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JP2013167376A - 太陽集光装置及び太陽熱発電システム - Google Patents

太陽集光装置及び太陽熱発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】 軽量化を図ることができ、メンテナンスが容易な太陽集光装置及び太陽熱発電システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る太陽集光装置1は、集光ミラー4が配置された回転テーブル2と、回転テーブル2に設けられ、集光ミラー4の反射光を受けるレシーバ3とを備え、集光ミラー4は、太陽光を線状に集光するためのリニアフレネル面7bを有する本体部7と、リニアフレネル面7bを被覆し太陽光を反射するための反射膜8と、を有する。太陽集光装置1によれば、平板状のフレネル型の集光ミラー4を採用することで、トラフ型の集光ミラーと比べて、ミラー表面の洗浄や補修などのメンテナンスが容易になる。また、回転テーブル2上に平板状の集光ミラー4を設ける構成は、集光ミラー4が風から受ける影響を大幅に低減できるので、サポート部材を減らすことができ、装置の軽量化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転テーブルを備える太陽集光装置及び太陽熱発電システムに関する。
近年、化石燃料の枯渇や二酸化炭素排出による諸問題に鑑み、再生可能な自然エネルギーである太陽光の利用が広く検討されている。太陽光エネルギーの利用には、太陽電池により太陽光を直接電気に変換する手法と太陽光を太陽熱として吸収して利用する手法とが知られている。太陽熱として利用する手法には、その熱を利用してタービンなどにより間接的に発電するものも含まれる。
太陽熱の利用は蓄熱による安定供給を行うことができ、エネルギーを貯蔵するコストも電池より蓄熱の方が有利である。これらの優位性から、近年、世界各国で再注目されている。特に、晴天日射の密度が高く、かつ、上空の水分量が少ないため直達光の散乱光に対する比率も高いサンベルト地域において、大規模な集光型の太陽熱の利用が普及することが予測されている。
太陽熱発電システムとしては、トラフ方式、リニアフレネル方式、タワー方式、ディッシュ方式などの様々な方式が知られており、ここではトラフ方式からの変形と考えられる回転テーブル方式について説明する。例えば、特許文献1には、下部固定フレームと、下部固定フレーム上で回転可能に取り付けられた上部回転フレームと、上部回転フレームに支持された複数のトラフ型の反射器と、各反射器において反射光が集められ、内部を熱媒体が流れる配管と、歯車伝導装置を用いて上部回転フレームを回転させるための回転駆動機構と、を備えた回転テーブル方式の太陽熱発電システムが開示されている。特許文献1の太陽熱発電システムにおいては、各反射器が上部回転フレームと一体に回転することにより、太陽の動きに追従した効率的な集光を行うことができる。
特表2004−527723号公報
ところで、前述した従来の太陽熱発電システムでは、太陽光を集光する太陽集光装置にトラフ型の反射器を採用している。しかしながら、トラフ型の反射器は重量が重く、その形状から風の影響を受けやすいため十分な強度を持たせる必要がる。また、洗浄などのメンテナンスも容易ではないという問題があった。
そこで、本発明は、軽量化を図ることができ、メンテナンスが容易な太陽集光装置及び太陽熱発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、少なくとも一つの集光ミラーが配置された回転テーブルと、回転テーブルに設けられ、集光ミラーの反射光を受けるレシーバと、を備え、集光ミラーは、太陽光を線状に集光するためのリニアフレネル面を有する本体部と、リニアフレネル面を被覆し太陽光を反射するための反射膜と、を有することを特徴とする。
上記太陽集光装置によれば、回転テーブル方式を採用することで、従来のトラフ型などと比べて土地の利用率を高くすることができる。しかも、集光ミラーを従来のトラフ型ではなく平板状のフレネル型にすることで、集光ミラーの軽量化を図ることができる。更に、上記太陽集光装置では、回転テーブル上に平板状の集光ミラーを配置する構成とすることで、集光ミラーが風から受ける影響を大幅に減らすことができるので、ミラーを補強するサポート部材を減らすことができ、太陽集光装置の構造の簡素化及び軽量化に有利である。そして、上記太陽集光装置では、平板状のフレネル型の集光ミラーを採用することで、湾曲した形状を有するトラフ型の集光ミラーと比べて、ミラー表面の洗浄や補修などのメンテナンスが容易になる。このことは、太陽集光装置のメンテナンス性を大きく向上させるので、運用コストを大幅に低減することができる。
上記集光ミラーの本体部は樹脂製であってもよい。
この場合、集光ミラーの本体部を射出成形などで成形することが可能となるため、集光ミラーの大量生産が容易になると共に、集光ミラーの製造コストを大幅に低減することができる。
上記回転テーブルには、集光ミラーが一つのみ配置されている構成であってもよい。
この構成によれば、装置構成を簡素化することができるので、大量生産が容易になり、製造コストの低減に有利である。また、メンテナンス性の向上も図られる。
上記集光ミラーにおいて、本体部は、太陽光を透過する光透過性の部材であり、リニアフレネル面及び反射膜は、集光ミラーの回転テーブル側に位置する構成であってもよい。
この構成によれば、太陽光が入射する本体部の入射面側(レシーバ側)を平らにすることができるので、汚れが発生するミラー表面の洗浄などのメンテナンスが非常に簡易になる。また、平面の洗浄は自動化も容易であり、装置の運用コストを大幅に低減することができる。しかも、太陽光が本体部を透過する裏面反射の構成とすることで、表面反射の場合と比べて、リニアフレネル面の凹凸に起因する影の影響を少なくすることができ、ミラーの有効面積を広くして効率的に集光することができる。
上記太陽集光装置において、集光ミラーの回転テーブル側には、反射膜を保護するための封止材からなる封止層が形成されており、集光ミラーは、封止層を介して回転テーブル上に配置されていてもよい。
この構成によれば、封止層を設けることで反射膜に対する熱や湿度の悪影響を防ぐことができる。また、封止層を介することで、凹凸のあるリニアフレネル面を平坦な回転テーブル上に安定して設置することができる。
上記集光ミラーにおいて、リニアフレネル面及び反射膜は、集光ミラーのレシーバ側に位置する構成であってもよい。
この構成によれば、集光ミラーの本体部を透過することなく太陽光が反射されるため、本体部の光透過性や太陽光に対する耐性を考慮する必要がなく、集光ミラーの耐久性向上及び製造コストの低減に有利である。
また、本発明に係る太陽熱発電システムは、上記太陽集光装置を備え、レシーバが得た熱を利用して発電を行うことを特徴とする。
本発明に係る太陽熱発電システムによれば、上記太陽集光装置を備えることで、メンテナンス性を向上できると共に、システムの大幅な軽量化を図ることができる。
本発明によれば、軽量化を図ることができ、メンテナンスが容易な太陽集光装置及び太陽熱発電システムを提供できる。
第1の実施形態に係る太陽集光装置を示す斜視図である。 第1の集光ミラーの概略構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る太陽集光装置を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る太陽集光装置の集光ミラーの概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1に示されるように、第1の実施形態に係る太陽集光装置1は、太陽光を集光するための装置であり、例えば太陽熱発電システムに組み込まれて用いられる。このような太陽熱発電システムでは、太陽集光装置1が太陽光を集光することで得られる太陽熱を利用して、蒸気タービンなどの発電設備により発電が行われる。
太陽集光装置1は、回転テーブル2と、レシーバ3、集光ミラー4〜6と、を備えている。円板状の回転テーブル2は、地面に対して回転可能に設置されており、回転軸線Cを中心として水平面内で回転可能に構成されている。回転軸線Cは、回転テーブル2の中央を通る鉛直軸線である。回転テーブル2を回転可能に支持する支持構造や回転テーブル2を回転駆動させるアクチュエータについては、様々な周知の構成を採用することができる。
レシーバ3は、熱媒体が内部を流れる管状の部材である。熱媒体はガスであっても液体であっても良い。レシーバ3は、第1の集光ミラー4からの反射光を集光する第1の集熱管3a、第2の集光ミラー5からの反射光を集光する第2の集熱管3b、第3の集光ミラー6からの反射光を集光する第3の集熱管3cを有している。第1の集熱管3a及び第2の集熱管3bは接続配管3dを介して接続され、第2の集熱管3b及び第3の集熱管3cは接続配管3eを介して接続されている。集光ミラー4〜6が太陽光を集光することによりレシーバ3が得た太陽熱は、内部を流れる熱媒体を通じて発電設備などに供給される。
集光ミラー4〜6は、入射した太陽光をレシーバ3に向けて反射する裏面反射型のミラーである。各集光ミラー4〜6は、回転軸線Cの延在方向から見て長方形状に形成されており、互いに並列して回転テーブル2の上に配置されている。各集光ミラー4〜6は、それぞれ同様の構成を有している。
各集光ミラー4〜6は、円形の回転テーブル2上における集光面積を広く取るため、回転テーブル2の両端に配置される第1の集光ミラー4及び第3の集光ミラー6と比べて、回転テーブル2の中央に配置される第2の集光ミラー5は大きく形成されている。
図2に、第1の集光ミラー4の概略構成を示す断面図を示す。図2は、第1の集熱管3aに垂直な断面を表している。なお、同様の構成を有する第2の集光ミラー5及び第3の集光ミラー6については説明を省略する。
図2に示されるように、第1の集光ミラー4は、本体部7、反射膜8、及び封止層9を備えている。本体部7は、太陽光を透過する光透過性の透明樹脂からなる部材である。本体部7は、例えばアクリル樹脂やポリカーボネートなどから形成されている。
本体部7の表側(第1の集熱管3a側)には、太陽光が入射する入射面7aが形成されている。入射面7aは平面であり、例えば回転テーブル2の上面と平行になるように平坦に形成されている。なお、太陽光が入射面7aで反射することを防止するための反射防止膜を入射面7a上に設けてもよい。また、入射面7aは水平面に平行なものに限られず、水平面に対して傾いていてもよい。
一方、本体部7の裏側(回転テーブル2側)には、リニアフレネル面7bが形成されている。リニアフレネル面7bは、いわゆるリニアフレネルレンズの表面形状をミラーの反射面形状として採用したものである。リニアフレネル面7bは、第1の集熱管3aに垂直な断面(図2の断面)において、中央に放物線状に窪む凹面が形成され、中央の凹面から左右に広がるように鋸刃状の凹凸面が形成された形状を有している。リニアフレネル面7bは、第1の集熱管3aの延在方向で同一の断面形状を有しており、放物線状の凹面や鋸刃状の凹凸面は第1の集熱管3aの延在方向で溝状に形成されている。このような形状を有するリニアフレネル面7bに反射膜8を設けることで、反射光を第1の集熱管3aに沿って線状に集光することができる。
反射膜8は、Agなどの反射性材料からなり、リニアフレネル面7bを被覆するように形成されている。反射膜8は、例えば蒸着によりリニアフレネル面7bに形成されてもよく、反射フィルムなどを貼着することで形成されてもよい。
このように形成された第1の集光ミラー4では、矢印Tで示すように本体部7の入射面7aから太陽光が入射すると、太陽光は本体部7を透過して、リニアフレネル面7bに形成された反射膜8により反射される。その後、反射膜8で反射された太陽光は、入射面7aにおける屈折を経て空気中に出射され、第1の集熱管3aへと到達する。
ここで、入射面7aで屈折が生じないとした場合の反射光の進行方向を矢印T1(破線)として示し、入射面7aで屈折した反射光の進行方向を矢印T2(実線)として図2に示す。また、反射膜8における太陽光の反射角をL1、入射面7aにおける屈折角をL2として示す。この場合、裏面反射のフレネル型構造を採用する第1の集光ミラー4では、入射面7aの屈折の影響により、反射膜8において反射角L1で太陽光を反射するだけで、矢印T2の方向(矢印Tに対してL1+L2の角度の方向)へ太陽光を進ませることができる。すなわち、第1の集光ミラー4では、入射面7aにおける屈折率の分だけ反射膜8の反射角を小さくすることができるので、リニアフレネル面7bの凹凸形状に起因して生じる影を少なくすることができ、効率的に集光することができる。このように、リニアフレネル面7bは、入射面7aにおける屈折も考慮して、効率的に太陽光を集光できるよう形にその形状が選択される。
また、第1の集光ミラー4の回転テーブル側には、反射膜8を保護するための封止材からなる封止層9が形成されている。封止材としては、例えばエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)やポリビニルアルコール樹脂(PVA)を用いることができる。封止層9は、熱や湿度などの悪影響から反射膜8を保護するため反射膜8を覆うように形成される。
封止層9は、第1の集光ミラー4のリニアフレネル面7bと回転テーブル2の上面との間に充填されている。この構成により、凹凸のあるリニアフレネル面7bを平坦な回転テーブル2に向けた状態で第1の集光ミラー4を安定して設置することができる。
以上説明した太陽集光装置1によれば、回転テーブル方式を採用することで、従来のトラフ型などと比べて土地の利用率を高くすることができる。しかも、集光ミラー4〜6を従来のトラフ型ではなく平板状のフレネル型にすることで、集光ミラー4〜6の軽量化を図ることができる。また、太陽集光装置1では、集光ミラー4〜6を平板状に形成することで、集光ミラー4〜6が風から受ける影響を大幅に減らすことができるので、集光ミラー4〜6を補強するサポート部材を減らすことができ、装置構造の簡素化及び軽量化に有利である。そして、太陽集光装置1では、平板状のフレネル型の集光ミラー4〜6を採用することで、湾曲した形状を有するトラフ型の集光ミラー4〜6と比べて、ミラー表面の洗浄や補修などのメンテナンスが容易になる。このことは、太陽集光装置1のメンテナンス性を大きく向上させるので、運用コストを大幅に低減することができる。
また、太陽集光装置1では、集光ミラー4〜6の本体部が樹脂製であることから、射出成形などで成形することが可能となり、集光ミラーの大量生産が容易になると共に、集光ミラーの製造コストを大幅に低減することができる。
更に、太陽集光装置1では、反射膜8を回転テーブル2側に設ける裏面反射型の構成とすることで、太陽光が入射する本体部7の入射面7a側(レシーバ3側)を平面にすることができるので、汚れが発生するミラー表面の洗浄などのメンテナンスが非常に簡易になる。また、平面の洗浄は自動化も容易であり、装置の運用コストを大幅に低減することができる。しかも、太陽光が本体部7を透過する裏面反射の構成とすることで、表面反射の場合と比べて、リニアフレネル面7bの凹凸に起因する影の影響を少なくすることができ、ミラーの有効面積を広くして効率的に集光することができる。
また、太陽集光装置1では、第1の集光ミラー4の回転テーブル2側に封止層9を設けることで反射膜8に対する熱や湿度の悪影響を防ぐことができる。また、封止層9を介することで、凹凸のあるリニアフレネル面7bを有する第1の集光ミラー4を平坦な回転テーブル2上に安定して設置することができる。なお、封止層は、第2の集光ミラー5及び第3の集光ミラー6の回転テーブル2側にも同様に形成されている。
また、以上説明した太陽集光装置1を備える太陽熱発電システムによれば、太陽集光装置1を備えることで、メンテナンス性を向上できると共に、システムの大幅な軽量化を図ることができる。
[第2の実施形態]
図3に示されるように、第2の実施形態に係る太陽集光装置10は、集光ミラー及びレシーバのみが第1の実施形態と比べて異なっている。なお、図3において第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態に係る太陽集光装置10では、回転テーブル2上に一つの集光ミラー12のみが配置されており、レシーバ11も集光ミラー12に対応する一本のみが設けられている。
第2の実施形態に係る集光ミラー12は、第1の実施形態に係る第1の集光ミラー4と比べて、回転軸線Cの延在方向から見た場合の形状及び大きさと、8枚のミラーパネル12a〜12hを組み合わせて構成されている点と、が異なっている。その他の基本的構成については、第1の実施形態に係る第1の集光ミラー4と同様である。
長方形状のミラーパネル12a〜12hは、太陽光を透過する光透過性の樹脂製部材であり、射出成形に適した大きさに形成されている。このように、射出成形に適した大きさの複数のミラーパネル12a〜12hを組み合わせて集光ミラー12を形成することで、大型の集光ミラーであっても射出成形を利用して低コストかつ容易に製造することができる。なお、必ずしも集光ミラー12を複数枚のミラーパネルから形成する必要はなく、集光ミラー12の全体を一度の射出成形で成形してもよい。
以上説明した第2の実施形態に係る太陽集光装置10によれば、第1の実施形態に係る太陽集光装置1と同様の効果を得ることができる。また、太陽集光装置10では、一つの回転テーブル2上に一つの集光ミラー12のみを設けることにより、装置構成を簡素化することができるので、大量生産が容易になり、製造コストの低減に有利である。また、メンテナンス性の向上も図られる。
[第3の実施形態]
図4に示されるように、第3の実施形態に係る太陽集光装置は、集光ミラーが裏面反射型ではなく表面反射型である点のみが第1の実施形態と比べて異なっている。なお、図4において第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
第3の実施形態に係る集光ミラー20の本体部21は、表側(第1の集熱管3a側)にリニアフレネル面21aを有しおり、表側のリニアフレネル面21a上に反射膜22が形成されている。リニアフレネル面21aの形状としては、例えば第1の実施形態に係るリニアフレネル面7bの凹凸を逆にした形状を採用することができる。
本体部21の裏側(回転テーブル2側)の面21bは、回転テーブル2に対して固定されている。本体部21は、接着剤や機械的な把持機構により回転テーブル2上に固定されている。
以上説明した第3の実施形態に係る集光ミラー20では、矢印T3に示すように、本体部21の表側に位置するリニアフレネル面21aに形成された反射膜22により太陽光が反射され、第1の集熱管3aに対して線状に集光される。この構成によれば、集光ミラー20の本体部21を透過することなく太陽光が反射されるため、本体部21の光透過性や太陽光に対する耐性を考慮する必要がなく、集光ミラー20の耐久性向上及び製造コストの低減に有利である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、集光ミラーの構成や形状、配置、数は、上述したものに限られない。一つの回転テーブル上に配置される集光ミラーの数は、二つや四つ以上であってもよい。また、回転軸線Cの延在方向から見た集光ミラーの形状は、長方形状に限られず、円形、楕円形、多角形状などであってもよい。
リニアフレネル面の形状は、上述したものに限られず、太陽集光装置の仕様、配置環境その他の様々な要因を考慮して適切な形状が選択される。また、レシーバ3の構成や配置も上述したものに限られない。
更に、回転テーブルの形状や構成についても、周知の様々な態様を採用することができる。上記実施形態では、回転テーブルが鉛直に延びる回転軸線Cを中心として回転する態様としたが、必ずしも鉛直軸を中心として水平面内で回転する必要はなく、斜面などに回転テーブルを配置することにより非水平面内で回転する態様としても良い。
また、本発明に係る太陽集光装置の利用は、太陽熱発電に限られない。太陽電池に集光することで発電する構成であってもよく。太陽熱を直接利用した給湯、蒸気供給、暖房空調、冷房空調(吸収式冷凍機の高温熱源)など、様々な分野に活用することができる。特に、中規模プラントにおける工場の空調や蒸気供給などの用途に適している。
1,10…太陽集光装置 2…回転テーブル 3,11…レシーバ 3a…第1の集熱管 3b…第2の集熱管 3c…第3の集熱管 3d…接続配管 3e…接続配管 4…第1の集光ミラー 5…第2の集光ミラー 6…第3の集光ミラー 7,21…本体部 7a…入射面 7b,21a…リニアフレネル面 8,22…反射膜 9…封止層 12,20…集光ミラー 12a-12h…ミラーパネル C…回転軸線 L1…反射角 L2…屈折角

Claims (7)

  1. 少なくとも一つの集光ミラーが配置された回転テーブルと、
    前記回転テーブルに設けられ、前記集光ミラーの反射光を受けるレシーバと、
    を備え、
    前記集光ミラーは、太陽光を線状に集光するためのリニアフレネル面を有する本体部と、前記リニアフレネル面を被覆し前記太陽光を反射するための反射膜と、を有することを特徴とする太陽集光装置。
  2. 前記集光ミラーの前記本体部は樹脂製である請求項1に記載の太陽集光装置。
  3. 前記回転テーブルには、前記集光ミラーが一つのみ配置されている請求項1又は請求項2に記載の太陽集光装置。
  4. 前記本体部は、太陽光を透過する光透過性の部材であり、
    前記リニアフレネル面及び前記反射膜は、前記集光ミラーの前記回転テーブル側に位置する請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の太陽集光装置。
  5. 前記集光ミラーの前記回転テーブル側には、前記反射膜を保護するための封止材からなる封止層が形成されており、
    前記集光ミラーは、前記封止層を介して前記回転テーブル上に配置されている請求項4に記載の太陽集光装置。
  6. 前記リニアフレネル面及び前記反射膜は、前記集光ミラーの前記レシーバ側に位置する請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の太陽集光装置。
  7. 請求項1〜6のうち何れか一項に記載の太陽集光装置を備え、前記レシーバが得た
    熱を利用して発電を行うことを特徴とする太陽熱発電システム。
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