JP2013154784A - 車両用サイドドア構造及び車体側部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】側面衝突時にキャビンの変形を抑制することができる車体側部構造を提供する。
【解決手段】フロントサイドドア22のドアインナパネル34内には、金属製の荷重伝達部材46が配設されている。荷重伝達部材46はZ字状に形成されており、車両上下方向に沿って延在されている。また、荷重伝達部材46の本体部46Aはドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両後方側に離間して配置されている。これにより、ドアインナパネル34と荷重伝達部材46とによって閉断面部54が形成されている。閉断面部54は、フロントピラー16の後部と車両幅方向に対向して配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】フロントサイドドア22のドアインナパネル34内には、金属製の荷重伝達部材46が配設されている。荷重伝達部材46はZ字状に形成されており、車両上下方向に沿って延在されている。また、荷重伝達部材46の本体部46Aはドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両後方側に離間して配置されている。これにより、ドアインナパネル34と荷重伝達部材46とによって閉断面部54が形成されている。閉断面部54は、フロントピラー16の後部と車両幅方向に対向して配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用サイドドア構造及び車体側部構造に関する。
特許文献1には、フロントピラーの車両幅方向外側の面に荷重伝達部材を配設すると共に、インパクトビームの前端部を当該荷重伝達部材と車両幅方向に対向させた車体側部構造が開示されている。この構造によれば、側面衝突時になると、ドアアウタパネルの変形に伴ってインパクトビームの前端部から荷重伝達部材に衝突荷重が伝達された後、荷重伝達部材からフロントピラーに衝突荷重が伝達される。なお、類似技術として、車両用サイドドア内に配設されたドアインパクトビームの前端部とドアフレームの前側下端部とインパネリインフォースメントとが側面視でオーバーラップするようにこれらの部材を配置した車体側部構造がある(特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術による場合、側面衝突時の衝突荷重をフロントピラーに伝達する荷重伝達部材の車両上下方向に沿った寸法が小さいため、フロントピラーが局所的に変形することが考えられる。このフロントピラーの局所的な変形を低減するためには、フロントピラーを更に補強する必要があり、コストアップを招くと共に重量が増加する等の不利がある。
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時にキャビンの変形を抑制することができる車両用サイドドア構造及び車体側部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、車室内側に配置されると共に前端部に車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在する前側縦壁部を備えたドアインナパネルと当該ドアインナパネルの車室外側に配置されドアインナパネルとでドア本体部を形成するドアアウタパネルとを備えたフロントサイドドアと、前記ドア本体部内に車両前後方向を長手方向として配置されると共に、当該長手方向の前端部が取付部材を介して前記ドアインナパネルに接合されたインパクトビームと、前記ドアインナパネルの前記前側縦壁部の車両後方側又は車両前方側でかつ車両側面視でフロントピラーの少なくとも一部と重なる位置に配置され、前記前側縦壁部に沿って車両上下方向に延在する長尺状の荷重伝達部材と、を有している。
請求項2記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1記載の発明において、前記荷重伝達部材は、当該取付部材と共にドアインナパネルに接合されている。
請求項3記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項2記載の発明において、前記フロントピラーは、閉断面形状に形成された骨格部と当該骨格部から車両後方側へ延出されたフランジ部とを含んで構成されていると共に、左右の前記フロントピラーのフランジ部間には、車両幅方向を長手方向として配置されたインパネリインフォースメントが配置されており、さらに、前記荷重伝達部材は、側面視で前記インパネリインフォースメントの少なくとも一部と重なるようにその車両上下方向寸法及び配置が設定されている。
請求項4記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に金属製とされ、更に当該前側縦壁部に沿って車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在する本体部と当該本体部の端部に形成されてドアインナパネルに接合されるフランジ部とを備えることでドアインナパネルとの間に車両上下方向に延びる閉断面部を形成するように構成されている。
請求項5記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に車両幅方向の外側端部の少なくとも一部が前記取付部材に支持されかつ車両幅方向の内側端部がドアインナパネルの室内側縦壁部に対向して配置された金属製のスペーサとして構成されている。
請求項6記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に車両幅方向の外側端部が前記取付部材に支持されかつ車両幅方向の内側端部がドアインナパネルの室内側縦壁部に対向して配置された樹脂製のスペーサとして構成されている。
請求項7記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両前方側でかつドア閉止状態で上下のドアヒンジの間に配置されると共に前記ドアインナパネルのドア外方側の面に取り付けられた金属製又は樹脂製のスペーサとして構成されている。
請求項8記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載された荷重伝達部材を備えたフロントサイドドアと、
車両側面視で前記荷重伝達部材の少なくとも一部と重なるように車両上下方向に沿って配置されたフロントピラーと、を有している。
車両側面視で前記荷重伝達部材の少なくとも一部と重なるように車両上下方向に沿って配置されたフロントピラーと、を有している。
請求項1記載の本発明によれば、側面衝突すると、その際の衝突荷重によってドアアウタパネルが車両幅方向内側へ変形する。また、ドア本体部内には車両前後方向を長手方向としてインパクトビームが配置されているため、ドアアウタパネルを介してインパクトビームが車両幅方向内側へ押圧される。
ここで、本発明では、ドアインナパネルの前側縦壁部の車両後方側又は車両前方側に、当該前側縦壁部に沿って車両上下方向に延在する長尺状の荷重伝達部材が配置されており、更にこの荷重伝達部材は車両側面視でフロントピラーの少なくとも一部と重なる位置に配置されている。このため、側面衝突時の衝突荷重はドアアウタパネルから荷重伝達部材を介してドアインナパネルに伝達され、更にドアインナパネルからフロントピラーに伝達される。つまり、側面衝突時の衝突荷重の一部はフロントピラーに直接伝達され、フロントピラーを使った荷重負担が可能となる。従って、その分、キャビンを変形させる荷重が低減される。
さらに、荷重伝達部材が前側縦壁部に沿って車両上下方向に延在する長尺状の部材として構成されているため、フロントピラーに局所的な荷重が入力されてフロントピラーが居所的に変形することが抑制される。このため、フロントピラーの局所的な変形に起因したキャビンの変形が抑制される。
請求項2記載の本発明によれば、インパクトビームに入力された衝突荷重の一部は、取付部材を介して荷重伝達部材へ伝達される。さらに、当該衝突荷重の一部は、荷重伝達部材からフロントピラーに伝達される。
請求項3記載の本発明によれば、左右のフロントピラーのフランジ部間にインパネリインフォースメントが配置されているため、荷重伝達部材からフロントピラーに伝達された衝突荷重は、フロントピラーのフランジ部からインパネリインフォースメントに伝達されて反対側のフロントピラーに伝達される。
請求項4記載の本発明によれば、荷重伝達部材が本体部とフランジ部とを備えており、ドアインナパネルの前側縦壁部と荷重伝達部材の本体部との間に車両上下方向に延びる閉断面部が形成されるため、剛性が高い部分が形成される。
請求項5記載の本発明によれば、荷重伝達部材は金属製のスペーサとして構成されており、当該荷重伝達部材の外側端部の少なくとも一部がインパクトビームの前端部をドアインナパネルに取付けるための取付部材に支持されている。このため、側面衝突時にドアアウタパネルが変形した後、インパクトビームが車両幅方向内側へ押圧されると、取付部材を介して荷重伝達部材が車両幅方向内側へ押圧される。荷重伝達部材の内側端部はドアインナパネルの室内側縦壁部に対向して配置されているため、荷重伝達部材が車両幅方向内側へ変位すると、その内側端部がドアインナパネルの室内側縦壁部に当接する。その後、衝突荷重の一部はフロントピラーに伝達される。このように本発明では、外側端部の一部がインパクトビームの取付部材に支持された金属製のスペーサをドアインナパネルに当接可能に設定する構成であるため、荷重伝達部材の取付点数を減らすことができる。
請求項6記載の本発明によれば、請求項5に係る発明の金属製の荷重伝達部材に替えて樹脂製のスペーサが用いられている。このため、側面衝突時に衝突荷重の一部が荷重伝達部材を介してフロントピラーへ伝達される作用は、請求項5に係る発明の場合と同様であるが、樹脂製のスペーサとすることで、金属製のスペーサに比べて形状及び構造の自由度が高くなる。このため、例えば、コストが許せば車両幅方向に貫通するハニカム構造を適用して側面衝突時のエネルギ吸収性能を高めるといったことも可能となる。
請求項7記載の本発明によれば、荷重伝達部材は金属製又は樹脂製の部材として構成されており、ドアインナパネルの前側縦壁部の車両前方側でかつドア閉止状態で上下のドアヒンジの間に配置されているため、サイドドアの開閉時に荷重伝達部材がドアヒンジに干渉することはない。また、側面衝突時には、サイドドアが車両幅方向内側へ押されるのに伴って荷重伝達部材がフロントピラーに当接する。これにより、衝突荷重の一部がフロントピラーに伝達される。このように本発明では、荷重伝達部材がドアインナパネルの前側縦壁部の車両前方側に配置されているため、側面衝突時の衝突荷重をダイレクトにフロントピラーに伝達することができる。特に、フロントピラーが骨格部とフランジ部とを含んで構成されている場合には、荷重伝達部材をフロントピラーの骨格部に当接させることができる。
請求項8記載の本発明によれば、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載された荷重伝達部材を備えたフロントサイドドアが車体側部に用いられている。そして、フロントピラーは、車両側面視で見た場合に、当該荷重伝達部材の少なくとも一部と重なるように車両上下方向に沿って配置されている。従って、側面衝突時には、前述した請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載された荷重伝達部材の作用が得られる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、側面衝突時にキャビンの変形を抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、インパクトビームを介してより多くの側面衝突時の衝突荷重をフロントピラーに伝達することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、側面衝突時の衝突荷重を車体側部だけでなくインパネリインフォースメント及び反対側のフロントピラーを含んだ車体全体で支持することができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、側面衝突時の衝突荷重をサイドドアからフロントピラーに効率よく伝達することができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、荷重伝達部材のサイドドアへの取付作業を簡易に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、荷重伝達性能のコストと性能の最適化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、荷重伝達部材を介したフロントピラーへの荷重伝達効率をより一層高めることができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る車体側部構造は、側面衝突時にキャビンの変形を抑制することができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第1実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方側を示している。さらに、矢印INは車両幅方向内側を示している。
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第1実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方側を示している。さらに、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、車体側部の前部側が示されている。この図に示されるように、車体側部10は、車体上部の車両幅方向側部に配置され車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレール12と、車体下部の車両幅方向側部に配置され車両前後方向に沿って延在するロッカ14と、ロッカ14の前端部から車両上方側へ立設されてルーフサイドレール12に接続されるフロントピラー16と、ロッカ14の長手方向中間部から車両上方側へ立設されてルーフサイドレール12に接続される図示しないセンタピラーと、更にその車両後方側に配置された図示しないリヤピラーと、を含んで構成されている。図1には、フロントピラー16からセンタピラーの手前までの側部が図示されている。
更に説明すると、ルーフサイドレール12、ロッカ14及びフロントピラー16は、いずれも閉断面構造とされて車体骨格部材を構成している。上述した車体側部10の前部側には、ルーフサイドレール12とフロントピラー16とロッカ14とセンタピラーとで囲まれたドア開口部18が形成されている。このドア開口部18はキャビン20と連通されており、フロントサイドドア22によって開閉されるようになっている。
次に、本実施形態の要部に関連する要素であるフロントピラー16及びフロントサイドドア22の構造について説明する。図2及び図3に示されるように、フロントピラー16は、車室内側に配置されたフロントピラーインナパネル24と、このフロントピラーインナパネル24の車室外側に配置されたフロントピラーリインフォースメント26と、このフロントピラーリインフォースメント26の更に車室外側に配置されたサイドアウタパネル28と、を備えている。なお、以下の説明においては、フロントピラーインナパネル24は「ピラーインナパネル24」と略し、フロントピラーリインフォースメント26は「ピラーリインフォース26」と略すことにする。
詳細には、ピラーインナパネル24は、平断面視で車両前後方向に沿って直線的に延在する部材として構成されている。また、ピラーインナパネル24の後部24Aには、車両幅方向を長手方向として配置されたインパネリインフォースメント30の端部が図示しない取付ブラケットを介して取り付けられている。なお、インパネリインフォースメント30は、パイプ状の部材で構成された高強度及び高剛性の部材である。また、ピラーリインフォース26は、平断面視でハット形に形成されており、ピラーインナパネル24に接合される前側フランジ部26A及び後側フランジ部26Bと、ピラーインナパネル24とで略車両上下方向に沿って延在する閉断面形状の骨格部32を形成する中間部26Cと、によって構成されている。後側フランジ部26Bは、前側フランジ部26Aよりも車両前後方向に長く設定されている。なお、前側フランジ部26A及び後側フランジ部26Bが本発明における「フロントピラーのフランジ部」に相当する。
一方、フロントサイドドア22は、車室内側に配置されてドア内板を構成するドアインナパネル34と、このドアインナパネル34の車室外側に配置されてドア外板を構成するドアアウタパネル36と、によって構成されたドア本体部38と、このドア本体部38内を昇降するドアガラス40と、を備えている。さらに、ドアインナパネル34は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在されかつ図示しないドアトリムによって覆われる室内側縦壁部としての一般部34Aと、この一般部34Aの前端部から車両幅方向外側へ屈曲された前側縦壁部34Bと、この前側縦壁部34Bの車両幅方向外側の端部から車両前方側へ屈曲された前側フランジ部34Cと、この前側フランジ部34Cの先端部に形成されてドアアウタパネル36の端末部がヘミング加工により固定される前側端末部34Dと、を備えている。なお、一般部34Aの後端部側も、前端部側と同様に構成されている。
また、図1及び図3に示されるように、上記構成のドア本体部38内の下部側には、パイプ状の部材で構成されたインパクトビーム42が車両前後方向に沿って配設されている。インパクトビーム42の長手方向の前端部には、取付部材としてのエクステンション44が取り付けられている。エクステンション44はヒレ状に形成されており、インパクトビーム42の端部が固定されるビーム側固定部44Aと、ドアインナパネル34の前側フランジ部34Cに固定されるドア側固定部44Bと、ビーム側固定部44Aとドア側固定部44Bとの間に配置されて階段形状に形成された中間部44Cと、によって構成されている。
ここで、上述したドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両後方側には、長尺状の板材で構成された金属製の荷重伝達部材46が配設されている。図4に示されるように、荷重伝達部材46は、平断面形状がZ字状とされ、車両上下方向に細長い部材とされている。また、荷重伝達部材46は、ドア本体部38への組付状態で前側縦壁部34Bに沿って車両上下方向に延在する本体部46Aと、この本体部46Aの車両幅方向外側の端部から車両前方側へ折り曲げられた外側端部46Bと、本体部46Aの車両幅方向内側の端部から車両後方側へ折り曲げられた内側端部46Cと、によって構成されている。本体部46Aは、前側縦壁部34Bに対して略平行に配置されている。また、内側端部46Cはドアインナパネル34の一般部34Aにスポット溶接等により固定されている。さらに、外側端部46Bはドアインナパネル34の前側フランジ部34Cの車両幅方向外側の面に重ねられて、エクステンション44のドア側固定部44Bと共にスポット溶接等により固定されている。なお、外側端部46Bにおけるエクステンション44の中間部44Cと重なる部位には、当該中間部44Cの階段形状に合致する段部48が形成されて、中間部44Cに当接されている(図3参照)。
図1に示されるように、上述した荷重伝達部材46はフロントサイドドア22の上下一対のドアヒンジ部50、52間の距離よりも長いスパン長を有しており、車両側面視で上下のドアヒンジ部50、52を跨ぐように配置されている。さらに、荷重伝達部材46がドアインナパネル34に固定された状態では、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bと本体部46Aとで閉断面部54が構成されている。閉断面部54は、車両前後方向の長さよりも車両幅方向の長さの方が長い形状をなしている。また、閉断面部54は、車両側面視でフロントピラー16の後部(即ち、ピラーインナパネル24の後部24A及びピラーリインフォース26の後側フランジ部26B)に重なるように配置されている。従って、平断面視で見ると、ドア本体部38の前端部側に車両上下方向に沿って延在する閉断面部54とフロントピラー16の後部とインパネリインフォースメント30とが車両幅方向に重なるように配置されている。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
図2は、バリア56がフロントサイドドア22に側面衝突した時点の状態が示されている。なお、このバリア56は、フロントピラー16からセンタピラーを越えた位置に亘る長さを有している。バリア56と側面衝突すると、その際の衝突荷重によってドアアウタパネル36が車両幅方向内側へ変形する。また、ドア本体部38内には車両前後方向を長手方向としてインパクトビーム42が配置されているため、ドアアウタパネル36を介してインパクトビーム42が車両幅方向内側へ押圧される。
ここで、本実施形態では、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両後方側に、当該前側縦壁部34Bに沿って車両上下方向に延在する長尺状の荷重伝達部材46が配置されており、更にこの荷重伝達部材46は車両側面視でフロントピラー16の後部と重なる位置に配置されている。このため、側面衝突時の衝突荷重はドアアウタパネル36から荷重伝達部材46を介してドアインナパネル34に伝達され、更にドアインナパネル34からフロントピラー16に伝達される。つまり、側面衝突時の衝突荷重の一部はフロントピラー16に直接伝達され、フロントピラー16を使った荷重負担が可能となる。従って、その分、キャビン20を変形させる荷重が低減される。なお、フロントピラー16に伝達された衝突荷重は更にインパネリインフォースメント30に伝達されて反対側の車体側部に伝達される。
さらに、荷重伝達部材46が前側縦壁部34Bに沿って車両上下方向に延在する長尺状の部材として構成されているため、フロントピラー16に局所的な荷重が入力されてフロントピラー16が居所的に変形することが抑制される。このため、フロントピラー16の局所的な変形に起因したキャビン20の変形が抑制される。
上記より、本実施形態に係る車両用サイドドア構造及び車体側部構造によれば、側面衝突時にキャビン20の変形を抑制することができる。
効果について補足すると、一般にバリア56が車体側部10に衝突すると、センタピラーが衝突荷重を主体的に受ける。しかし、本実施形態のようにセンタピラーだけでなく、フロントピラー16でも衝突荷重を負担することにより、側面衝突時における車両の回転を抑制することができる。つまり、通常、エンジンは車両前部のエンジンルームに配設されるため、車両の重心はフロントピラーとセンタピラーとの間に存在する。その状態で側面衝突すると、車両の重心よりも後方を押すことになるため、車両は回転することになる。しかし、本実施形態のように側面衝突時の衝突荷重をセンタピラーだけでなくフロントピラー16にも伝達することにより、上記の車両の回転を抑制することができるという効果も得られる。
また、本実施形態では、インパクトビーム42に入力された衝突荷重の一部は、エクステンション44を介して荷重伝達部材46へ伝達される。さらに、当該衝突荷重の一部は、荷重伝達部材46からフロントピラー16に伝達される。このため、本実施形態によれば、インパクトビーム42を介してより多くの側面衝突時の衝突荷重をフロントピラー16に伝達することができる。
さらに、本実施形態では、左右のフロントピラー16のピラーインナパネル24における後部24A間にインパネリインフォースメント30が配置されているため、荷重伝達部材46からフロントピラー16に伝達された衝突荷重は、フロントピラー16の後部からインパネリインフォースメント30に伝達されて反対側のフロントピラー16に伝達される。その結果、本実施形態によれば、側面衝突時の衝突荷重を車体側部10だけでなくインパネリインフォースメント30及び反対側のフロントピラー16を含んだ車体全体で支持することができる。
また、本実施形態では、荷重伝達部材46が本体部46Aと外側端部46B及び内側端部46Cとを備えており、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bと荷重伝達部材46の本体部46Aとの間に車両上下方向に延びる閉断面部54が形成されるため、剛性が高い部分が形成される。その結果、本実施形態によれば、側面衝突時の衝突荷重をフロントサイドドア22からフロントピラー16に効率よく伝達することができる。
〔第2実施形態〕
以下、図5及び図6を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
以下、図5及び図6を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、この第2実施形態では、インパクトビーム42をドアインナパネル34に取付けるためのエクステンション44に、平断面形状がハット形とされた荷重伝達部材としての金属製のスペーサ60を取付けた点に特徴がある。具体的に説明すると、スペーサ60は、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両後方側に配置された前側脚部60Aと、前側脚部60Aよりも車両後方側に位置する後側脚部60Bと、前側脚部60Aの車両幅方向内側の端部と後側脚部60Bの車両幅方向内側の端部とを車両前後方向に繋ぐ中間部60Cと、によって構成されている。前側脚部60Aは、前側縦壁部34Bに前後に対向して配置されている。また、前側脚部60Aの車両幅方向外側の端部は、エクステンション44の中間部44Cに溶接により固定されている。後側脚部60Bの車両幅方向外側の端部は、エクステンション44のビーム側固定部44Aに溶接により固定されている。また、中間部60Cはドアインナパネル34の一般部34Aに対して所定距離だけ離間して車両幅方向に対向して配置されている。
上述したスペーサ60は、前述した第1実施形態の荷重伝達部材46と同様に車両上下方向に沿って延在された部材として構成されている。従って、スペーサ60は、エクステンション44と重なる位置では上記の取付構造によってエクステンション44に取付けられるが、エクステンション44と重ならない位置では、固定されていない。なお、後側脚部60Bの車両幅方向外側の端部をビーム側固定部44Aとインパクトビーム42とに跨って固定するようにしてもよいし、インパクトビーム42のみに固定するようにしてもよい。
(作用・効果)
上記構成によれば、側面衝突時にドアアウタパネル36が変形し、インパクトビーム42が車両幅方向内側へ押圧されると、エクステンション44を介してスペーサ60が車両幅方向内側へ押圧される。このため、スペーサ60の内側端部となる中間部60Cはドアインナパネル34の一般部34Aに当接する。その後、衝突荷重の一部はフロントピラー16に伝達される。このように本実施形態では、前側脚部60A及び後側脚部60Bがインパクトビーム42のエクステンション44に支持された金属製のスペーサ60をドアインナパネル34に当接可能に設定する構成であるため、スペーサ60の取付点数を減らすことができる。スペーサ60のフロントサイドドア22への取付作業を簡易に行うことができる。
上記構成によれば、側面衝突時にドアアウタパネル36が変形し、インパクトビーム42が車両幅方向内側へ押圧されると、エクステンション44を介してスペーサ60が車両幅方向内側へ押圧される。このため、スペーサ60の内側端部となる中間部60Cはドアインナパネル34の一般部34Aに当接する。その後、衝突荷重の一部はフロントピラー16に伝達される。このように本実施形態では、前側脚部60A及び後側脚部60Bがインパクトビーム42のエクステンション44に支持された金属製のスペーサ60をドアインナパネル34に当接可能に設定する構成であるため、スペーサ60の取付点数を減らすことができる。スペーサ60のフロントサイドドア22への取付作業を簡易に行うことができる。
なお、図5に示される構成では、金属製のスペーサ60を用いたが、これに限らず、図6に示されるように、樹脂製のスペーサ62を用いてもよい。このスペーサ62は、所定硬度の樹脂材料によって構成されている。また、スペーサ62は、構造的には車両幅方向に複数の貫通孔64が形成されたハニカム構造とされている。さらに、スペーサ62の外側端部62Aはエクステンション44に固定されており、スペーサ62の内側端部62Bはドアインナパネル34の一般部34Aに対して隙間を空けて対向して配置されている。なお、このスペーサ62も図5に示されるスペーサ60と同様の車両上下方向寸法を有している。
上記構成によれば、エクステンション44にスペーサ62が設定されて当該エクステンション44の中間部44Cとドアインナパネル34の一般部34Aとの間に介在されるため、前述した第1実施形態と同様の作用並びに効果が得られる。さらに、樹脂製のスペーサ62とすることで、金属製のスペーサ60に比べて形状及び構造の自由度が高くなる。このため、上記のようなハニカム構造のスペーサ62も用いることが可能となり、衝突時のエネルギ吸収性能を高めるといったことも可能となる。換言すれば、図6に示されるスペーサ62によれば、コストと性能の最適化を図ることができる。
〔第3実施形態〕
以下、図7〜図9を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
以下、図7〜図9を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、この第3実施形態では、金属製の荷重伝達部材70がドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両前方側(ドアインナパネル34の外部)に配設されている点に特徴がある。荷重伝達部材70は平断面形状がL字状に形成されており、車両幅方向に沿った縦壁部70Aと、車両前後方向に沿った横壁部70Bと、を備えている。縦壁部70Aの車両幅方向外側の端部は車両前方側へ屈曲されて、ドアインナパネル34の前側フランジ部34Cに溶接等によって固定されている。また、横壁部70Bの車両後方側の端部は車両幅方向内側へ屈曲されて、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bに溶接等により固定されている。また、上記構成の荷重伝達部材70は、ドア閉止状態で上下のドアヒンジ部50、52の間に設定されている(図7参照)。
(作用・効果)
上記構成によれば、荷重伝達部材70は金属製の部材として構成されており、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両前方側でかつドア閉止状態で上下のドアヒンジ50、52間に配置されているため、フロントサイドドア22の開閉時に荷重伝達部材70がドアヒンジ50、52に干渉することはない。また、側面衝突時には、フロントサイドドア22が車両幅方向内側へ押されるのに伴って荷重伝達部材70がフロントピラー16に当接する。これにより、衝突荷重の一部がフロントピラー16に伝達される。このように本実施形態では、荷重伝達部材70がドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両前方側に配置されているため、側面衝突時の衝突荷重をダイレクトにフロントピラー16に伝達することができる。特に、フロントピラー16が骨格部32とフランジ部(ピラーインナパネル24の後部24A及びピラーリインフォース26の後側フランジ部26B)を含んで構成されている場合には、荷重伝達部材70をフロントピラー16の骨格部32に当接させることができる。その結果、本実施形態によれば、荷重伝達部材70を介したフロントピラー16への荷重伝達効率をより一層高めることができる。
上記構成によれば、荷重伝達部材70は金属製の部材として構成されており、ドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両前方側でかつドア閉止状態で上下のドアヒンジ50、52間に配置されているため、フロントサイドドア22の開閉時に荷重伝達部材70がドアヒンジ50、52に干渉することはない。また、側面衝突時には、フロントサイドドア22が車両幅方向内側へ押されるのに伴って荷重伝達部材70がフロントピラー16に当接する。これにより、衝突荷重の一部がフロントピラー16に伝達される。このように本実施形態では、荷重伝達部材70がドアインナパネル34の前側縦壁部34Bの車両前方側に配置されているため、側面衝突時の衝突荷重をダイレクトにフロントピラー16に伝達することができる。特に、フロントピラー16が骨格部32とフランジ部(ピラーインナパネル24の後部24A及びピラーリインフォース26の後側フランジ部26B)を含んで構成されている場合には、荷重伝達部材70をフロントピラー16の骨格部32に当接させることができる。その結果、本実施形態によれば、荷重伝達部材70を介したフロントピラー16への荷重伝達効率をより一層高めることができる。
なお、図8に示される構成では、金属製の荷重伝達部材70を用いたが、これに限らず、図9に示されるように、樹脂製の荷重伝達部材72を用いてもよい。この荷重伝達部材72は、第2実施形態の変形例として説明したスペーサ62と同様の構成とされている。但し、荷重伝達部材72は上下のドアヒンジ部50、52間に配設されており、この点は第2実施形態の変形例として説明したスペーサ62とは相違している。なお、図8に示される荷重伝達部材72は第2実施形態の変形例のスペーサ62と同様の構成でありながら、「スペーサ」ではなく「荷重伝達部材」と称しているのは、前者はドアインナパネル32の内部の隙を詰める部材としての要素があるのに対し、後者はドアインナパネル32の外部に配設されるためである。
10 車体側部
16 フロントピラー
22 フロントサイドドア
24A 後部(フロントピラーのフランジ部)
26B 後側フランジ部(フロントピラーのフランジ部)
30 インパネリインフォースメント
32 骨格部
34 ドアインナパネル
34A 一般部(室内側縦壁部)
34B 前側縦壁部
36 ドアアウタパネル
38 ドア本体部
42 インパクトビーム
44 エクステンション(取付部材)
46 荷重伝達部材
46A 本体部
46B 外側端部(フランジ部)
46C 内側端部(フランジ部)
50 ドアヒンジ部
52 ドアヒンジ部
54 閉断面部
60 スペーサ(荷重伝達部材)
60C 中間部(内側端部)
62 スペーサ(荷重伝達部材)
62A 外側端部
62B 内側端部
70 荷重伝達部材
72 荷重伝達部材
16 フロントピラー
22 フロントサイドドア
24A 後部(フロントピラーのフランジ部)
26B 後側フランジ部(フロントピラーのフランジ部)
30 インパネリインフォースメント
32 骨格部
34 ドアインナパネル
34A 一般部(室内側縦壁部)
34B 前側縦壁部
36 ドアアウタパネル
38 ドア本体部
42 インパクトビーム
44 エクステンション(取付部材)
46 荷重伝達部材
46A 本体部
46B 外側端部(フランジ部)
46C 内側端部(フランジ部)
50 ドアヒンジ部
52 ドアヒンジ部
54 閉断面部
60 スペーサ(荷重伝達部材)
60C 中間部(内側端部)
62 スペーサ(荷重伝達部材)
62A 外側端部
62B 内側端部
70 荷重伝達部材
72 荷重伝達部材
Claims (8)
- 車室内側に配置されると共に前端部に車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在する前側縦壁部を備えたドアインナパネルと当該ドアインナパネルの車室外側に配置されドアインナパネルとでドア本体部を形成するドアアウタパネルとを備えたフロントサイドドアと、
前記ドア本体部内に車両前後方向を長手方向として配置されると共に、当該長手方向の前端部が取付部材を介して前記ドアインナパネルに接合されたインパクトビームと、
前記ドアインナパネルの前記前側縦壁部の車両後方側又は車両前方側でかつ車両側面視でフロントピラーの少なくとも一部と重なる位置に配置され、前記前側縦壁部に沿って車両上下方向に延在する長尺状の荷重伝達部材と、
を有する車両用サイドドア構造。 - 前記荷重伝達部材は、当該取付部材と共にドアインナパネルに接合されている、
請求項1記載の車両用サイドドア構造。 - 前記フロントピラーは、閉断面形状に形成された骨格部と当該骨格部から車両後方側へ延出されたフランジ部とを含んで構成されていると共に、
左右の前記フロントピラーのフランジ部間には、車両幅方向を長手方向として配置されたインパネリインフォースメントが配置されており、
さらに、前記荷重伝達部材は、側面視で前記インパネリインフォースメントの少なくとも一部と重なるようにその車両上下方向寸法及び配置が設定されている、
請求項2記載の車両用サイドドア構造。 - 前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に金属製とされ、更に当該前側縦壁部に沿って車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在する本体部と当該本体部の端部に形成されてドアインナパネルに接合されるフランジ部とを備えることでドアインナパネルとの間に車両上下方向に延びる閉断面部を形成するように構成されている、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用サイドドア構造。 - 前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に車両幅方向の外側端部の少なくとも一部が前記取付部材に支持されかつ車両幅方向の内側端部がドアインナパネルの室内側縦壁部に対向して配置された金属製のスペーサとして構成されている、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用サイドドア構造。 - 前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両後方側に配置されると共に車両幅方向の外側端部が前記取付部材に支持されかつ車両幅方向の内側端部がドアインナパネルの室内側縦壁部に対向して配置された樹脂製のスペーサとして構成されている、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用サイドドア構造。 - 前記荷重伝達部材は、前記前側縦壁部の車両前方側でかつドア閉止状態で上下のドアヒンジの間に配置されると共に前記ドアインナパネルのドア外方側の面に取り付けられた金属製又は樹脂製の部材として構成されている、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用サイドドア構造。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載された荷重伝達部材を備えたフロントサイドドアと、
車両側面視で前記荷重伝達部材の少なくとも一部と重なるように車両上下方向に沿って配置されたフロントピラーと、
を有する車体側部構造。
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JP2012017187A JP2013154784A (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | 車両用サイドドア構造及び車体側部構造 |
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-
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- 2012-01-30 JP JP2012017187A patent/JP2013154784A/ja active Pending
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