JP2012173683A - 表示制御装置、情報表示装置、及び表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる表示制御装置を提供する。
【解決手段】表示制御装置は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置変化を検出する位置変化検出部111と、検出された視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を制御する制御部112とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】表示制御装置は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置変化を検出する位置変化検出部111と、検出された視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を制御する制御部112とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示制御装置、情報表示装置、及び表示制御方法に関する。
カメラによる人物検知機能を搭載し、人物検知の結果により消費電力の抑制や視聴制限を行う表示装置がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、カメラによる撮像画像に基づいて液晶表示パネルの前方に存在する人の位置または顔の向きを検出し、検出結果に基づいて液晶表示パネルに表示されている複数のコンテンツの中から注目コンテンツを選択し、当該注目コンテンツの表示領域に対応するバックライト用の光源よりもそれ以外のバックライト用の光源の輝度を低下させることにより、無駄な電力消費を防止する液晶表示装置が開示されている。
また、特許文献2には、カメラによる顔識別等によりテレビジョン受像機を視聴しているユーザを認識し、視聴しているユーザに対して番組が視聴可能か否かを判断して視聴制限を行うとともに、視聴しているユーザの好みを学習して自動的にチャンネルを変更するテレビジョン受像機が開示されている。
ところで、テレビジョン受像機等の情報表示装置において、番組表やテレビジョン放送画像等の表示対象情報を表示する場合、視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができれば、視認性や利便性の向上を図ることができると考えられる。
そこで、本発明は、視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる表示制御装置、情報表示装置、及び表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出する検出手段と、前記検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示される範囲を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報表示装置は、上記の表示制御装置と、前記表示画面を有する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る表示制御方法は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出するステップと、前記検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示される範囲を制御するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における情報表示装置100の構成の一例を示すブロック図である。この情報表示装置100は、表示対象情報を表示画面に表示する装置であり、例えばテレビジョン受像機である。ここで、表示対象情報は、例えばテレビジョン放送画像や番組表などであり、表示対象のコンテンツである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における情報表示装置100の構成の一例を示すブロック図である。この情報表示装置100は、表示対象情報を表示画面に表示する装置であり、例えばテレビジョン受像機である。ここで、表示対象情報は、例えばテレビジョン放送画像や番組表などであり、表示対象のコンテンツである。
図1において、情報表示装置100は、画像受信部101、画像処理部102、グラフィック生成部103、スケーラ部104、合成部105、表示部106、特徴抽出部107、画像取得部108、人検出部109、位置特定部110、位置変化検出部111、および制御部112を有する。
画像受信部101は、チューナ、復調回路、デマルチプレクサなどから構成され、テレビジョン放送信号等の放送信号を受信してビットストリーム信号を取り出し、当該ビットストリーム信号をビデオビットストリーム信号やオーディオビットストリーム信号、番組情報を含むメタデータなどに分離して出力する。ここで、ビデオビットストリーム信号は画像処理部102に出力され、メタデータは制御部112に出力される。オーディオビットストリーム信号についての説明は省略する。
画像処理部102は、入力されたビデオビットストリーム信号をデコードして放送画像(具体的には放送画像を表す画像信号または画像データ)に復元し、当該放送画像に対し、表示に適した画像にするための画像処理を行う。この画像処理としては、画像中のノイズの除去や、画像の明るさ、色、または大きさの調節などがある。画像処理部102は、得られた放送画像を合成部105に出力する。
グラフィック生成部103は、放送信号に含まれるメタデータや情報表示装置100に対するユーザ操作などに基づき、グラフィック画像(具体的にはグラフィック画像を表す画像信号または画像データ)を生成する。具体的には、グラフィック生成部103は、画像受信部101で受信されたメタデータを制御部112から受け取り、当該メタデータに含まれるEPG(エレクトリックプログラムガイド:電子番組表)データを用いて番組表(具体的には番組表の画像)を生成する。また、グラフィック生成部103は、情報表示装置100の操作に係わるOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像も生成する。グラフィック生成部103は、生成されたグラフィック画像をスケーラ部104に出力する。
スケーラ部104は、グラフィック生成部103により生成されたグラフィック画像の大きさを調節する。また、スケーラ部104は、グラフィック画像の特定の範囲を切り出す機能も有する。スケーラ部104は、処理後のグラフィック画像を合成部105に出力する。
合成部105は、画像処理部102からの放送画像とグラフィック生成部103からのグラフィック画像とを合成して合成画像を生成し、当該合成画像を表示部106に出力する。例えば、合成部105は、制御部112からの指示に基づき、番組表の表示が要求される場合には、番組表が表示部104の表示画面全体に表示されるように(すなわち番組表が全画面表示されるように)、番組表を透過率0%で放送画像上に重畳し、番組表の表示が要求されない場合には、番組表が表示されないように、番組表を透過率100%で放送画像上に重畳する。OSD画像については、合成部105は、例えば、放送画像上にOSD画像が半透明で表示されるように、OSD画像を透過率50%で放送画像に重畳する。ただし、画像の合成方法は、上記に限定されず、適宜決められればよい。
表示部106は、表示画面を有し、当該表示画面に合成部105からの合成画像を表示する。すなわち、表示部106は、表示対象情報(具体的には表示対象情報の画像)を表示画面に表示する。表示部106は、例えば液晶パネルを有する液晶表示装置である。ただし、表示部106は、プラズマディスプレイ装置など、他の表示デバイスであってもよい。
特徴抽出部107は、合成部105から合成画像を受け取り、当該合成画像の各領域から、当該領域の視認性を示す特徴量を抽出する。具体的には、特徴抽出部107は、合成画像を複数の領域に分割し、領域毎に輝度信号の高周波成分を特徴量として抽出する。例えば、特徴抽出部107は、領域毎に、水平方向に隣接する画素間の輝度信号の差分を求め、その差分を当該領域内で積算したものを当該領域の特徴量として抽出する。ここで、特徴抽出部107は、水平方向に隣接する画素間の輝度信号の差分と、垂直方向に隣接する画素間の輝度信号の差分とを当該領域内で積算したものを当該領域の特徴量としてもよい。
一つの例では、特徴抽出部107は、図2に示されるように、合成画像201を水平方向および垂直方向にそれぞれ4分割して合計16個の領域に分割し、領域毎に輝度信号の高周波成分を抽出する。なお、図2において、斜線ハッチングが施された領域202および203は、輝度信号の高周波成分が所定閾値以上であった領域(すなわち輝度信号の高周波成分を多く含み、視認性が悪いと考えられる領域)を示している。
特徴抽出部107は、抽出された領域毎の特徴量を制御部112に出力する。
特徴抽出部107は、抽出された領域毎の特徴量を制御部112に出力する。
画像取得部108は、表示部106の表示画面の前方が撮像された画像(具体的には画像信号または画像データ)を取得する。表示画面の前方に視聴者が存在する場合には、画像取得部108は、視聴者が撮像された画像を取得する。具体的には、画像取得部108は、表示画面の前方を撮像して画像を生成する撮像装置により構成される。例えば、画像取得部108は、機器組み込み用の小型ビデオカメラであり、情報表示装置100の筐体に取り付けられて、表示画面の前方の視聴者を撮像できるように配置される。ただし、画像取得部108は、情報表示装置100の外部の撮像装置により撮像された画像を取得してもよい。画像の撮像は繰り返し行われ、例えば毎秒30回で実施される。画像取得部108は、取得された画像(以下、「撮像画像」と称す)を人検出部109に出力する。
人検出部109は、画像取得部108により取得された撮像画像から、人物を検出し、当該人物の実空間における位置を表す情報として、当該撮像画像における当該人物の位置および大きさを検出する。具体的には、人検出部109は、撮像画像における人物の位置として、撮像画像の座標系における当該人物の顔の中心座標を検出し、撮像画像における人物の大きさとして、撮像画像の座標系における当該人物の顔の幅(具体的には顔の水平方向の幅)を検出する。ただし、人検出部109は、人物の位置や大きさとして、顔の長さ(具体的には顔の垂直方向の長さ)や、肩幅、両目間の距離、両目それぞれの位置、頭の頂点の座標など、他の情報を検出してもよい。また、人検出部109は、顔の垂直方向に対する角度など、人物の姿勢を検出してもよい。
人検出部109は、撮像画像から複数の人物を検出した場合には、検出された複数の人物の各々について、撮像画像における当該人物の位置および大きさを検出する。
人検出部109は、検出された各人物の位置および大きさを示す検出結果を位置特定部110に出力する。
人検出部109は、検出された各人物の位置および大きさを示す検出結果を位置特定部110に出力する。
位置特定部110は、人検出部109からの検出結果に基づき、表示対象情報の視聴者の位置を特定する。位置特定部110は、人検出部109の検出結果に基づき、画像取得部108により取得された撮像画像に複数の人物が含まれる場合には、当該複数の人物の中から主たる視聴者を判定し、当該主たる視聴者の位置および大きさを視聴者の位置および大きさとして特定する。例えば、位置特定部110は、複数の人物のうち、最も大きさが大きい(例えば最も顔の大きさが大きい)人物を主たる視聴者とする。また例えば、位置特定部110は、検出された人物の位置と撮像画像の中心点との距離を評価し、最も中心点に近い人物を主たる視聴者とする。また例えば、位置特定部110は、表示画面の操作者を主たる視聴者として判定する。例えば、位置特定部110は、表示画面を操作するためのリモートコントローラ(リモコン)の位置を検出し、検出されたリモコンの位置に最も近い人物(操作者と判定される人物)を主たる視聴者とする。位置特定部110は、撮像画像に1人の人物が含まれる場合には、例えば当該人物の位置および大きさを視聴者の位置および大きさとして特定する。位置特定部110は、特定された視聴者の位置および大きさを示す特定結果を位置変化検出部111に出力する。
位置変化検出部111は、位置特定部110からの特定結果に基づき、視聴者の位置変化を検出する。具体的には、位置変化検出部111は、視聴者の位置変化として、撮像画像における視聴者の位置および大きさの変化を検出する。より具体的には、位置変化検出部111は、現在の撮像画像と前回(例えば1/30秒前)の撮像画像とを逐次比較し、撮像画像における視聴者の位置の差分および撮像画像における視聴者の大きさの差分を検出する。位置変化の検出においては、操作者の微小な移動やノイズの影響を抑えて安定した結果を得る観点より、位置変化検出部111は、位置および大きさの複数回の平均値を用いて差分を求めてもよい。位置変化検出部111は、検出された視聴者の位置変化を示す検出結果を制御部112に出力する。位置変化検出部111は、当該検出結果とともに、位置特定部110の特定結果を制御部112に出力してもよい。
なお、上記視聴者の位置や位置変化の検出は、例えば、撮像画像の撮像の周期と同じ周期で繰り返し行われる。ただし、位置や位置変化の検出は、他のタイミングで行われてもよく、例えば、N(Nは2以上の整数)個の撮像画像につき1回など、撮像の周期より長い周期で行われてもよい。
制御部112は、検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を制御する。具体的には、制御部112は、位置変化検出部111からの検出結果、すなわち位置変化検出部111により検出された視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変更または調整する。
本実施の形態では、制御部112は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも狭い特定範囲の情報を拡大して表示画面に表示させる。この場合、制御部112は、例えば、視聴者の移動後に表示される画像のサイズが移動前に表示されていた画像のサイズと同一または略同一となるように、表示対象情報の表示倍率を制御する。例えば、制御部112は、番組表の全体が表示画面全体に表示されている場合に、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したことを検知すると、番組表の一部分を拡大して(すなわち表示倍率を上げて)表示画面全体に表示させる。図1の例では、制御部112は、スケーラ部104を用いて、番組表の表示範囲や表示倍率を制御する。なお、制御部112は、例えば、撮像画像における視聴者の大きさの変化が正であり、当該変化の大きさが所定閾値以上である場合に、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判定する。
一つの態様では、制御部112は、視聴者の移動方向または位置に基づき、上記特定範囲を決定する。具体的には、制御部112は、表示画面のうち視聴者の移動方向に対応する部分に表示されている情報を拡大して表示させる。例えば、図3に示されるように、視聴者が表示画面301に向かって左前方に移動した場合(すなわち視聴者が位置302から位置303に移動した場合)、制御部112は、当該視聴者の移動を検知すると、表示画面301のうち視聴者から見て左側の部分に表示されている情報を拡大表示させる。あるいは、制御部112は、表示画面のうち視聴者の位置に対応する部分に表示されている情報を拡大して表示させる。例えば、図3に示されるように視聴者が位置302から位置303に移動した場合、制御部112は、表示画面301のうち視聴者の移動後の位置303に対向する部分に表示されている情報を拡大表示させる。あるいは、制御部112は、視聴者の移動方向および位置に基づき、表示画面のうち視聴者の注目部分を判定し、当該注目部分に表示されている情報を拡大表示させる。例えば、図3に示されるように視聴者が位置302から位置303に移動した場合、制御部112は、表示画面301のうち視聴者が向かう先の部分に表示されている情報を拡大表示させる。
また、一つの態様では、制御部112は、表示画面に表示されている情報の各領域の視認性に基づき、上記特定範囲を決定する。具体的には、制御部112は、各領域のうち最も視認性が悪い領域を特定範囲とする。図1の例では、制御部112は、特徴抽出部107により抽出された各領域の特徴量に基づき、特徴量が最大の領域を特定範囲とする。なお、制御部112は、特徴量が最大の領域を中心とする、当該領域よりも広い領域または狭い領域を特定範囲としてもよい。
また、一つの態様では、制御部112は、視聴者の移動方向および位置のうち少なくとも1つと、表示画面に表示されている情報の各領域の視認性とに基づき、上記特定範囲を決定する。例えば、制御部112は、視聴者の移動方向または位置に対応する表示画面の部分に表示されている情報の各領域のうち、最も視認性が悪い領域を特定範囲とする。例えば、図2の合成画像201が図3の表示画面301全体に表示されている場合において、図3のように視聴者が左前方に移動したとき、制御部112は、視聴者の移動方向に対応する表示画面の左側部分に表示されている合成画像201の左側の8個の領域のうち、最も視認性が悪い領域203を拡大して表示画面301全体に表示させる。
また、一つの態様では、制御部112は、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも広い範囲の情報を縮小して表示画面に表示させる。この場合、制御部112は、例えば、視聴者の移動後に表示される画像のサイズが移動前に表示されていた画像のサイズと同一または略同一となるように、表示対象情報の表示倍率を制御する。例えば、制御部112は、番組表の一部分が表示画面全体に表示されている場合に、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動したことを検知すると、番組表の全体を縮小して(すなわち表示倍率を下げて)表示画面全体に表示させる。制御部112は、例えば、撮像画像における視聴者の大きさの変化が負であり、当該変化の大きさが所定閾値以上である場合に、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動したと判定する。
なお、図1の例では、検出手段は、画像取得部108、人検出部109、位置特定部110、および位置変化検出部111により実現されており、制御手段は、制御部112により実現されており、表示制御装置は、画像取得部108、人検出部109、位置特定部110、位置変化検出部111、および制御部112により実現されている。
図4は、実施の形態1における制御部112の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、制御部112の動作を説明する。図4に示される処理は、例えば、画像取得部108の撮像の周期と同じ周期で繰り返し行われる。ただし、N(Nは2以上の整数)個の撮像画像につき1回など、撮像の周期より長い周期で行われてもよい。なお、以下の説明では、表示部106の表示画面にはグラフィック生成部103で生成された番組表が表示されているものとする。
制御部112は、位置変化検出部111から視聴者の位置変化の検出結果、すなわち撮像画像における視聴者の位置の差分および大きさの差分を取得する(S11)。
ついで、制御部112は、ステップS11で取得された視聴者の位置変化の検出結果に基づき、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したか否かを判断する(S12)。例えば、制御部112は、視聴者の大きさの差分が正であり、かつ当該差分の大きさが所定閾値以上である場合に、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断する。
視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断されるまで、制御部112は、位置変化検出部111の検出結果を取得し続ける(S12:NO)。
視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断された場合(S12:YES)、制御部112は、処理をステップS13に進める。例えば、表示画面に表示されている番組表の視認性が悪い場合、視聴者は、図3に示されるように、番組表が良く見えるように表示画面301に向かって顔を近づけ、位置302から位置303に顔を移動させる。これにより、撮像画像における視聴者の大きさが増大し、この変化に基づき、制御部112は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断して処理をステップS13に進める。
ステップS13では、制御部112は、特徴抽出部107により抽出された領域毎の特徴量を取得する。ここでは、特徴抽出部107による特徴量の抽出結果は、図2の通りであったものとする。図2において、合成画像201の16個の領域のうち、領域202および203については、輝度信号の高周波成分を多く含むことから、放送時間の短い番組が多数表示されていたり、或いは多くの文字が表示されていたりして、番組表の視認性が悪くなっていると考えられる。
ついで、制御部112は、特徴抽出部107により分割された16個の領域の中から、視聴者の移動方向に対応する複数の領域を選択する(S14)。ここでは、制御部112は、視聴者の移動方向(左方向)に対応する左方向の8個の領域を選択する。なお、選択される領域の数は、上記に限られず適宜設定されればよい。
ついで、制御部112は、ステップS13で取得された領域毎の特徴量に基づき、ステップS14で選択された複数の領域の中から、最も特徴量が大きい領域を決定する(S15)。例えば、制御部112は、選択された8個の領域の特徴量を順に比較することにより、最も特徴量が大きい領域を決定する。ここでは、図2の領域203が、最も特徴量が大きい領域として決定される。
そして、制御部112は、スケーラ部104を用い、表示部106の表示画面に表示されている番組表のうち、ステップS15で決定された領域(ここでは領域203)に相当する部分を中心とする範囲を拡大して表示画面に表示させる(S16)。すなわち、制御部112は、表示画面に表示されている番組表の領域203に相当する部分を中心として、番組表を拡大して表示させる。
以上説明した本実施の形態1によれば、下記(1)〜(7)の効果が得られ得る。
(1)表示制御装置は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出し、検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を制御する。このため、視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる。これにより、視認性や利便性の向上を図ることが可能となる。また、視聴者による特段の操作を必要とすることなく、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる。
(1)表示制御装置は、表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出し、検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を制御する。このため、視聴者の位置や位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる。これにより、視認性や利便性の向上を図ることが可能となる。また、視聴者による特段の操作を必要とすることなく、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変えることができる。
(2)表示制御装置は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも狭い特定範囲の情報を拡大して表示画面に表示させる。これにより、視聴者が表示画面に近づく動作に応じて、表示対象情報の視認性を向上させることができる。例えば、表示画面に表示されている番組表の視認性が悪い場合において、視聴者が表示画面に顔を近づけたときに、番組表が拡大表示され、番組表の視認性が良くなる。
なお、情報表示装置は、リモコンの操作により番組表のフォントサイズを変更可能に構成されてもよい。この構成では、番組表の視認性が悪い場合、視聴者はリモコンを使用して番組表の文字を大きくすることができる。しかし、一般にフォントサイズの変更に使用されるようなリモコンのボタンは使用頻度が低く小さなものであることから、その位置を見つけるのに時間を要することが考えられる。
(3)表示制御装置は、視聴者の移動方向または位置に基づき、上記特定範囲(すなわち拡大表示される範囲)を決定する。これにより、視聴者の移動方向や位置に応じた適切な範囲を拡大表示することができる。具体的には、表示画面に表示されている情報のうち、視聴者が注目している可能性の高い範囲を拡大表示することが可能となる。
(4)表示制御装置は、表示画面に表示されている情報の各領域の視認性に基づき、上記特定範囲(すなわち拡大表示される範囲)を決定する。これにより、表示画面に表示されている情報の各領域の視認性に応じた適切な範囲を拡大表示することができる。具体的には、表示画面に表示されている情報のうち、視聴者が注目している可能性の高い範囲を拡大表示することが可能となる。
(5)表示制御装置は、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも広い範囲の情報を縮小して表示画面に表示させる。これにより、視聴者が表示画面から遠ざかる動作に応じて、表示対象情報の表示範囲を広げることができる。例えば、視聴者が表示画面に顔を近づけ、番組表が拡大表示された後に、視聴者が元の位置に顔を戻したとき、番組表の表示範囲を元に戻すことができる。
(6)表示制御装置は、表示画面の前方が撮像された撮像画像を取得し、当該撮像画像から視聴者の位置または位置変化を検出する。これにより、視聴者の位置や位置変化を簡易な構成で検出することができる。
(7)表示制御装置は、上記取得された撮像画像に複数の人物が含まれる場合、当該複数の人物の中から主たる視聴者を判定し、当該主たる視聴者の位置または位置変化を視聴者の位置または位置変化として検出する。これにより、撮像画像に複数の人物が含まれる場合であっても、適切に制御を行うことができる。
なお、上記の説明では、番組表を放送信号から受信する例を示したが、情報表示装置は、例えばインターネット上の情報サーバから番組表をダウンロードしてもよい。
また、上記の説明では、グラフィック画像として主に番組表を例示したが、グラフィック画像は、天気予報やニュースなど、他の情報の画像であってもよい。
また、上記の説明では、表示画面から視聴者までの距離を表す距離情報として撮像画像における視聴者の大きさを検出する場合を例示したが、距離情報は他の方法で取得されてもよい。例えば、複数の撮像装置によりステレオ画像を取得して距離情報を求めてもよいし、距離を計測する機能を有する特殊な撮像装置を利用して距離情報を求めてもよい。
また、上記の説明では、画像取得部108として情報表示装置の筐体に取り付けられたビデオカメラを例示したが、画像取得部108は、筐体に取り付けられている必要は無く、視聴者を適切に撮影可能である限り、監視用途やビデオ電話などで使用されるビデオカメラであっても構わない。
また、上記の説明では、撮像画像から視聴者の位置および位置変化を検出する場合を例示したが、視聴者の位置および位置変化は、例えば赤外線センサを利用する方法や超音波レーダを利用する方法など、他の方法により検出されてもよい。
また、上記の説明では、主に番組表の表示範囲を制御する場合を例示したが、制御部112は、放送画像等の画像の表示範囲を制御してもよい。
また、上記の説明では、主に視聴者の位置変化に応じて表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変更する場合を例示したが、制御部112は、視聴者の位置に応じて表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を決定してもよい。具体的には、制御部112は、予め定められた規則に基づき、視聴者の位置から表示範囲を決定してもよい。例えば、制御部112は、表示画面から視聴者までの距離が所定閾値以上である場合には、表示対象情報の全体を表示画面全体に表示させ、表示画面から視聴者までの距離が所定閾値未満である場合には、表示対象情報の一部(例えば視聴者の位置に対応する部分)を表示画面全体に表示させてもよい。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2における情報表示装置500の構成の一例を示すブロック図である。この情報表示装置500は、実施の形態1のものと殆ど同じであるので、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略または簡略化することとする。
図5は、実施の形態2における情報表示装置500の構成の一例を示すブロック図である。この情報表示装置500は、実施の形態1のものと殆ど同じであるので、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略または簡略化することとする。
本実施の形態では、情報表示装置500は、実施の形態1の情報表示装置100の構成に加えて、フレームメモリ121をさらに有する。また、画像処理部102、合成部103、および制御部112は、実施の形態1で説明された機能のほかに、以下の機能をさらに有する。
画像処理部102は、フレームメモリ121に対して画像を読み書きするように構成されている。具体的には、画像処理部102は、制御部112からの要求に応じて動画像を構成する複数フレームの放送画像のうち1フレームの放送画像をフレームメモリ121に記憶させ、制御部112からの要求に応じてフレームメモリ121から1フレームの放送画像を読み出して合成部103に出力する。これにより、画像処理部102は、一定期間の間、動画像の代わりに静止画像を出力することができ、画像の一時停止動作を実現することができる。
合成部103は、フレームメモリ121から読み出された画像の大きさを変更する機能と、当該画像の特定の範囲を切り出す機能とをさらに有する。
制御部112は、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変更する場合、表示対象情報の変更後の範囲に対応する静止画像を表示画面に表示させる。例えば、制御部112は、視聴者の位置変化に応じて表示範囲を調整する際に、表示画面に表示される画像を一時停止させる。上記静止画像は、例えば、視聴者の位置変化が生じた時点またはその近傍の時点における表示対象情報の静止画像である。制御部112は、具体的には、表示画面に動画像を表示させる場合において、視聴者の位置変化に応じて当該動画像のうち表示画面に表示される範囲を変更する場合、当該視聴者の位置変化が生じた時点における当該動画像の1フレームの画像のうち、変更後の範囲の画像を表示画面に表示させる。制御部112は、具体的には、所定期間の間、1フレームの画像(静止画像)を表示画面に表示させる。上記所定期間は、適宜決められればよいが、例えば視聴者の位置変化が生じてから所定時間が経過するまでの期間である。
図5の例では、制御部112は、視聴者の位置変化を検知すると、画像処理部102を制御して1フレームの放送画像をフレームメモリ121に記憶し、当該記憶された放送画像を読み出して合成部103に出力し、合成部103を制御して当該放送画像のうち変更後の範囲の画像を表示画面に表示させる。
図6は、実施の形態2における制御部112の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、制御部112の動作を説明する。なお、以下の説明では、表示部106の表示画面には放送画像が表示されているものとする。
制御部112は、位置変化検出部111から視聴者の位置変化の検出結果、すなわち撮像画像における視聴者の位置の差分および大きさの差分を取得する(S21)。
ついで、制御部112は、視聴者の位置変化の検出結果に基づき、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したか否かを判断する(S22)。
視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断されるまで、制御部112は、位置変化検出部111の検出結果を取得し続ける(S22:NO)。
視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断された場合(S22:YES)、制御部112は、処理をステップS23に進める。例えば、表示画面に表示されている放送画像の視認性が悪い場合、視聴者は、図3に示されるように、放送画像が良く見えるように表示画面301に向かって顔を近づけ、位置302から位置303に顔を移動させる。これにより、撮像画像における視聴者の大きさが増大し、この変化に基づき、制御部112は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動したと判断して処理をステップS23に進める。
ステップS23では、制御部112は、フレームメモリ121に1フレームの放送画像を記憶させる。そして、制御部112は、フレームメモリ121に記憶された1フレームの放送画像を読み出して表示画面に表示させる(S24)。この1フレームの放送画像の表示は所定期間の間行われ、これにより表示画面には放送画像が一時停止した状態で表示される。
ついで、制御部112は、特徴抽出部107により抽出された領域毎の特徴量を取得する(S25)。例えば、制御部112は、上記フレームメモリ121から読み出された1フレームの放送画像に基づいて生成された合成画像の各領域から抽出された特徴量を取得する。ここでは、特徴抽出部107による特徴量の抽出結果は、図2の通りであったものとする。図2において、合成画像201の16個の領域のうち、領域202および203については、輝度信号の高周波成分を多く含むことから、例えば放送画像中に多くの文字が表示されており、放送画像の視認性が悪くなっていると考えられる。
ついで、制御部112は、特徴抽出部107により分割された16個の領域の中から、視聴者の移動方向に対応する複数の領域を選択する(S26)。ここでは、制御部112は、視聴者の移動方向(左方向)に対応する左方向の8個の領域を選択する(S26)。
ついで、制御部112は、ステップS25で取得された領域毎の特徴量に基づき、ステップS26で選択された複数の領域の中から、最も特徴量が大きい領域を決定する(S27)。ここでは、図2の領域203が、最も特徴量が大きい領域として決定される。
そして、制御部112は、表示画面に表示されている1フレームの放送画像(すなわちフレームメモリ121の出力画像)のうち、ステップS27で決定された領域(ここでは領域203)に相当する部分を中心とする範囲を拡大して表示画面に表示させる(S28)。すなわち、制御部112は、領域203を中心として、フレームメモリ121の出力画像を拡大して表示画面に表示させる。
以上説明した本実施の形態2によれば、下記(8)の効果が得られ得る。
(8)表示制御装置は、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変更する場合、表示対象情報の変更後の範囲に対応する静止画像を表示画面に表示させる。これにより、表示画面に表示される表示対象情報が動画像である場合に、表示対象情報の変更後の範囲を静止画像で視聴者に提示することができる。例えば、表示画面に表示されている動画像の視認性が悪い場合において、視聴者が表示画面に顔を近づけたときに、当該動画像の1フレームの画像を拡大表示することができ、視聴者が見ようとした画像を適切に提示することができる。
(8)表示制御装置は、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を変更する場合、表示対象情報の変更後の範囲に対応する静止画像を表示画面に表示させる。これにより、表示画面に表示される表示対象情報が動画像である場合に、表示対象情報の変更後の範囲を静止画像で視聴者に提示することができる。例えば、表示画面に表示されている動画像の視認性が悪い場合において、視聴者が表示画面に顔を近づけたときに、当該動画像の1フレームの画像を拡大表示することができ、視聴者が見ようとした画像を適切に提示することができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3における情報表示装置について説明する。この情報表示装置は、実施の形態1のものに対し、制御部112の動作において異なっており、その他の部分については殆ど同じである。以下の説明では、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略または簡略化することとする。
以下、実施の形態3における情報表示装置について説明する。この情報表示装置は、実施の形態1のものに対し、制御部112の動作において異なっており、その他の部分については殆ど同じである。以下の説明では、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略または簡略化することとする。
本実施の形態では、制御部112は、視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を移動させて、表示対象情報を表示画面にスクロール表示させる。具体的には、制御部112は、視聴者が表示画面に平行な方向に移動した場合、当該視聴者の移動方向に対応する方向に、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を移動させる。例えば、制御部112は、視聴者が水平方向(すなわち左右方向)に移動した場合に、表示対象情報を水平方向にスクロールさせる。制御部112は、視聴者が垂直方向(すなわち上下方向)に移動した場合に、表示対象情報を垂直方向にスクロールさせてもよい。
一つの態様では、制御部112は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも広い範囲の情報を縮小して表示画面に表示させ、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも狭い範囲の情報を拡大して表示画面に表示させる。
図7は、実施の形態3における制御部112の動作を説明するための図である。図7には、表示対象情報である番組表701と、表示部106の表示画面702と、表示画面702の視聴者の位置703,704とが示されている。番組表701は、チャンネルCH.1からCH.6までの各チャンネルの番組情報を含んでいる。
図8は、実施の形態3における制御部112の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図7および図8を参照して、制御部112の動作を説明する。なお、図7において、当初、視聴者は位置703に存在しており、表示部106の表示画面702には番組表701のうちチャンネルCH.2からチャンネルCH.5までの番組情報が表示されているものとする。
制御部112は、位置変化検出部111から視聴者の位置変化の検出結果、すなわち撮像画像における視聴者の位置の差分および大きさの差分を取得する(S31)。
ついで、制御部112は、視聴者の位置変化の検出結果に基づき、視聴者が移動したか否かを判断する(S32)。例えば、制御部112は、撮像画像における視聴者の位置の差分が所定閾値以上である場合に、視聴者が表示画面に平行な方向に移動したと判断する。
視聴者が移動したと判断されるまで、制御部112は、位置変化検出部111の検出結果を取得し続ける(S32:NO)。
視聴者が移動したと判断された場合(S32:YES)、制御部112は、処理をステップS33に進める。例えば、視聴者が位置703から位置704に左方向に移動すると、撮像画像における視聴者の位置が移動し、この変化に基づき、制御部112は、視聴者が表示画面に向かって左方向に移動したと判断して処理をステップS33に進める。
ステップS33では、制御部112は、上記視聴者の移動方向に応じて、番組表701のうち表示画面702に表示される範囲を移動させ、移動後の範囲を表示画面702に表示させる。具体的には、制御部112は、視聴者の移動方向に応じて、番組表701のうち表示画面702に表示される範囲が移動するように、合成部105に出力される番組表の画像データを更新する。ここでは、制御部112は、視聴者の左方向への移動に応じて、チャンネルCH.3からチャンネルCH.6の番組情報が表示画面702に表示されるように、番組表の画像データを更新する。例えば、制御部112は、スケーラ部104を用いて、チャンネルCH.1からチャンネルCH.6までの番組表全体の画像から、チャンネルCH.3からチャンネルCH.6までの画像を切り出して合成部105に出力する。あるいは、制御部112は、チャンネルCH.1からCH.6までの番組情報のうちチャンネルCH.3からチャンネルCH.6までの番組情報を選択的にグラフィック生成部106に供給し、グラフィック生成部106にチャンネルCH.3からチャンネルCH.6までの番組表の画像データを生成させる。そして、更新後の番組表の画像データに基づき、チャンネルCH.3からチャンネルCH.6までの番組情報が表示画面702に表示される。なお、視聴者が右方向に移動した場合には、制御部112は、チャンネルCH.1からチャンネルCH.4までの番組情報を表示画面702に表示させる。また、制御部112は、視聴者が前方方向(表示画面に近づく方向)に移動した場合(例えば撮像画像における視聴者の顔の大きさが大きくなった場合)、チャンネルCH.1からチャンネルCH.6までの番組情報を表示画面702に表示させてもよい。また、制御部112は、視聴者が後方方向に移動した場合、チャンネルCH.3からチャンネルCH.4までの番組情報を表示画面702に表示させてもよい。
本実施の形態3の動作は、表示画面702を窓と想定し、表示されている番組表701を窓から見える風景と考えると理解しやすい。視聴者が左方向に移動すると窓の外の右の風景が見え、視聴者が右方向に移動すると窓の外の左方向の風景が見える。また、視聴者が窓に近づくとより広い範囲の風景が見え、視聴者が窓から遠ざかるとより狭い範囲の風景が見える。
以上説明した本実施の形態3によれば、下記(9)、(10)の効果が得られ得る。
(9)表示制御装置は、視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を移動させて、表示対象情報を表示画面にスクロール表示させる。これにより、視聴者の移動に応じて表示対象情報をスクロール表示させることができ、視聴者の利便性を向上させることができる。また、例えば、窓の外を眺める人の移動に応じて、窓から見える風景の範囲が変わることを模擬することができる。
(9)表示制御装置は、視聴者の位置変化に応じて、表示対象情報のうち表示画面に表示される範囲を移動させて、表示対象情報を表示画面にスクロール表示させる。これにより、視聴者の移動に応じて表示対象情報をスクロール表示させることができ、視聴者の利便性を向上させることができる。また、例えば、窓の外を眺める人の移動に応じて、窓から見える風景の範囲が変わることを模擬することができる。
(10)表示制御装置は、視聴者が表示画面に近づく方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも広い範囲の情報を縮小して表示画面に表示させ、視聴者が表示画面から遠ざかる方向に移動した場合、表示対象情報のうち表示画面に表示されている範囲よりも狭い範囲の情報を拡大して表示画面に表示させる。これにより、例えば、窓の外を眺める人が窓に近づくとより広い範囲の風景が見え、窓から遠ざかるとより狭い範囲の風景が見えることを模擬することができる。
なお、上記の説明では、主に番組表をスクロール表示させる場合を例示したが、他の情報をスクロール表示させてもよい。例えば、情報表示装置は、所定の記憶領域に記憶されている写真の画像を表示画面に表示する機能を有する場合、記憶領域内で順番に並べられた複数の写真を順に表示する際、視聴者の左右方向の移動に応じて、表示中の写真の次の写真を表示したり、前の写真を表示したりしてもよい。
以上説明した実施の形態1〜3において、表示制御装置の機能は、電子回路などのハードウェア資源のみにより実現されてもよいし、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現されてもよい。ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現される場合、表示制御装置の機能は、例えば表示制御プログラムがコンピュータにより実行されることによって実現される。より具体的には、表示制御装置の機能は、ROM(Read Only Memory)等の記録媒体に記録された表示制御プログラムが主記憶装置に読み出されて中央処理装置(CPU: Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。表示制御プログラムは、光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介して提供されてもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施することができる。
100,500 情報表示装置、 101 画像受信部、 102 画像処理部、 103 グラフィック生成部、 104 スケーラ部、 105 合成部、 106 表示部、 107 特徴抽出部、 108 画像取得部、 109 人検出部、 110 位置特定部、 111 位置変化検出部、 112 制御部。
Claims (11)
- 表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出する検出手段と、
前記検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示される範囲を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 前記制御手段は、前記視聴者が前記表示画面に近づく方向に移動した場合、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示されている範囲よりも狭い特定範囲の情報を拡大して前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記視聴者の移動方向または位置に基づき、前記特定範囲を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記表示画面に表示されている情報の各領域の視認性に基づき、前記特定範囲を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記視聴者が前記表示画面から遠ざかる方向に移動した場合、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示されている範囲よりも広い範囲の情報を縮小して前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記表示される範囲を変更する場合、前記表示対象情報の変更後の範囲に対応する静止画像を前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示制御装置。
- 前記制御手段は、前記視聴者の位置変化に応じて、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示される範囲を移動させて、前記表示対象情報を前記表示画面にスクロール表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記検出手段は、前記表示画面の前方が撮像された画像を取得し、当該画像から前記視聴者の位置または位置変化を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示制御装置。
- 前記検出手段は、前記取得された画像に複数の人物が含まれる場合、当該複数の人物の中から主たる視聴者を判定し、当該主たる視聴者の位置または位置変化を前記視聴者の位置または位置変化として検出することを特徴とする請求項8に記載の表示制御装置。
- 請求項1から9のいずれかに記載の表示制御装置と、
前記表示画面を有する表示手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。 - 表示画面に表示される表示対象情報の視聴者の位置または位置変化を検出するステップと、
前記検出された視聴者の位置または位置変化に応じて、前記表示対象情報のうち前記表示画面に表示される範囲を制御するステップと、
を備えることを特徴とする表示制御方法。
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