[go: up one dir, main page]

JP2012500244A - 腫瘍療法におけるダビガトラン - Google Patents

腫瘍療法におけるダビガトラン Download PDF

Info

Publication number
JP2012500244A
JP2012500244A JP2011523404A JP2011523404A JP2012500244A JP 2012500244 A JP2012500244 A JP 2012500244A JP 2011523404 A JP2011523404 A JP 2011523404A JP 2011523404 A JP2011523404 A JP 2011523404A JP 2012500244 A JP2012500244 A JP 2012500244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tumors
formula
treatment
malignant
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011523404A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴァン・リン,ジョアン
クレメンス,アンドレーアス
Original Assignee
ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JP2012500244A publication Critical patent/JP2012500244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/4427Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems
    • A61K31/4439Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems containing a five-membered ring with nitrogen as a ring hetero atom, e.g. omeprazole
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • A61P35/04Antineoplastic agents specific for metastasis

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、場合により、その薬学的に許容しうる塩の形である式(I)のダビガトランエテキシラートの使用および腫瘍の処置のための新規医薬製剤に関する。

Description

本発明は、場合により、その薬学的に許容しうる塩の形である式I:
Figure 2012500244

のダビガトランエテキシラートの新規用途、および、本目的に使用しうる新規医薬製剤に関する。
本発明の背景
式1の化合物は、先行技術により周知であり、国際公開公報第98/37075号において最初に開示された。それは、例えば、手術後の深部静脈血栓症の予防、および、脳卒中の予防、特に、心房細動患者における脳卒中の予防に使用できる、強力なトロンビン阻害剤である。
本発明は、腫瘍の処置のための式Iの化合物の使用に関する。
本発明の詳細な説明
本発明は、場合により、その互変異性体、およびその薬学的に許容しうる塩の形の式I:
Figure 2012500244

の化合物の、腫瘍の処置のための医薬組成物の調製のための使用に関する。
ダビガトランエテキシラートの薬学的に許容しうる塩には、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロベンゾアート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロラクタート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート、およびヒドロ−p−トルエンスルホナート、好ましくは、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロマレアート、ヒドロフマラート、および、ヒドロメタンスルホナートから選択される酸付加塩が含まれる。塩酸、メタンスルホン酸、マレイン酸、安息香酸および酢酸の塩が特に好ましい。本発明によれば、メタンスルホン酸の塩(場合により、メシラートとも称される)が、本発明の範囲内において非常に重要である。
ダビガトランエテキシラートの酸付加塩、特にメタンスルホン酸塩は、例えば、国際公開公報第03/074056号に開示されている。そのメタンスルホン酸塩の特定の多形体IおよびII、またはその半水化物もまた先行技術(国際公開公報第2005/028468号)により周知である。本発明は、式Iの化合物の塩の溶媒和物および水和物の使用を含む。
式Iの化合物の活性成分は、ダビガトランと称され、下記の式II:
Figure 2012500244

で示される。
本発明による使用には、腫瘍の処置のための、式IIの化合物の使用が含まれる。
本発明によれば、悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または悪性軟部組織腫瘍の治療のための医薬組成物の調製のための、ダビガトランエテキシラートIの使用が好ましい。悪性軟部組織腫瘍は、線維腫および肉腫から選択される。本発明によれば、悪性固形腫瘍の処置のための医薬組成物の調製のための、ダビガトランエテキシラートIの使用が特に好ましい。
トロンビン受容体、PAR(選択的にPAR1であるが、排他的にPAR1ではない)は、in silico分析を用いるmRNA発現の試験において、その正常組織対応物と比較して、多くの腫瘍細胞(細胞株および腫瘍生検)でアップレギュレートされている(GeneLogic、社内データ)。PAR受容体のより高い発現に基づいて選択された腫瘍タイプには、膵臓腺癌、腎細胞癌(RCC)、乳管癌および小葉癌、胃腺癌、食道腺癌、卵巣腺癌、頭頚部扁平上皮癌(H&NSCC)、結腸直腸腺癌、ならびに前立腺癌が含まれる。
本発明によれば、高PAR発現および/または間質におけるPAR発現を有する上記の悪性腫瘍の処置のための医薬組成物の調製のための、ダビガトランエテキシラートIの使用が特に重要である。
本発明によれば、膵臓、腎臓および胸部における上記の悪性腫瘍、または間質におけるPARの高度発現を有する腫瘍の処置のための医薬組成物の調製のための、ダビガトランエテキシラートIの使用が特に重要である。
本発明は、さらに悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または悪性軟部組織腫瘍の処置のための医薬としてのダビガトランエテキシラートIに関する。悪性軟部組織腫瘍は、線維腫および肉腫から選択される。本発明によれば、悪性固形腫瘍の処置のための医薬としてのダビガトランエテキシラートIの使用が特に好ましい。
本発明によれば、PARの高度発現および/または間質におけるPAR発現を有する上記の悪性腫瘍の処置のための医薬としてのダビガトランエテキシラートIの使用が特に重要である。本発明によれば、ダビガトランエテキシラートIは、膵臓、腎臓および乳房における上記の悪性腫瘍または間質におけるPARの高度発現を有する腫瘍の処置のための医薬として特に重要である。
本発明によれば、薬物療法を実施するために、一日あたり、好ましくは、50から400mgの間の、特に好ましくは、75から350mgの式Iの化合物が投与される。一日あたり、特に好ましくは、110〜300mgの、さらに好ましくは、150〜220mgの化合物Iが投与される。
式Iの化合物は、好ましくは、例えば、国際公開公報第03/074056号に記載されているような多粒子状医薬製剤を用いて投与される。国際公開公報第03/74056号の図1は、適当なペレットの断面によって、好ましい医薬組成物の概略的構造を示す。このペレットのほぼボール状/球状のコア領域は、薬学的に許容しうる有機酸、好ましくは、酒石酸を含む/からなる。そして、いわゆる分離層と呼ばれる活性成分を含む層から酸のコアを分離する層が続く。分離層は、次に、再び球状の殻の形状である活性成分層に包まれ、更に、ペレットの耐摩耗性および保存安定性を高めるコーティングで覆われてもよい。
本発明によれば、好ましく使用されるこの種のペレット製剤の調製は、一連の部分的工程を特徴とする。第一に、コア1が薬学的に許容しうる有機酸から調製される。本発明の範囲内において、酒石酸がコア1の調製に使用される。このようにして得られたコア物質1は、次いで、分離懸濁液2を噴霧することによって、いわゆる分離酒石酸コア3に変換される。調製されたダビガトラン懸濁液4は、1以上の処理工程におけるコーティング工程によって、これらのコートされたコア3に噴霧される。このように得られた活性物質ペレット5は、次いで適当なカプセルに封入される。
次に続く実験の節では、本発明により特に好ましく使用される医薬製剤の調製を要約する。
実施例1 − スターターペレットの調製
凹底と撹拌機を備えた標準的な混合容器内で、480kgの水を50℃まで加熱し、撹拌しながら120kgのアカシア(アラビアゴム)を添加する。透明な溶液が得られるまで一定温度で撹拌を続ける。透明溶液が得られた時点で(通常1〜2時間後)、撹拌しながら600kgの酒石酸を添加する。酒石酸は一定温度で添加し、撹拌を続ける。添加終了後、混合液をさらに約5〜6時間撹拌する。
1000kgの酒石酸を、ゆっくりと回転している(3回転/分)噴霧・粉末添加装置を備えた無孔水平パン(unperforated horizontal pan)(例えばDriamat 2000/2.5)に添加する。噴霧開始前に、酸の試料をスクリーニング分析用に採取する。問題の酸は、粒径0.4〜0.6mmの範囲の酒石酸粒子である。
上記方法で得られた酸ゴム溶液を、このように提供された酒石酸粒子上に噴霧する。噴霧の間、供給される空気の量を、1000m3/h、35〜75℃に調節する。差圧は2ミリバール、パンの回転速度は、9回転/分である。ノズルは、中身より350〜450mmの距離に調整すべきである。
酸ゴム溶液を、代替的に、以下の工程で噴霧する。約4.8kgの酸ゴム溶液を粒径0.4〜0.6mmの酒石酸粒子上に噴霧し、溶液を分配後、約3.2kgの酒石酸粉末を湿気を帯びた酒石酸粒子に振りかける。問題の酒石酸粉末は、粒径が50ミクロン未満の微細な酒石酸粒子からなる。全部で800kgの酒石酸粉末が必要である。上記酒石酸粉末を振りかけ、分配した後、噴霧物質を、製品温度が約40℃に達するまで乾燥させる。次いで、酸ゴム溶液の噴霧を行う。
これらのサイクルを、酸ゴム溶液を使い切るまで繰り返す。その過程が終了した時点で、酸ペレットを、3rpmで240分間、パン中で乾燥させる。乾燥終了後のケーキングを防ぐために、断続的なプログラムを毎時3分間3rpmで実行する。本例では、これは、パンを1時間おきに3分間3rpmで回転させ、その後、放置することを意味する。次いで、酸ペレットを、乾燥装置に移す。その後、60℃で48時間乾燥させる。最後に、粒径分布をスクリーニング分析により決定する。直径0.6〜0.8mmの粒径が生成物に対応する。この画分は、85%を超えている必要がある。
実施例2 − スターターペレットの分離
分離懸濁液を調製するために、666.1(347.5)kgのエタノールを混合容器に入れ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(33.1(17.3)kg)を約600rpmで撹拌しながら添加し、溶解させる。その後、同様の条件下、0.6(0.3)kgのジメチコンを添加する。使用の直前に、タルク(33.1(17.3)kg)を、再度撹拌しながら添加し、懸濁する。
酸ペレット1200(600)kgをコーティング装置(例えば、GS-Coater Mod. 600/Mod. 1200)に注入し、回転するパン中、数時間続く連続的な噴霧過程において、1200kgの混合物の場合には32kg/h、600kgの混合物には21kg/hの噴霧速度で、上記の分離懸濁液をその中に噴霧する。ペレットも70℃以下の温度で供給空気により連続的に乾燥させる。
GS-Coaterを空にした後、分離スターターペレットをスクリーニングにより分画する。直径1.0mm以下の生成物画分を保存し、さらに使用する。
実施例3 − ダビガトランエテキシラート懸濁液の調製
26.5kgのヒドロキシプロピルセルロースを、プロペラ撹拌機を取り付けた1200リットルの混合容器中の720kgのイソプロパノールに添加し、混合液を完全に溶解するまで(約12〜60時間;約500rpm)撹拌する。溶液が透明になった時点で、132.3kgのダビガトランエテキシラートメタンスルホナート(多形体I)を撹拌しながら(400rpm)添加し、混合液をさらに約20〜30分間撹拌する。その後、21.15kgのタルクを一定の撹拌速度で添加し、同じ速度でさらに約10〜15分間継続して撹拌する。上記の過程は、好ましくは、窒素雰囲気下で実施する。
形成されたすべての固まりを、UltraTurrax撹拌機を使用し、ホモジナイズにより破壊する(約60〜200分間)。懸濁液の温度は、全製造過程にわたり30℃を超えてはならない。
懸濁液は、沈殿が確実に起きないように、さらなる過程の準備ができるまで撹拌する(約400rpm)。
懸濁液を30℃未満で保存する場合、最大でも48時間以内にさらなる処理をしなければならない。例えば、懸濁液を製造し、22℃で保存する場合、60時間以内にさらなる処理をしなければならない。
実施例4 − ダビガトランエテキシラート活性物質ペレットの調製
無孔容器を備えた水平パンを使用する(GS Coater Mod. 600)。流動床法と対照的に、「上方噴霧」(top-spray)法により、回転パン中、ペレットの流動床に懸濁液を噴霧する。それは、直径1.4mmのノズルを通して噴霧される。乾燥空気は、ペレット床に、いわゆる浸漬回転翼(immersion blade)を介して入れられ、塗工機の後壁の開口部を介して搬送される。
実施例2により得られた酒石酸ペレット320kgを水平パンに入れ、ペレット床を加熱する。生成物の温度が43℃に達した時点で、噴霧を開始する。実施例3により事前に調製された900kgの懸濁液を、噴霧速度20kg/hでまず2時間、その後、24kg/hで噴霧する。懸濁液を常に撹拌する。供給される空気の温度は最高でも75℃とする。供給される空気の量は約1900m3/hとする。
その後、ペレットを、水平パン(5回転/分)中、空気流入温度が少なくとも30℃、最高で50℃、空気流入量が500m3/hで、約1〜2時間乾燥させる。
このように得られた325kgのペレットを、その後、再度水平パンに入れ、43℃まで加熱する。実施例3により事前に調製された懸濁液900kgを、噴霧速度20kg/hでまず2時間、その後、24kg/hで噴霧する。懸濁液を常に撹拌する。供給される空気の温度は最高で75℃とする。供給される空気の量は約1900m3/hとする。
その後、ペレットを、水平パン(5回転/分)中、空気流入温度が少なくとも30℃、最高で50℃、空気流入量が500m3/hで、約1〜2時間乾燥させる。
乾燥したペレットを、その後、メッシュサイズ1.6mmの振動ふるいに通し、更なる過程に必要になるまで、乾燥剤入りの容器に保存する。
実施例5 − 処方の例
以下の処方例は、その後、ヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填することにより、実施例4により得られた活性物質ペレットから得られる:
Figure 2012500244
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための上記の医薬製剤の1つに関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、60〜90mgの、好ましくは、70〜80mgの、特に好ましくは、約75mgの式Iのダビガトランエテキシラートを含む医薬製剤に関する。別の形態において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、90〜130mgの、好ましくは、100〜120mgの、好ましくは、105〜115mgの、特に好ましくは、約110mgの式Iのダビガトランエテキシラートを含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、60〜90mgの、好ましくは、70〜80mgの、特に好ましくは、約75mgのメタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートを含む医薬製剤に関する。別の形態において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、90〜130mg、好ましくは、100〜120mg、好ましくは、105〜115mg、特に好ましくは、約110mgのメタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートを含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、メタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートに加えてヒドロキシメチルプロピルセルロースを含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、メタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートに加えてジメチルポリシロキサンを含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、メタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートに加えて、アラビアゴム、酒石酸、ヒドロキシメチルプロピルセルロース、ジメチルポリシロキサン、タルクおよびヒドロプロピルセルロース成分を含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置のための、メタンスルホン酸塩の多形体Iの形の式Iのダビガトランエテキシラートに加えて、アラビアゴム、酒石酸、ヒドロキシメチルプロピルセルロース、ジメチルポリシロキサン、タルクおよびヒドロプロピルセルロースのみを含む医薬製剤に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の処置の方法であって、式Iのダビガトランエテキシラートを、場合により、その互変異性体、その薬学的に許容しうる塩、その多形体、その溶媒和物、またはその水和物の形体で使用することを特徴とする方法に関する。
別の態様において、本発明は、乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、腸、食道、直腸、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍、特に悪性固形腫瘍または軟部組織腫瘍の治療の方法であって、式Iのダビガトランエテキシラートを上記の医薬製剤の一つの形として使用することを特徴とする方法に関する。

Claims (7)

  1. 腫瘍、特に悪性固形腫瘍または悪性軟部組織腫瘍の処置のための医薬としての、場合により、その互変異性体およびその薬学的に許容しうる塩の形である式I:
    Figure 2012500244

    の化合物。
  2. 薬学的に許容しうる塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロベンゾアート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロラクタート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート、および、ヒドロ−p−トルエンスルホナート、好ましくは、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロマレアート、ヒドロフマラート、およびヒドロメタンスルホナートから選択される、請求項1記載の式Iの化合物。
  3. PAR高度発現および/または間質におけるPAR発現を有する悪性腫瘍の処置のための医薬としての、請求項1または2記載の式Iの化合物。
  4. 乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または肝臓の領域に発見される悪性腫瘍の処置のための医薬としての、請求項1、2または3記載の式Iの化合物。
  5. PAR高度発現および/または間質におけるPAR発現を有し、膵臓腺癌、腎細胞癌(RCC)、乳管癌および小葉癌、胃腺癌、食道腺癌、卵巣腺癌、頭頸部扁平上皮癌(H&NSCC)、結腸直腸腺癌、および、前立腺癌から選択される悪性腫瘍の処置のための医薬としての、請求項1または2記載の式Iの化合物。
  6. 腫瘍、特に悪性固形腫瘍または悪性軟部組織腫瘍の処置のための医薬組成物の調製のための、請求項1または2記載の式Iの化合物の使用。
  7. 乳房、膵臓、卵巣、子宮、頸部、前立腺、肺、尿路、膀胱、胆嚢、胃、または、肝臓の領域に発見される腫瘍の処置のための医薬の調製のための、請求項6記載の式Iの化合物の使用。
JP2011523404A 2008-08-19 2009-08-17 腫瘍療法におけるダビガトラン Pending JP2012500244A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08162625 2008-08-19
EP08162625.1 2008-08-19
PCT/EP2009/060591 WO2010020601A1 (en) 2008-08-19 2009-08-17 Dabigatran in tumour therapy

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012500244A true JP2012500244A (ja) 2012-01-05

Family

ID=39998995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011523404A Pending JP2012500244A (ja) 2008-08-19 2009-08-17 腫瘍療法におけるダビガトラン

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20110306640A1 (ja)
EP (1) EP2331096A1 (ja)
JP (1) JP2012500244A (ja)
CA (1) CA2734809A1 (ja)
WO (1) WO2010020601A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2009315729A1 (en) 2008-11-11 2010-05-20 Boehringer Ingelheim International Gmbh Method for treating or preventing thrombosis using dabigatran etexilate or a salt thereof with improved safety profile over conventional warfarin therapy
CN102918034B (zh) 2010-03-30 2015-06-03 维颂公司 多取代芳族化合物作为凝血酶的抑制剂
CN103304539A (zh) * 2012-03-07 2013-09-18 天津药物研究院 达比加群酯苹果酸盐及其制备方法和应用
US20150225370A1 (en) * 2012-09-28 2015-08-13 Ranbaxy Laboratories Limited Process for the preparation of dabigatran etexilate or pharmaceutically acceptable salt thereof
MX373646B (es) 2013-03-15 2020-04-02 Verseon Corp Halogeno-pirazoles como inhibidores de trombina.
DK2968297T3 (en) 2013-03-15 2019-01-07 Verseon Inc MULTI-SUBSTITUTED AROMATIC COMPOUNDS AS SERINE PROTEASE INHIBITORS
WO2015071841A1 (en) 2013-11-12 2015-05-21 Druggability Technologies Holdings Limited Complexes of dabigatran and its derivatives, process for the preparation thereof and pharmaceutical compositions containing them
RU2017112739A (ru) 2014-09-17 2018-10-17 Версеон Корпорейшн Пиразолил-замещенные пиридоновые соединения как ингибиторы сериновых протеаз
WO2016138532A1 (en) 2015-02-27 2016-09-01 Verseon Corporation Substituted pyrazole compounds as serine protease inhibitors
MX2021000472A (es) 2018-07-13 2021-06-23 Verseon Int Corporation Inhibidores de trombina, formulaciones y usos de estos.
CN110448557A (zh) * 2019-09-05 2019-11-15 黄筱茜 抗凝血药达比加群酯的新药用途

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513881A (ja) * 1998-08-07 2003-04-15 ハダジツト・メデイカル・リサーチ・サービシズ・アンド・デベロツプメント・カンパニー・リミテツド 浸潤性細胞の治療方法
JP2006524203A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング トロンビンの過剰形成及び/又はトロンビンレセプターの発現上昇により生じる血栓塞栓性疾病及び疾患の治療及び予防のためのジピリダモール又はモピダモールの使用
WO2008009639A2 (en) * 2006-07-17 2008-01-24 Boehringer Ingelheim International Gmbh New indications for direct thrombin inhibitors
WO2008009640A1 (en) * 2006-07-17 2008-01-24 Boehringer Ingelheim International Gmbh New paediatric indications for direct thrombin inhibitors

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513881A (ja) * 1998-08-07 2003-04-15 ハダジツト・メデイカル・リサーチ・サービシズ・アンド・デベロツプメント・カンパニー・リミテツド 浸潤性細胞の治療方法
JP2006524203A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング トロンビンの過剰形成及び/又はトロンビンレセプターの発現上昇により生じる血栓塞栓性疾病及び疾患の治療及び予防のためのジピリダモール又はモピダモールの使用
WO2008009639A2 (en) * 2006-07-17 2008-01-24 Boehringer Ingelheim International Gmbh New indications for direct thrombin inhibitors
WO2008009640A1 (en) * 2006-07-17 2008-01-24 Boehringer Ingelheim International Gmbh New paediatric indications for direct thrombin inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
US20140051728A1 (en) 2014-02-20
CA2734809A1 (en) 2010-02-25
US20110306640A1 (en) 2011-12-15
WO2010020601A1 (en) 2010-02-25
EP2331096A1 (en) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012500244A (ja) 腫瘍療法におけるダビガトラン
CN100528157C (zh) 3-[(2-{[4-(己氧羰基氨基-亚氨基-甲基)-苯基氨基]-甲基}-1-甲基-1h-苯并咪唑-5-羰基)-吡啶-2-基-氨基]-丙酸乙酯及其盐的口服施用的投药剂型
JP2012500245A (ja) 経皮的インターベンション心臓カテーテル法のためのダビガトラン
US20030181488A1 (en) Administration form for the oral application of 3-[(2-{[4-(hexyloxycarbonylamino-imino-methyl)-phenylamino]-methyl}-1-methyl-1H-benzimidazol-5-carbonyl)-pyridin-2-yl-amino]-propionic acid ethyl ester and the salts thereof
US20120142703A1 (en) New combination therapy in treatment of oncological and fibrotic diseases
TW200944513A (en) Process for preparing orally administered dabigatran formulations
JP2012500243A (ja) 肺高血圧症患者の治療のためのダビガトランエテキシラートの使用
US20140066456A1 (en) Combination therapy in treatment of cancer and fibrotic diseases
CN101632668A (zh) 口服药物组合物
HK1078792B (en) Form of presentation for 3-[(2-{[4-(hexyloxycarbonylamino-imino-methyl)-phenylamino]-methyl}-1-methyl-1h-benzimidazol-5-carbonyl)-pyridin-2-yl-amino] propionic acid ethyl ester to be administered orally

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150421