JP2013152176A - 離隔位置icタグ認識装置及び離隔位置icタグ認識方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】離隔位置にある作業対象物に取付けたICタグを認識する認識装置において、対象物まで作業者がアクセスすることが不要となり、各種計測パラメータに対応した検出、変換、送受信、指示、記録、蓄積、分析、評価などのセンサ系が担う役割を、電気信号ケーブル、検出ラインなどを用いずにリモートで実現し、離隔位置からの計測命令で素早く計測結果を抽出する離隔位置ICタグ認識装置を提供する。
【解決手段】対象物を遠距離から認識するために、レーザ光などの電磁波により、離隔位置にあるICタグに内蔵された電池を駆動し、ICタグの認識番号を格納したメモリ回路を駆動しまた発光素子を点灯させ、この認識番号を作業者操作側に位置する基地局のPC端末等へ送信し、認識番号を表示する。一方、レーザ光などの電磁波により受光素子及び電池を通じてセンサを駆動し、計測値を信号変換回路を通じ無線通信を適用して、計測値を操作側に位置する基地局側のPC端末等へ送信表示する。
【選択図】図1A
【解決手段】対象物を遠距離から認識するために、レーザ光などの電磁波により、離隔位置にあるICタグに内蔵された電池を駆動し、ICタグの認識番号を格納したメモリ回路を駆動しまた発光素子を点灯させ、この認識番号を作業者操作側に位置する基地局のPC端末等へ送信し、認識番号を表示する。一方、レーザ光などの電磁波により受光素子及び電池を通じてセンサを駆動し、計測値を信号変換回路を通じ無線通信を適用して、計測値を操作側に位置する基地局側のPC端末等へ送信表示する。
【選択図】図1A
Description
本発明は作業者から離隔した位置にある、対象物に設置されたICタグを識別しICタグの持つ各種情報を把握するICタグ認識装置に関するものである。
従来、作業者が作業対象を容易に認識でき、対象の構成要素の特定や設備の認証を電子的にかつ自動的に行う認識装置が知られている。
離隔位置にあるICタグの識別番号を認識する認識装置として、例えば特許文献1に示される技術がある。特許文献1には、可視光を含んだ変調された赤外線信号を作業者から離隔した位置にあるワイヤレスタグヘ照射するレーザポインタと、ワイヤレスタグから返信される高調波キャリアに重畳された情報を受信する基地局とを有し、情報を受信したことを目視で認識できるようにしている。又、ワイヤレスタグにおいて、レーザポインタからの赤外線信号を受光部で受光し、復調部により復調して制御手段に送る。制御手段は復調信号を解析し、これに応じた識別認識番号、位置座標、設備属性などの情報を返信手段に送る。返信手段では送られてきた情報を発振部の高周波キャリアに重畳して発信アンテナに送り高周波電源として送信する。ワイヤレス基地局はこの高周波電波を受信し、対象物の認識、データの分析等を自動的に行うことが開示されている。
また、特許文献2には、物体に発光によって情報を送信する情報発信型マーカを複数個取付け、マーカの発光をカメラで撮影し、撮影した画像によりマーカが発したパルス変調発光による送信情報内容をとらえて、画像が持っている情報の内容を検出するようにしたマーカー情報検出装置が開示されている。
原子力/火力/水力発電所、変電所、化学プラントなどの各種プラントでは、プラント内の各種情報を集中管理する中枢管理が求められている。また今後クラウド社会の中核となるデータセンター等のコンピュータ、サーバ環境に於いても、膨大に存在する対象物を作業者間が取り扱うためには多くの情報収集エネルギーが費やされる。
ICタグ等のワイヤレスタグは従来のバーコードに代わって汚染の影響を受けにくい長寿命な対象物の認識番号管理を実現しているが、離隔位置に設置したICタグを認識する適当な装置や方法はこれまで無く、対象物まで作業者がアクセスすることが必要となっていた。例えば、原子力発電所等の高放射線環境下での作業では少しでも放射線源から離れた場所で対象物の状態認識ができれば、作業者の被ばく低減に大きく貢献できると考えられる。
一方、上記産業分野ではセンサが広く適用されている。現在の計測パラメータに対応して、センサ系が検出、変換、送受信、指示、記録、蓄積、分析、評価などの役割を担うためには電気信号ケーブル、検出ラインなどが必要とされる。これは上記の場合と同様、悪環境下での計測には作業者のアクセスをできる限り回避する必要があるためである。
ここでは従来技術におけるケーブル配線、ケーブル等を使用することによる信号変換部を有することなく、離隔位置からの計測命令で素早く計測結果を抽出できる技術が求められている。
特許文献1では、レーザポインタで選択したワイヤレスタグの情報として、高周波キャリア(電波)で基地局へ送信して、識別対象の検索と特定を正確迅速に行っている。しかし、作業者が直接ワイヤレスタグの応答を目視確認できないため、作業対象物の選択の正確性や作業効率が劣る。
また、特許文献2では、LEDを有する情報発信型マーカの情報を、パルス変調発光で送信し、これらをカメラで撮影し多数物体の同時管理を可能にする。しかし、情報伝達が光通信で行われているため、同一視野に存在しないマーカからの情報を受信することができない。
本発明は、上記問題を解決する新たなICタグ認識装置及びICタグ認識方法を提供することを目的とする。
本発明は、作業対象物に設置されるICタグと、ICタグにレーザ光を含む電磁波を送信する送信装置と、ICタグとの間で電波信号を送受信するアンテナを持つ送受信モジュールを基地局として備えた遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは、送信装置からの電磁波を受信する受信部と、ICタグの情報を作業者に報知する発光部と、発光部を駆動する電池部と、ICタグの持つ作業対象物情報及びICタグ情報を格納する記憶部と、送受信モジュールとの間でICタグ情報を電波信号として送受信するアンテナと、発光部の発光動作と送受信モジュールとの間の情報通信を制御する制御部を有することを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、送受信モジュールは表示部を有するコンピュータを有することを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、送受信モジュールとコンピュータの少なくとも一方に、作業対象物の名称とICタグ認識番号を予め記録したデータベースを設けたことを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、送信装置はレーザポインタからなり、受信部は受光部からなることを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、制御部はマイコンからなることを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグの記憶部は、作業対象物の名称とICタグ認識番号を含むICタグ情報を記録したことを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは作業対象物の状態を測定して送受信モジュールに送信するセンサを有することを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、センサはガスセンサであることを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、センサは作業対象物の導電状態を検査する電圧/電流センサであることを特徴とする。
また、請求項1ないし7のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは、原子炉建屋設備に取り付けられたことを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは、高圧変圧器設備に取り付けられたことを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは作業対象物の制御回路および動力回路に接続され、ICタグの制御部は制御回路の制御接点を開閉制御する開閉信号を生成し、制御回路により動力回路を駆動制御することを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、コンピュータから入力した認識番号と、ICタグの認識番号が一致したときに、ICタグの発光部の発光状態を変えることを特徴とする。
また、遠隔位置ICタグ認識装置において、センサの状態量が変化したときに、ICタグの発光部の発光状態を異なる色の発光に変えるとともに、発光部の識別信号を送受信モジュール側へ送信することを特徴とする。
さらに、作業対象物に取付けられたICタグと、ICタグにレーザ光を含む電磁波を送信する送信装置と、ICタグとの間で電波信号を送受信する送受信モジュールとを備え、ICタグは送信装置からの電磁波を受信する受信部と、ICタグ情報を作業者に報知する発光部と、発光部を駆動する電池部と、作業対象物情報及びICタグ情報を格納する記憶部と、送受信モジュールとの間で作業対象物情報及びICタグ情報を送受信するアンテナと、発光部の発光動作と情報通信を制御する制御部を有する装置の遠隔位置ICタグ認識方法において、コンピュータから入力した認識番号と、ICタグの認識番号が一致したときに、ICタグの発光部の発光状態を変えることを特徴とする。
さらに遠隔位置ICタグ認識方法において、ICタグは作業対象物の状態を測定するセンサを有し、センサの状態量が変化したときに、ICタグの発光部の発光状態を異なる色の発光に変えるとともに、ICタグの識別信号を送受信モジュール側へ送信することを特徴とする。
さらに、遠隔位置ICタグ認識方法において、ICタグは作業対象物の制御回路および動力回路に接続され、ICタグの制御部は制御回路の制御接点を開閉制御する開閉信号を生成し、制御回路により動力回路を駆動制御することを特徴とする。
本発明は、作業対象物に設置されるICタグと、ICタグにレーザ光を含む電磁波を送信する送信装置と、ICタグとの間で電波信号を送受信するアンテナを持つ送受信モジュールを基地局として備えた遠隔位置ICタグ認識装置において、ICタグは、送信装置からの電磁波を受信する受信部と、ICタグの情報を作業者に報知する発光部と、発光部を駆動する電池部と、ICタグの持つ作業対象物情報及びICタグ情報を格納する記憶部と、送受信モジュールとの間でICタグ情報を電波信号として送受信するアンテナと、発光部の発光動作と送受信モジュールとの間の情報通信を制御する制御部を有することにより、離隔位置からのICタグの識別番号を読取ることが可能となる。また、作業者が離隔位置の機器やセンサの状態量を、発光部の表示に従い瞬時に識別取得することができる。
以下に本発明を実施例について説明する。
図1Aは、本発明の実施例1における離隔位置ICタグ認識装置の構成実施例を示すブロック図である。図1Aにおいて、101Aはレーザ光により作動するレーザポインタタグ(以下、LPTと称す)であり、その内部において102は電池部、103はLEDからなる発光部、104はクロック回路を有する信号切替部、105はフォトダイオードを有する受光部、106は復調回路を有する復調部、107は変調回路を有する変調部、108はLPT101Aを制御するマイコンである。マイコン108はさらに信号変換回路108Aとメモリ回路108Bを有する。
202は基地局として機能する送受信モジュールである。送受信モジュール202は作業者の持つ携帯基地局又は車載基地局として構成する事ができる。送受信モジュール202において、203はLEDなどの駆動指令を制御する制御回路203Aと、LPT101Aの認識番号を出力するメモリ回路203Bを有するマイコンである。また、204は受信した電波信号を送信信号と切り替えるサーキュレータ、2051はアンテナ、205は直流の内部回路信号を交流の電波に変換する変調回路を有する変調部、206は交流電波を直流に変換する復調回路を有する復調部である。
201は送受信モジュール202に接続されたコンピュータモニタシステムとしてのPC端末である。また207はPC端末201に於けるLPTの認識番号(以下IDと称す)を表示するディスプレイである。301は送受信モジュール202またはLPT101Aのアンテナ2051から送受信される高周波電波、302はレーザポインタ303から照射されるレーザビームである。
PC端末201に替えて、コンピュータシステムを用いても良いし、ネットワーク上に接続されたコンピュータセンタに接続して管理しても良い。
図1Bにおいて、208はPC端末201に設けられたデータベースである。データベース208は、PC端末側ID列210、対象物名称列211、IPTID列212、照合結果列213から構成されたデータテーブル209を有する。データベース208はシステム上の任意の位置、例えば送受信モジュール202に設けても良い。
作業者の持つレーザポインタ303から照射されたレーザビーム302がLPT101Aの受光部105に到達すると、マイコン108は受光後に電池部102を駆動し発光部103を駆動して発光させることで、作業者のレーザポインタ303から照射された信号が目的とするLPTヘ到達した結果を作業者が認識することができる。
次にLPT101Aは、内部のメモリ回路108Bを駆動してID信号を出力した後、変調部205にてID信号を直流信号から交流電波信号に復調し、アンテナ2051を介し高周波電波301として基地局側の送受信モジュール202のアンテナ2051に送信する。
送受信モジュール202側では、アンテナ2051から受信した変調信号をサーキュレータ204にて、送信、受信を切替ながら、復調部206にて直流に変換し、メモリ回路203Bを駆動してLPT101AのIDを識別した後、PC端末201のディスプレイ207にそのIDを番号表示することができる。
図2は本発明の実施例2における、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサを有するセンサ401を含めた構成例を示す。以下の実施例2において、実施例1と同一構成部分は同一符号を付け、詳細な説明は省略する。
図2において、LPT101Bにはセンサ401が接続されている。レーザポインタ303から送信されたレーザビーム302はLPT101Bの受光部105に到達し、受光後にマイコン108は電池部102を駆動し、さらにLEDを有する発光部103を駆動すると同時に、これと平行して電池部102からこれと直結するセンサ401を駆動する。
従来のセンサ系への電源供給は外部電源装置から電源ケーブルを介してセンサに供給する方法しかなかったが、本発明では離隔位置からレーザ光などの電磁波により、受光部105を介して電池部から電力を供給してICタグによりセンサを駆動させることができる。さらに、離隔位置から普段休眠しているセンサを必要時に駆動して、電力を効率よく使用しながらセンサ情報を取得することができる。
図3は本発明の実施例3における、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサのうち、一般に用いられているガス分析センサを駆動する構成例である。
図3において、LPT101Cにはガス分析センサからなるセンサ401Aが接続されている。レーザポインタ303から送信されたレーザビーム302はLPT101Cの受光部105に到達し、受光後に電池部102を駆動しする。LPT101Cは電圧安定化部402を有し、センサ401Aへの供給電力を安定化させる。
各種プラントでは水素濃度や酸欠レベルを測定するセンサが用いられ、或いは原子力発電所では放射線測定モニタ、化学コンビナート工場では硫化水素アセチレンその他環境測定に必要なパラメータのガス分析センサが用いられている。本実施例では、LPTに設けられた電池部を用いて各種センサを離隔位置から駆動させることにより、電源、信号ケーブルを不要とすることができる。
図4は本発明の実施例4における、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサのうち、電気測定系のセンサを駆動する構成例を示す。高圧の電気設備に作業者が安易に近寄ると感電事故を発生させるリスクがあり、電気業界では従来より電源隔離しているにもかかわらずしばしば重大事故が発生している。これは電源隔離の確認が作業側で認識する時間が無かったり、測定場所の特定や測定器具が不十分であることなどによるものであり、電気関連法規においても充電部に近接しないことを規制している。実施例4はこれらのリスクや課題を根本から解決するため、対象部位に近づかずに測定を行い、その状態量を素早く取り出すことができる。
図4において、LPT101Cにはセンサ401Bが接続されている。レーザポインタ303から送信されたレーザビーム302は受光部105に到達し、受光後、電池部102を駆動し、この電力を安定化させる電圧安定化部402を有し、センサの電源を安定させる。
電力を供給されたセンサ401Bでは、電圧が印加された電カケーブルの導体501を囲むケーブルシース部502に誘起される起電力を測定して導体電圧に相当する電圧値を抽出する、或いは電通測定場面ではコイル503から引き出した電流信号(電圧値を抵抗を介して電流値に変換)を抽出できる。これらの信号は前述した実施例2の図2に於ける高周波電波301での信号送受信に従つて、実測値を基地局側のPC端末201などに送信して測定することができる。
図5は本発明の実施例5における、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサのうち、原子力発電所の原子炉建屋カバー上部に設置された産業用テレビジョン(ITV)に用いるITVカメラ601、照明602などの各種器具、センサ類が多数配列された現場の構成例を示す。
実施例5において、地上のレーザポインタ303から送信されたレーザビーム302はITVカメラ601、照明602に設置されたLPT101で受光後、電池部およびLEDを駆動することで、操作側から送信された信号が目的とするLPTヘ照射された結果を認識するとともに、基地局のPC端末などにIDを返信することができる。これによって、各種器具、センサの点検に於いて、点検記録を作成する際にそのIDから記録番号とデータベースで予めリンクされたデータを元に、記録作成作業をPC端末内に着実に記録していくことができる。
図6は本発明の実施例6における、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサのうち、変電所などに設置された大型の変圧器701に付属するコンサベータ702やラジエータ703の点検状況を記録する場面での適用例を示す。
現物認識として変圧器の地上から高所となる位置に設定された機器に予めLPT101を設置しておく。点検時には地上から当該の機器のLPT101にレーザポインタ303を照射してデータベース上でリンクされた当該LPTのIDとLPTが設置された機器が有する各種データ、例えば製造履歴、点検履歴その他の情報を、LPT101の読取と同時に、送受信モジュール202を介してPC端末201のディスプレイ207に表示することができる。
図7は本発明の実施例7において、離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種のセンサを複数有する場合、センサ401Dとセンサ401Eを識別するため各々の回路がセンサを個体認識して個別に回路動作を行う。
すなわち、図7においてLPT101Dには温度測定対象エリア802に測温抵抗体801を有するセンサ401Dが設けられ、LPT101Eには同様のセンサ401Eが設けられている。各LPTに設けた回路がセンサを個体認識して個別に回路動作を行い、LPTのID毎にセンサより入手した状態量を、図示しない送受信モジュールを介してPC端末に識別して表示する。
図8は本発明の実施例8における、離隔位置ICタグ認識装置及びこれに直結させた各種のセンサの状態量を表示する構成例を示す。例えば、図3のガス分析センサではガス濃度の閾値以上若しくは未満、計測不能、電源ON/OFF等を表示し、また図4の電気系では電圧/電流の有無、停電、受電状態等を表示する。
酸欠の有無が問題とされ作業が開始可能かどうかを判別する場面、或いは高圧、超高圧の電気設備で電源隔離された状態で作業開始する場面等で、作業者がすばやく状態量を把握し、その結果をLEDで色別表示することにより、安全確保に加えて現物の認証を間違えずに記録して品質レベルの向上が図れる。
図8のLPT101Fにおいて、マイコン108により、測定対象の状態量に応じて、例えばセンサでの測定値が閾値を超過した場合に電池部102から赤色発光部1031を駆動し、閾値未満の場合は緑色発光部1032を駆動し、センサの測定安定度が不安定な場合に黄色発光部1033を駆動する。
また識別番号を認識した際に前回の読取り時期から定期点検の期間を超過する時間が経過したことを示すクロック信号が得られた場合は赤色発光部1031を駆動し、正常な時間の場合は緑色発光部1032を駆動し、識別番号の出力が不安定な場合に黄色発光部1033を駆動するなど、種々の適用が使い分け可能である。
図9は本発明の実施例9を示す。離隔位置ICタグ認識装置に直結させた各種の制御回路により作業対象物の動力回路を駆動するものである。図9において、LPT101Gの電圧安定化装置402から制御電源を受けて制御リレー901を励磁し、制御接点902を開閉制御し、電源回路母線904に繋がった制御モータ903を駆動制御させることにより、対象物としてのモータ駆動開閉扉905を開閉する。
上記の構成により、モータ駆動開閉扉905に限らず、遠方にある機械装置、その他を駆動するための制御回路を駆動することができる。
101、101A〜101G…LPT
102…電池部
103…発光部
1031…赤色発光部
1032…緑色発光部
1033…黄色発光部
104…信号切替部
105…受光部
201…PC端末
202…送受信モジュール
108…マイコン
107…変調部
2051…アンテナ
106…復調部
301…高周波電波
302…レーザビーム
303…レーザポインタ
401A〜401E…センサ
901…制御リレー
902…制御接点
903…制御モータ
904…動力回路母線
905…モータ駆動開閉扉
102…電池部
103…発光部
1031…赤色発光部
1032…緑色発光部
1033…黄色発光部
104…信号切替部
105…受光部
201…PC端末
202…送受信モジュール
108…マイコン
107…変調部
2051…アンテナ
106…復調部
301…高周波電波
302…レーザビーム
303…レーザポインタ
401A〜401E…センサ
901…制御リレー
902…制御接点
903…制御モータ
904…動力回路母線
905…モータ駆動開閉扉
Claims (17)
- 作業対象物に設置されるICタグと、該ICタグにレーザ光を含む電磁波を送信する送信装置と、前記ICタグとの間で電波信号を送受信するアンテナを持つ送受信モジュールを基地局として備えた遠隔位置ICタグ認識装置において、
前記ICタグは、前記送信装置からの電磁波を受信する受信部と、前記ICタグの情報を作業者に報知する発光部と、該発光部を駆動する電池部と、前記ICタグの持つ作業対象物情報及びICタグ情報を格納する記憶部と、前記送受信モジュールとの間で前記ICタグ情報を電波信号として送受信するアンテナと、前記発光部の発光動作と前記送受信モジュールとの間の情報通信を制御する制御部を有することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。 - 請求項1に記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記送受信モジュールは表示部を有するコンピュータを有することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1又は2に記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記送受信モジュールと前記コンピュータの少なくとも一方に、作業対象物の名称とICタグ認識番号を予め記録したデータベースを設けたことを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記送信装置はレーザポインタからなり、前記受信部は受光部からなることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記制御部はマイコンからなることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記ICタグの記憶部は、作業対象物の名称とICタグ認識番号を含むICタグ情報を記録したことを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記ICタグは前記作業対象物の状態を測定して前記送受信モジュールに送信するセンサを有することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項7に記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記センサはガスセンサであることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項7に記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記センサは作業対象物の導電状態を検査する電圧/電流センサであることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記ICタグは、原子炉建屋設備に取り付けられたことを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記ICタグは、変圧器設備に取り付けられたことを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記ICタグは作業対象物の制御回路および動力回路に接続され、前記ICタグの制御部は前記制御回路の制御接点を開閉制御する開閉信号を生成し、前記制御回路により前記動力回路を駆動制御することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 請求項2ないし12のいずれかに記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、
前記コンピュータから入力した認識番号と、前記ICタグの認識番号が一致したときに、前記ICタグの発光部の発光状態を変えることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。 - 請求項13に記載の遠隔位置ICタグ認識装置において、前記センサの状態量が変化したときに、前記ICタグの発光部の発光状態を異なる色の発光に変えるとともに、前記ICタグの識別信号を前記送受信モジュール側へ送信することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識装置。
- 作業対象物に取付けられたICタグと、該ICタグにレーザ光を含む電磁波を送信する送信装置と、前記ICタグとの間で電波信号を送受信する送受信モジュールとを備え、前記ICタグは前記送信装置からの電磁波を受信する受信部と、ICタグ情報を作業者に報知する発光部と、該発光部を駆動する電池部と、作業対象物情報及びICタグ情報を格納する記憶部と、前記送受信モジュールとの間で前記作業対象物情報及びICタグ情報を送受信するアンテナと、前記発光部の発光動作と情報通信を制御する制御部を有する装置の遠隔位置ICタグ認識方法において、
前記コンピュータから入力した認識番号と、前記ICタグの認識番号が一致したときに、前記ICタグの発光部の発光状態を変えることを特徴とする遠隔位置ICタグ認識方法。 - 請求項15に記載の遠隔位置ICタグ認識方法において、前記ICタグは作業対象物の状態を測定するセンサを有し、該センサの状態量が変化したときに、前記ICタグの発光部の発光状態を異なる色の発光に変えるとともに、前記発光部の識別信号を前記送受信モジュール側へ送信することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識方法。
- 請求項15に記載の遠隔位置ICタグ認識方法において、前記ICタグは作業対象物の制御回路および動力回路に接続され、前記ICタグの制御部は前記制御回路の制御接点を開閉制御する開閉信号を生成し、前記制御回路により前記動力回路を駆動制御することを特徴とする遠隔位置ICタグ認識方法。
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