JP2013104390A - Throttle device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エンジンの吸気通路に設けられ、吸気量を調節するために使用されるスロットル装置に関する。 The present invention relates to a throttle device that is provided in an intake passage of an engine and used for adjusting an intake air amount.
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1及び2に記載されるエンジンのスロットル装置が知られている。特許文献1及び2に記載の装置は、それぞれ、スロットルボディと、スロットルボディのボアにてスロットルシャフトを介して回動可能に設けられたスロットルバルブとを備え、スロットルシャフトによりスロットルバルブを回動させてボアの開度を調節することにより、エンジンに吸入される空気量(吸気量)を調節するように構成される。
Conventionally, as this type of technology, for example, engine throttle devices described in
ここで、冷間時にエンジンが停止しているときには、閉止状態のスロットルバルブがボアの内壁との間で氷結することがある。そのため、冷間時の氷結を防止したり、エンジン始動時に氷結を速やかに解除したりする必要がある。そこで、特許文献1に記載の装置では、スロットルバルブが配置されるボアの内壁が、電気を流すと発熱する金属製の発熱材料で形成された円筒コアとなっている。この円筒コアには、冷間時に電気回路を介して通電することで、円筒コアを発熱させるようになっている。円筒コアの発熱により、ボアの内壁に付着した水分やボア内の水分を蒸発させて氷結を防止するようになっている。また、エンジンの冷間始動時には、円筒コアを発熱させて氷結を解除することができる。
Here, when the engine is stopped when cold, the closed throttle valve may freeze with the inner wall of the bore. For this reason, it is necessary to prevent freezing during cold weather or to quickly release freezing when the engine is started. Therefore, in the apparatus described in
一方、下記の特許文献2に記載の装置は、スロットルシャフトの両端部のそれぞれが、スロットルボディの軸受保持部にてボールベアリングを介して回転可能に支持されている。スロットルシャフトの一端部にはスロットルギヤが設けられ、このスロットルギヤが中間ギヤを介してモータの出力軸に設けられたモータギヤに駆動連結されている。そして、通電により電動モータを駆動させることにより、モータギヤ、中間ギヤ及びスロットルギヤを介してスロットルシャフトを回転させ、スロットルバルブを開閉動作させるようになっている。ここで、ボールベアリングは、スロットルシャフトを中心に所要の外径を有することから、その分だけ軸受保持部やスロットルボディのボアには、ある程度のスペースが必要になる。例えば、図17に概略的な断面図で示すように、スロットルボディに形成されたスロットルパイプ81のボア82の軸線方向の長さについては、少なくともボールベアリング83の外径を包含できるだけの長さを確保しなければならない。図17において、スロットルパイプ81の左側が空気の流れに対する上流側を示し、右側が下流側を示す。そうすると、スロットルシャフト84を中心に、ボア82の下流側には、スロットルシャフト84を中心に、少なくともボールベアリング83の外径を確保できる分だけの長さR1が必要になる。図17において、スロットルシャフト84に設けられたスロットルバルブ85は、全閉状態に近い所定の閉止開度で保持されている。
On the other hand, in the apparatus described in
ところが、特許文献1に記載の装置では、スロットルバルブの氷結を解除するために発熱材料よりなる円筒コアと電気回路を設けていたことから、その分だけ部品点数が増え、部品の組み付け工数が増加し、製造コストの上昇が懸念される。
However, in the apparatus described in
一方、特許文献2に記載の装置では、エンジンの冷間時始動に、図18に示すように、スロットルバルブ85とボア82の内壁とが氷結するおそれがある。すなわち、スロットルバルブ85の下端部とボア82の内壁との間に氷J1ができるおそれがある。この氷結を解除するために、電動モータを通電により動作させて、スロットルバルブ85を回動させ、氷結を解除することが考えられる。しかしながら、ボールベアリング83の体格の分だけボア82の下流側に長さR1の寸法が必要になることから、図18に示すように、スロットルバルブ85とボア82との間にできる氷J1の、ボア82の内壁に対する接触面積S1が大きくなる傾向がある。このため、その接触面積S1が大きい分だけ、氷結解除のためにスロットルバルブ85を電動モータにより大きなトルクで回動させなければならず、氷結の解除性がよくない。この点、良好な氷結解除性を確保するために、出力トルクの大きい電動モータを使用したり、電動モータへの通電エネルギーを増大させたり、特許文献1の装置のように、スロットルボディに発熱部材を設けなければならなくなる。
On the other hand, in the apparatus described in
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、スロットルバルブとボアの内壁との氷結の解除性を向上させることを可能としたスロットル装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a throttle device that can improve the release of icing between the throttle valve and the inner wall of the bore.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ボアを有するスロットルボディと、ボアを横切るように配置され、スロットルボディにて軸受を介して回転可能に支持されたスロットルシャフトと、ボアの中にてスロットルシャフトに設けられ、スロットルシャフトの回転によりボアを開閉するスロットルバルブと、スロットルシャフトに設けられたスロットルギヤを含むギヤ機構と、ギヤ機構に駆動連結された電動モータとを備え、電動モータによりギヤ機構を介してスロットルシャフトを回転させることにより、スロットルバルブによるボアの開度を変更してボアを流れる空気量を調節するスロットル装置であって、スロットルシャフトは、第1端部と第2端部とを含み、軸受は、第1端部と第2端部近傍に対応して設けられ、両軸受が板材により形成された滑り軸受より構成され、ボアが、軸線方向に、空気流に対する上流側端と下流側端とを有し、スロットルシャフトがボアの下流側端に隣接するように両軸受がスロットルボディに配置され、スロットルバルブがボアをほぼ閉じる閉止状態となるときに、スロットルバルブがボアの径方向に対して所定の閉止角度で配置されると共に、スロットルバルブの一端部がボアの下流側端に隣接して配置され、スロットルバルブがボアを開き始めるときに、スロットルバルブの一端部がボアからはみ出ることを趣旨とする。
In order to achieve the above object, an invention according to
上記発明の構成によれば、スロットルシャフトの第1端部と第2端部近傍をスロットルボディに回転可能に支持する一対の軸受が板材により形成された滑り軸受より構成されるので、両軸受の外径が比較的小さくなる。そして、スロットルシャフトがボアの下流側端に隣接するように滑り軸受よりなる両軸受がスロットルボディに配置されるので、スロットルシャフトの中心からボアの下流側端までの寸法が比較的小さくなる。一方、スロットルバルブが閉止状態となるときに、スロットルバルブが所定の閉止角度で配置され、スロットルバルブの一端部がボアの下流側端に隣接して配置される。このスロットルバルブの配置は、スロットルバルブが回動してボアを開き始めたときに、スロットルバルブの一端部がボアからはみ出るほどのものである。従って、スロットルバルブの一端部とボアの内壁が氷結したときの、スロットルバルブ及びボアの内壁と氷との接触面積が比較的小さくなる。 According to the configuration of the above invention, the pair of bearings that rotatably support the first end portion and the second end portion of the throttle shaft on the throttle body are constituted by the slide bearing formed of the plate material. The outer diameter is relatively small. And since both bearings which consist of a sliding bearing are arrange | positioned at a throttle body so that a throttle shaft may adjoin the downstream downstream end of a bore, the dimension from the center of a throttle shaft to the downstream downstream end of a bore becomes comparatively small. On the other hand, when the throttle valve is closed, the throttle valve is disposed at a predetermined closing angle, and one end of the throttle valve is disposed adjacent to the downstream end of the bore. The arrangement of the throttle valve is such that one end of the throttle valve protrudes from the bore when the throttle valve rotates and begins to open the bore. Accordingly, when the one end of the throttle valve and the inner wall of the bore are frozen, the contact area between the throttle valve and the inner wall of the bore and the ice is relatively small.
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、スロットルバルブによるボアの開度を検出するためのスロットルセンサを更に備え、
スロットルギヤが、スロットルシャフトの第2端部に固定され、スロットルギヤに隣接してスロットルセンサが設けられ、スロットルセンサが、スロットルギヤに設けられた一対の永久磁石と、一対の永久磁石の間に発生する磁界の方向を検出するMRE素子とを含むことを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention according to
A throttle gear is fixed to the second end of the throttle shaft, a throttle sensor is provided adjacent to the throttle gear, and the throttle sensor is disposed between the pair of permanent magnets and the pair of permanent magnets. It is intended to include an MRE element that detects the direction of the generated magnetic field.
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、スロットルセンサは、MRE素子が一対の永久磁石の磁界の方向を検出することにより、スロットルバルブによるボアの開度(スロットル開度)が検出される。従って、例えば、スロットルシャフトの位置ずれに伴う永久磁石の位置ずれや温度変化等により永久磁石の磁界の強さが多少変化しても、永久磁石の磁界の方向に影響はない。つまり、永久磁石の磁界強度に変化が生じても、それに影響されることなく、磁界の方向に基づき、スロットル開度が検出される。このことは、比較的簡易な滑り軸受よりなる軸受を使用してスロットルシャフトを回転可能に支持する本発明のスロットル装置に好適である。
According to the configuration of the above invention, in addition to the operation of the invention according to
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、スロットルボディは、ボアを有するスロットルパイプと、電動モータを収容するモータハウジングとを含み、モータハウジングがスロットルパイプに対して隙間を隔てて配置されると共に、モータハウジングの外周面の一部が、ボアの下流側端よりも更に下流側に配置されることを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention according to claim 3 is the invention according to
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、モータハウジングがスロットルパイプに隙間を隔てて配置され、モータハウジングの外周面の一部が、ボアの下流側端よりも更に下流側に配置されるので、モータハウジングそれ自体の表面積が増える。
According to the configuration of the invention described above, in addition to the operation of the invention according to
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、スロットルボディは、ボアを有するスロットルパイプを含み、ボアの下流側端に対応するスロットルパイプの下流側端に、エンジンの吸気マニホールドを構成するマニホールドパイプの一端が接続され、マニホールドパイプの中の吸気通路の内径が、ボアの内径よりも大きいことを趣旨とする。 To achieve the above object, according to a fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the throttle body includes a throttle pipe having a bore and corresponds to a downstream end of the bore. One end of a manifold pipe constituting the intake manifold of the engine is connected to the downstream end of the engine, and the inside diameter of the intake passage in the manifold pipe is larger than the inside diameter of the bore.
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、スロットルパイプの下流側端に、マニホールドパイプの一端が接続され、マニホールドパイプの中の吸気通路の内径がボアの内径よりも大きいので、ボアの中の水分がマニホールドパイプの吸気通路へ流れ易くなる。また、スロットルバルブがボアを開き始めるときに、スロットルバルブの一端部がボアから内径の大きいマニホールドパイプの吸気通路へはみ出るので、スロットルバルブの開き始めにボアの空気流量が非線型に増大する。
According to the configuration of the above invention, in addition to the operation of the invention described in
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、マニホールドパイプの中の吸気通路が、マニホールドパイプの一端から下流側へ徐々に縮径することを趣旨とする。 In order to achieve the above object, according to a fifth aspect of the invention, in the invention of the fourth aspect, the intake passage in the manifold pipe is gradually reduced in diameter from one end of the manifold pipe to the downstream side. The purpose.
上記発明の構成によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、マニホールドパイプの吸気通路がその一端から下流側へ徐々に縮径するので、スロットルバルブが開き始めてからは、ボアの空気流量が緩やかに増大する。
According to the configuration of the above invention, in addition to the operation of the invention according to
請求項1に記載の発明によれば、スロットルボディを小型化することができ、スロットルバルブとボアの内壁との氷結の解除性を向上させることができる。 According to the first aspect of the present invention, the throttle body can be reduced in size, and the release of icing between the throttle valve and the inner wall of the bore can be improved.
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、滑り軸受よりなる両軸受を使用したスロットル装置につき、スロットル開度の検出精度を確保することができる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、モータハウジングによる電動モータの放熱性を向上させることができる。
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、スロットルバルブとボアの内壁との氷結を低減することができ、スロットル装置による吸気流量特性を容易に任意に変更することができ、スロットルバルブの開き始めの吸気による異音の発生を抑えることができる。
According to the invention described in
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果と同じく、スロットルバルブとボアの内壁との氷結を低減することができ、スロットル装置による吸気流量特性を容易に任意に変更することができ、スロットルバルブの開き始めの吸気による異音の発生を抑えることができる。 According to the fifth aspect of the present invention, like the effect of the fourth aspect of the present invention, it is possible to reduce icing between the throttle valve and the inner wall of the bore, and the intake flow rate characteristic by the throttle device can be easily and arbitrarily set. This can be changed, and the generation of abnormal noise due to intake at the beginning of opening of the throttle valve can be suppressed.
<第1実施形態>
以下、本発明のスロットル装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。この実施形態のスロットル装置は、自動車用エンジンの吸気通路に設けられて、エンジンの吸気量を調節するために使用される。
<First Embodiment>
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A first embodiment that embodies the throttle device of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings. The throttle device according to this embodiment is provided in an intake passage of an automobile engine and is used to adjust the intake air amount of the engine.
図1に、この実施形態のスロットル装置1を正面図により示す。図2に、同じくスロットル装置1を図1の底面図により示す。図3に、同じくスロットル装置1を図1の右側面図により示す。図1、図2に示すように、スロットル装置1は、金属製のスロットルボディ2と、樹脂製のギヤカバー3とを備える。
FIG. 1 is a front view of a
スロットルボディ2は、エンジンの吸気通路に連通するボア11を有する円筒状のスロットルパイプ12と、内部にギヤ機構9(図4参照)等を収容するギヤハウジング13と、内部に電動モータ8(図4参照)を収容するモータハウジング14とを含む。ギヤハウジング13は、図1において上下方向に伸びる。モータハウジング14は、その中心軸線L1が、ギヤハウジング13に対して垂直に交わるように配置される。スロットルパイプ12は、ギヤハウジング13からもモータハウジング14からも離間して配置される。スロットルパイプ12の一端部(空気の流れの下流側端部)には、フランジ15が形成される。このフランジ15には、合計3つのボルト挿通孔15aが形成される。フランジ15には、後述する吸気マニホールドのマニホールドパイプ51(図13参照)が接続される。図1に示すように、スロットルパイプ12には、ボア11を径方向に横切るようにスロットルシャフト4が設けられる。スロットルボディ2には、このスロットルシャフト4の両端部を収容する一対の第1ボス部16A及び第2ボス部16Bが形成される。ボア
11の中には、スロットルシャフト4に固定されたスロットルバルブ5が配置される。
The
ここで、図1に示すように、モータハウジング14は、スロットルパイプ12に対して隙間を隔てて配置される。また、モータハウジング14の中心軸線L1とスロットルシャフト4とが平行をなすように配置される。図2において、スロットルパイプ12は、図面上側が空気の流れに対する上流側端12aであり、図面下側が空気の流れに対する下流側端12bである。図2において、スロットルパイプ12の上流側端12aは、ギヤハウジング13の前後方向(幅方向)の前端縁13aとほぼ同じ位置に配置される。図2において、スロットルパイプ12の下流側端12bは、ギヤハウジング13の前後方向(幅方向)の後端縁13bよりも前端縁13a寄り位置に配置される。図2に示すように、モータハウジング14の外周面の一部(後側部)14aは、スロットルパイプ12の下流側端12bよりも更に下流側に配置される。
Here, as shown in FIG. 1, the
図1〜図3に示すように、ギヤカバー3は、ギヤハウジング13の開口部を閉鎖するように、ネジ6とナット7によりギヤハウジング13に締め付けられて固定される。ギヤカバー3は、外部配線用のコネクタ3aを含む。
As shown in FIGS. 1 to 3, the gear cover 3 is fastened and fixed to the
図4に、スロットル装置1を図2のA−A線断面図により示す。図5に、スロットル装置1につき、図4の一部を拡大して断面図により示す。図6に、スロットル装置1からギヤカバー3を取り外した状態を図1の右側面図により示す。図7に、スロットル装置1からギヤカバー3を取り外した状態を図1のB−B線断面図により示す。
FIG. 4 shows the
図4において、スロットルパイプ12の左右両側部に形成された一対のボス部16A,16Bには、ボア11aを横切るスロットルシャフト4が、それぞれ一対をなす第1軸受21A及び第2軸受21Bを介して回転可能に支持される。この実施形態で、両軸受21A,21Bは、比較的薄い板材により形成された滑り軸受より構成される。このため、両軸受21A,21Bの外径は、従来例のボールベアリングよりなる軸受83(図17、図18)と比べて外径が比較的小さい。スロットルシャフト4に固定されたスロットルバルブ5は、ボア11の形状に合わせて円板状をなし、スロットルシャフト4と一体的に回動する。これにより、ボア11を開閉してボア11を流れる吸気量を調節するようになっている。
In FIG. 4, a pair of
図4、図7に示すように、スロットルシャフト4は、第1端部4aと第2端部4bを含む。スロットルシャフト4の第1端部4a(図4、図7の左端部)は、第1ボス部16Aにて第1軸受21Aを介して回転可能に支持される。第1ボス部16Aには、その開口部2を閉鎖するプラグ22が取り付けられる。スロットルシャフト4の第2端部4b(図4、図7の右端部)の近傍は、第2ボス部16Bにて第2軸受21Bを介して回転可能に支持される。第2軸受21Bに隣接して、第2ボス部16Bの端部には、スロットルシャフト4との間で気密性を保つためのシール材23が設けられる。第2端部4bは、ギヤハウジング13の中へ突出する。第2端部4bには、扇形ギヤを有するスロットルギヤ31が固定される。
As shown in FIGS. 4 and 7, the
図4に示すように、モータハウジング14の一端は、ギヤハウジング13に開口する。モータハウジング14には、例えば、DCモータ等の電動モータ8が収容される。電動モータ8の出力軸8aには、駆動ギヤ32が取り付けられる。
As shown in FIG. 4, one end of the
図4に示すように、スロットルシャフト4と電動モータ8との間には、スロットルボディ2とギヤカバー3との間にてカウンタシャフト24が設けられる。カウンタシャフト24には、カウンタギヤ33が回転可能に支持される。カウンタギヤ33は、駆動ギヤ32に噛み合う大径ギヤ部33aと、スロットルギヤ31に噛み合う小径ギヤ部33bとを有する。この実施形態では、これらスロットルギヤ31、駆動ギヤ32及びカウンタギヤ33により、減速ギヤ機構として機能する本発明のギヤ機構9が構成される。
As shown in FIG. 4, a
ここで、スロットルギヤ31及びその関連構成について詳しく説明する。図8に、スロットルギヤ31を関連部品と共に背面図により示す。ここでは、説明の都合上、図4、図5において、スロットルギヤ31のスロットルボディ2に面している側をスロットルギヤ31の裏側とし、スロットルギヤ31のギヤカバー3に面している側をスロットルギヤ31の表側とする。図4〜図8に示すように、スロットルギヤ31は樹脂より形成され、円板状のギヤ本体31aと、ギヤ本体31aの外周部に形成された扇形状をなすギヤ部31bとを備える。図4〜図6に示すように、ギヤ部31bは、カウンタギヤ33の小径ギヤ32bと噛み合う。ギヤ本体31aは、その中央部に裏側へ突出する円筒部31cと、円筒部31cの周囲にて同じく裏側軸線方向へ突出する周壁部31dとを含む。円筒部31cの表側凹部には、スロットルシャフト4の異形の第2端部4bが回り止め状態で嵌合され、その第2端部4bをかしめることで結合された金属製のかしめプレート25が同心状に設けられる。
Here, the
図4、図5に示すように、円筒部31cの表側凹部には、一対の永久磁石41と、両永久磁石41の周方向の相互間に介在される円弧状のヨーク42とが同心状に設けられる。また、図4、図5及び図8に示すように、円筒部31cと周壁部31dとの間には、リターンスプリング43が設けられる。リターンスプリング43は、捩りコイルスプリングから構成され、スロットルシャフト4と同心状に配置される。図6に示すように、リターンスプリング43の第1端部43aは、スロットルボディ2に設けられた掛止部2aに掛け止めされる。また、図6、図8に示すように、リターンスプリング43の第2端部43bは、スロットルギヤ31に設けられた掛止部31eに掛け止めされる。これにより、リターンスプリング43が、スロットルギヤ31を、スロットルバルブ5がボア11を閉じる閉方向ヘ常に付勢している。
As shown in FIGS. 4 and 5, a pair of
図4〜図8に示すように、スロットルギヤ31の周壁部31dの外周には、オープナスプリング44が設けられる。この実施形態で、オープナスプリング44は、帯状の板バネを平面視でC形状に曲げることで形成される。図6、図8に示すように、オープナスプリング44の第1端部44a及び第2端部44bは、ギヤ本体31aの外周に形成された閉じ側掛止部31f及び開き側係止部31gにそれぞれ掛け止めされる。このオープナスプリング44の両端部44a,44bは、それぞれスロットルギヤ31から半径方向へ突出している。この第1端部44aが、スロットルバルブ5のオープナ開度位置及び全閉位置を規制するための閉止位置規制部となっている。また、第2端部44bが、スロットルバルブ5の全開位置を規制するための全開規制部となっている。
As shown in FIGS. 4 to 8, an
図6に示すように、スロットルギヤ31を表側から見た場合に、オープナスプリング44の第1端部44aは、反時計方向において、ギヤ部31bの一端に対して所定の角度離れて配置される。一方、図6に示すように、オープナスプリング44の第2端部44bは、反時計方向において、ギヤ部31bの一端に対して所定の角度離れて配置される。
As shown in FIG. 6, when the
図6に示すように、ギヤハウジング13の中には、突起状のオープナストッパ13cが設けられる。このオープナストッパ13cには、スロットルバルブ5が閉方向へ回動するときに、スロットルギヤ31に設けられたオープナスプリング44の第1端部44aが当接可能となっている。そして、図6に示すように、オープナスプリング44の第1端部44aがオープナストッパ13cに掛け止めされることにより、スロットルバルブ5が、全閉状態に近いオープナ開度で保持される。また、図6に示すように、ギヤハウジング13内には、突起状の全開ストッパ13dが設けられる。この全開ストッパ13dには、スロットルバルブ5が開方向へ回動するときに、スロットルギヤ31に設けられたオープナスプリング44の第2端部44bが当接可能となっている。そして、オープナスプリング44の第2端部44bが、全開ストッパ13dに当接することにより、スロットルバルブ5の最大開度、すなわち全開位置が所定位置に規制される。
As shown in FIG. 6, a projecting
図9、図10に、スロットルギヤ31と、スロットルボディ2、リターンスプリング43及びオープナスプリング44との関係をモデル図により示す。図9は、スロットルバルブ5がオープナ開度に保持された状態に対応する。この状態では、オープナスプリング44の第1端部44aが、スロットルギヤ31の閉じ側掛止部31fに掛け止めされながら、ギヤハウジング13のオープナストッパ13cに当接し、オープナスプリング44の第2端部44bがスロットルギヤ31の開き側掛止部31gに掛け止めされる。これにより、スロットルギヤ31が、オープナスプリング44により、スロットルバルブ5を開く向へ付勢される。また、スロットルギヤ31が、スロットルボディ2とスロットルギヤ31との間に設けられたリターンスプリング43により、スロットルバルブ5を閉じる方向へ付勢される。そして、オープナスプリング44とリターンスプリング43との付勢力のバランスにより、スロットルバルブ5が、全閉状態からわずかに開いたオープナ開度に保持される。この実施形態で、上記したオープナ開度状態と全閉状態は、本発明の閉止状態に相当する。
FIGS. 9 and 10 show the relationship among the
図9に示す状態から、電動モータ8を動作させてギヤ機構9を介してスロットルシャフト4を回転させ、スロットルバルブ5を閉じ方向へ回動させることにより、図9に示すスロットルギヤ31の全閉掛止部31hが、オープナスプリング44の第1端部44aに当接するまでスロットルギヤ31が回動され、その状態でスロットルバルブ5が全閉位置に規制される。
From the state shown in FIG. 9, the
一方、図10は、スロットルバルブ5が全開に保持された状態に対応する。すなわち、電動モータ8を動作させてギヤ機構9を介してスロットルシャフト4を回転させ、スロットルバルブ5を全開まで回動させている状態に対応する。この状態では、オープナスプリング44の第1端部44aが、スロットルギヤ31の閉じ側掛止部31fに掛け止めされ、オープナスプリング44の第2端部44bがスロットルギヤ31の開き側掛止部31gに掛け止めされながら、全開ストッパ13dに当接する。これにより、スロットルギヤ31が、リターンスプリング43の付勢力に抗して、電動モータ8の駆動力により回転され、回転トルクが付与され、スロットルバルブ5が全開状態に保持される。
On the other hand, FIG. 10 corresponds to a state in which the
図4、図5に示すように、スロットルギヤ31に隣接して、スロットルギヤ31とギヤハウジング13との間には、スロットルバルブ5によるボア11の開度(スロットル開度)を検出するためのスロットルセンサ10が設けられる。スロットルセンサ10は、ギヤカバー3に設けられたMRE(Magnet Resistive Element)素子45と、スロットルギヤ31の円筒部31cに設けられた一対の永久磁石41とにより構成される。MRE素子45は、スロットルギヤ31の円筒部31cの表側凹部に遊嵌されて配置される。MRE素子45は、一対の永久磁石41の間に発生する磁界の方向を検出する素子として構成される。MRE素子45として、例えば、磁界の方向を検出可能に配置された磁気抵抗素子及びホール素子等の磁気検出素子、あるいは、磁気検出素子を有する検出部に演算部を一体に備え、磁界の方向に応じた信号を出力する素子等を使用することができる。MRE素子45は、一対の永久磁石41の間に発生する磁界の方向を、スロットルギヤ31の回転角、すなわちスロットルバルブ5のスロットル開度として検出し、その検出信号を出力するようになっている。
As shown in FIGS. 4 and 5, adjacent to the
上記構成において、通電による電動モータ8の駆動力が、ギヤ機構9、すなわち駆動ギヤ32、カウンタギヤ33及びスロットルギヤ31を介して、スロットルシャフト4に伝達される。これにより、スロットルバルブ5が回動してボア11が開閉される。このとき、オープナ開度以上の開度領域では、スロットルギヤ31が、リターンスプリング43の付勢力に抗して回転される。また、オープナ開度以下の開度領域では、スロットルギヤ31がオープナスプリング44の付勢力に抗して回転され、オープナスプリング44の第1端部44aがスロットルギヤ31の全閉掛止部31hに当接することで、全閉規制位置より閉じ側へのスロットルギヤ31の回転が規制される。一方、電動モータ8の非通電時には、スロットルギヤ31がリターンスプリング43の付勢力とオープナスプリング44の付勢力とのバランスにより、所定のオープナ開度に保持される。
In the above configuration, the driving force of the
次に、スロットルパイプ12、スロットルシャフト4、スロットルバルブ5及び両軸受21A,21Bの関係について説明する。図11に、スロットルパイプ12、スロットルシャフト4、スロットルバルブ5及び両軸受21A,21Bの関係を概略的に断面図により示す。図12に、図11の状態につき、冷間時にスロットルバルブ5とボア11の内壁とが氷結した状態を概略的に断面図により示す。
Next, the relationship among the
図4に示すように、スロットルボディ2において、滑り軸受より構成される両軸受21A,21Bは、スロットルシャフト4の第1端部4aと第2端部4b近傍に対応して設けられる。図11に示すように、スロットルパイプ12のボア11は、その軸線方向に、空気の流れに対する上流側端11aと下流側端11bとを有する。このボア11の上流側端11aは、スロットルパイプ12の上流側端12aに対応し、ボア11の下流側端11bは、スロットルパイプ12の下流側端12bに対応する。スロットルシャフト4がボア11の下流側端11b及びスロットルパイプ12の下流側端12bに隣接するように両軸受21A,21Bがスロットルボディ2に配置される。ここで、スロットルシャフト4がスロットルパイプ12の下流側端12bに隣接するように配置できるのは、両軸受21A,21Bが薄い板材よりなる滑り軸受により構成されるからである。
As shown in FIG. 4, in the
そして、図11に示すように、スロットルバルブ5がボア11をほぼ閉じる閉止状態(図11は、スロットルバルブ5のオープナ開度状態を示す。)となるときに、スロット
ルバルブ5がボア11の径方向に対して所定の閉止角度(オープナ開度)θ1で配置されると共に、スロットルバルブ5の一端部5aがボア11の下流側端11b(スロットルパイプ12の下流側端12b)に隣接するように配置される。また、スロットルバルブ5がボア11を開き始めるときには、図11に2点鎖線で示すように、スロットルバルブ5の一端部5aがボア11から直ちにはみ出るようになる。図11に示す閉止状態で、冷間時にスロットルバルブ5の一端部5aとボア11の内壁が氷結すると、図12に示すように、その一端部5aとボア11の内壁との間に氷J1ができる。
As shown in FIG. 11, when the
図13に、この実施形態のスロットルパイプ12に、樹脂製の吸気マニホールドのマニホールドパイプ51を接続した状態を概略的に断面図により示す。図13に示すように、この実施形態では、ボア11の下流側端11bに対応するスロットルパイプ12の下流側端12bには、エンジンの吸気マニホールドを構成するマニホールドパイプ51の一端51aが接続される。ここで、マニホールドパイプ51の中の吸気通路52の内径D1は、スロットルパイプ12のボア11の内径D2よりも大きくなっている。
FIG. 13 is a schematic sectional view showing a state in which a
以上説明したようにこの実施形態のスロットル装置1によれば、スロットルシャフト4の第1端部4aと第2端部4bが、スロットルボディ2の第1ボス部16Aと第2ボス部16Bにて第1軸受21Aと第2軸受21Bを介して回転可能に支持される。そして、これら一対の軸受21A,21Bが板材により形成された滑り軸受より構成される。従って、両軸受21A,21Bの外径が、従来例のボールベアリングよりなる軸受83に比べて小さくなる。そして、スロットルシャフト4がボア11の下流側端11bに隣接するように、滑り軸受よりなる両軸受21A,21Bがスロットルボディ2に配置される。従って、図11、図12に示すように、スロットルシャフト4の中心からボア11の下流側端11bまでの長さR1の寸法が、ボールベアリング83よりなる軸受に比べて小さくなる。このため、ボア11の軸線方向の長さを短くすることができ、スロットルパイプ12を小型化することができ、延いてはスロットルボディ2を小型化することができる。
As described above, according to the
一方、この実施形態では、図11、図12に示すように、スロットルバルブ5が閉止状態となるときに、スロットルバルブ5が所定の閉止角度で配置され、スロットルバルブ5の一端部5aが、ボア11の下流側端11bに隣接して配置される。このスロットルバルブ5の配置は、スロットルバルブ5が回動してボア11を開き始めたときに、スロットルバルブ5の一端部5aがボア11から直ちにはみ出るほどのものである。従って、図12に示すように、スロットルバルブ5の一端部5aとボア11の内壁が氷結したときには、スロットルバルブ5及びボア11と氷J1との接触面積S1が、従来例と比べて小さくなる。このため、スロットルバルブ5をわずかなトルクで回動させるだけで氷J1を破壊することができ、スロットルバルブ5とボア11の内壁との氷結の解除性を向上させることができる。また、氷結を解除するために、従来例のように発熱材料よりなる円筒コアと電気回路を設ける必要がない。
On the other hand, in this embodiment, as shown in FIGS. 11 and 12, when the
この実施形態では、スロットルセンサ10が、スロットルギヤ31に設けられた一対の永久磁石41と、一対の永久磁石41の間に発生する磁界の方向を検出するMRE素子45とを含む。そして、MRE素子45が一対の永久磁石41の磁界の方向を検出することで、スロットルバルブ5によるボア11の開度(スロットル開度)が検出される。従って、例えば、スロットルシャフト4の位置ずれに伴う永久磁石41の位置ずれや温度変化等により永久磁石41の磁界の強さが変化しても、永久磁石41の磁界の方向に影響がない。つまり、永久磁石41の磁界強度に変化が生じても、それに影響されることなく、磁界の方向に基づき、MRE素子45によりスロットル開度が検出される。このことは、比較的簡易な滑り軸受よりなる両軸受21A,21Bを使用してスロットルシャフト4を回転可能に支持する本実施形態のスロットル装置1に好適である。このため、滑り軸受よりなる両軸受21A,21Bを使用したスロットル装置1につき、スロットル開度の検出精
度を低下させることなく確保することができる。
In this embodiment, the
この実施形態では、モータハウジング14がスロットルパイプ12に対して隙間を隔てて配置される。また、モータハウジング14とスロットルシャフト4が平行をなし、モータハウジング14の外周面の一部である後側部14aが、スロットルパイプ12のボア11の下流側端11bよりも更に下流側に配置される。従って、モータハウジング14それ自体の表面積が増える。このため、モータハウジング14による電動モータ8の放熱性を向上させることができる。
In this embodiment, the
この実施形態では、図13に示すように、スロットルパイプ12の下流側端12bに、マニホールドパイプ51の一端51aが接続され、マニホールドパイプ51の中の吸気通路52の内径D1が、スロットルパイプ12のボア11の内径D2よりも大きい。従って、ボア11の中の水分がマニホールドパイプ51の吸気通路52へ流れ易くなる。この意味で、スロットルバルブ5とボア11の内壁との氷結を低減することができる。また、スロットルバルブ5がボア11を開き始めるときに、スロットルバルブ5の一端部5aがボア11から内径の大きいマニホールドパイプ51の吸気通路52へ直ちにはみ出る。従って、スロットルバルブ5の開き始めにボア11の吸気流量が非線型に増大する。図14に、この実施形態につき、スロットル開度に対する吸気流量の特性をグラフにより示す。図14に示すように、この吸気流量特性は、スロットルバルブ5の開き始めにて吸気流量が一時的に増大し、その後は吸気流量がスロットル開度に応じてリニアに増加することが分かる。このため、スロットル装置1による吸気流量特性を容易に任意に変更することができる。また、スロットルバルブ5の開き始めの吸気による異音の発生を抑えることができる。
In this embodiment, as shown in FIG. 13, one
<第2実施形態>
次に、本発明のスロットル装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
Second Embodiment
Next, a second embodiment in which the throttle device of the present invention is embodied will be described in detail with reference to the drawings.
なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。 In the following description, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, description thereof is omitted, and different points are mainly described.
この実施形態では、スロットルパイプ12に接続されるマニホールドパイプ51の形状の点で第1実施形態と構成が異なる。図15に、スロットルパイプ12にマニホールドパイプ51を接続した状態を概略的に断面図により示す。すなわち、この実施形態では。図15に示すように、マニホールドパイプ51の中の吸気通路52が、マニホールドパイプ51の一端51aから下流側へ徐々に縮径するように形成される。
This embodiment is different from the first embodiment in the shape of the
従って、マニホールドパイプ51の吸気通路52が、その一端51aから下流側へ徐々に縮径するので、スロットルバルブ5の開き始めにボア11の吸気流量が非線型に増大する。また、スロットルバルブ5が開き始めてからは、ボア11の吸気流量がスロットル開度に応じて緩やかに増大する。図16に、この実施形態につき、スロットル開度に対する吸気流量の特性をグラフにより示す。図16に示すように、この吸気流量特性は、スロットルバルブ5の開き始めにて吸気流量が一時的に増大し、その後は吸気流量がスロットル開度に応じて緩やかに増加することが分かる。このため、スロットル装置1による吸気流量特性を容易に任意に変更することができる。また、スロットルバルブ5の開き始めの吸気による異音の発生を抑えることができる。
Accordingly, since the
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and a part of the configuration can be changed as appropriate without departing from the spirit of the invention.
例えば、前記各実施形態では、オープナスプリング44を板バネにより構成したが、これをリターンスプリングと同様に捩りコイルスプリングにより構成することもできる。
For example, in each of the above embodiments, the
この発明は、自動車等のエンジンに利用することができる。詳しくは、エンジンの吸気通路にて吸気量を調節するために利用することができる。 The present invention can be used for engines such as automobiles. Specifically, it can be used to adjust the intake air amount in the intake passage of the engine.
1 スロットル装置
2 スロットルボディ
4 スロットルシャフト
4a 第1端部
4b 第2端部
5 スロットルバルブ
5a 一端部
8 電動モータ
9 ギヤ機構
10 スロットルセンサ
11 ボア
11a 上流側端
11b 下流側端
12 スロットルパイプ
12a 上流側端
12b 下流側端
14 モータハウジング
14a 後側部
16A 第1ボス部
16B 第2ボス部
21A 第1軸受
21B 第2軸受
31 スロットルギヤ
32 駆動ギヤ
33 カウンタギヤ
41 永久磁石
45 MRE素子
51 マニホールドパイプ
51a 一端
52 吸気通路
L1 中心軸線(モータハウジングの)
D1 内径(吸気通路の)
D2 内径(ボアの)
1
D1 Inner diameter (in the intake passage)
D2 Inner diameter (bore)
Claims (5)
前記ボアを横切るように配置され、前記スロットルボディにて軸受を介して回転可能に支持されたスロットルシャフトと、
前記ボアの中にて前記スロットルシャフトに設けられ、前記スロットルシャフトの回転により前記ボアを開閉するスロットルバルブと、
前記スロットルシャフトに設けられたスロットルギヤを含むギヤ機構と、
前記ギヤ機構に駆動連結された電動モータと
を備え、前記電動モータにより前記ギヤ機構を介して前記スロットルシャフトを回転させることにより、前記スロットルバルブによる前記ボアの開度を変更して前記ボアを流れる空気量を調節するスロットル装置であって、
前記スロットルシャフトは、第1端部と第2端部とを含み、前記軸受は、前記第1端部と前記第2端部近傍に対応して設けられ、
前記両軸受が板材により形成された滑り軸受より構成され、
前記ボアが、軸線方向に、空気流に対する上流側端と下流側端とを有し、前記スロットルシャフトが前記ボアの下流側端に隣接するように前記両軸受が前記スロットルボディに配置され、
前記スロットルバルブが前記ボアをほぼ閉じる閉止状態となるときに、前記スロットルバルブが前記ボアの径方向に対して所定の閉止角度で配置されると共に、前記スロットルバルブの一端部が前記ボアの下流側端に隣接して配置され、
前記スロットルバルブが前記ボアを開き始めるときに、前記スロットルバルブの前記一端部が前記ボアからはみ出る
ことを特徴とするスロットル装置。 A throttle body having a bore;
A throttle shaft that is disposed across the bore and is rotatably supported by the throttle body via a bearing;
A throttle valve provided on the throttle shaft in the bore and opening and closing the bore by rotation of the throttle shaft;
A gear mechanism including a throttle gear provided on the throttle shaft;
An electric motor drivingly connected to the gear mechanism, and rotating the throttle shaft via the gear mechanism by the electric motor, thereby changing the opening of the bore by the throttle valve and flowing through the bore A throttle device for adjusting the amount of air,
The throttle shaft includes a first end and a second end, and the bearing is provided corresponding to the vicinity of the first end and the second end,
The both bearings are constituted by sliding bearings formed of a plate material,
The bore has an upstream end and a downstream end in the axial direction with respect to the air flow, and the bearings are disposed on the throttle body such that the throttle shaft is adjacent to the downstream end of the bore;
When the throttle valve is in a closed state that substantially closes the bore, the throttle valve is disposed at a predetermined closing angle with respect to the radial direction of the bore, and one end of the throttle valve is located downstream of the bore. Placed adjacent to the edge,
When the throttle valve starts to open the bore, the one end of the throttle valve protrudes from the bore.
前記スロットルギヤが、前記スロットルシャフトの前記第2端部に固定され、前記スロットルギヤに隣接して前記スロットルセンサが設けられ、
前記スロットルセンサが、前記スロットルギヤに設けられた一対の永久磁石と、前記一対の永久磁石の間に発生する磁界の方向を検出するMRE素子とを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。 A throttle sensor for detecting the opening of the bore by the throttle valve;
The throttle gear is fixed to the second end of the throttle shaft, and the throttle sensor is provided adjacent to the throttle gear;
2. The throttle sensor according to claim 1, wherein the throttle sensor includes a pair of permanent magnets provided in the throttle gear, and an MRE element that detects a direction of a magnetic field generated between the pair of permanent magnets. Throttle device.
前記モータハウジングが前記スロットルパイプに対して隙間を隔てて配置されると共に、前記モータハウジングの外周面の一部が、前記ボアの下流側端よりも更に下流側に配置される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットル装置。 The throttle body includes a throttle pipe having the bore, and a motor housing that houses the electric motor,
The motor housing is disposed with a gap with respect to the throttle pipe, and a part of the outer peripheral surface of the motor housing is disposed further downstream than the downstream end of the bore. The throttle device according to claim 1 or 2.
前記ボアの前記下流側端に対応する前記スロットルパイプの下流側端に、エンジンの吸気マニホールドを構成するマニホールドパイプの一端が接続され、前記マニホールドパイプの中の吸気通路の内径が、前記ボアの内径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットル装置。 The throttle body includes a throttle pipe having the bore,
One end of a manifold pipe constituting an intake manifold of an engine is connected to the downstream end of the throttle pipe corresponding to the downstream end of the bore, and the inner diameter of the intake passage in the manifold pipe is the inner diameter of the bore The throttle device according to claim 1, wherein the throttle device is larger than the throttle device.
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