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JP2012198376A - 現像装置 - Google Patents

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JP2012198376A JP2011062355A JP2011062355A JP2012198376A JP 2012198376 A JP2012198376 A JP 2012198376A JP 2011062355 A JP2011062355 A JP 2011062355A JP 2011062355 A JP2011062355 A JP 2011062355A JP 2012198376 A JP2012198376 A JP 2012198376A
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Abstract

【課題】TC比の変動を抑制できる現像装置を提供することである。
【解決手段】現像装置7Yは、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて感光体ドラム4Yにトナー画像を形成する。本体30Yには、現像剤を収容する空間Sp1が設けられている。現像ローラ32Yは、空間Sp1内に収容され、現像剤を担持すると共に、現像剤中のトナーを感光体ドラム4Yに付与する。トナー容器38Yには、トナーを収容する空間Sp2であって、空間Sp1と少なくとも1箇所以上において連通している空間Sp2が設けられている。空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、トナー又は現像剤により塞がれている。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置に関し、特に、感光体にトナー画像を形成する現像装置に関する。
従来の現像装置としては、例えば、特許文献1に記載の現像装置が知られている。以下に、特許文献1に記載の現像装置について図面を参照しながら説明する。図10は、特許文献1に記載の現像装置500の構成図である。
現像剤担持体503に隣接して現像剤収容部504が設けられている。現像剤収容部504にはトナー補給路506を介してトナー収容部505が設けられている。更に、現像剤収容部504に連通する迂回路508が形成される現像剤退避部507と、現像剤担持体503により担持搬送される2成分現像剤502の一部を余剰現像剤としてせき止め、トナー濃度に応じて現像剤収容部504又は現像剤退避部507に余剰現像剤を分離する現像剤分離手段509が設けられている。また、現像剤退避部507にトナー収容部505への連通路513を具備させ、現像剤退避部507へ分離された2成分現像剤502を現像剤収容部504及びトナー収容部505の両方に流出させている。
以上のような現像装置500では、低トナー濃度の時には、2成分現像剤は、現像剤退避部507へ一時的に誘導されることによって現像剤収容部504内の2成分現像剤の嵩変化及び流動性が強調されることになり、その分、現像剤収容部504内の2成分現像剤は、トナー収容部505内のトナー及び非常に高いトナー濃度の2成分現像剤をすばやく取り込むことができる。このため、トナーの取込みスピードが格段に上がり高密度画像の連続出力に対応することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置500は、現像剤の重量に対するトナーの重量の割合(以下、TC比)が変動しやすいという問題を有している。より詳細には、現像装置500では、現像剤収容部504とトナー収容部505とは、トナー補給路506及び迂回路508により連通している。そして、現像剤退避部507に分離された余剰現像剤中のキャリアは、迂回路508を介してトナー収容部505へと移動する。このように、キャリアがトナー収容部505へと移動すると、現像剤収容部504内のキャリアが減少し、現像剤収容部504内のTC比が上昇する。
特開2005−17935号公報
そこで、本発明の目的は、TC比の変動を抑制できる現像装置を提供することである。
本発明の一形態に係る現像装置は、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて像担持体にトナー画像を形成する現像装置であって、前記現像剤を収容する第1の空間が設けられている本体と、前記第1の空間内に収容されている現像剤担持体であって、前記現像剤を担持すると共に、該現像剤中のトナーを前記像担持体に付与する現像剤担持体と、トナーを収容する第2の空間であって、前記第1の空間と少なくとも1箇所以上において連通している第2の空間が設けられているトナー容器と、を備えており、前記第1の空間と前記第2の空間との間の全ての境界は、前記トナー又は前記現像剤により塞がれていること、を特徴とする。
本発明によれば、TC比の変動を抑制できる。
画像形成装置の全体構成を示した図である。 現像装置の構造図である。 TC比が適正値である場合の現像装置の拡大図である。 TC比が適正値よりも低くなった場合の現像装置の拡大図である。 第1の実験結果を示したグラフである。 第2の実験結果を示したグラフである。 第1の変形例に係る現像装置の拡大図である。 第2の変形例に係る現像装置の拡大図である。 現像装置の整流板を上側から平面視した図である。 特許文献1に記載の現像装置の構成図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る現像装置について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、トナーと磁性体キャリア(以下、単にキャリアと称す)からなる現像剤を用いてトナー画像を用紙(印刷媒体)Pに形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20及び排紙トレイ21を備えている。
給紙部15は、用紙Pを1枚ずつ供給する役割を果たし、用紙トレイ16及び給紙ローラ17を含む。用紙トレイ16には、印刷前の状態の用紙Pが複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17は、用紙トレイ16に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出す。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙Pに2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙Pを搬送する。
印刷部2は、給紙部15から供給されてくる用紙Pにトナー画像を形成し、作像部22(22Y,22M,22C,22K)、光走査装置6(6Y,6M,6C,6K)、転写部8(8Y,8M,8C,8K)、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14及びクリーニング装置18を含んでいる。また、作像部22(22Y,22M,22C,22K)は、感光体ドラム(像担持体)4(4Y,4M,4C,4K)、帯電器5(5Y,5M,5C,5K)、現像装置7(7Y,7M,7C,7K)、クリーナー9(9Y,9M,9C,9K)及びイレーサ10(10Y,10M,10C,10K)を含んでいる。
感光体ドラム4は、円筒状をなしており、図1に示すように、反時計回りに回転している。帯電器5は、感光体ドラム4の周面(被走査面)を帯電させる。光走査装置6は、図示しない制御部の制御により、感光体ドラム4の周面に対してビームBY,BM,BC,BKを走査する。これにより、感光体ドラム4の周面には静電潜像が形成される。
現像装置7は、トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて感光体ドラム4に静電潜像に従ったトナー画像を形成する。現像装置7の詳細については、後述する。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されており、感光体ドラム4に現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8は、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、1次転写電圧を印加されることにより、感光体ドラム4に形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9は、1次転写後に感光体ドラム4の周面に残存しているトナーを回収する役割を果たす。イレーサ10は、感光体ドラム4の周面の電荷を除去する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を矢印αの方向に駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト11との間を通過する用紙Pに対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。より詳細には、駆動ローラ12は接地電位に保たれている。また、中間転写ベルト11は、駆動ローラ12に接触しているので、接地電位に近い正の電位に保たれている。そして、2次転写ローラ14の電位が駆動ローラ12及び中間転写ベルト11の電位よりも高くなるように、2次転写ローラ14に対して正の転写電圧が印加されている。トナー画像は、負に帯電しているので、駆動ローラ12と2次転写ローラ14との間に発生している電界によって、中間転写ベルト11から用紙Pに対して転写される。
クリーニング装置18は、用紙Pへのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
トナー画像が2次転写された用紙Pは、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙Pに対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙Pに定着させる。排紙トレイ21には、印刷済みの用紙Pが載置される。
(現像装置の構成)
次に、現像装置7(7Y,7M,7C,7K)の構成について図面を参照しながら説明する。図2は、現像装置7Yの構造図である。現像装置7Y,7M,7C,7Kは同じ構造を有しているので、現像装置7Yを例にとって説明する。
現像装置7Yは、図2に示すように、本体30Y、現像ローラ32Y、ブレード34Y、整流板36Y及びトナー容器38Yを備えている。
本体30Yは、現像装置7Yの本体を構成している。本体30Yには、トナー及びキャリアからなる現像剤を収容する空間Sp1が設けられている。空間Sp1の体積は、例えば、TC比の上限値(例えば、8%)における現像剤の体積と略等しくなるように設定されている。TC比とは、現像剤の重量に対するトナーの重量の割合を意味する。TC比は、トナー画像が十分な画像濃度を有すると共に、かぶりが発生しない値(例えば、7%)を適正値として設定されている。また、空間Sp1の体積とは、現像剤が空間Sp1内において移動できる領域の体積を意味する。また、本体30Yにおいて感光体ドラム4Yと対向する部分には開口が設けられている。
現像ローラ32Yは、本体30Yの空間Sp1内に収容されている現像剤担持体であり、現像剤を担持すると共に、現像剤中のトナーを感光体ドラム4Yの周面に付与する。また、現像ローラ32Yは、現像剤を攪拌して、トナーを負に帯電させる。現像ローラ32Yは、スリーブ40Y及び磁石42Yにより構成されている。
スリーブ40Yは、図2に示すように、非磁性の金属製の円筒であり、感光体ドラム4Yと対向している。スリーブ40Yは、感光体ドラム4Yと同じ方向(すなわち、反時計回り)に回転する。
磁石42Yは、図2に示すように、スリーブ40Y内に設けられており、磁極N1,S1,N2,S2,S3を形成している。磁極N1は、感光体ドラム4Yに対向している。そして、磁極N1,S1,N2,S2,S3は、この順に、時計回りに並ぶように磁石42Yに配置されている。磁石42Yは、現像剤中のキャリアを吸着することによって、現像剤をスリーブ40Yの周面に保持する。
以上のような構成を有する現像ローラ32Yでは、キャリアは、磁極S2によりスリーブ40Yの周面に吸着される。この際、キャリアに付着しているトナーも、スリーブ40Yに吸着される。すなわち、現像剤は、スリーブ40Yの周面に吸着され、スリーブ40Yの回転により搬送される。この間、現像剤は、磁極S2,N2間の磁界、磁極N2,S1間の磁界及び磁極S1,N1間の磁界によって、スリーブ40Yの周面に保持されている。ブレード34Yは、感光体ドラム4Yとスリーブ40Yとが最も近接している位置よりもスリーブ40Yの回転方向の上流側に設けられ、スリーブ40Yに対して所定の間隔を開けた状態で設けられている。これにより、ブレード34Yは、スリーブ40Yの周面に担持されている現像剤を所定の層厚に規制する。更に、現像剤中のトナーは、後述するように、感光体ドラム4Yとスリーブ40Yとの間に発生している電界により、スリーブ40Yから感光体ドラム4Yへと移動する。すなわち、感光体ドラム4Yの周面にトナー画像が現像される。
また、現像剤は、感光体ドラム4Yとスリーブ40Yとの間を通過した後、磁極N1,S3間の磁界によりスリーブ40Yに保持された状態で搬送される。その後、現像剤は、磁極S3,S2間の磁界により、スリーブ40Yから剥離される。
ここで、感光体ドラム4Yの周面にトナー画像が現像される過程についてより詳細に説明する。スリーブ40Yには、スリーブ40Yの周面に保持されている現像剤中のトナーにより静電潜像を現像するための直流電圧が印加されている。より詳細には、帯電器5Yは、感光体ドラム4Yの周面の電位が−650Vとなるように感光体ドラム4Yの周面を帯電させる。また、感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射された部分の電位は、0Vに近づく。一方、スリーブ40Yの周面の電位は、−500Vに保たれる。これにより、スリーブ40Yと感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射された部分との間には、感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射された部分からスリーブ40Yへと向かう電界が発生する。そのため、負に帯電したトナーは、スリーブ40Yから感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射された部分へと移動する。一方、スリーブ40Yと感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射されていない部分との間には、スリーブ40Yから感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射されていない部分へと向かう電界が発生する。そのため、負に帯電したトナーは、スリーブ40Yから感光体ドラム4Yの周面においてビームBYが照射されていない部分へと移動しない。これにより、感光体ドラム4Yの周面には、静電潜像に従ったトナー画像が形成される。
トナー容器38Yは、トナーを収容しており、本体30Yにトナーを補給する。すなわち、トナー容器38Yは、空間Sp1内のTC比が適正値よりも低くなった場合には、空間Sp1内の現像剤に対してトナーを供給する。
トナー容器38Yには、トナーを収容する空間Sp2であって、空間Sp1と少なくとも1箇所以上において連通している空間Sp2が設けられている。現像装置7では、空間Sp2と空間Sp1とは1箇所において連通している。
より詳細には、本体30Yの上面には、外部から空間Sp1へとつながる貫通口が設けられている。トナー容器38Yは、先端に開口を有している。そして、トナー容器38Yの先端は、本体30Yの上面に設けられている貫通口に挿入されている。これにより、空間Sp1と空間Sp2とが連通している。更に、空間Sp1と空間Sp2との境界Bは、トナー容器38Yが本体30Yの上面に取り付けられていることにより、現像ローラ32Yの中心よりも上側に位置していると共に、ブレード34Yよりもスリーブ40Yの回転方向の上流側に位置している。更に、境界Bにおいて、空間Sp2は、空間Sp1よりも上側に位置している。
次に、整流版36Yについて図面を参照しながら説明する。図3は、TC比が適正値である場合の現像装置7Yの拡大図である。整流板36Yは、図3に示すように、空間Sp1内において現像ローラ32Yの周面に沿って設けられている円弧状の板状部材である。整流板36Yは、現像ローラ32Yの上側に設けられている。また、スリーブ40Yの回転方向の下流側の整流板36Yの端部とブレード34Yとの間には隙間が存在している。これにより、スリーブ40Yが回転すると、図3に示すように、整流板36Yとスリーブ40Yとの間では、現像剤は、スリーブ40Yの回転方向に流動する。ただし、現像剤は、ブレード34Yによりせき止められる。せき止められた現像剤は、余剰現像剤として、図3に示すように、スリーブ40Yの回転方向の下流側の整流板36Yの端部とブレード34Yとの間の隙間を介して、整流板36Yと本体30Yの上面との間に回りこむ。そして、余剰現像剤は、本体30Yの上面と整流板36Yとの間をスリーブ40Yの回転方向の反対方向に流動する。TC比が適正値である場合には、本体30Yの上面と整流板36Yとの間の空間は、余剰現像剤により略満たされている。
ここで、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、図3に示すように、スリーブ40Yの回転方向の下流側の整流板36Yの端部を通過し、かつ、鉛直方向に延在する直線A1と、整流板36Yを通過し、かつ、鉛直方向に延在する直線の内の直線A1から最も離れている直線A2との間に位置している。更に、境界Bは、TC比が適正値である場合における現像剤の上面A3よりも下側に位置している。これにより、図3に示すように、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、トナー及び現像剤により満たされている。ただし、TC比が適正値であるので、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bの周囲も現像剤で塞がれている。そのため、現像剤からトナーに対して圧力がかかっており、現像剤とトナーとの界面は、境界Bに位置している。そのため、TC比が適正値である場合には、相対的に少量のトナーが現像剤中に供給される。なお、TC比が適正値よりも高い場合には、現像剤からトナーに対してかかる圧力が高いので、トナーが現像剤中に殆ど供給されない。
次に、TC比が適正値よりも低くなった場合における現像剤の流れについて説明する。図4は、TC比が適正値よりも低くなった場合の現像装置7Yの拡大図である。
TC比が適正値よりも低くなると、現像剤の体積が減少し、図4に示すように、現像剤の上面A4が現像剤の上面A3(図3参照)よりも低くなる。その結果、境界Bの周囲に存在する現像剤の量も減少し、現像剤からトナーに加わる圧力も減少する。これにより、トナーは、現像剤中に流れ出す。すなわち、TC比が適正値よりも低い場合には、相対的に多量のトナーが現像剤中に供給される。
(効果)
以上のように構成された現像装置7によれば、TC比の変動を抑制できる。より詳細には、現像装置7では、図2ないし図4に示すように、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、トナー又は現像剤により塞がれている。そのため、現像剤中のキャリアは、空間Sp1から空間Sp2へと漏れ出しにくい。その結果、現像装置7では、キャリアの減少によるTC比の上昇が発生しにくい。すなわち、現像装置7によれば、TC比の変動を抑制できる。
また、現像装置7によれば、以下の理由によっても、TC比の変動を抑制できる。より詳細には、キャリアの比重は、トナーの比重よりも大きい。そこで、境界Bにおいて、トナーが収容されている空間Sp2は、キャリアを含む現像剤が収容されている空間Sp1よりも上側に位置している。これにより、キャリアは、空間Sp1から空間Sp2へと漏れ出しにくくなる。その結果、現像装置7では、キャリアの減少によるTC比の上昇が発生しにくい。すなわち、現像装置7によれば、TC比の変動を抑制できる。
また、現像装置7によれば、以下の理由によっても、TC比の変動を抑制できる。より詳細には、境界Bは、スリーブ40の中心よりも上側に位置している。そのため、境界Bがスリーブ40の中心よりも上側に位置している場合での現像剤がトナーに及ぼす圧力は、境界Bがスリーブ40の中心よりも下側に位置している場合での現像剤がトナーに及ぼす圧力よりも小さい。特に、現像装置7では、境界Bは、本体30の上面に位置しているので、現像剤がトナーに及ぼす圧力は、極めて小さくなる。よって、現像装置7では、キャリアは、空間Sp1から空間Sp2へと漏れ出しにくい。その結果、現像装置7では、キャリアの減少によるTC比の上昇が発生しにくい。すなわち、現像装置7によれば、TC比の変動を抑制できる。
また、現像装置7によれば、以下に説明するように、トナー容器38から本体30へとトナーが十分に供給されるので、高いカバレッジを有するトナー画像が連続して形成されたとしても、トナー不足によるかすれがトナー画像に発生しにくい。
また、現像装置7では、整流板36が設けられている。更に、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、図3に示すように、直線A1と直線A2との間に位置している。そのため、トナー容器38から供給されるトナーは、スリーブ40Yへと直接に到達するのではなく、現像剤と攪拌されながら整流板36上を搬送された後に、スリーブ40Yに到達する。よって、適正値に近いTC比を有する現像剤がスリーブ40Yに担持されるようになる。その結果、現像装置7は、トナー画像にかすれやかぶりが発生することを抑制できる。
更に、境界Bは、TC比が適正値である場合における現像剤の上面A3よりも下側に位置している。これにより、図3に示すように、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、トナー及び現像剤により塞がれている。ただし、TC比が適正値であるので、空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bの周囲も現像剤で満たされている。そのため、現像剤からトナーに対して圧力がかかっており、現像剤とトナーとの界面は、境界Bに位置している。そのため、TC比が適正値である場合には、相対的に少量のトナーが現像剤中に供給される。なお、TC比が適正値よりも高い場合には、現像剤からトナーに対してかかる圧力が高いので、トナーが現像剤中に殆ど供給されない。
(実験)
本願発明者は、現像装置7が奏する効果をより明確にするために以下に説明する実験を行った。より詳細には、本願発明者は、第1の実験として、現像装置7を用いて、カバレッジが5%であるトナー画像を連続して用紙に印刷した場合におけるTC比、及び、カバレッジが100%であるトナー画像(ベタ画像)を連続して用紙に印刷した場合におけるTC比を測定した。実験条件は、以下の通りである。
キャリア:50g
空間Sp1の体積:50gのキャリアを含み、TC比が8%である現像剤の体積
境界Bの形状:10mm×250mmの長方形
図5は、第1の実験結果を示したグラフである。縦軸はTC比を示し、横軸は時間を示している。図5によれば、カバレッジが5%である場合には、TC比が7%から変動していない。また、カバレッジが100%である場合であっても、TC比が5.5%で下げ止まっている。このように、第1の実験によれば、TC比の変動が抑制されることが分かる。よって、現像装置7は、カバレッジが高いトナー画像を連続して形成しても、トナー画像にかすれが発生することを抑制できる。
次に、本願発明者は、第1の実験と同じ現像装置7を用いて、所定時間(15時間)にわたってカバレッジが100%であるトナー画像を連続して用紙に印刷した後、カバレッジが5%であるトナー画像を連続して用紙に印刷した場合におけるTC比を測定した。
図6は、第2の実験結果を示したグラフである。縦軸はTC比を示し、横軸は時間を示している。図6によれば、カバレッジが100%であるトナー画像が連続して用紙に印刷された場合には、TC比が5.5%まで低下しているものの、カバレッジが5%であるトナー画像が連続して印刷された場合には、TC比が急激に上昇していることが分かる。よって、第2の実験によれば、現像装置7では、TC比が適正値よりも大きく低下した場合には、トナーの供給速度が大きくなり、TC比が急激に回復することが理解できる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係る現像装置について図面を参照しながら説明する。図7は、第1の変形例に係る現像装置7aYの拡大図である。
第1の変形例に係る現像装置7aYにおける空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bは、現像装置7Yにおける空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bよりもスリーブ40Yの回転方向の下流側に位置している。現像装置7aYの境界Bは、スリーブ40Yの回転方向の下流側における整流板36Yの端部と対向している。現像装置7aYの境界Bは、現像装置7Yの境界Bよりも上側に位置している。これにより、境界Bと現像剤の上面A3との距離が近くなる。よって、現像装置7aYでは現像装置7Yよりも、TC比が低下した場合に、境界Bにおける現像剤がトナーに及ぼす圧力の低下が大きくなる。その結果、現像装置7aYでは、TC比が変動すれば、トナー供給が速やかに開始されるようになる。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係る現像装置について図面を参照しながら説明する。図8は、第2の変形例に係る現像装置7bYの拡大図である。図9は、現像装置7bYの整流板36bYを上側から平面視した図である。
整流板36bYにおいて空間Sp1と空間Sp2との間の境界Bと対向する面(上面)には、図8及び図9に示すように、リブ(突起)50a〜50cが設けられている。リブ50aは、スリーブ40Yの回転方向に直交する方向に延在している。
また、リブ50aは、境界Bに対向している。複数のリブ50bは、リブ50aよりもスリーブ40Yの回転方向の上流側において、スリーブ40Yの回転方向に直交する方向に並んでいる。複数のリブ50cは、リブ50bよりもスリーブ40Yの回転方向の上流側において、スリーブ40Yの回転方向に直交する方向に並んでいる。リブ50a,50bは、スリーブ40Yの回転方向に直交する方向にずらされて配置されている。
以上のように、整流板36bYにリブ50a〜50cが設けられることにより、整流板36bY上における現像剤の流れが乱されるようになる。その結果、現像剤がより効果的に攪拌されるようになる。
なお、現像装置7Y,7aY,7bYでは、境界Bは、1箇所のみであったが、複数設けられていてもよい。複数の境界Bが存在する場合には、全ての境界Bは、現像剤又はトナーによって塞がれていることが好ましい。
本発明は、現像装置に有用であり、特に、TC比の変動を抑制できる点において優れている。
1 画像形成装置
7Y,7M,7C,7K,7aY,7bY 現像装置
30Y 本体
32Y 現像ローラ
34Y ブレード
36Y,36bY 整流板
38Y トナー容器
40Y スリーブ
42Y 磁石
50a〜50c リブ

Claims (6)

  1. トナー及びキャリアからなる現像剤を用いて像担持体にトナー画像を形成する現像装置であって、
    前記現像剤を収容する第1の空間が設けられている本体と、
    前記第1の空間内に収容されている現像剤担持体であって、前記現像剤を担持すると共に、該現像剤中のトナーを前記像担持体に付与する現像剤担持体と、
    トナーを収容する第2の空間であって、前記第1の空間と少なくとも1箇所以上において連通している第2の空間が設けられているトナー容器と、
    を備えており、
    前記第1の空間と前記第2の空間との間の全ての境界は、前記トナー又は前記現像剤により塞がれていること、
    を特徴とする現像装置。
  2. 前記第1の空間と前記第2の空間との境界は、前記現像剤担持体の中心よりも上側に位置していること、
    を特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体は、所定方向に回転する現像ローラであり、
    前記現像装置は、
    前記現像ローラと前記像担持体とが最も近接する位置よりも前記所定方向の上流側に設けられ、かつ、該現像ローラの周面に担持されている現像剤の層厚を所定の層厚に規制するブレードを、
    更に備えており、
    前記第1の空間と前記第2の空間との境界は、前記ブレードよりも前記所定方向の上流側に位置していること、
    を特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1の空間内において前記現像ローラの周面に沿って設けられている整流板を、
    更に備えており、
    前記整流板の前記所定方向の下流側の端部と前記ブレードとの間には隙間が存在しており、
    前記第1の空間と前記第2の空間との境界は、前記整流板の前記所定方向の下流側の端部を通過し、かつ、鉛直方向に延在する第1の直線と、該整流板を通過し、かつ、鉛直方向に延在する直線の内の該第1の直線から最も離れている第2の直線との間に位置していること、
    を特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記整流板において前記第1の空間及び前記第2の空間の境界と対向する面には、突起が設けられていること、
    を特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記第1の空間及び前記第2の空間の境界では、該第2の空間が該第1の空間よりも上側に位置していること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の現像装置。
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