JP2013026130A - コネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタの周囲のスペースが狭い場合であっても、コネクタの嵌合・離脱を容易に行う。
【解決手段】少なくとも一方に傾斜部15を有したスライド溝11、12が形成されたコネクタ嵌合補助具1を用い、雌コネクタ2のハウジング22に形成された突起25と、雄コネクタ3のハウジング32に形成された突起35をそれぞれスライド溝11、12に入れ、コネクタ嵌合補助具1を雄コネクタ3と雌コネクタ2とが嵌合する方向と交差する方向に、雄コネクタ3および雌コネクタ3に対して相対移動させる構成とした。傾斜部15を通過することによって突起25、35が互いの接近方向または離間方向に押圧され、これによってハウジング22、32が嵌合または嵌合解除される。
【選択図】図6
【解決手段】少なくとも一方に傾斜部15を有したスライド溝11、12が形成されたコネクタ嵌合補助具1を用い、雌コネクタ2のハウジング22に形成された突起25と、雄コネクタ3のハウジング32に形成された突起35をそれぞれスライド溝11、12に入れ、コネクタ嵌合補助具1を雄コネクタ3と雌コネクタ2とが嵌合する方向と交差する方向に、雄コネクタ3および雌コネクタ3に対して相対移動させる構成とした。傾斜部15を通過することによって突起25、35が互いの接近方向または離間方向に押圧され、これによってハウジング22、32が嵌合または嵌合解除される。
【選択図】図6
Description
本発明は、電気コネクタ同士を嵌合・離脱させるのに用いられるコネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法に関する。
近年、自動車等の分野で用いられる電気コネクタ(以下、単にコネクタと称することがある)では多極化が進んでいる。そして、多極に形成されたコネクタでは、コネクタ同士を嵌合させる際および嵌合状態から離脱させる際に大きな力が必要となる。そこでレバーやスライダ等の嵌合用治具をコネクタに付加することにより、コネクタを小さい力で嵌合・離脱させることが行われている。しかし、コネクタ嵌合後も嵌合用治具がコネクタに取り付けられたままとなるので、コネクタ取り付けスペースに無駄が生じる。
そこで、嵌合用治具を着脱可能としたコネクタが提案されている(特許文献1、2)。これらの特許文献1、2では、嵌合用治具である板状のレバーがコネクタのハウジングに所定角度で取り付けられている。また、レバーに形成されたカム溝に、相手コネクタのハウジングに形成されたフォロワピンが係合する。レバーを所定方向に回動させ、カム溝によってフォロワピンを案内することにより、コネクタと相手コネクタとが嵌合、あるいは離脱される。
上記のようなレバー着脱式コネクタでは、コネクタの嵌合・離脱を行う際には、レバー操作前にコネクタにレバーを装着し、レバー操作後にコネクタからレバーを取り外さなければならない。このとき、コネクタへのレバーの装着・取り外しには、コネクタの回動軸に対してレバーを係合・離脱させるとともに、カム溝に対してフォロワピンを挿入・離脱させなければならず、その作業に手間がかかる。
また、コネクタが多極化すればするほど、コネクタの嵌合・離脱に要する力が大きくなるが、そのような場合にもコネクタの嵌合・離脱を安定して行うには、レバーをコネクタの両側に係合させる必要がある。その場合に上記課題は一層顕著なものとなる。
また、コネクタが多極化すればするほど、コネクタの嵌合・離脱に要する力が大きくなるが、そのような場合にもコネクタの嵌合・離脱を安定して行うには、レバーをコネクタの両側に係合させる必要がある。その場合に上記課題は一層顕著なものとなる。
さらに、レバーは、回動軸を中心として回動させることで、コネクタの嵌合・離脱に要する力を発揮するが、レバーの操作方向が所定方向に決められているため、コネクタの周囲に、レバーの回動操作に必要なスペースを確保できない場合もあり、このような場合、レバーを採用することができない。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、コネクタの周囲のスペースが狭い場合であっても、コネクタの嵌合・離脱を容易に行うことのできるコネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、コネクタの周囲のスペースが狭い場合であっても、コネクタの嵌合・離脱を容易に行うことのできるコネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法を提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明は、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合させるコネクタ嵌合補助具であって、第一の電気コネクタに設けられた第一の突起が案内される第一のスライド溝と、第二の電気コネクタに設けられた第二の突起が案内され、第一のスライド溝との間に間隔を隔てて並設された第二のスライド溝と、を備え、第一のスライド溝および第二のスライド溝の少なくとも一方に、他方のスライド溝との間隔が漸次変化する傾斜部が形成されていることを特徴とする。
このようなコネクタ嵌合補助具によれば、第一のスライド溝および第二のスライド溝の少なくとも一方に、他方のスライド溝との間隔が漸次変化する傾斜部が形成されているため、第一のスライド溝および第二のスライド溝において、傾斜部の一端と他端とでは、第一のスライド溝と第二のスライド溝との間隔が異なる。したがって、第一のスライド溝に第一の突起が配置され、第二のスライド溝に第二の突起が配置された状態で、第一のスライド溝および第二のスライド溝の一方の側の端部から他方の端部に向けて、コネクタ嵌合補助具を第一の電気コネクタおよび第二の電気コネクタに対して相対的に移動させると、傾斜部を通過するときに、その傾斜方向に応じて、第一の突起と第二の突起が接近または離間する方向に押圧される。これにより、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合させ、または嵌合状態から離脱させることができる。
このとき、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタを嵌合・離脱させるには、コネクタ嵌合補助具を一方向にスライドさせるのみで足りるため、レバーを用いる場合のように、周囲にレバーを回動させるためのスペースが必要ではなく、狭いスペースであっても第一の電気コネクタと第二の電気コネクタの嵌合・離脱を容易に行うことができる。
このようなコネクタ嵌合補助具によれば、第一のスライド溝および第二のスライド溝の少なくとも一方に、他方のスライド溝との間隔が漸次変化する傾斜部が形成されているため、第一のスライド溝および第二のスライド溝において、傾斜部の一端と他端とでは、第一のスライド溝と第二のスライド溝との間隔が異なる。したがって、第一のスライド溝に第一の突起が配置され、第二のスライド溝に第二の突起が配置された状態で、第一のスライド溝および第二のスライド溝の一方の側の端部から他方の端部に向けて、コネクタ嵌合補助具を第一の電気コネクタおよび第二の電気コネクタに対して相対的に移動させると、傾斜部を通過するときに、その傾斜方向に応じて、第一の突起と第二の突起が接近または離間する方向に押圧される。これにより、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合させ、または嵌合状態から離脱させることができる。
このとき、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタを嵌合・離脱させるには、コネクタ嵌合補助具を一方向にスライドさせるのみで足りるため、レバーを用いる場合のように、周囲にレバーを回動させるためのスペースが必要ではなく、狭いスペースであっても第一の電気コネクタと第二の電気コネクタの嵌合・離脱を容易に行うことができる。
ここで、第一のスライド溝および第二のスライド溝の一端に、第一のスライド溝と第二のスライド溝との間隔の方向に沿って延び、第一の突起および第二の突起を第一のスライド溝および第二のスライド溝に向けて案内するガイド溝を設けることもできる。このようなガイド溝を設けることで、第一の突起および第二の突起を第一のスライド溝および第二のスライド溝に容易に案内することができる。
ガイド溝は、第一のスライド溝および第二のスライド溝において、傾斜部の一端側と他端側のいずれか一方に設けても良いし、両側に設けてもよい。嵌合状態にある第一の電気コネクタと第二の電気コネクタにおいては、第一の突起と第二の突起の間隔は一定であるため、第一のスライド溝および第二のスライド溝に第一の突起、第二の突起を受け入れるのは容易であるのに対し、嵌合する前の状態の第一の電気コネクタと第二のコネクタは、事前に両者を軽く嵌合させるにしても、第一の突起と第二の突起との間隔にはバラツキが生じる。そこで、嵌合前の第一の電気コネクタの第一の突起と第二の電気コネクタの第二の突起とを案内できるよう、ガイド溝は、傾斜部に対して、第一のガイド溝と第二のガイド溝との間隔が広い側に配置するのが好ましい。
その場合、ガイド溝は、第一の突起が突き当たることで当該第一の突起が第一のスライド溝の端部に臨むよう形成された第一の突き当たり面と、第二の突起が突き当たることで当該第二の突起が第二のスライド溝の端部に臨むよう形成された第二の突き当たり面とを有する構成とするのが好ましい。ガイド溝に第一の突起、第二の突起を入れていき、第一の突き当たり面、第二の突き当たり面に第一の突起、第二の突起を突き当たらせることで、第一のスライド溝、第二のスライド溝に対して第一の突起、第二の突起を容易に位置決めでき、第一のスライド溝、第二のスライド溝への第一の突起、第二の突起の案内を確実に行える。
ガイド溝は、第一のスライド溝および第二のスライド溝において、傾斜部の一端側と他端側のいずれか一方に設けても良いし、両側に設けてもよい。嵌合状態にある第一の電気コネクタと第二の電気コネクタにおいては、第一の突起と第二の突起の間隔は一定であるため、第一のスライド溝および第二のスライド溝に第一の突起、第二の突起を受け入れるのは容易であるのに対し、嵌合する前の状態の第一の電気コネクタと第二のコネクタは、事前に両者を軽く嵌合させるにしても、第一の突起と第二の突起との間隔にはバラツキが生じる。そこで、嵌合前の第一の電気コネクタの第一の突起と第二の電気コネクタの第二の突起とを案内できるよう、ガイド溝は、傾斜部に対して、第一のガイド溝と第二のガイド溝との間隔が広い側に配置するのが好ましい。
その場合、ガイド溝は、第一の突起が突き当たることで当該第一の突起が第一のスライド溝の端部に臨むよう形成された第一の突き当たり面と、第二の突起が突き当たることで当該第二の突起が第二のスライド溝の端部に臨むよう形成された第二の突き当たり面とを有する構成とするのが好ましい。ガイド溝に第一の突起、第二の突起を入れていき、第一の突き当たり面、第二の突き当たり面に第一の突起、第二の突起を突き当たらせることで、第一のスライド溝、第二のスライド溝に対して第一の突起、第二の突起を容易に位置決めでき、第一のスライド溝、第二のスライド溝への第一の突起、第二の突起の案内を確実に行える。
第一のスライド溝または第二のスライド溝を、その一端から他端までを直線状に形成することもできる。直線状とするのは、第一のスライド溝または第二のスライド溝のいずれであっても良いが、例えば、第二の電気コネクタが回路基板に固定されている場合、第二の電気コネクタに形成された第二のスライド溝を直線状とするのが好ましい。
このような構成においては、第二のスライド溝に沿って第二の突起が移動する間、第二の突起は回路基板に対して固定されているため、コネクタ嵌合補助具は第二のコネクタに対し、回路基板からの距離が一定のままスライドする。これにより、コネクタ嵌合補助具のスライド操作を安定して行うことができる。
また、直線状とされた第一のスライド溝に案内される第一の突起または直線状とされた第二のスライド溝に案内される第二の突起は、第一のスライド溝または第二のスライド溝が連続する方向に平行な平行部を有する構成とするのが好ましい。これにより、コネクタ嵌合補助具のスライド操作が、より一層安定する。
このような構成においては、第二のスライド溝に沿って第二の突起が移動する間、第二の突起は回路基板に対して固定されているため、コネクタ嵌合補助具は第二のコネクタに対し、回路基板からの距離が一定のままスライドする。これにより、コネクタ嵌合補助具のスライド操作を安定して行うことができる。
また、直線状とされた第一のスライド溝に案内される第一の突起または直線状とされた第二のスライド溝に案内される第二の突起は、第一のスライド溝または第二のスライド溝が連続する方向に平行な平行部を有する構成とするのが好ましい。これにより、コネクタ嵌合補助具のスライド操作が、より一層安定する。
第一の突起および第二の突起は、それぞれ、その先端部に、第一のスライド溝および第二のスライド溝の幅よりも大きな径を有した拡径部を有する構成とすることもできる。コネクタ嵌合・離脱時に、コネクタのハウジング径方向外側に膨らむ力がコネクタ嵌合補助具に作用しても、この拡径部により、第一の突起および第二の突起が第一のスライド溝、第二のスライド溝から抜けてしまうのを防ぐことができる。
このようなコネクタ嵌合補助具は、全体としてはいかなる形状、構成としても良いが、例えば、互いに平行に設けられた一対のサイドプレート部と、一対のサイドプレート部どうしを連結する連結部と、を有した略コ字状とすることができ、この場合、サイドプレート部のそれぞれに、第一のスライド溝および第二のスライド溝を形成する。
なお、本発明のコネクタ嵌合補助具は、第一のスライド溝と第二のスライド溝との間隔の方向と直交する方向に沿って、第一コネクタおよび第二コネクタに対して相対的にスライドされることが好ましい。
本発明は、上記したようなコネクタ嵌合補助具を用いて第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合または離脱させる方法であって、第一のコネクタと第二のコネクタとを対向させた状態で、第一の電気コネクタに設けられた第一の突起を第一のスライド溝の一端側に位置させるとともに、第二の電気コネクタに設けられた第二の突起を第二のスライド溝の一端側に位置させる工程と、第一の突起と第二の突起が、第一のスライド溝および第二のスライド溝の他端側に移動するよう、コネクタ嵌合補助具を第一のコネクタと第二のコネクタとが対向する方向に交差する方向にスライドさせ、傾斜部により第一の突起と第二の突起とを互いに接近または離間する方向に押圧して第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合または離脱させる工程と、を備えることを特徴とすることもできる。
本発明によれば、第一の突起、第二の突起のそれぞれが第一のスライド溝および第二のスライド溝に配置された状態で、第一のスライド溝および第二のスライド溝の一方の側の端部から他方の端部に向けてコネクタ嵌合補助具を第一の電気コネクタおよび第二の電気コネクタに対して相対的に移動させることで、第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合または嵌合状態から離脱させることができる。第一の電気コネクタと第二の電気コネクタを嵌合・離脱させるには、コネクタ嵌合補助具をスライドさせるのみで足りるため、レバーを用いる場合のように、周囲にレバーを回動させるためのスペースが必要ではなく、狭いスペースであっても第一の電気コネクタと第二の電気コネクタの嵌合・離脱を容易に行うことができる。
また、スライド操作の前後にコネクタ嵌合補助具を第一の電気コネクタ、第二の電気コネクタに着脱するに際しては、第一のスライド溝、第二のスライド溝に第一の突起、第二の突起を出し入れするのみで良いので、着脱時の作業性にも優れる。
また、スライド操作の前後にコネクタ嵌合補助具を第一の電気コネクタ、第二の電気コネクタに着脱するに際しては、第一のスライド溝、第二のスライド溝に第一の突起、第二の突起を出し入れするのみで良いので、着脱時の作業性にも優れる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態においては、互いに嵌合可能な雌コネクタ(第一の電気コネクタ)2および雄コネクタ(第二の電気コネクタ)3のうち、例えば雄コネクタ3が回路基板300に固定状態で設けられ、この雄コネクタ3に雌コネクタ2が嵌合される構成となっている。ここで、雄コネクタ3に代えて雌コネクタ2を回路基板300に固定状態に設ける構成とすることもできるし、固定側の雄コネクタ3は、回路基板300ではなく、他の制御ユニットの筺体等に固定される構成とすることもできる。
図1〜図4に示すように、本実施形態においては、互いに嵌合可能な雌コネクタ(第一の電気コネクタ)2および雄コネクタ(第二の電気コネクタ)3のうち、例えば雄コネクタ3が回路基板300に固定状態で設けられ、この雄コネクタ3に雌コネクタ2が嵌合される構成となっている。ここで、雄コネクタ3に代えて雌コネクタ2を回路基板300に固定状態に設ける構成とすることもできるし、固定側の雄コネクタ3は、回路基板300ではなく、他の制御ユニットの筺体等に固定される構成とすることもできる。
雌コネクタ2、雄コネクタ3は、それぞれ、後述する複数のコンタクトを収容するハウジング22、32を有している。
図2に示したように、雌コネクタ2のハウジング22は、樹脂等の絶縁性材料からなり、多数列に配置された複数のコンタクト収容孔24aを有したコンタクト保持ブロック24を備えている。各コンタクト収容孔24aは、ハウジング22において嵌合対象の雄コネクタ3に対向する側の対向面22aと、対向面22aとは反対側の背面22bを結ぶ方向に貫通している。
各コンタクト収容孔24aには、導電性材料からなる雌コンタクト(図示省略)が挿入・保持されている。各雌コンタクトには、図示しないハーネスを構成する複数本の電線のそれぞれ一端が接続される。
各コンタクト収容孔24aには、導電性材料からなる雌コンタクト(図示省略)が挿入・保持されている。各雌コンタクトには、図示しないハーネスを構成する複数本の電線のそれぞれ一端が接続される。
ハウジング22において、コンタクト保持ブロック24の外周側には、ハウジング22の背面22b側から対向面22a側に向けて延びる筒状のシールフード部23が形成されている。シールフード部23は、コンタクト保持ブロック24の外周面との間に隙間を有して形成されており、この隙間が、後述する雄コネクタ3のフード33を受容するフード受容空間28とされている。そして、フード受容空間28には、ゴム製のシールリング26が設けられている。
雄コネクタ3のハウジング32は、樹脂等の絶縁性材料からなり、複数の雄コンタクト31を保持するコンタクト収容孔34aを有したプレート状の端子保持部34を備えている。ハウジング32には、端子保持部34から、雌コネクタ2に嵌合する側に延びる筒状のフード33が形成されている。フード33の内側においては、端子保持部34に保持された雄コンタクト31が、端子保持部34から雌コネクタ2に嵌合する側に突出して設けられている。
雄コンタクト31は、ハウジング32の端子保持部34からフード33が形成された側とは反対側にも突出して設けられており、その先端部31aは、回路基板300の配線パターンに電気的に接続される。このようにして、雄コネクタ3は、回路基板300に固定されている。
雄コンタクト31は、ハウジング32の端子保持部34からフード33が形成された側とは反対側にも突出して設けられており、その先端部31aは、回路基板300の配線パターンに電気的に接続される。このようにして、雄コネクタ3は、回路基板300に固定されている。
また、フード33は、雌コネクタ2と雄コネクタ3とを嵌合させた状態では、雌コネクタ2のフード受容空間28に挿入され、完全な嵌合状態(図7参照)では、その先端部がシールリング26とシールフード部23との間に押し付けられるようになっている。
図1から図4に示すように、雌コネクタ2のシールフード部23において、四つの側面のうち、互いに対向する二つの側面23A、23Aには、突起(第一の突起)25がそれぞれ形成されている。
突起25は、側面23Aに直交する方向に突出する円柱状で、その先端部には、突起25の外径よりも大きな外径を有した円盤状の拡径部252が一体に形成されている。
この突起25は、シールフード部23の側面23Aにおいて、対向面22aと背面22bを結ぶ方向に沿った中心軸に対応した位置、すなわち側面23Aの幅方向中心部に配置されている。
突起25は、側面23Aに直交する方向に突出する円柱状で、その先端部には、突起25の外径よりも大きな外径を有した円盤状の拡径部252が一体に形成されている。
この突起25は、シールフード部23の側面23Aにおいて、対向面22aと背面22bを結ぶ方向に沿った中心軸に対応した位置、すなわち側面23Aの幅方向中心部に配置されている。
雄コネクタ3のフード33において、互いに対向する二つの側面33A、33Aには、フード33の側面33Aに直交する方向に突出する突起(第二の突起)35が形成されている。
突起35は、図4に示すように、断面略長方形状で、ハウジング32においてフード33が形成された側の端部32aとその反対側の端部32bとを結んだ方向に直交する方向に長手寸法を有している。そして、この突起35は、ハウジング32の端部32a側と、端部32b側に、それぞれ平面部35a、35bを有している。
また、突起35において、その長手方向の中央部には、平面部35a、35bの間隔Sよりも大きな外径を有した円盤状の拡径部352が一体に形成されている。
この突起35は、ハウジング32のフード33の側面33Aにおいて、ハウジング32の端部32aと端部32bを結ぶ方向に沿った中心軸に対応した位置、すなわち側面33Aの幅方向中心部に配置されている。
突起35は、図4に示すように、断面略長方形状で、ハウジング32においてフード33が形成された側の端部32aとその反対側の端部32bとを結んだ方向に直交する方向に長手寸法を有している。そして、この突起35は、ハウジング32の端部32a側と、端部32b側に、それぞれ平面部35a、35bを有している。
また、突起35において、その長手方向の中央部には、平面部35a、35bの間隔Sよりも大きな外径を有した円盤状の拡径部352が一体に形成されている。
この突起35は、ハウジング32のフード33の側面33Aにおいて、ハウジング32の端部32aと端部32bを結ぶ方向に沿った中心軸に対応した位置、すなわち側面33Aの幅方向中心部に配置されている。
このような雌コネクタ2と雄コネクタ3は、コネクタ嵌合補助具1により、嵌合・離脱を行うことができる。
図1に示したように、コネクタ嵌合補助具1は、互いに間隔を隔てて平行に位置する一対のサイドプレート部1A、1Aと、これらサイドプレート部1A、1Aどうしをその一端側10aで連結する連結部1Bとから構成され、全体としてコ字状をなしている。
図1に示したように、コネクタ嵌合補助具1は、互いに間隔を隔てて平行に位置する一対のサイドプレート部1A、1Aと、これらサイドプレート部1A、1Aどうしをその一端側10aで連結する連結部1Bとから構成され、全体としてコ字状をなしている。
図1、図4に示したように、サイドプレート部1Aにおいて、他方のサイドプレート部1Aと対向する面には、連結部1B側の一端側10aと、他端側10bとを結ぶ方向に連続する二本のスライド溝11、12が形成されている。
これらスライド溝11、12は、一方のスライド溝11に雌コネクタ2の突起25を挿入し、他方のスライド溝12に雄コネクタ3の突起35を挿入した状態で、コネクタ嵌合補助具1をスライド溝11、12が連続する方向にスライドさせることで、突起25、35を互いに接近または離間する方向に押圧し、これによって雌コネクタ2と雄コネクタ3とを嵌合または離間させる。
これらスライド溝11、12は、一方のスライド溝11に雌コネクタ2の突起25を挿入し、他方のスライド溝12に雄コネクタ3の突起35を挿入した状態で、コネクタ嵌合補助具1をスライド溝11、12が連続する方向にスライドさせることで、突起25、35を互いに接近または離間する方向に押圧し、これによって雌コネクタ2と雄コネクタ3とを嵌合または離間させる。
このため、スライド溝(第一のスライド溝)11は、サイドプレート部1Aの一端側10aから他端側10bに向けて、第一直線部14、傾斜部15、第二直線部16が連続して形成されている。
他方のスライド溝(第二のスライド溝)12は、サイドプレート部1Aの一端側10aから他端側10bに向けて直線状に形成されている。
スライド溝12に対し、スライド溝11の第一直線部14、第二直線部16は平行に形成されている。スライド溝11の傾斜部15は、第一直線部14側から第二直線部16側に向けて、スライド溝12との間隔が、漸次縮小するよう、スライド溝12が連続する方向に対して傾斜して形成されている。
他方のスライド溝(第二のスライド溝)12は、サイドプレート部1Aの一端側10aから他端側10bに向けて直線状に形成されている。
スライド溝12に対し、スライド溝11の第一直線部14、第二直線部16は平行に形成されている。スライド溝11の傾斜部15は、第一直線部14側から第二直線部16側に向けて、スライド溝12との間隔が、漸次縮小するよう、スライド溝12が連続する方向に対して傾斜して形成されている。
これらスライド溝11、12は、その溝幅が、突起25の外径、突起35の平面部35a、35bの間隔Sよりも大きく、かつ、拡径部252、352の外径よりも小さくなるよう形成されている。
また、スライド溝11、12が形成されている部分のサイドプレート部1Aの厚さは、突起25、35の長さよりも小さくなるよう形成されている。
また、スライド溝11、12が形成されている部分のサイドプレート部1Aの厚さは、突起25、35の長さよりも小さくなるよう形成されている。
スライド溝11、12において、サイドプレート部1Aの一端側10aには、スライド溝11の第一直線部14およびスライド溝12に直交する方向(スライド溝11とスライド溝12との間隔の方向)に沿って延びるガイド溝17が形成されている。つまり、スライド溝11、12は、その一端11A、12Aが、ガイド溝17に開口している。
また、スライド溝11、12の他端11B、12Bが、サイドプレート部1Aの他端側10bの端面10cに開口して形成されている。
また、スライド溝11、12の他端11B、12Bが、サイドプレート部1Aの他端側10bの端面10cに開口して形成されている。
ガイド溝17は、スライド溝11側の一端が突き当たり面(第一の突き当たり面)17cとされ、ガイド溝17はスライド溝11の第一直線部14と連通している。これにより、ガイド溝17とスライド溝11は、略L字状に配置されている。そして、ガイド溝17の他端17eは、サイドプレート部1Aにおいてスライド溝12が形成されている側の側面10dに開口している。
ガイド溝17は、一端と他端との中間部においてその溝幅が拡大しており、これによって、ガイド溝17の幅方向両側には、スライド溝12に平行な段部(第二の突き当たり面)17a、17bが形成されている。段部17bは、スライド溝12においてスライド溝11に近接する側の側面12cに連続するよう形成され、段部17aは、側面12cを延長した面上に形成されている。
ガイド溝17は、スライド溝11側から段部17a、17bまでは、その溝幅W1が、突起25の外径よりも大きく、かつ、拡径部252、352の外径よりも小さくなるよう形成されている。また、ガイド溝17は、開口側から段部17a、17bまでが、溝幅W1より大きく、かつ突起35の長手方向の寸法Lよりも大きい溝幅W2で形成されている。
ガイド溝17は、スライド溝11側から段部17a、17bまでは、その溝幅W1が、突起25の外径よりも大きく、かつ、拡径部252、352の外径よりも小さくなるよう形成されている。また、ガイド溝17は、開口側から段部17a、17bまでが、溝幅W1より大きく、かつ突起35の長手方向の寸法Lよりも大きい溝幅W2で形成されている。
また、ガイド溝17において、スライド溝11側の突き当たり面17cは、スライド溝11の側面11cに連続するよう形成されている。このとき、突き当たり面17cを、スライド溝11の側面11cに対してスライド溝12から離間した側に位置させ、突き当たり面17cとスライド溝11の側面11cとの間に段差部18を設けても良い。
図1に示したように、サイドプレート部1Aにおいて、他のサイドプレート部1Aと対向する側とは反対側の面には、他端側10bと、中間部とに、カバーブロック105、104が形成されている。
サイドプレート部1Aの他端側10bに設けられたカバーブロック105は、スライド溝11、12を幅方向に跨ぐよう、ブリッジ状に形成されている。
サイドプレート部1Aの中間部に設けられたカバーブロック104は、ガイド溝17と、ガイド溝17に連通するスライド溝12の一端12Aとを覆うように設けられている。ここで、カバーブロック104には、ガイド溝17とスライド溝11との連通部分に対応した部分が露出するよう、貫通孔104Aが形成されている。
サイドプレート部1Aの他端側10bに設けられたカバーブロック105は、スライド溝11、12を幅方向に跨ぐよう、ブリッジ状に形成されている。
サイドプレート部1Aの中間部に設けられたカバーブロック104は、ガイド溝17と、ガイド溝17に連通するスライド溝12の一端12Aとを覆うように設けられている。ここで、カバーブロック104には、ガイド溝17とスライド溝11との連通部分に対応した部分が露出するよう、貫通孔104Aが形成されている。
また、カバーブロック105、104には、スライド溝11、12、およびガイド溝17に沿って突起25、35が移動したときに、突起25、35の先端部に設けられた拡径部252、352が挿通できるよう、スライド溝11、12、およびガイド溝17に沿った部分に挿通溝107、108が形成されている。
上記のようなコネクタ嵌合補助具1を用い、雌コネクタ2と雄コネクタ3を嵌合・離脱させるには、以下のようにする。
まず、図1〜図4に示すように、雄コネクタ3に対し、雌コネクタ2を軽く嵌合させた状態(図2のように、雄コネクタ3のフード33が、フード受容空間28に挿入されつつも、フード33がシールリング26に到達していない状態)とする。
そして、この状態で、図5(a)に示すように、コネクタ嵌合補助具1を、雌コネクタ2と雄コネクタ3とに装着する。これには、ガイド溝17が延びる方向を、突起25、35が並ぶ方向(雌コネクタ2と雄コネクタ3とが対向する方向)に合わせた状態で、コネクタ嵌合補助具1を、雌コネクタ2側から雄コネクタ3に向けて移動し、両側のサイドプレート部1Aにおいて、それぞれ、ガイド溝17の開口側の他端17eから、ガイド溝17内に雌コネクタ2の突起25を挿入させる。このとき、拡径部252を、カバーブロック104の挿通溝108に挿通させる。コネクタ嵌合補助具1を、さらに雄コネクタ3側に移動すると、ガイド溝17内に雄コネクタ3の突起35が挿入される。
まず、図1〜図4に示すように、雄コネクタ3に対し、雌コネクタ2を軽く嵌合させた状態(図2のように、雄コネクタ3のフード33が、フード受容空間28に挿入されつつも、フード33がシールリング26に到達していない状態)とする。
そして、この状態で、図5(a)に示すように、コネクタ嵌合補助具1を、雌コネクタ2と雄コネクタ3とに装着する。これには、ガイド溝17が延びる方向を、突起25、35が並ぶ方向(雌コネクタ2と雄コネクタ3とが対向する方向)に合わせた状態で、コネクタ嵌合補助具1を、雌コネクタ2側から雄コネクタ3に向けて移動し、両側のサイドプレート部1Aにおいて、それぞれ、ガイド溝17の開口側の他端17eから、ガイド溝17内に雌コネクタ2の突起25を挿入させる。このとき、拡径部252を、カバーブロック104の挿通溝108に挿通させる。コネクタ嵌合補助具1を、さらに雄コネクタ3側に移動すると、ガイド溝17内に雄コネクタ3の突起35が挿入される。
コネクタ嵌合補助具1をさらに移動させ続けると、ガイド溝17の段部17a、17bが、突起35の平面部35aに突き当たる。雄コネクタ3は回路基板300に固定して設けられているので、コネクタ嵌合補助具1の移動は、これによって規制される。その結果、突起25がスライド溝11の第一直線部14に臨み、突起35がスライド溝12の端部に臨んだ状態となる。
このとき、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合が浅い場合には、ガイド溝17の段部17a、17bが突起35の平面部35aに突き当たるまでの間に、ガイド溝17の突き当たり面17cが雌コネクタ2の突起25に突き当たり、コネクタ嵌合補助具1の移動に伴って雄コネクタ3側に押圧される。これにより、雌コネクタ2が雄コネクタ3側に押し込まれ、段部17a、17bが突起35の平面部35aに突き当たったときには、ガイド溝17の突き当たり面17cに突き当たった状態の突起25は、スライド溝11に臨んだ位置となる。
このとき、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合が浅い場合には、ガイド溝17の段部17a、17bが突起35の平面部35aに突き当たるまでの間に、ガイド溝17の突き当たり面17cが雌コネクタ2の突起25に突き当たり、コネクタ嵌合補助具1の移動に伴って雄コネクタ3側に押圧される。これにより、雌コネクタ2が雄コネクタ3側に押し込まれ、段部17a、17bが突起35の平面部35aに突き当たったときには、ガイド溝17の突き当たり面17cに突き当たった状態の突起25は、スライド溝11に臨んだ位置となる。
次いで、図5(b)に示すように、コネクタ嵌合補助具1を、上記とは直交した方向の、サイドプレート部1Aの一端側10aから他端側10bに向けて、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合方向(スライド溝11とスライド溝12との間隔の方向)に直交する方向に沿ってスライドさせる。すると、突起25、35は、スライド溝11、12に沿って相対移動する。このとき、突起25が傾斜部15によって突起35に向けて押圧されることにより、コネクタ嵌合補助具1を用いずにコネクタを嵌合方向に沿って嵌合させるのに必要な力よりも小さい力(傾斜部15に沿った分力)で、雌コネクタ2と雄コネクタ3とが嵌合される。
突起25がスライド溝11の第一直線部14の区間にあるときには、第一直線部14とスライド溝12との間隔は一定であるので、突起25と突起35との間隔も変わらない。
突起25がスライド溝11の第一直線部14の区間にあるときには、第一直線部14とスライド溝12との間隔は一定であるので、突起25と突起35との間隔も変わらない。
図6(a)に示すように、突起25がスライド溝11の傾斜部15に入り込むと、傾斜部15ではスライド溝12との距離が第二直線部16に向けて漸次減少するので、突起25が突起35に接近する方向に押圧される。これにより、雄コネクタ3に対して雌コネクタ2が押し込まれていく。
図6(b)に示すように、突起25が、傾斜部15の端部(傾斜部15と第二直線部16との境界部)に到達すると、雌コネクタ2は、雄コネクタ3に対して完全に嵌合した状態となる。この状態では、図7に示すように、雌コネクタ2のハウジング22の対向面22aが雄ハウジング3のハウジング32の端子保持部34に突き当たるとともに、フード33がフード受容空間28内でシールリング26とシールフード部23との間に入り込み、さらに雌コンタクト(図示省略)と雄コンタクト31が嵌合して電気的な接続がなされる。
この後は、コネクタ嵌合補助具1を、突起25、35がサイドプレート部1Aの他端側10bに到達し、スライド溝11、12の他端11B、12Bから抜け出るまで移動させる。図8に示すように、突起25、35がスライド溝11、12から抜け出た時点で、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合作業が終了する。
また、雌コネクタ2が雄コネクタ3に嵌合された状態から、雌コネクタ2を引き抜くときは、上記の嵌合時とは逆方向にコネクタ嵌合補助具1を操作し、コネクタ嵌合補助具1を、雌コネクタ2と雄コネクタ3の突起25、35に対し、サイドプレート部1Aの他端側10bから一端側10aに向けて移動させる(図8中の矢印と反対方向)。より詳しくは、コネクタ嵌合補助具1は、シールフード部23の側面23A、ハウジング32の側面33Aに沿った方向において、突起25、35が並んだ方向(雌コネクタ2と雄コネクタ3の嵌合方向)に直交する方向に沿って、移動される。
そして、サイドプレート部1Aの他端側10bにおいて開口したスライド溝11、12に、突起25、35を挿入する(図6(b)の状態)。
そして、サイドプレート部1Aの他端側10bにおいて開口したスライド溝11、12に、突起25、35を挿入する(図6(b)の状態)。
そして、コネクタ嵌合補助具1を、サイドプレート部1Aの一端側10aから他端側10bに向けて一方向にスライドさせる(図6(b)中の矢印と反対方向)。すると、突起25、35は、スライド溝11、12に沿って相対的に移動する。
突起25がスライド溝11の第二直線部16の区間にあるときには、第二直線部16とスライド溝12との間隔は一定であるので、突起25と突起35との間隔も変わらない。
図6(a)に示した状態のように、突起25がスライド溝11の傾斜部15に入り込むと、傾斜部15はスライド溝12との距離が第一直線部14に向けて漸次増大するので、突起25が突起35から離間する方向に押圧される。これにより、雄コネクタ3に対して雌コネクタ2が引き抜かれていく。
さらに、図5(b)に示した状態のように、突起25が、傾斜部15の端部(傾斜部125と第一直線部14との境界部)に到達すると、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合が完全に解除された状態となる。
この後は、図5(a)に示した状態のように、コネクタ嵌合補助具1を、突起25、35がガイド溝17に到達するまで移動させる。突起25、35がガイド溝17内に入れば、コネクタ嵌合補助具1を、ガイド溝17に沿って雄コネクタ3から離間する方向に移動させる(図5(a)中の矢印と反対方向)。そして、突起25、35がガイド溝17から抜け出た時点で、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合解除作業が終了する。
上述したようにして、一方に傾斜部15を有したスライド溝11、12が形成されたコネクタ嵌合補助具1を用い、雌コネクタ2のハウジング22に形成された突起25と、雄コネクタ3のハウジング32に形成された突起35をそれぞれスライド溝11、12に入れ、コネクタ嵌合補助具1を雌コネクタ2と雄コネクタ3とが嵌合する方向に直交する方向に沿って、雌コネクタ2および雄コネクタ3に対して移動させる構成とした。これにより、傾斜部15を通過することによって突起25、35が互いに接近または離間し、ハウジング22、32が嵌合または嵌合解除される。
このようなコネクタ嵌合補助具1のスライド操作によって雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合・嵌合解除操作を容易に行える。したがって、回動式のレバーを用いる場合のように、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合部の周囲にレバーを回動させるための空間を確保する必要がなくなる。その結果、周囲に十分なスペースがない場所においても、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合・離脱を確実に行うことができる。
また、嵌合・離脱に際しては、コネクタ嵌合補助具1のガイド溝17からスライド溝11、12に突起25、35を入れるだけでよいので、作業を容易に行うことができる。本実施形態では、コネクタ嵌合補助具1がコ字状に形成され、雌コネクタ2と雄コネクタ3の両側面において突起25、35をスライド溝11、12に入れることになるが、この場合も、上記効果は同様に得られる。したがって、雌コネクタ2および雄コネクタ3との間にシールリング26が介在する場合や、雌コネクタ2および雄コネクタ3が多極である場合等、大きな嵌合力が必要な場合に、雌コネクタ2および雄コネクタ3の両側面にコネクタ嵌合補助具を係合させる上記構成は特に有効となる。
このようなコネクタ嵌合補助具1のスライド操作によって雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合・嵌合解除操作を容易に行える。したがって、回動式のレバーを用いる場合のように、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合部の周囲にレバーを回動させるための空間を確保する必要がなくなる。その結果、周囲に十分なスペースがない場所においても、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合・離脱を確実に行うことができる。
また、嵌合・離脱に際しては、コネクタ嵌合補助具1のガイド溝17からスライド溝11、12に突起25、35を入れるだけでよいので、作業を容易に行うことができる。本実施形態では、コネクタ嵌合補助具1がコ字状に形成され、雌コネクタ2と雄コネクタ3の両側面において突起25、35をスライド溝11、12に入れることになるが、この場合も、上記効果は同様に得られる。したがって、雌コネクタ2および雄コネクタ3との間にシールリング26が介在する場合や、雌コネクタ2および雄コネクタ3が多極である場合等、大きな嵌合力が必要な場合に、雌コネクタ2および雄コネクタ3の両側面にコネクタ嵌合補助具を係合させる上記構成は特に有効となる。
また、コネクタ嵌合補助具1は、スライド溝11、12の一端11A、12A側にガイド溝17を備えているので、スライド溝11、12の一端11A、12Aに突起25、35を導き入れる際には、ガイド溝17に突起25、35を入れれば良く、その作業を容易に行える。
さらに、ガイド溝17に突き当たり面17cおよび段部17a、17bが形成されることにより突起25、35がそれぞれスライド溝11、12の端部に臨む構成となっている。ここで、軽く嵌合させた雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合が不十分で、突起25と突起35の間隔が第一直線部14とスライド溝12との間隔に対して広い場合であっても、突起25がガイド溝17の突き当たり面17cに突き当たり、突起35が段部17a、17bに突き当たることで突起25(雌コネクタ2)および突起35(雄コネクタ3)の相対位置が矯正され、突起25、35がスライド溝11、12にそれぞれ臨む。したがって、スライド溝11、12に突起25、35を確実に受け入れることができ、作業性に優れる。
また、回路基板300に固定された雄コネクタ3の突起35を案内するスライド溝12が直線状とされ、雄コネクタ3に対して挿抜される雌コネクタ2の突起25を案内するスライド溝11が傾斜部15を有する構成となっている。このような構成においては、コネクタ嵌合補助具1をスライドさせて、スライド溝12に沿って突起35が案内される間、コネクタ嵌合補助具1は、雄コネクタ3に対して、回路基板300からの距離が一定状態のままスライドされる。これにより、コネクタ嵌合補助具1のスライド操作を安定して行うことができる。
加えて、突起35は平面部35a、35bを有しており、この平面部35a、35bがスライド溝12に沿っているので、コネクタ嵌合補助具1がスライド方向に沿ってガイドされることになる。これにより、コネクタ嵌合補助具1による嵌合・嵌合解除作業をより一層安定して行うことができる。
加えて、突起35は平面部35a、35bを有しており、この平面部35a、35bがスライド溝12に沿っているので、コネクタ嵌合補助具1がスライド方向に沿ってガイドされることになる。これにより、コネクタ嵌合補助具1による嵌合・嵌合解除作業をより一層安定して行うことができる。
さらに、コネクタ嵌合補助具1は雌コネクタ2および雄コネクタ3に対して着脱可能であるため、必要な場合のみ利用することができる。また、特定の一組の雌コネクタ2および雄コネクタ3に限らず、他の組の雌コネクタ2、雄コネクタ3にも用いることができるので、低コスト化を図ることができる。
コネクタ嵌合補助具1がコネクタ2、3に着脱可能であることにより、コネクタ2、3の嵌合に必要な嵌合力に応じて、コネクタ嵌合補助具1をコネクタ2、3に装着するか否かを選択することができる。例えば、コネクタ2、3と同じ構成でも、使用される回路によっては極数が少ない場合があり、このため少ない嵌合力で、コネクタ嵌合補助具1を使用せずに嵌合できる場合がある。このような場合に、コネクタ嵌合補助具1が着脱可能とされていれば、共通のコネクタ2、3を用いながら、コネクタ嵌合補助具1によって無駄にスペースを使わないので、狭い取り付けスペースに好適となる。
このようにコネクタ2、3をコネクタ嵌合補助具1使用の場合と不使用の場合とに共通化することにより、コストダウンできる。特に、本実施形態のコネクタ2、3には、コネクタ嵌合補助具1を装着できない一般のコネクタに、構造が単純で製造容易な突起25、35を付加するだけで実現できるという利点がある。突起25、35は、スライド溝11、12に係合可能な程度に突出していればよいので、コネクタ嵌合補助具1を装着可能としたコネクタ2、3の大型化を最小限に抑えることができる。
コネクタ嵌合補助具1がコネクタ2、3に着脱可能であることにより、コネクタ2、3の嵌合に必要な嵌合力に応じて、コネクタ嵌合補助具1をコネクタ2、3に装着するか否かを選択することができる。例えば、コネクタ2、3と同じ構成でも、使用される回路によっては極数が少ない場合があり、このため少ない嵌合力で、コネクタ嵌合補助具1を使用せずに嵌合できる場合がある。このような場合に、コネクタ嵌合補助具1が着脱可能とされていれば、共通のコネクタ2、3を用いながら、コネクタ嵌合補助具1によって無駄にスペースを使わないので、狭い取り付けスペースに好適となる。
このようにコネクタ2、3をコネクタ嵌合補助具1使用の場合と不使用の場合とに共通化することにより、コストダウンできる。特に、本実施形態のコネクタ2、3には、コネクタ嵌合補助具1を装着できない一般のコネクタに、構造が単純で製造容易な突起25、35を付加するだけで実現できるという利点がある。突起25、35は、スライド溝11、12に係合可能な程度に突出していればよいので、コネクタ嵌合補助具1を装着可能としたコネクタ2、3の大型化を最小限に抑えることができる。
また、連結部1Bを把持してコネクタ嵌合補助具1を押し引きすることにより、スライド操作を容易に行える。なお、連結部1Bの反対側にある他端側10bを把持してスライド操作を行ってもよい。
ところで、コネクタ嵌合補助具1は、図9のように、スライド溝11、12が連続する方向における向きを図5、図6とは逆に配置して使用することもできる。このようにして、図5、図6におけるスライド方向とは逆向きに(図9の矢印方向)コネクタ嵌合補助具1をスライドさせても、上記と同様に、傾斜部15によって突起25が突起35側に向けて押圧されるので、雌コネクタ2と雄コネクタ3とを嵌合させることができる。
ここで、コネクタ嵌合補助具1が雌コネクタ2および雄コネクタ3から最大限突出する寸法(コネクタ嵌合補助具がスライドされる方向における寸法)が、コネクタ嵌合補助具1のスライド操作を行う上でコネクタ2、3脇に必要となる。雌コネクタ2および雄コネクタ3の一端側と他端側との余剰スペースに応じて、図5および図6に示す向きか、あるいは図9に示す向きでコネクタ嵌合補助具1を装着して使用することができるので、狭いスペースに設けられたコネクタ2、3にも好適となる。
ここで、コネクタ嵌合補助具1が雌コネクタ2および雄コネクタ3から最大限突出する寸法(コネクタ嵌合補助具がスライドされる方向における寸法)が、コネクタ嵌合補助具1のスライド操作を行う上でコネクタ2、3脇に必要となる。雌コネクタ2および雄コネクタ3の一端側と他端側との余剰スペースに応じて、図5および図6に示す向きか、あるいは図9に示す向きでコネクタ嵌合補助具1を装着して使用することができるので、狭いスペースに設けられたコネクタ2、3にも好適となる。
なお、上記実施の形態では、スライド溝11、12の一端11A、12A側にガイド溝17を設けるようにしたが、他端11B、12B側に同様にガイド溝を設けても良い。
この場合、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合時に、コネクタ嵌合補助具1を勢いよくスライドさせた場合にも、突起25、35がガイド溝の側面に突き当たることでコネクタ嵌合補助具1の移動が規制される。これにより、勢い余ってコネクタ嵌合補助具1が周囲の機器等に当たるのを防ぐことができる。
この場合、雌コネクタ2と雄コネクタ3との嵌合時に、コネクタ嵌合補助具1を勢いよくスライドさせた場合にも、突起25、35がガイド溝の側面に突き当たることでコネクタ嵌合補助具1の移動が規制される。これにより、勢い余ってコネクタ嵌合補助具1が周囲の機器等に当たるのを防ぐことができる。
また、ガイド溝17は、必須の構成ではなく、スライド溝11、12のみからなる構成とすることもできる。
さらに、突起25と突起35とをいずれも、ハウジング22、32の側面22A、32Aにおける幅方向中心部に配置する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、突起25、35の一方を、側面22A、32Aの幅方向中心からオフセットして配置することもできる。この場合、スライド溝11、12には、これらの突起25、35の位置に応じた突起25、35毎のガイド溝を設けても良い。
加えて、上記実施形態では、一方のスライド溝11のみに傾斜部15が設けられていたが、他方のスライド溝12に、傾斜部15と交差する方向に延びる傾斜部を設けても良い。この場合にも、それらの傾斜部双方は、他方のスライド溝(傾斜部)との間隔が漸次変化するように傾斜している。
また、上記実施形態では、傾斜部15の両端に第一直線部14、第二直線部16を設ける構成としたが、これらは設けられていなくてもよく、いずれか一方のみが設けられていてもよい。
さらに、上記実施形態で示した突起25、35の形状は、あくまでも一例に過ぎない。突起25、35のそれぞれの数も限定されず、例えば、スライド溝12に複数個の突起35が係合していてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 コネクタ嵌合補助具
1A サイドプレート部
1B 連結部
2 雌コネクタ(第一の電気コネクタ)
3 雄コネクタ(第二の電気コネクタ)
11 スライド溝(第一のスライド溝)
11A 一端
11B 他端
11c 側面
12 スライド溝(第二のスライド溝)
12A 一端
12B 他端
12c 側面
14 第一直線部
15 傾斜部
16 第二直線部
17 ガイド溝
17a、17b 段部(第二の突き当たり面)
17c 突き当たり面(第一の突き当たり面)
18 段差部
22 ハウジング
23 シールフード部
23A 側面
24 コンタクト保持ブロック
25 突起(第一の突起)
26 シールリング
28 フード受容空間
31 雄コンタクト
32 ハウジング
33 フード
33A 側面
34 端子保持部
35 突起(第二の突起)
35a、35b 平面部
104、105 カバーブロック
107、108 挿通溝
252 拡径部
300 回路基板
352 拡径部
1A サイドプレート部
1B 連結部
2 雌コネクタ(第一の電気コネクタ)
3 雄コネクタ(第二の電気コネクタ)
11 スライド溝(第一のスライド溝)
11A 一端
11B 他端
11c 側面
12 スライド溝(第二のスライド溝)
12A 一端
12B 他端
12c 側面
14 第一直線部
15 傾斜部
16 第二直線部
17 ガイド溝
17a、17b 段部(第二の突き当たり面)
17c 突き当たり面(第一の突き当たり面)
18 段差部
22 ハウジング
23 シールフード部
23A 側面
24 コンタクト保持ブロック
25 突起(第一の突起)
26 シールリング
28 フード受容空間
31 雄コンタクト
32 ハウジング
33 フード
33A 側面
34 端子保持部
35 突起(第二の突起)
35a、35b 平面部
104、105 カバーブロック
107、108 挿通溝
252 拡径部
300 回路基板
352 拡径部
Claims (11)
- 第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合させるコネクタ嵌合補助具であって、
前記第一の電気コネクタに設けられた第一の突起が案内される第一のスライド溝と、
前記第二の電気コネクタに設けられた第二の突起が案内され、前記第一のスライド溝との間に間隔を隔てて並設された第二のスライド溝と、を備え、
前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝の少なくとも一方に、他方の前記スライド溝との間隔が漸次変化する傾斜部が形成されていることを特徴とするコネクタ嵌合補助具。 - 前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝の少なくとも一端には、前記第一のスライド溝と前記第二のスライド溝との間隔の方向に沿って延び、前記第一の突起および前記第二の突起を前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝に向けて案内するガイド溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 前記ガイド溝は、前記傾斜部に対して、前記第一のガイド溝と前記第二のガイド溝との間隔が広い側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 前記ガイド溝は、前記第一の突起が突き当たることで当該第一の突起が前記第一のスライド溝の端部に臨むよう形成された第一の突き当たり面と、
前記第二の突起が突き当たることで当該第二の突起が前記第二のスライド溝の端部に臨むよう形成された第二の突き当たり面とを有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ嵌合補助具。 - 前記第一のスライド溝または前記第二のスライド溝が、その一端から他端までが直線状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 前記第二の電気コネクタが回路基板に固定され、
前記第二の電気コネクタに形成された前記第二のスライド溝が直線状であることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ嵌合補助具。 - 直線状とされた前記第一のスライド溝に案内される前記第一の突起または直線状とされた前記第二のスライド溝に案内される前記第二の突起が、前記第一のスライド溝または前記第二のスライド溝が連続する方向に平行な平行部を有することを特徴とする請求項5または6に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 前記第一の突起および前記第二の突起は、それぞれ、その先端部に、前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝の幅よりも大きな径を有した拡径部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 互いに平行に設けられた一対のサイドプレート部と、
一対の前記サイドプレート部どうしを連結する連結部と、を有し、
前記サイドプレート部のそれぞれに、前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合補助具。 - 前記第一のスライド溝と前記第二のスライド溝との間隔の方向と直交する方向に沿って、前記第一コネクタおよび前記第二コネクタに対して相対的にスライドされることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合補助具。
- 請求項1から10のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合補助具を用いて第一の電気コネクタと第二の電気コネクタとを嵌合または離脱させる方法であって、
前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを対向させた状態で、前記第一の電気コネクタに設けられた前記第一の突起を前記第一のスライド溝の一端側に位置させるとともに、前記第二の電気コネクタに設けられた前記第二の突起を前記第二のスライド溝の一端側に位置させる工程と、
前記第一の突起と前記第二の突起が、前記第一のスライド溝および前記第二のスライド溝の他端側に移動するよう、前記コネクタ嵌合補助具を、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとが対向する方向に交差する方向にスライドさせ、前記傾斜部により前記第一の突起と前記第二の突起とを互いに接近または離間する方向に押圧して前記第一の電気コネクタと前記第二の電気コネクタとを嵌合または離脱させる工程と、
を備えることを特徴とする電気コネクタの嵌合・離脱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011162013A JP2013026130A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | コネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011162013A JP2013026130A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | コネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013026130A true JP2013026130A (ja) | 2013-02-04 |
Family
ID=47784224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011162013A Withdrawn JP2013026130A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | コネクタ嵌合補助具、および電気コネクタの嵌合・離脱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013026130A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013176153A1 (en) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | Yazaki Corporation | Lever-type connector |
-
2011
- 2011-07-25 JP JP2011162013A patent/JP2013026130A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013176153A1 (en) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | Yazaki Corporation | Lever-type connector |
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