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JP2013043960A - シンチレータ用ガーネット型結晶およびこれを用いる放射線検出器 - Google Patents

シンチレータ用ガーネット型結晶およびこれを用いる放射線検出器 Download PDF

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JP2013043960A
JP2013043960A JP2011184296A JP2011184296A JP2013043960A JP 2013043960 A JP2013043960 A JP 2013043960A JP 2011184296 A JP2011184296 A JP 2011184296A JP 2011184296 A JP2011184296 A JP 2011184296A JP 2013043960 A JP2013043960 A JP 2013043960A
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garnet
scintillator
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Kei Kamata
圭 鎌田
Hiroki Sato
浩樹 佐藤
Kosuke Tsutsumi
浩輔 堤
Takanori Endo
貴範 遠藤
Shigeki Ito
繁記 伊藤
Akira Yoshikawa
彰 吉川
Takeyuki Yanagida
健之 柳田
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Tohoku University NUC
Furukawa Co Ltd
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Tohoku University NUC
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Abstract

【課題】放射線検出器に好適に適用できる、蛍光寿命の短いシンチレータ用ガーネット型結晶を提供する。
【解決手段】本発明のシンチレータ用ガーネット型結晶は、一般式(1):
Lu3−x−yCeAl5−ZGa12 (1)
(式(1)中、0.0001≦x≦0.15、0≦y≦3、1≦z≦4.5である)で表される。
【選択図】なし

Description

本発明は、シンチレータ用ガーネット型結晶、およびこれを用いる放射線検出器に関する。
シンチレータ単結晶はγ線、X線、α線、中性子線等を検出する放射線検出器に用いられ、このような放射線検出器は、陽電子放射断層撮影(PET)装置やX線コンピュータ断層装置(CT装置)などの医療画像装置、高エネルギー物理分野における各種放射線計測装置、資源探査装置などに幅広く応用されている。一般に、放射線検出器は、γ線、X線、α線、中性子線を吸収し、シンチレーション光に変換するシンチレータと、シンチレータ光を受光し、電気信号等に変換する受光素子から構成される。例えば、高エネルギー物理やPETイメージングシステムでは、シンチレータと、核崩壊によって発生する放射線との衝突に基づいて画像が作成される。また、陽電子放射断層撮影法において、被検体内の陽電子(ポジトロン)と対応する電子との相互作用から生じるガンマ線がシンチレータの中へ入って、光検出器によって検出することのできるフォトンに変換される。例えば、被検体内の特定の位置から放出されたフォトンはフォトダイオード(PD)、シリコンフォトマルチプライヤー(Si−PM)、もしくは光電子増倍管(PMT)、または他の光検出器を使用して、検出することができる。
PDやSi−PMは、特に放射線検出器やイメージング機器において、広範な用途を有する。様々なPDが知られており、シリコン半導体から構成されるPDやSi−PMは、感度の高い波長が450〜700nmであり、600nm付近で最も感度が高くなる。そのため、600nm付近に発光ピーク波長を有するシンチレータと組み合わせて使用されている。一般に、PDアレー、位置検知性アバランシェ・フォトダイオード(PSAPD)から構成されるアバランシェ・フォトダイオード・アレー(APDアレー)と称される一形式フォトダイオード、およびSi−PMアレーでは、フォトンを検出して、このフォトンがアレーに衝突する位置を突き止めることができる。
そこで、これらの放射線検出器に適するシンチレータには、検出効率の点から密度が高く原子番号が大きいこと(光電吸収比が高いこと)、高速応答の必要性や高エネルギー分解能の点から発光量が多く、蛍光寿命(蛍光減衰時間)が短いことが望まれる。また、シンチレータの発光波長が光検出器の検出感度の高い波長域と一致することも重要である。
現在、各種放射線検出器へ応用される好ましいシンチレータとして、ガーネット構造を有するシンチレータがある。ガーネット構造を有するシンチレータは、化学的に安定で、劈開性や潮解性が無く、加工性に優れるという利点がある。例えば、特許文献1に記載の、Pr3+の4f5d準位からの発光を利用するガーネット構造を持つシンチレータは、蛍光寿命が40ns程度以下と短い。また、非特許文献1、2、および3に記載のCe3+の4f5d準位からの発光を利用するルテチウムアルミニウムガーネット(Ce:LuAG)が報告されている
国際公開第2006/049284号パンフレット
M.Nikl, A.Vedda, M.Fasoli, I.Fontana, V.V.Laguta, E.Mihokova, J.Rejchal, J.Rosa, K.Nejezchleb., Phys. Rev. B76, 2007, 195121−195128, "Shallow traps and radiative recombination processes in Lu3Al5O12:Ce single crystal scintillator" Jiri A.Mares, A.Beitlerova, M.Nikl, N.Solovieva, C.D'Ambrosio, K.Blazek, P.Maly, K.Nejezchleb, F.de Notaristefani., Radiation Measurements,38,2004,353−357.,"Scintillation response of Ce−doped or intrinsic scintillating crystals in the range up to 1MeV" Chewpraditkul, W.; Swiderski, L.; Moszynski, M.; Szczesniak, T.; Syntfeld−Kazuch, A.; Wanarak, C., Nuclear Science, IEEE Transactions on, 56 (2009) 3800−3805
しかしながら、特許文献1の技術では、発光ピーク波長が350nm以下と短波長であり、シリコン半導体から構成されるPDやSi−PMの感度の高い波長とは一致しない。
非特許文献1、2に記載のCe:LuAGではエネルギーバンド構造内の伝導体からエネルギーの低い位置に存在する欠陥準位により自由電子が捕獲され、結果としてCe3+の4f5d準位からの発光が減衰し、発光量が低くなることが指摘され、また、80ns程度の短い蛍光寿命成分と同時に欠陥準位の存在に由来する100ns以上の蛍光寿命の長寿命発光成分が存在することが指摘されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、放射線検出器に好適に適用できる、蛍光寿命が短く、高密度、高発光量かつ高いエネルギー分解能を有するシンチレータ用ガーネット型結晶を提供するものである。
上記課題を解決する本発明によれば、
一般式(1):
Lu3−x−yCeAl5−ZGa12 (1)
(式(1)中、0.0001≦x≦0.15、0≦y≦3、1≦z≦4.5である)
で表されるシンチレータ用ガーネット型結晶が提供される。
また、本発明によれば、上記のシンチレータ用ガーネット型結晶から構成されるシンチレータと、前記シンチレータの発光を検出する受光器とを備える、放射線検出器が提供される。
本発明によれば、Ceを発光元素とし、AlとOとを必須成分とし、かつ、Luを含むガーネット型結晶に、Gaを含ませたことにより、γ線により励起及び蛍光発光したときの蛍光成分の蛍光ピーク波長をシリコン半導体から構成されるPDやSi−PMの感度の高い波長と一致させることができる。また、上記式(1)で示す結晶構成では、Ga含量を1≦zとしたことにより、エネルギーバンド構造が最適化され、Gd3+のエネルギー準位からCe3+のエネルギー準位へのエネルギー遷移が促進され、結果として蛍光寿命が短くなり、長寿命発光成分が減少するとともに、発光量が高くなり、エネルギー分解能に優れる。また、Gaを1≦zの範囲で含ませたことにより、高密度の結晶とすることができる。したがって、放射線検出器に好適に適用できる、蛍光寿命が短く、高密度、高発光量かつ高いエネルギー分解能を有するシンチレータ用ガーネット型結晶が実現可能となる。
本発明によれば、放射線検出器に好適に適用できる、高密度、高い発光量、短い蛍光寿命と高いエネルギー分解能を有する、シンチレータ用ガーネット型結晶が提供される。
本発明のシンチレータ用ガーネット型結晶をγ線励起させたときの発光量及び蛍光減衰時間を測定する装置の一例を説明する図である。 本発明のシンチレータ用ガーネット結晶をγ線励起させたときに発光量が高くなり、発光する蛍光寿命が短寿命であり、かつ、長寿命成分が低減する原理を説明する図である。 比較例4、実施例5、および実施例6で得られた結晶の発光スペクトルを示す図である。 比較例3、実施例3、および実施例4において得られた結晶の蛍光減衰時間を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係るシンチレータ用ガーネット型単結晶は、以下の
一般式(1)で表される。
Lu3−x−yCeAl5−ZGa12 (1)
(式(1)中、0.0001≦x≦0.15、0≦y≦3、1≦z≦4.5である。)
上記式(1)で表されるガーネット型結晶は、γ線で励起させることができ、これにより、蛍光発光させることが可能になる。その発光ピーク波長は、460nm以上700nm以下とすることができる。
上記式(1)で表されるシンチレータ用ガーネット型結晶において、Ceの濃度xは、0.0001≦x≦0.15であり、好ましくは、0.001≦x≦0.10であり、より好ましくは、0.015≦x≦0.09である。このように、一般式(1)において好適なCeの値をとることで、Ce3+の4f5d準位からの発光が促進され、結果として蛍光寿命が短くなり、長寿命発光成分が減少するとともに、発光量が高くなる。
上記式(1)で表されるシンチレータ用ガーネット型結晶において、Gaの濃度zは、1≦z≦4.5であり、0≦y≦0.5の場合は好ましいzの範囲は、1≦z≦2.5であり、0.5<y≦2.5の場合は好ましいzの範囲は、2≦z≦3.5であり、2.5<y≦3の場合は好ましいzの範囲は、2≦z≦4である。
このように、一般式(1)において好適なGaをとることで、蛍光寿命が短くなり、長寿命発光成分が減少するとともに、発光量が高くなる。
また、上記式(1)で表されるガーネット型結晶の発光量は、15000photon/MeV以上で得ることができ、より好ましくは、20000photon/MeV以上で得ることができる。
本発明において、発光量とは、φ3×2mmサイズの結晶を25℃で測定したものをいい、例えば、図1のような測定装置を用いて測定することができる。この測定装置では、暗箱10内に、Cs137γ線源11と、測定サンプルであるシンチレータ12と、光電子増倍管14とが備えられている。シンチレータ12は、光電子増倍管14に、テフロン(登録商標)テープ13を用いて物理的に固着されるとともに、光学接着剤等により光学接着されている。そして、Cs137γ線源11から、622keVのγ線をシンチレータ12に照射し、光電子増倍管14より出力される、パルス信号を前置増幅器15、波形整形増幅器16へと入力し、増幅・波形整形し、さらにマルチチャンネルアナライザ17へと入力し、パーソナルコンピュータ18を用いてCs137γ線励起のエネルギースペクトルを取得する。得られたエネルギースペクトル中の光電吸収ピークの位置を既知のシンチレータであるCe:LYSO(発光量:30000photon/MeV)と比較し、光電子増倍管14の波長感度をそれぞれ考慮し、発光量を最終的に算出する。
この測定方法では、シンチレーションカウンティング法による発光量を測定しており、放射線に対する光電変換効率を求めることができる。そのため、シンチレータが持つ固有の発光量を測定することができる。
上記式(1)で表されるガーネット型結晶は、1≦zであるため、γ線励起による蛍光発光の蛍光寿命(蛍光減衰時間)を100ナノ秒以下、好ましくは、80ナノ秒以下、より好ましくは、70ナノ秒以下にすることができる。また、このガーネット型結晶は、1≦zであるため、長寿命成分も顕著に低減することができ、例えば、蛍光寿命が100ナノ秒を超える長寿命成分の強度を、蛍光成分全体の強度に対して20%以下にすることができる。
1≦zであること、即ち、Gaが1以上の場合に、蛍光寿命を短くでき、かつ、長寿命成分を低減でき、発光量が高くできる理由は、以下のように推察することができる。
一般的にガーネット型結晶は化学式C12で表される立方晶の結晶構造を有し、図2(a)のような模式図で示される。ここでCはドデカヘドラル(Dodechahedral)サイト、Aはオクタヘドラル(Octahedral)サイト、Dはテトラヘドラル(Tetrahedral)サイトで、各サイトがO2−イオンで囲まれている。例えば、Lu、Al、Oから構成されるルテチウムアルミニウムガーネットではLuAlAl12のように表記される。より一般的にはLuAl12と簡易的に表記され、Luがドデカヘドラルサイトに、Alはオクタヘドラル及びテトラヘドラルサイトに配置することが知られている。ここで、例えばLuAl12におけるAlのサイトにGaを置換した場合には、Gaはオクタヘドラル及びテトラヘドラルサイトにランダムに置換されることが知られている。また、Y,Lu,Yb、Gdといった希土類元素をLuのサイトに置換した場合には、ドデカヘドラルサイトに置換されることが知られている。例えば、LuAl12におけるAlのサイトにGaを置換した場合,結晶格子が変化し、格子定数はLuAl12で11.90Å、LuGa12で12.18Åといったように変化する。このように、AlのサイトへのGa置換により、結晶格子が変化すると、結晶場が変化し、エネルギーバンド構造も変化することになる。図2(b)で模式的に示すように、Ga濃度が増加するとバンドギャップが小さくなり、かつCe3+の5d準位が伝導体により近接する。また、Y濃度が増加するとCe3+の5d準位が伝導体から離れる。
上記一般式(1)で表されるガーネット型結晶では、最適なGa置換量をとることで、エネルギーバンド構造が最適化され、Ce3+の4f5dのエネルギー準位からの発光が促進され発光量が高くなる。さらに、蛍光寿命が短寿命化され、かつ長寿命成分が低減するものと考えられる。
本発明において、γ線励起による蛍光発光の蛍光減衰時間は、例えば、上述の図1で示す測定装置を用いて測定することができる。具体的には、Cs137γ線源11からγ線をシンチレータ12に照射し、デジタルオシロスコープ19を用いて、光電子増倍管14より出力される電圧パルス信号を取得し、蛍光減衰成分を解析することで、各蛍光減衰成分の蛍光減衰時間、及び、蛍光寿命成分全体の強度に対する各蛍光減衰成分の強度の割合を算出することができる。
例えば、蛍光減衰成分の解析は、得られた電圧パルス信号の蛍光寿命成分に対して、下式の関数の非線形回帰曲線を、実測値との相関係数Rの2乗値を0.98以上となるようにフィッティングさせることにより行うことができる。
I(t)=A1*exp(−t/t1)+A2*exp(−t/t2)+y0
ここで、tは時間、A1は蛍光寿命の第一成分の強度、t1は第一成分の寿命、A2は蛍光寿命の第二成分の強度、t2は第二成分の寿命、y0はバックグランド値とする。
つづいて、本発明のガーネット型結晶の製造方法について、以下に説明する。いずれの組成の結晶の製造方法においても、出発原料としては、一般的な酸化物原料が使用可能であるが、シンチレータ用単結晶として使用する場合、99.99%以上(4N以上)の高純度原料を用いることが特に好ましく、これらの出発原料を、融液形成時に目的の組成となるように秤量、混合したものを用いる。さらにこれらの原料中には、特に目的とする組成以外の不純物が極力少ない(例えば、1ppm以下)ものが特に好ましい。特に発光波長付近に発光を有する元素(例えば、Tbなど)を極力含まない原料を用いることが好ましい。
結晶の育成は、不活性ガス(例えば、Ar、N、He等)雰囲気下で行うことが好ましい。または、不活性ガス(例えば、Ar、N、He等)と酸素ガスとの混合ガスを使用してもよい。ただし、この混合ガスの雰囲気下で結晶の育成を行う場合、坩堝の酸化を防ぐ目的で、酸素の分圧は2%以下であることが好ましい。なお、結晶成長後のアニールなどの後工程においては、酸素ガス、不活性ガス(例えば、Ar、N、He等)、および不活性ガス(例えば、Ar、N、He等)と酸素ガスとの混合ガスを用いることができる。混合ガスを用いる場合、酸素分圧は2%以下という制限は受けず、酸素分圧0%から100%までいずれの混合比のものを使用してもよい。
本実施形態の酸化物のガーネット型結晶の製造方法としては、マイクロ引き下げ法に加え、チョコラルスキー法(引き上げ法)、ブリッジマン法、帯溶融法(ゾーンメルト法)、縁部限定薄膜供給結晶成長(EFG法)及び熱間静水圧プレス燒結法等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、使用できる坩堝およびアフターヒータの材料としては、白金、イリジウム、ロジウム、レニウム、またはこれらの合金が挙げられる。
シンチレータ用結晶の製造においては、さらに高周波発振機、集光加熱器、および抵抗加熱機を使用してもよい。
以下に本実施形態の酸化物のシンチレータ用単結晶の製造方法について、マイクロ引き下げ法を用いた結晶製造法を一例として示すが、これに限定されるものではない。
マイクロ引き下げ法については、高周波誘導加熱による雰囲気制御型マイクロ引き下げ装置を用いて行うことができる。マイクロ引き下げ装置は、坩堝と、坩堝底部に設けた細孔から流出する融液に接触させる種を保持する種保持具と、種保持具を下方に移動させる移動機構と、移動機構の移動速度制御装置と、坩堝を加熱する誘導加熱手段とを具備した単結晶製造装置である。このような単結晶製造装置によれば、坩堝直下に固液界面を形成し、下方向に種結晶を移動させることで、結晶を作製することができる。
上記のマイクロ引き下げ法装置において、坩堝は、カーボン、白金、イリジウム、ロジウム、レニウム、またはこれらの合金製である。また、坩堝底部外周にカーボン、白金、イリジウム、ロジウム、レニウム、またはこれらの合金からなる発熱体であるアフターヒータが配置される。坩堝及びアフターヒータの誘導加熱手段の出力調整により、発熱量を調整することによって、坩堝底部に設けた細孔から引き出される融液の固液境界領域の温度およびその分布を制御することができる。
上記の雰囲気制御型マイクロ引き下げ装置は、チャンバーの材質にはステンレス鋼(SUS)、窓材には石英を採用し、雰囲気制御を可能にするため、ロータリーポンプを具備し、ガス置換前において、真空度が0.13Pa(1×10−3Torr)以下にすることを可能にした装置である。また、チャンバーへは付随するガスフローメータにより精密に調整された流量でAr、N、H、Oガス等を導入できるものである。
この装置を用いて、上述の方法にて準備した原料を坩堝に入れ、炉内を排気して高真空にした後、ArガスもしくはArガスとOガスとの混合ガスを炉内に導入することにより、炉内を不活性ガス雰囲気もしくは低酸素分圧雰囲気とし、高周波誘導加熱コイルに高周波電力を徐々に印加することにより坩堝を加熱して、坩堝内の原料を完全に融解する。
続いて、種結晶を所定の速度で徐々に上昇させて、その先端を坩堝下端の細孔に接触させて充分になじませたら、融液温度を調整しつつ、引き下げ軸を下降させることで結晶を成長させる。
種結晶としては、結晶成長対象物と同等ないしは、構造・組成ともに近いものを使用することが好ましいが、これに限定されない。また種結晶として方位の明確なものを使用することが好ましい。
準備した材料が全て結晶化し、融液が無くなった時点で結晶成長は終了となる。一方、組成を均一に保つ目的および長尺化の目的で、原料の連続チャージ用機器を取り入れてもよい。
式(1)において、1≦yであり、AlサイトをGaで置換することで、得られる結晶の融点が低くなり、単結晶が量産しやすいという利点もある。具体的には、式(1)で表されるシンチレータ用ガーネット型結晶の融点は、1700〜1900℃の範囲とすることができる。例えば、LuAl12では融点は1930℃と高温であるが、本発明の結晶では融点が低いため、断熱材の損傷を低減することができ、また、結晶作製に坩堝を使用する際には坩堝の損傷も低減できる。加えて、構成元素である酸化ガリウムの蒸発も低減する効果を得ることもできる。さらに、式(1)において、zを3以上とすれば、より工業的な量産が可能になるため、好ましい。
さらに、本発明のガーネット型シンチレータ結晶は、大型結晶とすることができる。たとえば、本発明のガーネット型シンチレータ結晶は、直径1インチ以上、長手方向の厚みを10cm以上の円筒状の大型結晶として得ることができる。また、所望の用途に応じて、長手方向の厚みを10cm以上とすることができる。
また、本発明のシンチレータ用ガーネット型結晶の製造方法の他の一例として、熱間静水圧プレス燒結装置を用いた透明セラミックスを作製する方法が挙げられる。この方法では、はじめに、各粉末原料をアルミナ坩堝に入れ、アルミナの蓋をした後、1500℃で2時間仮焼する。冷却後、純水で洗浄し乾燥したシンチレータ粉末は24時間ボールミル粉砕を行い、粒径1〜2μmのシンチレータ粉砕粉を得る。ついで、この粉砕紛に、純水を5重量%添加し、500kg/cmの圧力で一軸プレス成形し、その後、加圧力3ton/cmで冷間静水圧プレスを行って、理論密度に対し64%程度の成形体を得る。その後、得られた成形体をこう鉢に入れ、フタをして、1750℃、3時間の一次燒結を行い、理論密度に対し、98.5%以上の燒結体を得る。
ここで、水素、窒素またはアルゴン雰囲気中で燒結する場合、こう鉢として、アルミナこう鉢を用いることが好ましいが、真空中で燒結する場合には、窒化ホウ素を用いることが好ましい。こうすることで、所望のシンチレータ結晶を効率的に得ることができる。
また、1350℃以上の昇温速度は、50℃/時とすることが好ましい。こうすることで、密度の高い均一な燒結体を得ることができる。
そして、最後に、1550℃、3時間、1000atmの条件で熱間静水圧プレス燒結を行う。これにより、理論密度と同じ密度を有する燒結体を得ることができる。
本発明におけるガーネット構造を有するシンチレータ用結晶は、受光器と組み合わせることで、放射線検出器としての使用が可能となる。さらに、これらの放射線検出器を放射線検出器として備えたことを特徴とする放射線検査装置としても使用可能である。放射線検査装置としては、例えば、PET、SPECT、およびCTが例示される。
本発明のガーネット型結晶は、放射線により励起されると、460nm以上700nm以下の蛍光ピーク波長で発光することができる。したがって、シリコン半導体から構成されるPDやSi−PMの感度の高い波長と一致させることができる。また、このとき、15000photon/MeV以上の発光量で発光できるため、高い位置分解能かつ高いS/Nを持つ放射線検出器が実現することができる。
また、本発明のガーネット型結晶は、蛍光寿命(蛍光減衰時間)が100ナノ秒以下の蛍光成分を発光する。また、本発明のガーネット型結晶の蛍光寿命が100ナノ秒を超える長寿命成分の強度は、蛍光成分全体の強度に対して20%以下である。したがって、本発明のガーネット型結晶を備えた放射線検出器は、蛍光測定のためのサンプリング時間が短くて済み、高時間分解能、すなわちサンプリング間隔を低減することができる。
また、本発明のガーネット型結晶では、662keVでのエネルギー分解能を10%以下とすることができる。したがって、本発明のガーネット型結晶を備えた放射線検出器では、高精度な放射線検出が可能となる。
このように、本発明のシンチレータ用ガーネット型結晶は、高発光量、高いエネルギー分解能、高密度かつ短寿命の発光を有するため、本発明のシンチレータ用結晶を備えるこれら放射線検査装置では、高速応答の放射線検出が可能となる。
以下、本発明の具体例について、図面を参照して詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるわけではない。なお、以下の実施例では、Ce濃度は、特定の結晶中における濃度か、融液(仕込み)における濃度かのいずれかの記載となっているが、各実施例において、結晶中の濃度1に対して仕込み時の濃度1〜10程度となるような関係があった。
(実施例1)
マイクロ引下げ法により、Lu2.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例2)
マイクロ引下げ法により、Lu2.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例3)
マイクロ引下げ法により、Lu1.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例4)
マイクロ引下げ法により、Lu1.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例5)
マイクロ引下げ法により、Lu0.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例6)
マイクロ引下げ法により、Lu0.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例7)
マイクロ引下げ法により、Y2.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例8)
マイクロ引下げ法により、Y2.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例9)
熱間静水圧プレス燒結法により、Lu1.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(実施例10)
チョクラルスキー法により、Lu1.97Ce0.03GaAl12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(比較例1)
マイクロ引下げ法により、Lu2.97Ce0.03Al12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(比較例2)
マイクロ引下げ法により、Lu2.97Ce0.03Ga12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(比較例3)
マイクロ引下げ法により、Lu1.97Ce0.03Al12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
(比較例4)
マイクロ引下げ法により、Lu0.97Ce0.03Al12の組成で表されるガーネット型結晶を作製した。
実施例1〜10、比較例1〜4で得られた単結晶をφ3×2mmサイズに加工・研磨した後、各々のシンチレータ特性を評価した。また、実施例及び比較例で得られた結晶をX線励起発光スペクトル法により発光スペクトルを測定した。具体的には、X線を各サンプルに照射し、発生したシンチレーション光を、分光器を用いて、発光スペクトルのプロファイルを取得し、そのピークから、発光ピーク波長を取得した。図3には、例として、比較例4、実施例5、および実施例6で得られた結晶の発光スペクトルを示す。
また、得られた結晶に137Csからのγ線を照射して、蛍光減衰時間、及び、発光量を測定した。具体的には、光電子増倍管に上記実施例で得られた結晶からなるシンチレータを接合し、シンチレータに対して137Csからのγ線を照射し、光電子増倍管から出力された電圧パルス信号をデジタルオシロスコープで取得した。得られた電圧パルス信号の蛍光寿命成分に対して、下式の関数の非線形回帰曲線を、実測値との相関係数Rの2乗値を0.98以上となるようにフィッティングさせた。これにより蛍光寿命を求めた。
I(t)=A1*exp(−t/t1)+A2*exp(−t/t2)+y0
ここで、tは時間、A1は蛍光寿命の第一成分の強度、t1は第一成分の寿命、A2は蛍光寿命の第二成分の強度、t2は第二成分の寿命、y0はバックグランド値とする。
図4に、例として、比較例3、実施例3、および実施例4において得られた結晶の蛍光減衰曲線を示す。発光量測定に関しては、得られたエネルギースペクトル中の光電吸収ピークの位置を既知のシンチレータであるCe:LYSO(発光量:30000photon/MeV)と比較し、光電子増倍管の波長感度をそれぞれ考慮し、発光量を算出した。測定温度は25℃とした。
実施例1〜10、比較例1〜4で得られた結晶に関する諸特性を表1、2にまとめる。
Figure 2013043960
Figure 2013043960
表1および表2で示すように、実施例1〜10および比較例1、3、4においてCe3+の4f5d発光由来の発光ピークが500nm付近に確認された。図3および表1および表2に示すとおり、Ga濃度が増加すると発光ピークが短波長側にシフトし、Y濃度が増加すると発光ピークが長波長側にシフトしている。これは、Ga濃度が増加するとバンドギャップが小さくなり、かつCe3+の5d準位が伝導体により近接することを表している。またこれは、Y濃度が増加するとCe3+の5d準位が伝導体から離れることを表している。
図4は、比較例3、実施例3、および実施例4において得られた蛍光減衰時間を示す。図4で示すように、Ga濃度の増加とともに、蛍光寿命が短くなり、100ns以上の長寿命成分も低減した。以上の測定結果からもCe3+の4f5d発光が促進され、蛍光寿命が短寿命化し、長寿命成分が低減されていることが分かる。
このように、本発明におけるセリウム付活ガーネット型結晶は、最適なGa濃度、Ce濃度をとることで、高い発光量を持ち、さらに蛍光減衰時間を短くかつ長寿命成分も低減できることが分かった。また、450〜550nm付近に発光ピーク波長を有することから、シリコン半導体から構成されるPDやSi−PM等の400〜700nmに感度の高い波長を有する受光器との組み合わせに適している。さらに蛍光寿命は、40〜95ナノ秒程度であり、シンチレータ材料として非常に優れていることが分かる。
なお、実施例1〜8、10、比較例1〜4で得られた結晶は、いずれも単結晶であり、実施例9の結晶は、多結晶であった。
10 暗箱
11 Cs137線源
12 シンチレータ
13 テフロン(登録商標)テープ
14 光電子増倍管
15 前置増幅器
16 波形整形増幅器
17 マルチチャンネルアナライザ
18 パーソナルコンピュータ
19 デジタルオシロスコープ

Claims (6)

  1. 一般式(1):
    Lu3−x−yCeAl5−ZGa12 (1)
    (式(1)中、0.0001≦x≦0.15、0≦y≦3、1≦z≦4.5である)
    で表されるシンチレータ用ガーネット型結晶。
  2. 蛍光成分が、100ナノ秒以下の蛍光寿命を有する、請求項1に記載のシンチレータ用ガーネット型結晶。
  3. 100ナノ秒を超える蛍光寿命を有する長寿命蛍光成分の強度が、蛍光成分全体の強度に対して20%以下である、請求項1又は2に記載のシンチレータ用ガーネット型結晶。
  4. 蛍光成分の蛍光ピーク波長が460nm以上700nm以下である、請求項1乃至3いずれか1項に記載のシンチレータ用ガーネット型結晶。
  5. 発光量が、15000photon/MeV以上である、請求項1乃至4いずれか1項に記載のシンチレータ用ガーネット型結晶。
  6. 請求項1乃至5いずれか1項に記載のシンチレータ用ガーネット型結晶から構成されるシンチレータと、前記シンチレータの発光を検出する受光器とを備える、放射線検出器。
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