JP2013163703A - ポリプロピレン樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなる発泡成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】力学特性および耐熱性に優れ、かつ、発泡成形体の表面に浮き出る繊維やシルバーストリークの発生が少ない発泡成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなる発泡成形体を提供する。
【解決手段】
プロピレン単独重合体成分プロピレン−エチレン共重合体成分からなり、
メルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体(A)30〜70重量部と、
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)5〜25重量部と、
グラフト効率が0.65以上である不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された変性ポリオレフィン樹脂(C)1〜10重量部と、
ガラス転移温度(Tg)が100℃以下であるテルペン樹脂(D)1〜10重量部と、
シランカップリング剤により表面処理されたガラス繊維(E)10〜30重量部
とからなるポリプロピレン樹脂組成物。
【選択図】なし
【解決手段】
プロピレン単独重合体成分プロピレン−エチレン共重合体成分からなり、
メルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体(A)30〜70重量部と、
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)5〜25重量部と、
グラフト効率が0.65以上である不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された変性ポリオレフィン樹脂(C)1〜10重量部と、
ガラス転移温度(Tg)が100℃以下であるテルペン樹脂(D)1〜10重量部と、
シランカップリング剤により表面処理されたガラス繊維(E)10〜30重量部
とからなるポリプロピレン樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、ポリプロピレン樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなる発泡成形体に関するものである。
樹脂組成物の力学特性や耐熱性を改良する手段として、樹脂に繊維を配合する方法が知られている。例えば、特許文献1には、プロピレン系樹脂組成物の成形性と界面接着性を改良し、成形体の力学特性を改良する手段として、多官能化合物によりサイジング処理された強化繊維とSP値が6.5〜9.5であるテルペン樹脂とプロピレン系樹脂を有してなる繊維強化プロピレン系樹脂組成物が記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された繊維強化プロピレン系樹脂組成物を発泡成形体に用いた場合、得られる発泡成形体の外観、例えば、発泡成形体の表面に繊維が浮き出るということや、発泡成形体の表面にシルバーストリークが発生するということについては、さらなる改良が求められていた。
かかる状況の下、本発明の目的は、発泡成形体にした場合に、力学特性および耐熱性に優れ、かつ、発泡成形体の表面に浮き出る繊維やシルバーストリークの発生が少ない発泡成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなる発泡成形体を提供することにある。
かかる状況の下、本発明の目的は、発泡成形体にした場合に、力学特性および耐熱性に優れ、かつ、発泡成形体の表面に浮き出る繊維やシルバーストリークの発生が少ない発泡成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなる発泡成形体を提供することにある。
本発明者は、鋭意検討の結果、本発明が上記の課題を解決できることを見出し、これを完成するに至った。
すなわち、本発明は、
プロピレン単独重合体成分(A−1)とプロピレンーエチレン共重合体成分(A−2)からなり、
温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定されるメルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体(A)30〜70重量部と、
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)5〜25重量部と、
グラフト効率が0.65以上である不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された変性ポリオレフィン樹脂(C)1〜10重量部と、
ガラス転移温度(Tg)が100℃以下であるテルペン樹脂(D)1〜10重量部と、
シランカップリング剤により表面処理されたガラス繊維(E)10〜30重量部
とからなるポリプロピレン樹脂組成物に係るものである。
(ただし、プロピレン共重合体(A)とエチレン−α−オレフィン共重合体(B)と変性ポリオレイン樹脂(C)とテルペン樹脂(D)とガラス繊維(E)のそれぞれの重量の合計を100重量部とする。)
すなわち、本発明は、
プロピレン単独重合体成分(A−1)とプロピレンーエチレン共重合体成分(A−2)からなり、
温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定されるメルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体(A)30〜70重量部と、
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)5〜25重量部と、
グラフト効率が0.65以上である不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された変性ポリオレフィン樹脂(C)1〜10重量部と、
ガラス転移温度(Tg)が100℃以下であるテルペン樹脂(D)1〜10重量部と、
シランカップリング剤により表面処理されたガラス繊維(E)10〜30重量部
とからなるポリプロピレン樹脂組成物に係るものである。
(ただし、プロピレン共重合体(A)とエチレン−α−オレフィン共重合体(B)と変性ポリオレイン樹脂(C)とテルペン樹脂(D)とガラス繊維(E)のそれぞれの重量の合計を100重量部とする。)
また、本発明は、上記のポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡成形体に係るものであり、さらに、その発泡成形体からなる自動車用部品に係るものである。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を用いることによって、力学特性および耐熱性に優れ、かつ、発泡成形体の表面に浮き出る繊維やシルバーストリークの発生が少ない発泡成形体を得ることができる。
〔プロピレン共重合体(A)〕
本発明で用いられるプロピレン共重合体(A)は、プロピレン単独重合体成分(A−1)とプロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)からなり、温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定されるメルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体である。
本発明で用いられるプロピレン共重合体(A)は、プロピレン単独重合体成分(A−1)とプロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)からなり、温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定されるメルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体である。
プロピレン共重合体(A)のメルトフローレートは、50〜120g/10分であり、好ましくは75〜100g/10分である。プロピレン共重合体(A)のメルトフローレートは、JIS K7210(1995)に従い、温度230℃および荷重21.2Nで測定される。
[プロピレン単独重合体成分(A−1)]
プロピレン単独重合体成分(A−1)の135℃のテトラリン中で測定される極限粘度[η]A-1は、0.70〜1.5dl/gであり、好ましくは、0.80〜1.2dl/gである。極限粘度を1.5dl/g以下とすることにより、樹脂組成物の成形加工性を良好にすることが可能となる。極限粘度を0.70dl/g以上とすることにより、得られる成形体の力学特性をより高くすることができる。
プロピレン単独重合体成分(A−1)の135℃のテトラリン中で測定される極限粘度[η]A-1は、0.70〜1.5dl/gであり、好ましくは、0.80〜1.2dl/gである。極限粘度を1.5dl/g以下とすることにより、樹脂組成物の成形加工性を良好にすることが可能となる。極限粘度を0.70dl/g以上とすることにより、得られる成形体の力学特性をより高くすることができる。
上記極限粘度は、以下の方法によってテトラリンを溶媒として用いて、温度135℃で測定される。
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1g/dl、0.2g/dlおよび0.5g/dlの3点について還元粘度を測定される。極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法即ち、還元粘度を濃度に対してプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求められる。
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1g/dl、0.2g/dlおよび0.5g/dlの3点について還元粘度を測定される。極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法即ち、還元粘度を濃度に対してプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求められる。
プロピレン単独重合体成分(A−1)の13C−NMRで測定されるアイソタクチック・ペンタッド分率(mmmm分率)は、結晶性が高く、剛性が高いという観点から、好ましくは0.960以上であり、より好ましくは0.980以上である。
アイソタクチック・ペンタッド分率とは、ポリプロピレン分子中のペンタッド単位について、プロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率であって、A.Zambelliらによって発表された方法(Macromolecules 第6巻、第925頁、1973年)に記載の13C−NMR法に従って求められる。但し、13C−NMR吸収ピークの帰属は、Macromolecules 第8巻、第687頁(1975年)に基づいて行うものである。
[プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)]
プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)は、プロピレンに由来する単量体単位と、エチレンに由来する単量体単位とを有し、
エチレンに由来する単量体単位の含有量が25〜75質量%であり、好ましくは30〜60質量%である(ただし、プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)の質量を100質量%とする)。
上記共重合体成分(A−2)のエチレンに由来する単量体単位の含有量を25〜75質量%とすることにより、得られる成形体の力学特性を高くすることができる。
プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)は、プロピレンに由来する単量体単位と、エチレンに由来する単量体単位とを有し、
エチレンに由来する単量体単位の含有量が25〜75質量%であり、好ましくは30〜60質量%である(ただし、プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)の質量を100質量%とする)。
上記共重合体成分(A−2)のエチレンに由来する単量体単位の含有量を25〜75質量%とすることにより、得られる成形体の力学特性を高くすることができる。
上記エチレンに由来する単量体単位の含有量は、“新版 高分子分析ハンドブック”(日本化学会、高分子分析研究懇談会編、紀伊国屋書店(1995))に記載されているIR法またはNMR法を用いて測定される。
プロピレン共重合体(A)が、後述のとおり、プロピレン単独重合体成分(A−1)と、プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)とが、連続重合により製造される場合、共重合体成分(A−2)の極限粘度[η]A-2は下式から計算される:
[η]A-2=([η]total−[η]A-1×XA-1)/XA-2
式中、[η]totalはプロピレン共重合体(A)の極限粘度であり、XA-1は第一段階の重合工程で生成した単独重合体成分(A−1)の質量割合であり、XA-2は第二段階の重合工程で生成した共重合体成分(A−2)の質量割合であり、XA-1およびXA-2は物質収支から求める。
[η]A-2=([η]total−[η]A-1×XA-1)/XA-2
式中、[η]totalはプロピレン共重合体(A)の極限粘度であり、XA-1は第一段階の重合工程で生成した単独重合体成分(A−1)の質量割合であり、XA-2は第二段階の重合工程で生成した共重合体成分(A−2)の質量割合であり、XA-1およびXA-2は物質収支から求める。
プロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)の135℃のテトラリン中で測定される極限粘度[η]A-2は、1.5〜9.0dl/gであるエチレン-α-オレフィン共重合体である。
プロピレン共重合体(A)に含まれる単独重合体成分(A−1)の含有量は50〜95質量%であり、共重合体成分成分(A−2)の含有量が5〜50質量%であり、好ましくは単独重合体成分(A−1)の含有量は60〜95質量%であり、共重合体成分成分(A−2)の含有量が5〜40質量%である(ただし、プロピレン共重合体(A)の質量を100質量%とする)。
プロピレン共重合体(A)の製造方法としては、
単独重合体成分(A−1)と共重合体成分成分(A−2)を溶融混練して得る方法、
第一段階の重合で単独重合体成分(A−1)を得た後に、第二段階の重合で単独重合体成分(A−1)の存在下で共重合体成分成分(A−2)を得る連続重合方法
を例示できる。
好ましくは第一段階の重合で単独重合体成分(A−1)を得た後に、第二段階の重合で単独重合体成分(A−1)の存在下で共重合体成分成分(A−2)を得る連続重合方法である。
単独重合体成分(A−1)と共重合体成分成分(A−2)を溶融混練して得る方法、
第一段階の重合で単独重合体成分(A−1)を得た後に、第二段階の重合で単独重合体成分(A−1)の存在下で共重合体成分成分(A−2)を得る連続重合方法
を例示できる。
好ましくは第一段階の重合で単独重合体成分(A−1)を得た後に、第二段階の重合で単独重合体成分(A−1)の存在下で共重合体成分成分(A−2)を得る連続重合方法である。
プロピレン共重合体(A)は、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法によって製造することができる。
プロピレン共重合体(A)の重合に用いる重合触媒として、チーグラー型触媒系;チーグラー・ナッタ系触媒系;シクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物と、アルキルアミノキサンからなる触媒系;シクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とそれと、それと反応してイオン性の錯体を形成する化合物と、有機アルミニウム化合物からなる触媒系;これらの各触媒を無機物のような粒子で処理してなる触媒系;および各触媒系の存在下でエチレンやα−オレフィンを予備重合させてなる予備重合触媒を例示することができる。
上記の触媒系としては、特開昭61−218606号公報、特開平5−194685号公報、特開平7−216017号公報、特開2004−182981号公報、特開平9−316147号公報に記載の触媒系が挙げられる。
プロピレン共重合体(A)の重合方法として、重合温度において液状のオレフィンを媒体として重合を行うバルク重合;プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の不活性炭化水素溶媒中で行う溶液重合法またはスラリー重合法;および気体状態の単量体を媒体として、その媒体中の気体状態の単量体を重合する気相重合法を例示することができる。これらの重合方法はバッチ式、連続式またはこれらの組合せで行われる。工業的かつ経済的な観点から、連続式の気相重合法、バルク重合法と気相重合法を連続的に行うバルク−気相重合法が好ましい。
本発明の樹脂組成物に含有されるプロピレン重合体の含有量は、好ましくは30〜70質量部であり、より好ましくは40〜60質量部である。
〔エチレン−α−オレフィン共重合体(B)〕
本発明で用いられるエチレン−α−オレフィン共重合体(B)は、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとの共重合体である。
本発明で用いられるエチレン−α−オレフィン共重合体(B)は、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとの共重合体である。
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)に用いられるα−オレフィンは、炭素数4〜20のα−オレフィンであり、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。α−オレフィンとして、好ましくは、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンである。
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)の密度は、0.85〜0.89g/cm3、好ましくは0.85〜0.88g/cm3であり、より好ましくは0.86〜0.88g/cm3である。
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)の温度190℃、荷重2.16kgの条件下で測定されるメルトフローレートは、0.5〜100g/10分であり、好ましくは1〜50g/10分であり、より好ましくは10〜40g/10分である。
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)の製造方法としては、スラリー重合法、溶液重合法、塊状重合法、気相重合法などによって、所定のモノマーを、メタロセン系触媒を用いて重合する方法が挙げられる。
メタロセン系触媒としては、例えば、特開平3−163088号公報、特開平4−268307号公報、特開平9−12790号公報、特開平9−87313号公報、特開平11−80233号公報、特表平10−508055号公報などに記載されているメタロセン系触媒が挙げられる。
メタロセン系触媒を用いるエチレン−α−オレフィン共重合体(B)の製造方法として、好ましくは、欧州特許出願公開第1211287号明細書に記載されている方法である。
メタロセン系触媒としては、例えば、特開平3−163088号公報、特開平4−268307号公報、特開平9−12790号公報、特開平9−87313号公報、特開平11−80233号公報、特表平10−508055号公報などに記載されているメタロセン系触媒が挙げられる。
メタロセン系触媒を用いるエチレン−α−オレフィン共重合体(B)の製造方法として、好ましくは、欧州特許出願公開第1211287号明細書に記載されている方法である。
本発明の樹脂組成物に含有されるエチレン−α−オレフィン共重合体(B)の含有量は、好ましくは5〜25質量部であり、より好ましくは10〜20質量部である。
〔変性ポリオレフィン樹脂(C)〕
本発明で用いられる変性ポリオレフィン樹脂(C)は、ポリオレフィン樹脂を不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された樹脂である。
本発明で用いられる変性ポリオレフィン樹脂(C)は、ポリオレフィン樹脂を不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された樹脂である。
変性ポリオレフィン樹脂(C)の原料となるポリオレフィン樹脂は、1種類のオレフィンの単独重合体または2種類以上のオレフィンの共重合体である。
変性ポリオレフィン樹脂(C)は、1種類のオレフィンの単独重合体または2種類以上のオレフィンの共重合体に不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物を反応させて得られる樹脂であって、分子中に不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に由来する単量体単位を有している樹脂である。具体的には、次の(C−a)〜(C−c)の変性ポリオレフィン樹脂が挙げられる。これらは単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。
変性ポリオレフィン樹脂(C)は、1種類のオレフィンの単独重合体または2種類以上のオレフィンの共重合体に不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物を反応させて得られる樹脂であって、分子中に不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に由来する単量体単位を有している樹脂である。具体的には、次の(C−a)〜(C−c)の変性ポリオレフィン樹脂が挙げられる。これらは単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。
(C−a):オレフィンの単独重合体に、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物をグラフト重合して得られる変性ポリオレフィン樹脂。
(C−b):2種以上のオレフィンを共重合して得られる共重合体に、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物をグラフト重合して得られる変性ポリオレフィン樹脂。
(C−c):オレフィンを単独重合した後に2種以上のオレフィンを共重合して得られるブロック共重合体に、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物をグラフト重合して得られる変性ポリオレフィン樹脂。
(C−b):2種以上のオレフィンを共重合して得られる共重合体に、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物をグラフト重合して得られる変性ポリオレフィン樹脂。
(C−c):オレフィンを単独重合した後に2種以上のオレフィンを共重合して得られるブロック共重合体に、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物をグラフト重合して得られる変性ポリオレフィン樹脂。
上記不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げられる。
また、不飽和カルボン酸誘導体としては、不飽和カルボン酸の酸無水物、エステル化合物、アミド化合物、イミド化合物、金属塩等が挙げられる。不飽和カルボン酸誘導体の具体例としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、フマル酸ジメチルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸モノアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、メタクリル酸ナトリウム等が挙げられる。これらのうち、不飽和カルボン酸としてはマレイン酸、アクリル酸を用いることが好ましく、不飽和カルボン酸誘導体としては、無水マレイン酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルを用いることが好ましい。
また、不飽和カルボン酸誘導体としては、不飽和カルボン酸の酸無水物、エステル化合物、アミド化合物、イミド化合物、金属塩等が挙げられる。不飽和カルボン酸誘導体の具体例としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、フマル酸ジメチルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸モノアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、メタクリル酸ナトリウム等が挙げられる。これらのうち、不飽和カルボン酸としてはマレイン酸、アクリル酸を用いることが好ましく、不飽和カルボン酸誘導体としては、無水マレイン酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルを用いることが好ましい。
上記変性ポリオレフィン樹脂(C)として、好ましくは、(C−c)である。(C−c)のうち、次の(C−d)を用いることがより好ましい。
(C−d):エチレンおよび/またはプロピレンに由来する単位を主な単量体単位として含有するポリオレフィン樹脂に、無水マレイン酸またはメタクリル酸2−ヒドロキシエチルをグラフト重合することによって得られる変性ポリオレフィン樹脂。
(C−d):エチレンおよび/またはプロピレンに由来する単位を主な単量体単位として含有するポリオレフィン樹脂に、無水マレイン酸またはメタクリル酸2−ヒドロキシエチルをグラフト重合することによって得られる変性ポリオレフィン樹脂。
変性ポリオレフィン樹脂(C)に含有される不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に由来する単量体単位の含有量(以下、「X2」と記載することがある)は、得られる成形体の力学特性、耐熱性、表面外観を良好なものとするという観点から、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは、0.1〜10質量%である。なお、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に由来する単量体単位の含有量は、赤外吸収スペクトルまたはNMRスペクトルによって、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に基づく吸収を定量して算出した値を用いる。
変性ポリオレフィン樹脂(C)の不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物のグラフト効率は、成形体の力学特性、耐熱性、表面外観の観点から好ましくは0.65以上であり、より好ましくは0.70以上である。グラフト効率は、以下の(手順1)および(手順2)によって求めることができる。
(手順1)
変性ポリオレフィン1.0gをキシレン100mlに溶解した後、サンプルのキシレン溶液をメタノール1000mlに攪拌しながら滴下してサンプルを再沈殿により回収する。(以下、溶解から回収までの上記作業を精製と称する。)回収した精製サンプルを真空乾燥した後(80℃、8時間)、熱プレスにより厚さ100μmのフィルムを作製する。この作製したフィルムを赤外吸収スペクトルによって、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に基づく吸収を定量することで、変性ポリオレフィン中のポリオレフィン樹脂と反応した不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量(X1)を算出する。
(手順2)
前記(手順1)の方法で不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量を求めた際の精製前の変性ポリオレフィン樹脂を熱プレスにより厚さ100μmのフィルムを作製する。この作製したフィルムを赤外吸収スペクトルによって、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に基づく吸収を定量することで、変性ポリオレフィン中の不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量(X2)を算出する。前記(手順1)で求めた含有量(X1)を手順2で求めた含有量(X2)で割ることで、グラフト効率を算出する。
(手順1)
変性ポリオレフィン1.0gをキシレン100mlに溶解した後、サンプルのキシレン溶液をメタノール1000mlに攪拌しながら滴下してサンプルを再沈殿により回収する。(以下、溶解から回収までの上記作業を精製と称する。)回収した精製サンプルを真空乾燥した後(80℃、8時間)、熱プレスにより厚さ100μmのフィルムを作製する。この作製したフィルムを赤外吸収スペクトルによって、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に基づく吸収を定量することで、変性ポリオレフィン中のポリオレフィン樹脂と反応した不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量(X1)を算出する。
(手順2)
前記(手順1)の方法で不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量を求めた際の精製前の変性ポリオレフィン樹脂を熱プレスにより厚さ100μmのフィルムを作製する。この作製したフィルムを赤外吸収スペクトルによって、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物に基づく吸収を定量することで、変性ポリオレフィン中の不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物の含有量(X2)を算出する。前記(手順1)で求めた含有量(X1)を手順2で求めた含有量(X2)で割ることで、グラフト効率を算出する。
これらの変性ポリオレフィン樹脂(C)は、溶液法、バルク法、溶融混練法等によって製造することができる。また、2種以上の方法を併用しても良い。溶液法、バルク法、溶融混練法等の具体的な例としては、例えば、“実用ポリマーアロイ設計”(井手文雄著、工業調査会(1996年発行))、Prog.Polym.Sci.,24,81−142(1999)、特開2002−308947号公報、特開2004−292581号公報、特開2004−217753号公報、特開2004−217754号公報等に記載されている方法が挙げられる。
本発明の樹脂組成物に含有される変性ポリオレフィン樹脂の含有量は、好ましくは1〜10質量部であり、より好ましくは1〜5質量部である。
[テルペン樹脂(D)]
本発明で用いられるテルペン樹脂(D)は、有機溶媒中でフリーデルクラフツ型触媒存在下、テルペン単量体単独もしくは、テルペン単量体と芳香族単量体、またはテルペン単量体とフェノール類を共重合して得られるもので、それぞれテルペン単量体樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、フェノール変性テルペン樹脂である。また得られたテルペン樹脂を水素添加処理して得られた水添テルペン樹脂であってもよい。
本発明で用いられるテルペン樹脂(D)のガラス転移温度(Tg)は、100℃以下であり、ガラス転移温度(Tg)を100℃以下にすることにより、成形品の外観を良好にすることができる。
本発明で用いられるテルペン樹脂(D)は、有機溶媒中でフリーデルクラフツ型触媒存在下、テルペン単量体単独もしくは、テルペン単量体と芳香族単量体、またはテルペン単量体とフェノール類を共重合して得られるもので、それぞれテルペン単量体樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、フェノール変性テルペン樹脂である。また得られたテルペン樹脂を水素添加処理して得られた水添テルペン樹脂であってもよい。
本発明で用いられるテルペン樹脂(D)のガラス転移温度(Tg)は、100℃以下であり、ガラス転移温度(Tg)を100℃以下にすることにより、成形品の外観を良好にすることができる。
テルペン単量体としては、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、d−リモネン、ミルセン、アロオシメン、オシメン、α−フェランドレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノーレン、1、8−シネオール、1、4−シネオール、α−テルピネオール、β−テルピネオール、γ−テルピネオール、サビネン、パラメンタジエン類、カレン類等の単環式モノテルペンが挙げられる。これらの化合物の中でα−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、d−リモネンが特に好ましく用いられる。芳香族単量体としてはスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、イソプロペニルトルエン等が挙げられる。また、フェノール類としては、フェノール、クレゾール、ビスフェノールA等が挙げられる。
テルペン樹脂(D)は、例えば、ヤスハラケミカル(株)よりYSレジンPX(テルペン単量体樹脂)、YSレジンTO(芳香族変性テルペン樹脂)、YSレジンTR(芳香族変性テルペン樹脂)、クリアロン(水添テルペン樹脂)、YSポリスター(テルペンフェノール樹脂)、マイティエース(テルペンフェノール樹脂)の商品名で市販されているものを用いてもよい。
本発明の樹脂組成物に含有されるテルペン樹脂の含有量は、好ましくは1〜10質量部であり、より好ましくは1〜5質量部である。
[ガラス繊維(E)]
本発明で用いられるガラス繊維(E)としては、Eガラス(Electrical glass)、Cガラス(Chemical glass)、Aガラス(Alkali glass)、Sガラス(High strength glass)、および、耐アルカリガラス等のガラスを溶融紡糸してフィラメント状にした後、短繊維としたものが挙げられる。本発明で用いられるガラス繊維(E)は、補強効果の観点から、好ましくはEガラスを溶融紡糸してフィラメント状にした後に短繊維化したものである。
本発明で用いられるガラス繊維(E)としては、Eガラス(Electrical glass)、Cガラス(Chemical glass)、Aガラス(Alkali glass)、Sガラス(High strength glass)、および、耐アルカリガラス等のガラスを溶融紡糸してフィラメント状にした後、短繊維としたものが挙げられる。本発明で用いられるガラス繊維(E)は、補強効果の観点から、好ましくはEガラスを溶融紡糸してフィラメント状にした後に短繊維化したものである。
本発明で用いられるガラス繊維(E)の直径として、好ましくは5〜20μmであり、より好ましくは10〜15μmである。
本発明で用いられるガラス繊維(E)の長さとして、好ましくは1mm〜10mmであり、より好ましくは2mm〜5mmである。
本発明で用いられるガラス繊維(E)はシランカップリング剤で表面処理されているが、プロピレン重合体のとの接着性や濡れ性などを改良するため、集束剤を配合してもよい。
集束剤としては、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、澱粉、植物油等が挙げられる。さらに、酸変性ポリオレフィン樹脂、表面処理剤、パラフィンワックス等の潤滑剤を配合してもよい。
集束剤としては、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、澱粉、植物油等が挙げられる。さらに、酸変性ポリオレフィン樹脂、表面処理剤、パラフィンワックス等の潤滑剤を配合してもよい。
前記のシラン系カップリング剤としては、例えば、トリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、好ましくはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン類である。
本発明の樹脂組成物に含有されるガラス繊維の含有量は、好ましくは10〜30質量部であり、より好ましくは15〜25質量部である。
[その他の成分]
本発明で用いられるポリプロピレン樹脂組成物は、必要に応じて、以下の成分を含有していてもよい。例えば、タルク、マイカ、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ワラストナイト、硫酸バリウム、シリカ、ケイ酸カルシウム、及びチタン酸カリウムなどの無機充填材;
フェノール系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤及び有機リン系酸化防止剤のような酸化防止剤;ヒンダードアミン系光安定剤のような光安定剤;
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及びベンゾエート系紫外線吸収剤のような紫外線吸収剤;
ノニオン系帯電防止剤、カチオン系帯電防止剤及びアニオン系帯電防止剤のような帯電防止剤;
ビスアミド系分散剤、ワックス系分散剤及び有機金属塩系分散剤のような分散剤;
アミド系滑剤、ワックス系滑剤、有機金属塩系滑剤及びエステル系滑剤のような滑剤;オキシド系分解剤及びハイドロタルサイト系分解剤のような分解剤;
ヒドラジン系金属不活性剤及びアミン系金属不活性剤のような金属不活性剤;
含臭素有機系難燃剤、リン酸系難燃剤、三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、及び赤リンのような難燃剤;
有機リン酸系結晶核剤及びソルビトール系結晶核剤のような結晶核剤;
有機顔料及び無機顔料のような顔料;
有機充填剤;
無機抗菌剤及び有機抗菌剤のような抗菌剤;等が挙げられる。
本発明で用いられるポリプロピレン樹脂組成物は、必要に応じて、以下の成分を含有していてもよい。例えば、タルク、マイカ、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ワラストナイト、硫酸バリウム、シリカ、ケイ酸カルシウム、及びチタン酸カリウムなどの無機充填材;
フェノール系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤及び有機リン系酸化防止剤のような酸化防止剤;ヒンダードアミン系光安定剤のような光安定剤;
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及びベンゾエート系紫外線吸収剤のような紫外線吸収剤;
ノニオン系帯電防止剤、カチオン系帯電防止剤及びアニオン系帯電防止剤のような帯電防止剤;
ビスアミド系分散剤、ワックス系分散剤及び有機金属塩系分散剤のような分散剤;
アミド系滑剤、ワックス系滑剤、有機金属塩系滑剤及びエステル系滑剤のような滑剤;オキシド系分解剤及びハイドロタルサイト系分解剤のような分解剤;
ヒドラジン系金属不活性剤及びアミン系金属不活性剤のような金属不活性剤;
含臭素有機系難燃剤、リン酸系難燃剤、三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、及び赤リンのような難燃剤;
有機リン酸系結晶核剤及びソルビトール系結晶核剤のような結晶核剤;
有機顔料及び無機顔料のような顔料;
有機充填剤;
無機抗菌剤及び有機抗菌剤のような抗菌剤;等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物の製造方法は、各成分を混練する方法が挙げられ、混練に用いられる装置としては、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロールなどが挙げられる。混練の温度は、170〜250℃であり、時間は、1〜20分である。各成分の混練は同時に行ってもよく、分割して行っても良い。
本発明の樹脂組成物を用いて成形体を製造する方法としては、射出成形法、押出成形法、回転成形法、真空成形法、発泡成形法、ブロー成形法等が挙げられる。
本発明の発泡成形体は、本発明の樹脂組成物に発泡剤を添加し、成形することによって得られるものである。本発明で用いられる。
本発明で用いられる発泡剤としては、無機系、有機系の各種化学発泡剤の他、炭酸ガスや窒素ガス等の超臨界流体を含む物理発泡剤が挙げられ、これらの発泡剤を単独もしくは併用して使用することができる。
発泡成形の方法としては、具体的には、射出発泡成形法、プレス発泡成形法、押出発泡成形法、スタンパブル発泡成形法等が挙げられる。
発泡成形の方法としては、具体的には、射出発泡成形法、プレス発泡成形法、押出発泡成形法、スタンパブル発泡成形法等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物および発泡成形体の用途としては、例えば自動車内装材部品、自動車エンジンルーム内部品又は自動車外装材部品、二輪車部品、家具や電気製品の部品などが挙げられる。
自動車内装部品としては、例えば、インストロメントパネル、トリム、ドアーパネル、サイドプロテクター、コンソールボックス、コラムカバー等が挙げられ、自動車エンジンルーム内部品としては、例えば、エンジンカバー等が挙げられ、自動車外装材部品としては、例えば、バンパー、フェンダー、ホイールカバー等が挙げられ、二輪車部品としては、例えば、カウリング、マフラーカバー等が挙げられる。
以下、実施例によって、本発明を説明する。
実施例では、以下に示した樹脂及び添加剤を用いる。
(1)プロピレン共重合体(A)
下記の方法で調製する固体触媒成分を用いて気相重合法により製造する。
MI:80g/10分
プロピレン重合体全体の極限粘度[η]:1.4dl/g
プロピレン単独重合体部分の極限粘度[η]P:0.80dl/g
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の共重合体全体に対する重量比率:12重量%
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の極限粘度[η]EP:7dl/g
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン単位含量:32重量%
共重合体(A−4)の製造に使用する固体触媒成分は、下記の方法で調製する。
(1)プロピレン共重合体(A)
下記の方法で調製する固体触媒成分を用いて気相重合法により製造する。
MI:80g/10分
プロピレン重合体全体の極限粘度[η]:1.4dl/g
プロピレン単独重合体部分の極限粘度[η]P:0.80dl/g
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の共重合体全体に対する重量比率:12重量%
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の極限粘度[η]EP:7dl/g
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン単位含量:32重量%
共重合体(A−4)の製造に使用する固体触媒成分は、下記の方法で調製する。
(1)固体成分(a)の合成
窒素置換した撹拌機を備えた反応器に、ヘキサン800L、フタル酸ジイソブチル6.8kg、テトラエトキシシラン350kg及びテトラブトキシチタン38.8kgを投入し、撹拌する。ここに、ブチルマグネシウムクロリドのジブチルエーテル溶液(濃度2.1mol/l)900Lを反応器内の温度を7℃に保ちながら5時間かけて滴下する。滴下終了後、20℃で1時間撹拌したあと濾過し、得られた固体をトルエン1100Lでの洗浄を3回繰り返す。洗浄した固体をトルエンに加えて分散させ、625Lのスラリーを得る。得られたスラリーを、攪拌下70℃で1時間加熱し、その後、室温まで冷却する。
窒素置換した撹拌機を備えた反応器に、ヘキサン800L、フタル酸ジイソブチル6.8kg、テトラエトキシシラン350kg及びテトラブトキシチタン38.8kgを投入し、撹拌する。ここに、ブチルマグネシウムクロリドのジブチルエーテル溶液(濃度2.1mol/l)900Lを反応器内の温度を7℃に保ちながら5時間かけて滴下する。滴下終了後、20℃で1時間撹拌したあと濾過し、得られた固体をトルエン1100Lでの洗浄を3回繰り返す。洗浄した固体をトルエンに加えて分散させ、625Lのスラリーを得る。得られたスラリーを、攪拌下70℃で1時間加熱し、その後、室温まで冷却する。
(2)固体触媒成分の合成
(活性化1)
撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた100mlのフラスコを窒素で置換したのち、上記(1)で得られた乾燥固体成分(a)8gを含むスラリーを投入し、静置し、上澄み液と濃縮されたスラリーとに分ける。残り分の全体積が26.5mlとなるように上澄み液を抜き取る。40℃で四塩化チタン16.0ml、ジブチルエーテル0.8mlの混合物を投入し、さらにフタル酸クロライド(以下、OPCと略すことがある。)2.0mlとトルエン2.0mlの混合物を5分間で滴下する。滴下終了後、反応混合物を115℃で4時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を115℃でトルエン40mlを用いて3回洗浄を行う。
(活性化1)
撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた100mlのフラスコを窒素で置換したのち、上記(1)で得られた乾燥固体成分(a)8gを含むスラリーを投入し、静置し、上澄み液と濃縮されたスラリーとに分ける。残り分の全体積が26.5mlとなるように上澄み液を抜き取る。40℃で四塩化チタン16.0ml、ジブチルエーテル0.8mlの混合物を投入し、さらにフタル酸クロライド(以下、OPCと略すことがある。)2.0mlとトルエン2.0mlの混合物を5分間で滴下する。滴下終了後、反応混合物を115℃で4時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を115℃でトルエン40mlを用いて3回洗浄を行う。
(活性化2)
上記(活性化1)で、洗浄後、得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得る。このスラリーにジブチルエーテル0.8ml、フタル酸ジイソブチル0.45mlと、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を105℃でトルエン40mlを用いて2回洗浄を行う。
上記(活性化1)で、洗浄後、得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得る。このスラリーにジブチルエーテル0.8ml、フタル酸ジイソブチル0.45mlと、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を105℃でトルエン40mlを用いて2回洗浄を行う。
(活性化3)
次に、上記(活性化2)で得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得、更に、105℃まで加熱する。そこへジブチルエーテル0.8ml、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を105℃でトルエン40mlを用いて2回洗浄を行う。
次に、上記(活性化2)で得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得、更に、105℃まで加熱する。そこへジブチルエーテル0.8ml、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体を105℃でトルエン40mlを用いて2回洗浄を行う。
(活性化4)
さらに、上記(活性化3)で得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得、更に、105℃まで加熱する。そこへジブチルエーテル0.8ml、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体をトルエン40mlで6回、室温でヘキサン40mlを用いて3回洗浄を行う。これを減圧乾燥して固体触媒成分を得る。
さらに、上記(活性化3)で得られた固体にトルエンを加えて26.5mlのスラリーを得、更に、105℃まで加熱する。そこへジブチルエーテル0.8ml、四塩化チタン6.4mlの混合物を投入し、105℃で1時間攪拌する。その後、同温度で固液分離し、得られた固体をトルエン40mlで6回、室温でヘキサン40mlを用いて3回洗浄を行う。これを減圧乾燥して固体触媒成分を得る。
エチレン-α-オレフィン共重合体(B)
エチレン−ブテン共重合体ゴム
商品名: CX5505(住友化学社製)
密 度: 0.878(g/cm3)
メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重):14(g/10分)
エチレン−ブテン共重合体ゴム
商品名: CX5505(住友化学社製)
密 度: 0.878(g/cm3)
メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重):14(g/10分)
変性ポリオレフィン(C)
変性率: 0.6重量%
グラフト効率: 0.72
メルトフローレート: 120g/10分
変性率: 0.6重量%
グラフト効率: 0.72
メルトフローレート: 120g/10分
テルペン樹脂(D)
水添テルペン樹脂 クリアロンP−150(ヤスハラケミカル製)
ガラス転移温度=98.0℃
水添テルペン樹脂 クリアロンP−150(ヤスハラケミカル製)
ガラス転移温度=98.0℃
ガラス繊維(E)
商品名: ESC03 T480(日本電気硝子株式会社製)
繊維長: 3mm
繊維径: 13μm
集束剤: ウレタン−オレフィン系
商品名: ESC03 T480(日本電気硝子株式会社製)
繊維長: 3mm
繊維径: 13μm
集束剤: ウレタン−オレフィン系
プロピレン共重合体(A)74.3質量%、エチレン−α−オレフィン共重合体(B)21.0質量%、テルペン樹脂(D)4.7質量%、及びプロピレン共重合体とエチレン−α−オレフィン共重合体とテルペン樹脂の合計量に対して、50ppmの化薬アクゾ社製パーカドックス14を予備混合する。次いで、二軸混練押出機(日本製鋼所社製TEX44SS 30BW−2V型)を用いて、押出量30〜50kg/hr、スクリュー回転数300rpm、ベント吸引下で混練押出して、プロピレン重合体組成物ペレットを製造する。
プロピレン重合体組成物ペレット77質量%、変性ポリオレフィン(C)3質量%、ガラス繊維(E)20質量%を予備混合する。次いで、二軸混練押出機(日本製鋼所社製TEX44SS 30BW−2V型)を用いて、押出量30〜50kg/hr、スクリュー回転数300rpm、ベント吸引下で混練押出して、ポリオレフィン樹脂組成物ペレットを製造する。
このポリオレフィン樹脂組成物ペレットを用い、射出成形機として、エンゲル社製ES2550/400HL−MuCell(型締力400トン)、金型として、成形品部寸法が350mm×450mm、高さ105mm、厚み1.5mmtの箱型形状を有するものを用いて発泡成形を実施する。前記射出成形機のシリンダ内に10MPaに加圧された超臨界状態の二酸化炭素を供給し、所定量溶融状態のプロピレン系樹脂組成物に溶解させ、成形温度250℃、型温50℃で、金型内にフル充填するように射出する。射出充填後4.5秒経過した後、金型のキャビティ壁面を2mm後退させキャビティ容積を拡大し、プロピレン系樹脂組成物を発泡させる。そして発泡樹脂を冷却・固化して発泡体を得る。
プロピレン重合体組成物ペレット77質量%、変性ポリオレフィン(C)3質量%、ガラス繊維(E)20質量%を予備混合する。次いで、二軸混練押出機(日本製鋼所社製TEX44SS 30BW−2V型)を用いて、押出量30〜50kg/hr、スクリュー回転数300rpm、ベント吸引下で混練押出して、ポリオレフィン樹脂組成物ペレットを製造する。
このポリオレフィン樹脂組成物ペレットを用い、射出成形機として、エンゲル社製ES2550/400HL−MuCell(型締力400トン)、金型として、成形品部寸法が350mm×450mm、高さ105mm、厚み1.5mmtの箱型形状を有するものを用いて発泡成形を実施する。前記射出成形機のシリンダ内に10MPaに加圧された超臨界状態の二酸化炭素を供給し、所定量溶融状態のプロピレン系樹脂組成物に溶解させ、成形温度250℃、型温50℃で、金型内にフル充填するように射出する。射出充填後4.5秒経過した後、金型のキャビティ壁面を2mm後退させキャビティ容積を拡大し、プロピレン系樹脂組成物を発泡させる。そして発泡樹脂を冷却・固化して発泡体を得る。
Claims (3)
- プロピレン単独重合体成分(A−1)とプロピレン−エチレン共重合体成分(A−2)からなり、
温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定されるメルトフローレートが50〜120g/10分であるプロピレン共重合体(A)30〜70重量部と、
エチレン−α−オレフィン共重合体(B)5〜25重量部と、
グラフト効率が0.65以上である不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体からなる群より選ばれる化合物により変性された変性ポリオレフィン樹脂(C)1〜10重量部と、
ガラス転移温度(Tg)が100℃以下であるテルペン樹脂(D)1〜10重量部と、
シランカップリング剤により表面処理されたガラス繊維(E)10〜30重量部
とからなるポリプロピレン樹脂組成物。
(ただし、プロピレン共重合体(A)とエチレン−α−オレフィン共重合体(B)と変性ポリオレイン樹脂(C)とテルペン樹脂(D)とガラス繊維(E)のそれぞれの重量の合計を100重量部とする。) - 請求項1に記載のポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡成形体。
- 請求項2に記載の発泡成形体からなる自動車用部品。
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