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JP2013129442A - ヘアカラー1剤用のラミネートチューブ - Google Patents

ヘアカラー1剤用のラミネートチューブ Download PDF

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Abstract

【課題】高いガスバリア性を有し、かつ高い浸透性と金属腐食性をもつヘアカラーにおいても使用可能で、フレキシブルな包装材によるヘアカラー1液剤用包装材を提供することを課題とする。
【解決手段】チューブの胴部本体が、内容物に近い側から、少なくともシーラントフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔の順に積層された積層体からなり、アンカーコート剤としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いたことを特徴とするヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
【選択図】図1

Description

本発明はヘアカラー剤用包装材に関する。とくに内容物の酸化による変色がなく、積層フィルムのデラミネーションも起こらない長期保存の可能なヘアカラー1剤用のラミネートチューブに関する。
ヘアカラー剤は好みの色を選択し、主に使用時に2液を混合して使用しているが、ヘアカラー1剤の容器としては、アルミニウム製の金属チューブが大半である。
これに対してヘアカラー2剤の容器としてはポリエチレン樹脂のブローチューブが一般的であり、使用後の廃棄時にはヘアカラー1剤の容器とヘアカラー2剤の容器とを分別する必要があった。
また、ヘアカラー1剤の容器としてアルミニウム製の金属チューブを用いた場合には繰り返し使用時にアルミニウムが破れるといった使用上の問題もあった。
一方、ラミネートフィルムでヘアカラー1剤用のチューブを作成した場合には、内容物の強浸透性によりラミネートが剥がれてしまうといった問題があった。
ヘアカラー1剤は、容易に酸化され変色することと高い浸透性を有するため、包装材には高いガスバリア性が必要であり、金属チューブが使用されている。しかし、同時に高い酸性もしくはアルカリ性を有し、金属に対する腐食性も有している。
このため、現在包装材料として使用されている金属チューブ内面には、エポキシ樹脂等の耐腐食性樹脂が焼きつけコーティングされている(特許文献1参照)。
しかし、ヘアカラー1剤の容器として金属チューブを用いることは、以下のような問題点も有している。
すなわち、包装材料としての単価が高価である。また、金属チューブにヘアカラーを充填する充填機械も充填スピードの高速化が非常に困難であり、この点でも、コストが非常に高くなる。
上記のような金属チューブの問題点から、ヘアカラー1剤の包装をフレキシブルな容器で行なうことが望まれていた。
ヘアカラー剤用包装材としては、アルミニウム箔とシーラントフィルムを熱可塑性樹脂の押し出しにより接着することによって、ヘアカラー剤によるデラミネーションを防止し、かつアルミニウム箔表面に化成処理を行うことによって腐食防止を行うことが知られている(特許文献2参照)。
しかし、アルミニウム箔表面の化成処理には、加工工程数が増加するという問題があった。
その他の対策としては、アルミニウム箔と強固に接着する樹脂としてエチレンビニルモノマーを使用しバリア樹脂層、シーラントフィルムを併用することによって、ヘアカラー剤の浸透によるアルミニウム箔の腐食、デラミネーションを防止することも知られている(特許文献3参照)。
しかし、エチレンビニルモノマーとバリア樹脂層及びバリア樹脂層とシーラントフィルムは、それぞれ接着剤で貼り合わされるので、通常の接着剤では、エチレンビニルモノマーとバリア樹脂層及びバリア樹脂層とシーラントフィルムのそれぞれの層間のデラミネーションを防止することはできないという問題があった。
これらの問題点に対して、接着剤や加工方法の工夫によって相間の接着強度の低下を防ぐ試みも行なわれてきた。
例えば、特許文献4のヘアカラー用包装材においては、高い浸透性と金属腐食性を持つヘアカラー1剤においても使用可能で、フレキシブルな包装材によるヘアカラー1剤用包装材として金属層とプラスチックフィルム層との接着方法にサーマルラミネートを使用することが提案されている。
特許文献5で提案されている包装体においては、アルカリ性内容物を充容した場合であっても袋強度を維持することが出来る積層体として、金属箔の表面に処理を行ない、染毛剤の包装を行なっても接着強度の低下をきたさない包装体を得ることが出来るとされている。
特許文献6の積層体においては、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、またはポリプロピレン樹脂のいずれかからなる基材の上に、少なくとも接着層とシーラント層がこの順序で設けられてなる積層体において、それらの基材に対して優れた接着強度を有し、かつ揮発性成分や揮発性成分を含む各種強浸透性内容物が作用してもそれらの基材とシーラント層間の接着強度が低下しない積層体として、基材の上に少なくともイソシアネート化合物からなる接着層とシーラント層を設けることが提案されている。
これらの提案では金属層との接着をアルカリ性内容物や揮発性成分に対して安定化させることと、特定のプラスチック基材とシーラント層間に耐性のある接着剤を用いることで従来の技術よりも進歩が見られる。
しかしながら、いずれもヘアカラー剤の容器に求められる、高いガスバリアの必要性、高浸透性内容物に対する耐性、金属腐食に対する耐性のすべてを満足できる容器としては不十分であり、さらに最適な包装材料の実現が求められていた。
特開2003−191935号公報 特開2003−81285号公報 特開平11−222261号公報 特開2009−227280号公報 特開2006−1609号公報 特開2005−335374号公報
高いガスバリア性を有し、かつ高い浸透性と金属腐食性をもつヘアカラー剤に対しても使用可能で、フレキシブルな包装材によるヘアカラー1剤用の包装材を提供することを課題とする。
このために本発明者は、ラミネートチューブの胴部本体に用いる積層体を、最内層のシーラントフィルムとその外側の基材フィルムを特殊なアンカーコート(AC)剤(イソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度を上げたもの)を用いて押し出しポリエチレンを介したラミネートにより貼り合せたものとすることによって、高いガスバリア性を有し、かつ高い浸透性と金属腐食性をもつヘアカラー剤に対しても使用可能で、フレキシブルなラミネートチューブとすることが出来ることを見出し、本発明を完成した。
この特殊なAC剤は塗工時の固形分が3%から10%で乾燥後の塗布量が0.3±0.2
g/mの範囲の薄膜であることが望ましい。
また、上記の積層体に用いる、酸素によるヘアカラー剤の変色を防ぐために設けられるバリア基材としては内容物吐出後の空気の逆流入(エアバック)を防ぐためにアルミニウム箔を用いることが望ましく、ある程度の厚み(12μm以上)のあるアルミニウム箔を用いることがさらによいことも判った。
さらに、ラミネートチューブのネック部は、ポリエチレンのコンプレッション成形時に、アルミニウム箔または他のバリア基材を含むラミネートフィルムを挿入することによって酸素によるヘアカラー剤の変色をより効果的に抑えられることが判った。
このラミネートフィルムは例えば、内容物に触れる側からシーラントフィルム/押し出しポリエチレン/特殊なAC剤/基材フィルム/接着剤/バリア基材/接着剤/ポリエチレンの構成であり、特殊なAC剤としては胴部本体に用いたものと同様のイソシアネート化合物の誘導体を用いることが出来る。
本発明の請求項1に係る発明は、チューブの胴部本体が、内容物に近い側から、少なくともシーラントフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔の順に積層された積層体からなり、アンカーコート剤としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いたことを特徴とするヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項2に係る発明は、前記イソシアネート化合物の誘導体が、2官能のイソシアネートモノマー、またはアダクト、ビューレット、イソシアヌレートタイプの3官能化させたモノマーの誘導体であることを特徴とする請求項1に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項3に係る発明は、前記アンカーコート層の塗布量が0.3g/m±0.2g/mの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項4に係る発明は、前記アルミニウム箔の厚みが12μm以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項5に係る発明は、チューブの肩部にアルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルムを含むラミネートフィルムにて作成した面子が挿入されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項6に係る発明は、前記ラミネートフィルムが、内容物に近い側からポリエチレンフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルム/ポリエチレン層の層構成からなることを特徴とする請求項5に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明の請求項7に係る発明は、前記シーラントフィルムが、ポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブである。
本発明に係るヘアカラー1剤用のラミネートチューブはチューブの胴部本体が、内容物
に近い側から、少なくともシーラントフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔の順に積層された積層体からなり、基材フィルムとシーラントフィルムを接着する押し出しポリエチレン層の基材フィルムに対する接着性を上げるためのアンカーコート剤としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度を上げたものを用いている。
アンカーコート剤としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度を上げたものを用いたことにより、酸素に触れると変色してしまい、包装容器への強浸透性もあるヘアカラー1剤の容器として用いても変色や長期保存によるデラミネーションを起こさないラミネートチューブとすることが出来る。
また、このアンカーコート層はイソシアネート化合物の誘導体の薄い層からなるのでフィルム基材に対して優れたラミネート強度を示す。
アンカーコート剤に用いるイソシアネート化合物の誘導体として、2官能のイソシアネートモノマー、またはアダクト、ビューレット、イソシアヌレートタイプの3官能化させたモノマーの誘導体のような多官能成分を用いることによって、尿素結合を発端として架橋度を上げて強浸透性の成分に対する耐性を強化して接着性の劣化を防ぐことが出来る。
本発明に係るヘアカラー1剤用のラミネートチューブは、その胴部本体の構成中に含まれるアルミニウム箔の厚みが12μm以上としてデッドホールド性を持たせてあるので、内容物を押し出して吐出させた後に起こるいわゆるエアバックによる酸素流入を防ぐことが出来る。
本発明に係るヘアカラー1剤用のラミネートチューブは、その肩部に酸素バリア性を備えたアルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルムを含むラミネートフィルムにて作成した面子が挿入されていることによって、胴部以外からの酸素の浸透を抑制することが出来、内容物の酸化による変色や劣化を防止することが出来る。
この面子に用いるラミネートフィルムは胴部本体に用いる積層体と同様の構成でも良いがデッドホールド性を特に要求されないので金属や無機化合物の蒸着薄膜を表面に形成した透明蒸着フィルムでもよい。
本発明に係るラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体断面 本発明に係るラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体の他の一例の断面
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るヘアカラー1剤用のラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体の概略の層構成断面を示している。
この積層体(1)は、筒状の胴部に成形したときの内容物に近い側(図1の下側)から、シーラントフィルム(4)/押し出しポリエチレン層(7)/アンカーコート層(6)/基材フィルム(5)/ドライラミ接着剤(3)/アルミニウム箔(2)がこの順序で積層されてなるものである。
アンカーコート剤としてはイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いている。さらに、図示しないが必要に応じて印刷層や表面保護のためのコート層あるいはポリエチレン層を設けてもよい。
本発明のラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体を構成する基材フィルム(5)は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ナイロン等のポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルム等の耐熱性を有するプラスチックフィルムがよく用いられる。
ポリエステルフィルムにはノーマルタイプ、共重合タイプ、易接着タイプなど、ナイロンフィルムにはノーマルタイプ、易接着タイプなど、さらにポリプロピレンフィルムには未静防タイプ、静防タイプなど、様々なタイプのものがあるが、それらの一方の面にコロナ処理などの表面処理がなされていてその上に接着層が安定的に形成できるようになっていれば、いずれのタイプのフィルムでも基材として使用可能である。
また、その厚みに関しても特に限定されるものではない。通常は二軸延伸することによって得られる延伸フィルムが用いられ、12μm〜50μmの範囲の厚みのものが望ましい。基材フィルムとしては上記から1種のみを使用した単層でも、2種以上を使用した多層でもよい。
本発明に使用する金属箔(2)の材料としては、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス等が使用できるが、なかでも、汎用性、フレキシブル性の観点からアルミニウムが特に望ましい。
また、金属箔は、薄いほどピンホールが発生しやすいため、必要なバリア性を確保するためには厚みが7μm〜20μmであることが望ましい。内容物を押し出して吐出させた後に起こるエアバックによる酸素流入を防ぐためにはアルミニウム箔の場合、厚みが12μm以上としてデッドホールド性を確保しておくことがさらに好ましい。
また、基材フィルム(5)は金属箔(2)と接着剤層(3)を介してラミネートされるが、このラミネート方法については特に制限を受けるものではなく、金属箔とラミネート可能であれば、どのような方法でもよい。
通常は、ドライラミネート法、ノンソルベントラミネート法、ポリエチレン押し出しラミネート法等が挙げられる。とくにウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法が一般的である。
一方、基材フィルム(5)の内面に設けられるアンカーコート(AC)層(6)にはイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いている。
このAC層(6)を構成するイソシアネート化合物の誘導体としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびその水素添加体などの各種ジイソシアネート系モノマーが具体的に挙げられる。
また、これらのジイソシアネートモノマーを、トリメチロールプロパンやグリセロールなどの3官能の活性水素含有化合物と反応させたアダクトタイプや、水と反応させたビューレットタイプや、イソシアネート基の自己重合を利用したトリマー(イソシアヌレート)タイプなど3官能性の誘導体やそれ以上の多官能性の誘導体を用いることも出来る。
このAC層(6)は、前記の基材フィルム(5)の表面に、例えば上記のイソシアネート化合物誘導体をその固形分割合を3wt%〜10wt%の割合で含む塗工液を塗工して設ければよい。
このAC層(6)は薄層であることが好ましく、具体的にはその乾燥時の塗布量が0.3g/m±0.2g/mの薄層となるように設ければよい。
他方、押し出しポリエチレン層(7)を介してAC層(6)上に設けられるシーラント層(4)は、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂などからなる層である。
具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモ・ブロック・ランダムの各ポリプロピレン樹脂や、プロピレン−αオレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体やエチレン−メタクリル酸共重合体などのエチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチルやエチレン−アクリル酸エチルやエチレン−メタクリル酸メチルやエチレン−メタクリル酸エチルなどのエチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体のエステル化物、カルボン酸部位をナトリウムイオン、亜鉛イオンで架橋した、エチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体のイオン架橋物、エチレン−無水マレイン酸グラフト共重合体やエチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸のような三元共重合体に代表される酸無水物変性ポリオレフィン、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体などのエポキシ化合物変性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体から選ばれる樹脂の単体あるいは2種以上のブレンド物などにより設けられる。
これらの構成材料には、必要に応じて各種添加剤(酸化防止剤、粘着付与剤、充填剤、各種フィラーなど)を添加しても構わない。
本発明に係るラミネートチューブの肩部はポリエチレン樹脂をコンプレッション成形で作成するが、その際に酸素バリア性を付与するためにアルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルムを含むラミネートフィルムにて作成した面子を挿入する。
面子に用いるラミネートフィルムは、チューブの胴部に用いる積層体と同じものを用いることが出来る。
また、デッドホールド性を必要としない部位であるからアルミニウム箔を用いない構成も可能である。ただし、その場合にはアルミニウム箔を用いないことによるバリア性の低下を補うために、ガスバリア層として透明蒸着フィルム等を用いることが必要になってくる。
前記ガスバリア層としては、ガスバリア性を有する樹脂フィルムや、基材フィルム表面に別途ガスバリア層を設けたガスバリアフィルムが用いられる。
例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)、ポリビニルアルコール樹脂フィルム(PVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)ケン化物などのフィルム、或いはポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリプロピレン樹脂(PP)などのフィルムにポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)を塗工したフィルム、酸化珪素、酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着薄膜層を設けた透明蒸着フィルムやまたこれらフィルムの1種またはそれ以上を組み合わせた積層フィルムを使用することが出来る。
以上、本発明に係るラミネートチューブについて説明したが、本発明の積層体は上記のような構成のものに限定されるものではなく、包装材料としての用途を考慮し、包装材料として要求される剛性や耐久性などを向上する目的で、他の層を介在させた構成であってもよい。
また、このような構成のラミネートチューブは、例えば次のようにして作製できる。
すなわち作製方法の一つとしては、基材フィルムの片面にアルミニウム箔をウレタン系ドライラミネート用接着剤を用いて貼り合せ、基材フィルムのコロナ処理などの表面処理がなされている反対面に、イソシアネート化合物の誘導体を固形分割合が3wt%〜10wt%になるように調製した塗工液を押出ラミネートの塗工部において塗工してAC層を設ける。
この後、このAC層上に、直鎖低密度ポリエチレンからなるシーラントフィルムを、Tダイから押し出される低密度ポリエチレン層を介して積層し、金属箔/ドライラミネート接着剤層/基材フィルム/AC層/押し出しポリエチレン層/シーラント層からなる構成の積層体を得る方法が例示できる。
また他の作製方法としては、アルミニウム箔を片面にラミネートした基材フィルムの一方の面にインラインでコロナ処理を施した直後に、塗工装置のアンカーコート剤塗工部にてイソシアネート化合物の誘導体を含む塗工液を塗工してAC層を形成させる一方、Tダイから押し出されるポリエチレンを介してシーラント層の前記AC層と接する面にオゾン処理を適宜施して、しかる後にAC層を介して基材フィルムとシーラント層とを積層することにより、層間ラミネート強度がさらに向上し、各種強浸透性内容物に対する耐性にも優れる積層体を得る方法が挙げられる。
このときのダイ下温度としては、250℃〜330℃の範囲であることが好ましい。250℃未満ではオゾン処理を施しても押出樹脂の酸化不足により層間ラミネート強度が不十分となり、330℃を超えると熱分解により押出樹脂の凝集力が低下し、その結果層間ラミネート強度が不十分となる。
また、このときのオゾン処理条件としては、5mg/m〜20mg/mの範囲であることが好ましい。5mg/m未満では押出樹脂の酸化不足により層間ラミネート強度が不十分となり、20mg/mを超えると過度の酸化により押出樹脂の凝集力が低下し、その結果層間ラミネート強度が不十分となる。
上記の押出温度とオゾン処理条件を適宜組み合わせることによって、層間ラミネート強度がさらに向上した、各種強浸透性内容物に対する耐性に優れる積層体を得ることができる。
以上のような作製方法によれば、各種基材とシーラント層とのラミネート強度が良好で内容物の酸化劣化を防止でき、かつ各種強浸透性内容物が作用してもそれらの基材とシーラント層とのラミネート強度が低下しない、ラミネートチューブに用いる積層体を作製することができる。
以下、実施例により本発明のラミネートチューブの実施形態のいくつかを説明する。図2は本実施形態に係るラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体の概略の層構成断面を示している。
<実施例1>
ラミネートチューブ胴部本体に用いる積層体(20)として、外側から静電防止直鎖低密度ポリエチレン80μm/押し出しポリエチレン40μm/延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm/インキ/接着剤/乳白ポリエチレン80μm/押し出しポリエチレン20μm/アルミニウム箔15μm/接着剤/ナイロンフィルム15μm/AC層0.3g/m/押し出しポリエチレン20μm/直鎖低密度ポリエチレン80μmの構成のラミネートフィルムを作成した(図2参照)。
ラミネートフィルム(20)の各層は常法によって積層した。
AC層(30)はトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液を用いてグラビア塗工で形成した。
すなわち、被塗工面としてコロナ処理を施した、厚みが15μmの延伸ナイロンフィルム(29)のコロナ処理面にトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体を固形分割
合が5wt%になるように調製した塗工液を塗工してAC層(30)を形成しながら、厚み20μmの低密度ポリエチレン(31)をダイ下温度320℃、加工速度80m/minで押出ラミネート法により押し出して前記AC層上にシーラント層(32)となる直鎖低密度ポリエチレン(厚み80μm)を積層して、胴部本体を構成する積層体を得た。
ラミネートチューブ肩部面子に用いるラミネートフィルムとして、外側から押し出しポリエチレン20μm/アルミニウム箔15μm/接着剤/ナイロンフィルム15μm/AC層0.3g/m/押し出しポリエチレン20μm/直鎖低密度ポリエチレン80μmの構成のラミネートフィルムを作成した。
このラミネートフィルムの層構成は図2に示した胴部本体に用いる積層体から、表面層すなわち静電防止直鎖低密度ポリエチレン(21)、押し出しポリエチレン(22)、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(23)、接着剤(24)、乳白ポリエチレン(25)を除いた構成となっている。
このラミネートフィルムを直径40mmの円形の所定の形状に打ち抜いて面子を作成した。AC層はトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液を用いてグラビア塗工で形成した。
チューブ胴部本体用のラミネートフィルムを直径40mmのチューブにチュービングし、肩部成型時に面子を挿入して最後に口元をアルミニウム箔でシールしてラミネートチューブを得た。
<実施例2>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えてヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)のビューレット体の固形分5%の塗工液を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<実施例3>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えてヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)トリマー体の固形分5%の塗工液を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<実施例4>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えてキシレンジイソシアネート(XDI)アダクト体とイソホロンジイソシアネート(IPDI)トリマー体の混合物の固形分5%の塗工液を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<実施例5>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えてヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)ビューレット体とヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)トリマー体の混合物の固形分5%の塗工液を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<実施例6>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えてキシレンジイソシアネート(XDI)アダクト体とイソホロンジイソシアネート(IPDI)アダクト体の混合物の固形分5%の塗工液を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<比較例1>
AC層の塗工液としてトリレンジイソシアネート(TDI)アダクト体の固形分5%の塗工液に代えて二液タイプのウレタン系AC剤を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
<比較例2>
肩部成型時に面子を挿入しなかった以外は実施例1と同様の方法でラミネートチューブを得た。
実施例1から6および比較例1と2で作成したラミネートチューブにヘアカラー1剤を充填し、40℃で6ヶ月保存後に内容物の変色とデラミネーション(剥離)の有無を確認した。結果を表1に示した。
Figure 2013129442
本発明のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ(実施例1から実施例6)では胴部本体および肩部の構成中にアルミニウム箔を用いており、内容物であるヘアカラー1剤の酸化による変色を抑えることが出来たが、比較例2のラミネートチューブでは肩部の構成中にアルミニウム箔等のバリア層を用いていなかったため肩部付近のヘアカラー1剤に変色が発生した。
また実施例1から実施例6のラミネートチューブでは塗工液としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いているためにデラミネーションの発生は抑えられているが、塗工液として通常の二液タイプのウレタン系AC剤を用いた比較例1のラミネートチューブでは経時によるデラミネーションが発生している。
以上の結果から明らかなように、本発明に係るヘアカラー1剤用のラミネートチューブによれば、高いガスバリア性を有し、かつ高い浸透性と金属腐食性をもつヘアカラー剤においても使用可能で、フレキシブルな包装材によるヘアカラー1液剤用の包装材を提供することが可能となった。
本発明のヘアカラー1剤用のラミネートチューブは内容物の酸化による変色がなく、チューブを構成する積層フィルムのデラミネーションも起こらない長期保存可能なチューブとしてヘアカラー1剤用としてのみならず、浸透性と腐食性の広い範囲の内容物に適用が可能である。
1…積層体
2…アルミニウム箔
3…ドライラミ接着剤
4…シーラントフィルム
5…基材フィルム
6…アンカーコート層
7…押し出しポリエチレン層
20…積層体
21…静電防止直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)
22…押し出しポリエチレン
23…延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
24…接着剤
25…乳白ポリエチレン
26…押し出しポリエチレン
27…アルミニウム箔
28…接着剤
29…延伸ナイロンフィルム
30…AC層
31…押し出しポリエチレン
32…直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)

Claims (7)

  1. チューブの胴部本体が、内容物に近い側から、少なくともシーラントフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔の順に積層された積層体からなり、アンカーコート剤としてイソシアネート化合物の誘導体で尿素結合を発端として架橋度をあげたものを用いたことを特徴とするヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  2. 前記イソシアネート化合物の誘導体が、2官能のイソシアネートモノマー、またはアダクト、ビューレット、イソシアヌレートタイプの3官能化させたモノマーの誘導体であることを特徴とする請求項1に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  3. 前記アンカーコート層の塗布量が0.3g/m±0.2g/mの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  4. 前記アルミニウム箔の厚みが12μm以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  5. チューブの肩部にアルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルムを含むラミネートフィルムにて作成した面子が挿入されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  6. 前記ラミネートフィルムが、内容物に近い側からポリエチレンフィルム/押し出しポリエチレン層/アンカーコート層/基材フィルム/ドライラミ接着剤/アルミニウム箔もしくは透明蒸着フィルム/ポリエチレン層の層構成からなることを特徴とする請求項5に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
  7. 前記シーラントフィルムが、ポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のヘアカラー1剤用のラミネートチューブ。
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