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JP2012210790A - 記録装置 - Google Patents

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JP2012210790A JP2011078614A JP2011078614A JP2012210790A JP 2012210790 A JP2012210790 A JP 2012210790A JP 2011078614 A JP2011078614 A JP 2011078614A JP 2011078614 A JP2011078614 A JP 2011078614A JP 2012210790 A JP2012210790 A JP 2012210790A
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Abstract

【課題】タンクやタンク装着部が破損することを抑制する。
【解決手段】プリンタは、カートリッジが装着されるタンク装着部が設けられた上筐体と、下筐体とを有している。上筐体は、下筐体に対して軸を介して回動可能である。上筐体が近接位置にある場合において(S4:YES)、タンク装着部に対するカートリッジの装着状態が装着途中状態であると判断部が判断した場合(S5:YES)に、上筐体の回動が規制されるようにロック機構を規制状態とする(S6)。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
特許文献1には、記録媒体に画像を記録するための記録剤を収容するタンクが装着されるタンク装着部を含む記録装置について記載されている。この記録装置においては、タンク装着部が設けられた下側の第1筐体と、第1筐体に対して上向きに回動可能であって、第1筐体に近接した近接位置と近接位置のときよりも第1筐体から離隔した離隔位置とを取り得る第2筐体とを有する。
特開2004−345307号公報
上記特許文献1に記載の記録装置において、本出願人の発明者等は、タンク装着部を第2筐体に設けることを検討したところ、以下の問題が生じることを知見した。
それは、タンクの着脱とは別の目的(例えば内部の保守作業)によって、第2筐体を回動させるときに、タンクがタンク装着部へ装着される途中(タンク装着部に存在はするが、装着されていない状態)であった場合に生じる問題であり、これにより、タンクが第2筐体の回動に連動してタンク装着部内で移動し、その結果、タンクがタンク装着部から外れて落下したり、タンクとタンク装着部とが衝突し、タンクやタンク装着部が破損する弊害が予想される。
そこで、本発明の目的は、タンクやタンク装着部が破損することを抑制する記録装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の記録装置は、記録媒体に画像を記録するための記録剤を収容するタンクが装着されるタンク装着部と、第1筐体と、前記第1筐体に軸を介して連結され当該軸を中心として前記第1筐体に対して鉛直成分を含む所定の回動方向に回動可能であり、当該回動によって、前記第1筐体に近接して記録媒体に画像が記録される際の近接位置と前記近接位置のときよりも前記第1筐体から離隔する離隔位置とを取り得るものであって、前記タンク装着部が設けられた第2筐体と、前記タンク装着部への前記タンクの装着状態が、前記タンクが前記タンク装着部に装着される途中の装着途中状態であるか否かを判断する判断手段と、前記近接位置にある前記第2筐体の回動を規制する規制状態と、前記近接位置にある前記第2筐体の回動を許容可能な解除状態とを取り得る規制部と、前記規制部を制御する規制制御手段と、を備え、前記規制制御手段は、前記装着途中状態であると前記判断手段が判断した場合には前記規制部を前記規制状態とし、前記装着途中状態でないと前記判断手段が判断した場合には前記規制部を前記解除状態とすることを特徴とする。
上記の構成によれば、第2筐体が近接位置にある場合に、タンクが装着途中であるときには、第2筐体の回動が規制されているので、第2筐体の回動に連動してタンクがタンク装着部内を移動することがなく、タンクやタンク装着部の破損を抑制することができる。仮に、タンクが装着途中であるときに、第2筐体の回動が規制されていないとすると、タンクが第2筐体の回動に連動して移動して、タンクがタンク装着部から外れて落下したり、タンクとタンク装着部とが衝突したりして、タンクやタンク装着部が破損する虞がある。
また、本発明の記録装置において、前記タンク装着部は、前記タンク装着部への前記タンクの装着方向が、前記第2筐体が前記近接位置にあるときには水平方向であり、前記第2筐体が前記離隔位置にあるときに鉛直下向き成分を含む方向となるように前記第2筐体に設けられていてもよい。
また、本発明の記録装置においては、前記タンク装着部における前記タンクの装着方向の下流端に配置され、前記タンクとの接触を検出する第1センサをさらに有しており、前記判断手段は、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断してもよい。上記の構成によれば、タンクが装着途中状態であるかを確実に判断することができる。
また、本発明の記録装置において、前記タンク装着部の開口を開閉する扉と、前記扉の閉塞を検出する第2センサとをさらに有しており、前記判断手段は、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断してもよい。上記の構成によれば、タンクが装着途中であることを確実に判断することができる。
また、本発明の記録装置において、前記判断手段は、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断してもよい。第1センサがタンクとの接触を検出せず、かつ、第2センサが扉の閉塞を検出した場合は、タンク装着部にはタンクは存在しない。この場合に、装着途中状態でないと判断されて、第2筐体の回動が許容されるので、操作性が向上する。
また、本発明の記録装置においては、表示手段と、その表示手段においてなされる表示を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記扉の閉塞を促すメッセージを表示するように前記表示手段を制御してもよい。第2筐体は、内部の保守作業のために、近接位置から離隔位置へ回動される。そのため、第2筐体の回動が規制されている原因が、タンクの装着状態であることにユーザが、気がつかない場合がある。この場合に、扉の閉塞を促すメッセージが表示され、扉が閉塞されれば規制が解除されるため、操作性が向上する。
また、本発明の記録装置において、前記タンク装着部に前記タンクが存在することを検出する第3センサをさらに有しており、前記判断手段は、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出せず、かつ、前記第3センサが前記タンクの存在を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断し、前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出せず、かつ、前記第3センサが前記タンクの存在を検出しない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断してもよい。上記の構成によれば、タンクが装着途中であることをより確実に判断することができる。
また、本発明の記録装置においては、前記タンク装着部の開口を開閉する扉と、前記扉の閉塞を検出する第2センサとをさらに備え、前記判断手段は、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断してもよい。上記の構成によれば、タンクが装着途中であることを確実に判断することができる。
また、本発明の記録装置においては、記録媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された記録媒体に対して、記録剤を用いて画像を記録する記録部とをさらに備え、前記第1筐体は、前記支持部を支持し、前記第2筐体は、前記第2筐体が前記近接位置にあるときに、前記記録部が前記支持部に対向するように、前記記録部を支持してもよい。上記の構成によれば、第2筐体が離隔位置にあるとき、記録部と支持部との間でジャムした記録媒体を除去する保守作業、記録部の保守作業、及び、支持部の保守作業をユーザにより行わせることができる。
タンクやタンク装着部が破損することを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタを示す外観斜視図である。 プリンタの内部を示す概略側面図である。 タンク装着部及びカートリッジについて説明する説明図であり、(a)は上筐体が近接位置にあるときの断面図、(b)は上筐体が離隔位置にあるときの断面図、(c)はタンク装着部の正面図である。 ロック機構を示す正面図である。 タンク装着部に対するカートリッジの装着状態について説明する説明図であり、(a),(b)は空状態のときの断面図、(c)は装着途中状態のときの断面図、(d),(e)は装着完了状態のときの断面図である。 制御装置の機能ブロック図である。 プリンタの状態遷移図である。 図7に示すプリンタの各状態における、タンク装着状態、並びに、上筐体センサ、カバーセンサ、及びタンク底センサからの検出信号の有無、及びロック機構の状態を示すテーブルである。 プリンタの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する説明図であり、(a)はタンク装着部及びカートリッジの断面図、(b)は図7に対応するテーブルであり、(c)は第2実施形態の変形例に係る図7に対応するテーブルである。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図3を参照し、本発明に係る記録装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、共に直方体形状で且つサイズが略等しい上筐体1a(第2筐体)及び下筐体1b(第1筐体)を有する。上筐体1aは下面が開口し、下筐体1bは上面が開口している。上筐体1aが下筐体1b上に重なり、互いの開口面を封止することで、プリンタ1内部の空間が画定される(図2参照)。上筐体1aの天板上部には、排紙部41が設けられている。上及び下筐体1a,1bにより画定される空間には、後述の給紙ユニット1cから排紙部41に向けて、図2に示す太矢印に沿って、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。
上筐体1aは、図2に示すように、その下端の一辺において主走査方向に延在する軸1hを介して下筐体1bに連結されている。そして、上筐体1aは、当該軸1hを中心として、下筐体1bに対して鉛直成分を含む方向に回動可能となっている。上筐体1aは、回動することで、下筐体1bに近接した近接位置(図2に示す位置)と、近接位置のときよりも下筐体1bから離隔した離隔位置(図1に示す位置)とを取り得る。上筐体1aが離隔位置にあるとき、近接位置にある上筐体1a及び下筐体1bによって形成されている用紙搬送経路の一部が外部に露出され、用紙搬送経路上にユーザの作業空間が確保される。上筐体1aが離隔位置に位置し作業空間が確保されると、ジャム処理や記録部9及び支持部60の保守作業を行うことが可能となる。ジャム処理は、記録動作中に用紙搬送経路においてジャムした用紙Pをユーザが除去する作業である。記録部9の保守作業とは、吐出面10aに付着した異物をユーザが除去する作業、ヘッド10の取り付け位置をユーザが調整する作業、ヘッド10をユーザが交換する作業などである。また、支持部60の保守作業とは、支持面61aに付着した異物をユーザが除去する作業、支持部60の取り付け位置をユーザが調整する作業、支持部60をユーザが交換する作業などである。また、保守作業は、記録部9及び支持部60の保守作業以外にも、上筐体1a及び下筐体1b内に収容される構成要素(給紙ローラ21や、ガイド29、送りローラ対22〜28)の清掃作業や交換作業も含まれる。
軸1hには、上筐体1aを開放する方向に(近接位置から離隔位置に向けて)付勢するバネ(不図示)が設けられている。本実施形態において、上筐体1aは、水平面に対して略35度の傾斜角度まで開くことができる。
上筐体1aは、2つのヘッド10(図2に太矢印で示す用紙搬送方向上流側から順に、処理液を吐出するプレコートヘッド10及びブラックインクを吐出するインクジェットヘッド10)、これら2つのヘッド10及び送りローラ対24のうちの上側のローラを支持するフレーム3、カートリッジ50が装着される2つのタンク装着部30、プリンタ1各部の動作を制御する制御装置1p、ディスプレイ(表示手段)90(図6参照)を収容している。本実施形態においては、2つのヘッド10とフレーム3によって、用紙Pに画像を記録する記録部9が構成されている。2つのヘッド10は、フレーム3を介して上筐体1aに保持されている。
また、上筐体1aの下面には、図3に示すように、上筐体1aが近接位置にあるときだけ、検出信号を制御装置1pに出力する上筐体センサ84が設けられている。この上筐体センサ84からの検出信号の有無によって、制御装置1pが、上筐体1aが離隔位置及び近接位置のいずれにあるかを判断する。
上筐体1aの正面(図1の紙面左手前側の面)には、近接位置にある上筐体1aの回動を規制可能なロック機構(規制部)70、及び、タンク装着部30の後述の開口31aを開閉するタンクカバー(扉)5が設けられている。タンク装着部30、及びロック機構70については、後に詳述する。
さらに、上筐体1aは、送りローラ対25,26のうちの上側のローラ、これらローラ対25,26間のガイド29のうちの上側のガイド、送りローラ対27,28及び用紙搬送方向に沿って送りローラ対26,28間の2組のガイド29も収容している。つまり、上筐体1aが近接位置から離隔位置に上向回動することで、これらの収容部品がすべて上筐体1aとともに移動する。なお、図2では、上筐体1aに収容されている一部の部品の図示を省略している。
下筐体1bは、支持部60、及び給紙ユニット1cを収容(保持)している。さらに下筐体1bは、用紙センサ42、送りローラ対22,23及び用紙搬送方向に沿って給紙ユニット1cと送りローラ対23との間の2組のガイド29も収容している。また、下筐体1bの正面には、上筐体1aのロック機構70を覆う開閉可能な蓋4が設けられている。この蓋4を開放することによってロック機構70が露出される。
各カートリッジ(タンク)50は、対応するヘッド10に供給される記録材としての処理液又はブラックインク(以下、これらを「液体」と総称する。)が貯留されている。処理液は、インクの滲みや裏抜けを防止する機能、インクの発色性や速乾性を向上させる機能等を有する液体である。
カートリッジ50は、図3(a),(b)に示すように、略直方体の外形形状を有する。タンク装着部30に対するカートリッジ35の装着方向において、カートリッジ50における下流側の面である前面50aには、液体供給部56、及び接点51が設けられている。液体供給部56は、前面50aに形成された開口を封止するゴムなどの弾性部材から構成されている。そして、カートリッジ50がタンク装着部30に装着されると、液体供給部56(すなわち、弾性部材)に後述の中空針37が貫通し、当該カートリッジ50と対応するヘッド10が、中空針37に接続されたチューブ(不図示)及びポンプ(不図示)を介して接続される。こうして、カートリッジ50内の液体がヘッド10に供給される。なお、各ポンプは、対応するヘッド10に液体を強制的に送るとき(すなわち、パージ動作や液体の初期導入が行われるとき)だけ制御装置1pによって駆動される。また、画像記録時におけるヘッド10には、流路内に負圧が生じるため、カートリッジ50内の液体が自動的にヘッド10に供給される。本実施形態におけるカートリッジ50の接点51は、カートリッジ50の液体情報(例えば、液体の種類及び量)などが記憶されたICチップの接点であるが、例えば、カートリッジ50に設けられたセンサなどに電力を供給する接点であってもよい。
各ヘッド10は、主走査方向に長尺なライン式であり、略直方体の外形形状を有する。2つのヘッド10は、副走査方向に互いに離隔してフレーム3に支持されている。また、各ヘッド10は、上筐体1aが近接位置にあるときに、支持部60と記録に適した間隔で対向するように、フレーム3に支持されている。各ヘッド10の上面には、中空針37に接続されたチューブが取り付けられるジョイントが設けられている。また、各ヘッド10の下面である吐出面10aには、多数の吐出口が開口し、各ヘッド10の内部には、カートリッジ50から供給された液体が吐出口に至るまでの流路が形成されている。
給紙ユニット1cは、図2に示すように、給紙トレイ20及び給紙ローラ21を有する。このうち給紙トレイ20が下筐体1bに対して副走査方向に着脱可能である。給紙トレイ20は、上方に開口する箱であり、複数種類のサイズの用紙Pを収容可能である。給紙ローラ21は、制御装置1pの制御により回転し、給紙トレイ20の最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ21によって送り出された用紙Pは、ガイド29によりガイドされ且つ送りローラ対22,23によって順次挟持されつつ支持部60へと送られる。
支持部60は、図2に示すように、記録部9と鉛直方向に対向して配置されている。支持部60は、ヘッド10とそれぞれ対向する2つのプラテン61と、これらプラテン61を支持するフレーム11とを有している。フレーム11は、下側の送りローラ24を回転可能に支持している。また、プラテン61は、主走査方向及び副走査方向に関して吐出面10aより一回り大きなサイズを有している。
プラテン61の表面は、吐出面10aに対向しつつ用紙Pを支持する支持面61aであり、用紙Pを保持できるように材料や加工に工夫が施されている。例えば支持面61aに、弱粘着性のシリコン層を形成したり、副走査方向に沿ったリブを多数形成したりすることで、支持面61a上に載置された用紙Pの浮き等が防止される。また、プラテン61は、樹脂により構成されている。
次に、図2及び図3を参照して、タンク装着部30の構成について説明する。タンク装着部30は、図2及び図3(c)に示すように、上筐体1aの上部に2つ設けられている。これらタンク装着部30は、主走査方向に並んで配置されている。2つのタンク装着部30は、図3(c)に示すように、主走査方向に関して両者のちょうど中間を通る鉛直方向の直線L(2点鎖線)に対して線対称に設けられている。なお、各タンク装着部30の構成は同じであるため、1つのタンク装着部30について、以下に説明する。
タンク装着部30は、図3に示すように、カートリッジ50が装着可能な略矩形状の凹部31を有している。この凹部31の開口31aは、カートリッジ50が挿入される挿入口であり、上筐体1aの正面に形成されている。凹部31は、タンク装着部30へのカートリッジ50の装着方向において、開口31aから下流側に向かって延出している。これにより、タンク装着部30へのカートリッジ50の装着方向は、上筐体1aが近接位置にあるときには水平方向(図3(a)参照)であり、上筐体1aが離隔位置にあるときには鉛直下向き成分を含む方向(図3(b)参照)となる。
タンク装着部30へのカートリッジ50の装着方向において、凹部31の下流側の面である底部31bには、タンク底センサ(第1センサ)36、及び中空針37が設けられている。即ち、タンク底センサ36及び中空針37はタンク装着部30におけるカートリッジ50の装着方向の下流端に配置されている。タンク底センサ36は、カートリッジ50が凹部31に完全に装着されたときに、接点51(図3(c)参照)と電気的に接続される。タンク底センサ36は、接点51との接続を検出したときに、検出信号を制御装置1pに出力する。このタンク底センサ36からの検出信号の有無によって、制御装置1pが、カートリッジ50がタンク装着部30に完全に装着されたか否かを判断する。ここで、カートリッジ50がタンク装着部30に完全に装着された状態とは、液体供給部56が中空針37により貫かれるときのカートリッジ50の配置場所に、カートリッジ50が位置する状態である。なお、本実施形態におけるタンク底センサ36はIC基板からなる。変形例として、タンク底センサ36は、例えば、カートリッジ50に設けられたセンサなどに電力を供給する接点と電気的に接続される接点であってもよい。
中空針37は、ヘッド10に接続されたチューブ(不図示)と接続されている。また、中空針37はタンク装着部30へのカートリッジ50の装着方向において、凹部31の底部31bから上流側に向かって延出している。これにより、図3(b)に示すように、カートリッジ50がタンク装着部3に完全に装着されると、中空針37が液体供給部56を貫通し、カートリッジ50と対向するヘッド10とが接続される。
また、凹部31における開口31a近傍の内側面には、タンクカバー5の閉塞を検出して、検出信号を制御装置1pに出力するカバーセンサ(第2センサ)35が設けられている。このカバーセンサ35からの検出信号の有無によって、制御装置1pが、タンクカバー5が閉塞しているか否かを判断する。
次いで、図4を参照し、ロック機構70の構成について説明する。
ロック機構70は、円柱状の回転部材71と、2つの連動部材73a,73bと、揺動部材74a,74bと、バネ76a,76bと、固定部材75a,75bと、軸部材75c、75dとを含む。回転部材71と、連動部材73a,73bと、揺動部材74a,74bと、バネ76a,76bとは、上筐体1aに保持されている。固定部材75a,75bと、軸部材75c、75dとは、下筐体1bに保持されている。連動部材73a,73bは、長手方向一端がそれぞれ回転部材71の周面に連結されている。揺動部材74a,74bは、各連動部材73a,73bの長手方向他端に連結され、軸部材75c,75dと係合可能な凹部74c,74dをそれぞれ有している。バネ76a,76bは、各揺動部材74a、74bの上端に連結されている。固定部材74a、74bは、下筐体1bから回転部材71に向かって突出している。軸部材75c,75dは、副走査方向に延出しており、固定部材75a、75bにそれぞれ固定され、凹部74c、74dと係合可能である。
回転部材71の正面には、棒状のツマミ72が固定されている。ツマミ72は、ユーザが手動で回転させることができ、回転部材71と一体的に回転する。ツマミ72は、図4(a)に示す第1位置と、図4(b)に示す第2位置とをとり得る。
ツマミ72は、第1位置において、図4(a)に示すように、鉛直方向に延在している。ツマミ72が第1位置にあるとき、揺動部材74a、74bの凹部74c、74dが、軸部材75c、75dにそれぞれ係合している。この係合によって、近接位置にある上筐体1aが離隔位置に向かって回動しないように、上筐体1aの移動が規制されている。つまり、ツマミ72が第1位置にあって、上筐体1aが近接位置にあるときは、上筐体1aの移動は規制されている。
一方、ツマミ72は、第2位置において、図4(b)に示すように、鉛直方向に対して傾斜している、ツマミ72が第2位置にあるとき、揺動部材74a、74bの凹部74c、74dと、軸部材75c、75dとの係合が解除されている。そのため、上筐体1aの移動は、許容されている。つまり、ツマミが第2位置にあるとき、上筐体1aの移動は許容されている。
バネ76a,76bはそれぞれ揺動部材74a,74bの上端が回転部材71に近づく方向に付勢している。これにより、外力が付加されない状況において、ロック機構70の各部は、図4(a)に示すように、ツマミ72が第1位置をとる状態で、静止している。図4(b)に示すように、バネ76a,76bの付勢力に抗して、ツマミ72が、時計回りに回転して、ツマミ72が第2位置をとると、上筐体1aの移動が許容される。そのため、軸1hに設けられたバネの付勢力により、上筐体1aは近接位置から離隔位置へと移動する。
また、ロック機構70には、ツマミ72の回転を禁止するソレノイド77(図6参照)が設けられている。ソレノイド77は、ツマミ72が第1位置にある状態、すなわち、上筐体1aの回動が規制された状態において、ツマミ72の回転を禁止可能である。
ロック機構70は、ソレノイド77によって第1位置にあるツマミ72の回転が禁止されて上筐体1aの回動が規制される規制状態と、第1位置にあるツマミ72の回転が許容されて上筐体1aの回動が許容可能な解除状態とを有している。つまり、本実施形態において、ロック機構70の規制状態とは、ロック機構70により上筐体1aの回動が規制された状態(ツマミ72が第1位置にある状態)において、ロック機構70による当該規制を解除できない状態(ツマミ72の回転が禁止された状態)である。また、ロック機構70の解除状態とは、ロック機構70により上筐体1aの回動が規制された状態(ツマミ72が第1位置にある状態)ではあるものの、ロック機構70による当該規制を解除可能な状態(ツマミ72の回転が許容された状態)である。
ロック機構70が規制状態の場合には、ソレノイド77によって第1位置にあるツマミ72の回転が禁止されている。そのため、ユーザは第1位置にあるツマミ72を回転することができない。即ち、ロック機構70が規制状態の場合には、近接位置にある上筐体1aの回動が規制されている。
ロック機構70が解除状態の場合には、第1位置にあるツマミ72を、ユーザがバネ76a,76bの付勢力に抗して時計回りに回転させることができる。そこで、ユーザが第1位置にあるツマミ72を回転させると、上筐体1aは近接位置から離隔位置へと回動する。即ち、ロック機構70が解除状態の場合には、近接位置にある上筐体1aの回動が許容され得る。なお、このとき、上筐体センサ84から検出信号が制御装置1pに出力されないため、制御装置1pは上筐体1aが離隔位置にあると判断する。
一方、ユーザが上筐体1aを手動で離隔位置から近接位置へと、軸1hに設けられたバネの付勢力に抗して復帰させると、バネ76a,76bの付勢力によってツマミ72と下筐体1bとの係合が自動的に復帰する。このとき、上筐体センサ84から検出信号が制御装置1pに出力される。これにより、制御装置1pが離隔位置から近接位置に上筐体1aが戻ったと判定する(この時点でツマミ72と下筐体1bとの係合も復帰している)。
ロック機構70の規制状態と解除状態との切替えは、制御装置1pによるソレノイド77の制御によって行われる。具体的には、制御装置1pは、タンク装着部30へのカートリッジ50の装着状態(以下、タンク装着状態とも称す)に基づいて、ソレノイド77の制御を行う。
次に、図5を参照しつつ、タンク装着状態について説明する。タンク装着状態には、空の状態(図5(a),(b)参照)と、装着途中の状態(図5(c)参照)と、装着完了の状態(図5(d),(e)参照)とがある。空の状態は、タンク装着部30にカートリッジ50が存在しない状態である。装着途中の状態は、タンク装着部30にカートリッジ50は存在するが、装着はされていない(接点51とタンク底センサ36とが電気的に接続されていない)状態である。装着完了の状態は、タンク装着部30にカートリッジ50が完全に装着された(接点51とタンク底センサ36とが電気的に接続された)状態である。なお、空の状態には、図5(a)に示すように、タンクカバー5が閉塞した状態(以下、空の状態(A))と、図5(b)に示すように、タンクカバー5が閉塞していない状態(以下、空の状態(B))とがある。すなわち、空の状態(A)と空の状態(B)とは、タンクカバーの開閉状態は異なるものの、共に、タンク装着部30にカートリッジが存在しない状態である。また、装着完了の状態には、図5(d)に示すように、タンクカバー5が閉塞した状態(以下、装着完了の状態(A))と、図5(e)に示すように、タンクカバー5が閉塞していない状態(以下、装着完了の状態(B))とがある。すなわち、装着完了の状態(A)と装着完了の状態(B)とは、タンクカバーの開閉状態は異なるものの、タンク装着部30に対するカートリッジ50の位置が同じ状態である。
次に、図6を参照しつつ、制御装置1pについて説明する。制御装置1pは、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶する不揮発メモリと、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。制御装置1pを構成する各機能部は、これらハードウェアと不揮発メモリ内のソフトウェアとが協働して構築されている。また、制御装置1pは、プリンタ1全体を制御するものであり、印刷データ記憶部130、搬送制御部131、ヘッド制御部132、判断部133、規制制御部134、及び表示制御部135を有している。
印刷データ記憶部130は、PC等の外部装置から転送されてきた、用紙P上に記録される画像にかかる画像データ(ヘッド10のインクや処理液の吐出データ)と、搬送データとを含む印刷データを記憶している。
搬送制御部131は、印刷データ記憶部130に記憶された印刷データに含まれる搬送データに基づいて、用紙Pが用紙搬送経路に沿って搬送されるように、給紙ローラ21、及び送りローラ対23〜28を制御する。ヘッド制御部132は、印刷データ記憶部130に記憶された画像データに基づいて、用紙Pに対して所望の体積の処理液やインクを吐出するように、各ヘッド10の吐出を制御する。
判断部133は、上筐体センサ84から検出信号を受信しているときにおいて、カバーセンサ35、及びタンク底センサ36からの検出信号の有無に基づいて、タンク装着状態が装着途中状態であるか否かを判断する。具体的には、カバーセンサ35及びタンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合には、タンク装着状態が装着途中状態であると判断する。カバーセンサ35及びタンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合とは、空の状態(B)(図5(b))、及び装着途中の状態(図5(c))である。つまり、判断部133は、カバーセンサ35及びタンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合、空の状態(B)及び装着途中の状態のいずれであるのかは判別できないため、これらの状態については、タンク装着状態が装着途中状態であると判断する。また、カバーセンサ35及びタンク底センサ36のうち少なくともいずれか一方から検出信号を受信している場合には、タンク装着状態が装着途中状態でないと判断する。カバーセンサ35及びタンク底センサ36のうち少なくともいずれか一方から検出信号を受信している場合とは、空の状態(A)(図5(a))、装着完了の状態(A)(図5(d))、及び装着完了の状態(B)(図5(e))である。
また、判断部133は、カバーセンサ35、タンク底センサ36及び上筐体センサ84からの検出信号の受信状況が変化した場合に、プリンタ1の状態が遷移したと判断する。
規制制御部134は、上筐体1aが近接位置にあるときにおいて、タンク装着状態が装着途中状態であると判断部133が判断した場合に、ロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する。また、規制制御部134は、上筐体1aが近接位置にあるときにおいて、タンク装着状態が装着途中状態でないと判断部133が判断した場合にはロック機構70が解除状態となるようにソレノイド77を制御する。また、ヘッド制御部132及び搬送制御部131の制御により用紙Pに画像を記録する記録動作が行われている場合に、ロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する。
表示制御部135は、タンク装着状態が装着途中状態であると判断部133が判断した場合において、タンクカバー5の閉塞を促すメッセージをディスプレイ90に表示する。
次に、タンク装着状態及び上筐体1aの回動位置に係るプリンタ1の状態遷移について、図7及び図8を参照して説明する。図7に示すA1〜A10の状態は、ユーザによる、タンク装着部30に対するカートリッジ50の挿脱や、上筐体1aの回動により遷移する。A1〜A5の状態は、上筐体1aが近接位置にある状態であり、A6〜A10の状態は上筐体1aが離隔位置にある状態である。従って、図8に示すように、A1〜A5の状態においては、制御装置1pは上筐体センサ84から検出信号を受信しており、A6〜A10の状態においては、制御装置1pは上筐体センサ84から検出信号を受信していない。
A1の状態は、上筐体1aが近接位置にあり、且つタンク装着状態が空の状態(A)である。このA1の状態においては、図8に示すように、カバーセンサ35から検出信号を受信し、タンク底センサ36から検出信号を受信していないため、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態ではない(空状態である)と判断する。そして、規制制御部134は、ロック機構70が解除状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動が許容されるため、ユーザはロック機構70のツマミ72を回転させることで上筐体1aを離隔位置へと上向回動させることができ、その結果、ジャム処理等の内部の保守作業を行うことが可能となる。
A1の状態において、ユーザによりタンクカバー5が開放されると、タンク装着状態が空の状態(B)となり、A2の状態に遷移する。このA2の状態においては、図8に示すように、カバーセンサ35及びタンク底センサ36から検出信号を受信していないため、判断部133はタンク装着状態が装着途中状態であると判断する。そして、規制制御部134は、ロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動は規制されることになる。
なお、このA2の状態においては、上筐体1aの回動が規制されることになるため、ユーザは内部の保守作業のために上筐体1aを回動させることができない。このとき、上筐体1aの回動を許容させるためには、タンクカバー5を閉塞するか、タンク装着状態を装着完了の状態(A)もしくは装着完了の状態(B)とすればよい。しかしながら、ユーザは内部の保守作業のために上筐体1aを回動させようとしており、タンクカバーを閉塞することやタンク装着状態を装着完了の状態とすることには気付かない虞がある。そこで、A2の状態において、ディスプレイ90にタンクカバー5の閉塞を促すメッセージが表示される。そのため、このメッセージを視認したユーザがタンクカバー5を閉塞することにより、プリンタ1の状態はA2の状態からA1の状態に遷移される。A1の状態においては、上述したように、上筐体1aの回動が許容されているため、上筐体1aを離隔位置へと上向回動させることができ、その結果、保守作業をユーザが行うことが可能となる。従って、A2の状態において、ディスプレイ90にタンクカバー5の閉塞を促すメッセージが表示されることで、ユーザの操作性を向上させることができる。
A2の状態において、カートリッジ50がタンク装着部30に半挿入されると、タンク装着状態が装着途中の状態(図5(c))となり、A3の状態に遷移する。このA3の状態においては、図8に示すように、A2の状態と同様、カバーセンサ35及びタンク底センサ36から検出信号を受信していないため、判断部133はタンク装着状態が装着途中状態であると判断する。そして、規制制御部134は、ロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動は規制されることになる。このように、カートリッジ50が装着途中であるときには、上筐体1aの回動が規制されているので、上筐体1aの回動に連動してカートリッジ50がタンク装着部30内を移動することがなく、カートリッジ50やタンク装着部30の破損を抑制することができる。なお、仮に、カートリッジ50が装着途中であるときに、上筐体1aの回動が規制されていないとすると以下の問題がある。即ち、ユーザがツマミ72を回転させて揺動部材74a、74bの凹部74c、74dと、軸部材75c、75dとの係合を解除すると、軸1hに設けられたバネの付勢力により勢いよく上筐体1aが上向回動されることになる。このとき、上筐体1aの回動に連動してカートリッジ50はタンク装着部30内を移動することになるため、カートリッジ50がタンク装着部30から外れて落下したり、カートリッジ50とタンク装着部30とが衝突したりして、カートリッジ50やタンク装着部30が破損する虞がある。
A3の状態において、カートリッジ50がタンク装着部30へさらに挿入されると、タンク装着状態が装着完了の状態(B)となり、A4の状態に遷移する。このA4の状態においては、図8に示すように、カバーセンサ35から検出信号を受信せず、タンク底センサ36からは検出信号を受信しているため、判断部133はタンク装着状態が装着途中状態ではない(装着完了状態である)と判断する。そして、規制制御部134は、ロック機構70が解除状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動が許容されることになる。
A4の状態において、ユーザによりタンクカバー5が閉塞されると、タンク装着状態が装着完了の状態(A)となり、A5の状態に遷移する。このA5の状態においても、図8に示すように、カバーセンサ35及びタンク底センサ36から検出信号を受信しているため、判断部133はタンク装着状態が装着途中状態ではない(装着完了状態である)と判断し、その結果、A4の状態と同様、上筐体1aの回動が許容されることになる。
図7に示すA6〜A10の状態は、A1〜A5の状態において上筐体1aを離隔位置に位置させた状態にそれぞれ相当する。A1、A4及びA5の状態においては、上筐体1aを近接位置から離隔位置へ上向回動させることで、A6、A9、及びA10の状態にそれぞれ遷移することはできるが、A2、及びA3の状態においては、上筐体1aの回動が規制されているため、A7及びA8の状態へ直接的に遷移することはできない。一方、A6〜A10の状態においては、上筐体1aは離隔位置に位置されているため、上筐体1aを離隔位置から近接位置へと下向回動させることで、A1〜A5の状態にそれぞれ遷移する。
なお、A8の状態においては、上筐体1aの回動は規制されていないため、上筐体1aが離隔位置から近接位置へと下向回動された場合には、上筐体1aの回動に連動して装着途中であるカートリッジ50はタンク装着部30内にて移動する可能性がある。しかしながら、タンク装着部30へのカートリッジ50の装着方向は、上筐体1aが近接位置にあるときには水平方向であり、上筐体1aが離隔位置にあるときには鉛直下向き成分を含む方向であるため、上筐体1aの下向回動の連動によりカートリッジ50がタンク装着部30内を移動したとしても、その移動方向は、主に底部31bから開口31aに向かう方向となる。従って、カートリッジ50とタンク装着部30との衝突により、これらが破損する可能性は低い。またさらに、上筐体1aの下向回動は、軸1hに設けられたバネの付勢力に抗してユーザによりゆっくり行われるため、カートリッジ50がタンク装着部30から落下したり、カートリッジ50とタンク装着部30とが衝突したりする可能性は極めて低いものとなっている。
次に、プリンタ1の記録動作について説明する。
制御装置1pが外部装置から印刷データ(記録指令)を受信すると、記録動作が開始される。具体的には、外部装置から受信した印刷データに基づいて、給紙ローラ21、及び各送りローラ対22〜28等を駆動する。給紙トレイ20から送り出された用紙Pは、ガイド29を通って支持部60に送られる。支持部60へと送られた用紙Pは、支持面61aに支持され且つ回転する送りローラ対23,24,25に挟持されつつ搬送される。用紙Pが2つのヘッド10の真下を順次通過する際に、制御装置1pの制御により各ヘッド10が駆動され、各吐出面10aの吐出口から用紙Pの表面に向けて液体が吐出されることで、用紙P上に画像が形成される。吐出口からの液体吐出動作は、用紙センサ42からの検出信号に基づき、制御装置1pによる制御の下で行われる。用紙Pは、その後ガイド29によりガイドされ且つ送りローラ対26,27,28によって挟持されつつ上方に搬送され、上筐体1a上部に形成された開口40から排紙部41へと排出される。
この記録動作中に、制御装置1pはジャム(用紙搬送経路における用紙Pの詰まり)の発生を検知可能である。具体的には、ジャムの発生は、用紙センサ42や、送りローラ対22〜28からの信号に基づいて、制御装置1pが検知する。そして、記録動作中にジャムが生じた場合、制御装置1pがヘッド10、各送りローラ対22〜28などを制御して、記録動作自体を中断する。そして、ユーザが、ジャム処理(用紙搬送経路における用紙Pの詰まりを解消する作業)を行うために、上筐体1aを離隔位置へと回動させる。ユーザは、上及び下筐体1a,1b間に形成された作業空間において、詰まった用紙Pを取り除いた後、上筐体1aを近接位置に戻す。こうして、ジャム処理作業が終了する。この後、再度、制御装置1pが外部装置からの記録指令を受信することで、記録動作が開始される。
次に、図9を参照して、ロック機構70における規制状態と解除状態との切り替え動作について説明する。
制御装置1pは、搬送制御部131及びヘッド制御部132により記録動作が行われているか否かを判断する(S1)。記録動作が行われていると判断した場合(S1:YES)には、規制制御部134はロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動が規制されるので、記録動作中において、ユーザの不注意等により上筐体1aが回動されることによって、プリンタ1に不具合が生じることを防止することができる。このステップS2の処理が終了すると、ステップS1の処理に戻る。ここで、プリンタ1の不具合とは、用紙Pにジャムが生じたり、支持面61aにインクが付着したり、用紙Pと吐出面10aとが接触して吐出面10aが破損することなどが挙げられる。
一方、記録動作が行われていないと判断した場合には(S1:NO)、判断部133はプリンタ1の状態が遷移したか否かを判断する(S3)。プリンタ1の状態が遷移していないと判断した場合(S3:NO)には、ステップS1の処理に戻る。一方、プリンタ1の状態が遷移したと判断した場合(S3:YES)には、上筐体センサ84からの検出信号の有無に基づいて、上筐体1aが近接位置にあるか否かを判断する(S4)。上筐体1aが近接位置にない(上筐体1aが離隔位置にある)と判断した場合(S4:NO)には、ステップS8の処理に移る。
一方、上筐体1aが近接位置にあると判断した場合(S4:YES)には、判断部133は、カバーセンサ35及びタンク底センサ36からの検出信号の有無に基づいて、タンク装着状態が装着途中状態であるか否かを判断する(S5)。タンク装着状態が装着途中状態ではない(空の状態(A)又は装着完了の状態(A),(B)である)と判断した場合(S5:NO)には、ステップS8の処理に移る。
ステップS8の処理では、規制制御部134はロック機構70が解除状態となるようにソレノイド77を制御する。これにより、上筐体1aの回動が許容されるので、上筐体1aが近接位置にある場合には、この上筐体1aを近接位置から離隔位置へと上向回動させることで、ユーザは内部の保守作業を行うことが可能となる。なお、プリンタ1の状態が遷移する前においても、ロック機構70の状態が解除状態である場合には、その解除状態が維持されるように規制制御部134はソレノイド77を制御する。ステップS8の処理が終了すると、ステップS1の処理に移る。
一方、ステップS5の処理において、タンク装着状態が装着途中状態である(空の状態(B)又は装着途中の状態)と判断した場合(S5:YES)には、規制制御部134はロック機構70が規制状態となるようにソレノイド77を制御する(S6)。これにより、上筐体1aの回動が規制されるので、上筐体1aの回動に連動して、装着途中のカートリッジ50がタンク装着部30内を移動することがなく、カートリッジ50やタンク装着部30の破損を抑制することができる。なお、プリンタ1の状態が遷移する前においても、ロック機構70の状態が規制状態である場合には、その規制状態が維持されるように規制制御部134はソレノイド77を制御する。
ステップS6の処理が終了すると、表示制御部135は、タンクカバー5の閉塞をユーザに促すメッセージをディスプレイ90に表示させる(S7)。これにより、ユーザが、タンクカバー5を閉塞するか、タンク装着状態を装着完了の状態(A)とすることで、上筐体1aの回動を許容させることができる。つまり、上筐体1aの回動を許容させるために、ユーザが行うべき動作をユーザに気付かせることができる。このステップS7の処理が終了すると、ステップS3の処理に戻る。
以上、本実施形態によると、上筐体1aが近接位置にある場合に、カートリッジ50が装着途中であるときには、上筐体1aの回動が規制されているので、上筐体1aの回動に連動してカートリッジ50がタンク装着部30内を移動することがなく、カートリッジ50やタンク装着部30の破損を抑制することができる。
また、上筐体1aの回動が規制されているときには、タンクカバー5の閉塞をユーザに促すメッセージがディスプレイ90に表示されるため、上筐体1aの回動を許容させるために、ユーザが行うべき動作をユーザに気付かせることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図10を参照しつつ説明する。第2実施形態において第1実施形態と主に異なる点は、タンク装着部30にカートリッジ50が存在しているか否かを検出するタンク挿入端センサ(第3センサ)39(図6において点線で示される)が設けられている点である。以下においては、上述した第1実施形態と同一の箇所については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
本実施形態においては、図10(a)に示すように、凹部31における開口31a近傍の内側面にタンク挿入端センサ39が設けられている。タンク挿入端センサ39は、カートリッジ50がタンク装着部30に挿入されて、カートリッジ50の前面50aがタンク挿入端センサ39の位置よりも底部31b側に位置された場合に、検出信号を制御装置1pに出力する。このタンク挿入端センサ39からの検出信号の有無によって、制御装置1pが、カートリッジ50がタンク装着部30に存在するか否かを判断する。
また、判断部133は、上筐体センサ84から検出信号を受信しているときにおいて、カバーセンサ35、タンク底センサ36及びタンク挿入端センサ39からの検出信号の有無に基づいて、タンク装着状態が装着途中状態であるか否かを判断する。具体的には、判断部133は、タンク挿入端センサ39から検出信号を受信し、且つカバーセンサ35及びタンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合のみ、タンク装着状態が装着途中状態(図5(c)の状態)であると判断する。これにより、図10(b)に示すように、プリンタ1がA3の状態(図7参照)の場合にのみロック機構70が規制状態にされることになる。即ち、プリンタ1の状態がA2の状態(図7参照)である場合において、上記第1実施形態においてはタンク装着状態が装着途中状態であると判断していたが、本実施形態においては装着途中状態ではない(空状態である)と正確に判断することができる。従って、A2の状態においても上筐体1aの回動が規制されておらず、ユーザはタンクカバー5を閉塞させなくても上筐体1aを回動させることができるので、操作性を向上させることができる。
第2実施形態の変形例として、判断部133は、上筐体センサ84から検出信号を受信しているときにおいて、タンク底センサ36及びタンク挿入端センサ39からの検出信号の有無に基づいて、タンク装着状態が装着途中状態であるか否かを判断してもよい。具体的には、図10(c)に示すように、タンク挿入端センサ39から検出信号を受信し、且つタンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合のみ、タンク装着状態が装着途中状態であると判断して、ロック機構70を規制状態となるようにしてもよい。この変形例においても、プリンタ1の状態がA2の状態(図7参照)である場合に、タンク装着状態が装着途中状態ではない(空状態である)と正確に判断することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態におけるプリンタ1は、カートリッジ50を有しているが、記録装置としては、カートリッジ50自体を有していなくてもよい。つまり、カートリッジ50が装着できるタンク装着部30を有しておればよい。また、タンク装着部30は、主走査方向に沿って3以上設けられていてもよいし、鉛直方向に関して重なるように配置されていてもよい。また、カートリッジは、用紙に画像を記録するためにヘッド10に供給される記録剤としての処理液又はインクを貯留する貯留部を有しているが、この他にヘッド10から排出された廃液を貯留する廃液貯留部を有していてもよい。
カートリッジ50の接点51は、タンク底センサ36と電気的に接続される接点でなくてもよい。接点51は、タンク底センサ36と接触すればよい。タンク底センサ36は、カートリッジ50の接点51と電気的に接続される接点でなくてもよい。例えば、タンク底センサ36は、カートリッジ50の接点51と接触することにより押圧されて検出信号を出力するメカスイッチであってもよい。
また、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態であるか否かの判断を、カバーセンサ35からの検出信号のみ、又はタンク底センサ36からの検出信号のみに基づいて行ってもよいし、カバーセンサ35及びタンク挿入端センサ39からの検出信号に基づいて行ってもよい。カバーセンサ35からの検出信号のみで判断部133が判断する場合は、カバーセンサ35からの検出信号を受信していない場合に、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態であると判断する。タンク底センサ36からの検出信号のみで判断部133が判断する場合は、タンク底センサ36からの検出信号を受信していない場合に、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態であると判断する。カバーセンサ35及びタンク挿入端センサ39からの検出信号に基づいて判断部133が判断する場合は、カバーセンサ35及びタンク挿入端センサ39からの検出信号を受信していない場合、及び、カバーセンサ35及びタンク挿入端センサ39からの検出信号を受信している場合に、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態でない(空の状態又は装着完了の状態)であると判断する。一方、カバーセンサ35からの検出信号を受信しておらず、かつ、タンク挿入端センサ39からの検出信号を受信している場合に、判断部133は、タンク装着状態が装着途中状態であると判断する。
ロック機構70はツマミ72の回転が禁止された状態を有していなくてもよい。この場合には、ロック機構70の規制状態とは、ツマミ72が第1位置にある状態、すなわち、上筐体1aの回動が規制された状態である。一方、ロック機構の解除状態とは、ツマミ72が第2位置にある状態、すなわち、上筐体1aの回動が許容された状態である。この場合には、規制制御部134は、ロック機構70が規制状態と解除状態とに切り替わるように、ロック機構70(ツマミ72)を制御する。つまり、ロック機構70が解除状態の場合には、ユーザはツマミ72を操作することなく、上筐体1aを回動させることができる。また、ロック機構70は、ユーザが手動で回転させるツマミを有していなくてもよい。この場合には、ロック機構70の規制状態とは、上筐体1aの回動が規制された状態であり、解除状態とは、上筐体1aの回動が許容された状態である。この場合にも、規制制御部134は、ロック機構70が規制状態と解除状態とに切り替わるように、ロック機構70を制御する。また、ロック機構70は、上筐体1aの回動を規制できる構成であればよい。
本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能であり、さらに、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う記録装置にも適用可能である。本発明は、インクジェット式に限定されず、例えばレーザー式、サーマル式等の記録装置にも適用可能である。記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。
1 インクジェットプリンタ(記録装置)
1a 上筐体(第2筐体)
1b 下筐体(第1筐体)
1h 軸
5 タンクカバー(扉)
9 記録部
30 タンク装着部
31a 開口
35 カバーセンサ(第2センサ)
36 タンク底センサ(第1センサ)
39 タンク挿入端センサ(第3センサ)
50 カートリッジ(タンク)
60 支持部
90 ディスプレイ(表示手段)
70 ロック機構(規制部)
133 判断部(判断手段)
134 規制制御部(規制制御手段)
135 表示制御部(表示制御手段)

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を記録するための記録剤を収容するタンクが装着されるタンク装着部と、
    第1筐体と、
    前記第1筐体に軸を介して連結され当該軸を中心として前記第1筐体に対して鉛直成分を含む所定の回動方向に回動可能であり、当該回動によって、前記第1筐体に近接して記録媒体に画像が記録される際の近接位置と前記近接位置のときよりも前記第1筐体から離隔する際の離隔位置とを取り得るものであって、前記タンク装着部が設けられた第2筐体と、
    前記タンク装着部への前記タンクの装着状態が、前記タンクが前記タンク装着部に装着される途中の装着途中状態であるか否かを判断する判断手段と、
    前記近接位置にある前記第2筐体の回動を規制する規制状態と、前記近接位置にある前記第2筐体の回動を許容可能な解除状態とを取り得る規制部と、
    前記規制部を制御する規制制御手段と、
    を備え、
    前記規制制御手段は、前記装着途中状態であると前記判断手段が判断した場合には前記規制部を前記規制状態とし、前記装着途中状態でないと前記判断手段が判断した場合には前記規制部を前記解除状態とすることを特徴とする記録装置。
  2. 前記タンク装着部は、前記タンク装着部への前記タンクの装着方向が、前記第2筐体が前記近接位置にあるときには水平方向であり、前記第2筐体が前記離隔位置にあるときに鉛直下向き成分を含む方向となるように前記第2筐体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記タンク装着部における前記タンクの装着方向の下流端に配置され、前記タンクとの接触を検出する第1センサをさらに有しており、
    前記判断手段は、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記タンク装着部の開口を開閉する扉と、
    前記扉の閉塞を検出する第2センサとをさらに有しており、
    前記判断手段は、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記判断手段は、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 表示手段と、その表示手段においてなされる表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記扉の閉塞を促すメッセージを表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の記録装置。
  7. 前記タンク装着部に前記タンクが存在することを検出する第3センサをさらに有しており、
    前記判断手段は、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出せず、かつ、前記第3センサが前記タンクの存在を検出した場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断し、
    前記第1センサが前記タンクとの接触を検出せず、かつ、前記第2センサが前記扉の閉塞を検出せず、かつ、前記第3センサが前記タンクの存在を検出しない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態でないと判断することを特徴とする請求項5又は6に記載の記録装置。
  8. 前記タンク装着部の開口を開閉する扉と
    前記扉の閉塞を検出する第2センサとをさらに備え、
    前記判断手段は、
    前記第2センサが前記扉の閉塞を検出していない場合に、前記タンクの装着状態が前記装着途中状態であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  9. 記録媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された記録媒体に対して、記録剤を用いて画像を記録する記録部とをさらに備え、
    前記第1筐体は、前記支持部を支持し、
    前記第2筐体は、前記第2筐体が前記近接位置にあるときに、前記記録部が前記支持部に対向するように、前記記録部を支持することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の記録装置。
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