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JP2013050074A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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JP2013050074A JP2011188405A JP2011188405A JP2013050074A JP 2013050074 A JP2013050074 A JP 2013050074A JP 2011188405 A JP2011188405 A JP 2011188405A JP 2011188405 A JP2011188405 A JP 2011188405A JP 2013050074 A JP2013050074 A JP 2013050074A
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Kenji Kaneshiro
賢治 金城
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Abstract

【課題】吸入管からの戻り冷媒ガスを利用して、吸入マフラーの電動要素側側面を冷却することで、吸入マフラーを通過する冷媒ガスの温度上昇を低減し、効率の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】吸入マフラー159を、消音空間165を形成するマフラー本体167と、冷媒ガスをマフラー本体167へ導入する尾管161を備える構成とし、さらに、吸入管117の開口部119の一部を、吸入マフラー159と電動要素105の隙間に対向して配置することにより、吸入管117の開口部119からの低温冷媒ガスの一部が、吸入マフラー159と電動要素105との隙間を通過し、吸入マフラー159の電動要素105側の側面を冷却する。したがって、吸入マフラー159内を通過する冷媒ガス113の温度上昇を低減し、体積効率を向上させ、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭用電気冷凍冷蔵庫やショーケースなどに使用される密閉型圧縮機の吸入マフラーに関するものである。
近年、地球環境保護に対する要求はますます強まっており、家庭用電気冷凍冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置などに使用される密閉型圧縮機においても高効率化が強く要望されている。
従来、この種の密閉型圧縮機としては、吸入マフラーの密閉容器側に開口した吸入口を含む密閉容器側側面外周に密閉容器側に延出したマフラー囲いを設け、吸入管がマフラー囲いの中に対向する構成となっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の正面断面図、図7は、同特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の側面断面図、図8は、同特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の平面断面図である。
図6から図8に示すように、従来の密閉型圧縮機は、密閉容器3内に冷媒ガス5が充填され、圧縮機本体7がサスペンションスプリング(図示せず)によって、密閉容器3内に弾性的に支持されている。
圧縮機本体7は、電動要素11と、電動要素11の下方に配設される圧縮要素13とを備え、電動要素11は、ステータ15とロータ17とを有している。
圧縮要素13は、シリンダ19を一体に形成したブロック21と、シリンダ19内を往復運動するピストン23と、シリンダ19の端面を封止するバルブプレート25と、バルブプレート25を覆うシリンダヘッド27と、吸入マフラー29と、偏心軸31と主軸33とを備えたクランクシャフト35と、偏心軸31とピストン23とを連結する連結手段37を備えている。
また、シリンダ19と、バルブプレート25と、ピストン23とにより、圧縮室39が形成されている。
さらに、吸入マフラー29は、バルブプレート25とシリンダヘッド27とにより、挟持されて固定されている。
また、吸入マフラー29は、PBTなどの樹脂で成型されるとともに、消音空間を形成するマフラー本体41と、マフラー本体41に設けられ密閉容器3側側面に開口した吸入口43と、吸入口43を含む密閉容器3側側面外周に密閉容器3側に延出したマフラー囲い45とで構成されている。
密閉容器3は、密閉容器3内外を連通する吸入管47を備え、吸入管47はマフラー囲い45の中に対向する位置に開口している。
特開2003−97430号公報
上記従来の構成は、外部の冷凍サイクル(図示せず)から戻ってきた低温の冷媒ガス5が、吸入管47を介して密閉容器3内に流入した後、その大部分が対向する吸入口43からマフラー本体41内に直接吸入され、その他はマフラー囲い45により、吸入マフラー29の密閉容器3側側面と密閉容器3の間に一旦滞留し、その後、吸入口43から吸入される。
そのため、マフラー本体41内に吸入される冷媒ガス5は、高温の圧縮機本体7に触れることがなく、ほとんど温度上昇せずに低温のまま吸入される。さらに、吸入マフラー29の密閉容器3側側面を、マフラー囲い45に滞留した低温の冷媒ガス5により冷却することができるので、マフラー本体41内を通過する冷媒ガス5の温度上昇を低減することができる。
しかしながら、上記従来の構成では、吸入マフラー29の電動要素11側側面は、高温の電動要素11に晒されるとともに、電動要素11から受熱し、高温となった冷媒ガス5が電動要素11と吸入マフラー29の電動要素11側側面との間に滞留するため、吸入マフラー29の電動要素11側の側面が加熱される。
その結果、マフラー本体41を通過する冷媒ガス5は、電動要素11側側面からの受熱の影響を大きく受けて温度上昇が増加するため、吸入マフラー29の密閉容器3側側面の冷却効果を十分に活かしきれず、体積効率を大きく向上させることができないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、吸入管からの戻り冷媒ガスの一部を、吸入マフラーの電動要素側側面に導くことにより、吸入マフラーの電動要素側側面を冷却することによって、吸入マフラーを通過する冷媒ガスの温度上昇を低減することで、効率の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内に開口する吸入管の開口部の一部を、吸入マフラーと電動要素との隙間に対向するように配置したものである。
これによって、吸入管の開口部から密閉容器内に流入した低温の冷媒ガスの一部が吸入マフラーと電動要素との隙間を通過し、吸入マフラーの電動要素側側面が冷却され、吸入マフラー内を通過する冷媒ガスの温度上昇を低減できるので、体積効率を向上させることができる。
本発明の密閉型圧縮機は、吸入マフラー内を通過する冷媒ガスの温度上昇を低減し、体積効率を向上することができるので、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の底面から見た横断面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の底面から見た横断面図 同実施の形態2における異なる構成の吸入マフラーの断面図 従来の密閉型圧縮機の正面断面図 従来の密閉型圧縮機の側面断面図 従来の密閉型圧縮機の平面断面図
第1の発明は、密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、さらに、前記密閉容器に、一端が前記密閉容器内空間に開口した吸入管と、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを密閉容器外へ導く吐出管を設け、前記圧縮要素に、前記吸入管からの戻り冷媒ガスを前記圧縮要素の圧縮室内へ導く吸入マフラーを設け、前記吸入マフラーを、消音空間を形成するマフラー本体と、前記消音空間と前記圧縮要素の圧縮室を連通する連通管と、前記冷媒ガスを前記マフラー本体へ導入する尾管とを備え、さらに、前記吸入管の開口部の一部を、前記吸入マフラーと前記電動要素との隙間に対向するように配置したものである。
これによって、吸入管の開口部から密閉容器内に流入した低温の冷媒ガスの一部は、吸入マフラーと電動要素との隙間を通過する。その結果、吸入マフラーの電動要素側の側面が冷却され、吸入マフラー内を通過する冷媒ガスの温度上昇を低減することができる。したがって、体積効率を向上し、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記吸入マフラーの尾管の一端に設けた密閉容器内空間に開口する吸入口を、前記吸入管の開口部近傍に設け、かつ前記吸入管の開口部の一部と対向させて配置したものである。
これによって、吸入管の開口部から密閉容器内に流入した低温の冷媒ガスが、高温の電動要素や圧縮要素に触れる前に吸入マフラー内へ低温のまま吸入されるので、第1の発明の効果に加えて、さらに体積効率を向上することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記吸入マフラーの吸入口に、前記吸入管の開口部と対向するように冷媒受け部を設け、前記冷媒受け部に、前記電動要素側の外壁に連通し、前記冷媒受け部に流入した冷媒ガスの一部を前記電動要素側の外壁に導く冷媒導入口を設けたものである。
これによって、吸入管の開口部から密閉容器内に流入した冷媒を、一旦冷媒受け部で受け、その後、吸入マフラー内に吸入される冷媒ガスと、吸入マフラーと電動要素との隙間に流入する冷媒ガスとの分流比を制御することができる。したがって、第2の発明の効果に加えて、圧縮室に吸入される冷媒ガスを極端に減らすことなく、効果的に吸入マフラーの電動要素側の外壁を冷却することができる。その結果、さらに体積効率を向上し、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれか一つの発明において、前記吸入マフラーの電動要素側の外壁に、冷媒ガスを通過させる冷媒通路を設けたものである。
これによって、吸入マフラー内を通過する冷媒ガスと、吸入マフラーと電動要素との隙間に滞留する高温の冷媒ガスとが縁切りでき、吸入マフラー内を通過する冷媒ガスの温度上昇を低減することができる。したがって、第1から第3のいずれか一つの発明の効果に加えて、さらに体積効率を向上し、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の底面から見た横断面図である。
図1および図2において、本実施の形態1における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された密閉容器103の内部に、電動要素105と、この電動要素105によって駆動される圧縮要素107を主体とする圧縮機本体109を配置している。この圧縮機本体109は、サスペンションスプリング111によって弾性的に支持されている。
さらに、密閉容器103内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600aなどの冷媒ガス113が封入され、また、密閉容器103内底部には、潤滑用のオイル115が封入されている。
また、密閉容器103には、密閉容器103内外を連通する吸入管117が設けられ、この吸入管117の一端は、密閉容器103内に開口する開口部119となっている。
圧縮要素107は、クランクシャフト121、ブロック123、ピストン125、連結手段127等で構成されている。クランクシャフト121は、偏心軸129と主軸131と、オイル115に浸漬された主軸131の下端から偏心軸129の上端までを連通する給油機構133を備え、その途中は、主軸131表面に設けられた螺旋状の溝等によって構成されている。
また、圧縮要素107には、ピストン125の往復運動により圧縮された冷媒ガス113を密閉容器103に固定された吐出管135へ流す高圧管137が接続されている。
電動要素105は、ブロック123の下方に、ボルト(図示せず)によって固定されたステータ139と、ステータ139の内側で、ステータ139と同軸上に配置され、かつ主軸131に焼き嵌め固定されたロータ141で構成されている。
ブロック123には、圧縮室143を形成するシリンダ145が一体に形成され、また、主軸131を回転自在に軸支する軸受部147を備えている。
さらに、シリンダ145の端面には、吸入孔149と吐出孔(図示せず)を備えたバルブプレート151と、吸入孔149を開閉する吸入バルブ153と、バルブプレート151を覆うシリンダヘッド155が、ヘッドボルト157によって、シリンダ145の反クランクシャフト121側端面を封止するように共締め固定されている。また、バルブプレート151とシリンダヘッド155により、吸入マフラー159が挟持されて固定されている。
吸入マフラー159は、主にガラス繊維を添加したPBT等の合成樹脂で成型され、冷媒ガス113を吸入マフラー159内に導く尾管161と、吸入マフラー159内の冷媒ガス113を圧縮室143内に導く連通管163と、消音空間165を形成するマフラー本体167を有している。
尾管161は、一端が消音空間165に連通するとともに、他端は密閉容器103内へ開口する吸入口169を備えている。さらに、吸入口169は、吸入管117の開口部119の近傍に対向して配置されている。
また、吸入管117の開口部119は、吸入口169からステータ139側にずらして設置されている。
なお、図2の矢印は、冷媒ガス113の流れを示している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
密閉型圧縮機は、その吐出管135と吸入管117が、周知の構成からなる冷凍装置(図示せず)に接続され、冷凍サイクルを構成している。
その構成において、電動要素105に通電することにより、ステータ139に電流を流して磁界を発生させ、主軸131に固定されたロータ141が回転する。その回転により、クランクシャフト121が回転し、偏心軸129に回転自在に取り付けられた連結手段127を介して、ピストン125がシリンダ145内を往復運動する。
そして、このピストン125の往復運動に伴い、冷媒ガス113は吸入マフラー159を介して圧縮室143内へ吸入され、圧縮された後、高圧管137を流れ、吐出管135へと流れる。そして、冷凍装置の配管経路(図示せず)を循環する。
次に、密閉型圧縮機の吸入行程について説明する。
ピストン125が、圧縮室143の容積を増加する方向に移動すると、圧縮室143内の冷媒ガス113が膨張する。そして、圧縮室143内の圧力が吸入圧力を下回ると、圧縮室143内の圧力と吸入マフラー159内の圧力との差により、吸入バルブ153が開き始める。
この動作に伴い、冷凍装置から戻った温度の低い冷媒ガス113は、吸入管117の開口部119から密閉容器103内に一旦開放され、その後、吸入マフラー159の吸入口169から吸入され、尾管161を経て、消音空間165内に導入される。そして、導入された冷媒ガス113は、連通管163を経て、圧縮室143内に流入する。
その後、ピストン125の動作が下死点から圧縮室143内の容積が減少する方向に転じると、圧縮室143内の冷媒ガス113が圧縮され、圧縮室143内の圧力は上昇する。そして、圧縮室143内の圧力と吸入マフラー159内の圧力との差によって、吸入バルブ153は閉じる。
ここで、吸入マフラー159は、マフラー本体167の容積を十分確保するため、密閉容器103内でスペースを確保しやすいステータ139近傍に配置されることが多い。そのため、ステータ139の発熱によって、マフラー本体167のステータ139側の側面が加熱される。その結果、消音空間165内に導入された冷媒ガス113は、マフラー本体167のステータ139側の側面を介して加熱され、温度が上昇する。
また、本実施の形態1のように、尾管161がステータ139側に配置された場合には、冷媒ガス113が尾管161を通過する段階から加熱され、温度が上昇する。
そして、圧縮室143内に流入する冷媒ガス113の温度が上昇すると、圧縮室143内に流入する冷媒ガス113の密度が小さくなり、体積効率が悪化する。
しかしながら、本実施の形態においては、吸入管117の開口部119を、吸入口169からステータ139側にずらして設置したことによって、図2に示した矢印のように、吸入マフラー159とステータ139との隙間にも冷媒ガス113が流入し、マフラー本体167のステータ139側の側面が冷却される。
その結果、尾管161や消音空間165を通過する冷媒ガス113の温度上昇が低減され、体積効率を向上させることができ、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
また、尾管161の吸入口169を、吸入管117の開口部119近傍に配置し、開口部119の一部と対向させたことにより、開口部119から密閉容器103内に開放された低温の冷媒ガス113の一部を、高温の圧縮機本体109によって加熱される前に、吸入マフラー159内に導入することができる。その結果、さらに効果的に体積効率を向上させることができ、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態の密閉型圧縮機の縦断面図、図4は、同実施の形態2における密閉型圧縮機の底面から見た横断面図である。なお、本実施の形態2の密閉型圧縮機は、先の実施の形態1の構成を基調としており、先の実施の形態1と同じ構成要件については、同一の符号を付し、ここでは、先の実施の形態1と相違する内容を主体に説明する。
図3および図4において、本実施の形態2の吸入マフラー259は、主にガラス繊維を添加したPBT等の合成樹脂で成型され、冷媒ガス113を吸入マフラー259内に導く尾管261と、吸入マフラー259内の冷媒ガス113を圧縮室143内に導く連通管263と、消音空間265を形成するマフラー本体267と、マフラー本体267におけるステータ139側の外壁に冷媒通路271を形成する通路カバー273を有している。
尾管261は、一端が消音空間265に連通するとともに、他端に密閉容器103内へ開口する吸入口269を備えている。さらに、吸入口269は、吸入管117の開口部119と対向する冷媒受け部275を備えている。また、冷媒受け部275には、冷媒通路271に冷媒ガス113を導く冷媒導入口277が設けられるとともに、通路カバー273は、冷媒導入口277と反対側に冷媒排出口279を有している。
なお、図4の矢印は、冷媒ガス113の流れを示している。
以上のように構成された密閉型圧縮機の運転動作、およびこの運転に伴って吸入マフラー259内を流れる冷媒ガス113の経路については、実質的に実施の形態1と同じであるため、実施の形態1の説明を援用してここでの説明を省略する。
本実施の形態においては、吸入管117の開口部119から密閉容器103内に開放された冷媒ガス113が、開口部119と対向する冷媒受け部275に一旦流入し、その後、図4に示した矢印のように、尾管261と冷媒導入口277とに分配される。
そして、冷媒導入口277に分配された冷媒ガス113は、冷媒通路271を通過し、マフラー本体267のステータ139側の側面を冷却し、その後、冷媒排出口279より密閉容器103内に放出される。
その結果、尾管261や消音空間265を通過する冷媒ガス113の温度上昇が低減され、体積効率を向上させることができ、密閉型圧縮機の効率を高めることができる。
また、冷媒通路271を通過する冷媒ガス113が、ステータ139に触れることがないため、より効果的にマフラー本体267のステータ139側の側面を冷却することができる。
さらに、尾管261と冷媒導入口277の断面積比率を変化させることで、冷媒通路271に流入する冷媒ガス113の量を制御することができる。その結果、圧縮室143に吸入される冷媒ガス113の量を極端に減らすことなく、効果的にマフラー本体267のステータ139側の側面を冷却し、体積効率向上効果を得ることができる。
ここで、図3および図4に示した吸入マフラー259において、通路カバー273は、マフラー本体267のステータ139側の側面全体を覆う構成としたが、図5に示すごとく、吸入マフラー359の尾管361におけるステータ139側の側面のみに、冷媒通路371を設けても良い。
この吸入マフラー359の構成では、ステータ139と最も温度差が大きく、受熱しやすい尾管361を通過する冷媒ガス113の温度上昇を効果的に抑えることができる。
さらに、冷媒通路371とマフラー本体367を一体に成型することが可能となり、部品点数を増加させずに体積効率の向上を図り、生産性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、冷媒ガスの吸入効率を高め、圧縮機の効率を向上することができるので、電気冷蔵庫、あるいはエアーコンディショナー等の家庭用に限らず、業務用ショーケース、自動販売機などの冷凍装置に広く適用することができる。
103 密閉容器
105 電動要素
107 圧縮要素
113 冷媒ガス
117 吸入管
119 開口部
135 吐出管
143 圧縮室
159 吸入マフラー
161 尾管
163 連通管
165 消音空間
167 マフラー本体
169 吸入口
259 吸入マフラー
261 尾管
263 連通管
265 消音空間
267 マフラー本体
269 吸入口
271 冷媒通路
275 冷媒受け部
277 冷媒導入口
359 吸入マフラー
361 尾管
367 マフラー本体
371 冷媒通路

Claims (4)

  1. 密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、さらに、前記密閉容器に、一端が前記密閉容器内空間に開口した吸入管と、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを密閉容器外へ導く吐出管を設け、前記圧縮要素に、前記吸入管からの戻り冷媒ガスを前記圧縮要素の圧縮室内へ導く吸入マフラーを設け、前記吸入マフラーを、消音空間を形成するマフラー本体と、前記消音空間と前記圧縮要素の圧縮室を連通する連通管と、前記冷媒ガスを前記マフラー本体へ導入する尾管とを備え、さらに、前記吸入管の開口部の一部を、前記吸入マフラーと前記電動要素との隙間に対向するように配置した密閉型圧縮機。
  2. 前記吸入マフラーの尾管の一端に設けた密閉容器内空間に開口する吸入口を、前記吸入管の開口部近傍に設け、かつ前記吸入管の開口部の一部と対向させて配置した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記吸入マフラーの吸入口に、前記吸入管の開口部と対向するように冷媒受け部を設け、前記冷媒受け部に、前記電動要素側の外壁に連通し、前記冷媒受け部に流入した冷媒ガスの一部を前記電動要素側の外壁に導く冷媒導入口を設けた請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記吸入マフラーの電動要素側の外壁に、冷媒ガスを通過させる冷媒通路を設けた請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078238A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 日立アプライアンス株式会社 圧縮機およびこれを用いた機器

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