JP2013004303A - 電子機器およびその組み立て方法 - Google Patents
電子機器およびその組み立て方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013004303A JP2013004303A JP2011134104A JP2011134104A JP2013004303A JP 2013004303 A JP2013004303 A JP 2013004303A JP 2011134104 A JP2011134104 A JP 2011134104A JP 2011134104 A JP2011134104 A JP 2011134104A JP 2013004303 A JP2013004303 A JP 2013004303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- frame
- wall
- substrate
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
【課題】組み立てが容易な電子機器およびその組み立て方法を提供する。
【解決手段】本発明の電子機器1は、内部に電池が収納される電池収納部41と、前記電池収納部41を保持するフレーム30と、外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子12Rが一方の面一面に取り付けられ、電池接点12Tが前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点12Tが前記電池収納部41内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部41の一側に固定される基板42と、を備え、前記フレーム30は前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁32を有し、前記電池収納部41は、前記フレーム壁32と平行且つ該フレーム壁32に隣接して配置された収納部壁41Sを有し、前記フレーム壁32には、前記収納部壁41Sの前記フレーム壁32に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部33が設けられていること、を特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の電子機器1は、内部に電池が収納される電池収納部41と、前記電池収納部41を保持するフレーム30と、外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子12Rが一方の面一面に取り付けられ、電池接点12Tが前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点12Tが前記電池収納部41内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部41の一側に固定される基板42と、を備え、前記フレーム30は前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁32を有し、前記電池収納部41は、前記フレーム壁32と平行且つ該フレーム壁32に隣接して配置された収納部壁41Sを有し、前記フレーム壁32には、前記収納部壁41Sの前記フレーム壁32に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部33が設けられていること、を特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、電子機器およびその組み立て方法に関するものである。
例えば、カメラ等の電子機器には、ストローク長さに精度が要求されるレリーズボタン等のスイッチ端子が設けられている。また、電池を収納する電池ボックスを備える電子機器もあり、そのような電池ボックスには、電池接点が設けられている。電池接点においても、電池ボックスに電池を挿入したときに、電池の端子との確実な接触を確保するために、電池ボックス内において配置される位置に精度が必要である。
スイッチ端子の位置精度と、電池接点の配置の位置精度との両方を確保するために、従来、スイッチ端子と電池接点とは、それぞれ別の基板に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
スイッチ端子の位置精度と、電池接点の配置の位置精度との両方を確保するために、従来、スイッチ端子と電池接点とは、それぞれ別の基板に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、スイッチ端子と電池接点を、それぞれ別の部材や別の面に設けると、位置決めをそれぞれ行う必要があり、組み立てが容易ではない。
本発明の課題は、組み立てが容易な電子機器およびその組み立て方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、内部に電池が収納される電池収納部(41)と、前記電池収納部(41)を保持するフレーム(30)と、外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子(12R)が一方の面一面に取り付けられ、電池接点(12T)が前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点(12T)が前記電池収納部(41)内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部(41)の一側に固定される基板(42)と、を備え、前記フレーム(30)は前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁(32)を有し、前記電池収納部(41)は、前記フレーム壁(32)と平行且つ該フレーム壁(32)に隣接して配置された収納部壁(41S)を有し、前記フレーム壁(32)には、前記収納部壁(41S)の前記フレーム壁(32)に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部(33)が設けられていること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器(1)であって、前記収納部壁(41S)が、前記フレーム壁(32)の前記ガイド部(33)にガイドされて前記操作方向と平行な方向に移動することにより、前記基板(42)と前記電池収納部(41)とが一体的に、前記フレーム(30)に対して前記操作方向に移動可能なこと、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子機器(1)であって、前記フレーム壁(32)又は前記収納部壁(41S)の一方が伝熱部材であること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器(1)であって、前記フレーム(30)、前記電池収納部(41)、及び前記基板(42)を覆うとともに、前記スイッチ端子(12R)を外部より押圧操作するための押圧ボタン(13)が取り付けられる筐体(23)を備え、前記基板(42)又は前記筐体(23)の一方には、前記基板(42)の前記他方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部(41Ca)が配置されていること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子機器(1)であって、前記基板(42)又は前記筐体(23)の一方には、前記基板(42)の前記一方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部(23C)が配置されていること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項6に記載の発明は、内部に電池が収納される電池収納部(41)と、前記電池収納部(41)を保持するフレーム(30)と、外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子(12R)が一方の面一面に取り付けられ、電池接点(12T)が前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点(12T)が前記電池収納部(41)内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部(41)の一側に固定される基板(42)と、を備え、前記フレーム(30)は前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁(32)を有し、前記電池収納部(41)は、前記フレーム壁(32)と平行且つ該フレーム壁(32)に隣接して配置された収納部壁(41S)を有し、前記フレーム壁(32)には、前記収納部壁(41S)の前記フレーム壁(32)に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部(33)が設けられている電子機器(1)において、前記基板(42)と前記電池収納部(41)とを一体的に結合し、該一体的に結合された前記基板(42)と前記電池収納部(41)とを、前記ガイド部(33)のガイドに従って前記フレーム壁(32)に沿って前記操作方向に移動させ、前記基板(42)を前記フレーム(30)に対して固定する、電子機器(1)の組み立て方法である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器(1)であって、前記収納部壁(41S)が、前記フレーム壁(32)の前記ガイド部(33)にガイドされて前記操作方向と平行な方向に移動することにより、前記基板(42)と前記電池収納部(41)とが一体的に、前記フレーム(30)に対して前記操作方向に移動可能なこと、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子機器(1)であって、前記フレーム壁(32)又は前記収納部壁(41S)の一方が伝熱部材であること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器(1)であって、前記フレーム(30)、前記電池収納部(41)、及び前記基板(42)を覆うとともに、前記スイッチ端子(12R)を外部より押圧操作するための押圧ボタン(13)が取り付けられる筐体(23)を備え、前記基板(42)又は前記筐体(23)の一方には、前記基板(42)の前記他方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部(41Ca)が配置されていること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子機器(1)であって、前記基板(42)又は前記筐体(23)の一方には、前記基板(42)の前記一方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部(23C)が配置されていること、を特徴とする電子機器(1)である。
請求項6に記載の発明は、内部に電池が収納される電池収納部(41)と、前記電池収納部(41)を保持するフレーム(30)と、外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子(12R)が一方の面一面に取り付けられ、電池接点(12T)が前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点(12T)が前記電池収納部(41)内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部(41)の一側に固定される基板(42)と、を備え、前記フレーム(30)は前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁(32)を有し、前記電池収納部(41)は、前記フレーム壁(32)と平行且つ該フレーム壁(32)に隣接して配置された収納部壁(41S)を有し、前記フレーム壁(32)には、前記収納部壁(41S)の前記フレーム壁(32)に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部(33)が設けられている電子機器(1)において、前記基板(42)と前記電池収納部(41)とを一体的に結合し、該一体的に結合された前記基板(42)と前記電池収納部(41)とを、前記ガイド部(33)のガイドに従って前記フレーム壁(32)に沿って前記操作方向に移動させ、前記基板(42)を前記フレーム(30)に対して固定する、電子機器(1)の組み立て方法である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、組み立てが容易な電子機器およびその組み立て方法を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用したカメラ1の内側筐体を背面側から見た外観斜視図である。図2は、図1の縦断面図である。
なお、図には、説明と理解を容易にするために、適宜XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、通常の撮影位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向,通常の撮影位置において上側に向かう方向をYプラス方向,被写体に向かう方向をZプラス方向とする。また、Zプラス方向を前面側、これと反対方向を背面側ともいう。
図1は、本発明の一実施形態を適用したカメラ1の内側筐体を背面側から見た外観斜視図である。図2は、図1の縦断面図である。
なお、図には、説明と理解を容易にするために、適宜XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、通常の撮影位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向,通常の撮影位置において上側に向かう方向をYプラス方向,被写体に向かう方向をZプラス方向とする。また、Zプラス方向を前面側、これと反対方向を背面側ともいう。
図1および図2に示すカメラ1は、いわゆるデジタルカメラであって、図示しないが、結像光学系としてのレンズ、光学的な被写体像を電気信号に変換する撮像素子、LCDディスプレイ等による表示装置、CPU等によって構成された制御装置等を備えている。
カメラ1は、内部構造体10の外側を、外装カバー20で覆って構成されている。
内部構造体10は、レンズユニット、撮像素子および基板類が組み立てられて構成された本体部11と、電池室部12とを備えている。
カメラ1は、内部構造体10の外側を、外装カバー20で覆って構成されている。
内部構造体10は、レンズユニット、撮像素子および基板類が組み立てられて構成された本体部11と、電池室部12とを備えている。
電池室部12は、本体部11のX軸マイナス側に設けられている。電池室部12は、内部に電池14を収容する収容空間12Sを備えている。収容空間12Sに電池14を下側(Y軸マイナス側)から挿置し、また、取り出すことができるようになっている。
収容空間12Sの内部上側には、収容した電池14と接触する電池接点12Tが配設されている。電池接点12Tは、収容空間12Sの上側に配置された実装基板42の下面側に実装された接点部材12Pに設けられている。
また、実装基板42の上面側には、レリーズスイッチ12Rが実装されている。
また、実装基板42の上面側には、レリーズスイッチ12Rが実装されている。
実装基板42は、図示しないがフレキシブル基板等によって本体部11と接続されている。そして、レリーズスイッチ12Rの操作情報や、電池接点12Tに接触する電池14の電力や情報等が本体部11に伝達または供給されるようになっている。
この実装基板42は、後述する電池収納部41に組み付けられて、電池ボックスアセンブリ40を構成する。そして電池ボックスアセンブリ40は、後述するフレーム30に装着され、電池室部12を構成する。
この実装基板42は、後述する電池収納部41に組み付けられて、電池ボックスアセンブリ40を構成する。そして電池ボックスアセンブリ40は、後述するフレーム30に装着され、電池室部12を構成する。
外装カバー20は、内部構造体10の前面側を覆う前面カバー21と、内部構造体10の背面側を覆う背面カバー22と、内部構造体10の上部を覆う上面カバー23と、を備える。
上面カバー23には、レリーズボタン13がY軸方向に所定のストロークで移動可能に設けられている。このレリーズボタン13の配設位置は、実装基板42におけるレリーズスイッチ12Rと対応しており、レリーズボタン13の押圧操作によって、レリーズスイッチ12Rを操作する。
レリーズスイッチ12Rは、押圧ストロークによって二段階にスイッチングするスイッチであって、半押しによって合焦や測光を、全押しによって撮影を指令するように作用する。
また、図示しないが、前面カバー21はレンズが露出するようになっており、背面カバー22には表示装置等が設けられている。
上面カバー23には、レリーズボタン13がY軸方向に所定のストロークで移動可能に設けられている。このレリーズボタン13の配設位置は、実装基板42におけるレリーズスイッチ12Rと対応しており、レリーズボタン13の押圧操作によって、レリーズスイッチ12Rを操作する。
レリーズスイッチ12Rは、押圧ストロークによって二段階にスイッチングするスイッチであって、半押しによって合焦や測光を、全押しによって撮影を指令するように作用する。
また、図示しないが、前面カバー21はレンズが露出するようになっており、背面カバー22には表示装置等が設けられている。
そして、カメラ1は、レリーズボタン13が押圧操作(レリーズ操作)されると、撮像素子に被写体像光を所定時間露光させて、撮像素子によって被写体像光を電気信号に変換し、図示しない記録部に記録(すなわち撮影)する。
つぎに、電池室部12の構成について、前述した図1および図2に加えて、図3〜図7を参照して詳細に説明する。
図3は、図2のA−A断面図である。図4は図3のB矢視図である。図5は、電池ボックスアセンブリ40の斜視図である。図6は、電池ボックスアセンブリ40の組み立て状態を示す斜視図である。図7は、電池ボックスアセンブリ40を内部構造体10に組み付けた状態を示す斜視図である。
図3は、図2のA−A断面図である。図4は図3のB矢視図である。図5は、電池ボックスアセンブリ40の斜視図である。図6は、電池ボックスアセンブリ40の組み立て状態を示す斜視図である。図7は、電池ボックスアセンブリ40を内部構造体10に組み付けた状態を示す斜視図である。
電池室部12は、本体部11に結合されたフレーム30と、電池ボックスアセンブリ40と、を備える。
電池ボックスアセンブリ40は、電池収納部41に実装基板42が組み付けられて構成されている。電池ボックスアセンブリ40は、電池収納部41を介してフレーム30に支持され、実装基板42を挟んで上面カバー23に固定される。
電池ボックスアセンブリ40は、電池収納部41に実装基板42が組み付けられて構成されている。電池ボックスアセンブリ40は、電池収納部41を介してフレーム30に支持され、実装基板42を挟んで上面カバー23に固定される。
上面カバー23は、前述したように、本体部11およびフレーム30の上側を覆う外装部材であって、本体部11の上面に固定されている。上面カバー23の下面には、本体部11との間の間隔を規定する第一突起部23Aと、電池ボックスアセンブリ40が装着される第二突起部23Bと、実装基板42との間の間隔を規定する第三突起部23Cと、が突設されている。
第二突起部23Bは、上面カバー23の下面の、後述する電池ボックスアセンブリ40(電池収納部41)における固定用ボス41Cと対応する位置に、所定高さに立設されている。
第二突起部23Bは、上面カバー23の下面の、後述する電池ボックスアセンブリ40(電池収納部41)における固定用ボス41Cと対応する位置に、所定高さに立設されている。
第三突起部23Cは、上面カバー23の下面の、実装基板42における接点部材12Pの周辺に突設されている。第三突起部23Cの高さは、電池ボックスアセンブリ40が上面カバー23に固定された(電池室部12を構成した)状態において、実装基板42の上面に当接する高さである。
上面カバー23には、前述したように、レリーズボタン13が、上下方向に所定のストロークで移動可能に装着されている。レリーズボタン13は、フレーム30の上側に位置し、電池ボックスアセンブリ40における実装基板42の後述するレリーズスイッチ42Rと対応している。
フレーム30は、図3に示すように、背面板31の左右両縁にそれぞれ所定幅の側板32を備えるU字状の断面形状である。
フレーム30は、図2に示すように、長手方向(上下方向)両端に開放し、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い素材によって形成されている。フレーム30のY軸方向の内面の長さは、電池収納部41の外面の幅と対応している。
フレーム30は、前面側に開放する姿勢で(背面板31を背面側として)、一方の側板32が本体部11に対して熱伝導可能に、ネジ止め等によって結合されている。
なお、フレーム30は、本体部11のシャーシ等と一体成形によって構成しても良い。
フレーム30は、図2に示すように、長手方向(上下方向)両端に開放し、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い素材によって形成されている。フレーム30のY軸方向の内面の長さは、電池収納部41の外面の幅と対応している。
フレーム30は、前面側に開放する姿勢で(背面板31を背面側として)、一方の側板32が本体部11に対して熱伝導可能に、ネジ止め等によって結合されている。
なお、フレーム30は、本体部11のシャーシ等と一体成形によって構成しても良い。
フレーム30の側板32には、図4に示すように、電池ボックスアセンブリ40(電池収納部41)をZ方向に係止するとともに、上下方向(Y方向)の移動をガイドするガイド溝33が形成されている。
この、ガイド溝33には、後述する電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41の係合爪41Pが係合する。このガイド溝33のZ軸方向における幅は、係合爪41Pがガタ付くことなく高精度で係合するように設定されている。一方、ガイド溝33のY軸方向における長さは、係合爪41Pが所定量(図中±α)スライド移動できるように設定されている。
この、ガイド溝33には、後述する電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41の係合爪41Pが係合する。このガイド溝33のZ軸方向における幅は、係合爪41Pがガタ付くことなく高精度で係合するように設定されている。一方、ガイド溝33のY軸方向における長さは、係合爪41Pが所定量(図中±α)スライド移動できるように設定されている。
また、フレーム30には、図3に示すように、背面カバー22が、熱伝導可能に接続されている。
背面カバー22は、熱伝導性の高い金属等の素材によって形成されている。そして、図3に示すように、背面カバー22は、フレーム30の側板32の外面に沿って前面側に突出した伝熱接続部22Aを備えている。この伝熱接続部22Aは、結合ネジ46によってフレーム30の側板32に締着されている。
これにより、本体部11を構成する発熱部品からフレーム30に伝導した熱が、伝熱接続部22Aを介して背面カバー22に伝導し、背面カバー22から外部に放出される。すなわち、背面カバー22を放熱部材として機能させるができ、効率良く放熱することができる。
背面カバー22は、熱伝導性の高い金属等の素材によって形成されている。そして、図3に示すように、背面カバー22は、フレーム30の側板32の外面に沿って前面側に突出した伝熱接続部22Aを備えている。この伝熱接続部22Aは、結合ネジ46によってフレーム30の側板32に締着されている。
これにより、本体部11を構成する発熱部品からフレーム30に伝導した熱が、伝熱接続部22Aを介して背面カバー22に伝導し、背面カバー22から外部に放出される。すなわち、背面カバー22を放熱部材として機能させるができ、効率良く放熱することができる。
電池ボックスアセンブリ40は、図5および図6に示すように、電池収納部41に実装基板42が組み付けられたものである。
電池収納部41は、前面板41Fの左右両縁にそれぞれ所定幅の側板41Sを備えるU字状の断面形状である。電池収納部41は、上側の端部が上面板41Uによって閉塞され、内部に電池14((図2)を所定の嵌合公差で収容し得る形状に形成されている。すなわち、電池収納部41は、電池14を収容可能な箱(中空の直方体)から、背面側と下面側の面をそれぞれ取り除いたような形状となっている。電池収納部41は、プラスチック素材で射出成形によって形成されている。
電池収納部41は、前面板41Fの左右両縁にそれぞれ所定幅の側板41Sを備えるU字状の断面形状である。電池収納部41は、上側の端部が上面板41Uによって閉塞され、内部に電池14((図2)を所定の嵌合公差で収容し得る形状に形成されている。すなわち、電池収納部41は、電池14を収容可能な箱(中空の直方体)から、背面側と下面側の面をそれぞれ取り除いたような形状となっている。電池収納部41は、プラスチック素材で射出成形によって形成されている。
電池収納部41のX軸方向における幅(両側板41Sの外面間の距離)は、フレーム30における側板32の間に、摺動移動可能に嵌合するように設定されている。
電池収納部41の一方の側板41Sの下端縁には、電池押さえ43が設けられている。電池押さえ43は、たとえば、Y軸と平行な軸回りの回転や、弾性変形等によって、電池収納部41の下側の開口部と干渉する位置と、干渉しない退避位置との間を移動可能として設けられている。
電池収納部41の一方の側板41Sの下端縁には、電池押さえ43が設けられている。電池押さえ43は、たとえば、Y軸と平行な軸回りの回転や、弾性変形等によって、電池収納部41の下側の開口部と干渉する位置と、干渉しない退避位置との間を移動可能として設けられている。
電池収納部41の側板41Sの外面には、係合爪41Pが突設されている。
係合爪41Pは、図3に示すように、背面側に向かって所定角度で突出する傾斜外面と、側板41Sの外面に対して直角な係止面と、を備える直角三角形状に形成されている。この係合爪41Pの配設位置は、フレーム30におけるガイド溝33と対応している。そして、係合爪41Pは、図4に示すようにガイド溝33に係合してY方向にスライド可能となる。
係合爪41Pは、図3に示すように、背面側に向かって所定角度で突出する傾斜外面と、側板41Sの外面に対して直角な係止面と、を備える直角三角形状に形成されている。この係合爪41Pの配設位置は、フレーム30におけるガイド溝33と対応している。そして、係合爪41Pは、図4に示すようにガイド溝33に係合してY方向にスライド可能となる。
電池収納部41の上面板41Uには、その背面側のX軸マイナス側の側方寄りに、端子開口部41Aが形成されている。この端子開口部41Aを介して、実装基板42に実装された接点部材12Pの電池接点12Tが、電池収納部41の内部に突出する。
電池収納部41の上面板41Uの上面には、支持ボス41Bと、固定用ボス41Cと、が突設されている。これら支持ボス41Bおよび固定用ボス41Cは、実装基板42を支持すると共に、上面カバー23に結合される。
支持ボス41Bは、所定径の軸状で、上面板41Uの上面から所定の高さを有し、上面板41Uの背面側長辺の中央近傍に立設されている。
支持ボス41Bは、所定径の軸状で、上面板41Uの上面から所定の高さを有し、上面板41Uの背面側長辺の中央近傍に立設されている。
固定用ボス41Cは、支持軸部41Caの先端に小径の嵌合軸部41Cbが突設され、段部41Cdを有する二段形状に形成されている。固定用ボス41Cは、上面板41Uの前面側長辺の左右方向両端部近傍に、それぞれに立設されている。
固定用ボス41Cにおける段部41Cdの上面板41Uからの高さは、支持ボス41Bの高さと等しい。また、固定用ボス41Cの段部41Cdから先端面までの高さ(嵌合軸部41Cbの高さ)は、実装基板42の厚さより僅かに小さい。
固定用ボス41Cの中心には、ネジ挿通孔が、上面板41Uの内面側から上下に貫通して形成されている。
固定用ボス41Cの中心には、ネジ挿通孔が、上面板41Uの内面側から上下に貫通して形成されている。
実装基板42は、電池収納部41における上面板41Uと略対応する矩形で所定厚さの板状である。実装基板42の上面にレリーズスイッチ12Rが実装され、下面に電池接点12Tを備える接点部材12Pが実装されている。
実装基板42には、電池収納部41における支持ボス41Bと対応する位置に装着孔42Bが形成され、固定用ボス41Cと対応する位置に位置決め嵌合孔42Cが形成されている。位置決め嵌合孔42Cは、固定用ボス41Cにおける嵌合軸部41Cbがガタ付くこと無く嵌合する所定嵌合公差に設定されている。
実装基板42には、電池収納部41における支持ボス41Bと対応する位置に装着孔42Bが形成され、固定用ボス41Cと対応する位置に位置決め嵌合孔42Cが形成されている。位置決め嵌合孔42Cは、固定用ボス41Cにおける嵌合軸部41Cbがガタ付くこと無く嵌合する所定嵌合公差に設定されている。
レリーズスイッチ12Rは、前述したように、押圧ストロークによって二段階にスイッチングするスイッチであって、半押しによって合焦や測光を、全押しによって撮影を指令する。
接点部材12Pは、複数の電池接点12Tを備えており、実装基板42における背面側のX軸マイナス側の側方寄りに配設されている。
接点部材12Pにおける電池接点12Tは、導電性とバネ性とを有する金属によって、図中Y軸方向(実装基板42の板面と直交する方向)に弾性変形可能に形成されている。なお、これに限定されるものではないが、本実施形態で電池接点12Tは、X軸方向に所定間隔で5個並設されている。
接点部材12Pは、複数の電池接点12Tを備えており、実装基板42における背面側のX軸マイナス側の側方寄りに配設されている。
接点部材12Pにおける電池接点12Tは、導電性とバネ性とを有する金属によって、図中Y軸方向(実装基板42の板面と直交する方向)に弾性変形可能に形成されている。なお、これに限定されるものではないが、本実施形態で電池接点12Tは、X軸方向に所定間隔で5個並設されている。
図6に示すように、実装基板42において、位置決め嵌合孔42Cを、電池収納部41における固定用ボス41Cの嵌合軸部41Cbに嵌合させる。そして、止めネジ44を装着孔42Bに上側から挿通させ、電池収納部41の支持ボス41Bに螺合させることによって電池収納部41に固定される。これにより、電池ボックスアセンブリ40が構成されている。
電池収納部41へ装着する際に実装基板42は、位置決め嵌合孔42Cを固定用ボス41Cの嵌合軸部41Cbへ嵌合させ、支持ボス41Bへ止めネジ44を螺合してY軸方向に離脱しないように固定される。この際、固定用ボス41Cの段部41Cd、支持ボス41Bの上目により実装基板42の下面が支えられ、実装基板が平行に保たれて変形が防止される。
この際、実装基板42に実装された接点部材12Pにおける電池接点12Tは、電池収納部41における上面板41Uの端子開口部41Aから電池収納部41の内部に所定量突出する。
この際、実装基板42に実装された接点部材12Pにおける電池接点12Tは、電池収納部41における上面板41Uの端子開口部41Aから電池収納部41の内部に所定量突出する。
上記のように構成された電池ボックスアセンブリ40は、フレーム30の開口側に嵌め込まれる。そして、図3に示すように電池収納部41の側板41Sの係合爪41Pが、フレーム30の側板32のガイド溝33に係合し、フレーム30に装着される。このとき、係合爪41はガイド溝33にガイドされ、ガイド溝33の上下方向(Y方向)の長さだけ移動可能である。すなわち、電池収納部41(電池ボックスアセンブリ40)は、ガイド溝33に沿って、フレーム30に対して、ガイド溝33の上下方向(Y方向)の長さだけ移動可能である。
さらに、図2に示すように、電池収納部41の内側から、固定用ボス41Cのネジ挿通孔に挿通された固定ネジ45が、上面カバー23の第二突起部23Bに螺合して上面カバー23に締着される。これにより、電池ボックスアセンブリ40は、実装基板42を介して上面カバー23に結合される。
前述したように、固定用ボス41Cにおける嵌合軸部41Cbの高さは、実装基板42の厚さより僅かに小さく設定されているため、実装基板42は、固定用ボス41Cの段部41Cdと上面カバー23(第二突起部23B)との間に挟まれて、その上面が上面カバー23の第二突起部23Bに圧接される。
前述したように、固定用ボス41Cにおける嵌合軸部41Cbの高さは、実装基板42の厚さより僅かに小さく設定されているため、実装基板42は、固定用ボス41Cの段部41Cdと上面カバー23(第二突起部23B)との間に挟まれて、その上面が上面カバー23の第二突起部23Bに圧接される。
なお、固定用ボス41Cにおける嵌合軸部41Cbを実装基板42より突出させて、その突出部を上面カバー23における第二突起部23Bに形成された凹部に嵌合させるようにしても良い。この構成においても、上面カバー23に対する電池ボックスアセンブリ40の水平方向(X軸およびZ軸方向)における位置決めを行うことができる。
上記のように、電池ボックスアセンブリ40は、フレーム30に支持され、上面カバー23に固定される。これにより、電池収納部41の開放する背面側に、フレーム30の背面板31が位置し、電池収納部41とフレーム30とで下面側のみに開口する収容空間12Sを形成する。この収容空間12Sには、下側の開口部から電池14がY軸方向に挿置、また、取り出し可能となる。
電池収納部41における上面板41Uは、収容空間12Sの天面を形成し、その端子開口部41Aから、接点部材12Pにおける電池接点12Tが当該電池収納部41の内部(すなわち収容空間12Sの内部)に所定量突出する。
電池接点12Tは、電池収納部41に収容された電池14に当接し、電池14から本体部11への電源電力の供給が可能となる。
電池接点12Tは、電池収納部41に収容された電池14に当接し、電池14から本体部11への電源電力の供給が可能となる。
収容空間12Sの下側開口部は、詳細な説明は省略するが、外装部材(前面カバー21または背面カバー22)に装着された揺動開閉可能な蓋によって覆われている。その蓋を開放して、電池押さえ43を退避位置に移動させることで、収容空間12Sへの電池14の挿置、および収容空間12Sからの電池14の取り出しを行うことが出来る。
収容空間12Sに収容された電池14は、電池押さえ43によってY軸方向の位置が規定され、電池接点12Tに導通可能に圧接する。電池14が電池接点12Tに圧接するため、実装基板42は電池接点12Tを介して上方(Y軸プラス側)に押圧される。しかし、この押圧力による実装基板42の変形は、その上面に位置する上面カバー23の第三突起部23Cが規制する。これにより、実装基板42が逃げることによる電池接点12Tの圧接力の低下およびそれに起因する接触不良等を防ぐことができる。
収容空間12Sに収容された電池14は、電池押さえ43によってY軸方向の位置が規定され、電池接点12Tに導通可能に圧接する。電池14が電池接点12Tに圧接するため、実装基板42は電池接点12Tを介して上方(Y軸プラス側)に押圧される。しかし、この押圧力による実装基板42の変形は、その上面に位置する上面カバー23の第三突起部23Cが規制する。これにより、実装基板42が逃げることによる電池接点12Tの圧接力の低下およびそれに起因する接触不良等を防ぐことができる。
上記のように、電池室部12は、電池ボックスアセンブリ40が、フレーム30に支持されると共に上面カバー23に固定されて構成される。
前述したように、実装基板42は、固定用ボス41Cの段部41Cdと上面カバー23(第二突起部23B)との間に挟まれて、その上面が上面カバー23の第二突起部23Bに圧接されて固定される。
前述したように、実装基板42は、固定用ボス41Cの段部41Cdと上面カバー23(第二突起部23B)との間に挟まれて、その上面が上面カバー23の第二突起部23Bに圧接されて固定される。
これにより、実装基板42の上面の、上面カバー23に対するY軸方向における位置を、高い精度で規定できる。その結果、実装基板42の上面に実装されたレリーズスイッチ12Rと、上面カバー23に装着されたレリーズボタン13との、Y軸方向における相対位置を高い精度に設定でき、レリーズスイッチ12Rをスイッチング操作するレリーズボタン13の押圧ストロークを高精度で一定化できる。
また、実装基板42の下面は、固定用ボス41Cの段部41Cdに圧接され、電池収納部41に対するY軸方向における位置が決まる。これにより、実装基板42の下面に実装された接点部材12Pにおける電池接点12Tの、電池収納部41の内部への突出量を高い精度に規定できる。このため、電池14に圧接するための弾性変形量の許容範囲を小さくでき、接点部材12P(電池接点12T)を小さく構成できる。その結果、カメラ1全体の小型化に寄与できる。
つまり、本構成では、一つの実装基板42の表裏にレリーズスイッチ12Rと接点部材12Pとを実装し、その何れも機能的に高い精度で配置することができる。
また、上面カバー23に対する、電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41のY軸方向の位置精度が高く、従って、上面カバー23と接続して設けられる他の外装カバー20(前面カバー21,背面カバー22等)との相対位置精度も高くできる。
また、上面カバー23に対する、電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41のY軸方向の位置精度が高く、従って、上面カバー23と接続して設けられる他の外装カバー20(前面カバー21,背面カバー22等)との相対位置精度も高くできる。
つぎに、上記のような電池室部12の組立工程について説明する。
電池室部12の組み立ては、まず、図6に示すように実装基板42を電池収納部41に装着して、図5に示す電池ボックスアセンブリ40を構成する。すなわち、実装基板42の位置決め嵌合孔42Cを、電池収納部41における固定用ボス41Cの嵌合軸部41Cbに嵌合し、装着孔42Bの上側から挿通した止めネジ44を電池収納部41の支持ボス41Bに螺合して、実装基板42を電池収納部41に固定する。
電池室部12の組み立ては、まず、図6に示すように実装基板42を電池収納部41に装着して、図5に示す電池ボックスアセンブリ40を構成する。すなわち、実装基板42の位置決め嵌合孔42Cを、電池収納部41における固定用ボス41Cの嵌合軸部41Cbに嵌合し、装着孔42Bの上側から挿通した止めネジ44を電池収納部41の支持ボス41Bに螺合して、実装基板42を電池収納部41に固定する。
ついで、図7に示すように、電池ボックスアセンブリ40を、本体部11に装着されているフレーム30に装着する。
すなわち、電池収納部41の開放側を背面側に向けた姿勢で、フレーム30の開口側(前面側)に嵌め込み、電池収納部41の側板41Sの係合爪41Pを、フレーム30の側板32のガイド溝33に係合させる。
前述したように、電池収納部41の係合爪41Pは、フレーム30のガイド溝33に、Z軸方向にはガタ付くことなく、Y軸方向には所定量移動可能に係合する。これにより、電池収納部41(電池ボックスアセンブリ40)は、Z軸方向の位置が決まった状態で、Y軸方向には所定量移動可能としてフレーム30に装着される。
この状態において、実装基板42と本体部11とを繋ぐコネクタの接続作業を行う。
すなわち、電池収納部41の開放側を背面側に向けた姿勢で、フレーム30の開口側(前面側)に嵌め込み、電池収納部41の側板41Sの係合爪41Pを、フレーム30の側板32のガイド溝33に係合させる。
前述したように、電池収納部41の係合爪41Pは、フレーム30のガイド溝33に、Z軸方向にはガタ付くことなく、Y軸方向には所定量移動可能に係合する。これにより、電池収納部41(電池ボックスアセンブリ40)は、Z軸方向の位置が決まった状態で、Y軸方向には所定量移動可能としてフレーム30に装着される。
この状態において、実装基板42と本体部11とを繋ぐコネクタの接続作業を行う。
そして、電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41の内側から、固定用ボス41Cのネジ挿通孔に挿通した固定ネジ45を上面カバー23の第二突起部23Bに螺合させて、実装基板42を挟んで固定用ボス41C(電池収納部41)を上面カバー23に締着する。この締着時、電池ボックスアセンブリ40は、フレーム30に対してY軸方向に所定量移動可能であるため、公差の集積による寸法誤差等があっても、電池ボックスアセンブリ40を上面カバー23に精度良く位置決めして装着することができる。これにより、図1および図2に示すように電池室部12が組み立てられる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)カメラ1の電池室部12は、電池ボックスアセンブリ40を備える。この電池ボックスアセンブリ40は、上面にレリーズスイッチ12Rが実装され且つ下面に接点部材12P(電池接点12T)が実装された実装基板42を有する。そして、実装基板42を、上面カバー23の第二突起部23Bと、電池収納部41の上面板41Uとの間に挟んで固定されて構成されている。
これにより、実装基板42の上面の、上面カバー23に対するY軸方向における位置が、高い精度で規定される。その結果、実装基板42の上面に実装されたレリーズスイッチ12Rと、上面カバー23に装着されたレリーズボタン13との、Y軸方向における相対位置を高い精度に設定でき、レリーズスイッチ12Rをスイッチング操作するレリーズボタン13の押圧ストロークを高精度で一定化できる。
(1)カメラ1の電池室部12は、電池ボックスアセンブリ40を備える。この電池ボックスアセンブリ40は、上面にレリーズスイッチ12Rが実装され且つ下面に接点部材12P(電池接点12T)が実装された実装基板42を有する。そして、実装基板42を、上面カバー23の第二突起部23Bと、電池収納部41の上面板41Uとの間に挟んで固定されて構成されている。
これにより、実装基板42の上面の、上面カバー23に対するY軸方向における位置が、高い精度で規定される。その結果、実装基板42の上面に実装されたレリーズスイッチ12Rと、上面カバー23に装着されたレリーズボタン13との、Y軸方向における相対位置を高い精度に設定でき、レリーズスイッチ12Rをスイッチング操作するレリーズボタン13の押圧ストロークを高精度で一定化できる。
また、実装基板42の下面は、固定用ボス41Cの段部41Cdによって電池収納部41に対するY軸方向における位置が規定される。これにより、実装基板42の下面に実装された接点部材12Pにおける電池接点12Tの、電池収納部41の内部への突出量を高い精度に規定できる。このため、電池接点12Tの電池14に圧接するための弾性変形量の許容範囲を小さくでき、接点部材12Pを小型に形成できる。その結果、カメラ1全体の小型化に寄与できる。
(2)電池室部12を構成するフレーム30は、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い素材によって形成されている。そしてフレーム30は、本体部11に当該本体部11に対して熱伝導可能に結合されている。このフレーム30には背面カバー22が伝熱接続部22Aを介して熱伝導可能に接続されている。これにより、背面カバー22を放熱部材として機能させることができ、効率良く放熱することができる。
(3)電池ボックスアセンブリ40における電池収納部41は、その係合爪41Pがフレーム30のガイド溝33にY軸方向には所定量移動可能に係合する。これにより、電池ボックスアセンブリ40を上面カバー23に精度良く位置決めして装着することができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
上記実施形態は、本発明をデジタルカメラに適用したものであるが、本発明はこれに限らず、携帯電話等の電池を用いる他の機器に適用しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
上記実施形態は、本発明をデジタルカメラに適用したものであるが、本発明はこれに限らず、携帯電話等の電池を用いる他の機器に適用しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:内部構造体、11:本体部、12:電池室部、12P:端子部、12R:レリーズスイッチ、12S:収容空間、12T:電池接点、13:レリーズボタン、14:電池、20:外装カバー、21:前面カバー、22:背面カバー、22A:伝熱接続部、23:上面カバー、30:フレーム、33:係止孔、40:電池ボックスアセンブリ、41:電池収納部、41P:係合爪、42:実装基板、45:固定ネジ
Claims (6)
- 内部に電池が収納される電池収納部と、
前記電池収納部を保持するフレームと、
外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子が一方の面一面に取り付けられ、電池接点が前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点が前記電池収納部内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部の一側に固定される基板と、を備え、
前記フレームは前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁を有し、
前記電池収納部は、前記フレーム壁と平行且つ該フレーム壁に隣接して配置された収納部壁を有し、
前記フレーム壁には、前記収納部壁の前記フレーム壁に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部が設けられていること、
を特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記収納部壁が、前記フレーム壁の前記ガイド部にガイドされて前記操作方向と平行な方向に移動することにより、前記基板と前記電池収納部とが一体的に、前記フレームに対して前記操作方向に移動可能なこと、
を特徴とする電子機器。 - 請求項1または2に記載の電子機器であって、
前記フレーム壁又は前記収納部壁の一方が伝熱部材であること、
を特徴とする電子機器。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記フレーム、前記電池収納部、及び前記基板を覆うとともに、前記スイッチ端子を外部より押圧操作するための押圧ボタンが取り付けられる筐体を備え、
前記基板又は前記筐体の一方には、前記基板の前記他方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部が配置されていること、
を特徴とする電子機器。 - 請求項4に記載の電子機器であって、
前記基板又は前記筐体の一方には、前記基板の前記一方の面側において、前記操作方向と平行な方向に延設された突起部が配置されていること、
を特徴とする電子機器。 - 内部に電池が収納される電池収納部と、
前記電池収納部を保持するフレームと、
外部操作により状態切替え可能なスイッチ端子が一方の面一面に取り付けられ、電池接点が前記一方の面とは反対側の面に設けられており、且つ、前記電池接点が前記電池収納部内に配置される電池の端子と接触可能なように前記電池収納部の一側に固定される基板と、を備え、
前記フレームは前記外部操作の操作方向と平行な方向に沿って延びるフレーム壁を有し、
前記電池収納部は、前記フレーム壁と平行且つ該フレーム壁に隣接して配置された収納部壁を有し、
前記フレーム壁には、前記収納部壁の前記フレーム壁に対する前記操作方向と平行な方向の移動をガイドするガイド部が設けられている電子機器において、
前記基板と前記電池収納部とを一体的に結合し、
該一体的に結合された前記基板と前記電池収納部とを、前記ガイド部のガイドに従って前記フレーム壁に沿って前記操作方向に移動させ、
前記基板を前記フレームに対して固定する、
電子機器の組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011134104A JP2013004303A (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 電子機器およびその組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011134104A JP2013004303A (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 電子機器およびその組み立て方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013004303A true JP2013004303A (ja) | 2013-01-07 |
Family
ID=47672678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011134104A Withdrawn JP2013004303A (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 電子機器およびその組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013004303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019096538A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 電源ユニットとその製造方法 |
CN115298889A (zh) * | 2020-03-23 | 2022-11-04 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电模块 |
-
2011
- 2011-06-16 JP JP2011134104A patent/JP2013004303A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019096538A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 電源ユニットとその製造方法 |
CN115298889A (zh) * | 2020-03-23 | 2022-11-04 | 松下知识产权经营株式会社 | 蓄电模块 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101726965B (zh) | 相机机身、交换镜头组件、图像摄取装置 | |
JP5454089B2 (ja) | カメラボディおよび撮像装置 | |
CN100492157C (zh) | 摄像设备 | |
US20070153120A1 (en) | Imaging apparatus | |
KR20120033277A (ko) | 촬상 유닛 | |
CN103179329A (zh) | 安装有摄像器件封装的摄像设备 | |
US7046264B2 (en) | Electronic device having display unit | |
JP2013004303A (ja) | 電子機器およびその組み立て方法 | |
JP6125605B1 (ja) | 電子機器及び電子機器の拡張装置 | |
CN102148100B (zh) | 按键组件及具有该按键组件的便携式电子装置 | |
TW201421139A (zh) | 致動器及具有該致動器的相機模組 | |
JP2006220785A (ja) | 電子機器 | |
US8349479B2 (en) | Battery mounting mechanism | |
JP2009128525A (ja) | 撮像装置 | |
JP5049104B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP5072295B2 (ja) | 電池ボックス | |
JP4923575B2 (ja) | カメラ | |
CN203759408U (zh) | 投影仪 | |
JP2012185246A (ja) | 撮像ユニット | |
JP2007166290A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007166292A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007212928A (ja) | アクセサリー機器および電子機器とアクセサリー機器との取り付け構造 | |
JP2015125204A (ja) | 電子機器 | |
JP5272817B2 (ja) | カメラボディ及びこのカメラボディに着脱される撮像ユニット及び撮像装置 | |
JP4728313B2 (ja) | デジタルカメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140902 |