JP2013118724A - 制御装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を、蓄電素子の入出力特性に応じて設定する。
【解決手段】 蓄電素子(11)の充放電を制御する制御方法である。蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、蓄電素子の内部における基準点の温度を算出するステップを有する。また、蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を、算出された基準点の温度に対応した電力に設定するステップを有する。基準点は、蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点である。
【選択図】 図1
【解決手段】 蓄電素子(11)の充放電を制御する制御方法である。蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、蓄電素子の内部における基準点の温度を算出するステップを有する。また、蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を、算出された基準点の温度に対応した電力に設定するステップを有する。基準点は、蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蓄電素子の充放電を制御する制御装置および制御方法に関する。
単電池の充放電を制御するときには、単電池の温度を検出し、検出温度を制御パラメータの一つとして用いている。単電池の温度を検出する場合には、熱電対などの温度センサが用いられ、温度センサは、単電池の外面に取り付けられている。
単電池の内部では、放熱性等の理由により、温度分布にバラツキが生じている。一般的には、単電池の中心部における温度は、単電池の外面における温度よりも高くなりやすい。このような温度分布を有する単電池において、単電池の外面に取り付けた温度センサの出力だけでは、単電池の内部における温度を取得することができない。
本願第1の発明は、蓄電素子の充放電を制御する制御方法である。蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、蓄電素子の内部における基準点の温度を算出するステップを有する。また、蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を、算出された基準点の温度に対応した電力に設定するステップを有する。基準点は、蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点である。
上限電力は、算出された基準点の温度と、蓄電素子の充電状態とに対応した電力に設定することができる。これにより、蓄電素子の充電状態も考慮に入れて、上限電力を設定することができる。充電状態(SOC:State of Charge)とは、満充電容量に対する現在の充電容量の割合を示す。
基準点の温度は、蓄電素子の外面における温度と、熱伝導方程式とを用いて算出することができる。ここで、熱伝導方程式は、下記式(I)で表すことができる。
ここで、Tは温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qは単位体積当たりの発熱量、添え字iは基準点での値を示す。
ここで、Tは温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qは単位体積当たりの発熱量、添え字iは基準点での値を示す。
また、熱伝導方程式は、下記式(II)で表すこともできる。
ここで、Tpは基準点における温度、Tsは蓄電素子の外面における温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qpは基準点における単位体積当たりの発熱量、k1,k2は補正係数を示す。
ここで、Tpは基準点における温度、Tsは蓄電素子の外面における温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qpは基準点における単位体積当たりの発熱量、k1,k2は補正係数を示す。
基準点は、以下の手順に沿って決定することができる。蓄電素子の内部抵抗を測定する。温度分布が均一化された状態にある蓄電素子を用いて、蓄電素子における温度および内部抵抗の関係を示すマップを作成しておく。このマップを用いて、測定された内部抵抗に対応した温度を特定する。蓄電素子の外部における温度および熱の移動を表す式を用いて、複数の格子点における温度を算出したときに、基準点は、複数の格子点のうち、内部抵抗に対応した温度に最も近い温度を示す格子点とすることができる。
蓄電素子は、発電要素と、発電要素を収容するケースとを有する。発電要素は、正極素子、セパレータおよび負極素子が積層されて構成されている。複数の格子点は、発電要素の積層方向、言い換えれば、正極素子、セパレータおよび負極素子が積層される方向における位置が互いに異なる。複数の蓄電素子を直列又は並列に接続することにより、蓄電装置を構成することができる。
本願第2の発明は、蓄電素子の充放電を制御する制御装置であり、蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を設定するコントローラを有する。コントローラは、蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、蓄電素子の内部における基準点の温度を算出する。また、コントローラは、算出された基準点の温度に対応した電力を上限電力として設定する。基準点は、蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点である。
基準点の温度は、蓄電素子の外面における温度と、熱伝導方程式とを用いて算出することができる。蓄電素子の外面に温度センサを取り付けておけば、蓄電素子の外面における温度を取得することができる。上限電力および温度の対応関係を示すデータを、メモリに予め記憶させておくことができる。コントローラは、メモリに記憶されたデータを用いて、上限電力を設定することができる。
本発明によれば、蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す基準点(格子点)を特定しておくことにより、基準点の温度を算出することで、内部抵抗に対応した温度を推定することができる。また、内部抵抗に対応した温度を用いて、上限電力を設定することにより、蓄電素子の性能に適した充電又は放電を行うことができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池システムについて、図1を用いて説明する。図1は、電池システムの構成を示す図である。本実施例の電池システムは、車両に搭載することができる。
本実施例の電池システムは、組電池10を有する。組電池10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。単電池(蓄電素子に相当する)11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。単電池11の数は、要求出力などに基づいて、適宜設定することができる。本実施例では、複数の単電池11が直列に接続されているが、並列に接続された複数の単電池11が、組電池10に含まれていてもよい。
電圧センサ21は、組電池10の端子間電圧(総電圧)を検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。ここで、電圧センサを用いて、各単電池11の電圧を検出したり、少なくとも2つの単電池11を含む電池ブロックの電圧を検出したりすることができる。電流センサ22は、組電池10に流れる充放電電流を検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。
温度センサ23は、単電池11の温度を検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。温度センサ23の数は、適宜設定することができる。複数の温度センサ23を用いるときには、互いに異なる位置の単電池11に温度センサ23を配置することができる。
コントローラ30は、メモリ30aを有しており、メモリ30aは、コントローラ30が所定処理を行うための各種の情報を格納している。本実施例では、メモリ30aが、コントローラ30に内蔵されているが、コントローラ30の外部にメモリ30aを設けることもできる。
組電池10の正極端子には、システムメインリレーSMR−Bが接続されている。システムメインリレーSMR−Bは、コントローラ30からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。組電池10の負極端子には、システムメインリレーSMR−Gが接続されている。システムメインリレーSMR−Gは、コントローラ30からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。
システムメインリレーSMR−Gに対しては、システムメインリレーSMR−Pおよび制限抵抗24が並列に接続されている。システムメインリレーSMR−Pは、コントローラ30からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。制限抵抗24は、組電池10をインバータ31と接続するときに、突入電流が流れるのを抑制するために用いられる。
組電池10をインバータ31と接続するとき、コントローラ30は、システムメインリレーSMR−Bをオフからオンに切り替えるとともに、システムメインリレーSMR−Pをオフからオンに切り替える。これにより、制限抵抗24に電流が流れることになる。次に、コントローラ30は、システムメインリレーSMR−Gをオフからオンに切り替えた後に、システムメインリレーSMR−Pをオンからオフに切り替える。
これにより、組電池10およびインバータ31の接続が完了する。一方、組電池10およびインバータ31の接続を遮断するとき、コントローラ30は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンからオフに切り替える。
インバータ31は、組電池10からの直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータ32に出力する。モータ・ジェネレータ32としては、例えば、三相交流モータを用いることができる。モータ・ジェネレータ32は、インバータ31からの交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ32によって生成された運動エネルギは、車輪に伝達される。
車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ32は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ31は、モータ・ジェネレータ32が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10に出力する。これにより、組電池10は、回生電力を蓄えることができる。
本実施例では、組電池10をインバータ31に接続しているが、これに限るものではない。具体的には、組電池10およびインバータ31の間に、昇圧回路を配置することができる。昇圧回路を用いることにより、組電池10の出力電圧を昇圧することができる。また、昇圧回路は、インバータ31から組電池10への出力電圧を降圧することができる。
次に、単電池11の構造について、図2を用いて説明する。図2は、単電池10の構造を示す概略図である。図1において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、X軸、Y軸およびZ軸の関係は、他の図面においても同様である。
単電池11は、発電要素111と、発電要素111を収容する電池ケース112とを有する。発電要素111は、充放電を行う要素であり、図3に示すように、正極素子111aと、負極素子111bと、正極素子111aおよび負極素子111bの間に配置されるセパレータ111cとを有する。セパレータ111cは、電解液を含んでいる。発電要素111は、正極素子111a、セパレータ111cおよび負極素子111bを重ねた積層体(図3に示す構成)を、Y軸(図2参照)の周りで捲くことによって構成されている。
本実施例では、正極素子111a、セパレータ111cおよび負極素子111bを重ねた積層体を捲くことにより、発電要素111を構成しているが、これに限るものではない。例えば、正極素子111a、セパレータ111cおよび負極素子111bを重ねただけで、発電要素111を構成することができる。
また、本実施例では、電解液を含むセパレータ111cを用いているが、セパレータ111cの代わりに、固体電解質を用いることもできる。固体電解質としては、高分子固体電解質や無機固体電解質を用いることができる。
正極素子111aは、図4に示すように、集電板111a1の表面に正極活物質層111a2を形成したものであり、正極活物質層111a2は、正極活物質や導電剤等を含んでいる。負極素子111bは、集電板111b1の表面に負極活物質層111b2を形成したものであり、負極活物質層111b2は、負極活物質や導電剤等を含んでいる。
なお、正極素子111aおよび負極素子111bは、図4に示す構成に限るものではない。例えば、集電板の一方の面に正極活物質層を形成し、集電板の他方の面に負極活物質層を形成した電極素子(バイポーラ電極)を用いることができる。
電池ケース112は、例えば、金属で形成することができる。電池ケース112の上面には、正極端子113および負極端子114が設けられている。正極端子113は、発電要素111の正極素子111aと電気的に接続されており、負極端子114は、発電要素111の負極素子111bと電気的に接続されている。
図2に示す構成では、電池ケース112の上面に、温度センサ23が設けられている。温度センサ23は単電池11(電池ケース112)の外面に取り付けられているため、温度センサ23による検出温度は、単電池11の外面における温度となる。温度センサ23としては、例えば、熱電対を用いることができる。また、電池ケース112に対する温度センサ23の取り付け位置は、適宜設定することができる。ここで、複数の単電池11をX方向に並べて配置する場合には、電池ケース112の上面に温度センサ23を配置することができる。
次に、単電池11の内部における温度特性について、図5を用いて説明する。図5では、縦軸を温度とし、横軸を単電池11の厚さとした座標系と、単電池11の内部構造とを重ねて示している。単電池11の厚さとは、X方向における単電池11の長さである。図5に示す横軸の方向は、正極素子111a、セパレータ111cおよび負極素子111bが重なっている方向である。図5には、単電池11の内部における温度分布(一例)を示している。図5に示す中心点Oは、単電池11の厚さ方向における発電要素111の中心に相当する位置を示している。
単電池11(発電要素111)は、充放電によって発熱するが、放熱性等によって、図5に示す温度分布が生じる。発電要素111の外面は、最も熱が逃げやすくなっており、最も温度が低くなりやすい。発電要素111の外面は、電池ケース112の内壁面と対向している。一方、中心点Oに近づくにつれて、熱が逃げにくくなり、温度が高くなりやすい。
図5に示すように、単電池11の内部では、単電池11の厚さ方向の位置に応じて温度が異なる。本実施例では、発電要素111の内部抵抗に対応した温度を、単電池11の温度(以下、性能温度という)として用い、以下に説明するように、単電池11の性能温度を推定している。
本実施例では、単電池11の性能温度を推定するために、下記式(1)に示す熱伝導方程式を用いる。
式(1)において、Tは温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qは単位体積当たりの発熱量を示している。式(1)の右辺において、第1項は熱拡散項を示し、第2項は発熱項を示している。
本実施例では、一次元の熱伝導方程式を用いているが、二次元や三次元の熱伝導方程式を用いることもできる。一次元の熱伝導方程式を用いれば、単電池11の性能温度を推定するための演算処理を簡素化することができる。
式(1)は、下記式(2)のように差分化することができる。
式(2)において、iは、単電池11の厚さ方向における格子点を示している。格子点とは、図6および図7に示すように、単電池11の厚さ方向において、中心点Oおよび点Sの間の領域を複数に分割したときの、各領域内の点を示す。点Sは、単電池11の厚さ方向において、中心点Oから最も離れた位置にあり、電池ケース112の外面上に位置している。
格子点の数は、適宜設定することができる。格子点の数を増やせば、単電池11の厚さ方向の位置に応じた温度の推定精度を向上させることができる。また、格子点の数を減らせば、単電池11の厚さ方向の位置に応じた温度を推定するときの演算処理を簡素化することができる。
式(2)に示すように、格子点iの温度は、格子点iと隣り合う2つの格子点(i−1),(i+1)における温度の影響を受ける。点Sの温度は、温度センサ23によって検出される温度とみなしている。すなわち、点Sの温度と、温度センサ23が取り付けられた部分の温度とは、略等しいものとみなしている。熱伝導性に優れた金属によって電池ケース112を形成した場合には、点Sの温度と、温度センサ23が取り付けられた部分の温度とは、略等しくなる。
本実施例では、図5に示すように、単電池11の厚さ方向(X方向)に着目しているが、これに限るものではない。発電要素111は、3次元の直方体であるため、X方向の位置だけでなく、Z方向やY方向における位置を考慮することができる。ここで、考慮すべき位置は、単電池11の伝熱経路に応じて変化する。
単電池11の三次元方向(X方向、Y方向およびZ方向)の寸法を考慮すると、本実施例の単電池11では、X方向における寸法が最も小さくなっている。このため、単電池11の内部における伝熱経路は、X方向に沿った伝熱経路が最も支配的となる。したがって、単電池11の内部における温度を推定するときには、本実施例のように、単電池11の厚さ方向(X方向)の位置に応じた温度に着目することができる。なお、伝熱経路は、上述した寸法だけで決定されるものではなく、伝熱面積、単電池11の材質、空気層の有無などによっても影響を受ける。本実施例では、一例として、単電池11の内部における伝熱経路として、X方向に沿った伝熱経路を最も支配的としている。
次に、単電池11の性能温度を示す格子点iを特定する方法について説明する。図8は、性能温度を示す格子点iを特定する方法を説明するフローチャートである。図8に示すフローチャートに沿って、格子点iの特定方法について説明する。
ステップS101において、単電池11の抵抗および温度の関係を示すマップを作成する。具体的には、単電池11における抵抗および温度の関係を取得する。ここでは、単電池11として、単電池11の内部における温度のバラツキが緩和されたものを用いる。すなわち、単電池11の全体を略均一な温度とした後に、単電池11の抵抗を測定する。単電池11の全体を略均一な温度にするためには、例えば、特定温度の下で単電池11を十分な時間、放置しておけばよい。単電池11の温度を変えながら、抵抗を測定すれば、例えば、図9に示すマップが得られる。
図9に示すマップは、単電池11の抵抗(内部抵抗)および性能温度が対応関係にあることを示している。温度のバラツキが十分に抑えられた状態の単電池11を用いて、抵抗を測定すれば、単電池11の内部抵抗および性能温度の対応関係が分かる。そして、図9に示すマップを用いれば、単電池11の抵抗を測定することにより、性能温度を特定することができる。
図8のステップS102において、単電池11の性能温度を特定する。この性能温度は、格子点iを特定するために用いられる。
まず、図10および図11に示すパターンに基づいて充放電を行うことにより、温度センサ23の出力に基づいて単電池11の温度を検出するとともに、図9に示すマップを用いて性能温度を特定する。図10に示すパターンの充放電は、単電池11を発熱させる期間(発熱期間)で行われる。図11に示すパターンの充放電は、単電池11の温度バラツキを緩和させる期間(温度緩和期間)で行われる。図10に示すパターンの充放電を行った後に、図11に示すパターンの充放電を行う。
発熱期間では、図10に示すように、第1パターンPcおよび第2パターンPhの充放電を1サイクルとし、このサイクルを繰り返して行う。第1パターンPcは、単電池11の抵抗を測定するために用いられる。第2パターンPhは、単電池11(発電要素111)を発熱させるために用いられる。図10に示す充放電サイクルの回数は、適宜設定することができる。具体的には、単電池11を発熱させて、単電池11の温度が変化しにくくなるまで、充放電サイクルを繰り返し行うことができる。
本実施例では、第1パターンPcの充放電を開始してから2秒後における抵抗を測定している。なお、抵抗の測定は、第1パターンPcの充放電を開始してから2秒後に限るものではなく、他の時間に設定することもできる。抵抗を測定するタイミングは、各サイクルにおいて同一のタイミングであればよい。
例えば、第1パターンPcの充放電を開始してから、1秒又は10秒における抵抗を測定することができる。また、第2パターンPhの充放電を行うことにより、単電池11を発熱させるとともに、所定時間後の抵抗を測定することができる。この場合には、第1パターンPcの充放電を省略することができる。さらに、第1パターンPcの充放電を行うことにより、単電池11を発熱させることもできる。
単電池11の抵抗を測定するために用いられるパターンは、図10に示すパターンに限るものではない。図10に示す第1パターンPcでは、充電および放電のパルスを発生させているが、充電又は放電のパルスを発生させるだけでもよい。また、図10に示す第2パターンPhについても、充電又は放電のパルスを発生させるだけでもよい。第2パターンPhについては、単電池11を発熱させることができればよい。
なお、図10に示す第1パターンPcや第2パターンPhのように、充電および放電をクーロン量が等しくなるように交互に行えば、単電池11のSOC(State Of Charge)を略一定に維持することができる。
図10に示す充放電サイクルが終了した後、言い換えれば、発熱期間が終了した後は、図11に示す充放電サイクルを繰り返して行う。図11に示す充放電では、第1パターンPcの充放電だけを1サイクルとして行い、このサイクルを繰り返して行う。第1パターンPcの充放電を行った後、次の充放電を行うまでの間に、十分な休止時間(充放電を行わない時間)を確保しているため、単電池11(発電要素111)の温度変化は非常に小さい。
図11に示す充放電サイクルの回数は、適宜設定することができる。具体的には、単電池11の発熱を停止させた後に、単電池11の温度が変化しにくくなるまで、図11に示す充放電サイクルを繰り返すことができる。
図12には、発熱期間および温度緩和期間において測定された抵抗を示している。図12において、縦軸は単電池11の抵抗を示し、横軸は充放電サイクルの数(言い換えれば、時間)を示している。図12に示すように、発熱期間から温度緩和期間に切り替わると、単電池11の抵抗が上昇している。図12に示す抵抗と、図9に示すマップとに基づいて、性能温度を特定することができる。
図13には、温度センサ23による検出温度と、図9に示すマップを用いて特定された性能温度との関係を示している。図13において、縦軸は温度を示し、横軸は充放電サイクルの数(言い換えれば、時間)を示している。また、図13の一点鎖線で示す分布は、温度センサ23による検出温度Tsを示し、図13の実線で示す分布は、性能温度Tpを示している。
図13に示すように、検出温度Tsおよび性能温度Tpは、互いに似た挙動を示しているが、発熱期間において、性能温度Tpは、検出温度Tsよりも高くなっている。また、温度緩和期間における性能温度Tpおよび検出温度Tsの差は、発熱期間における性能温度Tpおよび検出温度Tsの差よりも小さくなっている。
図8のステップS103において、性能温度Tpの温度変化に最も近い温度変化を示す格子点iを特定する。温度センサ23による検出温度Tsと、式(2)に示す熱伝導方程式とに基づいて、各格子点の温度を算出することができる。具体的には、図6および図7において、点Sの温度が検出温度Tsとなるため、式(2)に示す熱伝導方程式を用いれば、点Sと隣り合う格子点の温度を算出することができる。
この算出方法により、複数の格子点における温度を算出することができる。複数の格子点における温度のうち、性能温度Tpに最も近い温度を特定すれば、性能温度を示す格子点を特定できる。特定された格子点に関する情報は、メモリ30aに格納しておくことができる。
単電池11の温度を推定する場合には、温度センサ23による検出温度と、式(2)に示す熱伝導方程式とに基づいて、性能温度に対応した格子点iの温度を算出する。この算出処理は、コントローラ30(図1,2参照)によって行われる。これにより、単電池11の内部抵抗に対応した温度を推定することができる。格子点iの温度は、単電池11の温度として、単電池11の各種制御に用いられる。
本実施例では、温度センサ23による検出温度および熱伝導方程式に基づいて、性能温度に対応した格子点iの温度を算出しているが、これに限るものではない。性能温度に対応した格子点iの温度は、単電池11の外面における温度と、熱伝導方程式とに基づいて算出できればよい。例えば、温度センサ23を用いなくても、単電池11の外面における温度を特定又は推定できるのであれば、特定又は推定される温度と、熱伝導方程式とに基づいて、性能温度に対応した格子点iの温度を算出できる。
次に、組電池10の充放電を制御する処理について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。図14に示す処理は、コントローラ30によって実行される。
組電池10の充放電を行うときには、例えば、組電池10の入力電力および出力電力が、予め定められた上限値を超えないように、充放電が制御される。上限値は、組電池10(単電池11)を保護するために予め定められた値であり、適宜設定される。すなわち、組電池10の入力電力や出力電力が上限値に到達するまでは、組電池10の充放電が許容される。
例えば、組電池10を放電するとき、組電池10の出力電力が上限値(出力に対応する上限値)に到達すると、組電池10の放電が制限される。組電池10の放電を制限する場合としては、放電を禁止する場合や、上限値を低下方向に変化させる場合がある。上限値を低下方向に変化させれば、組電池10の出力として許容される電力が抑制されることになる。
また、組電池10を充電するとき、組電池10の入力電力が上限値(入力に対応する上限値)に到達すると、組電池10の充電が制限される。組電池10の充電を制限する場合としては、充電を禁止する場合や、上限値を低下方向に変化させる場合がある。上限値を低下方向に変化させれば、組電池10の入力として許容される電力が抑制されることになる。
組電池10の充放電制御では、例えば、組電池10の状態を監視して充放電を制御する場合や、単電池11の状態を監視して充放電を制御する場合がある。組電池10や単電池11の状態としては、電圧、電流および温度が含まれる。
図14に示す処理は、組電池10の充放電制御で用いられる上限値を設定する処理である。
ステップS201において、コントローラ30は、上述したように、性能温度に対応した格子点iの温度を算出する。ステップS202において、コントローラ30は、単電池11のSOC(State of Charge)を推定する。単電池11のSOCは、様々な方法を用いて推定することができる。
例えば、コントローラ30は、電流センサ22の出力から、単電池11を充放電したときの電流値を取得する。コントローラ30は、取得した電流値を積算することによって、単電池11のSOCを推定することができる。ここで、例えば、電流センサ22によって検出された値に関して、放電電流を正の値とし、充電電流を負の値とすることができる。
一方、単電池11のOCV(Open Circuit Voltage)を測定し、測定されたOCVからSOCを推定することができる。OCVおよびSOCは、対応関係にあるため、この対応関係を示すマップを予め用意しておけば、OCVを測定することによって、SOCを特定することができる。
ステップS203において、コントローラ30は、ステップS201で算出した温度と、ステップS202で推定したSOCとに基づいて、単電池11を放電(出力)および充電(入力)するときの上限値を設定する。図15は、単電池11の温度およびSOCと、単電池11を放電するときの上限値(出力上限値という)との関係を示すマップである。図15に示すマップは、予め用意しておき、メモリ30aに格納しておくことができる。
図15では、SOCおよび温度が変化したときの出力上限値の変化を示している。具体的には、SOCが固定値であるとき、温度が低下することに応じて、出力上限値が低下する。温度が低下するほど、放電時の化学反応が抑制されるため、単電池11の出力を抑制することが好ましい。したがって、温度が低下することに応じて、出力上限値を低下させている。図15に示すマップには、温度が変化しても、出力上限値が変化しない場合が含まれていてもよい。
一方、温度が固定値であるとき、SOCが低下することに応じて、出力上限値が低下する。単電池11のSOCが低下するほど、単電池11を放電し難くなるため、SOCが低下することに応じて、出力上限値を低下させている。図15に示すマップには、SOCが変化しても、出力上限値が変化しない場合が含まれていてもよい。
図15に示すマップにおける温度は、ステップS201で算出した温度である。図15のマップにおけるSOCは、ステップS202で推定したSOCである。単電池11の温度およびSOCを特定できれば、図15に示すマップから、出力上限値を特定することができる。そして、設定された出力上限値を基準として、単電池11(組電池10)の放電制御が行われる。
図15は、単電池11を放電するときの上限値を示しているが、単電池11を充電するときの上限値についても、図15に対応したマップを用意しておけばよい。そして、出力上限値を特定する方法と同様の方法によって、単電池11を充電するときの上限値(入力上限値という)を特定することができる。
単電池11のSOCが固定値であるとき、単電池11の温度が低下することに応じて、入力上限値を低下させることができる。ここで、温度が変化しても、入力上限値を変化させないこともできる。また、温度が固定値であるとき、SOCが上昇することに応じて、入力上限値を低下させることができる。単電池11のSOCが上昇するほど、単電池11を充電し難くなるため、SOCが上昇することに応じて、入力上限値を低下させている。設定された入力上限値を基準として、単電池11(組電池10)の充電制御が行われる。
本実施例では、図15に示すマップを用いて、出力上限値を特定しているが、これに限るものではない。具体的には、出力上限値が、単電池11の温度およびSOCを変数とした関数で表されるとき、この関数を用いて、出力上限値を算出することができる。この場合には、温度およびSOCを変数とした関数に関する情報を、メモリ30aに格納しておけばよい。
また、本実施例では、単電池11の温度およびSOCに基づいて、充放電制御の上限値を設定しているが、これに限るものではない。具体的には、単電池11の温度だけに基づいて、充放電制御の上限値を設定することができる。
本実施例によれば、単電池11の性能温度に対応した上限値(出力上限値や入力上限値)を設定しているため、単電池11の入出力特性に応じた充放電を行うことができる。単電池11の性能温度は、単電池11の内部抵抗に対応した温度であり、単電池11の入出力特性は、単電池11の内部抵抗に依存する。したがって、単電池11の性能温度に対応した上限値を設定すれば、単電池11の性能に応じた充放電を行うことができる。
図5で説明したように、単電池11の表面温度(点Sの温度)は、単電池11の性能温度よりも低い傾向がある。このため、単電池11の表面温度に基づいて、出力上限値や入力上限値を設定すれば、単電池11の充放電を過度に制限してしまうことがある。一方、単電池11(発電要素111)の中心における温度は、性能温度よりも高い傾向がある。このため、単電池11の中心温度(最も高い温度)に基づいて、出力上限値や入力上限値を設定すれば、単電池11の充放電を過度に行ってしまうことがある。
本発明の実施例2について説明する。実施例1では、単電池11の厚さ方向において設けられた複数の格子点のうち、性能温度に対応した格子点を特定しておき、特定された格子点の温度を、単電池11の温度として推定している。本実施例では、3つの格子点だけを用いて、単電池11の性能温度を算出するようにしている。以下、本実施例の特徴について、具体的に説明する。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
図16には、格子点を3つに設定した場合において、単電池11の厚さ方向における位置と、温度との関係を示している。図16に示す例では、3つの格子点のうち、単電池11の内部における格子点の温度を性能温度Tpとし、単電池11の表面における格子点の温度を温度センサ23による検出温度Tsとしている。ここで、検出温度Tsの代わりに、他の格子点の温度を用いることもできる。
ここで、格子点を3つに設定したときの熱伝導方程式は、下記式(3)のように簡易化することができる。
また、式(3)は、下記式(4)で表すことができる。
ここで、αおよびβは、下記式(5)、(6)によって表される。
式(3)や式(5)、(6)におけるk1,k2は、補正係数を示しており、例えば、以下に説明する方法によって決定することができる。
図13を用いて説明したように、単電池11の性能温度を算出しておく。次に、補正係数k1,k2のそれぞれを変更しながら、式(3)や式(4)を用いて、性能温度と推定される温度(推定温度)を算出する。そして、性能温度および推定温度の差が最小となる補正係数k1,k2を特定する。
図17には、性能温度および推定温度の関係(一例)を示している。発熱期間では、実施例1と同様に、第1パターンPcおよび第2パターンPhの充放電を交互に行うことにより、単電池11を発熱させている。温度緩和期間では、実施例1と同様に、第1パターンPcだけの充放電を行うことにより、単電池11を発熱させずに、単電池11の温度を環境に応じた温度に到達させている。
なお、第2パターンPhの充放電を行うことにより、単電池11を発熱させるとともに、所定時間後の抵抗を測定することができる。この場合には、第1パターンPcの充放電を省略することができる。また、第1パターンPcの充放電を行うことにより、単電池11を発熱させることもできる。
実施例1で説明したように、発熱期間および温度緩和期間において、単電池11の抵抗を測定し、測定された抵抗と図9に示すマップを用いて、性能温度を特定することができる。性能温度の分布を、図17の実線で示している。一方、発熱期間および温度緩和期間において取得した温度センサ23の検出温度を、式(3)に示す熱伝導方程式に代入し、補正係数k1,k2を適宜設定することにより、推定温度を特定する。推定温度の分布(一例)を図17の点線で示している。
図17に示すように、推定温度が性能温度よりも高いときには、推定温度が低下して性能温度に近づくように、補正係数k1,k2を変更する。また、推定温度が性能温度よりも低いときには、推定温度が上昇して性能温度に近づくように、補正係数k1,k2を変更する。すなわち、推定温度および性能温度の差ΔTがゼロに近づくように、補正係数k1,k2を決定する。
ここで、補正係数k1,k2を決定する処理は、発熱期間における推定温度および性能温度の差ΔTに基づいて行ったり、温度緩和期間における推定温度および性能温度の差ΔTに基づいて行ったりすることができる。得られた補正係数k1,k2(又は、αおよびβ)は、メモリ30aに格納しておくことができる。これにより、温度センサ23による検出温度Tsを取得すれば、式(3)に基づいて、性能温度Tpを算出することができる。
本実施例においても、内部抵抗に対応した性能温度Tpを算出することができる。性能温度を単電池11の温度として用いれば、実施例1と同様に、性能温度に基づいて、単電池11の充放電制御における上限値(出力上限値や入力上限値)を設定することができる。また、本実施例では、最も少ない数の格子点を考慮して性能温度Tpを算出しているため、性能温度Tpを算出するときの演算負荷を低減することができる。
本実施例では、単電池11の外面における温度と、熱伝導方程式とに基づいて、性能温度に対応した格子点iの温度を算出しているが、これに限るものではない。具体的には、単電池11の外部における温度を取得しておき、熱の移動を表す式を用いて、性能温度に対応した格子点iの温度を算出することができる。
単電池11の外部における温度とは、単電池11の外面における温度だけでなく、単電池11の外面から離れた位置における温度も含まれる。単電池11の外面から離れた位置における温度は、温度センサ23を用いて検出することができる。単電池11の外面から離れた位置としては、例えば、単電池11に熱交換媒体(気体や液体)を供給して、単電池11の温度を調節するときには、熱交換媒体が単電池11に供給される箇所(例えば、熱交換媒体の供給口)とすることができる。
熱の移動を表す式とは、単電池11の外部から、性能温度に対応した格子点iまでの間における熱の移動を表す式である。熱の移動を表す式には、本実施例で説明した熱伝導方程式の他にも、例えば、熱伝達を表す式や、熱等価回路のモデルに基づく式が含まれる。
単電池11の外面から離れた位置における温度を取得するときには、単電池11の外面から離れた位置から単電池11の外面までの間の熱伝達と、単電池11の内部における熱伝導とを考慮して、性能温度に対応した格子点iの温度を算出することができる。ここで、熱伝達および熱伝導を個別に評価して、格子点iの温度を算出することもできるし、熱伝達および熱伝導の両者をまとめて評価して、格子点iの温度を算出することもできる。
熱伝達を表す式を用いるときには、単電池11の外面から離れた位置から単電池11の外面までの間における熱の移動を考慮して、熱伝達を表す式を適宜決めることができる。単電池11の内部における熱伝導や、単電池11の外面から離れた位置から単電池11の外面までの間の熱伝達を評価するときには、本実施例で説明した熱伝導方程式の他にも、熱等価回路のモデルを用いることができる。熱等価回路のモデルでは、単電池11の内部における熱の伝わり方を考慮して、熱容量Cおよび熱抵抗Rを用いて表すことができる。そして、熱等価回路のモデルに基づいて、単電池11の内部における熱伝導を表す式を適宜決めることができる。
10:組電池 11:単電池(蓄電素子)
111:発電要素 111a:正極素子
111b:負極素子 111c:セパレータ
112:電池ケース 113:正極端子
114:負極端子 21:電圧センサ
22:電流センサ 23:温度センサ
24:制限抵抗 30:コントローラ
30a:メモリ 31:インバータ
32:モータ・ジェネレータ
111:発電要素 111a:正極素子
111b:負極素子 111c:セパレータ
112:電池ケース 113:正極端子
114:負極端子 21:電圧センサ
22:電流センサ 23:温度センサ
24:制限抵抗 30:コントローラ
30a:メモリ 31:インバータ
32:モータ・ジェネレータ
Claims (16)
- 蓄電素子の充放電を制御する制御方法であって、
前記蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、前記蓄電素子の内部における基準点の温度を算出するステップと、
前記蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を、算出された前記基準点の温度に対応した電力に設定するステップと、を有し、
前記基準点は、前記蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、前記蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点であることを特徴とする制御方法。 - 前記上限電力を、算出された前記基準点の温度と、前記蓄電素子の充電状態とに対応した電力に設定することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
- 前記蓄電素子の外面における温度と、熱伝導方程式とを用いて、前記基準点の温度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御方法。
- 前記熱伝導方程式は、下記式(I)で表されることを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
ここで、Tは温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qは単位体積当たりの発熱量、添え字iは基準点での値を示す。 - 前記熱伝導方程式は、下記式(II)で表されることを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
ここで、Tpは前記基準点における温度、Tsは前記蓄電素子の外面における温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qpは前記基準点における単位体積当たりの発熱量、k1,k2は補正係数を示す。 - 前記蓄電素子の内部抵抗を測定し、
温度分布が均一化された状態にある前記蓄電素子を用いて作成され、前記蓄電素子における温度および内部抵抗の関係を示すマップを用いて、測定された内部抵抗に対応した温度を特定し、
前記蓄電素子の外部における温度および熱の移動を表す式を用いて、前記複数の格子点における温度を算出したときに、
前記基準点は、前記複数の格子点のうち、前記内部抵抗に対応した温度に最も近い温度を示す格子点であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の制御方法。 - 前記蓄電素子は、発電要素と、前記発電要素を収容するケースとを有し、
前記発電要素は、正極素子、セパレータおよび負極素子が積層されて構成されており、
前記複数の格子点は、前記発電要素の積層方向における位置が互いに異なることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の制御方法。 - 蓄電素子の充放電を制御する制御装置であって、
前記蓄電素子の充電制御又は放電制御で用いられる上限電力を設定するコントローラを有し、
前記コントローラは、前記蓄電素子の外部における温度と、熱の移動を表す式とを用いて、前記蓄電素子の内部における基準点の温度を算出するとともに、算出された前記基準点の温度に対応した電力を前記上限電力として設定し、
前記基準点は、前記蓄電素子の内部に設けられた複数の格子点のうち、前記蓄電素子の内部抵抗に対応した温度を示す格子点であることを特徴とする制御装置。 - 前記蓄電素子の外部における温度を検出する温度センサを有することを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
- 前記上限電力および温度の対応関係を示すデータを記憶するメモリを有し、
前記コントローラは、前記メモリに記憶された前記データを用いて、前記上限電力を設定することを特徴とする請求項8又は9に記載の制御装置。 - 前記コントローラは、算出された前記基準点の温度と、前記蓄電素子の充電状態とに対応した電力を前記上限電力として設定することを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の制御装置。
- 前記コントローラは、前記蓄電素子の外面における温度と、熱伝導方程式とを用いて、前記基準点の温度を算出することを特徴とする請求項8から11のいずれか1つに記載の制御装置。
- 前記熱伝導方程式は、下記式(III)で表されることを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
ここで、Tは温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qは単位体積当たりの発熱量、添え字iは基準点での値を示す。 - 前記熱伝導方程式は、下記式(IV)で表されることを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
ここで、Tpは前記基準点における温度、Tsは前記蓄電素子の外面における温度、tは時間、λは熱伝導率、ρは密度、cは比熱、xは熱拡散距離、qpは前記基準点における単位体積当たりの発熱量、k1,k2は補正係数を示す。 - 前記蓄電素子の内部抵抗を測定し、
温度分布が均一化された状態にある前記蓄電素子を用いて作成され、前記蓄電素子における温度および内部抵抗の関係を示すマップを用いて、測定された内部抵抗に対応した温度を特定し、
前記蓄電素子の外部における温度および熱の移動を表す式を用いて、前記複数の格子点における温度を算出したときに、
前記基準点は、前記複数の格子点のうち、前記内部抵抗に対応した温度に最も近い温度を示す格子点であることを特徴とする請求項8から14のいずれか1つに記載の制御装置。 - 前記蓄電素子は、発電要素と、前記発電要素を収容するケースとを有し、
前記発電要素は、正極素子、セパレータおよび負極素子が積層されて構成されており、
前記複数の格子点は、前記発電要素の積層方向における位置が互いに異なることを特徴とする請求項8から15のいずれか1つに記載の制御装置。
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