JP2013164760A - データ出力システム、および、携帯端末装置 - Google Patents
データ出力システム、および、携帯端末装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】データのセキュリティを効果的に高め、また、ユーザのプライバシーを効果的に保護すること。
【解決手段】人検出装置30、出力装置40、携帯端末装置50を備えるデータ出力システム10において、出力装置40が、データの出力を行い、人検出装置30が、人を検出する検出処理を実行し、携帯端末装置50が、人検出装置30による検出処理の結果に基づいて、出力装置40により携帯端末装置50に記憶されたデータが出力されるのを制御する。
【選択図】図1
【解決手段】人検出装置30、出力装置40、携帯端末装置50を備えるデータ出力システム10において、出力装置40が、データの出力を行い、人検出装置30が、人を検出する検出処理を実行し、携帯端末装置50が、人検出装置30による検出処理の結果に基づいて、出力装置40により携帯端末装置50に記憶されたデータが出力されるのを制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、データの出力を行うデータ出力システム、および、データの出力を制御する携帯端末装置に関する。
従来、携帯端末装置に記憶されているデータを、携帯端末装置に備えられたディスプレイとは別のディスプレイに表示させる技術がある。
例えば、特許文献1には、車載ナビゲーション装置などの車載機と携帯電話とが、有線あるいは無線により接続されており、携帯電話により提供されたデータを車載機に表示させる技術が開示されている。
しかし、携帯電話に複数のデータが記憶されていて、その中から車載機に表示させたいデータを探し出す場合、各データの確認作業が車載機上で行われると、周囲にいる人に各データの内容が明らかになってしまう。
例えば、特許文献2には、プレゼンテーション用のデータを探し出す場合に、プレゼンテーション用のアプリケーションプログラムが起動されるまで、データの画面表示を行わない技術が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献2の従来技術では、プレゼンテーションの途中で突然部外者が部屋に入ってきた場合、データが部外者に見られてしまい、セキュリティ上問題がある。特に、そのデータの内容が機密事項である場合、深刻な問題となり得る。
携帯端末装置に記憶された個人的なデータを車の車載機などに表示させる場合も同様に、車に本人以外の者が急に乗り込んでくると、その者にデータを見られてしまい、プライバシーが守られないという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑み、データのセキュリティを効果的に高め、また、ユーザのプライバシーを効果的に保護することを可能とするデータ出力システム、携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の技術手段は、人を検出する検出処理を実行する人検出装置と、データを記憶する携帯端末装置と、該携帯端末装置に記憶された前記データを出力する出力装置と、を備え、前記携帯端末装置は、前記人検出装置による前記検出処理の結果に基づいて、該携帯端末装置に記憶された前記データの前記出力装置における出力を制御することを特徴とする。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記検出処理は、検出した人を識別する処理を含むことを特徴とする。
本発明の第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記人検出装置は、前記検出処理の結果の情報を前記出力装置に送信し、該出力装置は、前記携帯端末装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする。
本発明の第4の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記人検出装置は、前記携帯端末装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする。
本発明の第5の技術手段は、人を検出する検出処理を実行する人検出装置と、前記検出処理の結果に基づいて、携帯端末装置に記憶されたデータの出力を行う出力装置とを備えるデータ出力システムにおいて、前記携帯端末装置は、前記データを記憶する記憶部と、前記検出処理の結果の情報を受信する通信処理部と、該通信処理部により受信された前記検出処理の結果の情報に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記検出処理が、前記検出された人を識別する処理を含んでおり、前記人検出装置により、該検出処理が実行された場合に、前記出力制御部は、該検出処理の結果に基づいて、前記出力を制御することを特徴とする。
本発明の第7の技術手段は、第5または第6の技術手段において、前記人検出装置により前記検出処理の結果の情報が前記出力装置に送信された場合に、前記出力制御部は、前記出力装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記出力装置から受信することを特徴とする。
本発明の第8の技術手段は、第5または第6の技術手段において、前記出力制御部は、前記人検出装置との間で確立された通信接続により該人検出装置により送信された前記検出処理の結果の情報を受信することを特徴とする。
本発明の第9の技術手段は、出力装置におけるデータの出力を制御する携帯端末装置であって、人を検出する検出処理を実行する人検出部と、前記データを記憶する記憶部と、前記人検出部の前記検出処理の結果に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記検出処理は、検出した人を識別する処理を含むことを特徴とする。
本発明によれば、出力装置が、データの出力を行い、人検出装置が、人を検出する検出処理を実行し、携帯端末装置が、人検出装置による検出処理の結果に基づいて、携帯端末装置に記憶されたデータの出力装置における出力を制御することとしたので、データのセキュリティを効果的に高め、また、ユーザのプライバシーを効果的に保護することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ出力システム10の構成の一例を示す図である。なお、本実施形態では、一例として、データ出力システム10が設置されている会議室で、重要機密であるデータなどがデータ出力システム10により表示されている最中に、部外者が会議室に入ってくる場合を想定している。この場合、データ出力システム10は、その重要機密が部外者に漏えいしないように表示を制御する処理を行う。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ出力システム10の構成の一例を示す図である。なお、本実施形態では、一例として、データ出力システム10が設置されている会議室で、重要機密であるデータなどがデータ出力システム10により表示されている最中に、部外者が会議室に入ってくる場合を想定している。この場合、データ出力システム10は、その重要機密が部外者に漏えいしないように表示を制御する処理を行う。
このデータ出力システム10は、カメラ20、人検出装置30、出力装置40、携帯端末装置50を備える。カメラ20は、会議室の中にいる人の映像を撮影するカメラである。カメラ20は、例えば、会議室の入り口などに、会議室に入ってくる人の顔を撮影できるように設置される。また、カメラ20は、会議室の各座席に座っている人の顔を撮影できるように設置されていてもよい。
人検出装置30は、カメラ20が撮影した映像を取得して、会議室に人がいるか否かを検出するとともに、人がいる場合には、その人が誰であるかを識別する装置である。人検出装置30は、データ取得部31、通信処理部32、記憶部33、人検出部34を備える。
データ取得部31は、カメラ20が撮影した映像を、通信ケーブルを介して取得する処理部である。なお、データ取得部31は、カメラ20が撮影した映像を無線通信により取得することとしてもよい。通信処理部32は、出力装置40との間で通信を行う処理部である。この通信は、例えば、USB接続などによる有線通信であってもよいし、WiFi(登録商標)接続などによる無線通信であってもよい。
記憶部33は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部33は、顔画像データ33aを記憶する。顔画像データ33aは、人の顔画像を、その人のID情報(例えば、Aさん、Bさん、Cさんなど)と対応付けて登録したデータである。
人検出部34は、人がいるか否かを検出するとともに、人がいる場合には、その人が誰であるかを識別する処理部である。具体的には、人検出部34は、カメラ20から取得した映像から顔画像を抽出し、抽出した顔画像と一致する顔画像を顔画像データ33aに登録されている顔画像の中から検出する。なお、この検出処理は、一般に用いられている個人認証技術を用いて行うことができる。
そして、人検出部34は、検出した顔画像に対応付けて顔画像データ33aに登録されているID情報を取得する。その後、人検出部34は、取得したID情報を、通信処理部32を介して出力装置40に送信する。このようなID情報を用いることにより、後に説明するように、周囲にいる人に応じて、出力装置40におけるデータの表示を制限することができる。
なお、顔画像データ33aに顔画像が登録されていない人がカメラ20により撮影された場合は、その人が無許可者であることを示す無許可者情報(例えば、“unlicensed”など)をID情報として出力装置40に送信する。
また、カメラ20により携帯端末装置50の所有者以外の人が撮影されなかった場合には、人検出部34は、携帯端末装置50の所有者以外に人がいないことを示す不在情報(例えば、“undetected”など)を出力装置40に送信する。
出力装置40は、テレビ受像機やモニタなどの映像や音声を出力する出力装置である。出力装置40は、入力部41、出力部42、通信処理部43、記憶部44、端末操作部45、制御部46を備える。
入力部41は、ユーザから情報の入力を受け付ける入力デバイスである。なお、この入力部41は、ユーザが操作するリモートコントローラ(図示せず)からの入力信号を受け付ける入力デバイスであってもよい。出力部42は、映像や音声を出力する出力デバイスである。
通信処理部43は、人検出装置30や携帯端末装置50と通信を行う処理部である。これらの通信は、例えば、USB接続などによる有線通信であってもよいし、WiFi接続などによる無線通信であってもよい。
また、通信処理部43は、検出された人のID情報、あるいは、不在情報を人検出装置30から定期的に受信し、受信したID情報、あるいは、不在者情報を含む人検出情報を生成し、生成した人検出情報を携帯端末装置50に送信する。これにより、携帯端末装置50の処理負担を軽減することができる。
記憶部44は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。記憶部44は、検出結果データ44aを記憶する。検出結果データ44aは、人検出装置30の人検出処理により得られた検出結果の情報を登録したデータである。具体的には、検出結果データ44aには、検出された人のID情報、あるいは、不在情報が含まれる。
端末操作部45は、携帯端末装置50の遠隔操作を行う処理部である。例えば、端末操作部45は、入力部41により携帯端末装置50に記憶されているコンテンツの表示要求をユーザから受け付けた場合に、通信処理部43を介して、携帯端末装置50にそのコンテンツの表示データの送信要求を行う。その結果得られた表示データは、出力部42により表示される。制御部46は、出力装置40の各部を制御する処理部である。
携帯端末装置50は、スマートフォンやタブレット端末、ノート型パソコンなどの携帯可能な端末装置である。携帯端末装置50は、入力部51、出力部52、通信処理部53、記憶部54、出力制御部55、制御部56を備える。
入力部51は、ユーザから情報の入力を受け付ける入力デバイスである。出力部52は、映像や音声を出力する出力デバイスである。通信処理部53は、出力装置40と通信を行う処理部である。この通信は、例えば、USB接続などによる有線通信であってもよいし、WiFi接続などによる無線通信であってもよい。
記憶部54は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。記憶部54は、コンテンツデータ54a、登録者データ54bを記憶する。コンテンツデータ54aは、出力装置40により表示される文書や画像などのコンテンツのデータを登録したデータである。登録者データ54bは、コンテンツデータ54aとしてデータが登録された各コンテンツについて、閲覧が許可された人のID情報を登録したデータである。
このように、閲覧が許可された人のID情報をコンテンツごとに登録できるようにすることで、コンテンツに応じて、同一部署内の人だけに閲覧を許可したり、他の部署の人にも閲覧を許可したりするなど、閲覧の制限を効果的に行うことができ、使い勝手がよくなる。
なお、コンテンツデータ54aとして記憶されている各データが、複数のフォルダに分散して格納されている場合には、格納されているデータの閲覧が許可された人のID情報をフォルダごとに設定し、その設定情報を登録者データ54bに記憶するようにしてもよい。これにより、フォルダごとにコンテンツの閲覧を制限することができる。
また、コンテンツの閲覧の制限方法は、これに限定されるものではなく、他の制限方法を用いることとしてもよい。例えば、コンテンツデータ54aとして記憶されている各データが、複数のファイルとして記憶されている場合などに、ファイルの閲覧が許可された人のID情報をファイルごとに設定し、その設定情報を登録者データ54bに記憶するようにしてもよい。これにより、ファイルごとにコンテンツの閲覧を制限することができる。
さらに、コンテンツデータ54aが音楽データや映像データを含んでおり、音楽データや映像データが別々のファイルとして記憶されている場合などに、各種別のファイルの利用が許可された人のID情報をファイルの種別ごとに設定し、その設定情報を登録者データ54bに記憶するようにしてもよい。これにより、音楽データのファイルは全ての人に利用を許可し、映像データのファイルは特定の人のみ利用を許可するなど、ファイルの種別ごとにコンテンツの閲覧を制限することができる。
また、登録者データ54bに、ID情報と対応付けて、そのID情報により特定される人の氏名など、その人が誰であるのかを示す個人情報をさらに登録することとしてもよい。そして、人検出装置30により検出された人のID情報を携帯端末装置50が受信した場合、そのID情報に対応する個人情報が出力部52により表示されることとしてもよい。
また、登録者データ54bに上記個人情報を登録するのではなく、外部のサーバ装置に上記個人情報とID情報とを対応付けて予め記憶しておき、携帯端末装置50がID情報をサーバ装置に送信した場合に、サーバ装置がID情報に対応する個人情報を携帯端末装置50に送信することとしてもよい。
出力制御部55は、記憶部54にコンテンツデータ54aとして記憶されたデータのうち、ユーザにより表示要求がなされたデータの出力装置40における表示を制御する処理部である。
具体的には、出力制御部55は、出力装置40により送信された人検出情報を取得する。そして、出力制御部55は、ユーザにより表示要求がなされたコンテンツについて、閲覧を許可された人のID情報を登録者データ54bから取得する。そして、出力制御部55は、出力装置40から受信した人検出情報に含まれるすべてのID情報が、登録者データ54bから取得したID情報に含まれているか否かを判定する。
すべてのID情報が含まれている場合、出力制御部55は、出力装置40に表示させるコンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信することにより、出力装置40に表示データを表示させる。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続きコンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
また、携帯端末装置50の所有者以外に人がいないことを示す不在情報を出力装置40から受信した場合も、出力制御部55は、コンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信することにより、出力装置40に表示データを表示させる。
また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続きコンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
すべてのID情報が登録者データ54bから取得したID情報に含まれていない場合、出力制御部55は、表示データの生成および送信を行わない。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合は、出力制御部55は、表示データの生成・送信を中止し、出力装置40に表示データの表示を中止させる。
制御部56は、携帯端末装置50の各部を制御する処理部である。
つぎに、表示データを出力装置40に表示する表示モードと、表示データを表示しない非表示モードとの間でのモードの遷移について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における表示モードと非表示モードのモード遷移の一例について説明する図である。
表示モードへの遷移は、例えば、携帯端末装置50の出力制御部55が表示データを生成し、表示データを出力装置40に送信することにより実現され、非表示モードへの遷移は、出力制御部55が、表示データの生成および送信を中止することにより実現される。
まず、出力装置40と携帯端末装置50との間で通信が確立されると、モードは非表示モード60となる。これにより、人検出装置30により人検出処理が実行され、その結果に応じて表示制御が行われるまで、表示データを非表示とすることができる。なお、表示データが誰に見られてもよいものである場合には、通信処理部43は、非表示モード60への遷移を行わないこととしてもよい。
ここで、携帯端末装置50がユーザから表示モード61への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、表示モード61への遷移を実行することとしてもよい。その後、携帯端末装置50がユーザから非表示モード60への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、非表示モード60への遷移を実行することとしてもよい。
そして、非表示モード60の状態において、人検出装置30により人検出処理が実行され、携帯端末装置50の所有者以外の人が周囲にいないと判定された場合、または、コンテンツの閲覧が許可されていない無許可者が周囲にいないと判定された場合、携帯端末装置50は、表示モード62への遷移を実行する。
一方、非表示モード60の状態において、人検出装置30により人検出処理が実行され、コンテンツの閲覧を許可されていない無許可者が周囲にいると判定された場合、携帯端末装置50は、非表示モード63の状態を維持する。
非表示モード63に遷移した後も、人検出装置30により人検出処理は継続されるが、その人検出処理において、携帯端末装置50の所有者以外の人が周囲にいないと判定された場合、または、無許可者が周囲にいないと判定された場合、携帯端末装置50は、表示モード62への遷移を実行する。また、表示モード62に遷移した後、無許可者が周囲にいると判定された場合、携帯端末装置50は、非表示モード63への遷移を実行する。
さらに、非表示モード63の状態において、携帯端末装置50がユーザから表示モード64への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、表示モード64への遷移を実行することとしてもよい。この遷移は、ユーザにより表示モードに遷移しても問題がないと判断された場合に実行される。
その後、表示モード64への遷移が行われてから所定の時間経過した場合、携帯端末装置50は、非表示モード63への遷移を自動的に実行することとしてもよい。なお、所定の時間が経過する前でも、ユーザから非表示モード63への遷移命令を受け付けた場合には、携帯端末装置50は、所定の時間が経過することを待たずに、非表示モード63への遷移を実行することとしてもよい。
つぎに、本発明の第1の実施形態に係る表示処理の処理手順の一例について説明する。図3、図4は、本発明の第1の実施形態に係る表示処理の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図3に示すように、出力装置40の端末操作部45は、記憶部44に記憶している検出結果データ44aを初期化する(ステップS101)。そして、出力装置40の通信処理部43と携帯端末装置50の通信処理部53は、データの送受信を行うための通信接続を確立する(ステップS102)。続いて、人検出装置30の通信処理部32と出力装置40の通信処理部43は、データの送受信を行うための通信接続を確立する(ステップS103)。
その後、出力装置40の入力部41が携帯端末装置50に記憶されているコンテンツの表示要求をユーザから受け付けると、端末操作部45は、通信処理部43を介して、携帯端末装置50にそのコンテンツの表示データの送信要求を行う(ステップS104)。
一方、携帯端末装置50の通信処理部53は、出力装置40から表示データの送信要求を受信したか否かを判定する(ステップS105)。表示データの送信要求を受信していない場合(ステップS105においてNOの場合)、ステップS105の判定処理が繰り返される。
また、人検出装置30の人検出部34は、カメラ20が撮影した画像を取得して、会議室に人がいるか否かを検出するとともに、人がいる場合には、その人が誰であるかをさらに検出する(ステップS106)。そして、人検出部34は、その検出結果の情報(前述したID情報、または、不在情報)を、通信処理部32を介して出力装置40に送信する(ステップS107)。
出力装置40の通信処理部43は、人検出装置30により送信された検出結果の情報を受信する(ステップS108)。そして、通信処理部43は、人検出装置30からの検出結果の受信が、表示装置40と携帯端末装置50の通信が確立された後の初回の受信か否かを判定する(ステップS109)。
検出結果の受信が初回の受信ではない場合(ステップS109においてNOの場合)、通信処理部43は、受信した検出結果が前回受信した検出結果と異なるか否かを判定する(ステップS110)。
受信した検出結果が前回受信した検出結果と異なる場合(ステップS110においてYESの場合)、また、ステップS109において人検出装置30からの検出結果の受信が初回の受信である場合(ステップS109においてYESの場合)、通信処理部43は、人検出情報を生成すべきと判定し、人検出情報を生成する(ステップS111)。
具体的には、通信処理部43は、人検出装置30により人が検出され、さらに検出された人のID情報が特定された場合、検出された人のID情報が登録された人検出情報を生成する。
また、人検出装置30により検出された人にID情報が不明な無許可者が含まれる場合には、通信処理部43は、検出された人が無許可者であることを示す無許可者情報がID情報として登録された人検出情報を生成する。
また、通信処理部43は、人検出装置30により携帯端末装置50の所有者以外の人が検出されなかった場合、周囲に誰もいないことを示す不在者情報が登録された人検出情報を生成する。その後、通信処理部43は、その人検出情報を携帯端末装置50に送信する(ステップS112)。
そして、携帯端末装置50の通信処理部53は、人検出情報を受信したか否かを判定する(ステップS113)。人検出情報を受信していない場合(ステップS113においてNOの場合)、ステップS113の判定処理が繰り返される。
人検出情報を受信した場合(ステップS113においてYESの場合)、図4に示すように、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいるか否かを判定する(ステップS114)。
具体的には、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者以外に周囲に人がいないことを示す不在情報が人検出情報に含まれているか否かを判定する。そして、出力制御部55は、不在情報が人検出情報に含まれている場合に、携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいないと判定する。
不在情報が人検出情報に含まれていない場合、出力制御部55は、周囲に人がいると判定する。そして、出力制御部55は、登録者データ54bに登録されているID情報を読み出し、読み出したID情報に含まれない未登録のID情報が人検出情報に含まれているか否かを判定する。
そして、出力制御部55は、未登録のID情報が人検出情報に含まれている場合に、携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいると判定し、未登録のID情報が人検出情報に含まれていない場合に、携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいないと判定する。
携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいる場合(ステップS114においてYESの場合)、出力制御部55は、表示データの生成・送信を取り止めることにより、出力装置40における表示データの表示を中止する(ステップS115)。
携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいない場合、すなわち、携帯端末装置50の所有者だけしかいないか、または、すべての人が無許可者ではない場合(ステップS114においてNOの場合)、出力制御部55は、ユーザにより要求されたコンテンツの表示データを生成し、その表示データを通信処理部53を介して出力装置40に送信する(ステップS116)。
一方、出力装置40の通信処理部43は、表示データを受信したか否かを判定する(ステップS117)。表示データを受信した場合(ステップS117においてYESの場合)、出力部42は、受信した表示データを表示する(ステップS118)。
ステップS118の処理の後、または、ステップS117において、通信処理部43が表示データを受信していない場合(ステップS117においてNOの場合)、出力装置40の端末操作部45は、入力部41がこの表示処理を終了する指示をユーザから受け付けたか否かを判定する(ステップS119)。
表示処理を終了する指示をユーザから受け付けた場合(ステップS119においてYESの場合)、端末操作部45は、携帯端末装置50と人検出装置30に処理の終了要求を送信する(ステップS120)。
そして、携帯端末装置50の通信処理部53は、その終了要求を受信したか否かを判定し(ステップS121)、終了要求を受信した場合(ステップS121においてYESの場合)、携帯端末装置50の処理を終了する。
一方、人検出装置30の通信処理部32も、終了要求を受信したか否かを判定し(ステップS122)、終了要求を受信した場合(ステップS122においてYESの場合)、人検出装置30の処理を終了する。
ステップS119において、表示処理を終了する指示をユーザから受け付けていない場合(ステップS119においてNOの場合)、図3に示したステップS108以降の処理が継続される。この場合、携帯端末装置50および人検出装置30に処理の終了要求を送信するステップS120の処理は実行されない。
そのため、ステップS121の判定において、携帯端末装置50の通信処理部53は、終了要求を受信しないことになるため(ステップS121においてNO)、図3のステップS113以降の処理が継続される。同様に、ステップS122の判定において、人検出装置30の通信処理部32は、終了要求を受信しないことになるため(ステップS122においてNO)、図3のステップS106以降の処理が継続される。
以上のように、人検出装置30が人を検出する検出処理を実行し、携帯端末装置50が人検出装置30による検出処理の結果に基づいて、携帯端末装置50に記憶されたデータの出力装置40における表示を制御することとしたので、携帯端末装置50に記憶されたデータのセキュリティを効果的に高め、また、ユーザのプライバシーを効果的に保護することができる。
(第2の実施形態)
なお、上記実施形態1では、人検出装置30は、検出した人のID情報、検出した人が無許可者であることを示す無許可者情報、または、周囲に人がいないことを示す不在情報を出力装置40に送信し、出力装置40がそれらの情報を用いて人検出情報を生成し、生成した人検出情報を携帯端末装置50に送信することとしたが、人検出装置30がID情報や無許可者情報、または、不在情報を携帯端末装置50に直接送信し、携帯端末装置50が人検出情報を生成することとしてもよい。これにより、従来型のテレビ受像機などを出力装置40として用いることが可能となる。
なお、上記実施形態1では、人検出装置30は、検出した人のID情報、検出した人が無許可者であることを示す無許可者情報、または、周囲に人がいないことを示す不在情報を出力装置40に送信し、出力装置40がそれらの情報を用いて人検出情報を生成し、生成した人検出情報を携帯端末装置50に送信することとしたが、人検出装置30がID情報や無許可者情報、または、不在情報を携帯端末装置50に直接送信し、携帯端末装置50が人検出情報を生成することとしてもよい。これにより、従来型のテレビ受像機などを出力装置40として用いることが可能となる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るデータ出力システム10の構成の一例を示す図である。このデータ出力システム10では、人検出装置30の通信処理部32は、携帯端末装置50の通信処理部53と通信を確立し、検出した人のID情報や、検出した人が無許可者であることを示す無許可者情報、周囲に人がいないことを示す不在情報を携帯端末装置50に送信する。この通信は、例えば、USB接続などによる有線通信であってもよいし、WiFi接続などによる無線通信であってもよい。
そして、携帯端末装置50の記憶部54は、人検出装置30から受信した情報を検出結果データ54cとして記憶する。携帯端末装置50の通信処理部53は、検出結果データ54cを用いて、検出された人のID情報が登録された人検出情報を生成する。
人検出装置30により検出された人にID情報が不明な無許可者が含まれる場合には、通信処理部53は、検出された人が無許可者であることを示す無許可者情報がID情報として登録された人検出情報を生成する。
また、通信処理部53は、人検出装置30により携帯端末装置50の所有者以外の人が検出されなかった場合、周囲に誰もいないことを示す不在者情報が登録された人検出情報を生成する。その他の処理は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係る表示処理の処理手順の一例について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る表示処理の処理手順の一例を示すシーケンス図である。まず、携帯端末装置50の出力制御部55は、記憶部54に記憶している検出結果データ54cを初期化する(ステップS201)。
そして、携帯端末装置50の通信処理部53と出力装置40の通信処理部43は、データの送受信を行うための通信接続を確立する(ステップS202)。続いて、人検出装置30の通信処理部32と携帯端末装置50の通信処理部53は、データの送受信を行うための通信接続を確立する(ステップS203)。
その後、出力装置40の入力部41が携帯端末装置50に記憶されているコンテンツの表示要求をユーザから受け付けると、端末操作部45は、通信処理部43を介して、携帯端末装置50にそのコンテンツの表示データの送信要求を行う(ステップS204)。
一方、携帯端末装置50の通信処理部53は、出力装置40から表示データの送信要求を受信したか否かを判定する(ステップS205)。表示データの送信要求を受信していない場合(ステップS205においてNOの場合)、ステップS205の判定処理が繰り返される。
また、人検出装置30の人検出部34は、カメラ20が撮影した画像を取得して、会議室に人がいるか否かを検出するとともに、人がいる場合には、その人が誰であるかをさらに検出する(ステップS206)。そして、人検出部34は、その検出結果の情報を、通信処理部32を介して携帯端末装置50に送信する(ステップS207)。
携帯端末装置50の通信処理部53は、人検出装置30により送信された検出結果の情報を受信する(ステップS208)。そして、通信処理部53は、人検出装置30からの検出結果の受信が、表示装置40と携帯端末装置50の通信が確立された後の初回の受信か否かを判定する(ステップS209)。
検出結果の受信が初回の受信ではない場合(ステップS209においてNOの場合)、通信処理部53は、受信した検出結果が前回受信した検出結果と異なるか否かを判定する(ステップS210)。
受信した検出結果が前回受信した検出結果と異なる場合(ステップS210においてYESの場合)、また、ステップS209において人検出装置30からの検出結果の受信が初回の受信である場合(ステップS209においてYESの場合)、通信処理部53は、人検出情報を生成すべきと判定し、人検出情報を生成する(ステップS211)。
具体的には、通信処理部53は、人検出装置30により人が検出され、さらに検出された人のID情報が特定された場合、検出された人のID情報が登録された人検出情報を生成する。
また、人検出装置30により検出された人にID情報が不明な無許可者が含まれる場合には、通信処理部53は、検出された人が無許可者であることを示す無許可者情報がID情報として登録された人検出情報を生成する。
また、通信処理部53は、人検出装置30により携帯端末装置50の所有者以外の人が検出されなかった場合、周囲に誰もいないことを示す不在者情報が登録された人検出情報を生成する。
その後の携帯端末装置50の処理は、図4のステップS114以降の処理と同様のものとなる。すなわち、携帯端末装置50の出力制御部55は、ステップS114において、携帯端末装置50の所有者でない無許可者がいるか否かを判定し、それ以後の処理が実行される。
また、人検出装置30および出力装置40のその後の処理も、それぞれ図4のステップS117以降の処理、ステップS122以降の処理と同様のものとなる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、検出された人のID情報が、予め登録されたID情報と一致するか否かに応じて、出力装置40における表示データの表示が制御されたが、単に携帯端末装置50の所有者以外の誰かが周囲にいるか否かに応じて出力装置40における表示データの表示が制御されてもよい。
第1、第2の実施形態では、検出された人のID情報が、予め登録されたID情報と一致するか否かに応じて、出力装置40における表示データの表示が制御されたが、単に携帯端末装置50の所有者以外の誰かが周囲にいるか否かに応じて出力装置40における表示データの表示が制御されてもよい。
本実施形態に係るデータ出力システムは、図1または図5に示したデータ出力システム10と同様のものとなる。ここで、人検出装置30の人検出部34は、カメラ20から取得した映像を用い、会議室内にいる人の人数を、一般に用いられている人検出技術を用いて検出する。
そして、人検出部34は、通信処理部32を介して、検出した人数の情報を図1のデータ出力システム10の場合は出力装置40に、図5のデータ出力システム10の場合は携帯端末装置50に検出結果の情報として送信する。
また、図1のデータ出力システム10の場合、出力装置40の通信処理部43は、その検出結果の情報を受信し、受信した情報を人検出情報として携帯端末装置50に転送する。なお、本実施形態では、顔認識は行われないので、人検出装置30の記憶部33には、顔画像データ33aが記憶されている必要はない。
その後、携帯端末装置50の出力制御部55は、人検出情報を受信し、人検出装置30により検出された人の人数が二人以上であるか否かを判定する。そして、人数が一人である場合、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者以外に誰もいないと判定する。
そして、出力制御部55は、コンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信することにより、出力装置40に表示データを表示させる。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続きコンテンツの表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
人数が二人以上である場合、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者以外に誰かがいると判定し、表示データの生成および送信を行わない。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合は、出力制御部55は、表示データの生成・送信を中止し、出力装置40に表示データの表示を中止させる。
つぎに、表示データを出力装置40に表示する表示モードと、表示データを表示しない非表示モードとの間でのモードの遷移について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態における表示モードと非表示モードのモード遷移の一例について説明する図である。
表示モードへの遷移は、例えば、携帯端末装置50の出力制御部55が表示データを生成し、表示データを出力装置40に送信することにより実現され、非表示モードへの遷移は、出力制御部55が、表示データの生成および送信を中止することにより実現される。
まず、出力装置40と携帯端末装置50との間で通信が確立されると、モードは非表示モード60となる。これにより、人検出装置30により人検出処理が実行され、その結果に応じて表示制御が行われるまで、表示データを非表示とすることができる。なお、表示データが誰に見られてもよいものである場合には、通信処理部43は、非表示モード60への遷移を行わないこととしてもよい。
ここで、携帯端末装置50がユーザから表示モード61への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、表示モード61への遷移を実行することとしてもよい。その後、携帯端末装置50がユーザから非表示モード60への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、非表示モード60への遷移を実行することとしてもよい。
そして、非表示モード60の状態において、人検出装置30により人検出処理が実行され、人の人数が一人である、すなわち携帯端末装置50の所有者以外の人が周囲にいないと判定された場合、出力制御部55は、表示モード62への遷移を実行する。
一方、非表示モード60の状態において、人検出装置30により人検出処理が実行され、人の人数が二人以上である、すなわち周囲に人がいると判定された場合、出力制御部55は、非表示モード63への遷移を実行する。
非表示モード63に遷移した後も、人検出装置30により人検出処理は継続されるが、その人検出処理において、携帯端末装置50の所有者以外の人が周囲にいないと判定された場合、出力制御部55は、表示モード62への遷移を実行する。また、表示モード62に遷移した後、周囲に人がいると判定された場合、出力制御部55は、非表示モード63への遷移を実行する。
さらに、非表示モード63の状態において、携帯端末装置50がユーザから表示モード64への遷移命令を受け付けた場合、携帯端末装置50は、表示モード64への遷移を実行することとしてもよい。この遷移は、ユーザにより表示モードに遷移しても問題がないと判断された場合に実行される。
その後、表示モード64への遷移が行われてから所定の時間経過した場合、携帯端末装置50は、非表示モード63への遷移を自動的に実行することとしてもよい。なお、所定の時間が経過する前でも、ユーザから非表示モード63への遷移命令を受け付けた場合には、携帯端末装置50は、所定の時間が経過することを待たずに、非表示モード63への遷移を実行することとしてもよい。
また、本実施形態に係る表示処理の処理手順の一例を示すシーケンス図は、図3、図4、図6に示したシーケンス図とほぼ同様のものとなる。本実施形態の場合、図3に示すステップS107〜ステップS112の処理の代わりに、人検出装置30の人検出部34は、検出した人の人数の情報を、通信処理部32を介して出力装置40に送信し、出力装置40の通信処理部43は、その人数の情報を人検出情報として携帯端末装置50に送信する。
また、図6に示すステップS207〜ステップS211の処理の代わりに、人検出装置30の人検出部34は、検出した人の人数の情報を通信処理部32を介して携帯端末装置50に送信し、携帯端末装置50の通信処理部53は、その人数の情報を人検出情報として受信する。
そして、図4のステップS114の処理の代わりに、出力制御部55は、人数が二人以上であるか否かを判定し、二人以上である場合にステップS115において、表示データの生成・送信を取り止める処理を実行し、二人以上でない場合にステップS116において、ユーザにより要求されたコンテンツの表示データを生成し、その表示データを通信処理部53を介して出力装置40に送信する処理を実行する。
(第4の実施形態)
上記第1〜第3の実施形態では、データ出力システム10が設置されている会議室で、重要機密であるデータなどがデータ出力システム10により表示される例について説明したが、出力装置40が車に搭載される装置であり、その出力装置40にデータが表示される場合にも本発明を適用することができる。
上記第1〜第3の実施形態では、データ出力システム10が設置されている会議室で、重要機密であるデータなどがデータ出力システム10により表示される例について説明したが、出力装置40が車に搭載される装置であり、その出力装置40にデータが表示される場合にも本発明を適用することができる。
本実施形態に係るデータ出力システム10の構成は、図1または図5に示したデータ出力システム10と同様のものとなる。本実施形態の場合、人検出装置30および出力装置40は、車に搭載される装置である。なお、カメラ20は、各座席に座る人の顔画像を撮影できるように、各座席に設けられる。
また、車に乗り込む各人がID情報を送信可能な送信装置を備えた携帯端末装置を持っており、各座席にはそのID情報を受信する受信装置がカメラ20の代わりに設置されることとしてもよい。
この場合、受信装置は、車に乗り込む人が持っている携帯端末装置から受信したID情報を、人検出装置30に送信し、人検出装置30がその情報を表示装置40または携帯端末装置50に送信する。
ここで、ID情報として用いられるのは、例えば、送信装置がRFID(Radio Frequency Identification)タグであり、受信装置がRFIDリーダである場合は、RFIDタグに記憶された情報である。また、送信装置と受信装置がNFC(Near Field Communication)技術を利用して近距離通信を行うものである場合は、ID情報として用いられるのは、送信装置に記憶され、近距離通信により受信装置に送信される情報である。
また、送信装置が受信装置にBluetooth(登録商標)の技術を用いて情報を送信する場合には、BluetoothアドレスがID情報として用いられてもよい。また、送信装置が受信装置にWiFiの技術を用いて情報を送信する場合には、WiFiアドレスがID情報として用いられてもよい。さらに、送信装置が上述した複数の通信方式に対応している場合には、上述したID情報を組み合わせたものがID情報として用いられてもよい。
また、第1または第2の実施形態のように、人検出装置30は、カメラ20が撮影した映像を用いて個人認証を行い、人のID情報まで特定することとしてもよいが、第3の実施形態のように、人の人数だけを検出し、その人数に基づいて出力装置40における表示データの表示が制御されることとしてもよい。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る人検出装置30の構成の一例を示す図である。この人検出装置30には、人検出センサ21が接続されている。人検出センサ21は、車中の人の存在を検出するセンサである。例えば、人検出センサ21は、赤外線センサであり、ドアを開けて車に乗り込んでくる人がいるか否かを座席ごとに検出する。
あるいは、人検出センサ21は、各座席の下部に設けられた重量センサであってもよい。この場合、人が座席に座った際の重量を重量センサが検出することにより、人の存在が検出される。また、人検出センサ21は、各座席のシートベルトに設けられ、シートベルトが着用された場合にオンになるスイッチであってもよい。この場合、スイッチのオン、オフの動作により、人の存在が検出される。また、人検出センサ21は、上述したセンサを複数組み合わせたものであってもよい。
データ取得部31は、車に乗り込んでくる人が検出されたことを示す情報を人検出センサ21から通信ケーブルを介して取得する処理部である。なお、データ取得部31は、人検出センサ21からの情報を無線通信により取得することとしてもよい。
通信処理部32は、図1に示したデータ出力システム10においては、出力装置40との間で通信を行う処理部であり、図5に示したデータ出力システム10においては、携帯端末装置50との間で通信を行う処理部である。これらの通信は、例えば、USB接続などによる有線通信であってもよいし、WiFi接続などによる無線通信であってもよい。
記憶部33は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。人検出部34は、人検出センサ21から取得した情報から車内にいる人の人数を検出する処理部である。そして、人検出部34は、通信処理部32を介して、検出した人数の情報を、図1に示したデータ出力システム10では出力装置40に送信し、図5に示したデータ出力システム10では携帯端末装置50に送信する。
なお、本実施形態における表示処理の他の処理は、第3の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(その他の実施形態)
第1〜第4の実施形態では、出力装置40における表示データの表示を制限することとしたが、携帯端末装置50における表示データの表示も制限することとしてもよい。これにより、表示データのセキュリティをより高めることができる。
第1〜第4の実施形態では、出力装置40における表示データの表示を制限することとしたが、携帯端末装置50における表示データの表示も制限することとしてもよい。これにより、表示データのセキュリティをより高めることができる。
また、出力装置40で表示が制限されている表示データの表示要求を携帯端末装置50の入力部51がユーザから受け付け、携帯端末装置50の出力制御部55がその表示データを携帯端末装置50の出力部52に表示させることとしてもよい。これにより、出力装置40で表示が制限されている表示データを、携帯端末装置50で一時的に他の人に示すことが可能となる。
また、上記実施形態では、データ出力システム10は、出力装置40におけるコンテンツの表示データの出力を制御することとしたが、出力装置40における音声データの出力を制御することとしてもよい。
また、データ出力システム10は、アプリケーションプログラムの実行画面の表示を制御することとしてもよい。この場合、図1または図5における携帯端末装置50の登録者データ54bには、アプリケーションプログラムを特定する情報と、そのアプリケーションプログラムの実行画面の閲覧が許可された人のID情報が登録される。
そして、携帯端末装置50の出力制御部55は、人検出装置30により検出されたすべての人のID情報が、登録者データ54bに登録されたID情報に含まれているか否かを判定する。
すべてのID情報が含まれている場合、出力制御部55は、アプリケーションプログラムの実行画面の閲覧を許可する。そして、出力制御部55は、アプリケーションプログラムの実行画面の表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データを表示させる。
また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続きアプリケーションプログラムの実行画面の表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
また、携帯端末装置50の所有者以外に人がいないことを示す不在情報を出力装置40から受信した場合も、出力制御部55は、アプリケーションプログラムの実行画面の表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信することにより、出力装置40に表示データを表示させる。
また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続きアプリケーションプログラムの実行画面の表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
すべてのID情報が登録者データ54bから取得したID情報に含まれていない場合、出力制御部55は、表示データの生成および送信を行わない。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合は、出力制御部55は、表示データの生成・送信を中止し、出力装置40に表示データの表示を中止させる。例えば、出力制御部55は、アプリケーションプログラムの実行を中止することにより、表示データの生成・送信を中止する。
なお、ここでは、アプリケーションプログラムごとにID情報を用いて実行画面の表示データの閲覧を許可するか否かを決定することとしたが、人検出装置30により検出された人の人数の情報を用いて閲覧を許可するか否かを決定することとしてもよい。
この場合、携帯端末装置50の出力制御部55は、人検出装置30により検出された人の人数が二人以上であるか否かを判定する。そして、人数が一人である場合、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者以外に誰もいないと判定する。
そして、出力制御部55は、アプリケーションプログラムの実行画面の表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信することにより、出力装置40に表示データを表示させる。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合、出力制御部55は、引き続き表示データを生成し、生成した表示データを出力装置40に送信して、出力装置40に表示データの表示を継続させる。
人数が二人以上である場合、出力制御部55は、携帯端末装置50の所有者以外に誰かがいると判定し、表示データの生成および送信を行わない。また、すでに表示データが出力装置40に表示されている場合は、出力制御部55は、表示データの生成・送信を中止し、出力装置40に表示データの表示を中止させる。
また、出力制御部55は、人の人数が二人以上である場合、すべてのアプリケーションプログラムの実行画面の閲覧を一括して制限することとしてもよいし、一部のアプリケーションプログラムの実行画面の閲覧のみを制限することとしてもよい。
閲覧を制限するアプリケーションプログラムの特定は、アプリケーションプログラムに予め設定されたフラグを検出することにより行うこととしてもよいし、予め閲覧を制限するアプリケーションプログラムの情報をユーザから受け付けてそれを登録しておき、登録された情報を参照して行うこととしてもよい。
また、第1〜第4の実施形態では、コンテンツの表示データを出力装置40で表示しないように制御するために、携帯端末装置50の出力制御部55は、その表示データの生成および出力装置40に対する送信を行わないこととしたが、出力制御部55が、そのコンテンツのデータに対するアクセスを制限したり、その存在を隠したりすることとしてもよい。また、アプリケーションプログラムが表示制限の対象となる場合も、出力制御部55が、その存在を隠すこととしてもよい。
10…データ出力システム、20…カメラ、30…人検出装置、31…データ取得部、32…通信処理部、33…記憶部、33a…顔画像データ、34…人検出部、40…出力装置、41…入力部、42…出力部、43…通信処理部、44…記憶部、44a…検出結果データ、45…端末操作部、46…制御部、50…携帯端末装置、51…入力部、52…出力部、53…通信処理部、54…記憶部、54a…コンテンツデータ、54b…登録者データ、55…出力制御部、56…制御部、60,63…非表示モード、61,62,64…表示モード
Claims (10)
- 人を検出する検出処理を実行する人検出装置と、
データを記憶する携帯端末装置と、
該携帯端末装置に記憶された前記データを出力する出力装置と、を備え、
前記携帯端末装置は、前記人検出装置による前記検出処理の結果に基づいて、該携帯端末装置に記憶された前記データの前記出力装置における出力を制御することを特徴とするデータ出力システム。 - 前記検出処理は、検出した人を識別する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
- 前記人検出装置は、前記検出処理の結果の情報を前記出力装置に送信し、該出力装置は、前記携帯端末装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ出力システム。
- 前記人検出装置は、前記携帯端末装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ出力システム。
- 人を検出する検出処理を実行する人検出装置と、前記検出処理の結果に基づいて、携帯端末装置に記憶されたデータの出力を行う出力装置とを備えるデータ出力システムにおいて、前記携帯端末装置は、
前記データを記憶する記憶部と、
前記検出処理の結果の情報を受信する通信処理部と、
該通信処理部により受信された前記検出処理の結果の情報に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記検出処理が、前記検出された人を識別する処理を含んでおり、前記人検出装置により、該検出処理が実行された場合に、前記出力制御部は、該検出処理の結果に基づいて、前記出力を制御することを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置。
- 前記人検出装置により前記検出処理の結果の情報が前記出力装置に送信された場合に、前記出力制御部は、前記出力装置との間で確立された通信接続により前記検出処理の結果の情報を前記出力装置から受信することを特徴とする請求項5または6に記載の携帯端末装置。
- 前記出力制御部は、前記人検出装置との間で確立された通信接続により該人検出装置により送信された前記検出処理の結果の情報を受信することを特徴とする請求項5または6に記載の携帯端末装置。
- 出力装置におけるデータの出力を制御する携帯端末装置であって、
人を検出する検出処理を実行する人検出部と、
前記データを記憶する記憶部と、
前記人検出部の前記検出処理の結果に基づいて、前記記憶部に記憶されたデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記検出処理は、検出した人を識別する処理を含むことを特徴とする請求項9に記載の携帯端末装置。
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JP2012027900A JP2013164760A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | データ出力システム、および、携帯端末装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017059079A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 株式会社Nttドコモ | 情報配信装置および情報配信プログラム |
JP2017191381A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | コニカミノルタ株式会社 | 文書表示システム、文書格納装置およびプログラム |
JP2018195044A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
-
2012
- 2012-02-13 JP JP2012027900A patent/JP2013164760A/ja active Pending
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