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JP2012207604A - エンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造 - Google Patents

エンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造 Download PDF

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JP2012207604A JP2011074453A JP2011074453A JP2012207604A JP 2012207604 A JP2012207604 A JP 2012207604A JP 2011074453 A JP2011074453 A JP 2011074453A JP 2011074453 A JP2011074453 A JP 2011074453A JP 2012207604 A JP2012207604 A JP 2012207604A
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Abstract

【課題】カムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部間に配置されるとともにロッカシャフトで揺動可能に支承されるアーム主部を有するロッカアームが、機関弁およびカムシャフト間に介設されるエンジン用動弁機構において、シャフト支持部およびアーム主部間にワッシャを介装してフリクションを低減するにあたってワッシャの位置決め保持を容易として簡単な組み付けができるようにする。
【解決手段】ロッカシャフト55の軸線方向に沿うアーム主部49aの両端およびシャフト支持部51a,51b間に、ロッカシャフト55を貫通せしめるワッシャ81がそれぞれ介装され、それらのワッシャ81が、アーム主部49aおよび両シャフト支持部51a,51b間に介在するリング板部81aと、該リング板部81aの内周から突出してロッカシャフト55およびアーム主部49a間に突入される環状突出部81bとを一体に有するように形成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部に、カムシャフトが回転自在に支承されるとともに前記カムシャフトと平行な軸線を有するロッカシャフトが支持され、前記両シャフト支持部間に配置されるとともに前記ロッカシャフトで揺動可能に支承されるアーム主部を有するロッカアームが、前記シリンダヘッドに開閉作動可能に配設される機関弁および前記カムシャフト間に介設されるエンジン用動弁機構に関する。
シリンダヘッドに設けられるカムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部でロッカシャフトが支持され、両シャフト支持部間に配置されるとともにロッカシャフトで揺動可能に支承されるアーム主部を有するロッカアームが、機関弁およびカムシャフト間に介設されるようにしたエンジン用動弁機構が、特許文献1等で既に知られている。
特開2004−116297号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、ロッカアームのアーム主部をシャフト支持部に直接面接触させる構造となっているので、ロッカアームの揺動によるフリクションが生じる。このフリクションを低下させるために、前記アーム主部の両端面およびシャフト支持部間にワッシャを介装させることが考えられるが、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部間にアーム主部を配置した状態で、ロッカシャフトを両シャフト支持部およびアーム主部に挿通するようにして組み付ける構造では、ワッシャの位置決め保持が困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、シャフト支持部およびアーム主部間にワッシャを介装してフリクションを低減するにあたってワッシャの位置決め保持を容易として簡単な組み付けができるようにしたエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部に、カムシャフトが回転自在に支承されるとともに前記カムシャフトと平行な軸線を有するロッカシャフトが支持され、前記両シャフト支持部間に配置されるとともに前記ロッカシャフトで揺動可能に支承されるアーム主部を有するロッカアームが、前記シリンダヘッドに開閉作動可能に配設される機関弁および前記カムシャフト間に介設されるエンジン用動弁機構において、前記ロッカシャフトの軸線方向に沿う前記アーム主部の両端および前記両シャフト支持部間に、前記ロッカシャフトを貫通せしめるワッシャがそれぞれ介装され、それらのワッシャが、前記アーム主部および前記両シャフト支持部間に介在するリング板部と、該リング板部の内周から突出して前記ロッカシャフトおよび前記アーム主部間に突入される環状突出部とをそれぞれ一体に有するように形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ロッカシャフトを貫通せしめる貫通孔を形成する前記環状突出部の内径が、該環状突出部の内周面を前記ロッカシャフトの外周面に摺接させるように設定されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記環状突出部が、前記アーム主部に圧入されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ワッシャが樹脂から成ることを第4の特徴とする。
本発明は、シリンダヘッドに設けられるカムシャフトホルダに形成される一対のシャフト支持部に、カムシャフトが回転自在に支承されるとともに前記カムシャフトと平行な軸線を有するロッカシャフトが支持され、前記両シャフト支持部間に配置されるとともに前記ロッカシャフトで揺動可能に支承されるアーム主部を有するロッカアームが、前記シリンダヘッドに開閉作動可能に配設される機関弁および前記カムシャフト間に介設されるエンジン用動弁機構において、前記アーム主部および前記シャフト支持部間に前記ロッカシャフトを貫通せしめるワッシャがそれぞれ介装され、前記アーム主部および前記ロッカシャフト間に介装されるニードルベアリングのリテーナに、前記ロッカシャフトの軸線方向に沿う前記アーム主部の両端から突出するとともに前記ワッシャに挿入されて該ワッシャを保持するワッシャ保持部が一体に形成されることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記ロッカシャフトの軸線方向に沿う前記アーム主部の両端からの前記ワッシャ保持部の突出長さが、前記ロッカシャフトの軸線に沿う方向での前記ワッシャの厚さよりも小さく設定されることを第6の特徴とする。
なお実施の形態の吸気弁43および排気弁44が本発明の機関弁に対応し、実施の形態の吸気側ロッカアーム49および排気側ロッカアーム50が本発明のロッカアームに対応し、実施の形態の吸気側ロッカシャフト55および排気側ロッカシャフト56が本発明のロッカシャフトに対応する。
本発明の第1の特徴によれば、ロッカシャフトの軸線方向に沿うアーム主部の両端および両シャフト支持部間にそれぞれ介装されるワッシャが、アーム主部およびシャフト支持部間に介在するリング板部と、該リング板部の内周から突出してロッカシャフトおよびアーム主部間に突入される環状突出部とを一体に有するので、リング板部でフリクションを低減することを可能としつつ、ロッカシャフトを両シャフト支持部およびアーム主部に挿通するようにして組み付ける際に環状突出部をロッカシャフト内に挿入することでワッシャを容易に位置決め保持することができ、簡単な組み付けができるようになる。
また本発明の第2の特徴によれば、環状突出部の内周面が前記ロッカシャフトの外周面に摺接するので、ワッシャで前記ロッカアームからのラジアル方向の荷重を受けることができる。
本発明の第3の特徴によれば、環状突出部がアーム主部に圧入されるので、ワッシャをロッカアームに固定することで組付けをより容易とすることができる。
本発明の第4の特徴によれば、ワッシャを樹脂製とすることで、フリクションをより低減することができるとともに、コスト低減を図り、組付けをより容易とすることができる。
本発明の第5の特徴によれば、ニードルベアリングのリテーナに、ロッカシャフトの軸線方向に沿うアーム主部の両端から突出するワッシャ保持部が一体に形成され、そのワッシャ保持部がワッシャに挿入されて該ワッシャを保持するので、ワッシャを容易に位置決め保持することができ、簡単な組み付けができるようになる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、ロッカシャフトの軸線方向に沿うアーム主部の両端からのワッシャ保持部の突出長さがワッシャの厚さよりも小さいので、ワッシャ保持部とシャフト支持部との干渉を回避し、ワッシャでロッカアームからのスラスト荷重を確実に受けるようにすることができる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 図1の2−2線に沿うエンジン本体の縦断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線矢視図である。 図3の5−5線拡大断面図である。 第2の実施の形態の図5に対応した断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ11には、前輪WFを軸支するフロントフォーク12が操向可能に支承され、前記車体フレームFが前後方向中間部に有するピボットプレート13には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム14の前端部が支軸15を介して揺動可能に支承され、スイングアーム14および車体フレームF間にはリヤクッションユニット16が設けられる。
また前記後輪WRは火花点火4サイクルであるエンジンEが発揮する動力で回転駆動されるものであり、前記エンジンEのエンジン本体17は、空冷式単気筒に構成されており、前記車体フレームFに搭載される燃料タンク18の下方に配置されるようにしつつ前記車体フレームFに搭載される。また前記燃料タンク18の後方に位置する乗車用シート19が前記車体フレームFの後部に支持される。
図2および図3において、前記エンジン本体17は、自動二輪車の車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト21を回転自在に支承するクランクケース22と、前記クランクシャフト21に連接されるピストン26を摺動可能に嵌合させるシリンダボア27を有して前記クランクケース22に結合されるシリンダブロック23と、該シリンダブロック23に結合されるシリンダヘッド24と、該シリンダヘッド24との間に動弁室28を形成するようにして前記シリンダヘッド24に結合されるヘッドカバー25とを備え、前記シリンダボア27の軸線すなわちシリンダ軸線Cを前上がりに傾斜させた姿勢で車体フレームFに搭載される。
しかも前記シリンダブロック23および前記シリンダヘッド24の外面には、シリンダ軸線Cに沿う方向に間隔をあけた複数ずつの冷却フィン29,29…,30,30…がそれぞれ設けられる。
前記シリンダヘッド24および前記シリンダブロック23間には、前記ピストン26の頂部を臨ませる燃焼室31が形成されており、その燃焼室31に臨むドーム面32を有する前記シリンダヘッド24には、前記ドーム面32に開口する1つずつの吸気弁口33および排気弁口34が設けられるとともに、吸気弁口33に連なって前記シリンダヘッド24の後側面に開口する吸気ポート35と、前記排気弁口34に連なって前記シリンダヘッド24の前側面に開口する排気ポート36とが設けられ、前記吸気ポート35には吸気装置37(図1参照)が接続され、前記排気ポート36には、図1で示すように、前記後輪WRの右側方に配置される排気マフラー38を含む排気装置39が接続される。
またシリンダヘッド24には、1つずつの第1および第2の点火プラグ41,42が燃焼室31に先端を臨ませるようにして取付けられるとともに、前記吸気弁口33および前記排気弁口34をそれぞれ閉じ得る機関弁としての吸気弁43および排気弁44が開閉作動可能に配設され、吸気弁43は弁ばね45で閉弁方向に付勢され、排気弁44は弁ばね46で閉弁方向に付勢される。
図4を併せて参照して、前記シリンダヘッド24および前記ヘッドカバー25間の前記動弁室28には、前記吸気弁43および前記排気弁44を開閉駆動する動弁機構47が収容される。
この動弁機構47は、吸気弁43および排気弁44に共通にして吸気弁43および排気弁44間に配置される単一のカムシャフト48と、前記吸気弁43および前記カムシャフト48間に介設される吸気側ロッカアーム49と、前記排気弁44および前記カムシャフト48間に介設される排気側ロッカアーム50とを備える。
前記シリンダヘッド24に設けられたカムシャフトホルダ51に、前記クランクシャフト21と平行な軸線を有する前記カムシャフト48の軸線に沿う方向に間隔をあけた位置に配置される一対のシャフト支持部51a,51bが形成され、前記カムシャフト48は、それらのシャフト支持部51a,51bにボールベアリング53,54を介して回転自在に支承される。
シャフト支持部51a,51bには、前記カムシャフト48と平行な軸線を有するとともに該カムシャフト48の両側に配置される吸気側ロッカシャフト55および排気側ロッカシャフト56の両端部が嵌合、支持されており、前記吸気側ロッカアーム49は前記吸気側ロッカシャフト55で揺動可能に支承され、前記排気側ロッカアーム50は前記排気側ロッカシャフト56で揺動可能に支承される。
図5において、前記吸気側ロッカアーム49は、両シャフト支持部51a,51b間に配置されるとともに前記吸気側ロッカシャフト55で揺動可能に支承されるアーム主部49aと、該アーム主部49aから前記カムシャフト48側に延びる第1アーム部49bと、前記アーム主部49aから前記吸気弁43側に延びる第2アーム部49cとを一体に有するものであり、前記アーム主部49aの両端および前記両シャフト支持部51a,51b間に、前記吸気側ロッカシャフト55を貫通せしめるワッシャ81,81がそれぞれ介装される。
前記ワッシャ81は、樹脂から成るものであり、前記アーム主部49aおよび前記両シャフト支持部51a,51b間に介在するリング板部81aと、該リング板部81aの内周から突出して前記吸気側ロッカシャフト55および前記アーム主部49a間に突入される環状突出部81bとを一体に有する。
しかも前記吸気側ロッカシャフト55を貫通せしめる貫通孔82を形成する前記環状突出部81bの内径が、該環状突出部81bの内周面を前記吸気側ロッカシャフト55の外周面に摺接させるように設定され、前記環状突出部81bは前記アーム主部49aに圧入される。
前記吸気側ロッカアーム49における第1アーム部49bの先端部には、前記カムシャフト48に設けられる吸気側カム57に転がり接触するローラ59が軸支され、第2アーム部49cの先端部には、前記吸気弁43のステムエンド43aに当接するタペットねじ61が進退位置を調節可能として螺合される。
前記排気側ロッカアーム50は、前記両シャフト支持部51a,51b間に配置されるとともに前記排気側ロッカシャフト56で揺動可能に支承されるアーム主部50aと、該アーム主部50aから前記カムシャフト48側に延びる第1アーム部50bと、前記アーム主部50aから前記排気弁44側に延びる第2アーム部50cとを一体に有するものであり、前記アーム主部50aの両端および前記両シャフト支持部51a,51b間に、前記排気側ロッカシャフト55を貫通せしめるワッシャ81,81がそれぞれ介装される。
而して排気側ロッカアーム50と、前記両シャフト支持部51a,51b間にそれぞれ配置されるワッシャ81…も、前記吸気側ロッカアーム49と、両シャフト支持部51a,51bとの間にそれぞれ配置されるワッシャ81…と同様に形成される。
排気側ロッカアーム50における第1アーム部50bの先端部には、前記カムシャフト48に設けられる排気側カム58に転がり接触するローラ60が軸支され、第2アーム部50cの先端部には、前記排気弁44のステムエンド44aに当接するタペットねじ62が進退位置を調節可能として螺合される。
前記カムシャフト48には、前記クランクシャフト21の回転動力が調時伝動機構64によって1/2に減速されつつ伝達されるものであり、この調時伝動機構64は、カムシャフトホルダ51の前記シャフト支持部51bから突出した前記カムシャフト48の端部に固定される被動スプロケット65と、前記クランクシャフト21に固定された駆動スプロケット66とに、無端状のカムチェーン67が巻き掛けられて成る。
前記カムチェーン67を走行させるために、前記エンジン本体17のうち前記クランクケース22、前記シリンダブロック23および前記シリンダヘッド24にはカムチェーン室68が形成される。
ところで第1の点火プラグ41は、シリンダ軸線Cに関して前記カムチェーン室68とは反対側に配置されるようにして前記シリンダヘッド24に設けられた第1プラグ取付け孔69にねじ込まれる。また第2の点火プラグ42は、シリンダ軸線Cに関して第1プラグ取付け孔69とは反対側で前記シリンダヘッド24に設けられた第2プラグ取付け孔70にねじ込まれるものであり、第2の点火プラグ42は、前記カムチェーン67のループ内を通るようにしてシリンダヘッド24に配設される。
また前記シリンダヘッド24には、前記カムシャフトホルダ51の両シャフト支持部51a,51bで回転自在に支承される前記カムシャフト48を前記シリンダヘッド24に取り付けるための開口部71が、前記カムチェーン室68に臨むようにして設けられており、前記シリンダヘッド24には、前記開口部71を閉じるサイドカバー72が複数のボルト73,73…で取付けられる。しかもサイドカバー72の外面にも冷却フィン74,74…が設けられる。
而して第2の点火プラグ42は、前記シリンダヘッド24と、該シリンダヘッド24に外側方から取付けられるサイドカバー72とに両端部が支持される筒部材75内に挿入されるものであり、該筒部材75の両端部が、前記シリンダヘッド24および前記サイドカバー72に環状シール部材76,77を介して嵌合、支持される。
シリンダヘッド24には、前記筒部材75の一端部を嵌合せしめる嵌合孔78が、第2の点火プラグ42を螺合させる第2プラグ取付け孔70に連なって同軸に設けられており、筒部材75の一端部外周に装着された環状シール部材76が前記嵌合孔78の内周に弾発的に接触する。
また前記筒部材75の他端部には、半径方向外方に張り出す鍔部75aが設けられており、その鍔部75aよりも他端側で筒部材75に装着される環状シール部材77を前記鍔部75aとの間に挟む段部79aを中間部に有して段付きに形成される支持孔79が前記サイドカバー72に設けられる。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、シリンダヘッド24に設けられるカムシャフトホルダ51に形成される一対のシャフト支持部51a,51bに吸気側ロッカシャフト55および排気側ロッカシャフト56が支持され、両シャフト支持部51a,51b間に配置されるとともに前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56で揺動可能に支承されるアーム主部49a,50aを有する吸気側および排気側ロッカアーム49,50が吸気弁43および排気弁44とカムシャフト48との間に介設されており、ロッカシャフト48の軸線方向に沿う前記アーム主部49a,50aの両端および前記両シャフト支持部51a,51b間に、前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56を貫通せしめるワッシャ81…がそれぞれ介装されるのであるが、ワッシャ81…が、前記アーム主部49a,50aおよび前記両シャフト支持部51a,51b間に介在するリング板部81a…と、該リング板部81a…の内周から突出して前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56および前記アーム主部49a,50a間に突入される環状突出部81b…とをそれぞれ一体に有するように形成されるので、リング板部81a…でフリクションを低減することを可能としつつ、前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56を両シャフト支持部51a,51bおよびアーム主部49a,50aに挿通するようにして組み付ける際に環状突出部81b…を前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56内に挿入することでワッシャ81…を容易に位置決め保持することができ、簡単な組み付けができるようになる。
また前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56を貫通せしめる貫通孔82…を形成する前記環状突出部81b…の内径が、該環状突出部81b…の内周面を前記吸気側および排気側ロッカシャフト55,56の外周面に摺接させるように設定されるので、ワッシャ81…で前記吸気側および前記排気側ロッカアーム49,50からのラジアル方向の荷重を受けることができる。
また前記環状突出部81b…が、前記アーム主部49a,50aに圧入されるので、ワッシャ81…を前記吸気側および前記排気側ロッカアーム49,50に固定するようにして、組付けをより容易とすることができる。
さらに前記ワッシャ81…が樹脂から成るものあるので、フリクションをより低減することができるとともに、コスト低減を図り、組付けをより容易とすることができる。
本発明の第2の実施の形態について図6を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
吸気側ロッカアーム49のアーム主部49aおよび吸気側ロッカシャフト55間には、ニードルベアリング84が介装されており、このニードルベアリング84が備えるリテーナ85には、前記吸気側ロッカシャフト55の軸線方向に沿う前記アーム主部49aの両端から突出するワッシャ保持部85a,85aが一体に形成される。
一方、前記アーム主部49aと、一対のシャフト支持部51a,51bとの間には、前記吸気側ロッカシャフト55を貫通せしめる環状のワッシャ86,86がそれぞれ介装されており、前記ワッシャ保持部85a…は、前記ワッシャ86…に挿入されて該ワッシャ86…を保持する。
しかも前記吸気側ロッカシャフト55の軸線方向に沿う前記アーム主部49aの両端からの前記ワッシャ保持部85a…の突出長さLが、前記吸気側ロッカシャフト55の軸線に沿う方向での前記ワッシャ86…の厚さDよりも小さく設定される。
また前記排気側ロッカアーム50(第1の実施の形態参照)も前記吸気側ロッカアーム49と同様の支持構造で排気側ロッカシャフト56(第1の実施の形態参照)に支承される。
この第2の実施の形態によれば、ニードルベアリング84のリテーナ85に、吸気側ロッカシャフト55および排気側ロッカシャフト56の軸線方向に沿うアーム主部49a,50aの両端から突出するワッシャ保持部85a…が一体に形成され、そのワッシャ保持部85a…がワッシャ86…に挿入されて該ワッシャ86…を保持するので、ワッシャ86…を容易に位置決め保持することができ、簡単な組み付けができるようになる。
また前記吸気側ロッカシャフト55および前記排気側ロッカシャフト56の軸線方向に沿う前記アーム主部49a,50aの両端からの前記ワッシャ保持部85a…の突出長さLが、前記吸気側ロッカシャフト55および前記排気側ロッカシャフト56の軸線に沿う方向での前記ワッシャ86…厚さDよりも小さく設定されるので、ワッシャ保持部85a…とシャフト支持部51a,51bとの干渉を回避し、ワッシャ86…で吸気側および排気側ロッカアーム49,50からのスラスト荷重を確実に受けるようにすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
24・・・シリンダヘッド
43・・・機関弁である吸気弁
44・・・機関弁である排気弁
47・・・動弁機構
48・・・カムシャフト
49・・・ロッカアームである吸気側ロッカアーム
49a、50a・・・アーム主部
50・・・ロッカアームである排気側ロッカアーム
51・・・カムシャフトホルダ
51a,51b・・・シャフト支持部
55・・・ロッカシャフトである吸気側ロッカシャフト
56・・・ロッカシャフトである排気側ロッカシャフト
81,86・・・ワッシャ
81a・・・リング板部
81b・・・環状突出部
82・・・貫通孔
84・・・ニードルベアリング
85・・・リテーナ
85a・・・ワッシャ保持部

Claims (6)

  1. シリンダヘッド(24)に設けられるカムシャフトホルダ(51)に形成される一対のシャフト支持部(51a,51b)に、カムシャフト(48)が回転自在に支承されるとともに前記カムシャフト(48)と平行な軸線を有するロッカシャフト(55,56)が支持され、前記両シャフト支持部(51a,51b)間に配置されるとともに前記ロッカシャフト(55,56)で揺動可能に支承されるアーム主部(49a,50a)を有するロッカアーム(49,50)が、前記シリンダヘッド(24)に開閉作動可能に配設される機関弁(43,44)および前記カムシャフト(48)間に介設されるエンジン用動弁機構において、前記ロッカシャフト(55,56)の軸線方向に沿う前記アーム主部(49a,50a)の両端および前記両シャフト支持部(51a,51b)間に、前記ロッカシャフト(55,56)を貫通せしめるワッシャ(81)がそれぞれ介装され、それらのワッシャ(81)が、前記アーム主部(49a,50a)および前記両シャフト支持部(51a,51b)間に介在するリング板部(81a)と、該リング板部(81a)の内周から突出して前記ロッカシャフト(55,56)および前記アーム主部(49a,50a)間に突入される環状突出部(81b)とをそれぞれ一体に有するように形成されることを特徴とするエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
  2. 前記ロッカシャフト(55,56)を貫通せしめる貫通孔(82)を形成する前記環状突出部(81b)の内径が、該環状突出部(81b)の内周面を前記ロッカシャフト(55,56)の外周面に摺接させるように設定されることを特徴とする請求項1記載のエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
  3. 前記環状突出部(81b)が、前記アーム主部(49a,50a)に圧入されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
  4. 前記ワッシャ(81)が樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
  5. シリンダヘッド(24)に設けられるカムシャフトホルダ(51)に形成される一対のシャフト支持部(51a,51b)に、カムシャフト(48)が回転自在に支承されるとともに前記カムシャフト(48)と平行な軸線を有するロッカシャフト(55,56)が支持され、前記両シャフト支持部(51a,51b)間に配置されるとともに前記ロッカシャフト(55,56)で揺動可能に支承されるアーム主部(49a,50a)を有するロッカアーム(49,50)が、前記シリンダヘッド(24)に開閉作動可能に配設される機関弁(43,44)および前記カムシャフト(48)間に介設されるエンジン用動弁機構において、前記アーム主部(49a,50a)および前記シャフト支持部(51a,51b)間に前記ロッカシャフト(55,56)を貫通せしめるワッシャ(86)がそれぞれ介装され、前記アーム主部(49a,50a)および前記ロッカシャフト(55,56)間に介装されるニードルベアリング(84)のリテーナ(85)に、前記ロッカシャフト(55,56)の軸線方向に沿う前記アーム主部(49a,50a)の両端から突出するとともに前記ワッシャ(86)に挿入されて該ワッシャ(86)を保持するワッシャ保持部(85a)が一体に形成されることを特徴とするエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
  6. 前記ロッカシャフト(55,56)の軸線方向に沿う前記アーム主部(49a,50a)の両端からの前記ワッシャ保持部(85a)の突出長さが、前記ロッカシャフト(55,56)の軸線に沿う方向での前記ワッシャ(86)の厚さよりも小さく設定されることを特徴とする請求項5記載のエンジン用動弁機構におけるロッカアーム支持構造。
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