JP2013141050A - コンテンツ推薦サーバ、コンテンツ表示端末、およびコンテンツ推薦システム - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴可能なコンテンツから解析されるシーン情報を逐次ユーザ嗜好度で評価し、シーン単位で視聴中コンテンツの嗜好度より別のコンテンツが高い場合に逐次推薦する。
【解決手段】サーバにて、表示端末のユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得し、現在視聴中のコンテンツと別コンテンツを表示端末での表示時刻に同期あるいは前もって別途受信するとともに、これらコンテンツをあらかじめ定める解析方法でユーザ嗜好情報との相関を評価することで嗜好適合度をそれぞれ求める。前記表示端末で視聴中のコンテンツよりも他のコンテンツの前記嗜好適合度が高くなった場合に当該コンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を表示端末に送付する。
【選択図】図1A
【解決手段】サーバにて、表示端末のユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得し、現在視聴中のコンテンツと別コンテンツを表示端末での表示時刻に同期あるいは前もって別途受信するとともに、これらコンテンツをあらかじめ定める解析方法でユーザ嗜好情報との相関を評価することで嗜好適合度をそれぞれ求める。前記表示端末で視聴中のコンテンツよりも他のコンテンツの前記嗜好適合度が高くなった場合に当該コンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を表示端末に送付する。
【選択図】図1A
Description
本発明は、コンテンツ推薦サーバ、コンテンツ表示端末、およびコンテンツ推薦システムに係り、特に、コンテンツを表示する表示端末に対してネットワークを用いてサーバから別番組を推薦する技術に関する。
近年、映像や音声等のコンテンツの圧縮技術の高度化と、それを用いたテレビ放送のデジタル化により、電波やネットワークの回線使用効率が向上し、高画質化とともに多チャンネル化が進んだ。
また、パーソナルコンピュータ及び携帯端末等の表示端末の性能が向上し、ネットワーク回線や記憶装置が高速化、大容量化している。これら技術を用いて、ネットワークに接続することで、電波によるテレビ放送の受信以外にも、ネットワークを用いた映像コンテンツを受信したり、サーバと接続したサービスを受けたりすることができるテレビ、いわゆるネットTVが出現している。
さらにこのネットTVを利用して、公共施設や会社等に設置した広告や情報提供を行う表示装置、いわゆるデジタルサイネージにも適用されるようになり、ユーザが莫大な数の映像や音声等のコンテンツに被ばくする機会が増えている。
このようにテレビ、特にネットTVは、サーバと接続することでさらに多くのコンテンツやサービスを受け、ユーザが膨大なコンテンツにアクセスできるようになる一方、この中から所望のコンテンツやサービスを探すことが困難になってきた。
そこで従来技術では、テレビ放送の番組(コンテンツ)内容を説明する電子番組表(EPG)を配信しており、ユーザ所望のキーワードを用いてこの番組表の中から自動検索を行うことが広まっている。
例えば、特許文献1では、ユーザが検索したいキーワードをあらかじめ登録しておき、サーバにて番組情報の中から検索し、結果を録画装置に送信することで、ユーザ所望の番組を自動的に録画することが開示されている。
また、特許文献2では、ユーザの番組視聴履歴と番組表のマッチング度を評価して、現在放送中の番組の中からユーザ嗜好に合う順にチャンネルの出現順を変更することで、ユーザの嗜好に合いそうな番組を選択しやすくなることが開示されている。
特許文献3では、同様にユーザ嗜好に合致する番組を番組表から放送時間が重ならないように複数検索し、放送局を超えて一つの時系列(番組表の一つのチャンネル)に配置することで、より嗜好にあった番組に容易にアクセスできることが開示されている。
特許文献4では、ユーザの嗜好を対象となる映像に対するこれまでの再生操作情報を解析することで、ユーザからの明示的なダイジェスト生成の方法やパラメタに対する指示入力を必要とせず、ダイジェスト映像の作成方法を自動的に調整する、ダイジェスト生成方法が開示されている。
前述した特許文献1に記載された技術によると、キーワードを用いたサーバでの番組表からの所望キーワードを含む番組の検索結果による自動録画が可能になっているが、現在視聴中の番組と比較を行う技術ではない。また、番組表を用いた番組単位での検索であることから、番組途中での評価を行うことが困難であり、途中でユーザの嗜好に合う場面が出現する場合は番組表には記載されないため見逃しが生じる。
また、特許文献2に記載された技術によると、視聴番組から他にユーザが興味を持ちそうな番組をチャンネルを変更することで探す、いわゆるザッピングに用いる技術であるが、番組表示や録画を検索により自動化することは開示されていない。また、番組表を用いた番組単位での検索であることから、特許文献1と同様に番組途中での評価を行うことが困難である。
また、特許文献3に記載された技術によると、番組表を用いた放送番組の視聴計画を作成する目的であるが、嗜好に合致する番組の存在しない時間帯への番組の視聴計画には開示がなく、この空いた時間帯の活用が困難である。さらに、特許文献1、特許文献2と同様に、番組表にある文字情報を用いた技術であるため、番組内の「コーナー」や「シーン」といった比較的短い時間に起こるエピソードや登場人物までの分解能がなく、やはり見逃しが生じる。
また、特許文献4記載された技術でも、実時間でより好適なコンテンツをユーザに推薦することや、見逃しの防止についての開示は無い。
本発明の目的は、上記見逃しを防止し、複数コンテンツからより好適なコンテンツを実時間でユーザに推薦することのできる、コンテンツ表示端末、コンテンツ推薦サーバ、およびコンテンツ推薦システムを提供することにある。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、本発明のサーバは、表示端末及びコンテンツ提供源に接続可能に構成されたサーバであって、前記サーバは、前記表示端末を利用するユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得し、前記表示端末で現在視聴中の第1のコンテンツと、前記コンテンツ提供源から提供される前記第1のコンテンツ以外の少なくとも1つ以上の他のコンテンツに関して、並行して、前記ユーザ嗜好情報との相関を各々評価し嗜好適合度を求め、視聴中の前記第1のコンテンツよりも前記嗜好適合度の高い前記他のコンテンツが存在する場合に、当該嗜好適合度の高い他のコンテンツを推薦する推薦コンテンツ情報を生成し前記表示端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、サーバにてユーザの嗜好と複数コンテンツを実時間で評価し、時々刻々と変化するコンテンツのシーン単位でより好適なコンテンツを推薦することで、見逃し防止によるユーザ補助、および、別コンテンツへの誘導を行うことでの表示端末の活性時間増加による表示端末価値向上へ貢献することができる。
本発明の代表的な実施の形態によれば、コンテンツを表示する表示端末と、前記表示端末で表示するコンテンツをユーザに推薦するサーバとからなるコンテンツ推薦システムにおいて、前記サーバでは前記表示端末のユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得するステップと、前記表示端末から現在視聴中のコンテンツを特定する視聴コンテンツ情報を前記サーバへ送付するステップと、前記サーバでは前記視聴コンテンツ情報から特定されるコンテンツを前記表示端末への表示時刻に同期あるいは前もって別途受信するとともに、前記表示端末での視聴中コンテンツ以外の1つ以上の別コンテンツを前記表示端末への表示可能時刻に同期して、あるいは、表示可能時刻より事前に逐次受信しながら、これらコンテンツをあらかじめ定める解析方法で前記ユーザ嗜好情報との相関を評価することで嗜好適合度をそれぞれ求めるステップと、前記表示端末で視聴中のコンテンツよりも他のコンテンツの前記嗜好適合度が高くなった場合に当該コンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を前記表示端末に送付するステップと、前記表示端末での表示を前記推薦コンテンツに変更するステップを行うことを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態のコンテンツ推薦システムの構成を示すブロック図である。第1の実勢例の形態のコンテンツ推薦システムは、推薦サーバ100、少なくとも1つのユーザ用の表示端末120、少なくとも1つの外部コンテンツサーバ160から構成されている。推薦サーバ100や表示端末120は各々、ネットワーク180によって、あるいは、送受信アンテナ161、103−1、103−2、103−3、104−1、104−2、104−3用いて、複数のコンテンツ提供源に同時に接続可能に構成されている。
推薦サーバ100は、ユーザ属性情報データベース101および認証部102、受信部104、ユーザ嗜好情報データベース105および嗜好評価部106、演算部107、通信部108、シーン解析部109、サービス設定部111およびユーザサービス設定情報データベース110から構成されている。演算部107は、プロセッサ、メモリ及び記憶装置(磁気ディスク等)を備え、推薦サーバを制御するためのプログラムを実行する。推薦サーバは一般的コンピュータを拡張して構成しても良い。通信部108はネットワークを用いたデータの送受信による通信を行う。このデータにはネットワークを用いたコンテンツを含んでもよい。受信部104は電波によって配信されるコンテンツを受信アンテナ103により受けこれを復調しコンテンツデータとして取り込み可能にする。図1Aの例ではアンテナは3つ(103−1、−2、−3)、受信部も3つ(104−1、−2、−3)あることを示しており、本実施形態では少なくとも2つを必要とする。
図1Bに、第1の実施形態のコンテンツ推薦システムにおける推薦サーバの主な機能の一例を示す。推薦サーバ100は、複数コンテンツ(視聴中コンテンツ及び他のコンテンツ)情報の並行取得機能、ユーザ嗜好情報取得機能、コンテンツ別シーン解析機能、コンテンツ間嗜好適合度比較機能、推薦コンテンツ情報生成機能、アイドル時推薦コンテンツ提供機能、及び、推薦コンテンツへの表示変更機能を備えている。なお、コンテンツ推薦システムにおける推薦サーバ100と表示端末120における機能の分担は、用途に応じて適宜変更しても良い。例えば、表示端末120がテレビであり家族で共用されるものを前提としたものであるとき、ユーザ属性情報データベース101、認証部102、ユーザ嗜好情報データベース105および嗜好評価部106など、ユーザの認証やユーザ嗜好情報取得機能等の一部又は全てを表示端末120に移し、家庭内の複数のユーザが各々ユーザIDとパスワードを持ち、個別にコンテンツ推薦のサービスを受けられるようにしても良い。
次に、コンテンツ推薦システムのより具体的な攻勢、作用を説明する。まず、推薦サーバ100は、上記の通り、受信アンテナやネットワークを介して、複数のコンテンツを並行して受信しあるいは配信を受け(以下、受信と配信を特に区別しないときは受信)、それらを処理する複数コンテンツ情報の並行取得機能を備えている。
ユーザ嗜好情報取得機能の一部を担う認証部102は、表示端末120を用いるユーザの操作情報をもとに、当該ユーザが本システムを利用可能かどうか、ユーザ属性情報データベース101のデータを用いて認証するとともに、どのユーザの嗜好情報データベース105を用いるかを決定する。
コンテンツ別シーン解析機能を実現するシーン解析部109は、電波あるいはネットワークを用いて受信したコンテンツデータを解析し、シーン情報を取得する。ここでのシーンとは、コンテンツ内での動作の一区切りのことである。すなわち、コンテンツに含まれる映像や音声、文字情報などにおける、カメラ切替え等による画面や音の急激な変化などの物理的な変化、あるいは人物の登場や消滅および音楽の挿入などの論理的(意味的)な変化が発生する時刻を用いて、それぞれの変化時刻に挟まれる時間で示されるコンテンツの一部分のことと定義する。これらは、コンテンツ制作者の表現手法として利用されることが多く、ユーザ興味が変化する単位と考えられる。シーン情報とは、これらシーンにおける、映像や音声の色やレベル等の物理量、文字情報を構成する文字列、あるいは、これらから識別される文字列、意味、概念、および、これらを記述するラベル等であるとする。これらシーン情報はシーン解析部109にて、コンテンツが時々刻々入力されるに従いシーン単位で、逐次解析を行い、シーン情報を出力可能とする。
ユーザ嗜好情報取得機能の一部を担う嗜好評価部106は、あらかじめ求められるユーザ嗜好情報データベース105から、当該ユーザのユーザ嗜好情報を取得して、上述のシーン情報からシーン単位で逐次出力されるシーン情報との相関を逐次求めることにより、そのシーンに対する当該ユーザの嗜好、すなわち「好き」「嫌い」の度合いを「嗜好度」として出力する。また、嗜好評価部106は、ユーザがコンテンツ視聴中の操作、すなわち、コンテンツの視聴選択や変更、録画の有無、録画コンテンツに対する視聴選択および早送りや巻き戻し、一時停止等の操作を用いて、当該コンテンツの視聴シーンに対するユーザの嗜好度をシーン単位で評価し、ユーザ嗜好情報としてユーザ嗜好情報データベース105に記録し更新することが可能であるとする。
サービス設定部111は、あらかじめユーザから端末を通じて指定される、現在視聴できるコンテンツのうち嗜好度が高いコンテンツが存在しない場合に、アイドル時推薦コンテンツ提供機能により、切り替えて視聴することを推薦するための選択肢であるユーザ毎のサービス設定情報データベース110を管理し、必要に応じて推薦コンテンツとしてユーザに提示する。
表示端末120は、演算部125、通信部121、受信部124、復号部128、表示部126、入力部127、記録部122から構成する。表示端末は、例えば、テレビ、ラジオ、携帯電話などの携帯端末、パーソナルコンピュータ、デジタルサイネージ端末等である。演算部125は、プロセッサ、メモリ及び記憶装置(磁気ディスク等)を備え、表示端末を制御するためのプログラムを実行する。通信部121はネットワークを用いたデータの送受信による通信を行う。このデータにはネットワークを用いたコンテンツを含んでもよい。受信部124は電波によって配信されるコンテンツをアンテナ130により受けこれを復調しコンテンツデータをして取り込み可能にする。図1Aではアンテナは2つ(130−1、−2)受信部も2つ(124−1,−2)あることを示しており、本形態では少なくとも2つを必要とする。復号部128は、通信部121あるいは受信部124から取得したコンテンツを復号する。このように配信を受けたコンテンツは、端末の設定や端末内アプリケーションとともに表示部126からユーザ150に提示される。また、必要に応じてマウスやキーボード、リモコンなどの入力部127からユーザの操作を取得し、必要に応じて、通信部121を経由からネットワーク180を経由して、推薦サーバ100あるいは外部コンテンツサーバに送付する。
外部コンテンツサーバ160は、ネットワークあるいは電波等を用いて、表示端末120および推薦サーバ100にコンテンツおよびコンテンツ情報を配信する。端末および推薦サーバに対して電子番組表(EPG)などのコンテンツ単位でのコンテンツ情報とともにコンテンツを配信するか、あるいは、端末および推薦サーバからのコンテンツ情報をもとに外部コンテンツサーバ内に保持するコンテンツを選択、配信してもよく、その内部構成は問わない。
ここでコンテンツとは、テレビ放送で言う映像および音声、字幕等の文字情報などを含むいわゆるテレビ番組や、ネットワークを用いてストリーミングまたはファイル配布の形で配信されるビデオや音楽、テキスト等を用いたメディアコンテンツ、ゲームコンテンツ、メールおよびウェブ技術を用いたウェブコンテンツ、あるいは、これらを複合的に組み合わせたアプリケーションなどのサービスを含むとする。また、コンテンツ情報とは、受信するために必要なチャンネル(周波数)および一定の書式によってリソース(資源)を指し示す識別子URI(Uniform Resource Identifier)等の識別子、タイトル、配信時間帯、形式、番組概要、出演者、あらすじ等、コンテンツを説明する情報であるとする。コンテンツおよびコンテンツ情報はデジタル化された圧縮形式あるいはアナログ的に変調されることなど方式は問わず、所定の形式を用いて外部コンテンツサーバから配信され、システムとして構成される推薦サーバや端末側の受信部で復号・復調等を行うことが可能であればよい。
外部コンテンツサーバが一般の電波による放送局の場合、送信アンテナ161を用いたコンテンツ配信を行い、サーバでは電波の受信アンテナ103−1、103−2、103−3を用いて電波を受け受信部104−1、104−2、104−3を用いてコンテンツを受信する。また、端末も同様に、電波の受信アンテナ130−1、130−2を用い電波を受信し、受信部124−1、124−2を用いてコンテンツを受信可能とする。
外部コンテンツサーバがネットワークを用いた配信サーバの場合、ネットワーク180を通じて配信され、推薦サーバ100の通信部108や表示端末120の通信部を用いて受信し、推薦サーバではシーン解析部109、端末では復号部128にて復号される。なお、推薦サーバのシーン解析部とは別に復号部を設けても良い。
次に、推薦サーバ100のユーザ嗜好情報取得機能に関係するユーザの操作情報及びユーザ嗜好情報について説明する。
図2Aは、表示端末120を用いるユーザの操作情報の説明図である。これらのユーザの操作は、リモコンやタッチパネル等の入力部127から演算部125に入力され表示状態を変更するが、この内容は操作情報として推薦サーバ100に与えるよう出力する。ここではユーザ毎に操作情報の管理可能であるとし、それぞれの操作が履歴として蓄積できるとする。それぞれの操作情報は、例えば当該操作を行った日、時刻、操作の種類を示すアクション、それらのアクションのパラメタや、その操作を行った際に表示していた映像の時間的位置が含まれる。ユーザ150は各IDの映像に対して一連の操作をしながら視聴を行った履歴が出力可能となる。
図2Aは、表示端末120を用いるユーザの操作情報の説明図である。これらのユーザの操作は、リモコンやタッチパネル等の入力部127から演算部125に入力され表示状態を変更するが、この内容は操作情報として推薦サーバ100に与えるよう出力する。ここではユーザ毎に操作情報の管理可能であるとし、それぞれの操作が履歴として蓄積できるとする。それぞれの操作情報は、例えば当該操作を行った日、時刻、操作の種類を示すアクション、それらのアクションのパラメタや、その操作を行った際に表示していた映像の時間的位置が含まれる。ユーザ150は各IDの映像に対して一連の操作をしながら視聴を行った履歴が出力可能となる。
次に、図2B〜図2Dを参照しながら、ユーザ嗜好情報の取得・生成法について、具体例を説明する。
図2Bは、映像データ中の1つのシーンの字幕データから字幕人名情報を抽出する概念図である。映像データ中にある字幕、例えば「佐藤がボールをキープして田中にフィード」という文字列が区間「0:00:05.255〜0:00:08.822」に表示するといった字幕データがあった場合、特徴抽出部にてこの文字列を一般的な形態素解析により単語に分解する。これにより、動詞や助詞、名詞などに分離され、特に人名に分類できる。これを元に、出現する区間と抽出された人名を映像データの一つの特徴として、字幕人名情報に登録する。これらステップを映像データすべてに関して蓄積することで、字幕人名情報をダイジェスト作成に用いることができる。上述のように、映像ごとに映像データ中の字幕情報から人名を抽出した字幕人名特徴情報を求める。
図2Cは、ユーザ嗜好情報データベース105にて管理され、嗜好評価部(106)で評価されるキーワード重要度情報320〜321の説明図である。キーワード重要度情報は、ユーザ毎にさらにジャンルごとに保持され、ユーザがそれぞれのジャンルにおいて嗜好すると思われるキーワードを保持する。これはジャンル非依存のキーワード群を共通キーワード情報3201やジャンル別キーワード情報3202、33203として記録されてもよい。また、ユーザが独自に内容を変更したり、追加、削除しても良い。
図2Dは、人名検索でのシーン重要度情報作成方法の概念図である。本例によるダイジェスト作成方法におけるパラメタは、検索に用いるキーワード重要度情報の上位からの個数numKwdと、検索により再生となる時間区分を長くするための開始時刻オフセットtsと終了時刻オフセットteであるとする。例えば重要度q1(3410)のキーワード「佐藤」を検索し発見した場合(3440)、(3441)、まず、(3440)に関しては人名特徴の開始時刻(3412)と終了時刻(3413)にそれぞれオフセットts(3411)とte(3414)をその区間を広げるようにs1(3431)とe1(3432)を求める。この部分では重複する既存シーン重要度がないとすると(s1, e1, q1)を要素としてシーン重要度を登録する(3405)。次に、(3441)の「佐藤」部分に関しては、同様の項目を要素(s2, e2, q1)として準備するが、既に重要度q2(3415)の「鈴木」(3442)が図のように開始部分が新しい部分に重なるよう登録されているとした場合、重要度の高い「佐藤」を残すように、既にあったシーン重要度の項目(3407)の開始時刻をe2(3434)に変更し、新しい要素(s2, e2, q1)を登録する。このように、重要度の高い部分が残るようにシーン重要度が登録されていく。最後に、重要度が最大1になるように正規化し、シーン重要度情報を更新して)終了する。なお、より詳細については、特許文献4の記載を援用する。
図3Aは、本発明の第1の実施形態における、ユーザ嗜好情報の生成・更新の処理シーケンス図である。ここではユーザ150の視聴行動を基に、各ユーザの嗜好情報としてユーザ嗜好情報データベース105の作成の処理を行う。まずユーザは表示端末120を用いて、コンテンツ推薦システムにログインの操作を開始する(S201)。表示端末はこの操作により、推薦サーバ100との間でユーザ認証を行う(S211、S221)。推薦サーバではユーザ属性情報データベース101のデータを取得し、認証部102にてユーザ操作、例えばユーザIDとパスワードをユーザ属性情報と照合して認証できればログイン完了となる。以後、表示端末と推薦サーバ間での通信路は確立されたものとして説明するが、通信によるデータ授受毎に、お互いのアドレスおよびユーザ識別子を用いて相手を特定した個別通信であっても良い。ログインしたのち、サーバの嗜好評価部106は当該ユーザのユーザ嗜好情報をユーザ嗜好情報データベース105から取得する(S222)。ユーザがコンテンツを視聴する行動を行うと(S202)、表示端末120はその外部コンテンツサーバからのコンテンツを表示するとともに、コンテンツ情報を取得し、記録部122に記録する(S212)。
次に、この視聴中のコンテンツ情報を表示端末から推薦サーバに送付する(S213、S223)。図3Bは、送付するコンテンツ情報の一例である。ここでは、現在視聴中のコンテンツを示すためのイベント名(301)とコンテンツを識別するURI(302)を伝達するデータを構成している。図3BのURIは「地上D」すなわち地上デジタル放送の、「東京1」地区のチャンネル「091」を視聴中であることを示しているとする。このURIは前述の地上デジタル放送の表記など特有だが一元的に識別可能な書式を用いても良いし、URI以外でも一般的に公開された書式を用いることを何ら妨げることではない。例えば、インターネット上のウェブページやウェブ上のビデオコンテンツを示す、HTTPによるURL(Uniform Resource Locator)表記(http://やftp://、file://などから始まる表記)を用いた場合、外部サーバ(160)はこのURL表記から一意に定義されるサーバ上のコンテンツ(およびリソース)を示し、これらの配信を受けても良い。
推薦サーバ100では、当該番組を視聴済みと記録し(S224)、外部コンテンツサーバから当該コンテンツ情報(S225、S231)、および、表示端末120にてユーザが視聴しているコンテンツと同一のコンテンツを、表示端末での表示と同期、あるいは時間的に前もって配信を受け(S226、S232)、シーン解析部109にて解析してシーン情報を得る(S227)。なお、ユーザが視聴中にコンテンツを変更した際には、再度視聴変更したコンテンツ情報を送信する(S214)。ここでは例えば、テレビ番組に多く含まれる、字幕による文字列情報や、画面内にグラフィック表示されるテロップを一般的公知技術である文字認識手法(OCR)を用いた文字列情報をもとに、その文字列内の人名・地名等の固有名詞や一般的な名詞を、一般的公知技術を用いて抽出した「キーワード」をシーン情報として用いるとする。
次に、嗜好評価部(106)にてこのシーン情報であるキーワードを評価する(S228)。この評価方法は、ユーザが操作した履歴を用いて、直前の操作と現在の操作による状態遷移表から当該操作を行ったコンテンツ上の時刻の前後に出現するキーワードに重みを付けることで、結果的に視聴履歴に応じてキーワード群およびそれらの統計情報としての評価値である嗜好度が変化する。これはユーザが視聴したコンテンツに応じて、例えば興味がなくなりコンテンツを変更した場合その変更直前のキーワードを含むシーンには興味が薄れる(嗜好度が低くなる)ということを求める。本実施形態ではコンテンツを選択したあるいは変更をS213およびS223にて取得するので、結果的にユーザの嗜好を求めることができることになる。
なお、特許文献4にて開示される視聴履歴として、録画コンテンツにおける、コンテンツの選択、一時停止や早送り、早戻し等の操作の履歴を用いることを何ら妨げるものではない。この場合には、表示端末(120)の録画データのデータベース(123)を視聴する際の操作履歴をその都度、あるいは、事後まとめて推薦サーバ(100)に送付する。推薦サーバでは、同一コンテンツを外部コンテンツサーバ(160)から取得し、前述のコンテンツ配信とシーン解析、シーン評価を、端末での履歴と同様に再現して、最終的に同様にユーザ嗜好情報を得るようにしても良い。また、この場合のコンテンツが推薦サーバ内に記録されるよう事前に録画されていても良く、この場合には推薦サーバ内の録画データを、上記コンテンツ配信と同様に取得する。
このように配信コンテンツを逐次評価することにより構成されたユーザ嗜好情報データベース(105)を更新し(S230)、ユーザ嗜好情報構成の処理シーケンスを終了する。
次に、本実施例でのコンテンツ推薦を実際の視聴時に受ける処理を説明する。図4は、第1の実施形態において、視聴中コンテンツおよび別コンテンツをユーザ嗜好と比較評価し表示端末に推薦する処理シーケンス図である。この処理シーケンスは、推薦サーバが図1Bに示した、複数コンテンツ情報の並行取得機能、ユーザ嗜好情報取得機能、コンテンツ別シーン解析機能、コンテンツ別シーン解析機能、コンテンツ間嗜好適合度比較機能、推薦コンテンツ情報生成機能、及び、推薦コンテンツへの表示変更機能の各機能を実行して実現される。
図3Aのユーザ嗜好情報の生成・更新の処理と同様に、まずユーザは表示端末120を用いて、コンテンツ推薦システムにログインの操作を開始する(S201)。表示端末はこの操作により、推薦サーバ100との間でユーザ認証を行う(S211、S221)。推薦サーバではユーザ属性情報データベース101のデータを取得し、認証部102にてユーザ操作、例えばユーザIDとパスワードをユーザ属性情報と照合して認証できればログイン完了となる。以後、表示端末と推薦サーバ間での通信路は確立されたものとして説明するが、通信によるデータ授受毎に、お互いのアドレスおよびユーザ識別子を用いて相手を特定した個別通信であっても良い。ログインしたのち、推薦サーバの嗜好評価部は当該ユーザのユーザ嗜好情報をユーザ嗜好情報データベース105から取得する(S222)。なお、ログアウトについては説明を省略する。
次に、ユーザ150が表示端末120に対して推薦開始を依頼する(S401)と、端末は推薦サーバに推薦依頼を送信する(S410)。推薦サーバがそれを受信すると、サーバ内で当該ユーザ向けの嗜好評価部(106)と、受信部(104)およびシーン解析部(109)にて受信可能なコンテンツ分の処理を開始する(S430)。ユーザが端末を用いたコンテンツの視聴行動を開始すると、表示端末は外部コンテンツサーバ(160)から当該コンテンツ情報(S451、S411)およびコンテンツ配信を受け(S453、S411)を受け、当該コンテンツを表示し、現在視聴中のコンテンツ情報を推薦サーバ100に送信する(S412、S431)。外部コンテンツサーバ160から当該コンテンツ情報(S432、S451)、および、表示端末にてユーザが視聴しているコンテンツと同一のコンテンツを、表示端末での表示と同期、あるいは時間的に前もって配信を受け(S433、S452)、シーン解析部109にて解析してシーン情報を得る(S434)。このシーン情報と先に取得したユーザ嗜好情報を用いてユーザが視聴中のコンテンツに対する嗜好度を評価する(S435、S436)。この評価に関しては、本実施形態では前述のユーザ嗜好情報構成の処理に合わせて、例えばコンテンツの配信に合わせて送付される字幕やテロップから生成する文字列であるキーワードを用いる。すなわち、視聴中のコンテンツに出現するキーワードを逐次取得して、ユーザ嗜好情報に中に存在するか、存在すればそのキーワードの嗜好度を求め、例えば、それらキーワード嗜好度の総和を当該シーンでのユーザ嗜好度として評価する。なお、嗜好度は当該シーンが持続する時間だけ存在するのではなく、時定数により減少させながら以降のシーンの嗜好度に加算させることにより影響を与えても良い。
一方、推薦サーバでは、それが持つ受信部104およびシーン解析部109の数に合わせて、1つ以上のユーザ視聴中のコンテンツとは別のコンテンツ情報を取得、およびそのコンテンツの配信を受けながら(S453、S454、S441、S442)、上記と同様の方法で嗜好度を逐次評価する(S443、S444)。
このように視聴中のコンテンツと、いくつかの別のコンテンツのそれぞれの嗜好度を、一定の間隔でその時点での値を逐次比較する(S435)。視聴中のコンテンツの嗜好度が高い場合には上記新解析と嗜好度評価を継続するが、別コンテンツの嗜好度が高い場合には以下の別コンテンツの推薦を行う(S446)。
ユーザが現在視聴中のコンテンツよりも別のコンテンツの嗜好度が高い時には、推薦サーバ100は当該別コンテンツのコンテンツ情報を推薦コンテンツ情報として表示端末120へ送付する(S447)。推薦コンテンツ情報の送付はコンテンツの終了まで繰り返される(S448、S449)。
図5は、推薦サーバ100がこの推薦コンテンツ情報を表示端末120に伝達するデータの説明図である。推薦コンテンツ情報には、例えば、そのイベントとしての「推薦コンテンツ」501と、現在視聴中のコンテンツの嗜好度502、それよりも高い嗜好度を持つ推薦すべき現在配信可能な別コンテンツの数503、それぞれの嗜好度504、URI505、推薦する理由506およびそのパラメタ507が示される。
図5では、推薦コンテンツ数は2であるため推薦別コンテンツ1とともに推薦コンテンツ2のそれぞれのパラメタ(508〜511)が記されている。この例では、推薦コンテンツ1として地上デジタル・東京1の031チャンネルでキーワード「喜多方ラーメン」が出現し、この嗜好度は0.78と現在視聴中のコンテンツの0.52よりも高く、さらに、推薦コンテンツ2の地上デジタル・東京1の101チャンネルでのキーワード「ゴール」も0.64と高く、推薦すべきシーンが2つの別コンテンツにて出現していることを示している。
表示端末120では、この推薦コンテンツ情報を受信する(S414)。表示端末の表示部126を用いてユーザ150に、推薦されたコンテンツの視聴をするかどうかの確認を行う(S415)。図6は、表示端末で推薦サーバからコンテンツ推薦がされた際に、ユーザに提示し視聴選択を行わせる表示画面の説明図である。ここでは、画面に視聴中のコンテンツ表示とともに、前述の推薦コンテンツ情報のうち、推薦コンテンツ1の、チャンネル「031ch」キーワード「喜多方ラーメン」を用いて視聴するかどうかの入力を求めていることを示し(601)、例えば端末の入力部127と接続されたリモコン上の決定ボタンをユーザが押すことで視聴を行うことが決定される(S403)。なお、前述の例のように推薦コンテンツが複数存在するときは、図7に示す視聴選択を行わせる表示画面の説明図のように、複数コンテンツ分の表示を行い(701)、リモコン上のテンキーや上下カーソルを用いるなどして選択させても良い。
このようにユーザからの選択入力を表示端末が受信した場合には(S416)、現在視聴中のコンテンツを録画するかどうかの判断をユーザに求めるが(S417)、一定時間操作がない場合や拒否を示す入力、たとえば指定した決定ボタン以外のリモコン操作があるような場合には推薦コンテンツの視聴の意思がないと判断し、推薦コンテンツ表示を終了しても良く、表示端末の現在視聴中のコンテンツ配信を継続する(S404)。
次に、端末の記録部122で既に録画を進行しており、かつ、記録部でこれ以上の録画を行うことができない場合(S418)には、表示部126に、図8の端末で推薦コンテン録画を行う際の進行中の録画中止を選択させる説明図のように、画面上に録画中止をするかどうかの選択入力(801)を表示する(S419)。ユーザから中止の指示入力がリモコン等(S405)から表示端末になされた場合には(S420、S421)、進行中の録画を中止し(S422)、視聴中だったコンテンツの録画を開始する(S423)。なお、一定時間操作がない場合や拒否を示す入力、たとえば指定した決定ボタン以外のリモコン操作があるような場合には進行中の録画を優先して視聴中コンテンツの録画の意思がないと判断し、録画中止の選択表示を終了しても良く、表示端末で進行中のコンテンツ録画を継続する(S421)。記録部122の制限および受信部124の数に応じたコンテンツ録画が十分可能な場合には、録画中止の指示表示を行うことなく、視聴中のコンテンツの録画を開始しても良い。この後ユーザは視聴行動を続けるが、このときは推薦され変更を指示した、別のコンテンツを視聴することとなる(S406)。
これらのように、端末においてユーザ現在視聴中のコンテンツよりも嗜好度が高いと推薦サーバが評価し、表示変更をユーザに選択させて推薦コンテンツの1つへの変更を意図している場合には、新たな推薦コンテンツを端末におけるユーザへの表示を行う処理(S411)より継続し、推薦コンテンツ1を現在視聴中のコンテンツへと、表示端末120および推薦サーバ100での処理を遷移すると同時に、先ほどまでに視聴していたコンテンツは必要に応じて録画されており、後ほど視聴することを可能とする。
本実施例によれば、サーバにてユーザの嗜好と複数コンテンツを実時間で評価し、時々刻々と変化するコンテンツのシーン単位でより好適なコンテンツを推薦することで、見逃し防止によるユーザ補助、および、別コンテンツへの誘導を行うことでの表示端末の活性時間増加による表示端末価値向上へ貢献することができる。
本発明の第2の実施形態のコンテンツ推薦システムは、前述した第1の実施の形態と同様のシステムであるが、推薦サーバ100のアイドル時推薦コンテンツ提供機能により、現在配信可能なコンテンツのいずれもが嗜好度が低い場合に、あらかじめ設定したサービスを推薦する動作を行う例である。ここでのサービスとは、端末が提供する機能や、端末に接続された外部機器の機能、外部サーバによるメールおよびウェブ技術を用いたウェブコンテンツ、あるいは、これらを複合的に組み合わせたアプリケーションなどのアイドル時コンテンツ情報サービスである。このサービスの中にはコンテンツ配信を行うアプリケーションサーバがあっても良い。
図9A,図9Bは、本発明の第2の実施の形態において推薦コンテンツがない場合に、アイドル時コンテンツ情報のサービス推薦を行う処理シーケンス図である。図3Aの第1の実施形態のユーザ嗜好情報の生成・更新の処理シーケンスはあらかじめ行っておき、同様にユーザ嗜好情報を構成してあるとする。また、図9Aの処理シーケンスは、視聴中コンテンツおよび別コンテンツをユーザ嗜好と比較評価し端末に推薦する処理シーケンスの途中までは、第1の実施例に関して図4で述べたものと同様に行うため、途中までの説明は省略する。
すなわち、図9Aでは、図4の処理シーケンスの途中に、表示端末120および推薦サーバ共に、視聴中のコンテンツおよびいくつかの別コンテンツのすべての嗜好度が、あらかじめ推薦サーバにて設定された閾値を超えるものが存在するか否かの判定を行う処理(S413、S445)が追加されている。なお、この閾値は、推薦サーバ上であらかじめシステム管理者により設定されても良いし、端末の出荷設定、あるいはユーザが端末上の表示部126および入力部127を用いて設定した値をあらかじめユーザ属性情報データベース101の情報の一要素として推薦サーバに伝達し記録しておいても良い。図10は、端末の表示部におけるこの閾値およびサービス設定情報の設定画面の説明図である。画面上のつまみ表示1003をユーザ150がリモコンの左右ボタン等を用いて移動させることにより、嗜好度が0から1の正規化された値を変化する場合、「なし」が0.0(嗜好度がいずれの値となっても動作しない)とし、例えば「低」は0.6程度になるようにその間を求められるスライダの値を閾値としてもよい。
図9Aの処理シーケンスにおける推薦サーバ100にて、上述のように設定された閾値を超えるものが存在しない場合(S445、図9(3))、推薦サーバ上のユーザ属性情報データベース101の情報の一要素として登録するサービス設定情報を取得する(図9BのS931)。このサービス設定情報は、あらかじめユーザにより設定されているとする。図10では、推薦サービスとして優先度の順に5つのサービスまで、この例では4つ、すなわち「メール」「ネットビデオ」「録画番組」および「ゲーム」が登録されている。また、図11は、表示端末120の表示部126におけるサービス設定情報の詳細設定の説明図である。これは図10の設定ボタンが押された場合に詳細を設定するための画面であり、この図は図10のメール1004の設定ボタン1005がユーザのリモコン操作により押された状態で表示部126に表示される。この例では、メールの受信サーバアドレス1103、および送信サーバアドレス1105が「mail.hogehoge.ne.jp」に設定され、ユーザID1106が「user−hoge」に、ログインパスワード1109はテキストを表示しないが設定されていることを示している。これらは、それぞれの表示の右にある設定ボタンを押して別の表示にすることにより、ユーザのリモコン操作等により設定入力をすることができる。なお、これらサービス設定は、端末や推薦サーバにてあらかじめ規定されたサービスであっても良く、このサービスを推薦コンテンツと同様にそのサービス属性情報を用いて推薦することで設定としても良い。
このように推薦サーバ100では、ユーザ属性情報データベース101から取得(S931)したサービス設定情報から、サービス選択を行う(S932)。この選択の方法は、図10のように優先度を考慮してユーザ150が並べた通りの5つを順に並べても良いし、優先度によって選択される確率、たとえば設定されたサービスが5つだとしたら優先度順に0.3、0.25、0.2、0.15、0.1を与え乱数を生成するなどしてこの中から1つ選んだり、あるいは、同様に5つを選択して順に並べたりしても良い。このようにして選択された1つ以上の推薦サービスを推薦サービス情報として、表示端末120へ送信する(S933)。
図12は、推薦サービス情報として伝達するデータの説明図である。推薦サービス情報には、例えば、そのイベントとしての「推薦サービス」1201と、現在視聴中のコンテンツの嗜好度1202、推薦する現在配信可能なサービスの数1203、それぞれのサービスを示す名称と1204とそのURI1205が推薦サービスの数だけ示される。図12の例では、推薦サービス数は4であるため、サービス2〜4のそれぞれのパラメタ(1207〜1211)が記されている。この例では、サービス1としては「メール」が「svc://center/user−hoge/S1.svc」のURIにて、特定センターにアクセスすることでサービスを受けることができる。サービス2としては「録画番組」として「svc://rec?=last−rec」のURIにて、もっとも最近録画した番組を再生することができる。サービス3としては、「ゲーム」がURI「svc://internal/aux3/」としてここでは端末の外部入力3に接続した家庭用ゲーム機の映像が視聴できるとしている。サービス4としては「ネットビデオ」として「svc://center/user−hoge/S3.svc」のURIにて、センターにアクセスすることでサービスを受けることができる。このネットビデオに関しては、推薦サーバにて、外部コンテンツサーバ160に蓄積されているコンテンツあるいはそのコンテンツ情報を取得し、あらかじめユーザの嗜好に合わせて推薦順序を定めておいても良い。そのようにして推薦順序を定めておき、端末が上記URI「svc://center/user−hoge/S3.svc」にアクセスすると、この外部コンテンツサーバから配信を受けるためのコンテンツ情報を表示端末120に送信し、端末から当該外部コンテンツサーバより配信を受けるようにしても良い。また、URIにそれぞれの外部コンテンツサーバ、およびアプリケーションサーバのアドレスを直接設定し端末に送信しても良い。
図9Bに戻って、推薦サーバ100から推薦サービス情報が送られると(S912)、表示端末120はそれを受信し(S912)、表示部126を用いてユーザ150に内容を提示する(S913)。表示の方法はユーザがこれを確認し(S902)サービスを1つ選択すると(S903)、端末はこれを確認して推薦サービス情報から当該サービスへアクセスするためのURIを取得する(S914)。
図13は、端末で推薦サーバからサービス推薦がされた際に表示部126よりユーザに提示しサービス選択を行わせる表示画面の説明図である。ここでは、表示部の画面に視聴中のコンテンツ表示とともに、前述の推薦サービス情報のうち、推薦サービス1の「メール」、推薦サービス2の「録画番組」、推薦サービス3の「ゲーム」、そして推薦サービス4の「ネットビデオ」のサービスを受けるかどうかの入力を求めていることを示し(1301)、例えば端末の入力部127と接続されたリモコン上のテンキーや上下カーソルを用いるなどしてユーザが押すことでサービス選択される(S903)。なお、推薦サービス1のみを表示し決定ボタンで選択したり、1つずつ別々に表示して選択させたりしても良い。また、一定時間操作がない場合や拒否を示す入力、たとえば指定した決定ボタン以外のリモコン操作があるような場合には推薦コンテンツの視聴の意思がないと判断し、推薦コンテンツ表示を終了しても良く、端末の現在視聴中のコンテンツ配信を継続してもよい。さらに、第1の実施形態のように、視聴中のコンテンツを録画する処理を行っても良い。
ユーザ150が選択したサービスが録画番組である場合(S915)には録画番組、例えば最後に録画した番組を表示する(S916)。ここでは、録画番組一覧からユーザに選択させても良い。また、選択サービスが端末内のサービス、例えば「ゲーム」を選択したことで外部入力を切り替えて表示するような場合(S917)、この端末内サービス、すなわちアイドル時コンテンツ情報サービスを実行する(S918)。また、選択サービスがセンタサービス、例えば推薦サーバ100上にて「メール」や「ウェブ」のアプリケーションを実行するような場合(S919)、サービスを要求して(S920、S934)、サーバからのコンテンツ配信と同様の映像配信やプログラムの配信を受けても良い。なお、メールやウェブの機能が端末内に既にある場合には、端末内サービスとして実行してもよい。また、「ネットビデオ」のように外部サーバ160、すなわち、コンテンツサーバ、アプリケーションサーバに接続するサービスの場合(S922)、当該アイドル時コンテンツ情報サービスを外部サーバに要求し(S923、S941)、コンテンツ配信と同様の映像配信やプログラムの配信を受けても良い(S942、S924)。
なお、まずは推薦サーバのサービスとしてサービス要求を受けた後、その具体的なサービス、例えば図12の説明にて外部コンテンツサーバのコンテンツ群からユーザ嗜好に合ったコンテンツの推薦を受けるサービスが行われる場合、推薦サーバから接続先を変更したり転送を受けたり、あるいは、推薦サーバから端末に接続先を通知して端末がその接続先である外部コンテンツサーバに接続することで配信を受けても良い。これらのように、ユーザが選択したサービスを端末にてうけ、表示部126や入力部127、必要に応じて復号部128を用いることでユーザが視聴することができる(S904)。
これらのように、端末においてユーザ現在視聴中のコンテンツやその他配信を受けることができるコンテンツのいずれも、設定された閾値よりも嗜好度が低いと推薦サーバが評価した場合には、あらかじめ設定したサービスをそれぞれに適した方法で受け視聴することを可能とする。
第3の実施形態のコンテンツ推薦システムは、前述した第1の実施の形態と同様のシステムであるが、コンテンツ取得とシーン解析の処理と、ユーザ嗜好度評価処理を分離する形態とする。すなわち、コンテンツ配信処理とシーン検索処理に複数のユーザが共通にアクセスすることで、推薦サーバ上の受信部104やシーン解析部109等のリソース削減を可能とする。具体的には、各ユーザと各コンテンツの積の数だけ受信部やシーン解析部を持つのではなく、コンテンツの数だけそれらを用意し、ユーザ処理部分で共通に用いる、コンテンツ推進サーバを構成可能にする。
図14は、本実施形態での視聴中コンテンツおよび別コンテンツをユーザ嗜好と比較評価し端末に推薦する処理シーケンス図である。図中では推薦サーバ100および外部コンテンツサーバ160における処理シーケンスを記載しており、表示端末120およびユーザ150での処理は図4と同様であり、特に端末と推薦サーバ間の通信によるやり取りは同一である。また、処理ステップは同一の内容であるため、図4と同一のステップ番号を用いるものもある。以下、順に説明する。
推薦サーバ100では、大きく分けてユーザ毎の処理(S1401)とコンテンツ毎の処理(S1421)の2つの系での処理を並列に、非同期に処理を行ってよい。ユーザ毎の処理系では、ログインによりユーザ認証を行うことで(S221)当該ユーザ向けの処理シーケンスを生成してよい。また、コンテンツ毎の処理系では、外部コンテンツ配信サーバ、すなわち例えばテレビでの放送チャンネル毎に処理シーケンスを生成してよい。この際には受信部104とシーン解析部106の数を同一にし、その数だけ処理シーケンスを生成する。さらにインターネット等の通信部108を用いた通信によるコンテンツ配信が別途ある場合には、これらに対応する外部コンテンツ配信サーバからのコンテンツのストリームの数だけシーン解析部を増加することとなる。
推薦サーバで100の処理シーケンスは、まず、コンテンツ毎の処理系にて処理準備を行う(S1422)。この処理準備には、メモリ上の変数等の初期化や、外部コンテンツサーバ180からコンテンツ配信を受けるための受信部104あるいは通信部108との接続と設定や、それぞれのコンテンツに対応したシーン解析部109の確保等が含まれる。次に、それぞれのコンテンツ情報を外部コンテンツサーバから取得し(S451、S432)、コンテンツの配信を開始する(S452、S433)。
一方、ユーザ毎の処理系では、まず、ユーザ150が表示端末120用いてログインする処理を推薦サーバ100にて認証する(S221)。認証されると当該ユーザの情報を取得し(S222)実際に当該ユーザの処理を開始する。次に、端末から現在視聴中のコンテンツ情報を取得と(S431)、以後の各コンテンツ解析部より取得するコンテンツの数だけシーンの嗜好度を計算し全コンテンツにわたって比較するための準備を行う(S1402)。一方のコンテンツ解析系の処理のこの準備とは、例えば、メモリ内変数等の初期化や、対応するコンテンツの解析を行う処理系のすべてとの間で、コンテンツ情報の取得や、通信方法の確保、例えばイベント通知手段として、シーン情報の送付先としての関数の登録あるいは通信路の接続等を行う。
コンテンツ毎の処理系ではそれぞれのコンテンツ毎に非同期で配信を受けながら、実施の形態1と同様にコンテンツシーンの解析、例えばキーワード取得を行う(S443)。これらキーワードは、例えば上記で設定されている関数へのイベント通知手段を用いるなどしてユーザ毎の処理系に送信する(S1423)。これらシーン情報の送信はコンテンツ終了まで続き(S448)、終了した場合も必要に応じて次のコンテンツ、例えばテレビ放送での次の番組へ(S449)処理を継続し、番組情報取得と配信を受ける。
ユーザ毎の処理系では、それぞれのコンテンツに対応して上述の手段によりシーン情報を取得し(S1403)、コンテンツ毎に嗜好度を評価する(S435)。次に、一定の間隔でその時点でのそれぞれのコンテンツ嗜好度から現在視聴中のコンテンツ嗜好度と逐次比較する(S445)。現在視聴中のコンテンツが高い場合には次のシーン情報の受信待ちを行うが、別コンテンツの嗜好度が高いものがある場合(S445)、かつ、所定の閾値よりも高い場合(S446でYES)には、当該嗜好度の高いコンテンツに対応するコンテンツ情報を推薦コンテンツ情報(図5)として、第1の実施形態と同様に表示端末120に送付し、端末では図4のS413以降の処理を行うことで、ユーザに別コンテンツの推薦を行い、必要に応じて視聴中の番組録画を行う。また、所定の閾値を超える嗜好度を持つコンテンツがない場合(S446でNO)には、第2の実施形態と同様の処理(S931〜S933)を行うことで、推薦サービス情報(図12)を表示端末に送付し図9の処理のサービス推薦を行っても良い。
これらのように、各ユーザと各コンテンツの積の数だけ受信部やシーン解析部を持つのではなく、コンテンツの数だけそれらを用意するコンテンツ毎の処理系を、ユーザ毎の処理系部分で共通に用いることができる、コンテンツ推薦サーバが構築可能となる。
以上説明した実施の形態は、表示端末120と推薦サーバ100、および別コンテンツサーバを別の装置として構成したが、一部他装置の処理を含む装置あるいは一部の処理を複数のサーバにて分散処理を行うように構成しても良い。例えば、端末が推薦サーバの処理をすべて行って推薦サーバを不要としたり、推薦サーバがコンテンツ配信機能を持ち別コンテンツサーバを不要としたり、あるいは、第3の実施の形態でのユーザ毎の処理系とコンテンツ毎の処理系、およびコンテンツ毎の処理系をさらに分散させた処理を行っても良い。
また、表示端末120と推薦サーバ100は、一般的なコンピュータを用いたソフトウェアプログラムで構成しても良く、それぞれを構成する各部が演算部で動作しても良い。
また、推薦サーバ100あるいは別コンテンツサーバでは録画機能を保有しても良く、その場合はユーザが別コンテンツを選択する際に、選択実行と実際の配信との間で時間差が生じて当該推薦シーン見逃しをしないよう、遡って配信を受けることが可能となり、より強化された見逃し防止が実現できる。さらに、推薦コンテンツ情報を記録しておき、ユーザが所望に応じて録画済みコンテンツを視聴するように利用しても良い。
また、端末において、推薦コンテンツ情報あるいは推薦サービス情報を受信した際に、ユーザの選択確認を行わない設定にしても良く、この場合には、例えば嗜好度の一番高いコンテンツや最初のサービスをすぐに配信し表示する。これにより、ユーザの代わりにチャンネル変更、すなわちザッピングとして嗜好度の高いコンテンツやサービスへの表示変化を自動的に行っても良い。
100 推薦サーバ
101 ユーザ属性情報データベース
102 認証部
103 アンテナ
104 受信部
105 ユーザ嗜好情報データベース
106 嗜好評価部
107 演算部
108 シーン解析部
109 通信部
110 サービス設定情報データベース
111 サービス設定部
120 表示端末
121 通信部
122 記録部
123 録画データのデータベース
124 受信部
125 演算部
126 表示部
127 入力部
128 復号部
130 アンテナ
150 ユーザ
160 外部コンテンツサーバ
161 アンテナ。
101 ユーザ属性情報データベース
102 認証部
103 アンテナ
104 受信部
105 ユーザ嗜好情報データベース
106 嗜好評価部
107 演算部
108 シーン解析部
109 通信部
110 サービス設定情報データベース
111 サービス設定部
120 表示端末
121 通信部
122 記録部
123 録画データのデータベース
124 受信部
125 演算部
126 表示部
127 入力部
128 復号部
130 アンテナ
150 ユーザ
160 外部コンテンツサーバ
161 アンテナ。
Claims (20)
- 表示端末及びコンテンツ提供源に接続可能に構成されたサーバであって、
前記サーバは、
前記表示端末を利用するユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得し、
前記表示端末で現在視聴中の第1のコンテンツと、前記コンテンツ提供源から提供される前記第1のコンテンツ以外の少なくとも1つ以上の他のコンテンツに関して、並行して、前記ユーザ嗜好情報との相関を各々評価し嗜好適合度を求め、
視聴中の前記第1のコンテンツよりも前記嗜好適合度の高い前記他のコンテンツが存在する場合に、当該嗜好適合度の高い他のコンテンツを推薦する推薦コンテンツ情報を生成し前記表示端末に送信する
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項1において、
前記各コンテンツのシーン情報を逐次前記嗜好適合度で評価し、各コンテンツのシーン単位で前記嗜好適合度の判定を行う
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項1において、
前記サーバにて嗜好度の閾値と、推薦すべきコンテンツがない場合に前記表示端末にて表示するコンテンツを1つ以上定義したアイドル時コンテンツ情報とを予め取得し、
前記視聴中のコンテンツおよび前記他のコンテンツを評価した前記嗜好適合度がいずれも前記嗜好度の閾値を超えない場合に、前記アイドル時コンテンツ情報から前記アイドル時の推薦コンテンツ情報を前記表示端末に送付する
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項1において、
前記サーバは、
前記ユーザ嗜好情報を取得する機能と、
前記第1のコンテンツを特定する視聴コンテンツ情報を前記表示端末から受信する機能と、
前記第1のコンテンツを前記表示端末への表示時刻に同期あるいは事前に、前記コンテンツ提供源から受信する機能と、
前記第1のコンテンツ以外の少なくとも1つ以上の前記他のコンテンツを前記表示端末への表示可能時刻に同期して、あるいは前記表示可能時刻より事前に、前記コンテンツ提供源から逐次受信する機能と、
前記第1のコンテンツ及び前記他のコンテンツに関して、各々、前記ユーザ嗜好情報との相関を評価し嗜好適合度を求める機能と、
前記表示端末に関して、視聴中の前記第1のコンテンツよりも前記嗜好適合度が高い前記他のコンテンツが存在する場合に、当該嗜好適合度の高い他のコンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を生成し、該推薦コンテンツ情報を前記表示端末に送信する機能と、
前記表示端末から前記推薦コンテンツへの変更の要求を受けた場合に、前記表示端末での表示を、視聴中の前記第1のコンテンツから前記推薦コンテンツに変更する機能と備えている
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項4において、
前記サーバは、
前記表示端末と前記コンテンツの積の数だけ、受信部やシーン解析部を持ち、
前記表示端末のユーザ毎の処理系と前記コンテンツ毎の処理系との2つの処理系を並列に、非同期に行い、
前記コンテンツ毎の処理系では、前記コンテンツを配信する外部コンテンツ配信サーバ毎処理を行う
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項4において、
前記サーバは、
前記コンテンツの数だけ受信部やシーン解析部を備え、かつ
前記コンテンツの配信処理とコンテンツ内のシーン検索処理に複数のユーザが共通にアクセス可能なユーザ処理部を備える
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項4において、
前記ユーザ嗜好情報との相関を評価し嗜好適合度を求める機能は、前記嗜好適合度の判定のための閾値が予め与えられており、
前記推薦コンテンツ情報を生成する機能は、推薦すべき前記他のコンテンツがない場合に前記表示端末にて表示するコンテンツとして、1つあるいは複数のコンテンツを順序づけしたアイドル時推薦コンテンツ情報を備えている
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項7において、
前記推薦コンテンツ情報を生成する機能は、前記視聴コンテンツおよび前記他のコンテンツを評価した前記嗜好適合度がいずれも前記嗜好度の閾値を超えない場合に、前記アイドル時コンテンツ情報から前記順序づけしたアイドル時推薦コンテンツ情報を前記表示端末に送付する
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項7において、
前記推薦コンテンツ情報を生成する機能は、前記サーバから送付される前記推薦コンテンツ情報にさらに前記視聴中コンテンツの嗜好適合度および前記推薦コンテンツの嗜好適合度を付加して前記表示端末に送付する
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項1において、
前記ユーザ嗜好情報との相関を各々評価し嗜好適合度を求める際に、
前記コンテンツの継続時間長よりも充分短い時間であるシーン単位として、前記コンテンツを構成する映像、音声、および、文字列から構成されるシーンデータ、あるいは、前記シーンデータの内容を示すシーンラベルを取得し、
前記ユーザ嗜好情報を、映像、音声および文字列から構成される嗜好データ、あるいは、前記嗜好データの内容を示す嗜好ラベル、および、それぞれの重みとから構成し、
前記嗜好データと前記シーンデータ、あるいは前記嗜好ラベルと前記シーンラベルを比較して前記重みを用いた計算結果を前記コンテンツの受信継続中に、前記シーン単位毎に、逐次前記嗜好適合度として評価する
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項1において、
前記サーバは、
演算部と、
2つ以上の前記コンテンツを受信可能な受信部と、
2つ以上の前記コンテンツを逐次解析可能なシーン解析部と、
ネットワークを用いた通信を行う通信部と、
ユーザ毎の嗜好情報を保持するユーザ嗜好情報部と、
前記ユーザ嗜好情報と前記シーン解析部からのシーンデータおよびシーンラベルを比較評価する嗜好評価部とを備えており、さらに、
前記ネットワークを用いて通信を行う前記表示端末との間でユーザを特定して当該ユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を前記ユーザ嗜好情報部から取得する手段と、
前記通信部を用いて前記表示端末から現在視聴中の前記第1のコンテンツを特定する視聴コンテンツ情報を取得する手段と、
前記視聴コンテンツ情報から特定される前記第1のコンテンツを前記表示端末への表示時刻に同期あるいは前もって別途受信する手段と、
前記視聴中の第1のコンテンツ以外の少なくとも1つの第2のコンテンツを前記表示端末への表示可能時刻に同期して、あるいは、表示可能時刻より事前に、前記コンテンツ提供源から逐次受信する手段と、
前記第1、第2のコンテンツをあらかじめ定める解析基準で前記ユーザ嗜好情報との相関を評価することで嗜好適合度をそれぞれ求める手段と、
前記表示端末で視聴中の前記第1のコンテンツよりも前記第2のコンテンツの前記嗜好適合度が高くなった場合に当該第2のコンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を前記通信部から前記表示端末に送付する手段とを備えた
ことを特徴とするサーバ。 - 請求項11において、
前記嗜好度の閾値と、推薦すべきコンテンツがない場合に前記表示端末にて表示するコンテンツを1つ以上定義したアイドル時コンテンツ情報とを保持するサービス設定情報部と、
アイドル時コンテンツを特定あるいは順序付けするサービス設定部とを備えており、
前記嗜好度の閾値とアイドル時コンテンツ情報と前記サービス設定情報部からをあらかじめ取得し、
前記視聴コンテンツおよび前記別コンテンツを評価した前記嗜好適合度がいずれも前記嗜好度の閾値を超えない場合、前記サービス設定情報部で前記アイドル時コンテンツ情報から1つを特定あるいは複数のコンテンツを順序づけした推薦アイドル時コンテンツ情報を前記通信部から前記表示端末に送付する
ことを特徴とするサーバ。 - コンテンツ提供源及びサーバに接続可能に構成されたでコンテンツ表示端末あって、
前記表示端末は、
前記サーバに対して、当該表示端末を利用するユーザの情報を提供する機能と、
前記サーバに対して、前記表示部に表示している視聴中の第1のコンテンツを特定する視聴コンテンツ情報を送付する機能と、
前記サーバにおいて、前記視聴中の前記第1のコンテンツよりも前記ユーザの嗜好度が高い他のコンテンツが前記コンテンツ提供源から並行して提供されていると判定された結果に基いて、前記サーバから提供される、当該嗜好度の高い他のコンテンツを推薦する推薦コンテンツ情報を受信する機能と、
受信した前記推薦コンテンツ情報から特定される前記他のコンテンツを前記コンテンツ提供源から取得し、前記視聴中の前記第1のコンテンツと差し替えて表示部に表示する機能とを備えた
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - 請求項13において、
演算部と、
前記コンテンツ提供源から複数のコンテンツを受信可能な第1の受信部と、
前記表示部と、
ネットワークを用いて前記サーバと通信を行う通信部とを備え、
前記サーバに対して、前記通信部を用いて、前記表示部に表示している前記視聴中コンテンツを特定する前記視聴コンテンツ情報を送付する機能と、
前記サーバから送付された前記推薦コンテンツとして特定する前記推薦コンテンツ情報を前記通信部から取得する機能と、
前記推薦コンテンツ情報から特定される前記推薦コンテンツを前記第1の受信部から取得し、前記視聴中コンテンツと差し替えて前記表示部に表示する機能とを備えた
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - 請求項14において、
嗜好度の閾値と、推薦すべきコンテンツがない場合に当該表示端末にて表示するコンテンツを1つ以上定義したアイドル時コンテンツ情報とを保持するサービス設定情報部と、
アイドル時コンテンツを特定あるいは順序付けするサービス設定部とを備えており、
前記視聴コンテンツおよび前記他のコンテンツを評価した嗜好適合度がいずれも前記嗜好度の閾値を超えない場合、前記サービス設定情報部で前記アイドル時コンテンツ情報から1つを特定する機能と、
前記アイドル時コンテンツ情報から特定されるアイドル時コンテンツを前記視聴中コンテンツと差し替えて前記表示部に表示する機能とを備えた
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - 請求項15において、
第2の受信部と、前記コンテンツを録画する録画部を備えており、
前記第1あるいは第2の受信部にて受信した前記視聴中コンテンツの続きを前記録画部を用いて録画する機能と、
もう一方の前記受信部にて受信した前記推薦コンテンツあるいは前記アイドル時コンテンツを、前記視聴中コンテンツと差し替えて前記表示部に表示する機能とを備えた
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - 請求項14において、
前記視聴中コンテンツから推薦コンテンツあるいは推薦アイドル時コンテンツへ変更する際に、前記表示端末において、前記視聴中コンテンツの続きを録画する機能と、
前記推薦コンテンツあるいは推薦アイドル時コンテンツを別途表示する
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - 請求項14において、
前記表示端末は、
当該表示端末を利用するユーザの情報及び該ユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を生成し、前記サーバに提供する機能を備えている
ことを特徴とするコンテンツ表示端末。 - コンテンツを表示する表示端末と、サーバとを備え、
前記表示端末は、現在視聴中のコンテンツを特定する視聴コンテンツ情報を前記サーバへ送付する機能を有し、
前記サーバは、
前記表示端末のユーザの嗜好を示すユーザ嗜好情報を取得する機能、及び外部のコンテンツ提供源から複数の他のコンテンツを取得する機能を有し、
前記視聴コンテンツ情報から特定される前記コンテンツを前記表示端末への表示時刻に同期あるいは前もって別途受信する機能と、
前記表示端末での視聴中コンテンツ以外の1つ以上の別コンテンツを前記表示端末への表示可能時刻に同期して、あるいは、表示可能時刻より事前に、前記外部の他のコンテンツ提供源から逐次受信しながら、これらのコンテンツをあらかじめ定める解析基準に基づき前記ユーザ嗜好情報との相関を評価することで嗜好適合度をそれぞれ求める機能と、
前記表示端末で視聴中のコンテンツよりも前記他のコンテンツの前記嗜好適合度が高くなった場合に当該コンテンツを推薦コンテンツとして特定する推薦コンテンツ情報を前記表示端末に送付する機能とを有し、
前記表示端末は、前記推薦コンテンツ情報を受けて、前記視聴中コンテンツを前記推薦コンテンツに変更する機能を有する
ことを特徴とするコンテンツ推薦システム。 - 請求項19において、
前記サーバは、
嗜好度の閾値と、推薦すべきコンテンツがない場合に前記表示端末にて表示するコンテンツを1つ以上定義したアイドル時コンテンツ情報とをあらかじめ取得する機能と、
前記表示端末は、前記アイドル時の推薦コンテンツ情報を受けて、前記視聴中コンテンツの表示を前記アイドル時推薦コンテンツに変更する機能を有する
ことを特徴とするコンテンツ推薦システム。
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