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JP2012508087A - 眼治療システム - Google Patents

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JP2012508087A JP2011536463A JP2011536463A JP2012508087A JP 2012508087 A JP2012508087 A JP 2012508087A JP 2011536463 A JP2011536463 A JP 2011536463A JP 2011536463 A JP2011536463 A JP 2011536463A JP 2012508087 A JP2012508087 A JP 2012508087A
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Abstract

システムおよび方法は、眼治療の一部として眼に熱発生エネルギーを送出するアプリケータの動作を改善する。例えば、エネルギーを眼に正確且つ精密に送出するために、反射電力を測定してアプリケータと眼との間に十分な接触が確立されているかどうかを判定し得る。それに加えて、アプリケータが眼にエネルギーを送出するときに、順方向電力および反射電力のうち少なくとも一方を測定して、眼内の熱発生を制御する冷却剤パルスの供給を監視し得る。更に、順方向電力および反射電力を測定して、エネルギー伝達の効率またはインピーダンス不整合を判定し得る。エネルギー伝達の効率またはインピーダンス不整合に基づいて、調整エレメントの調整可能なパラメータを変更し得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2008年11月11日に出願された米国特許仮出願第61/113,395号の優先権を主張する。
発明の背景
技術分野
本発明は、角膜形成術の分野、より詳細には、眼特徴を矯正的に再形成することによって生じる1つ以上の眼の疾患を治療するために構成されたデバイスの適用に関する。
従来技術の説明
種々の眼の疾患、例えば、近視、円錐角膜および遠視は、角膜または眼自体の異常形成を包含する。角膜形成はそのような障害を矯正するために角膜を再形成する。例えば、近視に関しては、角膜が急勾配すぎるか、眼球が長すぎ、それが原因で、眼の屈折力が過大になり、像が網膜の前方に結像する。角膜形成を通じて角膜の形状面を平板化することにより、近視を有する眼の屈折力を低下させ、像を網膜上に適切に結像させる。
レーザー角膜内切削形成(LASIK)などの侵襲的外科手術は角膜を再形成するために用いられ得る。しかし、通常、そのような外科手術は術後の治癒期間を必要とする。更に、そのような外科手術は角膜神経の切断によって生じるドライアイ症候群のような合併症を包含し得る。
他方、角膜熱形成術は、角膜の異常形成と関連する障害、例えば、近視、円錐角膜および遠視を有する患者の視力を矯正するために用いられ得る非侵襲的処置である。角膜熱形成術は電気エネルギーをマイクロ波または高周波(RF)帯で供給することによって行われ得る。特に、マイクロ波角膜熱形成術では、エネルギーを角膜に供給し、角膜温度を上昇させるために近接場マイクロ波アプリケータを用い得る。約60℃で角膜におけるコラーゲン線維は収縮する。収縮の開始は迅速であり、そしてこの収縮から生じる力は角膜表面を再形成する。従って、円形または輪状パターンでの熱エネルギーの供給は角膜形状を平板化させ、視力を改善し得る。
本発明の態様による実施形態は、眼治療の一部として眼に熱発生エネルギーを送出するアプリケータの操作を改善するシステムおよび方法を提供する。例示的な方法は、眼の表面に、または眼の表面に近接して、アプリケータの遠位端を配置すること、眼に治療を施すために、エネルギー源からアプリケータへある程度の量のエネルギーを供給し、アプリケータへ供給されるエネルギーの第1部分は、遠位端を通って眼に伝達され、アプリケータに供給されるエネルギーの第2部分は、アプリケータの遠位端から反射されること、反射されたエネルギーに対応する信号を検出すること、そして該信号に基づいて接触量を決定することを含んでいる。対応する例示的なシステムは、エネルギー源、アプリケータおよび双方向性結合器を含み、このシステムの構成部品のうち1つ以上の構成部品は、この方法の1つ以上の工程を実行するよう構成されている。
例示的な方法は更に、接触量に基づいてアプリケータへのエネルギーの供給を中止する工程;エネルギーの供給を中止した後に、眼の表面に向かってアプリケータを移動させ、そしてアプリケータへのエネルギーの供給を再開する工程;および反射されたエネルギーに対応する信号に基づいて、所望の接触量が決定されるまで、眼に向かってアプリケータを移動させる工程;のうち1つ以上の工程を含み得る。
例示的な方法は更に、接触量は非接触を含むこと;反射されたエネルギーに対応する信号は電力を有し、そしてこの方法は更に、該電力の低下を検出することを含むこと;反射されたエネルギーに対応する信号は電力を有し、そしてこの方法は更に、該電力の増加を検出することを含むこと;反射されたエネルギーに対応する信号は、接触量が増加するにつれて減少する電力を有すること;反射されたエネルギーに対応する信号は電力を有し、この方法は更に、その電力が閾値よりも小さいかどうかを判定することを含んでいること;反射されたエネルギーに対応する信号は、接触量が増加するにつれて増加する電力を有していること;反射されたエネルギーに対応する信号は電力を有し、この方法は更に、該電力が閾値よりも大きいかどうかを判定することを含んでいること;アプリケータは、眼に治療を施すために、エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、伝導エレメントからのエネルギーは該接触表面を通って眼に送出可能であるカバーとを含んでいること;カバーは、伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成し、アプリケータは更に、冷却剤送出システムを含み、該冷却剤送出システムは、カバーの接触表面および眼を冷却するために、エンクロージャ内に冷却剤を送出するよう動作可能であり、そしてエンクロージャは冷却剤が眼と直接接触することを防ぐこと;双方向性結合器によって検出が行われること;そしてアプリケータに供給されるエネルギーはマイクロ波エネルギーであること:という特徴のうち1つ以上の特徴を含み得る。
別の例示的な方法は、眼に、または眼に近接して、アプリケータの遠位端を配置すること、眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源からアプリケータへ供給し、アプリケータに供給されたエネルギーの第1部分は、遠位端を通って眼に伝達され、アプリケータに供給されたエネルギーの第2部分は、該遠位端から反射されること、眼に冷却剤パルスを供給すること、そしてアプリケータに供給されたエネルギーおよび遠位端から反射されたエネルギーのうち少なくとも一方に対応する信号を検出し、該信号は更に冷却剤パルスに対応していること、を含んでいる。対応する例示的なシステムは、エネルギー源、アプリケータ、眼を冷却するために冷却剤を送出するよう動作可能な冷却剤送出システム、および双方向性結合器を含み、システムの構成部品のうち1つ以上の構成部品は、方法の1つ以上の工程を実行するよう構成されている。
例示的な方法は更に、アプリケータは、眼に治療を施すためにエネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、伝導エレメントからのエネルギーは、該接触表面を通って眼に送出可能であり、伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成するカバーと、カバーの接触表面および眼を冷却するためにエンクロージャ内に冷却剤を送出するよう動作可能であり、そして、エンクロージャは、冷却剤が眼と直接接触することを防ぐ、冷却剤送出システムとを含んでいること;信号はアプリケータに供給されるエネルギーに対応し、信号は電力を有し、電力は、冷却剤が接触表面に送出されると減少すること;信号は、アプリケータの遠位端から反射されたエネルギーに対応し、信号は電力を有し、電力は、冷却剤が接触表面に送出されると増大すること;検出は双方向性結合器によってなされること;そして、アプリケータに供給されるエネルギーはマイクロ波エネルギーであること;という特徴のうち1つ以上の特徴を含んでもよい。
更に別の方法は、眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源からアプリケータの遠位端へ供給し、アプリケータに供給されたエネルギーの第1部分は、遠位端を通って眼に伝達され、アプリケータに供給されたエネルギーの第2部分は、該遠位端から反射されること、アプリケータに供給されたエネルギーに対応する順方向信号を検出すること、反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出すること、順方向信号および反射信号に基づいてエネルギー移動の効率を判定すること、そして、エネルギー移動の効率に基づいて、アプリケータに対応する調整エレメントの少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更することを含んでいる。対応する例示的なシステムは、エネルギー源、アプリケータ、双方向性結合器、調整エレメントおよび1つ以上のコントローラを含み、システムの構成部品のうち1つ以上の構成部品は、方法の1つ以上の工程を実行するよう構成されている。
方法は更に、エネルギー移動の効率を判定することは、順方向信号および反射信号の大きさの変化および位相変化のうち少なくとも一方を測定することを含むこと;少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスであること;少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスであること;少なくとも1つの調整可能なパラメータは、エネルギー移動の効率が第1の閾値よりも大きいと判定される場合には変更されないこと;調整エレメントは、アプリケータに並列に電気的に接続されていること;調整エレメントは、アプリケータと一体化されていること;調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、内側導体および外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、短絡コネクタは内側導体を外側導体に電気的に接続し、短絡コネクタは隙間内を軸方向に移動可能であること;調整エレメントは更に、モータに信号を供給するよう構成されたコントローラを含み、モータは、短絡コネクタを隙間内で機械的に動かすよう構成されていること;アプリケータは、眼に治療を施すためにエネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、エネルギー伝導エレメントからのエネルギーは、接触表面を通って眼に送出可能であるカバーとを含んでいること;双方向性結合器は、順方向信号および反射信号を検出すること;そして、アプリケータに供給されるエネルギーはマイクロ波エネルギーであること;という特徴のうち1つ以上の特徴を含み得る。
更なる方法は、眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源からアプリケータの遠位端へ供給し、アプリケータに供給されたエネルギーの第1部分は、遠位端を通って眼に伝達され、アプリケータに供給されたエネルギーの第2部分は、遠位端から反射されること、アプリケータに供給されたエネルギーに対応する順方向信号を検出すること、反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出すること、順方向信号および反射信号に基づいて眼とアプリケータの間のインピーダンス不整合を判定すること、そして、インピーダンス不整合に基づいて、アプリケータに対応する調整エレメントの少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更することを含んでいる。対応する例示的なシステムは、エネルギー源、双方向性結合器、調整エレメントおよび1つ以上のコントローラを含み、システムの構成部品のうち1つ以上の構成部品は、この方法の1つ以上の工程を実行するよう構成されている。
例示的な方法は更に、インピーダンス不整合を判定することは、順方向信号および反射信号の大きさの変化および位相変化のうち少なくとも一方を測定することを含むこと;少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスであること;少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスであること;少なくとも1つの調整可能なパラメータは、インピーダンス不整合が閾値よりも小さいと判定される場合には変更されないこと;調整エレメントは、アプリケータに並列に電気的に接続されていること;調整エレメントは、アプリケータと一体化されていること;調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、内側導体および外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、短絡コネクタは内側導体を外側導体に電気的に接続し、短絡コネクタは隙間内を軸方向に移動可能であること;アプリケータは、眼に治療を施すためにエネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、エネルギー伝導エレメントからのエネルギーは、該接触表面を通って眼に送出可能であるカバーとを含んでいること;双方向性結合器は、順方向信号および反射信号を検出すること;そして、アプリケータに供給されるエネルギーはマイクロ波エネルギーであること;という特徴のうち1つ以上の特徴を含んでもよい。
本発明のこれらおよび他の態様は、添付図面と併せて見ると、以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明からより明らかになるであろう。
眼の角膜に熱を加えて角膜を再形成させるためのシステムを示す図である。 熱を加えた後の角膜の高解像画像を示す図である。 図2Aの角膜の別の高解像度画像を示す図である。 図2Aの角膜の組織構造画像を示す図である。 図2Aの角膜の別の組織構造画像を示す図である。 本発明の態様による、電気エネルギー伝導エレメントと眼との間の接触を判定するシステムの例示的な構成を示す図である。 本発明の態様による、エネルギー伝導エレメントが配置される場合における、眼に対するエネルギー伝導エレメントの位置の関数としての、反射電力の例示的なグラフである。 本発明の態様による、冷却剤パルスが送出される場合に、どのように順方向電力が変化するかを示した、時間の関数としての順方向電力の例示的なグラフである。 本発明の態様による、冷却剤パルスが送出される場合に、どのように反射電力が変化するかを示した、図5で示された結果に対応する、時間の関数としての反射電力の例示的なグラフである。 本発明の態様による、調整エレメントのブロック図である。 本発明の態様による、調整エレメントの一実施形態の斜視図である。 本発明の態様による、調整エレメントの一実施形態の断面図である。 本発明の態様による、眼の電気的特性を測定するためのシステムの例示的な構成を示す図である。 本発明の態様による、アプリケータの調整可能要素を調整する方法の一実施例を示したフローチャートである。 本発明の態様による、少なくとも1つの調整エレメントを調整する方法の一実施例を示したフローチャートである。 本発明の態様による、眼へのエネルギー伝導エレメントの近接を監視する方法の一実施形態を示す図である。 本発明の態様による、単一の調整スタブの長さを変化させる場合の、アプリケータの効率の例示的なグラフである。 本発明の態様による、調整スタブの異なる位置に対する反射電力の例示的なグラフである。 本発明の態様による、電極が角膜に向かって進む際の反射電力の例示的なグラフである。 本発明の態様による、本明細書で説明した、固定された単一または二重の調整スタブの代わりに、またはそれに加えて、調整目的で使用され得る調整可能なパラメータを備えた例示的な回路を示す図である。
本明細書で説明する実施形態は、眼治療の一部として眼に熱発生エネルギーを送出するアプリケータの操作を改善するシステムおよび方法に関する。例えば、エネルギーを眼に正確且つ精密に送出するために、反射電力を測定してアプリケータと眼との間で十分な接触が確立されているかどうかを判定する。更に、アプリケータが眼にエネルギーを送出するときに、順方向電力および反射電力のうち少なくとも一方を測定して、眼内の熱発生を制御する冷却剤パルスの供給を監視する。
次に、図面を参照すると、複数の図面を通して同様の参照符号は同様の構成要素を示す。図1は、眼1の角膜2に熱を加えて角膜を再形成する、例示的なシステムを示している。特に、図1は、例えば、従来の導電ケーブルを介して、電気エネルギー源120に動作可能に接続される電気エネルギー伝導エレメント111を備えたアプリケータ110を示している。電気エネルギー伝導エレメント111は、アプリケータ110の近位端110Aから遠位端110Bへ延伸される。電気エネルギー伝導エレメント111は、遠位端110Bに配置された角膜2に熱エネルギーを供給するために、源120から遠位端110Bに電気エネルギーを伝導する。特に、電気エネルギー源120は、マイクロ波エネルギーを発生するためのマイクロ波発振器を含み得る。例えば、該発振器は、マイクロ波周波数範囲400MHz〜3000MHz、より具体的には他の用途において安全に用いられている約915または約2450MHzの周波数で作動し得る。本明細書で用いられる用語「マイクロ波」は約10MHz〜約10GHzの周波数範囲に対応する。
図1に更に示されるように、電気エネルギー伝導エレメント111は、アプリケータ110の近位端110Aから遠位端110Bへ延伸される2つのマイクロ波導体111Aおよび111Bを含み得る。特に、導体111Aは実質的に円筒形状の外側導体でよく、一方、導体111Bは導体111Aを通して延伸される内側通路を通して延伸される実質的に円筒形状の内側導体でよい。内側通路に関し、導体111Aは実質的に管状形状を有する。内側および外側導体111A、111Bは、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、黄銅、銅、他の金属、被覆金属、金属被膜プラスチックまたは他の任意の好適な伝導材料から形成され得る。
導体111Aおよび111Bを同心に配置することに関し、選択された距離の実質的に環状の間隙111Cが導体111Aおよび111Bの間に画定される。環状間隙111Cは近位端110Aから遠位端110Bへ延伸される。導体111Aおよび111Bを分離するために環状間隙111Cの部分に誘電体111Dが用いられ得る。導体111Aおよび111Bの間の環状間隙111Cの距離は、確立したマイクロ波場理論に従って角膜2へのマイクロ波エネルギーの侵入深さを規定する。従って、マイクロ波伝導エレメント111は近位端110Aにおいて電気エネルギー源120によって生じる電気エネルギーを受け取り、マイクロ波エネルギーを角膜2が配置された遠位端111Bへ導く。
好ましくは、内側導体111Bの外径は瞳孔より大きい。一般に、内側導体111Bの外径は、マイクロ波エネルギーへの暴露によって誘導される角膜形状の適切な変化、即ち、角膜曲率測定を実現できるように選択され得る。一方、外側導体111Aの内径は、導体111Aおよび111Bの間の所望の間隙を得るように選択され得る。例えば、内側導体111Bの外径は約2mm〜約10mmの範囲であり、一方、外側導体111Aの内径は約2.1mm〜約12mmの範囲である。一部のシステムでは、環状間隙111Cは、アプリケータ110による熱の供給時に角膜の内皮層(後面)の上昇した温度への暴露を最小限にするため、十分に狭く、例えば、約0.1mm〜約2.0mmの範囲でもよい。
コントローラ140は任意の所定のまたは計算されたシーケンスに従って任意の回数、エネルギーを選択的に供給するために用いられ得る。加えて、熱は任意の時間長供給され得る。更に、供給される熱の高さも変更され得る。熱の供給のそのようなパラメータの調整は、角膜2内にもたらされる変化の程度を決定する。当然ながら、システムは、角膜2における変化を選択領域において、コラーゲン線維の適切な量の収縮に限定するようにする。例えば、アプリケータ110を用いて角膜2に熱を生じさせるためにマイクロ波エネルギーを用いる際、マイクロ波エネルギーは低出力(約40W)且つ長いパルス長(約1秒)で供給され得る。しかし、他のシステムは短いパルスでマイクロ波エネルギーを供給し得る。特に、角膜における熱拡散時間より短い時間でマイクロ波エネルギーを供給することは有利であり得る。例えば、マイクロ波エネルギーは500W〜3KWの範囲の高出力および約10ミリ秒〜約1秒の範囲のパルス時間を有するパルスで供給され得る。
再度図1を参照すると、各導体111Aおよび111Bの少なくとも一部は、角膜表面(上皮)2Aと導体111Aおよび111Bとの間の接触領域における電流の密度を最小化するために電気絶縁体で覆われ得る。一部のシステムでは、導体111Aおよび111Bまたはその少なくとも一部は、電気絶縁体および熱導体として機能し得る材料で被覆され得る。さもなければ導体111Aおよび111Bを介して角膜2に流入する伝導電流から角膜2を保護するため、アプリケータ110の遠位端111Bに沿って誘電体層110Dが用いられ得る。そのような電流は角膜2において望ましくない温度作用を生じさせ、角膜2の中深度領域2Bにおけるコラーゲン線維内を最大温度にすることを妨ぎ得る。従って、誘電体層110Dは導体111Aおよび111Bと角膜2との間に配置される。誘電体層110Dはマイクロ波放出への干渉を最小限にするために十分に薄く、伝導電流フローによる電気エネルギーの皮層滞留を防止するほどに厚い。例えば、誘電体層110Dは0.002インチの厚さに堆積される生体適合性材料でよい。一般に、挿入層が角膜2におけるマイクロ波照射の強度および透過に実質的に干渉せず、マイクロ波の十分な透過および角膜2における所望の加熱パターンの生成を妨げない限り、導体111Aおよび111Bと角膜2との間に誘電体層110Dのような挿入層が用いられ得る。誘電体は弾性であってよい(例えば、ポリウレタンおよびサイラスティックまたは非弾性、例えば、Teflon(登録商標)およびポリイミド)。誘電体は固定誘電率または、材料を混合し、もしくはシートにドープ塗料を塗ることによって可変誘電率を有し得、可変誘電体はカスタマイズ化されてマイクロ波加熱パターンに影響を与え得るように空間的に分布される。材料の熱伝導性は固定熱特性(熱伝導性または比熱)を有し得、または材料の混合もしくはドーピングを通じて空間的に変動もし、従って、所定の方法で加熱パターンを変化させる手段を提供し得る。加熱パターンを空間的に変更させる別の手法は、可変厚さの誘電シート材料を作製することである。より厚い領域はより薄い領域に比べて加熱が小さく、マイクロ波加熱の空間分布の更なる手段を提供する。
操作時にアプリケータ110の遠位端110Bは図1に示されるように角膜表面2Aにまたはその近傍に配置される。好ましくは、アプリケータ110は角膜表面2Aと直接接触する。特に、そのような直接接触は導体111Aおよび111Bを角膜表面2Aに(または、導体111Aおよび111Bと角膜表面2Aとの間に薄い挿入層がある場合、角膜表面2Aの実質的近傍に)配置する。従って、直接接触は、角膜組織におけるマイクロ波加熱のパターンが2つのマイクロ波導体111Aおよび111B間の間隙111Cと実質的に同じ形状および寸法を有することを確実にする。
図1に示されているように、エネルギー伝導エレメント111は、角膜表面2Aと直接接触する接触表面111Gを含む。場合によっては、例えば、内側電極111Bが、外側導体111Aの内側通路内に凹んでいる場合には、外側導体111Aは、眼1との十分な接触が得られるが、内側電極111Bは十分な接触が得られない。
一般に、角膜2へのエネルギーの供給は、部分的には、角膜表面2Aに対する接触表面111Gの位置に依存する。結果として、エネルギーを角膜2へ確実に供給するために、実施形態では、確実に、接触表面111Gまたはその一部が、角膜表面2Aと接触するように配置する。このようにして、エネルギー伝導エレメント111と角膜2との間の関係は、より確定されたものとなり、そして、その結果としてのエネルギー送出がより予測可能および正確になる。更に、アプリケータ110が角膜表面2Aと直接接触する場合には安全性が高くなり、そしてエネルギーが、良好な接触状態にあるシステムに主に伝達される。従って、十分な接触がない場合には、エネルギー伝導エレメント111を介してエネルギーを送出しないことが好ましい。
一部の実施形態では、十分な接触は、角膜の観測可能な量の平板化即ち圧平を生じさせることによって決定される。圧平によって、角膜表面2Aに対して、一定および均一な圧力を加える。例えば、図1で示されているように、アプリケータ110は、接触表面111Gが角膜2を平板化するように、角膜表面2Aに対してエネルギー伝導エレメント111を配置できる。角膜表面2Aと接触する接触表面111Gまたはその一部が図1では実質的に平坦に示されているが、接触表面111Gは、所望の接触を得る他の方法で、形状を形成されてもよく、例えば輪郭に沿って形成されてもよいことが理解される。本明細書で説明する圧平は、特に、接触表面111Gと角膜表面2Aとの間の電気接触および熱接触を改善することによって、眼治療法に精密性と正確性を加える。
エネルギー伝導エレメントと角膜表面との間の電気接触および熱接触を改善する他のシステムおよび方法は、2008年1月23日に出願された米国特許出願第12/018,457号の一部継続出願である、2008年9月11日に出願された米国特許出願第12/209,123号に記載され、これらの出願の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
また、図1が示すように、アプリケータ110は微小制御冷却剤送出システム112を含み得る。微小制御冷却剤送出システム112は冷却剤供給部(図示せず)と流体連通し、そして冷却剤供給部からの冷却剤または寒剤のパルスは、電気エネルギー源120および電気エネルギー伝導エレメント111によってエネルギーが角膜2に供給される前、供給時および供給後に角膜表面2Aに供給され得る。そのようなものとして、アプリケータ110は、遠位端110Bに配置された角膜2の表面2Aを選択的に冷却するように冷却剤を適用するために用いられ得る。角膜2への熱の供給に続いて、冷却剤送出システム112から角膜表面2Aに向かって冷却剤を送出すると、角膜温度が上昇し、標的にされた中深度領域2Bにおけるコラーゲン線維の適切な収縮を発生させ、そして角膜2を再形成するが、それでも尚、角膜2の外層2A、即ち、上皮への損傷は最小限に抑えられる。
冷却剤送出システム112は、遠位端110Bに向かった開口部112Bを有するノズル構造体112Aを有し得る。図1は、1つのノズル構造体112Aを示すが、冷却剤送出システム112は、例えば、環状間隙111C内に外周方向に配置された複数のノズル構造体112Aを含み得る。図1はノズル構造体112Aを示すが、他の実施形態は、眼1の表面2Aまたは他の領域に冷却剤を送出するために、他のタイプの出口またはポートを用い得る。
更に、アプリケータ110は、角膜表面2Aと接触して配置される遠位端110Bで、実質的に密閉されたアセンブリを形成し得る。図1に示されるように、この密閉されたアセンブリはエネルギー伝導エレメント111および冷却剤送出システム112を収容し得る。一部の実施形態では、誘電体層110Dは、アプリケータ110の遠位端110Bを実質的に囲む膜状層を提供し得る。この場合、冷却剤送出システム112は、眼1に直接ではなく、その膜に冷却剤を適用する。
コントローラ140はまた、冷却剤送出システム112およびエネルギー源120に動作可能に接続され得る。そのようにして、コントローラ140は、冷却剤送出システム112から遠位端110Bにおける角膜表面2Aに向けて送出される冷却剤の量およびタイミングを決定するために用いられ得る。コントローラ140は、所定のまたは計算されたシーケンスに従って任意の回数、熱および冷却剤を選択的に適用するために用いられ得る。例えば、冷却剤は角膜2への熱の供給前、供給時または供給後、またはその任意の組み合わせ時に角膜表面2Aに適用され得る。
一部の実施形態では、冷却剤送出システム112は送出ノズル112Aと組み合わせて電磁弁を用い得る。周知のように、電磁弁は、電線コイルに流れる電流を供給または停止し、従って、弁の状態を変化させることによって制御される、液体または気体で用いる電気機械的弁である。そのようなものとして、コントローラ140は電磁弁の作動を電子的に制御し、送出ノズル112Aを通じて冷却剤を角膜表面2Aへ送出し得る。しかし、他の実施形態では、電磁弁の代わりに他のタイプのアクチュエータまたは送出ノズル112Aを通じて冷却剤を送出する別の技法を用い得る。
図1の実施形態の作動時、コントローラ140は、角膜2への熱の供給前に角膜表面2Aへの冷却剤の微小制御パルスの供給を始動させるために用いられ得る。冷却剤のパルスまたは噴出は、所定の短時間だけ角膜表面2Aに供給され、そのため、冷却剤は概して角膜表面2Aに局在したままであると同時に、より深い角膜コラーゲン線維2Bの温度は実質的に変化しないままである。好ましくは、パルスは約数十ミリ秒であり、100ミリ秒未満である。角膜表面への冷却剤の送出はコントローラ140によって制御され、1ミリ秒未満であり得る。更に、冷却剤の適用と熱の供給との間の時間もコントローラ140によって制御され、やはり1ミリ秒未満であり得る。一般に、冷却剤パルスは角膜2への熱の供給に対応する角膜表面2Aの領域に及ぶ。冷却領域の形状、サイズおよび配置は用途により変動し得る。
有利には、角膜2への熱の供給前の角膜表面2Aへの冷却剤の局所送出は、熱が供給される際に角膜表面2Aにおいて生じる温度を最小化し、これにより、角膜表面2Aへの熱誘導損傷を最小化する。言い換えると、冷却剤は角膜表面2Aの温度を低下させ、そのため、熱暴露時または熱暴露直後に角膜表面2Aにおいて出する最大表面温度も、熱暴露前に冷却剤が適用されない場合と比べて同等の大きさだけ低下する。冷却剤の適用がないと、角膜表面2Aにおける温度は、表面−大気接触面近傍で捕捉された熱の緩慢な消散から生じる持続的な表面加熱によって熱暴露時または熱暴露直後に上昇する。
熱暴露直後の角膜表面2Aにおいて認められる温度は暴露前の冷却剤の適用によって低下するが、表面2A下の角膜領域2Bにおいて生じる熱が冷却表面2Aに向かって拡散するにつれて遅延した熱波が暴露後に角膜表面2Aに出し得る。大気は優れた熱絶縁物であるため、角膜表面2Aから周囲大気への熱伝達は少ないと考えられる。熱の供給後に冷却しないと、角膜表面2A下の領域2Bから拡散する熱は角膜表面2A近傍に蓄積し、熱の供給後に持続し得る表面温度の上昇を生じさせる。角膜表面2A近傍に蓄積する熱は最終的に熱拡散および血液灌流による冷却を通じて消散し得るが、そのような消散は数秒かかり得る。冷却剤の追加適用によるこの熱のより即時の除去は、角膜表面2Aへの熱関連損傷の可能性を最小限にする。従って、本発明の実施形態では、熱暴露直前の冷却剤のパルスのみならず、その後の冷却剤の1つ以上のパルスも用い得る。従って、図1の実施形態の更なる作動では、コントローラ140は、アプリケータ110が熱を角膜2に供給するとき、または供給した後またはその任意の組み合わせ時に冷却剤の微小制御パルスを供給するためにも用いられ得る。この冷却剤の適用は、中深度の角膜領域2Bから角膜表面2Aに拡散する熱を迅速に除去する。
冷却剤送出システム112が冷却剤のパルスを角膜表面2Aに送出すると、角膜表面2A上の冷却剤は表面2Aから熱を吸収し、冷却剤を蒸発させる。一般に、表面2Aに適用される冷却剤は表面2Aにおいてヒートシンクを生じさせ、角膜2への熱の供給前、供給時および供給後に熱の除去をもたらす。ヒートシンクは液体寒剤が表面2A上に残存する限り存続する。ヒートシンクは領域2Bでコラーゲン線維を冷却せずに表面2Aで捕捉熱を迅速に除去することができる。角膜2から熱を吸収する因子は表面2A近傍に形成される温度勾配である。勾配が急であるほど、所与の熱量はより速く除去される。従って、冷却剤の適用は、できる限り速やかに大きな表面温度の低下を生じさせようとするものである。
冷却される表面2Aがヒートシンクを提供するため、角膜表面2Aに適用される冷却剤の量および時間は、角膜表面2Aの下にある領域に入り、その領域に留まる熱の量に影響する。従って、冷却剤の量および時間を制御することにより、角膜の加熱の深度を制御する方法が得られ、標的にされたコラーゲン線維の外側の領域への熱の供給を最小限にすると同時に、中深度領域2Bにおける標的にされたコラーゲン線維の十分な加熱を促進する。
一般に、角膜表面2Aの動的冷却は、(1)冷却パルスの持続時間;(2)多重パルスのデューティサイクル;(3)蒸発冷却の効果が最大化されるような角膜表面2Aに放出する冷却剤の量;および(4)熱供給に対する動的冷却のタイミングを制御することによって最適化され得る。例えば、単一のパルスタイミングは80ms熱パルスおよび加熱パルスの開始、最中もしくは終了時の40ms冷却パルスの供給を含み得る。別の実施例では、10msオンおよび10msオフのパターンに従って多重冷却パルスが供給され得、これらの4パルスは合計40msの冷却を与えるが、タイミングは異なる。
一部の実施形態では、冷却剤は、約−26.5℃の沸点を有し、環境適合性があり、非毒性且つ不燃性のフレオン代替物である寒剤テトラフルオロエタンCでよい。冷却剤送出システム112から放出される低温パルスは、蒸発によって冷却される寒剤の液滴および蒸気の断熱膨張によって形成されるミストを含み得る。
一般に、冷却剤は以下のうちの1つ以上を提供するように選択され得る:(1)角膜表面2Aとの良好な表面接触を維持するのに十分な付着;(2)角膜表面2Aが熱供給前に極めて迅速に冷却され得るような高熱伝導性;(3)表面において大きな温度勾配を形成するための低沸点;(4)角膜表面2Aの蒸発冷却を維持するための蒸発の高潜熱;および(5)健康もしくは環境上の無害作用。テトラフルオロエタンの使用は上記基準を満たし得るが、本発明の実施形態は特定の寒剤に限定されず、また、他の冷却剤、例えば、液体窒素、アルゴンなどが同様の結果を得るために用いられ得ることが理解される。例えば、一部の実施形態では、およその体温37℃未満の沸点を有する他の液体冷却剤が用いられ得る。更に、冷却剤は液体でなくともよく、一部の実施形態では気体形態を有し得る。そのようなものとして、冷却剤のパルスは冷却気体のパルスでもよい。例えば、冷却剤は窒素(N)ガスまたは二酸化炭素(CO)ガスでよい。
前述のように、コントローラ140は、任意の所定のまたは計算されたシーケンスに従って任意の回数だけ、熱および冷却剤パルスを選択的に供給するために用いられ得る。加えて、熱および冷却剤のパルスは任意の時間長供給され得る。更に、供給される熱の大きさも変更され得る。熱および冷却剤のパルスの供給のそのようなパラメータの調整は、角膜2内にもたらされる変化の程度を決定する。当然ながら、上述のように、本発明の実施形態では、角膜2における変化を選択されたコラーゲン線維の適切な量の収縮に限定するようにする。例えば、アプリケータ110を用いて角膜2に熱を生じさせるためにマイクロ波エネルギーを用いる際、マイクロ波エネルギーは低出力(約40W)且つ長いパルス長(約1秒)で供給され得る。しかし、他の実施形態では短いパルスでマイクロ波エネルギーを供給し得る。特に、角膜における熱拡散時間より短い時間でマイクロ波エネルギーを供給することは有利であり得る。例えば、マイクロ波エネルギーは300W〜3kWの範囲の高出力および約2ミリ秒〜約1秒の範囲のパルス持続時間を有するパルスで供給され得る。従って、前述のように冷却剤パルスを熱供給の前および後に供給する際、角膜表面2Aの温度を低下させるために冷却剤の第一のパルスが送出され;次に、中深度領域2Bにおけるコラーゲン線維の選択された領域内に熱を生じさせるためにマイクロ波エネルギーの高出力パルスが供給され;そして更なる加熱作用を終了させ、エネルギーパルスによって生じる角膜変化を「設定する」ために連続して冷却剤の第二のパルスが送出される。このようなエネルギーパルスおよび冷却剤パルスの供給は、発生する熱拡散の量を有利なことに減少させ、角膜内皮のような他の眼構造体への、加熱による望ましくない影響および結果的な治癒プロセスを最小限にする。更に、この技法は熱によって生じる角膜2の形状のより恒久的で安定した変化を促進する。短いパルスでの高出力エネルギーの供給はマイクロ波エネルギーの送出に関して述べられてきたが、同様な技法が以下に更に述べられる他のタイプのエネルギー、例えば、高周波(RF)波長を有する光エネルギーまたは電気エネルギーに関して適用され得る。
図1のシステムは、単に例示目的で提供されているのであって、他のシステムを用いて熱を発生させ、そして角膜を再形成するようエネルギーが供給されてもよい。他のシステムは、例えば、2007年9月10日に出願された米国特許出願第11/898,189号の一部継続出願である2008年9月11日に出願された米国特許出願第12/208,963号に記載され、これらの出願の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
図2A〜Dは、例えば、図1で示されているシステムなど、熱を加えるシステムを用いて、角膜組織に熱を加える影響についての一実施例を示している。特に、図2Aおよび2Bは、熱を加えた後の角膜2の高解像度画像を示している。図2Aおよび2Bが示すように、病変4は、角膜表面2Aから角膜基質2C内の中深度領域2Bまで伸びている。病変4は、上述のように、熱の供給によって引き起こされる角膜構造の変化の結果である。これらの構造の変化の結果、角膜2が全体的に再形成される。しかし、熱を供給した結果、角膜組織に何ら熱関連損傷が生じていないことに留意されたい。
更に、図2Aおよび2Bで示されているように、角膜構造の変化は、上述のように具体的にはアプリケータによって決定される領域および深さに局在および限定される。図2Cおよび2Dは、図2Aおよび2Bで示した組織が、熱により生じた構造変化を強調するよう着色された組織構造画像を示している。特に、熱が浸透した中深度領域2Bにおけるコラーゲン線維の構造と、領域2Bの外側のコラーゲン線維の構造との違いが明確に見える。従って、領域2Bの外側のコラーゲン線維は、概して、熱供給による影響を受けないままであるが、領域2Bの内側のコラーゲン線維は再配置され、新しい接合部を形成して、完全に異なる構造を形成する。言い換えると、角膜の領域を圧縮して機械的変形によって角膜を再形成する、角膜矯正治療などのプロセスとは異なり、領域2B内のコラーゲン線維は完全に新しい状態にある。
図3は、前述の電気エネルギー伝導エレメント111を用い得るシステム200の例示的な構成を示している。電気エネルギー伝導エレメント111は、眼1を接触表面111Gと直接接触させ得る。例えば、接触表面111Gは、アプリケータ110の遠位端110Bを実質的に囲む膜状の誘電体層によって画定され得る。この場合に、冷却剤送出システム112は、眼1に直接ではなく、膜に冷却剤を適用する。
図3で示されているように、前述のコントローラによって制御され得るマイクロ波増幅器/発生源120’が、眼1と接触するように配置される電気エネルギー伝導エレメント111を介して、マイクロ波エネルギーを眼1に送る。マイクロ波がエネルギー伝導エレメント111を通して送出されると、一部のマイクロ波はエネルギー伝導エレメント111の遠位端110Bで反射し、そして、それら反射されたマイクロ波は反射電力を有する。反射電力は、一般的に、エネルギー伝導エレメント111と眼1との間の接触量が大きくなるにつれて減少する。従って、眼1に実際に送出される正味の順方向電力は、順方向電力と反射電力との差にほぼ等しい。図3で更に示されているように、双方向性結合器122が、マイクロ波をサンプリングし、順方向電力および反射電力を判定して、それぞれ出力123、124を提供するために用いられ得る。場合によっては、出力123、124はそれぞれ、最初の順方向電力および反射電力に比例するレベルを実際に提供し得る。例えば、双方向性結合器122は、実際の反射電力の1/1000のサンプルとして反射電力を検知し得る。
図3のシステム200は、エネルギー伝導エレメント111と眼1との間で所望の接触が得られており、その結果としてのエネルギーの送出がより予測可能且つ正確になされているかどうかを判定する。特に、エネルギー伝導エレメント111を介して電力が最初に加えられる場合には、双方向性結合器122を用いてエネルギー伝導エレメント111と眼1との接触レベルを示す反射電力が判定される。反射電力が不十分な接触を示す場合には、システム200は、例えば、エネルギー伝導エレメント111を介してマイクロ波をそれ以上送出しない。
アプリケータ110が手術中に眼1の上に配置されると、エネルギー伝導エレメント111と眼1との接触部の医師の視界がアプリケータ110自身によって妨げられ得るため、システム200による手法は特に有利となる。そのため、システム200では、医師に、眼での確認を必要とせずに、十分な接触が確立されたかどうかを判定することができる。手術中、医師は、アプリケータ110が配置される際の反射電力の変化を監視する。反射電力の変化は、接触の変化および圧平を示し、それゆえに、医師はエネルギー伝導エレメント111の位置を正確に決定することができる。
図3のシステムは単に例示目的で提供されている。他のシステムは、例えば、2008年9月19日に出願された米国特許仮出願第61/098,489号に記載され、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。米国特許仮出願第61/098,489号に記載されているように、眼1に送出される電力と眼1から反射される電力の両方を監視するために監視システムが用いられ得る。そこに記載されているように、監視システムを利用して、眼1に対するエネルギー伝導エレメント111の位置に関する情報または冷却剤送出システム112の操作に関する情報を抽出し得る。冷却剤送出システム112の操作の態様は、例えば、2007年9月10日に出願された米国特許出願第11/898,189号の一部継続出願である、2008年9月11日に出願された米国特許出願第12/208,963号に記載され、これらの出願の内容は参照によりすでに本明細書に組み込まれている。
組織接触に対するシステムの感度を実証するために、システム200を用いて実験を実施して、図4のグラフを得た。図4のグラフは、眼に対するエネルギー伝導エレメントの位置の関数として反射電力を示している。特に、x軸は、エネルギー伝導エレメント111をスクリュー状のねじ山に沿って眼1の上の位置まで下げる回転数を表している。エネルギー伝導エレメント111が移動して眼1とより大きく接触するまで、回転数は増える。y軸は、dBm単位での反射電力の測定値(1ミリワット(mW)を基準値として測定電力をデシベル(dB)単位で示した電力比)である。前述のように、反射電力が小さいことは、眼1への良好な接触を示している。これらの実験では、図3で示されているように、エネルギー伝導エレメント111は、眼に接触表面111Gに与える薄い挿入膜、即ち50ミクロン厚さのポリウレタンを備えた外側および内側電極を含んでいた。図4で示されているように、一方の曲線は、中心が眼の上に置かれたエネルギー伝導エレメント111についての反射電力を表している。一方、他方の曲線は、中心位置から1mmずれているエネルギー伝導エレメント111についての反射電力を表している。最初にアプリケータ110をゆっくりと眼1の方へ降下させたとき、曲線は、全体として何の変化も示さず、約2dBmのままであった。グラフ上で示された点AおよびBは、中心に置かれたエネルギー伝導エレメント111と中心から外れたエネルギー伝導エレメント111とのそれぞれについての、接触が得られた場所を示している。点AおよびBからは、回転数が大きくなるにつれて眼との接触も大きくなった。言い換えると、エネルギー伝導エレメント111は、眼1を圧平する位置まで降下した。エネルギー伝導エレメント111の動きによって更に圧平が生じるにつれて、対応する反射電力は減少した。従って、図4で示された結果は、反射電力を測定することにより、眼1へのエネルギーの所望通りの伝達を可能にするために、エネルギー伝導エレメント111と眼1との間に十分な接触が得られているかどうかを判定できることを示している。手術中、反射電力は、エネルギー伝導エレメント111が眼1と更に接触して移動する場合に測定され得、そして接触の増加に対応する反射電力の減少を監視して、いつ所望の量の圧平が達成されたかを判定し得る。
上述の実施形態は、接触量が大きくなるにつれて反射電力が減少するシステムを包含するが、他の実施形態における反射電力は、接触量が大きくなるにつれて増加する。システムの調整または較正によって、接触量が大きくなるにつれて反射電力が減少しているかまたは増加しているかを判定することが理解されるべきである。一般的に、アプリケータと眼との間の接触量の変化は、反射電力の変化によって示される。
前述のように、マイクロ波を用いた熱治療中に上皮、即ち眼の表面を保護するために、冷却剤パルスがまた眼に加えられ得る。例えば、5msオンおよび5msオフのパルス列が利用され、3〜20回繰り返される。冷却剤の適用は、前述のように、眼の表面を保護するのに役立つので、冷却剤パルスの影響を監視することが重要である。しかし、通常の流量計は、約5ms〜50msの冷却剤の短いパルスを十分に検出および監視できない可能性がある。そのようなパルスは、一般的に、例えばマイクロリットル程度の少量の冷却剤を送出するからである。この課題を解決するために、本発明の更なる態様は、眼に送出される際に、測定された順方向電力および反射電力に対する冷却剤パルスの影響を測定することによって、冷却剤パルスを検出することができる。例えば、図3で示されたシステム200は双方向性結合器122を含み、この結合器122を用いて、マイクロ波をサンプリングし、そして順方向電力および反射電力を決定して、出力123、124をそれぞれ提供し得る。別の実施形態では、冷却剤パルスを検出するために温度センサが用いられてもよい。
電力測定によって冷却剤パルスを検出することは、パルス列(例えば、パルス列が短い10msパルスを含んでいる場合であっても)を識別するには十分に正確である。図5は、時間の関数としての順方向電力の例示的なグラフを示し、冷却剤パルスが送出されると順方向電力がどのように変化するかを示している。図5は、全期間にわたって、単一の長いパルスとして、マイクロ波電力を用いた5パルスの冷却期間および5パルスの非冷却期間を示している。冷却剤が、例えば10msパルスで送出される場合には、順方向電力は約194Wまで減少する。冷却剤が送出されないパルス間の期間では、順方向電力は約202Wまで増加する。上記で説明したように、システムの較正または調整によって、反射電力が増加しているかまたは減少しているかを判定することは理解すべきである。
これに対応して、図6は、同じパルス列についての時間の関数としての反射電力の例示的なグラフを示し、冷却剤パルスが送出される場合に反射電力がどのように変化するかを示している。冷却剤が、例えば10msパルスで送出される場合には、反射電力は16Wまで増加する。パルス間では、電力は0.5Wまで下がる。従って、ある期間にわたり順方向電力および/または反射電力を監視することによって、眼に与えられる冷却剤パルスの適用を監視する非侵襲的手段が提供される。
図6を参照すると、冷却剤の適用の結果生じる曲線のピークは、一般的には方形ではなく、冷却剤の適用と適用との間に準備期間があることを示している。曲線の形状は、適用される冷却剤の量および冷却剤の適用と適用との間の再加温の量を示している。
長い冷却パルスは、順方向電力および/または反射電力を監視することによって検出され得る。例えば、50〜100msパルスのマイクロ波が供給される場合には、システムは、マイクロ波のパルス時間の全体またはその任意の一部の期間に供給される冷却剤パルスを検出し得る
図7Aは、調整エレメント150のブロック図を示している。調整エレメント150は少なくとも1つの調整可能な要素を組み込んだ導電体構成部品を含み、これにより、調整可能な要素を変更すると、調整エレメント150に接続された電気回路のインダクタンスもしくはキャパシタンスのどちらか、または両方の変化を引き起こす。少なくとも1つの調整可能な要素を調整することにより電気回路のインダクタンスもしくはキャパシタンスのどちらか、または両方を変更することで、調整エレメント150の少なくとも1つの調整可能な要素に変化をもたらすことができ、調整エレメント150は、回路を特定のインピーダンス値に調整させることができる。
調整エレメント150は、短絡コネクタ150Eに電気的に接続された内側導体150Bおよび外側導体150Aを含み得る。一実施形態では、調整可能な要素は、内側導体150Bと外側導体150Aとの間を調整可能に電気的に接続し得る短絡コネクタ150Eとして実現され得る。短絡コネクタ150Eは、実質的に外側導体150Aと内側導体150Bとの間の経路に沿って動くように機械的に操作され得る。短絡コネクタ150Eは、外側導体150Aと内側導体150Bとの間の経路に沿って動く間、外側導体150Aと内側導体150Bとの間の継続的な電気接続を維持し得るか、または外側導体150Aと内側導体150Bとの間で断続的な電気接続のみを確立し得る。あるいは、短絡コネクタ150Eは、外側導体150Aと内側導体150Bによってのみ囲われた経路に沿って動く間、外側導体150Aと内側導体150Bとの間で全く電気的な接続を確立しなくてもよく、短絡コネクタ150Eの機械的な操作が停止すると外側導体150Aと内側導体150Bとの間で電気的な接続をもたらしてもよい。代替的な一実施形態では、短絡コネクタ150Eは、適切な位置で固定される外側導体150Aとの電気的な接続を有し、そして適切な位置で調整され得る接続部を備えた内側導体150Bに接続される弾性材料または変形可能な導電性材料として実現され得る。あるいは、様々な長さのオープンスタブが、短絡スタブの代わりに、または短絡スタブに加えて用いられ得る。
一般的に、システムのインダクタンスおよび/またはキャパシタンスを変化させる調整可能なパラメータを有する任意の回路が、本明細書で説明した、固定された単一または二重の調整スタブに代わって、またはそれに加えて、調整目的で用いられ得る。そのような回路の一実施例が図15で示されている。二重の調整スタブがそのような回路に取って代わる実施形態では、ソフトウェア制御された調整用の調整部を、電動式可変キャパシタ、バイナリ・キャパシタ・カスケードおよびソリッド・ステート・スイッチなどによって実現できることが考えられる。
短絡コネクタ150E、内側導体150Bおよび外側導体150Aはそれぞれ、少なくとも部分的に、適切な電気伝導材料から構成されている。内側導体150B、外側導体150Aおよび短絡コネクタ150Eは、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、黄銅、銅、銀、他の金属、金属被膜プラスチックまたは他の任意の適切な伝導材料から形成され得る。例えば、外側導体150Aおよび内側導体150Bに接続された電気回路に特性インピーダンス値をもたらすために、内側導体150Bおよび外側導体150Aを構成するのに用いられる材料が選択され得る。外側導体150Aおよび内側導体150Bの寸法もまた、外側導体150Aおよび内側導体150Bに接続された電気回路に特性インピーダンス値をもたらすために、選択され得る。例えば、調整エレメント150が、外側導体150Aと内側導体150Bの両方が共通の対称軸回りで円筒体として実現されるように、実質的に円筒形状の対称を有するものとして実現される場合には、内側導体150Bおよび外側導体150Aの直径を調整して、調整エレメント150のインピーダンスを調整し得る。例示的な一実施形態では、調整エレメント150のインピーダンスは、50オーム(50Ω)に調整される。
調整エレメント150は更に、機械的な接続150Gを介して短絡コネクタ150Eに機械的に結合される電気モータ150Fを含む。機械的な接続部150Gは、ベルト、歯車、ホイール、プーリ、ねじ、レバー、トルク供給装置または短絡コネクタ150Eを移動させる任意の他の従来の手段を組み込み得る。一実施形態では、電気モータ150Fの動作は、コントローラ140を用いてなされ得る自動コンピュータ制御によって行われる。
調整エレメント150の一実施形態の作動中、コントローラ140は電気モータ150Fへコマンドを送信して、短絡コネクタを動かし得る。このコマンドは、電気的な接続を介して、または、無線信号を介して、もしくは遠距離にわたってデジタルもしくはアナログ情報を送信する任意の他の従来の方法によって送受信され得る。次に、電気モータ150Fは機械的な接続部150Gと結合して、外側導体150Aおよび内側導体150Bによって実質的に囲まれる経路に沿って短絡コネクタ150Eを動かし得る。
図7Bは、切欠断面図が示された調整エレメント150の一実施形態の斜視図を示している。図7Bで示されているように、調整エレメント150は、近位端150Hで終端している。図7Bで示された実施形態では、内側導体150Bは、中実または中空のどちらかであり得る円筒体を形成する。一方、外側導体は中空の円筒体を形成する。図7Bで示された実施形態では、内側導体150Bと外側導体150Aの間の領域は、環状の間隙150Cを形成する。環状の間隙150Cは、空間として実現されるか、または、少なくとも、内側導体150Bと外側導体150Aとの間で実質的に一定の間隔をもたらすために用いられ得る適切な誘電体で充填され得る。更に、環状の間隙150Cが誘電体で充填される一実施形態では、誘電体は、内側導体150Bおよび外側導体150Aを含む回路の所望のインピーダンスをもたらすために選択され得る。内側導体150Bおよび外側導体150Aが両方とも、中心軸回りに円筒形状の対称性を有するよう構成されている場合には、環状の間隙150Cは同軸回りに円筒形状の対称性を有する。
図7Bには更に、内側導体150Bと外側導体150Aとの間の電気的な接続を提供する短絡コネクタ150Eが示されている。例示的な一実施形態では、短絡コネクタ150Eは、内側導体150Bおよび外側導体150Aの円筒形状の対称軸に平行な方向に移動するよう構成され得る。このような1つの方向が、図7Bの矢印で示されている。近位端150Hと、内側導体150Bと短絡コネクタ150Eの間の接続点との間の調整エレメント150の領域は、近位端150Hで開口する導波管の長さを画定する。従って、調整エレメント150の例示的な一実施形態は、調整可能な長さの導波管を、内側導体150Bおよび外側導体150Aを含む回路に組み込むシステムであり、導波管の長さはコントローラ140のコマンドで調整可能である。このコマンドにより電気モータ150Fを機械的な接続部150Gに結合して、短絡コネクタ150Eを機械的に操作し、それによって、近位端150Hと、内側導体150Bと短絡コネクタ150Eの間の交点との間の導波管の長さに変化をもたらし得る。図7Bで示された例示的な実施形態では、短絡コネクタ150Eは、その主要長さを横断的に移動可能なように示されているが、短絡コネクタ150Eは、該コネクタ150Eを機械的に操作して、近位端150Hと、内側導体150Bと短絡コネクタ150Eの間の交点との間に位置する導波管の長さの変化をもたらすようにする間、任意の方向に向けられてもよい。
図7Cは、調整エレメント150の一実施形態の側面断面図を示している。調整エレメント150のこの実施形態は、内側導体150Bと、外側導体150Aと、図7Cの矢印で示されているように、内側導体150Bおよび外側導体150Aの対称軸に実質的に平行な方向で機械的に操作され得る短絡コネクタ150Eとを含んでいる。図7Cは更に、近位端150Hを示しており、近位端150Hと、内側導体150Bと短絡コネクタ150Eの間の交点との間の距離が画定されている。
図7A、7Bおよび7Cで示された調整エレメント150の例示的な実施形態は、例示目的でのみ示されている。調整エレメント150は少なくとも1つの調整可能な要素を組み込んだ導電体構成部分を含み、調整可能な要素を変更すると、調整エレメント150と接続した電気回路のインダクタンスまたはキャパシタンスのどちらか、またはその両方の変化を引き起こす。少なくとも1つの調整可能な要素を調整することにより電気回路のインダクタンスもしくはキャパシタンスのどちらか、または両方を変更することによって、調整エレメント150の少なくとも1つの調整可能な要素に変化をもたらすことで、調整エレメント150は、回路を特定のインピーダンス値に調整させることができる。
更に、調整エレメント150は、図7A、7Bおよび7Cの一実施形態で示され、そして説明されているが、調整エレメント150は、本発明の全実施形態で用いられる必要はないと考えられる。例えば、眼治療システムの別の実施形態では、アプリケータは、一旦、眼に対して注意深く最適に調整されると、その後の使用で再度調整する必要がない。
図8は、眼1の電気的特性を測定するシステム500を示している。システム500の一実施形態では、測定システム127を利用して、反射係数の特性を測定し得る。反射係数とは、反射電圧を順方向電圧で除算した値であり、電圧は、振幅および位相の関数である複素数である。測定システム127の例示的な一実施形態は、位相センサ128または振幅センサまたはその両方を組み込み得、そして信号を順方向信号127および反射信号126に分離する出力を提供する双方向性結合器(DDC)122を含んでいる。図8に示された例示的な一実施形態では、DDC122の順方向信号出力125は、減衰器125Aに電気的に接続され得、そして減衰器125Aの出力は、位相センサ128、振幅センサ129またはその両方に電気的に接続され得る。更に、反射信号出力126は、減衰器126Aに電気的に接続され得、そして減衰器126Aの出力は、位相センサ128、振幅センサ129またはその両方に電気的に接続され得る。システム500の一実施形態はまた複数の調整エレメントも含み得る。例えば、図8に示されたシステム500の実施形態は、所定の位置において測定システム127の出力に並列に接続された第1の調整エレメント152および第2の調整エレメント153を含んでいる。
調整エレメント152、153はそれぞれ少なくとも1つの調整可能な要素を組み込んだ導電体構成部分を含み得、これにより、調整可能な要素を変更すると、調整エレメント152、153に接続された電気回路のインダクタンスまたはキャパシタンスのどちらか、またはその両方の変化を引き起こす。少なくとも1つの調整可能な要素を調整することにより電気回路のインダクタンスもしくはキャパシタンスのどちらか、または両方を変更することによって、調整エレメント152および153の少なくとも1つの調整可能な要素に変化をもたらすことで、調整エレメント152および153は、回路を特定のインピーダンス値に調整させることができる。調整エレメント152、153は、上述および図7A、7B、7Cで示された調整エレメント150の特徴の多くを実質的に組み込み得る。
眼1の電気的特性を測定するシステム500の一実施形態は、エネルギー源120を組み込み得て、エネルギー源120は、マイクロ波周波数のエネルギーを発生するための発振器およびDDC122の入力に電気的に接続される出力を含み得る。DDC122の出力は次にアプリケータ110に接続され得る。アプリケータ110は、遠位端110Bにおけるエネルギーを接触表面111Gにおいて眼1に供給するための伝導エレメント111を含み得る。アプリケータ110の形態は、図1で示されたアプリケータ110の特徴を組み込み得る。伝導エレメントは、調整可能な要素151を含み得る。調整可能要素151は、アプリケータ110の出力インピーダンスを調整するために、外側導体110Aと内側導体110Bの間で調整可能な伝導エレメントとして実現され得る。測定システム127は、エネルギー源120とアプリケータ110との間に電気的に接続されている。測定システム127とアプリケータ110との間には、複数の調整エレメントが、所定の位置で並列に接続されている。例えば、第1の調整エレメント152および第2の調整エレメント153は、測定システム127とアプリケータ110との間に並列に接続され得る。
眼1の電気的な特性を測定するシステム500の作動中、エネルギーはマイクロ波周波数においてエネルギー源120内で発生され得る。マイクロ波は次に、DDC122および位相センサ128もしくは振幅センサ129またはその両方を組み込んだ測定システム127を通った後にアプリケータ110に伝導され得る。接触表面111Gを通って眼1にマイクロ波エネルギーが伝導されると、マイクロ波エネルギーの一部は眼1内に伝達され、マイクロ波エネルギーの別の一部は接合部で反射されて、伝導エレメント111を通って測定システム127に向かって戻る。反射したマイクロ波エネルギー、放射されたマイクロ波エネルギー並びに、線路損失および放射波の漏れに起因する全マイクロ波エネルギー損失の合計は、実質的に、エネルギー源120で発生したマイクロ波エネルギーの量に等しくなる。マイクロ波エネルギーがエネルギー源120からDDC122を通るときは、順方向電力の量を示す信号が順方向信号出力125に与えられる。反射したマイクロ波エネルギーがアプリケータ110から反射してDDC122を通って戻るときは、反射信号を示す信号が、反射信号出力126に与えられる。次に、順方向信号出力125が、順方向マイクロ波信号の振幅を所定量低減し得る減衰器125Aを通り得る。同様に、反射信号出力126は、次に、反射したマイクロ波信号の振幅を所定量低減し得る減衰器126Aを通り得る。反射したマイクロ波信号および順方向マイクロ波信号はそれぞれ、次に、発生したマイクロ波エネルギーの量と比較して反射したマイクロ波エネルギーの量を判定するために、位相センサ128もしくは振幅センサ129のどちらか、またはその両方に与えられ得る。従来から理解されているように、この情報によってもまた、システム500のインピーダンス値がわかっている場合には眼1のインピーダンス値を計算することが可能となり得る。しかし、例示的な一実施形態では、眼1とシステム500の間のインピーダンスの所望の差を得るのに、システム500のインピーダンスを知る必要は必ずしもない。
例示的な一実施形態では、アプリケータ110のインピーダンスを調整することは、例えば、アプリケータ110によって眼1に対するエネルギー吸収の効率を所望通り達成するために、有利となり得る。従来より周知のように、エネルギーが表面境界を横切って、即ち、接合部の第1部分が第1のインピーダンス値を有し、そして接合部の第2部分が異なるインピーダンス値を有する、接合部を横切って伝導または伝達される場合、エネルギーの一部は接合部を通って伝達され、一部は反射される。2つのインピーダンスを可能な限り同じ値に近くすると、エネルギーは最も効率よく伝達される。従って、アプリケータ110のインピーダンス値を調整するために伝導エレメント111内に調整可能要素151を含むアプリケータ110は、眼1のインピーダンス値と所望通りに一致するように、アプリケータ110のインピーダンス値を調整できる。
代替的な一実施形態では、調整可能要素151および/または第1の調整エレメント152および/または第2の調整エレメント153は、外側導体110Aと内側導体110Bとの間に調整可能な伝導エレメントを含んでいなくてもよいが、外側導体110Aと内側導体110Bとの間に電気的な接続を提供する伝導エレメントとして実現されてもよい。システム500の電気的特性に基づいて調整可能要素151および/または第1の調整エレメント152および/または第2の調整エレメント153の配置を決定可能にするために、上記伝導エレメントは着脱可能にまたは恒久的に定位置に固定され得る。
図9は、伝導エレメント111と眼1との間で所望の伝達効率を達成するために、アプリケータ110の調整可能要素151を調整する方法600の一実施例を示したフローチャートを示している。例示的な一実施形態では、調整可能要素151を調整する方法600は、例えば、眼1の電気的特性を測定するシステム500を用いて実行され得る。調整可能要素151を調整する方法600の一実施形態は、第1の量のエネルギーが眼1に供給される第1工程602を含んでいる。方法600は更に、反射係数の位相変化の大きさの測定値が測定され得て、そして参照のために保存され得る第2工程604を含み得る。第2工程604で実行される測定は、例えば、図8で表示されているシステム500で説明したシステムなど測定システム127で実行され得る。方法600は更に、調整可能要素151の少なくとも1つの調整可能なパラメータが調整され得る第3工程608を含み得る。眼1の電気的特性を測定するシステム500を利用した例示的な一実施形態では、第3工程608は、システム500のインピーダンス値を調整し得る。方法600は更に、追加量のエネルギーが眼1に供給される第4工程606を含み得る。方法600は更に、次の反射係数の大きさまたは位相変化を測定し、参照のために保存される第5工程610を含み得る。方法600は、更に、許容可能な効率が得られたかどうかについて判定がなされる第6工程612を含み得る。第6工程612において、許容可能な効率が得られたことが判定されると、方法600は終了する。他方で、第6工程612において、許容可能な効率が得られていないと判定される場合には、調整可能要素の少なくとも1つのパラメータが第3工程608で再度変更され得る。
動作中、第1工程602の動作によって、第2工程604における測定動作が遂行可能となる。第2工程604が完了すると、第3工程608が実行され、次いで、第4工程606および第5工程610が第1工程602および第2工程604の完了と実質的に同様に遂行される。第5工程610に続いて、第6工程612が実行され、そして第6工程612でなされた判定によって、許容可能な効率が得られたことにより方法600を終了させるという判定が第6工程612においてなされるまで、第3工程から第6工程608、606、610、612がループ状に実行されて完了され得る。
例示的な一実施形態では、第6工程612での判定は、所定の最小インピーダンス不整合に基づいてなされ得る。最小インピーダンス不整合は、局所的最小値または大局的最小値が、例えば図8で示されているような測定システム127で測定される反射係数の値で特定されるまで、ある範囲の値をサンプリングした後に判定され得る。調整可能要素151に対する反射係数の局所的または大域的最小値と実質的に等しい位置の推定は、方法600を繰り返し実行中に記憶された全ての収集値を比較することによって遂行され得るか、または、これらの収集値のサブセットに基づいて遂行され得る。判定は、所定の数学的関数を、図12で表されているような曲線など反射係数の測定値の曲線に適合させる、ソフトウェアプログラムを用いてなされ得る。図示されているように、図12は、単一スタブの長さの関数としてアプリケータの効率を示している。図示された効率は、順方向電力で除算した順方向電力と反射電力との差である。この効率は、アプリケータから放出されて眼に正常に伝達されるエネルギーのパーセンテージを表している。
方法600の例示的な別の実施形態では、第6工程612での判定は、許容可能なインピーダンス不整合に基づいてなされ得る。即ち、測定システム127がある所定の閾値を下回わる実際のインピーダンス不整合を測定すると、その効率は許容可能な効率と見なされて、方法600を終了させ得る。方法600の例示的な別の実施形態では、測定システム127が特定の閾値の上下境界内の実際のインピーダンスを測定すると、第6工程612での判定は許容可能な効率と見なされて、方法600を終了させ得る。あるいは、方法600の一実施形態は、これらのそれぞれのある組み合わせである、第6工程612における判定を組み込み得る。
図10は、許容可能なインピーダンス不整合をなすために、少なくとも1つの調整エレメントを調整する方法700の一実施例を示したフローチャートを示している。例示的な一実施形態では、少なくとも1つの調整エレメントを調整する方法700は、例えば、眼1の電気的特性を測定するシステム500を用いて実行され得、そして、少なくとも1つの調整エレメントは、第1調整エレメント152または、例えば、図8で示され、システム500に並列に接続された第1調整エレメント152および第2調整エレメント153など複数の調整エレメントであり得る。少なくとも1つの調整エレメントを調整する方法700の一実施形態は、第1のエネルギー量が眼1に供給される第1工程702を含む。方法700は更に、反射係数の位相変化の大きさの測定値が測定され得、次に参照のために保存される第2工程704を含み得る。第2工程704で遂行される測定は、例えば、図8で示されているシステム500で説明した測定システムなど測定システム127を用いて遂行され得る。方法700は更に、少なくとも1つの調整エレメントの調整可能なパラメータが調整される第3工程708を含み得る。眼1の電気的特性を測定するためのシステム500を利用した例示的な一実施形態では、第3工程708は、調整エレメント152、153など少なくとも1つの調整エレメントの少なくとも1つの調整可能なパラメータを調整することによって、システム500のインピーダンス値を調整し得る。方法700は更に、追加量のエネルギーを眼1に供給する第4工程706を含み得る。方法700は更に、後続の反射係数の大きさまたは位相変化が測定され、参照のために保存される第5工程710を含み得る。方法700は更に、許容可能なインピーダンス不整合がなされたかどうかについての判定がなされる第6工程712を含み得る。第6工程712で、許容可能な効率が達成されたと判定されると、方法700は終了する。他方で、第6工程712で許容可能な効率が達成されていないと判定される場合には、第3工程708に戻ることで、調整可能要素の少なくとも1つのパラメータが再度変更され得る。
動作中、第1工程702の動作によって、第2工程704における測定動作が遂行可能となる。第2工程704が完了すると、第3工程708が実行され、次いで、第4工程706および第5工程710が第1工程702および第2工程704の完了と実質的に同様に遂行される。第5工程710に続いて、第6工程712が実行され、そして第6工程712でなされた判定によって、許容可能な効率が得られたことにより方法700を終了させるという判定が第6工程712においてなされるまで、第3工程から第6工程708、706、710、712がループ状に実行されて完了され得る。
方法700の例示的な別の実施形態では、第6工程712での判定は、許容可能なインピーダンス不整合がなされたかどうかによりなされ得る。即ち、測定システム127がある所定の閾値を下回わる実際のインピーダンス不整合を測定すると、効率は許容可能な効率と見なされて、方法700を終了させ得る。第6工程712での判定が、ある閾値のインピーダンス不整合がなされたかどうかによる場合には、第5工程710は、将来の参照のために後続の値を保持しなくてもよい。方法700の例示的な別の実施形態では、測定システム127がある特定の閾値の上下境界内の実際のインピーダンスを測定すると、第6工程712での判定は許容可能な効率と見なされて、方法700を終了させ得る。あるいは、方法700の一実施形態は、これらのそれぞれのある組み合わせである、第6工程712における判定を組み込み得る。
図11は、前述のように、眼1に対する伝導エレメント111の近接度を監視する方法800についての一実施形態を示している。方法800は、例えば、眼1の電気的特性を測定するためのシステム500を用いて実行され得る。方法800は、第1工程802、第2工程804、第3工程805、第4工程806、第5工程808、任意の第6工程810および最後の第7工程812を含み、これらは、第3工程805で再開するよう繰り返し法を提供し得る。眼1の近接度を監視する方法800の例示的な一実施形態では、初期量のエネルギーが第1工程802で眼1に供給される。第1工程802で開始された眼1へのエネルギーの供給中、反射係数の初期の大きさまたは位相変化が測定され、そして第2工程804で後に参照するために保存される。第2工程804の完了に続いて、第3工程805で追加量のエネルギーが眼1に供給される。第3工程805で眼1にエネルギーを供給することによって、後続の第4工程806において、反射係数の大きさまたは位相変化が測定可能となる。眼1の電気的特性を測定するためのシステム500を用いた例示的な一実施形態では、第2工程804および第4工程806における反射係数の位相変化の大きさについての測定は、測定システム127を用いて遂行され得る。第5工程808では、第4工程806で測定された後の値が、第2工程804で測定された初期値と比較される。第5工程808での比較によって、第4工程806で測定された後の値が、第2工程804で測定された値と異なると判定されると、第6工程810で補正措置が取られ得る。図8に示されたシステム500を用いた一実施形態において第6工程810で取られた補正措置には、例えば、伝導エレメント111を通るエネルギーの供給のパルス長の持続時間の変更、治療処置のために所望の量のマイクロ波エネルギーを眼1に伝達させるためにエネルギー源120で発生した順方向電力の増加、および/または眼に向かって伝導エレメントを進めることが含まれ得る。あるいは、工程804で測定された初期値と第4工程806で測定された後の値との差が、ある所定の閾値を超えると判定される場合には、方法800は、第6工程810または第7工程812に進むのではなく第5工程808で終了し得る。工程808での判定によって、第2工程804で測定された初期値と第4工程806で測定された後続の値との差が見出されると、第7工程812で更なる判定がなされる。工程810で取られた補正措置に続いて、第7工程812で更なる判定がなされる。第7工程812でなされる判定は、エネルギー伝導エレメント111を眼に向かって進め続けるかどうかである。例えば、エネルギーを眼に供給するために眼の電気的特性を測定するシステム800を用いる使用者が、例えば、許容可能な近接度が達成されたために、前進を中止すべきと指示する場合は、前進が中止され得る。そして、前進中止の決定は、例えば、コントローラ140と通信する退避手段によって指示されて、前進を中止すべきであると指示する情報が、第7工程812における自動化プロセスによって取り出される。前進を中止すべきであることを見出さない場合には、方法は第3工程805で再開される。例示的な一実施形態では、第7工程812は所定の静止時間を提供後に、第3工程805において方法を再開することにより、工程810において補正を適用し、そして基本的には第5工程808で遂行される近接度を監視する所望のデューティサイクルを達成し得る。
図13は、主回路から分岐する調整エレメント2および調整エレメント3のスタブに沿って短絡させる位置に対する反射係数|Γ|の大きさをプロットして示している。最小値の位置および深さは、システム500の幾何形状およびマイクロ波アプリケータ110の眼1との接触に依存する。一実施形態では、図11に関して前述した方法は、最小値または近似最小値を判定するために用いられ得る。
図14は、電極111Bが角膜表面2Aから様々な距離に位置決めされたときの、反射電力の例示的なグラフをdBmで示している。可動電極111Bを備えたマイクロ波アプリケータ110が眼1の上まで下降すると、図8で示されたシステム500を用いて、角膜の近接度を検知することができる。システム500が大気または同様の基準物に対して調整された後は、電極111Bは角膜表面2Aに向かって下降する。電極111Bが角膜表面2Aに近づくと、図14に示されるように、反射電力が大気値に調整された元の値から変化する。反射電力を監視することによって、システムは、角膜表面2Aに対する電極111Bの正しい位置を判定できる。図14の曲線の特定の形状特徴を選択し、そして、電極の動きを一旦停止することによって、眼の幾何形状の相違と関係なく、電極111Bの正しい位置および再現可能なエネルギーの供給を確実に検知する。
角膜のインピーダンス量は、これらに限定されないが、年齢、性別、角膜の厚さおよび角膜の変化がどのように引き起こされ得るかに影響を及ぼす他の同様の要因を含む患者の特徴によって判定され得る。このような要因および対応するインピーダンスに関するデータが、過去の患者のサンプルから集められ、ノモグラム、ルックアップ表などにまとめられ得る。次に、この集められたデータは、将来の治療においてインピーダンスを判定するためのガイドとして役立ち得る。
本発明を多数の例示的な実施形態および実施に関して説明してきたが、本発明は、それらに限定されず、様々な変更形態および同等の変形形態を包括する。本発明の他の実現形体は、本明細書で開示した本発明の明細および実施形態を考慮することで、同業者には明らかとなろう。説明した実施形態の様々な態様および/または構成部品は、単独または任意の組み合わせで用いられてもよい。明細および実施例は単なる例示と見なされるべきであり、本発明の真の範囲および精神は以下の特許請求の範囲に示すものとする。

Claims (81)

  1. 眼の表面に、または眼の表面に近接してアプリケータの遠位端を配置する工程と、
    前記眼に治療を施すために、エネルギー源から前記アプリケータへある程度の量のエネルギーを供給する工程であって、前記アプリケータへ供給される前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼に伝達され、前記アプリケータに供給される前記エネルギーの第2部分は、前記アプリケータの前記遠位端から反射される、工程と、
    前記反射されたエネルギーに対応する信号を検出する工程と、
    前記信号に基づいて接触量を決定する工程と
    を含む、
    眼の疾患の治療方法。
  2. 前記接触量に基づいて、前記アプリケータへのエネルギーの供給を中止する工程を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. エネルギーの供給を中止した後に、前記眼の表面に向かって前記アプリケータを移動させる工程と、
    前記アプリケータへのエネルギーの供給を再開する工程とを更に含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記接触量は非接触を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記方法は前記電力の低下を検出する工程を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記方法は前記電力の増加を検出する工程を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は前記接触量が増加するにつれて減少する電力を有する、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記方法は前記電力が閾値よりも少ないかどうかを判定する工程を更に含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は、前記接触量が増加するにつれて増加する電力を有する、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記方法は前記電力が閾値よりも大きいかどうかを判定する工程を更に含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号に基づいて所望の接触量が決定されるまで、前記眼に向かって前記アプリケータを移動させる工程を更に含む、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーとを含む、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記カバーは、前記伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成し、前記アプリケータは更に冷却剤送出システムを含み、前記冷却剤送出システムは、前記カバーの前記接触表面および前記眼を冷却するために、前記エンクロージャ内に冷却剤を送出するよう動作可能であり、前記エンクロージャは前記冷却剤が前記眼と直接接触することを防ぐ、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記検出は双方向性結合器によって行われる、
    請求項1に記載の方法。
  15. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項1に記載の方法。
  16. 眼に、または眼に近接してアプリケータの遠位端を配置する工程と、
    前記眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源から前記アプリケータへ供給する工程であって、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼に伝達され、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第2部分は、前記遠位端から反射される、工程と、
    前記眼に冷却剤パルスを供給する工程と、
    前記アプリケータに供給された前記エネルギー、および前記遠位端から反射された前記エネルギーのうち少なくとも一方に対応する信号を検出する工程であって、前記信号は更に前記冷却剤パルスに対応している、工程と
    を含む、
    眼の疾患の治療方法。
  17. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能であり、前記カバーは前記伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成する、カバーと、
    冷却剤送出システムであって、前記カバーの前記接触表面および前記眼を冷却するために、前記エンクロージャ内に冷却剤を送出するよう動作可能であり、前記エンクロージャは前記冷却剤が前記眼と直接接触することを防ぐ、冷却剤送出システムとを含む、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記信号は前記アプリケータに供給される前記エネルギーに対応し、前記信号は電力を有し、前記電力は、冷却剤が前記接触表面に送出されると減少する、
    請求項16に記載の方法。
  19. 前記信号は、前記アプリケータの前記遠位端から反射された前記エネルギーに対応し、前記信号は電力を有し、前記電力は、冷却剤が前記接触表面に送出されると増大する、
    請求項16に記載の方法。
  20. 前記検出は双方向性結合器によって行われる、
    請求項16に記載の方法。
  21. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項16に記載の方法。
  22. 眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源からアプリケータの遠位端へ供給する工程であって、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼に伝達され、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第2部分は、前記遠位端から反射される、工程と、
    前記アプリケータに供給された前記エネルギーに対応する順方向信号を検出する工程と、
    前記反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出する工程と、
    前記順方向信号および前記反射信号に基づいてエネルギー移動の効率を決定する工程と、
    前記エネルギー移動の効率に基づいて、前記アプリケータに対応する調整エレメントの少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更する工程と
    を含む、
    眼の疾患の治療方法。
  23. 前記エネルギー移動の効率を決定する工程は、前記順方向信号および前記反射信号の大きさの変化および位相変化のうち少なくとも一方を測定する工程を含む、
    請求項22に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスである、
    請求項22に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスである、
    請求項22に記載の方法。
  26. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータは、前記エネルギー移動の効率が第1の閾値よりも大きいと判定される場合には変更されない、
    請求項22に記載の方法。
  27. 前記調整エレメントは、前記アプリケータに並列に電気的に接続されている、
    請求項22に記載の方法。
  28. 前記調整エレメントは、前記アプリケータと一体化されている、
    請求項22に記載の方法。
  29. 前記調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、前記内側導体および前記外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、前記短絡コネクタは前記内側導体を前記外側導体に電気的に接続し、前記短絡コネクタは前記隙間内を軸方向に移動可能である、
    請求項22に記載の方法。
  30. 前記調整エレメントは更に、モータに信号を供給するよう構成されたコントローラを含み、前記モータは、前記短絡コネクタを前記隙間内で機械的に動かすよう構成されている、
    請求項29に記載の方法。
  31. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記エネルギー伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーと
    を含む、
    請求項22に記載の方法。
  32. 双方向性結合器が前記順方向信号および前記反射信号を検出する、
    請求項22に記載の方法。
  33. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項22に記載の方法。
  34. 眼に治療を施すために、ある程度の量のエネルギーをエネルギー源からアプリケータの遠位端へ供給する工程であって、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼に伝達され、前記アプリケータに供給された前記エネルギーの第2部分は、前記遠位端から反射される、工程と、
    前記アプリケータに供給された前記エネルギーに対応する順方向信号を検出する工程と、
    前記反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出する工程と、
    前記順方向信号および前記反射信号に基づいて前記眼と前記アプリケータの間のインピーダンス不整合を判定する工程と、
    前記インピーダンス不整合に基づいて、前記アプリケータに対応する調整エレメントの少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更する工程と
    を含む、
    眼の疾患の治療方法。
  35. 前記インピーダンス不整合を判定する工程は、前記順方向信号および前記反射信号の大きさの変化および位相変化のうち少なくとも一方を測定する工程を含む、
    請求項34に記載の方法。
  36. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスである、
    請求項34に記載の方法。
  37. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスである、
    請求項34に記載の方法。
  38. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータは、前記インピーダンス不整合が閾値よりも小さいと判定される場合には変更されない、
    請求項34に記載の方法。
  39. 前記調整エレメントは、前記アプリケータに並列に電気的に接続されている、
    請求項34に記載の方法。
  40. 前記調整エレメントは、前記アプリケータと一体化されている、
    請求項34に記載の方法。
  41. 前記調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、前記内側導体および前記外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、前記短絡コネクタは前記内側導体を前記外側導体に電気的に接続し、前記短絡コネクタは前記隙間内を軸方向に移動可能である、
    請求項34に記載の方法。
  42. 前記アプリケータは、
    前記眼に治療を施すために前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記エネルギー伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーとを含む、
    請求項34に記載の方法。
  43. 双方向性結合器が前記順方向信号および前記反射信号を検出する、
    請求項34に記載の方法。
  44. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項34に記載の方法。
  45. エネルギー源と、
    眼に治療を施すためのアプリケータであって、前記アプリケータは遠位端を有し、前記アプリケータは、前記エネルギー源からある程度の量のエネルギーを受け取るよう構成され、前記アプリケータが受け取った前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼へ伝達され、前記アプリケータが受け取った前記エネルギーの第2部分は、前記アプリケータの前記遠位端から反射される、アプリケータと、
    反射したエネルギーに対応する信号を検出するよう構成された双方向性結合器であって、前記信号は更に前記遠位端と前記眼との接触量に対応する、双方向性結合器と
    を含む、
    眼の疾患の治療システム。
  46. 前記接触量は非接触を含む、
    請求項45に記載のシステム。
  47. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は前記接触量が増加するにつれて減少する電力を有する、
    請求項45に記載のシステム。
  48. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記システムは更に、前記電力が閾値よりも少ないかどうかを判定するよう構成されたコントローラを含む、
    請求項47に記載のシステム。
  49. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は、前記接触量が増加するにつれて増加する電力を有する、
    請求項45に記載のシステム。
  50. 前記反射されたエネルギーに対応する前記信号は電力を有し、前記システムは更に、前記電力が閾値よりも大きいかどうかを判定するよう構成されたコントローラを含む、
    請求項49に記載のシステム。
  51. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーと
    を含む、
    請求項45に記載のシステム。
  52. 前記カバーは、前記伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成し、前記アプリケータは更に冷却剤送出システムを含み、前記冷却剤送出システムは、前記カバーの前記接触表面および前記眼を冷却するために、前記エンクロージャ内に冷却剤を送出するよう動作可能であり、前記エンクロージャは前記冷却剤が前記眼と直接接触することを防ぐ、
    請求項51に記載のシステム。
  53. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項45に記載のシステム。
  54. エネルギー源と、
    眼に治療を施すためのアプリケータであって、前記アプリケータは遠位端を有し、前記アプリケータは、前記エネルギー源からある程度の量のエネルギーを受け取るよう構成され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼へ伝達され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第2部分は、前記アプリケータの前記遠位端から反射される、アプリケータと、
    前記眼を冷却する冷却剤を送出するよう動作可能な冷却剤送出システムと、
    前記アプリケータが受け取る前記エネルギーおよび前記遠位端から反射した前記エネルギーのうち少なくとも一方を検出するよう構成された双方向性結合器であり、前記信号は更に前記冷却剤パルスに対応する、双方向性結合器と
    を含む、
    眼の疾患の治療システム。
  55. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成され、前記眼に配置可能な接触表面を有するカバーであって、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能であり、前記カバーは前記伝導エレメントの一部を覆うエンクロージャを形成する、カバーと、
    前記冷却剤送出システムと
    を含む、
    請求項54に記載のシステム。
  56. 前記冷却剤送出システムは、前記カバーの前記接触表面および前記眼を冷却するために、前記エンクロージャ内に冷却剤を送出し、前記エンクロージャは前記冷却剤が前記眼と直接接触することを防ぐ、
    請求項55に記載のシステム。
  57. 前記信号は前記アプリケータに供給される前記エネルギーに対応し、前記信号は電力を有し、前記電力は、冷却剤が前記接触表面に送出されると減少する、
    請求項54に記載のシステム。
  58. 前記信号は、前記アプリケータの前記遠位端から反射された前記エネルギーに対応し、前記信号は電力を有し、前記電力は、冷却剤が前記接触表面に送出されると増大する、
    請求項54に記載のシステム。
  59. 前記信号は前記アプリケータの前記遠位端から反射された前記エネルギーに対応し、前記信号は電力を有し、前記電力は、冷却剤が前記接触表面に送出されると減少する、
    請求項54に記載のシステム。
  60. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項54に記載のシステム。
  61. エネルギー源と、
    眼に治療を施すためのアプリケータであって、前記アプリケータは遠位端を有し、前記アプリケータは、前記エネルギー源からある程度の量のエネルギーを受け取るよう構成され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼へ伝達され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第2部分は、前記アプリケータの前記遠位端から反射される、アプリケータと、
    前記アプリケータが受け取った前記エネルギーに対応する順方向信号および前記反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出するよう構成された双方向性結合器と、
    少なくとも1つの調整可能なパラメータを有する調整エレメントと、
    前記順方向信号および前記反射信号に基づいてエネルギー移動の効率を判定するよう構成され、前記エネルギー移動の前記効率に基づいて、前記少なくとも1つの調整可能なパラメータが変更されるよう構成された1つ以上のコントローラと
    を含む、
    眼の疾患の治療システム。
  62. 前記順方向信号および前記反射信号に基づいて前記エネルギー移動の効率を判定するために、前記双方向性結合器と電気的に通信する振幅センサおよび位相センサのうちの少なくとも一方を更に含む、
    請求項61に記載のシステム。
  63. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスである、
    請求項61に記載のシステム。
  64. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスである、
    請求項61に記載のシステム。
  65. 前記調整エレメントは、前記アプリケータに並列に電気的に接続されている、
    請求項61に記載のシステム。
  66. 前記調整エレメントは前記アプリケータと一体化されている、
    請求項61に記載のシステム。
  67. 前記調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、前記内側導体および前記外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、前記短絡コネクタは前記内側導体を前記外側導体に電気的に接続し、前記短絡コネクタは前記隙間内を軸方向に移動可能である、
    請求項61に記載のシステム。
  68. 前記調整エレメントは更にモータに信号を提供するよう構成されたコントローラを含み、前記モータは、前記短絡コネクタを前記隙間内で機械的に動かすよう構成されている、
    請求項67に記載のシステム。
  69. 前記少なくとも1つのコントローラは、前記エネルギー移動の効率が閾値よりも大きいと判定される場合は、前記少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更しないよう構成された、
    請求項61に記載のシステム。
  70. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成されたカバーであって、前記カバーは、前記眼に配置可能な接触表面を有し、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記エネルギー伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーと
    を含む、
    請求項61に記載のシステム。
  71. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項61に記載のシステム。
  72. エネルギー源と、
    眼に治療を施すためのアプリケータであって、前記アプリケータは遠位端を有し、前記アプリケータは、前記エネルギー源からある程度の量のエネルギーを受け取るよう構成され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第1部分は、前記遠位端を通って前記眼へ伝達され、前記アプリケータが受け取る前記エネルギーの第2部分は、前記アプリケータの前記遠位端から反射される、アプリケータと、
    前記アプリケータが受け取る前記エネルギーに対応する順方向信号および前記反射されたエネルギーに対応する反射信号を検出するよう構成された双方向性結合器と、
    少なくとも1つの調整可能なパラメータを有する調整エレメントと、
    前記順方向信号および前記反射信号に基づいて前記眼と前記アプリケータとの間のインピーダンス不整合を判定するよう構成され、前記インピーダンス不整合に基づいて、前記少なくとも1つの調整可能なパラメータが変更されるよう構成された1つ以上のコントローラと
    を含む、
    眼の疾患の治療システム。
  73. 前記順方向信号および前記反射信号に基づいて前記インピーダンス不整合を判定するために、前記双方向性結合器と電気的に通信する振幅センサおよび位相センサのうちの少なくとも一方を更に含む、
    請求項72に記載のシステム。
  74. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはインダクタンスである、
    請求項72に記載のシステム。
  75. 前記少なくとも1つの調整可能なパラメータはキャパシタンスである、
    請求項72に記載のシステム。
  76. 前記少なくとも1つのコントローラは、前記インピーダンス不整合が閾値よりも小さいと判定される場合は、前記少なくとも1つの調整可能なパラメータを変更しないよう構成された、
    請求項72に記載のシステム。
  77. 前記調整エレメントは、前記アプリケータに並列に電気的に接続されている、
    請求項72に記載のシステム。
  78. 前記調整エレメントは前記アプリケータと一体化されている、
    請求項72に記載のシステム。
  79. 前記調整エレメントは、内側導体、外側導体および短絡コネクタを含み、前記内側導体および前記外側導体は、間に隙間を有する同心の円筒形状であり、前記短絡コネクタは前記内側導体を前記外側導体に電気的に接続し、前記短絡コネクタは前記隙間内を軸方向に移動可能である、
    請求項72に記載のシステム。
  80. 前記アプリケータは、
    眼に治療を施すために、前記エネルギー源からエネルギーを伝えるよう構成された伝導エレメントと、
    前記伝導エレメントに着脱可能に取り付けられるよう構成されたカバーであって、前記カバーは、前記眼に配置可能な接触表面を有し、前記接触表面の少なくとも一部は1つ以上の誘電体を含み、前記エネルギー伝導エレメントからの前記エネルギーは、前記接触表面を通って前記眼に送出可能である、カバーと
    を含む、
    請求項72に記載のシステム。
  81. 前記アプリケータに供給される前記エネルギーはマイクロ波エネルギーである、
    請求項72に記載のシステム。
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