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JP2013133308A - トウモロコシの保護方法 - Google Patents

トウモロコシの保護方法 Download PDF

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JP2013133308A JP2011284985A JP2011284985A JP2013133308A JP 2013133308 A JP2013133308 A JP 2013133308A JP 2011284985 A JP2011284985 A JP 2011284985A JP 2011284985 A JP2011284985 A JP 2011284985A JP 2013133308 A JP2013133308 A JP 2013133308A
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淳 岩田
Norihisa Sakamoto
法久 坂元
Mayuko Ozawa
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】優れたトウモロコシの保護方法を提供すること。
【解決手段】クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を用い、A)圃場に溝を形成する工程、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程、およびD)溝を閉じる工程を含むトウモロコシの保護方法は、トウモロコシの栽培において優れた保護効果を奏する。
【選択図】なし

Description

本発明は、トウモロコシの保護方法に関する。
従来、トウモロコシの保護方法として様々な方法が知られており、実用に供されている。
Handbook of Corn Insects. ISBN:0−938522−76−0.,1999.Entomological Society of America
トウモロコシ栽培においては、世界的な穀物需要拡大に伴い、収量を増加させるために様々な努力が払われているが、病害虫、雑草による減収が大きいことから、優れたトウモロコシの保護方法が求められていた。
本発明者等は、優れたトウモロコシの保護方法を見出すべく検討の結果、A)圃場に溝を形成する工程、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程、およびD)溝を閉じる工程を有するトウモロコシの保護方法がトウモロコシの病害虫、雑草による被害を抑制することができる優れた保護方法であることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
[1] 下記の工程を有するトウモロコシの保護方法。
A)圃場に溝を形成する工程、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程、およびD)溝を閉じる工程
[2] 溝が、深さ2〜8cmの溝である[1]に記載のトウモロコシの保護方法。
[3] 溝が、ディスク作溝方式により形成する溝である[1]または[2]に記載のトウモロコシの保護方法。
[4] 溝にトウモロコシの種子を播く工程が、空気圧式播種機(pneumatic seeder)を用いて溝にトウモロコシの種子を播く工程である[1]〜[3]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[5] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した直後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に存在するクロチアニジンの量が、土壌表面から深さ15cmまでの範囲の該クロチアニジンの量に対して、80重量%以上であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[6] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した2週間後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に存在するクロチアニジンの量が、土壌表面から深さ15cmまでの範囲の該クロチアニジンの量に対して、80重量%以上であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[7] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した直後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度に対して、その中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度が1/5以下であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[8] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した2週間後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度に対して、その中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度が1/5以下であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[9] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用する際の有効成分の施用量が、トウモロコシの種を播く圃場1ヘクタールあたり10〜150gである[1]〜[8]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[10] クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤の有効成分濃度が、0.2〜2重量%である[1]〜[9]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[11] Agriotes属、Diabrotica属、Agrotis属およびRhopalosiphum属から選ばれる1種以上の害虫を防除する[1]〜[10]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[12] トウモロコシが、ハイブリッド品種のトウモロコシである[1]〜[11]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[13] トウモロコシの種子が、フルジオキソニル、メタラキシル、メタラキシル‐M、チウラム、トリチコナゾール、カルボキシン、プロクロラズ、プロチオコナゾール、セダキサン、ペンフルフェン、フルキサプロキサド、トリフロキシストロビン、ピラクロストロビンおよびジフェノコナゾールからなる群より選ばれる1種以上の殺菌剤で処理されているトウモロコシの種子である[1]〜[12]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
[14] 溝にトウモロコシの種子を播く工程の前、あるいは、後に、メソトリオン、ニコスルフロン、S−メトラクロール、アセトクロール、テルブチラジン、スルコトリオン、イソキサフルトール、ブロモキシニル、ダイカンバ、ホラムスルフロン、ジメテナミド−P、リムスルフロン、ベンタゾン、グリホサート、テンボトリオン、ペンディメタリン、フルフェナセット、フルロキシピル、ペトキサミド、フルミオキサジンおよびヨードスルフロンメチルナトリウム塩からなる群より選ばれる1種以上の除草剤を圃場に施用する工程をさらに有する[1]〜[13]のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
本発明により、トウモロコシの病害虫、雑草による被害を抑制することができることから、トウモロコシの保護方法として有用である。
まず、本発明に用いられるクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤(以下、本クロチアニジン粒剤と記す場合がある。)について説明する。
本クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンと、不活性固体担体とを混合し、必要に応じてその他の製剤用補助剤を添加して得られる。
クロチアニジンとは、公知の化合物であり、例えば、「The Pesticide Manual−15th edition(BCPC刊);ISBN 978−1−901396−18−8」の229ページに記載されている。この化合物は市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
製剤化の際に用いられる不活性固体担体としては、例えば、クレー、カオリン、タルク、ベントナイト、セリサイト、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、珪藻土、石英、軽石、方解石、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石、長石、シリカ、アルミナ、バーミキュライト及びパーライト等の天然若しくは合成鉱物、エラストマー、プラスチック、セラミックス、金属、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻及びタバコの茎等の細粒体が挙げられる。
前記担体としては鉱物由来の粒状物が好ましく、その鉱物としては、石英、軽石、方解石、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石及び長石等を挙げることができる。前記担体として石英を主成分とする珪砂は、入手し易く、特に好ましい。
その他の製剤用補助剤としては、界面活性化剤、安定化剤、防腐剤、着色料等が挙げられる。
界面活性剤としては、通常の非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられ、これらの1種又は2種類以上が用いられる。
かかる界面活性剤として、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化合物、ポリエチレングリコールエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体並びにシリコーン系界面活性剤が挙げられる。
着色料としては、赤色色素、青色色素、緑色色素、黄色色素等が挙げられ、例えば、モナゾールレッド、シアニングリーン、プルシアンブルー、ブリリアントブルー等が挙げられる。着色料を添加すると、粒剤を施用する際や施用した後に粒剤を確認しやすく、好ましい。
本クロチアニジン粒剤はさらに、小麦粉、トウモロコシ種子粉末、カゼイン、ゼラチン、ワセリン、ラノリン、ラード、糖類(澱粉、アラビアガム、メチルセルロース等のセルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノール及び3−tert−ブチル−4−メトキシフェノール)、植物油、鉱物油、脂肪酸並びに脂肪酸エステル等を含有していてもよい。
本クロチアニジン粒剤は、その粒度を変えることによって、細粒剤(Fine granule)、マクロ粒剤(Macro granule)、微粒剤(Micro granule)などの形態をとりうる。
本クロチアニジン粒剤におけるクロチアニジンの含有量(以下、本有効成分量と記す場合がある。)は、通常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは0.2〜2重量%である。
また、本クロチアニジン粒剤における不活性固体担体の含有量は、通常10〜99.99重量%、好ましくは40〜99.8重量%である。
本クロチアニジン粒剤が界面活性剤を含有する場合、その含有量は、通常1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%である。
本発明のトウモロコシの保護方法について説明する。
本発明のトウモロコシの保護方法は、A)圃場に溝を形成する工程、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程、およびD)溝を閉じる工程を有する。A)圃場に溝を形成する工程では、圃場に線状に、断面がV字型である溝を形成する。通常は、A)圃場に溝を形成する工程に次いで、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程及びC)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程を実施する。このとき、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程に次いでC)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程を実施してもよいし、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程に次いでB)溝にトウモロコシの種子を播く工程を実施してもよい。そして、通常は、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程及びC)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程を実施した後、土を被せてD)溝を閉じる工程を実施する。
本発明においては、通常、トラクターにけん引された播種機を用いる。かかる播種機としては、例えば、溝を形成する作溝パーツ、種子が充填されたホッパーから配管を通って車速連動的に溝に種子を播く播種パーツ、粒剤などの薬剤が充填されたホッパーから配管を通って車速連動的に溝に薬剤を施用する薬剤施用パーツ、および、土を被せて溝を閉じる溝閉じパーツなどが組み込まれた複合型播種機等が挙げられる。
播種機の作溝パーツは、通常、播種機前部に取り付けられ、トラクターの移動とともに圃場に溝を形成する。かかる作溝パーツとしては、鋤型作溝器(ploughshare driller)、及びディスク型作溝器(disk driller)等が挙げられるが、作物残渣などの切断力が強く、土壌の付着による切断力の低下も少なく、溝の深さを安定させることができるディスク型作溝器を用いたディスク作溝方式が、溝の深さが安定することによって溝に均一に播種及び薬剤の施用が可能となり、薬剤の効果が安定する点で好ましい。
圃場に形成する溝の深さは、トウモロコシの栽培場所の土壌条件、その後のトウモロコシの栽培条件、気象条件などにより適宜変更し得るものであるが、通常1〜10cmであり、好ましくは2〜8cmであり、さらに好ましくは2〜6cmである。
播種機の播種パーツは、通常、作溝パーツの後方に取り付けられ、トラクターの移動とともに溝に種子を播く。かかる播種パーツとしては、機械式(mechanical seeder)及び空気圧式播種機(pneumatic seeder)等が挙げられるが、空気圧を用いた空気圧式が、種子詰りや播種漏れが少なく安定して播種すること、及び、溝に整然と種子を播くことができる点で好ましい。また、空気圧式播種機(pneumatic seeder)としては、真空吸引型及び吹付け型等が挙げられるが、種子を傷めることが少ないなどの理由から、真空吸引型が好ましい。
本発明における本クロチアニジン粒剤は、通常希釈することなくそのまま施用する。施用する際の有効成分の施用量は、その後のトウモロコシの栽培条件、気象条件などにより適宜変更し得るが、トウモロコシの種を播く圃場1ヘクタールあたり、通常は5〜300g、好ましくは10〜150gである。
本発明において、本クロチアニジン粒剤はトウモロコシの種子の近傍に施用される。クロチアニジンは適度に土壌吸着することから、本クロチアニジン粒剤を施用後数週間経っても、施用した位置、すなわち、トウモロコシの根の近傍である該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に、施用したクロチアニジンのほとんどが存在するため、害虫に対する感受性が高い種子〜生育初期のトウモロコシを効果的に害虫から保護することが出来る。
土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に存在するクロチアニジンの量は、土壌表面から深さ15cmまでの範囲の該クロチアニジンの量に対して、通常50重量%以上、好ましくは80重量%以上である。
本発明において、本クロチアニジン粒剤はトウモロコシの種子の近傍に施用される。クロチアニジンは適度に土壌吸着することから、本クロチアニジン粒剤を施用後数週間経っても、該粒剤を施用した位置にとどまり、該粒剤を施用した位置から離れた場所、すなわち該粒剤を処理した溝の中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲にはほとんど流亡しないため、害虫に対する感受性が高い種子〜生育初期のトウモロコシを効果的に害虫から保護することが出来る。
該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度に対して、その中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度は、通常1/2以下、好ましくは1/5以下である。
土を被せて溝を閉じる溝閉じパーツは、通常ゴム製あるいは鋳鉄製のホイール形状をしており、トラクターの移動とともに溝に土を被せて閉じる。
本発明が防除できる害虫の具体例としては、Agriotes属、Diabrotica属、Agrotis属、Myzus属、Aphis属、Ostrinia属、Zyginidia属、Sesamia属、Oscinella属、Sitobion属、Scutigerella属、Astylus属、Rhopalosiphum属、Metopolophium属、Melanotus属およびMelolontha属に属する害虫が挙げられるが、特にAgriotes属、Diabrotica属、Agrotis属およびRhopalosiphum属が好ましい。
本発明に用いられるトウモロコシの品種は特に限定されないが、ハイブリッド品種であることが好ましい。ハイブリッド品種とは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ。
トウモロコシは、遺伝子組換え技術や交配による育種法により耐性を付与されたトウモロコシであってもよい。
本発明に用いられるトウモロコシの種子は、殺菌剤で処理されていることが好ましく、かかる殺菌剤としては、例えば、フルジオキソニル、メタラキシル、メタラキシル‐M、チウラム、トリチコナゾール、カルボキシン、プロクロラズ、プロチオコナゾール、セダキサン、ペンフルフェン、フルキサプロキサド、トリフロキシストロビン、ピラクロストロビン、ジフェノコナゾールが挙げられ、フルジオキソニル、メタラキシル−M、チウラム、トリチコナゾール、セダキサン、ペンフルフェン、フルキサプロキサドが好ましく、フルジオキソニル、メタラキシル−M、チウラムがより好ましい。トウモロコシの種子をこれらの殺菌剤1種以上で処理した後、使用する。または、市販の処理された種子を購入して使用してもよい。
トウモロコシを播種する前、あるいは、播種した後の圃場には、トウモロコシの栽培期間中の雑草の発生を抑制するために除草剤を施用することが好ましく、かかる除草剤としては、例えば、メソトリオン、ニコスルフロン、S−メトラクロール、アセトクロール、テルブチラジン、スルコトリオン、イソキサフルトール、ブロモキシニル、ダイカンバ、ホラムスルフロン、ジメテナミド−P、リムスルフロン、ベンタゾン、グリホサート、テンボトリオン、ペンディメタリン、フルフェナセット、フルロキシピル、ペトキサミド、フルミオキサジン、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、プロスルフロン、トプラメゾン、メトスラム、シクロキシジム、アクロニフェン、ジメテナミド、フロラスラム、クロピラリド、フラザスルフロン、イマザモックス、MCPA、2,4−D、リヌロン、プロピソクロオール、チフェンスルフロンメチル、トリトスルフロンが挙げられ、好ましくはメソトリオン、ニコスルフロン、S−メトラクロール、アセトクロール、テルブチラジン、スルコトリオン、イソキサフルトール、ブロモキシニル、ダイカンバ、ホラムスルフロン、ジメテナミド−P、リムスルフロン、ベンタゾン、グリホサート、テンボトリオン、ペンディメタリン、フルフェナセット、フルロキシピル、ペトキサミド、フルミオキサジン、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、プロスルフロン、トプラメゾン、メトスラム、シクロキシジム、アクロニフェン、より好ましくは、メソトリオン、ニコスルフロン、S−メトラクロール、アセトクロール、テルブチラジン、スルコトリオン、イソキサフルトール、ブロモキシニル、ダイカンバ、ホラムスルフロン、ジメテナミド−P、リムスルフロン、ベンタゾン、グリホサート、テンボトリオン、ペンディメタリン、フルフェナセット、フルロキシピル、ペトキサミド、フルミオキサジン、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩が挙げられる。通常、これらの除草剤を1種以上施用する。2種以上施用する場合には、同時に施用、または、別々に施用してもよい。別々に施用する場合には、同じ日、または、別の日に施用してもよい。
また、これらの除草剤に必要に応じてセーフナーを混合して施用してもよい。かかるセーフナーとしては、例えば、イソキサジフェンエチル、フリラゾール、ジクロルミド、ベノキサコール、シプロスルファミド、チエンカルバゾンメチルが挙げられる。
次に本発明を以下の実施例によりさらに説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1
粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機(ディスク作溝方式、機種名:MONOSEM NG+3、Monosem社製)を用いて、圃場に土壌表面から5cmの深さの溝を80cmの間隔で線状に形成し、該溝に所定量の本クロチアニジン粒剤(有効成分濃度:0.7重量%)を施用したのち、該溝にトウモロコシ(Zea Mays、商品名:DKC5276;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、土を被せて溝を閉じた。本クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、50g/haで施用する区および80g/haで施用する区を設けた。トウモロコシの種子は14cm間隔で播種した。トウモロコシの種子の播種密度は、89285種子/haであった。
本クロチアニジン粒剤を施用してから13日後に、雑草の発生を抑制するため、圃場全体に除草剤のニコスルフロン水和剤(1Lに40gの有効成分を含有するSC製剤、商品名:Milagro、Syngenta社製)、スルコトリオン水和剤(1Lに300gの有効成分を含有するSC製剤、商品名:Mikado、Bayer CropScience社製)およびダイカンバ液剤(1Lに480gの有効成分を含有するSL製剤、商品名:Banvel 4S、Syngenta社製)を、それぞれ1.5L/ha、1.5L/haおよび0.6L/haで同時に散布処理した。(有効成分の施用量として60g/ha、450g/haおよび288g/haで施用した。)
本クロチアニジン粒剤の施用から2週間後および4週間後に、ライナー採土器(DIK−110B Eijkelkampモデル、大起理化工業株式会社製)を用いて、該粒剤を施用した溝の中心線上の土壌を直径3.5cm、深さ20cmの筒状に掘り取り、掘り取った土壌中に含まれるクロチアニジンを、深さ別に、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS/MS)で分析した。

クロチアニジンの分布(%)={(分析した範囲の土壌に含まれるクロチアニジン量)/(深さ0cm〜15cmの範囲に含まれるクロチアニジン量)}×100

その結果を表1に示す。
Figure 2013133308
実施例2
粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機(ディスク作溝方式、機種名:MONOSEM NG+3、Monosem社製)を用いて、圃場に土壌表面から5cmの深さの溝を80cmの間隔で線状に形成し、該溝に所定量の本クロチアニジン粒剤(有効成分濃度:0.7重量%)を施用したのち、該溝にトウモロコシ(Zea Mays、商品名:DKC5276;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、土を被せて溝を閉じた。本クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、50g/haで施用する区および80g/haで施用する区を設けた。トウモロコシの種子は14cm間隔で播種した。トウモロコシの種子の播種密度は、89285種子/haであった。
本クロチアニジン粒剤を施用してから13日後に、雑草の発生を抑制するため、圃場全体に除草剤のニコスルフロン水和剤(40g/LのSC製剤を使用、商品名:Milagro、Syngenta社製)、スルコトリオン水和剤(300g/LのSC製剤を使用、商品名:Mikado、Bayer CropScience社製)およびダイカンバ液剤(480g/LのSL製剤を使用、商品名:Banvel 4S、Syngenta社製)を、それぞれ1.5L/ha、1.5L/haおよび0.6L/haで同時に散布処理した。(有効成分の施用量として60g/ha、450g/haおよび288g/haで施用した。)
本クロチアニジン粒剤の施用から2週間後および4週間後に、ライナー採土器(DIK−110B Eijkelkampモデル、大起理化工業株式会社製)を用いて、該粒剤を施用した溝中心線上および溝の中心線上から10cm離れた位置の土壌をそれぞれ直径3.5cm、深さ20cmの筒状に掘り取り、それぞれ、掘り取った土壌のうち土壌表面から15cm分の土壌中に含まれるクロチアニジンの濃度を、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS/MS)で分析した。次いで、本クロチアニジン粒剤を施用した溝中心におけるクロチアニジン濃度に対する、溝から10cmの位置におけるクロチアニジン濃度の割合を算出した。
その結果を表2に示す。
Figure 2013133308
実施例3
粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機(ディスク作溝方式、機種名:MONOSEM NG+3、Monosem社製)を用いて、土壌表面から2.5cmの深さに80cmの間隔で溝を切り、その溝内に所定量のクロチアニジン粒剤(0.7%粒剤を使用)を処理したのち、同じ溝内にトウモロコシ(Zea Mays、商品名:DKC5276;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、溝を閉じた。クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、30g/haで処理する区、40g/haで処理する区および50g/haで処理する区を設けた。また、比較のため、クロチアニジン粒剤を処理せずにトウモロコシの種子を播いた無処理区を設けた。いずれの区も、1箇所あたり38.4m2(12m×3.2m、長さ12mの播種溝×4列を含む)として、4箇所を乱塊法で配置した。トウモロコシの種子は14cm間隔で播種した。トウモロコシ種子の播種密度は、90000種子/haであった。
クロチアニジン粒剤の処理から25日後に、雑草の発生を抑制するため、圃場全体に除草剤のニコスルフロン水和剤(40g/LのSC製剤を使用、商品名:Milagro、Syngenta社製)およびスルコトリオン水和剤(300g/LのSC製剤を使用、商品名:Mikado、Bayer CropScience社製)を、それぞれ1.5L/haおよび1.5L/haで同時に散布処理した。また、 クロチアニジン粒剤の処理から39日後に、圃場全体に除草剤のニコスルフロン水和剤(40g/LのSC製剤を使用、商品名:Milagro、Syngenta社製)およびダイカンバ液剤(480g/LのSL製剤を使用、商品名:Banvel 4S、Syngenta社製)を、それぞれ1.5L/haおよび1.5L/haで同時に散布処理した。
クロチアニジン粒剤の処理から76日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列(それぞれ播種溝の両端1mずつを除いた長さ10m分)を調査区として4箇所でAgriotes lineatusの被害を受けたトウモロコシの株数を調査し、下記の式により被害株率を算出した上で、4調査区の平均の被害株率を求めた。

被害株率(%)={(被害を受けたトウモロコシの株数)/(播種したトウモロコシの株数)}×100

その結果を表3に示す。
Figure 2013133308
実施例4
粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機(ディスク作溝方式、機種名:MONOSEM NG+3、Monosem社製)を用いて、土壌表面から2.5cmの深さに80cmの間隔で溝を切り、その溝内に所定量のクロチアニジン粒剤(0.7%粒剤を使用)を処理したのち、同じ溝内にトウモロコシ(Zea Mays、商品名:DKC5276;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、溝を閉じた。クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、30g/haで処理する区、40g/haで処理する区および50g/haで処理する区を設けた。また、比較のため、クロチアニジン粒剤を処理せずにトウモロコシの種子を播いた無処理区を設けた。いずれの区も、1箇所あたり38.4m2(12m×3.2m、長さ12mの播種溝×4列を含む)として、4箇所を乱塊法で配置した。トウモロコシの種子は14cm間隔で播種した。トウモロコシ種子の播種密度は、90000種子/haであった。
クロチアニジン粒剤の処理と同日に、雑草の発生を抑制するため、圃場全体に除草剤のアセトクロール水和剤(36.7%のSC製剤を使用、商品名:Harness Microtech、Monsanto社製)を5L/haで散布処理した。また、クロチアニジン粒剤の処理から25日後に、圃場全体に除草剤のダイカンバ液剤(480g/LのSL製剤を使用、商品名:Banvel 4S、Syngenta社製)を0.6L/haで同時に散布処理した。
クロチアニジン粒剤の処理から27日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列(それぞれ播種溝の両端1mずつを除いた長さ10m分)を調査区として4箇所でAgriotes lineatusの被害を受けたトウモロコシの株数を調査し、下記の式により被害株率を算出した上で、4調査区の平均の被害株率を求めた。

被害株率(%)={(被害を受けたトウモロコシの株数)/(播種したトウモロコシの株数)}×100

その結果を表4に示す。
Figure 2013133308
実施例5
圃場の土壌表面に肥料のAmpfos NP(商品名)(N:P:K=12:52:0)およびUrea N(商品名)(N:P:K=46:0:0)を100kg/haおよび260kg/haで施用したのち、圃場を耕起した。
施肥24日後に、粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機を用いて、土壌表面から5cmの深さに75cmの間隔で溝を切り、その溝内に所定量のクロチアニジン1.0%粒剤を処理したのち、同じ溝内にトウモロコシ(Zea Mays、品種名:DKC5143;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、溝を閉じた。クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、80g/haで処理する区と、110g/haで処理する区を設けた。また、比較のため、クロチアニジン粒剤を処理せずにトウモロコシの種子を播いた無処理区を設けた。いずれの区も、1箇所あたり45m2(15m×3m;長さ15mの播種溝×4列を含む)として、4箇所を完全乱塊法で配置した。トウモロコシの種子はメタラキシル‐Mとフルジオキソニルとの混合剤(商品名:Maxim XL、Syngenta社製)を処理してあるものを用い、20cm間隔で播種した。トウモロコシ種子の播種密度は、66667種子/haであった。
クロチアニジン粒剤の処理から17日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列を調査区として4箇所で、発芽したトウモロコシの株数を調査した。同日に、雑草の発生を抑制するため、圃場全体に除草剤のニコスルフロン水和剤(40g/LのSC製剤を使用、商品名:Milagro、Syngenta社製)およびメソトリオン水和剤(100g/LのSC製剤を使用、商品名:Callisto、Syngenta社製)を、それぞれ0.75L/haおよび0.25L/haで同時に散布処理した。
クロチアニジン粒剤の処理から165日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列を調査区として4箇所で、Diabrotica virgifera virgiferaおよびAgriotes lineatusの被害により倒伏したトウモロコシの株数を調査し、下記の式により倒伏率を算出した上で、4調査区の平均の倒伏率を求めた。

倒伏率(%)={(倒伏したトウモロコシの株数)/(発芽したトウモロコシの株数)}×100

その結果を表5に示す。
Figure 2013133308
実施例6
圃場の土壌表面に肥料NPK(N:P:K=15:15:15)を300kg/haで施用したのち、圃場を耕起した。
施肥雑草の発生を防ぐため、施肥から28日後に、圃場全体に除草剤のホラムスルフロンおよびヨードスルフロンメチルナトリウム塩、およびセーフナーのイソキサジフェンエチルの混合剤(610g/kg顆粒水和剤を使用、商品名:MaisTer、Bayer CropScience社製)を0.15L/haで散布処理した。
除草剤散布から3日後に、粒剤処理機を搭載した空気圧式播種機を用いて、土壌表面から5cmの深さに75cmの間隔で溝を切り、その溝内に所定量のクロチアニジン1.0%粒剤を処理したのち、同じ溝内にトウモロコシ(品種名:DKC5143;ハイブリッド品種である、Monsanto社製)の種子を播いて、溝を閉じた。クロチアニジン粒剤は、クロチアニジンの施用量として、80g/haで処理する区と、110g/haで処理する区を設けた。また、比較のため、クロチアニジン粒剤を処理せずにトウモロコシの種子を播いた無処理区を設けた。いずれの区も、1箇所あたり45m2(15m×3m;長さ15mの播種溝×4列を含む)として、4箇所を完全乱塊法で配置した。トウモロコシの種子はメタラキシル‐Mとフルジオキソニルとの混合剤(商品名:Maxim XL、Syngenta社製)を処理してあるものを用い、20cm間隔で播種した。トウモロコシ種子の播種密度は、66667種子/haであった。
クロチアニジン粒剤の処理から18日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列を調査区として4箇所で、発芽したトウモロコシの株数を調査した。
クロチアニジン粒剤の処理から155日後に、各処理区について、播種した箇所のうちそれぞれ中央の2列を調査区として4箇所で、Diabrotica virgifera virgiferaおよびAgriotes lineatusの被害により倒伏したトウモロコシの株数を調査し、下記の式により倒伏率を算出した上で、4調査区の平均の倒伏率を求めた。

倒伏率(%)={(倒伏したトウモロコシの株数)/(発芽したトウモロコシの株数)}×100

その結果を表6に示す。
Figure 2013133308

Claims (14)

  1. 下記の工程を有するトウモロコシの保護方法。
    A)圃場に溝を形成する工程、B)溝にトウモロコシの種子を播く工程、C)溝にクロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程、およびD)溝を閉じる工程
  2. 溝が、深さ2〜8cmの溝である請求項1に記載のトウモロコシの保護方法。
  3. 溝が、ディスク作溝方式により形成する溝である請求項1または2に記載のトウモロコシの保護方法。
  4. 溝にトウモロコシの種子を播く工程が、空気圧式播種機(pneumatic seeder)を用いて溝にトウモロコシの種子を播く工程である請求項1〜3のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  5. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した直後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に存在するクロチアニジンの量が、土壌表面から深さ15cmまでの範囲の該クロチアニジンの量に対して、80重量%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  6. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した2週間後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ10cmまでの範囲の土壌中に存在するクロチアニジンの量が、土壌表面から深さ15cmまでの範囲の該クロチアニジンの量に対して、80重量%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  7. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した直後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度に対して、その中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度が1/5以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  8. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用した2週間後から4週間後までの間における、該粒剤を処理した溝の中心線上の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度に対して、その中心線から10cm離れた場所の土壌表面から深さ15cmまでの範囲における土壌中のクロチアニジン濃度が1/5以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  9. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤を施用する工程において、施用する際の有効成分の施用量が、トウモロコシの種を播く圃場1ヘクタールあたり10〜150gである請求項1〜8のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  10. クロチアニジンを有効成分として含有する粒剤の有効成分濃度が、0.2〜2重量%である請求項1〜9のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  11. Agriotes属、Diabrotica属、Agrotis属およびRhopalosiphum属から選ばれる1種以上の害虫を防除する請求項1〜10のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  12. トウモロコシが、ハイブリッド品種のトウモロコシである請求項1〜11のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  13. トウモロコシの種子が、フルジオキソニル、メタラキシル、メタラキシル‐M、チウラム、トリチコナゾール、カルボキシン、プロクロラズ、プロチオコナゾール、セダキサン、ペンフルフェン、フルキサプロキサド、トリフロキシストロビン、ピラクロストロビンおよびジフェノコナゾールからなる群より選ばれる1種以上の殺菌剤で処理されているトウモロコシの種子である請求項1〜12のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
  14. 溝にトウモロコシの種子を播く工程の前、あるいは、後に、メソトリオン、ニコスルフロン、S−メトラクロール、アセトクロール、テルブチラジン、スルコトリオン、イソキサフルトール、ブロモキシニル、ダイカンバ、ホラムスルフロン、ジメテナミド−P、リムスルフロン、ベンタゾン、グリホサート、テンボトリオン、ペンディメタリン、フルフェナセット、フルロキシピル、ペトキサミド、フルミオキサジンおよびヨードスルフロンメチルナトリウム塩からなる群より選ばれる1種以上の除草剤を圃場に施用する工程をさらに有する請求項1〜13のいずれか一項に記載のトウモロコシの保護方法。
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