JP2013129345A - 鞍乗型電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】可搬型充電器を備える鞍乗型電動車両であって、暗闇であっても確実に嵌合状態を確認することができる鞍乗型電動車両を提供する。
【解決手段】嵌合状態検出装置42、LED照明部59、MCU90、及びBMS103が充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態を報知する報知手段として一体的に連携して機能し、そして、報知手段としての、これら装置42,59,90,103が車両本体に設けられ、且つ、これら装置42,59,90,103はバッテリ6の電力により作動する。従って、暗がりの中で可搬型充電器7を用いて充電作業をする場合であっても、充電用プラグ55がレセプタクル53に対して完全に嵌合したか否かを確実に確認することができる。
【選択図】図8
【解決手段】嵌合状態検出装置42、LED照明部59、MCU90、及びBMS103が充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態を報知する報知手段として一体的に連携して機能し、そして、報知手段としての、これら装置42,59,90,103が車両本体に設けられ、且つ、これら装置42,59,90,103はバッテリ6の電力により作動する。従って、暗がりの中で可搬型充電器7を用いて充電作業をする場合であっても、充電用プラグ55がレセプタクル53に対して完全に嵌合したか否かを確実に確認することができる。
【選択図】図8
Description
本発明は、電動モータを動力源として用いる鞍乗型電動車両に関するものである。
一般に、一対の雌・雄コネクタを嵌合して構成される電気コネクタは、整備された作業環境下で電気コネクタを嵌め込む作業が行われるため、作業者は電気コネクタの嵌合状態を目視で確認することができる。
しかし、電動車両のバッテリの充電作業は、暗がりや夜中でも行われることがある。暗がりの中で充電作業をする場合、充電用プラグが電動車両の接続口に対して完全に嵌合したか否かを目視で確認することが困難となってしまう。そこで、例えば、電気自動車の充電用プラグに嵌合状態を確認可能な二色タイプのLED(Light Emitting Diode)を設けたものがある。(特許文献1参照)。
しかしながら、充電用プラグに嵌合状態の確認用のLEDを設ける構成は、嵌合作業の前にLEDに電力を供給する必要がある。街中の充電ステーション等に設置される固定型充電器に対して接続される充電用プラグであれば、充電用プラグを車両の接続口と嵌合させる前に、固定型充電器から嵌合状態の確認用のLEDに電力が供給させることができる。
しかし、車両本体に対して取り外すことが可能な可搬型充電器に接続される充電用プラグの場合、可搬型充電器が電源に接続される前に充電用プラグが車両の接続口に嵌合されることも考えられる。この場合、充電用プラグに電力が供給されない状態のまま嵌合作業が行われることになり、嵌合状態を確認するLED等の電気的手段が可搬型充電器に搭載されていたとしても機能しない。更に嵌合作業に続いて、先に嵌め込んだ充電用プラグと車両の接続口との嵌合状態が不完全のまま、可搬型充電器を電源に接続して充電を開始してしまう恐れもある。
また、充電用プラグ自体に嵌合状態を確認する電気的手段を設ける構成では、充電用プラグのサイズが大きくなってしまう。このような構成は、電動自動車(四輪車)と比較して設計空間が限られた鞍乗型電動車両、特に可搬型充電器を用いる鞍乗型電動車両では好ましくない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、可搬型充電器を備える鞍乗型電動車両であって、暗闇であっても確実に嵌合状態を確認することができる鞍乗型電動車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1発明の鞍乗型電動車両は、車両本体に設けられた車両用バッテリと、前記車両用バッテリに接続されるレセプタクルと、前記レセプタクルに接続される充電用プラグと電源に接続される電源プラグとを有し、前記車両本体に設けられた収容室に収容可能な可搬型充電器と、前記車両本体に設けられ、前記充電用プラグと前記レセプタクルの嵌合状態を報知する報知手段と、を備え、前記報知手段は、前記車両用バッテリの電力により作動するものである。
第1発明の鞍乗型電動車両によれば、嵌合状態を報知する報知手段が車両本体に設けられ、報知手段は車両用バッテリの電力により作動するため、可搬型充電器の電源コネクタが電源に接続されているか否かに関係なく報知手段を動作させることができる。従って、暗がりの中で可搬型充電器を用いて充電作業をする場合であっても、充電用プラグがレセプタクルに対して完全に嵌合したか否かを確実に確認することができる。
また、第2発明の鞍乗型電動車両は、第1発明の鞍乗電動車両において、前記報知手段は、前記充電用プラグと前記レセプタクルが所定の嵌合位置まで嵌合した完全嵌合状態と、前記充電用プラグが前記レセプタクルに挿入される前の非嵌合状態と、前記完全嵌合状態と前記非嵌合状態との間の状態である中途嵌合状態とをそれぞれ識別可能に報知するものである。
第2発明の鞍乗型電動車両によれば、完全嵌合状態と非嵌合状態と中途嵌合状態とをそれぞれ識別可能に報知するため、充電作業者に対して嵌込作業の経過状態を報知し、確実に完全嵌合状態まで嵌め込むように促すことができる。
また、第3発明の鞍乗型電動車両は、第1または第2発明において、前記報知手段は、予め設定された報知条件を満たす場合、前記嵌合状態を報知するものである。
第3発明の鞍乗型電動車両によれば、予め想定されるエラー状態(レセプタクルに充電用プラグとは別の部品が嵌合される状態等)では動作しないように報知条件を設定することで、報知手段による報知結果の信頼性を高めることができる。
また、第4発明の鞍乗型電動車両は、第1から第3発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記報知手段は、前記車両本体に設けられた照明部を用いて嵌合状態を報知するものである。
第4発明の鞍乗型電動車両によれば、照明部を用いて嵌合状態を報知するため、充電作業者は視覚的に嵌合状態を確認することができる。
また、第5発明の鞍乗型電動車両は、第1から第4発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記報知手段は、前記車両本体に設けられた電子音発生部を用いて嵌合状態を報知するものである。
第5発明の鞍乗型電動車両によれば、電子音発生部を用いて嵌合状態を報知するため、充電作業者は聴覚的に嵌合状態を確認することができる。
また、第6発明の鞍乗型電動車両は、第1から第3発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記報知手段は、前記車両に設けられた照明部と、前記車両本体に設けられた電子音発生部とを有し、前記照明部と前記電子音発生部とを同時に用いて嵌合状態を報知するものである。
第6発明の鞍乗型電動車両によれば、照明部と電子音発生部とを同時に嵌合状態を報知するため、充電作業者は視覚と聴覚を用いて確実に嵌合状態を確認することができる。
以下、本発明に係る鞍乗型電動車両の一実施形態について、図1から図12を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の鞍乗型電動車両である電動二輪車1の左側面図である。本実施形態においては、鞍乗型電動車両として、スクータからなる電動二輪車1を例示して説明する。電動二輪車1は、前部及び後部に荷物を載せて走行することが可能であり、荷役車両としての用途に適している。
図1は、本実施形態の鞍乗型電動車両である電動二輪車1の左側面図である。本実施形態においては、鞍乗型電動車両として、スクータからなる電動二輪車1を例示して説明する。電動二輪車1は、前部及び後部に荷物を載せて走行することが可能であり、荷役車両としての用途に適している。
なお、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、電動二輪車1が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。また、垂直に起立し、前輪3及び後輪4が路面A1に接地し、且つ運転者が乗車していない状態の電動二輪車1を基準として、電動二輪車1の構成を説明する。
電動二輪車1は、車体フレーム2、前輪3、後輪4、電動モータ5、バッテリ6、可搬型充電器7、及び車体カバー8を備えている。そして、バッテリ6は充電可能な二次電池であり電動モータ5の電源として動作する。すなわち、バッテリ6から供給される電力によって電動モータ5が駆動されて、電動モータ5の出力によって後輪4が駆動され、これにより、電動二輪車1は前後方向に走行することができる。また、バッテリ6の電力の充電は、可搬型充電器7を用いて行われる。なお、可搬型充電器7は、充電が行なわれていないときは車体内に載置されている。
以下、電動二輪車1の全体の構造を車体前方から順に説明する。
以下、電動二輪車1の全体の構造を車体前方から順に説明する。
図2は、電動二輪車1の車体カバー8などの一部の部品を取り外した状態の左側面図である。
電動二輪車1は、この電動二輪車1の前上部に配置されたヘッドパイプ9を有している。ヘッドパイプ9内には、ステアリング軸10が回動自在に挿入されている。ステアリング軸10の下端部には、左右一対のフロントフォーク11が取り付けられている。そして、前輪3は、フロントフォーク11に取り付けられている。
電動二輪車1は、この電動二輪車1の前上部に配置されたヘッドパイプ9を有している。ヘッドパイプ9内には、ステアリング軸10が回動自在に挿入されている。ステアリング軸10の下端部には、左右一対のフロントフォーク11が取り付けられている。そして、前輪3は、フロントフォーク11に取り付けられている。
ステアリング軸10の上端部には、ハンドル12が取り付けられている。運転者は、ハンドル12を操作することにより、ステアリング軸10、フロントフォーク11、及び前輪3をステアリング軸10の軸線回りに回動することが可能である。
ハンドル12の左右両端部には、それぞれ、グリップ13が設けられている(図中では左側のグリップのみを図示)。右側のグリップはスロットルグリップで構成される。このため、運転者は、このスロットルグリップを回すことにより、電動モータ5の出力を調整することができる。
図1に示すように、ハンドル12の中央付近にはメータ14が設けられている。メータ14の下方には、荷台15が配置されている。荷台15は、ヘッドパイプ9に固定されている。荷台15に積まれた荷物の荷重は、ヘッドパイプ9及びステアリング軸10などを介して、主に前輪3に作用する。また、荷台15の下部には、ヘッドランプ16が固定されている。
図2に示すように、電動二輪車1は、ヘッドパイプ9から後方に延びる車体フレーム2を含んでいる。車体フレーム2は、鋼鉄製のパイプ部材などを用いて形成されている。車体フレーム2は、ダウンチューブ19と、ダウンチューブ19の後方に配置されたフレーム本体20と、を含んでいる。ダウンチューブ19は、ヘッドパイプ9の下部から後斜め下方に延びている。側面視において、フレーム本体20は、ダウンチューブ19の下端部から後方に延びており、車両の前後方向X1の途中部がS字状に形成されている。
フレーム本体20は、左右一対設けられている。フレーム本体20は、第1フレーム部21と、第2フレーム部22と、第3フレーム部23と、第4フレーム部24と、を含んでいる。第1フレーム部21は、ダウンチューブ19の下端部から後方に略真っ直ぐに延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。
第2フレーム部22は、側面視においてS字状に形成されている。第2フレーム部222は、下端部22aと、中間部22bと、上端部22cと、を含んでいる。第2フレーム部22の下端部22aは、湾曲形状に形成されており、第1フレーム部21の後端部に連結されている。第2フレーム部22の中間部22bは、下端部22aから斜め後上方に真っ直ぐに延びている。側面視において、第1フレーム部21に対する中間部22bの傾斜角度は、例えば、45度程度である。第2フレーム部22の上端部22cは、湾曲形状に形成されており、中間部22bに接続されている。
第3フレーム部23は、上端部22cから直線状に延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。第4フレーム部24は、第2フレーム部22の中間部22bから後方に延び、途中で後斜め上方へ湾曲され、第3フレーム部23の中間部に接続されている。
図1に示すように、電動二輪車1は、車体フレーム2に取り付けられた車体カバー8を含んでいる。車体カバー8は、ヘッドパイプ9を覆う前カバー25と、前カバー25の下部から後方に延びる下カバー26と、前カバー25の後方に配置された後カバー27と、を含んでいる。
前カバー25は、ステアリング軸10の一部及びヘッドパイプ9を取り囲み、且つダウンチューブ19を取り囲んでいる。下カバー26は、前カバー25の下部25aから後方に延びており、第1フレーム部21と、第2フレーム部22の下端部22aとを、下方及び左右両側方から覆っている。下カバー26上端部には、足載せ部28が配置されている。足載せ部28は、運転者が足を載せるために設けられており、略平坦に形成されている。
後カバー27は、全体として、下カバー26の後部26aから後斜め上方に延びた形状に形成されている。後カバー27は、第2フレーム部22のうち、下端部22aを除く領域を前方及び左右両側方から覆っている。また、後カバー27は、第3フレーム部23及び第4フレーム部24を、前方及び左右両側方から覆っている。
後カバー27の上方には、シート29が配置されている。電動二輪車1の走行中、シート29に座った運転者の足は、足載せ部28に載せられる。前後方向X1において、足載せ部28は、前カバー25の後面25bと、シート29の前端部29aとの間に配置されている。また、シート29は、第2フレーム部22の上方に配置され、且つ第3フレーム部23の一部の上方に配置され、且つ第4フレーム部24の一部の上方に配置されている。そして、シート29と、左右の一対の後カバー27と、によって囲まれた内部空間は、収容室Sを規定している。
図2に示すように、シート29は、第1ブラケット31及び支持ブラケット37によって支持されている。第1ブラケット31は、第2フレーム部22の中間部22bに取り付けられている。第1ブラケット31は、中間部22bから上向きに延びている。第1ブラケット31の上端部には、ヒンジ部38が設けられている。シート29は、このヒンジ部38を介して第1ブラケット31に支持されている。第1ブラケット31は、シート29を下方から支持している。シート29は、ヒンジ部38回りに回動することが可能となっている。
なお、ヒンジ部38を省略し、シート29を直接第1ブラケット31に固定してもよい。
なお、ヒンジ部38を省略し、シート29を直接第1ブラケット31に固定してもよい。
シート29の後部29bは、支持ブラケット37によって支持されている。支持ブラケット37は、車体フレーム2の第3フレーム部23に固定されており、第3フレーム部23から上向きに突出した形状とされている。
図3は、シート29を閉じた状態の収容室Sの前後方向における概略断面図である。
収容室Sは、仕切壁17により前後方向に区画されて、前方向に位置する第1収容室S1と、後方向に位置する第2収容室S2と、を有する。また、仕切壁17は、断面略L字状に形成されており、上下方向に延びて収容室Sを前後に隔てる側壁部17aと、この側壁部17aの上端部で前方向に延びる上壁部17bと、を有する。そして、上壁部17bは、第1収容室S1を上方向から覆っている。一方、第2収容室は、シート29が回動されたときに、上方に開口部30を有した開空間とされる。また、シート29の裏部には、第2収容室S2内に収容されて載置された可搬型充電器7の上部を保持するための押さえ部29cが設けられている。
収容室Sは、仕切壁17により前後方向に区画されて、前方向に位置する第1収容室S1と、後方向に位置する第2収容室S2と、を有する。また、仕切壁17は、断面略L字状に形成されており、上下方向に延びて収容室Sを前後に隔てる側壁部17aと、この側壁部17aの上端部で前方向に延びる上壁部17bと、を有する。そして、上壁部17bは、第1収容室S1を上方向から覆っている。一方、第2収容室は、シート29が回動されたときに、上方に開口部30を有した開空間とされる。また、シート29の裏部には、第2収容室S2内に収容されて載置された可搬型充電器7の上部を保持するための押さえ部29cが設けられている。
押さえ部29cは断面略逆L字形状に形成されて、係合段部29dが設けられている。この係合段部29dが、シート29が閉じられた状態において、可搬型充電器7の上部の所定の隅角部に係合して可搬型充電器7を支持する。
なお、押さえ部29cは可搬型充電器7の上部を押さえることができれば良く、例えば、クッション体等によって形成しても良い。
なお、押さえ部29cは可搬型充電器7の上部を押さえることができれば良く、例えば、クッション体等によって形成しても良い。
そして、第1収容室S1には、バッテリ6が左右一対の第2フレーム部22の間に位置するように収容されている。また、バッテリ6は、側面視において略矩形状に形成されており、前後方向X1の長さ(幅)よりも車両の上下方向Z1の長さ(高さ)が長くされている。そして、バッテリ6は、その上部6aが第1ブラケット31と支持ブラケット37との間に位置された状態で、後斜め上方に傾斜した姿勢に配置されており、車体フレーム2により固定支持されている(図2参照)。また、バッテリ6は、仕切壁17の上壁部17bにより上部6aが覆われているため、保守点検時以外の状態では容易に取り出せないようにされている。
第2収容室S2は、上部が開口部30とされる有底角筒形状に形成されている。そして、第2収容室S2には、バッテリ6を充電しない状態において、可搬型充電器7が載置されている。
なお、充電が行われる際には、可搬型充電器7は、第2収容室S2から車両外部に取り出されて、例えば、路面上に載置されて用いられる。
なお、充電が行われる際には、可搬型充電器7は、第2収容室S2から車両外部に取り出されて、例えば、路面上に載置されて用いられる。
可搬型充電器7は略箱形状に形成されている。可搬型充電器7は、充電器本体7aと、充電器本体7aの上部に設けられるハンドル部7bと、充電器本体7aの後側面部に設けられるケーブル格納部7cと、を備える。そして、可搬型充電器7は、図9に示すように、後述するレセプタクル53の接続口54に接続される充電用プラグ55と、電源に接続される電源プラグ62と、充電用プラグ55に接続する充電ケーブル57と、電源プラグ62に接続する電源ケーブル61と、を更に備えている。
また、図1に示すように、シート29の後方には、荷台45が配置されている。荷台45は、第3フレーム部23の上方に配置され、この第3フレーム部23に支持されている。荷台45の上方に、荷物を載せることが可能となっている。荷台45に載せられた荷物の荷重は、主に後輪4によって受けられる。
このように、荷台15、重量物であるバッテリ6、可搬型充電器7、荷台45は、前後方向X1に並んで配置されている。従って、荷台15及び荷台45に荷物を載せたときに、前後方向X1における電動二輪車1の荷重のバランスを、均等にすることができる。従って、荷台15及び荷台45に荷物を載せた状態でも、電動二輪車1の高い操縦性を維持することができる。
図4は、シート29を開いた状態の第2収容室S2を示す斜視図である。
ヒンジ部38でシート29を開く方向に回動させることにより、第2収容室S2の上方に開口した開口部30が開放される。また、ヒンジ部38でシート29を開くときと逆方向へ回動させて閉じることにより、開口部30が閉塞される。このように、シート29は、第2収容室S2を閉塞可能な蓋体とされている。シート29が開口部30を閉塞することにより、雨水や埃などが第2収容室S2内に浸入することが防止される。
ヒンジ部38でシート29を開く方向に回動させることにより、第2収容室S2の上方に開口した開口部30が開放される。また、ヒンジ部38でシート29を開くときと逆方向へ回動させて閉じることにより、開口部30が閉塞される。このように、シート29は、第2収容室S2を閉塞可能な蓋体とされている。シート29が開口部30を閉塞することにより、雨水や埃などが第2収容室S2内に浸入することが防止される。
第2収容室S2には、車両の右側に、接続ボックス51が設けられている。この接続ボックス51における左側の側壁52には、レセプタクル53が設けられている。レセプタクル53はバッテリ6と通電可能に接続されている。また、充電用プラグ55が可搬型充電器7から延びる充電ケーブル57に設けられている。このため、充電用プラグ55がレセプタクル53に嵌合されて電気的に接続されることにより、バッテリ6の充電が実行される(図9参照)。また、接続ボックス51の上壁58には、充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態を乗員に報知するためのLED照明部(報知手段の一例、照明部の一例)59が設けられている。そして、LED照明部59は、その嵌合状態を識別可能に報知するため、「赤」、「黄」、及び「緑」の三色を発光できるように構成されている。
図5は、第2収容室S2に設けられたレセプタクル53へ充電用プラグ55が接続された状態を示す斜視図である。
充電ケーブル57は、図5に示すように、レセプタクル53と充電用プラグ55とが接続される状態では、車両の左側を通過するように配置される。第2収容室S2の開口部30の縁部には、左側前方に、切欠き部63が形成されている。充電時には充電ケーブル57は、開口部30の切欠き部63を通過するように配置される。これにより、充電用プラグ55と可搬型充電器7とを接続する充電ケーブル57が外部から第2収容室S2の内部に引き込まれた状態で、シート29が第2収容室S2の開口部30を閉塞することができる。
充電ケーブル57は、図5に示すように、レセプタクル53と充電用プラグ55とが接続される状態では、車両の左側を通過するように配置される。第2収容室S2の開口部30の縁部には、左側前方に、切欠き部63が形成されている。充電時には充電ケーブル57は、開口部30の切欠き部63を通過するように配置される。これにより、充電用プラグ55と可搬型充電器7とを接続する充電ケーブル57が外部から第2収容室S2の内部に引き込まれた状態で、シート29が第2収容室S2の開口部30を閉塞することができる。
図6はレセプタクル53の外観を示す斜視図である。(a)は接続口54を閉じた状態を示し、(b)は接続口54を開いた状態を示している。
レセプタクル53は、合成樹脂等から形成されたハウジング71を備えている。このハウジング71に接続口54が形成されており、接続口54に後述する充電用プラグ55の接続部76が嵌合可能とされている。
レセプタクル53は、合成樹脂等から形成されたハウジング71を備えている。このハウジング71に接続口54が形成されており、接続口54に後述する充電用プラグ55の接続部76が嵌合可能とされている。
接続口54は、全体として扁平形状に形成されている。具体的には、充電用プラグ55の挿入方向D0に垂直な水平方向D1の寸法が、挿入方向及び水平方向に垂直な垂直方向D2の寸法よりも大きく形成された開口を有している。ハウジング71は、接続口54を形成する外周壁73の内部に複数のオス端子72を有している(図9参照)。
レセプタクル53のハウジング71には、外周壁73の周囲に張り出すフランジ部81が形成されている。このフランジ部81には、両側部に、取付孔82が形成されている。ハウジング71は、取付孔82に挿入されたねじ部材(図示略)が接続ボックス51の側壁52に設けられたねじ孔(図示略)に螺合されることにより、接続ボックス51の側壁52に固定される(図4参照)。
ハウジング71は、接続口54を形成する外周壁73の下方側の部分に、一対のガイド溝84を有している。これらのガイド溝84は、レセプタクル53のハウジング71における幅方向の左右両側に形成されている。これらのガイド溝84は、充電用プラグ55の挿入方向に沿って形成されている。また、レセプタクル53は、接続口54の開口を閉塞可能なリッド85を有している。
リッド85は、合成樹脂等から形成させる蓋体であり、平板部86を有している。リッド85は、平板部86における接続口54に対向する側(内面側)に周壁87を有している。周壁87は、レセプタクル53の接続口54をリッド85が閉塞した状態で、レセプタクル53のハウジング71の外周壁73に沿って延びている。
リッド85の下端部は、レセプタクル53のハウジング71における接続口54の下方側において、接続口54の長手方向に沿って設けられた支持軸39に連結されている(図10参照)。これにより、リッド85は接続口54の開口に対して支持軸39の周りを回動可能とされている。リッド85が支持軸39の周りを回動することにより、接続口54の開口がリッド85によって開閉される。
なお、リッド85を回動可能に支持する支持軸39には、コイルばね(不図示)が装着されており、リッド85を、接続口54を閉塞する向きに回動させる弾性力が常時付与されている。
なお、リッド85を回動可能に支持する支持軸39には、コイルばね(不図示)が装着されており、リッド85を、接続口54を閉塞する向きに回動させる弾性力が常時付与されている。
図6の(a)に示すように、リッド85における平板部86の前面には充電用プラグ55の抜脱方向(挿入方向D0と逆向き)に板状の突起支持部40が突出している。突起支持部40は平板部86と一体的に形成されており、リッド85と共に回動可能とされている。そして、突起支持部40の下面40aからは突起41が下方に突出している。
一方、リッド85の下方には、充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態を検出するための嵌合状態検出装置42が設けられている。嵌合状態検出装置42はボタン部43を有している。このボタン部43は、内蔵されたバネ等により第2収容室S2側に付勢された状態で所定位置に維持されている。また、リッド85の突起41は、リッド85が所定の開度以上開かれた状態で、嵌合状態検出装置42のボタン部43を押圧する寸法及び配置とされている。
図6の(b)に示すように、リッド85の周壁87の上端側は、爪部(抜け止め部)88とされている。また、爪部88を左右から挟むように一対のガイド凹部89が設けられている。また、リッド85の平板部86において、その一部が、周壁87よりも両側方へ突出される一対の鍔部86aとして形成されている。
図7は、充電用プラグ55の外観を示す斜視図である。(a)は上方から見た外観を、(b)は下方から見た外観を示している。
充電用プラグ55は、合成樹脂等から形成されたハウジング75を有している。そして、このハウジング75に接続部76が設けられており、レセプタクル53の接続口54に挿入可能とされている。接続部76は複数の端子収容部70を有している(図9参照)。
充電用プラグ55は、合成樹脂等から形成されたハウジング75を有している。そして、このハウジング75に接続部76が設けられており、レセプタクル53の接続口54に挿入可能とされている。接続部76は複数の端子収容部70を有している(図9参照)。
充電用プラグ55の接続部76も、レセプタクル53の接続口54と同様に扁平形状とされている。すなわち、充電用プラグ55の挿入方向D0に垂直な第1の方向D1の寸法が、当該挿入方向及び当該第1の方向に垂直な第2の方向D2の寸法よりも大きく形成されている。
レセプタクル53の接続口54へ充電用プラグ55の接続部76を挿し込むことで、各メス端子78に各オス端子72が挿し込まれ、両者が電気的に接続される(図9参照)。
図7の(a)に示すように、充電用プラグ55のハウジング75は、把持部121を有している。この把持部121の前端部に接続部76が設けられており、把持部121は、接続部76よりも周長が大きく形成されている。
接続部76と同様に、把持部121も扁平形状に形成されている。すなわち、充電用プラグ55の挿入方向D0に垂直な第1の方向D1の寸法が、当該挿入方向及び当該第1の方向に垂直な第2の方向の寸法D2よりも大きく形成されている。
なお、上述の説明における前後左右の表現はハウジング75における位置関係を示すために便宜上用いたに過ぎず、車体の前後左右方向と一致することを要するものではない。以降の説明についても同様である。
なお、上述の説明における前後左右の表現はハウジング75における位置関係を示すために便宜上用いたに過ぎず、車体の前後左右方向と一致することを要するものではない。以降の説明についても同様である。
図7の(b)に示すように、充電用プラグ55の裏面には、一対のガイド突条125を有するガイド部126が形成されている。ガイド部126は、把持部121の一部を含む接続部76の全長にわたって形成されている。ガイド部126のガイド突条125は、充電用プラグ55における幅方向の左右両側に形成されている。ガイド突条125は、レセプタクル53に対する挿入方向に沿って形成されている。ガイド突条125を有するガイド部126は把持部121側が僅かに膨出されて、その後部に係止後端面127が形成されている。
図8は、充電システムの概略構成図である。
図8に示すように、MCU(Machine Control Unit)90には、車両の速度を計測する車速センサなどの、車両に搭載されている種々のセンシング装置からのセンサ信号が入力されているとともに、電動モータ5、ヘッドランプ16、クラクション(電子音発生部の一例)91、及びLED照明部59などの駆動装置が通信可能に接続されている。MCU90は電動二輪車1の各要素を統合的に制御するものであり、車両の所定位置に設けられるパワーユニット(不図示)内に搭載されている。
図8に示すように、MCU(Machine Control Unit)90には、車両の速度を計測する車速センサなどの、車両に搭載されている種々のセンシング装置からのセンサ信号が入力されているとともに、電動モータ5、ヘッドランプ16、クラクション(電子音発生部の一例)91、及びLED照明部59などの駆動装置が通信可能に接続されている。MCU90は電動二輪車1の各要素を統合的に制御するものであり、車両の所定位置に設けられるパワーユニット(不図示)内に搭載されている。
また、電動モータ5、ヘッドランプ16、クラクション91、及びLED照明部59などの駆動装置には、MCU90からの命令に応じて駆動可能なように、電力線92を介してバッテリ6に接続されて電力が供給されている。そして、嵌合状態検出装置42にも、電力線92を介して電力が供給されている。
なお、図8は説明の便宜上、電動モータ5を直接駆動する駆動制御装置などの、種々の制御装置、そして、センシング装置、記録装置などについては図示を省略している。
なお、図8は説明の便宜上、電動モータ5を直接駆動する駆動制御装置などの、種々の制御装置、そして、センシング装置、記録装置などについては図示を省略している。
また、電動二輪車1は、BMS(Battery Management System)103を更に備えている。BMS103は、電力線105及び通信線111を介してバッテリ6と接続されており、バッテリ6との通電を制御する通電制御部として機能している。また、BMS103はMCU90と通信線119を介して接続されて互いに通信可能とされている。更に、BMS103とレセプタクル53は、通信線113により接続されて互いに通信可能とされている。また、通信線113の途中には、嵌合状態検出装置42が電気的に配置されている。
嵌合状態検出装置42は、ボタン部43(図6、図10参照)、スイッチ回路(不図示)、記憶装置(不図示)、及び判定器(不図示)を有している。そして、嵌合状態検出装置42は、ボタン部43の押圧の有無に応じて、具体的には、押圧がある場合にはボタン部43のオン信号を、ない場合にはオフ信号を検出するように構成されている。また、嵌合状態検出装置42は、これら信号を時系列データとして記憶装置に保持して、その時系列データに基づき判定器によって、レセプタクル53と充電用プラグ55の嵌合状態を判定し、その判定結果をBMS103に通信線113を通じて出力する。
なお、嵌合状態検出装置42の記憶装置では、所定周期で内部データが完全消去される。
なお、嵌合状態検出装置42の記憶装置では、所定周期で内部データが完全消去される。
充電用プラグ55に接続される充電ケーブル57は、電力線115、通信線116及び接続検知線117を有しており、可搬型充電器7に接続されている。可搬型充電器7には電源ケーブル61が接続されており、そして、電源ケーブル61にはその端部に電源に接続可能な電源プラグ62が設けられている。
レセプタクル53に充電用プラグ55が接続されると、電力線106,115同士が電気的に接続され、可搬型充電器7からバッテリ6への充電経路が形成される。また、通信線113,116同士が電気的に接続され、可搬型充電器7とBMS103間の通信経路が形成される。更に、接続検知線114,117同士が電気的に接続され、充電用プラグ55とレセプタクル53との電気的な接続状態を検知可能な回路が形成される。
また、レセプタクル53に、充電用プラグ55とは別の部品が嵌合されて接続されると、接続検知線114に異なったものが接続される、或いは未接続の状態となり、電気的な接続状態を検知可能な回路が形成されないことになる。このため、BMS103では、異常な状態であるとして、このようなエラー状態では動作しないように報知条件が設定されている。
正常な通信経路が形成されると、BMS103は、次に嵌合状態検出装置42からの出力信号に基づき充電可能な接続状態か否かを判定する。その判定の結果、BMS103は、充電可能な、充電用プラグ55とレセプタクル53とが完全な嵌合状態であると判定する場合には、バッテリ6の充電を開始するとともに、その判定結果をMCU90に出力する。
そして、MCU90は、BMS103から出力された判定結果に基づき、LED照明部59に「緑」の発光を行うように命令する。LED照明部59はこの命令に基づき「緑」の発光を行い、乗員に対し、充電用プラグ55とレセプタクル53が所定の嵌合位置まで嵌合した完全嵌合状態であること、及びバッテリ6の充電が開始されたことを報知する。
一方、嵌合状態検出装置42が、充電用プラグ55がレセプタクルに挿入される前の非嵌合状態、又は完全嵌合状態と非嵌合状態との間の状態である中途嵌合状態であると検出した場合には、BMS103は嵌合状態検出装置42からの出力信号に基づき、非嵌合状態、又は中途嵌合状態であることをMCU90に出力する。また、レセプタクル53に、充電用プラグ55とは別の部品が嵌合されて接続された場合にも、BMS103は非嵌合状態であることをMCU90に出力する。
そして、MCU90は、BMS103から出力された判定結果に基づき、LED照明部59に非嵌合状態の場合には「赤」の発光を、そして中途嵌合状態の場合には「黄」の発光を行うように命令する。LED照明部59は、乗員に対し、嵌合状態が不良であることを報知して、充電用プラグ55とレセプタクル53との接続をやり直すように促す。
図9は、電動二輪車1と可搬型充電器7の間の配線を模式的に示す図である。
レセプタクル53は、配線56を介してバッテリ6に接続されている。また、レセプタクル53に接続される充電用プラグ55は、充電ケーブル57に接続されている。充電ケーブル57は、可搬型充電器7に接続されている。また、可搬型充電器7には電源ケーブル61が接続されており、電源ケーブル61には電源プラグ62が接続されている。そして、電源プラグ62が電源に接続されて、これにより、レセプタクル53に充電用プラグ55が接続された状態で正常であれば、電源からの電力が可搬型充電器7を介してバッテリ6に給電され、バッテリ6が充電されることになる。
レセプタクル53は、配線56を介してバッテリ6に接続されている。また、レセプタクル53に接続される充電用プラグ55は、充電ケーブル57に接続されている。充電ケーブル57は、可搬型充電器7に接続されている。また、可搬型充電器7には電源ケーブル61が接続されており、電源ケーブル61には電源プラグ62が接続されている。そして、電源プラグ62が電源に接続されて、これにより、レセプタクル53に充電用プラグ55が接続された状態で正常であれば、電源からの電力が可搬型充電器7を介してバッテリ6に給電され、バッテリ6が充電されることになる。
レセプタクル53に設けられた複数のオス端子72は、ハウジング71の基部71aから接続口54へ向かって延びるように、ハウジング71に支持されている。これらのオス端子72は、ハウジング71の扁平形状の長手方向(上記第1の方向)に間隔をあけて一列に配列されている。ハウジング71には隔壁部74が形成されており、各オス端子72を絶縁している。
具体的には、ハウジング71の長手方向の一端側から順に、正極端子72a、第1通信端子72b、第2通信端子72c、接続確認端子72d、アース端子72e及び負極端子72fを含んで配置されている。そして、正極端子72aと負極端子72fの間に第1通信端子72b、第2通信端子72c、接続確認端子72d、及びアース端子72eが配置されている。
正極端子72a及び負極端子72fは、図8に示すように、電動二輪車1に搭載されたバッテリ6の電源線106に接続されている。第1通信端子72b及び第2通信端子72cは、通信線113に接続されている。接続検知端子72dは、接続検知線114に接続されている。アース端子72eは、電動二輪車1のアース線131に接続されている。
接続部76の複数の端子収容部70は、図9に示すように、扁平形状のハウジング75の長手方向(すなわち、第1の方向D1)に沿って配列されている。それぞれの端子収容部70の間には、レセプタクル53のハウジング71に形成された隔壁部74が挿入可能なスリット77が形成されている。各端子収容部70には、メス端子78が収容されている。すなわち、接続部76の内部において複数のメス端子78が扁平形状の長手方向に一列に配列されている。
具体的には、ハウジング75の長手方向の一端側から順に、正極端子78a、第1通信端子78b、第2通信端子78c、接続確認端子78d、アース端子78e、及び負極端子78fを含んで配置されている。そして正極端子78aと負極端子78fの間に第1通信端子78b、第2通信端子78c、接続確認端子78d、及びアース端子78eが配置されている。
正極端子78a及び負極端子78fは、図8に示すように、可搬型充電器7の電源線115に接続されている。第1通信端子78b及び第2通信端子78cは、通信線116に接続されている。接続検知端子78dは、接続検知線117に接続されている。アース端子78eは、可搬型充電器7のアース線132に接続されている。
図10から図12は、充電用プラグ55とレセプタクル53が嵌合していく過程と嵌合した状態を説明するためのす左側面図である。バッテリ6の充電方法、そして、充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態の識別及び報知方法について図10から図12を参照しながら、説明する。
バッテリ6の充電が行なわれる際には、まず、車両の所定箇所に設けられる充電モード切替スイッチ(不図示)が押されて、電動二輪車1が充電モードとされる。充電モードにされた後に、図4に示すように、電動二輪車1のシート29がヒンジ部38で回動されて第2収容室S2が開放されて、可搬型充電器7が第2収容室S2から車両外部に取り出されて、路面上に載置される。
バッテリ6の充電が行なわれる際には、まず、車両の所定箇所に設けられる充電モード切替スイッチ(不図示)が押されて、電動二輪車1が充電モードとされる。充電モードにされた後に、図4に示すように、電動二輪車1のシート29がヒンジ部38で回動されて第2収容室S2が開放されて、可搬型充電器7が第2収容室S2から車両外部に取り出されて、路面上に載置される。
そして、可搬型充電器7の充電用プラグ55が把持されて、第2収容室S2へ導かれ(図5参照)、図10)に示すように、充電用プラグ55の裏面がリッド85の爪部88に当接される。このとき、充電用プラグ55の裏面のガイド突条125が爪部88のガイド凹部89に嵌まることにより、充電用プラグ55がレセプタクル53に対して正しい位置に位置される(図6及び図7参照)。
また、このときには、充電用プラグ55がレセプタクル53に接続されておらず、充電用プラグ55とレセプタクル53とは非嵌合状態である。非嵌合状態では、リッド85の突起41は、未だ嵌合状態検出装置42のボタン部43を押圧していない。このため、嵌合状態検出装置42はボタン部43のオフ信号を検出して、この信号の結果を時系列データとして記憶装置に保持する。そして、嵌合状態検出装置42は、記憶装置の保持されている信号がオフ信号のままであれば非嵌合状態であると判定器によって判定し、その判定結果をBMS103に出力する。BMS103はMCU90にその判定結果を出力し、MCU90は、LED照明部59に対し、「赤」を発光するように命令する(図8参照)。
ここで、レセプタクル53に、充電用プラグ55とは別の部品が嵌合されて接続されると、BMS103は、異常な接続であるとして、この場合にも非嵌合状態としてMCU90に出力する。
次に、図10に示す状態から、充電用プラグ55を更に押し下げると、リッド85が更に回動されて接続口54が完全に開放されて、充電用プラグ55の接続部76とレセプタクル53の接続口54とが対向する。そして、リッド85の突起41が、嵌合状態検出装置42のボタン部43と対向する位置に配置される。
そして、図11に示すように、充電用プラグ55の接続部76がレセプタクル53の接続口54内に挿入されると、挿入操作が進行するにつれてリッド85の爪部88が当接している充電用プラグ55のガイド突条125の厚みが増していく。その結果、爪部88を介してリッド85がさらに開かれる方向に回動される。
リッド85が所定の開度だけ開かれると、リッド85の突起41がボタン部43を押圧して押し込み状態になり、このとき、嵌合状態検出装置42がボタン部43のオン信号を検出する。これにより、嵌合状態検出装置42は、この信号の結果を時系列データとして記憶装置に保持する。そして、嵌合状態検出装置42は、記憶装置に保持されている信号がオフ信号からオン信号に切り替えられたことを探知することにより、中途嵌合状態であると判定器によって判定し、その判定結果をBMS103に出力する。BMS103はMCU90にその判定結果を出力し、MCU90は、LED照明部59に対し、「黄」を発光するように命令する(図8参照)。
そして、図12に示すように、充電用プラグ55の接続部76がレセプタクル53の接続口54内において完全嵌合位置に到達すると、リッド85の爪部88が充電用プラグ55のガイド突条125に当接している状態が解除され、ガイド突条125の係止後端面127に係止する。これにより、リッド85は、支持軸39に設けられるコイルばねの弾性力によって閉じる方向に回動される。
その結果、リッド85の突起41によるボタン部43の押し込み状態が解除され、嵌合状態検出装置42はボタン部43のオフ状態を検出する。これにより、嵌合状態検出装置42は、この信号の結果を時系列データとして記憶装置に保持する。そして、嵌合状態検出装置42は、記憶装置に保持されている信号がオフ信号からオン信号に、更にオン信号からオフ信号に切り替えられたことを探知するにより、完全嵌合状態であると判定器によって判定し、その判定結果をBMS103に出力する。BMS103はMCU90にその判定結果を出力し、MCU90は、LED照明部59に対し、「緑」を発光するように命令する(図8参照)。
なお、嵌合状態検出装置42の記憶装置は所定の周期で内部データを完全消去するので、嵌合状態検出装置42の判定器が誤判定するのを防止することができる。また、嵌合状態検出装置42は、完全嵌合状態を一旦検出した後、接続検知線114,117が互いに電気的に接続されている限りは、記憶装置の内部データが完全消去されていても、完全嵌合状態であると判定するように構成されている。
なお、嵌合状態検出装置42の記憶装置は所定の周期で内部データを完全消去するので、嵌合状態検出装置42の判定器が誤判定するのを防止することができる。また、嵌合状態検出装置42は、完全嵌合状態を一旦検出した後、接続検知線114,117が互いに電気的に接続されている限りは、記憶装置の内部データが完全消去されていても、完全嵌合状態であると判定するように構成されている。
そして、BMS103は、充電用プラグ55とレセプタクル53とが完全嵌合状態であり、且つ接続検知線114,117が互いに電気的に接続されていると判定した上で、BMS103は、レセプタクル53とバッテリ6とを通電させる。これにより、バッテリ6への充電が開始される。
そして、充電が完了したら、充電用プラグ55の把持部121が把持されて、レセプタクル53から抜かれる。このとき、図11に示すように、爪部88のガイド突条125の係止後端面127に対する係止が解除されると、リッド85が開く方向に回動される。充電用プラグ55がレセプタクル53から完全に引き抜かれると、レセプタクル53の接続口54はリッド85によって閉塞される。その後、第2収容室S2から充電用プラグ55が取り出され、シート29が閉じる方向に回動されて第2収容室S2の開口部30が閉塞される。第2収容室S2がシート29で塞がれることにより、第2収容室S2への雨水や埃の浸入が防止されるため、レセプタクル53は、シート29及びリッド85によって二重に保護されることになる。
以上説明したように、本実施形態に係る鞍乗型電動車両である電動二輪車1によれば、嵌合状態検出装置42、LED照明部59、MCU90、及びBMS103が嵌合状態を報知する報知手段として一体的に連携して機能する。そして、報知手段としての、これら装置42,59,90,103が車両本体に設けられ、且つ、これら装置42,59,90,103はバッテリ(車両用バッテリの一例)6の電力により作動する。そのため、これら装置42,59,90,103が電源に接続されているか否かに関係なく、これら装置42,59,90,103を報知手段として動作させることができる。従って、暗がりの中で可搬型充電器7を用いて充電作業をする場合であっても、充電用プラグ55がレセプタクル53に対して完全に嵌合したか否かを確実に確認することができる。
また、本実施形態に係る鞍乗型電動車両である電動二輪車1によれば、報知手段としての嵌合状態検出装置42に基づき、完全嵌合状態と非嵌合状態と中途嵌合状態とをそれぞれ識別可能に報知する。そのため、充電作業者に対して嵌込作業の経過状態を報知し、確実に完全嵌合状態まで嵌め込むように促すことができる。
また、本実施形態に係る鞍乗型電動車両である電動二輪車1によれば、報知手段としてのBMS103において、予め想定されるエラー状態(レセプタクル53に充電用プラグ55とは別の部品が嵌合される状態等)では動作しないように報知条件を設定することで、報知手段としての嵌合状態検出装置43、LED照明部59、MCU90、及びBMS103による報知結果の信頼性を高めることができる。
また、本実施形態に係る鞍乗型電動車両である電動二輪車1によれば、LED照明部59(照明部の一例)を用いて嵌合状態を報知するため、充電作業者は視覚的に嵌合状態を確認することができる。
次に、上述の実施形態に係る一変形例について図8を参照しながら説明する。
本変形例では、報知手段として、車両の所定場所に既設されているクラクション91を用いる。すなわち、MCU90は、充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態に関する判定結果に基づき、LED照明部59のみならず、クラクション91にも同様に嵌合状態に応じたクラクション音を出力するように命令する。クラクション91は、非完全状態の場合には、周期が短い、断続的な音を継続して出力する。中途嵌合状態の場合には、周期が比較的長い、断続的な音を継続して出力する。そして、完全嵌合状態の場合には、2回の比較的大きな音を出力して静音状態となり、充電用プラグ55とレセプタクル53との接続が完了したことを乗員に報知する。
その他の構成について上述の実施形態と同様である。
本変形例では、報知手段として、車両の所定場所に既設されているクラクション91を用いる。すなわち、MCU90は、充電用プラグ55とレセプタクル53との嵌合状態に関する判定結果に基づき、LED照明部59のみならず、クラクション91にも同様に嵌合状態に応じたクラクション音を出力するように命令する。クラクション91は、非完全状態の場合には、周期が短い、断続的な音を継続して出力する。中途嵌合状態の場合には、周期が比較的長い、断続的な音を継続して出力する。そして、完全嵌合状態の場合には、2回の比較的大きな音を出力して静音状態となり、充電用プラグ55とレセプタクル53との接続が完了したことを乗員に報知する。
その他の構成について上述の実施形態と同様である。
以上説明したように、本変形例によれば、クラクション(電子音発生部の一例)91を用いて嵌合状態を報知するため、充電作業者は聴覚的に嵌合状態を確認することができる。
また、本変形例によれば、LED照明部59とクラクション91とを同時に嵌合状態を報知するため、充電作業者は視覚と聴覚を用いて確実に嵌合状態を確認することができる。
上記の実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
例えば、上述の実施形態では、報知手段としての嵌合状態検出装置42、LED照明部59、MCU90、及びBMS103がバッテリに接続される例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、これら装置が補助バッテリに接続されていても良い。また、報知手段としての嵌合状態検出装置42、LED照明部59、MCU90、及びBMS103は、少なくとも車両側のバッテリを用いれば良く、外部の電源を併用しても良い。
また、上述の実施形態では照明部として第2収容室内の接続ボックスに設けられるLED照明部を用いる例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、電動二輪車に既設されているヘッドランプ又はテールランプを用いても良い。また、上述の実施形態に係る変形例では、電子音発生部としてクラクションを用いる例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、電動二輪車に既設され、歩行者に対し車両の存在を知らせるために用いられているスピーカーを本発明に係る電子音発生部として用いても良い。
また、上述の実施形態では、第2収容室が車両の上方に向かって開口する開口部を有する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。開口部を車両の前方又は後方に向かって開口するようの第2収容室を形成しても良い。また、上述の実施形態では、可搬型充電器を収容する第2収容室がシートの下に設けられる例を挙げて説明したが、可搬型充電器を収容できれば車両の他の箇所に設けても良い。
また、上述の実施形態では、レセプタクル53を第2収容室内に設ける例を説明したがこれに限らず、別の収容室を車両の側面等に形成してレセプタクルを収容しても良い。
また、レセプタクルとバッテリの通電を制御する通電制御部としての機能は、必ずしもBMS単体により担われることを要しない。電動二輪車に搭載され、制御機能を有するCCU(Cell Control Unit)やMCU(Machine Control Unit)の少なくとも一方に、当該通電制御部としての機能の少なくとも一部を担わせることができる。
また、報知手段として接続ボックスにLED照明部を用いる場合は、CCUやMCUやBMS等の制御機能を用いずに、嵌合状態検出装置のボタン部をLED照明部の照明内容を切り替えるスイッチとして構成しても良い。
また、上述の実施形態では、電動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明は、鞍乗型の車両であれば、電動三輪車等の電動二輪車以外に適用しても良い。
1:電動二輪車(鞍乗型電動車両の一例)、6:バッテリ、7:可搬型充電器、29:シート(蓋の一例)、30:開口部、42:嵌合状態検出装置(報知手段の一例)、53:レセプタクル、54:接続口、55:充電用プラグ、57:充電ケーブル、59:LED照明部(報知手段の一例、照明部の一例)、61:電源ケーブル、62:電源プラグ、90:MCU(報知手段の一例)、91:クラクション(報知手段の一例、電子音発生部の一例)、103:BMS(報知手段の一例)、S:収容室、S1:第1収容室、S2:第2収容室(収容室の一例)
Claims (6)
- 車両本体に設けられた車両用バッテリと、
前記車両用バッテリに接続されるレセプタクルと、
前記レセプタクルに接続される充電用プラグと電源に接続される電源プラグとを有し、前記車両本体に設けられた収容室に収容可能な可搬型充電器と、
前記車両本体に設けられ、前記充電用プラグと前記レセプタクルの嵌合状態を報知する報知手段と、
を備え、
前記報知手段は、前記車両用バッテリの電力により作動する鞍乗型電動車両。 - 前記報知手段は、前記充電用プラグと前記レセプタクルが所定の嵌合位置まで嵌合した完全嵌合状態と、前記充電用プラグが前記レセプタクルに挿入される前の非嵌合状態と、前記完全嵌合状態と前記非嵌合状態との間の状態である中途嵌合状態とをそれぞれ識別可能に報知する請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記報知手段は、予め設定された報知条件を満たす場合、前記嵌合状態を報知する請求項1または2に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記報知手段は、前記車両本体に設けられた照明部を用いて嵌合状態を報知する請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記報知手段は、前記車両本体に設けられた電子音発生部を用いて嵌合状態を報知する請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
- 前記報知手段は、前記車両に設けられた照明部と、前記車両本体に設けられた電子音発生部とを有し、前記照明部と前記電子音発生部とを同時に用いて嵌合状態を報知する請求項1から3いずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
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JP2011280769A JP2013129345A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 鞍乗型電動車両 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011280769A JP2013129345A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 鞍乗型電動車両 |
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2011
- 2011-12-22 JP JP2011280769A patent/JP2013129345A/ja active Pending
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