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JP2013120460A - プラント監視システム - Google Patents

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JP2013120460A JP2011267461A JP2011267461A JP2013120460A JP 2013120460 A JP2013120460 A JP 2013120460A JP 2011267461 A JP2011267461 A JP 2011267461A JP 2011267461 A JP2011267461 A JP 2011267461A JP 2013120460 A JP2013120460 A JP 2013120460A
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Yasunobu Akita
泰暢 明田
Hiroshi Kamiyama
博之 上山
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】多重系計算機システムを採用したプラント監視システムにおいて、計算機の運転状態変更の要否を正しく判断し、不必要な運転状態変更によるデータ欠落を防止する。
【解決手段】プラント監視装置10において、2重系構成された各計算機1に、構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12及び運転状態切替手段13を設けた。異常発生原因判定手段12は、構成制御情報及びプラントデータの取得状況に基づいて、異常発生の原因が下位計算機3、WAN回線4、及びWAN回線接続装置5のどこにあるのかを判定する。その判定結果から、運転状態切替手段13は、自計算機1の運転状態を必要に応じて変更する。これにより、各計算機1が自身の運転状態変更の要否を正しく判断することができ、不必要な運転状態変更を抑制し、上位計算機へのプラントデータの送信停止によるデータの欠落を防止することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、多重系構成された計算機を含むプラント監視装置を備えたプラント監視システムに関する。
プラント監視システムにおいては、プラント監視装置が複数の下位計算機からプラントの運転状態に関するプラントデータを取得し、これらを集約して上位計算機に送信している。従来、プラント監視装置の計算機に多重系計算機システムを採用することにより、計算機の異常により上位計算機へのデータ送信が停止しないようにしている。2重系構成のプラント監視装置の場合、例えばLANにより互いに接続された同じ処理を行う計算機1及び計算機2と、これらの稼動/停止接点情報に基づいて運転状態(主系/従系)の変更を指示する2重系切替装置を含んで構成される。
また、特許文献1に提示された計算機システム監視方式では、多重系汎用計算機システムにおいて、LAN回線により接続された計算機1及び計算機2とシリアル伝送で接続されたシステム監視装置(図7(a)参照)、あるいは計算機1及び計算機2と同じくLAN回線により接続されたシステム監視装置(図7(b)参照)を備えている。
この例では、計算機1及び計算機2は、システム監視装置に一定周期で運転情報を送信する。システム監視装置は、計算機1から運転情報を一定周期内に受信しないとき、計算機1の異常と判断し、計算機1に停止指令を送信すると共に、計算機2にシステムバックアップ発生情報を送信し、計算機2内の構成制御処理を行う。
特開2001−167062号公報
特許文献1に提示された計算機システム監視方式では、システム監視装置によりシステム構成を常時監視するため、各計算機の負荷が軽減し、構成制御処理を高速、確実に行うことができる。しかし、システム構成管理専用のシステム監視装置をネットワーク上に設けているため、システムのコストが高くなるという問題がある。
また、2重系構成された計算機を含む従来のプラント監視システムでは、各計算機から出力される運転状態(停止/稼動、あるいは主系/従系)に関する情報の伝達可能距離が、接点情報の伝達可能距離、シリアル回線またはLAN回線での伝達可能距離により制約されていた。このため、遠隔地に設置された計算機の運転状態に関する情報が得られないことがあった。
さらに、例えば計算機が下位計算機から一定時間、運転状態に関する情報またはプラントデータを受信できないという異常が発生した場合、この異常の原因が、計算機、下位計算機、LAN回線、計算機の回線接続装置のどこにあるのかを確認できず、単に計算機の異常と判断されることがあった。これらのことから、従来のプラント監視システムでは、計算機が不必要且つ不適切な運転状態変更を行うことがあり、運転状態変更が完了するまでの間、上位計算機へのデータ送信が停止し、データが欠落するという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、多重系計算機システムを採用したプラント監視システムにおいて、計算機の不必要な運転状態変更を抑制し、上位計算機へのプラントデータの送信停止によるデータ欠落を防止することを目的とする。
本発明に係るプラント監視システムは、プラントの運転状態に関するプラントデータを取得する複数の下位計算機と、下位計算機からネットワークを介して取得したプラントデータを集約し上位計算機に送信するプラント監視装置を備えたプラント監視システムであって、プラント監視装置は、多重系構成された複数の計算機と、計算機の運転状態を主系から従系または従系から主系に変更するよう該計算機に指示する運転状態変更指示手段を含み、各計算機は、下位計算機から周期的に送信される構成制御情報及びプラントデータの取得状況を監視する構成制御情報監視手段と、構成制御情報監視手段が下位計算機から一定時間、構成制御情報及びプラントデータのいずれか一方または両方を取得できなかったことを検知した場合に、その原因が下位計算機、ネットワーク回線、及び自計算機のネットワーク回線接続装置のどこにあるのかを判定する異常発生原因判定手段と、異常発生原因判定手段の判定結果に基づいて自計算機の運転状態を決定する運転状態切替手段を有し、主系運転中の計算機は、異常発生原因判定手段による判定結果が自計算機のネットワーク回線接続装置であった場合、運転状態切替手段により自計算機の運転状態を主系から従系に変更するものである。
本発明に係るプラント監視システムによれば、多重系構成された複数の計算機を含むプラント監視装置において、各計算機に、構成制御情報監視手段、異常発生原因判定手段、及び運転状態切替手段を設けることにより、各計算機が自身の運転状態変更の要否を正しく判断することができ、不必要な運転状態変更を抑制することができる。その結果、上位計算機へのプラントデータの送信停止によるデータの欠落を防止することが可能である。
本発明の実施の形態1に係るプラント監視システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラント監視システムの下位計算機の動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラント監視システムのプラント監視装置(計算機)の動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るプラント監視システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るプラント監視システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るプラント監視システムの構成を示す図である。 従来の計算機システム監視方式を示す概略図である。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態1に係るプラント監視システムについて、図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態1に係るプラント監視システムの構成を示している。プラント監視システム100は、プラントの運転状態に関するプラントデータを取得する複数の下位計算機3a、3bと、下位計算機3a、3bからネットワークを介して取得したプラントデータを集約し上位計算機(図示せず)に送信するプラント監視装置10を備え
ている。
プラント監視装置10は、2重系構成された計算機1a、1b(総称して計算機1)と、計算機1の運転状態を主系から従系、または従系から主系へ変更するよう計算機1に指示する運転状態変更指示手段である2重系切替装置2を備えている。2重系構成された計算機1a、1bは、それぞれ同じ機能を有し、同じ処理を行うものである。
本実施の形態1では、計算機1aと計算機1bは比較的近距離(数百メートル以内)に設置されており、2重系切替装置2は、各計算機1a、1b相互間にケーブル接続されている。2重系切替装置2は、各計算機1から出力された稼動/停止接点情報に基づいて、必要に応じて計算機1に運転状態の変更を指示する。なお、稼動/停止接点情報は、計算機1が稼動状態であるか停止状態であるか、運転状態が主系であるか従系であるかの情報を含んでいる。
また、下位計算機3a、3b(総称して下位計算機3)は、プラント監視装置10の計算機1に対し、周期的に自身の構成制御情報及びプラントデータを送信する。下位計算機3から計算機1に周期的に送信される構成制御情報には、該下位計算機3の計算機ID、運転状態、伝送路状態が含まれている。
これらの各計算機1a、1b相互間、各下位計算機3a、3b相互間、及び計算機1と下位計算機1間は、ネットワークを介し互いに通信可能に接続されている。本実施の形態1では、ネットワークとしてWAN(Wide Area Network)回線4を用い、各計算機1a、1bは、それぞれWAN回線接続装置5a、5b(総称してWAN回線接続装置5)によりWAN4と接続されている。なお、計算機1と図示しない上位計算機は、ネットワークを介して接続されているが、接続方式は特に限定するものではなく、互いの設置場所の距離に応じてLAN、WAN等を用いることができる。
計算機1aが主系運転中である場合の動作について説明する。計算機1aは、複数の下位計算機3から周期的に構成制御情報及びプラントデータを取得する。さらに、取得したプラントデータを集約し、周期的に上位計算機に送信する。計算機1aに故障等の異常が発生した場合には、計算機1aから出力された稼動/停止接点情報から2重系切替装置2が計算機1aの運転状態の変化を検知し、従系運転中の計算機1bに対し主系に変更するよう指示する。
なお、計算機1が運転状態(主系/従系)を変更する際には、変更が完了するまでの間、上位計算機へのプラントデータの送信が停止し、データの欠落が発生することがある。このため、計算機1の運転状態変更の要否を正しく判断し、不必要な運転状態変更を抑制することが望ましい。
そのための手段として、本実施の形態1では、プラント監視装置10の各計算機1内に、構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12及び運転状態切替手段13を設けている。なお、図1では計算機1aのみに構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12、及び運転状態切替手段13を示しているが、計算機1bは計算機1aと同じ機能を有するものであり、計算機1bもこれらを有している。以下、これらの動作について説明する。
構成制御情報監視手段11は、下位計算機3から周期的に送信される構成制御情報(計算機ID、運転状態、伝送路状態)の取得状況、及びプラントデータの取得状況を常時監視している。その結果、ある下位計算機3から一定時間、構成制御情報及びプラントデータのいずれか一方または両方を取得できなかったことを検知した場合には、異常発生原因判定手段12に異常発生の通知をする。
構成制御情報監視手段11から異常発生の通知を受けた異常発生原因判定手段12は、下位計算機3からの構成制御情報及びプラントデータの取得状況、及び構成制御情報の内容に基づいて、異常発生の原因が、下位計算機3、ネットワーク回線(ここではWAN回線4)、及び自計算機1のネットワーク回線接続装置(ここではWAN回線接続装置5)のどこにあるのかを判定する。
例えば下位計算機3aから一定時間プラントデータの取得がない場合、複数の異常発生原因が考えられる。まず、下位計算機3aの構成制御情報に含まれる運転状態が停止中であった場合には、異常発生の原因は下位計算機3aであると判定する(この場合、自計算機1aの運転状態を変更する必要はない)。
また、下位計算機3aの構成制御情報に含まれる伝送路状態が正常でなく、他の下位計算機3bからのデータは取得できている場合、異常発生の原因は下位計算機3aの伝送路であると判定する(この場合、自計算機1aの運転状態を変更する必要はない)。また、全ての下位計算機3から一定時間プラントデータの取得がない場合には、異常発生の原因は自計算機1aのWAN回線接続装置5aであると判定する(この場合、自計算機1aの運転状態を変更する)。
運転状態切替手段13は、異常発生原因判定手段12の判定結果に基づいて、自計算機1の運転状態を決定し、必要に応じて自計算機1の運転状態を変更する。例えば、主系運転中の計算機1aにおいて、異常発生原因判定手段12による判定結果が自計算機1aのWAN回線接続装置5aであった場合には、運転状態切替手段13は自計算機1aの運転状態を主系から従系に変更する。
また、主系運転中の計算機1aが運転状態を主系から従系に変更した場合、それまで従系運転中であった他の計算機1bの運転状態切替手段13は、2重系切替装置2からの指示により自計算機1bの運転状態を従系から主系に変更する。このように、計算機1は、自計算機1内の運転状態切替手段13により運転状態の変更を実施し、2重系切替装置2はその変更を検知し、他の計算機1に運転状態の変更を指示する。
次に、下位計算機3及びプラント監視装置10の処理の流れについて、図2及び図3のフローチャートを用いて説明する。図2は下位計算機3、図3はプラント監視装置10の計算機1の処理の流れを示している。
図2に示すように、下位計算機3は、ステップ1(S1)において、自計算機3の構成制御情報である運転状態(正常運転中、停止中、待機中等)を取得する。次に、ステップ2(S2)において、自計算機3の構成制御情報である伝送路状態を取得する。続いて、ステップ3(S3)において、プラント制御機器からプラントデータを取得する。その後、これらのS1〜S3において取得した構成制御情報及びプラントデータを、プラント監視装置10の計算機1へ送信して処理を終了する。なお、このS1〜S4の処理は、周期的に行われる。
また、プラント監視装置10の計算機1は、図3に示すように、ステップ11(S11)において、自計算機1の運転状態(主系/従系)を取得する。次に、ステップ12(S12)において、自計算機1の運転状態が主系の場合(YES)は、ステップ13(S13)に進み、従系の場合(NO)は処理を終了する。S13において、下位計算機3の運転状態を取得する。
続いてステップ14(S14)において、構成制御情報監視手段11により、下位計算機3からの構成制御情報の取得状況を確認する。ステップ15(S15)において、構成制御情報の取得がある場合(YES)、ステップ16(S16)に進む。一方、S15において、構成制御情報の取得が無い場合(NO)、ステップ19(S19)に進む。
S16では、構成制御情報監視手段11により、下位計算機3からのプラントデータの取得状況を確認する。ステップ17(S17)において、プラントデータの取得がある場合(YES)、ステップ18(S18)に進み、上位計算機に取得したプラントデータを送信し、今回周期の処理を終了する。一方、S17において、プラントデータの取得が無い場合(NO)、S19に進む。
S19では、異常発生原因判定手段12により、S15とS17における異常発生の原因を判定する。異常発生の原因が自計算機1のWAN回線接続装置5であると判定した場合(YES)、ステップ20(S20)に進み、運転状態切替手段13により、自計算機1の運転状態を従系に切り替える。これにより、2重系構成の他方の計算機1が主系となり、上位計算機への送信処理を実施する。
また、S19において、自計算機1のWAN回線接続装置5に異常が無いと判定した場合(NO)、S15、S17における異常の原因は、下位計算機3またはWAN回線4の異常と判定される。この場合は、自計算機1の運転状態変更の必要はないと判断し、今回周期の処理を終了する。
なお、図3では、S14において構成制御情報の取得状況を確認し、構成制御情報の取得があった場合にS16でプラントデータの取得状況を確認するようにしているため、構成制御情報の取得はないがプラントデータの取得があるという場合の処理が含まれていない。そのような場合においても異常発生であると判断し、S19において判定を行うようにすればよい。ただし、図2に示すように、下位計算機3は、構成制御情報とプラントデータを同時に送信するため、基本的には構成制御情報とプラントデータは両方同時に取得され、WAN回線4やWAN回線接続装置5の異常の場合には両方取得されないことになる。
以上のように、本実施の形態1に係るプラント監視システム100によれば、2重系構成された計算機1a、1bを含むプラント監視装置10において、各計算機1に、構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12、及び運転状態切替手段13を設けることにより、各計算機1が自身の運転状態変更の要否を正しく判断することができ、不必要な運転状態変更を抑制することができる。
その結果、上位計算機へのプラントデータの送信停止によるデータの欠落を防止することが可能である。また、従来のようなシステム構成管理専用のシステム監視装置をネットワーク上に設けていないため、システムのコストが低く抑えられる。
なお、図1に示すプラント監視システム100は、2重系構成の計算機1a、1bと、2台の下位計算機3a、3bを含んで構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。計算機1は2重系以上の多重系システムであっても良いし、下位計算機は2台以上であっても良い。また、運転状態変更指示手段は、2重系切替装置2のような装置形態に限定されるものではなく、後述の実施の形態2のように保守端末装置上のプログラムにおいて実現しても良い。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係るプラント監視システムの構成を示している。なお、図4中、図1と同一、相当部分には同一符号を付している。上記実施の形態1では、ネットワークとして、WAN回線4を用いた例について示した。また、プラント監視装置10は、運転状態変更指示手段として、各計算機1a、1bの稼動/停止接点情報に基づいて計算機1に運転状態変更を指示する2重系切替装置2を備えた構成であった(図1)。
本実施の形態2に係るプラント監視システム100aは、図4に示すように、各計算機1a、1b相互間、各下位計算機3a、3b相互間、及び計算機1と下位計算機3間を接続するネットワークとして、広域無線LAN回線6を用いている。各計算機1a、1bは、それぞれLAN回線接続装置7a、7bにより広域無線LAN回線6と接続されている。なお、計算機1と図示しない上位計算機は、ネットワークを介して接続されているが、接続方式は特に限定するものではなく、互いの設置場所の距離に応じてLAN、WAN等を用いることができる。
また、本実施の形態2では、運転状態変更指示手段として、各計算機1a、1bの運転状態情報(稼動/停止、主系/従系)をLANにて受信し、これに基づいて計算機1に運転状態変更を指示する保守端末装置8上のプログラムを備えている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、各計算機1には、構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12、及び運転状態切替手段13が設けられている。
本実施の形態2において、主系運転中の計算機1aが下位計算機3から一定時間、構成制御情報及びプラントデータのいずれか一方または両方を取得できなかった場合、異常発生原因判定手段12は、この異常発生の原因が、下位計算機3、広域無線LAN回線6、自計算機1aのLAN回線接続装置7aのどこにあるかを判定する。運転状態切替手段13は、異常発生原因判定手段12の判定結果に基づいて、自計算機1aの運転状態を決定し、必要な場合は運転状態を切り替える。本実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係るプラント監視システムの構成を示している。なお、図5中、図1と同一、相当部分には同一符号を付している。上記実施の形態1及び実施の形態2では、プラント監視装置10の計算機1を2重系構成としたプラント監視システム100、100aについて説明したが、本実施の形態3ではさらに、下位計算機3を2重系構成としたものである。なお、その他の構成については、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態3に係るプラント監視システム100bでは、図5に示すように、下位計算機3cと下位計算機3dは2重系構成され、いずれか一方が主系計算機となり他方が従系計算機となる。また、下位計算機3eと下位計算機3fも同様に、2重系構成されている。主系運転中の前記下位計算機は、取得したプラントデータを従系運転中の前記下位計算機にパックアップする。
例えば主系運転中の下位計算機3cに異常が発生し、プラント監視装置10にプラントデータが送信できない場合には、運転状態が変更され、下位計算機3dが主系となる。主系となった下位計算機3dは、下位計算機3cの取得したプラントデータを全て有しているため、下位計算機3cに異常が発生した時点以降のプラントデータをプラント監視装置10に送信する。
本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、下位計算機3を2重系構成とすることにより、主系運転中の下位計算機3に異常が発生した場合にも、プラントデータは遅延することはあっても欠落することなく、プラント監視装置10の計算機1に送信される。これにより、下位計算機3が原因で発生する異常が著しく低減される。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4に係るプラント監視システムの構成を示している。なお、図6中、図1と同一、相当部分には同一符号を付している。上記実施の形態1では、2重系構成された計算機1aと計算機1bが比較的近距離に設置され、2重系切替装置2が計算機1から出力される稼動/停止接点情報に基づいて、計算機1の運転状態変更を指示するように構成されたプラント監視システム100について説明した(図1)。
本実施の形態4に係るプラント監視システム100cは、2重系構成された計算機1a、1bを遠隔地に設置し、計算機1a、1b毎に、運転状態変更指示手段である運転状態切替装置9a、9bをそれぞれ接続し、プラント監視装置10a、10bとしたものである。なお、その他の構成については上記実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
遠隔地に設置された計算機1a、1bは、互いの運転状態情報(稼動/停止、主系/従系)をWAN回線4により授受する。各計算機1には、上記実施の形態1と同様に、構成制御情報監視手段11、異常発生原因判定手段12及び運転状態切替手段13が設けられている(図6では図示を省略している)。
例えば、主系運転中の計算機1aが、運転状態切替手段13により自身の運転状態を従系に変更した場合、他方の計算機1bは、計算機1aの運転状態変更をWAN回線4により受信する。計算機1aの運転状態変更を検知した運転状態切替装置9bは、計算機1bに運転状態を変更するよう要求する。計算機1bは、運転状態切替手段13により、自身の運転状態を従系から主系に変更する。
本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、2重系構成された計算機1a、1bを遠隔地に設置することが可能となり、汎用性の高いプラント監視システム100cが得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は、プラント監視装置に多重系計算機システムを採用したプラント監視システムとして利用することができる。
1、1a、1b 計算機、2 2重系切替装置、
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f 下位計算機、4 WAN回線、
5、5a、5b WAN回線接続装置、6 広域無線LAN回線、
7a、7b LAN回線接続装置、8 保守端末装置、
9a、9b 運転状態切替装置、10、10a、10b プラント監視装置、
11 構成制御情報監視手段、12 異常発生原因判定手段、13 運転状態切替手段、
100、100a、100b、100c プラント監視システム。

Claims (9)

  1. プラントの運転状態に関するプラントデータを取得する複数の下位計算機と、前記下位計算機からネットワークを介して取得したプラントデータを集約し上位計算機に送信するプラント監視装置を備えたプラント監視システムであって、前記プラント監視装置は、多重系構成された複数の計算機と、前記計算機の運転状態を主系から従系または従系から主系に変更するよう該計算機に指示する運転状態変更指示手段を含み、
    前記各計算機は、前記下位計算機から周期的に送信される構成制御情報及びプラントデータの取得状況を監視する構成制御情報監視手段と、前記構成制御情報監視手段が前記下位計算機から一定時間、構成制御情報及びプラントデータのいずれか一方または両方を取得できなかったことを検知した場合に、その原因が前記下位計算機、前記ネットワーク回線、及び自計算機のネットワーク回線接続装置のどこにあるのかを判定する異常発生原因判定手段と、前記異常発生原因判定手段の判定結果に基づいて自計算機の運転状態を決定する運転状態切替手段を有し、主系運転中の前記計算機は、前記異常発生原因判定手段による判定結果が自計算機のネットワーク回線接続装置であった場合、前記運転状態切替手段により自計算機の運転状態を主系から従系に変更することを特徴とするプラント監視システム。
  2. 前記計算機は2重系構成であり、主系運転中の前記計算機が自身の運転状態を主系から従系に変更した場合、それまで従系運転中であった他の前記計算機の前記運転状態切替手段は、前記運転状態変更指示手段からの指示により自計算機の運転状態を従系から主系に変更することを特徴とする請求項1記載のプラント監視システム。
  3. 前記下位計算機から前記計算機に周期的に送信される構成制御情報は、該下位計算機の計算機ID、運転状態、伝送路状態を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラント監視システム。
  4. 前記ネットワークは、WANであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  5. 前記ネットワークは、広域無線RANであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  6. 前記運転状態変更指示手段は、前記各計算機相互間にケーブル接続された切替装置であり、前記各計算機から出力された稼動/停止接点情報に基づいて運転状態の変更を指示することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  7. 前記運転状態変更指示手段は、前記各計算機に接続された保守端末装置上のプログラムであり、前記各計算機から送信された稼動/停止情報に基づいて運転状態の変更を指示することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  8. 多重系構成された複数の前記計算機を遠隔地に設置し、前記計算機毎に運転状態変更指示手段である切替装置をそれぞれ接続したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
  9. 前記下位計算機は2重系構成であり、主系運転中の前記下位計算機は、取得したプラントデータを従系運転中の前記下位計算機にパックアップすることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のプラント監視システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023098093A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 株式会社ナカヨ パケット監視装置、プログラム、およびパケット監視方法

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JP2023098093A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 株式会社ナカヨ パケット監視装置、プログラム、およびパケット監視方法
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