JP2012502938A - 癌の治療のためのモノクローナル抗体 - Google Patents
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Abstract
Description
a)GT468に対する特異性;
b)約100nM又はそれ以下、好ましくは約5−10nM又はそれ以下、より好ましくは約1−3nM又はそれ以下のGT468に対する結合親和性;
c)CD55/59陰性細胞又はCD55/59陽性細胞のいずれか上で高レベルのCDCを媒介する能力;
d)GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞の増殖を阻害する能力;
e)GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞のアポトーシスを誘導する能力;
f)GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞の同型接着を誘導する能力;
g)エフェクター細胞の存在下でGT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞のADCCを誘導する能力;
h)GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする腫瘍細胞を有する被験者の生存を延長させる能力;
i)GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞を枯渇させる能力;
j)低レベルのGT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞を枯渇させる能力;並びに/又は
k)生細胞の表面上でGT468を集合させる能力
の1つ又はそれ以上によって特徴づけることができる。
1.2007年3月13日に寄託された、4E9−1H9、アクセッション番号DSM ACC2822
2.2007年3月13日に寄託された、9B6−2A9、アクセッション番号DSM ACC2826
3.2007年3月13日に寄託された、59D6−2F2、アクセッション番号DSM ACC2824
4.2007年3月13日に寄託された、61C11−2B5、アクセッション番号DSM ACC2825
5.2007年3月13日に寄託された、78H11−1H6、アクセッション番号DSM ACC2823
6.2008年3月11日に寄託された、22−1A−1、アクセッション番号DSM ACC2895
7.2008年3月11日に寄託された、22−2A−1、アクセッション番号DSM ACC2893
8.2008年3月11日に寄託された、22−9B−1、アクセッション番号DSM ACC2896
9.2008年3月11日に寄託された、23−33A−1、アクセッション番号DSM ACC2897
10.2008年3月11日に寄託された、23−19A−1、アクセッション番号DSM ACC2891
11.2008年3月11日に寄託された、F11#33F7D12、アクセッション番号DSM ACC2894
12.2008年3月11日に寄託された、4A12 2D4 1A10、アクセッション番号DSM ACC2892
13.2008年3月11日に寄託された、4E9 1D12 2D4、アクセッション番号DSM ACC2898
14.2008年9月1日に寄託された、42H11 1C11 2B2、アクセッション番号DSM ACC2961
15.2008年9月1日に寄託された、51G6 2H3 2B4、アクセッション番号DSM ACC2962
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18.2008年9月1日に寄託された、29−1A−2、アクセッション番号DSM ACC2947
19.2008年9月2日に寄託された、29−8B−1、アクセッション番号DSM ACC2964
20.2008年9月1日に寄託された、35−48B−1、アクセッション番号DSM ACC2959
21.2008年9月1日に寄託された、35−50A−2a、アクセッション番号DSM ACC2963
22.2008年9月1日に寄託された、38−10B−1、アクセッション番号DSM ACC2957
23.2008年9月1日に寄託された、38−1A−1、アクセッション番号DSM ACC2958
24.2008年9月1日に寄託された、44−3A−2、アクセッション番号DSM ACC2948
25.2008年9月1日に寄託された、45−2A−1、アクセッション番号DSM ACC2949
26.2008年9月1日に寄託された、45−8A−2、アクセッション番号DSM ACC2950
27.2008年9月1日に寄託された、48−3B−1、アクセッション番号DSM ACC2951
28.2008年9月1日に寄託された、48−4A−1、アクセッション番号DSM ACC2952
29.2008年9月1日に寄託された、49−3A−1、アクセッション番号DSM ACC2946
30.2008年9月1日に寄託された、49−8A−1、アクセッション番号DSM ACC2945
31.2008年9月1日に寄託された、51−1A−1、アクセッション番号DSM ACC2944
32.2008年9月1日に寄託された、53−13A−2、アクセッション番号DSM ACC2953
33.2008年9月1日に寄託された、53−29A−1、アクセッション番号DSM ACC2955
34.2008年9月1日に寄託された、54−4B−2、アクセッション番号DSM ACC2960
35.2008年9月1日に寄託された、56−4A−2、アクセッション番号DSM ACC2954
36.2009年7月16日に寄託された、62−9B−1、アクセッション番号DSM ACC3001。
本発明がより容易に理解され得るために、特定の用語を最初に定義する。さらなる定義は詳細な説明全体を通じて述べる。
以下は、本発明の抗体の治療効果の基礎となる機構についての考察を提供するものであるが、いかなる意味においても本発明を限定するとみなされるべきではない。
ADCCは、好ましくは抗体によって標識された標的細胞を必要とする、本明細書で述べるエフェクター細胞、特にリンパ球の細胞死滅能力を表す。
CDCは、抗体によって指令され得るもう1つの細胞死滅方法である。IgMは補体活性化のために最も有効なアイソタイプである。IgG1及びIgG3の両者も、古典的補体活性化経路を介してCDCを指令するのに非常に有効である。好ましくは、このカスケードにおいて、抗原−抗体複合体の形成は、IgG分子などの関与抗体分子のCH2ドメイン上のごく近接する多数のC1q結合部位の暴露を生じさせる(C1qは補体C1の3つのサブ成分の1つである)。好ましくは、これらの暴露されたC1q結合部位は、それまでの低親和性C1q−IgG相互作用を高い親和性の相互作用へと変換し、それが一連の他の補体タンパク質を含む事象のカスケードを開始させ、エフェクター細胞の走化性/活性化物質C3a及びC5aのタンパク質分解性放出を導く。好ましくは、補体カスケードは、細胞内及び細胞外への水と溶質の自由な通過を促進する細胞膜の孔を作り出す、膜傷害性複合体の形成で終了する。
本発明の抗体は、従来のモノクローナル抗体法、例えば、Kohler and Milstein,Nature 256:495(1975)の標準的体細胞ハイブリダイゼーション技術を含む、様々な技術によって作製できる。体細胞ハイブリダイゼーション技術が好ましいが、原則として、モノクローナル抗体を作製するための他の技術、例えばBリンパ球のウイルス性若しくは発癌性形質転換又は抗体遺伝子のライブラリーを使用したファージディスプレイ技術も使用できる。
GT468に対する抗体を作製するために、上述したように、組換え発現されたGT468抗原若しくはそのフラグメント及び/又はGT468を発現する細胞の富化製剤である、GT468配列に由来する担体結合ペプチドでマウスを免疫することができる。あるいは、完全長ヒトGT468(例えば配列番号:1)をコードするDNA又はそのフラグメント、特に配列番号:3−10及び35−82をコードするものでマウスを免疫することができる。GT468抗原の精製又は富化製剤を使用した免疫が抗体を生じない場合は、免疫応答を促進するためにGT468を発現する細胞、例えば細胞株でマウスを免疫することもできる。
GT468に対するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを作製するために、免疫マウスから脾細胞及びリンパ節細胞を単離し、マウス骨髄腫細胞株などの適切な不死化細胞株に融合することができる。生じたハイブリドーマを、次に、抗原特異的抗体の産生に関してスクリーニングできる。次に個々のウエルを、ELISAにより、ハイブリドーマを分泌する抗体に関してスクリーニングできる。GT468発現細胞を使用した免疫蛍光法及びFACS分析により、GT468に対して特異性を有する抗体を同定することができる。抗体分泌ハイブリドーマを再び平板培養し、再びスクリーニングして、抗GT468モノクローナル抗体に関してまだ陽性である場合は、限界希釈によってサブクローニングできる。安定なサブクローンを、その後試験管内で培養し、特徴づけのために組織培養培地において抗体を生成することができる。
本発明の抗体はまた、例えば当分野において周知のように組換えDNA技術と遺伝子形質転換法の組合せを用いて、宿主細胞トランスフェクトーマにおいて作製できる(Morrison,S.(1985)Science 229:1202)。
a)キメラ化
マウスモノクローナル抗体は、毒素又は放射性同位体で標識した場合、ヒトにおいて治療用抗体として使用できる。非標識マウス抗体はヒトにおいて高度に免疫原性であり、反復適用した場合治療効果の低下をもたらす。主たる免疫原性は重鎖定常領域によって媒介される。ヒトにおけるマウス抗体の免疫原性は、それぞれの抗体をキメラ化又はヒト化した場合、低減するか又は完全に回避することができる。キメラ抗体は、マウス抗体に由来する可変領域とヒト免疫グロブリン定常領域を有するもののような、その異なる部分が異なる動物種に由来する抗体である。抗体のキメラ化は、マウス抗体の重鎖及び軽鎖の可変領域をヒト重鎖及び軽鎖の定常領域と連結することによって達成される(例えばKraus et al.,in Methods in Molecular Biology series,Recombinant antibodies for cancer therapy ISBN−0−89603−918−8によって述べられているように)。好ましい実施形態では、キメラ抗体は、ヒトκ軽鎖定常領域をマウス軽鎖可変領域に連結することによって作製される。同じく好ましい実施形態では、キメラ抗体は、ヒトλ軽鎖定常領域をマウス軽鎖可変領域に連結することによって作製できる。キメラ抗体の作製のための好ましい重鎖定常領域は、IgG1、IgG3及びIgG4である。キメラ抗体の作製のための他の好ましい重鎖定常領域は、IgG2、IgA、IgD及びIgMである。
抗体は、主として6つの重鎖及び軽鎖相補性決定領域(CDR)内に位置するアミノ酸残基を介して標的抗原と相互作用する。このため、CDR内のアミノ酸配列はCDRの外側の配列よりも個々の抗体の間で多様である。CDR配列は大部分の抗体−抗原相互作用に関与するので、異なる性質を有する異なる抗体からのフレームワーク配列に移植された、特定の天然に生じる抗体からのCDR配列を含む発現ベクターを構築することにより、特定の天然に生じる抗体の性質を模倣する組換え抗体を発現することが可能である(例えば、Riechmann,L.et al.(1998)Nature 332:323−327;Jones,P.et al.(1986)Nature 321:522−525;及びQueen,C.et al.(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.86:10029−10033参照)。そのようなフレームワーク配列は、生殖細胞系抗体遺伝子配列を含む公的DNAデータベースから入手できる。これらの生殖細胞系配列は、B細胞の成熟の間にV(D)J結合によって形成され、完全に構築された可変遺伝子を含まないので、成熟抗体遺伝子配列とは異なる。生殖細胞系遺伝子配列はまた、個々に均一に可変領域全体にわたる高親和性二次レパートリー抗体の配列とも異なる。例えば、体細胞突然変異は、フレームワーク領域1のアミノ末端部分及びフレームワーク領域4のカルボキシ末端部分では比較的頻度が低い。さらに、多くの体細胞突然変異は抗体の結合特性を有意に変化させない。このため、もとの抗体と類似の結合特性を有する無傷組換え抗体を再現するために特定抗体のDNA配列全体を得る必要はない(国際公開第99/45962号参照)。CDR領域にわたる部分的重鎖及び軽鎖配列は、典型的にはこの目的のために十分である。部分配列は、いずれの生殖細胞系可変及び連結遺伝子セグメントが組み換えられた抗体可変遺伝子に寄与したかを判定するために使用される。生殖細胞系配列は、次に、可変領域の欠けている部分を埋めるために使用される。重鎖及び軽鎖リーダー配列はタンパク質成熟の間に切断され、最終的な抗体の性質には寄与しない。欠けている配列を加えるために、クローニングされたcDNA配列を連結又はPCR増幅によって合成オリゴヌクレオチドと結合することができる。あるいは、可変領域全体を、短いオーバーラップオリゴヌクレオチドのセットとして合成し、PCR増幅によって結合して完全な合成可変領域クローンを作製することができる。この工程は、特定制限部位の除去若しくは組込み、又は特定コドンの最適化のようなある種の利点を有する。
GT468に結合する抗体の能力は、実施例で述べるような標準結合アッセイ(例えばELISA、ウエスタンブロット法、免疫蛍光法及びフローサイトメトリー分析)を用いて測定することができる。
抗GT468抗体を精製するために、選択したハイブリドーマをモノクローナル抗体精製用の2リットルスピナーフラスコにおいて増殖させることができる。あるいは、抗GT468抗体を透析バイオリアクターで生産し得る。上清をろ過し、必要に応じて濃縮した後、プロテインG−セファロース又はプロテインA−セファロースによるアフィニティークロマトグラフィーに供することができる。純度を保証するために、溶出したIgGをゲル電気泳動及び高性能液体クロマトグラフィーによって検査することができる。緩衝液をPBSに交換し、1.43の吸光係数を使用してOD280による濃度を測定できる。モノクローナル抗体をアリコートに分け、−80℃で保存することができる。
精製抗体のアイソタイプを決定するために、様々な市販のキット(例えばZymed、Roche Diagnostics)によるアイソタイプELISAが実施できる。マイクロタイタープレートのウエルを抗マウスIgで被覆し得る。ブロックした後、プレートをモノクローナル抗体又は精製アイソタイプ対照と周囲温度で2時間反応させる。次に、ウエルをマウスIgG1、IgG2a、IgG2b又はIgG3、IgA又はマウスIgM特異的ペルオキシダーゼ結合プローブのいずれかと反応させ得る。洗浄後、プレートをABTS基質(1mg/ml)で展開させ、405−650のODで分析することができる。あるいは、IsoStrip Mouse Monoclonal Antibody Isotyping Kit(Roche、カタログ番号1493027)を、製造者によって述べられているように使用してもよい。
免疫マウスの血清中の抗GT468抗体の存在又はGT468を発現する生細胞へのモノクローナル抗体の結合を明らかにするために、フローサイトメトリーが使用できる。天然に又はトランスフェクション後にGT468を発現する細胞株とGT468発現を欠く陰性対照(標準増殖条件下で増殖させる)を、ハイブリドーマ上清中又は1%FBSを含むPBAS中で様々な濃度のモノクローナル抗体と混合し、4℃で30分間培養し得る。洗浄後、APC又はAlexa647標識IgG抗体を、一次抗体染色と同じ条件下でGT468結合モノクローナル抗体に結合することができる。光散乱及び側方散乱特性を使用して単一生細胞にゲートをかけるFACS装置でのフローサイトメトリーによって試料を分析し得る。1つの測定においてGT468特異的モノクローナル抗体を非特異的結合抗体と区別するために、同時トランスフェクションの方法が使用できる。GT468と蛍光マーカーをコードするプラスミドで一過性にトランスフェクトした細胞を上述したように染色し得る。トランスフェクトした細胞は、抗体染色細胞とは異なる蛍光チャネルで検出できる。トランスフェクト細胞の大部分は両方の導入遺伝子を発現するので、GT468特異的モノクローナル抗体は蛍光マーカー発現細胞に選択的に結合するのに対し、非特異的抗体は同等の比率で非トランスフェクト細胞に結合する。フローサイトメトリーアッセイに加えて又はその代わりに、蛍光顕微鏡検査を用いる選択的アッセイを使用し得る。細胞を上述したように正確に染色し、蛍光顕微鏡によって検査することができる。
免疫マウスの血清中の抗GT468抗体の存在又はGT468を発現する生細胞へのモノクローナル抗体の結合を明らかにするために、免疫蛍光顕微鏡検査による分析が使用できる。例えば、自然に又は形質転換後にGT468を発現する細胞株とGT468発現を欠く陰性対照を、10%ウシ胎仔血清(FCS)、2mM L−グルタミン、100IU/mlペニシリン及び100μg/mlストレプトマイシンを添加したDMEM/F12培地中で標準増殖条件下にチャンバースライドガラスにおいて増殖させる。その後細胞をメタノール又はパラホルムアルデヒドで固定するか又は未処置のままに放置し得る。次に、細胞をGT468に対するモノクローナル抗体と25℃で30分間反応させ得る。洗浄後、細胞を同じ条件下でAlexa555標識抗マウスIgG二次抗体(Molecular Probes)と反応させ得る。その後、免疫蛍光顕微鏡によって細胞を検査することができる。
抗GT468 IgGは、ウエスタンブロット法によってGT468抗原との反応性に関してさらに試験できる。簡単に述べると、GT468を発現する細胞からの細胞抽出物と適切な陰性対照を調製し、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供し得る。電気泳動後、分離した抗原をニトロセルロース膜に転写し、ブロックして、試験するモノクローナル抗体でプローブする。抗マウスIgGペルオキシダーゼを用いてIgG結合を検出し、ECL基質で展開させ得る。
抗GT468マウスIgGを、当業者に周知の方法で免疫組織化学によって、例えば、通常の外科手術の間に患者から得た非癌組織若しくは癌組織試料からの、又は自然に若しくは形質転換後にGT468を発現する細胞株を接種した異種移植腫瘍を担持するマウスからの、パラホルムアルデヒド若しくはアセトン固定凍結切片又はパラホルムアルデヒドで固定したパラフィン包埋組織切片を使用して、GT468抗原との反応性に関してさらに試験することができる。免疫染色のために、GT468に対して反応性の抗体をインキュベートし、次いで供給者の指示に従ってホースラディッシュペルオキシダーゼ結合ヤギ抗マウス抗体又はヤギ抗ウサギ抗体(DAKO)と共にインキュベートし得る。
GT468に特異的に結合することに加えて、抗GT468抗体を、GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞の食作用及び死滅を媒介するそれらの能力に関して試験することができる。試験管内でのモノクローナル抗体活性の試験は、細胞内モデルにおける試験に先立つ初期スクリーニングを提供する。
簡単に述べると、健常ドナーからの多形核細胞(PMN)、NK細胞、単球、単核細胞又は他のエフェクター細胞をFicoll Hypaque密度遠心分離、次いで夾雑赤血球の溶解によって精製することができる。洗浄したエフェクター細胞を、10%熱不活化ウシ胎仔血清あるいは5%熱不活化ヒト血清を添加したRPMIに懸濁し、GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする51Cr標識標的細胞と、エフェクター細胞対標的細胞の様々な比率で混合し得る。あるいは、標的細胞を蛍光増強リガンド(BATDA)で標識してもよい。死細胞から放出される増強リガンドを有するユーロピウムの高度蛍光キレートを蛍光光度計によって測定し得る。もう1つの選択的手法は、ルシフェラーゼによる標的細胞のトランスフェクションを利用し得る。添加したルシファーイエローは生細胞によってのみ酸化され得る。次に精製抗GT468 IgGを様々な濃度で添加し得る。無関係なヒトIgGが陰性対照として使用できる。アッセイは、使用するエフェクター細胞型に依存して37℃で4〜20時間実施し得る。試料を、51Cr放出又は培養上清中のEuTDAキレートの存在を測定することにより、細胞溶解に関して検定することができる。あるいは、ルシファーイエローの酸化から生じるルミネセンスは生細胞の尺度であり得る。
モノクローナル抗GT468抗体は、様々な公知の技術を用いてCDCを媒介するそれらの能力に関して試験できる。例えば、補体用の血清は、当業者に公知の方法で血液から入手できる。mAbのCDC活性を測定するために種々の方法が使用できる。例えば51Cr放出を測定することができ、又はヨウ化プロピジウム(PI)排除アッセイを用いて膜透過性上昇を評価することができる。簡単に述べると、標的細胞を洗浄し、5×105/mlを様々な濃度のmAbと共に室温又は37℃で10−30分間インキュベートし得る。次に、血清又は血漿を20%(v/v)の最終濃度まで添加し、細胞を37℃で20〜30分間インキュベートし得る。各々の試料からのすべての細胞をFACSチューブ中のPI溶液に添加し得る。その後、FACSArrayを用いたフローサイトメトリー分析によって混合物を直ちに分析できる。
アポトーシスを開始させる能力に関して試験するために、モノクローナル抗GT468抗体を、例えば、GT468陽性腫瘍細胞又はGT468を形質転換した腫瘍細胞と共に37℃で約20時間インキュベートし得る。細胞を採取し、アネキシンV結合緩衝液(BD biosciences)中で洗浄して、FITC又はAPCと結合したアネキシンV(BD biosciences)と共に暗所で15分間培養し得る。各々の試料からのすべての細胞をFACSチューブ中のPI溶液(PBS中10μg/ml)に添加し、フローサイトメトリーによって直ちに評価し得る(上記のように)。あるいは、モノクローナル抗体による細胞増殖の全般的阻害は市販のキットを用いて検出できる。DELFIA Cell Proliferation Kit(Perkin−Elmer、カタログ番号AD0200)は、マイクロプレートにおける増殖中の細胞のDNA合成の間の5−ブロモ−2'−デオキシウリジン(BrdU)の組込みの測定に基づく非同位体免疫検定法である。組み込まれたBrdUは、ユーロピウム標識モノクローナル抗体を使用して検出される。抗体検出を可能にするために、Fix溶液を使用して細胞を固定し、DNA変性する。非結合抗体を洗い流し、DELFIA誘導剤を添加して標識抗体からユーロピウムイオンを溶液中に解離し、溶液中で前記イオンはDELFIA誘導剤の成分と高度蛍光キレートを形成する。検出において時間分解蛍光光度法を使用して測定した蛍光は、各ウエルの細胞におけるDNA合成に比例する。
GT468に結合するモノクローナル抗体はまた、GT468を発現する腫瘍細胞増殖を制御する上でのそれらの効果を測定するために細胞内モデルにおいても(例えば、場合によりトランスフェクション後に、GT468を発現する細胞株を接種した異種移植腫瘍を担持する免疫不全マウスにおいて)試験できる。
本発明の抗体によって認識される抗原決定基のマッピングは、Glenn E.Morris、ISBN−089603−375−9による「Epitope Mapping Protocols」(Methods in Molecular Biology)及びOlwyn M.R.Westwood,Frank C.Hayによる「Epitope Mapping:A Practical Approach」Practical Approach Series,248において詳述されているように実施できる。
本発明のさらにもう1つの実施形態では、GT468に対する抗体は、複数の結合部位又は標的抗原決定基に結合する二重特異性又は多重特異性分子を生成するために、誘導体化するか又はもう1つ別の機能的分子、例えば別のペプチド又はタンパク質(例えばFab'フラグメント)に連結することができる。例えば、本発明の抗体は、別の抗体、ペプチド又は結合ミメティックのような1つ又はそれ以上の他の結合分子に機能的に連結できる(例えば化学結合、遺伝子融合、非共有結合的会合等によって)。
もう1つの態様では、本発明は、細胞毒、薬剤(例えば免疫抑制剤)又は放射性同位体などの治療成分又は物質に結合した抗GT468抗体を特徴とする。そのような複合体を本明細書では「免疫複合体」と称する。1つ又はそれ以上の細胞毒を含有する免疫複合体は「免疫毒素」と称する。細胞毒又は細胞傷害性物質は、細胞に有害であり、特に細胞を死滅させるあらゆる物質を包含する。例としては、タキソール、サイトカラシンB、グラミシジンD、臭化エチジウム、エメチン、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ジヒドロキシアントラシンジオン、ミトキサントロン、ミトラマイシン、アクチノマイシンD、1−デヒドロテストステロン、グルココルチコイド、プロカイン、テトラカイン、リドカイン、プロプラノロール及びピューロマイシン並びにそれらの類似体又は同族体を含む。
もう1つの態様では、本発明は、本発明の抗体の1つ又は抗体の組合せを含有する組成物、例えば医薬組成物を提供する。医薬組成物は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,19th Edition,Gennaro,Ed.,Mack Publishing Co.,Easton,PA,1995に開示されているような従来技術に従って医薬的に許容される担体又は希釈剤並びに何らかの他の公知の佐剤及び賦形剤と共に製剤され得る。1つの実施形態では、組成物は、異なる機構によって作用する本発明の複数の(例えば2つ又はそれ以上の)単離抗体の組合せ、例えば、主としてCDCを誘導することによって働く1つの抗体と主としてアポトーシスを誘導することによって作用する別の抗体の組合せを含む。
本発明の抗体(本明細書で述べる免疫複合体、二重特異性/多重特異性分子、組成物及び他の誘導体を含む)は、GT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞が関与する疾患の治療を含む、数多くの治療上の有用性を有する。例えば、前記抗体は、本明細書で述べるような様々な疾患を治療するか又は予防するために、例えば試験管内若しくは生体外で培養下の細胞に、又は例えば生体内でヒト被験者に投与することができる。本明細書で使用される、「被験者」という用語は、GT468に対する抗体に応答するヒト及び非ヒト動物を包含することが意図されている。好ましい被験者は、疾患細胞、特に正常細胞と比較して変化したGT468の発現パターン及び/又はそれらの細胞表面とGT468の変化した結合パターンによって特徴づけられる細胞を死滅させることによって矯正又は改善できる疾患を有するヒト患者を含む。
本明細書で言及する技術及び方法は、それ自体公知の方法で、及び例えばSambrook et al.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,2nd Edition(1989)Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.に記載されているように、又は以下で述べるように実施される。キット及び試薬の使用を含むすべての方法は、製造者の情報に従って実施される。
組換えDNA作業は、当局の許可を得て、Rheinland−Pfalz州政府の規則に従って実施した。組織は、常套的な診断又は治療処置の間にヒト余剰物質として入手し、使用時まで−80℃で保存した。乳癌細胞株MCF−7及びBT549をDMEM/10%FCS中で培養した。
RNAの抽出、第一鎖cDNAの合成、RT−PCR及びリアルタイムRT−PCRを先に記述されているように実施した(Koslowski,M.,Sahin,U.,Huber,C.&Tureci,O.(2006)Hum.Mol.Genet.15,2392−2399)。エンドポイント分析のためにGT468特異的オリゴヌクレオチド(順方向 5'−AAA TTT GGC AGC TGC CTT CAC−3';相補鎖方向 5'−TGA TGC CAC ATT CAG TAA CAC−3'、60℃でアニーリング)を35サイクルのRT−PCRで使用した。リアルタイム定量的発現分析を40サイクルのRT−PCRにおいて三重に実施した。HPRT(順方向 5'−TGA CAC TGG CAA AAC AAT GCA−3';相補鎖方向 5'−GGT CCT TTT CAC CAG CAA GCT−3'、62℃でアニーリング)に対して基準化した後、腫瘍試料中のGT468転写産物を、ΔΔCT算出法を用いて正常組織と比較して定量した。任意に選択した試料からの増幅産物のクローニングと配列決定によってPCR反応の特異性を確認した。
栄養膜特異的分子のインシリコクローニングのために、別のところで詳述されているデータマイニング法を修正し、適合させた(Koslowski,M.,Bell,C.,Seitz,G.,Lehr,H.A.,Roemer,K.,Muntefering,H.,Huber,C.,Sahin,U.&Tureci,O.(2004)Cancer Res.64,5988−5993;Koslowski,M.,Tureci,O.,Bell,C.,Krause,P.,Lehr,H.A.,Brunner,J.,Seitz,G.,Nestle,F.O.,Huber,C.&Sahin,U.(2002)Cancer Res.62,6750−6755;Koslowski,M.,Sahin,U.,Huber,C.&Tureci,O.(2006)Hum.Mol.Genet.15,2392−2399)。簡単に述べると、GenBankの階層的キーワード検索をデジタルcDNAライブラリーサブトラクションと組み合わせた。
GT468のアミノ酸117−127に対して惹起されるポリクローナル抗血清は、抗体受託生産サービス(Squarix,Marl,Germany)によって作製された。免疫組織化学は、VECTOR NovaRED Substrate Kit(Vector,Burlingame,CA)を製造者の指示に従って使用して組織凍結切片に関して実施した。ウエスタンブロット分析のために、Triton−Xで溶解した細胞から抽出した総タンパク質30μgを使用した。抽出物を還元試料緩衝液(Roth,Karlsruhe,Germany)で希釈し、SDS−PAGEに供して、その後PVDF膜(Pall,East Hills,NY)に電気転写した。pAKT(Cell Signaling,Danvers,MA)、AKT(Cell Signaling,Danvers,MA)、サイクリンD1(Santa Cruz Biotechnology,Santa Cruz,CA)及びβ−アクチン(Abcam,Cambridge,UK)に対して反応性の抗体で免疫染色を実施し、次いでホースラディッシュペルオキシダーゼ結合ヤギ抗マウス及びヤギ抗ウサギ二次抗体(Dako,Glostrup,Denmark)を用いて一次抗体を検出した。
GT468 siRNA二本鎖(Qiagen,Hilden,Germany)(順方向 5'−r(CCA UGA GAG UAG CCA GCA)dTdT−3'、相補鎖方向 5'−r(UUG CUG GCU ACU CUC AUG G)dAdG−3')は、GT468 mRNA配列(NM_021796.3)のヌクレオチド670〜690を標的した。対照として、スクランブルsiRNA二本鎖(順方向 5'−r(UAA CUG UAU AAU CGA CUA G)dTdT−5'、相補鎖方向 5'−r(CUA GUC GAU UAU ACA GUU A)dGdA−3')を使用した。GT468サイレンシング試験のために、HiPerFect transfection試薬(Qiagen)を製造者の指示に従って使用して、細胞に10nM siRNA二本鎖を形質転換した。すべての結果を、ヌクレオチド342〜362を標的する2番目のセットのGT468 siRNA二本鎖(順方向 5'−r(GGU UCA GGA CAA AGU CCA A)dTdT−3'、相補鎖方向 5'−r(UUG GAC UUU GUC CUG AAC C)dGdG−3')で再現した。
siRNA二本鎖を形質転換した24時間後に、10%FCSを添加した培地で1×104細胞を48時間培養した。Wallac Victor2マルチラベルカウンター(Perkin Elmer,Boston,MA)でDELFIA細胞増殖キット(Perkin Elmer,Boston,MA)を製造者の指示に従って使用して、新たに合成されたDNA鎖へのBrdUの組込みを測定することによって増殖を分析した。
様々な濃度の10%FCSを添加した培地で細胞を培養した。siRNA二本鎖を形質転換した72時間後に細胞を採集し、EtOHで固定して、ヨウ化プロピジウムで染色した後、フローサイトメトリーによるDNA含量分析を行った。細胞周期の種々の期にある細胞を、CellQuest(商標)Pro(BD,Franklin Lakes,NJ)及びFlowJo(商標)(Tree Star,Ashland,OR)フローサイトメトリー解析ソフトウエアを使用して定量した。アポトーシス細胞にsiRNAを形質転換した48時間後及び72時間後アネキシンV染色によって定量した。
実験前に12時間無血清培地で培養した細胞に関して、8.0μm細孔膜を有するトランスウエルチャンバー(BD Biosciences,San Jose,CA)において細胞移動分析を実施した。siRNA実験のために、上述したsiRNA二本鎖を形質転換した24時間後に細胞を無血清条件に移した。無血清培地400μl中の4×104細胞を上部チャンバーに加えた。下部チャンバーは、化学誘引物質として5%FCSを添加した培地800μlを含んだ。24時間後、膜の下側に移動していた細胞を氷冷メタノールで固定した;膜を切り出し、顕微鏡スライドに載せて、蛍光顕微鏡検査のためにHoechst(Dako,Glostrup,Denmark)で標本作製した。5つのランダムな視野内の細胞(倍率100倍)を各々の膜について計数した。すべての実験を三重に実施した。細胞のケモキネシスへの作用を、上部と下部の両チャンバーに化学誘引物質を添加して同じ実験設定を用いて分析した。試験管内浸潤分析のために、無血清培地中で1mg/mlに希釈したMatrigel(BD Biosciences,San Jose,NJ)100μlで上部チャンバーを作製した。ゲル化のためにチャンバーを37℃で5時間インキュベートした。
内因性にGT468を発現する癌細胞株BT−549、Caov−3、EFO−21、MCF−7及びMDA−MB−231を、DMEM細胞培養培地で1:2に希釈したハイブリドーマ上清と共に72時間培養した。Wallac Victor2 マルチラベルカウンター(Perkin Elmer)でDELFIA細胞増殖キット(Perkin Elmer)を製造者の指示に従って使用して、新たに合成されたDNA鎖へのBrdUの組込みを測定することによって増殖を分析した。
免疫マウスの血清中の抗GT468抗体の存在又はGT468を発現する生細胞へのモノクローナル抗体の結合を明らかにするため、免疫蛍光顕微鏡検査分析を使用した。GT468−eGFPを形質転換したCHO細胞を、10%ウシ胎仔血清(FCS)、2mM L−グルタミン、100IU/mlペニシリン及び100μg/mlストレプトマイシンを添加したDMEM/F12培地中、標準的な増殖条件下でチャンバースライドにおいて増殖させた。次に細胞をメタノール又はパラホルムアルデヒド/0.1%サポニンで固定した。細胞をGT468に対する抗体と共に25℃で60分間培養した。洗浄後、細胞を同じ条件下でAlexa555標識抗マウスIgG二次抗体(Molecular Probes)と共に培養した。
MaxiSorp又はMicrowellプレート(Nunc)を適切なGT468ペプチド(5又は10μg/ml)により37℃で1時間被覆した。PBS/3%BSAを用いて4℃で一晩ブロックした。PBSで洗浄した後、プレートにハイブリドーマ上清(PBS/3%BSAで1:5若しくは1:10に希釈、又は2×PBS/6%BSA、pH7.3で1:2に希釈)又は精製抗体(PBS/3%BSA、pH7.3で1μg/mlに希釈)を負荷し、室温で1時間インキュベートした(90rpmで軌道振とう)。PBSで洗浄した後、PBS/3%BSA、pH7.3中の二次抗体(HRPO結合ヤギ抗マウスIgG、サブクラス1+2a+2b+3、Jackson ImmunoResearch)を添加し、90rpmで軌道振とうしながら室温で1時間インキュベートした。PBSでの最終洗浄工程後、100mM酢酸ナトリウム(pH5.2)中の1mM又は1.5mM ABTSからなる基質溶液を添加した。使用の直前に、基質溶液に0.3μl/mlの30%H2O2を添加した。30〜60分後に405nmでの吸収はTecan Safireプレートリーダー(Tecan)で測定した。
マウス脾細胞は、以下で述べる種々の免疫プロトコールを使用してあらかじめ免疫しておいた動物から単離し、標準プロトコールに基づきPEGでマウス骨髄腫細胞株に融合した。生じたハイブリドーマを、次に、ペプチド特異的ELISA、GT468 CrELISA及び免疫蛍光法(IF)によるGT468−eGFPを形質転換したCHO細胞を使用して、GT468特異性を有する免疫グロブリンの産生に関してスクリーニングした。
抗体は、HiTrap(商標)MabSelect SuRe(商標)を使用した一段階アフィニティークロマトグラフィーを実施することによってハイブリドーマ上清から作製した。抗体アイソタイプに依存してpH3.0〜pH4.0の100mMクエン酸塩で溶出した後、収集した画分を直ちに1M Tris、pH8.0で中和した。さらなる実験のために抗体製剤はPBS 5Lに対して2回透析し、滅菌ろ過して(0.2μm)、4℃で保存した。
ハイブリドーマ上清のアイソタイピングのために、IsoStrip Mouse Monoclonal Antibody Isotyping Kit(Roche)を製造者によって述べられているように使用した。
・抗原の調製
大腸菌XLOLR細菌をGT468 pQEプラスミド又はインサートなしpQE(「標準」と称する)のいずれかで形質転換し、LB培地でA600nm〜0,35Eに増殖させた。2mM IPTGでタンパク質発現を誘導し、細胞を37℃で4時間増殖させた。タンパク質発現の適切な誘導とその動態をクマシーゲル分析によって観測した。細菌を遠心沈殿させ、0.2mMのプロテアーゼ阻害剤AEBSF塩酸塩(AppliChem)を含有する少量のPBS、pH7.2に再懸濁した。細胞を氷上に置き、超音波処理(Branson Sonic Power A Smithkline)によって破砕した。GT468及び標準溶解産物を、0.2mM AEBSF及び20%(v/v)グリセロールを含有するPBS中2mg/mlの総タンパク質濃度に希釈した。アリコートは窒素中で衝撃凍結し、使用時まで−70℃で保存した。
使用前に、GT468並びに標準溶解産物は被覆緩衝液(100mM HEPES、pH7で希釈し、次に平底F96 Maxisorpマイクロウエルプレート(50μl/ウエル、Nunc)に移して、37℃で2時間吸着させた。
GT468 pcDNA3.1プラスミド又はインサートなしプラスミド(モック)を形質転換したHEK293細胞を採集し、氷冷メタノールで固定して、PBS/10%FCSで30分間ブロックした。細胞をハイブリドーマ上清と共に1時間インキュベートし、PBS/1 FCSで10分間2回洗浄して、ヤギ抗マウスCy3二次抗体(Jackson ImmunoResearch Laboratories)と共にインキュベートした。
クローン形成法又はコロニー形成法は、単一細胞がコロニーへと成長する能力を分析する試験管内での細胞生存検定法である。この分析は、コロニーを形成する能力へのGT468抗体の有効性を調べるために実施した。GT468を発現するSK−BR−3細胞を48穴プレートに接種した(2000細胞/ウエル)。ハイブリドーマ上清からのFPLC精製抗体の存在下で(45μg/ml)細胞を2週間増殖させ、すべてのアッセイを三重に実施した。コロニーを固定し、6%グルタルアルデヒド(v/v)及び0.5%クリスタルバイオレット(w/v)で染色した。染色して乾燥したプレートから、Olympusデジタルコンパクトカメラ(C−750 Ultra Zoom)を用いて写真を撮影し、目視で分析した。
GT468 pcDNA3.1プラスミド又はインサートなしプラスミド(モック)を形質転換したHEK293細胞の全細胞溶解産物は、Triton−Xベースの溶解緩衝液(50mM HEPES(pH7.4)、10%(v/v)グリセロール、1%(v/v)Triton X−100、150mM NaCl、1.5mM MgCl2、5mM EDTA、100mM NaF)を用いて調製した。抽出物は還元試料緩衝液(Roth)で希釈し、SDS−PAGEに供して、その後PVDF膜(Pall)に電気転写した。GT468(Koslowski et al.2007)又はハイブリドーマ上清からのFPLC精製抗体(5μg/ml)に反応性のポリクローナル抗体で免疫染色を実施し、次いでホースラディッシュペルオキシダーゼ結合ヤギ抗ウサギ二次抗体(Jackson ImmunoResearch Laboratories)を用いて一次抗体を検出した。
5×106のGT468陽性BEWO胎盤性絨毛癌細胞をヌードマウスに皮下注射した。腫瘍細胞の接種の3日後に動物を精製モノクローナル抗体で処置した(200μg静脈内、8動物/群)。抗体は週に2回2週間にわたって投与した。カリパスを用いて腫瘍の成長を観測した。
エストロゲン依存性MCF−7細胞の注射の1週間前に、17β−エストラジオール持続放出ペレット(1mg、60日放出;Innovative Research of America)の皮下移植によって無胸腺ヌードマウスを作製した。1×106 MCF−7の静脈内注射後、動物を精製モノクローナル抗体(200μg)で週に2回処置した。リアルタイムPCRは、細胞の注射の5週間後に無胸腺マウス(5〜8動物/群)の肺における腫瘍量の定量のために使用した。肺組織からのDNAは、QIAamp DNA Mini Kit(Qiagen)を使用して抽出し、ヒト第17染色体のαサテライト領域の226bpフラグメント(順方向 5'−CAG CTG ACT AAA CAG AAG CAG−3';相補鎖方向 5'−GAG TTG AAT GCA GTC ATC ACA G−3')をDNA 200ngから増幅した。腫瘍量(DNAコピー数)を、健常対照マウスからの正常肺に関して定量した。
胎盤特異的栄養膜遺伝子を同定するため、ゲノム全体でのデータマイニング法を適合させた。この方法はもともと、発明人が生殖細胞特異的分子の生体内での同定のために開発したものである(Koslowski,M.,Bell,C.,Seitz,G.,Lehr,H.A.,Roemer,K.,Muntefering,H.,Huber,C.,Sahin,U.&Tureci,O.(2004)Cancer Res.64,5988−5993;Koslowski,M.,Tureci,O.,Bell,C.,Krause,P.,Lehr,H.A.,Brunner,J.,Seitz,G.,Nestle,F.O.,Huber,C.&Sahin,U.(2002)Cancer Res.62,6750−6755;Koslowski,M.,Sahin,U.,Huber,C.&Tureci,O.(2006)Hum.Mol.Genet.15,2392−2399)。原則として、真正に胎盤特異的な遺伝子の予測のためにGenBankの階層的キーワード検索は、デジタルcDNAライブラリーサブトラクションと組み合わせた。GT468はこの手法によって同定された。
GT468特異的ペプチドエピトープ(配列番号:2のアミノ酸117〜127)に対するポリクローナルウサギ抗体(ウサギ抗GT468/C末端)を惹起した。低分子干渉RNA(siRNA)を使用したGT468の遺伝子サイレンシングによって抗体の特異性を検証した。siRNAを排除するために、2組のGT468特異的siRNA二本鎖、スクランブル非サイレンシングオリゴヌクレオチド及び非トランスフェクト細胞に関して標的活性実験を実施した。乳癌細胞株MCF−7及びBT−549をこれらのsiRNA二本鎖でトランスフェクトすることにより、対照と比較して80〜90%の構成的GT468 mRNA発現の安定で再現可能な低下が達成された(図1D)。この所見と一致して、ウエスタンブロット法においてGT468の予測サイズに従って検出された26kDaのバンドは、両細胞株においてほぼ完全に消失し(図1E)、GT468タンパク質発現の堅固なノックダウンと抗体の特異性を証明した。
腫瘍細胞におけるGT468の生物学的重要性を調べるため、基本的細胞機能へのそのsiRNA誘導性遺伝子サイレンシングの影響を検討した。
ウサギ抗GT468/C末端及び非反応性対照抗体と共に培養したMCF−7及びBT−549細胞の増殖を測定した。GT468のターゲティングは、濃度依存的に両細胞株の増殖の効率的な阻害を生じさせた(図5)。
真核細胞の増殖と細胞周期進行は、サイクリン及びサイクリン依存性キナーゼ(CDK)によって支配される。個々のサイクリンは、一連のCDKの活性を刺激することによって細胞周期の異なる段階に作用する。制限点制御はサイクリンD及びサイクリンE依存性キナーゼファミリーによって媒介される(Morgan,D.O.(1997)Annu.Rev.Cell Dev.Biol.13,261−291;Sherr,C.J.(2000)Cancer Res.60,3689−3695)。GT468サイレンシングが、サイクリン発現の変化を介して認められた細胞周期調節不全を誘導するのか否かを検討するため、GT468 siRNAで処理したMCF−7及びBT−549乳癌細胞におけるサイクリンD1、D2、D3及びサイクリンEの発現を測定した。
Balb/c又はC57/BL6マウスをKLH結合ペプチドで免疫した。ペプチド50μg及びアジュバントとしてMontanide ISA 50V 50μlを1、15、45及び86日目に腹腔内(i.p.)注射した。マウスの血清中のGT468に対する抗体の存在を24、57及び92日目にペプチド特異的ELISAによって観測した。検出可能な免疫応答を有するマウスを、モノクローナル抗体の作製のために脾摘出術の3日前に追加免疫した。
Balb/c又はC57/BL6マウスを、1及び15日目にGT468 pcDNA3.1プラスミド及びアジュバントとしてPEIマンノースにより筋肉内(i.m.)経路で免疫した。その後、ペプチド50μg及びアジュバントとしてMontanide ISA 50V 50μl(腹腔内)、又はタンパク質150μg及び不完全フロイントアジュバント(IFA)(皮下)を30及び45日目に注射した。マウスの血清中のGT468に対する抗体の存在をペプチド特異的ELISA又はCrELISAによって観測した。検出可能な免疫応答を有するマウスを、モノクローナル抗体の作製のために脾摘出術の3日前に追加免疫した。
Balb/c又はC57/BL6マウスを表3に示すように免疫した。ペプチド:ペプチド50μg及びアジュバントとしてMontanide ISA 50V 50μlを腹腔内(i.p.)注射した。DNA:GT468プラスミドDNA及びアジュバントとしてPEIマンノースを筋肉内(i.m.)注射した。組換えタンパク質:GT468タンパク質150μg及び不完全フロイントアジュバント(IFA)を皮下(s.c.)注射した。細胞:GT468プラスミドDNAでトランスフェクトした1〜2×107 HEK293細胞を腹腔内(i.p.)注射した。一般に、免疫原を2週間ごとに投与した。検出可能な免疫応答を有するマウスを、モノクローナル抗体の作製のために脾摘出術の3日前に追加免疫した。
GT468陽性BEWO胎盤性絨毛癌細胞をヌードマウスに皮下注射し、動物を精製抗GT468モノクローナル抗体で処置した。図24は、抗GT468モノクローナル抗体による処置がヌードマウスにおいてBEWO胎盤性絨毛癌異種移植腫瘍の増殖を減弱させることを明らかにする。
MCF−7細胞を、17β−エストラジオール持続放出ペレットの皮下移植によって前処置した無胸腺ヌードマウスに静脈内注射し、動物を精製抗GT468モノクローナル抗体で処置した。細胞の注射の5週間後に無胸腺マウスの肺における腫瘍量の定量のために用いたリアルタイムPCRは、抗GT468モノクローナル抗体で処置したマウスの肺における転移性腫瘍量の有意の減少を明らかにした(図26)。
Claims (23)
- GT468に結合する能力を有し、且つ以下の1つ又はそれ以上の活性を有する抗体:
(i)GT468を発現する腫瘍細胞の死滅化、
(ii)GT468を発現する腫瘍細胞の増殖の阻害、
(iii)GT468を発現する腫瘍細胞のコロニー形成の阻害、及び
(iv)GT468を発現する腫瘍細胞の転移の阻害。 - 前記1つ又はそれ以上の活性が、前記細胞によって発現されるGT468の細胞外ドメインへの前記抗体の結合によって誘導される請求項1に記載の抗体。
- GT468を発現する前記腫瘍細胞が癌細胞である請求項1又は2に記載の抗体。
- 前記癌細胞が、乳癌、肺癌、胃癌、卵巣癌、肝細胞癌、結腸癌、膵癌、食道癌、頭頸部癌、腎癌、特に腎細胞癌、前立腺癌、肝癌、黒色腫、肉腫、骨髄腫、神経芽細胞腫、胎盤性絨毛癌、子宮頸癌及び甲状腺癌、並びにそれらの転移形態、並びに肺の転移性癌からなる群より選択される癌に由来する請求項3に記載の抗体。
- モノクローナル、キメラ、ヒト若しくはヒト化抗体、又は抗体のフラグメントである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の抗体。
- GT468が配列番号:2に従ったアミノ酸配列を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の抗体。
- 前記抗体がGT468に特異的に結合する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の抗体。
- GT468の天然抗原決定基に結合する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の抗体。
- 配列番号:2−10及び35−82からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するタンパク質若しくはペプチド又はその免疫原性フラグメント若しくは誘導体、あるいは前記タンパク質若しくはペプチド又はその免疫原性フラグメント若しくは誘導体を発現する核酸又は宿主細胞で動物を免疫する工程を含む方法によって得られる請求項1乃至8のいずれか一項に記載の抗体。
- (i)アクセッション番号DSM ACC2822(4E9−1H9)、DSM ACC2826(9B6−2A9)、DSM ACC2824(59D6−2F2)、DSM ACC2825(61C11−2B5)、DSM ACC2823(78H11−1H6)、DSM ACC2895(22−1A−1)、DSM ACC2893(22−2A−1)、DSM ACC2896(22−9B−1)、DSM ACC2897(23−33A−1)、DSM ACC2891(23−19A−1)、DSM ACC2894(F11#33F7D12)、DSM ACC2892(4A12 2D4 1A10)、DSM ACC2898(4E9 1D12 2D4)、DSM ACC2961(42H11 1C11 2B2)、DSM ACC2962(51G6 2H3 2B4)、DSM ACC2943(16−5B−1)、DSM ACC2956(20−11A−1)、DSM ACC2947(29−1A−2)、DSM ACC2964(29−8B−1)、DSM ACC2959(35−48B−1)、DSM ACC2963(35−50A−2a)、DSM ACC2957(38−10B−1)、DSM ACC2958(38−1A−1)、DSM ACC2948(44−3A−2)、DSM ACC2949(45−2A−1)、DSM ACC2950(45−8A−2)、DSM ACC2951(48−3B−1)、DSM ACC2952(48−4A−1)、DSM ACC2946(49−3A−1)、DSM ACC2945(49−8A−1)、DSM ACC2944(51−1A−1)、DSM ACC2953(53−13A−2)、DSM ACC2955(53−29A−1)、DSM ACC2960(54−4B−2)、DSM ACC2954(56−4A−2)又はDSM ACC3001(62−9B−1)の下で寄託されたクローンによって産生されるか又は前記クローンから得られる抗体、
(ii)(i)の下にある抗体のキメラ又はヒト化形態である抗体、
(iii)(i)の下にある抗体の特異性を有する抗体、及び
(iv)(i)の下にある前記抗体の前記抗原結合部分又は抗原結合部位を含む前記抗体
からなる群より選択される抗体。 - (i)の下にある前記抗体の抗原結合部分又は抗原結合部位が、(i)の下にある前記抗体の可変領域を含む、請求項10に記載の抗体。
- 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の前記抗体を産生することができるハイブリドーマ。
- アクセッション番号DSM ACC2822(4E9−1H9)、DSM ACC2826(9B6−2A9)、DSM ACC2824(59D6−2F2)、DSM ACC2825(61C11−2B5)、DSM ACC2823(78H11−1H6)、DSM ACC2895(22−1A−1)、DSM ACC2893(22−2A−1)、DSM ACC2896(22−9B−1)、DSM ACC2897(23−33A−1)、DSM ACC2891(23−19A−1)、DSM ACC2894(F11#33F7D12)、DSM ACC2892(4A12 2D4 1A10)、DSM ACC2898(4E9 1D12 2D4)、DSM ACC2961(42H11 1C11 2B2)、DSM ACC2962(51G6 2H3 2B4)、DSM ACC2943(16−5B−1)、DSM ACC2956(20−11A−1)、DSM ACC2947(29−1A−2)、DSM ACC2964(29−8B−1)、DSM ACC2959(35−48B−1)、DSM ACC2963(35−50A−2a)、DSM ACC2957(38−10B−1)、DSM ACC2958(38−1A−1)、DSM ACC2948(44−3A−2)、DSM ACC2949(45−2A−1)、DSM ACC2950(45−8A−2)、DSM ACC2951(48−3B−1)、DSM ACC2952(48−4A−1)、DSM ACC2946(49−3A−1)、DSM ACC2945(49−8A−1)、DSM ACC2944(51−1A−1)、DSM ACC2953(53−13A−2)、DSM ACC2955(53−29A−1)、DSM ACC2960(54−4B−2)、DSM ACC2954(56−4A−2)又はDSM ACC3001(62−9B−1)の下で寄託されたハイブリドーマ。
- 治療薬に結合した請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体を含む複合体。
- 前記治療薬が、毒素、放射性同位体、薬剤又は細胞傷害性物質である請求項14に記載の複合体。
- 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体及び/又は請求項14または15に記載の複合体、並びに医薬的に許容される担体を含有する医薬組成物。
- GT468を発現する細胞及び/又はその細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞の増殖を阻害する方法であって、細胞を、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体及び/又は請求項14または15に記載の複合体と接触させることを含む方法。
- GT468を発現する細胞及び/又はその細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞を死滅させる方法であって、前記細胞を、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体及び/又は請求項14または15に記載の複合体の有効量と接触させることを含む方法。
- GT468を発現する細胞及び/又はその細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞の転移拡大を阻害する方法であって、前記細胞を、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体及び/又は請求項14または15に記載の複合体の有効量と接触させることを含む方法。
- 被験者においてGT468を発現する細胞及び/又はそれらの細胞表面とGT468の結合を特徴とする細胞が関与する疾患又は障害を治療するか又は予防する方法であって、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の抗体及び/又は請求項14または15に記載の複合体、または請求項16に記載の医薬組成物を前記被験者に投与することを含む方法。
- 前記疾患又は障害が腫瘍関連疾患である、請求項20に記載の方法。
- 前記腫瘍関連疾患が癌である、請求項21に記載の方法。
- 前記癌が、乳癌、肺癌、胃癌、卵巣癌、肝細胞癌、結腸癌、膵臓癌、食道癌、頭頸部癌、腎癌、特に腎細胞癌、前立腺癌、肝臓癌、黒色腫、肉腫、骨髄腫、神経芽細胞腫、胎盤性絨毛癌、子宮頸癌及び甲状腺癌、並びにそれらの転移形態、並びに肺の転移性癌からなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
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