JP2013168470A - ジピリン化合物を用いた有機薄膜太陽電池材料及びそれを用いた有機薄膜太陽電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(1)で表される化合物を含む、有機薄膜太陽電池素子用材料。
(式(1)中、R1〜R7は、それぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはない。)
【選択図】なし
Description
その後、p層とn層の間にi層(p材料とn材料の混合層)を挿入して積層を増やすことにより、変換効率が向上することが見出された。しかしこのとき用いられた材料は、依然としてフタロシアニン類とペリレンイミド類であった。またその後、p/i/n層を何層も積層するというスタックセル構成によりさらに変換効率が向上することが見出されたが、このときの材料系はフタロシアニン類とC60フラーレンであった。
このように、有機薄膜太陽電池では、セル構成及びモルフォロジーの最適化により変換効率の向上がもたらされてきたが、そこで用いられる材料系は初期の頃からあまり進展がなく、依然としてフタロシアニン類、ペリレンイミド類、C60類が用いられてきた。従って、それらに代わる新たな材料系の開発が熱望されていた。
1.式(1)で表される化合物を含む、有機薄膜太陽電池素子用材料。
R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、
R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはなく、
X、Y及びZは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり、Xが窒素原子であるときR7は存在せず、Yが窒素原子であるときR2は存在せず、Zが窒素原子であるときR5は存在しない。)
2.前記式(1)中、R3及びR4は、それぞれ独立して、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環である、1に記載の有機薄膜太陽電池素子用材料。
3.前記式(1)中、R2及びR3とR4及びR5が互いに結合して環を形成しない場合には、R3及びR4は、式(2)の骨格の1位及び/又は9位と結合する炭素原子又はヘテロ原子を有し、さらに前記炭素原子又は前記ヘテロ原子に隣接する炭素原子又はヘテロ原子を有しており、該隣接する炭素原子又は該隣接するヘテロ原子の置換基は水素原子であるか又は置換基は存在しない、1又は2に記載の有機薄膜太陽電池素子用材料。
5.前記式(1)で表される化合物が、下記の化合物のうち一種である、1記載の有機薄膜太陽電池素子用材料。
X、Y及びZは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり、Xが窒素原子であるときR7は存在せず、Yが窒素原子であるときR2は存在せず、Zが窒素原子であるときR5は存在しない。)
7.前記式(1)中、R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、
R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはない、6に記載の有機薄膜太陽電池。
8.前記式(1)中、R3及びR4は、それぞれ独立して、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環である、7に記載の有機薄膜太陽電池。
9.前記式(1)中、R2及びR3とR4及びR5が互いに結合して環を形成しない場合には、R3及びR4は、式(2)の骨格の1位及び/又は9位と結合する炭素原子又はヘテロ原子を有し、さらに前記炭素原子又は前記ヘテロ原子に隣接する炭素原子又はヘテロ原子を有しており、該隣接する炭素原子又は該隣接するヘテロ原子の置換基は水素原子であるか又は置換基は存在しない、6〜8のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
11.前記式(1)で表される化合物が、下記の化合物のうち一種である、6に記載の有機薄膜太陽電池。
13.前記n層及び/又は前記i層が、フラーレン又はフラーレン誘導体をさらに含む12に記載の有機薄膜太陽電池。
14.6〜13のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池を具備する装置。
本発明の有機薄膜太陽電池素子用材料は、式(1)で表される化合物を含む。
R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、
R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはなく、
X、Y及びZは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり、Xが窒素原子であるときR7は存在せず、Yが窒素原子であるときR2は存在せず、Zが窒素原子であるときR5は存在しない。)
また、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することがないことから、吸収スペクトルが比較的短波長であり、特に短波長用材料として好適に用いることができる。
その他にも、R1及びR2とR5及びR6にそれぞれ同時に環を形成しないことで、化合物のイオン化ポテンシャル(Ip)の値が、R1及びR2とR5及びR6にそれぞれ同時に環を形成する場合よりも大きくなるため、太陽電池特性のうち開放端電圧(Voc)が大きくなるという利点がある。
R1〜R7の炭素数1〜20のアルキルは、好ましくはアルキル部分の炭素数が1〜8であり、アルキル部分は直鎖、分岐鎖又は環状のいずれであってもよく、例えばメチル基、エチル基、1−プロピル基、2−プロピル基、1−ブチル基、2−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、2−エチルヘキシル基、3、7−ジメチルオクチル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−アダマンチル基、2−アダマンチル基、ノルボルニル基等が挙げられる。これらのうち、原料の入手しやすさ等の観点から、炭素数1〜20のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、1−プロピル基、2−プロピル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、シクロヘキシル基がさらに好ましい。
上記アルキル基の置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、フェニル基等のアリール基が挙げられ、当該アリール基はメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜5のアルキル基でさらに置換されていてもよい。
置換アルキル基としては、例えばトリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、2−フェニルエチル基、1−フェニルエチル基が挙げられる。
上記アリール基の置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜5のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の炭素数1〜5のアルコキシ基、シアノ基、フェニル基等のアリール基、フェニル基等のアリール基、カルバゾール等の複素環、ジフェニルアミノ基等のアリールアミノ基等が挙げられる。
上記複素環の置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子やメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜5のアルキル基、チオフェニル基、ビスチオフェニル基、フェニルチオフェニル基、アリール基、フラニル基が挙げられる。
R1〜R7のうち隣接するものが互いに結合する場合、形成される環は、飽和環、不飽和環、又は芳香環であることができる。また、形成される環は、置換又は無置換であることができる。
但し、式(1)中、R2及びR3とR4及びR5が互いに結合して環を形成しない場合には、R3及びR4は、式(2)の骨格の1位及び/又は9位と結合する炭素原子又はヘテロ原子を有し、さらに前記炭素原子又は前記ヘテロ原子に隣接する炭素原子又はヘテロ原子を有しており、該隣接する炭素原子又は該隣接するヘテロ原子の置換基は水素原子であることが好ましく、あるいは該隣接する炭素原子又は該隣接するヘテロ原子に置換基が存在しないことが好ましい。
R7に置換基を有することで、本発明の化合物を有機薄膜太陽電池素子用材料として用いた際に、得られる有機薄膜太陽電池素子の耐熱性が向上するという利点がある。
本発明の有機薄膜太陽電池素子用材料は、本発明の化合物の他に含まれるものは特に限定されない。例えば、公知の有機半導体材料を挙げることができる。
p層の材料(p材料)に求められる特性は、望む波長域での吸収強度が大きく、電荷分離後の電荷を効率的に正極及び負極に運ぶことができる等である。特に正孔の伝導パスを構築するには、化合物同士が接近し易くなるように、高い平面性を有する化合物を用いることが重要である。
本発明の有機薄膜太陽電池素子用材料を用いることにより、化合物の平面性が高くなり化合物同士が接近し易くなって、高いエネルギー変換特性を示す有機薄膜太陽電池が得られる。特に、本発明の化合物は、ジピリン骨格の窒素原子と配位結合するような中心金属が存在しないことで、平面性、結晶性が高いため、有機薄膜太陽電池の短絡電流密度(Jsc)が高くなり、光電変換効率を高めることができる。
上記式(B)で示されるジピリン化合物は、例えば以下のようにして合成できる。
式(B1)の化合物と式(B2)の化合物を適当な酸触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させて、式(B5)で示されるジピリン系化合物を得る。適当な酸触媒としては臭化水素酸等を用いることができる。適当な溶媒としては、ジクロロエタン、エタノールやテトラヒドロフラン等を用いることができる。
本発明の有機薄膜太陽電池は上記有機薄膜太陽電池素子用材料を含み、高効率の変換特性を示す。
本発明の有機薄膜太陽電池のセル構造は、一対の電極の間に上記化合物を含有する構造であれば特に限定されるものではない。具体的には、安定な絶縁性基板上に下記の構成を有する構造が挙げられる。
(1)下部電極/有機薄膜層/上部電極
(2)下部電極/p層/n層/上部電極
(3)下部電極/p層/i層(又はp材料とn材料の混合層)/n層/上部電極
(4)下部電極/p材料とn材料の混合層/上部電極
上記(2)、(3)の各構成においてp層とn層を置換してもよい。
(5)下部電極/バッファー層/p層/n層/上部電極
(6)下部電極/p層/n層/バッファー層/上部電極
(7)下部電極/バッファー層/p層/n層/バッファー層/上部電極
本発明の有機薄膜太陽電池は、電池を構成するいずれかの部材に本発明の有機薄膜太陽電池素子用材料を含有していればよい。また、本発明の有機薄膜太陽電池の部材は、上記有機薄膜太陽電池素子用材料のみから形成されていてもよいし、上記有機薄膜太陽電池素子用材料と他の成分の混合物から形成されていてもよい。本発明の材料を含まない部材や混合材料については、有機薄膜太陽電池で使用される公知の部材や材料を使用することができる。
以下、各構成部材について簡単に説明する。
下部電極、上部電極の材料は特に制限はなく、公知の導電性材料を使用できる。例えば、p層と接続する電極としては、錫ドープ酸化インジウム(ITO)や金(Au)、オスミウム(Os)、パラジウム(Pd)等の金属が使用でき、n層と接続する電極としては、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、インジウム(In)、カルシウム(Ca)、白金(Pt)、リチウム(Li)等の金属やMg:Ag、Mg:InやAl:Li等の二成分金属系、さらには上記P層と接続する電極例示材料が使用できる。
尚、高効率の光電変換特性を得るためには、例えば有機薄膜太陽電池が太陽電池の場合、太陽電池の少なくとも一方の面は太陽光スペクトルにおいて充分透明にすることが望ましい。透明電極は、公知の導電性材料を使用して、蒸着やスパッタリング等の方法で所定の透光性が確保するように形成する。受光面の電極の光透過率は10%以上とすることが望ましい。一対の電極構成の好ましい構成では、電極部の一方が仕事関数の大きな金属を含み、他方は仕事関数の小さな金属を含む。
有機薄膜層は、p層、p材料とn材料の混合層(i層)又はn層、バッファー層のいずれかである。本発明の材料を有機薄膜層に使用するとき、具体的には、下部電極/本発明の材料の単独層/上部電極や、下部電極/本発明の材料と、後述するn層材料又はp層材料との混合層/上部電極等の構成が挙げられる。
本発明の材料をp層に用いるときは、n層は特に限定されないが、電子受容体としての機能を有する化合物が好ましい。例えば有機化合物であれば、C60又はC70のフラーレン、フラーレン誘導体、カーボンナノチューブ、ペリレン誘導体、多環キノン、キナクリドン等、高分子系ではCN−ポリ(フェニレン−ビニレン)、MEH−CN−PPV、−CN基又はCF3基含有ポリマー、それらの−CF3置換ポリマー、ポリ(フルオレン)誘導体等を挙げることができる。電子の移動度が高い材料が好ましい。さらに、好ましくは、電子親和力が小さい材料が好ましい。このように電子親和力の小さい材料をn層として組み合わせることで充分な開放端電圧(Voc)を実現することができる。
i層は、電子供与性材料と電子受容性材料を共蒸着することで形成できる。このとき、電子供与性材料の混合割合は1重量%〜99重量%である。
一般に、有機薄膜太陽電池は総膜厚が薄いことが多く、そのため上部電極と下部電極が短絡し、セル作製の歩留まりが低下することが多い。このような場合には、バッファー層を積層することによってこれを防止することが好ましい。
バッファー層に好ましい化合物としては、膜厚を厚くしても短絡電流が低下しないようにキャリア移動度が充分に高い化合物が好ましい。例えば、低分子化合物であれば下記に示すNTCDAに代表される芳香族環状酸無水物等が挙げられ、高分子化合物であればポリ(3,4−エチレンジオキシ)チオフェン:ポリスチレンスルホネート(PEDOT:PSS)、ポリアニリン:カンファースルホン酸(PANI:CSA)等に代表される公知の導電性高分子等が挙げられる。
基板は、機械的、熱的強度を有し、透明性を有するものが好ましい。例えば、ガラス基板及び透明性樹脂フィルムがある。透明性樹脂フィルムとしては、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリプロピレン等が挙げられる。
本発明の有機薄膜太陽電池の各層の形成は、真空蒸着、スパッタリング、プラズマ、イオンプレーティング等の乾式成膜法やスピンコーティング、ディップコート、キャスティング、ロールコート、フローコーティング、インクジェット等の湿式成膜法を適用することができる。
各層の膜厚は特に限定されないが、適切な膜厚に設定する。一般に有機薄膜の励起子拡散長は短いことが知られているため、膜厚が厚すぎると励起子がヘテロ界面に到達する前に失活してしまうため光電変換効率が低くなる。膜厚が薄すぎるとピンホール等が発生してしまうため、充分なダイオード特性が得られないため、変換効率が低下する。通常の膜厚は1nm〜10μmの範囲が適しているが、5nm〜0.2μmの範囲がさらに好ましい。
湿式成膜法の場合、各層を形成する材料を、適切な溶媒に溶解又は分散させて発光性有機溶液を調製し、薄膜を形成するが、任意の溶媒を使用できる。例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエタン、トリクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエン等のハロゲン系炭化水素系溶媒や、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール等のエーテル系溶媒、メタノールやエタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコール等のアルコール系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ヘキサン、オクタン、デカン、テトラリン等の炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等のエステル系溶媒等が挙げられる。なかでも、炭化水素系溶媒又はエーテル系溶媒が好ましい。また、これらの溶媒は単独で使用しても複数混合して用いてもよい。尚、使用可能な溶媒は、これらに限定されるものではない。
また、添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤等が挙げられる。
本発明の有機薄膜太陽電池は、時計、携帯電話及びモバイルパソコン等の各種装置、電化製品等の電源又は補助電源として使用できる。充電機能のある二次電池と組み合わせ、暗所においても使用可能とし、適用用途を拡げることも可能である。
窒素雰囲気下、1−BOC−ピロール−2−ボロン酸(1-BOC-pyrrole-2-boronic acid)(10g,47mmol,1.1eq.)、ブロモベンゼン(Bromobenzene)(6.8g,43mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.5g,1.3mmol,3%Pd)を1,2−ジメトキシエタン(140ml)に溶かし、2M炭酸ナトリウム水溶液(14g,130mmol,3eq./65ml)を加えて10時間還流した。尚、BOCはtert−ブトキシカルボニル基である。
窒素雰囲気下、中間体A(3.0g,21mmol,2eq)、ベンズアルデヒド(1.1ml,11mmol)をジクロロメタン(350ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(3滴)を加えて室温で6時間撹拌した。反応終了後、エバポレーターを用いてジクロロメタンを除去し、混合物にTHF(175ml)及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone)(2.5g,11mmol)を加えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、トリエチルアミン(10ml)を加えて、エバポレーターを用いて溶媒を完全に除去し、紫色の固体を得た。これをカラムクロマトグラフィー(塩基性アルミナ活性度I/ヘキサン+30%ジクロロメタン)で精製して紫色固体(2.0g,54%)を得た。
この紫色固体が化合物AであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量372を確認した。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC):99.9%(UV254面積%)
吸収極大波長:494nm(100nmの蒸着膜)
窒素雰囲気下、1−BOC−ピロール−2−ボロン酸(1-BOC-pyrrole-2-boronic acid)(10g,47mmol,1.1eq.)、2−ブロモベンゾ[b]チオフェン(2-Bromobenzo[b]thiophene)(9.2g,43mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.5g,1.3mmol,3%Pd)を1,2−ジメトキシエタン(140ml)に溶かし、2M炭酸ナトリウム水溶液(14g,130mmol,3eq./65ml)を加えて10時間還流した。反応混合物に水(50ml)、酢酸エチル(150ml)を加えて有機層を抽出した。さらに飽和食塩水(30ml)で有機層を洗い、適量のMgSO4で有機層を乾燥した。桐山ロートにセライトを2cm詰めて、これを吸引ろ過し、エバポレーターを用いて溶媒を除去し黄色の液体を得た。
窒素雰囲気下、中間体B(4.7g,24mmol,2eq)、ベンズアルデヒド(1.2ml,12mmol)をジクロロメタン(350ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(3滴)を加えて室温で6時間撹拌した。反応終了後、エバポレーターを用いてジクロロメタンを除去し、混合物にTHF(175ml)及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone)(2.8g,12mmol)を加えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、トリエチルアミンを10ml加えて、エバポレーターを用いて溶媒を完全に除去し紫色の固体を得た。これをカラムクロマトグラフィー(塩基性アルミナ活性度I/ヘキサン+30%ジクロロメタン)で精製して紫色固体(1.3g,23%)を得た。
この紫色固体が化合物BであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量484を確認した。
HPLC:92.5%(UV254面積%)
吸収極大波長:530nm(100nmの蒸着膜)
窒素雰囲気下、0℃でジメチルホルムアミド(6.3ml,82.2mmol)に塩化ホスホリル(7.5ml,82.2mmol)をゆっくりと加える。20分かけて室温にもどすと橙色に変化した。これに、1,2−ジクロロエタン(70ml)に2,4−ジフェニルピロール(2,4-diphenylpyrrole)(15g,68.5mmol,1eq)を溶かした溶液を滴下し、6時間加熱撹拌還流を行なった。室温に戻し、飽和酢酸ナトリウム水溶液(100ml)を加えて再び6時間加熱撹拌還流を行なった。反応混合物に水(50ml)、ジクロロメタン(150ml)を加えて有機層を抽出した。さらに飽和食塩水(30ml)で有機層を洗い、適量のMgSO4で有機層を乾燥した。エバポレーターを用いて溶媒を完全に除去し橙色の固体を得た。これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル/ヘキサン+40%ジクロロメタン)で精製して白色固体(16g,95%)を得た。
窒素雰囲気下、2,4−ジフェニルピロール(2,4-diphenylpyrrole)(1.8g,8.1mmol,1eq)、中間体C(2.0g,8.1mmol,1eq)をメタノール(80ml)に溶かし、臭化水素水48%(1.62ml)を加えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水を加えて、沈殿物をろ別した。沈殿物をメタノール、純水でよく洗浄し乾燥した。赤色固体(3.0g,75%)を得た。この赤色固体が化合物CであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量448を確認した。
HPLC:100%(UV254面積%)
吸収極大波長:515nm(100nmの蒸着膜)
窒素雰囲気下、2,4−ジフェニルピロール(2,4-diphenylpyrrole)(11g,50mmol,1eq)にエタノールを500ml加えて0℃で撹拌した。その後,濃塩酸を10mlゆっくり滴下し,続いて亜硝酸ナトリウム水溶液(4.0g,57.5mmol,水100ml)ゆっくり滴下した。0℃のまま30分間撹拌すると茶色の固体が析出した。室温に戻しさらに濃塩酸を50ml加えた。室温のまま1時間撹拌後、沈殿物をろ過した。沈殿物を酢酸エチル200mlに溶解させ,酢酸ナトリウム水溶液で洗浄し有機層を乾燥した。緑色固体(10.1g,82%)を得た。
窒素雰囲気下、2,4−ジフェニルピロール(2,4-diphenylpyrrole)(1.1g,5mmol,1eq)、中間体D(1.2g,5mmol,1eq)を酢酸(25ml)と無水酢酸(5ml)に溶かし、100℃で6時間撹拌した。反応終了後、沈殿物をろ別した。沈殿物をメタノール、純水でよく洗浄し乾燥した。緑色固体(2.1g,88%)を得た。この赤色固体が化合物CであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量449を確認した。
窒素雰囲気下、中間体A(3.3g,23mmol,2eq)、4-(N,N-ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒド(3.1g,11mmol)をジクロロメタン(350ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(TFA)(3滴)を加えて室温で6時間撹拌した。反応終了後、エバポレーターを用いてジクロロメタンを除去し、混合物にTHF(175ml)及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone)(2.5g,11mmol)を加えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、トリエチルアミン(10ml)を加えて、エバポレーターを用いて溶媒を完全に除去し、紫色の固体を得た。これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル/ヘキサン+30%ジクロロメタン)で精製して赤色固体(0.5g,8%)を得た。
この赤色固体が化合物EであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量539を確認した。
この赤色固体が化合物FであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量496を確認した。
この赤色固体が化合物GであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量472を確認した。
この緑色固体が化合物HであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量474を確認した。
窒素雰囲気下、1−BOC−ピロール−2−ボロン酸(1-BOC-pyrrole-2-boronic acid)(15g,71mmol)、1-ブロモ-4-ブチルベンゼン(15g,71mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.3g,2mmol,3%Pd)を1,2−ジメトキシエタン(200ml)に溶かし、2M炭酸ナトリウム水溶液(20g,210mmol,3eq./100ml)を加えて7時間還流した。尚、BOCはtert−ブトキシカルボニル基である。
窒素雰囲気下、中間体I(4.2g,21mmol,2eq)、ベンズアルデヒド(1.1ml,11mmol)をジクロロメタン(350ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(3滴)を加えて室温で6時間撹拌した。反応終了後、エバポレーターを用いてジクロロメタンを除去し、混合物にTHF(175ml)及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone)(2.5g,11mmol)を加えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、トリエチルアミン(10ml)を加えて、エバポレーターを用いて溶媒を完全に除去し、紫色の固体を得た。これをカラムクロマトグラフィー(塩基性アルミナ活性度I/ヘキサン+30%ジクロロメタン)で精製して赤色固体(2.2g,42%)を得た。
この赤色固体が化合物IであることをFD−MS(質量分析法の電界脱離法)により計算精密質量484を確認した。
実施例10
25mm×75mm×0.7mm厚のITO透明電極付きガラス基板をイソプロピルアルコール中で超音波洗浄を5分間行なった後、UVオゾン洗浄を30分間実施した。洗浄後の透明電極ライン付きガラス基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに装着した。
下部電極である透明電極ラインが形成されている側の面上に、当該透明電極を覆うようにして実施例5で調製した化合物Eを抵抗加熱蒸着により1Å/sで成膜し、膜厚30nmの化合物E膜(p層)を形成した。
上記の有機薄膜太陽電池の製造に用いた材料を以下に示す。
尚、太陽電池特性の評価時は、作製した素子に光学マスクを被せて面積0.00225cm2の範囲の太陽電池特性を測定した。また、光電変換効率(η)は次式によって求めた。
変換効率ηは、入射光エネルギーPinが一定であるので、Voc、Jsc及びFFがいずれか1つ以上が大きな化合物ほど優れた変換効率を示すことになる。
p層化合物を表1のように変更した他は、実施例10と同様にして有機薄膜太陽電池を作製し、評価した。結果を表1に示す。
25mm×75mm×0.7mm厚のITO透明電極付きガラス基板をイソプロピルアルコール中で超音波洗浄を5分間行なった後、UVオゾン洗浄を30分間実施した。洗浄後の透明電極ライン付きガラス基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに装着した。
下部電極である透明電極ラインが形成されている側の面上に、当該透明電極を覆うようにしてpバッファーを抵抗加熱蒸着により1Å/sで成膜し、膜厚20nmのpバッファー層を形成した。次にpバッファー層の上にp層として実施例1で調製した化合物Aを抵抗加熱蒸着により1Å/sで成膜し、膜厚30nmの化合物A膜(p層)を形成した。
上記の有機薄膜太陽電池の製造に用いた材料を以下に示す。
p層化合物を表2のように変更した他は、実施例14と同様にして有機薄膜太陽電池を作製し、評価した。結果を表2に示す。
化合物Aを比較化合物A、Bへ変更した他は、実施例14と同様に有機薄膜太陽電池を作製し、評価した。結果を表2に示す。
Claims (14)
- 式(1)で表される化合物を含む、有機薄膜太陽電池素子用材料。
R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、
R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはなく、
X、Y及びZは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子であり、Xが窒素原子であるときR7は存在せず、Yが窒素原子であるときR2は存在せず、Zが窒素原子であるときR5は存在しない。) - 前記式(1)中、R3及びR4は、それぞれ独立して、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環である、請求項1に記載の有機薄膜太陽電池素子用材料。
- 前記式(1)中、R1及びR6が水素原子である、請求項1〜3のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池素子用材料。
- 前記式(1)中、R1、R6及びR7の少なくともひとつは、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環であり、
R1〜R7のうち隣接するものは、互いに結合して環を形成してもよく、但し、R1及びR2とR5及びR6はそれぞれ同時に環を形成することはない、請求項6に記載の有機薄膜太陽電池。 - 前記式(1)中、R3及びR4は、それぞれ独立して、置換若しくは無置換の炭素数1〜20のアルキル、置換若しくは無置換の環形成炭素数6〜30のアリール、又は置換若しくは無置換の環形成原子数5〜40の複素環である、請求項7に記載の有機薄膜太陽電池。
- 前記式(1)中、R1及びR6が水素原子である、請求項6〜9のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
- 前記1以上の有機薄膜層がp層、n層、i層のいずれかであって、前記p層及び/又は前記i層に、前記式(1)で表される化合物を含む、請求項6〜11のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
- 前記n層及び/又は前記i層が、フラーレン又はフラーレン誘導体をさらに含む請求項12に記載の有機薄膜太陽電池。
- 請求項6〜13のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池を具備する装置。
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