JP2013073797A - アースコネクタ - Google Patents
アースコネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013073797A JP2013073797A JP2011212114A JP2011212114A JP2013073797A JP 2013073797 A JP2013073797 A JP 2013073797A JP 2011212114 A JP2011212114 A JP 2011212114A JP 2011212114 A JP2011212114 A JP 2011212114A JP 2013073797 A JP2013073797 A JP 2013073797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive member
- housing
- synthetic resin
- terminal
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
【解決手段】アースコネクタ10は、電線11に接続された雌端子12と電気的に接続する雄端子32および車体に固定される接地部37を有する金属製の導電部材30と、導電部材30と一体に成形された合成樹脂製のハウジング13と、を備える。導電部材30は、雄端子32をハウジング13の内側に配置するとともに、接地部37をハウジング13の外側に配置して、雄端子32と接地部37との間の領域35がインサート成形によりハウジング13に取り付けられている。導電部材30の雄端子32と接地部37との間には、ハウジング13を構成する合成樹脂材49が貫通する樹脂貫通部47が設けられ、かつ、導電部材30の雄端子32と接地部37との間の領域35は、合成樹脂材49と接着剤により接合されている。
【選択図】図8
Description
しかしながら、特許文献1に記載されている導電部材のように、ハウジングに固定される部分の幅寸法がハウジングから導出される部分と概ね同じくらいで、接着剤を塗布する部分の面積が広い場合、接着剤が多量に必要であり、コスト高であった。
前記樹脂貫通部は、前記導電部材と前記合成樹脂材との接合部よりも外側に設けられていてもよい。
このような構成とすると、導電部材と合成樹脂材との接合部が、接合部よりも外側に設けられた樹脂貫通部により支持されるので、導電部材が合成樹脂材から剥離するのを確実に防止することができる。
このような構成とすると、導電部材内に合成樹脂材が貫通して導電部材を支持するので、導電部材が合成樹脂材から剥離するのをより確実に防止することが出来る。
ハウジングにおいて、厚みが他の部分よりも大きい部分はインサート成形の後に縮んで凹むことがあるが、上記のような構成とすると、厚みが大きくなる傾向のある樹脂貫通部に対応して肉抜き部が形成されているから、厚みを均一化することができ、成形後に縮むのを防止することができる。
このような構成とすると、導電部材に塗布しておいた接着剤を、インサート成形の際に発生する熱を利用して溶融させ、合成樹脂材が固化するのを待てば、導電部材と合成樹脂材とを接合することができるので、簡易な方法により、導電部材を合成樹脂財に接合することができる。
このような構成とすると、本発明をジョイントコネクタに適用することができる。
このような構成とすると、ハウジングは、その内側に接続部を配置するだけでなく、当該接続部に接続される相手方端子を収容する端子収容部も備える。つまりこのような構成によれば、相手方端子を収容する別のハウジングは不要なので部品点数を減らすことができるだけでなく、相手方端子を収容する別のハウジングが嵌合するためのスペースが不要となり、コネクタの小型化が可能となる。
本発明をアースジョイントコネクタ10に適用した実施形態1を図1ないし図11によって説明する。本実施形態に係るアースジョイントコネクタ10(以下、アースコネクタ10)は、図示しない車両の車体に取り付けられて、複数の電線11を接地する。アースコネクタ10は、複数の電線11の端部に接続された雌端子12(相手方端子の一例)が収容されるハウジング13と、このハウジング13に取り付けられて雌端子12と接続される導電部材30と、を備える。以下の説明では、図3における左方を前方とし、右方を後方とし、また、上方を上方とし、下方を下方とする。また、図2における上下方向を幅方向とする。
図1〜図3に示すように、合成樹脂製のハウジング13は、複数の雌端子12を収容する端子収容部14を備える。端子収容部14内には、雌端子12が、上下方向に二段に並ぶと共に、幅方向に4つ並んで収容される。各端子収容部14の内壁には、図3に示すように、端子収容部14の内壁から前方に向かってランス15が突出して形成されている。ランス15は、基部16においてハウジング13と一体に形成されている。ランス15の先端には、雌端子12を係止する係止爪17が突出して形成されている。上側に位置するランス15の係止爪17は上方に突出しており、下側に位置するランス15の係止爪17は下方に突出している。
雌端子12は、電線11の端部に圧着される圧着部18と、この圧着部18から前方に延び筒状をなす接続筒部19と、を備える。接続筒部19の内部には弾性接触片20が形成されている。接続筒部19の壁部には、ランス15の係止爪17と係合する係止孔21が貫通して形成されている。この係止孔21の孔縁に係止爪17が後方から係止することにより、雌端子12が後方へ変位することが規制されるようになっている。
図3に示すように、ハウジング13の端子収容部14の前方(図3における左方)は開口しており、この部分にゴム栓収容部24が形成されている。ゴム栓収容部24の内部には、ゴム栓25が収容されるようになっている。
ハウジング13の前端部寄りの位置には、導電性の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる導電部材30が、インサート成形により取り付けられている。詳しくは、導電部材30は、図3および図6に示すように、ハウジング13の内側に雌端子12と電気的に接続する雄端子32(接続部の一例)を配置し、ハウジング13の外側に接地部37が形成された平板状の導電板部34を配置して、雄端子32と接地部37との間の領域35がインサート成形によりハウジング13に取り付けられている。
本実施形態のアースコネクタ10のハウジング13と導電部材30との一体化について説明する。図示しない導電性の金属板材にプレス加工等を施して図11に示すような形状の導電部材30を作製した後、図9および図10に示すように、連結部42に接着剤を塗布する。
(本実施形態の作用、効果)
本実施形態において、導電板部34の連結部42は、接着剤により合成樹脂材49に接合されるので、導電部材30とハウジング13とのシール性が高まり、水の浸入が防止される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では樹脂貫通部47を導電部材30と合成樹脂材49との接合部36よりも外側に設けたが、当該接合部を樹脂貫通部よりも外側に設けてもよい。
(2)上記実施形態では、導電部材30に切欠部44と貫通孔43とを形成することにより、これらの部分に樹脂貫通部47を形成する例を示したが、切欠部のみを形成してもよいし、貫通孔のみを形成してもよい。
(3)上記実施形態では、樹脂貫通部47に対応する位置に肉抜き部48を形成したが、肉抜き部48がなくてもよい。
(4)上記実施形態では、接着剤として、導電部材30をインサート成形によりハウジング13に取り付ける際に発生する熱により溶融したのちに固化するものを用いる例を示したが、これに限定されない。接着剤は、導電部材30を構成する金属材料とハウジングを構成する合成樹脂材49との親和性を有し、外部からの水の浸入を防止できるシール性を有するものであればよい。
(5)上記実施形態では、導電部材30に複数の雄端子32が設けられ、複数の雌端子12が導電部材30によって電気的に接続されるジョイントコネクタ10に適用した例をしめしたが、導電部材に1つの接続部が設けられ、当該接続部に接続される相手方端子が1つであってもよい。
(6)上記実施形態では1つのハウジング13に接続部と、接続部に電気的に接続する相手方端子の端子収容室とを備えるアースコネクタ10を示したが、相手方端子は別体の端子収容室を備えるハウジングに収容されているものであってもよい。
11…電線
12…雌端子(相手方端子)
13…ハウジング
14…端子収容部
30…導電部材
32…雄端子(接続部)
34…導電板部
35…雄端子と接地部との間の領域
37…接地部
42…連結部
43…貫通孔
44…切欠部
45…接着剤層
46…接合部
47…樹脂貫通部
48…肉抜き部
49…合成樹脂材
Claims (7)
- 車両の車体に取り付けられるアースコネクタであって、
電線に接続された相手方端子と電気的に接続する接続部および車体に固定される接地部を有する金属製の導電部材と、前記導電部材と一体に成形された合成樹脂製のハウジングと、を備え、
前記導電部材は、前記接続部を前記ハウジングの内側に配置するとともに、前記接地部を前記ハウジングの外側に配置して、前記接続部と前記接地部との間の領域がインサート成形により前記ハウジングに取り付けられ、
前記導電部材の前記接続部と前記接地部との間には、前記ハウジングを構成する合成樹脂材が貫通する樹脂貫通部が設けられ、かつ、前記導電部材の前記接続部と前記接地部との間の領域は、前記合成樹脂材と接着剤により接合されていることを特徴とするアースコネクタ。 - 前記樹脂貫通部は、前記導電部材と前記合成樹脂材との接合部よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアースコネクタ。
- 前記樹脂貫通部は、前記導電部材に貫通孔を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアースコネクタ。
- 前記ハウジングには、前記樹脂貫通部に対応して肉抜き部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のアースコネクタ。
- 前記接着剤は、前記導電部材をインサート成形により前記ハウジングに取り付ける際に発生する熱により溶融したのちに固化することで、前記導電部材を前記合成樹脂材に接合することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のアースコネクタ。
- 前記相手方端子は複数である一方、前記導電部材には複数の前記接続部が設けられ、複数の前記相手方端子が前記導電部材によって電気的に接続されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のアースコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記相手方端子が収容される端子収容部を備え、
前記接続部は前記ハウジングの前記端子収容部内に突出して配され、前記相手方端子と電気的に接続することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のアースコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011212114A JP5720516B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | アースコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011212114A JP5720516B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | アースコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013073797A true JP2013073797A (ja) | 2013-04-22 |
JP5720516B2 JP5720516B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=48478143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011212114A Active JP5720516B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | アースコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5720516B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017108823A1 (de) * | 2017-04-25 | 2018-10-25 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Aggregatanschluss für ein fahrzeug |
CN113067179A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-02 | 安波福电气系统有限公司 | 电连接端子及包括电连接端子的电连接装置 |
WO2023213250A1 (zh) * | 2022-05-03 | 2023-11-09 | 长春捷翼汽车科技股份有限公司 | 一种充电接口接地结构及车辆 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684565A (ja) * | 1992-07-13 | 1994-03-25 | Yazaki Corp | コネクタのシール構造及びその製造方法 |
JPH08330007A (ja) * | 1995-05-29 | 1996-12-13 | Sato Seiki:Kk | 接続用の電気部品 |
JP2010040263A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Autonetworks Technologies Ltd | ジョイントコネクタ、およびこのジョイントコネクタを用いた端子同士の接続方法 |
-
2011
- 2011-09-28 JP JP2011212114A patent/JP5720516B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684565A (ja) * | 1992-07-13 | 1994-03-25 | Yazaki Corp | コネクタのシール構造及びその製造方法 |
JPH08330007A (ja) * | 1995-05-29 | 1996-12-13 | Sato Seiki:Kk | 接続用の電気部品 |
JP2010040263A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Autonetworks Technologies Ltd | ジョイントコネクタ、およびこのジョイントコネクタを用いた端子同士の接続方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017108823A1 (de) * | 2017-04-25 | 2018-10-25 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Aggregatanschluss für ein fahrzeug |
CN113067179A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-02 | 安波福电气系统有限公司 | 电连接端子及包括电连接端子的电连接装置 |
WO2023213250A1 (zh) * | 2022-05-03 | 2023-11-09 | 长春捷翼汽车科技股份有限公司 | 一种充电接口接地结构及车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5720516B2 (ja) | 2015-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9912106B2 (en) | Electrical connector having improved shielding shell | |
US9099815B2 (en) | Device connector with heat-radiating rubber heat bridge between heat generating component and connector housing | |
US9124021B2 (en) | Device connector having outer conductor with a mold portion sandwiched between a bracket and a housing | |
US8790135B2 (en) | Insert molded connector | |
US7959469B2 (en) | Connector device and connector assembly | |
US7748988B2 (en) | Card edge connector and method of manufacturing the same | |
US9211852B2 (en) | Conductive plate and joint connector | |
JP5965751B2 (ja) | コネクタ端子及びコネクタ端子の止水方法 | |
JP6368504B2 (ja) | 電気コネクタ | |
US9407027B2 (en) | Device connector | |
JP2012109158A (ja) | 防水コネクタ | |
US20170373442A1 (en) | Electrical connector | |
JPWO2007097394A1 (ja) | コネクタハウジングの防水構造 | |
JP2012059438A (ja) | 防水コネクタ | |
CN106099468B (zh) | 连接器及其制造方法 | |
KR20190141078A (ko) | 커넥터 어셈블리, 접속 모듈 및 접속 모듈의 제조 방법 | |
JP5720516B2 (ja) | アースコネクタ | |
JP5170013B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP6295230B2 (ja) | コネクタ及びその製造方法 | |
US20240063569A1 (en) | Joint Connector and Method for Manufacturing Joint Connector | |
CN108140963A (zh) | 连接器 | |
JP5691982B2 (ja) | 外部接続が可能な電子回路ユニット | |
US10236639B2 (en) | Attachment structure of shield connector for directly mounting on device | |
JP7038006B2 (ja) | コネクタ及びコネクタアセンブリ | |
JP5557032B2 (ja) | 機器用コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5720516 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |