JP2013124882A - レーザレーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】今回サンプリングの受信信号dの信号強度が前回サンプリングの受信信号dの信号強度より低ければ、今回サンプリングの受信信号dの信号強度と受信時刻を用いて、伝搬経路上の媒質を起因とするレーザ光のエネルギーの減衰係数gを算出する距離減衰推定回路10と、その減衰係数gを用いて、受信信号dの信号強度を補償するゲイン回路11とを設ける。
【選択図】図1
Description
このように、ゲート回路を開く周期を長くすることで、反射光の受光信号量が増大するため、閾値判定部が信号強度と閾値を比較して、測定対象物からの反射光の受信信号を抽出する際、誤って雑音要因からの反射光の受信信号を抽出する確率を低減することができる。
このため、測定対象物までの経路上に、海中におけるマリンスノーや、大気中における雨、雪、あられなどの比較的粒径が大きい雑音要因が存在する環境、あるいは、レーザ光の伝搬経路上の媒質で後方散乱光が発生する環境では、図10に示すように、雑音要因からの反射光の信号強度や、後方散乱光の信号強度レベルが、測定対象物からの反射光の信号強度よりも大きくなる。
図1はこの発明の実施の形態1によるレーザレーダ装置を示す構成図である。
図1において、レーザ光出力部1はレーザドライバ2及びレーザ発振器3から構成されており、パルス発振トリガ信号cを出力するとともに、そのパルス発振トリガ信号cに同期して、パルス状のレーザ光を発振する処理を実施する。
レーザドライバ2は送信光学系4から1パルスのレーザ光を照射させる際、パルス発振トリガ信号cをレーザ発振器3、信号強度補償部8及び画像処理部12に出力する処理を実施する。
レーザ発振器3はレーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受ける毎に、1パルスのレーザ光を送信光学系4に出力する発振器である。
レーザ光受信部5は受信光学系6と受光器7から構成されており、受信光学系6は送信光学系4から照射されたのち、測定対象物により反射されたレーザ光の反射光を受信する処理を実施する。
受光器7は受信光学系6により受信された反射光を電気信号に変換し、その電気信号である受信信号dを信号強度補償部8に出力する処理を実施する。
サンプリング回路9は受光器7から出力された受信信号dをA/D変換して、ディジタルの受信信号dであるサンプリングデータfを距離減衰推定回路10に出力する処理を実施する。
また、距離減衰推定回路10は内部メモリに保存しているサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度と受信時刻を用いて、伝搬経路上の媒質を起因とするレーザ光のエネルギーの減衰係数gを算出する処理を実施する。
なお、サンプリング回路9及び距離減衰推定回路10から減衰係数算出手段が構成されている。
距離・強度検出回路13はゲイン回路11により信号強度が補償された受信信号eの中から、測定対象物に係る受信信号を抽出し、その受信信号に対応するレーザ光の送信時刻Ttxと、その受信信号の受信時刻Trxとの時刻差ΔTから、測定対象物までの距離Lを導出する処理を実施する。なお、距離・強度検出回路13は距離導出手段を構成している。
レーザレーダ装置がコンピュータで構成されている場合、レーザ光出力部1、送信光学系4、レーザ光受信部5、信号強度補償部8及び画像処理部12の処理内容が記述されているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図2において、クロック回路21は所定の時間周期のパルス信号aを出力する処理を実施する。
A/D変換回路22はクロック回路21から出力されるパルス信号aに同期して、受光器7から出力されたアナログの受信信号dをA/D変換し、ディジタルの受信信号dであるサンプリングデータfを距離減衰推定回路10に出力する処理を実施する。
図3において、クロック回路31はレーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受けると、所定の時間周期のパルス信号を出力する処理を実施する。
時間計測回路32はクロック回路31から出力されたパルスの数をカウントすることで、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時点(≒送信光学系4からレーザ光が放射された時点)からの経過時間を計測する処理を実施する。
対数演算回路35は内部メモリ34により格納されているサンプリングデータfの中から、付与されている番号が小さい順にサンプリングデータfを2つずつ取り出し、2つのサンプリングデータfのうち、番号が小さい方のサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度で、番号が大きい方のサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度を除算し、その除算結果の対数を演算する処理を実施する。
平均演算回路37は除算回路36により2つのサンプリングデータf間の減衰係数αが算出される毎に、それらの減衰係数αの平均値を算出する処理を実施する。なお、平均演算回路37により算出される減衰係数αの平均値は、レーザ発振器3から1パルスのレーザ光が出力される時間中の減衰係数αの平均を示す値となる。
移動平均演算回路39は内部メモリ38により格納されている減衰係数αの平均値に対する移動平均処理を実施し、移動平均処理後の減衰係数αを減衰係数gとしてゲイン回路11に出力する処理を実施する。
なお、図6はこの発明の実施の形態1によるレーザレーダ装置の距離減衰推定回路10の処理内容を示すフローチャートである。
図4において、クロック回路41はレーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受けると、所定の時間周期のパルス信号を出力する処理を実施する。
バイアス演算回路42はクロック回路41から出力されたパルスの数をカウントすることで、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時点(≒送信光学系4からレーザ光が放射された時点)からの経過時間を計測し、その経過時間と距離減衰推定回路10により算出された減衰係数gを用いて、可変利得回路43に与えるバイアスVを算出する処理を実施する。
可変利得回路43はバイアス演算回路42により算出されたバイアスVを受光器7から出力された受信信号dに印加することで、その受信信号dの信号強度を補償し、強度補償後の受信信号eを距離・強度検出回路13に出力する処理を実施する。
図5において、クロック回路51はレーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受けると、所定の時間周期のパルス信号を出力する処理を実施する。
ピーク検出回路52はクロック回路51から出力されたパルス信号の入力タイミングで動作を開始して、一定時間後に放電するピークホールド回路であり、ゲイン回路11により信号強度が補償された受信信号eの中のピーク値を検出する処理を実施する。
時間計測回路54はクロック回路51から出力されたパルスの数をカウントすることで、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時点(≒送信光学系4からレーザ光が放射された時点)からの経過時間を計測する処理を実施する。
内部メモリ55はピーク検出回路52により検出されたピーク値を時間情報と一緒に格納する記録媒体である。
距離演算回路57は強度検出回路56から出力された時刻情報が示す経過時間からレーザ光の送信時刻Ttxと、そのピーク値の受信時刻Trxとの時刻差ΔTを把握し、その時刻差ΔTから、測定対象物までの距離Lを導出する処理を実施する。
まず、レーザ光出力部1のレーザドライバ2は、送信光学系4から1パルスのレーザ光を照射させる際、パルス発振トリガ信号cをレーザ発振器3、信号強度補償部8及び画像処理部12に出力する。
レーザ光出力部1のレーザ発振器3は、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受ける毎に、1パルスのレーザ光を送信光学系4に出力する。
また、送信光学系4は、そのビームスキャナのスキャン角度を画像処理部12に出力する。
このとき、送信光学系4によるレーザ光の送信方向に測定対象物が存在していれば、送信光学系4が1パルスのレーザ光を送信する毎に、測定対象物による当該レーザ光の反射光が戻ってくる。
受光器7は、受信光学系6が反射光を受信すると、その反射光を電気信号に変換し、その電気信号である受信信号dをサンプリング回路9及びゲイン回路11に出力する。
即ち、サンプリング回路9のクロック回路21は、所定の時間周期のパルス信号aをA/D変換回路22に出力する。
サンプリング回路9のA/D変換回路22は、受光器7から受信信号dを受けると、クロック回路21から出力されるパルス信号aに同期して、その受信信号d(アナログの受信信号)をA/D変換し、ディジタルの受信信号dであるサンプリングデータfを距離減衰推定回路10に出力する。
以下、図6を参照しながら、距離減衰推定回路10の処理内容を具体的に説明する。
時間計測回路32は、クロック回路31から出力されたパルスの数をカウントすることで、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時点(≒送信光学系4からレーザ光が放射された時点)からの経過時間を計測する。
フィルタ回路33は、今回取り込んだサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度が、前回取り込んだサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度より高い場合、今回取り込んだサンプリングデータfを破棄する(ステップST3)。
このようにサンプリングデータfを破棄することで、減衰係数の推定に影響を及ぼす異常な信号強度を有する受信信号を排除することが可能になる。
そして、フィルタ回路33は、信号入力順の番号を時間情報付のサンプリングデータfに付与して内部メモリ34に保存する(ステップST5)。
It2/It1=exp(−α×c×(t2−t1)) (1)
距離減衰推定回路10では、下記に示すように、式(1)を利用して、減衰係数αを算出する。
ここでは、説明の便宜上、1番小さいサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度をIt1、2番目に小さいサンプリングデータfが示す受信信号dの信号強度をIt2とする。
D=It2/It1
また、対数演算回路35は、その除算結果Dの対数を演算する。
E=log(D)
ここで、対数演算回路35の演算結果Eは、式(1)より、下記のように表される。
E=log(It2/It1)=−α×c×(t2−t1)
α=−E/(c×(t2−t1))
フィルタ回路33、対数演算回路35、除算回路36及び平均演算回路37の処理は、1パルスのレーザ光が出力されている間、繰り返し実施される。
これにより、平均演算回路37により算出される減衰係数αの平均値は、レーザ発振器3から1パルスのレーザ光が出力される時間中の減衰係数αの平均を示す値となる。
対数演算回路35は、減衰係数αの平均値を内部メモリ38に格納する(ステップST7)。
これにより、環境が時間的に変化しても常に最新の減衰係数を取り込むことができるため、環境の変化に追従することが可能になる。
また、移動平均演算回路39が移動平均処理後の減衰係数gをゲイン回路11に出力しているので、減衰係数αが大きく変化しても、ゲイン回路11に与える減衰係数gの変化を緩和して、急激な制御の変動を防止することができる。
即ち、ゲイン回路11のクロック回路41は、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cを受信すると、その受信タイミングを起点として、所定の時間周期のパルス信号をバイアス演算回路42に出力する。
そして、バイアス演算回路42は、下記の式(2)に示すように、その経過時間tと距離減衰推定回路10により算出された減衰係数gを用いて、可変利得回路43に与えるバイアスVを算出する。
V=g×c×t/β (2)
ただし、cは光速、βは可変利得回路43のバイアス当りの利得変化量である。
なお、ゲイン回路11では、レーザ発振器3から1パルスのレーザ光が送信されるタイミング毎に、距離減衰推定回路10により新たに算出された減衰係数gを用いて、受光器7から出力された受信信号dの信号強度を補償している。
ここで、図7は伝搬損失分の強度補償前後の受信信号を示す説明図である。
図7からも明らかなように、レーザの伝搬距離に依存している強度損失が補償されるため、反射光の信号強度を、送信したレーザ光を反射する物質の反射率のみに依存している信号強度に変換することが可能になる。
以下、距離・強度検出回路13の処理内容を具体的に説明する。
時間計測回路54は、クロック回路51から出力されたパルスの数をカウントすることで、レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時点(≒送信光学系4からレーザ光が放射された時点)からの経過時間tを計測する。
コンパレータ53は、図7(b)に示すように、測定対象物に係る受信信号と不要信号を仕分けるための閾値が設定されており、ピーク検出回路52により検出されたピーク値と閾値を比較する。
コンパレータ53は、ピーク検出回路52により検出されたピーク値が閾値より大きければ、そのピーク値は測定対象物に係る受信信号であると判断し、そのピーク値を時間計測回路54により計測された経過時間tを示す時間情報と一緒に内部メモリ55に保存する。
距離演算回路57は、強度検出回路56からピーク値に対応する時刻情報を受けると、その時刻情報が示す経過時間tからレーザ光の送信時刻Ttxと、そのピーク値の受信時刻Trxとの時刻差ΔTを把握する。
即ち、距離演算回路57は、時間計測回路54により計測される経過時間が0の時刻(レーザドライバ2からパルス発振トリガ信号cが出力された時刻)をレーザ光の送信時刻Ttxと認識し、その送信時刻Ttxから経過時間tを加えた時刻(Ttx+t)をピーク値の受信時刻Trxと認識して、レーザ光の送信時刻Ttxとピーク値の受信時刻Trxとの時刻差ΔTを把握する。
距離演算回路57は、その時刻差ΔTと光速cから、測定対象物までの距離Lを導出し、その距離Lを画像処理回路14に出力する。
L=c×ΔT
信号強度Sと距離Lから測定対象物を画像化する技術自体は公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
これにより、閾値を可変にしても取り除くことができなかった雑音要因からの反射信号を排除することができるようになり、安定した測定対象物からの信号検出及び測距を行うことが可能になる。
この場合、コンパレータ53が使用する閾値を調整しても、複数のピーク値が閾値より大きくなることがある。
しかし、測定対象物は、雑音要因よりも必ず後方に存在しているため、1回のパルスレーザ光の送信で、最後に得られたピーク値が測定対象物に係る受信信号となる。
これにより、伝搬経路上の雑音要因からの反射率が高いために、複数のピーク値が閾値より大きくなる場合でも、測定対象物までの距離Lを正確に導出することができる効果を奏する。
上記実施の形態1では、サンプリング回路9がクロック回路21とA/D変換回路22から構成されているものを示したが、サンプリング回路9は他の構成であってもよい。
図8はこの発明の実施の形態2によるレーザレーダ装置のサンプリング回路9を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ゲート回路61はクロック回路21からパルス信号を受ける毎に、受光器7により変換された電気信号である受信信号dを与えるマルチチャンネルA/D回路62のセルを順次切り替える処理を実施する。
マルチチャンネルA/D変換回路62は複数のセル(各セルは、A/D変換機能を備えている)を有しており、ゲート回路61から受信信号dを与えられたセルがA/D変換処理を実施して、ディジタルの受信信号であるサンプリングデータfを出力する処理を実施する。
この実施の形態2では、マルチチャンネルA/D変換回路62が複数のセルを有し、ゲート回路61がクロック回路21から出力されるパルス信号を複数のセルに分散するため、個々のセルについては、低速でA/D変換処理を行っても、上記実施の形態1のサンプリング回路9と同様の処理を実現することができる。
例えば、マルチチャンネルA/D変換回路62が、N個のセルを有している場合、個々のセルの処理周期は、クロック回路21のパルス周期の1/N倍まで低減することが可能になる。
上記実施の形態1では、距離減衰推定回路10が除算回路36と平均演算回路37を実装している構成を示したが、距離減衰推定回路10は他の構成であってもよい。
図9はこの発明の実施の形態3によるレーザレーダ装置の距離減衰推定回路10を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
最小二乗法演算回路70は対数演算回路35の演算結果に対して、一次式の最小二乗法処理を行うことで、減衰係数αの平均値を算出する処理を実施する。
ただし、距離減衰推定回路10が、除算回路36及び平均演算回路37の代わりに、最小二乗法演算回路70を実装している点以外は、上記実施の形態1と同様であるため、最小二乗法演算回路70の処理内容だけを説明する。
推定する減衰係数αは、式(1)からも分かる通り、信号強度を対数で表すと、時間に対する一次方程式の傾きであることが分かる。
このことから、内部メモリ34に保存されているサンプリングデータfに対して、一次方程式の最小二乗法を適用することで得られる近似式の傾きを減衰係数αとして算出する。
この演算処理は、1パルスのレーザ光が送信される毎に行われる。
この実施の形態3では、最小二乗法演算回路70が式(3)の除算処理を1回行えばよく、計算処理の速度を大幅に向上させることが可能になる。
Claims (3)
- レーザ光を測定対象物に向けて照射する送信光学系と、上記送信光学系から照射されたのち、上記測定対象物により反射された上記レーザ光の反射光を受信する受信光学系と、上記受信光学系による反射光の受信信号をサンプリングし、今回サンプリングの受信信号の信号強度が前回サンプリングの受信信号の信号強度より低ければ、今回サンプリングの受信信号の信号強度と受信時刻を用いて、伝搬経路上の媒質を起因とする上記レーザ光のエネルギーの減衰係数を算出する減衰係数算出手段と、上記減衰係数算出手段により算出された減衰係数を用いて、上記受信光学系による反射光の受信信号の信号強度を補償する信号強度補償手段と、上記信号強度補償手段により信号強度が補償された受信信号の中から、上記測定対象物に係る受信信号を抽出し、その受信信号に対応するレーザ光の送信時刻と上記受信信号の受信時刻との差から、上記測定対象物までの距離を導出する距離導出手段と、上記距離導出手段により導出された距離及び上記受信信号の信号強度から、上記測定対象物を画像化する画像生成手段とを備えたレーザレーダ装置。
- 減衰係数算出手段は、送信光学系からレーザ光が照射される毎に、上記レーザ光のエネルギーの減衰係数を算出して、上記減衰係数を信号強度補償手段に出力することを特徴とする請求項1記載のレーザレーダ装置。
- 距離導出手段は、信号強度補償手段により信号強度が補償された受信信号の中に、測定対象物に係る受信信号の候補が複数存在している場合、複数の受信信号の候補の中から、受信時刻が最も遅い受信信号を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーザレーダ装置。
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