JP2013161591A - 光源点灯装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの電源回路で、少なくとも2種類の発光素子群のうち、いずれの発光素子群が接続されているかを自動で判定する。判定の際には発光素子群の温度の影響を考慮する。
【解決手段】電源回路100において、マイコン151は、発光素子群802のLED灯数と、調光度と、電力変換回路120から出力される電流値との関係のテーブルを、灯数別に記憶する。マイコン151は電力変換回路120から15mAの定電流が出力されている状態で、電圧検出回路123の検出した発光素子群802への印加電圧を入力し、メモリ152の灯数判定電圧と比較し、発光素子群802のLED灯数を判定し、判定結果に応じたテーブルを選択する。マイコン151はLED灯数判定の際に、温度検出回路200の検出した温度情報に基づき灯数判定電圧を補正した上で、検出された印加電圧と、メモリ152の灯数判定電圧とを比較する。
【選択図】図2
【解決手段】電源回路100において、マイコン151は、発光素子群802のLED灯数と、調光度と、電力変換回路120から出力される電流値との関係のテーブルを、灯数別に記憶する。マイコン151は電力変換回路120から15mAの定電流が出力されている状態で、電圧検出回路123の検出した発光素子群802への印加電圧を入力し、メモリ152の灯数判定電圧と比較し、発光素子群802のLED灯数を判定し、判定結果に応じたテーブルを選択する。マイコン151はLED灯数判定の際に、温度検出回路200の検出した温度情報に基づき灯数判定電圧を補正した上で、検出された印加電圧と、メモリ152の灯数判定電圧とを比較する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電源装置(光源点灯装置)及びそれを用いた照明装置に関するものである。
商用電源等の交流電源から供給された電力を、発光ダイオード(以下「LED」と呼ぶ)や有機エレクトロルミネッセンス(以下「有機EL」と呼ぶ)等の発光素子を点灯させるための直流に変換する電源回路において、力率改善回路(PFC回路)と電力変換回路とを組み合わせた構成が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
力率改善回路は、商用電源の電源歪み等を抑制するため、入力の力率を1に近づけるための回路であり、例えば昇圧コンバータ回路等が用いられる。電力変換回路は、発光素子に印加する電圧を調整することにより発光素子を流れる電流を所定の目標値に保つよう動作する定電流駆動回路であり、例えばフライバックコンバータ回路やDC(直流)/DCコンバータ回路、ハーフブリッジ回路等の方式が用いられる。通常、LEDや有機EL等の発光素子を駆動する負荷電圧は、力率改善回路が出力する出力電圧より低いので、電力変換回路には、入力した電圧よりも低い電圧を出力する降圧型の回路が用いられる。
商用電源の電源電圧には、様々な種類のものがあるため、電源回路は、幅広い電圧範囲の交流電源に対応できることが望ましい。また、小型ではなく、ある程度の電力を消費する照明器具の電源回路には、高調波規制や高力率が求められる。そのため、照明器具の電源回路は、力率改善回路と電力変換回路とを組み合わせた構成になっている。
LEDに電流を流した場合にその両端に発生する順方向電圧は、製造時のバラツキ、周囲温度、自身の損失による発熱、流す電流量によって変化する。したがって、上記のようなバラツキや温度変化を考慮すると、LEDを使用した照明器具において、所望の発光出力を安定して得るには、LEDを定電流駆動することが望ましい。
しかし、従来、定電流駆動を行う電源回路は、所望の発光出力を安定的に得るために、接続する発光素子(LEDや有機EL等)に対して、常に一定の電流を流すように電源回路内の抵抗値や基準電圧等が設計されている。そのため、接続するLED直列回路の構成(LEDの灯数や特性等)が異なる場合、仮に所望の発光出力が同じであったとしても、LED直列回路に流す定電流値が異なる場合は、別の電源回路として再設計する必要があり、全く同じ電源回路を異なる定電流値を必要とするLED直列回路の駆動回路として流用することができないという課題があった。つまり、従来、定電流駆動を行う電源回路は、接続する発光素子に合わせて設計されているため、異なる定電流値を必要とする別の発光素子には流用できないという課題があった。
また、LED直列回路に少ない電流を流し、その時の電圧値によって接続されたLED灯数を判別する場合、発光素子(LED)の順方向電圧は温度によって変化するため、LED直列回路に加わる負荷電圧を測定すると温度変化に伴い変動し、接続されたLEDの灯数を正確に判定しにくいという課題があった。
本発明は、例えば、1つの電源回路で、少なくとも2種類の発光素子群(LED直列回路等)のうち、いずれの発光素子群が接続されているかを自動で判定し、その発光素子群が必要とする定電流値で発光素子群を駆動することを目的とする。また、温度検出回路を有することで、発光素子群に温度変化があった場合にでも、灯数判定を正確に行えるようにすることを目的とする。
この発明の光源点灯装置は、
光源が接続され、商用電源によって動作すると共に前記商用電源が投入されると起動する光源点灯装置において、
接続された前記光源に印加される電圧を示す光源印加電圧を検出する光源印加電圧検出部と、
前記光源と、前記光源の周辺との少なくともいずれかの温度を検出する温度検出部と、
前記商用電源が投入されると、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された温度である検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別を判定する制御部と
を備えたことを特徴とする。
光源が接続され、商用電源によって動作すると共に前記商用電源が投入されると起動する光源点灯装置において、
接続された前記光源に印加される電圧を示す光源印加電圧を検出する光源印加電圧検出部と、
前記光源と、前記光源の周辺との少なくともいずれかの温度を検出する温度検出部と、
前記商用電源が投入されると、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された温度である検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別を判定する制御部と
を備えたことを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、1つの電源回路で、少なくとも2種類の発光素子群(LED直列回路等)のうち、いずれの発光素子群が接続されているかを自動で判定し、その発光素子群が必要とする定電流値で発光素子群を駆動することが可能となる。また、温度検出部の出力する温度情報を用いるので、接続されたLED灯数に温度変化があった場合にでも、正確に発光素子群を判定することができる。
実施の形態1.
図1〜図6を参照して、実施の形態1を説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明装置800の全体構成の一例を示す回路ブロック図である。
図1〜図6を参照して、実施の形態1を説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明装置800の全体構成の一例を示す回路ブロック図である。
図1において、照明装置800には、商用電源101、調光器103が接続されている。照明装置800は、電源回路100(電源装置の一例)、発光素子群802(光源)を有する。照明装置800は、例えば商用電源101から電力供給を受けて、LEDや有機EL等の発光素子群802を点灯させる。
電源回路100(光源点灯装置)は、商用電源101から入力した交流を、発光素子群802に供給する直流に変換する。発光素子群802は、電源回路100が変換した直流により点灯する。
電源回路100は、力率改善回路110、電力変換回路120(定電流供給部の一例)、制御演算回路112(制御部)、電圧検出回路123(光源印加電圧検出部の一例)、温度検出回路200(温度検出部)を有する。電源回路100は、商用電源101によって動作すると共に商用電源101が投入されると起動する。
力率改善回路110は、整流回路102、昇圧回路111を有する。整流回路102は、商用電源101から交流(例えば50Hz(ヘルツ)〜60Hzの単相交流、実効電圧85V(ボルト)〜265V)を入力し、入力した交流を整流して脈流を生成する。昇圧回路111は、整流回路102が生成した脈流を入力し、入力した脈流を昇圧して直流電圧を生成するとともに、入力した脈流の電圧に近似した波形となるよう、入力電流を制御して、入力の力率を高める。
電力変換回路120は、発光素子群802が接続され、制御演算回路112から駆動制御を受けることにより、発光素子群802に制御演算回路112による動制御に応じた略一定の大きさの定電流を供給する。電力変換回路120は、降圧回路121、電流検出回路122、積分回路130を有する。降圧回路121は、力率改善回路110が生成した直流を入力し、入力した直流を降圧して、発光素子群802に印加する直流を生成する。電流検出回路122は、発光素子群802を流れる電流を検出する。積分回路130は、制御演算回路112から指令される目標電流値を受信する。電力変換回路120は、電流検出回路122により検出した電流値が積分回路130により受信した目標電流値に一致するよう、降圧回路121により生成する直流の電圧値を調整する。これにより、電力変換回路120は、発光素子群802を定電流駆動する。
制御演算回路112は、少なくとも2種類の発光素子群802を駆動するために必要な電流値の範囲を示すテーブル形式のデータを定電流値テーブルとして記憶している。定電流値テーブルには、発光素子群802の種類ごとに所望の発光出力を得るために必要な電流値を調光度100%〜0%の間で段階に分けて設定したデジタル値が含まれる。この定電流値テーブルは、予め設定し、制御演算回路112に記憶させておく。
温度検出回路200は、発光素子群802の表面(光源自体)、発光素子が実装されたプリント配線板(光源の周辺の一例)の温度を検出して、その温度情報を制御演算回路112へ送る。温度検出回路200は、発光素子群802と、発光素子群802の周辺との少なくともいずれかの温度を検出する。
温度検出回路200は、発光素子群802の表面(光源自体)、発光素子が実装されたプリント配線板(光源の周辺の一例)の温度を検出して、その温度情報を制御演算回路112へ送る。温度検出回路200は、発光素子群802と、発光素子群802の周辺との少なくともいずれかの温度を検出する。
調光器103は、発光素子群802の発光出力を調整するための調光信号としてPWM(パルス幅変調)信号を電源回路100へ送る。例えば、調光器103の出力するPWM信号は、パルス幅のデューティが100%〜5%の間で変化する。PWM信号のデューティは5%より低くは下がらないものとする。
制御演算回路112は、上記の調光信号を読み込み、調光信号のデューティが示す割合に応じて、定電流値テーブルのデジタル値を読み込み、そのデジタル値を目標電流値に相当するPWM信号に変換して、積分回路130へ送る。積分回路130は、制御演算回路112からのPWM信号を直流電圧に変換して、その直流電圧を降圧回路121へ送る。降圧回路121は、電流検出回路122が検出する電圧と、積分回路130が出力する目標電流値に相当する電圧とが同じになるように、発光素子群802へ電流を流すために生成する負荷電圧を調整する。つまり、電力変換回路120は、調光器103の調光信号と、制御演算回路112の定電流値テーブルで決まる目標電流値で、発光素子群802を定電流駆動することができる。
このように、電源回路100は、力率改善回路110が力率改善を行い、電力変換回路120が定電流駆動を行うことで、高力率かつ高効率な定電流回路として動作する。
電源回路100には、発光素子の直列数(灯数)が異なり、かつ、駆動する定電流値が異なる、少なくとも2種類の発光素子群802が選択的に接続される。
電源を投入すると、即ち、商用電源101から電源回路100へ電力の供給が開始されると、力率改善回路110、電力変換回路120、制御演算回路112が動作し始める。電源投入後、一定期間は、制御演算回路112から電力変換回路120へ、発光素子群802を少ない電流(最小電流)で駆動するように指令する信号が送られる。電圧検出回路123は、少ない電流値で駆動しているときの発光素子群802の電圧(光源印加電圧)を検出する。その電圧を制御演算回路112が読み込み、制御演算回路112内に「予め設定されている値」(後述の灯判定電圧)と比較し、接続された発光素子群802の灯数を判定(光源種別の判定)する。
この時、温度検出回路200が出力する温度情報(検出温度)を基に、制御演算回路112は、「予め設定されている値」を補正する。このように、発光素子群802(LED直列回路)の電圧(光源印加電圧)が温度によって変動した分に相当する「予め設定されている値」を補正して、接続された発光素子群802の灯数の判定(光源種別の判定)を精度良く行うことができる。
その後は、制御演算回路112が、接続された灯数に対応する、予め設定された定電流値テーブルを使い、調光器103からの調光信号の割合に応じた定電流値で発光素子群802を駆動するように指令する信号を電力変換回路120へ送る。
この時、温度検出回路200が出力する温度情報(検出温度)を基に、制御演算回路112は、「予め設定されている値」を補正する。このように、発光素子群802(LED直列回路)の電圧(光源印加電圧)が温度によって変動した分に相当する「予め設定されている値」を補正して、接続された発光素子群802の灯数の判定(光源種別の判定)を精度良く行うことができる。
その後は、制御演算回路112が、接続された灯数に対応する、予め設定された定電流値テーブルを使い、調光器103からの調光信号の割合に応じた定電流値で発光素子群802を駆動するように指令する信号を電力変換回路120へ送る。
図2は、照明装置800の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。
図2において、照明装置800は、前述したように、力率改善回路110と制御演算回路112と電力変換回路120と電圧検出回路123とを備える電源回路100と、発光素子群802とを有する。
発光素子群802は、例えば発光素子としてLEDが互いに直列に電気接続されたLED直列回路851からなる。LED直列回路851は、電源回路100と調光器103によって決まる目標電流値で、定電流駆動されることにより、所望の明るさで点灯する。
本実施の形態では、光源種別として、LED直列回路851が、LEDを40灯直列、又は、20灯直列に接続する。即ち、本実施の形態では、LED直列回路851として、LEDを40灯直列接続したもの、20灯直列接続したもののうちどちらか一方を電源回路100に接続して使用する。40灯のLED直列回路851で所望の発光出力を得るには、300mA(ミリアンペア)〜0mA、20灯のLED直列回路851で所望の発光出力を得るには、400mA〜0mAの電流を流す必要がある。40灯の照明器具と20灯の照明器具では、必要とされる発光出力が異なる。
目標電流値とは、任意のLED直列回路851に流したい定電流値のことで、調光信号によって設定できる。目標電流値は、LED直列回路851に流す電流の電流値×調光信号のデューティ割合(デューティ比)に応じて変化する。即ち、目標電流値は、40灯のLED直列回路851の場合、電流値300mA×調光信号100%〜5%→目標電流値300mA〜15mAの間で調節され、20灯のLED直列回路851の場合、電流値400mA×調光信号100%〜5%→目標電流値400mA〜20mAの間で調節される。
力率改善回路110は、前述したように、例えば昇圧コンバータ回路であり、主に、整流回路102と昇圧回路111により構成される。
整流回路102は、例えばダイオードブリッジDB11、コンデンサC12を有する。ダイオードブリッジDB11は、4つの整流素子をブリッジ接続したものであり、商用電源101から入力した交流電圧を全波整流して脈流電圧を生成する。コンデンサC12は、比較的容量の小さいコンデンサであり、主に高周波ノイズをカットする目的で使用する。
昇圧回路111は、例えばトランスT60、スイッチング素子Q71、ダイオードD12、平滑コンデンサC13、入力電圧側の分圧抵抗R12,R13、電流検出抵抗R14、出力電圧側の分圧抵抗R15,R16、制御IC141(集積回路)により構成される。
トランスT60は、主巻線L61と、補助巻線L62を有する。制御IC141には、例えば力率改善(PFC)用の制御ICを使用する。本実施の形態では、スイッチング素子Q71として電界効果トランジスタ(以下「FET」と呼ぶ)を用いているが、スイッチング素子Q71は、FETに限らず、バイポーラトランジスタ等、他の電気的スイッチであってもよいし、機械式等、他の機構によるスイッチであってもよい。制御IC141がスイッチング素子Q71を高周波(例えば数十kHz(キロヘルツ)〜数百kHz)でオン/オフすることにより、オン区間でトランスT60の主巻線L61にエネルギーを蓄積し、オフ区間で蓄積したエネルギーと整流回路102から供給されるエネルギーを平滑コンデンサC13へ充電する。これにより、平滑コンデンサC13には、整流回路102より出力された脈流電圧(以下「入力電圧」と呼ぶ)のピーク電圧よりも高い電圧が充電される。昇圧回路111は、平滑コンデンサC13に充電された電圧を、出力電圧として出力する。2つの分圧抵抗R12,R13は、入力電圧の電圧値を検出する。トランスT60の補助巻線L62は、トランスT60の主巻線L61の電流が流れ終わるタイミングを検出する。電流検出抵抗R14はスイッチング素子Q71に流れる電流値を検出する。制御IC141は、これらの検出結果に基づいて、電力変換回路120へ流入する電流の波形が、入力電圧の波形に近似した波形になるように、スイッチング素子Q71をオン/オフするタイミングを調整する。これにより、力率改善が行われるので、電源回路100の力率が1に近づき、高調波規制にも対応できるようになる。また、制御IC141には、分圧抵抗R15,R16が分圧する出力電圧を入力する。こうすることで、設定された出力電圧になるようにスイッチング素子Q71のオン/オフ割合を制御する。一般に力率改善回路の出力電圧は、力率改善回路の入力電圧のピーク電圧よりも高く設定することが多く、例えば最大入力電圧がAC(交流)265Vであれば、DC400V以上に設定する。
制御演算回路112は、例えばマイコン151からなる。
マイコン151は、調光器103から出力された調光信号のデューティを読み込み、予めソフトウェアのプログラムで設定された定電流値テーブルの中から、調光信号のデューティ割合に合わせた目標電流値を選択し、選択した目標電流値に相当するPWM信号を、積分回路130へ送る。
定電流値テーブルは、接続するLED直列回路851を所望の発光出力で点灯させるのに必要な定電流値を調光度100%〜0%の間で数段階〜数百段階に分けてデジタル値として格納する。
なお、温度検出回路200(温度検出部)には、例えば、温度センサやサーミスタを使用する。温度センサは、温度変化に対し、温度情報として出力電圧を変化させる。サーミスタは、温度変化に対し、温度情報として抵抗値を変化させる。温度センサやサーミスタは、発光素子群802の表面、発光素子群802を実装したプリント配線板、電源回路100の内部に取り付ける。こうすることで、発光素子群802(またはその周辺)の温度変化を検出することができる。
なお、温度検出回路200(温度検出部)には、例えば、温度センサやサーミスタを使用する。温度センサは、温度変化に対し、温度情報として出力電圧を変化させる。サーミスタは、温度変化に対し、温度情報として抵抗値を変化させる。温度センサやサーミスタは、発光素子群802の表面、発光素子群802を実装したプリント配線板、電源回路100の内部に取り付ける。こうすることで、発光素子群802(またはその周辺)の温度変化を検出することができる。
図3は、マイコン151の構成を示すブロック図である。
図3において、マイコン151は、メモリ152(記憶部の一例)、判定部153、制御部154を備える。ここでは、動作説明を分かり易くするために、マイコン151内のソフトウェア動作を判定部153、制御部154として表現する。なお、ソフトウェアのプログラムはメモリ152に記憶させておくものとする。
メモリ152には、40灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルと、20灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルが記憶されている。40灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルには、電流値300mA〜0mAに相当するデジタル値を数十から数百段階に分けて設定し、記憶させる。20灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルには、電流値400mA〜0mAに相当するデジタル値を数十から数百段階に分けて設定し、記憶させる。
このように、予めメモリ152に書き込まれている定電流値テーブルには、300mA用と400mA用があり、各々調光度100%〜0%に相当するデジタル値のデータを格納している。
判定部153は、LED直列回路851の灯数が40灯か20灯かの光源種別を判定する。
制御部154は、調光器103からの調光信号のデューティに対応したデジタル値を、判定部153が判定した灯数のLED直列回路851用の定電流値テーブルから読み出し、それをパルス幅のデューティとしてPWM信号に変換して積分回路130へ送る。積分回路130は、PWM信号を受け取って、そのパルス幅から目標電流値に相当する直流電圧を生成する。積分回路130の出力する目標電流値に相当する直流電圧は、後述する降圧回路121の中のエラーアンプA45へ入力される。なお、制御部154が積分回路130へ送る信号は、直流電圧でも構わない。この場合、制御部154は、調光器103からの調光信号のデューティに対応したデジタル値を定電流値テーブルから読み出し、それをアナログ電圧値に変換して、積分回路130へ送ることになる。積分回路130は、CR(コンデンサ及び抵抗)で構成されるフィルタとして機能することになり、目標電流値に相当する直流電圧をエラーアンプA45へ送る。
調光器103は、前述したように、例えば照明装置800の明るさを変化させるための調光信号をPWM信号(周波数は固定でパルス幅のデューティが100%〜5%の間で変化する)として出力する。調光器103でLED直列回路851の駆動電流を変化させることができる範囲は、例えばLED直列回路851の灯数が40灯の場合で300mA〜15mA、20灯の場合で400mA〜20mAとなる。
調光器103から出力された調光信号はマイコン151へ入力される。マイコン151の制御部154は、その調光信号を受け取り、予めメモリ152に記憶されている定電流値テーブルの中から、調光信号のパルス幅のデューティに相当する目標電流値となるデジタル値を探す。マイコン151の制御部154は、目標電流値のデジタル値をPWM信号に変換して積分回路130へ送る。積分回路130は、目標電流値のPWM信号を積分することにより、目標電流値を流すために必要な直流電圧に変換する。積分回路130は、エラーアンプA54へ目標電流値に相当する電圧を送る。こうすることで、調光器103の出力する調光信号の内容を、LED直列回路851を駆動する定電流値として反映させることができる。
また、調光器103を接続しない場合、つまり、調光信号がマイコン151へ入力されない状態では、マイコン151の制御部154は調光信号が存在しない状態を認識して、定電流値テーブルの中で調光度100%に相当する定電流値でLED直列回路851の定電流駆動を行うよう、電力変換回路120に指令する。つまり、マイコン151の制御部154は、LED直列回路851が40灯の場合は300mA、20灯の場合は400mAでLED直列回路851を定電流駆動する。なお、ここでは、調光器103を接続しない場合に、定電流値テーブルの中で調光度100%に相当する定電流でLED直列回路851を駆動するような一例を示したが、LED直列回路851を駆動する電流の電流値はマイコン151のソフトウェアで自由に設定することができる。
図2において、電力変換回路120は、前述したように、例えば降圧コンバータ回路(降圧型DC/DCコンバータ)であり、降圧回路121、電流検出回路122、積分回路130を有する。
降圧回路121は、例えばスイッチング素子Q72、ダイオードD13、チョークコイルL65、コンデンサC14、パルストランスT61、制御IC142、エラーアンプA45により構成される。電流検出回路122は、例えば電流検出抵抗R17である。
スイッチング素子Q72は、スイッチング素子Q71と同様、FETに限らず、バイポーラトランジスタ等の電気的スイッチや他の機構によるスイッチであってもよい。制御IC142は、例えばスイッチング電源用の制御ICである。パルストランスT61は、例えば絶縁トランスであり、力率改善回路110の出力電圧の高電位側に接続されるスイッチング素子Q72を、低電位側に接続される制御IC142から駆動する際の絶縁を行うために用いる。制御IC142は、パルストランスT61を介して、スイッチング素子Q72を高周波(例えば数十kHz〜数百kHz)でオン/オフする。スイッチング素子Q72のオン区間では、力率改善回路110の出力電圧を電力変換回路120内に伝達する。つまり平滑コンデンサC13からチョークコイルL65に電磁エネルギーを蓄えながら、コンデンサC14を充電する。スイッチング素子Q72のオフ区間では、チョークコイルL65に蓄えられた電磁エネルギーがダイオードD13を介して還流しながら、コンデンサC14を充電する。このようなスイッチング素子Q72のオン/オフ期間の繰り返しによって、コンデンサC14には、電力変換回路120へ入力した電圧(即ち、力率改善回路110が生成した直流電圧)よりも低い電圧が、LED直列回路851へ目標電流値の電流を流すために必要な負荷電圧として充電される。コンデンサC14に充電される負荷電圧は、LED直列回路851に目標電流値の電流を流すために必要な電圧と、電流検出抵抗R17における電圧降下とを合計した電圧である。ただし、電流検出抵抗R17の電圧降下により発生する電圧は、LED直列回路851を目標電流値で駆動する電圧に比べてかなり小さい。
電流検出抵抗R17は、LED直列回路851と直列に電気接続されている。電流検出抵抗R17には、LED直列回路851を流れる電流と同じ電流が流れる。
積分回路130は、マイコン151より出力される目標電流値に相当するPWM信号を受け取り、受け取ったPWM信号を積分して目標電流値に相当する直流電圧を生成する。
エラーアンプA45は、例えばオペアンプであり、2つの入力端子に加わる電圧が等しくなるように、出力信号を変化させる。本実施の形態において、エラーアンプA45には、積分回路130からの目標電流値に相当する直流電圧と、電流検出抵抗R17に発生する電圧が入力される。電流検出抵抗R17に発生する電圧は、LED直列回路851に流れる電流×電流検出抵抗R17の電圧降下分である。エラーアンプA45は、積分回路130からの目標電流値に相当する直流電圧と、電流検出抵抗R17の電圧降下が等しくなるように、制御IC142へ出力信号を送る。制御IC142は、エラーアンプA45からの出力信号を受けて、パルストランスT61を介して、スイッチング素子Q72のオン/オフのデューティ割合等を調整する。これにより、LED直列回路851へ流れる電流が目標電流値になるように、コンデンサC14へ充電する負荷電圧を調整することができる。
上記の動作を繰り返すことで、エラーアンプA45の入力端子の電圧が一致するように電力変換回路120は動作することになるので、常に調光信号に応じた目標電流値で、LED直列回路851を駆動できる。よって、電力変換回路120は、調光器103からの調光信号のデューティ割合と定電流値テーブルにより決まる目標電流値の電流で、LED直列回路851を定電流駆動することができる。
電圧検出回路123は、例えば分圧抵抗R18,R19からなる。
LED直列回路851は、前述したように、LEDを40灯直列接続、または、20灯直列接続したもののうち、どちらか一方を使用する。電源投入前の時点では、電源回路100には40灯直列のLED直列回路851が接続されているのか、20灯直列のLED直列回路851が接続されているのかは認識できない。そこで、灯数判定を行う必要がある。灯数判定とは、電源回路100に接続されているLED直列回路851が、40灯のLED直列回路851か20灯のLED直列回路851かを判定する回路動作のことである。分圧抵抗R18,R19は、この灯数判定のために利用される。
まず、照明装置800に電源を投入すると、つまり、商用電源101から商用周波数の交流電圧が入力されると、入力された交流電圧は、整流回路102で脈流電圧に整流されて、昇圧回路111へ送られる。昇圧回路111は、PFC回路の昇圧コンバータに相当するので、力率改善を行いながら、交流電圧を整流した脈流電圧のピーク電圧よりも大きい電圧になるように、平滑コンデンサC13へ出力電圧を充電する。
このとき、動作を始めたマイコン151の制御部154は、調光器103からの調光信号の有無、また調光信号のデューティ割合に関わらず、(この時点では40灯か20灯か分からない)LED直列回路851に、15mAの定電流(最小電流)を流すPWM信号を積分回路130へ送る(駆動制御)。積分回路130は、PWM信号をLED直列回路851に15mAの電流を流すために必要な直流電圧へ変換し、その直流電圧をエラーアンプA45へ送る。エラーアンプA45は、電流検出抵抗R17に発生する電圧降下と積分回路130から入力される直流電圧が同じになるように、制御IC142へ出力信号を送る。制御IC142はエラーアンプA45からの出力信号を基に、パルストランスT61を介してスイッチング素子Q72のオン/オフの割合を制御することで、LED直列回路851に15mAの定電流が流れるようにコンデンサC14へ充電する電圧を調整する。
電力変換回路120は定電流回路として動作するので、LED直列回路851に流れる電流は、エラーアンプA45に入る電圧で決まり、接続されているLED直列回路851が、40灯であっても20灯であっても、15mAで定電流駆動される。
「分圧抵抗R18,R19」(電圧検出部123)は、LED直列回路851に加わる電圧(光源印加電圧)を分圧し、その分圧した電圧をマイコン151へ送る。
(1)マイコン151の判定部153は、電源投入後から予め設定された灯数判定開始時間が経過したタイミングで、LED直列回路851を15mAで定電流駆動した状態のまま、LED直列回路851に加わる電圧を分圧抵抗R18,R19で分圧した電圧をA(アナログ)/D(デジタル)ポートで取り込む。
(2)「灯数判定開始時間」とは、電源投入後からA/DポートにLED直列回路851の電圧を取り込むタイミングまでの時間のことであり、予めマイコン151のメモリ152に記憶されている。マイコン151の判定部153は、分圧抵抗R18,R19で分圧して取り込んだ電圧と、灯数判定電圧のデータ(後述するように、80V(+25℃時)に相当)とを比較する。
(3)「灯数判定電圧」とは、LED直列回路851が40灯か20灯かを判定(光源種別の判定)するために、LED直列回路851に少ない電流(調光度5%における40灯と20灯とで少ない方の電流、本実施の形態では15mA)を流したときに測定された電圧と比較する基準の電圧値のことである。この灯数判定電圧は、予めマイコン151のメモリ152に記憶されている。なお、メモリ152に記憶される灯数判定電圧は、基準温度における電圧である。以下の説明では、基準温度を「+25℃時」とし、この基準温度における「灯数判定電圧」を「80V」としている。
(4)マイコン151には、前述したように、LED直列回路851に加わる電圧がそのまま入力されるのではなく、電圧検出回路123が検出した電圧が入力される。電圧検出回路123は、例えば分圧抵抗R18,R19であり、LED直列回路851に加わる高電圧を分圧して、マイコン151に入力するのに適した低電圧に変換する。そのため、マイコン151のメモリ152に記憶される灯数判定電圧は、分圧抵抗R18,R19の比率を考慮した値とする。マイコン151の判定部153は、分圧して取り込んだ電圧が、分圧抵抗R18,R19の比率から灯数判定電圧(80V)に相当する電圧(マイコン151のメモリ152に記憶されている灯数判定電圧)以上であれば、LED直列回路851が40灯直列(光源種別)であると判定する。一方、灯数判定電圧(=80V(+25℃時))に相当する電圧(マイコン151のメモリ152に記憶されている灯数判定電圧)未満であれば、LED直列回路851が20灯直列(別の光源種別)であると判定する。
(5)例えば、温度が+25℃の場合には温度検出回路200が出力する温度情報(検出温度=基準温度)に合わせて、マイコン151の内部で灯数判定電圧が80V(+25℃時)となるように設定(この場合、補正値=0V)する。LEDの順方向電圧は、負の特性を持つため、温度が高くなると小さくなり、温度が低くなると大きくなる。
(6)例えば、判定部153は、温度情報が示す温度が+25℃より高くなれば、灯数判定電圧を80Vより低く設定し、+25℃より低くなれば、灯数判定電圧を80Vより高くなるように設定する。
(7)例えば、判定部153は、+50℃時の灯数判定電圧を78Vに設定(補正値=−2V)し、−25℃時の灯数判定電圧を86V(補正値=+6V)に設定する。
(8)これにより、実際の温度変化によって変動するLED直列回路851の測定電圧に対して、温度変化分による影響を小さくするように、灯数判定電圧を変化させることができる。こうすることで、発光素子自体や発光素子を実装したプリント配線板、電源回路100の温度変化に対して、灯数判定がより精度良く行われるようになる。また、温度情報(検出温度)の変化に対する、灯数判定電圧の変化率は、マイコン151が係数をかけて演算してもよいし、メモリ152に、対応するテーブルを記憶させてもよい。
(2)「灯数判定開始時間」とは、電源投入後からA/DポートにLED直列回路851の電圧を取り込むタイミングまでの時間のことであり、予めマイコン151のメモリ152に記憶されている。マイコン151の判定部153は、分圧抵抗R18,R19で分圧して取り込んだ電圧と、灯数判定電圧のデータ(後述するように、80V(+25℃時)に相当)とを比較する。
(3)「灯数判定電圧」とは、LED直列回路851が40灯か20灯かを判定(光源種別の判定)するために、LED直列回路851に少ない電流(調光度5%における40灯と20灯とで少ない方の電流、本実施の形態では15mA)を流したときに測定された電圧と比較する基準の電圧値のことである。この灯数判定電圧は、予めマイコン151のメモリ152に記憶されている。なお、メモリ152に記憶される灯数判定電圧は、基準温度における電圧である。以下の説明では、基準温度を「+25℃時」とし、この基準温度における「灯数判定電圧」を「80V」としている。
(4)マイコン151には、前述したように、LED直列回路851に加わる電圧がそのまま入力されるのではなく、電圧検出回路123が検出した電圧が入力される。電圧検出回路123は、例えば分圧抵抗R18,R19であり、LED直列回路851に加わる高電圧を分圧して、マイコン151に入力するのに適した低電圧に変換する。そのため、マイコン151のメモリ152に記憶される灯数判定電圧は、分圧抵抗R18,R19の比率を考慮した値とする。マイコン151の判定部153は、分圧して取り込んだ電圧が、分圧抵抗R18,R19の比率から灯数判定電圧(80V)に相当する電圧(マイコン151のメモリ152に記憶されている灯数判定電圧)以上であれば、LED直列回路851が40灯直列(光源種別)であると判定する。一方、灯数判定電圧(=80V(+25℃時))に相当する電圧(マイコン151のメモリ152に記憶されている灯数判定電圧)未満であれば、LED直列回路851が20灯直列(別の光源種別)であると判定する。
(5)例えば、温度が+25℃の場合には温度検出回路200が出力する温度情報(検出温度=基準温度)に合わせて、マイコン151の内部で灯数判定電圧が80V(+25℃時)となるように設定(この場合、補正値=0V)する。LEDの順方向電圧は、負の特性を持つため、温度が高くなると小さくなり、温度が低くなると大きくなる。
(6)例えば、判定部153は、温度情報が示す温度が+25℃より高くなれば、灯数判定電圧を80Vより低く設定し、+25℃より低くなれば、灯数判定電圧を80Vより高くなるように設定する。
(7)例えば、判定部153は、+50℃時の灯数判定電圧を78Vに設定(補正値=−2V)し、−25℃時の灯数判定電圧を86V(補正値=+6V)に設定する。
(8)これにより、実際の温度変化によって変動するLED直列回路851の測定電圧に対して、温度変化分による影響を小さくするように、灯数判定電圧を変化させることができる。こうすることで、発光素子自体や発光素子を実装したプリント配線板、電源回路100の温度変化に対して、灯数判定がより精度良く行われるようになる。また、温度情報(検出温度)の変化に対する、灯数判定電圧の変化率は、マイコン151が係数をかけて演算してもよいし、メモリ152に、対応するテーブルを記憶させてもよい。
上記のように、本実施の形態において、電源回路100が備える電力変換回路120は、直列接続された発光素子群802(例えばLED直列回路851)と接続され、発光素子群802に定電流を出力して発光素子群802を点灯させる。電源回路100が備えるマイコン151のメモリ152は、発光素子群802の構成(例えばLED直列回路851を構成するLEDの数)と発光素子群802の調光度と電力変換回路120から出力される定電流の電流値との対応関係を予め定電流値テーブル(駆動情報)として記憶する。電源回路100が備える電圧検出回路123は、電力変換回路120から発光素子群802に印加される電圧を検出する。マイコン151の判定部153は、電力変換回路120から所定の電流値(例えば15mA)の定電流が出力されている状態にて、電圧検出回路123により検出された電圧に基づき、発光素子群802の構成(例えばLED直列回路851を構成するLEDの数)を判定し、その判定結果(例えば40灯と判定したとする)から、対応する定電流値テーブル(この例では40灯の定電流値テーブル)を選択する。この定電流値テーブルには、複数の調光度と、各調光度ごとに発光素子群802に供給するべき定電流に対応する定電流値情報が記載されている。マイコン151の制御部154は、発光素子群802の調光度を指令する調光器103と接続されている。制御部154は、マイコン151のメモリ152(この例では、具体的には40灯の定電流値テーブル)から、マイコン151の判定部153により判定された構成(つまり40灯)と調光器103から指令された調光度との組み合わせに対応する電流値(定電流値情報)を読み出し、読み出した電流値の定電流を電力変換回路120に出力させる。これにより、1つの電源回路100で、少なくとも2種類(2つの種別)の発光素子群802(例えばLED直列回路851)のうち、いずれの発光素子群802が接続されているかを自動で判定し、その発光素子群802が必要とする定電流値で発光素子群802を駆動することが可能となる。
図4は、LED直列回路851の電圧と電流値との関係を示すグラフである。
本実施の形態では、前述したように、LED直列回路851として、40灯のLEDを直列接続したものと、20灯のLEDを直列接続したものとのどちらか一方を電源回路100に接続する。LEDにはある程度の電圧が加わらないと電流が流れない特性がある。電流が流れ始めた後のLEDの順方向電圧は、流す電流値によって変化する。LEDの順方向電圧は、製造時にバラツキが発生するため、定格の電流を流した際に発生する電圧として、データシート等に記載されている。照明に使用するLEDにおいて、例えば製造時の順方向電圧のバラツキは、定格400mAの電流を流した場合で、3.2V〜4.0Vである(温度+25℃等)。また、LEDの順方向電圧はダイオードと同様に、負の温度特性を持ち、温度が高くなると低くなり、温度が低くなると高くなる特性がある(温度−25℃〜+50℃等)。図4では、このようなLEDの順方向電圧の製造時バラツキ、温度特性、電流−電圧特性といった特性を考慮し、LED直列回路851を、例えば40灯直列、20灯直列とした場合のLED直列回路851の電圧と目標電流値の関係を示している。
例えば、分圧抵抗R18=39kΩ(キロオーム)、分圧抵抗R19=1kΩ、灯数判定電圧=80Vと設定する。分圧抵抗R18,R19の比率を考慮した灯数判定電圧は、80V×(1kΩ/(39kΩ+1kΩ))=2.0Vとなる。例えば、15mAの定電流駆動をしている場合のLED直列回路851の電圧が100Vのとき、電圧検出回路123が2.5Vを出力し、この電圧が灯数判定電圧(2.0V)以上であるから、マイコン151の判定部153はLED直列回路851の灯数を40灯と判定する。また、15mAの定電流駆動をしている場合のLED直列回路851の電圧が60Vのとき、電圧検出回路123が1.5Vを出力し、この電圧が灯数判定電圧(2.0V)未満であるから、マイコン151の判定部153はLED直列回路851の灯数を20灯と判定する。図4に示したように、40灯と20灯、どちらの場合においても、温度特性を考慮しても、68V〜92Vの範囲は本実施の形態で発生することのない電圧である。しかし、仮に15mAの定電流駆動をしている場合のLED直列回路851の電圧が80V(+25℃時)になった場合、電圧検出回路123が2.0Vを出力し、この電圧が灯数判定電圧(2.0V)以上である。したがって、マイコン151の判定部153はLED直列回路851の灯数を40灯と判定する。図4では上側の斜線が40灯、下側の斜線が20灯を示す。
電圧検出回路123が検出する電圧は、電力変換回路120がLED直列回路851に定電流を流すために生成する電圧、つまり、コンデンサC14に充電される電圧よりやや小さくなる。コンデンサC14に充電される電圧は、前述したように、厳密にいえば、LED直列回路851に加わる電圧+電流検出抵抗R17の電圧降下分となる。しかし、電流検出抵抗R17の電圧降下による電圧は、LED直列回路851に電流を流すための電圧に比べてかなり小さいので、灯数判定としては無視しても問題ない。例えば、電流検出抵抗R17=1Ω(オーム)とすれば、15mAの電流を流しても、電圧降下が15mV(ミリボルト)となるので、LED直列回路851に加わる電圧(例えば100Vや60V)に比べてかなり小さい。
例えば、40灯のLED直列回路851が接続されているとすれば、図4のグラフより、製造時のバラツキ、温度変化等を考慮しても、15mAを流しているときのLED直列回路851の電圧は80V以上であるため、マイコン151の判定部153は接続されているLED直列回路851の灯数が40灯であると判定する。マイコン151の判定部153が40灯と判定した後、マイコン151の制御部154は、接続されているLED直列回路851の灯数が40灯であることを認識し、その後は、40灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルに基づいて、調光器103からの調光信号に応じた定電流値(300mA×調光信号のデューティ割合=目標電流値)になるようなPWM信号を積分回路130へ送る。つまり、マイコン151の制御部154は、灯数判定終了後、積分回路130へ送るPWM信号を(40灯の)LED直列回路851に15mAを流すためのPWM信号から、調光器103からの調光信号のデューティ(100%〜5%)に応じた任意の目標電流値(300mA〜15mAの間)を流すためのPWM信号へ変更する。
積分回路130は、マイコン151からのPWM信号に応じて生成した目標電流値に相当する電圧をエラーアンプA45へ送る。エラーアンプA45は両方の端子電圧が等しくなるように出力信号を制御IC142へ送る。
このように、電源回路100は、(現在40灯直列のLED直列回路851が接続されているので)40灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルを使い、調光器103からの調光信号のデューティ比(100%〜5%)に応じた適切な目標電流値(300mA〜15mAの間)で、(40灯の)LED直列回路851を定電流駆動することができる。
ここでは、40灯のLED直列回路851を接続した場合の動作を示したが、20灯のLED直列回路851を接続した場合も、上記と同様の動作により、電源回路100は、適切な目標電流値(400mA〜20mAの間)で、(20灯の)LED直列回路851を定電流駆動することができる。つまり、電源回路100は、電源投入後、灯数判定開始時間が経過したタイミングで、LED直列回路851の電圧を取り込んで灯数判定電圧のデータと比較すれば、LED直列回路851の電圧が灯数判定電圧未満であるため、接続されているLED直列回路851の灯数が20灯であると判定できる。したがって、電源回路100は、それ以降は20灯のLED直列回路851用の定電流値テーブルを使って、目標電流値を設定することができるようになる。
なお、灯数判定は、40灯、20灯どちらであっても、電源投入後、灯数判定開始時間が経過したタイミングのみで行う。その後は、電源を切って、再投入をしない限り、灯数判定を行わない。よって、20灯を接続している場合、灯数判定終了後に、調光信号のデューティに応じて定電流駆動が行われて、LED直列回路851に加わる電圧が80V(+25℃時)以上になっても、灯数判定の動作が行われることはない(テーブル移行動作は除く)。
上記のように、本実施の形態において、マイコン151の制御部154は、起動してから一定の時間が経過するまで、調光器103から指令された調光度に関わらず、上記所定の電流値(例えば15mA)の定電流を電力変換回路120に出力させ、その間に、マイコン151の判定部153に発光素子群802の構成(例えばLED直列回路851を構成するLEDの数)を判定させる。
前述したように、本実施の形態では、電源投入直後、接続されたLED直列回路851が40灯か、20灯かを判定する前のLED直列回路851に加わる電圧を測定するときの定電流値を15mAに設定する。本実施の形態では、例えば調光信号のパルス幅のデューティは、100%〜5%とする。例えば定電流値テーブルは、調光信号のデューティに対応して、40灯用300mA〜0mA、20灯用400mA〜0mAの間で各々、数十から数百段階に分けて設定する。
例えば、40灯用定電流値テーブルでは、調光信号のデューティ100%に対応付けて300mAに相当するデジタル値が設定され、調光信号のデューティ5%に対応付けて15mAに相当するデジタル値が設定される。20灯用定電流値テーブルでは、調光信号のデューティ100%に対応付けて400mAに相当するデジタル値が設定され、調光信号のデューティ5%に対応付けて20mAに相当するデジタル値が設定される。
こうすることで、灯数判定終了後のマイコン151の制御部154は、入力された調光信号のデューティを読み込み、そのデューティに応じた定電流値テーブルのデジタル値が目標電流値のデジタル値となる。マイコン151の制御部154は、目標電流値のデジタル値を使って、積分回路130へ送るPWM信号のパルス幅のデューティを決める。このPWM信号を積分回路130が直流電圧へ変換するので、このとき、生成された直流電圧が目標電流値に相当する直流電圧となる。その直流電圧をエラーアンプA45へ送ることで、電力変換回路120がLED直列回路851を調光信号と定電流値テーブルによって決まる目標電流値で定電流駆動することが可能になる。
本実施の形態において、例えば灯数判定電圧は80V(+25℃時)に設定する。図4のグラフより、LEDの順方向電圧における製造時のバラツキ、温度変化、電流−電圧特性を考慮し、40灯直列と20灯直列のLED直列回路851の電圧を見ると、例えば、15mAでは、40灯の場合、136V〜92V、20灯の場合、68V〜46Vとなる。
よって、マイコン151のA/D取り込みやその他回路定数の精度を鑑み、接続されたLED灯数を40灯か、20灯かを判定するための閾値(電圧検出回路123の分圧比を考慮した灯数判定電圧)として、上記の40灯の取り得る最小電圧と上記の20灯の取り得る最大電圧の間の値を設定する。本実施の形態では、灯数判定電圧を92Vと68Vの間を選んで例えば80V(+25℃時)に設定する(これに相当する2.0Vが、電圧検出回路123の分圧比を考慮した灯数判定電圧としてマイコン151のメモリ152に記憶される)。
こうすることで、LEDの順方向電圧に製造時のバラツキ、温度変化が発生しても、電源回路100に接続されたLED直列回路851が40灯か、20灯かを安定して判別することができる。
さらに、本実施の形態では、マイコン151は、温度検出回路200の出力する温度情報に基づき、灯数判定電圧(判定値)の補正を行うので、発光素子の温度変化によりLED直列回路851の負荷電圧が変動しても、正確に灯数判定を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、マイコン151は、温度検出回路200の出力する温度情報に基づき、灯数判定電圧(判定値)の補正を行うので、発光素子の温度変化によりLED直列回路851の負荷電圧が変動しても、正確に灯数判定を行うことができる。
上記のように、本実施の形態において、マイコン151の制御部154は、マイコン151のメモリ152(具体的には定電流値テーブル)から、所定の調光度(例えば5%)に対応する構成と電流値との組み合わせ(例えば40灯のLED直列回路851と15mAとの組み合わせ、及び、20灯のLED直列回路851と20mAとの組み合わせ)の中で電流値が最も小さい組み合わせを選択する。そして、制御部154は、選択した組み合わせの電流値(例えば15mA)を、上記所定の電流値として用いる。
発光素子群802(例えばLED直列回路851)の構成が第1の構成(例えば40灯のLEDを直列接続した構成)であって電力変換回路120から所定の電流値(例えば15mA)の定電流が出力される場合に電力変換回路120から発光素子群802に印加される電圧の範囲を、第1の範囲(例えば92V〜136V)とする。また、発光素子群802(例えばLED直列回路851)の構成が上記第1の構成と異なる第2の構成(例えば20灯のLEDを直列接続した構成)であって電力変換回路120から上記所定の電流値(例えば15mA)の定電流が出力される場合に電力変換回路120から発光素子群802に印加される電圧の範囲であり、上記第1の範囲と重複しない範囲を、第2の範囲(例えば46V〜68V)とする。このとき、上記のように、本実施の形態において、マイコン151のメモリ152は、上記第1の範囲と上記第2の範囲との間の値(例えば80V)を、電圧の基準値(例えば灯数判定電圧)として予め記憶する。マイコン151の判定部153は、電力変換回路120から上記所定の電流値(例えば15mA)の定電流が出力されている状態にて、電圧検出回路123により検出された電圧と、マイコン151のメモリ152に記憶されている電圧の基準値(例えば灯数判定電圧)とを比較し、比較結果に基づき、発光素子群802の構成が上記第1の構成と上記第2の構成とのいずれであるかを判定する。
図5は、LED直列回路851が40灯の場合におけるLED直列回路851の電源投入後の電圧変化(経過時間と電圧との関係)を示すグラフである。
図5において、縦軸は電源投入直後の灯数判定を行っているときのLED直列回路851に加わる電圧を、横軸は電源投入から目標電流値にて定電流駆動されるまでの時間を表す。調光信号のデューティは100%とする。なお、テーブル移行電圧95Vを越えた場合に発生するテーブル移行動作(実施の形態2で後述)は、後述する本来40灯のLEDが接続されているにも関わらず、誤って20灯用定電流値テーブルで駆動する状態を元に戻すために必要な機能であるため、灯数判定動作の時点で、40灯と認識され、40灯用定電流値テーブルで動作している際はテーブル移行動作が発生しないように設定しておく。
時刻A1では、電源回路100に商用電源101から電力供給が始まり、力率改善回路110、電力変換回路120、制御演算回路112が動き始める。
時刻B1では、力率改善回路110の出力電圧が平滑コンデンサC13に充電された後、遅れて電力変換回路120がコンデンサC14へ負荷電圧を充電し始める。このとき、LEDはある程度の電圧が加わらないと電流が流れないため、急激に負荷電圧が上昇する。
時刻C1では、LED直列回路851に加わる電圧がある程度の電圧×40灯分に達し、電流が流れ始める。このとき、電流は、マイコン151の制御部154が電流変化の傾きを一定に制御するため、15mAに向かって緩やかに増加していく。
時刻D1では、LED直列回路851に流れる電流が15mAに到達する。
時刻E1では、電源投入後(時刻A1)から灯数判定開始時間が経過したので、マイコン151の判定部153が分圧抵抗R18、R19が生成したLED直列回路851の分圧電圧を取り込む。取り込んだ電圧は、灯数判定電圧80V(+25℃時)に相当する電圧を超えているので、40灯と判定される。判定後は、調光信号のデューティ100%に相当する目標電流値に向かって、一定の割合で緩やかに電流が増加する。
時刻F1では、目標電流値に電流が到達する。それ以降は、調光信号の設定が変更されない限り、現在の目標電流値300mA(300mA×100%)で定電流駆動を続ける。
このように、例えば、図5のように、調光信号が100%で設定されている場合で、灯数判定が終了すると、マイコン151の制御部154は、目標電流値を決めるPWM信号を15mA相当から突然300mA相当に切り換えるのではなく、一定の割合(所定の変化率)で徐々に目標電流値が増加するようにPWM信号のデューティを変化させるようにする。例えば、1%/5msec(ミリ秒)の割合で変化するように、マイコン151のソフトウェアで変化割合を設定しておくと、LED直列回路851へ流す目標電流値を15mA→300mAまでを約1.425秒の時間をかけて変化させることができる。こうすることで、LEDの発光出力が急に変化せずに、緩やかに変化するため、人間に違和感や不快感を与えることがない。
また、電源投入時以外でも、マイコン151の制御部154は、LEDの発光出力を変更する場合、例えばLED直列回路851を所望の発光出力で点灯中に、調光器103の設定を変更し、調光信号のデューティを変化させた場合でも、上記と同様に緩やかに変更された目標電流値に向かって、PWM信号のデューティを変更させることができる。なお、マイコン151の制御部154は、目標電流値が増加する場合だけでなく、減少する場合でも、緩やかにPWM信号のデューティを変化させる。
例えば、図5のように、40灯のLED直列回路851を調光信号のデューティが100%に相当する300mAで定電流駆動しているときに、調光器103の設定を急激に変えて調光信号のデューティを10%に変化させると、マイコン151は、目標電流値を流すためのPWM信号を300mA→30mAになるまで、1%/5msecの割合で減らしながらPWM信号を変化させる。
例えば、図5のように、40灯のLED直列回路851を調光信号のデューティ10%に相当する30mAで定電流駆動しているときに、調光器103の設定を急激に変えて調光信号のデューティが70%に変化すると、マイコン151の制御部154は、目標電流値を流すためのPWM信号を30mA→210mAになるまで、1%/5msecの割合で増やしながらPWM信号を変化させる。
このように、マイコン151の制御部154が調光信号の急激な変化に対しても、一定の割合で目標電流値に向かってPWM信号を変化させることにより、仮に調光器103の設定を急激に変化(例えば30%/5msec等)させても、一定の割合(1%/5msec)でしか変化ないのでLEDの発光出力が急変して、人間にチラツキや不快感を与えることはない。
また、調光信号を1%/5msecよりもさらに緩やかに変化(例えば0.5%/5msec)させる場合は、マイコン151の制御部154は、その変化(上記0.5%/5msec)に追従して目標電流値までPWM信号を変化させる。
上記のような、調光信号のあるデューティから他のデューティへのデューティ変化に対して、マイコン151は出力するPWM信号を一定の割合(所定の変化率)で緩やかに変化させる動作は、LED直列回路851が20灯の場合でも同様である。
図6は、LED直列回路851が20灯の場合におけるLED直列回路851の電源投入後の電圧変化(経過時間と電圧との関係)を示すグラフである。
図6において、縦軸は電源投入直後の灯数判定を行っているときのLED直列回路851に加わる電圧を、横軸は電源投入から目標電流値にて定電流駆動されるまでの時間を表す。この時の調光信号のデューティは100%とする。なお、この図6のように、LED20灯の場合は、最大電圧でも86Vまでしか上昇しないため(図4参照)、テーブル移行電圧95Vを越えることがないので、実施の形態2で後述するテーブル移行動作は発生しない。
時刻A2では、電源回路100に商用電源101から電力供給が始まり、力率改善回路110、電力変換回路120、制御演算回路112が動き始める。
時刻B2では、力率改善回路110の出力電圧が平滑コンデンサC13に充電された後、遅れて電力変換回路120がコンデンサC14へ負荷電圧を充電し始める。このとき、LEDはある程度の電圧が加わらないと電流が流れないため、急激に負荷電圧が上昇する。
時刻C2では、LED直列回路851に加わる電圧がある程度の電圧×20灯分に達し、電流が流れ始める。このとき、電流は、マイコン151の制御部154が電流変化の傾きを一定に制御するため、15mAに向かって緩やかに増加していく。
時刻D2では、LED直列回路851に流れる電流が15mAに到達する。
時刻E2では、電源投入後(時刻A2)から灯数判定開始時間が経過したので、マイコン151の判定部153が分圧抵抗R18、R19が生成したLED直列回路851の分圧電圧を取り込む。取り込んだ電圧は、灯数判定電圧80V(+25℃時)に相当する電圧を超えていないため、20灯と判定される。判定後は、調光信号のデューティ100%に相当する目標電流値に向かって、一定の割合で緩やかに電流が増加する。
時刻F2では、目標電流値に電流が到達する。それ以降は、調光信号の設定が変更されない限り、調光信号デューティによる目標電流値400mA(400mA×100%)で定電流駆動を続ける。なお、灯数判定は、時刻A2から一定時間経過した時刻E2のタイミングでしか、行われないため、時刻E2以降で、調光信号デューティに従い電流が増加し、灯数判定電圧80V(+25℃時)を超えても、20灯用の定電流値テーブルを使って動作する。
上記のように、本実施の形態において、マイコン151の制御部154は、起動してから一定の時間が経過した後、電力変換回路120に出力させる定電流の電流値を、マイコン151の判定部153により判定された構成と調光器103から指令された調光度との組み合わせに対応する電流値としてマイコン151のメモリ152(具体的には定電流値テーブル)から読み出した電流値になるまで、一定の割合以下で徐々に変化させる。
以上説明したように、本実施の形態の定電流駆動を行う電源回路100は、従来の定電流駆動を行う電源回路とは異なり、電源回路100の回路定数や部品を変更することなく、全く同じ電源回路100で、複数の種類の発光素子群802(LED直列回路851)をそれぞれ異なる電流で定電流駆動することができる。
具体的には、電力変換回路120は、制御演算回路112からの信号により、発光素子群802を定電流駆動する。制御演算回路112は、発光素子群802に加わる電圧を電圧検出回路123にて測定することで、発光素子群802の灯数を自動で判定し、発光素子群802を駆動する定電流値を切り換える。こうすることで、電源回路100は、異なる電流値で使用する複数の種類の発光素子群802に定電流駆動用電源回路として使用できる。
このように、本実施の形態によれば、1つの電源回路100で、異なる灯数でかつ所望の定電流値が異なる少なくとも2つのLED直列回路851を自動で判定し、各々の灯数に合わせた定電流値で駆動することができる。本実施の形態の電源回路100は、異なる灯数かつ所望の定電流値が異なる少なくとも2種類のLED直列回路851に対して、接続されたLED直列回路851に加わる電圧を測定することで、予め決められたLED直列回路851の灯数を判定し、接続されたLED灯数に合わせた電流値で駆動することができる。本実施の形態の電源回路100は、全く同じ定電流駆動用電源回路でありながら、灯数と定電流値が異なる複数のLED直列回路851を定電流駆動できる。
本実施の形態において、電源投入直後、LED直列回路851を40灯か、20灯かを判定するために流す電流を調光信号の状態に関わらず(調光信号のデューティの大小、調光信号自体がない場合も含んで)15mAとしている。これは、接続するLED直列回路851に対応して用意する定電流値テーブルにおいて、調光信号のデューティ範囲の5%に対応する電流値が小さい方に合わせている。具体的には、40灯用300mAの5%相当である15mAに合わせている。LED直列回路851に流す電流は、マイコン151の出力するPWM信号により積分回路130の生成した直流電圧が決めることになる。よって、電力変換回路120は、接続されているLED灯数が40灯、20灯どちらであっても15mAの定電流で駆動できる。
電源投入直後、まず15mAで定電流駆動を行い、そのときのLED直列回路851に加わる電圧を測定して40灯か20灯かを判定する。その後、各々の定電流テーブルを使い、調光信号に合わせた目標電流値で定電流駆動を行う。
仮に電源投入直後の40灯か20灯かを判定するために、100mAを流したときの電圧を測定したと仮定する。そのとき、40灯が接続され調光信号が5%に設定されていると、灯数判定が終了すると、15mAを目標電流値として電力変換回路120が動作し始める。その結果、電源投入直後に、100mAで点灯し、その後、15mAに低下するため、目的とするLEDの発光出力に対して、一旦大きくなって小さくなる。このような点灯時の挙動は、不自然な点灯動作となり、人間には、チラツキがあるように見えて、不快感を与える。
しかし、本実施の形態のように、電源投入直後の灯数判定時の電流を、予め40灯か20灯の調光度5%に相当する電流が小さい方の15mAに設定しておくことで、例えば調光信号が5%に設定されていた場合でも、40灯の場合は15mA→15mA、20灯の場合でも15mA→20mAとなり、LEDの発光出力は、一定又は少しの増加となるので、チラツクことなく、調光信号によって設定される目標電流値で定電流駆動することができる。
また、調光信号が100%に設定されており、15mAを流して灯数判定が終了した後に目標電流値が300mAや400mAに増加する場合は、目的とするLEDの発光出力に向かって電流が一定の割合で増加していくことになる。このような点灯時の挙動は、自然な点灯動作であり、チラツキもなく、人間に不快感を与えるようなことはない。
よって、本実施の形態のように、電源投入直後の灯数判定を行う電流値を少なくとも2種類の判定されるLED直列回路851の中で調光信号のデューティ5%に相当する電流が最も小さい電流値に合わせる。こうすることで、灯数判定を行う電源回路100においても、電源投入直後に、電流が目標電流値まで一定の割合で増加させることができ、チラツキ等が発生せず、不快に思うことなく自然にLED直列回路851を点灯させることができる。
また、本実施の形態において、例えば、調光信号のパルス幅のデューティを100%〜5%としているので、調光器103からはデューティ5%より小さい(4%〜0%)調光信号は出力されない。
調光器103が出力する調光信号のデューティ範囲は100%〜5%であるが、定電流値テーブルは5%以下(4%〜0%等)の範囲も設定しておく。例えば、40灯用定電流値テーブルにおいて、調光信号のデューティ4%→12mAに相当するデジタル値、調光信号のデューティ1%→3mAに相当するデジタル値を設定する。また、20灯用定電流値テーブルにおいて、調光信号のデューティ4%→16mAに相当するデジタル値、調光信号のデューティ1%→4mAに相当するデジタル値を設定する。
通常、LED直列回路851を所望の明るさに変化させる範囲、つまり、調光信号で変化させることのできる範囲では、5%以下の定電流値テーブルのデジタル値を使用する必要はない。
本実施の形態において、マイコン151は、(40灯か20灯かどちらが)接続されたLED直列回路851に15mA(灯数判定が確定していない段階では5%相当の電流が小さい方)を流すときに、マイコン151が出力するPWM信号のデューティを、1%/5msecの割合で0%〜5%まで徐々に増加させる。
上記のように、0〜5%までを一定の割合で徐々に電流を増加させることにより、電源投入直後の灯数判定を行う電流値15mAに到達するまでにおいても、違和感なく自然にLED直列回路851を点灯させることができる。
本実施の形態において、LED直列回路851を所望の発光出力(調光信号で決まる目標電流値)で駆動させている状態から、調光器103からの消灯を示す消灯信号がマイコン151へ入力される場合、又は、商用電源101からの電源供給が停止した場合は、例えばマイコン151は、現在の目標電流値から一定の割合(1%/5msec)で目標電流値0%になるようにPWM信号のデューティを減少させる。減少していくPWM信号を基に積分回路130で生成される電圧が、電力変換回路120に入力されるので、LED直列回路851は電流が減少して、やがて消灯する。
このように、本実施の形態におけるマイコン151は、LED直列回路851を消灯させる際に、直前の目標電流値に相当するPWM信号から突然0%の電流に相当するPWM信号に変化させるのではなく、例えば一定の割合(1%/5msec)でPWM信号を変化させて、徐々に0%へ向けて電流を削減させる。こうすることで、人間に不快感を与えずにLED直列回路851を消灯させることができる。
なお、40灯のLED直列回路851の定電流値テーブルの電流300mA〜0mA、20灯のLED直列回路851の定電流値テーブルの電流400mA〜0mA、電源投入直後の灯数判定を行う際の電流値15mA、灯数判定電圧80V(+25℃時)、調光信号の範囲100%〜5%、灯数判定開始時間等の設定は、一例であり、マイコン151のソフトウェアでこれらの値を変更することができる。また、調光信号等のPWM信号はデューティ割合を逆転させても同様の設定をすることができる(例えば、調光信号5%に対して、定電流値テーブルに設定する電流値を300mAにする)。
また、PWM信号は調光信号の一例であり、これに代えて他の方式で変調された調光信号を用いても構わない。また、LEDは発光素子の一例であり、これに代えて有機EL等、他の種別の発光素子を用いても構わない。また、発光素子の灯数は、40灯と20灯とに限るものではなく、他の灯数の発光素子群802を用いても構わない。また、発光素子群802の種類は、40灯の発光素子群802と20灯の発光素子群802という2種類に限るものではなく、それぞれ灯数の異なる3種類以上の発光素子群802を選択的に電源回路100に接続しても構わないし、灯数が同じでも発光素子の種別(LED、有機EL等)や特性(定格電流、定格電圧等)の異なる2種類以上の発光素子群802を選択的に電源回路100に接続しても構わない。つまり、電力変換回路120に接続される発光素子群802は、LEDあるいは有機EL等の複数の発光素子が直列に接続された発光素子群である。例えば、発光素子群802は、直列接続される複数の発光素子の中に、LEDと有機ELとの少なくともいずれかを含む。
また、目標電流値はテーブルから読み取るのではなく逐次計算してもよい。
また、目標電流値はテーブルから読み取るのではなく逐次計算してもよい。
本実施の形態の電源回路100は、接続するLED灯数と駆動する定電流値の範囲が異なる、少なくとも2種類(40灯は300mA〜0mA、20灯は400mA〜0mA)のLED直列回路851のLED灯数を自動で判定し、その灯数に応じた電流値の範囲(定電流値テーブル)と調光信号(調光信号のデューティ範囲100%〜5%)に基づき決定された目標電流値で定電流駆動する。
従来の定電流駆動を行う電源回路は、LEDの灯数が増減しても定電流駆動を行うことは可能であるが、基準となる定電流値(例えば調光信号100%のときの電流)を変更するには回路定数やスイッチ等の物理的な変更、改造が必要であった。本実施の形態の電源回路100は、直列接続されるLED灯数が異なる、少なくとも2種類のLED直列回路851に対して、回路定数やスイッチ等の物理的な変更、改造を行うことなく、異なる定電流値で駆動することができる。
本実施の形態の電源回路100は、力率改善回路110による力率改善動作、電力変換回路120による定電流動作によって、高力率、かつ、高調波規制に対応する、LED直列回路851の定電流駆動用電源回路として使用できる。
本実施の形態の電源回路100は、制御演算回路112に定電流値テーブルを記憶させておくことで、調光信号のデューティ割合の変化に対して数十〜数百段のステップで、細かく目標電流値を調整することができる。
本実施の形態の電源回路100は、電源投入直後に、少ない電流(少なくとも2種類のLED直列回路851において駆動する電流が小さい方の5%に相当する電流)を流した状態でLED直列回路851に加わる電圧を測定し、その後に目標電流値へ電流を増加させることで、不快感を与えることなく、自然な見え方でLEDを点灯させることができる。
本実施の形態の電源回路100は、LED直列回路851を消灯させる際に、直前の目標電流値から突然消灯させるのでなく、一定の割合で徐々に電流を減少させながら消灯する。こうすることで、不快感を与えずに自然な見え方でLEDを消灯させることができる。
本実施の形態の電源回路100は、点灯中に調光信号を変化させて、目標電流値を増減させる際、制御演算回路112が一定の割合(1%/5msec)より早く電流を変化せることがないので、LEDの発光出力が急激に変化することがない。こうすることで、調光器103の設定を急変させても、不快感を与えることなく、自然な見え方でLEDの発光出力を増減させることができる。
本実施の形態の電源回路100は、LEDの順方向電圧の製造時バラツキ、温度変化、電流−電圧特性を考慮して設定する灯数判定電圧を判定基準とすることで、製造時バラツキや温度変化の影響を受けずに灯数の判定を行うことが可能になり、少なくとも2種類の灯数の異なるLED直列回路851を使い分けることができる。
本実施の形態の電源回路100は、異なる灯数でかつ所望の定電流値が異なる、少なくとも2つのLED直列回路851に対して、接続されているLED灯数を自動で判定し、各々の灯数に合わせた定電流値で駆動することができる。
本実施の形態の電源回路100は、異なる灯数かつ所望の定電流値が異なる少なくとも2種類のLED直列回路851に対して、接続されたLED直列回路851に加わる電圧を測定することで、予め決められたLED直列回路851の灯数を判定し、接続されたLED灯数に合わせた電流値で駆動することができる。
本実施の形態の電源回路100は、全く同じ定電流駆動用電源回路でありながら、異なる灯数かつ所望の定電流値が異なる複数のLED直列回路851を定電流駆動できる。
本実施の形態の電源回路は、回路定数や部品交換をすることなく、制御演算回路112のソフトウェアを書き換えるだけで、違う灯数(40灯や20灯以外の灯数にも対応できるように)のLED直列回路851で違う定電流値に変更でき、電源回路100の仕様変更が簡単に行える。
本実施の形態の電源回路100は、複数のLED直列回路851に対して接続されているLED灯数を自動判別し、各々に適した定電流値で駆動することができるので、従来のように、工場での組立時や照明装置の設置場所において、接続するLED直列回路851と電源回路100の組み合わせを意識にすることなく、LED直列回路851と電源回路100を接続して使用することができる。
マイコン151は、温度検出回路200が検出する温度情報に基づき、灯数判定電圧(判定値)を変化させる。つまり、発光素子の温度に合わせて、灯数判定電圧を補正する働きを持たせる。こうすることで、発光素子の周囲温度や自己発熱などの温度変化によって発光素子の順方向電圧が変化し、LED直列回路851に加わる電圧が変化した場合にでも、変化した方向に合わせて、灯数判定電圧を補正するので正確に判定することが可能になる。
マイコン151は、温度検出回路200が検出する温度情報に基づき、灯数判定電圧(判定値)を変化させる。つまり、発光素子の温度に合わせて、灯数判定電圧を補正する働きを持たせる。こうすることで、発光素子の周囲温度や自己発熱などの温度変化によって発光素子の順方向電圧が変化し、LED直列回路851に加わる電圧が変化した場合にでも、変化した方向に合わせて、灯数判定電圧を補正するので正確に判定することが可能になる。
実施の形態2.
図7を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態2では、マイコン151は、灯数判定電圧とは別に、もう一つの判定値である「テーブル移行電圧」をメモリ152に記憶している。テーブル移行電圧も灯数判定電圧と同様に、基準温度における電圧である。この基準温度は原則として灯数判定電圧と同一であるが、異なってもよい。実施の形態2では「テーブル移行電圧」の基準温度を灯数判定電圧と同様に「+25℃」とし、この基準温度における値を「95V」とする。 例えば、温度が+25℃の場合に温度検出回路200が出力する温度情報に合わせて、マイコン151の内部で後述のテーブル移行電圧が95V(+25℃時)となるように設定(補正値=0V)する。 図7は、LED直列回路851が40灯接続された状態で、何らかの異常により、降圧回路121の動作タイミングが遅くなり、電圧検出回路123により検出された電圧(負荷電圧)が灯数判定開始時間のタイミングで、灯数判定電圧80V(+25℃時)未満となり、本来は40灯にも関わらず、マイコン151の判定部153により、20灯と誤った認識をされた場合の動作を示している。
図7を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態2では、マイコン151は、灯数判定電圧とは別に、もう一つの判定値である「テーブル移行電圧」をメモリ152に記憶している。テーブル移行電圧も灯数判定電圧と同様に、基準温度における電圧である。この基準温度は原則として灯数判定電圧と同一であるが、異なってもよい。実施の形態2では「テーブル移行電圧」の基準温度を灯数判定電圧と同様に「+25℃」とし、この基準温度における値を「95V」とする。 例えば、温度が+25℃の場合に温度検出回路200が出力する温度情報に合わせて、マイコン151の内部で後述のテーブル移行電圧が95V(+25℃時)となるように設定(補正値=0V)する。 図7は、LED直列回路851が40灯接続された状態で、何らかの異常により、降圧回路121の動作タイミングが遅くなり、電圧検出回路123により検出された電圧(負荷電圧)が灯数判定開始時間のタイミングで、灯数判定電圧80V(+25℃時)未満となり、本来は40灯にも関わらず、マイコン151の判定部153により、20灯と誤った認識をされた場合の動作を示している。
時刻A3では、電源回路100に商用電源101から電力供給が始まり、力率改善回路110、電力変換回路120、制御演算回路112が動き始める。
本実施の形態の図7では、正常に動作している図5や図6に比べて、時刻B3が遅れていることを想定する。これは何らかの異常により、力率改善回路110の出力電圧が平滑コンデンサC13に充電された後、遅れて電力変換回路120がコンデンサC14へ負荷電圧を充電し始める時刻B3が、正常な場合の図5や図6に比べて遅くなった場合を想定している。この時刻B3以降では、LEDがある程度の電圧が加わらないと電流が流れないため、負荷電圧が上昇していく。
時刻E3において、マイコン151は、商用電源の投入直後、時間をカウントしており、予め設定された灯数判定開始時間が経過したタイミングで、判定部153に電圧検出回路123が検出した電圧と、灯数判定電圧を比較することで、接続されているLED灯数を40灯か20灯か判断する。灯数判定開始時間(時刻A〜時刻E)はマイコン151で記憶している時間であるため、電力変換回路120の立ち上がりや、コンデンサC14の充電された負荷電圧の状態に関係なく、時間が経過すると、負荷電圧を読み込み、灯数判定を実施する。
つまり、この実施の形態2においては、時刻A3〜時刻E3の経過時間が灯数判定開始時間であり、この時間は実施の形態1と同様である。従って、電力変換回路120がコンデンサC14へ負荷電圧の充電が遅れることを想定している本実施の形態2では、時刻E3のタイミングでは、まだ負荷電圧が上昇しきれていない。そのため、時刻E3では、負荷電圧が80V未満の状態で、本来は40灯にも関わらず、20灯とマイコン151の判定部153は判断する。
この場合、20灯と判断すると、マイコン151は20灯用定電流値テーブルを使って、40灯のLED直列回路851を駆動しようとする。このように、40灯のLEDを20灯用の定電流値テーブルで駆動すると、40灯のLED直列回路851を400mAで駆動することになり、電源回路100は当初の設計よりも大きな電力(LED40灯を400mAで駆動)を扱う過負荷状態になり、電源回路100の温度が異常に上昇して、最悪の場合、故障する可能性がある。
これを未然に防ぐため、図7のように電源投入後に行う灯数判定開始時間の経過のタイミングで行われる灯数判定に失敗(誤判定)した場合でも、この失敗を修正できるようにテーブル移行電圧を設定する。テーブル移行電圧の監視は、灯数判定が行われた後に、一定の周期で行う。すなわち、灯数判定開始時間の経過後における最初の灯数判定の後にも、マイコン151は、灯数の再判定を一定の周期で繰り返し行うことで、発光素子群802の光源種別の再チェックを行い光源種別を特定する。なお、「一定の周期」は一例であり、「適宜」のタイミングで再判定をするようにプログラムしてもよい。マイコン151は、再判定によって光源種別を特定すると、その光源種別に対応する定電流値テーブルを選択し、選択した定電流値テーブルを用いて電力変換回路120の駆動制御を行う。
具体的には実際には40灯であるにも関わらず、20灯と誤判定しないように、例えば、テーブル移行電圧は95Vに設定する。LED直列回路851がLED20灯の場合、その負荷電圧は、例えば、電流15mA〜400mA、周囲温度−25℃〜+50℃において、46V〜86Vの範囲に入ると予測される。つまり、負荷電圧95Vは、LED20灯では発生しないはずの電圧となる。よって、テーブル移行電圧を95V(+25℃時)に設定しておくことで、灯数判定で一旦、LED灯数が20灯と判定されても、それ以降、周期的に電圧検出回路123が検出する、負荷電圧が95V以上になると、灯数判定に誤りがあったことをマイコン151の判定部153が判断し、定電流値テーブルを40灯用テーブルに移行(40灯用テーブルを選択)する。
具体的には実際には40灯であるにも関わらず、20灯と誤判定しないように、例えば、テーブル移行電圧は95Vに設定する。LED直列回路851がLED20灯の場合、その負荷電圧は、例えば、電流15mA〜400mA、周囲温度−25℃〜+50℃において、46V〜86Vの範囲に入ると予測される。つまり、負荷電圧95Vは、LED20灯では発生しないはずの電圧となる。よって、テーブル移行電圧を95V(+25℃時)に設定しておくことで、灯数判定で一旦、LED灯数が20灯と判定されても、それ以降、周期的に電圧検出回路123が検出する、負荷電圧が95V以上になると、灯数判定に誤りがあったことをマイコン151の判定部153が判断し、定電流値テーブルを40灯用テーブルに移行(40灯用テーブルを選択)する。
逆に、万一、ノイズ等の影響により、灯数判定時に実際は20灯LEDに、誤って40灯と判定されて、40灯用定電流値テーブルで駆動する動作になった場合は、20灯のLEDを40灯用定電流値テーブル(15mA〜300mA)で駆動するため、所望の発光出力が得られないが、照明器具としては少し暗い状態でも使用できるので致命的な問題になることはない。
図7では、時刻E3以降、実際に接続されている負荷電圧は上昇を続けて、時刻E33でテーブル移行電圧95V(+25℃時)を越えるので、このタイミングで、20灯用定電流値テーブルから40灯用定電流値テーブルへの移行が開始される。ここでマイコン151は、灯数判定に過ちがあったことを判断して、定電流値テーブルを20灯用から40灯用へ変更する。その後は、調光信号のデューティで決まる目標電流値に向かって、一定の割合で電流が増加していく。
時刻F3以降では、LED直列回路851に加わる電圧がある程度の電圧×40灯分に達し、目標電流値が流れ続ける。
こうすることで、何らかの異常により、本来40灯のLEDを20灯と誤って判定した場合においても、異常な温度上昇を招くことなく、対処することが可能になる。
図4に示すように、LED40灯で順方向電圧が最も低くなる高温(例えば、+50℃)かつ、電流15mAの場合は、負荷電圧が92Vと予測される。図7のように、何らかの事情で時刻B3が遅くなって、上記の条件が揃った場合には、負荷電圧がテーブル移行電圧95V(+25℃時)より低くなる。しかし、20灯定電流値テーブルの電流の最低が5%であるため、灯数判定時の15mAより多くなり20mA(400mA×5%=20mA)となるので負荷電圧が上昇し、95Vに近づく。また、調光信号デューティが5%より少しでも大きい方向に変化すると95Vを越えやすくなる。これらのことから、テーブル移行電圧を92Vでなく、95V(+25℃時)に設定していても、灯数判定開始時間のタイミングで灯数判定に失敗して、実際は40灯なのに20灯用定電流値テーブルで駆動される状態においても、本来の40灯用定電流値テーブルに修正されやすくなる。
仮に、図5のように、正常に時刻B3で負荷電圧が充電されていくと、テーブル移行電圧95V(+25℃時)に達する前に、灯数判定開始時間のタイミングで80V(+25℃時)以上に達しているので、40灯と間違えて20灯と判断される問題は発生しない。
仮に、図6のように、正常に時刻B3で負荷電圧が充電されていくと、灯数判定開始時間のタイミングで80V以下であり、負荷電圧が95Vを越えない限り、20灯と間違えて40灯と判断される問題は発生しない。
(1)テーブル移行電圧(判定値)についても灯数判定電圧と同様に、判定部153は、温度検出回路200が出力する温度情報に基づいて補正を行う。
(2)例えば、判定部153は、温度情報が基準温度+25℃よりも高くなれば、テーブル移行電圧を95Vよりも低く設定(補正)し、温度が+25℃よりも低くなれば、テーブル移行電圧を95Vよりも高くなるように設定(補正)する。
(3)例えば、判定部153は、+50℃時のテーブル移行電圧を93Vに設定し、−25℃時のテーブル移行電圧を101Vに設定する。よって、実際の温度変化によって変動するLED直列回路851の測定電圧に対して、温度変化分による影響を小さくするように、テーブル移行電圧を変化させることができる。
(2)例えば、判定部153は、温度情報が基準温度+25℃よりも高くなれば、テーブル移行電圧を95Vよりも低く設定(補正)し、温度が+25℃よりも低くなれば、テーブル移行電圧を95Vよりも高くなるように設定(補正)する。
(3)例えば、判定部153は、+50℃時のテーブル移行電圧を93Vに設定し、−25℃時のテーブル移行電圧を101Vに設定する。よって、実際の温度変化によって変動するLED直列回路851の測定電圧に対して、温度変化分による影響を小さくするように、テーブル移行電圧を変化させることができる。
こうすることで、発光素子自体や発光素子を実装したプリント配線板、電源回路100の温度変化に対して、判定部153により、テーブル移行の判定がより精度良く行われるようになる。また、温度情報の変化に対する、テーブル移行電圧の変化率は、マイコン151で係数をかけて演算してもよいし、対応するテーブルを記憶させてもよい。これにより、発光素子の周囲温度や自己発熱などの温度変化によって発光素子の順方向電圧が変化し、LED直列回路851に加わる電圧が変化した場合にでも、変化した方向に合わせてテーブル移行電圧を補正するので、正確に光源を判定することが可能になる。
また、図7のような状況が発生し、テーブル移行電圧に達して、20灯用定電流値テーブルから40灯用定電流値テーブルへ移行する場合においても、前述したように、マイコン151の制御部154が一定の割合(例えば、1%/5msecなど)で目標電流値に向かってPWM信号を変化させることにより、LEDの発光出力を急激に変化させないように制御する。こうすることで、人間にチラツキや不快感を与えることなく、スムーズに電流値を変更しながらテーブル移行を行うことができる。
電圧検出回路123による負荷電圧の読み込みは、灯数判定電圧、テーブル移行電圧、の処理において、一定周期毎(例えば、1msec周期)で複数回(例えば、3回)連続して、同じ条件を満たしていればよいと判断するように、マイコン151の判定部153を設定しておく。こうすることで、ノイズ等によって、偶発的に高い電圧が入っても、誤動作を防ぐことができる。
また、制御演算回路112は、調光器103と接続され、調光器103より入力される調光信号に基づき、発光素子群802へ流す定電流値を設定する。よって、本実施の形態1,2の電源回路100は、調光器103からの調光信号に基づき、LED直列回路851に流す目標電流値を変更することができる。
また、制御演算回路112は、発光素子群802を駆動する定電流値の変化を一定以上の割合よりも大きくしない。本実施の形態1,2の制御演算回路112は、調光器103からの調光信号に基づき、LED直列回路851に流す目標電流値を変更する際に、一定の割合(1%/5msec)より早く変化させない。よって、調光信号の早い変化には遅れて追従させ、調光信号の遅い変化にはそのまま追従させることで、チラツキを防ぎ、人間に不快感を与えない。
実施の形態1,2で示した図4、図5、図6、図7のグラフは一例であって、使用するLEDの仕様、温度特性によって変化する。その場合は、灯数判定電圧、灯数判定開始時間などのマイコン151内のメモリ152に記憶させているパラメータを変更することとする。
上記の実施の形態1,2において、灯数判定電圧やテーブル移行電圧の基準温度を+25℃として、+50℃で−2Vの補正、−25℃で+6Vの補正としたが、これは一例であって他温度を基準に他の補正値にしてもよい。
また、以上の実施の形態1,2では、温度検出回路200の検出温度(温度情報)に基づいて、判定値である「灯数判定電圧」(実施の形態1)及び「テーブル移行電圧」(実施の形態2)を補正した。つまり、実施の形態1,2では、補正の対象を判定値とした。
しかしながら、補正の対象を検出電圧としても構わない。つまり、80Vとして設定した「灯数判定電圧」や、95Vとして設定した「テーブル移行電圧」は固定しておく。そして、判定部153は電圧検出回路123によって検出された検出電圧の方を補正し、補正後の検出電圧と、設定値(固定)である「灯数判定電圧」、「テーブル移行電圧」とを比較し、光源の種別を判定しても構わない。
しかしながら、補正の対象を検出電圧としても構わない。つまり、80Vとして設定した「灯数判定電圧」や、95Vとして設定した「テーブル移行電圧」は固定しておく。そして、判定部153は電圧検出回路123によって検出された検出電圧の方を補正し、補正後の検出電圧と、設定値(固定)である「灯数判定電圧」、「テーブル移行電圧」とを比較し、光源の種別を判定しても構わない。
100 電源回路、101 商用電源、102 整流回路、103 調光器、110 力率改善回路、111 昇圧回路、112 制御演算回路、120 電力変換回路、121 降圧回路、122 電流検出回路、123 電圧検出回路、130 積分回路、141,142 制御IC、151 マイコン、152 メモリ、153 判定部、154 制御部、200 温度検出回路、201 温度センサ、800 照明装置、802 発光素子群、851 LED直列回路、A45 エラーアンプ、C12,C14 コンデンサ、C13 平滑コンデンサ、D12,D13 ダイオード、DB11 ダイオードブリッジ、L61 主巻線、L62 補助巻線、L65 チョークコイル、Q71,Q72 スイッチング素子、R12,R13,R15,R16,R18,R19 分圧抵抗、R14,R17 電流検出抵抗、T60 トランス、T61 パルストランス。
Claims (12)
- 光源が接続され、商用電源によって動作すると共に前記商用電源が投入されると起動する光源点灯装置において、
接続された前記光源に印加される電圧を示す光源印加電圧を検出する光源印加電圧検出部と、
前記光源と、前記光源の周辺との少なくともいずれかの温度を検出する温度検出部と、
前記商用電源が投入されると、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された温度である検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別を判定する制御部と
を備えたことを特徴とする光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記光源種別の判定用として予め保有する判定値と、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧の値との大きさに基づいて前記光源種別を判定すると共に、前記光源種別を判定する際には、前記温度検出部によって検出された前記検出温度に応じて、前記判定値と、前記光源印加電圧との一方の値の大きさを補正し、補正された一方の値と補正されない他方の値との大きさに基づいて、前記光源種別を判定することを特徴とする請求項1記載の光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記判定値の大きさを補正することを特徴とする請求項2記載の光源点灯装置。 - 前記光源点灯装置は、さらに、
前記光源が接続され、駆動制御を受けることにより前記光源に前記駆動制御に応じた略一定の大きさの定電流を供給する定電流供給部を備え、
前記制御部は、
前記光源に供給するべき定電流値に対応する定電流値情報が記載された駆動情報であって前記光源種別ごとに予め保有する駆動情報から、前記光源種別の判定結果の示す前記光源種別の前記駆動情報を選択し、選択された前記駆動情報に記載された前記定電流値情報に基づいて前記定電流供給部を駆動制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかにに記載の光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記商用電源が投入されると、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された前記検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別の判定を複数回繰り返すことにより前記光源種別を特定し、前記光源種別ごとに予め保有する前記駆動情報の中から、特定された前記光源種別の前記駆動情報を選択し、選択された前記駆動情報に記載された前記定電流値情報に基づいて前記定電流供給部の駆動制御を実行することを特徴とする請求項4記載の光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記商用電源が投入されると、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された前記検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別の最初の判定を行い、前記駆動情報の中から、前記最初の判定結果の示す前記光源種別の前記駆動情報を選択し、選択された前記駆動情報に記載された前記定電流値情報に基づいて前記定電流供給部の駆動制御を実行し、選択された前記駆動情報を用いた前記駆動制御中に、前記光源印加電圧検出部によって検出された前記光源印加電圧と、前記温度検出部によって検出された前記検出温度とに基づいて前記定電流供給部に接続された前記光源の光源種別を適宜、再判定し、再判定の結果に応じて、前記光源種別ごとの駆動情報の中から、前記再判定の結果の示す前記光源種別の前記駆動情報を選択し、選択された前記駆動情報に記載された前記定電流値情報に基づいて前記定電流供給部の駆動制御を実行することを特徴とする請求項5記載の光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記商用電源が投入されると、前記定電流供給部に出力させる最も小さい定電流として設定されている最小電流を出力させる駆動制御を前記定電流供給部に実行することを特徴とする請求項4〜6記載の光源点灯装置。 - 前記制御部が前記光源種別ごとに予め保有する前記駆動情報は、
調光度に応じた前記定電流値情報が記載され、
前記制御部は、
所定の調光度を指示する調光信号を送信する調光器から前記調光信号の入力が可能であると共に、前記駆動情報を選択した場合に前記調光器から前記調光信号を入力すると、入力した前記調光信号の示す前記調光度から、選択された前記駆動情報に記載された前記定電流値情報を特定し、特定された前記電流値情報に従って前記定電流供給部を駆動制御することを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の光源点灯装置。 - 前記制御部は、
前記定電流供給部に第1の定電流を出力させている状態から第2の定電流を出力させる状態に移行する場合には、前記第1の定電流の出力から前記第2の定電流の出力へ、所定の変化率で徐々に変化させることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の光源点灯装置。 - 前記光源は、
複数の発光素子が直列に接続された発光素子群であること特徴とする請求項1〜9に記載の光源点灯装置。 - 前記発光素子群は、
複数の発光素子の中に、LEDと有機ELとの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項10に記載の光源点灯装置。 - 請求項1〜11のいずれかに記載の前記光源点灯装置を備えた照明装置。
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