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JP2012532434A - 透明導電性酸化物(tco)および虹色防止アンダーコートから構成されるoled基板 - Google Patents

透明導電性酸化物(tco)および虹色防止アンダーコートから構成されるoled基板 Download PDF

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JP2012532434A JP2012519591A JP2012519591A JP2012532434A JP 2012532434 A JP2012532434 A JP 2012532434A JP 2012519591 A JP2012519591 A JP 2012519591A JP 2012519591 A JP2012519591 A JP 2012519591A JP 2012532434 A JP2012532434 A JP 2012532434A
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ライアン・シー・スミス
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スティーブン・ダブリュー・カーソン
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アーケマ・インコーポレイテッド
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Abstract

発光デバイスおよび発光デバイスの形成方法が提供される。このデバイスは、第1屈折率を有する基板と、有機層に結合される透明電極であって、第1屈折率とは異なる第2屈折率を有する透明電極とを含む。第1屈折率を第2屈折率に実質的に整合させるために、第3屈折率を有するアンダーコート層が選択される。このアンダーコート層は、堆積された透明電極膜の表面粗さの二乗平均平方根を低減する容量を有するように選択される。アンダーコート層は、透明電極層の電気的特性を改善するように選択される。アンダーコート層は、基板および透明電極の間に設けられる。

Description

本発明は、一般的には発光デバイスに関し、より具体的には、有機発光デバイス(organic light emitting device:OLED)と、ガラスおよびTCOの界面の反射を低減しかつTCO層の導電性を改善するために、基板と透明導電性電極(TCO)との間にアンダーコート層を設けるステップを含むOLEDの形成方法とに関する。
発光ダイオード(light emitting diode:LED)はよく知られており、表示装置および状態表示器などの多くの用途に用いられている。LEDは有機材料および/または無機材料から形成することができる。無機LEDは、発光層用として、無機発光材料、通常、ガリウムヒ素のような無機半導体材料を含んでいる。有機LED(OLED)は、通常、発光層用として有機ポリマー材料を含む。無機LEDは、耐久性のある鮮明な点光源を提供することができ、一方、OLEDは、大面積の光放出源を提供することができる。
有機発光ダイオード(OLED)は、発光ダイオード(LED)の安価な代替品を提供する可能性を有している。OLEDは、一般的に、1対の電極間に挟み込まれたポリマーまたは小分子の薄い有機層を含む。通常、少なくとも1つの電極は放出される光に対して透明である。しかし、デバイスの外部への発光は、OLEDデバイスの種々の層の内部における光の内部反射のために減少することがあり得る。この効果は、導波性(waveguiding)として知られている。図1は、OLEDデバイス内部における放出された光の伝播の模式図を示す。この図においては、デバイスを構成する正孔輸送層(hole transport layer:HTL)およびエレクトロルミネッセンス(Electro−luminescent:EL)層の屈折率も表現されている。この構造における光の損失の全量の80%には、基板の導波モード損失(30%)およびTCO/有機体導波モード損失(50%)が含まれる。この損失現象は、空気/ガラスおよびガラス/TCOの界面に生起する全内部反射率(total internal reflectance:TIR)に関係付けられる。この条件の下では、屈折角(Θ)が入射光の角度よりも大きい。入射角がさらに増大すると屈折光線は基板をかすめるようになり、この角度は臨界角(Θc)と呼ばれる(図1a)。
OLED構造の外部への光の外部結合を改善するために、いくつかの方策が文献において提案されてきた。例えば、ガラス基板表面の裏面にマイクロレンズを用いると、光の外部結合が改善されることが示された(J.Limら、「Opt.Exp.」誌、第14巻(2006年)、p6564)。また、シリカの微小球の単層膜を形成すると(K.Neytsら、「J.Opt.Soc.Am.A」誌、第23巻(2006年)、p1201)、あるいは、高屈折率基板と低屈折率のシリカ−アエロゲルとMgF2反射防止被膜とを用いると、光の外部結合が改善される(K.Saxenaら、「J.Lum.」誌、第128巻(2008年)、p525)ことが示された。
J. Lim et al., Opt. Exp. 14 (2006) 6564) K. Neyts, et al., J. Opt. Soc. Am. A 23 (2006) 1201 K. Saxena et al., J. Lum. 128 (2008) 525
本発明は発光デバイスの形成方法において具現化される。この方法は第1屈折率を有する基板を用意する。この方法は、また、透明電極を有機層に結合し、この透明電極は、第1屈折率とは異なる第2屈折率を有する。この方法は、さらに、第1屈折率を第2屈折率に実質的に整合させるために、第3屈折率を有するアンダーコート層を選択する。
本発明は、また、発光デバイスにおいて具現化される。この発光デバイスは第1屈折率を有する基板を含む。この発光デバイスは、また、有機層に結合されかつ有機層と基板との間に配備される透明電極を含む。この透明電極は、第1屈折率とは異なる第2屈折率を有する。この発光デバイスは、さらに、基板と透明電極との間に配備されるアンダーコート層を含み、そのアンダーコート層は第3屈折率を有する。このアンダーコート層は、第1屈折率を第2屈折率に実質的に整合させるような第3屈折率をもって形成される。
本発明は、さらに、発光デバイスの製造方法においても具現化される。この方法は、基板の上にアンダーコート層を化学蒸着(chemical vapor deposition:CVD)法によって形成し、このアンダーコート層の上に透明電極(TCO)をCVD法によって形成し、この透明電極の上に有機層を形成する。基板は第1屈折率を有し、透明電極は、基板の屈折率とTCOの屈折率との間の第2屈折率を有する。アンダーコート層は、第1屈折率を第2屈折率に実質的に整合させるような第3屈折率を有するように形成される。
本発明の方法は、TCOおよび基板の屈折率の間の屈折率を有する付加的な層を組み込むことによって、ガラス/TCO損失モードを低減する。この付加層の屈折率および厚さは、ガラス/TCO導波モードを低減するように入念に選択される。ガラス/TCOモードを有効に相殺するために、アンダーコート層の屈折率は(n1×n31/2〜1.69である。但し、n1およびn3は、それぞれガラスおよびTCOの屈折率である。アンダーコート層の厚さはd=(λ/4)/n2〜63nmである。ここで、λおよびn2は光の波長およびアンダーコートの屈折率である。
本発明は、以下の詳細説明を添付の図面に関連付けて読むとよく理解できるであろう。一般的な方法に従って、図面の種々の特徴はスケールどおりに描かれていない場合があることが強調される。逆に、種々の特徴の寸法は、明解さのために任意に拡大または縮小されている場合がある。さらに、図面においては、共通の参照数字が同様の特徴を表現するのに用いられている。図面に含まれる図は以下のとおりである。
放出される光が図示の種々のモードを経由して伝播するOLED構造の模式図を示す。 本発明によるアンダーコート層構造を備えたOLED構造であって、放出される光が図示の種々のモードを経由して伝播するOLED構造の模式図を示す。ガラス/TCOおよびTCO/有機体干渉から反射される光の反対向きの偏光が太い矢印で示されている。 本発明の一態様による典型的な発光デバイスのブロック図である。 本発明の一態様による、図2に示すアンダーコート層の典型的な形成方法を示すフローチャートである。 本発明の一態様による、発光デバイスの典型的な製造方法を示すフローチャートである。 AZO/ホウケイ酸塩およびAZO/Al2O3/ホウケイ酸塩サンプルの波長に対する透過率のグラフである。 AZO/ホウケイ酸塩およびAZO/Al23/ホウケイ酸塩サンプルの波長に対する透過率のグラフである。 AZO/ホウケイ酸塩およびAZO/Al23/ホウケイ酸塩サンプルの波長に対する反射率のグラフである。
全体的要約としては、本発明の態様は、発光デバイスと発光デバイスの形成方法とに関する。この発光デバイスは電極間に形成される有機層を含み、透明な基板によって支持される。電極の1つは透明であることが望ましく、基板に近接して形成される。基板および透明電極は異なる屈折率を有し、これは、基板の外部への(有機材料によって放出される)光の透過を低減する可能性がある。本発明の態様によれば、基板と透明電極との間にアンダーコート層が設けられる。このアンダーコート層は、基板の屈折率を透明電極の屈折率に所望どおりに整合させる。従って、アンダーコート層は、発光デバイス内部において、放出される光の反射を低減し、それによってデバイスの外部への光の透過を増大する。
図2を参照すると、典型的な発光デバイス100が示されている。発光デバイス100は、有機層108を含み、透明な基板102によって支持される。発光デバイス100はさらに電極106および110を含み、有機層108がその間に配置される。電極106は、所望どおりに透明であり(本明細書においては透明電極106と呼称する)、基板102と有機層108との間に配置される。アンダーコート層104は透明電極106と基板102との間に配置される。発光デバイス100はOLEDまたは光起電力デバイスを含むことができる。
発光デバイス100の運転中、1つの電極から他方の電極に電流が流れ、光が、有機層108から、例えば基板102に向かう方向に放出される。透明電極106および基板102の界面によって反射されない光は、基板102を通って発光デバイス100の外部に透過する。
基板102は第1屈折率(n1)を有し、一方、透明電極106は、n1とは通常異なる第2屈折率(n3)を有する。例えば、n1は通常約1.45〜約1.55の間の値であり、n3は通常約1.80〜約1.95の間である。当業者には知られているように、屈折率n1、n3が異なり得るので、有機層108によって放出される光の一部分は、基板102の中に透過するのではなく、反射して透明電極106の中に戻される可能性がある。このため、デバイス100の外部への光の透過が低減されることがある。
従来型のOLEDの場合(すなわちアンダーコート層104が存在しない場合)は、放出された光の約50%が有機層内部において内部反射され、光の約30%が透明電極と基板との間の界面において反射される可能性がある。従って、通常、光の約20%のみが従来型OLEDの外部に透過する。例えば、その透明電極としてインジウムスズ酸化物(indium tin oxide:ITO)を有するように形成された従来型OLEDが青色の光を透過することは、青色光の領域におけるITOの吸収特性のために、通常困難である。従って、この従来型OLEDは、OLEDの外部に青色光を十分に透過させるために、通常より多くの電力を使用する。透明電極の外部にさらに多くの光が透過すると、OLEDに供給される電力を低減することができる可能性がある。
透明電極106と基板102との間には、第3の屈折率(n2)を有するアンダーコート層104を設けることができる。アンダーコート層104は、透明電極106内部における反射を低減するために、n1をn3に実質的に整合させることが望ましい。典型的な一実施形態においては、n2は約1.60〜約1.96の間の値である。アンダーコート層104は反射防止被膜から形成することができる。当業者には知られているように、反射防止被膜は、1つの波長上のまたはある波長範囲上のTCO/有機体導波モードを抑制するために、n1、n3に基づいて、n2=(n1×n31/2の屈折率と、(λ/4)/n2のアンダーコート層104の厚さとを有するように形成することができる。この場合、ガラス/TCOおよびTCO/有機体の界面から反射される光波の間の相対的な位相シフトは180°である(図1b)。従って、2つの反射波間の相殺的干渉がTCO導波モードを抑制する。ほぼ最低の反射率を設けることによって、光は、透明電極106内部における光の反射が最低の状態で、透明電極106から基板102に透過することができる。従って、デバイス100の外部への光の透過を増大することができる。
アンダーコート層104は、第3の屈折率n2を有する材料を作り出すために1つ以上の副層から形成することができる。一般的に、アンダーコート層104は、種々の因子に応じて1つ以上の材料といくつかの副層とから選択することができる。この種々の因子としては、基板102の材料、透明電極106の材料、有機層108の材料、放出される光の所望の波長域、デバイス100の性能因子、および/または所望のコストなどがある。従って、n1をn3に整合させる屈折率(すなわちn2)を有するアンダーコート層104を生成するために、種々の屈折率を有するいくつかの材料またはその組合せを、いくつかの副層に形成することができる。典型的な一実施形態においては、アンダーコート層104を生成するのにおよそ1〜7つの副層が用いられるが、屈折率n2を生成するには任意の適切な個数の副層を使用し得ることが理解される。アンダーコート層104の選択については、以下に図2に関してさらに説明する。
所望の屈折率n2を生成するためのアンダーコート層が、Russoらに付与された「Coating Composition for Glass」なる表題の米国特許第5,401,305号明細書に記載されている。この米国特許の内容は、特定の屈折率および虹色防止性を有するアンダーコート層のアンダーコート材料および形成の教示に関して、参照によって本明細書に組み込まれる。一実施形態によれば、アンダーコート層104は、酸化スズおよび二酸化ケイ素の組合せの1つ以上の副層から形成することができる。別の実施形態においては、副層における酸化スズを、例えば、ゲルマニウム、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛、インジウム、カドミウム、ハフニウム、タングステン、バナジウム、クロム、モリブデン、イリジウム、ニッケルおよびタンタルのような他の金属の酸化物によって、完全にまたは部分的に置き換えることができる。アンダーコート層104は、n1をn3に整合させる屈折率n2を生成する任意の適切な材料から形成し得ることが理解される。アンダーコート層104用の材料の例として、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、あるいはこれらの任意の組合せの酸化物が含まれるが、これらに限定されない。
透明電極106の厚さに応じて、種々の反射色(すなわち光の波長)を基板102経由で観察することができる。虹色は、一般的に、被膜層の片側から反射される光の特定の波長が、その被膜層の反対側から反射される同じ波長における光と同位相でない場合の干渉現象によるものである。この虹色効果は、例えば表示装置用の用途における発光デバイス100にとって外観上有害なものであると一般的に考えられている。本発明の別の実施形態によれば、アンダーコート層104を、透明電極106によって基板102の方向に反射される光の種々の波長のいかなる虹色をも低減または除去するように形成することができる。例えば、干渉する波長を相殺するために、アンダーコート層104を、1/4波長(または1/2波長)の光学的厚さを有するように形成することができる。ここで、光学的厚さは、その屈折率(n2)を乗じたアンダーコート層104の厚さを意味する。虹色を最小化または除去する他の例が、Russoらに付与された米国特許第5,401,305号明細書に記載されている。アンダーコート層104は、任意の適切な方法によって虹色を最小化または除去するように形成し得ることが理解される。
有機層108は単層として表現されているが、有機層108は1つ以上の有機層を含むことができる。さらに、有機層108は、透明電極106に結合される正孔輸送層と、発光層と、電極110に結合される電子注入層とを含むことができる。有機層108に適切な電圧が印加されると、注入された正および負の電荷が放出層において再結合して光を発生する。放出層は、青、赤および/または緑色の発光有機材料を含むことができるが、これに限定されない。有機層108の構造と、電極106、110の選定とは、発光層における再結合プロセスを最大化するように選択することが望ましい。これによって、発光デバイス100からの光の出力が最大化される。一般的に、有機層108は、任意の適切な有機材料によって形成することができる。例えば、有機層108用の材料として、ポリマー、小分子およびオリゴマーが含まれ得るが、これに限定されない。
一般的に、透明電極106は透明導電性酸化物(TCO)から形成される。典型的な一実施形態においては、透明電極106はドープ酸化亜鉛から形成される。透明電極106は、任意の適切な透明導電性酸化物、例えば、ITO、インジウム亜鉛酸化物(indiumu zinc oxide:IZO)、Fドープ酸化スズ、およびニオブドープ二酸化チタンから形成することができる。電極110は、例えばアルミニウム、銅、銀、マグネシウムまたはカルシウムのような任意の適切な導電金属材料から形成することができるが、これに限定されない。
基板102は、有機層108からの光を、所望の波長域において基板102を通して透過させる任意の適切な透明材料から形成することができる。基板102用の材料として、ソーダ石灰フロートガラスおよび低鉄分ソーダ石灰ガラスを含むソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、およびフラットパネルガラスが含まれ得るが、これに限定されない。
アンダーコート層104は、基板102から透明電極106内へのイオンの移動を最小化するように形成することができる。例えば、基板102を、フラットパネルガラスに対抗するものとしてのソーダ石灰ガラスから形成し得る場合がそうである。しかし、ソーダ石灰ガラスは、通常、高濃度のナトリウムイオンを含み、このナトリウムイオンは透明電極106内に拡散して、透明電極106内部に曇りの形成および/または正孔(電気接続の問題を生じる可能性がある)をもたらす可能性がある。二酸化ケイ素はナトリウムイオンの移動を有効に遮断し得ることが知られている。従って、アンダーコート層104が二酸化ケイ素を含んでいれば、ナトリウムイオンの透明電極106内への移動を防止することができる。
アンダーコート層104はTCO層106の電気的特性を改善する。例えばAl23のようなAZO膜を非晶質基板(ガラス)の上に堆積させると、AZO膜の抵抗が減少することが分かった。
次に図2および図3を参照すると、アンダーコート層104の典型的な形成方法を表すフローチャートが示されている。ステップ200において、第1屈折率n1を有する基板102が用意され、ステップ202において、第2屈折率n3を有する透明電極106が用意される。例えば、透明電極106は有機層108に適するように選択し、基板102は所望の波長域において適切な透明度を有するように選択することができる。基板102および透明電極106のそれぞれの材料に対する屈折率n1、n3は一般的によく知られている(図1a〜b)。材料の屈折率は、当業者に知られている従来法によっても決定することができる。
ステップ204において、屈折率n1およびn3を互いに対して実質的に整合させるように、第3の屈折率n2が決定される。ステップ206において、アンダーコート層102用の1つ以上の材料(または材料の組合せ)と副層の個数とが、ステップ204において決定されたn3に基づいて選択される。ステップ204および206は、順次に行われるものとして表現されているが、ステップ204および206は同時に実施してもよいことが理解される。例えば、材料および副層の組合せは、n1をn3に整合させるn2が決定されるまで調整することができる。
次に図2および図4を参照すると、発光デバイスの製造方法が示されている。ステップ300において、基板102の上にアンダーコート層104が化学蒸着法(CVD)によって形成される。アンダーコート層104に関する製造方法の例は、Russoらに付与された米国特許第5,401,305号明細書に記載されている。本発明の一実施形態によれば、CVD法は、大気圧において、かつ摂氏約400度(℃)より低い温度、さらに特定的には約350℃より低い温度において実施される。別の実施形態によれば、CVD法は、大気圧において、かつ300℃〜650℃の温度において実施することができる。アンダーコート層104は、いくつかの副層のそれぞれについてCVD法によって形成することができる。各副層は、第3屈折率n2を有する全アンダーコート層104を生成するために、適切な材料およびそれぞれの厚さをもって堆積させることができる。アンダーコート層104をCVD法によって形成するものとして記述したが、アンダーコート層104は、任意の適切な方法によって、例えばスパッタリング法またはパルスレーザ堆積(pulsed laser deposition:PLD)法によって基板102の上に形成し得ることが理解される。
ステップ302において、透明電極106が、アンダーコート層104の上に同様にCVD法によって形成される。一実施形態において、透明電極106に対するCVD法は、大気圧において、かつ約400℃の温度において実施されるが、透明電極106に対するCVD法は300℃〜650℃の温度において実施することができる。CVD法による透明電極106の堆積は、スパッタリング法に比べて、透明電極106の表面粗さを低減することができると考えられる。例えば、有機層108は、非常に薄く、例えば約10nmの厚さにすることができる。透明電極106が粗い表面を含むと、有機層108の1つ以上の部分はあまりに薄くて適切な電荷移動度を提供することができなくなり、その結果電極106、110間においてデバイス100を短絡させる可能性がある。
ステップ304において、有機層108が透明電極106の上に形成される。有機層108は、任意の適切な方法によって、透明電極106の上に正孔輸送層を堆積させ、その正孔輸送層の上に発光層を堆積させ、その発光層の上に電子注入層を堆積させることにより形成することができる。一例として、有機層108を真空蒸着法によって形成することができる。ステップ306において、金属電極110が、有機層108の上に、例えば有機層108の電子注入層の上に形成される。金属電極110は、任意の適切な方法によって、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法によって形成することができる。
実施例1
11sLpmの窒素担体ガス中に1.2モル%のZnMe2−MeTHFを混入した気体混合物を、160℃において1次供給管内に供給した。ドーパントはステンレス鋼のバブラーから1次供給管内に導入し、バブラーは66℃のAlMe2acacドーパントを含んでいた。Al前駆物質は、70℃に予熱した流量310sccmの窒素によってピックアップした。酸化剤は、2つのステンレス鋼のバブラーから2次供給管内に導入した。第1および第2バブラーは、H2Oおよび2−プロパノールをそれぞれ60℃および65℃で含んでいた。H2Oは、65℃に予熱した流量400sccmの窒素によってピックアップし、2−プロパノールは、70℃に予熱した流量600sccmの窒素によってピックアップした。2次供給物質は、混合チャンバ内部の1次流れと同時供給した。混合チャンバは1.25インチ長さであり、1次および2次供給流れの間の250msecの混合時間に相当する。使用した堆積用基板は厚さ0.7mmのホウケイ酸塩ガラスである。基板は、抵抗加熱されたニッケルブロックのセットの上で550℃に加熱した。これらの膜に対する堆積時間は静的モードにおいて55秒であり、得られたZnO膜の厚さは、13.2nm/sの堆積速度において725nmであった。膜のシート抵抗は自動化4点プローブ走査ステーションを用いて測定した。表1に提示される平均シート抵抗データは、6×6インチウエハ上に測定された14×14データマトリックスを横切る平均シート抵抗である。透過率および反射スペクトルはLambda950分光測光器を用いて測定した。すべてのスペクトルにおいて、計器のゼロ設定を大気空気で行った。
1組のサンプルに対する透過率曲線を図5に示す。55nm(Ryk9−2)、65nm(Ryk9−3)および75nm(Ryk9−4)の厚さのAl23アンダーコートを備えたAZOサンプルに対する透過率曲線が示されている。比較のために、アンダーコートを有しないAZO/ガラスサンプルに対する透過率曲線が示されている(Ryk20−25t)。すべての構造についてAZO層の厚さは145nmである。図5においては、(350〜450)nmにおける透過率の顕著な増大が見られる。表1には、28%のシート抵抗の低下が示されている。
Figure 2012532434
実施例2
55(Ryk6−1)、65(Ryk6−3)および75(Ryk6−2)nmの厚さのアンダーコートを備えたガラス/Al23/AZO膜に対する透過率曲線が図6に示されている。AZO膜の厚さは175nmであった(表2)。アンダーコートを用いることによってコーティングの虹色カラーは大幅に低下する。アンダーコートを有しないAZOサンプルに対する可視反射率における変動は79.5〜88%である。この変動は、可視透過率における谷底からピークまでの9.6%の差を表す。ガラス/Al23/AZO構造に対する可視反射率の変動は2.3%に低減される。透過率曲線のこの平坦化は、反射率の劇的な低下によるものである(図6)。
Al23アンダーコートを備えたコーティングのシート抵抗は、表2に示すアンダーコートを有しない構造に比べて15%低減される。
Figure 2012532434
実施例3
ホウケイ酸塩ガラス基板の上にAl23層(厚さ65nm)を堆積させ、ガラス/Al23アンダーコートの頂部に厚さ165nmのAZO膜を堆積させた。OLEDデバイスを、表3に示すすべてのサンプルに対して同様の条件の下で、ガラス/AZO/HILおよびガラス/Al23/AZO/HIL積層体の頂部に作製した。外部量子効率(external quantum efficiency:EQE)を、アンダーコートを備えた基板およびアンダーコートを備えない基板について計算した(表3)。デバイスは、有機正孔注入層(hole injection layer:HIL)をAZO膜の頂部に堆積させて製作した。表3においては、9.1〜11.6%のOLED効率の増大が示されている。
Figure 2012532434
本明細書においては、本発明を、特定の実施形態を参照して例示しかつ記述したが、本発明は、提示された詳細に限定されるようには意図されていない。むしろ、請求項の均等物の範囲および領域内において、かつ、本発明から逸脱することなく、種々の変更を詳細において行うことができる。

Claims (21)

  1. 発光デバイスの形成方法であって、
    第1屈折率を有する基板を用意するステップと、
    透明電極を有機層に結合するステップであり、前記透明電極は、前記第1屈折率とは異なる第2屈折率を有するステップと、
    前記第1屈折率を前記第2屈折率に実質的に整合させるために、第3の屈折率を有するアンダーコート層を選択するステップと、
    前記基板および前記透明電極の間に前記アンダーコート層を設けるステップと、
    を含む方法。
  2. 前記有機層が前記透明電極を通して光を放出し、さらに、
    前記アンダーコートを選択するステップが、前記透明電極および前記基板の間の界面における前記放出される光の反射を最小化することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記アンダーコートを選択するステップが、前記透明電極から前記基板に透過する光の量を増大することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アンダーコートを選択するステップが、前記透明電極の抵抗率を低減することを含む、請求項2に記載の方法。
  5. アンダーコート層を選択する前記ステップが、前記第3屈折率を生成するために、いくつかの副層を選択することを含み、
    前記基板および前記透明電極の間に設けられる前記アンダーコート層が前記いくつかの選択された副層を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記アンダーコート層を選択するステップが、前記透明電極の虹色を低減するように前記アンダーコート層を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記アンダーコート層を選択するステップが、前記基板から前記透明電極へのナトリウムイオンの移動を低減するように前記アンダーコート層を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 第1屈折率を有する基板と、
    有機層に結合されると共に、前記有機層および前記基板の間に配備される透明電極であり、前記第1屈折率とは異なる第2屈折率を有する透明電極と、
    前記基板および前記透明電極の間に配備されるアンダーコート層であり、第3の屈折率を有するアンダーコート層と、
    を含む発光デバイスであって、
    前記アンダーコート層は、前記第1屈折率を前記第2屈折率に実質的に整合させるように、前記第3屈折率をもって形成される、
    発光デバイス。
  9. 前記アンダーコート層が、前記第3屈折率を形成するように選択された1つ以上の副層を含む、請求項8に記載の発光デバイス。
  10. 前記1つ以上の副層が同一材料を用いて形成される、請求項9に記載の発光デバイス。
  11. 前記アンダーコート層の材料が、酸化ケイ素、酸化スズ、酸化チタン、酸化アルミニウムまたは酸化亜鉛の少なくとも一つを含む、請求項8に記載の発光デバイス。
  12. 前記基板が透明な材料から形成される、請求項8に記載の発光デバイス。
  13. 前記基板の材料がソーダ石灰ガラスまたはホウケイ酸塩ガラスを含む、請求項12に記載の発光デバイス。
  14. 前記透明電極の材料が、ドープ酸化亜鉛、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、Fドープ酸化スズ、またはニオブドープ二酸化チタンを含む、請求項8に記載の発光デバイス。
  15. 前記有機層の上に配備される金属電極をさらに含む、請求項8に記載の発光デバイス。
  16. 有機発光ダイオード(OLED)を含む、請求項8に記載の発光デバイス。
  17. 発光デバイスの製造方法であって、
    基板の上にアンダーコート層を第1の化学蒸着(CVD)法によって形成するステップと、
    前記アンダーコート層の上に透明電極を第2の化学蒸着(CVD)法によって形成するステップと、
    前記透明電極の上に有機層を形成するステップと、
    を含み、さらに、
    前記基板は第1屈折率を有し、前記透明電極は、前記第1屈折率とは異なる第2屈折率を有し、かつ、
    前記アンダーコート層は、前記第1屈折率を前記第2屈折率に実質的に整合させるような第3屈折率を有するように形成される、
    方法。
  18. 前記アンダーコート層を形成するステップが、前記第3屈折率を形成するために、1つ以上の副層を化学蒸着(CVD)法によって形成することを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記化学蒸着(CVD)法が300℃〜650℃の温度で実施される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記化学蒸着(CVD)法が大気圧において実施される、請求項17に記載の方法。
  21. 前記有機層の上に金属電極を形成するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
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