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JP2012501959A - Yersiniapestis抗原を含む組成物 - Google Patents

Yersiniapestis抗原を含む組成物 Download PDF

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JP2012501959A JP2010523608A JP2010523608A JP2012501959A JP 2012501959 A JP2012501959 A JP 2012501959A JP 2010523608 A JP2010523608 A JP 2010523608A JP 2010523608 A JP2010523608 A JP 2010523608A JP 2012501959 A JP2012501959 A JP 2012501959A
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Abstract

特に組み合わせて使用される場合に、免疫化の目的に特に適したいくつかのY.pestis抗原が開示される。一実施形態において、本発明は、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、および(3)YPO3489抗原から成る群から選択される2種以上(つまり2種または3種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物を提供する。これらの3種の抗原は、「第1の抗原群」を形成する。第1の抗原群内では、YPO3489抗原が好ましい。

Description

この出願は、2007年9月4日に出願された、英国特許出願第0717187.9号(この全体の内容は、参考として本明細書に援用される)からの優先権を主張する。
政府の支援
この発明は、全体または部分的に、US National Institute of Allergy and Infectious Diseasesからの助成金No.1U01 A156513−01によって支援された。米国政府は、本発明において一定の権利を有し得る。
本発明は、免疫学およびワクチン学の分野におけるものである。特に、本発明は、Yersinia pestisに由来する抗原および免疫化におけるそれらの使用に関する。
腺、敗血性、および肺ペストという、人において認識されている3つの形態のペストがある。すべてはYersinia pestis細菌によって引き起こされ、この細菌はまた、Pasteurella pestis、Bacterium pestis、およびPestisella pestisとしても公知である。Y.pestisは、豪州を除いた世界中のすべての大陸で風土病性があり[1](非特許文献1)、年間、約1700例のペストをもたらす。これは、グラム陰性非運動性好気性桿菌である。
腺ペストは、疾患の最も共通した形態であり、感染した動物に以前から寄生していたノミの刺傷の結果、発症する。感染の最初の部位から、細菌は、流入領域リンパ節に広まり、これらは、腫大し、圧痛があるようになって、横痃を形成する。
敗血性ペストは、横痃の発生を伴わない菌血症がある場合に起こり、体温の上昇、悪寒、頭痛、倦怠感、および胃腸障害によって特徴づけられる。これらの症状の一般的な性質のために、ペストの診断は、遅れることが多く、医学的介入があっても、おそらく、全身性炎症反応症候群の誘発の結果として、50%の患者が死亡する。
ペストのうちで最も恐れられる形態は、肺炎に至る、肺胞腔のコロニー形成がある場合に発症して、肺ペストを引き起こす。肺ペストは、咳によって発生する、細菌を含有する風媒性の飛沫によって伝染され、これは、感受性の個体によって吸入され得る。この疾患の肺形態は、この疾患が進行する迅速性(1〜3日)、感染した個体における高い死亡率(約100%)、および人から人への疾患の迅速な蔓延のために恐れられている。
肺ペストの高い感染力および死亡数により、Y.pestisは、生物学的脅威となる可能性が高い作用因子であると考えられる[2](非特許文献2)。
米国において許可された唯一のペストワクチンは、「USPワクチン」であり、これは、ホルムアルデヒドで死滅させたY.pestisの調製物であるが、これは、もはや生産されていない。このワクチンは、主な免疫原であるF1莢膜タンパク質を利用するものである。これは、皮下抗原曝露に対して有効であることが示されているが、これは、エアロゾル抗原曝露に対して有効ではなく[3]、好ましくない副作用が報告されている。ワクチンはまた、Y.pestisのF1変異体に対して保護するものではなく、この変異体は、げっ歯類において等しく病原性があり[4、5]、少なくとも1つの致命的なヒトの症例から単離されている[6]。
より最近の研究は、組換えサブユニットワクチンに注目している。精製または組換えF1抗原は、V抗原と同様に[8]、腺ペストおよび肺ペスト[7]の両方に対して保護をもたらすことができる。
これらの研究は、人における使用のための組換えY.pestisタンパク質に基づく効果的なサブユニットワクチンの開発が実現可能であることを示す。
F1抗原およびV抗原は、予防ワクチンに含めるのに有望な候補であるが、これらの抗原のみで、ヒトにおける十分な保護をもたらすかどうか、またはそれらが免疫療法ワクチンにおいて有用であるかどうかは不明である。したがって、参照文献9は、ワクチン使用のためのいくつかのさらなる抗原の同定を報告する。
したがって、すべての潜在的な変異体および工学的に作製された株に対して広く保護的な多価ワクチンを開発する必要が依然としてある[2](非特許文献2)。
PerryおよびFetherstone Clin Microbiol Rev(1997)10:35〜66 Inglesbyら、Jama(2001)283:2281〜90
有効なY.pestisワクチンは、いくつかの抗原成分を必要とし、これらの成分は、F1抗原またはV抗原を含んでいてもよく、または含んでいなくてもよいと考えられる。
この点を考慮し、参照文献9において、特に組み合わせて使用される場合に、免疫化の目的に特に適した、様々な、表面に露出したY.pestis抗原が同定された。抗原は、細菌表面上に露出しており、「表面シェービング」技術を使用して、または細胞表面Y.pestisタンパク質についてin situ標識されたタンパク質を検出することによって同定された。
したがって、本発明は、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、および(3)YPO3489抗原から成る群から選択される2種以上(つまり2種または3種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物を提供する。これらの3種の抗原は、「第1の抗原群」を形成する。第1の抗原群内では、YPO3489抗原が好ましい。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、および(5)YPO1604抗原から成る群から選択される2種以上(つまり2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。これらの5種の抗原は、「第2の抗原群」を形成し、これは、第1の抗原群のうちの3種の抗原を含む。第2の抗原群内で、YPO3489抗原、YPO4003抗原、および/またはYPO1604抗原が好ましい。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および(21)YPO1070抗原から成る群からの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。これらの21種の抗原は、「第3の抗原群」を形成し、これは、第2の抗原群からの5種の抗原を含む。第3の抗原群内で、YPO3489抗原、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO0809抗原、YPO1123抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、および/またはYPO1070抗原が好ましい。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および(36)YPMT1.42抗原から成る群からの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33 34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。これらの36種の抗原は、「第4の抗原群」を形成し、これは、第1、第2、または第3の抗原群と重複しない。第4の抗原群内では、YPO0502抗原が好ましい。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)および第4の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
生物学的機能が公知であるまたは公知でない他のY.pestis抗原の免疫原性は、第1の抗原群ならびに/または第2および/もしくは第3の抗原群ならびに/または第4の抗原群からの1つまたは複数のY.pestis抗原との組合せによって改善することができる。生物学的機能が公知であるまたは公知でないそのような他のY.pestis抗原は、F1抗原および/またはV抗原を含む。これらの2種の抗原は、「第5の抗原群」を形成する。
したがって、本発明は、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)および第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第4の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33 34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原および第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)、第4の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原、および第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および(26)YPO4040抗原から成る群からの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。これらの26種の抗原は、「第6の抗原群」を形成し、これは、第1、第2、第3、第4、または第5の抗原群と重複しない。第6の抗原群内で、YPO3982抗原、YPO0499抗原、および/またはYPO0505抗原が好ましい。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21種)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)および第6の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第4の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33 34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原および第6の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第6の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原および第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)、第4の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原、第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原、および第6の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および(5)YPO2190抗原から成る群からの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む。これらの5種の抗原は、「第7の抗原群」を形成し、これは、第1、第2、第3、第4、第5、または第6の抗原群と重複しない。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)および第7の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第4の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33 34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原および第7の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第5の抗原群から選択される1または2種のY.pestis抗原および第7の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第6の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原および第7の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。
本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20種、または21種すべて)のY.pestis抗原(好ましくは第2の群からの、より好ましくは第1の抗原群からの抗原を含む)、第4の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35種、または36種すべて)のY.pestis抗原、第5の抗原群からの1または2種のY.pestis抗原、第6の抗原群から選択される1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25種、または26種すべて)のY.pestis抗原、および第7の抗原群のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4種、または5種すべて)のY.pestis抗原を含む組成物をも提供する。本発明はまた、Y.pestis抗原の組合せを含む組成物であって、前記組合せが、第3の抗原群からのa抗原、第4の抗原群からのb抗原、および第5の抗原群からのc抗原を含み、aは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、または21から選択され、bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30 31、32、33、34、35、または36から選択され、cは、0、1、または2から選択されるが、但し、a+b+cは、少なくとも2(たとえば2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)とすることを条件とする組成物をも提供する。好ましくは、aは、0ではない。好ましくは、cは、0ではない。
そのような組成物は、任意選択で、第6の抗原群からのd抗原を含んでいてもよく、dは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、または26から選択されるが、但し、a+b+c+dは、少なくとも2(たとえば2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)とすることを条件とする。好ましくは、aは、0ではない。好ましくは、cは、0ではない。
そのような組成物は、任意選択で、第7の抗原群からのe抗原を含んでいてもよく、eは、0、1、2、3、4、または5から選択されるが、但し、a+b+c+d+eは、少なくとも2(たとえば2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)とすることを条件とする。好ましくは、aは、0ではない。好ましくは、cは、0ではない。
上記の組成物はまた、第1、第2、第3、第4、第5、または第6の抗原群のうちのいずれかのメンバーではない、さらなるY.pestis抗原を含んでいてもよい。たとえば、組成物は、ペスチシン(YPPCP1.05c)、W抗原、pH6抗原(YPO1303)、FeまたはMnスーパーオキシドジスムターゼ(Fe YPO2386、Mn YPO4061)、YOP抗原(たとえばYPCD1.34c)、鉄調節膜タンパク質(たとえばYPO1313)、マウス毒素(YPMT1.74)、ヘミン貯蔵タンパク質(たとえばYPO0281)などを含んでいてもよい。好ましくは、本発明による組成物は、参照文献10において記載されているOppA抗原(YPO2182)をさらに含んでいてもよい。
本発明の組成物において提供されるY.pestis抗原の数に上限がある。好ましくは、本発明の組成物におけるY.pestis抗原の数は、20種未満(たとえば19種未満、18種未満、17種未満、16種未満、15種未満、14種未満、13種未満、12種未満、11種未満、10種未満、9種未満、8種未満、7種未満、6種未満、5種未満、4種未満、または3種未満)である。特に、本発明の組成物におけるY.pestis抗原の数は、好ましくは、6種未満、5種未満、または4種未満である。
第3の抗原群から選択される好ましい抗原は、第2の抗原群中にある抗原であり、第2の抗原群から選択される好ましい抗原は、第1の抗原群中にある抗原である。
本発明による好ましい組成物は、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上(つまり2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12種、または13種すべて)を含む。
本発明による好ましい組成物は、YPO0499抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO4003抗原のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3種、または4種すべて)を含んでいてもよい。好ましくは、本発明による組成物は、YPO0499抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO4003抗原の4種すべてを含む。
本発明によるさらに好ましい組成物は、YPO0065抗原、YPO0086抗原、YPO0496抗原、YPO0499抗原、YPO0501抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO0860抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1224抗原、YPO1411抗原、YPO1604抗原、YPO2506抗原、YPO2881抗原、YPO3935抗原、YPO3061抗原、YPO3065抗原、YPO3382抗原、YPO3489抗原、YPO3551抗原、YPO3553抗原、YPO3579抗原、YPO3631抗原、YPO3982抗原、YPO4003抗原、YPO3987抗原、YPO1354抗原、YPO2190抗原、およびYPO3417抗原のうちの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30種、または31種すべて)を含んでいてもよい。本発明による特に好ましい組成物は、(i)YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原、(ii)YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原、または(iii)YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む。
本発明によるさらなる好ましい組成物は、YPO0468抗原(DnaK)、YPO0351抗原(GroEL)、YPO0203抗原(EF−Tu)、およびYPO1222抗原(OmpC)のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい。組成物はまた、任意選択で、YPO1792抗原(FIhE)を含んでいてもよい。
そのような好ましい組成物はまた、任意選択で、Y.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含んでいてもよい。
第1の抗原群
(1)YPO0512
「YPO0512」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120843を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0512のアミノ酸配列を、配列番号1として本明細書において示す。さらに、YPO0512は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0512タンパク質は、(a)配列番号1に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号1の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0512タンパク質は、配列番号1の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号1からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号1のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号1のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(2)YPO0563
「YPO0563」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120891を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0563のアミノ酸配列を、配列番号3として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質(exported protein)であり、さらに分泌モニター前駆体(SecM)タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0563タンパク質は、(a)配列番号3に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号3の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0563タンパク質は、配列番号3の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号3からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号3のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号3のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(3)YPO3489
「YPO3489」配列は、「リポタンパク質NlpI」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123635を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3489のアミノ酸配列を、配列番号17として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3489タンパク質は、(a)配列番号17に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号17の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3489タンパク質は、配列番号17の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号17からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号17のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号17のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第2の抗原群
(4)YPO4003
「YPO4003」配列は、dppAとして公知である「周辺質ジペプチド輸送タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124128を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO4003のアミノ酸配列を、配列番号21として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO4003タンパク質は、(a)配列番号21に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号21の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO4003タンパク質は、配列番号21の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号21からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号21のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号21のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(5)YPO1604
「YPO1604」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121872を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1604のアミノ酸配列を、配列番号9として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO1604タンパク質は、(a)配列番号9に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号9の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1604タンパク質は、配列番号9の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号9からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号9のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号9のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第3の抗原群
(6)YPO3061
「YPO3061」配列は、nlpBとして公知である「リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123238を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3061のアミノ酸配列を、配列番号11として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3061タンパク質は、(a)配列番号11に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号11の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3061タンパク質は、配列番号11の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号11からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号11のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号11のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(7)YPO3559
「YPO3559」配列は「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123703を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3559のアミノ酸配列を、配列番号18として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3559タンパク質は、(a)配列番号18に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号18の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3559タンパク質は、配列番号18の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号18からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号18のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号18のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(8)YPO3382
「YPO3382」配列は、htrAまたはdegPとしても公知である「包括的ストレス要求タンパク質GsrA」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123531を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3382のアミノ酸配列を、配列番号15として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3382タンパク質は、(a)配列番号15に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号15の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3382タンパク質は、配列番号15の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号15からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号15のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号15のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(9)YPO0860
「YPO0860」配列は、「糖結合周辺質タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121168を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0860のアミノ酸配列を、配列番号5として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0860タンパク質は、(a)配列番号5に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号5の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0860タンパク質は、配列番号5の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号5からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号5のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号5のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(10)YPO0086
「YPO0086」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120437を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0086のアミノ酸配列を、配列番号2として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0086タンパク質は、(a)配列番号2に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号2の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0086タンパク質は、配列番号2の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号2からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号2のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号2のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(11)YPO3631
「YPO3631」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123773を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3631のアミノ酸配列を、配列番号19として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO3631タンパク質は、(a)配列番号19に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号19の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3631タンパク質は、配列番号19の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号19からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号19のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号19のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(12)YPO2881
「YPO2881」配列は、「推定線毛生合成タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123073を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2881のアミノ酸配列を、配列番号10として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2881タンパク質は、(a)配列番号10に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号10の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2881タンパク質は、配列番号10の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号10からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号10のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号10のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(13)YPO3343
「YPO3343」配列は、「推定細胞外溶質結合タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123493を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3343のアミノ酸配列を、配列番号13として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3343タンパク質は、(a)配列番号13に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号13の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3343タンパク質は、配列番号13の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号13からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号13のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号13のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(14)YPO3361
「YPO3361」配列は、「4−ジホスホシチジル−2C−メチル−D−エリスリトールシンターゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123511を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3361のアミノ酸配列を、配列番号14として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3361タンパク質は、(a)配列番号14に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号14の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3361タンパク質は、配列番号14の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号14からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号14のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号14のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(15)YPO3430
「YPO3430」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123579を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3430のアミノ酸配列を、配列番号16として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3430タンパク質は、(a)配列番号16に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号16の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3430タンパク質は、配列番号16の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号16からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号16のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号16のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(16)YPO1411
「YPO1411」配列は、「推定外膜ポリンCタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121691を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1411のアミノ酸配列を、配列番号8として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1411タンパク質は、(a)配列番号8に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号8の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1411タンパク質は、配列番号8の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号8からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号8のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号8のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(17)YPO3935
「YPO3935」配列は、「膜タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124063を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3935のアミノ酸配列を、配列番号20として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3935タンパク質は、(a)配列番号20に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号20の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3935タンパク質は、配列番号20の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号20からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号20のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号20のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(18)YPO0809
「YPO0809」配列は、「一般的な分泌経路タンパク質K」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121121を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0809のアミノ酸配列を、配列番号4として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0809タンパク質は、(a)配列番号4に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号4の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0809タンパク質は、配列番号4の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号4からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号4のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号4のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(19)YPO1123
「YPO1123」配列は、「TolAコリシン移入膜タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121423を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1123のアミノ酸配列を、配列番号7として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1123タンパク質は、(a)配列番号7に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号7の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1123タンパク質は、配列番号7の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号7からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号7のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号7のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(20)YPO3065
「YPO3065」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123242を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3065のアミノ酸配列を、配列番号12として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3065タンパク質は、(a)配列番号12に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号12の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3065タンパク質は、配列番号12の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号12からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号12のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号12のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(21)YPO1070
「YPO1070」配列は、rcsFとして公知である「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121371を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1070のアミノ酸配列を、配列番号6として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1070タンパク質は、(a)配列番号6に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号6の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1070タンパク質は、配列番号6の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号6からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号6のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号6のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第4の抗原群
(1)YPO0102
「YPO0102」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120449を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0102のアミノ酸配列を、配列番号44として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0102タンパク質は、(a)配列番号44に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号44の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0102タンパク質は、配列番号44の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号44からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号44のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号44のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(2)YPO0570
「YPO0570」配列は、「推定膜タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120899を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0570のアミノ酸配列を、配列番号35として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0570タンパク質は、(a)配列番号35に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号35の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0570タンパク質は、配列番号35の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号35からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号35のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号35のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(3)YPO1053
「YPO1053」配列は、「陽イオン性19kDa外膜タンパク質前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121353を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1053のアミノ酸配列を、配列番号33として本明細書において示す。このタンパク質は、タンパク質のOmpHファミリーのメンバーであることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO1053タンパク質は、(a)配列番号33に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号33の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1053タンパク質は、配列番号33の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号33からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号33のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号33のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(4)YPO1435
「YPO1435」配列は、「推定外膜ポリンAタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121713を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1435のアミノ酸配列を、配列番号32として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1435タンパク質は、(a)配列番号32に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号32の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1435タンパク質は、配列番号32の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号32からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号32のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号32のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(5)YPO2674
「YPO2674」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122879を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2674のアミノ酸配列を、配列番号26として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2674タンパク質は、(a)配列番号26に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号26の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2674タンパク質は、配列番号26の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号26からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号26のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号26のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(6)YPO2292
「YPO2292」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122516を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2292のアミノ酸配列を、配列番号29として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2292タンパク質は、(a)配列番号29に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号29の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2292タンパク質は、配列番号29の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号29からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号29のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号29のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(7)YPO3050
「YPO3050」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123227を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3050のアミノ酸配列を、配列番号25として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3050タンパク質は、(a)配列番号25に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号25の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3050タンパク質は、配列番号25の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号25からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号25のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号25のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(8)YPO2615
「YPO2615」配列は、「推定アミノ酸結合タンパク質前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122828を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2615のアミノ酸配列を、配列番号27として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2615タンパク質は、(a)配列番号27に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号27の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2615タンパク質は、配列番号27の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号27からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号27のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号27のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(9)YPO1507
「YPO1507」配列は、「ガラクトース結合タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121780を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1507のアミノ酸配列を、配列番号31として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1507タンパク質は、(a)配列番号31に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号31の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1507タンパク質は、配列番号31の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号31からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号31のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号31のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(10)YPO4111
「YPO4111」配列は、「推定周辺質溶質結合タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124219を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO4111のアミノ酸配列を、配列番号47として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO4111タンパク質は、(a)配列番号47に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号47の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO4111タンパク質は、配列番号47の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号47からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号47のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号47のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(11)YPO0015
「YPO0015」配列は、「分泌チオール:ジスルフィド交換タンパク質DsbA」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120369を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0015のアミノ酸配列を、配列番号46として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0015タンパク質は、(a)配列番号46に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号46の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0015タンパク質は、配列番号46の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号46からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号46のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号46のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(12)YPO0195
「YPO0195」配列は、「ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120534を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0195のアミノ酸配列を、配列番号43として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0195タンパク質は、(a)配列番号43に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号43の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0195タンパク質は、配列番号43の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号43からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号43のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号43のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(13)YPO2342
「YPO2342」配列は、「チオールペルオキシダーゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122566を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2342のアミノ酸配列を、配列番号28として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2342タンパク質は、(a)配列番号28に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号28の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2342タンパク質は、配列番号28の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号28からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号28のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号28のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(14)YPO0501
「YPO0501」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120831を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0501のアミノ酸配列を、配列番号37として本明細書において示す。しかしながら、YPO0501は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0501タンパク質は、(a)配列番号37に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号37の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0501タンパク質は、配列番号37の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号37からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号37のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号37のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(15)YPO0502
「YPO0502」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120832を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0502のアミノ酸配列を、配列番号36として本明細書において示す。しかしながら、YPO0502は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0502タンパク質は、(a)配列番号36に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号36の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0502タンパク質は、配列番号36の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号36からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号36のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号36のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(16)YPO0819
「YPO0819」配列は、「推定炭酸脱水酵素」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121130を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0819のアミノ酸配列を、配列番号34として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0819タンパク質は、(a)配列番号34に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号34の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0819タンパク質は、配列番号34の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号34からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号34のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号34のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(17)YPO3644
「YPO3644」配列は、「主な寒冷ショックタンパク質Cspal」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123786を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3644のアミノ酸配列を、配列番号22として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3644タンパク質は、(a)配列番号22に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号22の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3644タンパク質は、配列番号22の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号22からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号22のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号22のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(18)YPO1746
「YPO1746」配列は、「寒冷ショックタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122003を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1746のアミノ酸配列を、配列番号30として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1746タンパク質は、(a)配列番号30に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号30の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1746タンパク質は、配列番号30の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号30からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号30のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号30のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(19)YPO0351
「YPO0351」配列は、「60kDaシャペロニン」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120686を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0351のアミノ酸配列を、配列番号39として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0351タンパク質は、(a)配列番号39に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号39の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0351タンパク質は、配列番号39の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号39からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号39のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号39のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。YPO0351抗原は、参照文献12において抗原タンパク質としての使用に適した外膜タンパク質であることが示された。
(20)YPO0468
「YPO0468」配列は、「シャペロンタンパク質DnaK」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120797を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0468のアミノ酸配列を、配列番号38として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0468タンパク質は、(a)配列番号38に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号38の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0468タンパク質は、配列番号38の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号38からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号38のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号38のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。YPO0468抗原は、参照文献12において抗原タンパク質としての使用に適した外膜タンパク質であることが示された。
(21)YPO0203
「YPO0203」配列は、「伸長因子Tu」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120542を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0203のアミノ酸配列を、配列番号42として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0203タンパク質は、(a)配列番号42に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号42の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0203タンパク質は、配列番号42の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号42からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号42のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号42のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。YPO0203抗原は、参照文献12において抗原タンパク質として使用に適した外膜タンパク質であることが示された。
(22)YPO0216
「YPO0216」配列は、「30Sリボソームタンパク質S3」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120553を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0216のアミノ酸配列を、配列番号41として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0216タンパク質は、(a)配列番号41に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号41の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0216タンパク質は、配列番号41の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号41からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号41のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号41のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(23)YPO3536
「YPO3536」配列は、「50Sリボソームタンパク質L9」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123682を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3536のアミノ酸配列を、配列番号24として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3536タンパク質は、(a)配列番号24に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号24の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3536タンパク質は、配列番号24の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号24からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号24のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号24のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(24)YPO0233
「YPO0233」配列は、「30Sリボソームタンパク質S4」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120571を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0233のアミノ酸配列を、配列番号40として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0233タンパク質は、(a)配列番号40に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号40の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0233タンパク質は、配列番号40の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号40からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号40のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号40のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(25)YPO0067
「YPO0067」配列は、「タンパク質排出タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120418を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0067のアミノ酸配列を、配列番号45として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0067タンパク質は、(a)配列番号45に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号45の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0067タンパク質は、配列番号45の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号45からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号45のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号45のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(26)YPO03643
「YPO3643」配列は、「主な寒冷ショックタンパク質Cspa2」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123785を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3643のアミノ酸配列を、配列番号23として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3643タンパク質は、(a)配列番号23に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号23の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3643タンパク質は、配列番号23の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号23からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号23のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号23のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(27)YPO3375
「YPO3375」配列は、「スーパーオキシドジスムターゼ[Cu−Zn]前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123524を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3375のアミノ酸配列を、配列番号58として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3375タンパク質は、(a)配列番号58に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号58の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3375タンパク質は、配列番号58の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号58からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号58のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号58のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(28)YPO0494
「YPO0494」配列は、「生存タンパク質SurA前駆体(ペプチジル−プロリルシス−トランスイソメラーゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120824を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0494のアミノ酸配列を、配列番号53として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0494タンパク質は、(a)配列番号53に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号53の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0494タンパク質は、配列番号53の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号53からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号53のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号53のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(29)YPO1052
「YPO1052」配列は、「推定表面抗原」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121352を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1052のアミノ酸配列を、配列番号51として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1052タンパク質は、(a)配列番号51に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号51の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1052タンパク質は、配列番号51の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号51からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号51のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号51のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(30)YPD1906
「YPO1906」配列は、「ペスチシン/エルシニアバクチン受容体タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122154を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1906のアミノ酸配列を、配列番号56として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1906タンパク質は、(a)配列番号56に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号56の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1906タンパク質は、配列番号56の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号56からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号56のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号56のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(31)YPO0663
「YPO0663」配列は、「ABC輸送体外膜成分」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120988を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0663のアミノ酸配列を、配列番号54として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0663タンパク質は、(a)配列番号54に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号54の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0663タンパク質は、配列番号54の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号54からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号54のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号54のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(32)YPO1222
「YPO1222」配列は、「外膜タンパク質C、ポリン」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121511を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1222のアミノ酸配列を、配列番号55として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1222タンパク質は、(a)配列番号55に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号55の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1222タンパク質は、配列番号55の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号55からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号55のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号55のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。YPO1222抗原は、参照文献12において抗原タンパク質として使用に適した外膜タンパク質であることが示された。
(33)YPO2905
「YPO2905」配列は、「付着侵入部位タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123096を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2905のアミノ酸配列を、配列番号57として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2905タンパク質は、(a)配列番号57に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号57の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2905タンパク質は、配列番号57の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号57からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号57のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号57のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(34)YPO4070
「YPO4070」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124183を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO4070のアミノ酸配列を、配列番号52として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO4070タンパク質は、(a)配列番号52に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号52の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO4070タンパク質は、配列番号52の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号52からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号52のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号52のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(35)YPPCP1.07
「YPPCP1.07」配列は、「プラスミノーゲン活性化因子プロテアーゼ前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16082686を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見つけられるように完全長YPPCP1.07のアミノ酸配列を、配列番号50として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPPCP1.07タンパク質は、(a)配列番号50に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号50の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPPCP1.07タンパク質は、配列番号50の変異体(たとえば対立形質変異体、多型形態、相同体、オルソログ、パラログ、突然変異体など)を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号50からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号50のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号50のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(36)YPMT1.42
「YPMT1.42」配列は、「推定周辺質タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16082828を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPMT1.42のアミノ酸配列を、配列番号59として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPMT1.42タンパク質は、(a)配列番号59に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号59の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPMT1.42タンパク質は、配列番号59の変異体(たとえば対立形質変異体、多型形態、相同体、オルソログ、パラログ、突然変異体など)を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号59からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号59のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号59のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第5の抗原群
(1)F1抗原
「F1」抗原は、Y.pestisのエンベロープまたはカプセルタンパク質であり、その名称は「画分1」に由来する。これはまた、「caf1」としても公知であり、プラスミド上でコードされる。F1遺伝子のクローニングおよび配列決定は、参照文献13において1990年において報告された(GI:115437)。参照文献11において、F1抗原は、「YPMT1.84」と呼ばれる(GI:16082876を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株からの完全長F1のアミノ酸配列を、配列番号48として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいF1タンパク質は、(a)配列番号48に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号48の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのF1タンパク質は、配列番号48の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号48からのエピトープを含み、参照文献13は、アミノ酸100および150の間に位置する領域が、そのようなエピトープを含有することを示唆する。他の好ましい断片は、配列番号48のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号48のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。たとえば、参照文献97は、21merのN末端シグナルペプチドが削除されたF1タンパク質を開示する。
(2)V抗原
V抗原は、Y.pestisの主な病原性因子として認識される。参照文献11において、F1抗原は、「YPCD1.31c」と呼ばれ、「抗宿主タンパク質/調節因子」をコードする(GI:5832451を参照されたい)。これはまた、「低カルシウム応答V」である「IcrV」として公知である。参照の目的で、Y.pestis CO92株からの完全長V抗原のアミノ酸配列を、配列番号49として本明細書において示す。参照文献14は、2種以外のすべては同一である、Y.pestisの22種の種々の株についてV抗原配列を報告する。
本発明での使用に好ましいV抗原は、(a)配列番号49に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号49の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのタンパク質は、配列番号49の変異体を含む。たとえば、GI:17380409は、配列変異体(K18N、K72R、I135V、C273S、および324SGK326がRと交換された突然変異体)を報告する。(b)の好ましい断片は、配列番号49からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号49のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号49のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第6の抗原群
(1)YPO0457
「YPO0457」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120786を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0457のアミノ酸配列を、配列番号61として本明細書において示す。このタンパク質は、推定外膜タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0457タンパク質は、(a)配列番号61に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号61の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0457タンパク質は、配列番号61の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号61からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号61のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号61のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(2)YPO0514
「YPO0514」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120845を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0514のアミノ酸配列を、配列番号62として本明細書において示す。しかしながら、YPO0514は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成し、OmpA−ファミリーメンバータンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0514タンパク質は、(a)配列番号62に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号62の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0514タンパク質は、配列番号62の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号62からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号62のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号62のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(3)YPO0694
「YPO0694」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121015を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0694のアミノ酸配列を、配列番号63として本明細書において示す。このタンパク質は、推定膜タンパク質およびさらに、線毛成分であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0694タンパク質は、(a)配列番号63に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号63の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0694タンパク質は、配列番号63の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号63からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号63のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号63のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(4)YPO0805
「YPO0805」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121117を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0805のアミノ酸配列を、配列番号64として本明細書において示す。このタンパク質は、病原性関連分泌装置のメンバーであることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0805タンパク質は、(a)配列番号64に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号64の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0805タンパク質は、配列番号64の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号64からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号64のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号64のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(5)YPO0982
「YPO0982」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121286を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0982のアミノ酸配列を、配列番号65として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0982タンパク質は、(a)配列番号65に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号65の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0982タンパク質は、配列番号65の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号65からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号65のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号65のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(6)YPO1354
「YPO1354」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121634を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1354のアミノ酸配列を、配列番号66として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1354タンパク質は、(a)配列番号66に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号66の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1354タンパク質は、配列番号66の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号66からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号66のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号66のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(7)YPO1408
「YPO1408」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121688を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1408のアミノ酸配列を、配列番号67として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質およびIV型分泌系のメンバーであることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO1408タンパク質は、(a)配列番号67に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号67の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1408タンパク質は、配列番号67の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号67からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号67のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号67のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(8)YPO1792
「YPO1792」配列は、「鞭毛タンパク質FIhE前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122046を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1792のアミノ酸配列を、配列番号68として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1792タンパク質は、(a)配列番号68に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号68の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1792タンパク質は、配列番号68の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号68からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号68のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号68のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。YPO1792抗原は、Y.pestisを用いる致死的呼吸器系抗原曝露に対して、免疫化に有効な抗原であることが示された[15]。
(9)YPO2506
「YPO2506」配列は、「外膜タンパク質X」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122727を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2506のアミノ酸配列を、配列番号69として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2506タンパク質は、(a)配列番号69に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号69の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2506タンパク質は、配列番号69の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号69からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号69のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号69のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(10)YPO2713
「YPO2713」配列は、「sigmaEの周辺質の負の調節因子」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122917を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2713のアミノ酸配列を、配列番号70として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2713タンパク質は、(a)配列番号70に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号70の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2713タンパク質は、配列番号70の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号70からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号70のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号70のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(11)YPO2950
「YPO2950」配列は、「推定線毛タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123133を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2950のアミノ酸配列を、配列番号71として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2950タンパク質は、(a)配列番号71に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号71の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2950タンパク質は、配列番号71の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号71からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号71のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号71のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(12)YPO3026
「YPO3026」配列は、「推定リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123203を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3026のアミノ酸配列を、配列番号72として本明細書において示す。このタンパク質は、ピリン成分であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO3026タンパク質は、(a)配列番号72に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号72の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3026タンパク質は、配列番号72の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号72からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号72のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号72のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(13)YPO3417
「YPO3417」配列は、「ジヒドロリポアミドデヒドロゲナーゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123566を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3417のアミノ酸配列を、配列番号73として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3417タンパク質は、(a)配列番号73に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号73の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3417タンパク質は、配列番号73の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号73からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号73のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号73のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(14)YPO3551
「YPO3551」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123695を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3551のアミノ酸配列を、配列番号74として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO3551タンパク質は、(a)配列番号74に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号74の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3551タンパク質は、配列番号74の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号74からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号74のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号74のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(15)YPO3646
「YPO3646」配列は、「外膜リポタンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123788を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3646のアミノ酸配列を、配列番号75として本明細書において示す。このタンパク質は、膜の完全性において役割を果たすことが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO3646タンパク質は、(a)配列番号75に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号75の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3646タンパク質は、配列番号75の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号75からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号75のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号75のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(16)YPO3982
「YPO3982」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124109を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3982のアミノ酸配列を、配列番号76として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3982タンパク質は、(a)配列番号76に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号76の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3982タンパク質は、配列番号76の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号76からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号76のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号76のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(17)YPO0065
「YPO0065」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120416を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0065のアミノ酸配列を、配列番号77として本明細書において示す。このタンパク質は、推定膜タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0065タンパク質は、(a)配列番号77に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号77の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0065タンパク質は、配列番号77の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号77からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号77のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号77のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(18)YPO0499
「YPO0499」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120829を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0499のアミノ酸配列を、配列番号78として本明細書において示す。しかしながら、YPO0499は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0499タンパク質は、(a)配列番号78に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号78の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0499タンパク質は、配列番号78の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号78からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号78のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号78のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(19)YPO0505
「YPO0505」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120835を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0505のアミノ酸配列を、配列番号79として本明細書において示す。しかしながら、YPO0505は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0505タンパク質は、(a)配列番号79に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号79の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0505タンパク質は、配列番号79の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号79からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号79のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号79のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(20)YPOO500
「YPO0500」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120830を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0500のアミノ酸配列を、配列番号80として本明細書において示す。しかしながら、YPO0500は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0500タンパク質は、(a)配列番号80に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号80の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0500タンパク質は、配列番号80の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号80からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号80のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号80のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(21)YPO0503
「YPO0503」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120833を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0503のアミノ酸配列を、配列番号81として本明細書において示す。しかしながら、YPO0503は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0503タンパク質は、(a)配列番号81に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号81の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0503タンパク質は、配列番号81の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号81からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号81のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号81のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(22)YPO0506
「YPO0506」配列は、「推定Clp ATPアーゼ」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120836を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0506のアミノ酸配列を、配列番号82として本明細書において示す。しかしながら、YPO0506は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0506タンパク質は、(a)配列番号82に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号82の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0506タンパク質は、配列番号82の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号82からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号82のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号82のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(23)YPO0508
「YPO0508」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120838を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0508のアミノ酸配列を、配列番号83として本明細書において示す。しかしながら、YPO0508は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0508タンパク質は、(a)配列番号83に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号83の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0508タンパク質は、配列番号83の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号83からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号83のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号83のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(24)YPO0509
「YPO0509」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120839を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0509のアミノ酸配列を、配列番号84として本明細書において示す。しかしながら、YPO0509は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO0509タンパク質は、(a)配列番号84に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号84の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0509タンパク質は、配列番号84の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号84からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号84のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号84のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(25)YPO3579
「YPO3579」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123723を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3579のアミノ酸配列を、配列番号85として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO3579タンパク質は、(a)配列番号85に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号85の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3579タンパク質は、配列番号85の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号85からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号85のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号85のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(26)YPO4040
「YPO4040」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124160を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO4040のアミノ酸配列を、配列番号86として本明細書において示す。このタンパク質は、推定排出タンパク質であり、さらに線毛成分であることが本明細書において仮定される。
本発明での使用に好ましいYPO4040タンパク質は、(a)配列番号86に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号86の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO4040タンパク質は、配列番号86の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号86からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号86のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号86のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
第7の抗原群
(1)YPO0496
「YPO0496」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16120826を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO0496のアミノ酸配列を、配列番号87として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO0496タンパク質は、(a)配列番号87に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号87の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO0496タンパク質は、配列番号87の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号87からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号87のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号87のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(2)YPO1224
「YPO1224」配列は、「推定ペニシリン結合タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16121513を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO1224のアミノ酸配列を、配列番号88として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO1224タンパク質は、(a)配列番号88に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号88の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO1224タンパク質は、配列番号88の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号88からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号88のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号88のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(3)YPO3553
「YPO3553」配列は、「増強リコピン生合成タンパク質2」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16123697を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3553のアミノ酸配列を、配列番号89として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO3553タンパク質は、(a)配列番号89に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号89の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3553タンパク質は、配列番号89の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号89からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号89のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号89のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(4)YPO3987
「YPO3987」配列は、「仮想タンパク質」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16124114を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO3987のアミノ酸配列を、配列番号90として本明細書において示す。このタンパク質は、排出タンパク質であることが示唆されている。
本発明での使用に好ましいYPO3987タンパク質は、(a)配列番号90に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号90の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO3987タンパク質は、配列番号90の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号90からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号90のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号90のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
(5)YPO2190
「YPO2190」配列は、「付着侵入部位タンパク質前駆体」として参照文献11において注釈付けられた(GI:16122420を参照されたい)。参照の目的で、Y.pestis CO92株において見られる完全長YPO2190のアミノ酸配列を、配列番号91として本明細書において示す。
本発明での使用に好ましいYPO2190タンパク質は、(a)配列番号91に50%以上(たとえば、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、もしくはそれ以上)の同一性を有し、かつ/または(b)配列番号91の少なくともn個の連続したアミノ酸の断片であるアミノ酸配列を含み、nは、7以上(たとえば8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、もしくはそれ以上)である。これらのYPO2190タンパク質は、配列番号91の変異体を含む。(b)の好ましい断片は、配列番号91からのエピトープを含む。他の好ましい断片は、配列番号91のC末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸および/または配列番号91のN末端から1つもしくは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25個、もしくはそれ以上)のアミノ酸を欠く。他の断片は、1つまたは複数のタンパク質ドメインを含まない。
3型分泌系
Y.pestisタンパク質YPO0499、YPO0500、YPO0501、YPO0502、YPO0503、YPO0504、YPO0505、YPO0506、YPO0507、YPO0508、YPO0509、YPO0510、YPO0511、YPO0512、YPO0513、YPO0514、YPO0515、およびYPO0516は、3型分泌系(TTSS)の一部を形成することが本明細書において仮定される。分析から、これらのタンパク質およびLegionella pneumophilaのIcmF関連相同タンパク質(IAHP)遺伝子クラスターとしても公知であるIcm/Dot分泌系のタンパク質の間の配列類似性が明らかとなっている[16−20]。さらに、YPO0499〜YPO0506は、Edwardsiella tardaにおいて分泌系を形成するEVPクラスターのタンパク質との配列類似性を有する[21]。さらなる3型分泌系は、Vibrio choleraeにおいて最近記載された。このVibrio系のエレメントは、Y.pestisクラスターYPO0499〜YPO0516のタンパク質と同一性を有する系のタンパク質と同一性を有する。
これらのタンパク質のうち、YPO0499、YPO0500、YPO0501、YPO0502、YPO0503、YPO0505、YPO0506、YPO0508、YPO0509、YPO0512、およびYPO0514は、表面に露出しており、そのため、免疫抗原として有用であると考えられる。
したがって、本発明の特に好ましい組成物は、YPO0499、YPOO500、YPO0501、YPO0502、YPO0503、YPO0505、YPO0506、YPO0508、YPO0509、YPO0512、および/またはYPO0514の1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10種、または11種すべて)を含む。YPP0499およびYPP0502は、別々にまたは任意選択で1つもしくは複数のさらなるTTSSタンパク質と組み合わせて免疫化に使用することができる。
上記に述べられるように、特に好ましい組成物は、YPO0499、YPO0502、およびYPO0505を含む。
融合およびハイブリッドポリペプチド
本発明において使用されるY.pestis抗原は、個々の独立したポリペプチドとして組成物中に存在してもよい。しかしながら、複数の抗原が使用される場合、それらは、独立したポリペプチドとして存在する必要はない。その代わりに、少なくとも2種(たとえば2、3、4、5種、またはそれ以上)の抗原は、単一ポリペプチド鎖(「ハイブリッド」ポリペプチド)として発現させることができる。ハイブリッドポリペプチドは、2つの主な利点を提供する。第1に、それ自体では不安定であり、または発現が不十分である可能性があるポリペプチドは、問題を克服する、適したハイブリッドパートナーを追加することによって補助することができ、第2に、共に抗原として有用な2種のポリペプチドを産生するために、たった1回の発現および精製を用いる必要があるだけであるので、市販の製品は、単純化される。F1およびV抗原は、たとえば、ハイブリッドとして発現させることができる[22]。
ハイブリッドポリペプチドは、第1の抗原群からの2種以上のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列および第2の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列および第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第2の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列および第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1、第2、および/または第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列ならびに第4の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1、第2、および/または第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列ならびに第5の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1、第2、および/または第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列ならびに第6の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。ハイブリッドポリペプチドは、第1、第2、および/または第3の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列ならびに第7の抗原群からの1つまたは複数のポリペプチド配列を含んでいてもよい。
本発明における使用のためのハイブリッドはまた、第2、第3、第4、第5、第6、および第7の抗原群から選択される抗原の組合せを含んでいてもよい。
2、3、4、5、6、7、8、9、または10種のY.pestis抗原からのアミノ酸配列から成るハイブリッドが好ましい。特に、2、3、4、または5種のY.pestis抗原からのアミノ酸配列から成るハイブリッドが好ましい。特に、2または3種のY.pestis抗原からのアミノ酸配列から成るハイブリッドが好ましい。
本発明による好ましいハイブリッドタンパク質は、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上(つまり2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12種、または13種すべて)を含む。
本発明による、特に好ましいハイブリッドタンパク質は、(i)YPO0499抗原、YPO3489抗原、YPO4003抗原、およびYPO1604抗原、(ii)YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原、(iii)YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原、または(iv)YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む。
異なるハイブリッドポリペプチドは、単一製剤として一緒に混合してもよい。そのような組合せ内では、Y.pestis抗原は、複数のハイブリッドポリペプチド中におよび/または非ハイブリッドポリペプチドとして存在してもよい。しかしながら、抗原は、両方としてではなくハイブリッドまたは非ハイブリッドのどちからとして存在することが好ましい。
ハイブリッドポリペプチドは、式NH−A−{−X−L−}−B−COOHによって表すことができ、ここで、Xは、上記に記載されているY.pestis抗原のアミノ酸配列であり、Lは、任意のリンカーアミノ酸配列であり、Aは、任意のN末端アミノ酸配列であり、Bは、任意のC末端アミノ酸配列であり、nは、2以上の整数(たとえば2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15)である。最も好ましくは、nは、2または3である。
−X−部分が、その野生型形態においてリーダーペプチド配列を有する場合、これは、ハイブリッドタンパク質において含まれていてもよく、または含まれていなくてもよい。いくつかの実施形態において、リーダーペプチドは、ハイブリッドタンパク質のN末端に位置する−X−部分のリーダーペプチドを除いて削除され、つまり、Xのリーダーペプチドは、保持されるが、X...Xのリーダーペプチドは含まれない。これは、リーダーペプチドをすべて削除し、部分−A−としてXのリーダーペプチドを使用することと等価である。
{−X−L−}のそれぞれのnの実例について、リンカーアミノ酸配列−L−は、存在していてもよく、または存在していなくてもよい。たとえば、n=2である場合、ハイブリッドは、NH−X−L−X−L−COOH、NH−X−X−COOH、NH−X−L−X−COOH、NH−X−X−L−COOHなどであってもよい。(1つまたは複数の)リンカーアミノ酸配列−L−は、典型的には短い(たとえば20個以下のアミノ酸、つまり20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1)。例として、クローニングを促進する短いペプチド配列、ポリグリシンリンカー(つまりGlyを含む、n=2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)、およびヒスチジンタグ(つまり、His、n=3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)を含む。他の適したリンカーアミノ酸配列は、当業者らに明白であろう。有用なリンカーは、GSGGGG(配列番号60)であり、Gly−Serジペプチドは、BamHI制限部位から形成され、したがって、クローニングおよび操作を支援し、(Gly)テトラペプチドは、典型的なポリグリシンリンカーである。
−A−は、任意のN末端アミノ酸配列である。これは、典型的には短い(たとえば40個以下のアミノ酸、つまり40、39、38、37、36、35、34、33、32、31、30、29、28、27、26、25、24、23、22、21、20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1個)。例として、タンパク質輸送を指示するためのリーダー配列またはクローニングもしくは精製を促進する短いペプチド配列(たとえば、ヒスチジンタグ、つまり、His、n=3、4、5、6、7、8、9、10、もしくはそれ以上)を含む。他の適したN末端アミノ酸配列は、当業者らに明らかであろう。Xが、それ自体のN末端メチオニンを欠く場合、−A−は、好ましくは、N末端メチオニンを提供するオリゴペプチド(たとえば、1、2、3、4、5、6、7、または8個のアミノ酸を有する)である。
−B−は,任意のC末端アミノ酸配列である。これは、典型的には短い(たとえば40個以下のアミノ酸、つまり39、38、37、36、35、34、33、32、31、30、29、28、27、26、25、24、23、22、21、20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1個)。例として、タンパク質輸送を指示するための配列、クローニングもしくは精製を促進する短いペプチド配列(たとえばヒスチジンタグ、つまりHis、n=3、4、5、6、7、8、9、10、もしくはそれ10以上)、またはタンパク質安定性を増強する配列を含む。他の適したC末端アミノ酸配列は、当業者らに明らかであろう。
本発明の好ましい融合タンパク質組成物は、0809_GST、0809_His、0499_GST、0499_His、1070_GST、1070_His、3489_GST、3489_His、1354_GST、1354_His、3631_GST、3631_His、1604_GST、1604_His、4003_GST、4003_His、0500_His、0501_His、0502_His、0502_GST、0503_His、0503_GST、0505_His、0505GST、0506_His、0508_GST、および/または0509_GSTの1つまたは複数(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10種、またはそれ以上)を含む。この命名法によれば、それぞれの抗原は、N末端GSTタグまたはC末端hisタグを有していてもよい。そのため、たとえば、3489_Hisは、C末端hisタグを有するYPO3489であり、0809_GSTは、N末端GSTタグを有するYPO0809である。
特に好ましい組合せは、(1)0809_GSTおよび0499_GST、(2)1070_GSTおよび3489_His、(3)1354_Hisおよび3631_His、ならびに/または(4)1604_Hisおよび4003_Hisを含む。そのような好ましい組合せは、ミョウバンおよび/またはCpGをさらに含む免疫原性組成物において見出すことができる。
本発明はまた、本発明のハイブリッドポリペプチドをコードする核酸をも提供する。用語「核酸」は、DNAおよびRNA、さらに、修飾バックボーン(たとえばホスホロチオエートなど)を含有するもの、さらにペプチド核酸など(PNA)のようなそれらの類似体を含む。
本発明で使用されるポリペプチド
本発明で使用されるポリペプチドは、様々な形態を取ることができる(たとえば天然、融合物、グリコシル化、非グリコシル化、脂質付加、非脂質付加、リン酸化、非リン酸化、ミリストイル化、非ミリストイル化、単量体、多量体、粒子、変性など)。F1は、たとえば、多量体糖タンパク質形態を含む様々な形態において存在することが公知である。リポタンパク質は、免疫原としての使用のために特に好ましい。
本発明で使用されるポリペプチドは、様々な手段(たとえば組換え発現、細胞培養からの精製、化学合成など)によって調製することができる。組換え発現タンパク質は、特にハイブリッドポリペプチドにとって好ましい。
本発明で使用されるポリペプチドは、好ましくは、精製されたまたは実質的に精製された形態において提供され、つまり、他のポリペプチドが実質的になく(たとえば、自然発生ポリペプチドがない)、特に、他のYersiniaまたは宿主細胞ポリペプチドがなく、一般に、少なくとも約50%純粋であり(重量)、通常、少なくとも約90%純粋であり、つまり、約50%未満、より好ましくは、約10%未満(たとえば5%)の組成物は、他の発現ポリペプチドから構成される。したがって、組成物における抗原は、分子が発現される全有機体から分離される。
本発明で使用されるポリペプチドは、好ましくは、Y.pestisポリペプチドである。
用語「ポリペプチド」は、任意の長さのアミノ酸多量体を指す。多量体は、線状であってよくまたは分岐していてもよく、これは、修飾アミノ酸を含んでいてもよく、これは、非アミノ酸によって中断されてもよい。用語はまた、自然にまたは干渉、たとえばジスルフィド結合形成、グリコシル化、脂質付加、アセチル化、リン酸化、または標識成分との結合などの他の操作もしくは修飾によって修飾されたアミノ酸多量体を包含する。たとえばアミノ酸の1つまたは複数のアナログ(たとえば非天然アミノ酸などを含む)および当技術分野において公知である他の修飾を含有するポリペプチドもまた含まれる。ポリペプチドは、単一鎖または結合鎖として存在し得る。
本発明は、配列−P−Q−または−Q−P−を含むポリペプチドであって、−P−は、上記に定義されるアミノ酸配列であり、−Q−は、上記に定義される配列ではないポリペプチドを提供する、つまり、本発明は、融合タンパク質を提供する。F1の融合タンパク質は、たとえば参照文献97から公知であり、異種アンカードメインは、通常なら分泌されるタンパク質の細胞表面提示を可能にするように付着される。−P−のN末端コドンがATGではなく、このコドンが、ポリペプチドのN末端に存在しない場合、これは、Metとしてではなく、そのコドンの標準アミノ酸として翻訳される。しかしながら、このコドンが、ポリペプチドのN末端にある場合、これは、Metとして翻訳される。本発明で使用されるポリペプチドは、GST融合タンパク質および/またはHisタグつき融合タンパク質として調製することができる。
本発明はまた、本発明のポリペプチドを産生するための方法であって、ポリペプチド発現を誘発する条件下で、本発明の核酸を用いて形質転換された宿主細胞を培養するステップを含む方法をも提供する。
本発明は、本発明のポリペプチドを産生するための方法であって、化学的手段によってポリペプチドの少なくとも一部を合成するステップを含む方法を提供する。

本発明のポリペプチドは、次亜種Antiqua、Mediaevalis、Orientalis、および/またはMicrotusのY.pestisにおいて見られるアミノ酸配列を含んでいてもよく、次亜種orientalisが好ましい[23]。
本発明のポリペプチドは、リボタイプA、B、C、Q、R、および/またはTのY.pestisにおいて見られるアミノ酸配列を含んでいてもよい。
本発明の好ましいポリペプチドは、参照文献23および94において挙げられる株を含む、Y.pestis株CO92[11]、KIM[24]、91001[25]、685などにおいて見られるアミノ酸配列を含む。配列はまた、Y.pseudotuberculosis(全ゲノム配列は、GI:51587641として入手可能[26])またはY.enterocoliticaなどの他のYersinia種において見出すことができる。
ハイブリッドポリペプチドが使用される場合、ハイブリッド内の個々の抗原(つまり個々の−X−部分)は、1つまたは複数の株からのものであってもよい。n=2である場合、たとえば、Xは、Xと同じ株または異なる株からのものであってもよい。n=3である場合、株は(i)X=X=X、(ii)X=X≠X、(iii)X≠X=X3、(iv)X≠X≠X、または(v)X=X≠Xなどであってもよい。
異種宿主
本発明のポリペプチドの発現をYersiniaで起こすことができるが、本発明は、好ましくは異種宿主を利用する。異種宿主は、原核生物(たとえば細菌)または真核生物であってもよい。これは、好ましくは、E.coliであるが、他の適した宿主は、Bacillus subtilis、Vibrio cholerae、Salmonella typhi、Salmonella typhimurium、Neisseria lactamica、Neisseria cinerea、Mycobacteria(たとえばM.tuberculosis)、酵母などを含む。
免疫原性組成物および医薬
本発明の組成物は、好ましくは、ワクチン組成物などの免疫原性組成物である。組成物のpHは、好ましくは、6および8の間、好ましくは約7であり、pHは、バッファーの使用によって維持することができる。リン酸バッファーは典型的である。組成物は、無菌および/または発熱物質不含であってもよい。組成物は、グルテン不含であってもよい。組成物は、ホルムアルデヒド、フェノール、ウシ心臓抽出物、酵母抽出物、および/または寒天が実質的になくてもよい。組成物は、Y.pestis DNAがなくてもよい。組成物は、ヒトに対して等張であってもよい。
本発明によるワクチンは、予防的なもの(つまり感染症を防ぐ)または治療的なもの(つまり感染症を治療する)であってもよいが、典型的には予防的なものであろう。したがって、本発明は、Yersinia感染症に感受性の動物における、Y.pestis感染症の治療的または予防的治療のための方法であって、本発明の治療または予防量の免疫原性組成物を上述の動物に投与するステップを含む方法を含む。
特に複数の用量形式でパッケージされる場合、組成物は、防腐剤を含んでいてもよい。
組成物は、界面活性剤、たとえばTween80などのTween(ポリソルベート)を含んでいてもよい。界面活性剤は、低いレベル、たとえば<0.01%で一般に存在する。
組成物は、浸透圧を生じさせるためにナトリウム塩(たとえば塩化ナトリウム)を含んでいてもよい。10±2mg/ml NaClの濃度は、典型的である。
組成物は、特に、それらが凍結乾燥されることになっている場合、またはそれらが凍結乾燥された物質から再構成される物質を含む場合、たとえば約15〜30mg/ml(たとえば25mg/ml)の糖アルコール(たとえばマンニトール)または二糖(たとえばスクロースもしくはトレハロース)を含んでいてもよい。
本発明の免疫原性組成物はまた、1つまたは複数の免疫調節剤を含んでいてもよい。好ましくは、1つまたは複数の免疫調節剤は、1つまたは複数のアジュバントを含む。アジュバントは、さらに下記に論じられる、TH1アジュバントおよび/またはTH2アジュバントを含んでいてもよい。
本発明の組成物において使用してもよいアジュバントは、次のものを含むが、これらに限定されない。
A.ミネラル含有組成物
本発明におけるアジュバントとしての使用に適したミネラル含有組成物は、アルミニウム塩およびカルシウム塩などのミネラル塩を含む。本発明は、水酸化物(たとえばオキシ水酸化物)、リン酸塩(たとえばヒドロキシリン酸塩、オルトリン酸塩)、硫酸塩などのミネラル塩[たとえば参照文献27の8&9章を参照されたい]または異なるミネラル化合物の混合物を含み、化合物は、任意の適した形態(たとえばゲル、結晶、非結晶など)を取り、吸着が好ましい。ミネラル含有組成物はまた、金属塩の粒子として製剤されてもよい[28]。
リン酸アルミニウム塩は、特に、H.influenzae糖類抗原を含む組成物において、特に好ましく、典型的なアジュバントは、0.6mg Al3+/mlで含まれる、0.84および0.92の間のPO/Alモル比を有する非結晶アルミニウムヒドロキシリン酸塩である。低用量のリン酸アルミニウム塩を用いる吸着は、たとえば、用量当たり、結合体当たり、50および100μg Al3+の間で使用してもよい。組成物において複数の結合体がある場合、すべての結合体が吸着される必要はない。
B.油乳濁液
本発明におけるアジュバントとしての使用に適した油乳濁液組成物は、MF59[参照文献27の10章、参照文献29もまた参照されたい](microfluidizerを使用してサブミクロン粒子に製剤される5%スクアレン、0.5%Tween80、および0.5%Span85)などのスクアレン−水乳濁液を含む。完全フロイントアジュバント(CFA)および非完全フロイントアジュバント(IFA)もまた使用してもよい。
C.サポニン製剤[参照文献27の22章]
サポニン製剤もまた、本発明におけるアジュバントとして使用してもよい。サポニンは、広範囲の植物種の樹皮、葉、幹、根、およびさらに花において見られる異種の群のステロール配糖体およびトリテルペノイド配糖体である。Quillaia saponaria Molina木の樹皮からのサポニンは、アジュバントとして広く研究されてきた。サポニンはまた、Smilax ornata(sarsaprilla)、Gypsophilla paniculata(brides veil)、およびSaponaria officianalis(soap root)から市販で得ることができる。サポニンアジュバント製剤は、QS21などの精製製剤およびISCOMなどの脂質製剤を含む。QS21は、Stimulon(商標)として売られている。
サポニン組成物は、HPLCおよびRP−HPLCを使用して精製されている。QS7、QS17、QS18、QS21、QH−A、QH−B、およびQH−Cを含む、これらの技術を使用する特異的な精製画分が同定されている。好ましくは、サポニンは、QS21である。QS21の産生方法は、参照文献30において開示されている。サポニン製剤はまた、コレステロールなどのステロールを含んでいてもよい[31]。
サポニンおよびコレステロールの組合せは、免疫賦活性複合体(ISCOM)と呼ばれる特有の粒子を形成するのに使用することができる[参照文献27の23章]。ISCOMはまた、典型的には、ホスファチジルエタノールアミンまたはホスファチジルコリンなどのリン脂質を含む。任意の公知であるサポニンは、ISCOMにおいて使用することができる。好ましくは、ISCOMは、QuilA、QHA、およびQHCの1つまたは複数を含む。ISCOMは、参照文献31〜33においてさらに記載されている。任意選択で、ISCOMは、補助的な界面活性剤が欠けていてもよい[34]。
サポニンベースのアジュバントの開発の総説は、参照文献35および36において見出すことができる。
D.ビロソームおよびウイルス様粒子
ビロソームおよびウイルス様粒子(VLP)もまた、本発明においてアジュバントとして使用することができる。これらの構造は、一般に、任意選択でリン脂質と組み合わせられるまたは製剤される、ウイルスからの1つまたは複数のタンパク質を含有する。それらは、一般に非病原性で、非複製的であり、天然ウイルスゲノムのいずれも一般に含有しない。ウイルスタンパク質は、組換えで産生することもでき、またはウイルス全体から単離することもできる。ビロソームまたはVLPにおける使用に適したこれらのウイルスタンパク質は、インフルエンザウイルス(HAまたはNAなど)、B型肝炎ウイルス(コアまたはカプシドタンパク質など)、E型肝炎ウイルス、麻疹ウイルス、シンドビスウイルス、ロタウイルス、口蹄疫ウイルス、レトロウイルス、ノーウォークウイルス、ヒトパピローマウイルス、HIV、RNAファージ、Qβ−ファージ(コートタンパク質など)、GAファージ、fr−ファージ、AP205ファージ、およびTy(レトロトランスポゾンTyタンパク質p1など)に由来するタンパク質を含む。VLPは、参照文献37〜42においてさらに論じられる。ビロソームは、たとえば参照文献43においてさらに論じられる。
E.細菌または微生物誘導体
本発明における使用に適したアジュバントは、腸内細菌リポ多糖(LPS)の無毒性誘導体、脂質A誘導体、免疫賦活性オリゴヌクレオチド、ならびにADPリボシル化毒素およびその解毒誘導体などの細菌または微生物誘導体を含む。
LPSの無毒性誘導体は、モノホスホリル脂質A(MPL)および3−O−脱アシルMPL(3dMPL)を含む。3dMPLは、4、5、または6アシル化鎖との3デ−O−アシル化モノホスホリル脂質Aの混合物である。3デ−O−アシル化モノホスホリル脂質Aの好ましい「小粒子」形態は、参照文献44において開示されている。3dMPLのそのような「小粒子」は、0.22μm膜を通して無菌濾過されるのに十分に小さい[44]。他の無毒性LPS誘導体は、アミノアルキルグルコサミニドリン酸誘導体、たとえばRC−529などのモノホスホリル脂質A模倣物を含む[45、46]。
脂質A誘導体は、OM−174などの、Escherichia coliからの脂質Aの誘導体を含む。OM−174は、たとえば参照文献47および48において記載されている。
本発明におけるアジュバントとしての使用に適した免疫賦活性オリゴヌクレオチドは、CpGモチーフ(リン酸結合によってグアノシンに連結された非メチル化シトシンを含有するジヌクレオチド配列)を含有するヌクレオチド配列を含む。二本鎖RNAおよびパリンドローム配列またはポリ(dG)配列を含有するオリゴヌクレオチドもまた、免疫賦活性であることが示された。
CpGは、ホスホロチオエート修飾などのヌクレオチド修飾/アナログを含むことができ、二本鎖または一本鎖とすることができる。参照文献49、50、および51は、可能なアナログ置換、たとえばグアノシンの2’−デオキシ−7−デアザグアノシンへの交換を開示する。CpGオリゴヌクレオチドのアジュバント効果は、参照文献52〜57においてさらに論じられる。
モチーフGTCGTTまたはTTCGTTなどのCpG配列は、TLR9を対象とし得る[58]。CpG配列は、CpG−A ODNなど、Th1免疫応答を誘発するのに特異的であってもよく、またはCpG配列は、CpG−B ODNなど、B細胞応答を誘発するのに特異的であってもよい。CpG−A ODNおよびCpG−B ODNは、参照文献59〜61において論じられる。好ましくは、CpGは、CpG−A ODNである。
好ましくは、CpGオリゴヌクレオチドは、5’端が受容体認識されやすいように構築される。任意選択で、2つのCpGオリゴヌクレオチド配列は、「イムノマー」を形成するためにそれらの3’端で付着することができる。たとえば、参照文献58および62〜64を参照されたい。
細菌ADPリボシル化毒素およびその解毒誘導体は、本発明においてアジュバントとして使用してもよい。好ましくは、タンパク質は、E.coli(E.coli易熱性エンテロトキシン「LT」)、コレラ(「CT」)、または百日咳(「PT」)に由来する。粘膜アジュバントとしての解毒ADPリボシル化毒素の使用は、参照文献65および参照文献66において非経口アジュバントとして記載されている。毒素またはトキソイドは、好ましくは、AおよびBサブユニットの両方を含むホロ毒素の形態をしている。好ましくは、Aサブユニットは、解毒突然変異を含有し、好ましくは、Bサブユニットは、突然変異していない。好ましくは、アジュバントは、LT−K63、LT−R72、およびLT−G192などの解毒LT突然変異体である。アジュバントとしてのADPリボシル化毒素およびその解毒誘導体、特にLT−K63およびLT−R72の使用は、参照文献67〜74において見出すことができる。アミノ酸置換についての数についての言及は、好ましくは、その全体が参照によって本明細書において明確に組み込まれる参照文献75において記載されているADPリボシル化毒素のAおよびBサブユニットのアライメントに基づく。
F.ヒト免疫調節薬
本発明におけるアジュバントとしての使用に適したヒト免疫調節薬は、インターロイキン(たとえばIL−1、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−12[76]など)[77]などのサイトカイン、インターフェロン(たとえばインターフェロン−γ)、マクロファージコロニー刺激因子、および腫瘍壊死因子を含む。好ましい免疫調節薬は、IL−12である。
G.生体接着剤および粘膜接着剤
生体接着剤および粘膜接着剤もまた、本発明においてアジュバントとして使用してもよい。適した生体接着剤は、エステル化ヒアルロン酸マイクロスフェア[78]またはポリ(アクリル酸)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、多糖、およびカルボキシメチルセルロースの架橋誘導体などの粘膜接着剤を含む。キトサンおよびその誘導体もまた、本発明においてアジュバントとして使用してもよい[79]。
H.微粒子
微粒子もまた、本発明においてアジュバントとして使用してもよい。ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)と共に、生物分解性であり、無毒性である物質(たとえばポリ(α−ヒドロキシ酸)、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリ無水物、ポリカプロラクトンなど)から形成される微粒子(つまり直径が約100nm〜150μm、より好ましくは、直径が約200nm〜約30μm、最も好ましくは、直径が約500nm〜約10μmの粒子)は、好ましく、任意選択で、負電荷表面(たとえばSDSを用いて)または正電荷表面(たとえばCTABなどの陽イオン性界面活性剤を用いて)を有するように処理される。
I.リポソーム(参照文献27の13および14章)
アジュバントとしての使用に適したリポソーム製剤の例は、参照文献80〜82において記載されている。
J.ポリオキシエチレンエーテルおよびポリオキシエチレンエステル製剤
本発明における使用に適したアジュバントは、ポリオキシエチレンエーテルおよびポリオキシエチレンエステルを含む[83]。そのような製剤は、オクトキシノールと組み合わせたポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性物質[84]およびオクトキシノールなどの少なくとも1つの補助的な非イオン性界面活性物質と組み合わせたポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはエステル界面活性物質[85]をさらに含む。好ましいポリオキシエチレンエーテルは、以下の群から選択される:ポリオキシエチレン−9−ラウリルエーテル(ラウレス9)、ポリオキシエチレン−9−ステオリルエーテル、ポリオキシエチレン−8−ステオリルエーテル、ポリオキシエチレン−4−ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン−35−ラウリルエーテル、およびポリオキシエチレン−23−ラウリルエーテル。
K.ポリホスファゼン(PCPP)
PCPP製剤は、たとえば参照文献86および87において記載されている。
L.ムラミルペプチド
本発明におけるアジュバントとしての使用に適したムラミルペプチドの例は、N−アセチルムラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(thr−MDP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(nor−MDP)、およびN−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’−2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルアミンMTP−PE)を含む。
M.イミダゾキノロン化合物
本発明におけるアジュバントとしての使用に適したイミダゾキノロン化合物の例は、参照文献88および89においてさらに記載されているImiquamodおよびその相同体(たとえば「Resiquimod 3M」)を含む。
本発明はまた、上記で特定されるアジュバントの1つまたは複数の態様の組合せを含んでいてもよい。たとえば、以下のアジュバント組成物は、本発明において使用してもよい:(1)サポニンおよび水中油型乳濁液[90]、(2)サポニン(たとえばQS21)+無毒性LPS誘導体(たとえば3dMPL)[91]、(3)サポニン(たとえばQS21)+無毒性LPS誘導体(たとえば3dMPL)+コレステロール、(4)サポニン(たとえばQS21)+3dMPL+IL−12(任意選択で+ステロール)[92]、(5)たとえばQS21および/または水中油型乳濁液との3dMPLの組合せ[93]、(6)サブミクロン乳濁液にマイクロ流動化したまたはより大きな粒子サイズの乳濁液を生成するためにボルテックスをかけた10%スクアレン、0.4%Tween80(商標)、5%プルロニックブロックポリマーL121、およびthr−MDPを含有するSAF、(7)2%スクアレン、0.2%Tween80、ならびにモノホスホリル脂質A(MPL)、トレハロースジミコレート(TDM)、および細胞壁骨格(CWS)、から成る群からの1つまたは複数の細菌細胞壁成分、好ましくはMPL+CWS(Detox(商標))を含有するRibi(商標)アジュバント系(RAS)、(Ribi Immunochem)、ならびに(8)1つまたは複数のミネラル塩(アルミニウム塩など)+LPSの無毒性誘導体(3dMPLなど)。
免疫賦活性剤として作用する他の物質は、参照文献27の7章において開示されている。
水酸化アルミニウム塩および/またはリン酸アルミニウム塩アジュバントの使用は、特に好ましく、抗原は、これらの塩に一般に吸着される。リン酸カルシウム塩は、他の好ましいアジュバントである。他の好ましいアジュバントの組合せは、CpGおよびミョウバンまたはresiquimodおよびミョウバンなどのTh1およびTh2アジュバントの組合せを含む。
アルミニウム塩などのミネラル塩およびCpGモチーフを含有するオリゴヌクレオチドの組合せの使用は、免疫応答の増強をもたらす。そのため、本発明は、CpGモチーフを含有するオリゴヌクレオチド、アルミニウム塩などのミネラル塩、および上記に定義される1つまたは複数のY.pestis抗原を含む組成物を提供する。本発明はまた、ADPリボシル化毒素(解毒ADPリボシル化毒素など)、CpGモチーフを含有するオリゴヌクレオチド、および上記に定義される1つまたは複数のY.pestis抗原を含む組成物を提供する。
本発明の組成物は、好ましくは、Yersinia細胞内感染症に有効に対処するために細胞性免疫応答および体液性免疫応答の両方を誘発するであろう。この免疫応答は、好ましくは、Yersiniaへの曝露に際して速やかに応答することができる持続性の(たとえば中和)抗体および細胞性免疫を誘発するであろう。
2つのタイプのT細胞、CD4およびCD8細胞は、一般に、細胞性免疫および体液性免疫を開始するおよび/または増強するのに必要であると考えられる。CD8 T細胞は、CD8共受容体を発現することができ、一般に、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)と呼ばれる。CD8 T細胞は、MHCクラスI分子上に提示される抗原を認識することができ、それと相互作用することができる。
CD4 T細胞は、CD4共受容体を発現することができ、一般にTヘルパー細胞と呼ばれる。CD4 T細胞は、MHCクラスII分子に結合した抗原ペプチドを認識することができる。MHCクラスII分子との相互作用に際して、CD4細胞は、サイトカインなどの因子を分泌することができる。これらの分泌されたサイトカインは、B細胞、細胞傷害性T細胞、マクロファージ、および免疫応答に参加する他の細胞を活性化することができる。ヘルパーT細胞またはCD4+細胞は、2つの機能的に別個のサブセット:それらのサイトカインおよびエフェクター機能において異なるTH1表現型およびTH2表現型にさらに分類することができる。
活性化TH1細胞は、細胞性免疫を増強し(抗原特異的CTL産生の増加を含む)、そのため、細胞内感染症に対する応答に特に有用である。活性化TH1細胞は、IL−2、IFN−γ、およびTNF−βの1つまたは複数を分泌することができる。TH1免疫応答は、マクロファージ、NK(ナチュラルキラー)細胞、およびCD8細胞傷害性T細胞(CTL)を活性化することによって、局所的炎症反応をもたらすことができる。TH1免疫応答はまた、IL−12を用いてBおよびT細胞の成長を刺激することによって、免疫応答を拡大するように作用し得る。TH1に刺激されたB細胞は、IgG2aを分泌することができる。
活性化TH2細胞は、抗体産生を増強し、そのため、細胞外感染症に対する応答に有用である。活性化TH2細胞は、IL−4、IL−5、IL−6、およびIL−10の1つまたは複数を分泌することができる。TH2免疫応答は、IgG1、lgE、IgA、および将来の保護のための記憶B細胞の産生をもたらすことができる。
免疫応答の増強は、TH1免疫応答およびTH2免疫応答の増強の1つまたは複数を含み得る。
TH1免疫応答は、CTLの増加、TH1免疫応答と関連するサイトカインの1つもしくは複数の増加(IL−2、IFN−γ、およびTNF−βなど)、活性化マクロファージの増加、NK活性の増加、またはIgG2aの産生の増加の1つまたは複数を含んでいてもよい。好ましくは、TH1免疫応答の増強は、IgG2a産生の増加を含むであろう。
TH1免疫応答は、TH1アジュバントを使用して誘発することができる。TH1アジュバントは、一般に、アジュバントを伴わない抗原の免疫化に比べて、IgG2a産生のレベルの増加を誘発するであろう。本発明における使用に適したTH1アジュバントは、たとえばサポニン製剤、ビロソームおよびウイルス様粒子、腸内細菌リポ多糖(LPS)の無毒性誘導体、免疫賦活性オリゴヌクレオチドを含んでいてもよい。CpGモチーフを含有するオリゴヌクレオチドなどの免疫賦活性オリゴヌクレオチドは、本発明における使用のための、好ましいTH1アジュバントである。
TH2免疫応答は、TH2免疫応答と関連するサイトカインの1つもしくは複数の増加(IL−4、IL−5、IL−6、およびIL−10など)またはIgG1、IgE、IgA、および記憶B細胞の産生の増加の1つまたは複数を含んでいてもよい。好ましくは、TH2免疫応答の増強は、IgG1産生の増加を含むであろう。
TH2免疫応答は、TH2アジュバントを使用して誘発することができる。TH2アジュバントは、一般に、アジュバントを伴わない抗原の免疫化に比べて、IgG1産生のレベルの増加を誘発するであろう。本発明における使用に適したTH2アジュバントは、たとえばミネラル含有組成物、油乳濁液、ならびにADPリボシル化毒素およびその解毒誘導体を含む。アルミニウム塩などのミネラル含有組成物は、本発明における使用のための、好ましいTH2アジュバントである。
好ましくは、本発明は、TH1アジュバントおよびTH2アジュバントの組合せを含む組成物を含む。好ましくは、そのような組成物は、TH1応答の増強およびTH2応答の増強、つまり、アジュバントを伴わない免疫化に比べて、IgG1およびIgG2a産生の両方の産生の増加を誘発する。さらに好ましくは、TH1およびTH2アジュバントの組合せを含む組成物は、単一のアジュバントを用いる免疫化に比べて(つまり、TH1アジュバントを単独で用いる免疫化またはTH2アジュバントを単独で用いる免疫化に比べて)、TH1免疫応答の増加および/またはTH2免疫応答の増加を誘発する。
免疫応答は、TH1免疫応答およびTH2応答の一方または両方であり得る。好ましくは、免疫応答は、TH1応答の増強およびTH2応答の増強の一方または両方をもたらす。
免疫応答の増強は、全身性または粘膜免疫応答の一方または両方であってもよい。好ましくは、免疫応答は、全身性免疫応答の増強および粘膜免疫応答の増強の一方または両方をもたらす。好ましくは、粘膜免疫応答は、TH2免疫応答である。好ましくは、粘膜免疫応答は、IgAの産生の増加を含む。
治療および医学的使用の方法
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上(つまり2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12種、または13種すべて)を含む組合せを提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上(つまり2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12種、または13種すべて)を含む組合せの使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO0499抗原を含む組合せを提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO0499抗原を含む組合せの使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原を含む組合せを提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原を含む組合せの使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原を含む組合せを提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原を含む組合せの使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む組合せを提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む組合せの使用を提供する。
本発明は、i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および/または(21)YPO1070抗原の1つまたは複数を提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および/または(21)YPO1070抗原の1つまたは複数の使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および/または(36)YPMT1.42抗原の1つまたは複数を提供する。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO 1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および/または(36)YPMT1.42抗原の1つまたは複数の使用をも提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および/または(26)YPO4040抗原の1つまたは複数を提供する。
本発明は、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および/または(26)YPO4040抗原の1つまたは複数の使用を提供する。
本発明は、(i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および/または(5)YPO2190抗原の1つまたは複数を提供する。
本発明は、哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および/または(5)YPO2190抗原の1つまたは複数の使用を提供する。
これらの医薬は、好ましくはワクチンである。
本発明はまた、哺乳動物において免疫応答を惹起するための方法であって、有効量の本発明の組成物を投与するステップを含む方法を提供する。免疫応答は、好ましくは、保護的なものであり、好ましくは、抗体および/または細胞性免疫を含む。この方法は、追加免疫応答を起こすことができる。
これらの使用および方法によって哺乳動物において免疫応答を起こすことによって、哺乳動物を、Y.pestis感染症から保護することができる。特に、哺乳動物を、腺ペスト、敗血性ペスト、および/または肺ペストを含むペストから保護することができる。他の関連する疾患は、皮膚結合織ペストおよびペスト髄膜炎を含む。医薬は、好ましくは、肺ペストから哺乳動物を保護するためのものである。
本発明の組成物は、好ましくは、A、B、C、Q、R、および/またはTの1つまたは複数を含むY.pestisリボタイプから保護することができる[94および95]。
本発明の組成物は、好ましくは、antiqua、mediaevalis、orientalis、および/またはmicrotusの1つまたは複数を含むY.pestis次亜種から保護することができる[96]。
本発明はまた、第1の成分および第2の成分を含むキットであって、第1の成分も、第2の成分も、上記に記載されている本発明の組成物ではないが、第1の成分および第2の成分は、上記に記載されている本発明の組成物を提供するように組み合わせることができるキットを提供する。キットは、以下のもの:説明書、注射器もしくは他の送達デバイス、アジュバント、または薬学的に許容できる製剤溶液の1つまたは複数を含む第3の成分をさらに含んでいてもよい。
本発明はまた、本発明の免疫原性組成物を用いてあらかじめ充填された送達デバイスを提供する。
哺乳動物は、好ましくはヒトである。ワクチンが、予防的な使用のためのものである場合、ヒトは、好ましくは、小児(たとえばよちよち歩きの幼児もしくは幼児)またはティーンエイジャーであり、ワクチンが、治療的な使用のためのものである場合、ヒトは、好ましくは、ティーンエイジャーまたは成人である。小児に使用するためのワクチンはまた、たとえば安全性、投薬量、免疫原性などを評価するために成人に投与することができる。
治療法の効能をチェックするための1つの方法では、本発明の組成物の投与の後にY.pestis感染症をモニターする。予防的な治療の効能をチェックするための1つの方法では、組成物の投与の後に、本発明の組成物中のY.pestis抗原に対する免疫応答を全身的に(IgG1およびIgG2aの産生のレベルをモニターすることなど)ならびに/または粘膜で(IgA産生のレベルをモニターすることなど)モニターする。典型的には、血清Yersinia特異的抗体応答は、抗原曝露前ではなく免疫化後に決定されるのに対して、粘膜Yersinia特異的抗体身体応答は、免疫化後および抗原曝露後に決定される。組成物の保護効果は、参照文献8のマウスエアロゾル抗原曝露モデルを含む標準的な動物モデルにおいて試験することができる。
本発明の組成物の免疫原性を評価するための他の方法は、免疫ブロットおよび/またはマイクロアレイによって患者血清または粘膜分泌物をスクリーニングするために、タンパク質を組換えで発現させることである。タンパク質および患者のサンプルの間の陽性反応は、患者が、当該タンパク質に対する免疫応答を開始したことを示す。この方法はまた、抗原内の免疫優性抗原および/またはエピトープを同定するのに使用することもできる。
本発明のワクチン組成物は、宿主、たとえばヒトへの投与の前に、in vitroおよびin vivo動物モデルにおいて評価することができる。たとえば、in vitro中和は、Y.pestisに対するワクチン組成物を試験するのに適している。
ワクチン組成物の有効性はまた、Y.pestis感染症の動物モデル、たとえばモルモットまたはマウスにワクチン組成物を用いて抗原曝露することによって、in vivoにおいて決定することもできる。たとえば、参照文献97は、Y.pestisに対するマウスの免疫化、次に、F1抗原を用いる抗原曝露を記載する。投与される組成物は、抗原曝露株と同じ株に由来してもよく、または由来しなくてもよい。好ましくは、組成物は、抗原曝露株と同じ株に由来する。in vivo有効性モデルは、(i)ヒトに感染性のY.pestis株を使用するマウス感染モデル、(ii)マウスにおいて特に病原性のある株などのマウス適応Y.pestis株を使用するマウス疾患モデル、および(iii)ヒトの株を使用する霊長動物モデルを含むが、これらに限定されない。
本発明の組成物は、一般に、患者に直接投与されるだろう。直接送達は、非経口注射によって(たとえば皮下に、腹腔内に、静脈内に、筋肉内に、もしくは組織の間質腔に)または直腸、経口(たとえば錠剤、噴霧剤)、膣、局所、経皮(たとえば参照文献98を参照されたい)もしくは経皮的(たとえば参照文献99および100を参照されたい)、鼻腔内(たとえば参照文献101を参照されたい)、眼、耳、肺、または他の粘膜投与などによって粘膜的に行うことができる。
本発明は、全身性および/または粘膜免疫を誘発するのに、好ましくは、全身性および/または粘膜免疫の増強を誘発するのに使用できる。
好ましくは、全身性および/または粘膜免疫の増強は、TH1および/またはTH2免疫応答の増強において反映される。好ましくは、免疫応答の増強は、IgG1および/またはIgG2aおよび/またはIgAの産生の増加を含む。
投薬治療は、単回投与スケジュールまたは複数回投与スケジュールとすることができる。複数回投与は、初回免疫スケジュールおよび/または追加免疫スケジュールにおいて使用してもよい。複数回投与スケジュールにおいて、同じまたは異なる経路、たとえば非経口初回および粘膜追加免疫、粘膜初回および非経口追加免疫などによって様々な投与を行うことができる。
Yersinia感染症は、身体の様々な領域を冒すため、本発明の組成物は、様々な形態で調製され得る。たとえば、組成物は、注射液として、液状の液剤または懸濁剤のいずれかとして調製できる。注射の前の、液状の媒体中の液剤または懸濁剤に適した固形形態を調製することもできる(たとえば凍結乾燥組成物またはスプレーフリーズドライ組成物)。組成物は、たとえば軟膏、クリーム、または散剤として局所投与用に調製することができる。組成物は、たとえば錠剤もしくはカプセル剤として、噴霧剤として、またはシロップ剤として(任意選択で香味をつけて)経口投与用に調製することができる。組成物は、細かい散剤または噴霧剤を使用して、たとえば吸入器として、肺投与用に調製することができる。組成物は、坐薬またはペッサリーとして調製されてもよい。組成物は、たとえば点滴剤として、鼻、耳、または眼投与用に調製することができる。組成物は、組み合わせた組成物が患者への投与の直前に再構成されるように設計したキット形態の組成物であってもよい。そのようなキットは、液状の形態の1つまたは複数の抗原および1つまたは複数の凍結乾燥抗原を含んでいてもよい。
組成物が、使用の前に即時調製されることになっており(たとえば、成分が、凍結乾燥形態で提供され)、キットとして提供される場合、キットは、2本のバイアルを含んでいてもよく、またはキットは、1本の既に充填されている注射器および1本のバイアルを含んでいてもよく、注射器の内容物は、注射の前に、バイアルの内容物を再活性化するのに使用される。
ワクチンとして使用される免疫原性組成物は、免疫学的有効量の(1つまたは複数の)抗原および必要に応じて他の成分を含む。「免疫学的有効量」とは、単回投与におけるまたは系列の一部としての個体へのその量の投与は、治療または予防に有効であることを意味する。この量は、治療されることとなる個体の健康状態および体調、年齢、治療されることとなる個体の分類学的グループ(たとえば非ヒト霊長動物、霊長動物など)、抗体を合成するための個体の免疫系の能力、所望される保護の程度、ワクチンの製剤、治療する医者の医学的状態の評価、ならびに他の関連因子に依存して変動する。量は、日常的な試行を通して決定することができる比較的広い範囲に入ることが期待される。
組成物のさらなる成分
本発明のYersinia抗原は、薬学的に許容できる担体と組み合わせることができる。そのような担体は、それ自体、組成物を受けている個体に有害な抗体の産生を誘発しない任意の担体を含む。そのような担体は、当業者らに周知である。組成物はまた、水、生理食塩水、グリセロールなどの希釈剤を含有していてもよい。さらに、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝物質、およびその他同種のものなどの補助物質が存在してもよい。無菌発熱物質不含リン酸緩衝生理的食塩水は、典型的な担体である。薬学的に許容できる賦形剤の完全な議論は、参照文献102において入手可能である。
本発明は、(a)上記に記載されているYersinia抗原を調製するステップと、(b)抗原を1つまたは複数の薬学的に許容できる担体と混合するステップと、(c)バイアルまたは注射器などの容器に抗原/担体混合物をパッケージして、医薬品を提供するステップとを含む、医薬品を調製するための方法をさらに提供する。注射器への挿入は、工場または診察室において行うことができる。
組成物はまた、非Yersinia免疫原を含むこともできる。したがって、組成物は、炭疽菌感染症から保護するためのBacillus anthracisからの免疫原(たとえばPA抗原[103]、芽胞抗原など)、野兎病から保護するための、F.tularensisなどのFrancisella属における細菌からの免疫原、Pasteurella属における細菌からの免疫原、B.abortus、B.melitensis、またはB.suis、などの、ブルセラ症から保護するためのBrucella属における細菌からの免疫原、鼻疽から保護するためのB.malleiまたは類鼻疽を予防するためのB.pseudomalleiなどのBurkholderia属における細菌からの免疫原、オウム病から保護するための、Chlamydia psittaciなどのChlamydia属における細菌からの免疫原、ボツリヌス中毒から保護するためのC.botulinumまたはイプシロン毒素から保護するためのC.perfringensなどのClostridium属における細菌からの免疫原、野兎病から保護するためのF.tularensisなどのFrancisella属における細菌からの免疫原、コレラから保護するためのVibrio cholerae細菌からの免疫原、Q熱から保護するためのCoxiella burnetii細菌からの免疫原、出血熱から保護するためのエボラウイルスおよび/またはマールブルグウイルスおよび/またはラッサウイルスおよび/またはマチュポウイルスからの免疫原、発疹チフス熱から保護するためのR.prowazekii細菌などのRickettsia属における細菌またはR.rickettsiiからの免疫原、C.immitisまたはC.posadasiiなどのCoccidioides属における菌類からの免疫原などの1つまたは複数を含んでいてもよい。
核酸免疫化
上記に記載されている免疫原性組成物は、Y.pestisからのポリペプチド抗原を含む。しかしながら、すべての場合において、ポリペプチド抗原は、核酸免疫化に基づく組成物、方法、および使用を提供すためにそれらのポリペプチドをコードする核酸(典型的にはDNA)と交換することができる。核酸免疫化は、現在、開発されている分野であり(たとえば参照文献97および104〜111などを参照されたい)、Y.pestisワクチンに適用されてきた[112〜117]。
免疫原をコードする核酸は、患者への送達の後に、in vivoにおいて発現され、その後、発現された免疫原は免疫系を刺激する。有効成分は、典型的には、(i)プロモーター、(ii)プロモーターに作動可能に連結される免疫原をコードする配列、および任意選択で(iii)選択可能マーカーを含む核酸ベクターの形態を取るであろう。好ましいベクターは、(iv)複製開始点および(v)(ii)の下流の、(ii)に作動可能に連結される転写ターミネーターをさらに含んでいてもよい。一般に、(i)および(v)は、真核生物であり、(iii)および(iv)は、原核生物であろう。
好ましいプロモーターは、たとえばサイトメガロウイルス(CMV)からのウイルスプロモーターである。ベクターはまた、プロモーターに加えて、プロモーターと機能的に相互作用する転写調節配列(たとえばエンハンサー)を含んでいてもよい。好ましいベクターは、最初期CMVエンハンサー/プロモーターを含み、より好ましいベクターはまた、CMVイントロンAをも含む。プロモーターは、免疫原をコードする下流配列に作動可能に連結され、免疫原コード配列の発現は、プロモーターのコントロール下にある。
マーカーが使用される場合、それは、好ましくは、微生物宿主において(たとえば原核生物において、細菌において、酵母において)機能する。マーカーは、好ましくは、原核生物選択可能マーカーである(たとえば、原核生物プロモーターのコントロール下で転写される)。便宜上、典型的なマーカーは、抗生物質抵抗性遺伝子である。
本発明のベクターは、好ましくは、プラスミドなどの自己複製エピソームまたは染色体外ベクターである。
本発明のベクターは,好ましくは,複製開始点を含む。複製開始点が,真核生物においてではなく原核生物において活性であることは好ましい。
したがって、好ましいベクターは、免疫原コード配列の転写を駆動するための真核生物プロモーター以外は、ベクターの選択のための原核生物マーカー、原核生物複製開始点を含む。そのため、ベクターは、(a)ポリペプチド発現を伴わないで、原核生物宿主において増幅され、選択されるが、(b)増幅を伴わないで、真核生物宿主において発現される。この配置は、核酸免疫化ベクターにとって理想的である。
本発明のベクターは、コード配列の下流に、真核生物転写ターミネーター配列を含んでいてもよい。これは、転写レベルを増強することができる。コード配列が、それ自体のものを有していない場合、本発明のベクターは、好ましくは、ポリアデニル化配列を含む。好ましいポリアデニル化配列は、ウシ成長ホルモンからのものである。
本発明のベクターは、複数のクローニング部位を含んでいてもよい。
免疫原およびマーカーをコードする配列に加えて、ベクターは、第2の真核生物コード配列を含んでいてもよい。ベクターはまた、免疫原と同じ転写物からの、第2の真核生物ポリペプチドの翻訳を可能にするために、上述の第2の配列の上流にIRESを含んでいてもよい。その代わりに、免疫原コード配列は、IRESの下流であってもよい。
本発明のベクターは、2つの5’プリンおよび2つの3’ピリミジンが側面に位置する、グアノシンに先行するシトシンを共通して有する非メチル化CpGモチーフ、たとえば非メチル化DNA配列を含んでいてもよい。それらの非メチル化形態において、これらのDNAモチーフは、いくつかのタイプの免疫細胞の強力な刺激物質であることが実証された。
ベクターは、標的とする形で送達してもよい。受容体媒介性のDNA送達技術は、たとえば参照文献118〜123において記載されている。核酸を含有する治療組成物は、遺伝子治療プロトコールにおける局所的投与のために約100ng〜約200mgのDNAの範囲において投与される。約500ng〜約50mg、約1μg〜約2mg、約5μg〜約500μg、および約20μg〜約100μgのDNAの濃度範囲もまた遺伝子治療プロトコールの間に使用することができる。作用の方法(たとえば、コードされた遺伝子産物のレベルを増強するまたは阻害するための)ならびに形質転換および発現の効果などの因子は、最大の効果に必要とされる投薬量に影響を与えるであろう考慮すべき事柄である。より高い発現が、組織のより大きな領域に対して所望される場合、投与の連続したプロトコールにおける大量のベクターもしくは同じ量の再投与、または異なる隣接もしくは近接組織部分への数回の投与は、陽性の治療成果を達成するために必要となり得る。すべての場合において、臨床試験における日常的な実験で、最適な治療効果のための特定の範囲が決定される。
ベクターは、遺伝子送達媒体を使用して送達することができる。遺伝子送達媒体は、ウイルスまたは非ウイルス起源のものとすることができる(一般に、参照文献124〜127を参照されたい)。
所望される核酸の送達のためのウイルスベースのベクターおよび所望される細胞における発現は、当技術分野において周知である。例示的なウイルスベースの媒体は、組換えレトロウイルス(たとえば参照文献128〜138)、アルファウイルスベースのベクター(たとえばシンドビスウイルスベクター)、セムリキ森林ウイルス(ATCC VR−67、ATCC VR−1247)、ロスリバーウイルス(ATCC VR−373、ATCC VR−1246)、およびベネズエラウマ脳炎ウイルス(ATCC VR−923、ATCC VR−1250、ATCC VR 1249、ATCC VR−532)、これらのウイルスのハイブリッドまたはキメラもまた使用してもよい)、ポックスウイルスベクター(たとえば牛痘、鶏痘、カナリア痘、修飾牛痘アンカラなど)、アデノウイルスベクター、ならびにアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター(たとえば、参照文献139〜144を参照されたい)を含むが、これらに限定されない。死滅アデノウイルスに連結されるDNAの投与もまた用いることができる[145]。
死滅アデノウイルスのみに連結されるまたは連結されていないポリカチオン圧縮DNA[たとえば145]、リガンド連結DNA[146]、真核細胞送達媒体細胞[たとえば参照文献147〜151]、および細胞膜との核電荷中和または融合を含むが、これらに限定されない非ウイルス送達媒体および方法もまた用いることができる。裸のDNAもまた用いることができる。例示的な裸のDNAの導入方法は、参照文献152および153において記載されている。遺伝子送達媒体として作用することができるリポソーム(たとえば免疫リポソーム)は、参照文献154〜158において記載されている。補助的なアプローチは、参照文献159および160において記載されている。
使用に適したさらなる非ウイルス送達は、参照文献160において記載されているアプローチなどの機械的な送達系を含む。さらに、コード配列およびそのようなものの発現の産物は、光重合ヒドロゲル物質の沈着または電離放射線の使用を通して送達することができる[たとえば、参照文献161および162]。コード配列の送達に使用することができる遺伝子送達のための他の従来の方法は、たとえば、携帯型遺伝子導入パーティクルガンの使用[163]または移入された遺伝子の活性化のための電離放射線の使用[161および164]を含む。
PLG{ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)}微粒子を使用する送達DNAは、たとえば微粒子への吸着による特に好ましい方法であり、これらは、任意選択で、負電荷表面(たとえばSDSを用いて処理される)または正電荷表面(たとえばCTABなどの陽イオン性界面活性剤を用いて処理される)を有するように処理される。
抗体
Y.pestis抗原に対する抗体は、受動免疫化に使用することができる[165]。したがって、本発明は、第1、第2、第3、第4の抗原群における抗原に対する特異的な抗体を提供する。本発明はまた、療法におけるそのような抗体の使用をも提供する。本発明はまた、医薬の製造におけるそのような抗体の使用をも提供する。本発明はまた、有効量の本発明の抗体を投与するステップを含む、哺乳動物を治療するための方法をも提供する。免疫原性組成物について上記に記載されているように、これらの方法および使用は、哺乳動物をY.pestis感染症から保護することを可能にする。
用語「抗体」は、抗原に結合することができる完全な免疫グロブリン分子およびその断片を含む。これらは、ハイブリッド(キメラ)抗体分子[166、167]、F(ab’)2断片およびF(ab)断片ならびにFv分子、非共有結合ヘテロ二量体[168、169]、単一鎖Fv分子(sFv)[170]、二量体および三量体抗体断片構築物、ミニボディー(minibody)[171、172]、ヒト化抗体分子[173〜175]、ならびにそのような分子から得られる任意の機能的断片、ならびにファージディスプレイなどの従来にないプロセスを通して得られる抗体を含む。好ましくは、抗体は、モノクローナル抗体である。モノクローナル抗体を得るための方法は、当技術分野において周知である。
ヒト化抗体または完全ヒト抗体が好ましい。
全般
抗原は、「YPO」(またはある場合において「YPPCP」)命名法への参照によって上記に定義される。この命名法は、Y.pestisのCO92株におけるオープンリーディングフレームの特有の同定のために参照文献11において使用されるナンバリングを指す。任意の「YPO」または「YPPCP」番号についての基本参照配列は、公的な遺伝子データベースにおいて容易に見出すことができる。たとえば、受入番号NC_003143(GI:16120353)は、完全CO92ゲノム配列(4,653,728bp)であり、個々のYPO配列は、ゲノム配列の「features」セクションにおいて「locus tag」エントリーとして与えられる。同様に、NC_003132(GI:16082679)は、pPCPlプラスミドの完全配列であり、「locus_tag」フィールドはYPPCP番号を与える。したがって、任意の所与のYPOまたはYPPCP番号についてのヌクレオチド配列およびアミノ酸配列は、明確に確立することができる。しかしながら、便宜上、公知である配列は、本明細書と共に提出された配列表において含まれる。
「GI」ナンバリングもまた上記に使用される。GI番号または「GenInfo識別子」は、配列がそのデータベースに追加された場合に、NCBIによって処理される、それぞれの配列レコードに連続して割り当てられる一連の数字である。GI番号は、配列レコードの受入番号に似ていない。配列が更新された(たとえば修正のためにまたはさらに多くの注釈または情報を追加するために)場合、配列に、新しいGI番号が与えられる。したがって、与えられたGI番号と関連する配列は決して変更されない。
本発明が「エピトープ」に関係する場合、このエピトープは、B細胞エピトープおよび/またはT細胞エピトープであってもよい。そのようなエピトープは、経験的に同定することができる(たとえば、PEPSCAN[176、177]もしくは同様の方法を使用して)またはそれらは、予測することができる(たとえばJameson−Wolf抗原インデックス[178]、マトリックスベースのアプローチ[179]、TEPITOPE[180、181]、ニューラルネットワーク[182]、OptiMer&EpiMer[183、184]、ADEPT[185]、Tsites[186]、親水性[187]、抗原インデックス[188]、または参照文献189において開示されている方法などを使用して)。エピトープは、抗体の抗原結合部位またはT細胞抗原受容体によって認識され、それに結合する、抗原の部分であり、それらはまた、「抗原決定基」と呼ばれてもよい。
配列番号の変異体は、対立形質変異体、多型形態、相同体、オルソログ、パラログ、突然変異体などを含む。
本発明のポリペプチドは、CO92参照配列と比較して、1つまたは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9個など)の保存的アミノ酸の交換つまり、あるアミノ酸の、関連する側鎖を有する他のアミノ酸との交換を含む。遺伝学的にコードされるアミノ酸は、4つのファミリーに一般に分類される:(1)酸性、つまりアスパラギン酸、グルタミン酸、(2)塩基性、つまりリシン、アルギニン、ヒスチジン、(3)無極性、つまりアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン、および(4)無電荷極性、つまりグリシン、アスパラギン、グルタミン、シスチン、セリン、トレオニン、チロシン。フェニルアラニン、トリプトファン、およびチロシンは、芳香族アミノ酸として時に一緒に分類される。一般に、これらのファミリー内の単一アミノ酸の置換は、生物学的活性に対して主な効果を有していない。ポリペプチドはまた、CO92配列と比べて、1つまたは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9個など)の単一のアミノ酸の削除を含んでいてもよい。ポリペプチドはまた、CO92配列と比べて、1つまたは複数(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9個など)の挿入(たとえば1、2、3、4、または5個のアミノ酸のそれぞれ)を含んでいてもよい。
抗原「ドメイン」が含まれない場合、これは、シグナルペプチド、細胞質ドメイン、膜貫通ドメイン、細胞外ドメインなどが含まれないことを伴ってもよい。
用語「含む(comprising)」は、「含む(including)」および「成る(consisting)」を包含し、たとえば、Xを「含む」組成物は、排他的にXから成ってもよく、または補助的なものを含んでいてもよく、たとえばX+Yであってもよい。
数値xに関しての用語「約」は、たとえばx±10%を意味する。
所望される場合、抗原は、免疫原性を増強するために担体タンパク質に結合することができる。
2つのアミノ酸配列の間の配列同一性パーセンテージへの言及は、アライメントした場合に、アミノ酸のパーセンテージが、2つの配列を比較した際に同じであることを意味する。このアライメントおよび相同性パーセントまたは配列同一性パーセントは、当技術分野において公知であるソフトウェアプログラム、たとえば参照文献190のセクション7.7.18において記載されているものを使用して、決定することができる。好ましいアライメントは、12のギャップ開始ペナルティーおよび2のギャップ伸長ペナルティー、62のBLOSUMマトリックスを用いて、アフィンギャップ検索を使用して、Smith−Waterman相同性検索アルゴリズムによって決定される。Smith−Waterman相同性検索アルゴリズムは、参照文献191において開示されている。
本発明において使用される抗原を選択し、得るのに使用される方法は、参照文献9において開示されている。
マウス免疫化研究
23種の抗原をさらなる調査のために選んだ。いくつかの抗原を個々に試験したが、2〜4種の抗原の組合せを試験した。全体で、10匹のマウス(Swiss Webster、5〜7週齢のメス)の19グループを、MF59+10μg CpG(ODN1826)と共に製剤した抗原の組合せ(10μgのそれぞれの抗原を含有する)の3i.p.用量を用いて2週間の間隔で免疫した。最近の研究は、MF59アジュバントを有する抗原製剤が、一般に、ミョウバン製剤よりも免疫原性であることを示した。10匹のアジュバントのみの免疫マウスのグループおよびF1−V抗原融合物(マウスにおいて保護的であることが公知である抗原)を用いて免疫したマウスのグループもまた、ネガティブおよびポジティブコントロールとしてそれぞれ含まれた。第3の免疫化投与の約4週間後に、動物に、75LD50の病原性Y.pestis CO92株を用いて皮下に抗原曝露し、生存を、感染後の20日間、モニターした。F1−Vを用いて免疫したグループは90%の生存を示した。
表1は、それぞれの免疫マウスグループについての動物の生存および死亡までの時間を示す。オプソニン化貪食作用および/または血中殺菌アッセイ(OPA/BBA)において陽性であることが分かった、抗原を用いて免疫した3つの動物グループ(グループ6、8、および14)は、生存者の割合において20%の増加を示した。それらのうちの2つ(グループ8および14)もまた、コントロールグループと比較して、それらの死亡までの時間において増加を示した。OPA/BBAアッセイにおいて陽性であることが分かった、抗原を用いて免疫した、4つのさらなるグループ(2、4、11、20)は、生存者の割合において10%の増加を示した。プロテオミクスアプローチによって同定された3つの抗原の組合せを用いて免疫した動物のうちの1つのグループ(グループ15)は、ネガティブコントロールグループと比較して、生存動物の割合(50%生存)および生存曲線において著しい差異を示した。そのため、抗原のこの組合せは、単独でおよびF1−Vワクチンと組み合わせて有用となるであろう。
本発明は、ほんの一例として記載されるものであり、本発明の範囲および精神内にとどまりながら、変更が加えることができることが理解されるであろう。
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P値は、ネガティブコントロールグループとのそれぞれのグループの対比較によって決定した。生存率、生存曲線、および死亡までの平均時間における差異の有意性は、フィッシャーの直接確率検定、ログ−ランク検定、およびT−検定の使用によってそれぞれ決定した。
配列表の簡単な説明
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参考文献
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Claims (53)

  1. YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上を含む免疫原性組成物。
  2. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO0499抗原を含む免疫原性組成物。
  3. 請求項1に記載のY.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原を含む、免疫原性組成物。
  4. 請求項1に記載のY.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原を含む、免疫原性組成物。
  5. 請求項1に記載のY.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む、免疫原性組成物。
  6. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、YPO0065抗原、YPO0086抗原、YPO0496抗原、YPO0499抗原、YPO0501抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO0860抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1224抗原、YPO1411抗原、YPO1604抗原、YPO2506抗原、YPO2881抗原、YPO3935抗原、YPO3061抗原、YPO3065抗原、YPO3382抗原、YPO3489抗原、YPO3551抗原、YPO3553抗原、YPO3579抗原、YPO3631抗原、YPO3982抗原、YPO4003抗原、YPO3987抗原、YPO1354抗原、YPO2190抗原、およびYPO3417抗原から成る群から選択される2種以上の抗原を含む免疫原性組成物。
  7. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、および(3)YPO3489抗原から成る群から選択される2種以上の抗原を含む免疫原性組成物。
  8. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、および(5)YPO1604抗原から成る群から選択される2種以上の抗原を含む免疫原性組成物。
  9. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および(21)YPO1070抗原から成る群からの1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  10. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および/または(36)YPMT1.42抗原から成る群からの1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  11. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および/または(26)YPO4040抗原から成る群からの1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  12. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および(5)YPO2190抗原から成る群からの1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  13. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項10に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  14. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  15. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  16. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  17. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項11に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  18. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項11に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  19. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項11に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  20. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項11に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  21. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項12に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  22. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項12に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  23. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項11に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原および請求項12に記載の群の1つまたは複数の抗原を含む免疫原性組成物。
  24. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項12に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  25. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項9に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項10に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項11に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、請求項12に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原、ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  26. Y.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物であって、前記組合せが、請求項6に記載の群から選択される1つまたは複数の抗原ならびにY.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方を含む免疫原性組成物。
  27. Y.pestis F1抗原およびV抗原の一方または両方をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のY.pestis抗原の組合せを含む免疫原性組成物。
  28. 20種未満のY.pestis抗原を含む、請求項1から27のいずれか一項に記載の免疫原性組成物。
  29. 前記抗原の少なくとも1つが、融合タンパク質である、請求項1から28のいずれか一項に記載の免疫原性組成物。
  30. 少なくとも2つの前記抗原が、単一ポリペプチド鎖として発現される、請求項1から28のいずれか一項に記載の免疫原性組成物。
  31. 1つまたは複数の免疫調節剤を含む、請求項1から30のいずれか一項に記載の免疫原性組成物。
  32. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上を含む組合せ。
  33. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO0499抗原、YPO0502抗原、YPO0505抗原、YPO0809抗原、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO1604抗原、YPO2881抗原、YPO3489抗原、YPO1411抗原、YPO3935抗原、YPO3982抗原、およびYPO4003抗原のうちの2種以上を含む組合せの使用。
  34. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO0499抗原を含む組合せ。
  35. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO4003抗原、YPO1604抗原、YPO3489抗原、およびYPO0499抗原を含む組合せの使用。
  36. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原を含む組合せ。
  37. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO0499抗原、YPO0502抗原、およびYPO0505抗原を含む組合せの使用。
  38. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原を含む組合せ。
  39. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO1070抗原、YPO1123抗原、YPO2881抗原、およびYPO0809抗原を含む組合せの使用。
  40. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む組合せ。
  41. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO1411抗原、YPO3935抗原、およびYPO3982抗原を含む組合せの使用。
  42. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および/または(21)YPO1070抗原のうちの1つまたは複数。
  43. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0512抗原、(2)YPO0563抗原、(3)YPO3489抗原、(4)YPO4003抗原、(5)YPO1604抗原、(6)YPO3061抗原、(7)YPO3559抗原、(8)YPO3382抗原、(9)YPO0860抗原、(10)YPO0086抗原、(11)YPO3631抗原、(12)YPO2881抗原、(13)YPO3343抗原、(14)YPO3361抗原、(15)YPO3430抗原、(16)YPO1411抗原、(17)YPO3935抗原、(18)YPO0809抗原、(19)YPO1123抗原、(20)YPO3065抗原、および/または(21)YPO1070抗原のうちの1つまたは複数の使用。
  44. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO 1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および/または(36)YPMT1.42抗原のうちの1つまたは複数。
  45. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0102抗原、(2)YPO0570抗原、(3)YPO1053抗原、(4)YPO1435抗原、(5)YPO2674抗原、(6)YPO2292抗原、(7)YPO3050抗原、(8)YPO2615抗原、(9)YPO1507抗原、(10)YPO4111抗原、(11)YPO0015抗原、(12)YPO0195抗原、(13)YPO2342抗原、(14)YPO0501抗原、(15)YPO0502抗原、(16)YPO0819抗原、(17)YPO3644抗原、(18)YPO1746抗原、(19)YPO0351抗原、(20)YPO0468抗原、(21)YPO0203抗原、(22)YPO0216抗原、(23)YPO3536抗原、(24)YPO0233抗原、(25)YPO0067抗原、(26)YPO3643抗原、(27)YPO3375抗原、(28)YPO0494抗原、(29)YPO1052抗原、(30)YPO1906抗原、(31)YPO0663抗原、(32)YPO1222抗原、(33)YPO2905抗原、(34)YPO4070抗原、(35)YPPCP1.07抗原、および/または(36)YPMT1.42抗原のうちの1つまたは複数の使用。
  46. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および/または(26)YPO4040抗原のうちの1つまたは複数。
  47. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0457抗原、(2)YPO0514抗原、(3)YPO0694抗原、(4)YPO0805抗原、(5)YPO0982抗原、(6)YPO1354抗原、(7)YPO1408抗原、(8)YPO1792抗原、(9)YPO2506抗原、(10)YPO2713抗原、(11)YPO2950抗原、(12)YPO3026抗原、(13)YPO3417抗原、(14)YPO3551抗原、(15)YPO3646抗原、(16)YPO3982抗原、(17)YPO0065抗原、(18)YPO0499抗原、(19)YPO0505抗原、(20)YPO0500抗原、(21)YPO0503抗原、(22)YPO0506抗原、(23)YPO0508抗原、(24)YPO0509抗原、(25)YPO3579抗原、および/または(26)YPO4040抗原のうちの1つまたは複数の使用。
  48. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および/または(5)YPO2190抗原のうちの1つまたは複数。
  49. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、(1)YPO0496抗原、(2)YPO1224抗原、(3)YPO3553抗原、(4)YPO3987抗原、および/または(5)YPO2190抗原のうちの1つまたは複数の使用。
  50. (i)免疫原としての、(ii)療法における、および/または(iii)哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における使用のための、YPO0499抗原およびYPO0502抗原の一方または両方。
  51. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための医薬の製造における、YPO0499抗原およびYPO0502抗原の一方または両方の使用。
  52. 哺乳動物において免疫応答を惹起するための方法であって、有効量の、請求項1から31のいずれか一項に記載の組成物を投与するステップを含む方法。
  53. 療法における使用のための、請求項1から12のいずれか一項に記載の抗原に対して特異的な抗体。
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