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JP2013168853A - 受信装置、受信方法および受信プログラム - Google Patents

受信装置、受信方法および受信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信における伝搬路推定精度を大幅に改善することができる受信装置、受信方法および受信プログラムを提供する。
【解決手段】GI除去部b102−nは、受信信号からGIを除去する。FFT部b103−nは、ステップS101で得られる信号に対して時間周波数変換を行う。デマッピング部b104−nは、得られる周波数領域の信号から、データ、第1のパイロットシンボル、第2のパイロットシンボルそれぞれが送信されたリソースエレメントの受信信号を分離する。パス抽出部b105−nは、第1のパイロットシンボルを用いて推定に有効なパスの抽出を行う。伝搬路推定部b106−nは第2のパイロットシンボルを用いて第1のCFR推定値を算出し、パス抽出部が抽出したパス位置情報と第1のCFR推定値を用いてCIR推定値を算出し、その後第2のCFR推定値に変換する。
【選択図】図7

Description

本発明は、LTEやLTE−Aなどの無線通信システムにおいて、復調用の伝搬路推定を行う受信装置、受信方法および受信プログラムに関する。
無線通信においては、特に広帯域伝送の場合、先行して受信するパスに加え、建物や山などの障害物からの反射を経由する等して遅延して到来するパスが存在し、このように複数のパスが到来する環境をマルチパス環境という。近年、このようなマルチパス環境で高速・高信頼伝送を実現する手法としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)が注目されており、LTE(Long Term Evolution)やLTE−A(LTE-Advanced)等の次世代移動通信システム、無線LAN、放送等の様々な分野で採用されている。受信装置がOFDM信号を復調する場合には、チャネル推定を行って、サブキャリア毎に伝搬路の周波数応答(Channel Frequency Response;CFR)を算出する必要がある。これを実現するため、受信装置がその波形(あるいは、その信号系列)を予め記憶するパイロットシンボルを、送信装置から受信装置へ送信する方法がある。そのパイロットシンボルを用いて高精度なチャネル推定を行うには、高精度な遅延プロファイル(Power Delay Profile;PDP)が必要となる。
特許文献1には、チャネルインパルス応答を推定する方法が記載されている。その方法は、パス抽出と、その抽出されたパス情報を用いたチャネルインパルス応答推定の二段階の処理から成る。OFDMにこの技術を用いる場合、推定されたチャネルインパルス応答に時間周波数変換を施して周波数応答に変換してから用いる。
特表2002−527997号公報
しかしながら、LTE−Aでは復調用の伝搬路推定を行うための参照信号として、ユーザ固有の復調用参照信号(Demodulation Reference Signal;DMRS)を用いており、ユーザの使用する帯域にしか参照信号が存在しないため、PDPの推定精度が低下し、結果として伝搬路推定精度も低下するという問題がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、無線通信における伝搬路推定精度を大幅に改善することができる受信装置、受信方法および受信プログラムを提供しようとするものである。
本発明は、復調以外の用途のパイロットシンボルである第1のパイロットシンボルを用いて電力遅延プロファイルを得る電力遅延プロファイル設定部と、前記電力遅延プロファイルと復調用のパイロットシンボルである第2のパイロットシンボルとを用いて伝搬路推定を行う伝搬路推定部と、を備えることを特徴とする受信装置である。
本発明の受信装置において、前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは異なるリソースに配置されていることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは、空間方向の多重方法が異なることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは、配置される帯域幅が異なることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記第1のパイロットシンボルよりも前記第2のパイロットシンボルの方が配置される帯域幅が狭いことを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記第2のパイロットシンボルにデータ信号と同じプリコーディングがかかっていることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記電力遅延プロファイル設定部は、有効なパスを抽出してパス情報を生成するパス抽出部として動作し、
前記伝搬路推定部は、前記第2のパイロットシンボルを用いて、前記第2のパイロットシンボルが送信されるサブキャリアにおける周波数応答である第1の周波数応答を推定する第1の周波数応答推定部と、前記パス情報と前記第1の周波数応答を用いて、チャネルインパルス応答を推定するチャネルインパルス応答推定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記パス抽出部は、第1のパイロットシンボルを用いて、電力遅延プロファイル測定用の周波数応答である仮周波数応答を推定する仮周波数応答推定部と、前記仮周波数応答を仮チャネルインパルス応答に変換する周波数時間変換部と、前記仮チャネルインパルス応答のうち、電力の高い順に所定の数のパスを抽出するパス位置抽出部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記パス抽出部は、選択したパスに候補パスを追加してテストチャネルインパルス応答を推定し、前記テストチャネルインパルス応答の伝搬路適合度を算出し、前記候補パスのうち、追加前の伝搬路適合度を下回るものを削除し、削除されなかった前記伝搬路適合度のうち、大きい順に所定の数のものを選択し、それらに対応する候補パスを新たな選択パスとして選択する一連の処理を、候補パスの個数が所定の数を下回るまで繰り返す、ことを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記パス抽出部は、前記伝搬路適合度として、前記仮周波数応答と前記候補パスを追加した場合の伝搬路推定値の誤差の評価値と、抽出したパス数が多くなることへのペナルティとの和を用いる、ことを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記伝搬路推定部は、前記チャネルインパルス応答推定部が出力するチャネルインパルス応答に時間周波数変換を行い、復調用の周波数応答である第2の周波数応答に変換する、ことを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記電力遅延プロファイル設定部は、前記仮周波数応答推定部と、前記周波数時間変換部と、前記周波数時間変換部が出力する前記仮チャネルインパルス応答の電力を算出し、その電力を電力遅延プロファイルに変換し、周波数相関を算出するパス・区間変換部を備える区間抽出部として動作し、
前記伝搬路推定部は、前記第1の周波数応答と、前記周波数相関を用いて、復調用の周波数応答である第2の周波数応答を算出する、ことを特徴とする。




また、本発明は、復調以外の用途のパイロットシンボルである第1のパイロットシンボルを用いて電力遅延プロファイルを得る電力遅延プロファイル設定過程と、前記電力遅延プロファイルと復調用のパイロットシンボルである第2のパイロットシンボルとを用いて伝搬路推定を行う伝搬路推定過程と、を備えることを特徴とする受信方法である。
また、本発明は、前記受信方法をコンピュータに実行させるための受信プログラムである。
この発明によれば、伝搬路推定精度を大幅に改善することができ、精度の向上した伝搬路推定値を用いることで、MIMO分離の精度を改善することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概要を示す図である。 送信装置a1が送信する送信信号を表す図である。 送信装置a1の構成を示す概略ブロック図である。 マッピング部a104−nTが変調シンボルとパイロットシンボルをマッピングする例を示す図である。 マッピング部a104−nが変調シンボルとパイロットシンボルをマッピングする例である。 CSI−RSの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置b1の構成を示す概略ブロック図である。 パス抽出部b105−nの構成を示す概略ブロック図である。 伝搬路推定部b106−nの構成を示す概略ブロック図である。 第iシンボルの送信アンテナa1−nからの送信信号snT,i(t)の構成を示す図である。 受信部b102−nが受信した受信信号の第iシンボル付近の構成を示す図である。 符号ベクトルdを示す図である。 仮CFR推定値にIFFT等の周波数時間変換を施し、離散遅延時間0〜L−1までのパスのみを抽出して得られる波形の1例を示す図である。 入力される位置情報を統合する1例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る受信装置b2の構成を示す概略ブロック図である。 パス抽出部b205−nの構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る受信装置b3の構成を示す概略ブロック図である。 区間設定部b305−nの構成を示す概略ブロック図である。 仮CIR推定値を、連続値のPDPに変換する1例を示す図である。 伝搬路推定部b306−nの構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概要を示す図である。
無線通信システムは、送信装置a1および受信装置b1、受信装置101〜103を備える。送信装置a1は、例えば、移動通信システムの基地局(「基地局装置」と言うことがある。)であり、受信装置b1、受信装置101〜103は、当該システムの端末(「端末装置」、「移動局」または「移動局装置」と言うことがある。)である。
図2は、送信装置a1が送信する送信信号を表している。受信装置b1、受信装置101〜103に送信される信号は、帯域201〜204のいずれかに割り当てられる。以後、送信装置a1から受信装置b1への送受信について説明する。また、受信装置b1への信号は帯域202を用いるものとして説明する。これは、他の帯域であってもよい。なお、上記の説明では、受信装置の数を4とし、周波数帯域を4つに分割する場合について説明したが、4つでなくともよく、任意であり、例えば2や8等でもよい。
送信装置a1は、N個の送信アンテナa1−1〜a1−Nを備え、そして受信装置b1は、N個の受信アンテナb1−1〜b1−Nを備える。したがって、無線通信システムは、N×N MIMO、特に、N×Nのシングルユーザー MIMOを構成する。なお、MIMOのことを「マイモ」や「ミモ」と言うことがある。
図3は、送信装置a1の構成を示す概略ブロック図である。
送信装置a1は、符号部a101、変調部a102−n、パイロット生成部a103、マッピング部a104−n、プリコーディング部a105、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)部a106−n、GI(Guard Interval;ガードインターバル)挿入部a107−n、送信部a108−nを含んで構成される。ここで、n=1、2、・・・、Nである。図3では、送信アンテナa1−nを併せて示す。
符号部a101は、受信装置b1に送信する情報ビットに対して、畳込み符号、ターボ符号、LDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティ検査)符号などの誤り訂正符号を用いて符号化し、符号化ビットを生成する。符号部a101は、生成した符号化ビットを変調部a102−nに出力する。以後、受信装置b1に送信する信号のストリーム数をUとし、N個の変調部a102−nのうち、U個のみを用いる。なお、ここでUは送信ストリーム数である。なお、1つの変調部の出力をシリアルパラレル変換により∪個の信号系列を生成しても良い。
変調部a102−nは、符号部a101から入力される符号化ビットを、PSK(Phase Shift Keying:位相変調)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)などの変調方式を用いて変調し、変調シンボルを生成する。変調部a102−uは、生成した変調シンボルをマッピング部a104−nに出力する。
パイロット生成部a103は、受信装置b1が伝搬路推定を行うための参照信号として、U通りのパイロットシンボルを生成し、マッピング部a104−nに出力する。また、パイロット生成部a103は、受信装置101〜103が伝搬路推定を行うための参照信号も生成する。詳細はマッピング部a104−nと併せて説明する。
マッピング部a104−nは、変調部a102−nから入力される変調シンボルと、パイロット生成部a103から入力されるパイロットシンボルを、予め定められたマッピング情報に基づいてリソースエレメント(時間−周波数帯域)にマッピングして周波数領域の信号を生成し、生成した周波数領域の信号をIFFT部(周波数時間変換部ともいう)a106−nに出力する。なお、リソースエレメントとは、送信装置a1が送信するフレームにおいて1つのサブキャリアと1つの後述するFFT区間から成る、変調シンボルを配置する単位である。また、マッピング情報は、送信装置a1が決定し、送信装置a1から受信装置b1へ予め通知される。
プリコーディング部a105は、マッピング部a104−nから入力される変調シンボルとパイロットシンボルにプリコーディングを施す。なお、CRSにはプリコーディングは行わない。その後、IFFT部a106−nへ出力する。
IFFT部a106−nは、プリコーディング部a105から入力される周波数領域の信号を周波数−時間変換し、時間領域の信号を生成する。ここで、IFFTを行う単位の時間区間をFFT区間という。IFFT部a106−nは、生成した時間領域の信号をGI挿入部a107−nに出力する。
GI挿入部a107−nは、IFFT部a106−nから入力される時間領域の信号に対して、FFT区間の信号毎にGIを付加する。ここで、GIとは、FFT区間の信号の後方の一部を複製したものである。また、ゼロ区間やGolay符号等を用いた既知信号区間としてもよい。GI挿入部a107−nは、このような信号をFFT区間の信号の前方に付加する。
なお、FFT区間と、GI挿入部a107−nがその時間区間の信号に付加したGIの時間区間(GI区間という)と、を併せてOFDMシンボル区間という。また、OFDMシンボル区間の信号をOFDMシンボルという。GI挿入部a107−nは、GIを付加した信号を送信部a108−nに出力する。
なお、GIをFFT区間の後方に挿入してもよい。また、GIはサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix;CP)とも呼ばれる。
送信部a108−nは、GI挿入部a107−nから入力される信号をデジタル・アナログ(DA)変換し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部a108−nは、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナa1−nから受信装置b1へ送信する。
図4は、マッピング部a104−nが変調シンボルとパイロットシンボルをマッピングする例であり、LTE−A又はLTEにおいてCRS(Cell specific Reference Signal)をパイロットシンボルとして挿入する場合について示している。CRSは、セル固有のパイロットシンボルであり、同一セルにいる端末は、同じものを受信する。1つの四角はリソースエレメントを表しており、図の401〜404のそれぞれに見られるように、時間方向に14個、周波数方向に12個配置された様子を表している。ここで、リソースエレメントとは、送信装置a1が送信する信号において、周波数軸上の1つのサブキャリアと時間軸上の1つのシンボル区間とから成る単位である。なお、この時間方向に14個、周波数方向に12個配置された単位をサブフレームと呼ぶ。CRSでは、4送信アンテナまでしかサポートしておらず、後述するDMRSと異なりプリコーディングも施されていないため、DMRS(Demodulation Reference Signal)を用いて復調を行うユーザが復調用の伝搬路推定に用いることはできない。以後、CRSの送信アンテナ数をN'とする。
図5は、マッピング部a104−nが変調シンボルとパイロットシンボルをマッピングする例であり、LTE−AにおいてDMRSをパイロットシンボルとして挿入する場合について示している。図5の501について説明すると、DMRSが配置されているサブキャリア(1、6、11)毎に、DMRSを配置できるリソースエレメントがサブフレーム中に4つ存在する。この4つのリソースエレメントに、パイロットシンボルが最大4ストリーム分、プリコーディングを施した後にコード多重されて挿入される。また、図5の502の挿入パターンも用意されており、他のストリームの分のパイロットシンボルを挿入できるので、最大で8ストリームまで多重することができる。
図2に戻ると、CRSは201〜204の全帯域に挿入されるが、DMRSは割り当てられた帯域にのみ挿入される。すなわち、受信装置b1へのDMRSは帯域202にのみ挿入される。以後の説明では、第1のパイロットシンボルをパス位置検出用、第2のパイロットシンボルをチャネルインパルス応答推定用のパイロットシンボルとして用い、本実施形態では、一例として第1のパイロットシンボルをCRS、第2のパイロットシンボルをDMRSとして説明する。ただし、本発明はこれに限らず、第1のパイロットシンボルと第2のパイロットシンボルが異なるパイロット配置であれば本発明に含まれる。また、配置が異なるとは、異なる周波数、時間など、異なるリソースエレメントに配置されていればよい。また、パイロットシンボルの種類が同じであっても、第1のパイロットシンボルと第2のパイロットシンボルに分けることは可能であり、例えば、パイロットシンボル系列の奇数番目を第1のパイロットシンボル、偶数番目のパイロットシンボル系列を第2のパイロットシンボル系列とすることができる。また、例えば、第1のパイロットシンボルは、CRSではなく、図6に示すLTE−AのCSI−RS(CSI-Reference Signal)等でもよい。CSI−RSは、基地局にチャネル状態をフィードバックするために使用されるパイロットシンボルである。図6はCSI−RSの一例を示しており、601〜604は、1つのサブフレームの中にCSI−RSを配置するリソースエレメントが2つ用意されており、2つのストリームをコード多重して挿入する。それが4つ用意されているので、8ストリームまで挿入することができる。CSI−RSは、CRSと同様に全帯域に挿入される。また、LTE−Aのパイロットシンボルでなくてもよい。
また、以後の説明では、第1のパイロットシンボルと第2のパイロットシンボルが同じサブフレームに挿入される場合において説明するが、それぞれが時間的に異なるサブフレームに挿入される場合であってもよい。
図7は、本実施形態に係る受信装置b1の構成を示す概略ブロック図である。
この図において、受信装置b1は、受信部b101−n、GI除去部b102−n、FFT部(時間周波数変換部ともいう)b103−n、デマッピング部b104−n、パス抽出部b105−n、伝搬路推定部b106−n、MIMO分離部b107、復号部b108を含んで構成される。ここで、n=1、2、・・・、Nである。図7では、受信アンテナb1−nを併せて示す。
受信部b101−nは、送信装置a1が送信した送信信号を、受信アンテナb1−nを介して受信する。受信部b101−nは、受信した信号に対して、周波数変換及びアナログ−ディジタル(AD)変換を行う。
GI除去部b102−nは、受信部b101−nから入力される信号から、GIを除去し、FFT部b103−nへ出力する。
FFT部b103−nは、GI除去部b102−nから入力される時間領域の信号に対して時間周波数変換を行い、変換した周波数領域の信号をデマッピング部b104−nへ出力する。
デマッピング部b104−nは、送信装置a1から予め通知されたマッピング情報に基づいてデマッピングし、データとパイロットシンボルを分離する。分離された第1のパイロットシンボルをパス抽出部b105−n、第2のパイロットシンボルを伝搬路推定部b106−n、データをMIMO分離部b107へ出力する。
パス抽出部b105−nは、デマッピング部b104−nから入力される第1のパイロットシンボルを用いてパス情報を算出し、伝搬路推定部b106−nへ出力する。具体的な処理は、図8を用いて後述する。
伝搬路推定部b106−nは、デマッピング部b104−nから入力される第2のパイロットシンボルと、パス抽出部b105−nから入力されるパス情報を用いて第2のCFR推定値を算出し、MIMO分離部b107へ出力する。具体的な処理は、図9を用いて後述する。
MIMO分離部b107は、伝搬路推定部b106−nから入力されるU通りの第2のCFR推定値、すなわちQR通りの第2のCFR推定値を用いて、ZF(Zero Forcing)基準、MMSE(最小平均二乗誤差:Minimum Mean Square Error)基準等のフィルタ係数を算出し、MIMO分離を行う。あるいは、QR通りの第2のCFR推定値を用いて、MLD(最尤検出:Maximum Likelihood Detection)等の非線形処理を用いて分離を行なってもよい。これらの公知技術を用いて、ビット対数尤度比(Log Likelihood Ratio;LLR)を算出し、復号部b108へ出力する。
復号部b108は、MIMO分離部b107から入力されるビットLLRを用いて、例えば、最尤復号法(Maximum Likelihood Decoding)、最大事後確率(Maximum A posteriori Probability;MAP)、log−MAP、Max−log−MAP、SOVA(Soft Output Viterbi Algorithm)等を用いて、復号処理を行う。
図8は、パス抽出部b105−nの構成を示す概略ブロック図である。
この図において、パス抽出部b105−nは、分離部b105−n−1、仮CFR(周波数応答:Channel Frequency Response)推定部b105−n−2−n'、FFT部b105−n−3−n'、パス位置抽出部b105−n−4−n'、パス位置統合部b105−n−5を含んで構成される。ここで、n'=1、2、・・・、N'である。
分離部b105−n−1は、デマッピング部b104−nから入力される、第1のパイロットシンボルが挿入されたリソースエレメントの受信信号をストリーム毎に分離し、第n'ストリームの分を仮CFR推定部b105−n−2−n'へ出力する。
仮CFR推定部b105−n−2−n'は、第1のパイロットシンボルが挿入されているサブキャリアのCFRを推定する(仮CFR推定値と呼ぶ)。仮CFR推定値をIFFT部b105−n−3−n'へ出力する。
IFFT部b105−n−3−n'は、仮CFR推定部b105−n−2−n'から入力される仮CFR推定値に周波数時間変換を行い、仮チャネルインパルス応答(Channel Impulse Response;CIR)推定値に変換する。仮CIR推定値をパス位置抽出部b105−n−4−n'に出力する。
パス位置抽出部b105−n−4−n'は、IFFT部b105−n−3−n'から入力される仮CIR推定値のうち、電力の高い順にN個のパスを抽出する。抽出したパス情報をパス位置統合部b105−n−5へ出力する。なお、Nの値は、50、60、70等、受信装置b1の設計段階で決めておいてもよいし、設計段階では可変として受信装置b1のファームウェアやソフトウェアをアップデートする際に更新する等をしてもよい。
パス位置統合部b105−n−5は、パス位置抽出部b105−n−4−n'から入力されるN'通りのパス情報を統合し、伝搬路推定部b106−nへ出力する。この動作は動作原理と併せて後述する。
図9は、伝搬路推定部b106−nの構成を示す概略ブロック図である。
この図において、伝搬路推定部b106−nは、第1のCFR推定部b106−n−1、CIR推定部b106−n−2−u、第2のCFR推定部b106−n−3−uを含んで構成される。ここで、u=1、2、・・・、Umaxである。なお、Umaxは受信装置b1が受信できる最大のストリーム数である。送信ストリーム数がU個の場合は、u=1、2、・・・、Umaxのうち、U個のみを用いる。これは以後も同様である。
第1のCFR推定部b106−n−1は、デマッピング部b104−nから入力される第2のパイロットシンボルを用いて、第2のパイロットシンボルが挿入されているサブキャリアの第1のCFRを、多重されているU個のストリームの分だけ推定する。第2のパイロットシンボルがDMRSである場合は、対象となるサブキャリアでコード多重されているDMRSを解けばよい。推定した第uストリームの第1のCFR推定値をCIR推定部b106−n−2−uへ出力する。
CIR推定部b106−n−2−uは、第1のCFR推定部b106−n−1から入力される第uストリームの第1のCFR推定値と、パス抽出部b105−nから入力されるパス情報とを用いてCIR推定値を算出する。算出したCIR推定値を第2のCFR推定部b106−n−3−uへ出力する。
第2のCFR推定部b106−n−3−uは、CIR推定部b106−n−2−uから入力されるCIR推定値に時間周波数変換を行い、CFRに変換する(第2のCFRと呼ぶ)。第2のCFR推定部b106−n−3−uは、算出した第2のCFR推定値をMIMO分離部b107へ出力する。
<動作原理について>
以下、受信装置b1の動作原理について、図7を参照しながら説明する。
受信部b102−nが受信した時刻tの受信信号rnR(t)は、次式(1)〜(3)で表わされる。
Figure 2013168853
ここで、Tは最大遅延時間、hnR,nT(τ)は、送信アンテナa1−nから受信アンテナb1−nへの、遅延時間τにおける複素振幅、snT(t)は送信アンテナa1−nからの送信信号、znR(t)は受信アンテナb1−nにおける雑音、snT,i(t)は第iシンボルのみの送信アンテナa1−nからの送信信号、NはFFTポイント数、SnTi,nは第iシンボルの第nサブキャリアの送信アンテナa1−nからの変調信号、Tはガードインターバル長、TはOFDMシンボル区間の長さ、Δはサブキャリア間の周波数間隔である。なお、τ=0〜Tの複素振幅hnR,nT(τ)をまとめてチャネルインパルス応答という。ただし、送信信号と受信信号の先行波が同期しているものとしてモデル化を行い、サブフレーム内でのチャネル変動は無いものとしている。
図10に、第iシンボルの送信アンテナa1−nからの送信信号snT,i(t)の構成を示す。送信信号snT(t)は、これら1つ1つのOFDMシンボルが時間的に並んだ形で構成される。
図11に、受信部b102−nが受信した受信信号の第iシンボル付近の構成を示す。簡単のため、先行波と3つの遅延パスのみが到来する場合を示し、n=1として図示したが、実際は式(1)でモデル化したように、遅延パスは連続的に到来する。
以後、第iシンボルの復調・復号について考える。受信部b101−nでディジタル領域の受信信号が得られ、GI除去部b102−nでGIを除去し、FFT部b103−nで時間周波数変換を行う。これらの結果、得られる第iシンボルにおける第nサブキャリアの受信信号RnR,i,nは、次式(4)〜(5)で表される。
Figure 2013168853
ここで、HnR,nT,nは第nサブキャリアにおける送信アンテナa1−nから受信アンテナb1−nへのCFR、ZnR,i,nは第iシンボルにおける第nサブキャリアの受信アンテナb1−nにおける雑音、Δはディジタル信号のサンプリング周波数であり、Δ=1/NΔの関係がある。なお、TはTを超えていないものとしてモデル化を行った。また、T=NΔである。なお、SnTi,nは図3の送信装置a1におけるプリコーディング部a105が出力する信号である。
受信アンテナb1−1〜b1−Nにおける受信信号をベクトル表記したものをRi,nとすると、Ri,nは次式(6)〜(8)で表される。
Figure 2013168853
ここで、HはN×NのCFR行列、Si,nはN×1の送信信号ベクトル、Zi,nはN×1の雑音ベクトル、XはXの転置を表す。また、N×Uのプリコーディング行列Vを次式(9)で表すことにする。なお、プリコーディングをすることは伝送特性が改善するという点で好適であるが、プリコーディングをしない場合も本発明に含まれる。
Figure 2013168853
第iシンボル第nサブキャリアの第uストリームにおけるプリコーディング前の送信信号をcu,i,nとすると、受信信号ベクトルRi,nは次式(10)〜(13)のように書き直せる。
Figure 2013168853
従って、送信された変調シンボルであるcu,i,nを推定するには、プリコーディングの影響を受けた後のCFRであるHv,nR,nT,nを推定して用いればよい。
ここでは、復調に用いるHv,nR,nT,nの推定値である第2のCFR推定値H''v,nR,nT,nが得られているものとして、受信装置b1の残りの機能を説明する。H''v,nR,nT,nを推定するパス抽出部b105−nおよび伝搬路推定部b106−nの動作原理は後述する。
MIMO分離部b107は、例えばMMSE基準のMIMO分離を用いた場合、第iシンボル第nサブキャリアの第uストリームにおける分離後シンボルc'u,i,nを次式(14)、(15)を用いて算出する。
Figure 2013168853
ここで、XはXの複素共役転置を表し、eはサイズがU×1で、第u要素だけが1で他が0のベクトルである。従って、例えばU=4のとき、e=(0 1 0 0)となる。また、σはZnR,i,nの電力であり、復号の結果を用いて得られるcu,i,nのレプリカc''u,i,nを用いて、次式(16)のように推定することができる。
Figure 2013168853
ただし、N個全てのサブキャリアを使っていない場合は、適宜平均するサブキャリア数を調整する。この処理を、復号の終わっているシンボルで行えばよい。なお、式(16)のようにサブキャリア方向の平均化だけでなく、シンボルに関して平均(iに関する平均)してもよいし、その際に過去の結果ほど忘却するような重み付け平均を行ってもよい。また、c''u,i,nとして、復号部b108の出力結果を用いて作成されるソフトレプリカを用いてもよいし、あるいは復調結果を硬判定したハードレプリカを用いてもよい。また、復号結果ではなく、復調結果c''u,i,nをそのまま用いてもよいし、あるいはそれを硬判定したハードレプリカを用いてもよい。また、パイロットシンボルに該当する場合は、そのままパイロットシンボルを用いればよい。
MIMO分離部b107は、式(14)のMIMO分離後シンボルc'u,i,nからビット対数尤度比を算出する。この算出処理には等価振幅利得が用いられる。具体的には、QPSKの場合、次式(17)で表わされる第iシンボル第nサブキャリアの第uストリームにおける等価振幅利得μu,i,nに対して、ビット対数尤度比λは、次式(18)、(19)で表わされる。ここで、式(18)、(19)は、それぞれ、1ビット目のビットbu,i,n,0、2ビット目のビットbu,i,n,1のビット対数尤度比λ(bu,i,n,0)、λ(bu,i,n,1)である。
Figure 2013168853
次に、伝搬路推定について説明する。まずは、図9を参照しながら第2のCFR推定値を算出する方法について説明し、その後に図8を参照しながらパス抽出について説明する。
第1のCFR推定部b106−n−1では、図5のように挿入されているDMRSを用いて第1のCFR推定値を算出する。LTE−Aでは、図5の501のパターンに第1、2、5、7ストリームのDMRS、502のパターンに第3、4、6、8ストリームのDMRSを挿入する。説明のため、図5の501を用いて、第1、2、5、7ストリームのDMRSを挿入する場合について説明する。
DMRSでは、同一サブキャリアの4つのリソースエレメントを用いて符号多重を行う。サイズ4×1の第uストリームの符号ベクトルをdとすると、図5の501のDMRSが挿入されるサブキャリアの各リソースエレメントの信号は、次式(20)のようになる。
Figure 2013168853
ここで、cp,u,nは第uストリームの第nサブキャリアにおけるパイロットシンボルであり、nは図5の501を参照すると、1、5、11に制限される。該当するリソースエレメントには、第1、2、5、7ストリームからは信号を送信しない。また、dは図12で表される。従って、式(20)が表すリソースエレメントにおける受信アンテナb1−nが受信する受信信号は、式(10)を参照すると、次式(21)のようになる。
Figure 2013168853
このとき、第1のCFR推定値H'v,nR,u,nは符号ベクトルdを式(21)の受信信号ベクトルに乗算することで得ることができ、次式(22)、(23)のように表される。
Figure 2013168853
これは、図12の通り、d(u=1、2、5、7)がそれぞれ直交していることを利用している。u=3、4、6、8についても、式(22)と同様の操作を、図5の502における該当サブキャリア(図中では0、4、10)それぞれに対して行うことで、得ることができる。
次にCIR推定部b106−nR−2−uを説明する。
第1の実施形態では、チャネルインパルス応答h(τ)が、τ=0、Δ、・・・、DΔでサンプリングできるものと仮定する。ここで、DΔ=Tである。これは、伝搬路がFIR(Finite Impulse Response;有限インパルス応答)フィルタと仮定し、その係数を推定することでCIRを推定したものとすることに相当する。このとき、第1のCFR推定値H'v,nR,u,nを要素に持つベクトルH'v,nR,uは次式(24)〜(28)のようになる。
Figure 2013168853
ここで、n、・・・nは、パイロットサブキャリアであり、Pはパイロットサブキャリア数である。図5の501を参照すると、n=1、n=5、n=11であり、さらに割り当てられる周波数が続く場合は、n=13、n=17、n=23、となっていく。また、FはP×Lの離散フーリエ変換行列であり、Lは想定する最大の離散遅延時間である。LはL>Dとなっていればよく、大きめの値を設定すればよい。例えば、GIポイント数Nを設定してもよいし、それを超える値を設定してもよい。
このとき、CIR推定ベクトルhv,nR,uはMMSEを用いると、次式(29)、(30)のように表される。
Figure 2013168853
ここで、E[X]はXのアンサンブル平均を表し、Cv,hの対角要素はPDPを表す。Cv,hは、後述するパス抽出部b105−nで求める。
次に、第2のCFR推定部b106−n−3−uを説明する。第2のCFR推定部b106−n−3−uは、CIR推定部b106−n−3−uから入力されるCIR推定値に時間周波数変換を行なって、第2のCFR推定値H''v,nR,u,nを推定する。これは、次式(31)、(32)のように得ることができる。
Figure 2013168853
ここで、Fは、n=0〜n=N−1の全帯域をカバーするN×Lの離散フーリエ変換行列であり、MIMO分離部b107には、ユーザの割り当てられた帯域における第2のCFR推定値H''v,nR,u,nを出力する。
次に、図8を参照しながら、パス抽出部b105−nの動作について説明する。分離部b105−n−1は、第n'ストリーム毎に第1のパイロットシンボルが配置されているリソースエレメントの受信信号を分離する。図4に戻ると、第1ストリームのCRSは401におけるグレーのリソースエレメント、第2ストリームの場合は402におけるグレーのリソースエレメントの受信信号を取り出して、仮CFR推定部b105−n−2−n'に出力する。
図4の通り、CRSでは、パイロットシンボルがプリコーディングを施さずに送信され、同一リソースエレメントでは、他のアンテナから信号が送信されないため、仮CFR推定値H'nR,n'T、nを次式(33)のように計算できる。
Figure 2013168853
ここで、cn'T,i,nはCRSであり、シンボル番号iとサブキャリア番号が図4のグレーの位置である場合のみ成り立つ。なお、図4の401と402については、同一サブキャリアにパイロットシンボルが2つ配置されるので、それぞれの位置で式(33)を用いて仮CFR推定値を算出し、それら2つを平均したものを今後用いる。
IFFT部b105−n−3−n'では、式(33)で得られる仮CFR推定値H'nR,n'T,nにIFFT等の周波数時間変換を施す。さらに、離散遅延時間0〜L−1までのパスのみを抽出する。図13は、この結果得られる波形の1例であり、L=10としている。パス1301〜1310のうち、レベルの高い順に6パス抽出する場合、パス1301〜1303、1306〜1308だけが残る。このように抽出したパス情報を、パス位置統合部b105−nR−5に出力する。
パス位置統合部b105−nR−5は、入力されるN'通りのパス位置情報を統合する。具体的には、離散遅延時間dが、1〜N'のストリームのうち、いずれかで抽出されていれば、他のストリームで抽出されていなくても、その位置dは抽出したものとする。例えば、図14のように統合される。
なお、図4の通り、CRSの場合は第1、2アンテナに挿入するパイロットシンボルが多いので、第1、2のみでパス抽出を行なってもよい。つまり、図8の、n'=1、2についてのみ、仮CFR推定部b105−n−2−n'〜パス位置抽出部b105−n−4−n'を動作させるようにしてもよい。また、第1、2のどちらか一方だけでパス抽出を行なってもよい。
抽出された位置を1、そうではない位置を0とするサイズL×1のパス位置情報ベクトルをqとすると、式(29)の計算で用いるCv,hを次式(34)のように求める。
Figure 2013168853
ここで、diag(q)は、qの各要素を主対角要素に持つL×Lの行列である。例えば、q=(1 1 0 1)のとき、次式(35)のようになる。
Figure 2013168853
また、αはハイパーパラメータであり、0.5や0.25等の固定値を割り当ててもよいし、式(29)を計算する度に、EM(Expectation Maximization)アルゴリズム等の公知技術を用いて最適化してもよい。
<受信装置b1の動作について>
図15は、本実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。なお、この図が示す動作は、図7の受信部b101−nが受信信号をGI除去部b102−nに出力した後の処理である。
(ステップS101)GI除去部b102−nは、受信信号からGIを除去する。その後、ステップS102へ進む。
(ステップS102)FFT部b103−nは、ステップS101で得られる信号に対して時間周波数変換を行う。デマッピング部b104−nは、得られる周波数領域の信号から、データ、第1のパイロットシンボル、第2のパイロットシンボルそれぞれが送信されたリソースエレメントの受信信号を分離する。データが送信されたリソースエレメントの受信信号をMIMO分離部b107へ、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号をパス抽出部b105−nへ、第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を伝搬路推定部b106−nへ出力する。また、パス抽出部b105−nの分離部b105−n−1は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を送信アンテナ毎に分離する。その後、ステップS103へ進む。
(ステップS103)仮CFR推定部b105−n−2−n'は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントにおける仮CFR推定値を送信アンテナ毎に算出する。その後、ステップS104へ進む。
(ステップS104)IFFT部b105−n−3−n'は、ステップS103で得られる仮CFR推定値に周波数時間変換を行い、仮CIR推定値に変換する。その後、ステップS105へ進む。
(ステップS105)パス位置抽出部b105−n−4−n'は、ステップS104で得られる仮CIR推定値のうち、電力の高い順番に所定の数のパスを抽出する。その後、ステップS106へ進む。
(ステップS106)パス位置統合部b105−n−5は、ステップS105で得られる送信アンテナ毎のパス位置を統合する。その後、ステップS107へ進む。
(ステップS107)伝搬路推定部b106−n(図9)の第1のCFR推定部b106−n−1は、ステップS102で得られる第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を用いて、第1のCFR推定値を算出する。その後、ステップS108へ進む。
(ステップS108)CIR推定部b106−n−2−uは、ステップS106で得られるパス位置情報と、ステップS107で得られる第1のCFR推定値を用いて、CIR推定値を算出する。その後、ステップS109へ進む。
(ステップS109)第2のCFR推定部b106−n−3−uは、ステップS108で得られるCIR推定値に時間周波数変換を行い、第2のCFR推定値に変換する。その後、ステップS110へ進む。
(ステップS110)MIMO分離部b107は、ステップS102で得られるデータが送信されたリソースエレメントの受信信号と、ステップS109で得られる第2のCFR推定値を用いてMIMO分離を行い、符号化ビットのLLRを算出する。その後、ステップS111へ進む。
(ステップS111)復号部b108は、ステップS110で得られる符号化ビットのLLRを用いて復号を行う。その後、受信装置b1は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、PDP設定部はパス抽出部として動作し、第1のパイロットシンボルを用いて推定に有効なパスの抽出を行う。その後、伝搬路推定部は第2のパイロットシンボルを用いて第1のCFR推定値を算出し、パス抽出部が抽出したパス位置情報と第1のCFR推定値を用いてCIR推定値を算出し、その後第2のCFR推定値に変換する。第2のパイロットシンボルが挿入される帯域より、第1のパイロットシンボルが挿入される帯域の方が広帯域である場合等にこの技術を用いることで、パス抽出精度が向上し、精度の向上したパス情報を用いて第2のCFR推定値を算出することで、伝搬路推定精度が向上する。精度の向上した伝搬路推定値を用いることで、MIMO分離の精度を改善することができる。
なお、上記第1の実施形態において、図7のように受信装置b1がパス抽出部b105−nをN個備える場合について説明したが、1つであってもよい。その場合、1つのパス抽出部で抽出したパス情報を伝搬路推定部b106−nのうち全てで共有することができる。
なお、上記第1の実施形態において、復調用の伝搬路推定値として第2のCFR推定値を用いる場合について説明したが、CIR推定値を用いて干渉除去処理を行う受信装置等に、本実施形態の伝搬路推定技術を適用してもよい。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。第1の実施形態では、送信装置a1が第1のパイロットシンボルと第2のパイロットシンボルを周波数領域にマッピングして送信し、受信装置b1が、第1のパイロットシンボルを用い、得られる仮CIR推定値のうち、電力の高い順に所定の個数のパスを抽出する。また、第2のパイロットシンボルと得られるパス情報を用いて第2のCFR推定値を算出する。本実施形態では、パスの伝搬路適合度を1つずつ算出し、伝搬路適合度が大きい順にパスを抽出していく場合について説明する。
本実施形態に係る送信装置a2の構成は、第1の実施形態に係る送信装置a1と同じのため、説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る受信装置b2の構成を示す概略ブロック図である。図16の受信装置b2と、図7の受信装置b1とを比較すると、パス抽出部b205−nが異なる。しかし、その他の機能(受信部b101−n、GI除去部b102−n、FFT部b103−n、デマッピング部b104−n、伝搬路推定部b106−n、MIMO分離部b107、復号部b108)が持つ動作は、受信装置b1と同じである。第1の実施形態と同じ動作の説明は省略する。
図17は、パス抽出部b205−nの構成を示す概略ブロック図である。図17のパス抽出部b205−nと、図8のパス抽出部b105−nとを比較すると、IFFT部b105−n−3−n'、パス位置抽出部b105−n−4−n'、パス位置統合部b105−n−5を備えず、テストCIR推定部b205−n−3、伝搬路適合度算出部b205−n−4、不要候補パス除去部b205−n−5、判断部b205−n−6、パス決定部b205−n−7を備える。しかし、その他の機能(分離部b105−n−1、仮CFR推定部b105−n−2−n')が持つ動作は、パス抽出部b105−nと同じである。パス抽出部b105−nと同じ動作の説明は省略する。
また、パス抽出部b105−nは、一次記憶場所(図面を見やすくするために図示せず)を備え、「選択したパス(selected_path)」、「候補パス(candidate_path)」、「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」および「伝搬路適合度(channel_match)」を記憶する。
テストCIR推定部b205−n−3は、「選択したパス(selected_path)」に保存されているパスに加え、「候補パス(candidate_path)」の要素を1つ追加した場合のCIR推定値を、仮CFR推定部b105−n−2−n'から入力される仮CFR推定値を用いて算出する。すなわち、「候補パス(candidate_path)」の要素数分のCIR推定が行われる。算出したテストCIR推定値と、算出に用いた仮CFR推定値を伝搬路適合度算出部b205−n−4に出力する。
伝搬路適合度算出部b205−n−4は、テストCIR推定部b205−n−3から入力される仮CFR推定値と、「候補パス(candidate_path)」の要素数分のテストCIR推定値と、を用いて各場合の伝搬路適合度を算出し、「伝搬路適合度(channel_match)」に保存する。伝搬路適合度の算出の詳細は、後述する。
伝搬路適合度算出部b205−n−4は、算出した伝搬路適合度を不要候補パス除去部b205−n−5へ出力する。
不要候補パス除去部b205−n−5は、入力される伝搬路適合度を「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」と比較して、前者が後者より小さい場合は、その小さな伝搬路適合度を「伝搬路適合度(channel_match)」の内容から削除する。また、不要候補パス除去部b205−n−5は、その小さな伝搬路適合度に対応する「候補パス(candidate_path)」の要素も削除する。その後、削除を行った後の「候補パス(candidate_path)」を判断部b205−n−6へ出力する。
判断部b205−n−6は、パス抽出処理を続行するか否かを判断する。不要候補パス除去部b205−n−5から入力される「候補パス(candidate_path)」の要素数が所定の個数より小さくなっていた場合、そこでパス抽出処理を終了とし、「選択したパス(selected_path)」に保存されているパス番号と「候補パス(candidate_path)」に保存されているパス番号をパス情報として伝搬路推定部b106−nへ出力する。そうではない場合は、「候補パス(candidate_path)」をパス決定部b205−n−7へ出力する。なお、ここで用いる所定の個数は、受信装置b2の設計段階で決めておいてもよいし、受信装置b2のファームウェアやソフトウェアをアップデートする際に更新する等でもよい。特に、所定の個数を1とした場合は、「候補パス(candidate_path)」がなくなるまでパス抽出を行う。
パス決定部b205−n−7は、「伝搬路適合度(channel_match)」に保存されている伝搬路適合度のうち、最大のものを選択する。選択された伝搬路適合度に対応する「候補パス(candidate_path)」を、新たな抽出パスとして決定し、「選択したパス(selected_path)」に保存する。また、選択された伝搬路適合度を「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」に保存する。
<動作原理について>
初期値として、一次記憶場所の「選択したパス(selected_path)」を空とし、一次記憶場所の「候補パス(candidate_path)」を0〜Lとし、一次記憶場所の「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」を小さい値(例えば、負の無限大)とする。なお、Lは第1の実施形態と同様、想定する最大遅延時間である。
「選択したパス(selected_path)」に保存されているパスに、「候補パス(candidate_path)」の1つのパスを加えた場合の、送信アンテナn'からのテストCIR推定ベクトルhq,nR,n'Tを推定する。具体的には、式(29)のMMSEの手法を用いればよい。ただし、式(29)中のCFR推定ベクトルは式(33)で得られる仮CFR推定値を要素に持つものに変更し(HnR,n'Tとする)、式(29)中の離散フーリエ変換行列Fは、式(25)における定義を変化させる。具体的には、式(25)中のn、n、・・・、nを、式(33)で仮CFRを推定したサブキャリア番号に変更する。また、式(29)中の雑音電力σ'も変更する。具体的には、図4を参照すると、n'=1、2の場合は、0.5σとし、n'=3、4の場合はσとする(σn'T とする)。
式(29)中のCv、hは式(34)でqを「選択したパス(selected_path)」に保存されているパスに、「候補パス(candidate_path)」の1つのパスを加えた場合のものとすればよい。このとき、hq,nR,n'Tの伝搬路適合度b(q)は、次式(36)のように表される。
Figure 2013168853
ただし、|q|はqの要素数、すなわちその時点で抽出されているパス数である。また、式(36)の第1項は、仮CFR推定値と、qのパス番号のときに算出したCIR推定値との誤差の評価値であり、具体的には相互相関を用いている。また、第2項はパス数が増加することに対するペナルティを表している。xはペナルティの大小を決めるパラメータであり、具体的には2やパイロットシンボルの配置されたサブキャリア数の自然対数値等を用いればよい。なお、2の場合はAIC(Akaike Information Criteria;赤池情報量規準)であり、パイロットシンボルの配置されたサブキャリア数の自然対数値の場合はBIC(Bayesian Information Criteria;ベイズ情報量規準)と呼ばれる。
<受信装置b2の動作について>
図18は、本実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。なお、この図が示す動作は、図16の受信部b101−nが受信信号をGI除去部b102−nに出力した後の処理である。
(ステップS201)GI除去部b102−nは、受信信号からGIを除去する。その後、ステップS202へ進む。
(ステップS202)FFT部b103−nは、ステップS201で得られる信号に対して時間周波数変換を行う。デマッピング部b104−nは、得られる周波数領域の信号から、データ、第1のパイロットシンボル、第2のパイロットシンボルそれぞれが送信されたリソースエレメントの受信信号を分離する。データが送信されたリソースエレメントの受信信号をMIMO分離部b107へ、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号をパス抽出部b205−nへ、第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を伝搬路推定部b106−nへ出力する。また、パス抽出部b205−nの分離部b105−n−1は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を送信アンテナ毎に分離する。その後、ステップS203へ進む。
(ステップS203)仮CFR推定部b105−n−2−n'は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントにおける仮CFR推定値を送信アンテナ毎に算出する。その後、ステップS204へ進む。
(ステップS204)テストCIR推定部b205−n−3は、「選択したパス(selected_path)」に保存されているパス番号に、「候補パス(candidate_path)」の各要素を追加した場合のテストCIR推定値を算出する。その後、ステップS205へ進む。
(ステップS205)伝搬路適合度算出部b205−n−4は、ステップS204で得られるテストCIR推定値のそれぞれについて、ステップS203で得られる仮CFR推定値を用いて「伝搬路適合度(channel_match)」を算出する。その後、ステップS206へ進む。
(ステップS206)不要候補パス除去部b205−n−5は、ステップS205で得られる「伝搬路適合度(channel_match)」のうち、「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」を下回る要素を選択し、その要素に対応する候補パスの要素を削除する。その後、ステップS207へ進む。
(ステップS207)判断部b205−n−6は、ステップS206の結果、「候補パス(candidate_path)」の要素数が所定の数を下回った場合、「選択したパス(selected_path)」に保存されているパス番号と「候補パス(candidate_path)」に保存されているパス番号を、パス情報として伝搬路推定部b106−nへ出力する。その後、ステップS209へ進む。条件に当てはまらない場合、ステップS208へ進む。
(ステップS208)パス決定部b205−n−7は、「伝搬路適合度(channel_match)」の要素のうち、最大のものに対応する「候補パス(candidate_path)」の要素を選択し、「選択したパス(selected_path)」に移動する。すなわち、選択されたパス番号は「候補パス(candidate_path)」から削除される。その後、ステップS204へ戻る。
(ステップS209)伝搬路推定部b106−nRの第1のCFR推定部b106−n−1は、ステップS202で得られる第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を用いて、第1のCFR推定値を算出する。その後、ステップS210へ進む。
(ステップS210)CIR推定部b106−n−2−uは、ステップS207で得られるパス位置情報と、ステップS209で得られる第1のCFR推定値を用いて、CIR推定値を算出する。その後、ステップS211へ進む。
(ステップS211)第2のCFR推定部b106−n−3−uは、ステップS210で得られるCIR推定値に時間周波数変換を行い、第2のCFR推定値に変換する。その後、ステップS212へ進む。
(ステップS212)MIMO分離部b107は、ステップS202で得られるデータが送信されたリソースエレメントの受信信号と、ステップS211で得られる第2のCFR推定値を用いてMIMO分離を行い、符号化ビットのLLRを算出する。その後、ステップS213へ進む。
(ステップS213)復号部b108は、ステップS212で得られる符号化ビットのLLRを用いて復号を行う。その後、受信装置b2は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、パス抽出部は、伝搬路適合度を向上させるパスを1つずつ抽出することで、不要なパスが抽出されることを防ぐことができる。このため、伝搬路推定精度が向上し、精度の向上した伝搬路推定値を用いることで、MIMO分離の精度を改善することができる。
なお、上記第2の実施形態の説明では、式(36)のように全ての送信アンテナからのテストCIR推定値を用いて伝搬路適合度を算出しているが、1つであってもよい。図4の通り、n'=1、2の方がパイロットシンボル数が多いため、それらのいずれかを用いればパス抽出精度を向上させることができる。
なお、上記第2の実施形態の説明では、パス決定部b205−n−7が1つの繰り返し処理で決定するパス数は1つとしたが、それより多くてもよく、例えば、3の場合は、伝搬路適合度の大きい順に3つのパスを抽出する。なお、その際は、3つのパスを追加した場合の伝搬路適合度を算出し、その伝搬路適合度を「1つ前の伝搬路適合度(channel_match_prev)」に保存する。
なお、上記第2の実施形態において、図16のように受信装置b2がパス抽出部b205−nをN個備える場合について説明したが、1つであってもよい。その場合、1つのパス抽出部で抽出したパス情報を伝搬路推定部b106−nのうち全てで共有する。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態について詳しく説明する。第1の実施形態では、送信装置a1が第1のパイロットシンボルと第2のパイロットシンボルを周波数領域にマッピングして送信し、受信装置b1が、第1のパイロットシンボルを用い、得られる仮CIR推定値のうち、電力の高い順に所定の個数のパスを抽出する。また、第2のパイロットシンボルと得られるパス情報を用いて第2のCFR推定値を算出する。本実施形態では、得られるパス情報から連続的なPDPを設定し、PDPから算出できる周波数相関を用いて第2のCFR推定値を算出する場合について説明する。
本実施形態に係る送信装置a3の構成は、第1の実施形態に係る送信装置a1と同じため、説明を省略する。
図19は、本実施形態に係る受信装置b3の構成を示す概略ブロック図である。図19の受信装置b3と、図7の受信装置b1とを比較すると、パス抽出部b105−nの代わりに区間設定部b305−nを備え、伝搬路推定部b306−nが異なる。しかし、その他の機能(受信部b101−n、GI除去部b102−n、FFT部b103−n、デマッピング部b104−n、MIMO分離部b107、復号部b108)が持つ動作は、受信装置b1と同じである。第1の実施形態と同じ動作の説明は省略する。
図20は、区間設定部b305−nの構成を示す概略ブロック図である。図20の区間設定部b305−nと、図8のパス抽出部b105−nとを比較すると、パス位置抽出部b105−n−4−n'とパス統合部b105−n−5を備えず、パス・区間変換部b305−n−4−n'と周波数相関算出部b305−n−5を備える。しかし、その他の機能(分離部b105−n−1、仮CFR推定部b105−n−2−n'、IFFT部b105−nR−3−n')が持つ動作は、受信装置b1と同じである。第1の実施形態と同じ動作の説明は省略する。
パス・区間変換部b305−n−4−n'は、IFFT部b105−nR−3−n'から入力される仮CIR推定値を、連続値のPDPに変換する。具体的には、仮CIR推定値が図13のようになったとすると、図21のように変換する。例えば、区間2101はパス1301から変換されており、パス1301の電力をaとすると、区間2101の高さをa/Δとし、区間2101の横幅はΔとなる。このようにして得られるPDPを、周波数相関算出部b305−n−5へ出力する。
周波数相関算出部b305−n−5は、まず、パス・変換部b305−n−4−n'から入力されるPDPを平均する。その後、平均されたPDPから周波数相関を算出し、伝搬路推定部b306−nへ出力する。周波数相関の算出方法の詳細は後述する。
図22は、伝搬路推定部b306−nの構成を示す概略ブロック図である。図22の伝搬路推定部b306−nと、図9の伝搬路推定部b106−nとを比較すると、第1のCFR推定部b106−n−1の動作は同じであるため、説明は省略する。
第2のCFR推定部b306−n−2−uは、第1のCFR推定部b106−n−1から入力される第1のCFR推定値と、周波数相関算出部b305−n−5から入力される周波数相関の値から第2のCFR推定値を算出し、MIMO分離部b107へ出力する。
<動作原理について>
第1の実施形態の説明と同様に、まず第2のCFR推定値の算出方法を説明し、その中で必要となる周波数相関の算出方法を説明する。
第1の実施形態では式(31)で算出されていた第2のCFR推定ベクトルH''v,nR,uは次式(37)〜(39)のように表される。
Figure 2013168853
ここで、H'v,nR,uは第1の実施形態と同様に第1のCFR推定値であり、ρn,mはサブキャリアnとm間の周波数相関である。横軸を遅延時間τとするPDPをC(τ)とすると、ρn,mは次式(40)のようになる。
Figure 2013168853
ρn,mは区間設定部より入力される。
次に、式(40)の算出方法を説明する。図21で説明した通り、本実施形態では、図13のように、仮CIR推定値を算出して、それから図21のようなPDPに変換する。これをC(τ)とすることで、式(40)の計算を行う。
<受信装置b3の動作について>
図23は、本実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。なお、この図が示す動作は、図19の受信部b101−nが受信信号をGI除去部b102−nに出力した後の処理である。
(ステップS301)GI除去部b102−nは、受信信号からGIを除去する。その後、ステップS302へ進む。
(ステップS302)FFT部b103−nは、ステップS301で得られる信号に対して時間周波数変換を行う。デマッピング部b104−nは、得られる周波数領域の信号から、データ、第1のパイロットシンボル、第2のパイロットシンボルそれぞれが送信されたリソースエレメントの受信信号を分離する。データが送信されたリソースエレメントの受信信号をMIMO分離部b107へ、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を区間設定部b305−nへ、第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を伝搬路推定部b306−nへ出力する。また、区間設定部b305−nRの分離部b105−n−1は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を送信アンテナ毎に分離する。その後、ステップS303へ進む。
(ステップS303)仮CFR推定部b105−n−2−n'は、第1のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントにおける仮CFR推定値を送信アンテナ毎に算出する。その後、ステップS304へ進む。
(ステップS304)IFFT部b105−n−3−n'は、ステップS303で得られる仮CFR推定値に周波数時間変換を行い、仮CIR推定値に変換する。その後、ステップS305へ進む。
(ステップS305)周波数相関算出部b305−n−5は、ステップS304で得られる仮CIR推定値をPDPに変換し、変換したPDPから周波数相関を算出する。その後、ステップS306へ進む。
(ステップS306)伝搬路推定部b306−nの第1のCFR推定部b106−n−1は、ステップS302で得られる第2のパイロットシンボルが送信されたリソースエレメントの受信信号を用いて、第1のCFR推定値を算出する。その後、ステップS307へ進む。
(ステップS307)第2のCFR推定部b306−n−2−uは、ステップS305で得られる周波数相関と、ステップS306で得られる第1のCFR推定値を用いて、第2のCFR推定値を算出する。その後、ステップS308へ進む。
(ステップS308)MIMO分離部b107は、ステップS302で得られるデータが送信されたリソースエレメントの受信信号と、ステップS307で得られる第2のCFR推定値を用いてMIMO分離を行い、符号化ビットのLLRを算出する。その後、ステップS309へ進む。
(ステップS309)復号部b108は、ステップS308で得られる符号化ビットのLLRを用いて復号を行う。その後、受信装置b3は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、PDP設定部は、第1のパイロットシンボルを用いて仮CIR推定値を算出し、算出した仮CIR推定値をPDPに変換し、変換したPDPから周波数相関を算出する。また、第2のパイロットシンボルを用いて第1のCFR推定値を算出する。これらの周波数相関と、第1のCFR推定値を用いて、第2のCFR推定値を算出する。第1のパイロットシンボルが挿入される帯域の方が広帯域である場合等にこの技術を用いることで周波数相関算出精度が向上し、精度の向上した周波数相関を用いて第2のCFR推定値を算出することで、伝搬路推定精度が向上する。精度の向上した伝搬路推定値を用いることで、MIMO分離の精度を改善することができる。
なお、上記第3の実施形態の説明では、図20の通り、周波数相関算出部b305−n−5は、パス・区間変換部b305−n−4−n'から入力されるN'通りのPDPを平均してから周波数相関を算出するが、1つだけを用いてもよい。図4の通り、n'=1、2のパイロットシンボルの数が多いので、n'=1、2のいずれか1つを用いることで、周波数相関算出精度を向上させることができる。
なお、上記第3の実施形態において、第1の実施形態あるいは第2の実施形態のパス抽出を行なって、パス数を削減してからPDPに変換してもよい。
なお、上記第1〜第3の実施形態の説明では、MIMO分離を行うことを前提としているが、MIMOでなくともよい。MIMOではない場合は、推定した第2のCFR推定値を伝搬路補償に用いる。
なお、上述した実施形態における送信装置a1及び受信装置b1〜b3の一部、例えば、パス抽出部b105−n、伝搬路推定部b106−nをコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、送信装置a1又は受信装置b1〜b3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における送信装置a1及び受信装置b1〜b3の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。送信装置a1及び受信装置b1〜b3の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
a1 送信装置
a1-1〜a1−N 送信アンテナ
b1〜b3,101,102,103 受信装置
b1−1〜b1−N 受信アンテナ
b101−1〜b101−N 受信部
b102−1〜b102−N GI除去部
b103−1〜b103−N FFT部
b104−1〜b104−N デマッピング部
b105−1〜b105−N パス抽出部
b106−1〜b106−N 伝搬路推定部
b107 MIMO分離部
b108 復号部
b105−n−1 分離部
b105−n−2−1〜b105−n−2−N’ 仮CFR推定部
b105−n−3−1〜b105−n−3−N’ IFFT部
b105−n−4−1〜b105−n−4−N’ パス位置抽出部
b105−n−5 パス位置統合部
b106−n−1 第1のCFR推定部
b106−n−2−1〜b106−n−2−UMAX CIR推定部
b106−n−3−1〜b106−n−3−UMAX 第2のCFR推定部
b205−1〜b205−N パス抽出部
b205−n−3 テストCIR推定部
b205−n−4 伝搬路適合度算出部
b205−n−5 不要候補パス除去部
b205−n−6 判断部
b205−n−7 パス決定部
b305−1〜b305−N 区間設定部
b306−1〜b306−N 伝搬路推定部
b305−n−4−1〜b305−n−2−N’ パス・区間変換部
b305−n−5 周波数相関算出部
b306−n−2−1〜b306−n−2−UMAX 第2のCFR推定部

Claims (14)

  1. 復調以外の用途のパイロットシンボルである第1のパイロットシンボルを用いて電力遅延プロファイルを得る電力遅延プロファイル設定部と、
    前記電力遅延プロファイルと復調用のパイロットシンボルである第2のパイロットシンボルとを用いて伝搬路推定を行う伝搬路推定部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは異なるリソースに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは、空間方向の多重方法が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記第1のパイロットシンボルと前記第2のパイロットシンボルは、配置される帯域幅が異なることを特徴とする請求項1〜3に記載の受信装置。
  5. 前記第1のパイロットシンボルよりも前記第2のパイロットシンボルの方が配置される帯域幅が狭いことを特徴とする請求項1〜4に記載の受信装置。
  6. 前記第2のパイロットシンボルにデータ信号と同じプリコーディングがかかっていることを特徴とする請求項1〜5に記載の受信装置。
  7. 前記電力遅延プロファイル設定部は、
    有効なパスを抽出してパス情報を生成するパス抽出部として動作し、
    前記伝搬路推定部は、
    前記第2のパイロットシンボルを用いて、前記第2のパイロットシンボルが送信されるサブキャリアにおける周波数応答である第1の周波数応答を推定する第1の周波数応答推定部と、
    前記パス情報と前記第1の周波数応答を用いて、チャネルインパルス応答を推定するチャネルインパルス応答推定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6に記載の受信装置。
  8. 前記パス抽出部は、
    第1のパイロットシンボルを用いて、電力遅延プロファイル測定用の周波数応答である仮周波数応答を推定する仮周波数応答推定部と、
    前記仮周波数応答を仮チャネルインパルス応答に変換する周波数時間変換部と、
    前記仮チャネルインパルス応答のうち、電力の高い順に所定の数のパスを抽出するパス位置抽出部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記パス抽出部は、
    選択したパスに候補パスを追加してテストチャネルインパルス応答を推定し、
    前記テストチャネルインパルス応答の伝搬路適合度を算出し、
    前記候補パスのうち、追加前の伝搬路適合度を下回るものを削除し、
    削除されなかった前記伝搬路適合度のうち、大きい順に所定の数のものを選択し、それらに対応する候補パスを新たな選択パスとして選択する一連の処理を、候補パスの個数が所定の数を下回るまで繰り返す、
    ことを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  10. 前記パス抽出部は、
    前記伝搬路適合度として、前記仮周波数応答と前記候補パスを追加した場合の伝搬路推定値の誤差の評価値と、抽出したパス数が多くなることへのペナルティとの和を用いる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記伝搬路推定部は、
    前記チャネルインパルス応答推定部が出力するチャネルインパルス応答に時間周波数変換を行い、復調用の周波数応答である第2の周波数応答に変換する、
    ことを特徴とする請求項7〜10に記載の受信装置。
  12. 前記電力遅延プロファイル設定部は、
    前記仮周波数応答推定部と、前記周波数時間変換部と、
    前記周波数時間変換部が出力する前記仮チャネルインパルス応答の電力を算出し、その電力を電力遅延プロファイルに変換し、周波数相関を算出するパス・区間変換部を備える区間抽出部として動作し、
    前記伝搬路推定部は、
    前記第1の周波数応答と、前記周波数相関を用いて、復調用の周波数応答である第2の周波数応答を算出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  13. 復調以外の用途のパイロットシンボルである第1のパイロットシンボルを用いて電力遅延プロファイルを得る電力遅延プロファイル設定過程と、
    前記電力遅延プロファイルと復調用のパイロットシンボルである第2のパイロットシンボルとを用いて伝搬路推定を行う伝搬路推定過程と、
    を備えることを特徴とする受信方法。
  14. 請求項13に記載の受信方法をコンピュータに実行させるための受信プログラム。
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