ましい。サンプルケースカバー33がヒータ34により容器101底面に押し当てられることが好ましい。サンプルケースカバー33と容器101が密着し濃縮室52内の気体が外部に漏れないことが重要である。サンプルケースカバー33は負圧により容器101に密着している状態を保つ。この状態では、容器101はサンプルケースかカバー33によって密閉されていることが重要である。注入口102から掃気気体を注入し、排出口103から掃気気体を速やかに排出することで、容器101内部に残留する揮発物質を取り除く。この際に、ヒーターなどを用いて、濃縮室の温度を上げることが好ましい。濃縮室52内の圧力は負圧を保つ。
図7Mは、工程(h)のヒータ下降段階を表す。工程(h)のヒータ下降段階では、サンプルケースカバー33が容器101の底面に密着している状態を保ち、ヒータ34を下降し元の位置に戻ることが好ましい。
<工程(i)>
サンプルケースベースカバー22が上昇しサンプルケースベース31から離脱する。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31から速やかに離脱し次の動作に移行することが好ましい。
サンプルケースベースカバー22が上昇しサンプルケースベース31から離脱する。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31から速やかに離脱し次の動作に移行することが好ましい。
図7Nは、工程(i)のサンプルケースベース移動段階を表す。工程(j)のサンプルケースベース移動段階では、サンプルケースベース31を移動し静電噴霧し終わった後のサンプルケース32がヒータ34の上部に配置されることが好ましい。
図7Oは、工程(i)のサンプルケースベースカバー移動段階を表す。工程(i)のサンプルケースベースカバー移動段階では、サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベース31が移動後、速やかにサンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31に降着し蓋をすることが好ましい。
図7Pは、工程(i)のサンプルケース上昇段階を表す。工程(i)のサンプルケース上昇段階では、ヒータ34が上昇し液体試料62を揮発し終わった後のサンプルケース32を押し上げることが好ましい。ヒータ34が、上昇しサンプルケース32を持ち上げサンプルケースカバー33に押し当てることが好ましい。
ヒータ34により、サンプルケース32がサンプルケースカバー33に押し当てられてから次の動作を行うことが重要である。濃縮室52内の圧力を大気圧にすることが好ましい。濃縮室52内の圧力を大気圧にしていく状態でも良い。
<工程(j)>
図7Qは、工程(j)のヒータ下降段階を表す。工程(j)のヒータ下降段階では、ヒータ34が下降し元の位置に戻ることが好ましい。サンプルケースカバー33がサンプルケース32に蓋をしている状態になることが好ましい。サンプルケースカバー33がサンプルケース32の上にのっている状態でも良い。
図7Qは、工程(j)のヒータ下降段階を表す。工程(j)のヒータ下降段階では、ヒータ34が下降し元の位置に戻ることが好ましい。サンプルケースカバー33がサンプルケース32に蓋をしている状態になることが好ましい。サンプルケースカバー33がサンプルケース32の上にのっている状態でも良い。
サンプルケースカバー33がサンプルケース32に蓋をしている状態で下降しサンプルケースベース31に配置されることが好ましい。サンプルケースカバー33がサンプルケース32の上にのっている状態で下降しサンプルケースベース31に置かれても良い。
サンプルケースベースカバー22が上昇しサンプルケースベース31から離脱する。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31から速やかに離脱し次の動作に移行することが好ましい。
図7Rは、工程(j)のサンプルケースベース移動段階を表す。工程(j)のサンプルケースベース移動段階では、サンプルケースベース31が、移動しサンプルケースカバー33がヒータ34の上部に配置される。サンプルケースカバー33は、サンプルケース32に蓋をしている以外を使用することが重要である。
サンプルケースベースカバー22が、下降しサンプルケースベース31に再びサンプルケースベースカバー22が蓋をして密閉することが好ましい。サンプルケース32内の液体試料62が放出し難くするために、サンプルケースベース31が移動後、速やかにサンプルケースベースカバー22がサンプルケースベース31に降着し蓋をすることが好ましい。
<工程(k)>
工程(k)は、工程(b)〜工程(j)の動作を液体試料62の数に応じて繰り返す工程である。液体試料62が蓄積されたサンプルケース32が配置された数内で工程を繰り返しても良い。
工程(k)は、工程(b)〜工程(j)の動作を液体試料62の数に応じて繰り返す工程である。液体試料62が蓄積されたサンプルケース32が配置された数内で工程を繰り返しても良い。
本発明の化学物質分析方法は、生体分子分析装置または大気汚染物質分析装置のような環境、食品、住宅、自動車または警備分野へ利用され得る。本発明の化学物質分析方法は、生活習慣病診断装置、尿診断装置、呼気診断装置またはストレス計測器のような医療分野またはヘルスケア分野へも利用され得る。
13.センサーディスク
14.検出センサー
16.センサーディスク通り穴
22.サンプルケースベースカバー
23.サンプルケースベースカバー通り穴
24.パッド
31.サンプルケースベース
32.サンプルケース
33.サンプルケースカバー
34.ヒータ
52.濃縮室
53.開放部
99.分析部
100.分析装置
101.容器
102.注入口
103.排出口
104.冷却部
105.霧化電極
106.中間電極
107.対向電極
108.第2冷却部
109.検出電極
112a、112b.バルブ
505.センサー回転中心
506.回転中心
14.検出センサー
16.センサーディスク通り穴
22.サンプルケースベースカバー
23.サンプルケースベースカバー通り穴
24.パッド
31.サンプルケースベース
32.サンプルケース
33.サンプルケースカバー
34.ヒータ
52.濃縮室
53.開放部
99.分析部
100.分析装置
101.容器
102.注入口
103.排出口
104.冷却部
105.霧化電極
106.中間電極
107.対向電極
108.第2冷却部
109.検出電極
112a、112b.バルブ
505.センサー回転中心
506.回転中心
Claims (1)
- 分析装置を用いて気体試料凝縮液もしくは気体試料溶解液になどの液体試料に含有される揮発性化学物質を検出する方法であって、以下の工程
(a)〜(k)を具備する方法:
前記分析装置を用意する工程(a)、
ここで前記分析装置は、
容器と、
前記容器に設けられ、容器内へ掃気気体を注入する注入口と、
前記容器に設けられ、注入された掃気気体を速やかに排出する排出口と、
前記容器の外部に設けられ、気体試料凝縮液もしくは気体試料溶解液を保持でき、開口部を具備するサンプルケースと、
前記容器の外部に設けられ、サンプルケースの開口部を塞ぐことのできるサンプルケースカバーと、
前記容器の外部に設けられ、サンプルケースを上下に移動、及び温度の昇降を制御できるヒータと、
前記容器に設けられ、サンプルケースの開口部、及びサンプルケースカバーと密着させることで、密封できる開放部と、
前記容器の内部に設けられた霧化電極と、
前記霧化電極を冷却する冷却部と、
前記容器の内部に設けられた対向電極と、
前記霧化電極と前記対向電極との間に配置された中間電極とを具備し、
前記液体試料はさらに水を含有し、
前記サンプルケース開放部を容器の開放部の鉛直下に配置する工程(b)、
前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部と密着させ、サンプルケースと容器内を密封し、前記ヒータによりサンプルケースの温度を上昇させることで液体試料から取り出した揮発物質を、静電噴霧により濃縮し、対向電極上に第2凝縮液を得る工程(c)、
前記サンプルケースを移動させサンプルケースの開口部から放す工程(d)、
検出電極を前記容器の開口部鉛直下に移動する工程(e)、
前記回収電極を移動し、第2凝縮液を検出電極に接触させ、前記対向電極と前記検出電極との間に直流電圧を印加し、生じた電流値に基づいて前記化学物質を検出する工程(g)、
サンプルケースカバーを前記容器の開放部と密着させることで容器を密封し、注入口から掃気気体を注入し、排出口から掃気気体を速やかに排出することで、容器101内部に残留する揮発物質を取り除く工程(h)、
サンプルケースカバーによって、サンプルケースに蓋をする工程(i)、
新たなサンプルケースカバーを容器の開放部の鉛直下に配置する工程(j)
工程(b)〜工程(j)の動作を前記液体試料の数に応じて繰り返す工程(k)
を具備する。
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Cited By (2)
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-
2012
- 2012-02-24 JP JP2012038465A patent/JP2013174488A/ja active Pending
Cited By (6)
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WO2021002431A1 (ja) * | 2019-07-04 | 2021-01-07 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置 |
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