JP2013146887A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体を吐出する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドから第一液体を吐出させて媒体上に凝集防止突部を形成し、前記凝集防止突部を含む領域に前記印刷ヘッドから第二液体を吐出させる制御部と、を備える印刷装置。
【選択図】図2
Description
第一液体による被覆率は媒体の濡れ性に影響されるところ、この構成を採用することにより、第一液体による被覆率を正確に調整することができる。
この構成を採用することにより、揮発性有機化合物を用いずにインクを媒体に定着させることができ、また、プラスチックなどの非吸収性媒体にもインクを定着させることができる。
透明インクによって凝集防止突部を形成することにより、画像を変更したり画質を低下させることなく均一な光沢を得ることができる。さらに凝集防止突部を形成するための透明インクの吐出量を不透明インクの吐出量に応じて調整するため、不透明インクによる被覆率が低い領域においても透明インクによる凝集を防止することができる。
この構成を採用することにより、凝集防止突部を形成するための透明インクの吐出量を減らすことができるため、経年劣化として生ずる黄変を抑制できる。
この構成を採用することにより、凝集防止突部に加えてアンダーコート層によっても凝集防止効果を高められる。
1.第一実施例
図1Aは本発明の第一実施例としてのプリンター1の主要部を示している。プリンター1は、印刷ヘッド13から紫外線硬化型の不透明インクと紫外線硬化型の透明インクとを吐出し、印刷ヘッド16から紫外線硬化型の透明インクを吐出するシリアル型のインクジェットプリンターである。プリンター1は、紫外線硬化型のインクを吐出するため、プラスチックフィルムなどの吸収性の低い印刷媒体に画像を形成することができる。プリンター1は、印刷ヘッド13、16の他、搬送ローラー11a、11b、11c、11d、照射部としてのランプ12a、12b、12d、モーター17a、17b、17c、制御部18などを備えている。
制御部18は、搬送ローラー11a、11b、11c、11dを駆動することにより、印刷媒体Mを所定の距離だけ副走査方向に搬送する。印刷媒体Mが停止しているとき、制御部18は、モーター17bを駆動することにより第一キャリッジ14を主走査方向に移動させる。第一キャリッジ14が主走査方向に移動しているとき、制御部18は、印刷ヘッド13を駆動することによりノズル列13c、13m、13y、13k、13tからシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、無色透明のインク滴を印刷媒体Mに向けて吐出させるとともにランプ12aから弱い紫外線を照射させる。その結果、不完全硬化したシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのインク滴Cl、Cm、Csによって印刷媒体Mに画像が形成され、不完全硬化した無色透明のインク滴によって印刷媒体Mに凝集防止突部T1が形成される。このように画像を形成する不透明のインク滴Cl、Cm、Csと同時に凝集防止突部T1を形成する第一の透明インクを吐出するため、印刷時間を短縮することができ、また、第一の透明インクが印刷媒体Mに付着する位置(不透明インクが付着した位置を基準とする位置)がずれない。
f=1 (c+m+y+k<1のとき)
f=0 (c+m+y+k=1のとき)
この例の場合、制御部18は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を完全に被覆する場合にはノズル列13tから無色透明のインク滴を吐出させず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を完全に被覆しない場合には無色透明のインク滴のみによって注目領域が完全に被覆される量の無色透明のインク滴をノズル列13tから吐出させる。したがってこの場合、全ての注目領域はカラーインク又は無色透明のインクによって完全に被覆される。
f=0.5 (c+m+y+k<0.5のとき)
f=0 (c+m+y+k≧0.5のとき)
この例の場合、制御部18は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を50%以上被覆する場合には、ノズル列13tから無色透明のインク滴を吐出させず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を50%未満被覆する場合には無色透明のインク滴のみによって注目領域が50%被覆される量の無色透明のインク滴をノズル列13tから吐出させる。したがってこの場合、全ての注目領域はカラーインク又は無色透明のインクによって50%以上被覆される。例2の関数fを用いる場合、例1の関数を用いる場合に比べて印刷媒体への第一の透明のインクの定着量を低減することができる。印刷媒体への第一の透明のインクの定着量を低減するほど、印刷物の黄変を抑制することができる。
f=0.3 (c+m+y+k<0.3のとき)
f=0 (c+m+y+k≧0.3のとき)
この例の場合、制御部18は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を30%以上被覆する場合には、ノズル列13tから無色透明のインク滴を吐出させず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのカラーインクによって注目領域を30%未満被覆する場合には無色透明のインク滴のみによって注目領域が30%被覆される量の無色透明のインク滴をノズル列13tから吐出させる。したがってこの場合、全ての注目領域はカラーインク又は無色透明のインクによって30%以上被覆される。例3の関数fを用いる場合、例1、例2の関数を用いる場合に比べて印刷媒体への第一の透明のインクの定着量を低減することができる。
図4は、本発明の第二実施例としてのプリンター2の主要部を示している。プリンター2は、印刷ヘッド23cから紫外線硬化型の不透明インクを吐出し、印刷ヘッド23t、23dから紫外線硬化型の透明インクを吐出するライン型のインクジェットプリンターである。プリンター2は、印刷ヘッド23c、23t、23dの他、図示しない搬送ローラー、モーター、照射部としてのランプ22c、22t、22d、制御部28などを備えている。
図5は、本発明の第三実施例としてのプリンター3の主要部を示している。プリンター3は、印刷ヘッド33から紫外線硬化型のホワイトインクを吐出し、印刷ヘッド13から紫外線硬化型のカラーインクと無色透明インクを吐出するシリアル型のインクジェットプリンターである。プリンター3は、印刷ヘッド13、33の他、搬送ローラー11a、11b、11c、11d、照射部としてのランプ12a、12b、12d、モーター17a、17b、17c、制御部38などを備えている。
制御部38は、搬送ローラー11a、11b、11c、11dを駆動することにより、印刷媒体Mを所定の距離だけ副走査方向に搬送する。印刷媒体Mが停止しているとき、制御部38は、モーター17bを駆動することにより第一キャリッジ14を主走査方向に移動させる。第一キャリッジ14が主走査方向に移動しているとき、制御部38は、印刷ヘッド33を駆動することによりノズル列33wからホワイトインクを印刷媒体Mに向けて吐出させるとともにランプ12aから弱い紫外線を照射させる。その結果、図6Aに示すように、不完全硬化したホワイトインクによって印刷媒体Mにアンダーコート層W1が形成される。ホワイトインクによって形成されるアンダーコート層W1は、カラーインクによって形成される画像の視認性を向上させる。
図6Bに示す凝集防止突部T2はホワイトインクによって形成しても良い。プリンター3を用いて凝集防止突部T2をホワイトインクによって形成する場合、制御部38は次のようにして各部を制御する。
図7は、本発明の第5実施例としてのプリンター5の主要部を示している。プリンター5は、印刷ヘッド23cから紫外線硬化型のカラーインクを吐出し、印刷ヘッド53wから紫外線硬化型のホワイトインクを吐出し、印刷ヘッド53tから紫外線硬化型の無色透明インクを吐出するライン型のインクジェットプリンターである。プリンター5は、印刷ヘッド23c、53w、53tの他、図示しない搬送ローラー、モーター、照射部としてのランプ22c、52w、52t、制御部58などを備えている。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、印刷ヘッドの構成は、インク滴を吐出できるものであればよく、例えばインク滴を加熱することによって吐出する構成でも良い。また印刷ヘッドおよびノズル列の数はインクの種類、解像度、印刷領域の幅等に応じて適宜設計されるものである。
Claims (6)
- 液体を吐出する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドから第一液体を吐出させて媒体上に凝集防止突部を形成し、前記凝集防止突部を含む領域に前記印刷ヘッドから第二液体を吐出させる制御部と、
を備える印刷装置。 - 前記制御部は、前記媒体と前記第一液体の濡れ性が強いほど注目領域あたりの前記第一液体の吐出量を減少させる、
請求項1に記載の印刷装置。 - 前記液体は光硬化型インクであって、
前記媒体に付着した前記光硬化型インクに光を照射する照射部をさらに備え、
前記制御部は、前記第二液体を前記印刷ヘッドから吐出させる前に前記照射部から光を照射させて前記第一液体を不完全硬化させ、前記第二液体を前記印刷ヘッドから吐出させた後に前記照射部から光を照射させて前記第一液体と前記第二液体を完全硬化させる、
請求項1または2に記載の印刷装置。 - 前記第一液体および第二液体は、透明インクであって、
前記制御部は、前記印刷ヘッドから不透明インクを吐出させて媒体上に画像を形成し、前記不透明インクの注目領域毎の吐出量に応じて前記第一液体の吐出量を前記注目領域毎に調整し、前記不透明インクおよび前記第一液体が吐出された領域に前記印刷ヘッドから前記第二液体を吐出させる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記不透明インクの吐出量が所定値未満である領域にのみ前記印刷ヘッドから前記第一液体を吐出させる、
請求項4に記載の印刷装置。 - 前記第二液体は、不透明インクであって、
前記制御部は、前記第一液体を吐出する前に前記印刷ヘッドから第三液体を吐出させて前記媒体上に前記媒体よりも前記第二液体に対する濡れ性が強いアンダーコート層を形成し、前記印刷ヘッドから前記第二液体を吐出させて前記媒体上に画像を形成する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷装置。
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