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JP2013095349A - 車両用シート - Google Patents

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JP2013095349A
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JP
Japan
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surface layer
heating wire
knitted fabric
vehicle seat
dimensional
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Application number
JP2011242065A
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English (en)
Inventor
Toshio Aoki
俊央 青木
Hiroshi Tsuji
博史 辻
Shuhei Miyake
修平 三宅
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Takayuki Kumamoto
貴之 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】基材となる立体編物に発熱線が取り付けられたヒータ装置を備える車両用シートにおいて、立体編物における発熱線が取り付けられた部分が凹んでしまうのを防止すること。
【解決手段】シートカバー3の裏側に配された面状のヒータであって、複数の孔211が形成された表層21およびこの表層21の裏側に設けられた立体層23を有する立体編物20に通電されることによって発熱する発熱線24が取り付けられたヒータ装置2を備え、前記発熱線24は、前記表層21に形成された孔211を通じて、前記表層21の表側と裏側を交互に通過するように取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、基材として立体編物を用いた面状のヒータ装置を備える車両用シートに関する。
下記特許文献1には、通気性を有する基材に、発熱線が縫製によって固定された面状のヒータ装置が記載されている。このような面状のヒータ装置は、車両用シート等に好適に用いられる。車両用シートでは、背部や臀部といった乗員のシートに接触する部位を温めるため、シートカバーの裏側に面状のヒータ装置が配される。
特開2003−297532号公報
しかし、このような発熱線が基材に縫製されてなるヒータ装置を車両用シートに用いると、発熱線が固定された部分が溝状の凹みとなってしまい、シートの座り心地を低下させるという問題があった。特に、特許文献1に記載されるような立体構造を有する厚みのある基材(立体編物)を用いる場合、上記凹みが大きくなるため、座り心地が大きく低下してしまう。
上記実情に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、基材となる立体編物に発熱線が取り付けられたヒータ装置を備える車両用シートにおいて、立体編物における発熱線が取り付けられた部分が凹んでしまうのを防止することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる車両用シートは、複数の孔が形成された表層およびこの表層の裏側に設けられた立体層を有する立体編物に通電されることによって発熱する発熱線が取り付けられた面状のヒータ装置を備え、前記発熱線は、前記表層に形成された孔を通じて、前記表層の表側と裏側を交互に通過するように取り付けられていることを要旨とする。
上記構成は、表層に形成された孔を通じて表層の表側と裏側を交互に通過するように発熱線が取り付けられている(表層に発熱線が取り付けられている)ため、発熱線によって立体層が潰れてしまうことはない。つまり、基材である立体編物において、発熱線が取り付けられた部分が凹んでしまうことを防止できる。そのため、座り心地の良い車両用シートとすることができる。
また、前記立体編物は、前記表層の前記発熱線が表側を通る部分が、前記表層の前記発熱線が裏側を通る部分よりも低く形成されていればよい。
このようにした場合、表層の表側を通る発熱線が、立体編物表面より表側に突出するのを抑制できる。したがって、車両用シートの座り心地をさらに向上させることができる。
また、前記立体編物は、前記表層の前記発熱線が表側を通る部分が、前記表層の前記発熱線が裏側を通る部分よりも高く形成されていてもよい。
このようにした場合、発熱線は大きく上下にうねるように立体編物に取り付けられた状態となるから、基材である立体編物に対して発熱線が位置ずれしにくい。つまり、乗員の動き等によって発熱線が動いてしまうことが防止される。
本発明にかかる車両用シートによれば、立体編物の立体層が発熱線によって潰されることがないから、立体編物における発熱線が取り付けられた部分が凹んでしまうことを防止できる。そのため、座り心地の良い車両用シートとすることができる。
図1(a)は本発明の実施形態にかかる車両用シートの外観斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線断面を模式的に示した図である。 図1に示した車両用シートが備えるヒータ装置の外観斜視図である。 図1に示した車両用シートが備えるヒータ装置の断面(図2のB−B線断面)を模式的に示した図である。 第一の変形例にかかる車両用シートが備えるヒータ装置の断面を模式的に示した図である。 第二の変形例にかかる車両用シートが備えるヒータ装置の断面を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に上下方向(厚み方向)とは、図3〜図5の上下方向(立体編物20の厚み方向)をいう。
本実施形態にかかる車両用シート1は、シートカバー3(表皮)およびヒータ装置2を備える。ヒータ装置2は、シートカバー3とクッション材であるシートパッド4との間に設けられている。シートカバー3やシートパッド4、これらを支持するシートフレーム(図示せず)の構成は公知の構成が適用できるから、詳細な説明は省略する。また、以下で詳細に説明するヒータ装置2が設置される箇所は特に限定されない。シートの背もたれ部(シートバック)や着座部(シートクッション)など、どのような場所においても適用することができる。
ヒータ装置2は、基材(ベース)となる立体編物20、および、この立体編物20に取り付けられる発熱線24を有する。かかるヒータ装置2は、車両に設けられる図示されない給電手段によって発熱線24に通電されると発熱線24が発熱する面状のヒータである。
立体編物20は、シートの通気性を良好なものとするためヒータ装置2の基材として用いる。この立体編物20は、表層21、立体層23、および裏層22を有する。表層21および裏層22は、薄い布材である。このうち、少なくとも表層21には、良好な通気性を確保するための複数の孔21(以下、通気孔211と称することもある)が形成されている。すなわち、少なくとも表層21はメッシュ素材で構成されている。この複数の通気孔211は等間隔に形成されていることが好ましい。一方、裏層22はどのような構成であってもよい。例えば、表層21と同じメッシュ素材で構成してもよい。
立体層23は、表層21と裏層22を繋ぐ連結層である。すなわち、表層21と裏層22を繋ぐ略上下方向に延びる連結糸231で構成される層である。この立体層23(連結糸231)の構造は、クロス構造(連結糸231同士がクロスするもの)や、トラス構造(連結糸231によって「V」が連続した形状をなすもの)等、周知の構造が適用可能である。立体編物20は、この立体層23の存在により、所定の厚みを有する三次元的な形状の編物となっている。この立体層23を構成する連結糸231の材質は、特定の材質に限定されるものではないが、シートのクッション性を高めるといった観点から、弾性を有する材料で形成されていることが好ましい。
発熱線24は、ニクロム線などの通電によって発熱する金属材料によって構成される。この発熱線24は、表層21に形成された通気孔211を利用して、基材である立体編物20に取り付けられている。具体的には、図2および図3に示すように、通気孔211を通じて、表層21の表側と裏側を交互に通過するように取り付けられている。発熱線24における表層21の裏側を通る部分は、略上下方向に延びる連結糸231の間を通る。なお、ここでいう「交互」とは、通気孔211一つおきに発熱線24を必ず上下させなければならないという意味ではない(例えば、通気孔211二つおきに発熱線24を上下させる、といった構成としてもよい)。つまり、表層21に形成された全部の通気孔211を利用しなければならないわけではない。
このような構成のヒータ装置2では、発熱線24が立体編物20の表層21に固定されるから、発熱線24を糸で縫い付けて立体編物20に固定した構成のように、立体編物20の立体層23が発熱線24により潰れてしまうことはない。つまり、本実施形態によれば、立体編物20における発熱線24が取り付けられた部分が凹んでしまうのを防止することができる。これにより、座り心地の良い車両用シート1となる。また、発熱線24を立体編物20に固定するための糸が不要となるため、製造コストの削減にもつながる。このように、本実施形態は、良好な通気性を確保するために立体編物20に複数の孔21が形成されていることを巧みに利用し、この孔21を用いて立体編物20に発熱線24を取り付けたものである。
上記本実施形態にかかる車両用シート1が有するヒータ装置2の変形例として、図4に示す第一の変形例および図5に示す第二の変形例が考えられる。
第一の変形例は、基材である立体編物20aにおいて、発熱線24が表層21aの表側を通る部分が、表層21aの裏側を通る部分よりも低く形成されているものである。すなわち、発熱線24が表層21aの表側を通る部分の立体層23aの厚みの方が、表層21aの裏側を通る部分の立体層23aの厚みよりも小さく形成されているものである。通気孔211a一つおきに上下させて発熱線24を取り付ける場合には、通気孔211a一つおきに相対的に高い部分Haと相対的に低い部分Laが交互に形成される構成となる。このような構成にすれば、相対的に高い部分Haと相対的に低い部分Laの高さの差分、表層21aの表側を通る発熱線24が、立体編物20a表面(相対的に高い部分Haの表面)より表側に突出するのを抑制できる。したがって、車両用シート1の座り心地をさらに向上させることができる。なお、本変形例における立体編物20aの裏層22aの形状は特に限定されない。
本変形例において、相対的に高い部分Haと相対的に低い部分Laの高さの差は、発熱線24の径と略等しくすることが好ましい。このようにすれば、表層21aの厚みが極めて小さいと仮定した場合(各図では図を分かりやすくするため表層や裏層をある程度の厚みがある部材として描いているが、実際は(発熱線24の径と比較して)無視できる程度の厚みしかない)、発熱線24が裏側を通る相対的に高い部分Haの表面と、相対的に低い部分Laの表側を通る発熱線24の表側の高さ方向位置が略等しくなるから、ヒータ装置2aにおける表面(ヒータ面)の凹凸がより小さくなり、シートの座り心地をさらに向上させることができる。
第二の変形例は、基材である立体編物20bにおいて、発熱線24が表層21bの表側を通る部分が、表層21bの裏側を通る部分よりも高く形成されているものである。すなわち、発熱線24が表層21bの表側を通る部分の立体層23bの厚みの方が、表層21bの裏側を通る部分の立体層23bの厚みよりも大きく形成されているものである。通気孔211b一つおきに上下させて発熱線24を取り付ける場合には、通気孔211b一つおきに相対的に高い部分Hbと相対的に低い部分Lbが交互に形成される構成となる。このような構成にすれば、相対的に高い部分Hbと相対的に低い部分Lbの高さの差分、発熱線24は大きく上下にうねるように立体編物20bに取り付けられた状態となるため、基材である立体編物20bに対して発熱線24が位置ずれしにくい。つまり、乗員の動き等によって発熱線24が動いてしまうことが防止される。なお、本変形例における立体編物20bの裏層22bの形状は特に限定されない。
以上説明した第一の変形例および第二の変形例において、立体編物20a,20bに相対的に高い部分Ha,Hbと相対的に低い部分La,Lbとを設ける手法としては種々の手法が考えられる。単純に、相対的に低い部分La,Lbとする箇所の立体層23a,23bの厚みを小さくする(当該箇所の連結糸231a,231bを短くする)ことで構成してもよいし、平坦である通常の立体編物を用意し、この立体編物における相対的に低い部分La,Lbとする箇所を熱プレスすることで当該箇所の厚みを小さくしてもよい。プレスする場合、与える熱量やプレスの圧力を調整することにより、相対的に高い部分Ha,Hbと相対的に低い部分La,Lbの高さの差を所望の値にすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 車両用シート
2 ヒータ装置
20 立体編物
21 表層
211 通気孔
23 立体層
24 発熱線

Claims (3)

  1. 複数の孔が形成された表層およびこの表層の裏側に設けられた立体層を有する立体編物に通電されることによって発熱する発熱線が取り付けられた面状のヒータ装置を備えた車両用シートであって、
    前記発熱線は、前記表層に形成された孔を通じて、前記表層の表側と裏側を交互に通過するように取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記立体編物は、前記表層の前記発熱線が表側を通る部分が、前記表層の前記発熱線が裏側を通る部分よりも低く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記立体編物は、前記表層の前記発熱線が表側を通る部分が、前記表層の前記発熱線が裏側を通る部分よりも高く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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