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JP2012219643A - 多気筒圧縮機 - Google Patents

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JP2012219643A
JP2012219643A JP2011083298A JP2011083298A JP2012219643A JP 2012219643 A JP2012219643 A JP 2012219643A JP 2011083298 A JP2011083298 A JP 2011083298A JP 2011083298 A JP2011083298 A JP 2011083298A JP 2012219643 A JP2012219643 A JP 2012219643A
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JP
Japan
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piston
shaft
cylinder
oil
eccentric shaft
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JP2011083298A
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Akio Uratani
昭夫 浦谷
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Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】本発明は、ピストンにかかる上下方向の圧力による力のバランスを均一にすることで性能向上と高信頼性の多気筒圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】発明は、シャフトの上下偏芯軸のそれぞれの上部下部に新たに内部オイル穴と通じる横向きの貫通するオイル穴を設け、オイルを十分供給することで、ピストンにかかる上下方向の圧力を均等とし、これによる力のバランスを均一にして、ピストンが中心位置に安定して回転することとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機の室外機等に設けられる多気筒圧縮機に関する。
一般に、空気調和機や冷凍機に用いられる圧縮機として、多気筒圧縮機が知られている。図6は従来の多気筒圧縮機の概略図を示すものである。図7は従来の多気筒圧縮機の圧縮機構部の要部断面図を示すものである。図6、図7に示すように、多気筒圧縮機は密閉容器1内に固定子10と回転子11から構成される電動機部およびこの電動機部と連結される圧縮機構部を備え、前記圧縮機構部は円筒状の上シリンダ3、下シリンダ5とその上シリンダ3下シリンダ5を仕切る中板4とシリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受2と副軸受6と、圧縮室内で偏芯回転する上ピストン8、下ピストン9と、前記回転子11と結合し前記ピストン8、9に偏芯運動を与える上偏芯軸12と下偏芯軸13を具備したシャフト7から構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−177227号公報
図6中の斜線部は、シャフト7の上偏芯軸オイル穴15、下偏芯軸オイル穴16より供給されたオイル溜まり部分を示している。ここで、各オイル穴から供給されたオイルは、各偏芯軸のオイル溝を通ってそれぞれの上下の空間へ流れ、各ピストンの上下端面と主軸受、中板、副軸受間の隙間をシールしながら、圧縮室へ流れていく。このとき、上偏芯軸の上部の主軸受とピストン間の空間Aと上偏芯軸下部とピストンと中板と更に、下偏芯軸、下ピストンで囲まれた空間Bは明かなる容積の違いがある。同様に、下偏芯軸の下部の副軸受とピストン間の空間Cと前記空間Bは明かなる容積の違いがある。この違いが、ピストンが圧縮室内を1回転する中、オイルの流れの中で圧力差を不均等に発生させることとなる。その結果、ピストンにかかる上下方向の圧力による力のバランスが崩れ、ピストンは圧縮室内を1回転する中、中心位置に安定して回転することなく、上下にも運動することになる。この上下のピストンの動きにより、摺動損失の増加を招き、よって効率低下や、主軸受、副軸受、中板の異常摩耗などの信頼性にも影響を与えることが課題となっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、オイルの圧力差を最小にすることで、ピストンにかかる上下方向の圧力による力のバランスの崩れを最小にして、ピストンが圧縮室内を1回転する期間において、中心に安定して位置して回転するようにし、性能向上や信頼性向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、密閉容器内に電動機部およびこの電動機部と連結される圧縮機構部を備え、前記圧縮機構部は円筒状の上シリンダ、下シリンダとその上下を仕切る中板と、シリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受と副軸受と、圧縮室内で偏芯回転する上ピストン、下ピストンと、前記電動機と結合しピストンに偏芯運動を与える偏芯軸を具備したシャフトから構成された多気筒圧縮機において、前記シャフトの上下偏芯軸のそれぞれの上部および下部に内部オイル穴と通じるオイル穴を1個設けている。これによって、前記空間A、B、Cに対して、オイルを十分供給することができ、その結
果、ピストンにかかる上下方向の圧力は均等となり、これによる力のバランスが崩れることがなくなり、ピストンは中心位置に安定して回転することになる。
以上のように本発明によれば、多気筒圧縮機においてピストンは圧縮室内を1回転する中、ピストンにかかる上下方向の圧力は均等となり、ピストンは中心位置に安定して回転することになり、摺動損失の増加による効率低下がなくなり、又、主軸受、副軸受、中板の異常摩耗などの信頼性の向上も図ることができる。
本発明の実施の形態1における多気筒圧縮機の要部断面図 本発明の実施の形態1におけるシャフトの外観図 本発明の実施の形態1におけるシャフトの偏芯軸の外観図 本発明の実施の形態2におけるシャフトの外観図 本発明の実施の形態2におけるシャフトの偏芯軸の外観図 従来の多気筒圧縮機の断面図 従来の多気筒圧縮機の要部断面図
本発明の多気筒圧縮機は、密閉容器内に電動機部および圧縮機構部を備え、前記圧縮機構部は円筒状の上シリンダ、下シリンダとその上下を仕切る中板と、シリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受と副軸受と、前記圧縮室内で偏芯回転する上ピストン、下ピストンと、前記電動機と結合しピストンに偏芯運動を与える偏芯軸を具備したシャフトから構成された多気筒圧縮機において、前記シャフトの上下偏芯軸の上部および下部に内部オイル穴と通じるオイル穴を各々設けている。
ある実施形態において、前記オイル穴を各々複数個設けている。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、本発明の実施形態における多気筒圧縮機は、2気筒式圧縮機を例に説明するが、これに限るものではなく、3気筒以上の多気筒圧縮機、あるいは、2段式以上の多段式圧縮機でも適用可能であることは言うまでもなく、又、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における多気筒圧縮機の要部断面図である。
圧縮機構部は、円筒状の上シリンダ3、下シリンダ5とその上シリンダ3、下シリンダ5を仕切る中板4とシリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受2と副軸受6と、圧縮室内で変芯回転する上ピストン8、下ピストン9と、前記回転子11と結合し前記ピストン8、9に偏芯運動を与える上偏芯軸12と下偏芯軸13を具備したシャフト7から構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1におけるシャフトの外観図、図3は本発明の実施の形態1におけるシャフトの偏芯軸の外観図を示したものである。
シャフト7の上下偏芯軸のそれぞれの上部下部に新たに内部オイル穴と通じる横向きの貫通するオイル穴である、上偏芯軸上オイル穴18、上偏芯軸下オイル穴19、下偏芯軸上オイル穴20、下偏芯軸下オイル穴21を設けている。
図1の斜線部空間A、B、Cはオイル溜まりを示している。シャフトが回転することで、内部貫通穴の下から供給されるオイルが、従来の上軸オイル穴14、下軸オイル穴17
に加え、追加した内部オイル穴と通じる横向きの貫通するオイル穴18、19、20、21によって、十分に斜線部空間A、B、Cのオイル溜まりに、オイルが供給される。
容積の違う空間A、B、Cに対して、追加されたオイル穴は、十分オイルを空間に供給することができるようになり、各ピストンの上下端面と主軸受、中板、副軸受間の隙間をシールしながら、圧縮室へ流れていくオイルに対して、十分に供給できる。
その結果、ピストンが圧縮室内を1回転する中、上下のオイルの流れの違いによる、ピストンの上下間での圧力差はなくなり、ピストンにかかる上下方向の圧力差による力のバランスが保たれ、ピストンは圧縮室内を1回転する中、中心位置に安定して回転することになる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるシャフトの外観図、図5は本発明の実施の形態2におけるシャフトの偏芯軸の外観図を示したものである。
シャフト7の上下偏芯軸のそれぞれの上部下部に新たに内部オイル穴と通じる横向きの貫通するオイル穴をそれぞれ複数設けたものである。
追加されたオイル穴は、十分オイルを空間に供給することができる様になり、各ピストンの上下端面と主軸受、中板、副軸受間の隙間をシールしながら、圧縮室へ流れていくオイルに対して、十分に供給できる。
その結果、ピストンが圧縮室内を1回転する中、上下のオイルの流れの違いによる、ピストンの上下間での圧力差はなくなり、ピストンにかかる上下方向の圧力差による力のバランスが保たれ、ピストンは圧縮室内を1回転する中、中心位置に安定して回転することになる。
以上のように本発明によれば、多気筒圧縮機においてピストンは圧縮室内を1回転する中、ピストンにかかる上下方向の圧力は均等となり、ピストンは中心位置に安定して回転することになり、摺動損失の増加による効率低下がなくなり、又、主軸受、副軸受、中板の異常摩耗などの信頼性の向上も図ることができるので、冷蔵庫、乾燥機、除湿機などヒートポンプを使用する様々な機器の用途にも適用できる。
1 密閉容器
2 主軸受
3 上シリンダ
4 中板
5 下シリンダ
6 副軸受
7 シャフト
8 上ピストン
9 下ピストン
10 固定子
11 回転子
12 上偏芯軸
13 下偏芯軸
14 上軸オイル穴
15 上偏芯軸オイル穴
16 下偏芯軸オイル穴
17 下軸オイル穴
18 上偏芯軸上オイル穴
19 上偏芯軸下オイル穴
20 下偏芯軸上オイル穴
21 下偏芯軸下オイル穴

Claims (2)

  1. 密閉容器内に電動機部および圧縮機構部を備え、
    前記圧縮機構部は円筒状の上シリンダ、下シリンダとその上下を仕切る中板と、
    シリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受と副軸受と、
    前記圧縮室内で偏芯回転する上ピストン、下ピストンと、
    前記電動機と結合しピストンに偏芯運動を与える偏芯軸を具備したシャフトから構成された多気筒圧縮機において、
    前記シャフトの上下偏芯軸の上部および下部に内部オイル穴と通じるオイル穴を各々設けたことを特徴とする多気筒圧縮機。
  2. 前記オイル穴を各々複数個設けたことを特徴とする請求項1に記載の多気筒圧縮機。
JP2011083298A 2011-04-05 2011-04-05 多気筒圧縮機 Withdrawn JP2012219643A (ja)

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